JP2015036693A - 横引き用コンパクト看板 - Google Patents

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千種 智道
Tomomichi Chigusa
智道 千種
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【課題】展開および折り畳みが簡単にできる、横引用コンパクト看板を提供することを目的とする。【解決手段】横引用コンパクト看板1は、2本の支柱5a,5bを横方向に展開するシザース機構と、これらの支柱5a,5bに取り付けられて、2本の支柱5の展開に連動して横方向にスクリーン19が引き延ばされ、かつ、2本の支柱5a,5bの接近に連動して横方向にスクリーン19を巻き取る巻取バネが内蔵されているロールスクリーン9とから構成され、シザース機構における2本の支柱5a,5bの間には、X状に2本の支持部材7a,7bを配置しており、これらの支持部材7a,7bは、各々の支柱5a,5bの長手方向に内蔵されている引っ張りバネ3により、2本の支柱5a,5bを横方向に展開させるように作用している。【選択図】図1

Description

本発明は、展開および折り畳みが簡単にできる、横引き用コンパクト看板に関するものである。
従来の道路工事用看板は、文字や標識が書かれているシートと、このシートを支える折り畳み可能な脚部とを備えていた(例えば、特許文献1)。そして、特許文献1は、道路工事用看板を収納する際には、シートを脚部から取り外した後に、脚部を折り畳む構成を開示している。
また、この道路工事用看板を設置する際には、脚部をシートの横幅に合わせて広げた後に、シートを脚部に取り付ける必要があった。
特開2006−267775号公報
しかし、特許文献1の構成による道路工事用看板では、脚部を広げる際に、シートの横幅より脚部を大きく展開しまった場合には、シートの取り付けができないという問題があった。その場合は、脚部の横幅を狭める調整をする必要があった。
また、脚部を展開する際には、X状に配置された2つの支持部材の下部を、左右交互に支柱の上方へ移動させる必要が有り、手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、展開および折り畳みが簡単にできる、横引用コンパクト看板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の横引用コンパクト看板に係る発明は、例えば、図1乃至図5,図10乃至図12に示すように、2本の支柱を横方向に展開するシザース機構と、これらの支柱に取り付けられて、2本の支柱の展開に連動して横方向にスクリーンが引き延ばされ、かつ、2本の支柱の接近に連動して横方向にスクリーンを巻き取る巻取バネが内蔵されているロールスクリーンとから構成され、シザース機構における2本の支柱の間には、X状に2本の支持部材を配置しており、これらの支持部材は、各々の支柱の長手方向に内蔵されている引っ張りバネにより、2本の支柱を横方向に展開させるように作用している事を特徴とする。
請求項1に記載の横引用コンパクト看板に係る発明によれば、2本の支柱に取り付けられて、2本の支柱の展開に連動して横方向にスクリーンが引き延ばされるロールスクリーンを有するので、展開が簡単にでき、かつ、2本の支柱の接近に連動して横方向にスクリーンを巻き取る巻取バネが内蔵されているロールスクリーンを有するので、折り畳みが簡単にできる横引用コンパクト看板を提供することができる。
また、X状に2本の支持部材を配置しており、これらの支持部材は、各々の支柱の長手方向に内蔵されている引っ張りバネにより、2本の支柱を横方向に展開させるように作用しているので、少ない力で簡単に展開することができる。
請求項2に記載の横引用コンパクト看板に係る発明は、例えば、図4乃至図8に示すように、シザース機構におけるX状に配置された各支持部材の上端は各々の支柱の上端部に回動可能に固定され、各支持部材の下端は各々の支柱の長手方向に移動可能に取り付けられており、この下端が引っ張りバネにより各々の支柱の上端部側に付勢されている事を特徴とする。
請求項2に記載の横引用コンパクト看板に係る発明によれば、この下端が引っ張りバネにより各々の支柱の上端部側に付勢されているので、X状に配置された支持部材の両方の下端が引っ張りバネの力により支柱の上部側に同時に移動し、横引用コンパクト看板を簡単に展開することができる。
請求項3に記載の横引用コンパクト看板に係る発明は、例えば、図6乃至図7に示すように、各々の支柱の内部に、引っ張りバネの下端と支持部材の下端とが取り付けられ、支柱の長手方向に移動するスライド部材を備えている事を特徴とする。
請求項3に記載の横引用コンパクト看板に係る発明によれば、支柱の長手方向に移動するスライド部材を備えているので、X状に配置された支持部材の両方の下端が引っ張りバネの力により支柱の上部側にスムーズに移動し、横引用コンパクト看板を簡単に展開することができる。
請求項4に記載の横引用コンパクト看板に係る発明は、例えば、図6(a)および図8(a)に示すように、各々の支柱の内部に引っ張りバネの上端と支持部材の上端とが取り付けられている固定部材を備え、2本の支柱が展開される方向から見て、この固定部材の左右に引っ張りバネと支持部材とが並んで配置されている事を特徴とする。
請求項4に記載の横引用コンパクト看板に係る発明によれば、固定部材の左右に引っ張りバネと支持部材とが並んで配置されているので、横引用コンパクト看板を折り畳んだ時に引っ張りバネと支持部材とが干渉することがなくコンパクトに収納することができる。
請求項5に記載の横引用コンパクト看板に係る発明は、例えば、図3および図4に示すように、各々の支柱は、2本の支柱を接近して折り畳んだ状態で支柱の内部に各支持部材を収納するための長溝を有する事を特徴とする。
請求項5に記載の横引用コンパクト看板に係る発明によれば、支柱の内部に各支持部材を収納するための長溝を有するので、横引用コンパクト看板を折り畳んだ時に各支持部材を長溝に収納して、コンパクトに折り畳むことができる。
請求項6に記載の横引用コンパクト看板に係る発明は、例えば、図11および図12に示すように、2本の支持部材が交差する角度が所定角度を超えると、ロールスクリーンの巻取りバネの巻取り張力よりも、引っ張りバネの引っ張り張力により生じるシザース機構が展開しようとする展開分力が大きくなり、シザース機構が自動的に展開するように、引っ張りバネと巻取バネが対応設計されている事を特徴とする。
請求項6に記載の横引用コンパクト看板に係る発明によれば、2本の支持部材が交差する角度が所定角度を超えると、ロールスクリーンの巻取りバネの巻取り張力よりも、引っ張りバネの引っ張り張力により生じるシザース機構が展開しようとする展開分力が大きくなり、シザース機構が自動的に展開するように、引っ張りバネと巻取バネが対応設計されているので、折り畳んだ状態から所定の間隔だけ2本の支持部材を離すことにより、余計な力を加えることなく自動的に展開する横引用コンパクト看板を提供することができる。
本発明によれば、展開および折り畳みが簡単にできる、横引用コンパクト看板を提供することができる。
本発明に係る横引用コンパクト看板の、展開時の状態を示す正面斜視図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、折り畳み時の状態を示す背面斜視図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、補助足を引き出した状態を示す背面斜視図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、展開中の状態を示す背面斜視図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、展開後の状態を示す背面斜視図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、支柱と支持部材の取り付け状態を示すもので、(a)は図5のA部拡大図であり、(b)は図5のB部拡大図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、支柱に内蔵された引っ張りバネの下端と支持部材の下端とスライド部材との関係を示す部分拡大図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、引っ張りバネの構成を示すもので、(a)は支柱に内蔵された引っ張りバネの上端と支持部在の上端と固定部材との関係を示す部分拡大図であり、(b)は引っ張りバネの下端と支持部材の下端とスライド部材との関係を示す部分拡大図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、ロールスクリーンの平面模式図である(図1を上方から見た状態に対応している)。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、折り畳み時の状態を示す正面模式図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、展開中の状態を示す正面模式図である。 本発明に係る横引用コンパクト看板の、展開後の状態を示す正面模式図である。
以下に、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1乃至図12は、本発明に係る横引用コンパクト看板1の一実施の形態を示している。本発明に係る横引用コンパクト看板1は、コイルバネからなる引っ張りバネ3を内蔵した断面中空の2本の支柱5a,5bとこれら支柱5a,5b間に取り付けられてX状に配置された2本の支持部材7a,7bとからなる横方向に展開するシザース機構と、各々の支柱5a,5bの前面に展開可能に取り付けられているロールスクリーン9と、各々の支柱5a,5bの後部に展開可能に取り付けられている2本の補助脚11a,11bとから構成されている。支柱5a,5bの上下には、蓋6がそれぞれ取り付けられている。
図4乃至図8に示すように、各支持部材7a,7bは、ウエブの両端から垂直に伸びるフランジを有する断面コ字形であり、お互いのウエブが接するようにX状に開閉可能に中間部でピン接合されている。2本の支持部材7a,7bの下端は、引っ張りバネ3により支柱5a,5bの上方へそれぞれ付勢されている。また、各々の支柱5a,5bは、2本の支柱5a,5bを接近させて折り畳んだ状態で、支柱5a,5bの内部に各支持部材7a,7bを収納するための長溝13を有する。
各補助脚11a,11bは、上端が支柱5a,5bの長手方向において中間部より上方に固定板11a1,11b1を介して回動可能に取り付けられている。そして、補助脚11a,11bの下部を支柱5a,5bの後方に移動させることで、横引用コンパクト看板1が自立可能になる。
また、支柱5a,5bと、この支柱5a,5bに取り付けられている補助脚11a,11bとのそれぞれの中間部付近を繋ぐ、第1の補強部材15a,15bが設けられている。そして、補助脚11a,11bを支柱5a,5bの後方に展開した状態では、横引用コンパクト看板1の側方からみて、支柱5a,5bと補助脚11a,11bと第1の補強部材15a,15bとで、略A字形を形成している。
さらに、各々の支柱5a,5bに取り付けられている補助脚11a,11bの下部を繋ぐ、第2の補強部材17が設けられている。そして、横引用コンパクト看板1を展開した状態では、横引用コンパクト看板1の前方からみて、補助脚11a,11bと第2の補強部材17とで、略凹形を形成している。
第1の補強部材15a,15bは、それぞれ矩形の2枚の板で構成されている。そして、2枚の板の一方の端部が重なった部分で回動可能にピン接合され、他端が支柱5a,5bと補助脚11a,11bの中間部付近に回動可能にピン接合されている。また、第2の補強部材17は、それぞれ矩形の2枚の板で構成されている。そして、2枚の板の一方の端部が重なった部分で回動可能にピン接合され、他端が2本の補助脚11a,11bの下部に回動可能にピン接合されている。
ロールスクリーン9は、図1、図9に示すように、文字、標識を直接印刷したビニールシートやメッシュ織物等のスクリーン19を自動で巻き上げる巻取バネ9aが内蔵されている縦長のスクリーン収納部21と、引き出されるスクリーン19の端部が固定されている縦長のスクリーン支持部23とから構成されている。スクリーン収納部21には、スクリーン19を巻き取る巻き取り軸(図示せず)が回転自在に取り付けられている。
図1、図8(a),(b)に示すように、スクリーン収納部21は、左側の支柱5aの前面に、支柱5aの長手方向に沿ってボルトBとナットNで縦長に固定されている。また、図1、図6(a)に示すように、スクリーン支持部23は、右側の支柱5bの前面に、支柱5bの長手方向に沿ってボルトBとナットNで縦長に固定されている。
そして、図3乃至図5に示すように、ロールスクリーン9は、2本の支柱5a,5bの展開に連動して横方向にスクリーン19が引き延ばされ、かつ、2本の支柱5a,5bの接近に連動して横方向にスクリーン19を巻き取るように動作する。また、2本の支柱5a,5bの展開に連動して、2本の支柱5a,5bにX状に配置された支持部材7a,7bは、各々の支柱5a,5bの長手方向に内蔵されている引っ張りバネ3により、2本の支柱5a,5bを横方向に展開させるように作用している。
図4乃至図8に示すように、シザース機構におけるX状に配置された各支持部材7a,7bの上端は、各々の支柱5a,5bの上端部に回動可能に固定され、各支持部材7a,7bの下端は、各々の支柱5a,5bの長手方向に移動可能に取り付けられている。そして、各支持部材7a,7bの下端は、引っ張りバネ3により、各々の支柱5a,5bの上端部側に付勢されている。
例えば、図6(a)に示すように、スクリーン支持部23が取り付けられている支柱5b内部には、支持部材7bの上端および引っ張りバネ3が取り付けられている固定部材25が配置されている。この固定部材25は、支柱5bを貫通する孔に、ボルトBとナットNを介して、回転可能に固定されている。そして、支柱5bの上端部には、支持部材7bの上端が、固定部材25と共に回動可能に固定されている。
図6(a),図8(a)に示すように、固定部材25は円柱形状であり、固定部材25にはこの円柱形状の両端に支柱5a,5b内部の前後に形成されている縦長の溝13aを形成する2つの凸部にはめ込まれている2つの凹部が環状に形成されている。これら2つの凹部の間に引っ張りバネ3の上端と連結される上部側リング27が取り付けられている凹部が環状に形成されている。
また、図8(a)に示すように、スクリーン収納部21が取り付けられている支柱5a内部には、支持部材7aの上端および引っ張りバネ3の上端が取り付けられている固定部材25が配置され、2本の支柱5a,5bが展開される方向から見て、この固定部材25の左右に引っ張りバネ3と支持部材7aとが左右に並んで配置されている。そして、固定部材25は、支持部材7aの上端を挟んで、支柱5aを貫通する孔にボルトBとナットNで回転可能に固定されている。そして、支持部材7a,7bの上端は、固定部材25と共に、回動可能に支柱5a,5bの上端部に固定されている。
図6(b),図7,図8(b)に示すように、各々の支柱5a,5bの内部に、引っ張りバネ3の下端と支持部材7a,7bの下端とが取り付けられ、支柱5a,5bの長手方向に移動するスライド部材29が配置され、2本の支柱5a,5bが展開される方向から見て、このスライド部材29の左右に引っ張りバネ3と支持部材7a,7bとが左右に並んで配置されている。それぞれのスライド部材29は、支持部材7a,7bの下端を挟んで、ボルトBとナットNで回転可能に固定されている。そして、支持部材7a,7bの下端は、スライド部材29と共に、支柱5a,5bの長手方向にスライド可能となるように、支柱5a,5b内部に配置されている。
図6(b),図8(b)に示すように、スライド部材29は円柱形状であり、スライド部材29にはこの円柱形状の両端に支柱内部の前後に形成されている縦長の溝13aを形成する2つの凸部にはめ込まれている2つの凹部が環状に形成されている。これら2つの凹部の間に引っ張りバネ3の上端と連結される下部側リング31が取り付けられている凹部が環状に形成されている。
次に、図2乃至図5を参照して、横引用コンパクト看板1を展開する状態について説明する。
図2に示すように、折り畳んだ状態の横引用コンパクト看板1では、スクリーン19がスクリーン収納部21の巻き取り軸に巻き取られており、支持部材7a,7bが支柱5a,5bの長溝13に収納されて外部から見えないようになっている。支柱5a,5bと補助脚11a,11bは、互いに平行に配置されている。第1の補強部材15a,15bと第2の補強部材17は、それぞれピン接合された部分が上方へ向けられ、折り畳まれている。
横引用コンパクト看板1を展開する時は、まず、図3に示すように、補助脚11a,11bの下端部を、支柱5a,5bから離すようにして、支柱5a,5bの後部に移動させる。この時、第1の補強部材15a,15bが伸びて一直線状になる。
次に、図4に示すように、2本の支柱5a,5bを横方向(左右)に少し展開すると、2本の支柱5a,5bの展開に連動して、横方向にスクリーン19がスクリーン収納部21から引き延ばされる。また、X状に配置された各支持部材7a,7bの下端が、支柱5a,5b内部において上方に移動すると共に、第2の補強部材17が少し展開する。
さらに、2本の支柱5a,5bを横方向(左右)に展開すると、各々の支柱5a,5bの長手方向に内蔵されている引っ張りバネ3により2本の支柱5a,5bを横方向に展開させるように作用している力が、ロールスクリーン9を巻き取る巻取バネ9aの力より大きくなり、引っ張りバネ3の力により自動的に2本の支柱5a,5bを離間させて、横引用コンパクト看板1を展開する。
そして、図5に示すように、第2の補強部材17が一直線になるまで、引っ張りバネ3の力により、横引用コンパクト看板1が展開される。
次に、図10乃至図12を参照して、支柱5a,5b内の引っ張りバネ3の引っ張り張力F1と、ロールスクリーン9の巻取バネ9aの巻取り張力F2と、引っ張り張力F1により生じるシザース機構が展開しようとする展開分力F3の関係について説明する。
図10に示すように、横引用コンパクト看板1を折り畳んだ時、引っ張りバネ3が最大に伸張されている状態になり、展開分力F3が最小となる。このとき、ロールスクリーン9の巻取り張力F2と展開分力F3の関係が、F2>F3を満たすように、引っ張りバネ3の引っ張り張力F1と巻取バネ9aの巻取り張力F2とを決定する。この決定に基づき引っ張りバネ3と巻取バネ9aを対応設計する。
図11に示すように、2本の支持部材7a,7bが交差する角度θが45°近辺でロールスクリーン9の巻取り張力F2とシザース機構が展開しようとする展開分力F3とをほぼ近衡対抗させる(F2≦F3)。そして、2本の支持部材7a,7bが交差する角度θが45°を超えると、ロールスクリーンの巻取り張力F2と展開分力F3の関係が、F2<F3を満たし、シザース機構、即ち、横引用コンパクト看板1が自動的に展開する。
図12に示すように、2本の支持部材7a,7bが交差する角度θが略90°近辺において、シザース機構が展開しようとする展開分力F3がほぼ最大になる。このとき、ロールスクリーンの巻取り張力F2と展開分力F3の関係が、F2<F3を満たすように、引っ張りバネ3の引っ張り張力F1と巻取バネ9aの巻取り張力F2とを決定する。この決定に基づき引っ張りバネ3と巻取バネ9aを対応設計する。図12に示す状態で、スクリーン収納部21からスクリーン19がすべて引き出された状態となり、横引き用コンパクト看板1が展開した状態となる。
ゆえに、ロールスクリーン9のスクリーン19に展開分力F3に耐えうる大きな張力を与えてスクリーン19にたるみが出ない状態にしつつ、軽い力でシザース機構を展開でき、かつ、左右の支柱5a,5bを確実に近接させて、シザース機構を折り畳むことができる。
<変形例>
上記実施の形態では、2本の支持部材7a,7bが交差する角度θが45°近辺でロールスクリーン9の巻取り張力F2とシザース機構が展開しようとする展開分力F3とをほぼ近衡対抗させる(F2≦F3)と説明したが、これに限られない。ほぼ近衡対抗させる角度θを、例えば30°や60°、その他の角度で設計しても良い。
1…横引用コンパクト看板
3…引っ張りバネ
5a…支柱
5b…支柱
7a…支持部材
7b…支持部材
9…ロールスクリーン
11a…補助脚
11b…補助脚
13…長溝
13a…溝
15a…第1の補強部材
15b…第1の補強部材
17…第2の補強部材
19…スクリーン
21…スクリーン収納部
23…スクリーン支持部
25…固定部材
27…上部側リング
29…スライド部材
31…下部側リング

Claims (6)

  1. 2本の支柱を横方向に展開するシザース機構と、これらの支柱に取り付けられて、2本の支柱の展開に連動して横方向にスクリーンが引き延ばされ、かつ、2本の支柱の接近に連動して横方向にスクリーンを巻き取る巻取バネが内蔵されているロールスクリーンとから構成され、シザース機構における2本の支柱の間には、X状に2本の支持部材を配置しており、これらの支持部材は、各々の支柱の長手方向に内蔵されている引っ張りバネにより、2本の支柱を横方向に展開させるように作用している事を特徴とする横引用コンパクト看板。
  2. シザース機構におけるX状に配置された各支持部材の上端は各々の支柱の上端部に回動可能に固定され、各支持部材の下端は各々の支柱の長手方向に移動可能に取り付けられており、この下端が引っ張りバネにより各々の支柱の上端部側に付勢されている事を特徴とする請求項1に記載の横引用コンパクト看板。
  3. 各々の支柱の内部に、引っ張りバネの下端と支持部材の下端とが取り付けられ、支柱の長手方向に移動するスライド部材を備えている事を特徴とする請求項1または2に記載の横引用コンパクト看板。
  4. 各々の支柱の内部に引っ張りバネの上端と支持部材の上端とが取り付けられている固定部材を備え、2本の支柱が展開される方向から見て、この固定部材の左右に引っ張りバネと支持部材とが並んで配置されている事を特徴とする請求項1乃至3に記載の横引用コンパクト看板。
  5. 各々の支柱は、2本の支柱を接近して折り畳んだ状態で支柱の内部に各支持部材を収納するための長溝を有する事を特徴とする請求項1乃至4に記載の横引用コンパクト看板。
  6. 2本の支持部材が交差する角度が所定角度を超えると、ロールスクリーンの巻取りバネの巻取り張力よりも、引っ張りバネの引っ張り張力により生じるシザース機構が展開しようとする展開分力が大きくなり、シザース機構が自動的に展開するように、引っ張りバネと巻取バネが対応設計されている事を特徴とする請求項1乃至5に記載の横引用コンパクト看板。
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