JP2015038831A - プラグコネクタ、ジャックコネクタ、ならびに、コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ装置間における信号の高速伝送を実現するとともに、コネクタ装置をさらに小型化することが求められている。【解決手段】プラグコネクタ100は、側壁103および104を有するハウジング101と、側壁104に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクト116a、116cと、側壁103に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクト116b、116dと、第1列のシグナルコンタクト116a、116cおよび第2列のシグナルコンタクト116b、116dの双方に対向して、第1列のシグナルコンタクト116a、116cと第2列のシグナルコンタクト116b、116dとを互いに遮蔽する板状のグランドコンタクト115とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プラグコネクタ、ジャックコネクタ、ならびに、コネクタ装置に関する。
ジャックコネクタと、ジャックコネクタに接続されるプラグコネクタとを備えた、プリント基板に装着される種々のコネクタ装置が知られている(例えば、特許文献1、2、または3)。
実公昭49−6543号公報 特開平5−13582号公報 特開平8−24176号公報
上記のようなコネクタ装置の分野においては、コネクタ装置間における信号の高速伝送を実現するとともに、コネクタ装置をさらに小型化することが求められている。
本発明の一態様において、プラグコネクタは、第1の壁および第2の壁を有するハウジングと、第1の壁に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクトと、第2の壁に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクトと、第1列のシグナルコンタクトおよび第2列のシグナルコンタクトの双方に対向して、第1列のシグナルコンタクトと第2列のシグナルコンタクトとの間に配置される板状のグランドコンタクトとを備える。
ここで、第1列のシグナルコンタクトの各々は、グランドコンタクトに対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するとともに、他方の側で第1の壁に固定して支持される。また、第2列のシグナルコンタクトの各々は、グランドコンタクトに対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するとともに、他方の側で第2の壁に固定して支持される。
シグナルコンタクトは、接点を有する直線状の主部を備えてもよい。この主部は、第1の壁または第2の壁に固定して支持されてもよい。グランドコンタクトは、平板であってもよい。ハウジングは、第1の壁および第2の壁の双方に対して交差する方向に形成される横壁をさらに備えてもよい。この横壁に、該横壁の幅方向の中心線に対し非対称の形状を有して該横壁の高さ方向へ延長される突条が形成されてもよい。
ハウジングは、第1の壁および第2の壁を各々に含む複数の嵌合部と、互いに隣り合う嵌合部の間に形成される隔壁とを備えてもよい。複数の嵌合部の各々に、第1列のシグナルコンタクト、第2列のシグナルコンタクトおよびグランドコンタクトが設けられてもよい。隔壁に、隔壁を貫通する開口が形成されてもよい。
本発明の他の態様において、ジャックコネクタは、第1の内壁および第2の内壁、該第1の内壁に平行に延びる第1の外壁、並びに該第2の内壁に平行に延びる第2の外壁を有するハウジングと、第1の外壁に対向する側で第1の内壁に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクトと、第2の外壁に対向する側で第2の内壁に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクトと、第1の内壁と第2の内壁との間に配置され、接続相手コネクタのグランドコンタクトに導通接触するグランドコンタクトとを備える。
ここで、第1列のシグナルコンタクトの各々は、第1の内壁に固定して支持される基部と、該基部から延長され、第1の外壁に対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するばね腕部とを備える。また、第2列のシグナルコンタクトの各々は、第2の内壁に固定して支持される基部と、該基部から延長され、第2の外壁に対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するばね腕部とを備える。
グランドコンタクトは、ハウジングに固定して支持される基部と、該基部に沿った方向へ互いに離隔して該基部から延長され、接続相手コネクタのグランドコンタクトに接触する接点の各々を個別に有する複数のばね腕部とを備えてもよい。
この場合において、該複数のばね腕部は、該基部から第1の内壁に近接する側に曲げて延長され、第2の内壁に対向する側で接続相手コネクタのグランドコンタクトに導通接触する第1のばね腕部と、該基部から第2の内壁に近接する側に曲げて延長され、第1の内壁に対向する側で接続相手コネクタのグランドコンタクトに導通接触する第2のばね腕部とを含んでもよい。
ハウジングは、第1の外壁および第2の外壁の双方に直交する横壁をさらに備えてもよい。この横壁に、該横壁の幅方向中心線に対し非対称の形状を有して該横壁の高さ方向へ延長される溝が形成されてもよい。ハウジングは、第1の内壁および第2の内壁を各々に含む複数の嵌合部と、互いに隣り合う嵌合部の間に形成される底壁とをさらに備えてもよい。
この場合において、複数の嵌合部の各々に、第1列のシグナルコンタクト、第2列のシグナルコンタクトおよびグランドコンタクトが設けられてもよい。また、底壁に、該底壁を貫通する開口が形成されてもよい。本発明のさらに他の態様において、コネクタ装置は、上記のプラグコネクタと、上記のジャックコネクタとを備える。
本発明によれば、プラグコネクタのシグナルコンタクトは、グランドコンタクトに対向する側で、ジャックコネクタのシグナルコンタクトに片面接触する一方、接点の裏側において、第1の壁に固定される。このため、プラグコネクタのシグナルコンタクトは、接触の安定性を保証するために弾性変形する必要がないので、プラグコネクタのシグナルコンタクトを弾性変形させるための空間を、省略することができる。
これにより、ジャックコネクタのシグナルコンタクトとプラグコネクタのシグナルコンタクトとの間の安定的な導通接触を保証しつつ、ジャックコネクタおよびシグナルコンタクトを効果的に小型化することができる。
また、第1列のシグナルコンタクトと第2列のシグナルコンタクトとを、グランドコンタクトによって遮蔽することができるので、第1列のシグナルコンタクトと第2列のシグナルコンタクトとの間のクロストークを低減することができる。これにより、本発明に係るコネクタ装置を、高速伝送用の回路基板に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るプラグコネクタの斜視図である。 図1に示すプラグコネクタの外観図であって、(a)はz軸プラス方向から見た上面図を、(b)はy軸マイナス方向側の側面図を、(c)はy軸プラス方向側の側面図を、(d)はx軸プラス方向側の側面図を、(e)はx軸マイナス方向側の側面図を、それぞれ示す。 図1に示すプラグコネクタの分解斜視図である。 図2(a)中の線IV−IVで切断し、x軸プラス方向側から見た断面図である。 図3に示すシグナルコンタクトの外観図であって、(a)は斜視図を、(b)は(a)に示すシグナルコンタクトを(a)中の矢印bから見た図を、(c)は(b)に示すシグナルコンタクトを(b)中の矢印cから見た図を、(d)は(b)に示すシグナルコンタクトを(b)中の矢印dから見た図を、(e)は(b)に示すシグナルコンタクトを(b)中の矢印eから見た図を、それぞれ示す。 本発明の一実施形態に係るジャックコネクタの斜視図である。 図6に示すジャックコネクタの外観図であって、(a)はz軸プラス方向側の上面図を、(b)はy軸マイナス方向側の側面図を、(c)はy軸プラス方向側の側面図を、(d)はx軸プラス方向側の側面図を、(e)はx軸マイナス方向側の側面図を、それぞれ示す。 図6に示すプラグコネクタの分解斜視図である。 図7中の線VIII−VIIIで切断し、x軸プラス方向側から見た断面図である。 図8に示すグランドコンタクトの外観図であって、(a)は図8に相当する方向から見た斜視図であり、(b)はx軸プラス方向から見た図である。 図8に示すシグナルコンタクトの外観図であって、(a)は斜視図を、(b)は(a)に示すシグナルコンタクトを(a)中の矢印bから見た図を、(c)は(b)に示すシグナルコンタクトを(b)中の矢印cから見た図を、(d)は(b)に示すシグナルコンタクトを(b)中の矢印dから見た図を、(e)は(b)に示すシグナルコンタクトを(b)中の矢印eから見た図を、それぞれ示す。 本発明の一実施形態に係るコネクタ装置の断面図である。 ジャックコネクタの、他の実施形態に係るグランドコンタクトを示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態に係るプラグコネクタ100の構成について説明する。なお、以下の説明においては、図1に示すようにハウジング101の長さ方向(長手方向)をx軸方向、幅方向(短手方向)をy軸方向、高さ方向をz軸方向として定義し、これらx軸、y軸、およびz軸の矢印の指す方向をプラス方向とする。
プラグコネクタ100は、ハウジング101と、ハウジング101に取付けられたグランドコンタクト115およびシグナルコンタクト116とを備える。ハウジング101は、底壁102と、底壁102のy軸方向両端に配置され、互いに平行となるようにx軸に沿って延びる側壁103および側壁104とを備える。側壁103は、側壁104のy軸マイナス方向側に、側壁104から離隔して配置されている。
また、ハウジング101は、側壁103および側壁104のx軸マイナス方向の端部において側壁103および側壁104の双方に直交する横壁105と、側壁103および側壁104のx軸プラス方向の端部において側壁103および側壁104の双方に直交する横壁106とを備える。
また、ハウジング101は、側壁103および側壁104のx軸方向の中央部において、側壁103および側壁104の双方に直交する隔壁107を備える。隔壁107の中央部には、隔壁107をz軸方向に貫通する開口107hが形成されている。なお、この開口107hの機能については、後述する。
ハウジング101は、第1の嵌合部108と、第2の嵌合部109を備える。嵌合部108および109は、側壁103および側壁104を各々に含み、x軸方向に互いに隣り合うように形成されている。具体的には、嵌合部108と嵌合部109とは、隔壁107によって、ハウジング101のx軸プラス方向側の領域とマイナス方向側の領域に、互いに隔離されている。
嵌合部108は、側壁103の内面110と、側壁104の内面111と、横壁106の内面112と、隔壁107のx軸プラス方向側の内面113とによって画定されている。横壁106の内面112には、グランドプレート取付部124(図2(a))が形成されている。グランドプレート取付部124は、y軸方向に互いに離隔してz軸方向に延びる一対の突条によって構成されている。
グランドプレート取付部124のz軸マイナス方向の端部の位置には、横壁106をx軸方向に貫通する貫通孔117が形成されている。一方、隔壁107の内面113には、グランドプレート取付部118が形成されている。
グランドプレート取付部118は、グランドプレート取付部124と同様に、y軸方向に互いに離隔してz軸方向に延びる一対の突条によって構成されている。また、一対のグランドプレート取付部118の間には、内面113から開口107hまでx軸方向に貫通する貫通孔119(図2(a))が形成されている。開口107hは、内面113のz軸方向の端部に配置されている。
側壁104の内面111には、内面111に沿って整列する複数のシグナルコンタクト取付溝120(図3)が形成されている。シグナルコンタクト取付溝120は、内面111から側壁104の内方(y軸プラス方向)に凹むように設けられた、予め定められた幅を有する溝であって、内面111のz軸方向に亘って延在している。これらシグナルコンタクト取付溝120は、x軸方向に略等間隔で整列するように形成されている。
本実施形態においては、計30個のシグナルコンタクト取付溝120が、内面111に形成されている。なお、シグナルコンタクト取付溝120の各々の、z軸マイナス方向の端部の位置には、側壁104をy軸方向に貫通する貫通孔121(図4)が形成されている。
側壁103の内面110には、x軸方向沿って整列する複数のシグナルコンタクト取付溝122(図2(a)、図4)が形成されている。シグナルコンタクト取付溝122は、上記したシグナルコンタクト取付溝120と同様に、内面110から側壁103の内方(y軸マイナス方向)に凹むように設けられた、予め定められた幅を有する溝であって、内面110のz軸方向に亘って延在している。
本実施形態においては、内面111と同様に、内面110にも計30個のシグナルコンタクト取付溝122が、x軸方向に略等間隔で整列するように形成されている。また、シグナルコンタクト取付溝122の各々の、z軸マイナス方向の端部の位置には、側壁103をy軸方向に貫通する貫通孔123が形成されている。
一方、ハウジング101の嵌合部109も、上記した嵌合部108と同様の構成を有している。具体的には、嵌合部109は、側壁103の内面130と、側壁104の内面131と、横壁105の内面132と、隔壁107のx軸マイナス方向側の内面133とによって画定される。
横壁105の内面132には、グランドプレート取付部134が形成されている。グランドプレート取付部134は、上記したグランドプレート取付部118および124と同様に、y軸方向に互いに離隔してz軸方向に延びる一対の突条によって構成されている。グランドプレート取付部134のz軸マイナス方向の端部の位置には、横壁105をx軸方向に貫通する貫通孔135(図2(e))が形成されている。
一方、隔壁107の内面133には、グランドプレート取付部136が形成されている。グランドプレート取付部136は、グランドプレート取付部134と同様に、y軸方向に互いに離隔してz軸方向に延びる一対の突条によって構成されている。また、一対のグランドプレート取付部136の間には、内面133から開口107hまで、隔壁107をx軸方向に貫通する貫通孔137(図2(a))が形成されている。
側壁104の内面131には、上記したシグナルコンタクト取付溝120と同様のシグナルコンタクト取付溝140が、x軸方向に等間隔で整列するように、計30個形成されている。また、シグナルコンタクト取付溝140の各々の、z軸マイナス方向の端部の位置には、側壁104をy軸方向に貫通する貫通孔141(図2(c))が形成されている。
一方、側壁103の内面130には、上記したシグナルコンタクト取付溝122と同様のシグナルコンタクト取付溝142(図2(a))が、x軸方向に等間隔で整列するように、計30個形成されている。また、シグナルコンタクト取付溝142の各々の、z軸マイナス方向の端部の位置には、側壁103をy軸方向に貫通する貫通孔143が形成されている。
ハウジング101の横壁106の外面106sには、外面106sからx軸プラス方向へ突出する嵌合ガイド145が形成されている。嵌合ガイド145は、横壁106のy軸方向の中心線(すなわち、横壁106の幅方向の中心線)に対して非対称の形状を有して、z軸方向(すなわち、横壁106の高さ方向)へ延長される突条によって構成されている。より具体的には、嵌合ガイド145のy軸方向の中心線O(図2(d))は、横壁106のy軸方向の中心線から、y軸マイナス方向にずれている。
同様に、ハウジング101の横壁105の外面105sにも、外面105sからx軸マイナス方向に突出する嵌合ガイド146が形成されている。嵌合ガイド146は、横壁105のy軸方向の中心線に対して非対称の形状を有して、z軸方向へ延長される突条によって構成されている。より具体的には、嵌合ガイド146のy軸方向の中心線O(図2(a)、(e))は、横壁105のy軸方向の中心線から、y軸マイナス方向にずれている。
また、横壁106の外面106sのz軸マイナス方向の端部には、外面106sからx軸プラス方向に延出する縁部147が形成されている。縁部147は、嵌合ガイド145のy軸プラス方向側に配置されている。また、縁部147の下面には、z軸マイナス方向に突出する突部148(図2)が形成されている。
同様に、横壁105の外面105sのz軸マイナス方向の端部には、外面105sからx軸マイナス方向に延出する縁部149(図2)が形成されている。縁部149は、嵌合ガイド146のy軸プラス方向側に配置されている。また、縁部149の下面には、z軸マイナス方向に突出する突部150(図2)が形成されている。突部148および150は、ハウジング101のy軸方向の中心よりもy軸プラス方向側の位置に配置されている。なお、上記した突部148および150は、プラグコネクタ100を基板に実装する場合に、プラグコネクタ100の位置決め用に用いられる。
グランドコンタクト115は、側壁104および側壁103に対して平行に延設されている。具体的には、グランドコンタクト115は、嵌合部108内に配置された第1のグランドコンタクト115aと、嵌合部109内に配置された第2のグランドコンタクト115bを含む。グランドコンタクト115aは、図3に示すように、曲げ部分を有さない平板部材であって、x軸に沿って延在する、y軸方向視で矩形の平板部151aと、平板部151aからx軸プラス方向およびx軸マイナス方向にそれぞれ突出するリード部152aおよび153aとを含む。
平板部151aは、x軸方向から見た場合、z軸プラス方向の端部に向かって先細状となっている(図4)。なお、本実施形態においては、平板部151aのz軸マイナス方向の端面154aのみが、プレス成形時の破断面となっており、平板部151aのその他の面は、破断面ではないロール面となっている。
グランドコンタクト115aのリード部152aは、平板部151aの、x軸プラス方向且つz軸マイナス方向の端部からx軸プラス方向に延出している。一方、リード部153aは、平板部151aの、x軸マイナス方向且つz軸マイナス方向の端部からx軸マイナス方向に延出している。なお、リード部152aおよび153aは、プラグコネクタ100を基板に実装するときに、リフロー半田付け等が施される箇所となる。
図1および図2に示すように、グランドコンタクト115aを嵌合部108内に取り付けた状態においては、平板部151aのx軸プラス方向の端部は、横壁106の内面112に形成された一対のグランドプレート取付部124の間に挟み込まれて挟持される。これとともに、グランドコンタクト115aのリード部152aは、横壁106に形成された貫通孔117に挿通される。
一方、平板部151aのx軸マイナス方向の端部は、隔壁107の内面113に形成された一対のグランドプレート取付部124の間に挟み込まれて挟持される。これとともに、グランドコンタクト115aのリード部153aは、隔壁107の内面113に形成された貫通孔119に挿通され、隔壁107に形成された開口107h内に至る。
このため、開口107h内をz軸方向から覗き込んだ場合、開口107h内に延出したリード部153aを視認することができる(図2(a))。これにより、使用者は、プラグコネクタ100を基板に実装するときに、基板接続個所としてのリード部153aの半田付けの状態を開口107hから確認することができる。
また、平板部151aの端面154aは、底壁102に設けられた孔102hを介して、ハウジングから外側に突出する(図4)。この端面154aは、プラグコネクタ100を基板に実装する場合に、リフロー半田付け等が施される箇所となる。
グランドコンタクト115bは、グランドコンタクト115aと同じ構成を有している。具体的には、平板部151bと、平板部151bから突出するリード部152bおよび153bとを含む。また、平板部151bのz軸マイナス方向の端面154bのみが、プレス成形時の破断面となっており、平板部151bのその他の面は、破断面ではないロール面となっている。
図1および図2に示すように、グランドコンタクト115bを嵌合部109内に取り付けた状態においては、平板部151bのx軸マイナス方向の端部が、横壁105の内面132に形成されたグランドプレート取付部134によって挟持される。これとともに、グランドコンタクト115bのリード部153bは、横壁105に形成された貫通孔135に挿通される。
一方、平板部151bのx軸プラス方向の端部は、隔壁107の内面133に形成された一対のグランドプレート取付部136の間に挟み込まれて挟持される。これとともに、グランドコンタクト115bのリード部152bは、隔壁107の内面133に形成された貫通孔137に挿通され、開口107h内に至る。
このため、使用者は、開口107h内をz軸プラス方向側から覗き込んだ場合、開口107h内に延出したリード部152bを視認することができる(図2(a))。これにより、使用者は、プラグコネクタ100を基板に実装するときに、基板接続個所としてのリード部152bの半田付けの状態を確認することができる。
また、平板部151bの端面154bは、底壁102に設けられた孔102hを介して、ハウジングから外側に突出する。なお、この端面154bは、グランドコンタクト115aの端面154aと同様に、プラグコネクタ100を基板に実装する場合に、半田付け等が施される箇所となる。
シグナルコンタクト116は、嵌合部108において、側壁104に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクト116aと、側壁103に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクト116bとを含む。
また、シグナルコンタクト116は、嵌合部109において、側壁104に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクト116cと、側壁103に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクト116dとを含む。なお、本実施形態においては、シグナルコンタクト116は、それぞれ計30個のシグナルコンタクト116a、116b、116c、および116dを含む。
本実施形態においては、これらシグナルコンタクト116の各々は、いずれも同じ形状を有する。以下、図5を参照して、シグナルコンタクト116の構成について説明する。なお、図5は、シグナルコンタクト116の外観図を示しており、図5(a)は、シグナルコンタクト116の斜視図を示す。
また、図5(b)は、図5(a)に示すシグナルコンタクト116を、図5(a)中の矢印bから見た図を示す。また、図5(c)は、図5(b)に示すシグナルコンタクト116を、図5(b)中の矢印cから見た図を示す。また、図5(d)は、図5(b)に示すシグナルコンタクト116を、図5(b)中の矢印dから見た図を示す。
また、図5(e)は、図5(b)に示すシグナルコンタクト116を、図5(b)中の矢印eから見た図を示す。なお、図5に関する以下の説明においては、図5(b)の紙面下側を基端側、紙面上側を先端側とする。また、図5(b)の紙面右側を表側、紙面左側を裏側とする。
シグナルコンタクト116は、略L字状に曲げられたピン部材であって、基端から先端まで直線状に延びる主部1160と、主部1160に対して交差する方向に折り曲げられたリード部1161とを備える。主部1160は、表面1162と裏面1163を有する断面矩形のピン部材であって、先端に向かうにつれて先細となっている。リード部1161は、主部1160の基端から裏側に延出している。
次に、図1〜図4を参照して、シグナルコンタクト116の取り付け構造について説明する。嵌合部108に取り付けられる第1列のシグナルコンタクト116aの各々は、側壁104の内面111に形成されたシグナルコンタクト取付溝120の各々に固定される。
具体的には、図4に示すように、シグナルコンタクト116aは、主部1160の裏面1163側をシグナルコンタクト取付溝120に圧入して固定される。したがって、シグナルコンタクト取付溝120のx軸方向の幅は、シグナルコンタクト116aの主部1160のx軸方向の幅よりも僅かに小さくなるように、設定される。
このとき、シグナルコンタクト116aの主部1160の裏面1163は、z軸方向のほぼ全域に亘って、シグナルコンタクト取付溝120の底面120sと接触する。その一方で、主部1160の表面1162は、側壁104の内面111よりもグランドコンタクト115aに近接するように(すなわち、y軸マイナス方向側に)配置される。また、リード部1161は、側壁104に形成された貫通孔121を通して側壁104からy軸プラス方向に延出する。
同様に、嵌合部108に取り付けられる第2列のシグナルコンタクト116bの各々は、側壁103の内面110に形成されたシグナルコンタクト取付溝122の各々に主部1160の裏面1163側が圧入されて固定される。
このとき、シグナルコンタクト116bの主部1160の裏面1163は、z軸方向のほぼ全域に亘って、シグナルコンタクト取付溝122の底面122sと接触する。その一方で、主部1160の表面1162は、側壁103の内面110よりもグランドコンタクト115aに近接するように(すなわち、y軸プラス方向側に)配置される。また、リード部1161は、側壁103に形成された貫通孔123を通して、側壁103からy軸マイナス方向に延出する。
同様にして、嵌合部109に取り付けられる第1列のシグナルコンタクト116cの各々は、側壁104の内面131に形成されたシグナルコンタクト取付溝140の各々に、主部1160の裏面1163側から圧入されて固定される。このとき、シグナルコンタクト116cのリード部1161は、側壁104に形成された貫通孔141を通って、側壁104からy軸プラス方向に延出する。
同様に、嵌合部109に取り付けられる第2列のシグナルコンタクト116dの各々は、側壁103の内面130に形成されたシグナルコンタクト取付溝142の各々に、主部1160の裏面1163側から圧入されて固定される。このとき、シグナルコンタクト116dのリード部1161は、側壁103に形成された貫通孔143を通って、側壁103からy軸マイナス方向に延出する。
なお、本実施形態においては、図4に示すように、グランドコンタクト115およびシグナルコンタクト116を安定して固定するために、嵌合部108および109内において、封入材155が底壁102上に導入されている。この封入材155によって、グランドコンタクト115およびシグナルコンタクト116は、ハウジング101に対して安定して固定される。
このように、本実施形態に係るプラグコネクタ100においては、グランドコンタクト115aが、第1列のシグナルコンタクト116aおよび第2列のシグナルコンタクト116bの双方に対向し、第1列のシグナルコンタクト116aと第2列のシグナルコンタクト116bとを互いに遮蔽する。また、グランドコンタクト115bが、第1列のシグナルコンタクト116cおよび第2列のシグナルコンタクト116dの双方に対向し、第1列のシグナルコンタクト116cと第2列のシグナルコンタクト116dとを互いに遮蔽する。
次に、図6〜図9を参照して、本発明の一実施形態に係るジャックコネクタ200の構成について説明する。なお、以下の説明においては、図6に示すようにx軸、y軸、およびz軸を定義し、これら軸の矢印の指す方向をプラス方向とする。ジャックコネクタ200は、ハウジング201と、ハウジング201に取付けられたグランドコンタクト215およびシグナルコンタクト216とを備える。
ハウジング201は、底壁202と、底壁202のy軸方向両端に配置され、互いに平行となるようにx軸に沿って延びる外側壁203および外側壁204とを備える。外側壁203は、外側壁204のy軸マイナス方向側に、外側壁204から離隔して配置されている。
また、ハウジング201は、外側壁203および外側壁204のx軸マイナス方向の端部において、外側壁203および外側壁204の双方に直交する横壁205と、外側壁203および外側壁204のx軸プラス方向の端部において、外側壁203および外側壁204の双方に直交する横壁206とを備える。
ハウジング201の横壁205の内面207には、内面207から横壁205の内方(x軸マイナス方向)に凹む嵌合溝208が形成されている。嵌合溝208は、横壁205のy軸方向の中心線(すなわち、横壁205の幅方向の中心線)に対して非対称の形状を有して、z軸方向(すなわち、横壁205の高さ方向)へ延長される。
より具体的には、嵌合溝208のy軸方向の中心線O(図7(e)、図9)は、横壁205のy軸方向の中心線から、y軸マイナス方向にずれている。なお、嵌合溝208のz軸プラス方向の端部には、z軸プラス方向に向かうにつれてy軸方向に拡幅する面取部208aが形成されている。なお、本実施形態においては、嵌合溝208は、ハウジング201をz軸方向に貫通しており、底壁202にz軸方向視で略矩形の開口208h(図7(a))を形成している。
同様に、ハウジング201の横壁206の内面209には、内面209から横壁206の内方(x軸プラス方向)に凹む嵌合溝210が形成されている。嵌合溝210は、横壁206のy軸方向の中心線(すなわち、横壁206の幅方向の中心線)に対して非対称の形状を有して、z軸方向(すなわち、横壁206の高さ方向)へ延長される。より具体的には、嵌合溝210のy軸方向の中心線O(図7(d))は、横壁206のy軸方向の中心線から、y軸マイナス方向にずれている。なお、本実施形態においては、嵌合溝210は、ハウジング201をz軸方向に貫通しており、底壁202に開口210h(図7(a))を形成している。
外側壁203の内面219のz軸マイナス方向の端部には、後述する段差部219s(図9)が形成されている。同様に、外側壁204の内面220のz軸マイナス方向の端部には、後述する段差部220s(図9)が形成されている。
ハウジング201は、底壁202と、外側壁203および204と、横壁205および206によって画定される空間217内に、x軸方向に延びる4つの内側壁211、212、213、および214を備える。内側壁211と内側壁212は、空間217のx軸方向の中心から見てx軸マイナス方向側の領域に配置されている。内側壁211および内側壁212は、外側壁204および外側壁203と平行となるように、互いに対向してx軸に沿って延びている。
図7および図9に示すように、内側壁211は、互いに平行にx軸に沿って延びる側面211aおよび側面211bと、側面211aおよび側面211bのz軸プラス方向の端縁と接続する上面211cと、側面211aおよび側面211bのx軸プラス方向の端縁と接続する端面211dと、側面211aおよび側面211bのx軸マイナス方向の端縁と接続する端面211eとを含む。
側面211aは、外側壁204の内面220と平行に延在し、ハウジング201のy軸方向中心からy軸プラス方向にやや離隔した位置に配置される。側面211bは、外側壁204の内面220から、予め定められた距離だけy軸マイナス方向に離隔した位置で、内面220と対向してx軸方向に延在している。
上面211cは、底壁202の内面222と平行に延在し、外側壁204のz軸プラス方向の端面204sとほぼ同じz軸方向の位置(より具体的には、z軸マイナス方向にやや離隔した位置)に配置されている。端面211dは、x軸と直交する平面であり、ハウジング201のx軸方向の中央から、x軸マイナス方向にやや離隔した位置に配置されている。また、端面211eは、横壁205の内面207から、x軸プラス方向にやや離隔した位置に配置されている。
内側壁211の側面211bには、側面211bに沿って整列する複数のシグナルコンタクト取付溝221(図7(a)、図9)が形成されている。シグナルコンタクト取付溝221の各々は、内側壁211の側面211bから内側壁211の内方(y軸マイナス方向)に凹むように形成され、底壁202から内側壁211の上面211cの近傍まで、z軸方向に延びている。本実施形態においては、計30個のシグナルコンタクト取付溝221が、x軸方向に略等間隔で整列するように形成されている。
内側壁212は、内側壁211のy軸マイナス方向側に配置されており、ハウジング201のy軸方向中心を基準として、内側壁211と略対称な形状を有している。具体的には、内側壁212は、互いに平行にx軸に沿って延びる側面212aおよび側面212bと、側面212aおよび側面212bのz軸プラス方向の端縁と接続する上面212cと、側面212aおよび側面212bのx軸プラス方向の端縁と接続する端面212dと、側面212aおよび側面212bのx軸マイナス方向の端縁と接続する端面212eとを含む。
側面212aは、外側壁203の内面219と平行に延在し、ハウジング201のy軸方向の中央からy軸マイナス方向にやや離隔した位置に配置される。側面212bは、外側壁203の内面219から、予め定められた距離だけy軸プラス方向に離隔した位置で、内面219と対向して延在している。
上面212cは、底壁202の内面222と平行に延在し、外側壁203のz軸プラス方向の端面203sとほぼ同じz軸方向の位置(より具体的には、z軸マイナス方向にやや離隔した位置)に配置されている。端面212dは、内側壁211の端面211dと同一平面上に配置されている。また、端面212eは、内側壁211の端面211eと同一平面上に配置されている。
内側壁212の側面212bには、側面212bに沿って整列する複数のシグナルコンタクト取付溝223が形成されている。シグナルコンタクト取付溝223の各々は、内側壁212の側面212bから、内側壁212の内方(y軸プラス方向)に凹むように形成され、底壁202から内側壁212の上面212cの近傍まで、z軸方向に延びている。本実施形態においては、計30個のシグナルコンタクト取付溝223が、x軸方向に略等間隔で整列するように形成されている。
内側壁213および内側壁214は、空間217のx軸方向の中心から見て、x軸プラス方向側の領域に配置されている。内側壁213は、上記した内側壁211と同様の構成を備えている。具体的には、内側壁213は、図7に示すように、側面213aおよび側面213bと、上面213cと、端面213dおよび端面213eとを含む。また、内側壁213の側面213bには、側面213bに沿って整列する複数のシグナルコンタクト取付溝224が形成されている。
内側壁214は、上記した内側壁212と同様の構成を備えている。具体的には、内側壁214は、図7に示すように、側面214aおよび側面214bと、上面214cと、端面214dおよび端面214eとを含む。また、内側壁214の側面214bには、側面214bに沿って整列する複数のシグナルコンタクト取付溝225が形成されている。
ハウジング201の外側壁203のz軸マイナス方向の端部には、x軸方向の第1位置P(図6)からx軸方向の第2位置Pに亘って延在する開口256が形成されている。同様に、ハウジング201の外側壁204のz軸マイナス方向の端部にも、x軸方向の第1位置からx軸方向の第2位置に亘って延在する開口257が形成されている。また、底壁202の、内側壁211、212と内側壁213、214との間の領域には、矩形の開口258(図7(a))が形成されている。
底壁202の外面218(図7、図9)のx軸プラス方向の端部には、外面218からz軸マイナス方向に突出する突部260(図7)が形成されている。また、底壁202の外面218のx軸マイナス方向の端部には、外面218からz軸マイナス方向に突出する突部259が形成されている。突部260および259は、ハウジング201のy軸方向の中心よりもy軸プラス方向側の位置に配置されている。これら突部260および259は、ジャックコネクタ200を基板に実装する場合に、ジャックコネクタ200の位置決め用に用いられる。
グランドコンタクト215は、ハウジング201の内側壁211と内側壁212との間に配置された第1のグランドコンタクト215aと、ハウジング201の内側壁213と内側壁214との間に配置された第2のグランドコンタクト215bとを含む。グランドコンタクト215aおよび215bは、同じ形状を有する。
以下、図10を参照して、グランドコンタクト215の構成について説明する。グランドコンタクト215は、ハウジング201に固定して支持される基部2150と、基部2150からz軸プラス方向に延出するばね腕部2151とを備える。
基部2150は、x軸方向に沿って延在し、そのx軸プラス方向の端部およびx軸マイナス方向の端部にて、ハウジング201の内側壁211と内側壁212との間で挟持される。基部2150は、そのx軸プラス方向の端部からx軸プラス方向へ延出するリード部2152と、そのx軸マイナス方向の端部からx軸マイナス方向へ延出するリード部2153とを含む。
なお、本実施形態に係るグランドコンタクト215においては、基部のz軸マイナス方向の端面2150aのみがプレス成形時の破断面となっており、グランドコンタクト215のその他の面は、破断面ではないロール面となっている。
ばね腕部2151は、基部2150からy軸プラス方向側に曲げて延長される第1のばね腕部2151aと、基部2150からy軸マイナス方向側に曲げて延長される第2のばね腕部2151bとを含む。ばね腕部2151aとばね腕部2151bとは、図10(b)に示すように、y軸方向に互いに離隔している。
また、ばね腕部2151aとばね腕部2151bとは、図10(a)に示すように、x軸方向に互いに離隔して、交互に配置されている。なお、本実施形態においては、1つのグランドコンタクト215に、ばね腕部2151aおよび2151bが、それぞれ2個ずつ、x軸方向に互いに交互に配列するように形成されている。
ばね腕部2151aは、そのz軸プラス方向の端部に、ばね腕部2151b側に向かって張り出すように湾曲する接点部2154を有する。一方、ばね腕部2151bは、そのz軸プラス方向の端部に、ばね腕部2151a側に向かって張り出すように湾曲する接点部2155を有する。
図7に示すように、グランドコンタクト215aを、内側壁211と内側壁212との間に取り付けた状態においては、グランドコンタクト215aのリード部2152は、底壁202の中央領域に形成された開口258内へ至る。したがって、使用者は、開口258をz軸方向から覗き込んだ場合、開口258内に延出したリード部2152を視認することができる。これにより、使用者は、ジャックコネクタ200を基板に実装するときに、基板接続個所としてのリード部2152の半田付けの状態を確認することができる。
その一方で、グランドコンタクト215aのリード部2153は、嵌合溝208によって底壁202に画定された開口208h内に至る。したがって、使用者は、開口208hをz軸方向から覗き込んだ場合、開口208h内に延出したリード部2153を視認することができる。これにより、使用者は、ジャックコネクタ200を基板に実装するときに、基板接続個所としてのリード部2153の半田付けの状態を確認することができる。
図6〜図9を参照して、シグナルコンタクト216は、内側壁211の側面211bに沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクト216aと、内側壁212の側面212bに沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクト216bとを含む。
また、シグナルコンタクト216は、内側壁213の側面213bに沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクト216cと、内側壁214の側面214bに沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクト216dとを含む。なお、本実施形態においては、シグナルコンタクト216は、それぞれ計30個のシグナルコンタクト216a、216b、216c、および216dを含む。
本実施形態においては、これらシグナルコンタクト216の各々は、いずれも同じ形状を有する。以下、図11を参照して、シグナルコンタクト216の構成について説明する。図11は、シグナルコンタクト216の外観図を示しており、図11(a)はシグナルコンタクト216の斜視図を示す。
また、図11(b)は、図11(a)に示すシグナルコンタクト216を、図11(a)中の矢印bから見た図を示す。また、図11(c)は、図11(b)に示すシグナルコンタクト216を、図11(b)中の矢印cから見た図を示す。また、図11(d)は、図11(b)に示すシグナルコンタクト216を、図11(b)中の矢印dから見た図を示す。
また、図11(e)は、図11(b)に示すシグナルコンタクトを、図11(b)中の矢印eから見た図を示す。なお、図11に関する以下の説明においては、図11(b)の紙面下側を基端側、紙面上側を先端側とする。また、図11(b)の紙面右側を表側、紙面左側を裏側とする。
シグナルコンタクト216は、基端から先端まで直線状に延びる基部2161と、基部2161の先端から表側へ延出するばね腕部2162と、基部2161の基端から表側へ延出するリード部2163とを有する。
基部2161は、表面2165および裏面2166を含む断面矩形のピン部材であって、基端側に配置された第1部2161aと、第1部2161aの先端側に配置された第2部2161bとを含む。ここで、図11(d)に示すように、第1部2161aは、第2部2161bよりも、幅が大きくなっている。
ばね腕部2162は、基部2161の第2部2161bの先端に設けられている。ばね腕部2162は、図11(b)の紙面表側から見て略U字状となるように屈曲したピン部材であって、その先端部に、表側に向かって張り出すように湾曲する接点部2164を含む。接点部2164は、プレス成形時の破断面ではないロール面である。なお、ばね腕部2162は、図11(d)に示す方向から見て、第1部2161aよりも小さい幅を有している。
ばね腕部2162は、接点部2164に対して図11(b)中の矢印cに示す方向に力を受けると、方向cに向かって弾性変形する。この変形に伴って、ばね腕部2162は、接点部2164を図11(b)中の矢印dの方向に押し返すように、弾性応力を生じさせる。
次に、図6〜図9を参照して、シグナルコンタクト216の取り付け構造について説明する。内側壁211の側面211bに沿って整列する第1列のシグナルコンタクト216aの各々は、側面211bに形成されたシグナルコンタクト取付溝221の各々に固定される。具体的には、図9に示すように、シグナルコンタクト216aは、基部2161の裏面2166側をシグナルコンタクト取付溝221に圧入して固定される。
ここで、シグナルコンタクト取付溝221のx軸方向の幅は、基部2161の第1部2161aの幅よりも僅かに小さく、且つ、基部2161の第2部2161bおよびばね腕部2162の幅よりも大きくなるように設定される。このため、シグナルコンタクト216aをシグナルコンタクト取付溝221内に圧入した場合、基部2161の第1部2161aがシグナルコンタクト取付溝221の両側の壁面によって挟持されて固定される。
その一方で、基部2161の第2部2161b、および第2部2161bに接続されたばね腕部2162は、シグナルコンタクト取付溝221よりもx軸方向の幅が小さいため、シグナルコンタクト取付溝221のx軸方向両側の壁面から隔離される。したがって、第2部2161bおよびばね腕部2162は、シグナルコンタクト216aをシグナルコンタクト取付溝221内に圧入した場合においても、y軸方向に自由に弾性変形することができる。
シグナルコンタクト216aがシグナルコンタクト取付溝221内に固定された状態においては、シグナルコンタクト216aの基部2161の裏面2166が、z軸方向のほぼ全域に亘って、シグナルコンタクト取付溝221の底面221sと接触する。
その一方で、シグナルコンタクト216aのばね腕部2162に設けられた接点部2164は、内側壁211の側面211bよりも、y軸プラス方向に突出している。また、シグナルコンタクト216aのリード部2163は、外側壁204に形成された開口257を介して、外側壁204からy軸プラス方向に延出する。
同様に、内側壁212の側面212bに沿って整列する第2列のシグナルコンタクト216bの各々は、側面212bに形成されたシグナルコンタクト取付溝223の各々に、基部2161の裏面2166側から圧入されて固定される。
このとき、シグナルコンタクト216bの第2部2161bおよびばね腕部2162は、y軸方向に自由に弾性変形することができる。この状態においては、シグナルコンタクト216bの基部2161の裏面2166が、z軸方向のほぼ全域に亘って、シグナルコンタクト取付溝223の底面223sと接触する。
その一方で、シグナルコンタクト216bのばね腕部2162に設けられた接点部2164は、内側壁212の側面212bよりも、y軸マイナス方向に突出している。また、シグナルコンタクト216bのリード部2163は、外側壁203に形成された開口256を介して、外側壁203からy軸マイナス方向に延出する。
同様にして、内側壁213の側面213bに沿って整列する第1列のシグナルコンタクト216cの各々は、側面213bに形成されたシグナルコンタクト取付溝224の各々に、基部2161の裏面2166側から圧入されて固定される。このとき、シグナルコンタクト216cのリード部2163は、外側壁204に形成された開口257を通って、外側壁204からy軸プラス方向に延出する。
同様に、内側壁214の側面214bに沿って整列する第2列のシグナルコンタクト216dの各々は、側面214bに形成されたシグナルコンタクト取付溝225の各々に、基部2161の裏面2166側から圧入されて固定される。このとき、シグナルコンタクト216dのリード部2163は、外側壁203に形成された開口256を通って、外側壁203からy軸マイナス方向に延出する。
上記のように、内側壁211および212は、接続相手コネクタと電気的に接続する要素であるグランドコンタクト215aと、シグナルコンタクト216aおよび216bとを、ともに支持している。したがって、内側壁211および212は、第1の嵌合部261を構成する。
また、内側壁213および214は、接続相手コネクタと電気的に接続する要素であるグランドコンタクト215bと、シグナルコンタクト216cおよび216dとを、ともに支持する。したがって、内側壁213および214は、第2の嵌合部262を構成する。
次に、図12を参照して、本発明の一実施形態に係るコネクタ装置300について説明する。なお、図12は、コネクタ装置300を、図2の線IV−IV(または、図7の線IIIV−IIIV)に相当する線で切断した断面図を示す。コネクタ装置300は、上記したプラグコネクタ100およびジャックコネクタ200を備える。
なお、図12に示す状態においては、プラグコネクタ100の嵌合部108を、ジャックコネクタ200の嵌合部261に、プラグコネクタ100の嵌合部109を、ジャックコネクタ200の嵌合部262に、それぞれ嵌合させている。また、図12に示す状態においては、プラグコネクタ100を基板301に、ジャックコネクタ200を基板302に、それぞれ実装している。
図12に示すようにプラグコネクタ100をジャックコネクタ200に接続した状態においては、プラグコネクタ100の嵌合ガイド145(図2)が、ジャックコネクタ200の嵌合溝208(図7)内に嵌め込まれ、且つ、プラグコネクタ100の嵌合ガイド146が、ジャックコネクタ200の嵌合溝210に嵌め込まれている。
上記したように、嵌合ガイド145、146、および嵌合溝208、210は、それぞれ、横壁のy軸方向の中心に対して非対称の形状を有している。これにより、プラグコネクタ100をジャックコネクタ200に接続するときの、ジャックコネクタ200に対するプラグコネクタ100の向きが、一義的に決定されることになる。したがって、プラグコネクタ100をジャックコネクタ200に接続する作業を容易とすることができる。
プラグコネクタ100をジャックコネクタ200に接続すると、プラグコネクタ100の側壁104は、ジャックコネクタ200の外側壁203の内側に入り込み、側壁104の先端部が、外側壁203の内面219に形成された段差部219sに当接する。一方、プラグコネクタ100の側壁103は、ジャックコネクタ200の外側壁204の内側に入り込み、側壁103の先端部が、外側壁204の内面220に形成された段差部220sに当接する。これにより、ジャックコネクタ200に対するプラグコネクタ100のz軸方向への移動が規制される。
プラグコネクタ100のグランドコンタクト115aは、ジャックコネクタ200のグランドコンタクト215aのばね腕部2151aと、ばね腕部2151bとの間に入り込む。そして、ばね腕部2151aの接点部2154が、プラグコネクタ100のグランドコンタクト115aのy軸方向一方の側面と、接点Pにて導通接触する。
また、ばね腕部2151bの接点部2155は、プラグコネクタ100のグランドコンタクト115aのy軸方向他方の側面と、接点Pにて導通接触する。このとき、ばね腕部2151aおよび2151bは、外方に弾性変形しているので、グランドコンタクト115aを、接点PおよびPにて両側から挟み込む。
一方、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216aは、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116bと導通接触している。具体的には、シグナルコンタクト216aのばね腕部2162に設けられた接点部2164が、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116bの表面1162に対して、接点Pにて接触している。このとき、シグナルコンタクト216aのばね腕部2162は、内方に弾性変形しているので、その応力として、シグナルコンタクト116bの表面1162を、接点Pにて押圧する。
同様に、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216bは、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116aと導通接触している。具体的には、シグナルコンタクト216bのばね腕部2162に設けられた接点部2164が、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116aの表面1162と、接点Pにて導通接触している。このとき、シグナルコンタクト216bのばね腕部2162は、内方に弾性変形しているので、その応力として、シグナルコンタクト116aの表面1162を、接点Pにて押圧する。
このように、本実施形態においては、プラグコネクタ100をジャックコネクタ200に接続した場合、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216が弾性変形し、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116を押圧する。その一方で、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116は、弾性変形することなく、側壁に安定して固定される。
この構成によれば、シグナルコンタクトのうち、弾性変形を許容するための空間を要するのは、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216(ばね腕部2162)のみとなり、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116に関しては、弾性変形のための空間を設ける必要がない。このため、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116の構造、および、シグナルコンタクト116を側壁に取り付けるための取付構造を、よりコンパクトにすることができる。
したがって、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216とプラグコネクタ100のシグナルコンタクト116との間の安定的な導通接触を保証しつつ、コネクタ装置300を効果的に小型化することができる。
また、本実施形態によれば、ジャックコネクタ200のグランドコンタクト215の、ばね腕部2151aとばね腕部2151bとは、x軸方向に互いに離隔して交互に配置されている。この構成によれば、ジャックコネクタ200のグランドコンタクト215を、プラグコネクタ100のグランドコンタクト115の両側面上の接点P、Pにて接触させることができるとともに、グランドコンタクト115のy軸方向の幅をより小さくすることができる。これにより、ジャックコネクタ200を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、プラグコネクタ100をジャックコネクタ200に接続した場合、プラグコネクタ100のグランドコンタクト115によって、第1列のシグナルコンタクト116a、216aと、第2列のシグナルコンタクト116b、216aとを、遮蔽することができる。これにより、第1列のシグナルコンタクトと第2列のシグナルコンタクトとの間のクロストークを低減することができる。このため、本実施形態に係るコネクタ装置300を、高速伝送用の回路基板に有利に適用することができる。
また、本実施形態によれば、ジャックコネクタ200において、第1列のシグナルコンタクト216aとグランドコンタクト215aとは、内側壁211によって、互いに隔離され、且つ、第2列のシグナルコンタクト216bとグランドコンタクト215aとは、内側壁212によって、互いに隔離されている。
これにより、シグナルコンタクト216とグランドコンタクト215との間の絶縁を保証することができるとともに、第1列のシグナルコンタクト216aと第2列のシグナルコンタクト216bとの間のクロストークを低減することができる。
また、本実施形態によれば、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216の各々は、ハウジング201の内側壁211、212、213、214に形成されたシグナルコンタクト取付溝221、223、224、225の各々に圧入することによって、ハウジング201に固定されている。これにより、シグナルコンタクト216をハウジング201に容易に取り付けることができるとともに、隣り合うシグナルコンタクト216間の絶縁を保証することができる。
また、本実施形態によれば、プラグコネクタ100のグランドコンタクト115と、ジャックコネクタ200のグランドコンタクト215とが接触する接点P、Pは、プレス成形時の破断面ではないロール面に設けられている。この構成によれば、プラグコネクタ100をジャックコネクタ200に繰り返して挿抜した場合に、グランドコンタクト115およびグランドコンタクト215の接触面が損傷してしまうのを防止することができる。これにより、コネクタ装置300の挿抜寿命を延ばすことができる。
同様に、プラグコネクタ100のシグナルコンタクト116と、ジャックコネクタ200のシグナルコンタクト216とが接触する接点P、Pは、プレス成形時の破断面ではないロール面に設けられている。この構成によれば、シグナルコンタクト116およびシグナルコンタクト216の接触面が損傷してしまうのを防止することができので、コネクタ装置300の挿抜寿命を延ばすことができる。
次に、図13を参照して、本発明の他の実施形態に係る、ジャックコネクタのグランドコンタクトついて説明する。なお、図13に示すグランドコンタクトついて、図10と同じxyz座標を用いて説明する。まず、図13(a)に示すグランドコンタクト315について説明する。
グランドコンタクト315は、上記した実施形態と同様に、ジャックコネクタ200のハウジング201に固定して支持される。グランドコンタクト315は、x軸方向に沿って延在する基部3150と、基部3150からz軸プラス方向に延出するばね腕部3151とを備える。
ばね腕部3151は、基部3150からy軸プラス方向側に曲げて延長される第1のばね腕部3151aと、基部3150からy軸マイナス方向側に曲げて延長される第2のばね腕部3151bとを含む。
本実施形態においては、1つのグランドコンタクト315に、計4個のばね腕部3151aと、計5個のばね腕部3151bとが、x軸方向に互いに交互に配列するように設けられている。なお、ばね腕部3151aの各々のx軸方向の長さは、ばね腕部3151bの各々のx軸方向の長さよりも長くなるように設定されている。
また、ばね腕部3151aおよびばね腕部3151bのx軸方向の長さは、図10に示すグランドコンタクト215のばね腕部2151よりも短くなっており、且つ、より多くの個数のばね腕部3151aおよびばね腕部3151bが設けられている。
このように、ばね腕部3151aおよびばね腕部3151bの個数を増加させ、接続相手プラグコネクタのグランドコンタクトとの接点P、Pの数を増加させることによって、より安定した信号伝送を実現することができる。
次に、図13(b)に示すグランドコンタクト415について説明する。グランドコンタクト415は、第1のグランドコンタクト4151と、第2のグランドコンタクト4152とを含む。これら2つのグランドコンタクト4151および4152は、同じ形状を有し、ジャックコネクタ200の1つの嵌合部261(または262)に、x軸方向へ互いに離隔して配置される。または、グランドコンタクト4151および4152の各々を、嵌合部261(または262)よりも短いx軸方向長さ(例えば、1/2の長さ)を有する嵌合部に取り付けることもできる。
グランドコンタクト4151および4152の各々は、基部4150およびばね腕部4153を備え、ばね腕部4153は、第1のばね腕部4153aおよび第2のばね腕部4153bを含む。なお、ばね腕部4153aおよび4153bは、図13(a)に示すばね腕部3151aおよび3151bと同様の形状を有する。
次に、図13(c)に示すグランドコンタクト515について説明する。グランドコンタクト515は、第1のグランドコンタクト5151、第2のグランドコンタクト5152、第3のグランドコンタクト5153、および第4のグランドコンタクト5154を含む。
これら4つのグランドコンタクト5151、5152、5153、および5154は、いずれも同じ形状を有し、ジャックコネクタ200の1つの嵌合部261(または262)に、x軸方向へ互いに離隔して配置される。または、グランドコンタクト5151、5152、5153、および5154の各々を、嵌合部261(または262)よりも短いx軸方向長さ(例えば1/4の長さ)を有する嵌合部に取り付けることもできる。
グランドコンタクト5151、5152、5153、および5154の各々は、基部5150およびばね腕部5155を備え、ばね腕部5155は、第1のばね腕部5155aおよび第2のばね腕部5155bを含む。
本実施形態においては、グランドコンタクト5151、5152、5153、および5154の各々に、1個のばね腕部5155aと、計2個のばね腕部5155bとが、x軸方向に互いに交互に配列するように設けられている。
なお、上記した実施形態においては、プラグコネクタが2つの嵌合部を、ジャックコネクタが2つの嵌合部を、それぞれ備えている場合について説明した。しかしながら、これに限らず、プラグコネクタは、1つ、または3つ以上の嵌合部を備えていてもよい。同様に、ジャックコネクタは、1つ、または3つ以上の嵌合部を備えていてもよい。
また、上記した実施形態においては、嵌合部および嵌合部の各々に、それぞれ、計30個ずつの第1列のシグナルコンタクトおよび第2列のシグナルコンタクトが配設された場合について述べた。しかしながら。これに限らず、如何なる数のシグナルコンタクトが、1つの嵌合部または嵌合部に配設されてもよい。
また、上記した実施形態においては、プラグコネクタおよびジャックコネクタのシグナルコンタクトの各々を、ピン状部材によって構成されている場合について述べた。しかしながら、これに限らず、プラグコネクタおよびジャックコネクタのシグナルコンタクトの各々は、例えば、x軸方向に延在する板状部材によって構成されてもよい。
また、上記した実施形態においては、プラグコネクタのシグナルコンタクトの各々は、側壁の内面に形成されたシグナルコンタクト取付溝内に圧入して固定する場合について述べた、しかしながら、これに限らず、プラグコネクタのシグナルコンタクトの各々は、例えば、側壁の内面に接着されてもよいし、または、他の如何なる方法によって固定されてもよい。
また、上記した実施形態においては、ジャックコネクタのシグナルコンタクトの各々が、ハウジングの内側壁の、外壁面に対向する側面に形成されたシグナルコンタクト取付溝に圧入されて固定される場合について述べた。しかしながら、これに限らず、ジャックコネクタのシグナルコンタクトの各々は、例えば、内側壁の側面に接着されてもよいし、または、他の如何なる方法によって固定されてもよい。
したがって、ジャックコネクタの内側壁は、必ずしもシグナルコンタクト取付溝を有する必要はなく、例えば、ジャックコネクタのグランドコンタクトとシグナルコンタクトとを隔てるようにx軸方向に延びる板状部材であってもよい。
また、上記した実施形態においては、嵌合ガイドをプラグコネクタのハウジングに設け、嵌合溝をジャックコネクタのハウジングに設けた場合について述べた。しかしながら、これに限らず、嵌合溝をプラグコネクタのハウジングに設け、嵌合ガイドをジャックコネクタのハウジングに設けてもよい。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 プラグコネクタ
101 ハウジング
115 グランドコンタクト
116 シグナルコンタクト
200 ジャックコネクタ
201 ハウジング
215 グランドコンタクト
216 シグナルコンタクト
300 コネクタ装置
実公昭49−6543号公報 特開平5−135826号公報 特開平8−241762号公報

Claims (9)

  1. 第1の壁および第2の壁を有するハウジングと、
    前記第1の壁に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクトと、
    前記第2の壁に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクトと、
    前記第1列のシグナルコンタクトおよび前記第2列のシグナルコンタクトの双方に対向して、前記第1列のシグナルコンタクトと前記第2列のシグナルコンタクトとの間に配置される板状のグランドコンタクトとを備え、
    前記第1列のシグナルコンタクトの各々は、前記グランドコンタクトに対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するとともに、他方の側で前記第1の壁に固定して支持され、
    前記第2列のシグナルコンタクトの各々は、前記グランドコンタクトに対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するとともに、他方の側で前記第2の壁に固定して支持される、プラグコネクタ。
  2. 前記シグナルコンタクトは、前記接点を有する直線状の主部を備え、該主部が前記第1の壁または前記第2の壁に固定して支持され、
    前記グランドコンタクトは、平板である、請求項1に記載のプラグコネクタ。
  3. 前記ハウジングは、前記第1の壁および前記第2の壁の双方に対して交差する方向に形成される横壁をさらに備え、該横壁に、該横壁の幅方向の中心線に対し非対称の形状を有して該横壁の高さ方向へ延長される突条が形成される、請求項1または2に記載のプラグコネクタ。
  4. 前記ハウジングは、前記第1の壁および前記第2の壁を各々に含む複数の嵌合部と、互いに隣り合う前記嵌合部の間に形成される隔壁と、を備え、
    該複数の嵌合部の各々に、前記第1列のシグナルコンタクト、前記第2列のシグナルコンタクトおよび前記グランドコンタクトが設けられ、
    前記隔壁に、前記隔壁を貫通する開口が形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  5. 第1の内壁および第2の内壁、該第1の内壁に平行に延びる第1の外壁、並びに該第2の内壁に平行に延びる第2の外壁を有するハウジングと、
    前記第1の外壁に対向する側で前記第1の内壁に沿って整列する第1列の複数のシグナルコンタクトと、
    前記第2の外壁に対向する側で前記第2の内壁に沿って整列する第2列の複数のシグナルコンタクトと、
    前記第1の内壁と前記第2の内壁との間に配置され、接続相手コネクタのグランドコンタクトに導通接触するグランドコンタクトとを備え、
    前記第1列のシグナルコンタクトの各々は、前記第1の内壁に固定して支持される基部と、該基部から延長され、前記第1の外壁に対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するばね腕部とを備え、
    前記第2列のシグナルコンタクトの各々は、前記第2の内壁に固定して支持される基部と、該基部から延長され、前記第2の外壁に対向する側に、接続相手コネクタのシグナルコンタクトに導通接触する接点を有するばね腕部とを備える、ジャックコネクタ。
  6. 前記グランドコンタクトは、前記ハウジングに固定して支持される基部と、該基部に沿った方向へ互いに離隔して該基部から延長され、前記接続相手コネクタのグランドコンタクトに接触する接点の各々を個別に有する複数のばね腕部とを備え、
    該複数のばね腕部は、該基部から前記第1の内壁に近接する側に曲げて延長され、前記第2の内壁に対向する側で前記接続相手コネクタのグランドコンタクトに導通接触する第1のばね腕部と、該基部から前記第2の内壁に近接する側に曲げて延長され、前記第1の内壁に対向する側で接続相手コネクタのグランドコンタクトに導通接触する第2のばね腕部とを含む、請求項5に記載のジャックコネクタ。
  7. 前記ハウジングは、前記第1の外壁および前記第2の外壁の双方に直交する横壁をさらに備え、該横壁に、該横壁の幅方向中心線に対し非対称の形状を有して該横壁の高さ方向へ延長される溝が形成される、請求項5または6に記載のジャックコネクタ。
  8. 前記ハウジングは、前記第1の内壁および前記第2の内壁を各々に含む複数の嵌合部と、互いに隣り合う前記嵌合部の間に形成される底壁とをさらに備え、
    該複数の嵌合部の各々に、前記第1列のシグナルコンタクト、前記第2列のシグナルコンタクトおよび前記グランドコンタクトが設けられ、
    該底壁に、該底壁を貫通する開口が形成される、請求項5〜7のいずれか1項に記載のジャックコネクタ。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラグコネクタと、請求項5〜8のいずれか1項に記載のジャックコネクタとを備えるコネクタ装置。
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