JP2015041045A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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武志 山本
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雅裕 醒井
Masahiro Samei
雅裕 醒井
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Ippei Fujimoto
一平 藤本
圭輔 川端
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圭輔 川端
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Misaki Shimizu
美沙紀 清水
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康功 石ヶ谷
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Abstract

【課題】加熱手段と押圧部材との位置決め精度を高めて加熱効率の低下を低減することができる定着装置、及び、その定着装置を備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】回転可能に設けられた無端状の定着ベルト38と、定着ベルトの外周面に接触させて定着ベルトとの間にニップ部を形成する接触部材30と、定着ベルトのニップ部を形成している部分以外に接触させて設けられ定着ベルトを加熱する加熱手段56と、定着ベルトを介して加熱手段と対向する位置に設けられ定着ベルトを押圧する押圧部材40とを備え、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって記録材に定着させる定着装置12において、加熱手段と押圧部材とを単一の位置決め部材54に取り付けた。【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる定着装置、及び、その定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置においては、画像データに基づいて像担持体上に形成された潜像が、現像装置から供給されたトナーによって現像され、像担持体上に顕像としてのトナー像が形成される。この像担持体上のトナー像は転写装置によって記録材に転写され、定着装置によって記録材上に定着される。
特許文献1に記載の定着装置では、回転可能に設けられた加圧ローラと、加圧ローラに対向して設けられた可撓性を有する無端状のベルト部材である定着ベルトとを圧接させることにより、ニップ部が形成される。また、前記ニップ部を形成している定着ベルト部分の内周面側には、定着ベルトの内周面に接触し定着ベルトを加熱する加熱手段である加熱体が設けられている。定着ベルトを介して加熱体と対向する位置には、定着ベルトを加熱体に向かって押圧し、定着ベルトと加熱体とを接触させるための押圧部材が設けられている。
加熱体は、基板上に抵抗発熱体が設けられており、電源から配線を介して抵抗発熱体に給電することで抵抗発熱体が発熱し、加熱体の定着ベルト回転方向で抵抗発熱体が位置する抵抗発熱体領域で定着ベルトが加熱される。そして、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を熱と圧力とによって記録材に定着させる。
押圧ローラによって定着ベルトを押圧し、基板上に抵抗発熱体が設けられた加熱体と定着ベルトとを接触させる構成では、加熱体と定着ベルトとの接触状態が重要である。加熱体と定着ベルトとの理想の接触状態は、加熱体の定着ベルト回転方向で抵抗発熱体の幅と、押圧ローラと定着ベルトとのニップ幅とが同じ大きさとなるような接触状態である。
一方、従来の定着装置においては、加熱体を位置決めする位置決め部材と、押圧ローラを位置決めする位置決め部材とが互いに別部材で構成されていた。そのため、加熱体と押圧ローラとを相対的に高い位置決め精度で組み付けることが困難であった。このように、加熱体と押圧ローラとを相対的に高い位置決め精度で組み付けることができないと、加熱体と押圧ローラとの組み付け誤差に応じて、加熱体と定着ベルトとの接触状態が異なってしまい、前述したような理想の接触状態を実現するのは難しい。
押圧ローラと定着ベルトとのニップ幅が、面状発熱体の発熱部の幅よりも小さい場合など、加熱体の定着ベルト回転方向で抵抗発熱体に定着ベルトと接触していない箇所があると、次のような問題が生じ得る。すなわち、抵抗発熱体の定着ベルトと接触していない箇所については、抵抗発熱体から定着ベルトへの熱の移動が速やかに行われない。そのため、抵抗発熱体の定着ベルトと接触していない箇所の熱が基板に蓄熱され、基板の温度が局所的に上昇し使用上限温度を超えてしまって基板が割れるなど加熱体が破損してしまう。
よって、寸法誤差の積み上げ分ニップを広くしておき、もし組み付け誤差が発生した場合でも、面状発熱体自身の温度が局所的に上昇して使用上限温度を超えないようにしている。
よって、このような加熱体の破損が生じないように、加熱体や押圧ローラの組み付け誤差の積み上げ分を考慮して、定着ベルトと押圧ローラとのニップ幅を、加熱体の定着ベルト回転方向で抵抗発熱体の幅よりも大きめに設定するのが望ましい。
しかしながら、押圧ローラと定着ベルトとのニップ幅が、加熱体の定着ベルト回転方向で抵抗発熱体の幅よりも大きいと、加熱体の定着ベルト回転方向で抵抗発熱体以外に基板とも定着ベルトが接触してしまい、次のような問題が生じ得る。
すなわち、抵抗発熱体により加熱された定着ベルト部分が定着ベルトの回転に伴って基板と接触し、当該定着ベルト部分から基板に熱が流れ込む熱の移動が発生してしまう。そのため、当該定着ベルト部分の温度が下がり、加熱体による定着ベルトの加熱効率が低下して昇温速度が遅くなったり消費電力の増加を招いたりしてしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、加熱手段と押圧部材との位置決め精度を高めて加熱効率の低下を低減することができる定着装置、及び、その定着装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転可能に設けられた無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの外周面に接触させて該定着ベルトとの間にニップ部を形成する接触部材と、前記定着ベルトの前記ニップ部を形成している部分以外に接触させて設けられ該定着ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルトを介して加熱手段と対向する位置に設けられ該定着ベルトを押圧する押圧部材とを備え、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって該記録材に定着させる定着装置において、前記加熱手段と前記押圧部材とを単一の位置決め部材に取り付けたことを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、加熱手段と押圧部材との位置決め精度を高めて加熱効率の低下を低減できるという優れた効果がある。
実施形態に係る定着装置の概略構成図。 実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 定着装置の外観図。 内部構造をわかり易くするために加圧ローラと定着ベルトとを取り外した状態の定着装置の斜視図。 画像形成パターンを示す平面図。 画像領域と非画像領域とに対する第一の目標温度と第二の目標温度との関係を示すグラフ。 画像形成パターンを示す平面図。 定着装置の一端側の拡大斜視図。 定着装置の一端側の拡大斜視図。
図2に、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図を示す。
図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタは、給紙装置4と、レジストローラ対6と、像担持体としての感光体ドラム8と、転写装置10と、定着装置12等を有している。
給紙装置4は、記録材としての用紙Sが積載状態で収容される給紙トレイ14と、給紙トレイ14に収容された用紙Sを最上のものから順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ16等を有している。
給紙コロ16によって送り出された用紙Sは、レジストローラ対6で一旦停止され、姿勢ずれを矯正される。その後、感光体ドラム8の回転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム8上に形成されたトナー像の先端と、用紙Sの搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングで、レジストローラ対6により転写部Nへ送られる。
感光体ドラム8の周りには、感光体ドラム回転方向順に、帯電ローラ18と、露光手段の一部を構成するミラー20と、現像ローラ22aを備えた現像装置22と、転写装置10と、クリーニングブレード24aを備えたクリーニング装置24等が配置されている。帯電ローラ18と現像装置22との間において、ミラー20を介して感光体ドラム8上の露光部26に露光光Lbが照射され、走査されるようになっている。
プリンタにおける画像形成動作は従来と同様に行われる。すなわち、感光体ドラム8が回転を始めると、感光体ドラム8の表面が帯電ローラ18により均一に帯電され、画像データに基づいて露光光Lbが露光部26に照射、走査されて作成すべき画像に対応した潜像が形成される。この潜像は、感光体ドラム8の回転により現像装置22と対向する位置まで移動し、ここで現像装置22からトナーが潜像に供給されて可視像化され、トナー像が形成される。
感光体ドラム8上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで転写部Nに進入してきた用紙S上に、転写装置10による転写バイアスの印加により転写される。
トナー像が転写された用紙Sは、搬送ローラ対9によって定着装置12へ向けて搬送され、定着装置12でトナー像が用紙Sに定着された後、図示しない排紙トレイへ排出されスタックされる。
転写部Nで感光体ドラム8から用紙Sに転写されずに感光体ドラム8上に残った残留トナーは、感光体ドラム8の回転に伴ってクリーニング装置24に至り、クリーニングブレード24aによって掻き落とされて、感光体ドラム表面が清掃される。その後、感光体ドラム8上の残留電位が、図示しない除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
図1は、本実施形態に係る定着装置12の概略構成図である。図3は定着装置12の外観図である。図4は、内部構造をわかり易くするために加圧ローラ30と定着ベルト38とを取り外した状態の定着装置12の斜視図である。
定着装置12は、図1に示すように、定着ベルト38と、この定着ベルト38との間で定着ニップ部SNを形成する加圧ローラ30と、サーマルヒータなどの面状発熱体である加熱体56を有している。
加圧ローラ30は、回転可能に設けられ定着ベルト38の外周面に接触させて定着ベルト38との間に定着ニップ部SNを形成する接触部材である。なお、本実施形態では加圧ローラ30が、図示しない付勢手段により定着ベルト38に向けて付勢され、定着ベルト38に圧接されている。
加熱体56はステー部材53に取り付けられ、定着ベルト38の内周面と接触する位置に配置されている。加熱体56を、定着ベルト38の内面面に接触させて設けることで、定着ベルト38の用紙S上のトナー像と接する外周面に、加熱体56によってキズが付くのを防止することができ、定着ベルト38の寿命を延ばすことができる。
加熱体56には、用紙Sの用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の画像形成領域全域を占めるように抵抗発熱体55が設けられている。
そして、図3に示すように、加熱体56は、抵抗発熱体55が用紙幅方向で7分割されており、各発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55f,55gは独立して定着ベルト38を加熱可能となっている。
なお、本実施形態では、加熱体56の抵抗発熱体55を用紙幅方向(長手方向)で7分割しているが、これに限るものではなく、例えば、加熱体56の抵抗発熱体55の用紙幅方向で10分割としてもよい。
定着ニップ部SNよりも定着ベルト回転方向下流側であり、加熱体56よりも定着ベルト回転方向上流側で、加熱体56の近傍に、定着ベルト38の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ34が設けられている。
また、加熱体56の定着ベルト38の内周面と接する側とは反対側の面側に、加熱体56の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ36が設けられている。
加熱体56に電力を供給する電源39が設けられており、電源39から加熱体56の抵抗発熱体55に電力が供給されることで、加熱体56の抵抗発熱体55が発熱する。また、サーミスタ34やサーミスタ36が検知した温度情報に基づいて、制御装置37により電源39を制御して、電源39による加熱体56の抵抗発熱体55への電力供給が行われる。制御装置37は、加熱体56の分割された抵抗発熱体55の各々において独立に電源39による電力の供給制御が可能である。なお、制御装置37は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータである。
定着ベルト38は、外径が40[mm]で厚みが40[μm]のステンレス鋼製の基体38aと、この基体38aの表面に被覆された弾性層38bとを有している。弾性層38bは、シリコーンゴムで形成されており、厚みは100[μm]である。さらに、弾性層38bの表面には、定着ベルト38の耐久性を高めるとともに離型性を確保するため、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5[μm]〜50[μm]の離型層38cが形成されている。なお、定着ベルト38の基体38aとしては、ポリイミドでもよい。
定着ベルト38の用紙幅方向両端部よりやや外側には、用紙幅方向で体対向する一対の側板54が平行に配設されている。
一対の側板54は、ステー部材65(図4参照)で連結されており、構造体としての強度を保っている。加熱体56は、ステー部材53に取り付けられ、定着ベルト38の内周に接触できる位置に配置される。ステー部材53は用紙幅方向の両端部が、各側板54に固定されている。
定着ベルト38の内側には、加熱体56など以外にも、定着ベルト38を支持するベルト支持部材61や、定着ベルト38を挟んで加圧ローラ30と定着ニップ部SNを形成するニップ形成部材60が設けられている。そして、これら部材は、ステー部材53に沿って配設され、側板54に接続されて支持されている。
ベルト支持部材61は、定着ベルト38の回転方向と直交する方向(軸方向)における両端部に挿入されており、このベルト支持部材61によって定着ベルト38の両端部は回転可能に保持されている。
加熱体56に向かって押圧される押圧ローラ40の荷重と、ニップ形成部材60に向かって押圧される加圧ローラ30の荷重とが、ベルト支持部材61やニップ形成部材60などを支持している側板54に付与される。そして、その荷重を受け止めているのが、加熱体56とニップ形成部材60とを支持するステー部材53である。
ステー部材53は、もし剛性が足りず各荷重でたわみが顕著となってしまうと、定着ベルト38と加熱体56との接触性や、定着ニップ部SNでの均一なニップ幅が得られなくなる。そのため、各荷重に対してたわみが生じないよう十分な剛性が必要である。
ステー部材53の剛性を確保すると、ステー部材53が大型化したり、ステー部材53が複数本必要であるとさらに大型化したりすることが懸念される。そのため、定着ベルト38の小径化と、ステー部材53の強化を両立させるため、十分な剛性を確保したステー部材53に、加熱体56とニップ形成部材60とを支持させる。このことにより、小径の定着ベルト38の内側に、ニップ形成部材60と加熱体56とステー部材53とを配設することができる。
通常、ステー部材53の強度の設定は、ニップ形成部材60に付与される荷重のほうが、加熱体56に付与される荷重よりも大きい(図中上向きの力のほうが勝る)ため、ニップ形成部材60に付与される荷重に耐え、歪が許容されるものとすれば良い。
加圧ローラ30は、外径が40[mm]で厚みが2[mm]の鉄製の芯金30aと、この芯金30aの表面に被覆された弾性層30bとを有している。弾性層30bは、シリコーンゴムで形成されており厚みが5[mm]である。なお、弾性層30bの表面には、離型性を高めるために厚みが40[μm]程度のフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。
加圧ローラ30は、カム駆動源70からの回転駆動力により回転するカム71によって、定着ベルト38に向かって付勢されており、カム71の回転角度によって定着ベルト38に対して接離可能である。
カム71の回転により、カムフォロアー72の位置が移動する。加圧レバー73とカムフォロアー72とは、互いに共通の回転支点75によって回転可能に支持されており、両者の間にはばね74が配設されている。
カム71により、カムフォロアー72が回転支点75を中心に図中反時計まわり方向に回転すると、ばね74からの付勢力によって加圧レバー73も回転支点75を中心に図中反時計まわり方向に回転する。これにより、加圧レバー73によって加圧ローラ30の軸受が持ち上げられ、加圧ローラ30が定着ベルト38を加圧する。
また、カム71により、カムフォロアー72が図中時計回りに回転すると、加圧ローラ30は定着ベルト38から離間する。
加圧ローラ30を軸支する側板64は、図8に示すように、側板54の側面と側板64の側面とが大体同一平面となるように、側板54と同様の位置に平行に配設されている。また、用紙幅方向で対向するように設けられた一対の側板64は、互いが不図示のステー部材で連結され、また側板54にも連結されており、構造体としての強度を保っている。
また、本実施形態においては、加熱体56の定着ベルト38との接触部は略平面である。ここで、加熱体56が円筒状の定着ベルト38の内周面と良好に接触するためには、定着ベルト38の内周面に沿うように、半円柱状に形成すればよいが、曲面に発熱部や配線を高精度に実装し形成することは工程が複雑である。そのため、同一平面状に発熱部や配線部を形成する所謂「平面型」に比べて、精度且つ生産性に劣位である。このことから、本実施形態では、精度及び生産性ともに優れている平面型の抵抗発熱体55を加熱体56として用いており、実装精度が良いため発熱効率を向上させることができる。
一方で、低熱容量化や小型化を図った定着部材として定着ベルト38を用いる場合、平面型の加熱体56を円筒状の定着ベルト38の内周面に接触させて配置するには、単に加熱体56を配置するだけでは、定着ベルト38の平面部分の確保が困難である。そのため、回転している定着ベルト38の内周面と加熱体56との十分な接触による伝熱が課題となる。
そこで、本実施形態の定着装置12では、定着ベルト38を介して加熱体56と対向する位置に、不図示の付勢手段によって付勢され定着ベルト38を押圧する押圧部材である押圧ローラ40を設けている。これにより、定着ベルト38が回転しているときであっても、定着ベルト38との接触部が略平面である加熱体56と定着ベルト38との接触状態を良好に保つことができる。
押圧ローラ40は、外径がφ15[mm]〜30[mm]で、外径がφ8[mm]の鉄製の芯金40aと、この芯金40aの表面に被覆された弾性層40bとを有している。弾性層40bは、シリコーンゴムで形成されており厚みが3.5[mm]〜11[mm]である。弾性層40bの表面には、離型性を高めるために厚みが40[μm]程度のフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。
なお、定着ベルト38を介して加熱体56と対向する位置で、定着ベルト38を押圧する押圧部材としては、押圧ローラ40に限るものではない。例えば、パッド部材やブラシ部材など、定着ベルト38と加熱体56との接触状態が良好に保たれる機構であれば差し支えない。
また、本実施形態の定着装置12においては、図1に示すように、定着ベルト38の定着ニップ部SN以外に加熱体56を設けている。これにより、定着ニップ部SNに加熱体56を設ける場合よりも、加熱体56により加熱された定着ベルト38の部分が、定着ベルト38が1回転して再度、定着ニップ部SNに到達するまでの間に、定着ベルト表面から放熱される熱量を少なくできる。よって、定着ニップ部SNで定着温度が得られるように加熱体56から定着ベルト38に供給する熱量を少なくでき、その分、電源39から加熱体56に供給する電力を低減し、省電力化を図ることができる。
本実施形態の定着装置12では、制御装置37により用紙Sに画像を形成するための画像データに基づいて、電源39から加熱体56の抵抗発熱体55への電力供給を制御することで、省エネルギー化を図っている。この制御動作の一例を以下に示す。
図5(a)は、用紙S上に、用紙搬送方向の先端側から順に、画像領域a、非画像領域b、画像領域a’が存在する画像形成パターンを示したものである。画像領域aと画像領域a’とでは定着が必要であるが、非画像領域bでは定着対象のトナーが存在しないので定着の必要はない。
図示しない画像処理装置から上記画像形成パターンの画像データが制御装置37へ入力される。すると、制御装置37は、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部位の温度が、定着ベルト38の画像領域aや画像領域a’に対応する部分の温度よりも低くなるように加熱体56を制御する。すなわち、画像領域a及び画像領域a’に対応する部分では加熱体56に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域bに対応する部分では、加熱体56に定着温度よりも低い温度が得られる電力を供給する。
なお、「画像領域に対応する」や「非画像領域に対応する」とは、定着ベルト38が密着する位置という意味であり、以下、適宜「密着」とも表現する。
図5(b)は、用紙S上に、用紙搬送方向の先端側から順に、画像領域a、非画像領域bが存在する画像形成パターンを示したものである。この場合にも図5(a)と同様に、制御装置37は、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分の温度が、定着ベルト38の画像領域aに対応する部分の温度よりも低くなるように、加熱体56を制御する。すなわち、画像領域aに対応する部分では加熱体56に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域bに対応する部分では、加熱体56に定着温度よりも低い温度が得られる電力を供給する。
ここで、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分で加熱体56への電力供給を完全に停止(オフ)することが考えられるが、定着ベルト38の温度が下がり過ぎると、次の画像領域での定着温度への立ち上がりが間に合わなくなる。このため、本実施形態では、図6に示すような、定着温度である第一の目標温度よりも低く室温よりは高い第二の目標温度となるように、定着ベルト38の温度を保つように制御することが望ましい。このようにして、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分の温度も第二の目標温度で保つようにしている。
これにより、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分でも、加熱体56に給電を行って加熱されることになるが、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分の温度を、第一の目標温度にする場合よりも消費電力を削減することができる。すなわち、図6に示す領域Pの供給電力よりも領域P’での供給電力が小さくなるため、省エネルギー化が可能となる。
図7(a)は、用紙S上に、用紙幅方向に画像領域cと非画像領域dとが混在する画像形成パターンを示したものである。図7(b)は、用紙S上に、用紙搬送方向の先端側から順に、画像領域a、用紙幅方向に画像領域cと非画像領域dとが混在する混在領域hが存在する画像形成パターンを示したものである。
この場合にも同様に、制御装置37は、非画像領域dに対応する定着ベルト38の部分の温度が、画像領域a、画像領域cに対応する定着ベルト38の部位の温度よりも低くなるように加熱体56を制御する。すなわち、画像領域a、画像領域cに対応する部分では加熱体56に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域dに対応する部分では、加熱体56に定着温度よりも低い温度が得られる電力を供給する。
なお、加熱体56により定着ベルト38の画像領域aに対応する部分を加熱する際には、図3(a)に示す加熱体56が有する全ての発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55f,55gに電力を供給する。一方、加熱体56により定着ベルト38の画像領域cに対応する部分を加熱する際には、図3(a)に示す加熱領域eに含まれる発熱部55a,55b,55c,55dに電力を供給する。そして、加熱領域fに含まれる発熱部55e,55f,55gには電力の供給を行わない。
また、本実施形態では、加熱体56に電力を供給する際、図5、図7中の斜線部のように、用紙搬送方向で画像領域が定着ニップ部SNに入るよりも前の部分である予備加熱領域gを予備的に加熱するように電源39から電力が供給される。この予備加熱領域gは、主に加熱体56の周方向の発熱長さや、加熱体56自身にも昇温時間が必要となることから必要となる領域である。なお、予備加熱領域gは、省エネルギー化の観点から、できるだけ小さいことが望ましい。
次に、本発明の最も特徴的な部位である、加熱体56、押圧ローラ40、両側の側板54について詳細に述べる。
加熱体56は、セラミックスやガラスなどを基板57として、その基板57上に抵抗発熱体55や配線がプリントされている。
基板57の厚さは、0.5[mm]〜1.5[mm]程度である。なお、基板57のみで強度が足りない場合は、基板57と略同面積の樹脂部材や板金部材などを補強部材として基板57に接着し補強して用いることもあり、以下、基板57と補強部材とは一体として説明を行う。
基板57の短手方向(定着ベルト回転方向、図中Y方向)の寸法は、10[mm]〜20[mm]であり、そのうち抵抗発熱体55は3[mm]〜10[mm]である。
また、基板57の長手方向(用紙幅方向、図中Z方向)寸法は、両側の側板54のスパンより若干長く設定をする。そのうち、抵抗発熱体55の長手方向の寸法は、使用する用紙サイズと略同じ長さにする。
本実施形態においては、定着装置12を備えた画像形成装置で通紙可能な用紙の最大幅は300[mm]である。また、基板57の長手方向の寸法は約380[mm]、両側の側板54のスパンは約360[mm]、抵抗発熱体55の長手方向の寸法は約300[mm]である。
また、本実施形態では、抵抗発熱体55の短手方向の寸法は15[mm](公差−0/−0.05[mm])、基板57(補強部材を含む)の厚さは6[mm]である。
本実施形態の押圧ローラ40は、外径がφ25[mm]であり、軸受40cの外輪径はφ12[mm](公差0/−0.05[mm])である。
一対の側板54は、どちらとも略同形状をしており、押圧ローラ40の軸受40cと加熱体56の基板57それぞれが取り付けられる部分には、側板孔54aが開けられている。そして、その側板孔54aに加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとが取り付けられて位置決めされる。
側板孔54aの定着ベルト回転方向(図中Y方向)における、加熱体56に対応した箇所の寸法は15[mm](公差+0.05/0[mm])であり、押圧ローラ40の軸受40cに対応した箇所の寸法は12[mm](公差+0.05/0[mm])である。
本実施形態の定着装置12においては、加熱体56の基板57の用紙幅方向両端部と、押圧ローラ40の用紙幅方向両端部に設けられた軸受40cとを、それぞれ用紙幅方向で対向する一対の側板54の側板孔54aに取り付けて位置決めする。つまり、単一の位置決め部材としての側板54の側板孔54aに、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとが取り付けられて位置決めされる。
そのため、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとを互いに異なる別の位置決め部材に取り付ける場合に比べて、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとの相対位置を高い精度で位置決めすることが容易となる。
加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとをそれぞれ別の位置決め部材に取り付ける場合は、次のようになる。すなわち、少なくとも、基板57とその位置決め部材との間、軸受40cとその位置決め部材との間、これらの位置決め部材との間の3箇所において、互いの部材の組み付け位置を各箇所間で調整しながら精度よく組み付ける必要がある。
各部材の組み付けを相対的に調整すべき箇所が多くなるにつれて、加熱体56の基板57と押圧ローラ40との相対位置を高い精度で位置決めすることが飛躍的に困難になる。
本実施形態では、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとを単一の位置決め部材である側板54の側板孔54aに取り付ける。そのため、各部材の組み付けを相対的に調整すべき箇所は、加熱体56の基板57と側板54の側板孔54aとの間、押圧ローラ40の軸受40cと側板54の側板孔54aとの間の2箇所だけである。
したがって、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとを互いに異なる別の位置決め部材に取り付ける場合に比べて、各部材の組み付けを相対的に調整すべき箇所が少ない。その結果、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとの相対位置を高い精度で位置決めすることができる。
また、一対の側板54の側板孔54aそれぞれは、加熱体56の基板57の用紙幅方向両端部と、押圧ローラ40の用紙幅方向両端部に設けられた軸受40cとを、定着ベルト回転方向で位置決めする。これにより、回転する定着ベルト38からの摩擦力によって加熱体56や押圧ローラ40の位置がずれるのを抑制することができる。
また、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとを、側板孔54aの同じ内壁面すなわち同一平面に接触させて位置決めしてもよい。板金加工や成形加工では平面の精度が比較的出しやすいため、加熱体56の基板57や押圧ローラ40の軸受40cの組み付け誤差が小さくなり、より位置決め精度を高めることができる。
このように、加熱体56の基板57と押圧ローラ40の軸受40cとの相対位置を高い精度で位置決めすることができることで、その分、予め設定される押圧ローラ40の定着ベルト38とのニップ幅を小さくすることができる。これにより、前記ニップ幅を抵抗発熱体55の定着ベルト回転方向の幅に近づけることができ、基板57の定着ベルト回転方向で定着ベルト38と接触する面積が小さくなる。よって、その分、定着ベルトから基板57に移動する熱量が少なくなり、加熱体56による定着ベルト38の加熱効率が低下するのを抑制することができる。
加熱体56の熱膨張率と側板54の熱膨張率とでは、加熱体56の熱膨張率の方が大きく、高温で側板54の側板孔54aと加熱体56との隙間が無くなってしまい、加熱体56に繰り返し歪や応力が生じ、耐久性に問題が生じる場合がある。
この場合は、加熱体56の定着ベルト回転方向下流部Aが、図9に示す位置を守って側板孔54aの内壁面54Aと接触し、加熱体56の定着ベルト回転方向上流部Bと側板孔54aの内壁面54Bとの間に隙間が形成されるようなガタをつけておいても良い。これにより、熱膨張した加熱体56の定着ベルト回転方向上流部Bを、前記隙間に逃がすことが可能なって、加熱体56に繰り返し歪や応力が生じるのを抑制することができる。
このようなガタを設けたとしても定着装置12の動作時には、回転する定着ベルト38からの摩擦力によって、加熱体56の基板57は側板孔54aの内壁面54Aに突き当たり位置精度が確保される。
次に、加圧ローラ30が定着ベルト38を挟んでニップ形成部材60を加圧するときに生じる現象を説明する。
ニップ形成部材60とステー部材53とが、加圧ローラ30からの荷重(図1中Y方向)を受ける。その際、ステー部材53の長手方向中央部の歪(図1中Y方向の歪)が大きくなるが、加熱体56とステー部材53とは、定着ベルト回転方向(図1中Y方向)は両端部しか固定されていないために、ステー部材53の長手方向中央部の歪は加熱体56には影響しない。つまり、ステー部材53のみ歪んで加熱体56は歪まない。
また、押圧ローラ40が定着ベルト38を挟んで加熱体56を加圧すると、加熱体56とステー部材53とが押圧ローラ40からの荷重(図1中X方向)を受ける。
その際、加熱体56とステー部材53との長手方向中央部の歪(図1中X方向)が大きくなるが、押圧ローラ40の弾性層が歪みに追従し、定着ベルト38の内周面と加熱体56との接触は確保される。
以上のように、加熱体56の抵抗発熱体55と押圧ローラ40との位置関係は、精度よく位置決めされるため、定着ベルト38の内周面と加熱体56の抵抗発熱体55との精度良い接触がなされる。よって、加熱体56の温度を過度に上昇させてしまうことなく、且つ、伝熱効率を良好とする接触が得られる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
回転可能に設けられた無端状の定着ベルト38などの定着ベルトと、定着ベルトの外周面に接触させて定着ベルトとの間にニップ部を形成する加圧ローラ30などの接触部材と、定着ベルトの前記ニップ部を形成している部分以外に接触させて設けられ定着ベルトを加熱する加熱体56などの加熱手段と、定着ベルトを介して加熱手段と対向する位置に設けられ定着ベルトを押圧する押圧ローラ40などの押圧部材とを備え、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって記録材に定着させる定着装置12などの定着装置において、加熱手段と押圧部材とを単一の側板54などの位置決め部材に取り付けた。
(態様A)においては、加熱手段とと押圧部材とを単一の位置決め部材に取り付ける。そのため、加熱手段と押圧部材とを互いに異なる別の位置決め部材に取り付ける場合に比べて、加熱手段と押圧部材との相対位置を高い精度で位置決めすることができる。よって、その分、加熱手段と押圧部材との位置決め精度を高めて加熱効率の低下を低減することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記位置決め部材は、前記加熱手段と前記押圧部材それぞれの記録材搬送方向と直交する記録材幅方向の両端部を、定着ベルト回転方向で位置決めする。これによれば、上記実施形態について説明したように、回転する定着ベルトからの摩擦力によって加熱手段や押圧部材の位置がずれるのを抑制することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記加熱手段と前記押圧部材とを前記位置決め部材の同一平面に接触させて位置決めすることで、より位置決め精度を高めることができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、前記加熱手段の前記定着ベルトとの接触部は略平面である。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱手段の実装精度が良いため発熱効率を向上させることができる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)、(態様C)または(態様D)において、前記加熱手段を前記定着ベルトの内周面に接触させて設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、定着ベルトの記録材上の画像と接する外周面に、加熱手段によってキズが付くのを防止することができ、定着ベルトの寿命を延ばすことができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、前記定着ベルトを介して前記接触部材と対向する位置に前記ニップ部を形成するためのニップ形成部材60などのニップ形成部材を設けており、前記加熱手段と前記ニップ形成部材とが同一のステー部材53などの保持部材に保持されている。これによれば、強度の確保された保持部材を複数配設する必要が無く、低コスト化や小型化を図ることができる。
(態様G)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)において、前記加熱手段は、記録材搬送方向と直交する記録材幅方向に複数の発熱部を有しており、記録材上の未定着画像に対応させて、各発熱部による加熱領域を変化させ前記定着ベルトを加熱する。これによれば、上記実施形態について説明したように、省エネルギー化を図ることができる。
(態様H)
感光体ドラム8などの像担持体と、像担持体上にトナー像を形成する現像装置22などのトナー像形成手段と、前記トナー像を像担持体上から記録材上に転写する転写装置10などの転写手段と、記録材上に転写されたトナー像を記録材に定着させる定着装置12などの定着手段とを備えた画像形成装置において、前記定着手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)の定着装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱手段と押圧部材との位置決め精度を高めて加熱効率の低下を低減しつつ、良好な画像形成を行うことができる。
4 給紙装置
6 レジストローラ対
8 感光体ドラム
9 搬送ローラ対
10 転写装置
12 定着装置
14 給紙トレイ
16 給紙コロ
18 帯電ローラ
20 ミラー
22 現像装置
22a 現像ローラ
24 クリーニング装置
24a クリーニングブレード
26 露光部
30 加圧ローラ
30a 芯金
30b 弾性層
34 サーミスタ
36 サーミスタ
37 制御装置
38 定着ベルト
38a 基体
38b 弾性層
38c 離型層
39 電源
40 押圧ローラ
40a 芯金
40b 弾性層
40c 軸受
53 ステー部材
54 側板
54a 側板孔
54A 内壁面
54B 内壁面
55 抵抗発熱体
56 加熱体
57 基板
60 ニップ形成部材
61 ベルト支持部材
64 側板
65 ステー部材
70 カム駆動源
71 カム
72 カムフォロアー
73 加圧レバー
特開2011−170051号公報

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられた無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの外周面に接触させて該定着ベルトとの間にニップ部を形成する接触部材と、
    前記定着ベルトの前記ニップ部を形成している部分以外に接触させて設けられ該定着ベルトを加熱する加熱手段と、
    前記定着ベルトを介して加熱手段と対向する位置に設けられ該定着ベルトを押圧する押圧部材とを備え、
    前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって該記録材に定着させる定着装置において、
    前記加熱手段と前記押圧部材とを単一の位置決め部材に取り付けたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1の定着装置において、
    前記位置決め部材は、前記加熱手段と前記押圧部材それぞれの記録材搬送方向と直交する記録材幅方向の両端部を、定着ベルト回転方向で位置決めすることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2の定着装置において、
    前記加熱手段と前記押圧部材とを前記位置決め部材の同一平面に接触させて位置決めしたことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1、2または3の定着装置において、
    前記加熱手段の前記定着ベルトとの接触部は略平面であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1、2、3または4の定着装置において、
    前記加熱手段を前記定着ベルトの内周面に接触させて設けたことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の定着装置において、
    前記定着ベルトを介して前記接触部材と対向する位置に前記ニップ部を形成するためのニップ形成部材を設けており、
    前記加熱手段と前記ニップ形成部材とが同一の保持部材に保持されていることを特徴する定着装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の定着装置において、
    前記加熱手段は、記録材搬送方向と直交する記録材幅方向に複数の発熱部を有しており、記録材上の未定着画像に対応させて、各発熱部による加熱領域を変化させ前記定着ベルトを加熱することを特徴とする定着装置。
  8. 像担持体と、
    像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像を前記像担持体上から記録材上に転写する転写手段と、
    前記記録材上に転写されたトナー像を該記録材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
    前記定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6または7の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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