JP2015035414A - 接点装置及びこれを使用した電磁接触器 - Google Patents

接点装置及びこれを使用した電磁接触器 Download PDF

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Abstract

【課題】開極時に生じるアークの伸長を容易にする接点装置及びこれを使用した電磁接触器を提供する。【解決手段】一対の固定接触子106a,106bに対して可動接触子130が接離可能に配置された接点装置100であって、前記一対の固定接触子は、上板部116と該上板部の下側に所定間隔を保って平行に配置される接点台部118と前記上板部及び前記接点台部間を連接する連結板部117とで互いに対向する内方側を開放したU字状に形成され、前記可動接触子は、前記一対の固定接触子の上板部及び接点台部間に当該接点台部に対して接離可能に配置され、前記接点台部118の前記可動接触子と対向する接点部にアークの移動を妨げる段差部を生じることなく接点粒を配置している。【選択図】図2

Description

本発明は、固定接触子に対して可動接触子が接離可能に配置された接点装置及びこれを使用した電磁接触器に関する。
電流路の開閉を行う電磁接触器では、所定距離を保って配置された互いに対向する内方側を開放したC字状部を有する一対の固定接触子と、これら一対の固定接触子の下板部に対して接離可能に配置された可動接触子とが接点収納ケース内に配置され、この接点収納ケースの内側に一対の固定接触子及び可動接触子を囲むように絶縁筒体を配置し、この絶縁筒体に一対の固定接触子及び可動接触子間に発生するアークを消弧するアーク消弧用永久磁石を磁石収納部で位置決め保持するとともに、この磁石収納部の可動接触子の延長方向外側にアーク消弧空間を形成するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−243592号公報
ところで、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、一対の固定接触子をC字状部とこれを支持する支持導体部とで構成し、C字状部と支持導体部とをろう付け等によって接合するようにしている。
ここで、固定接触子の可動接触子との接触部に接点粒を配置して、接点消耗を防ぎ、長寿命化を図る場合には、接点粒の下板部の上面からの高さを高くして段差部が生じることになる。このように接点粒と下板部との間に段差部が生じると、固定接触子から可動接触子が離間する開極時に発生するアーク接点粒の段差部を乗り越えて伸長することが難しく、アークの膠着現象を生じて、接点部に激しい消耗を起こすとともに、アーク遮断時間が長く遮断が不安定となる。このため、接点粒を設けた場合には、接点粒を設けない場合に比較してアーク遮断性能が大幅に低下するという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、接点粒を使用しながらアークの膠着現象を防止してアークを迅速に移動させてアーク遮断性能を向上させることができる接点装置及びこれを使用した電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る接点装置の一態様は、一対の固定接触子に対して可動接触子が接離可能に配置された接点装置である。この接点装置は、前記一対の固定接触子が、上板部と該上板部の下側に所定間隔を保って平行に配置される接点台部と前記上板部及び前記接点台部間を連接する連結板部とで互いに対向する内方側を開放したC字状接点部を有し、前記可動接触子が、前記一対の固定接触子の上板部及び接点台部間に当該接点台部に対して接離可能に配置され、前記接点台部の前記可動接触子の接点と対向する位置に、接点粒を前記可動接触子の接点に対向させて支持する環状支持部と、該環状支持部の外周縁からアークの移動方向であって前記可動接触子から離れる方向に延長するアーク誘導部とを備えた接点粒支持部材を配置している。
また、本発明に係る電磁接触器は、上述した接点装置と、この接点装置の可動接触子を可動する電磁石ユニットとを備えている。
本発明によれば、固定接触子の接点台部に配置する接点粒を環状支持部で支持するとともに、環状支持部にアークの移動方向に延長するアーク誘導部が形成されているので、開極時に可動接触子の接点部と接点粒間に発生するアークを、環状支持部を通じてアーク誘導部に迅速に移動させることができ、遮断時のアークによる接点粒近傍の消耗を抑制することができるとともに、アークの引き延ばし時間を短縮してアーク遮断性能を向上させることができる。しかも、アーク誘導部でアークの足を誘導するので、アークの駆動方向がぶれることなく所望の駆動方向に確実に駆動することができる。
また、上記効果を有する接点装置を使用して電磁接触器を構成するので、固定接触子に設けた接点粒でのアークの膠着を防止して、高電圧・大電流の遮断が可能で、長寿命化を図ることができる電磁接触器を提供できる。
本発明に係る電磁接触器の一実施形態を示す断面図である。 図1のA−A線上の接点装置の断面図である。 固定接触子のC字状接点部を示す斜視図である。 図1のB−B線上の断面図である。 アークの発生状態を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第2の実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第3の実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第4の実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第5の実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第6の実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明の第7の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第7実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明の第8の実施形態を示す図2と同様の断面図である。 第8の実施形態のC字状接点部を示す斜視図である。 本発明に適用し得る可動接触子の変形例を示す斜視図である。 本発明に適用し得る接点装置の変形例を示す図であって、(a)は断面図、(b)は斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る電磁開閉器の一例を示す断面図、図2は図1のA−A線上における接点装置の断面図である。図3はC字状接点部を示す斜視図、図4は図1のB−B線上の断面図である。
これら図1〜図4において、10は電磁接触器であり、この電磁接触器10は接点機構を配置した接点装置100と、この接点装置100を駆動する電磁石ユニット200とで構成されている。
接点装置100は、図1〜図4から明らかなように、接点機構101を収納する接点収納ケース102を有する。この接点収納ケース102は、金属製の下端部に外方と突出するフランジ部103を有する金属角筒体104と、この金属角筒体104の上端を閉塞する平板状のセラミック絶縁基板で構成される固定接点支持絶縁基板105と、金属角筒体104の内周側に配置された絶縁筒体140とを備えている。
金属角筒体104は、そのフランジ部103が後述する電磁石ユニット200の上部磁気ヨーク210にシール接合されて固定されている。
また、固定接点支持絶縁基板105には、中央部に後述する一対の固定接触子111及び112を挿通する貫通孔106及び107が所定間隔を保って形成されている。
接点機構101は、図1に示すように、接点収納ケース102の固定接点支持絶縁基板105の貫通孔106及び107に挿通されて固定された一対の固定接触子111及び112を備えている。これら固定接触子111及び112のそれぞれは、固定接点支持絶縁基板105の貫通孔106及び107に挿通される上端に外方に突出するフランジ部113を有する支持導体部114と、この支持導体部114に連結されて固定接点支持絶縁基板105の下面側に配設され内方側を開放したC字状接点部115とを備えている。
C字状接点部115は、固定接点支持絶縁基板105の下面に沿って外側に延長する上板部116とこの上板部116の外側端部から下方に延長する連結板部117と、この連結板部117の下端側から上板部116と平行に内方側すなわち固定接触子111及び112の対面方向に延長する接点台部118とで内方側を開放したC字状に形成されている。
接点台部118には、後述する可動接触子130の接点部130aと対向する上面位置に、接点粒119が配置されている。この接点粒119は、扁平な円柱状に形成されており、ろう付け等の接合手法で接点台部118に接合されている。
この接点粒119の周囲には接点粒119を支持する例えば銅、タングステン、アルミニウム、真鍮等の非磁性金属で形成された接点粒支持部材120が同様にろう付け等の接合手法で接合されている。この接点粒支持部材120は、図3で特に明らかなように、接点粒119の周囲を覆う環状支持部120aと、この環状支持部120aのアークの移動方向すなわち後述する可動接触子130の延長方向と直交する方向に延長するアーク誘導部120bとで構成されている。アーク誘導部120bは、接点台部118の上面を通り、接点台部118の側面を通って接点台部118の下面近傍まで延長している。上記構成を有する接点粒支持部材120は接点粒119と同時にろう付け等の接合手段によって接点台部118に接合されている。このとき接点台部118に接点粒支持部材120の装着位置に段部118aが形成されており、この段部118aで接点粒支持部材120の位置決めを行うことができる。
また、支持導体部114とC字状接点部115とは、支持導体部114の下端面に突出形成されたピン114aをC字状接点部115の上板部116に形成された貫通孔116a内に挿通した状態で例えばろう付け等によって固定されている。なお、支持導体部114及びC字状接点部115の固定は、ろう付け等に限らず、ピン114aを貫通孔120に嵌合させたり、ピン114aに雄ねじを形成し、貫通孔120に雌ねじを形成して両者を螺合させたりしてもよい。
そして、固定接触子111及び112のC字状接点部115にそれぞれ、アークとの絶縁のため合成樹脂材製の絶縁カバー121が装着されている。この絶縁カバー121は、C字状接点部115の上板部116及び連結板部117の内周面を被覆するものである。
このように、固定接触子111及び112のC字状接点部115に絶縁カバー121を装着することにより、このC字状接点部115の内周面では接点台部118の上面側のみが露出されて接点部118aとされている。
そして、固定接触子111及び112のC字状接点部115内に両端部を配置するように可動接触子130が配設されている。この可動接触子130は後述する電磁石ユニット200の可動プランジャ215に固定された連結軸131に支持されている。この可動接触子130は、中央部の連結軸131の近傍が下方に突出する凹部132が形成され、この凹部132に連結軸131を挿通する貫通孔133が形成されている。
連結軸131は、上端に外方に突出するフランジ部131aが形成されている。この連結軸131に下端側から接触スプリング134に挿通し、次いで可動接触子130の貫通孔133を挿通して、接触スプリング134の上端をフランジ部131aに当接させこの接触スプリング134で所定の付勢力を得るように可動接触子130を例えばCリング135によって位置決めする。
この可動接触子130は、釈放状態で、両端の接点部と固定接触子111及び112のC字状接点部115の接点台部118の接点部118aとが所定間隔を保って離間した状態となる。また、可動接触子130は、投入位置で、両端の接点部が固定接触子111及び112のC字状接点部115の接点台部118の接点部118aに、接触スプリング134による所定の接触圧で接触するように設定されている。
さらに、接点収納ケース102を構成する絶縁筒体140は、図1〜図3に示すように、例えば合成樹脂製の上端を開放した有底の角筒状に形成され、この絶縁筒体140の可動接触子130の側面に対向する位置に内方に突出する磁石収納ポケット141及び142が形成されている。この磁石収納ポケット141及び142には、アーク消弧用永久磁石143及び144が挿通されて固定されている。
このアーク消弧用永久磁石143及び144は、厚み方向に互いの対向面が同極例えばN極となるように着磁されている。そして、磁石収納ポケット141及び142の左右方向の外側にそれぞれアーク消弧室145及び146が形成されている。
電磁石ユニット200は、図1に示すように、側面から見て扁平なU字形状の磁気ヨーク201を有し、この磁気ヨーク201の底板部202の中央部に円筒状補助ヨーク203が固定されている。この円筒状補助ヨーク203の外側にプランジャ駆動部としてのスプール204が配置されている。
このスプール204は、円筒状補助ヨーク203を挿通する中央円筒部205と、この中央円筒部205の下端部から半径方向外方に突出する下フランジ部206と、中央円筒部205の上端より僅かに下側から半径方向外方に突出する上フランジ部207とで構成されている。そして、中央円筒部205、下フランジ部206及び上フランジ部207で構成される収納空間に励磁コイル208が巻装されている。
そして、磁気ヨーク201の開放端となる上端間に上部磁気ヨーク210が固定されている。この上部磁気ヨーク210は、中央部にスプール204の中央円筒部205に対向する貫通孔210aが形成されている。
そして、スプール204の中央円筒部205内に、底部と磁気ヨーク201の底板部202との間に復帰スプリング214を配設した可動プランジャ215が上下に摺動可能に配設されている。この可動プランジャ215には、上部磁気ヨーク210から上方に突出する上端部に半径方向外方に突出する周鍔部216が形成されている。
また、上部磁気ヨーク210の上面に、環状に形成された環状永久磁石220が可動プランジャ215の周鍔部216を囲むように固定されている。この環状永久磁石220は外形が長方形に形成され中央部に周鍔部216を囲む貫通孔221を有する。この環状永久磁石220は上下方向すなわち厚み方向に上端側を例えばN極とし、下端側をS極とするように着磁されている。なお、環状永久磁石220の貫通孔221の形状は周鍔部216の形状に合わせた形状とし、外周面の形状は円形、方形等の任意の形状とすることができる。同様に、環状永久磁石220の外形も長方形状に限らず、円形、六角形等の任意の形状とすることができる。
そして、環状永久磁石220の上端面に、環状永久磁石220と同一外形の補助ヨーク225が固定されている。
そして、可動プランジャ215が、図1に示すように、非磁性体製で有底筒状に形成されたキャップ230で覆われ、このキャップ230の開放端に半径方向外方に延長して形成されたフランジ部231が上部磁気ヨーク210の下面にシール接合されている。これによって、接点収納ケース102及びキャップ230が上部磁気ヨーク210の貫通孔210aを介して連通される密封容器が形成されている。そして、接点収納ケース102及びキャップ230で形成される密封容器内に水素ガス、窒素ガス、水素及び窒素の混合ガス、空気、SF等のガスが封入されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、固定接触子111が例えば大電流を供給する電力供給源に接続され、固定接触子112が負荷に接続されているものとする。
この状態で、電磁石ユニット200における励磁コイル208が非励磁状態にあって、電磁石ユニット200で可動プランジャ215を下降させる励磁力を発生していない釈放状態にあるものとする。この釈放状態では、可動プランジャ215が復帰スプリング214によって、上部磁気ヨーク210から離れる上方向に付勢される。
これと同時に、環状永久磁石220の磁力による吸引力が補助ヨーク225に作用されて、可動プランジャ215の周鍔部216が吸引される。このため、可動プランジャ215の周鍔部216の上面が補助ヨーク225の段差板部225c下面に当接している。
このため、可動プランジャ215に連結軸131を介して連結されている接点機構101の可動接触子130の接点部130aが固定接触子111及び112の接点部118aから上方に所定距離だけ離間している。このため、固定接触子111及び112間の電流路が遮断状態にあり、接点機構101が開極状態となっている。
このように、釈放状態では、可動プランジャ215に復帰スプリング214による付勢力と環状永久磁石220による吸引力との双方が作用しているので、可動プランジャ215が外部からの振動や衝撃等によって不用意に下降することがなく、誤動作を確実に防止することができる。
この釈放状態から、電磁石ユニット200の励磁コイル208を励磁すると、この電磁石ユニット200で励磁力を発生させて、可動プランジャ215を復帰スプリング214の付勢力及び環状永久磁石220の吸引力に抗して下方に押し下げる。
このように、可動プランジャ215が下降することにより、可動プランジャ215に連結軸131を介して連結されている可動接触子130も下降し、その接点部130aが固定接触子111及び112の接点部118aに接触スプリング134の接触圧で接触する。
このため、外部電力供給源の大電流が固定接触子111、可動接触子130、及び固定接触子112を通じて負荷に供給される閉極状態となる。
このとき、固定接触子111及び112と可動接触子130との間に可動接触子130を開極させる方向の電磁反発力が発生する。
しかしながら、固定接触子111及び112は、図1に示すように、上板部116、連結板部117及び接点台部118によってC字状接点部115が形成されているので、上板部116及び接点台部118とこれに対向する可動接触子130とで逆方向の電流が流れることになる。
このため、固定接触子111及び112の接点台部118が形成する磁界と可動接触子130に流れる電流の関係からフレミングの左手の法則により可動接触子130を固定接触子111及び112の接点部118aに押し付けるローレンツ力を発生することができる。
このローレンツ力によって、固定接触子111及び112の接点部118aと可動接触子130の接点部130a間に発生する開極方向の電磁反発力に抗することが可能となり、可動接触子130の接点部130aが開極することを確実に防止することができる。
このため、可動接触子130を支持する接触スプリング134の押圧力を小さくすることができ、これに応じて励磁コイル208で発生する推力も小さくすることができ、電磁接触器全体の構成を小型化することができる。
この接点機構101の閉極状態から、負荷への電流供給を遮断する場合には、電磁石ユニット200の励磁コイル208の励磁を停止する。
これによって、電磁石ユニット200で可動プランジャ215を下方に移動させる励磁力がなくなることにより、可動プランジャ215が復帰スプリング214の付勢力によって上昇し、周鍔部216が補助ヨーク225に近づくに従って環状永久磁石220の吸引力が増加する。
この可動プランジャ215が上昇することにより、連結軸131を介して連結された可動接触子130が上昇する。これに応じて接触スプリング134で接触圧を与えている間は可動接触子130が固定接触子111及び112に接触している。その後、接触スプリング134の接触圧がなくなった時点で可動接触子130が固定接触子111及び112から上方に離間する開極状態となる。
この開極状態となると、固定接触子111及び112の接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間にアークが発生し、このアークによって電流の通電状態が継続される。
このとき、固定接触子111及び112のC字状接点部115の上板部116及び連結板部117を覆う絶縁カバー121が装着されているので、アークが固定接触子111及び112の接点部118aと可動接触子130の接点部130aとの間のみに発生させることができる。このため、アークの発生状態を安定させることができ、アークをアーク消弧室145又は146へ引き伸ばして消弧することができ、消弧性能を向上させることができる。
また、C字状接点部115の上板部116及び連結板部117が絶縁カバー121で覆われているので、可動接触子130の両端部とC字状接点部115の上板部116及び連結板部117の間の絶縁カバー121によって絶縁距離を確保することができ、可動接触子130の可動方向の高さを短縮することができる。したがって、接点装置100を小型化することができる。
一方、アーク消弧用永久磁石143及び144の対向磁極面がN極であり、その外側がS極であるので、このN極が出た磁束が、平面から見て図5(a)に示すように、各アーク消弧用永久磁石143及び144固定接触子111の接点部118aと可動接触子130の接点部130aとの対向部のアーク発生部を可動接触子130の長手方向に内側から外側に横切ってS極に達して磁界が形成される。同様に、固定接触子112の接点部118aと可動接触子130の接点部130aのアーク発生部を可動接触子130の長手方向に内側から外側に横切ってS極に達して磁界が形成される。
したがって、アーク消弧用永久磁石143及び144の磁束がともに固定接触子111の接点部118a及び可動接触子130の接点部130a間と、固定接触子112の接点部118a及び可動接触子130の接点部130a間を可動接触子130の長手方向で互いに逆方向に横切ることになる。
このため、固定接触子111の接点部118aと可動接触子130の接点部130aとの間では、図5(b)に示すように、電流Iが固定接触子111側から可動接触子130側に流れるとともに、磁束Φの向きが内側から外側に向かう方向となる。このため、フレミングの左手の法則によって、図5(c)に示すように、可動接触子130の長手方向と直交し且つ固定接触子111の接点部118aと可動接触子130との開閉方向と直交してアーク消弧室145側に向かう大きなローレンツ力Fが作用する。
このローレンツ力Fによって、固定接触子111の接点部118aと可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアーク149が、図2に示すように、固定接触子111の接点部118aの側面からアーク消弧室145の内壁まで伸ばされ、この内壁に沿って可動接触子130の上面側に達するように大きく引き伸ばされる。
このとき、固定接触子111の接点粒119が接点粒支持部材120の環状支持部120aによって囲まれ、この環状支持部120aにアークの駆動方向に延長するアーク誘導部120bが形成され、このアーク誘導部120bが接点台部118の側面を通って下面に達する位置まで延長されている。
このため、開極時に可動接触子130の接点部130aと接点粒119との間に発生したアークは、ローレンツ力によって消弧室145側に移動されながらアーク消弧室145に引き伸ばされる。アークが引き伸ばされるにつれてアークの足がアーク誘導部120bを通ってアーク誘導部120bの下端まで移動し、最終的に、図2に示すように、アーク誘導部120bの先端からアーク消弧室145の内壁面に沿って伸長し、絶縁カバー121の下側を通って可動接触子130の側面の上端部に達する所定アーク長となるように大きく引き伸ばされる。このように、アーク長が所定アーク長に達することにより、アーク電圧が高くなって、アークが消弧される。このとき、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生するアークが接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に膠着状態となることなく、アークの伸長に伴ってアーク誘導部120aの先端まで迅速に移動するので、アーク引き延ばし時間を接点粒支持部材120が存在しない場合に比較して十分に短縮することができ、アークの遮断性能を向上させることができる。
一方、固定接触子112の接点部118aと可動接触子130との間では、図5(b)に示すように、電流Iが可動接触子130側から固定接触子112側に流れるとともに、磁束Φの向きが内側から外側に向かう右方向となる。このため、フレミングの左手の法則によって、可動接触子130の長手方向と直交し且つ固定接触子112の接点部118aと可動接触子130との開閉方向と直交してアーク消弧室145側に向かう大きなローレンツ力Fが作用する。
このローレンツ力Fによって、固定接触子112の接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークが、可動接触子130の上面側からアーク消弧室145内に沿って大きく引き伸ばされる。ここでも、接点粒119が接点粒支持部材120によって支持され、この接点粒支持部材120にアーク誘導部120bが形成されているので、上述した固定接触子111の接点粒119と可動接触子130の接点部130aの場合と同様にアークが迅速に引き伸ばされて消弧される。
一方、電磁接触器10の投入状態で、負荷側から直流電源側に逆電流が流れている状態で、釈放状態とする場合には、前述した図5(b)における電流の方向が逆となることから、ローレンツ力Fがアーク消弧室146側に作用し、アークがアーク消弧室146側に引き伸ばされることを除いては同様の消弧機能が発揮される。
このとき、アーク消弧用永久磁石143及び144は絶縁筒体140に形成された磁石収納ポケット141及び142内に配置されているので、アークが直接アーク消弧用永久磁石143及び144に接触することがない。このため、アーク消弧用永久磁石143及び144の磁気特性を安定して維持することができ、遮断性能を安定化させることができる。
また、絶縁筒体140によって、金属製の角筒体104の内周面を覆って絶縁できるので、電流遮断時のアークの短絡がなく、確実に電流遮断を行うことができる。
さらに、絶縁機能、アーク消弧用永久磁石143及び144の位置決め機能及びアーク消弧用永久磁石143及び144のアークからの保護機能を1つの絶縁筒体140で行うことができるので、製造コストを低減させることができる。
このように、上記第1の実施形態によると、固定接触子111及び112の接点台部118の可動接触子130の接点部130aに対向する上面に接点粒119が形成され、この接点粒119の周囲がアーク誘導部120bを有する接点粒支持部材120によって支持されているので、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生するアークの足が迅速にアーク誘導部120bの先端まで移動される。このため、アークが接点粒119に膠着状態となることを確実に防止することができ、接点粒119の周囲の消耗を抑制することができ、C字状接点部115の寿命を長期化することができる。しかも、アークをアーク長さが必要な長さに到達するまでのアーク引き延ばし時間を短縮してアーク遮断性能を向上させることができる。
また、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生するアークの足は、アーク誘導部120bによって誘導されることにより、アークが駆動したくない方向にぶれることなく、所望の方向に確実に駆動することができ所定のアーク長に達せずに、遮断不能状態となることを確実に防止することができる。
さらに、このような作用効果を有する接点装置100を使用して電磁接触器10を構成することにより、固定接触子に設けた接点粒でのアークの膠着を防止して、高電圧・大電流の遮断が可能で、長寿命化を図ることができる電磁接触器を提供できる。
次に、本発明の第2の実施形態について図6及び図7を伴って説明する。
この第2の実施形態では、接点粒支持部材120のアーク誘導機能を強化するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図6及び図7に示すように、接点粒支持部材120の環状支持部120aのアーク誘導部120bの延長線上に、接点粒119に接する内周縁からアーク誘導部120bに向かうアーク誘導用の溝部120cを形成したことを除いては、前述した第1の実施形態と同様の構成を有し、図2及び図3との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第2の実施形態によると、接点粒119を支持する環状支持部120aに、アーク誘導部120bの延長線上に、接点粒119に接する内周縁からアーク誘導部120bに向かうアーク誘導用の溝部120cを形成したので、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークの足をアーク誘導部120bへより迅速にぶれなく移動させることができ、アーク誘導機能を強化してアーク遮断性能をより向上させることができると共に、接点粒119の周囲の消耗もより抑制することができる。
なお、上記第2の実施形態においては、アーク誘導用の溝部120cを環状支持部120aの上面に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アーク誘導部120bの途中や下端まで延長するようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について図8及び図9を伴って説明する。
この第3の実施形態では、上記第2の実施形態と同様に、接点粒支持部材120のアーク誘導機能を強化するようにしたものである。
すなわち、第3の実施形態では、図8及び図9に示すように、接点粒支持部材120の環状支持部120aのアーク誘導部120bの延長線上に、接点粒119に接する内周縁からアーク誘導部120bに向かうアーク誘導用の突条120dを形成したことを除いては、前述した第2の実施形態と同様の構成を有し、図6及び図7との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第3の実施形態によると、接点粒119を支持する環状支持部120aのアーク誘導部120bの延長線上に、接点粒119に接する内周縁からアーク誘導部120bに向かうアーク誘導用の突条120dを形成したので、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークの足をアーク誘導部120bへより迅速にぶれなく移動させることができ、アーク遮断性能をより向上させることができると共に、接点粒119の周囲の消耗もより抑制することができる。
なお、上記第3の実施形態においては、アーク誘導用の突条120dを環状支持部120aの上面に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アーク誘導部120bの途中や下端まで延長するようにしてもよい。
次に、本発明の第4の実施形態について図10及び図11を伴って説明する。
この第4の実施形態では、接点粒支持部材120でのアーク伸長をより長くできるようにしたものである。
すなわち、第4の実施形態では、図10及び図11に示すように、接点粒支持部材120のアーク誘導部120bに接点台部118の下面より下方に延長する延長部120eを形成したことを除いては、第1の実施形態と同様の構成を有し、図2及び図3との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第4の実施形態によると、アーク誘導部120bの下側に下方に延長する延長部120eが形成されているので、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークの足をアーク誘導部120bへ迅速にぶれなく移動させ、さらにアークの足を延長部120eの下端まで迅速に移動させることができる。このため、アーク149のアーク長を図10に示すようにより長くすることができ、アーク電圧をより高めて確実に消弧することが可能となり、アーク遮断性能をより向上させることができると共に、接点粒119の周囲の消耗も抑制することができる。
次に、本発明の第5の実施形態について図12及び図13を伴って説明する。
この第5の実施形態は、接点台部118の下側をアーク消弧空間として使用するようにしたものである。
すなわち、第5の実施形態では、図12及び図13に示すように、上述した第4の実施形態における延長部120eに代えてアーク誘導部120bの下端から内下方に傾斜延長する傾斜延長部120fを形成したことを除いては上記第4の実施形態と同様の構成を有し、図10及び図11との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第5の実施形態によると、前述した第4の実施形態と同様に、アーク誘導部120bの下側に内下方に傾斜延長する傾斜延長部120fが形成されているので、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークの足をアーク誘導部120bへ迅速にぶれなく移動させ、さらにアークの足を延長部120eの下端まで迅速に移動させることができる。このため、アーク149のアーク長を図10に示すようにより長くすることができ、アーク電圧をより高めて確実に消弧することが可能となり、アーク遮断性能をより向上させることができると共に、接点粒119の周囲の消耗も抑制することができる。この場合には、固定接触子111のアークの足を固定接触子111の接点台部118の下面側に移動させることができ、接点台部118の下側をアーク消弧空間として使用することが可能となり、アークの引き延ばし長さをより長くして消弧を容易とするとともに、容積の有効利用を図ることができる。
次に、本発明の第6の実施形態について図14及び図15を伴って説明する。
この第6の実施形態では、前述した第5の実施形態と同様に接点台部の下側をアーク消弧空間として使用するようにしたものである。
この第6の実施形態では、図12及び図13に示すように、上述した第5の実施形態における傾斜延長部120fに代えてアーク誘導部120bの下端から接点台部118の下面に沿って折り曲げた折り曲げ部120gを形成したことを除いては上記第5の実施形態と同様の構成を有し、図12及び図13との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第6の実施形態によると、アーク誘導部120bの下端に接点台部118の下面に沿って延長する折り曲げ部120gが形成されているので、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークの足をアーク誘導部120bへ迅速にぶれなく移動させ、さらにアークの足を折り曲げ部120gの先端すなわち接点台部118の下面側中央部にまで迅速に移動させることができる。このため、アーク149のアーク長を図12に示すようにより長くすることができ、アーク電圧をより高めて確実に消弧することが可能となり、アーク遮断性能をより向上させることができると共に、接点粒119の周囲の消耗も抑制することができる。この場合には、固定接触子111のアークの足を固定接触子111の接点台部118の下面側に移動させることができ、接点台部118の下側をアーク消弧空間として使用することが可能となり、アークの引き延ばし長さをより長くして消弧を容易とするとともに、容積の有効利用を図ることができる。
次に、本発明の第7の実施形態について図16及び図17を伴って説明する。
この第7の実施形態では、接点粒支持部材120でのアーク伸長をより長く且つより迅速に行うことがきるようにしたものである。
この第7の実施形態は、前述した第4の実施形態における接点粒支持部材120のアーク誘導部120b及び延長部120eが接点台部118の上面から下方に行くに従い絶縁筒体140の前後側面板部の内面との距離が徐々に小さくなる下外方に延長する傾斜板部120hとして形成されていることを除いては、第4の実施形態と同様の構成を有し、図10及び図11との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第7の実施形態によると、前述した第4の実施形態と同様に、アーク誘導部120b及び延長部120eが接点台部118の上面から下外方に傾斜延長する傾斜板部120hとして形成されている。このため、開極時に接点粒119と可動接触子130の接点部130aとの間に発生したアークの足をアーク誘導部120bへ迅速にぶれなく移動させることができる。さらに、アーク誘導部120bに移動したアークの足は、アーク誘導部120bが下外方に傾斜する傾斜板部120hとなっているので、下方アーク誘導部120がアークの足を傾斜延長部120fの外面を伝って下端まで前述した第4の実施形態より迅速に移動させることができる。このため、アーク149のアーク長を図17に示すように長くすることができ、アーク電圧をより高めて確実に消弧することが可能となり、アーク遮断性能をより向上させることができると共に、接点粒119の周囲の消耗も抑制することができる。この場合でも、固定接触子111のアークの足を固定接触子111の接点台部118の下面側に移動させることができ、接点台部118の下側をアーク消弧空間として使用することが可能となり、アークの引き延ばし長さをより長くして消弧を容易とするとともに、容積の有効利用を図ることができる。
次に、本発明の第8の実施形態について図18及び図19を伴って説明する。
この第8の実施形態は、接点粒支持部材120で接点台部118を覆うように装着可能に構成したものである。
すなわち、第8の実施形態では、図18及び図19(a),(b)に示すように、接点粒支持部材120の環状支持部120aに、接点台部118の先端部に装着して接点台部118の先端部及び両側面を覆う平面から見て断面U字状のキャップ部120iを形成し、このキャップ部120iの側面にアーク誘導部120bを形成した構成を有することを除いては第1の実施形態と同様の構成を有し、図2及び図3との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
この第8の実施形態によると、接点粒支持部材120を、そのキャップ部120i内に接点台部118の先端が挿通されるようにして接点台部118を覆うように接点台部118に装着する。このように、キャップ部120iを接点台部118の先端部に装着することにより、接合面積を大きくとることができるので、接点粒支持部材120を接点台部118に強固に接合することができ、耐久性を向上させることができる。アーク遮断性能としては前述した第4の実施形態と同様のアーク遮断性能を発揮することができる。
なお、上記第1〜第7の実施形態においては、接点粒119を上面視で円形である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上面視で楕円形や、長円形とすることができる。これに応じて接点粒支持部材120の環状支持部120aの形状を変更すればよい。
また、接点粒119は接点台部118に直接接合する場合に代えて、接点粒支持部材120に凹部を形成し、この凹部に接点粒119を接合するようにしてもよい。
また、上記第1〜第8の実施形態において、可動接触子130の接点部が平板状に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図20に示すように、固定接触子111及び112の接点部118aに対向する板部の延長方向に沿う側面にアークの移動方向となる上外方に傾斜延長するアーク誘導部130bを形成するようにしてもよい。この場合には、開極時に発生するアークの可動接触子130側の足がアーク誘導部130bを伝って上外側に迅速に移動させることができる。このため、可動接触子130側のアークの伸長をより長くより迅速に行うことができ、アーク電圧をより高めて確実に消弧することが可能となり、アーク遮断性能をより向上させることができる。
また、上記第1〜第8の実施形態においては、可動接触子130の中央部に凹部132を形成する場合について説明したが、可動接触子130を、図21(a)及び(b)に示すように、凹部132を省略して平板状に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、接点装置100及び電磁石ユニット200について一例を説明したに過ぎず、接点装置100及び電磁石ユニット200の内部構成は任意の構成とすることができる。
また、上記実施形態においては、接点収納ケース102及びキャップ230で気密室240を構成し、この気密室240内にガスを封入する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、遮断する電流が低い場合にはガス封入を省略するようにしてもよい。
10…電磁接触器、11…外装絶縁容器、100…接点装置、101…接点機構、102…消弧室、104…金属角筒体、105…固定接点支持絶縁基板、111,112…固定接触子、114…支持導体部、115…C字状接点部、116…上板部、117…連結板部、118…接点台部、119…接点粒、120…接点粒支持部材、120a…環状支持部、120b…アーク誘導部、120c…溝部、120d…突条、120e…延長部、120f…傾斜延長部、120g…折り曲げ部、120h…傾斜板部、120i…接点部、130b…アーク誘導部、131…連結軸、134…接触スプリング、140…絶縁筒体、141,142…磁石収納ポケット、143,144…アーク消弧用永久磁石、145,146…アーク消弧室、149…アーク、200…電磁石ユニット、201…磁気ヨーク、203…円筒状補助ヨーク、204…スプール、208…励磁コイル、210…上部磁気ヨーク、214…復帰スプリング、215…可動プランジャ

Claims (11)

  1. 一対の固定接触子に対して可動接触子が接離可能に配置された接点装置であって、
    前記一対の固定接触子は、上板部と該上板部の下側に所定間隔を保って平行に配置される接点台部と前記上板部及び前記接点台部間を連接する連結板部とで互いに対向する内方側を開放したC字状接点部を有し、
    前記可動接触子は、前記一対の固定接触子の上板部及び接点台部間に当該接点台部に対して接離可能に配置され、
    前記接点台部の前記可動接触子の接点と対向する位置に、接点粒を前記可動接触子の接点に対向させて支持する環状支持部と、該環状支持部の外周縁からアークの移動方向であって前記可動接触子から離れる方向に延長するアーク誘導部とを備えた接点粒支持部材を配置したことを特徴とする接点装置。
  2. 前記接点粒支持部材は、非磁性金属で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接点装置。
  3. 前記環状支持部に前記アーク誘導部に向かう溝部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の接点装置。
  4. 前記環状支持部に前記アーク誘導部に向かう突条を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の接点装置。
  5. 前記アーク誘導部は、前記接点台部の下端面から下方に突出する延長部を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の接点装置。
  6. 前記アーク誘導部は、前記接点台部の下端面から内下側に傾斜延長する傾斜延長部を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の接点装置。
  7. 前記アーク誘導部は、前記接点台部下面側に沿う折り曲げ延長部を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の接点装置。
  8. 前記アーク誘導部は、前記接点台部の上端面から当該接点台部の下面より下側に下外方に傾斜延長する傾斜板部で構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の接点装置。
  9. 前記接点粒支持部材は前記接点台部の先端に装着されるキャップ部を備えていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の接点装置。
  10. 前記可動接触子は、前記接点粒に対向する長手方向両側縁に上外方に傾斜延長するアーク誘導部が形成されていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の接点装置。
  11. 前記請求項1から10の何れか1項に記載の接点装置と、該接点装置の可動接触子を可動する電磁石ユニットとを備えたことを特徴とする電磁接触器。
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