JP2015040507A - マフラ - Google Patents

マフラ Download PDF

Info

Publication number
JP2015040507A
JP2015040507A JP2013171920A JP2013171920A JP2015040507A JP 2015040507 A JP2015040507 A JP 2015040507A JP 2013171920 A JP2013171920 A JP 2013171920A JP 2013171920 A JP2013171920 A JP 2013171920A JP 2015040507 A JP2015040507 A JP 2015040507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
partition plate
wall member
muffler body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013171920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6162541B2 (ja
Inventor
謙一郎 岡田
Kenichiro Okada
謙一郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013171920A priority Critical patent/JP6162541B2/ja
Priority to CN201410413039.6A priority patent/CN104420957A/zh
Publication of JP2015040507A publication Critical patent/JP2015040507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6162541B2 publication Critical patent/JP6162541B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成により剛性を向上し、壁面振動による騒音を低減したマフラを提供する。【解決手段】エンジンの排気ポートに取り付けられるマフラ1を、板金をプレス成型して形成され外周縁部11,21を接合することによって内部に空間部C1、C2が形成される第1の外壁部材10及び第2の外壁部材20と、外周縁部を第1の外壁部材及び第2の外壁部材と接合され空間部内を仕切る仕切板30,40とを有し、仕切板の外周縁部から離間した箇所における表面44と第1の外壁部材の内面とを固定した構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、汎用エンジンのマフラに関し、特に簡単な構成により剛性を向上し、壁面振動による騒音を低減したものに関する。
例えば可搬式発電機などに搭載される汎用エンジンのマフラは、一般にプレス成型された一対のパネルの外周縁部を閉じ合わせてシェル状に形成するとともに、その内部を2室に仕切る仕切板や、グラスウール、パンチングメタル等の消音用部材を配置して構成され、エンジンの排気ポート出口部に取り付けられている。
このような汎用エンジンのマフラに関する従来技術として、例えば特許文献1には、仕切板によってロアケースとアッパケースの2室に仕切られた汎用エンジンのマフラ構造において、ロアケースの一部が仕切板と接触している構成が記載されている。
また、特許文献2には、仕切板で仕切られた第1室及び第2室を有する汎用エンジンのマフラにおいて、仕切板の一部に第2室側へ突出する凹部を形成し、これがラスメタルの近傍まで達するようにしたことが記載されている。
また、特許文献3には、マフラの中央付近に仕切板を設けるとともに、仕切板の周囲がマフラ本体に溶接などで固着されることが記載されている。
特開平7− 63037号公報 特開平11−148334号公報 実開昭57− 28109号公報
汎用エンジンのマフラにおいて、運転時騒音の低減が要求されている。
上述したような板金部品により構成されたマフラの場合、マフラの壁面が排気脈動やエンジンから伝搬される振動に起因して振動するいわゆるシェル音の発生が問題となる。
このようなシェル音の低減には、例えば部材自体の強度を向上したり、補強用の部材を追加して壁面の剛性を向上することが有効であるが、前者の場合にはビードの形成や曲面化などによって製品の加工工程や金型の製作が煩雑となり、後者の場合には部品点数や重量が増加してしまう。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、簡単な構成により剛性を向上し、壁面振動による騒音を低減したマフラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、上述した課題を解決する。
請求項1に係る発明は、エンジンの排気ポートに取り付けられるマフラであって、板金をプレス成型して形成され外周縁部を接合することによって内部に空間部が形成される第1の外壁部材及び第2の外壁部材と、外周縁部を前記第1の外壁部材及び前記第2の外壁部材と接合され前記空間部内を仕切る仕切板とを有し、前記仕切板の外周縁部から離間した箇所における表面と前記第1の外壁部材の内面とを当接させ固定したことを特徴とするマフラである。
これによれば、仕切板と第1の外壁部材とを中央部で固定することによって、マフラの剛性が向上するとともに、仕切板と第1の外壁部材とが独立して振動することが抑制され、シェル騒音を低減することができる。さらに、剛性向上によって、信頼性、耐久性も向上する。
また、他部品の追加や、部品構造、形状の複雑化を伴わない簡素な構成によって上述した効果を得ることができ、部品点数、重量、部品コスト等の増加を防止することができる。
請求項2に係る発明は、前記仕切板及び前記第1の外壁部材の少なくとも一方における外周縁部から離間した箇所に、他方側に突出して形成された突出部を形成し、前記突出部において前記仕切板と前記第1の外壁部材とを固定したことを特徴とする請求項1に記載のマフラである。
これによれば、仕切板と第1の外壁部材とを連結する突出部を設けたことによって、突出部以外の領域では仕切板と第1の外壁部材との間隔を確保して、これらの間に形成される空間部の容積を確保することができる。
請求項3に係る発明は、前記仕切板と前記第1の外壁部材とをスポット溶接により固定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマフラである。
これによれば、簡単かつ軽量な構成により十分な接合強度を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成により剛性を向上し、壁面振動による騒音を低減したマフラを提供することができる。
本発明を適用したマフラの実施例の分解斜視図である。 実施例のマフラをエンジン側から見た図である。 図2のIII−III部矢視断面図である。 図3のIV−IV部矢視断面図である。 図4のV−V部矢視断面図である。 図4のVI−VI部矢視断面図である。
本発明は、簡単な構成により剛性を向上し、壁面振動による騒音を低減したマフラを提供する課題を、マフラを一対の外壁部材を閉じ合せて構成するとともに、内部を2室に区画する仕切り板の一部を一方の外壁部材側に突出させ、外壁部材とスポット溶接で固定することによって解決した。
以下、本発明を適用したマフラの実施例について説明する。
実施例のマフラは、例えば、ポータブル発電機に搭載され、発電装置を駆動する汎用エンジンの排気ポートに取り付けられるものである。
図1は、実施例のマフラの分解斜視図である。
図2は、実施例のマフラをエンジン側から見た図である。
図3は、図2のIII−III部矢視断面図である。
図4は、図3のIV−IV部矢視断面図である。
図5は、図4のV−V部矢視断面図である。
図6は、図4のVI−VI部矢視断面図である。
マフラ1は、第1マフラボディ10、第2マフラボディ20、第1仕切板30、第2仕切板40、ホルダプレート50,60、グラスウールマット70,80,90、インレットパイプ100、ホルダパイプ110、テールパイプ120、パイプ130、キャタライザ140等を有して構成されている。
第1マフラボディ10、第2マフラボディ20は、例えば鋼板をプレス成型して形成されたパネルであって、外周縁部を閉じ合わせることによって二つ割に形成されたシェル状の容器を形成する外壁部材である。
第1マフラボディ10は、図示しないエンジンの排気ポート側に設けられ、第2マフラボディ20は、排気ポートの反対側に設けられている。
第1マフラボディ10は、第2マフラボディ20側に開口した空間部(凹部)を有するトレイ状に形成されている。
第1マフラボディ10をエンジン側から見た平面形状は、実質的に矩形状に形成されている。
第1マフラボディ10の外周縁部には、第2マフラボディ20との接合に用いられるフランジ部11が形成されている。
フランジ部11は、第2マフラボディ20のフランジ部21に、カシメ加工により実質的に全周にわたって接合される。
第1マフラボディ10のエンジン側の面部には、インレットパイプ開口12、ボルト開口13、凹部14等が形成されている。
インレットパイプ開口12は、排気ポートからマフラ1の内部に排ガスを導入するインレットパイプ100が挿入される円形の開口である。
インレットパイプ開口12は、第1マフラボディ10の上端部近傍でありかつ一方の側端部近傍に配置されている。
ボルト開口13は、マフラ1をエンジンのシリンダヘッドに締結する図示しないボルトが挿入される開口である。
ボルト開口13は、インレットパイプ開口12を挟んで例えば一対形成されている。
ボルト開口13の周縁部は、マフラ1の内部側に円筒状に立ち上げて形成されている。
この立ち上げ部は、パイプ130の内径側に挿入されパイプ130の位置決めを行うものである。
凹部14は、第1マフラボディ10のインレットパイプ開口12とは反対側の側半部を、エンジン側に突出させて形成し、他の部分よりも奥行方向の寸法(フランジ部11からの深さ)を深くした部分である。
凹部14は、グラスウールマット70を収容する収容部としても機能する。
第1マフラボディ10の凹部14側の側壁における上部には、テールパイプ保持部15が形成されている。
テールパイプ保持部15は、第2マフラボディ20のテールパイプ保持部24と協働して、テールパイプ120を保持する部分である。
第2マフラボディ20は、第1マフラボディ10側に開口した空間部(凹部)を有するトレイ状に形成されている。
第2マフラボディ20をエンジン側から見た平面形状は、実質的に第1マフラボディ10と同様の矩形状に形成されている。
第2マフラボディ20の外周縁部20には、第1マフラボディ10との接合に用いられるフランジ部21が形成されている。
第2マフラボディ20のエンジン側とは反対側の面部には、ボルト開口22、インレットパイプ係合孔23が形成されている。
ボルト開口22は、ボルト開口13と同心となるように一対が形成され、ボルトが挿入される開口である。
ボルト開口22の周縁部は、マフラ1の内部に円筒状に立ち上げて形成されている。
この立ち上げ部は、パイプ130の内径側に挿入されパイプ130の位置決めを行うものである。
インレットパイプ係合孔23は、インレットパイプ100の第2マフラボディ20側の端部に形成された突起102が係合する孔部である。
第2マフラボディ20における第1マフラボディ10のテールパイプ保持部15と対向する箇所には、このテールパイプ保持部15と協働してテールパイプ120を保持するテールパイプ保持部24が形成されている。
第1仕切板30、第2仕切板40は、第1マフラボディ10及び第2マフラボディ20の内部空間を、第1マフラボディ10側の第1室C1、第2マフラボディ20側の第2室C2に区画する隔壁である。
第1仕切板30、第2仕切板40は、例えば鋼板をプレス成型することによってパネル状に形成されている。
第1仕切板30、第2仕切板40は、主要部分が密着するように重ね合わせられるとともに、この密着している範囲における複数個所をスポット溶接によって接合されている。
第2仕切板40は、第1仕切板30の第2マフラボディ20側の面部に取り付けられている。
第1仕切板30、第2仕切板40の外周縁部は、第1マフラボディ10のフランジ部11と第2マフラボディ20のフランジ部21をカシメによって接合する際に、フランジ部11,21の間に挟み込んで固定されるようになっている。
第1仕切板30には、インレットパイプ開口31、ボルト開口32、キャタライザ開口33、開口34等が形成されている。
インレットパイプ開口31は、第1マフラボディ10のインレットパイプ開口12と同心に形成され、インレットパイプ100が挿入されるものである。
ボルト開口32は、第1マフラボディ10のボルト開口13と同心に形成され、ボルトが挿入されるパイプ130が挿入されるものである。
キャタライザ開口33は、キャタライザ140が挿入される開口であって、インレットパイプ開口31に対して第1仕切板30の対角線方向に離間して配置されている。
開口34は、第2仕切板40の突出部44が挿入される開口である。
開口34は、第1仕切板30の中央部であって、インレットパイプ開口31とキャタライザ開口33との中間部に配置されている。
第2仕切板40には、インレットパイプ受け部41、ボルト開口42、キャタライザ開口43、突出部44等が形成されている。
インレットパイプ受け部41は、インレットパイプ100の端部に挿入され、インレットパイプ100の位置決めに用いられる円盤状の凸部である。
インレットパイプ受け部41に隣接して、インレットパイプ100の突起102が挿入される貫通孔41aが形成されている。
ボルト開口42は、第1マフラボディ10のボルト開口13と同心に形成され、ボルトが挿入されるパイプ130が挿入されるものである。
キャタライザ開口43は、キャタライザ140が挿入される開口であって、キャタライザ開口33と同心に配置されている。
突出部44は、第2仕切板40の中央部を第1マフラボディ10側にブリスター状に突出させて形成された部分である。
突出部44の突端部には、第1マフラボディ10の内面と当接する実質的に平坦な面部が形成されている。
この面部は、第1マフラボディ10の内面とスポット溶接によって接合されている。
このスポット溶接は、第2マフラボディ20を第1マフラボディ10にカシメ加工によって接合する前に行われる。
また、第1仕切板30及び第2仕切板40の間には、以下説明するように、排ガスが通過する空間部や流路等が形成される。
第1仕切板30及び第2仕切板40を、部分的に相互に離間するように突出させることによって、第1仕切板30と第2仕切板40との間には、入口空間部151、及び、導入部152、第1屈曲部153、グラスウールマット収容部154、第2屈曲部155、テールパイプ保持部156等を排ガス上流側から順次有する排気管路が形成されている。
入口空間部151は、第1マフラボディ10のインレットパイプ開口12に隣接する領域に設けられている。
入口空間部151は、インレットパイプ100を収容する空間部であって、エンジンの排気ポートから出た排ガスは、インレットパイプ100を介して入口空間部151内へ導入される。
入口空間部151は、第1マフラボディ10と第1仕切板30との間に形成される第1室C1と連通しており、入口空間部151に導入された排ガスは、先ず第1室C1に流入する。
第1仕切板30、第2仕切板40のインレットパイプ開口31、インレットパイプ受け部41、ボルト開口32,42は、入口空間部151に形成されている。
導入部152は、第2仕切板40に形成された複数の孔部を介して第2マフラボディ20と第2仕切板40との間に形成される第2室C2と連通しており、第2室C2から排ガスが導入される空間部である。
導入部152は、入口空間部151の直下に隣接して配置されている。
第1屈曲部153は、導入部152の下部から、グラスウールマット収容部154の入口へ排ガスを搬送する管路であって、マフラ1の外周縁部にほぼ沿って、鉛直方向から水平方向へ、実質的に90°向きを変えるように湾曲して形成されている。
グラスウールマット収容部154は、排気管路の一部を拡径して、チューブ状に巻かれたグラスウールマット90を収容する部分である。
グラスウールマット収容部154は、マフラ1の下端部近傍に配置され、実質的に水平方向に沿って配置されている。
グラスウールマット90の内周面部は、ホルダパイプ110によって保持されている。
第2屈曲部155は、グラスウールマット収容部154の出口からテールパイプ保持部156の入口へ排ガスを搬送する管路であって、S字状に屈曲して形成されている。
キャタライザ140は、S字状の第2屈曲部155における下側の湾曲部の内径側に配置されている。
テールパイプ保持部156は、マフラ1におけるインレットパイプ100側とは反対側の側端部近傍かつ上端部近傍において、水平方向に配置されている。
テールパイプ保持部156には、テールパイプ120が挿入され固定されている。
ホルダプレート50は、第1マフラボディ10の凹部14の内面に沿って配置されるグラスウールマット70を保持する部材である。
ホルダプレート50は、例えば、小径の開口が多数配列されたパンチングメタルによって形成されている。
ホルダプレート60は、第2マフラボディ20の内面に沿って配置されるグラスウールマット80を保持する部材である。
ホルダプレート60は、例えば、小径の開口が多数配列されたパンチングメタルによって形成されている。
グラスウールマット70,80は、それぞれ第1マフラボディ10の凹部14の内面、及び、第2マフラボディ20の内面に沿って配置される消音用の部材である。
グラスウールマット90は、第1仕切板30と第2仕切板40との間に形成される排気管路のグラスウールマット収容部154内に収容される消音用の部材である。
グラスウールマット90は、チューブ状に巻かれた状態で、グラスウールマット収容部154の内周面に添付される。
グラスウールマット90の内周面部は、ホルダパイプ110が挿入され、ホルダパイプ110によって保持される。
インレットパイプ100は、エンジンの排気ポートからマフラ1の内部に排ガスを導入する円筒状の部材である。
インレットパイプ100は、第1マフラボディ10のインレットパイプ開口12から、第1仕切板30のインレットパイプ開口31に順次挿入され、第2仕切板40のインレットパイプ受け部41に突き当てられた状態で固定される。
インレットパイプ100には、開口101、突起102等が形成されている。
開口101は、インレットパイプ100の側壁部に形成され、インレットパイプ100内から入口空間部151内へ排ガスを導入するものである。
突起102は、インレットパイプ100の第2マフラボディ20側の端部から突き出して形成されている。
突起102は、例えば周上2箇所設けられ、第2仕切板40の貫通孔41aを介して第2マフラボディ20のインレットパイプ係合孔23に挿入され、第2マフラボディ20と溶接等によって固定される。
ホルダパイプ110は、排気管路のグラスウールマット収容部154内に配置される円筒状の部材であって、側壁部に小径の開口が多数配列されたパンチングメタルとなっている。
ホルダパイプ110は、チューブ状に巻かれたグラスウールマット90の脱落、張出等を防止するよう、その内周面部を保持する部材である。
テールパイプ120は、排気管路のテールパイプ保持部156に挿入、固定され、排ガスをマフラ1の外部へ排出するパイプである。
テールパイプ120は、さらに、第1マフラボディ10、第2マフラボディ20のテールパイプ保持部15,24によっても保持される。
パイプ130は、マフラ1をエンジンのシリンダヘッドへ締結するボルトが挿入される円筒状の部材である。
パイプ130は、第1マフラボディ10のボルト開口13、第2マフラボディ20のボルト開口23の周縁部(立ち上げ部)が両端部に挿入された状態で位置決めされ、固定されるとともに、その中間部は第1仕切板30、第2仕切板40のボルト開口32、42に挿入されている。
パイプ130は、ボルトを締結した際のボルト張力が付加されるとともに、ボルト張力によるマフラ1の変形を防止する。
キャタライザ140は、例えば円筒状の外筒の内部に格子状に形成されたアルミナ等の担体を配置し、この担体に白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属を担持させた三元触媒である。
キャタライザ140は、第1仕切板30、第2仕切板40のキャタライザ開口33,43に挿入され固定されている。
排ガスは、第1室C1から第2室C2へ移動する際にキャタライザ140を通過し、浄化処理される。
以上説明したマフラにおいては、エンジンの排気ポートから排出された排ガスは、インレットパイプ100の開口101から入口空間部151内に導入され、ここから第1室C1に導入される。
その後、キャタライザ140を介して第1室C1から第2室C2に導入され、導入部152から第1仕切板30と第2仕切板40との間の排気管路に入る。
そして、導入部152から第1屈曲部153、グラスウールマット収容部154、第2屈曲部155を順次通過し、テールパイプ保持部156に保持されたテールパイプ120から外部へ排出される。
以上説明した実施例においては、以下の効果を得ることができる。
(1)第2仕切板40と第1マフラボディ10とを中央部で固定することによって、マフラ1の剛性が向上するとともに、仕切板30,40と第1マフラボディ10とが独立して振動することが抑制され、シェル騒音を低減することができる。
また、他部品の追加や、部品構造、形状の複雑化を伴わない簡素な構成によって上述した効果を得ることができ、部品点数、重量、部品コスト等の増加を防止することができる。
(2)第2仕切板40と第1マフラボディ10とを連結する突出部44を設けたことによって、突出部44以外の領域では仕切板30,40と第1マフラボディ10との間隔を確保して、これらの間に形成される第1室C1の容積を確保することができる。
(3)突出部44と第1マフラボディ10とをスポット溶接により固定することによって、簡単かつ軽量な構成により十分な接合強度を得ることができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)マフラを構成する各部材の形状、構造、材質、製法等は上述した実施例に限定されず適宜変更することができる。
例えば、仕切板によるマフラ内の分割の仕方や、排ガスが通過する流路の配置、グラスウールマット等の消音材の配置等は適宜変更することが可能である。
また、本発明のマフラは、例えば可搬式の発電機に設けられるエンジンの他、例えば産業用、ガーデニング用等として用いられるあらゆる汎用エンジンに適用可能である。
(2)実施例では、仕切板の一箇所を第1マフラボディ(外壁部材)とスポット溶接により固定しているが、複数箇所を固定するようにしてもよい。また、接合方法もスポット溶接に限らず、接着、溶着、ネジやリベット等の機械的締結手段など他の手法を用いてもよい。
(3)実施例では仕切板にマフラボディ側に突出した突出部を形成しているが、マフラボディ側に仕切板側に突出した突出部を形成してもよい。
1 マフラ
10 第1マフラボディ 11 フランジ部
12 インレットパイプ開口 13 ボルト開口
14 凹部 15 テールパイプ保持部
20 第2マフラボディ 21 フランジ部
22 ボルト開口 23 インレットパイプ係合孔部
24 テールパイプ保持部
30 第1仕切板 31 インレットパイプ開口
32 ボルト開口 33 キャタライザ開口
34 開口
40 第2仕切板 41 インレットパイプ受け部
41a 貫通孔 42 ボルト開口
43 キャタライザ開口 44 突出部
50 ホルダプレート 60 ホルダプレート
70 グラスウールマット 80 グラスウールマット
90 グラスウールマット 100 インレットパイプ
101 開口 102 突起
110 ホルダパイプ 120 テールパイプ
130 パイプ 140 キャタライザ
C1 第1室 C2 第2室

Claims (3)

  1. エンジンの排気ポートに取り付けられるマフラであって、
    板金をプレス成型して形成され外周縁部を接合することによって内部に空間部が形成される第1の外壁部材及び第2の外壁部材と、
    外周縁部を前記第1の外壁部材及び前記第2の外壁部材と接合され前記空間部内を仕切る仕切板とを有し、
    前記仕切板の外周縁部から離間した箇所における表面と前記第1の外壁部材の内面とを当接させ固定したこと
    を特徴とするマフラ。
  2. 前記仕切板及び前記第1の外壁部材の少なくとも一方における外周縁部から離間した箇所に、他方側に突出して形成された突出部を形成し、前記突出部において前記仕切板と前記第1の外壁部材とを固定したこと
    を特徴とする請求項1に記載のマフラ。
  3. 前記仕切板と前記第1の外壁部材とをスポット溶接により固定したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマフラ。
JP2013171920A 2013-08-22 2013-08-22 マフラ Expired - Fee Related JP6162541B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013171920A JP6162541B2 (ja) 2013-08-22 2013-08-22 マフラ
CN201410413039.6A CN104420957A (zh) 2013-08-22 2014-08-20 消声器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013171920A JP6162541B2 (ja) 2013-08-22 2013-08-22 マフラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015040507A true JP2015040507A (ja) 2015-03-02
JP6162541B2 JP6162541B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=52694811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013171920A Expired - Fee Related JP6162541B2 (ja) 2013-08-22 2013-08-22 マフラ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6162541B2 (ja)
CN (1) CN104420957A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016148318A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社やまびこ マフラ、マフラ付きエンジン、手持ち作業機
DE112016000827B4 (de) 2015-02-20 2023-02-23 Futaba Industrial Co., Ltd. Schalldämpfer

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48108025U (ja) * 1972-03-13 1973-12-13
JPH0278720U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18
JP2002054421A (ja) * 2000-08-04 2002-02-20 Nelson Ind Inc 低コストマフラ
US20080245604A1 (en) * 2006-08-29 2008-10-09 Tecumseh Power Company Passive secondary air muffler
JP2012202245A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Hitachi Koki Co Ltd マフラ及びそれを備えたエンジン作業機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5177962A (en) * 1992-01-14 1993-01-12 Tecumseh Products Company External spark arrestor
US6250422B1 (en) * 1998-12-14 2001-06-26 Nelson Industries, Inc. Dual cross-flow muffler
US7389853B2 (en) * 2004-05-24 2008-06-24 Briggs & Stratton Corporation Muffler for an engine

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48108025U (ja) * 1972-03-13 1973-12-13
JPH0278720U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18
JP2002054421A (ja) * 2000-08-04 2002-02-20 Nelson Ind Inc 低コストマフラ
US20080245604A1 (en) * 2006-08-29 2008-10-09 Tecumseh Power Company Passive secondary air muffler
JP2012202245A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Hitachi Koki Co Ltd マフラ及びそれを備えたエンジン作業機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016148318A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 株式会社やまびこ マフラ、マフラ付きエンジン、手持ち作業機
DE112016000827B4 (de) 2015-02-20 2023-02-23 Futaba Industrial Co., Ltd. Schalldämpfer

Also Published As

Publication number Publication date
CN104420957A (zh) 2015-03-18
JP6162541B2 (ja) 2017-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2006080441A1 (ja) 小型エンジン用のマフラー
JP6162541B2 (ja) マフラ
JP6084487B2 (ja) 触媒コンバータ付きマフラ
JP2006348896A (ja) 消音器
JP5934150B2 (ja) 消音器
JP2015014210A (ja) 消音器
JP2014173520A (ja) 触媒コンバータ付きマフラ
JP2009197590A (ja) 消音器及び消音器の製造方法
WO2014103890A1 (ja) 排気ガス浄化装置
US7992677B2 (en) Motor vehicle exhaust line silencer
WO2022030184A1 (ja) 消音器への吸音材充填方法
JP5550957B2 (ja) 排気ガス浄化装置
CN110005506B (zh) 消音系统
JP2008031936A (ja) スピーカ装置及び騒音抑制装置
JP6806663B2 (ja) マフラー装置
JP4258064B2 (ja) 消音装置
JP5550958B2 (ja) 排気ガス浄化装置
JP6674673B2 (ja) 消音器
CN209943216U (zh) 扩散共振消声构件以及通风通道消声系统
JP2016108957A (ja) 消音器
JP6806664B2 (ja) マフラー装置
JP6092639B2 (ja) 消音器
JP2013160084A (ja) 消音装置
JP6759181B2 (ja) マフラー装置
JP5204594B2 (ja) レゾネータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6162541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees