JP2014091364A - 車両用コンソールボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共用の基本部品と、基本部品に対して脱着可能に組付けられる複数種類の機能部品とを備えた車両用コンソールボックスであって、基本部品(コンソール本体10)の開口部12に設けられたガイドレール14と、各機能部品20におけるベース部24に設けられたロック部材26とを備えている。ロック部材26が、機能部品のベース部24に対して出没方向へ移動できるとともに、常時は突出する方向へ付勢力を受けている。ロック部材26は、基本部品のガイドレール14に対して個別に嵌り合うことで該基本部品に機能部品20を組付けた状態に保持し、かつ、ガイドレール14に沿ってスライドできるように設定されている。
【選択図】図4
Description
なお、各機能部品をコンソール本体に脱着可能に結合する手段としては、例えば機能部品において樹脂の弾性で撓むことができる箇所に爪を設け、この爪をコンソール本体の凹部に係合させているのが一般的である。
また、特許文献1に開示されているような技術では、コンソール本体に対して各機能部品の組付け位置を変更したり、互いの位置を入れ替えたりすることはできない。
上面に開口部を有する共用の基本部品と、基本部品に対して脱着可能に組付けられる複数種類の機能部品とを備えた車両用コンソールボックスであって、基本部品の開口部の両内側に設けられた溝形状のガイドレールと、各機能部品におけるベース部の両側にそれぞれ設けられたロック部材とを備えている。
これらのロック部材が、機能部品のベース部に対して出没方向へ移動できるとともに、常時は突出する方向へ付勢力を受けている。両ロック部材は、基本部品の両ガイドレールに対して個別に嵌り合うことで該基本部品に機能部品を組付けた状態に保持し、かつ、その状態においてガイドレールに沿ってスライドできるように設定されている。
しかも、ロック部材をガイドレールに沿ってスライドさせることにより、各機能部品の組付け位置を任意に変更し、また互いの位置を入れ替えて使用することができる。
本実施の形態では、運転席と助手席との間のフロア上に設けられるセンターコンソールボックスを対象としており、ユーザーによるカスタマイズが可能となっている。このコンソールボックスにおけるコンソール本体10は、カスタマイズにあたっての共用部品であって、その上面は後述する各種の機能部品20が脱着可能に組付けられる開口部12となっている。
以上のように構成されたコンソール本体10は、本発明の「基本部品」に相当する。
図1および図2に示されているアームレスト30についても、機能部品20に含めることができる。しかし、本実施の形態におけるアームレスト30は、主として後述するロック部材26の構造がカップホルダー20Aや収納ボックス20Bのものと一部異なるため、以下は機能部品20と区分して説明する。また、機能部品20を説明するとき、それらの個々についてはカップホルダー20Aおよび収納ボックス20Bとして区別し、その必要がないときには機能部品20として総称する。
ベース部24は、機能部品20をコンソール本体10に組付けるための部分であって、このベース部24の左右方向の幅がコンソール本体10の開口部12に収まる寸法に設定されている。また、ベース部24の左右両側は開放されており、該ベース部24の前後方向に位置する壁24aの間においてロック部材26がそれぞれ組込まれている。
両ロック部材26の両端部近くには、本体部分26aの内側において軸部26cがそれぞれ設けられているとともに、本体部分26aの両端部には、ストッパー26dがそれぞれ設けられている。
両ロック部材26における上面の中間位置には溝26eがそれぞれ設けられている(図8)。これらの溝26eは、ベース部24の左右開放部の内面に設けられたリブ24dに移動可能に係合している(図6および図9)。このように溝26eとリブ24dとが係合していることによっても、ベース部24に対してロック部材26が安定して出没方向へ移動することになる。
まず、コンソール本体10に機能部品20を組付けるには、コンソール本体10の開口部12から内部に機能部品20を組込む。これにより、機能部品20のベース部24が開口部12を塞ぐように位置し、ベース部24の左右に位置している両ロック部材26の嵌合部分26bがコンソール本体10の両ガイドレール14にそれぞれ嵌り合う。
この組付け時における両ロック部材26は、最初に個々の嵌合部分26bが開口部12の縁に接触することで、スプリング28の付勢力に抗して後退した後にガイドレール14に嵌り込む。その後はスプリング28の付勢力により、コンソール本体10に機能部品20が組付けられた状態に保持される。
機能部品20の両ロック部材26は、個々の嵌合部分26bがコンソール本体10の両ガイドレール14に嵌り合った状態において、これらのガイドレール14に沿って前後方向へスライドできる。これにより、例えば図1および図2で示すカップホルダー20Aと収納ボックス20Bとの位置をユーザーの好みによって変更し、また互いの位置を入れ替えることができる。
前述のように、ロック部材26における嵌合部分26bの断面形状が円弧状に設定されていることから、コンソール本体10に対して機能部品20を脱着するときの操作性がよく、機能部品20をガイドレール14に沿ってスライドさせるときの操作も円滑となる。しかも、機能部品20の脱着に伴ってロック部材26の嵌合部分26bなどが早期に摩耗することも防止できる。
なお、アームレスト30のロック部材も、コンソール本体10の両ガイドレール14に沿ってスライドすることができ、機能部品20と同様にコンソール本体10に対する組付け位置を任意に変更することが可能である。
12 開口部
14 ガイドレール
20 機能部品
24 ベース部
26 ロック部材
28 スプリング
Claims (2)
- 上面に開口部を有する共用の基本部品と、基本部品に対して脱着可能に組付けられる複数種類の機能部品とを備えた車両用コンソールボックスであって、
基本部品の開口部の両内側に設けられた溝形状のガイドレールと、各機能部品におけるベース部の両側にそれぞれ設けられたロック部材とを備え、これらのロック部材が、機能部品のベース部に対して出没方向へ移動できるとともに、常時は突出する方向へ付勢力を受けており、両ロック部材は、基本部品の両ガイドレールに対して個別に嵌り合うことで該基本部品に機能部品を組付けた状態に保持し、かつ、その状態においてガイドレールに沿ってスライドできるように設定されている車両用コンソールボックス。 - 請求項1に記載された車両用コンソールボックスであって、
ロック部材が、各機能部品のベース部に収まる本体部分と、基本部品のガイドレールに嵌り合う嵌合部分とからなり、本体部分と機能部品のベース部との間にロック部材を突出方向へ付勢するスプリングが組込まれ、嵌合部分の断面形状が円弧状に設定されている車両用コンソールボックス。
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