JP2015037815A - 2パット3切刃複数段ガンリーマ - Google Patents

2パット3切刃複数段ガンリーマ Download PDF

Info

Publication number
JP2015037815A
JP2015037815A JP2013068136A JP2013068136A JP2015037815A JP 2015037815 A JP2015037815 A JP 2015037815A JP 2013068136 A JP2013068136 A JP 2013068136A JP 2013068136 A JP2013068136 A JP 2013068136A JP 2015037815 A JP2015037815 A JP 2015037815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
pad
cutting
cutting blade
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013068136A
Other languages
English (en)
Inventor
山本 清一
Seiichi Yamamoto
清一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARATHON TOOLS CO Ltd
Original Assignee
MARATHON TOOLS CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARATHON TOOLS CO Ltd filed Critical MARATHON TOOLS CO Ltd
Priority to JP2013068136A priority Critical patent/JP2015037815A/ja
Publication of JP2015037815A publication Critical patent/JP2015037815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Abstract

【課題】著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度の穴加工を達成できるガンリーマを提供する。【解決手段】軸線周りに回転可能な工具本体の軸部先端に、円筒状の刃部を連設し、該刃部に複数の切刃を間隔づけて形成し、先端部は3枚刃で、各刃には、切刃と2個のパッド部が形成され、該切刃外形とパッド部外形とは同一径であり、前記複数の切刃は、先端にいくほど若干外形を小さく形成することによって、著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度の穴加工を達成した。【選択図】 図1

Description

この発明は、2パット3枚刃で切刃を複数段としたガンリーマに係り、詳記すれば、著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度の穴加工を達成できる2パット3切刃複数段ガンリーマに関する。
油圧コントロールバルブ(CV)には、スプールを差し込む複数の穴が開いている。この穴を形成するのにガンリーマが使用されている。CVのハウジング加工に於いては、スプールを挿入する複数の穴に対し、真直度が極めて重要となる。
従来のガンリーマを使用した切削加工では、時々スティツク現象(スプールがスムーズに摺動しないで引っ掛かる)というクレームが発生している。ハウジングにあけた穴の真直度が数ミクロンずれるために起きるものであり、穴の真直度の数ミクロンのずれがスプールの摺動に影響するからである。
この問題を解決するため本発明者は、2パットステップ3枚刃のガンリーマカッターを開発した。この2パットステップ3枚刃のガンリーマカッターを、マシニングセンターやNC専用加工機(数値制御で加工する工作機械)へ組み込むことにより加工精度も向上した。
この機械は、CVの安全弁が付いていて、油圧ショベルのシリンダが大きな圧力を受けたときに、シリンダを壊さないようにするため、CVハウジングのシート面に安全弁(ポペット)が浮いて、油を逃がす構造になっている。
通常時には、ポペットはシート面に完全に密着していなければならないが、その為にはシート面の穴の構造が真円でなくてはならない。真円でないと油漏れの原因となる。上記2パットステップ3枚刃のガンリーマカッターは、この点が不十分であった。
この発明は、このような点に着目してなされたものであり、著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度の穴加工を達成できるガンリーマを提供することを目的とする。
機械加工に対して、より一層の高精度化が求められ、ガンリーマによる加工は、穴加工の仕上げ面の面精度、加工穴の真円度及び真直度について、μm単位の極めて高い精度が要求されるようになってきている。このような要求を踏まえて、本発明者は種々の実験を繰り返した結果、2パット3枚刃で切刃を複数段とすることにより荒加工と仕上げ加工とが同時にできることから、著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度の穴加工を達成できることを見出し、本発明に到達した。
即ち本発明は、軸線周りに回転可能な工具本体の軸部先端に、円筒状の刃部を連設し、該刃部に複数の切刃を間隔づけて形成し、先端部は3枚刃で、各刃には、切刃と2個のパッド部が形成され、該切刃外形とパッド部外形とは同一径であり、前記複数の切刃は、先端にいくほど若干外形を小さく形成したことを特徴とする。
先端部の切刃と間隔づけて形成する切刃は、前記円筒状の刃部の外周に細い溝状に形成するのが好ましい(請求項2)。
前記先端部の3枚刃は、刃の回転方向を向く壁面に切刃を形成し、該切刃の逆側にパッド部を形成し、該切刃と該パッド部との間に更にパッド部を形成するのが、切削時の衝撃を吸収し、或る角度での刃の摺動を防止できることから好ましい(請求項3)。
前記先端切刃と中央パッと部との間及び中央パッと部と切刃の逆側のパッド部との間の外周面は、凹部に形成するのが、パッド部と切刃だけが被切削物に当たるので好ましい(請求項4)。
前記円筒状の刃部は、円筒状で3枚刃の隣接する刃と刃の間に切削屑を排出する角度90度の断面V字状の溝を形成するのが好ましい(請求項5)。
本発明によれば、2パット3枚刃で切刃を複数段とすることにより、荒加工と仕上げ加工とが同時にできるため、著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度の穴加工を達成できる。
(A)本発明の一実施例を示す正面図であり、(B)は、(A)の端面図である。 図1(A)の端面図である。
1 工具本体の軸部
2 刃部
3 切刃(A)
4a、4b、4c 切刃
5 刃
6 V字状の溝(ポケット)
8 パッド部(a)
8´ パッド部(b)
9 アール状の凹部
10 マージン幅
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)に示すように、軸線周りに回転される略円筒状の工具本体の軸部1と、該軸部1に連設した円筒状の刃部2とから構成され、該刃部2には、図1(B)、図2に示す先端の切刃3(A)と間隔づけて、前記円筒状の刃部2外周に細い溝状の切刃4a、4b、4cが形成されている。
一番上の切刃3の外周は、直径D1、その下の切刃4aの外周は、直径D2、その下の切刃4bの外周は、直径D3、その下の切刃4cの外周は、直径D4になっている。取り代により、荒加工、中加工、中加工、仕上げ加工にするため仕上げ方向にいくにつれ、刃部の外周を若干大きく形成している。
最先端の切刃3(A)は、図1(B)及び図2に示すように3枚の刃5が等間隔に設けられている。刃5と刃5の間は、切かすが排出される角度90度の断面V字状の溝(ポケット)6に形成されている。
刃の回転方向を向く壁面の外周側稜線部に切刃3が形成され、該切刃3の逆側にパッド部8が形成され、該切刃3と該パッド部8との間に更にパッド部8´が形成されている。切刃3外径とパッド部8,8´の外径とは、同一である。パッド部8,8´は、ガイドの役割をするものであり、本発明に於いては、切削時の衝撃を吸収し、或る角度での刃の摺動を防止する役割を有している。このように2パッド8,8´で3枚刃とし、切刃3外径とパッド部8,8´の外径とを同一とすることにより、切刃の位置から軸線を中心として、工具回転方向の振れが抑えられるから、工具本体の直進性が確保され、精度の高い穴加工が可能となった。
切刃3とパッと部8´との間及びパッと部8´とパッド部8との間の外周面は、アール状の凹部9に形成されている。切刃とパッと部だけが、被切削物に当たるようにするためである。
図2に示すように、切羽3の幅は、マージン幅であり、パッド部8と8´との間はポケット幅であり、切刃3と切刃の逆側のパッド8の凹んだ部分9は、ボディの逃げである。マージン幅は、図1(A)において、符号10で示されている。
図1(A)の矢印Aは、切刃外形バックテーパーを示すものであり、矢印Bは、切刃の振れの測定箇所を示すものであり、矢印Cは、品番打刻(工具No.打刻)を示すものであり、矢印Dは、切刃をリードに逃がすリードニゲを示すものである。
上記ガンリーマを使用して穴加工をし、その穴の真円度、真直度、円筒度及び同軸度を測定した。測定結果は、本出願と同時に提出した物件提出書に添付した。真円度は(A)で、真直度は(B)で、円筒度は(C)で示されている。この結果より、本発明によれば、著しく優れた真円度、真直度、円筒度を達成できること明らかである。真直度が真っ直ぐであることから、同軸度が優れていることがわかる。同軸だから、真っ直ぐに穴が形成されるからである。上記したように、真直度、真円度、円筒度が優れていることから面粗度も優れていることがわかる。
本発明によれば、2パット3枚刃で切刃を複数段とすることにより、荒加工と仕上げ加工とが同時にできるため、著しく優れた真円度、円筒度、面粗度及び真直度を達成できるから、産業上利用されることが期待される。



Claims (5)

  1. 軸線周りに回転可能な工具本体の軸部先端に、円筒状の刃部を連設し、該刃部に複数の切刃を間隔づけて形成し、先端部は3枚刃で、各刃には、切刃と2個のパッド部が形成され、該切刃外形とパッド部外形とは同一径であり、前記複数の切刃は、先端にいくほど若干外形を小さく形成したことを特徴とする2パット3切刃複数段ガンリーマ。
  2. 先端部の切刃と間隔づけて形成する切刃は、前記円筒状の刃部の外周に細い溝状に形成する請求項1記載のガンリーマ。
  3. 前記先端部の3枚刃は、刃の回転方向を向く壁面に切刃を形成し、該切刃の逆側にパッド部を形成し、該切刃と該パッド部との間に更にパッド部を形成する請求項1又は2記載のガンリーマ。
  4. 前記先端切刃と中央パッと部との間及び中央パッと部と切刃の逆側のパッド部との間の外周面は、凹部に形成する請求項1〜3のいずれかに記載のガンリーマ。
  5. 前記円筒状の刃部は、円筒状で3枚刃の隣接する刃と刃の間に切削屑を排出する角度90度の断面V字状の溝を形成する請求項1〜4のいずれかに記載のガンリーマ。

JP2013068136A 2013-03-28 2013-03-28 2パット3切刃複数段ガンリーマ Pending JP2015037815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013068136A JP2015037815A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 2パット3切刃複数段ガンリーマ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013068136A JP2015037815A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 2パット3切刃複数段ガンリーマ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015037815A true JP2015037815A (ja) 2015-02-26

Family

ID=52631262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013068136A Pending JP2015037815A (ja) 2013-03-28 2013-03-28 2パット3切刃複数段ガンリーマ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015037815A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01117816U (ja) * 1987-08-22 1989-08-09
JPH0852616A (ja) * 1994-08-08 1996-02-27 Honda Motor Co Ltd 段付リーマ
JP2009101460A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Omi Kogyo Co Ltd 切削工具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01117816U (ja) * 1987-08-22 1989-08-09
JPH0852616A (ja) * 1994-08-08 1996-02-27 Honda Motor Co Ltd 段付リーマ
JP2009101460A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Omi Kogyo Co Ltd 切削工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5365298B2 (ja) ドリル用インサートおよびインサートドリル
US11413690B2 (en) Small-diameter drill bit
US10265784B2 (en) Ball end mill
JP2009056559A (ja) ボールエンドミル
US20160214187A1 (en) End mill with coolant hole
KR101838346B1 (ko) 볼 엔드밀
JP2014087873A (ja) 2枚刃ダブルマージンドリル
KR20160005651A (ko) 회전 절삭 공구
JP6828824B2 (ja) 小径ドリルおよび小径ドリルの製造方法
JPWO2019044791A1 (ja) テーパーリーマ
JP2018199198A (ja) ボールエンドミル
CA2882855A1 (en) Single-lip drill
JP5940205B1 (ja) ドリル
KR101667010B1 (ko) 복수 면의 가공이 가능한 복합가공 엔드밀
JP2015171762A (ja) ボールエンドミル
CN211588667U (zh) 一种刀具
JP2007136563A (ja) インサート式ドリル
JP2006263870A (ja) ラジアスエンドミル、及び、ラジアスエンドミルの製造方法
JP2015037815A (ja) 2パット3切刃複数段ガンリーマ
CN203917982U (zh) 一种加工刀具
JP6576573B1 (ja) 段付きドリル及び段付きドリルの製造方法
JP2009050994A (ja) 穴加工工具
JP6825400B2 (ja) テーパボールエンドミル
JP2017087406A (ja) ドリル
JP2013193159A (ja) クーラント穴付きエンドミル

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140701