JP2015041718A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的信頼性の高い半導体装置及びその製造方法を提供すること。【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板、第1絶縁膜及び支持層が順に積層されたSOI基板を準備する第1工程と、半導体基板側から、半導体基板に、第1絶縁膜の表面が露出する半導体基板の第1貫通孔を形成する第2工程と、第1貫通孔に露出した第1絶縁膜を除去して、第1貫通孔と連通する凹部を形成する第3工程と、凹部の内壁を覆う第2絶縁膜を形成する第4工程と、第2絶縁膜上に、凹部を埋め込みように第1導電膜を形成する第5工程と、第2絶縁膜の底面と支持層側の第1絶縁膜の表面が同一平面を形成するように、支持層、又は支持層及び第1絶縁膜の一部を除去する第6工程と、第1絶縁膜から露出した第2絶縁膜を除去して第1導電膜の第1端部を露出させる第7工程と、第1導電膜の第1端部と電気的に接続された第1バンプを形成する第8工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
貫通電極(TSV;Through Silicon Via/Through Substrate Via)の形成方法としては、特許文献1にも開示されているようなビアミドル法とビアラスト法がある。ビアミドル法とは、半導体装置の製造工程の中で、素子(トランジスタ、メモリキャパシタ等)形成後に配線層を形成する初期段階で、貫通電極の孔形成と貫通電極材料の埋め込みを半導体基板の表面側から実施しておき、配線層形成後に半導体基板の裏面側からCMP(Chemical Mechanical Polishing)などで半導体基板の薄膜化を進め、貫通電極の一端を露出させて貫通電極を完成させるものである。それに対し、ビアラスト法とは、配線層形成後に、半導体基板の裏面側から所定の厚さまで薄膜化を進めた上で、貫通電極の孔形成と貫通電極材料の埋め込みを半導体基板の裏面側から実施して貫通電極を完成させるものである。
図46に、特許文献2に記載の技術を説明するための貫通電極付き基板の概略断面図を示す。特許文献2には、支持基板層801とシリコン層との間に埋め込み絶縁層802を有するシリコンウェハを用いた貫通電極付き基板の製造方法であって、支持基板層801の表面に、ブラインドビアホールのマスク用の保護層803を形成する工程と、支持基板層801に、埋め込み絶縁層802をストップ層としてブラインドビアホールを形成する工程と、ブラインドビアホールの内壁に絶縁層804を形成する工程と、内壁絶縁層804を形成したブラインドビアホールに、貫通配線用の金属を充填して導電層805を形成する工程と、シリコン層を除去して埋め込み絶縁層802を露出させる工程と、導電層805に対応する部分の埋め込み絶縁層802を除去して、当該導電層805との導通を可能にするコンタクトホール802aを形成する工程と、を含む貫通電極付き基板の製造方法が開示されている。
図48に、特許文献3に記載の技術を説明するための貫通電極付き基板の概略断面図を示す。特許文献3には、支持基板層801とシリコン層との間に埋め込み絶縁層802を有するシリコンウェハを用いた貫通電極付き基板の製造方法であって、支持基板層801の表面に、ブラインドビアホールのマスク用の保護層803を形成する工程と、支持基板層801に、埋め込み絶縁層802をストップ層としてブラインドビアホールを形成する工程と、埋め込み絶縁層802に達するブラインドビアホールの底部の埋め込み絶縁層802をさらにエッチングし、シリコン層に達する深さのブラインドビアホールを形成する工程と、シリコン層に達するブラインドビアホールの底部のシリコン層をさらにエッチングして、底部のシリコン層に凹所を形成する工程と、形成したブラインドビアホールの内壁に絶縁層804を形成する工程と、内壁絶縁層804を形成したブラインドビアホールに、貫通配線用の金属を充填して導電層805を形成する工程と、シリコン層を除去して導電層805の凹所に対応する部分をウエハ外隆起部809として露出させる工程と、を含む貫通電極付き基板の製造方法が開示されている。
特開2011−228419号公報 特開2005−38942号公報 特開2011−93954号公報
以下の分析は、本発明の観点から与えられる。
発明者は、当初、ビアラスト法を主体に開発を進めてきたが、貫通電極の微細化を進める中では、ビアミドル法の方が、技術上、優位に成り得るという認識が生まれてきた。即ち、貫通電極の径は、20μmから30μmのオーダーで進められてきたが、現在では、6μm程度まで縮小させる事が求められている。この縮小化された径では、半導体基板の反りなどの影響のために、裏面側から表面側にある配線層の所定の位置に接続できる貫通電極の開孔を行う事が非常に困難な状況となっているからである。
しかしながら、特許文献1に記載のようなビアミドル法によって、1つの基板に複数の貫通電極を形成すると、複数の貫通電極間で露出面の高さにばらつきが生じることがある。この場合、貫通電極と配線やコンタクトプラグとの電気的接続において接続不良が発生することになる。図43に、接続不良が生じている半導体装置の概略断面図を示す。図43に示す半導体装置は、第3積層基板930と、第3積層基板930に積層された第4積層基板960と、を備える。各積層基板は、貫通電極907と、貫通電極907に電気的に接続された第3バンプ911と、第4バンプ918と、を備える。第3積層基板930の第4バンプ918と第4積層基板960の第3バンプ911とを対向させて、半田920を介して電気的に接続させている。図43に示す形態においては、第3積層基板930の貫通電極907の高さにばらつきが生じている。図面上、左側から1つめの第1貫通電極907aは他の貫通電極より高くなっており、左側から2つめの第2貫通電極907bは他の貫通電極より低くなっている。第1貫通電極907aにおいては、第3積層基板930の第4バンプ918と第4積層基板960の第3バンプ911とが強く当接することになるため、押し付け圧力が強すぎて、半田920が押し出されてしまう。この場合、
バンプ911,918間の接続部に半田920が介在しないとバンプの材料であるAuの偏析が発生し、接合部のクラックを起因とする断線が生じてしまう。また、はみ出た半田920が隣接するバンプと接触して短絡が生じることになってしまう。第2貫通電極907bにおいては、第3積層基板930の第4バンプ918の高さが低くなってしまう。この場合、第3積層基板930の第4バンプ918は、第4積層基板960の第3バンプ911と当接することができず、導通が得られなくなってしまう。
ここで、複数の貫通電極間で露出面の高さにばらつきが生じる理由について説明する。後述する参考例において示すように、ビアミドル法においては、半導体基板の一方の面から、貫通電極となる導電材を充填するための複数の凹部をドライエッチングによって半導体基板の表面から形成する。次に、凹部に導電材を充填する。次に、半導体基板の裏面(凹部の底部側)からエッチバックにより半導体基板を薄化して、導電材を突出させる。最後に、半導体基板の裏面から露出した複数の導電材を化学的機械的研磨法(CMP(Chemical Mechanical Polishing)法)等により同時に研磨して貫通電極を形成する。この研磨においては、複数の導電材を均等に研磨することが困難である。すなわち、複数の導電材間で研磨量にばらつきが生じ、導電材の高さ(厚さ)が異なる結果となってしまう。
図44に、別の問題点を示すための半導体装置の概略平面図を示す。図45に、図44に示す半導体装置の概略断面図を示す。突出した複数の導電材をCMP処理すると、導電材に折れや破損が生じ、裏面保護絶縁膜を損傷させるマイクロスクラッチが発生する。このマイクロスクラッチにバンプの材料が堆積・残留してしまう。これにより、半導体基板の短絡やバンプ間の短絡が生じてしまう。
図47に、特許文献2に記載の技術における問題点を説明するための半導体装置の概略断面図を示す。図46に示す貫通電極付き基板にバンプを形成する場合、埋め込み絶縁層802上に、バリアシード膜806を形成する。次に、レジスト膜807を形成した後、コンタクトホール802aにバンプ808を形成することになる。しかしながら、レジスト膜807の開口において、コンタクトホール802aの部分に埋め込み絶縁層802の厚さに応じた凹部が生じているため、バンプ808の上面は大きく凹んでしまうことになる。このため、接触面積減少による電気抵抗の増大等が生じ、電気的信頼性が低下することになる。
図49に、特許文献3に記載の技術における問題点を説明するための半導体装置の概略断面図を示す。図48に示す貫通電極付き基板においては、ウエハ外隆起部809が半球状となっているため、この上に形成したバンプ810の上面も湾曲してしまうことになる。このため、接触面積減少による電気抵抗の増大等が生じ、電気的性能及び信頼性が低下することになる。
一方、図47及び図49に示す導電材であるバンプをCMP処理により平坦化しようとしても、上述のような研磨量のばらつきやマイクロスクラッチが発生してしまうことになる。
本発明の第1視点によれば、半導体基板、第1絶縁膜及び支持層が順に積層されたSOI基板を準備する第1工程と、半導体基板側から、半導体基板に、第1絶縁膜の表面が露出する半導体基板の第1貫通孔を形成する第2工程と、第1貫通孔に露出した第1絶縁膜を除去して、第1貫通孔と連通する凹部を形成する第3工程と、凹部の内壁を覆う第2絶縁膜を形成する第4工程と、第2絶縁膜上に、凹部を埋め込みように第1導電膜を形成する第5工程と、第2絶縁膜の底面と支持層側の第1絶縁膜の表面が同一平面を形成するように、支持層、又は支持層及び第1絶縁膜の一部を除去する第6工程と、第1絶縁膜から露出した第2絶縁膜を除去して第1導電膜の第1端部を露出させる第7工程と、第1導電膜の第1端部と電気的に接続された第1バンプを形成する第8工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の第2視点によれば、半導体基板と、半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、半導体基板及び第1絶縁膜を貫通する貫通孔と、貫通孔の内壁を覆う第2絶縁膜と、貫通孔内に充填に充填された貫通電極と、第1絶縁膜上に形成され、貫通電極と電気的に接続された第1バンプと、を備える半導体装置が提供される。貫通電極及び第2絶縁膜の第1バンプ側の端面は、前記第1バンプを上にして見た場合、第1絶縁膜の上面よりも低い。第1バンプは、貫通孔内において貫通電極と接触している。
半導体装置に形成された貫通電極の高さのばらつきを抑えることができる。これにより、接続不良の発生を抑制することができる。
製造工程におけるマイクロスクラッチの発生を防止することができる。これにより、短絡の発生を防止することができる。
貫通電極上に形成するバンプの上面の平坦性を高めることができる。これにより、電気的性能及び信頼性の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 貫通電極の概略断面図。 中間製品の概略平面図。 図15におけるXVI−XVI線の中間製品の概略断面図。 エッチング装置の概略構成図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第3実施形態に係る半導体装置の概略断面図。 図25に示す半導体装置の概略分解図。 DRAMチップの一部を示す概略断面図。 第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 参考例における問題点を説明するための半導体装置の概略断面図。 参考例における問題点を説明するための半導体装置の概略平面図。 参考例における問題点を説明するための半導体装置の概略断面図。 特許文献2に記載の技術を説明するための貫通電極付き基板の概略断面図。 特許文献2に記載の技術における問題点を説明するための半導体装置の概略断面図。 特許文献3に記載の技術を説明するための貫通電極付き基板の概略断面図。 特許文献3に記載の技術における問題点を説明するための半導体装置の概略断面図。
上記各視点の好ましい形態を以下に記載する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第3工程において、凹部の底面が第1絶縁膜に存在するように凹部を形成する。第6工程において、第1絶縁膜を、支持層側の第1絶縁膜の表面から凹部の底面まで除去する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第3工程において、第1絶縁膜を貫通するように凹部を形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、第2工程前に、半導体基板上に第3絶縁膜を形成する第9工程と、第2工程前に、半導体基板の第1貫通孔を形成する位置に、第3絶縁膜を貫通する第3絶縁膜の第2貫通孔を形成する第10工程と、をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、第3絶縁膜上に、第1導電膜と電気的に接続する配線層を形成する第11工程と、をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、配線層上に、配線層と電気的に接続する第2バンプを形成する第12工程と、をさらに含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第2絶縁膜は窒化シリコン膜を含む。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第1バンプの径は、第1導電膜の径より大きい。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第5工程において、第1導電膜は電解めっき法により銅で形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第6工程は、化学的機械的研磨により実施される。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第6工程は、化学的機械的研磨とドライエッチングの組み合わせにより実施される。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第7工程において、ドライエッチングにより第2絶縁膜を除去する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、ドライエッチングは、SOI基板の外縁を保護するシャドーリング付ドライエッチング装置で実施する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、第8工程において、第1バンプは電解めっき法により形成される。
上記第2視点の好ましい形態によれば、貫通電極及び第2絶縁膜の端面は、第1絶縁膜の上面よりも0.2μm〜3μm低い。
上記第2視点の好ましい形態によれば、貫通電極及び第2絶縁膜の第1バンプ側の端面は、第1バンプを上にして見た場合、半導体基板の第1バンプ側の上面よりも高い。
上記第2視点の好ましい形態によれば、第2絶縁膜はシリコン窒化膜を含む。
上記第2視点の好ましい形態によれば、半導体装置は、半導体基板下に積層された第3絶縁膜と、第3絶縁膜下に形成された配線層と、配線層に電気的に接続された第2バンプと、をさらに備える。貫通孔は第3絶縁膜をも貫通する。第2絶縁膜及び貫通電極は第3絶縁膜の貫通孔内にも形成されている。
上記第2視点の好ましい形態によれば、半導体装置は、第3絶縁膜中に形成された電子素子をさらに備える。
上記第2視点の好ましい形態によれば、半導体装置は、上記半導体装置を第1積層基板及び第2積層基板として備える。第1積層基板と第2積層基板とは、第1積層基板の第1バンプと第2積層基板の第2バンプとを接続するように積層されている。
上記第2視点の好ましい形態によれば、第1積層基板の第1バンプと第2積層基板の第2バンプとの間には半田が配されている。
以下の説明において、図面参照符号は発明の理解のために付記しているものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
第1実施形態に係る半導体装置について説明する。図1に、第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図を示す。半導体装置100は、第1積層基板30と、第1積層基板30に積層された第2積層基板60と、を備える。図1に示す形態においては、第1積層基板30と第2積層基板60とは同じ構成となっているが、異なる構成であってもよい。
第1積層基板30は、配線層間膜9と、配線層間膜9中に形成された配線層8と、配線層間膜9上に形成された素子形成層2と、素子形成層2上に形成された半導体基板1cと、半導体基板1c上に形成された埋込絶縁膜1bと、素子形成層2、半導体基板1c及び埋込絶縁膜1bを貫通し、配線層8と電気的に接続された貫通電極7と、配線層間膜9側に形成され、配線層8に電気的に接続された第1バンプ11と、埋込絶縁膜1b側に形成され、貫通電極7と電気的に接続された第2バンプ18と、貫通電極7の側壁及び一方の底面に形成された側壁バリア膜6と、側壁バリア膜6の周囲に形成された側壁絶縁膜5と、を備える。第1バンプ11、配線層8、貫通電極7及び第2バンプ18は電気的に接続されている。配線層8は、少なくとも1つの配線と、配線に電気的に接続された少なくとも1つのプラグと、を有する。配線層8は、貫通電極7と第1バンプ11とを接続するのみならず、素子同士を相互に接続したり、第1バンプ11と素子間を接続したりするものであってもよい。図1に図示の配線層8は多層配線層として構成されているが、少なくとも1層を含むものとする(図6参照)。配線層間膜9は、シリコン窒化膜、シリコン炭化窒化膜(SiCN)、及び低誘電膜(Low−k膜)などを含んだ絶縁膜の積層膜とすることができ、また配線層8を覆うポリミド膜やシリコン酸窒化膜などのカバー膜も含んでもよい。素子形成層2には、トランジスタやキャパシタ等の素子(不図示)及び素子を覆う絶縁膜(不図示)が形成されている。半導体基板1cと埋込絶縁膜1bとは、SOI(Silicon on Insulator)基板の一部であってもよい。
貫通電極7又は側壁バリア膜6の上面は、埋込絶縁膜1bの上面よりも低い位置に形成されている。すなわち、貫通電極7の高さは、素子形成層2、半導体基板1c及び埋込絶縁膜1bの合計の厚さより低くなっている。埋込絶縁膜1bから貫通電極7が凹んでいる部分には、第2バンプ18の一部が埋め込まれている。
第1積層基板30と第2積層基板60とは、第1積層基板30の第2バンプ18と第2積層基板60の第1バンプ11とが対向するように積層されている。第1積層基板30の第2バンプ18と第2積層基板60の第1バンプ11とは、例えば半田を介して電気的に接続される。図1に示す形態においては、半導体装置100は、2つの積層基板の積層体であるが、3以上の積層基板の積層体であってもよい。また、半導体装置は、1つの積層基板であってもよい。
図14に、貫通電極7部分の概略断面図を示す。図14には、第1バンプ11及び第2バンプ18の平面投影図も示してある。第1バンプ11の平面視における大きさ(径)をD1、第2バンプ18の平面視における大きさ(径)をD2、及び貫通電極7及び側壁バリア膜6を含む側壁絶縁膜5の平面視における大きさ(後述する第1凹部4の開口径)をD3とすると、D1及びD2はD3より大きくなっている。図1及び図14に示す形態においては、第1バンプ11と第2バンプ18とは、平面上同じ大きさ(同じ径)としてあるが、異なる大きさであってもよい。
第1実施形態に係る半導体装置の構成は、後述の製造方法から導き出される事項も含ませることができる。
次に、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。図2〜図13に、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図を示す。なお、図面における各要素の寸法比は、例に挙げた数値と必ずしも対応するものではない。
まず、SOI(Silicon on Insulator)基板1を準備又は作製する。図2に示すSOI基板1は、支持層1aと、埋込絶縁膜1bと、半導体基板1cと、を有する。支持層1a及び半導体基板1cには、例えばシリコンを使用することができる。埋込絶縁膜1bとしては、例えば酸化シリコンと使用することができる。埋込絶縁膜1bの厚さは、例えば3μm〜10μmとすることができる。支持層1aの厚さは、例えば600μm〜750μmとすることができる。半導体基板1cの厚さは、例えば20μm〜50μmとすることができる。SOI基板1は、半導体基板1cと、表面を熱酸化させた支持層1aとを熱酸化面で貼り合わせることによって作成することができる。また、SOI基板1はウェハメーカーから供給を受けることも可能である。次に、半導体基板1c上に、トランジスタ、キャパシタ、配線、コンタクトプラグ等の素子(不図示)を形成する(図2)。ここでは、これを素子形成層2(層間絶縁膜含む)とする。
次に、素子形成層2上に、凹部を形成するための開口を有する第1マスク3を形成する。この凹部は、貫通電極を形成するためのものである。次に、第1マスク3をマスクとして、素子形成層2から埋込酸化膜1bの途中まで達する第1凹部4を形成する(図3)。第1凹部4の開口の直径は例えば6μm〜10μmとすることができる。次に、第1マスク3を除去する。
第1凹部4は、3ステップで形成すると好ましい。第1ステップとして、半導体基板1cが露出するまで素子形成層2を選択的にエッチングする。このとき、下層の半導体基板1cがエッチングストッパ膜として機能する。素子形成層2の層間絶縁膜がシリコン酸化膜である場合、素子形成層2は、例えば、C、C、C、Cなどのフロロカーボン系ガスをエッチングガスとして使用するドライエッチングで貫通させることができる。素子形成層2中に薄いシリコン窒化膜が含まれていたとしても、上記ガスによればシリコン窒化膜も選択的にエッチングすることができる。次に、第2ステップとして、埋込絶縁膜1bが露出するまで半導体基板1cを選択的にエッチングする。このとき、下層の埋込絶縁膜1bがエッチングストッパ膜として機能する。半導体基板1cがシリコンである場合、半導体基板1cは、HBrとCl2の混合ガスをエッチングガスとして使用するドライエッチングで貫通させることができる。次に、第3ステップとして、埋込絶縁膜1bを貫通させないようにエッチングする。埋込絶縁膜1bがシリコン酸化膜である場合、例えば、C、C、C、Cなどのフロロカーボン系ガスをエッチングガスとして使用するドライエッチングで埋込絶縁膜1bに凹部を形成することができる。埋込絶縁膜1bの凹部の深さは、例えば埋込絶縁膜1bの厚さの約半分、例えば3μmとすることができる。ステップの切り替えは、多くのドライエッチング装置に備え付けられているエンドポイントデテクターを使って、所望する膜が所望する程度にエッチングされたのを確認して行うことができる。このように3ステップで第1凹部4を形成することによって、後述の参考例では凹部の深さのばらつきが5μm〜10μmであったものが、約0.2μmまで抑えることができる。第1凹部4の深さのばらつきを抑えることによって、後の工程において、凹部の深さを測定する工程や外観検査工程等の管理工程を除去するか、又は簡易にすることができ、半導体装置の製造に要する手間を大きく削減することができる。この3ステップによる第1凹部4の形成は、SOI基板1を利用することによって容易に実施することができる。
第1マスク3としては、例えば、レジスト、アモルファスカーボン膜、又はポリシリコン/シリコン酸化膜/ポリシリコンの積層膜を使用することができる。アモルファスカーボン膜や積層膜を使用する場合、素子形成層2上にアモルファスカーボン膜又は積層膜を形成し、その上にレジストを形成し、レジストパターンをアモルファスカーボン膜又は積層膜に転写して第1マスク3を形成することができる。ポリシリコン/シリコン酸化膜/ポリシリコンの積層膜を使用する場合、第2ステップの半導体基板1cのドライエッチングでは、上段のポリシリコンは消滅するが、中段にあるシリコン酸化膜が実質的なマスクとして作用する。この場合、レジストをマスクとして使用する場合には、レジストの分解成分がシリコン酸化膜のエッチングを助長していたが、この助長作用がなくなるためエッチングの選択比を向上させることができ、第1凹部4の深さのばらつきをより抑えることができる。
次に、第1凹部4の内壁及び素子形成層2上を覆う側壁絶縁膜5の前駆膜5’を形成する。側壁絶縁膜5には、例えば窒化シリコンを使用することができる。側壁絶縁膜5は、窒化シリコンと酸化シリコンの積層膜であってもよい。側壁絶縁膜5の前駆膜5’は、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法を使用して形成することができる。側壁絶縁膜5の前駆膜5’の厚さは、例えば、0.2μm〜3μmとすることができる。
次に、側壁絶縁膜5の前駆膜5’を覆うように、側壁バリア膜6の前駆膜6’を形成する。側壁バリア膜6は、例えば窒化タンタル(下層)と銅(上層)の積層膜とすることができる。側壁バリア膜6のトータル膜厚は、例えば、0.1μm〜1μmとすることができる。
次に、側壁バリア膜6を覆うと共に、第1凹部4を充填するように、貫通電極7となる第1導電膜7’を形成する(図4)。第1導電膜7’には、例えば銅を使用することができる。第1導電膜7’は、例えば電解めっき法で形成することができる。
次に、素子形成層2上の側壁絶縁膜5の前駆膜5’、側壁バリア膜6の前駆膜6’及び第1導電膜7’を例えばCMP法により除去する(図5)。
次に、素子形成層2上に、配線層8及び配線層間膜9を形成する。配線層8は、第1導電膜7’と電気的に接続するように形成する。図6に示す形態においては、配線層8は、第1導電膜7’と接触する第1配線層8a、第1配線層8aの上方に形成された第2配線層8c、第2配線層8cの上方に形成された第3配線層8e、第1配線層8aと第2配線層8cとを電気的に接続する第1ビア8b、及び第2配線層8cと第3配線層8eとを電気的に接続する第2ビア8dを有する。第1配線層8aは例えば銅配線とすることができる。第2配線層8c及び第1ビア8bは、例えばデュアルダマシン法で形成した銅配線とすることができる。第3配線層8e及び第2ビア8dはリフローアルミニウムを使ったアルミニウム配線とすることができる。配線層間膜9としてシリコン窒化膜やシリコン炭化窒化膜(SiCN)を使用して、配線層間膜9を銅配線の形成時にバリア膜として利用することもできる。
次に、配線層間膜9に、配線層8の一部を露出するバンプ用開口10を形成する(図6)。バンプ用開口10の開口径は第1凹部4の開口径よりも大きくすると好ましい。
次に、配線層8、バンプ用開口10の側壁及び配線層間膜9を覆うように第1バリア膜11aの前駆膜11a’を形成する。第1バリア膜11aの前駆膜11a’は、例えばチタン(下層)と銅(上層)の積層膜とすることができる。第1バリア膜11aの前駆膜11a’のトータル膜厚は0.1μm〜1μmとすることができる。次に、第1バンプ11を形成しない領域を保護する第2マスク12を形成する。第2マスク12は例えばレジストとすることができる。第2マスク12の開口径は、第1凹部4の開口径よりも広くすると好ましい。次に、バンプ用開口10上に、第2導電膜11bを形成する。次に、第2導電膜11b上に、第3導電膜11cを形成する(図7)。第2導電膜11b及び第3導電膜11cは例えば電解めっき法により形成することができる。第2導電膜11bは例えば銅で形成することができる。第3導電膜11cは例えばニッケルと金の積層膜とすることができる。
次に、第2マスク12を除去する。次に、第2マスク12の下にあった第1バリア膜11aの前駆膜11a’を除去して、第1バリア膜11aを形成する(図8)。これにより、第1バンプ11が形成される。
次に、第1バンプ11を覆うように、接着剤15を介して支持基板16を貼り付ける。支持基板16としては、例えばガラス、シリコン等を使用することができる。次に、支持層1aを埋込絶縁膜1bが露出するまで支持層1aを除去する。例えば、CMPで埋込絶縁膜1bが露出する手前まで支持層1aを除去した後、埋込絶縁膜1bが露出するまで支持層1aをドライエッチングで除去することができる。例えば、厚さ600μmの支持層のうち、550μmをCMPで除去し、残り50μmをドライエッチングで除去することができる。支持層1aの除去は、支持層1aの研磨レートの均一性を維持して、且つ支持層1aを選択的に研磨できるのであれば、CMP+ドライエッチングからCMP単独に変更してもよい。第1凹部4の底部を埋込絶縁膜1bの途中に形成しておくことにより、第1凹部4の底部と支持層1a間に存在する埋込絶縁膜1bをストッパとして機能させることができる。次に、埋込絶縁膜1bを側壁絶縁膜5の前駆膜5’が露出するまで除去する(図9)。埋込絶縁膜1bの除去は、均一性を保ちながら除去できるのであれば、CMPで行ってもよいし、ドライエッチングで行ってもよい。
図15に、図9に示す工程における中間製品の概略平面図を示す。図16に、図15におけるXVI−XVI線の中間製品の概略断面図を示す。図17に、ドライエッチング装置の概略構成図を示す。ドライエッチング装置400は、下部電極401と、上部電極402と、ガス噴出し板403と、シャドーリング404と、を備える。支持基板16の径は、半導体基板1c等の径より大きいため、平面視において支持基板16の外周は半導体基板1c等からはみ出ている。したがって、上記のドライエッチングは、支持基板16の外周部にプラズマ405が照射されることを防止するシャドーリング404が設置されたドライエッチング装置400を選択すると好ましい。
上述のように、第1凹部4の深さが均一になっているので、埋込絶縁膜1bを全面において均一に除去することにより、すべての側壁絶縁膜5の前駆膜5’を露出させることができる。また、側壁絶縁膜5の前駆膜5’の露出状況を確認する目視検査が不要となり、工程数を削減することができる。
次に、露出した側壁絶縁膜5の前駆膜5’の底面部分を除去して、側壁絶縁膜5を形成するとともに、側壁バリア膜6又は貫通電極7となる第1導電膜7’が露出する第2凹部17を形成する(図10)。これにより、貫通電極7が形成される。側壁絶縁膜5の前駆膜5’は、ドライエッチングで除去してもよいし、ウェットエッチングで除去してもよい。シリコン窒化膜で形成した側壁絶縁膜5の前駆膜5’をウェットエッチングする場合、シリコン窒化膜を選択的に除去することができるホットリン酸系薬液を使用すると好ましい。
上述のように、第1凹部4の深さが均一になっているので、側壁絶縁膜5の前駆膜5’の底面部分を除去することによって、側壁バリア膜6又は貫通電極7を露出させることができる。また、側壁バリア膜6又は第1導電膜7’に対してCMP処理を施さないため、研磨量のばらつきが生じることがなく、貫通電極7の高さを均一にすることができる。さらに、マイクロスクラッチの発生を防止することができる。
次に、第1導電膜7’の露出面及び埋込絶縁膜1bを覆うように、第2バリア膜18aの前駆膜18a’を形成する。第2バリア膜18aの前駆膜18a’は、例えばチタン(下層)と銅(上層)の積層膜とすることができる。第2バリア膜18aの前駆膜18a’のトータル膜厚は、例えば0.1μm〜1μmとすることができる。次に、第2バンプ18を形成するための第3マスク19を形成する。第3マスク19は例えばレジストで形成することができる。第3マスク19の開口径は、第1凹部4の開口径よりも広くすると好ましい。次に、第2バリア膜18aの前駆膜18a’上に、第4導電膜18b及び半田膜20を形成する(図11)。第4導電膜18b及び半田膜20は、例えば電解めっき法により形成することができる。第4導電膜18bは例えば銅で形成することができる。半田膜20は例えば半田(例えばSnAg)で形成することができる。
次に、第3マスク19を除去する。次に、第3マスク19下にあった第2バリア膜18aの前駆膜18a’を除去して、第2バリア膜18aを形成する(図12)。これにより、第2バンプ18が形成される。側壁絶縁膜5の前駆膜5’の厚さは埋込絶縁膜1bの厚さよりも十分に薄いので、第2バンプ18の上面は、第2凹部17の深さに影響されることなく平坦にすることができる。これにより、第2バンプ18における電気的性能及び信頼性の低下を抑制することができる。
上述のように、貫通電極7又は側壁バリア膜6の上面の高さが均一になっているので、貫通電極7上に形成した第2バンプ18の高さも均一にすることができる。
次に、接着剤15及び支持基板16を除去する(図13)。支持基板16は、例えば、接着剤15にレーザを照射してその接着力を弱めることによって剥がすことができる。接着剤15は、例えば粘着テープとウェットエッチングを使用して除去することができる。これにより、第1積層基板30が形成される。
第2積層基板60も第1積層基板30と同様にして形成することができる。
次に、第1積層基板30及び第2積層基板60をダイシングしてチップ片に加工する。次に、第1積層基板30の第2バンプと第2積層基板60の第1バンプとを半田膜20を介して接続する。半田膜20が半田である場合、例えばリフロー工程で接続することができる。これにより、半導体装置100が製造される(図1)。
上述のように、第2バンプ18の高さが均一になっているので、第2バンプ18と第1バンプとの接続時に、強く当接しすぎて半田膜20が押し出されたり、第2バンプと第1バンプとの未接触を生じさせたりすることを防止することができる。これにより、半導体装置100における接続不良を防止することができる。
次に、第2実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。図18〜図24に、第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図を示す。第1実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。
まず、第1実施形態と同様にして、SOI基板1を準備し、素子形成層2を形成する(図2)。第2実施形態においては、埋込絶縁膜1bの厚さは、例えば0.2μm〜5μmとすることができる。
次に、第1実施形態と同様にして第1マスク3を形成した後、支持層1aが露出するように、素子形成層2から埋込酸化膜1bまでを貫通する第3凹部41を形成する(図18)。次に、第1マスク3を除去する。第1実施形態においては、凹部は埋込酸化膜1bの途中までであったが、第2実施形態においては、埋込酸化膜1bを貫通するように第3凹部41を形成している。第3凹部41の形成方法は、第1実施形態と同様とすることができる。
第2実施形態においては、支持層1aをエッチングストッパとして機能させる。すなわち、第3凹部41の底面を支持層1aとするので、第3凹部41の深さのばらつきを抑制することができる。
次の図19〜図23に示す工程は、第3凹部41の深さが異なること以外は第1実施形態と同様である。第1実施形態においては、側壁絶縁膜5の前駆膜5’は窒化シリコン膜が好ましいが、第2実施形態においては、側壁絶縁膜5の前駆膜5’は酸化シリコン膜を使用することもできる。
次に、第1実施形態と同様にして、第1バンプ11側に、接着剤15を介して支持基板16を貼り付ける。次に、埋込絶縁膜1b及び側壁絶縁膜5の前駆膜5’の底面が露出するように、支持層1aを除去する(図24)。支持層1aは、例えば、埋込絶縁膜1bが露出する前までCMPで支持層1aの上層を除去した後、埋込絶縁膜1b及び側壁絶縁膜5の前駆膜5’の底面が露出するまでドライエッチングで支持層1aを選択的に除去することができる。研磨レートを均一に維持して、支持層1aを選択的に除去できるのであれば、CMPのみで支持層1aを除去してもよい。その他は第1実施形態と同様である。
次に、第1実施形態の図10〜図13に示す工程と同様にして、第1積層基板30を形成することができる。
第2実施形態においては、第1実施形態と同様にして、第3凹部41の深さを均一にでき、貫通電極の高さをCMPを用いずに均一にすることができるので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、第3実施形態に係る半導体装置について説明する。図25に、第3実施形態に係る半導体装置の概略断面図を示す。図26に、図25に示す半導体装置の概略分解図を示す。第3実施形態に係る半導体装置300は、貫通電極が形成されたDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップ144を有する。
半導体装置300は、半田ボール141と、再配線層142と、インタフェースチップ143と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)チップ144と、リードフレーム145と、を備える。半導体装置300は、積層された半導体チップ、例えばDRAMチップ144を備え、いわゆるCOC(chip on chip)構造から構成されている。各DRAMチップ144は、半導体基板101と、半導体基板101を貫通する貫通電極307と、を備える。各DRAMチップ144は、貫通電極307によって電気的に接続されている。貫通電極307によって接続することにより、メモリとして機能する半導体装置300をより小型化かつ高性能化することができる。
図27に、DRAMチップ144の一部を示す概略断面図を示す。DRAMチップ144は、トランジスタ120が形成されるトランジスタ領域Aと、貫通電極307が形成される貫通電極領域Bと、を有する。トランジスタ領域Aには、周辺回路領域A1及びメモリセル領域A2が設けられている。トランジスタ領域Aには、半導体基板101に形成された素子分離領域113及び素子分離領域113によって区画された領域に形成されたトランジスタ120が形成されている。トランジスタ120は、不純物拡散層と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、を有する(各符号不図示)。不純物拡散層にはコンタクトプラグが電気的に接続されている。トランジスタ120の構造は、図に示す形態には限定されない。
貫通電極領域Bには、貫通電極307が半導体基板101及び複数の層間絶縁膜125を貫通するように形成されている。貫通電極307の側壁には、貫通電極307の側壁を覆う側壁バリア膜306、及び側壁バリア膜306を覆う側壁絶縁膜305が形成されている。
第3実施形態に係る半導体装置の構成は、後述の製造方法の説明からも明らかにされる。
次に、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。図28〜図29に、第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図を示す。第1実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。
まず、トランジスタ120、層間絶縁膜125等を形成した中間製品に、第4凹部304を形成する。半導体基板101は、第1実施形態と同様にして、支持層101a、埋込絶縁膜101b及び半導体層101cを有する。第4凹部304は、層間絶縁膜125を貫通しているが、半導体基板101は貫通しておらず、埋込絶縁膜101b中に底面を有する(図28)。次に、第4凹部304の内壁に、第1実施形態と同様にして、側壁絶縁膜305の前駆膜305’、側壁バリア膜306の前駆膜306’、及び貫通電極307となる第5導電膜307’を形成する(図29)。その後の工程は、第1実施形態と同様であり、説明及び図示は省略する。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
図28に示す形態においては、第1実施形態と同様に、第4凹部304は埋込絶縁膜101bを貫通しないように形成したが、第2実施形態と同様にして、埋込絶縁膜101bを貫通するように形成してもよい。
[参考例]
参考例として、本発明者が問題点を見出したビアミドル法を用いた半導体装置の製造方法について説明する。図30〜図42に、当該製造方法を説明するための概略工程図を示す。
まず、半導体基板901を準備した。この半導体基板901には、埋込絶縁膜や支持層は形成されていない。次に、半導体基板901に、トランジスタやキャパシタ等の素子(不図示)を形成し、それらを層間膜で覆って素子形成層902を形成した(図30)。素子形成層902には、後の工程で形成する配線層と各素子を電気的に接続する導電性プラグ(不図示)も設けた。
次に、素子形成層902上に、後に形成する凹部を形成するための第4マスク903をレジストで形成した。次に、第4マスク903をマスクとして、素子形成層902を貫通し、半導体基板901を貫通しない第5凹部904を2ステップでドライエッチングで形成した(図31)。第5凹部904の径は8umとした。第1ステップでは、素子形成層902のシリコン酸化膜系絶縁膜を選択的にドライエッチングし、第4マスク903のパターンの転写を半導体基板901上まで進めた。この第1ステップのシリコン酸化膜のシリコンに対する選択比は、約30程度に設定し、エッチングガスは、C、C、C、Cなどのフロロカーボン系ガスを使用する。素子形成層902中にシリコン窒化膜の薄い層が含まれる場合もあるが、上記ガスでは、シリコン窒化膜も選択的にエッチングされるので、特に問題にする必要はない。次の第2ステップでは、半導体基板901のシリコンを選択的にドライエッチングし、所定の深さになるエッチング時間を見積もってエッチングをストップさせた。この第2ステップドライエッチングではHBrとClの混合ガスを使用する。エッチングのマイクロローデイング効果とエッチングレートの面内バラツキが影響して、第5凹部904の深さには約5μmから約10μmのばらつきが発生した。そのため、エッチング終了後は、最も浅い第5凹部904の深さaがいくらになるのかウェハ面内において多数の第5凹部904について測定し、後工程での加工条件を決定するためのデータ取りが必要となった。この測定はウェハ毎に行う必要がある。
次に、第4マスク903を除去した後、第5凹部904の内壁及び素子形成層902上を覆うように側壁絶縁膜の前駆膜905’を形成した。側壁絶縁膜の前駆膜905’は、プラズマCVDによって形成した。また、その膜厚は、0.2μmから3.0μm程度とした。次に、側壁絶縁膜の前駆膜905’を覆う様にPVD法によって第3バリア膜の前駆膜906’を形成した。第3バリア膜の前駆膜906’は、窒化タンタル(下層)と銅(上層)の積層膜とし、トータル膜厚を0.1μmから1μmに設定した。次に、電解めっき法によって、第5凹部904を充填するように、貫通電極となる第6導電膜907’を銅で形成した(図32)。
次に、素子形成層902上の側壁絶縁膜の前駆膜905’、第3バリア膜の前駆膜906’及び第6導電膜907’をCMPにより除去した。これにより、第3バリア膜906が形成された(図33)。
次に、素子形成層902上に、配線層間膜909を形成した。次に、配線層間膜909中に配線層908を形成した。配線層908は、第1配線908aをCu配線として形成し、第2配線908c及び第1ビア908bをデュアルダマシン法でCuで形成した。第3配線908eと第2ビア908dをリフローアルミを使ったアルミ配線とした。配線層間膜909は、Cu配線形成に必要でバリア膜となるシリコン窒化膜やシリコン炭化窒化膜(SiCN)、及び、層間膜と使用される低誘電膜(Low-k膜)などを含んだ絶縁膜の積層膜、並びに第3配線形成後に成膜されるカバー膜も含む。また、配線層間膜909には、第3配線908eを露出するように、第5凹部904の径よりも大きいバンプ用開口910を形成した(図34)。
次に、バンプ用開口910及び配線層間膜909を覆うようにPVD法によって第4バリア膜の前駆膜911a’を形成した。第4バリア膜は、チタン(下層)と銅(上層)の積層膜とし、トータル膜厚を0.5μmに設定した。次に、バンプ用開口910を露出する第5マスク912をレジストで形成した。次に電解めっき法により、第5マスク912をマスクとして、第1バンプとなる第1Cuめっき膜911bとNi/Auめっき膜911cを形成した(図35)。
次に、第4マスク903を除去した。次に、第4マスク903の下にあった第4バリア膜の前駆膜911a’を除去して、第4バリア膜911aを形成すると共に、第3バンプ911を形成した(図36)。
次に、第3バンプ911側に、接着剤915を介して、支持基板916を貼り付けた。次に、半導体基板901をドライエッチングして、側壁絶縁膜の前駆膜905’の先端を半導体基板901から露出させた(図37)。エッチング条件は、測定した第5凹部904の深さのデータを基に、すべての第6導電膜907’が半導体基板901から突出するように設定した。エッチングガスとして、HBrとClを用いた。エッチング終了後、外観検査を実施し、全ての側壁絶縁膜の前駆膜905’の先端が半導体基板901表面から突き出しているか否かを確認した。突き出ていないものがあった場合には、追加エッチングを行い、全ての側壁絶縁膜の前駆膜905’の先端が露出するようにする。
次に、半導体基板901表面から突き出た側壁絶縁膜の前駆膜905’及び半導体基板901表面を覆うように、プラズマCVDによって裏面保護絶縁膜917を5μmの膜厚で形成した(図38)。
次に、裏面保護絶縁膜917が厚さ2μm程度残るように、側壁絶縁膜の前駆膜905’、第3バリア膜の前駆膜906’及び第6導電膜907’、及び裏面保護絶縁膜917の一部をCMPによって除去して、側壁絶縁膜905、第3バリア膜906及び貫通電極907を形成した(図39)。このとき、研磨量にばらつきが生じた。例えば、図39の一番左に示すように、研磨不足となって第6導電膜907’の上面が半導体基板901の上面と同一平面とならず突出したり、左から二番目に示すように、過研磨となって第6導電膜907’の上面が半導体基板901の上面よりへこんだりしてしまった。この原因の1つとしては、第6導電膜907’の折れが考えられる。しかし、第6導電膜907’の突出がなくとも研磨量に差が生じるため、CMPで加工すること自体が問題であると考えられる。
また、図44に示すように、研磨量にばらつきが生じると、マイクロスクラッチが多発するという不良も併発した。これは、CMPの最中に折れた又は破損した第6導電膜907’が裏面保護絶縁膜917を損傷させることにより発生しているものと考えられる。このマイクロスクラッチには、バリア膜等の材料が堆積・残留してしまい、上述のように、短絡が生じてしまう。
次に、裏面保護絶縁膜917、貫通電極907等を覆うように、第5バリア膜の前駆膜918a’を形成した。次に、第5バリア膜の前駆膜918a’上に、第2バンプを形成するための第6マスク919を形成した。次に、第5バリア膜の前駆膜918a’上に、第2Cuめっき膜918b及び半田(SnAg)めっき膜920を形成した(図40)。
次に、第6マスク919を除去した。次に、第6マスク919下にあった第5バリア膜の前駆膜918a’を除去して、第5バリア膜918aを形成し、第4バンプ918を形成した(図41)。
このとき、貫通電極907の高さにばらつきがあるため、第4バンプ918の上面の高さにばらつきが生じた。例えば、図41に示す形態においては、右の2つの貫通電極907の上面が裏面保護絶縁膜917の上面と同一平面となっているので、第4バンプ918の高さh3を所望の高さにすることができた。しかし、一番左の貫通電極907の高さh1は所望の高さより高くなっているので、第4バンプ918の上面も高くなってしまった。このため、図43に示したように、他の基板との接続時に半田のはみ出しを生じてしまう。また、左から二番目の貫通電極907の高さh2は所望の高さより低くなっているので、第4バンプ918の上面も低くなってしまった。このため、図43に示したように、他の基板との接続時に接触不良が生じてしまう。
次に、接着剤915及び支持基板916を除去し、積層基板を形成した(図42)。
この例に示す製造方法によると、貫通電極の高さのばらつきに起因して接続不良が生じてしまう。また、凹部の深さの測定や貫通電極の突出の確認をする必要があり、手間の要する工程が必要となってしまう。
本発明の半導体装置は、例えば、データ処理システム等に適用することができる。
本発明の半導体装置及びその製造方法は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1 SOI基板
1a 支持層
1b 埋込絶縁膜
1c 半導体基板
2 素子形成層
3 第1マスク
4 第1凹部
5 側壁絶縁膜
5’ 側壁絶縁膜の前駆膜
6 側壁バリア膜
6’ 側壁バリア膜の前駆膜
7 貫通電極
7’ 第1導電膜
8 配線層(多層配線層)
8a 第1配線層
8b 第1ビア
8c 第2配線層
8d 第2ビア
8e 第3配線層
9 配線層間膜
10 バンプ用開口
11 第1バンプ
11a 第1バリア膜
11a’ 第1バリア膜の前駆膜
11b 第2導電膜
11c 第3導電膜
12 第2マスク
15 接着剤
16 支持基板
17 第2凹部
18 第2バンプ
18a 第2バリア膜
18a’ 第2バリア膜の前駆膜
18b 第4導電膜
19 第3マスク
20 半田膜
30 第1積層基板
41 第3凹部
60 第2積層基板
100 半導体装置
101 半導体基板
101a 支持層
101b 埋込絶縁膜
101c 半導体層
113 素子分離領域
120 トランジスタ
125 層間絶縁膜
141 半田ボール
142 再配線層
143 インタフェースチップ
144 DRAMチップ
145 リードフレーム
300 半導体装置
304 第4凹部
305 側壁絶縁膜
305’ 側壁絶縁膜の前駆膜
306 側壁バリア膜
306’ 側壁バリア膜の前駆膜
307 貫通電極
307’ 第5導電膜
400 エッチング装置
401 下部電極
402 上部電極
403 ガス噴出し板
404 シャドーリング
405 プラズマ
801 支持基板層
802 埋め込み絶縁層
802a コンタクトホール
803 保護層
804 内壁絶縁層
805 導電層
806 バリアシード膜
807 レジスト膜
808 バンプ
809 ウエハ外隆起部
810 バンプ
901 半導体基板
902 素子形成層
903 第4マスク
904 第5凹部
905 側壁絶縁膜
905’ 側壁絶縁膜の前駆膜
906 第3バリア膜
906’ 第3バリア膜の前駆膜
907 貫通電極
907’ 第6導電膜
907a 第1貫通電極
907b 第2貫通電極
908 配線層
908a 第1配線
908b 第1ビア
908c 第2配線
908d 第2ビア
908e 第3配線
909 配線層間膜
910 バンプ用開口
911 第3バンプ
911a 第4バリア膜
911a’ 第4バリア膜の前駆膜911a’
911b 第1Cuめっき膜
911c Ni/Auめっき膜
912 第5マスク
915 接着剤
916 支持基板
917 裏面保護絶縁膜
918 第4バンプ
918a 第5バリア膜
918a’ 第5バリア膜の前駆膜
918b 第2Cuめっき膜
919 第6マスク
920 半田
930 第3積層基板
960 第4積層基板

Claims (20)

  1. 半導体基板、第1絶縁膜及び支持層が順に積層されたSOI基板を準備する第1工程と、
    前記半導体基板側から、前記半導体基板に、前記第1絶縁膜の表面が露出する前記半導体基板の第1貫通孔を形成する第2工程と、
    前記第1貫通孔に露出した前記第1絶縁膜を除去して、前記第1貫通孔と連通する凹部を形成する第3工程と、
    前記凹部の内壁を覆う第2絶縁膜を形成する第4工程と、
    前記第2絶縁膜上に、前記凹部を埋め込みように第1導電膜を形成する第5工程と、
    前記第2絶縁膜の底面と前記前記支持層側の前記第1絶縁膜の表面が同一平面を形成するように、前記支持層、又は前記支持層及び前記第1絶縁膜の一部を除去する第6工程と、
    前記第1絶縁膜から露出した前記第2絶縁膜を除去して前記第1導電膜の第1端部を露出させる第7工程と、
    前記第1導電膜の前記第1端部と電気的に接続された第1バンプを形成する第8工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第3工程において、前記凹部の底面が前記第1絶縁膜に存在するように前記凹部を形成し、
    前記第6工程において、前記第1絶縁膜を、前記前記支持層側の前記第1絶縁膜の表面から前記凹部の前記底面まで除去することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第3工程において、前記第1絶縁膜を貫通するように前記凹部を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2工程前に、前記半導体基板上に第3絶縁膜を形成する第9工程と、
    前記第2工程前に、前記半導体基板の前記第1貫通孔を形成する位置に、前記第3絶縁膜を貫通する前記第3絶縁膜の第2貫通孔を形成する第10工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第3絶縁膜上に、前記第1導電膜と電気的に接続する配線層を形成する第11工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記配線層上に、前記配線層と電気的に接続する第2バンプを形成する第12工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2絶縁膜は窒化シリコン膜を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第6工程は、化学的機械的研磨により実施されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第6工程は、化学的機械的研磨とドライエッチングの組み合わせにより実施されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第7工程において、ドライエッチングにより前記第2絶縁膜を除去することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. ドライエッチングは、前記SOI基板の外縁を保護するシャドーリング付ドライエッチング装置で実施することを特徴とする請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第8工程において、前記第1バンプは電解めっき法により形成されることを特徴とする請求項10又は11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
    前記半導体基板及び前記第1絶縁膜を貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の内壁を覆う第2絶縁膜と、
    前記貫通孔内に充填に充填された貫通電極と、
    前記第1絶縁膜上に形成され、前記貫通電極と電気的に接続された第1バンプと、を備え、
    前記貫通電極及び前記第2絶縁膜の前記第1バンプ側の端面は、前記第1バンプを上にして見た場合、前記第1絶縁膜の上面よりも低く、
    前記第1バンプは、前記貫通孔内において前記貫通電極と接触している、
    ことを特徴とする半導体装置。
  14. 前記貫通電極及び前記第2絶縁膜の端面は、前記第1絶縁膜の上面よりも0.2μm〜3μm低いことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記貫通電極及び前記第2絶縁膜の前記第1バンプ側の端面は、前記第1バンプを上にして見た場合、前記半導体基板の前記第1バンプ側の上面よりも高いことを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置。
  16. 前記第2絶縁膜はシリコン窒化膜を含むことを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の半導体装置。
  17. 前記半導体基板下に積層された第3絶縁膜と、
    前記第3絶縁膜下に形成された配線層と、
    前記配線層に電気的に接続された第2バンプと、をさらに備え、
    前記貫通孔は前記第3絶縁膜をも貫通し、
    前記第2絶縁膜及び前記貫通電極は前記第3絶縁膜の前記貫通孔内にも形成されている
    ことを特徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載の半導体装置。
  18. 前記第3絶縁膜中に形成された電子素子をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
  19. 請求項17又は18に記載の半導体装置を第1積層基板及び第2積層基板として備え、
    前記第1積層基板と前記第2積層基板とは、前記第1積層基板の第1バンプと前記第2積層基板の第2バンプとを接続するように積層されていることを特徴とする半導体装置。
  20. 前記第1積層基板の前記第1バンプと前記第2積層基板の前記第2バンプとの間には半田が配されていることを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
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