JP6217210B2 - 光源装置、およびプロジェクター - Google Patents
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また、光源の発光領域の全ての領域に蛍光体層が重なる構成に比べ、小さな面積の領域から第2の波長帯の光を発することとなるので、単位面積当たりの光束量を高めることができる。
したがって、簡素な構成や小型化を図ると共に、励起光を効率良く利用して高輝度の第2の波長帯の光、例えば白色光や、赤色光、緑色光等の可視光の射出が可能な光源装置を提供できる。
この構成によれば、光源装置は、補正部を備えているので、光軸に対する傾きを補正することができる。これによって、光源装置は、光の損失を抑制し、照明対象に効率良く第2の波長帯の光を照射することが可能となる。
以下、第1実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
プロジェクター1は、図1に示すように、光源装置2を有する光学ユニット3、および図示は省略するが、制御部、電源装置、冷却装置、およびこれらの装置を内部に収納する外装筐体を備えている。
電源装置は、光源装置2や制御部等に電力を供給する。
冷却装置は、光源装置2や電源装置を冷却する。
外装筐体は、詳細な説明は省略するが、複数の部材で構成され、外気を取り込む吸気口、および内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置2から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置2に加え、インテグレーター照明光学系32、ダイクロイックミラー331,332、反射ミラー34B,34G、フィールドレンズ35B,35G,35R、光変調装置としての液晶ライトバルブ361、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム362、および投写レンズ37を備える。
液晶ライトバルブ361は、図示しない複数の微小画素がマトリックス状に設けられた矩形状の画像形成領域を有する。各画素が表示画像信号に応じた光透過率に設定され、画像形成領域内に表示画像を形成する。そして、各色光は、液晶ライトバルブ361にて変調された後、クロスダイクロイックプリズム362に射出される。
第1光源装置4は、発光ダイオードを有する光源41、および光源41の発光領域の一部に塗布された蛍光体層42を備える。光源41から射出された励起光により、蛍光体層42は、R光とG光とを含むY光を射出する。
第2光源装置5は、B光を射出する発光ダイオードを有する光源51、および平行化レンズ52を備え、光源51から射出されたB光を平行化レンズ52にて略平行化して射出する。
なお、第1光源装置4の構成については、後で詳細に説明する。
第1インテグレーター照明光学系321は、第1レンズアレイ3211、第2レンズアレイ3212、偏光変換素子3213、および重畳レンズ3214を備えている。
第1レンズアレイ3211は、複数の第1レンズを有し、第1光源装置4から射出された光を複数の部分光に分割する。第2レンズアレイ3212は、第1レンズアレイ3211の光射出側に配置され、第1レンズに対向する複数の第2レンズを有している。第2レンズアレイ3212は、重畳レンズ3214とともに、部分光を液晶ライトバルブ361G,361R上で重畳させる。
偏光変換素子3213は、第2レンズアレイ3212から射出された非偏光の光を直線偏光光に変換する。
第2インテグレーター照明光学系322から射出されたB光は、反射ミラー34Bにて反射し、フィールドレンズ35Bを介して液晶ライトバルブ361Bに入射する。
ダイクロイックミラー331で反射したG光は、反射ミラー34Gにて反射し、フィールドレンズ35Gを介して液晶ライトバルブ361Gに入射する。
ダイクロイックミラー332は、ダイクロイックミラー331を透過した光のうち画像形成に利用するR光を反射し、不要な光を透過する。そして、ダイクロイックミラー332にて反射したR光は、フィールドレンズ35Rを介して液晶ライトバルブ361Rに入射する。
ここで、第1光源装置4について、詳細に説明する。
図2は、第1光源装置4を説明するための模式図であり、(a)は、第1光源装置4の構成を示す図、(b)は、第1光源装置4における光源41を発光側から見た平面図である。
光源41は、第1の波長帯の励起光を射出する。本実施形態では、第1の波長帯として青色光を有する波長帯の光を発する発光ダイオードが用いられている。なお、第1の波長帯の励起光としては、青色光に限らず、紫色光や紫外光を有する波長帯の光を用いてもよい。
光源41と集光光学系43とは、集光光学系43の光軸43Cが発光領域41Aの略中心に位置するように配置される。また、蛍光体層42は、平面視において第1発光領域411と重なるように設けられている。具体的に、蛍光体層42は、図2(b)において、光軸43Cを通る上下方向に延出する直線を境界にして発光領域の片側に設けられている。言い換えれば、発光領域41Aのうち、蛍光体層42が設けられている領域が第1発光領域411であり、蛍光体層42が設けられていない領域が第2発光領域412である。
なお、第1レンズアレイ3211および第2レンズアレイ3212が備える各レンズの形状は、液晶ライトバルブ361の画像形成領域の形状と相似である。そして、矩形状の第1発光領域411(蛍光体層42)は、各レンズの半分の形状に対応するように長手方向(短手方向)の向きが設定されている。
蛍光体層42は、光源41からの励起光によりR光とG光とを含むY光を発する。Y光は、第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の光に相当する。
波長選択素子44を透過したY光は、補正部45に入射する。そして、第2発光領域412から射出され、波長選択素子44で反射した第2の励起光41bのうち少なくとも一部は、集光光学系43を介して蛍光体層42に入射する。すなわち、集光光学系43は、光源41の第2発光領域412から射出され、波長選択素子44にて反射した第2の励起光41bのうち少なくとも一部が蛍光体層42に入射するように、第2の励起光を導く機能を有している。
図3に示すように、第2発光領域412から射出された第2の励起光41aは、集光光学系43に向かって広がるように進行し、レンズ431,432によって略平行化されて波長選択素子44に入射する。そして、第2の励起光41aは、波長選択素子44にて反射する。波長選択素子44にて反射した第2の励起光41bのうち少なくとも一部は、レンズ432,431によって進行方向が変更され、光軸43Cに対して第2発光領域412に対称となる領域を照射する。従って、蛍光体層42が設けられている第1発光領域411は、光軸43Cに対して第2発光領域412と軸対称であることが好ましい。
すなわち、蛍光体層42は、第1発光領域411から射出され、光源41側から入射する第1の励起光、および第2発光領域412から射出され、集光光学系43、波長選択素子44を介して光源41とは反対側から入射する第2の励起光によりY光を発する。そして、Y光は波長選択素子44を透過する。
補正部45は、波長選択素子44から射出されるこの光の進行方向(光軸)の傾きを補正する機能を有している。
図4は、補正部45の機能を説明するための模式図であり、(a)は、補正部45が配置されていない場合の図、(b)は、補正部45が配置された場合の図である。
そして、補正部45が配置された場合、蛍光体層42から射出され、集光光学系43および波長選択素子44を透過した光は、補正部45によって進行方向が補正され、光軸43Cに略沿うように進行する。
第1光源装置4から射出された光は、前述したように、ダイクロイックミラー331,332によってG光とR光に分離されて、G光とR光はそれぞれ液晶ライトバルブ361G,361Rによって変調される。そして、変調されたG光とR光は、第2光源装置5から射出され、液晶ライトバルブ361Bによって変調されたB光と合成されて投写レンズ37により投写される。
(1)第1光源装置4を複雑な構造にすることなく、光源41から射出された励起光を蛍光体層42の両側(光源41側、および光源41とは反対側)に照射できる。また、部品の増加を抑制することができる。
また、光源41の発光領域の全ての領域(第1発光領域411および第2発光領域412)に重なるように蛍光体層42が設けられる構成に比べ、小さな面積から光を発することができるので、第1光源装置4の単位面積当たりの光束量を高めることができる。
したがって、簡素な構成や小型化を図ると共に、励起光を効率良く利用して高輝度のY光の射出が可能な第1光源装置4の提供が可能となる。また、この第1光源装置4を搭載するプロジェクター1は、小型であり、かつ明るい画像の投写が可能となる。
また、補正部45は、楔状という簡素な形状なので、製造の簡素化が図れる。
以下、第2実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態のプロジェクター1と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図5は、本実施形態のプロジェクターにおける光学ユニット13を示す模式図である。
本実施形態のプロジェクターは、図5に示すように、第1実施形態のプロジェクター1における第1光源装置4と構成の異なる第1光源装置6を備えている。
本実施形態の第1光源装置6は、R光用の光源41を有するR系光源部61R、G光用の光源41を有するG系光源部61G、ダイクロイックミラー63、および補正部64を備えている。
蛍光体層62Rは、光源41からの励起光によりR光を発する。R光は、第2の波長帯の光に相当する。
蛍光体層62Rは、図5に示すように、第1実施形態における蛍光体層42と同様に、光源41の発光領域のうちの略半分に設けられている。具体的に、蛍光体層62Rは、赤色蛍光体(例えば、CaAlSiN3−Si2N2O:Euを含有する材料)で形成されている。そして、蛍光体層62Rは、R系光源部61Rにおける集光光学系43の光軸43Crに対し、光源41の発光領域の片側に塗布されている。
光源41から射出された励起光は、第1実施形態で説明したと同様に、集光光学系43および波長選択素子44によって蛍光体層62Rの両側に照射されてR光に変換され、波長選択素子44からダイクロイックミラー63に射出される。
蛍光体層62Gは、光源41からの励起光によりG光を発する。G光は、第2の波長帯の光に相当する。
蛍光体層62Gは、図5に示すように、R系光源部61Rにおける蛍光体層62Rと同様に、光源41の発光領域のうちの略半分に設けられている。具体的に、蛍光体層62Gは、緑色蛍光体(例えば、Ba3Si6O12N2:Euを含有する材料)で形成されている。そして、蛍光体層62Gは、G系光源部61Gにおける集光光学系43の光軸43Cgに対し、光源41の発光領域の片側に塗布されている。
光源41から射出された励起光は、第1実施形態で説明したと同様に、集光光学系43および波長選択素子44によって蛍光体層62Gの両側に照射されてG光に変換され、波長選択素子44からダイクロイックミラー63に射出される。
そして、ダイクロイックミラー63は、R系光源部61Rから射出されたR光と、G系光源部61Gから射出されたG光を合成して、補正部64に射出する。
そして、第1実施形態で説明したように、ダイクロイックミラー63から射出されたR光の進行方向とG光の進行方向は、補正部64によって修正され、第1インテグレーター照明光学系321が備える第1レンズアレイ3211に対して略垂直に入射する。
第1インテグレーター照明光学系321から射出された光は、第1実施形態で説明したと同様に、G光、R光に分離され、液晶ライトバルブ361G,361Rにそれぞれ入射する。
第1光源装置6は、R光を射出するR系光源部61RとG光を射出するG系光源部61Gとを備えているため、R光の輝度およびG光の輝度を独立に制御することができる。そのため、画像のホワイトバランスを容易に調整することができる。
以下、第3実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態、第2実施形態のプロジェクターと同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
第1実施形態のプロジェクターはY光を射出する第1光源装置4を備え、第2実施形態のプロジェクターは、R光およびG光を射出する第1光源装置6を備えているが、本実施形態のプロジェクターは、図6に示すように、R光、G光、およびB光を有する光を射出する光源装置7を備えている。
また、本実施形態のプロジェクターは、第1実施形態、第2実施形態の光学系とは異なるインテグレーター照明光学系81、色分離光学系82、およびリレー光学系83を備えている。
補正部71Rは、R系光源部61Rの光射出側に配置され、R系光源部61Rから射出されるR光の光軸の傾きを補正し、クロスダイクロイックプリズム72に向けて射出する。補正部71Gは、G系光源部61Gの光射出側に配置され、G系光源部61Gから射出されるG光の光軸の傾きを補正し、クロスダイクロイックプリズム72に向けて射出する。
第2光源装置5は、クロスダイクロイックプリズム72を介してR系光源部61Rに対向して配置され、B光をクロスダイクロイックプリズム72に向けて射出する。
ダイクロイックミラー821で反射したB光は、反射ミラー823で反射し、フィールドレンズ35Bを介して液晶ライトバルブ361Bに入射する。ダイクロイックミラー822で反射したG光は、フィールドレンズ35Gを介して液晶ライトバルブ361Gに入射する。
液晶ライトバルブ361B,361G,361Rに入射した各色光は、第1実施形態で説明したと同様に、画像情報に応じて変調された後、クロスダイクロイックプリズム362によって合成され、投写レンズ37から投写される。
第1実施形態、および第2実施形態においては、第1インテグレーター照明光学系321と第2インテグレーター照明光学系322とが必要であったが、本実施形態においては第2インテグレーター照明光学系322が不要であるため、光学ユニット23の小型化、ひいてはプロジェクターの小型化が可能となる。
(変形例1)
前記実施形態では、蛍光体層42は、一体的に構成された光源41に塗布されているが、例えば図7に示したように、光源を別体の2個の発光素子から構成し、2個の発光素子のうち、一方の発光素子に蛍光体層を塗布するように構成してもよい。
光源10は、図7に示すように、2つの発光素子10a,10bを有し、発光素子10a,10bは、基板200の上に設けられている。基板200は、光軸43Cと直交する基準面200aを有している。
そして、発光素子10aと発光素子10bとは、光軸43Cを挟んで配置され、蛍光体層20は、光源10の片側に設けられることとなる。
図7(b)に示すように、発光素子10a,10bを配置することで、発光素子10bから射出され、集光光学系43および波長選択素子44を介して蛍光体層20に導かれる第2の励起光をより効率的に蛍光体層20に照射することが可能となる。また、光源10は、2つに限らず3つ以上の発光素子で構成してもよい。
前記実施形態では、蛍光体層42は、光源41に塗布されているが、光源41とは別体の透明部材に設けるように構成してもよい。
図8は、変形例2の光源30、および蛍光体層40を示す模式図である。
蛍光体層40は、光源30の発光領域の面積の略半分の面積を有する板状の透明部材50に塗布され、光軸43Cの一方の側、つまり光源30の発光領域の片側に配置される。
前記実施形態では、補正部として、断面が楔状に形成された補正部45,64,71R,71Gを用いているが、この構成に限らず、例えば、第1レンズアレイ3211に補正部の機能を盛り込むように構成してもよい。
図9は、変形例3の補正部を説明するための模式図であり、(a)は、補正部の機能を盛り込んでいない第1レンズアレイ3211を示す図、(b)は、補正部の機能を盛り込んだ第1レンズアレイ90を示す図である。
第1レンズアレイ3211は、複数の第1レンズ3211aを有し、第1レンズアレイ90は、複数の第1レンズ90aを有している。なお、図9は、第1レンズ3211a,90aを明瞭に説明するため、それぞれ1つを記載した図である。
このように、第1レンズアレイ90の第1レンズ90aは、補正部の機能を有し、補正部が第1レンズアレイ90に設けられることで、部品点数を増加することなく波長選択素子44から射出される光の光軸の傾きを補正できる。
前記実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いているが、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
図10は、変形例4のプロジェクターにおける光学ユニット100を示す模式図である。
光学ユニット100は、第3実施形態の光源装置7、重畳レンズ101、ロッドインテグレーター102、集光光学系103、反射ミラー104、光変調装置としてのマイクロミラーデバイス105および投写レンズ106を備えている。
光源装置7は、画像情報に応じて時分割でR光、G光、B光を射出する。
光源装置7から射出された光は、重畳レンズ101によってロッドインテグレーター102の入射面に導光され、ロッドインテグレーター102の内面で多重反射することによって均一化されて射出面から射出する。
ロッドインテグレーター102から射出された光は、集光光学系103によって略平行化され、反射ミラー104にて反射し、マイクロミラーデバイス105に射出される。
マイクロミラーデバイス105に入射した光は、画像情報に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す光に変調されて投写レンズ106から投写される。
このように、光源41の発光領域の一部に蛍光体層62R,62Gが設けられた光源装置7は、マイクロミラー型の光変調装置を備えるプロジェクターの光源装置にも用いることができ、前記実施形態で説明したと同様の効果を奏する。
また、変形例4においては、第3実施形態の光源装置7を用いて説明したが、第1実施形態における光源装置2や第2実施形態における光源装置(第1光源装置6および第2光源装置5)をマイクロミラー型の光変調装置を備えるプロジェクターに用いることも可能である。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。
前記実施形態では、光源41として発光ダイオードを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、半導体レーザーや有機EL(Electro Luminescence)素子、UVランプ等を用いてもよい。
前記実施形態の光源41は、発光領域が矩形状に形成されているが、矩形状に限らず他の形状、例えば、円形や楕円形であってもよい。
前記実施形態の蛍光体層42は、光軸43Cに対して第2発光領域412に対称となる第1発光領域411に形成されているが、対称性は必須ではない。要は、光軸43Cに対して第2発光領域412に対称となる領域を含むように、蛍光体層42を設ければよい。第2発光領域412から射出され、波長選択素子44によって反射された第2の励起光の光路上に蛍光体層42が設けられていればよい。
また、第1発光領域411と第2発光領域412とが、光軸43Cに直交する平面における形状が相似形となるように形成してもよい。
この構成によれば、集光光学系43に対する第2発光領域412と蛍光体層42との距離が異なっても、第2発光領域412から射出された第2の励起光を効率良く蛍光体層42に導くことが可能となる。よって、集光光学系43に対する光源41および蛍光体層42の配置位置の自由度の向上を図りつつ、第2発光領域412から射出される第2の励起光を効率良く蛍光体層42に照射することが可能となる。
Claims (12)
- 第1発光領域と第2発光領域とを有し、第1の波長帯の励起光を射出する光源と、
平面視において前記第1発光領域と重なるように設けられ、前記第1発光領域から射出された第1の励起光の照射により、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の光を発する蛍光体層と、
前記第2の波長帯の光を透過し、前記第1の波長帯の光を反射する波長選択素子と、
前記光源と前記波長選択素子との間の光路中に配置され、前記第2発光領域から射出された第2の励起光および前記蛍光体層から射出された光を透過し、前記波長選択素子にて反射した前記第2の励起光のうち少なくとも一部が前記蛍光体層に入射するように前記第2の励起光を導く集光光学系と、
前記波長選択素子から射出された前記第2の波長帯の光の進行方向を補正する補正部と、
を備えることを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置であって、
前記第1発光領域は、前記光源の発光領域の片側の領域に設けられ、
前記第2発光領域は、前記発光領域の残りの領域に設けられていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1または請求項2に記載の光源装置であって、
前記蛍光体層は、前記集光光学系の光軸に対し、前記第2発光領域と対称な領域を含むように設けられていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記第1発光領域は、前記光源の発光領域の片側の領域に設けられ、
前記第2発光領域は、前記発光領域の残りの領域に設けられ、
前記補正部は、前記蛍光体層に対向する側が前記第2発光領域に対向する側より厚みが厚い楔状の形状を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記波長選択素子の光射出側に配置され、複数の第1レンズを有する第1レンズアレイと、
前記第1レンズアレイの光射出側に配置され、前記複数の第1レンズに対応する複数の第2レンズを有する第2レンズアレイと、
をさらに備え、
前記第1発光領域は、前記光源の発光領域の片側の領域に設けられ、
前記第2発光領域は、前記発光領域の残りの領域に設けられ、
前記複数の第1レンズ各々の光軸は、対応する前記第2レンズの光軸に対して偏心しており、
前記第1レンズが前記補正部に相当することを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記第1発光領域および前記第2発光領域は、前記集光光学系の光軸に沿う方向から見て矩形状であることを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記第1発光領域と前記第2発光領域とは、前記集光光学系の光軸に直交する平面における面積が互いに等しいことを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記第1発光領域と前記第2発光領域とは、前記集光光学系の光軸に直交する平面における形状が相似形であることを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記第2の波長帯の光は、黄色光、緑色光および赤色光の少なくともいずれかを有する波長帯の光であることを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記第1の波長帯の励起光は、青色光、紫色光および紫外光の少なくともいずれかを有する波長帯の光であることを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記光源は、前記励起光を射出する発光ダイオードまたは半導体レーザーを有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置にて変調された光を投写する投写レンズと、
を備えることを特徴とするプロジェクター。
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