JP2015036714A - 光減衰器 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバ間の光を様々な光減衰量に簡易な構成で調節することができる光減衰器を提供する。【解決手段】光ファイバ11−1を保持するアダプタブロック3と、アダプタブロック3に保持された光ファイバ11−1と端面同士が突き合わされた状態で光ファイバ11−2を保持するアダプタブロック4と、アダプタブロック4を光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に摺動させる摺動部を備える。【選択図】図1
Description
この発明は、光ファイバの光伝送量を減衰調節する光減衰器に関する。
例えば、特許文献1に開示される光減衰器は、一対の光コネクタフェルール間の空隙により、一対の光コネクタフェルールに挿通固定された光ファイバ間の光を減衰させる。
一対の光コネクタフェルールは、これらの光コネクタフェルール間に架け渡される嵌合ピンで位置決めされる。また、一方の光コネクタフェルールの端面が光ファイバ穴列を含む領域が凹所となっている。この凹所以外の部分が、相手側の光コネクタフェルールとの突き合わせ部分となることにより、両光コネクタフェルールを突き合わせた状態で、両光コネクタフェルールの向かい合う光ファイバ露出端面間に空隙が形成される。
一対の光コネクタフェルールは、これらの光コネクタフェルール間に架け渡される嵌合ピンで位置決めされる。また、一方の光コネクタフェルールの端面が光ファイバ穴列を含む領域が凹所となっている。この凹所以外の部分が、相手側の光コネクタフェルールとの突き合わせ部分となることにより、両光コネクタフェルールを突き合わせた状態で、両光コネクタフェルールの向かい合う光ファイバ露出端面間に空隙が形成される。
特許文献1に代表される従来の技術では、光ファイバ間の光を様々な減衰量に調節する場合、各減衰量に対応した空隙を形成する一対の光コネクタフェルールがそれぞれ必要になる。このため、光ファイバの光伝導量を減衰調節する作業において、多数の光コネクタフェルールが必要であり、光減衰量を調節する度に対応する一対の光コネクタフェルールに取り替える必要があることから調節作業が繁雑になるという課題があった。
また、特許文献1の光減衰器では、一対の光コネクタフェルールを互いに突き合わせた状態で向かい合う光ファイバ露出端面間に空隙が形成される。
このため、光コネクタフェルールを互いに突き合わせたときに当接する端面(特許文献1の図1における第1の平坦面12b)と光ファイバ露出端面(特許文献1の図1における光ファイバ露出端面12’a)との間に異物などが付着した場合は、空隙の形成が阻害されて光減衰量が定量的に定まらないという課題があった。
このため、光コネクタフェルールを互いに突き合わせたときに当接する端面(特許文献1の図1における第1の平坦面12b)と光ファイバ露出端面(特許文献1の図1における光ファイバ露出端面12’a)との間に異物などが付着した場合は、空隙の形成が阻害されて光減衰量が定量的に定まらないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、光ファイバ間の光を様々な光減衰量に簡易な構成で調節することができる光減衰器を得ることを目的とする。
この発明に係る光減衰器は、突き合わせて配置した光ファイバの端面間の空隙により光ファイバ間を伝送される光を減衰させる光減衰器であって、第1の光ファイバを保持する第1の保持部と、第1の保持部に保持された第1の光ファイバと端面同士が突き合わされた状態で第2の光ファイバを保持する第2の保持部と、第2の保持部を第1および第2の光ファイバと同軸方向に摺動させる摺動部とを備える。
この発明によれば、光ファイバ間の光を様々な光減衰量に簡易な構成で調節することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る光減衰器の上面図である。図2は、実施の形態1に係る光減衰器の側面図であって、図1のa方向の矢示図である。また、図3は、実施の形態1に係る光減衰器の端面図であり、図1のb方向の矢示図である。光減衰器1は、図1に示すように、ベース2、アダプタブロック3,4、ガイドレール5、目盛り部6、指針7、位置固定用ねじ8およびスライダ9を備えて構成される。
図1は、この発明の実施の形態1に係る光減衰器の上面図である。図2は、実施の形態1に係る光減衰器の側面図であって、図1のa方向の矢示図である。また、図3は、実施の形態1に係る光減衰器の端面図であり、図1のb方向の矢示図である。光減衰器1は、図1に示すように、ベース2、アダプタブロック3,4、ガイドレール5、目盛り部6、指針7、位置固定用ねじ8およびスライダ9を備えて構成される。
ベース2は、アダプタブロック3,4、ガイドレール5、スライダ9といった構造体が上面に設けられるベース部材である。ベース2の上面は、アダプタブロック4を光ファイバの端面同士を突き合わせた状態で同軸方向に摺動させる際の位置精度に影響を与えないように高い平面度で形成されている。
アダプタブロック3は、光ファイバ(第1の光ファイバ)をその端面が露出した状態で保持する第1の保持部である。また、アダプタブロック3は、図2に示すように、側面から見てL字状となるブロック部材であり、一端がベース2に固定(例えば、ねじ締結)され、他端側に光ファイバケーブルのコネクタが連結されるアダプタ10が設けられている。アダプタ10は、円筒状のアダプタであり、アダプタブロック3の光ファイバ連結箇所に形成された貫通孔に挿通されて取り付けられる。このアダプタ10にコネクタを連結することで、光ファイバの端面がアダプタブロック4側に露出した状態となる。
アダプタブロック4は、アダプタブロック3に保持された光ファイバと端面同士が突き合わされた状態で光ファイバ(第2の光ファイバ)を保持する第2の保持部である。
このアダプタブロック4も、図2に示すように、アダプタブロック3と同様に側面から見てL字状となるブロック部材であって、図3に示すように、一端がスライダ9に固定(例えば、ねじ締結)され、他端側に光ファイバケーブルのコネクタが連結されるアダプタ10が設けられている。アダプタ10は、アダプタブロック3に取り付けられたものと同様であり、コネクタが連結されることで、光ファイバの端面がアダプタブロック3側に露出した状態となる。
このアダプタブロック4も、図2に示すように、アダプタブロック3と同様に側面から見てL字状となるブロック部材であって、図3に示すように、一端がスライダ9に固定(例えば、ねじ締結)され、他端側に光ファイバケーブルのコネクタが連結されるアダプタ10が設けられている。アダプタ10は、アダプタブロック3に取り付けられたものと同様であり、コネクタが連結されることで、光ファイバの端面がアダプタブロック3側に露出した状態となる。
ガイドレール5は、アダプタブロック3,4に連結された光ファイバと同軸方向に配置されたレール部材である。図3に示すように、ガイドレール5の両側面には、長手方向に沿った長溝5aが形成されている。なお、スライダ9は、図3のように、この長溝5aを挟み込むように係合部9aが係合して摺動自在に支持される。
このスライダ9とガイドレール5が、M1方向またはM2方向にアダプタブロック4を摺動させるリニアガイドを構成する。
このスライダ9とガイドレール5が、M1方向またはM2方向にアダプタブロック4を摺動させるリニアガイドを構成する。
目盛り部6は、アダプタブロック3,4に保持された光ファイバの端面間の空隙間隔に対応するアダプタブロック4の摺動位置を表示する目盛り部である。
例えば、図1に示すように、目盛り部6は、ガイドレール5に沿って配置されるリニアスケールであり、アダプタブロック4に取り付けられた指針7によって光ファイバの端面間の空隙間隔が指示される。
例えば、図1に示すように、目盛り部6は、ガイドレール5に沿って配置されるリニアスケールであり、アダプタブロック4に取り付けられた指針7によって光ファイバの端面間の空隙間隔が指示される。
位置固定用ねじ8は、図2に示すように、アダプタブロック4のベース2の上面に平行な部位に形成された貫通ねじ穴に螺合されている。アダプタブロック4を所定の位置まで摺動させた際に、位置固定用ねじ8をねじ込んでねじ先端をベース2の上面に当接させることにより、リニアガイドによる摺動が係止され、アダプタブロック4が上記位置に固定される。
次に、具体的な使用態様を説明する。
図4は、実施の形態1に係る光減衰器の使用態様を示す図であって、図4(a)は、光ファイバケーブルのコネクタ部分を示しており、図4(b)は、図4(a)の光ファイバを連結した光減衰器を示している。
この発明に係る光減衰器1は、アダプタブロック3,4にアダプタ10をそれぞれ備えており、図4(a)に示すような一般的なコネクタ11aが装着された光ファイバ11をそのまま使用することができる。
図4は、実施の形態1に係る光減衰器の使用態様を示す図であって、図4(a)は、光ファイバケーブルのコネクタ部分を示しており、図4(b)は、図4(a)の光ファイバを連結した光減衰器を示している。
この発明に係る光減衰器1は、アダプタブロック3,4にアダプタ10をそれぞれ備えており、図4(a)に示すような一般的なコネクタ11aが装着された光ファイバ11をそのまま使用することができる。
光ファイバ11−1,11−2間を伝送する光の減衰量を調節する場合、図4(b)に示すように、アダプタブロック3,4のアダプタ10にコネクタ11aで光ファイバ11−1,11−2を連結する。そして、アダプタブロック4をガイドレール5に沿ってM1方向またはM2方向に摺動させて、光ファイバ11−1,11−2の端面11b,11b間の空隙間隔を調節する。このとき、アダプタブロック4に取り付けた指針7が、目盛り部6における光ファイバ11−1,11−2の端面11b,11b間の空隙間隔に対応する数値を指し示す。これにより、空隙間隔に応じた光減衰量を適切に調節することが可能である。
また、アダプタブロック4は、アダプタブロック3に対して独立して動作し、位置固定用ねじ8によって摺動位置が固定される。さらに、光減衰量を調節するためにアダプタブロック4を摺動させても、アダプタブロック3,4は互いに接触することはない。
これにより、アダプタブロック3,4が接触する部位に異物が侵入して光ファイバ11−1,11−2の端面11b,11b間の空隙間隔が変化するような不具合は生じない。
これにより、アダプタブロック3,4が接触する部位に異物が侵入して光ファイバ11−1,11−2の端面11b,11b間の空隙間隔が変化するような不具合は生じない。
なお、光ファイバ11−1,11−2の各端面11bに異物が付着することがないように、アダプタブロック3とアダプタブロック4が向かい合う部分を覆うカバーを、アダプタブロック3,4のいずれかに設けてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、光ファイバ11−1を保持するアダプタブロック3と、アダプタブロック3に保持された光ファイバ11−1と端面同士が突き合わされた状態で光ファイバ11−2を保持するアダプタブロック4と、アダプタブロック4を光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に摺動させる摺動部を備える。
このように、実施の形態1では、アダプタブロック4を光ファイバ11−1,11−2の端面同士を突き合わせた状態で同軸方向に摺動可能とする簡易な機構を用いて、光ファイバ11−1,11−2間の光を様々な光減衰量に調節することができる。
このように、実施の形態1では、アダプタブロック4を光ファイバ11−1,11−2の端面同士を突き合わせた状態で同軸方向に摺動可能とする簡易な機構を用いて、光ファイバ11−1,11−2間の光を様々な光減衰量に調節することができる。
また、この実施の形態1によれば、摺動部が、光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に配置されたガイドレール5と、アダプタブロック4に設けられて、ガイドレール5と係合して摺動するスライダ9とを備える。このように、ガイドレール5とスライダ9からなる簡易な構成の摺動部でアダプタブロック4を光ファイバ11−1,11−2の端面同士を突き合わせた状態で同軸方向に摺動させることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、光ファイバ11−1,11−2の端面間の空隙間隔に対応する摺動部の摺動位置を表示する目盛り部6を備える。
このように構成することで、光ファイバ11−1,11−2の端面間の空隙間隔に応じた光減衰量を正確に調節することができる。
このように構成することで、光ファイバ11−1,11−2の端面間の空隙間隔に応じた光減衰量を正確に調節することができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る光減衰器の上面図である。図6は、実施の形態2に係る光減衰器の側面図であり、図5のa1方向の矢示図である。また、図7は、実施の形態2に係る光減衰器の端面図であり、図5のb1方向の矢示図である。
実施の形態2に係る光減衰器1Aは、実施の形態1に係る光減衰器1の構成に加えて、摺動部による光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に沿ったアダプタブロック4Aの摺動を補助する副摺動部を備えている。
図5は、この発明の実施の形態2に係る光減衰器の上面図である。図6は、実施の形態2に係る光減衰器の側面図であり、図5のa1方向の矢示図である。また、図7は、実施の形態2に係る光減衰器の端面図であり、図5のb1方向の矢示図である。
実施の形態2に係る光減衰器1Aは、実施の形態1に係る光減衰器1の構成に加えて、摺動部による光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に沿ったアダプタブロック4Aの摺動を補助する副摺動部を備えている。
副摺動部は、図5に示すように、ガイドブロック12およびアダプタブロック4Aのスライダ凸部13から構成される。
ガイドブロック12は、ベース2に立設された板状のブロック部材であり、ガイドレール5と平行な方向に長溝12aが形成されている。
アダプタブロック4Aの側面からガイドレール5と平行な方向に長く突設されたスライダ凸部13は、図7に示すように長溝12aに嵌め込まれる。
これにより、スライダ凸部13は、ガイドレール5とスライダ9からなる摺動部の摺動に合わせて長溝12a内を摺動する。
ガイドブロック12は、ベース2に立設された板状のブロック部材であり、ガイドレール5と平行な方向に長溝12aが形成されている。
アダプタブロック4Aの側面からガイドレール5と平行な方向に長く突設されたスライダ凸部13は、図7に示すように長溝12aに嵌め込まれる。
これにより、スライダ凸部13は、ガイドレール5とスライダ9からなる摺動部の摺動に合わせて長溝12a内を摺動する。
以上のように、この実施の形態2によれば、摺動部による光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に沿ったアダプタブロック4Aの摺動を補助するガイドブロック12およびスライダ凸部13からなる副摺動部を備える。このように構成することにより、ベース2の上面から離れた位置にあるアダプタブロック4Aがリニアガイドに対して揺動することがなく、スムーズな摺動が可能となる。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係る光減衰器の上面図である。また、図9は、実施の形態3に係る光減衰器の側面図であり、図8のa2方向の矢示図である。
実施の形態3に係る光減衰器1Bは、実施の形態1に係る光減衰器1の構成に加えて、当たり止め用ねじ14を備えている。
図8は、この発明の実施の形態3に係る光減衰器の上面図である。また、図9は、実施の形態3に係る光減衰器の側面図であり、図8のa2方向の矢示図である。
実施の形態3に係る光減衰器1Bは、実施の形態1に係る光減衰器1の構成に加えて、当たり止め用ねじ14を備えている。
当たり止め用ねじ14は、アダプタブロック3Aにおいてガイドレール5と平行な方向に形成した貫通ねじ穴に螺合されている。当たり止め用ねじ14のねじ先端は、アダプタブロック4がリニアガイドによってアダプタブロック3Aに接近したときに、アダプタブロック4またはスライダ9に当接してそれ以上の接近を規制する。
実施の形態3では、当たり止め用ねじ14のねじ先端を、アダプタブロック3A,4に保持された光ファイバ11−1,11−2の端面同士が接触する前の微小間隔でアダプタブロック4の摺動が規制される位置まで螺合を進めておく。
これにより、アダプタブロック4がリニアガイドによってアダプタブロック3Aに最接近しても、光ファイバ11−1,11−2の端面同士が接触することがない。
これにより、アダプタブロック4がリニアガイドによってアダプタブロック3Aに最接近しても、光ファイバ11−1,11−2の端面同士が接触することがない。
なお、図8および図9では、当たり止め用ねじ14をアダプタブロック3Aに設けた場合を示したが、アダプタブロック4側に設けても同様の効果を得ることができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、アダプタブロック3Aに設けられ、光ファイバ11−1,11−2の端面同士が当接しないように摺動部によるアダプタブロック4の摺動を規制する当たり止め用ねじ14を備える。このように構成することで、光ファイバ11−1,11−2の端面同士が接触して損傷することを防止できる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係る光減衰器の上面図である。図11は、実施の形態4に係る光減衰器の側面図であって、図10のa3方向の矢示図である。図12は、実施の形態4に係る光減衰器の端面図であり、図10のb3方向の矢示図である。
光減衰器1Cは、図10に示すように、ベース2、アダプタブロック3,4Bに加え、ラック16が形成された直動ガイド15、ローラノブ17、ローラノブ17の回転軸18に一体に形成されたピニオン19およびスライダ20を含んでなる直動変換機構を備えて構成される。また、ローラノブ17には、図10に示すように、アダプタブロック3,4Bに保持された光ファイバの端面間の空隙間隔を決定するアダプタブロック4Bの摺動位置を表示する目盛り部が形成されている。
図10は、この発明の実施の形態4に係る光減衰器の上面図である。図11は、実施の形態4に係る光減衰器の側面図であって、図10のa3方向の矢示図である。図12は、実施の形態4に係る光減衰器の端面図であり、図10のb3方向の矢示図である。
光減衰器1Cは、図10に示すように、ベース2、アダプタブロック3,4Bに加え、ラック16が形成された直動ガイド15、ローラノブ17、ローラノブ17の回転軸18に一体に形成されたピニオン19およびスライダ20を含んでなる直動変換機構を備えて構成される。また、ローラノブ17には、図10に示すように、アダプタブロック3,4Bに保持された光ファイバの端面間の空隙間隔を決定するアダプタブロック4Bの摺動位置を表示する目盛り部が形成されている。
アダプタブロック3,4Bに光ファイバ11−1,11−2をそれぞれ連結し、ローラノブ17を回転させると(R1またはR2方向)、ローラノブ17の回転軸18が回転し、回転軸18に一体に形成されたピニオン19が回転する。このとき、図12に示すように、直動ガイド15のラック16の歯と噛み合うピニオン19は、回転軸18を介して伝達された回転力によって直動ガイド15の長手方向に形成されたラック16の歯に順次噛み合っていく。
ピニオン19がラック16の歯に順次噛み合っていくと、軸方向にピニオン19と一体に形成されたスライダ20が直動ガイド15の長溝15aに沿ってM1またはM2方向に摺動する。
このようにして、ローラノブ17に与えられた回転力が、アダプタブロック4Bを摺動させる直動力に変換される。また、ローラノブ17の目盛り部に沿って回転させることにより、光ファイバ11−1,11−2の端面間の空隙間隔に応じた光減衰量を正確に調節することができる。
このようにして、ローラノブ17に与えられた回転力が、アダプタブロック4Bを摺動させる直動力に変換される。また、ローラノブ17の目盛り部に沿って回転させることにより、光ファイバ11−1,11−2の端面間の空隙間隔に応じた光減衰量を正確に調節することができる。
以上のように、この実施の形態4によれば、摺動部が、回転力が伝達されるローラノブ17と、ローラノブ17に伝達された回転力を直動運動に変換することにより、アダプタブロック4Bを光ファイバ11−1,11−2と同軸方向に摺動自在とする直動変換機構とを備える。このように構成することでも、ローラノブ17に伝達された回転力を直動運動に変換する簡易な機構でアダプタブロック4Bを光ファイバ11−1,11−2の端面同士を突き合わせた状態で同軸方向に摺動させることができ、光ファイバ11−1,11−2間の光を様々な光減衰量に調節することが可能である。
なお、実施の形態2,3は、実施の形態4の構成に適用してもかまわない。すなわち、実施の形態4におけるローラノブ17を用いた直動機構に、当たり止め用ねじを設けるか、あるいは、副摺動部を設けてもよい。
実施の形態5.
図13は、この発明の実施の形態5に係る光減衰器の概要を示す図である。実施の形態5に係る光減衰器1Dは、図13に示すように、ベース2の上面にアダプタブロック3a〜3dが並列に配置されて光ファイバ11a−1〜11d−1がそれぞれに連結されており、アダプタブロック4a〜4dが並列に配置されて光ファイバ11a−2〜11d−2がそれぞれに連結されている。アダプタブロック4a〜4dは、実施の形態1または実施の形態4に示したような構成の摺動部によって、光ファイバ11a−1〜11d−1,11a−2〜11d−2の軸方向に沿って摺動する。このように構成することで、一度に複数の光ファイバ間の光減衰量を調節することが可能である。
図13は、この発明の実施の形態5に係る光減衰器の概要を示す図である。実施の形態5に係る光減衰器1Dは、図13に示すように、ベース2の上面にアダプタブロック3a〜3dが並列に配置されて光ファイバ11a−1〜11d−1がそれぞれに連結されており、アダプタブロック4a〜4dが並列に配置されて光ファイバ11a−2〜11d−2がそれぞれに連結されている。アダプタブロック4a〜4dは、実施の形態1または実施の形態4に示したような構成の摺動部によって、光ファイバ11a−1〜11d−1,11a−2〜11d−2の軸方向に沿って摺動する。このように構成することで、一度に複数の光ファイバ間の光減衰量を調節することが可能である。
以上のように、この実施の形態5によれば、アダプタブロック3a〜3dが並列に配置されて光ファイバ11a−1〜11d−1がそれぞれに連結され、アダプタブロック4a〜4dが並列に配置されて光ファイバ11a−2〜11d−2がそれぞれに連結される。このように構成することで、一度に複数の光ファイバの光減衰量を調節することができ、調節作業の効率を格段に向上させることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A〜1D 光減衰器、2 ベース、3,3a,3A,4,4a,4A,4B アダプタブロック、5 ガイドレール、5a,12a,15a 長溝、6 目盛り部、7 指針、8 位置固定用ねじ、9,20 スライダ、9a 係合部、11,11−1,11−2,11a−1〜11d−1,11a−2〜11d−2 光ケーブル、11a コネクタ、11b 端面、12 ガイドブロック、13 スライダ凸部、14 当たり止め用ねじ、15 直動ガイド、16 ラック、17 ローラノブ、18 回転軸、19 ピニオン。
Claims (7)
- 突き合わせて配置した光ファイバの端面間の空隙により前記光ファイバ間を伝送される光を減衰させる光減衰器であって、
第1の光ファイバを保持する第1の保持部と、
前記第1の保持部に保持された前記第1の光ファイバと端面同士が突き合わされた状態で第2の光ファイバを保持する第2の保持部と、
前記第2の保持部を前記第1および前記第2の光ファイバと同軸方向に摺動させる摺動部とを備える光減衰器。 - 前記摺動部は、前記第1および前記第2の光ファイバと同軸方向に配置されたレール部材と、前記第2の保持部に設けられて、前記レール部材と係合して摺動する摺動部材とを備えることを特徴とする請求項1記載の光減衰器。
- 前記摺動部は、回転力が伝達されるローラノブと、前記ローラノブに伝達された回転力を直動運動に変換して、前記第2の保持部を前記第1および前記第2の光ファイバと同軸方向に摺動させる直動変換機構とを備えることを特徴とする請求項1記載の光減衰器。
- 前記第1および前記第2の光ファイバの端面間の空隙間隔に対応する前記摺動部の摺動位置を表示する目盛り部を備えることを特徴とする請求項1記載の光減衰器。
- 前記摺動部による前記第1および前記第2の光ファイバと同軸方向に沿った前記第2の保持部の摺動を補助する副摺動部を備えることを特徴とする請求項1記載の光減衰器。
- 前記第1および前記第2の保持部のいずれかに設けられ、前記第1および前記第2の光ファイバの端面同士が当接しないように前記摺動部による前記第2の保持部の摺動を規制する当たり止め部を備えることを特徴とする請求項1記載の光減衰器。
- 前記第1の保持部は、複数が並列に配置されて前記第1の光ファイバがそれぞれに連結され、
前記第2の保持部は、複数が並列に配置されて前記第2の光ファイバがそれぞれに連結されることを特徴とする請求項1記載の光減衰器。
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JP (1) | JP2015036714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019125733A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | 株式会社荏原製作所 | 研磨装置 |
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2013
- 2013-08-12 JP JP2013167555A patent/JP2015036714A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019125733A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | 株式会社荏原製作所 | 研磨装置 |
KR20190088413A (ko) * | 2018-01-18 | 2019-07-26 | 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 | 연마 장치 |
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JP7068831B2 (ja) | 2018-01-18 | 2022-05-17 | 株式会社荏原製作所 | 研磨装置 |
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