JP2015040871A - プロジェクターおよびプロジェクターの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクターは、第1の発散角の第1の色光を射出する第1の光源装置101と、第1の光源装置101から射出された第1の色光が入射する第1のピックアップ光学系60と、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整する調整機構70と、を備えた第1の照明光学系100と、第2の発散角の第2の色光を射出する第2の光源装置201と、第2の光源装置201から射出された第2の色光が入射する第2のピックアップ光学系260と、を備えた第2の照明光学系200と、第1の色光、および第2の色光を画像信号に応じて変調することによって画像光を形成する光変調装置と、画像光を投写する投写レンズ700と、投写レンズ700内に設けられ、通過光量を調整する可変絞り710と、を備える。
【選択図】図1
Description
ところで、投写される画像のコントラスト比を高めるために、通過光量を調整する可変絞りが用いられる。
この構成によれば、プロジェクターは、2つの照明光学系を備え、投写光学系には可変絞りが設けられているので、コントラスト比を高めた画像をスクリーン等の投写面に投写することができる。
また、第1の照明光学系には、調整機構が設けられているので、この調整機構によって第1の光源装置と第1のピックアップ光学系との間隔を調整することにより、第1のピックアップ光学系から射出される第1の色光の拡がり角を変えることができる。これにより、可変絞りを通過する第1の色光の光量を調整することができる。これによって、発散角が互いに異なる第1の光源装置および第2の光源装置を備える構成であっても、第1の光源装置と第1のピックアップ光学系との間隔を調整することによって、可変絞りを通過する第1の色光の光量と、可変絞りを通過する第2の色光の光量との比率を所望の値に設定することができる。よって、本発明によるプロジェクターは、第1の色光と第2の色光とのバランスが良好な画像の投写が可能となる。
以下、第1実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、2つの照明光学系から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す模式図である。
プロジェクター1000は、図1に示すように、第1の照明光学系100、第1のインテグレーター光学系110、第2の照明光学系200、第2のインテグレーター光学系310、色分離導光光学系400、フィールドレンズ450R,450G,450B、液晶ライトバルブ500R,液晶ライトバルブ500G,液晶ライトバルブ500B、クロスダイクロイックプリズム600、および投写光学系としての投写レンズ700を備える。そして、投写レンズ700内には、可変絞り710が設けられている。なお、図示は省略するが、プロジェクター1000は、プロジェクター1000の動作を制御する制御部、各装置に電力を供給する電源装置、光学系や電源装置を冷却する冷却装置、およびこれらの装置を内部に収納する外装筐体を備えている。また、液晶ライトバルブ500Rと液晶ライトバルブ500Gと液晶ライトバルブ500Bとは、本発明における光変調装置を構成する。
第1の光源装置101は、光を発する発光部20、コリメーターレンズアレイ30、集光光学系40、および光拡散部50を備え、第1の色光としての青色光(以下「B光」という)を射出する。
発光素子24は、B光を発する半導体レーザーからなる。
基板22は、詳細な説明は省略するが、発光素子24に対する電力の供給を仲介する機能や、発光素子24で発生する熱を放熱する機能等を有する。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の光射出側に配置され、複数の第1レンズ122に対向する複数の第2レンズ132を有している。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、部分光束を液晶ライトバルブ500B上で重畳させる。
偏光変換素子140は、第2レンズアレイ130から射出された非偏光の光を直線偏光光に変換する。
第2の光源装置201は、発光部220、コリメーターレンズアレイ230、集光光学系240、および蛍光発光部250を備え、赤色光(以下「R光」という)および緑色光(以下「G光」という)を含む光を射出する。G光は、第2の色光に相当する。
発光素子224は、励起光としての青色光(例えば、発光強度のピーク:約440nm)を発する半導体レーザーからなる。なお、発光素子224を第1の光源装置101における発光素子24と同一のもので構成してもよい。また、青色光に限らず、紫色光や紫外光を有する波長帯の光を発する素子を発光素子224として用いてもよい。
基板222は、基板22と同様に、発光素子224に対する電力の供給を仲介する機能や、発光素子224で発生する熱を放熱する機能等を有する。
集光光学系240は、集光光学系40と同様に、コリメーターレンズアレイ230からの光を集光する。集光光学系40からの光は、蛍光発光部250に照射される。なお、集光光学系40と同様に、集光光学系240を複数のレンズで構成してもよい。また、集光光学系40と同様に、集光光学系240の光軸に直交する面内で互いに直交する2方向において、集光光学系240(複数のレンズで構成されている場合には少なくとも1つのレンズ)の位置を調整可能とするように構成してもよい。
透明部材252は、石英ガラス等の光学ガラスで板状に形成されている。
蛍光体層254は、透明部材252上に設けられ、コリメーターレンズアレイ230および集光光学系240を介して射出された発光素子224からの励起光によって、R光およびG光を含む光を発する。蛍光体層254としては、例えば、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)系蛍光体である(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ceを含有する層からなる。なお、蛍光層は、他のYAG系蛍光体を含有する層からなるものであってもよいし、YAG系蛍光体以外の蛍光体(例えばシリケート系蛍光体やTAG系蛍光体)を含有する層からなるものであってもよい。また、励起光をR光に変換する蛍光体(例えば、CaAlSiN3赤色蛍光体)と、励起光をG光に変換する蛍光体(例えば、βサイアロン緑色蛍光体)との混合物を含有する層からなるものであってもよい。
フィールドレンズ450R,450G,450Bは、それぞれ液晶ライトバルブ500R,500G,500Bの光入射側に配置される。
ダイクロイックミラー410は、第2のインテグレーター光学系310から射出された光のうちG光を反射し、R光を透過する。
ダイクロイックミラー410によって反射されたG光は、反射ミラー420で反射し、フィールドレンズ450Gを介して液晶ライトバルブ500Gに入射する。
ダイクロイックミラー410を透過したR光は、反射ミラー430で反射し、フィールドレンズ450Rを介して液晶ライトバルブ500Rに入射する。
液晶ライトバルブ500R,500G,500Bは、図示しない複数の微小画素がマトリックス状に設けられた矩形状の画像形成領域を有し、各画素が画像情報に応じた光透過率に設定される。そして、液晶ライトバルブ500R,500G,500Bは、入射する各色光を画像情報に応じて変調し、各色光の画像光としてクロスダイクロイックプリズム600に射出する。
可変絞り710は、詳細な図は省略するが、投写レンズ700内に配置され、通過光量を調整する。可変絞り710は、投写レンズ700の光軸700Cを中心とする開口部を有し、制御部の指示に基づいて図示しないモーター等の駆動部により開口部の開口面積が変更される。この駆動部は、制御部の指示の基、画像情報に応じて可変絞りの開口面積を変更するように構成されている。可変絞りは、複数の遮光部材を有して構成され、開口面積が変更されることにより、入射する光の通過光量を調整する。具体的に、可変絞りは、明るい画像の画像情報の場合には、開口部の開口面積が大きくなるように駆動され、通過光量を多くし、暗い画像の画像情報の場合には、開口部の開口面積が小さくなるように駆動され、通過光量を少なくする。その結果、投写レンズ700から投写される画像は、コントラスト比が高められた画像となる。
ここで、調整機構70について、詳細に説明する。
図2は、第1の照明光学系100を示す模式図である。具体的に、図2(a)は第1の照明光学系100の平面図であり、図2(b)は、第1の照明光学系100が備える調整機構70の斜視図である。なお、図2において、X軸方向は第1のピックアップ光学系60の光軸60Cと平行な方向である。また、後で説明する底面部711と平行な面をXY面とする。Z軸の正方向を上方向、Z軸の負方向を下方向とする。
ピックアップ光学系保持部71は、第1のピックアップ光学系60の下方に位置する底面部711、およびX軸方向に延在する底面部711の両側端部から上方に起立する側面部712を有している。また、側面部712の外面側には、凹部713が形成されている。
第1レンズ62および第2レンズ64は、両側端部が側面部712に設けられた図示しない溝に挿入されてピックアップ光学系保持部71に保持される。
先ず、第1の光源装置101から射出されるB光の状態について説明する。
図3は、第1の光源装置101から射出されるB光の状態を説明するための模式図であり、(a)は、第1の光源装置101から第1のピックアップ光学系60に射出されるB光の拡がりを示す図、(b)は第1のピックアップ光学系60から射出されるB光の強度分布を示す図である。なお、図3(a)は、光線を認識し易くするため、第1の光源装置101においては、光拡散部50のみを図示し、第1のピックアップ光学系60においては、第1レンズ62および第2レンズ64を1つのレンズで代用して示した図である。
そして、図3(a)に示すように、光拡散部50に焦点が合うように第1のピックアップ光学系60が位置する場合には、第1のピックアップ光学系60から射出される光は光軸60Cと平行になる。
図示は省略するが、同様に、第2の光源装置201から射出される光、つまり、蛍光発光部250から射出されるG光およびR光を含む光は、第2の発散角α2を有して第2のピックアップ光学系260に射出される。
図4は、投写レンズ700から射出される光量と発散角との関係を説明するための図であり、第1の発散角α1が第2の発散角α2より小さい場合(α1<α2)を例示した図である。具体的に、図4(a)は、第1の発散角α1における光の強度分布を示す図、図4(b)は、第2の発散角α2における光の強度分布を示す図、図4(c)は、F値=F2を100%とした場合のF値に対する投写レンズ700から射出される光量の相対値の関係を示すグラフである。
図5は、ピックアップ光学系保持部71が移動されることによる第1のピックアップ光学系60から射出される光の状態を説明する模式図である。具体的に、図5(a)は、第1のピックアップ光学系60から射出されるB光の拡がりを示す図、図5(b)は第1のピックアップ光学系60から射出されるB光の強度分布を示す図である。なお、図5(a)は、光線を認識し易くするため、第1の光源装置101においては、光拡散部50のみを図示し、第1のピックアップ光学系60においては、第1レンズ62および第2レンズ64を1つのレンズで代用して示した図である。
一方、離間距離L0の状態から第1のピックアップ光学系60が光拡散部50から遠ざけられる(離間距離L2)と、第1のピックアップ光学系60から射出される光S2は、光S0より狭くなる方向に射出する。
つまり、第1のピックアップ光学系60から射出されるB光の強度分布は、図5(b)に示すように、離間距離が小さい程広がったものとなる。
図6に示すように、離間距離が同じであれば、図4(c)を用いて説明したと同様に、F値が大きくなる程(可変絞り710の開口面積が小さい程)、光量は低下する。
そして、離間距離を変えた場合には、離間距離が小さい方が大きい方より、可変絞り710によって遮光される量が多くなるので、投写レンズ700から射出される光量の低下する割合が大きくなる。
すなわち、F値を一定として、光量を大きくする場合には離間距離を大きくし、光量を小さくする場合には離間距離を小さくするように、第1のピックアップ光学系60の位置を調整することで投写レンズ700から射出されるB光の光量を調整することができる。なお、本実施形態では、第1の発散角α1が第2の発散角α2より小さい場合(α1<α2)を例示して説明したが、第1の発散角α1が第2の発散角α2より大きい場合(α1>α2)でも同様に調整することが可能である。
ピックアップ光学系保持部71の底面部711、および光源装置保持部72の底面部721には、図示しない孔が設けられている。
次に、調整時におけるF値において、投写レンズ700からスクリーンSCに投写されるB光の明るさとG光の明るさそれぞれが、基準となるF値の場合のそれぞれの明るさの所定の割合になるように、底面部711の孔に挿入された治具を移動して光源装置保持部72に対してピックアップ光学系保持部71を移動させる。すなわち、調整機構70は、投写レンズから射出されるB光の光量とG光の光量との比が、基準となるF値の場合の比に近づくように第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整する。本実施形態においては、調整時におけるF値として、例えばF4.8を用いた。F4.8の場合のG光の明るさは、基準となるF値の場合のG光の明るさの約55%であった。そこで、前記所定の割合を55%として、F4.8の場合のB光の明るさが、基準となるF2.5の場合のB光の明るさの約55%になるように、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整する。
そして、調整後に、接着剤を凹部713から側面部712と側面部722との間に充填してピックアップ光学系保持部71を光源装置保持部72に固定する。そして、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔が固定される。
(1)プロジェクター1000は、2つの照明光学系(第1の照明光学系100、第2の照明光学系200)を備え、投写レンズ700には可変絞り710が設けられているので、コントラスト比を高めた画像をスクリーン等の投写面に投写することができる。
また、第1の照明光学系100には、調整機構70が設けられているので、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整することによって、可変絞り710を通過するB光(第1の色光)の光量を調整することができる。これによって、発散角が互いに異なる第1の光源装置101および第2の光源装置201を備える構成であっても、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整することによって、可変絞り710を通過するB光の光量と、可変絞り710を通過するG光(第2の色光)の光量との比率を所定の値にすることができる。よって、プロジェクターは、B色光と、G光およびR光とのバランスが良好な画像の投写が可能となる。
以下、第2実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態のプロジェクター1000と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
第1実施形態のプロジェクター1000は、2つの照明光学系(第1の照明光学系100、第2の照明光学系200)を備えているが、本実施形態のプロジェクター2000は、3つの照明光学系を備えている。具体的に、プロジェクター2000は、第1実施形態のプロジェクター1000に備えられた第1の色光としてのB光を射出する第1の照明光学系100に加え、第2の色光としてのG光を射出する第2の照明光学系2200、および第3の色光としてのR光を射出する第3の照明光学系2300を備えている。
また、本実施形態のプロジェクター2000は、第1実施形態のプロジェクター1000が備える色分離導光光学系400を備えない構成になっている。
第2の光源装置2210は、第1実施形態の第2の光源装置201における蛍光発光部250とは異なる蛍光発光部2250を備える。
透明部材2251は、石英ガラス等の光学ガラスで板状に形成されている。
蛍光体層2252は、透明部材2251上に設けられ、コリメーターレンズアレイ230および集光光学系240を介して発光素子224から射出された励起光によって、第2の発散角でG光を発する。蛍光体層2252は、緑色蛍光体(例えば、Ba3Si6O12N2:Euを含有する材料)で形成されている。
第3の光源装置2310は、発光部220、コリメーターレンズアレイ230、集光光学系240、および蛍光発光部2350を備える。
透明部材2351は、石英ガラス等の光学ガラスで板状に形成されている。
蛍光体層2352は、透明部材2351上に設けられ、コリメーターレンズアレイ230および集光光学系240を介して発光素子224から射出された励起光によって、第3の発散角でR光を発する。蛍光体層2352は、赤色蛍光体(例えば、CaAlSiN3−Si2N2O:Euを含有する材料)で形成されている。
その結果、第1の照明光学系100から射出されたB光のうち可変絞り710を通過する成分の光量と、第3の照明光学系2300から射出されたR光のうち可変絞り710を通過する成分の光量と、第2の照明光学系2200から射出されたG光のうち可変絞り710を通過する成分と、の比率を所定の値にすることができる。
(1)プロジェクター2000において、第1の照明光学系100、および第3の照明光学系2300は、調整機構70,170を備えているので、第2の光源装置2210から射出され、可変絞り710を通過するG光の光量に応じて、可変絞り710を通過するB光の光量およびR光の光量をそれぞれ個別に調整することができる。これによって、投写される画像の明るさに寄与する率が高いG光を有効に利用しつつ、G光より明るさに寄与する率が低いB光、およびR光の光量をそれぞれ調整することができるので、プロジェクター2000は、明るさの低下を抑制してホワイトバランスがより良好な画像の投写が可能となる。
以下、第3実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態に係るプロジェクター1000と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
第1実施形態の調整機構70は、第1の光源装置101に対し第1のピックアップ光学系60を移動可能に構成されているが、本実施形態の第1の照明光学系2400は、第1のピックアップ光学系60に対して光拡散部50が移動できるように構成されている。
第1の照明光学系2400は、図8に示すように、第1の光源装置101、第1のピックアップ光学系60、および第1実施形態の第1の照明光学系100における調整機構70とは異なる調整機構270を備える。
第1の光源装置101は、第1実施形態で説明したように、発光部20、コリメーターレンズアレイ30、集光光学系40、および光拡散部50を備える。
発光部保持部271は、底面部2711を有し、発光部20、コリメーターレンズアレイ30、集光光学系40および第1のピックアップ光学系60を保持する。
移動部272は、光学素子としての光拡散部50を保持し、発光部保持部271に対して相対的に、光軸60Cに沿う方向に移動可能に形成されている。
移動部272は、断面がL字状に形成されており、光拡散部50が固定される固定部2721、および底面部2711に支持される支持部2722を有している。
移動部272は、底面部2711の突起部によって、光軸60Cに直交する方向の移動が規制され、光軸60Cに沿う方向の移動が可能とされる。そして、移動部272は、長孔の内面に底面部2711の突起部が当接した状態で、第1のピックアップ光学系60と光拡散部50との間隔が調整可能となる。
このように、発光部保持部271に対して移動部272が移動するように構成することで、第1の照明光学系100から射出されたB光のうち可変絞り710を通過する成分の光量と、第2の照明光学系200から射出されたG光のうち可変絞り710を通過する成分の光量との比が所望の値になるように、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整することができる。
光学素子としての光拡散部50が移動することによって、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整する構成なので、第1の光源装置101全体や、第1のピックアップ光学系60全体を移動させる構成に比べ、簡素な構造、省スペースで第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整する構成が可能となる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
第1実施形態では、第1のピックアップ光学系60を移動することにより、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整するように構成されているが、第1の光源装置101を移動することにより、第1の光源装置101と第1のピックアップ光学系60との間隔を調整するように構成してもよい。
同様に、第2実施形態では、第3のピックアップ光学系360を移動することにより、第3の光源装置2310と第3のピックアップ光学系360との間隔を調整するように構成されているが、第3の光源装置2310を移動することにより、第3の光源装置2310と第3のピックアップ光学系360との間隔を調整するように構成してもよい。
また、発光部が有する発光素子としては、半導体レーザーに限らず、例えば、発光ダイオードや有機EL(Electro Luminescence)素子等を用いてもよい。
また、第3実施形態では、固定部としてのネジ273で移動部272と発光部保持部271とを固定しているが、固定部としての接着剤で移動部272と発光部保持部271とを固定するように構成してもよい。
Claims (6)
- 第1の発散角の第1の色光を射出する第1の光源装置と、該第1の光源装置から射出された該第1の色光が入射する第1のピックアップ光学系と、該第1の光源装置と該第1のピックアップ光学系との間隔を調整する調整機構と、を備えた第1の照明光学系と、
第2の発散角の第2の色光を射出する第2の光源装置と、該第2の光源装置から射出された該第2の色光が入射する第2のピックアップ光学系と、を備えた第2の照明光学系と、
前記第1の照明光学系から射出された前記第1の色光、および前記第2の照明光学系から射出された前記第2の色光を画像信号に応じて変調することによって画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投写する投写光学系と、
前記投写光学系に設けられ、通過光量を調整する可変絞りと、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記調整機構は、
前記第1の光源装置を保持する光源装置保持部と、
前記第1のピックアップ光学系を保持するとともに、該第1のピックアップ光学系の光軸に沿う方向において前記光源装置保持部に対して相対的に移動可能なピックアップ光学系保持部と、
前記第1の光源装置と前記第1のピックアップ光学系との間隔を固定する固定部と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第1の光源装置は、
光を発する発光部と、
前記発光部から発せられた光が照射されることによって、前記第1の発散角で前記第1の色光を射出する光学素子と、を備え、
前記調整機構は、
前記発光部を保持する発光部保持部と、
前記光学素子を保持するとともに、前記第1のピックアップ光学系の光軸に沿う方向において前記発光部保持部に対して相対的に移動可能な移動部と、
前記第1の光源装置と前記第1のピックアップ光学系との間隔を固定する固定部と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第1の色光は、青色光であり、
前記第2の色光は、緑色光を含む色光であることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
第3の発散角の第3の色光を射出する第3の光源装置と、該第3の光源装置から射出された該第3の色光が入射する第3のピックアップ光学系と、該第3の光源装置と該第3のピックアップ光学系との間隔を調整する調整機構と、を備えた第3の照明光学系をさらに備え、
前記第1の色光は、青色光であり、
前記第2の色光は、緑色光であり、
前記第3の色光は、赤色光であることを特徴とするプロジェクター。 - 第1の発散角の第1の色光を射出する第1の光源装置と、該第1の光源装置から射出された該第1の色光が入射する第1のピックアップ光学系と、を備えた第1の照明光学系と、
第2の発散角の第2の色光を射出する第2の光源装置と、該第2の光源装置から射出された該第2の色光が入射する第2のピックアップ光学系と、を備えた第2の照明光学系と、
前記第1の照明光学系から射出された前記第1の色光、および前記第2の照明光学系から射出された前記第2の色光を画像信号に応じて変調することによって画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投写する投写光学系と、
前記投写光学系に設けられ、通過光量を調整する可変絞りと、を備えるプロジェクターの製造方法であって、
前記第1の照明光学系から射出された前記第1の色光のうち前記可変絞りを通過する成分の光量と、前記第2の照明光学系から射出された前記第2の色光のうち前記可変絞りを通過する成分の光量との比率が所定の値になるように、前記第1の光源装置と前記第1のピックアップ光学系との間隔を調整する工程を有することを特徴とするプロジェクターの製造方法。
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