JP2015039670A - 二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】計測器やバルブの設置箇所で配管にアミンが付着・残存することを防止する。
【解決手段】本実施形態によれば、二酸化炭素分離回収システムは、排ガスと吸収液とを接触させ、リッチ液を排出する吸収塔と、リッチ液を再生してリーン液を排出する再生塔と、リーン液を熱源としてリッチ液を加熱する再生熱交換器と、前記再生塔から排出される二酸化炭素含有蒸気を気液分離する第1気液分離器と、前記第1気液分離器から気相成分を排出する第1配管と、前記吸収塔から排出されるガスを気液分離する第2気液分離器と、前記第2気液分離器から気相成分を排出する第2配管と、を備える。前記第1配管又は前記第2配管の少なくともいずれか一方に、バルブ又は計測器が設置される。前記バルブ又は前記計測器の設置箇所に、洗浄媒体を供給して、吸収液成分を除去する。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態によれば、二酸化炭素分離回収システムは、排ガスと吸収液とを接触させ、リッチ液を排出する吸収塔と、リッチ液を再生してリーン液を排出する再生塔と、リーン液を熱源としてリッチ液を加熱する再生熱交換器と、前記再生塔から排出される二酸化炭素含有蒸気を気液分離する第1気液分離器と、前記第1気液分離器から気相成分を排出する第1配管と、前記吸収塔から排出されるガスを気液分離する第2気液分離器と、前記第2気液分離器から気相成分を排出する第2配管と、を備える。前記第1配管又は前記第2配管の少なくともいずれか一方に、バルブ又は計測器が設置される。前記バルブ又は前記計測器の設置箇所に、洗浄媒体を供給して、吸収液成分を除去する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法に関する。
近年、二酸化炭素の回収に関し、地球規模で懸念される地球温暖化問題に対する有効な対策として二酸化炭素回収貯留技術が注目されている。特に、火力発電所やプロセス排出ガスを対象に、二酸化炭素を吸収液により回収する手法が検討されている。例えば、二酸化炭素含有ガスを吸収液に吸収させてリッチ液を生成する吸収塔と、吸収塔から排出されたリッチ液を加熱することにより二酸化炭素を蒸気と共に放散させて分離し、生成されたリーン液を吸収塔に戻す再生塔とを備えた二酸化炭素回収装置が知られている。吸収液には、例えばアミン化合物が用いられている。
二酸化炭素回収装置の配管には、ガス流量計、濃度計等の計測器やバルブが設けられており、これらの設置箇所では吸収液成分が付着・残存しやすくなっている。配管を流れる吸収液の主成分であるアミンは、温度が低いほど粘度が大きくなる性質を持ち、常温で固体であるアミンの種類もある。そのため、配管内温度が外気温と同程度となる計測器やバルブの設置箇所では、外気温が低下すると、付着・残存したアミンの粘度が大きくなったり、あるいは固体となったりすることで、吸収液やガスの流通を阻害したり、計測器による計測ができなくなったりするおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、計測器やバルブの設置箇所で配管にアミンが付着・残存することを防止する二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法を提供することである。
本実施形態によれば、二酸化炭素分離回収システムは、二酸化炭素を含有するガスが導入され、二酸化炭素を吸収する吸収液と前記ガスとを接触させ、二酸化炭素を吸収したリッチ液を排出する吸収塔と、吸収液を加熱して、前記吸収液から二酸化炭素を含むガスを放出させ、前記リッチ液よりも二酸化炭素濃度の低いリーン液を排出する再生塔と、前記再生塔から前記吸収塔へ供給される前記リーン液を用いて、前記吸収塔から前記再生塔へ供給される前記リッチ液を加熱する再生熱交換器と、前記再生塔から排出される二酸化炭素含有蒸気を気液分離し、液相成分を前記再生塔に供給する第1気液分離器と、前記第1気液分離器から気相成分を排出する第1配管と、前記吸収塔から排出されるガスを気液分離し、液相成分を前記吸収塔に供給する第2気液分離器と、前記第2気液分離器から気相成分を排出する第2配管と、前記第1配管又は前記第2配管の少なくともいずれか一方に設置されたバルブ又は計測器と、前記バルブ又は前記計測器の設置箇所に、吸収液成分を除去する洗浄媒体を供給する洗浄媒体供給配管と、を備える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1は、第1の実施形態による二酸化炭素分離回収システムの概略構成図である。図1に示すように、二酸化炭素分離回収システムは、吸収塔1、再生熱交換器7、再生塔8、リボイラー9、及びリーン液冷却器14を備え、二酸化炭素を吸収する吸収液を用いて燃焼排ガス2から二酸化炭素を回収し、脱二酸化炭素ガス3を排出する。
燃焼排ガス2は、例えば火力発電所のボイラー(図示せず)で発生し、吸収塔1の下部に導入される。吸収塔1では、燃焼排ガス2と吸収液とが接触し、燃焼排ガス2中の二酸化炭素が吸収液に吸収される。吸収液は、吸収塔1の上部から導入され、気液接触の効率を高めるための充填材が充填された充填層1Aを通過し、吸収塔1内を流下する。吸収液として、例えばアミン化合物を使用することができる。
燃焼排ガス2中の二酸化炭素の大部分は吸収液に吸収され、二酸化炭素含有量が減少した排ガスが吸収塔1の塔頂から排出される。吸収塔1から排出された排ガスは、吸収塔還流冷却器17により冷却されて水分が凝縮し、気液分離器(凝縮器)18により水分と分離され、脱二酸化炭素ガス3(気相成分)が配管19を介して排出される。気液分離器18で分離された水分(液相成分)は、吸収液成分を含んでいるため、吸収塔1に戻される。または、排ガス中の水分の蓄積により吸収液濃度が薄くなった場合は、気液分離器18で分離された水分は吸収塔1に戻さずに廃棄してもよい。
吸収塔1の底部には、二酸化炭素を吸収した吸収液であるリッチ液が溜まる。吸収塔1の底部に溜まったリッチ液は、吸収塔1の底部から排出され、リッチ液移送ポンプ6により、再生熱交換器7を通過する。リッチ液は、再生熱交換器7において、再生塔8の底部から排出される高温のリーン液によって加熱される。加熱されたリッチ液は、再生塔8に供給される。
再生塔8に供給されたリッチ液は、気液接触の効率を高めるための充填材が充填された充填層8Aを通過し、再生塔8内を流下し、再生塔8の底部に溜まる。再生塔8の底部に溜まった吸収液は、その一部が再生塔8の底部から排出され、再生塔8とリボイラー9との間を循環する。吸収液は、リボイラー9において加熱され、蒸気と二酸化炭素ガスを発生する。発生した蒸気と二酸化炭素ガスは、再生塔8内に戻され、充填層8Aを通過して上昇し、流下する吸収液を加熱する。その結果、再生塔8に供給されたリッチ液から二酸化炭素ガスと水蒸気が放出され、再生塔8の底部には二酸化炭素ガスを放出した吸収液であるリーン液が溜まる。
リーン液は再生塔8の底部から排出され、再生熱交換器7を通過する。このリーン液は、再生熱交換器7において、吸収塔1の底部から排出される低温のリッチ液を加熱する。再生熱交換器7を通過したリーン液は、ポンプ16により、リーン液冷却器14を介して、吸収塔1の上部に供給される。吸収塔1に供給されたリーン液は、燃焼排ガス2中の二酸化炭素の吸収に再利用される。
再生塔8において吸収液から放出された二酸化炭素ガスと水蒸気を含む排ガスは、再生塔8の塔頂から排出される。再生塔8から排出されたガスは、再生塔還流冷却器13により冷却されて水分が凝縮し、気液分離器(凝縮器)11により水分と分離され、二酸化炭素ガス12が配管20を介して排出される。一方、気液分離器11で分離された水分(液相成分)は、吸収液中の水分濃度を一定に保つため、ポンプ10により再生塔8に戻される。または、排ガス中の水分の蓄積により吸収液濃度が薄くなった場合は、気液分離器11で分離された水分は再生塔8に戻さずに廃棄してもよい。
配管20には、二酸化炭素ガス12の流量を測定するガス流量計や濃度を測定する濃度計等の計測器21が接続される接続部22が設けられている。この接続部22近傍は、配管20内の温度、すなわち二酸化炭素ガス12の温度が、外気温と同程度となる。
再生塔8の塔頂から排出されるガスには揮発したアミン(吸収液成分)が含まれている。そのため、気液分離器11から排出される二酸化炭素ガス12(気相成分)にもアミンが含まれる。アミンは、配管20の接続部22に付着・残存しやすい。また、アミンは温度が低いほど粘度が大きくなる、あるいは固体となる。そのため、外気温が低下すると、接続部22に付着・残存したアミンの粘度が大きくなったり固体となったりして、計測器21による計測の妨げとなり得る。
そこで、本実施形態では、配管30を介して接続部22に洗浄液31を供給し、接続部22に付着・残存したアミンを取り除き、計測器21による計測を安定的に行えるようにしている。
粘度が大きくなった、あるいは固体となったアミンを取り除く洗浄液31としては、水、又はメタノール、エタノール、アセトン等の有機溶媒を用いることができる。また、洗浄液30は単一成分でなくてもよく、吸収液成分を含んでいてもよい。
また、配管30を介して、洗浄液31でなく洗浄ガスを供給し、接続部22に付着・残存したアミンを取り除くようにしてもよい。洗浄ガスは、圧力でアミンを除去可能なものであればよく、空気、窒素、二酸化炭素、酸素等を用いることができる。回収された二酸化炭素ガス12の二酸化炭素濃度を低下させないために、洗浄ガスとして二酸化炭素を用いることが好ましい。
配管30を介して、接続部22に洗浄媒体(洗浄液31または洗浄ガス)を供給するタイミングは任意であり、連続して供給してもよいし、間欠的に供給してもよい。
このように、本実施形態によれば、計測器設置箇所の配管にアミンが付着・残存することを防止し、計測器を安定的に動作させることができる。
(第1の実施形態の第1変形例)上記第1の実施形態では、計測器21が接続される接続部22に洗浄液31が供給される構成について説明したが、図2に示すように、配管20にバルブ23が設けられている場合、配管30を介して、バルブ23に洗浄液31(又は洗浄ガス)を供給してもよい。
配管20のうち、バルブ23が設置された部分は、径が小さくなっているためアミンが付着・残存しやすい。また、バルブ23近傍は、配管20内の温度、すなわち二酸化炭素ガス12の温度が、外気温と同程度となる。そのため、外気温が低下すると、付着・残存したアミンの粘度が大きくなる、あるいは固体となり、ガスの流通の妨げとなり得る。そこで、図2に示すように、バルブ23に洗浄液31を供給することで、付着・残存したアミンを取り除き、ガスを安定的に流通させることができる。
(第1の実施形態の第2変形例)図3に示すように、上記第1の実施形態による二酸化炭素分離回収システムに、接続部22を加熱する加熱部24をさらに設けてもよい。加熱部24により接続部22を加熱することで、付着・残存したアミンの粘度を低下させ、あるいは固体となったアミンを溶解し、洗浄液31によるアミンの除去を効率良く行うことができる。
(第1の実施形態の第3変形例)図4に示すように、配管30を気液分離器11に接続し、気液分離機11で分離された水分を洗浄液31として接続部22に供給してもよい。このように、気液分離機11で分離された水分を利用することで、洗浄液31を別途準備することなく、接続部22の洗浄を行うことができる。
(第2の実施形態)図5は、第2の実施形態による二酸化炭素分離回収システムの概略構成図である。本実施形態による二酸化炭素分離回収システムは、図1に示す第1の実施形態と比較して、配管20にバイパス配管40を設けている点で相違する。なお、図5では計測器21の図示を省略している。
バイパス配管40は、接続部22を挟むように設置されている。すなわち、配管20において、バイパス配管40の一端は接続部22の上流側に接続され、他端は接続部22の下流側に接続される。また、バイパス配管40と配管20との接続箇所には、図示しない流路切替器が設けられている。
本実施形態では、洗浄液31により接続部22に付着・残存したアミンを取り除く際に、二酸化炭素ガス12がバイパス配管40を流れるようにする。このようにすることで、洗浄液31が接続部22に接触しやすくなり、接続部22を効率良く洗浄することができる。
(第3の実施形態)図6は、第3の実施形態による二酸化炭素分離回収システムの概略構成図である。本実施形態による二酸化炭素分離回収システムは、図1に示す第1の実施形態と比較して、接続部22の洗浄を行った後の洗浄液33を排出するための配管32を設けている点で相違する。なお、図6では計測器21の図示を省略している。
本実施形態では、接続部22の洗浄を行った後の洗浄液33が抜き出されて、配管32を介して排出される。このようにすることで、二酸化炭素ガス12に洗浄液成分が混入することを防止し、純度の高い二酸化炭素ガスを回収することができる。
図1〜図6に示した構成を適宜組み合わせてもよい。例えば、図7は、図1、図4〜図6の構成を組み合わせたものである。図7に示す構成において、接続部22の洗浄を行った後の洗浄液33を、気液分離器11や再生塔8等に戻してもよい。これにより、洗浄液33に含まれる吸収液成分を再利用することができる。
配管20に接続部22及びバルブ23が設けられている場合は、それぞれに洗浄液31を供給するようにしてもよい。
二酸化炭素分離回収システムでは、気液分離器18から排出される脱二酸化炭素ガス3にもアミン(吸収液成分)が含まれている。そのため、図8に示すように、配管19に脱二酸化炭素ガス3の流量を測定するガス流量計や濃度を測定する濃度計等の計測器25が接続される接続部26が設けられている場合は、配管34を介して接続部26に洗浄液35を供給することが好ましい。洗浄液35には、洗浄液31と同じものを用いることができる。このようにすることで、接続部26に付着・残存したアミンを取り除き、計測器25による計測を安定的に行うことができる。
また、図9に示すように、配管19にバルブ27が設けられている場合、配管34を介して、バルブ27に洗浄液35を供給することが好ましい。このようにすることで、バルブ27近傍の配管19に付着・残存したアミンを取り除き、ガスを安定的に流通させることができる。
また、図10に示すように、配管34を気液分離器18に接続し、気液分離機18で分離された水分を洗浄液35として接続部26に供給してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、計測器やバルブの設置箇所で配管にアミンが付着・残存することを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 吸収塔
2 燃焼排ガス
3 脱二酸化炭素ガス
7 再生熱交換器
8 再生塔
9 リボイラー
11、18 気液分離機
12 二酸化炭素ガス
21 計測器
22 接続部
23 バルブ
24 加熱部
31 洗浄液
40 バイパス配管
2 燃焼排ガス
3 脱二酸化炭素ガス
7 再生熱交換器
8 再生塔
9 リボイラー
11、18 気液分離機
12 二酸化炭素ガス
21 計測器
22 接続部
23 バルブ
24 加熱部
31 洗浄液
40 バイパス配管
Claims (8)
- 二酸化炭素を含有するガスが導入され、二酸化炭素を吸収する吸収液と前記ガスとを接触させ、二酸化炭素を吸収したリッチ液を排出する吸収塔と、
吸収液を加熱して、前記吸収液から二酸化炭素を含むガスを放出させ、前記リッチ液よりも二酸化炭素濃度の低いリーン液を排出する再生塔と、
前記再生塔から前記吸収塔へ供給される前記リーン液を用いて、前記吸収塔から前記再生塔へ供給される前記リッチ液を加熱する再生熱交換器と、
前記再生塔から排出される二酸化炭素含有蒸気を気液分離し、液相成分を前記再生塔に供給する第1気液分離器と、
前記第1気液分離器から気相成分を排出する第1配管と、
前記吸収塔から排出されるガスを気液分離し、液相成分を前記吸収塔に供給する第2気液分離器と、
前記第2気液分離器から気相成分を排出する第2配管と、
前記第1配管又は前記第2配管の少なくともいずれか一方に設置されたバルブ又は計測器と、
前記バルブ又は前記計測器の設置箇所に、吸収液成分を除去する洗浄媒体を供給する洗浄媒体供給配管と、
を備える二酸化炭素分離回収システム。 - 前記バルブ又は前記計測器の設置箇所を加熱する加熱部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素分離回収システム。
- 前記気相成分が前記バルブ又は前記計測器の設置箇所をバイパスするように設けられたバイパス配管をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の二酸化炭素分離回収システム。
- 前記バルブ又は前記計測器の設置箇所から、前記吸収液成分を除去した洗浄媒体を抜き出して排出する洗浄媒体排出配管をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の二酸化炭素分離回収システム。
- 前記バルブ又は計測器は前記第1配管又は前記第2配管の少なくともいずれか一方に設置され、
前記洗浄媒体は前記第1気液分離器から排出された前記液相成分又は前記第2気液分離器から排出された前記液相成分の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の二酸化炭素分離回収システム。 - 前記洗浄媒体排出配管を介して排出された前記洗浄媒体を前記再生塔に供給することを特徴とする請求項4を引用する請求項5に記載の二酸化炭素分離回収システム。
- 二酸化炭素を含有する第1ガスを吸収塔に導入し、
前記吸収塔において、前記第1ガスと吸収液とを接触させて、前記第1ガス中の二酸化炭素を前記吸収液に吸収させ、二酸化炭素を吸収したリッチ液を排出するとともに、前記第1ガスよりも二酸化炭素含有量が少ない第2ガスを排出し、
再生塔において、吸収液を加熱し、前記吸収液から二酸化炭素を含むガスを放出させ、前記リッチ液よりも二酸化炭素濃度の低いリーン液を排出し、
再生熱交換器を用いて、前記再生塔から前記吸収塔へ供給される前記リーン液を熱源として、前記吸収塔から前記再生塔へ供給される前記リッチ液を加熱し、
第1気液分離器において、前記再生塔から排出される二酸化炭素含有蒸気を気液分離し、液相成分を前記再生塔に供給し、気相成分を第1配管を介して排出し、
第2気液分離器において、前記吸収塔から排出される前記第2ガスを気液分離し、液相成分を前記吸収塔に供給し、気相成分を第2配管を介して排出し、
前記第1配管又は前記第2配管の少なくともいずれか一方におけるバルブ又は計測器の設置箇所に、吸収液成分を除去する洗浄媒体を供給する二酸化炭素分離回収システムの運転方法。 - 前記洗浄媒体の供給時に、前記気相成分が前記バルブ又は前記計測器の設置箇所をバイパスするように、前記気相成分をバイパス配管に流すことを特徴とする請求項7に記載の二酸化炭素分離回収システムの運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013172334A JP2015039670A (ja) | 2013-08-22 | 2013-08-22 | 二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015039670A true JP2015039670A (ja) | 2015-03-02 |
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JP2013172334A Pending JP2015039670A (ja) | 2013-08-22 | 2013-08-22 | 二酸化炭素分離回収システム及びその運転方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2015039670A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020075538A1 (ja) * | 2018-10-10 | 2021-09-02 | 三菱重工エンジニアリング株式会社 | 吸収液再生装置及びこれを備えたco2回収装置並びに吸収液再生方法 |
-
2013
- 2013-08-22 JP JP2013172334A patent/JP2015039670A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2020075538A1 (ja) * | 2018-10-10 | 2021-09-02 | 三菱重工エンジニアリング株式会社 | 吸収液再生装置及びこれを備えたco2回収装置並びに吸収液再生方法 |
JP7171753B2 (ja) | 2018-10-10 | 2022-11-15 | 三菱重工エンジニアリング株式会社 | 吸収液再生装置及びこれを備えたco2回収装置並びに吸収液再生方法 |
JP7361182B2 (ja) | 2018-10-10 | 2023-10-13 | 三菱重工業株式会社 | 吸収液再生装置及びこれを備えたco2回収装置並びに吸収液再生方法 |
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