JP2015035272A - コネクタ - Google Patents

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Satoshi Shimonishi
悟史 下西
昭浩 下津
Akihiro Shimozu
昭浩 下津
長澤 秀雄
Hideo Nagasawa
秀雄 長澤
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Abstract

【課題】デバイスロック機構のロック部材を作動させてロックを解除させるアクチュエータのへたりを補償するへたり補償部を備えることによって、長期間に亘(わた)って使用しても、繰返し使用しても、デバイスを確実に保持することができるとともに、デバイスの排出を確実に行うことができ、信頼性が高くなるようにする。
【解決手段】デバイスが挿入されるハウジングと、該ハウジングの後端部から前端部に向けて挿入されたデバイスをロック位置で保持するロック部材、及び、該ロック部材を付勢するロック用付勢部材を備えるデバイスロック機構と、前記ロック用付勢部材の付勢力に抗して前記ロック部材を変位させてロックを解除させるアクチュエータを備えるロック解除機構とを有するコネクタであって、前記アクチュエータは、通電によって作動し、前記ロック解除機構は、前記アクチュエータのへたりを補償するへたり補償部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、車両用ナビゲーション装置等の電子機器においては、SIM(Subscriber Identity Module)カード、MMC(R)(Multi Media Card)、SD(R)(Secure Digital)カード、miniSD(R)カード、xDピクチャーカード(R)(xD−Picture card)、メモリスティック(R)、メモリスティックDuo(R)、スマートメディア(R)、Trans−Flash(R)メモリカード、マイクロSD(R)(microSD)カード等の各種デバイスを利用するために、コネクタを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
図16は従来のコネクタを示す図である。
図において、811は、絶縁性の樹脂材料から成るカード用コネクタのハウジングであり、SIMカード等のカード911を収容する。また、前記ハウジング811の側部には、カード案内機構が配設され、該カード案内機構のスライド部材821は、係合部821aがカード911の前方角部と係合することによって、カード911を保持しながら図における上下方向にスライドする。なお、前記スライド部材821は、コイルスプリング892によってカード911の排出方向(図における上方向)に付勢されている。
さらに、前記ハウジング811内には、挿入されたカード911をロックしてハウジング811内に保持するロック部材881が配設されている。該ロック部材881は、枢軸882を中心に揺動可能なレバー状の部材であり、先端に係合用凸部886が形成されている。該係合用凸部886は、前記ロック部材881が揺動することによって、前記スライド部材821の係合凹部821bと係合する。また、前記ロック部材881における先端と反対側の端部には、止め部885が形成され、該止め部885には線状の形状記憶合金体893が架け回されている。該形状記憶合金体893は、両端がハウジング811の支持部812に固定され、その中間部が前記止め部885に架け回されている。
また、前記ロック部材881の止め部885は、ロック用コイルスプリング891によって、図における左方向に付勢されている。これにより、ロック部材881の係合用凸部886は、図における右方向に付勢され、スライド部材821の係合凹部821bとの係合状態を維持し、スライド部材821は、カード911を収容した状態で、コイルスプリング892の付勢力に抗して、停止する。
ここで、形状記憶合金体893の両端は、端子893a及び893bを介して、図示されない電源に電気的に接続されている。そして、該電源からの電流を、端子893a及び893bを介して、形状記憶合金体893に通電すると、通電に伴う発熱によって、形状記憶合金体893は収縮する。これにより、ロック部材881の止め部885は、ロック用コイルスプリング891の付勢力に抗して、図における右方向に変位し、ロック部材881の係合用凸部886は、図における左方向する。その結果、スライド部材821の係合凹部821bとの係合が解除され、スライド部材821は、コイルスプリング892の付勢力によって図における上方向に変位し、カード911を排出する。
特開2004−31238号公報
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、通電による形状記憶合金体893の収縮を繰返したり、形状記憶合金体893を長期間に亘(わた)って使用したりすると、形状記憶合金体893にへたりが発生し、該形状記憶合金体893に通電しても、ロック部材881の止め部885が十分に変位しなくなり、ロック部材881の係合用凸部886とスライド部材821の係合凹部821bとの係合解除が不能になってしまうことがある。
本発明は、前記従来のコネクタの問題点を解決して、デバイスロック機構のロック部材を作動させてロックを解除させるアクチュエータのへたりを補償するへたり補償部を備えることによって、長期間に亘って使用しても、繰返し使用しても、デバイスを確実に保持することができるとともに、デバイスの排出を確実に行うことができる信頼性の高いコネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のコネクタにおいては、デバイスが挿入されるハウジングと、該ハウジングの後端部から前端部に向けて挿入されたデバイスをロック位置で保持するロック部材、及び、該ロック部材を付勢するロック用付勢部材を備えるデバイスロック機構と、前記ロック用付勢部材の付勢力に抗して前記ロック部材を変位させてロックを解除させるアクチュエータを備えるロック解除機構とを有するコネクタであって、前記アクチュエータは、通電によって作動し、前記ロック解除機構は、前記アクチュエータのへたりを補償するへたり補償部を備える。
本発明の他のコネクタにおいては、さらに、前記ロック部材は、前記デバイスがロック位置にあるときに前記デバイスの被保持部と係合するデバイス保持部を備え、前記アクチュエータが作動すると、前記デバイス保持部が前記被保持部から離間するように前記ロック部材が変位する。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、線状であって、通電によって全体の長さが収縮する。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、一端が前記へたり補償部を介して前記ハウジングに固定され、他端が前記ハウジングに固定され、両端の間のいずれかの部位が前記ロック部材と係合する。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、平面視において、蛇行した形状を備える。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記アクチュエータは、平面視において、へ字状の形状を備える。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記へたり補償部は、前記アクチュエータの一端に張力を付与する張力付勢部材を含む。
本発明の更に他のコネクタにおいては、さらに、前記ハウジングの後端部から前端部に向けて挿入されたデバイスを保持してスライドするスライド部材、及び、該スライド部材を前記後端部に向けて付勢する排出用付勢部材を備えるカード案内機構を更に有し、前記ロック部材は、前記スライド部材が前記デバイスとともにロック位置にあるときに、前記スライド部材と係合して該スライド部材をロック位置で保持し、前記アクチュエータが作動すると前記スライド部材との係合を解除し、前記カード案内機構は、前記ロック部材がスライド部材との係合を解除すると、前記排出用付勢部材の付勢力によって、前記スライド部材をロック位置から前記後端部に向けて移動させる。
本発明によれば、コネクタは、デバイスロック機構のロック部材を作動させてロックを解除させるアクチュエータのへたりを補償するへたり補償部を備える。これにより、長期間に亘って使用しても、繰返し使用しても、デバイスを確実に保持することができるとともに、デバイスの排出を確実に行うことができ、高い信頼性を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットがメモリカードを収容したカード用トレイである場合の図であって、(a)はメモリカードを収容した状態を示す図、(b)はメモリカードを収容する前の状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデバイスコネクタのへたり補償部の動作を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第1の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第2の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタに挿入する動作を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデバイスコネクタのへたり補償部の動作を説明する図である。 本発明の第3の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第1の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第2の図である。 本発明の第4の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。 従来のコネクタを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図、図2Aは本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットがメモリカードを収容したカード用トレイである場合の図である。なお、図2Aにおいて、(a)はメモリカードを収容した状態を示す図、(b)はメモリカードを収容する前の状態を示す図である。
図において、1は本実施の形態におけるコネクタとしてのデバイスコネクタであり、図示されない電子機器に取付けられる。該電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、車両用ナビゲーション装置等であるが、いかなる種類の機器であってもよい。
また、101は前記デバイスコネクタ1に挿入されて保持されるデバイスとしてのカード型ユニットである。該カード型ユニット101は、例えば、SIMカード、MMC(R)、SD(R)カード、miniSD(R)カード、xDピクチャーカード(R)、メモリスティック(R)、メモリスティックDuo(R)、スマートメディア(R)、Trans−Flash(R)メモリカード、マイクロSIMカード等のメモリカード自体であってもよい。また、例えば、miniSD(R)カードを内部に収容したSD(R)カード型アダプタのように、デバイスコネクタ1に挿入するのに適した形状及び寸法を備え、内部にメモリカードを収容したカード用アダプタであってもよい。さらに、図2Aに示されるように、デバイスコネクタ1に挿入するのに適した形状及び寸法を備え、内部にメモリカード102を収容したカード用トレイ103であってもよい。要するに、前記カード型ユニット101は、デバイスコネクタ1に挿入可能であって、該デバイスコネクタ1を介して、電子機器と導通可能なものであれば、いかなる種類のデバイスであってもよい。
本実施の形態においては、説明の都合上、カード型ユニット101が、SD(R)カードのようなカードであるものとして説明する。前記カード型ユニット101は、図に示されるように、全体的に略矩(く)形の板状の形状を有し、その上面101a又は下面に、端子部材である電極パッドとしての図示されないコンタクトパッドが、複数、例えば、前端101f又は後端101rに沿って並ぶように、配設されている。さらに、少なくとも一方の側縁101sには、被保持部としてのロック凹部である凹部101cが形成されている。
なお、本実施の形態において、デバイスコネクタ1及びカード型ユニット101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、デバイスコネクタ1、カード型ユニット101又はそれらの部品が図に示される姿勢である場合に適切であるが、デバイスコネクタ1、カード型ユニット101又はそれらの部品の姿勢が変化した場合には、姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
前記デバイスコネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に成形されたハウジング11と、該ハウジング11の上側に取付けられたカバー部材とを有する。なお、説明の都合上、前記カバー部材の図示は、省略されている。該カバー部材は、例えば、金属から成る板材に打抜き、折曲げ等の加工を施すことによって一体的に成形された部材であるが、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に成形された部材であってもよい。前記カバー部材は、ハウジング11及び該ハウジング11に挿入されたカード型ユニット101の少なくとも一部の上方を覆うようになっている。そして、前記デバイスコネクタ1は、概略、扁(へん)平な直方体形状を備え、前記電子機器に取付けられ、後方(図1における右上方)から、ハウジング11にカード型ユニット101が挿入される。具体的には、ハウジング11とカバー部材との間に形成される空間内にカード型ユニット101が挿入される。なお、前記カバー部材は、適宜、省略することもできる。
図に示されるように、ハウジング11は、略矩形の平板状部材である底壁部11b、及び、ハウジング11におけるカード型ユニット101の挿入方向前方の端部、すなわち、前端部11fに沿って延在し、底壁部11bから立設する奥壁部11aを有する。なお、ハウジング11におけるカード型ユニット101の挿入方向後方の端部は、後端部11rと称する。
ここで、底壁部11bは、カード型ユニット101を収容するデバイス収容部11cと、該デバイス収容部11cと並んで配設された機構収容部11gとを備える。該機構収容部11gには、デバイス案内機構、デバイスロック機構及びロック解除機構が収容される。そして、カード型ユニット101の下面にコンタクトパッドが配設されている場合には、対応コンタクトパッドとそれぞれ接触する複数の接続端子としての端子が底壁部11bのデバイス収容部11c内に配設される。また、カード型ユニット101の上面101aにコンタクトパッドが配設されている場合には、前記端子はカバー部材に配設される。そして、前記端子の数及び配置の形態は、カード型ユニット101のコンタクトパッドの数及び配置の形態に適合するように、適宜決定される。また、各端子の一部は、前記電子機器における配線基板等に形成された信号線、コンタクトパッド、端子等、すなわち、相手側端子部材に、はんだ付等によって電気的に接続される。なお、説明の都合上、前記端子の図示は、省略されている。
また、前記機構収容部11gには、デバイスコネクタ1内に挿入されたカード型ユニット101を案内するためのデバイス案内機構が収容されている。該デバイス案内機構は、前後方向にスライド可能に取付けられたスライド部材21と、該スライド部材21をガイドするガイド溝13と、前記スライド部材21を付勢する排出用付勢部材82とを備える。
具体的には、機構収容部11gにおける底壁部11bの上面に、前後方向に延在する細長い凹溝としてのガイド溝13が形成されている。また、前記スライド部材21の本体部21aの下面には、前後方向に延在する細長い凸条としてのガイド凸部21eが形成され、該ガイド凸部21eが前記ガイド溝13にスライド可能に係合している。これにより、前記スライド部材21は、ガイド溝13に沿って前後方向にスライドすることができる。
また、スライド部材21の本体部21aの前端には、カード型ユニット101と係合して保持するためのデバイス保持部としての第1係合鉤(かぎ)部21bが一体的に接続され、前記本体部21aの後端には、排出用付勢部材82の付勢力を受ける第2係合鉤部21cが一体的に接続されている。第1係合鉤部21b及び第2係合鉤部21cは、前後方向に延在する本体部21aに対して直交し、それぞれ、左及び右方向に延出する。したがって、スライド部材21の平面視における形状は、概略クランク形状である。
そして、前記機構収容部11g内には、圧縮された状態で付勢力を発揮するコイルスプリングとしての排出用付勢部材82が収容され、スライド部材21を後端部11rに向けて、すなわち、カード型ユニット101の挿入方向と反対の排出方向に付勢する。前記排出用付勢部材82の前端はハウジング11の奥壁部11aによって保持され、前記排出用付勢部材82の後端は前記第2係合鉤部21cの前面に形成された保持用突起21dによって保持される。
さらに、機構収容部11gにおける底壁部11bの上面には、デバイスロック機構が収容されている。該デバイスロック機構は、左右方向にスライド可能に取付けられたロック部材22と、該ロック部材22をガイドする第1ガイドレール部14b及び第2ガイドレール部14cと、前記ロック部材22を付勢するロック用付勢部材83とを備える。
具体的には、機構収容部11gにおける底壁部11bの上面に、ロック部材22が取付けられるロック取付部14が形成されている。該ロック取付部14は、本体部14aと、該本体部14aからデバイス収容部11cの方向に向けて延出する細長い凸条としての第1ガイドレール部14b及び第2ガイドレール部14cとを備える。また、前記ロック部材22の本体部22aの下面には、左右方向に延在する細長い凹溝としての第1ガイド凹部22d及び第2ガイド凹部22eが形成され、該第1ガイド凹部22d及び第2ガイド凹部22eが、前記第1ガイドレール部14b及び第2ガイドレール部14cに、それぞれ、スライド可能に係合している。これにより、前記ロック部材22は、第1ガイドレール部14b及び第2ガイドレール部14cに沿って左右方向にスライドすることができる。
そして、前記ロック部材22の本体部22aにおけるデバイス収容部11c側の側面には、デバイス収容部11cの方向に向けて突出するデバイス保持部としての第1ロック凸部22cが一体的に形成されている。図1に示されるように、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1への挿入が完了した状態において、前記第1ロック凸部22cはカード型ユニット101の凹部101cと係合し、排出方向へのカード型ユニット101の変位を阻止する、すなわち、カード型ユニット101をロックする。
また、前記ロック部材22の本体部22aの前端には、スライド部材21の第2係合鉤部21cと係合してスライド部材21を保持するためのスライド部材保持部としての第2ロック凸部22bが一体的に接続されている。具体的には、図1に示されるように、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1への挿入が完了した状態であって、スライド部材21がカード型ユニット101とともにロック位置にあるときは、第2ロック凸部22bの前端面22fが前記第2係合鉤部21cの後端面21rと当接して係合する。なお、スライド部材21が排出位置に到達し、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1からの排出が完了した状態においては、本体部22aの前端面22hが前記第2係合鉤部21cの後端面21rと当接して係合する。
そして、前記ロック取付部14の本体部14aとロック部材22の本体部22aとの間には、圧縮された状態で付勢力を発揮するコイルスプリングとしてのロック用付勢部材83が収容され、ロック部材22をデバイス収容部11cの方向に、すなわち、デバイスコネクタ1へ挿入されたカード型ユニット101の方向に付勢する。前記ロック用付勢部材83の一端はロック取付部14の本体部14aによって保持され、前記ロック用付勢部材83の他端は前記ロック部材22の本体部22aの側面に形成された保持用突起22gによって保持される。
また、機構収容部11gにおける底壁部11bの上面には、ロック機構のロック部材22を作動させてロック解除させるロック解除機構が収容されている。該ロック解除機構は、アクチュエータとしての収縮部材91と、該収縮部材91が架け回されるピンとしての固定ピン15a〜15c及び可動ピン22kと、前記収縮部材91の一端が固定される固定ボス16と、へたり補償部94とを備える。該へたり補償部94は、前記収縮部材91の他端が固定される可動ボス93cを含む補償スライド部材93と、該補償スライド部材93に張力を付与するための伸張された状態で付勢力を発揮するコイルスプリングとしての張力付勢部材92とを含んでいる。
前記収縮部材91は、例えば、形状記憶合金、導電性高分子アクチュエータ(人工筋肉)等の材料から成り、通電することによって収縮する線材であるが、全体的に線状であって通電することによって作動し、全体の長さが収縮するものであれば、いかなるものであってもよく、例えば、通電によって収縮する電磁アクチュエータの両端に非収縮性の線材を接続したものであってもよく、非収縮性の線材の中間に通電によって該線材を巻取るモータ駆動のプーリを組込んだものであってもよい。ここでは、説明の都合上、前記収縮部材91は、形状記憶合金から成る線材であるものとする。前記収縮部材91は、張力が付与され、伸張された状態で使用され、通電すると、伸張された部分が収縮して、前記ロック部材22を作動させてロック解除させる。
なお、前記収縮部材91の両端には、貫通孔(こう)95aが形成された通電用端子95が取付けられる。該通電用端子95は、収縮部材91の両端にかしめ固定されるとともに、貫通孔95aに挿通されたビス96によって固定ボス16及び補償スライド部材93の可動ボス93cにねじ止めされる。前記固定ボス16及び可動ボス93cには、それぞれ、ねじ孔(あな)16a及び93dが形成されている。
さらに、機構収容部11gにおける底壁部11bの上面には、側壁部11dに沿って、前後方向に延在する凹溝としての補正ガイド溝17が形成されている。また、前記補償スライド部材93の本体部93aの下面には、前後方向に延在するガイド凸部93bが形成され、該ガイド凸部93bが前記補正ガイド溝17にスライド可能に係合している。これにより、前記補償スライド部材93は、補正ガイド溝17に沿って前後方向にスライドすることができる。
また、前記張力付勢部材92の前端は補償スライド部材93の掛止用突起93eに掛止され、前記張力付勢部材92の後端は、機構収容部11gにおける底壁部11bの側壁部11d近傍に形成された掛止用突起18に掛止される。これにより、前記補償スライド部材93は後端部11rに向けて付勢され、前記補償スライド部材93の可動ボス93cに、通電用端子95及びビス96を介して、固定された収縮部材91の一端も後端部11rに向けて付勢される。つまり、前記収縮部材91の一端は、へたり補償部94の張力付勢部材92及び補償スライド部材93を介して、掛止用突起18に固定されている。したがって、前記収縮部材91は、両端に張力が付与された状態となる。
図1に示されるように、収縮部材91は、両端が固定ボス16及び補償スライド部材93の可動ボス93cにそれぞれ固定されるとともに、両端の間の部分が固定ピン15a〜15c及び可動ピン22kに架け回され、平面視において、全体として蛇行した形状となっている。そして、前記収縮部材91は、両端に張力が付与されているので、弛(たる)みが生じておらず、ピンと張った状態となっている。なお、図に示される例において、固定ピンは、15a〜15cの3つであるが、固定ピンの数は、1つ以上であればいくつであってもよく、適宜変更することができる。また、固定ピン15a〜15cの位置も適宜変更することができる。
前記通電用端子95には図示されない導電線が接続され、前記収縮部材91は 前記導電線を介して、ロック解除機構の図示されない電源装置に接続される。そして、該電源装置をオンにして前記収縮部材91に通電すると、該収縮部材91は収縮し、全体長が短くなる。具体的には、形状記憶合金から成る収縮部材91は初期状態よりも伸張されて配設されているので、通電に伴う発熱によって前記収縮部材91は初期状態に復帰しようと収縮する。その結果、前記収縮部材91における両端の間のいずれかの部分が係合されている可動ピン22kには、デバイス収容部11cと反対方向に向く力が付与され、これにより、ロック部材22は、ロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位する。すると、カード型ユニット101のロックが解除されるとともに、スライド部材21の保持も解除されるので、カード型ユニット101は、排出用付勢部材82の付勢力によって変位するスライド部材21により、デバイスコネクタ1から排出される。
次に、前記構成のデバイスコネクタ1の動作について説明する。まず、ロック解除機構のへたり補償部94の動作について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるデバイスコネクタのへたり補償部の動作を説明する図である。
前記収縮部材91は、長期間に亘って使用したり、通電を繰返したりすると、へたりが発生し、非通電時の張力が低下し、通電時の収縮長が短くなる傾向がある。そして、へたりが発生すると、図3に示されるように、前記収縮部材91に、例えば、矢印Aで示されるような弛みが生じる可能性がある。なお、図3は、説明の都合上、弛みを誇張して描画したものであることに留意されたい。このように弛みが生じると、蛇行した形状となっている収縮部材91の隣接部分同士が互いに接触して短絡が生じることもあり得る。
しかし、本実施の形態においては、収縮部材91の一端が固定された補償スライド部材93が、張力付勢部材92によってハウジング11の後端部11rに向けて付勢されているので、非通電時においても、また、通電時においても、十分な張力が収縮部材91の両端に付与された状態となっている。したがって、収縮部材91にへたりが発生しても、該へたりが補償され、へたりによる影響がなくなるので、矢印Aで示されるような弛みが生じることがなく、前記収縮部材91は、図1に示されるような状態となる。
次に、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる動作について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第1の図、図5は本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第2の図である。
図1に示されるように、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1への挿入が完了した状態において、カード型ユニット101及びスライド部材21は、ロック位置にある。該ロック位置においては、カード型ユニット101及びスライド部材21がロック部材22によってロックされて停止し、これにより、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。具体的には、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。また、ロック部材22は、その第2ロック凸部22bの前端面22fがスライド部材21の第2係合鉤部21cの後端面21rと当接して係合し、スライド部材21をロックする。
さらに、ロック位置においては、カード型ユニット101の図示されないコンタクトパッドがデバイスコネクタ1の図示されない端子の各々と接触して導通し、カード型ユニット101は、デバイスコネクタ1が実装された電子機器の演算手段等との間でデータの送受信を行うことができる状態となる。
そして、ユーザは、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる場合、図示されないスイッチを操作してロック解除機構の電源装置をオンにする。すると、収縮部材91に通電され、該収縮部材91が収縮するので、ロック部材22の可動ピン22kには、デバイス収容部11cと反対方向に向く力が付与される。
これにより、図4に示されるように、ロック部材22がロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位するので、カード型ユニット101のロックが解除されるとともに、スライド部材21の保持も解除される。具体的には、ロック部材22の第1ロック凸部22cとカード型ユニット101の凹部101cとの係合が解除され、カード型ユニット101のロックが解除される。また、ロック部材22の第2ロック凸部22bの前端面22fとスライド部材21の第2係合鉤部21cの後端面21rとの係合が解除され、スライド部材21のロックが解除される。
すると、排出用付勢部材82の付勢力によって、スライド部材21及びカード型ユニット101は、ハウジング11の前端部11fから離脱する向きに移動させられ、挿入方向と反対方向、すなわち、排出方向に移動させられる。
そして、スライド部材21は、図5に示されるような排出位置に到達すると、第2係合鉤部21cの後端面21rがロック部材22の本体部22aの前端面22hと当接して係合し、停止させられる。排出位置では、カード型ユニット101の後端101rがハウジング11の後端部11rから大きく後方に飛出た位置にあるので、ユーザは、手指等でカード型ユニット101を把持することによって、該カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
また、スライド部材21が排出位置にあるときは、その第2係合鉤部21cがロック部材22の第2ロック凸部22bのデバイス収容部11c側に位置し、前記第2係合鉤部21cと第2ロック凸部22bとが係合しているので、ロック部材22のデバイス収容部11cの方向への変位が阻止される。したがって、収縮部材91の通電が解除され、該収縮部材91が伸張し、ロック部材22の可動ピン22kに付与されたデバイス収容部11cと反対方向に向く力が解除されても、ロック部材22は、ロック用付勢部材83の付勢力に抗して、第1ロック凸部22cとカード型ユニット101の凹部101cとの係合が解除されている位置、すなわち、ロック解除の位置に留まる。これにより、ロック部材22によるカード型ユニット101のロック解除の状態が維持されるので、ユーザは、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
なお、収縮部材91が伸張した状態で、ロック部材22がロック解除の位置に留まると、収縮部材91に弛みが生じる可能性も考えられる。しかし、本実施の形態においては、張力付勢部材92及び補償スライド部材93を含むへたり補償部94の機能によって、収縮部材91の両端に常に張力が付与されているので、収縮部材91に弛みが生じることがない。
次に、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1に挿入する動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタに挿入する動作を説明する図である。
まず、ユーザは、手指等によって、図6に示されるように、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1の後方からハウジング11のデバイス収容部11c内に挿入する。なお、カード型ユニット101は、前端101fがハウジング11の前端部11fの方向を向き、凹部101cが形成されている側縁101sがハウジング11の機構収容部11gの方向を向くような姿勢、すなわち、正規姿勢で挿入される。また、スライド部材21は、最も後退した位置である排出位置にあり、ロック部材22はロック解除の位置にある。
続いて、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして更に押込むと、図5に示されるように、カード型ユニット101の前端101fが排出位置にあるスライド部材21の第1係合鉤部21bと係合する。この場合、ロック部材22は、ロック解除の位置にあり、カード型ユニット101の側縁101sと干渉しないので、カード型ユニット101は、スムーズにハウジング11の前端部11fに向けて移動し、前記第1係合鉤部21bと係合する。
続いて、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして更に押込むと、カード型ユニット101は、スライド部材21とともに、ハウジング11の前端部11fに向けて移動する。そして、カード型ユニット101及びスライド部材21がロック位置に到達すると、図4に示されるように、スライド部材21の第2係合鉤部21cとロック部材22の第2ロック凸部22bとの係合が解除される。そのため、ロック部材22が、ロック用付勢部材83の付勢力によって、デバイス収容部11cの方向に変位する。この場合、収縮部材91に通電されていないので、ロック部材22はデバイス収容部11cの方向に変位することができる。
そして、図1に示されるように、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。また、ロック部材22は、その第2ロック凸部22bの前端面22fがスライド部材21の第2係合鉤部21cの後端面21rと当接して係合し、スライド部材21をロックする。つまり、カード型ユニット101及びスライド部材21がロック部材22によってロックされて停止し、これにより、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。
なお、本実施の形態においては、収縮部材91が形状記憶合金から成る線材である場合について説明したが、前記収縮部材91が導電性高分子アクチュエータから成る線材である場合も、通電によって収縮する電磁アクチュエータの両端に非収縮性の線材を接続したものである場合も、非収縮性の線材の中間に通電によって該線材を巻取るモータ駆動のプーリを組込んだものである場合も、デバイスコネクタ1の構造及び動作については、同様である。つまり、前記収縮部材91が全体的に線状であって通電することによって全体の長さが収縮するものであれば、いかなるものであっても、デバイスコネクタ1の構造及び動作については、同様である。
このように、本実施の形態において、デバイスコネクタ1は、カード型ユニット101が挿入されるハウジング11と、ハウジング11の後端部11rから前端部11fに向けて挿入されたカード型ユニット101をロック位置で保持するロック部材22、及び、ロック部材22を付勢するロック用付勢部材83を備えるデバイスロック機構と、ロック用付勢部材83の付勢力に抗してロック部材22を変位させてロックを解除させる収縮部材91を備えるロック解除機構とを有する。そして、収縮部材91は、通電によって作動し、ロック解除機構は、収縮部材のへたりを補償するへたり補償部94を備える。
これにより、長期間に亘って使用した後でも、繰返し使用した後でも、挿入が完了したカード型ユニット101をロック位置で保持することができるとともに、確実にロックを解除して、カード型ユニット101を確実に取出すことができる。したがって、信頼性が向上する。
また、ロック部材22は、カード型ユニット101がロック位置にあるときにカード型ユニット101の凹部101cと係合する第1ロック凸部22cを備え、収縮部材91が作動すると、第1ロック凸部22cが凹部101cから離間するようにロック部材22が変位する。これにより、カード型ユニット101のロックが解除され、カード型ユニット101を取出すことができる。
さらに、収縮部材91は、線状であって、通電によって全体の長さが収縮する。これにより、収縮部材91の全体形状を任意の形状とすることができ、ハウジング11内の任意の部位に収縮部材91を配設することができるので、設計の自由度が向上する。
さらに、収縮部材91は、一端がへたり補償部94を介してハウジング11に固定され、他端がハウジング11に固定され、両端の間のいずれかの部位がロック部材22と係合する。これにより、収縮部材91に弛みが生じることが防止され、例えば、収縮部材91の短絡等の弛みによる悪影響を未然に防止することができる。
さらに、収縮部材91は、平面視において、蛇行した形状を備える。これにより、ハウジング11内の狭いスペースに全体の長さが長い収縮部材91を配設することができ、単位長当たりの収縮率の小さい収縮部材91でも使用することができる。
さらに、へたり補償部94は、収縮部材91の一端に張力を付与する張力付勢部材92を含む。これにより、簡単な構成でありながら、収縮部材91の両端に張力を付与することができ、収縮部材91のへたりを適切に補償することができる。
さらに、ハウジング11の後端部11rから前端部11fに向けて挿入されたカード型ユニット101を保持してスライドするスライド部材21、及び、スライド部材21を後端部11rに向けて付勢する排出用付勢部材82を備えるカード案内機構を更に有し、ロック部材22は、スライド部材21がカード型ユニット101とともにロック位置にあるときに、スライド部材21と係合してスライド部材21をロック位置で保持し、収縮部材91が作動するとスライド部材21との係合を解除し、カード案内機構は、ロック部材22がスライド部材21との係合を解除すると、排出用付勢部材82の付勢力によって、スライド部材21をロック位置から後端部11rに向けて移動させる。これにより、ユーザは、手指等でカード型ユニット101を把持することによって、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図7は本発明の第2の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図、図8は本発明の第2の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。
本実施の形態においては、デバイス案内機構が省略されている。したがって、図に示されるように、ハウジング11の機構収容部11gには、デバイスロック機構及びロック解除機構のみが収容されている。
なお、本実施の形態においては、デバイス案内機構が省略されているので、ロック部材22の第2ロック凸部22bがスライド部材21の第2係合鉤部21cと係合する必要がない。したがって、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cが左右方向に変位してカード型ユニット101の凹部101cと係合及び係合解除可能となるものであれば、必ずしも、左右方向にスライド可能に取付けられたものでなくてもよく、例えば、第2ロック凸部22bの先端近傍を枢軸として揺動可能に取付けられたものであってもよい。
その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるデバイスコネクタ1の動作について説明する。なお、ロック解除機構のへたり補償部94の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
まず、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる動作について説明する。
図7に示されるように、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1への挿入が完了した状態において、カード型ユニット101は、ロック位置にある。該ロック位置においては、カード型ユニット101がロック部材22によってロックされて停止し、これにより、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。具体的には、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。
そして、ユーザは、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる場合、図示されないスイッチを操作してロック解除機構の電源装置をオンにする。すると、収縮部材91に通電され、該収縮部材91が収縮するので、ロック部材22の可動ピン22kには、デバイス収容部11cと反対方向に向く力が付与される。
これにより、ロック部材22がロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位するので、カード型ユニット101のロックが解除される。具体的には、ロック部材22の第1ロック凸部22cとカード型ユニット101の凹部101cとの係合が解除され、カード型ユニット101のロックが解除される。したがって、ユーザは、手指等でカード型ユニット101を把持することによって、該カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
次に、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1に挿入する動作について説明する。
まず、ユーザは、手指等によって、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1の後方からハウジング11のデバイス収容部11c内に挿入する。なお、収縮部材91に通電されていないので、ロック部材22はロック位置にある。
続いて、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして更に押込むと、カード型ユニット101は、ハウジング11の前端部11fに向けて移動する。この場合、ロック部材22がロック位置にあるので、ロック部材22の第1ロック凸部22cは、カード型ユニット101の側縁101sと干渉する。しかし、ユーザの手指等が発揮する力がロック用付勢部材83の付勢力に比較して十分に大きいので、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして押込むと、第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の側縁101sと干渉しているロック部材22は、ロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位する。そのため、カード型ユニット101は、側縁101sがロック部材22の第1ロック凸部22cと干渉しつつ、ハウジング11の前端部11fに向けて移動する。
そして、カード型ユニット101がロック位置に到達すると、ロック部材22が、ロック用付勢部材83の付勢力によって、デバイス収容部11cの方向に変位し、第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。この場合、収縮部材91に通電されていないので、ロック部材22はデバイス収容部11cの方向に変位することができる。このように、カード型ユニット101がロック部材22によってロックされ、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。
なお、その他の点の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態において、デバイスコネクタ1は、カード案内機構が省略されている。したがって、デバイスコネクタ1の構造を簡素化することができ、デバイスコネクタ1のコストを低減することができる。
なお、その他の点の効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図9は本発明の第3の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図、図10は本発明の第3の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。
本実施の形態においては、収縮部材91が架け回される固定ピン15a〜15cが省略されている。そして、収縮部材91は、両端が固定ボス16及び補償スライド部材93の可動ボス93cにそれぞれ固定されるとともに、途中の部分が可動ピン22kのみに架け回され、平面視において、蛇行した形状ではなく、へ字状となっている。
したがって、機構収容部11gにおいて収縮部材91を蛇行させるための空間が不要となり、前記第1及び第2の実施の形態と比較すると、機構収容部11gの左右方向の寸法、すなわち、幅を狭くすることができる。その結果、ハウジング11全体及びデバイスコネクタ1全体の幅を狭くして、小型化することができる。
また、機構収容部11gの幅を狭くするために、ロック取付部14の本体部14aがハウジング11の側壁部11dの一部と一体化されている。
さらに、補正ガイド溝17、補償スライド部材93、張力付勢部材92及び掛止用突起18の配置が変更され、補償スライド部材93は、張力付勢部材92によって、前端部11fに向けて付勢されるようになっている。
その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるデバイスコネクタ1の動作について説明する。まず、ロック解除機構のへたり補償部94の動作について説明する。
図11は本発明の第3の実施の形態におけるデバイスコネクタのへたり補償部の動作を説明する図である。
収縮部材91は、へたりが発生すると、図11に示されるように、例えば、矢印B及びCで示されるような弛みが生じる可能性がある。なお、図11は、説明の都合上、弛みを誇張して描画したものであることに留意されたい。
しかし、本実施の形態においては、収縮部材91の一端が固定された補償スライド部材93が、張力付勢部材92によってハウジング11の前端部11fに向けて付勢されているので、非通電時においても、また、通電時においても、十分な張力が収縮部材91の両端に付与された状態となっている。したがって、収縮部材91にへたりが発生しても、該へたりが補償され、へたりによる影響がなくなるので、矢印B及びCで示されるような弛みが生じることがなく、前記収縮部材91は、図9に示されるような状態となる。
次に、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる動作について説明する。
図12は本発明の第3の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第1の図、図13は本発明の第3の実施の形態におけるカード型ユニットをデバイスコネクタから排出する動作を説明する第2の図である。
図9に示されるように、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1への挿入が完了した状態において、カード型ユニット101及びスライド部材21は、ロック位置にある。該ロック位置においては、カード型ユニット101及びスライド部材21がロック部材22によってロックされて停止し、これにより、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。具体的には、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。また、ロック部材22は、その第2ロック凸部22bの前端面22fがスライド部材21の第2係合鉤部21cの後端面21rと当接して係合し、スライド部材21をロックする。
そして、ユーザは、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる場合、図示されないスイッチを操作してロック解除機構の電源装置をオンにする。すると、収縮部材91に通電され、該収縮部材91が収縮するので、ロック部材22の可動ピン22kには、デバイス収容部11cと反対方向に向く力が付与される。
これにより、図12に示されるように、ロック部材22がロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位するので、カード型ユニット101のロックが解除されるとともに、スライド部材21の保持も解除される。具体的には、ロック部材22の第1ロック凸部22cとカード型ユニット101の凹部101cとの係合が解除され、カード型ユニット101のロックが解除される。また、ロック部材22の第2ロック凸部22bの前端面22fとスライド部材21の第2係合鉤部21cの後端面21rとの係合が解除され、スライド部材21のロックが解除される。
すると、排出用付勢部材82の付勢力によって、スライド部材21及びカード型ユニット101は、排出方向に移動させられる。
そして、スライド部材21は、図13に示されるような排出位置に到達すると、第2係合鉤部21cの後端面21rがロック部材22の本体部22aの前端面22hと当接して係合し、停止させられる。排出位置では、カード型ユニット101の後端101rがハウジング11の後端部11rから大きく後方に飛出た位置にあるので、ユーザは、手指等でカード型ユニット101を把持することによって、該カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
また、スライド部材21が排出位置にあるときは、その第2係合鉤部21cがロック部材22の第2ロック凸部22bのデバイス収容部11c側に位置し、前記第2係合鉤部21cと第2ロック凸部22bとが係合しているので、ロック部材22のデバイス収容部11cの方向への変位が阻止される。したがって、収縮部材91の通電が解除され、該収縮部材91が伸張し、ロック部材22の可動ピン22kに付与されたデバイス収容部11cと反対方向に向く力が解除されても、ロック部材22は、ロック用付勢部材83の付勢力に抗して、ロック解除の位置に留まる。これにより、ロック部材22によるカード型ユニット101のロック解除の状態が維持されるので、ユーザは、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
なお、収縮部材91が伸張した状態で、ロック部材22がロック解除の位置に留まると、収縮部材91に弛みが生じる可能性も考えられる。しかし、本実施の形態においては、張力付勢部材92及び補償スライド部材93を含むへたり補償部94の機能によって、収縮部材91の両端に常に張力が付与されているので、収縮部材91に弛みが生じることがない。
次に、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1に挿入する動作について説明する。
まず、ユーザは、手指等によって、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1の後方からハウジング11のデバイス収容部11c内に挿入する。なお、スライド部材21は排出位置にあり、ロック部材22はロック解除の位置にある。
続いて、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして更に押込むと、図13に示されるように、カード型ユニット101の前端101fが排出位置にあるスライド部材21の第1係合鉤部21bと係合する。この場合、ロック部材22は、ロック解除の位置にあり、カード型ユニット101の側縁101sと干渉しないので、カード型ユニット101は、スムーズにハウジング11の前端部11fに向けて移動し、前記第1係合鉤部21bと係合する。
続いて、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして更に押込むと、カード型ユニット101は、スライド部材21とともに、ハウジング11の前端部11fに向けて移動する。そして、カード型ユニット101及びスライド部材21がロック位置に到達すると、図12に示されるように、スライド部材21の第2係合鉤部21cとロック部材22の第2ロック凸部22bとの係合が解除される。そのため、ロック部材22が、ロック用付勢部材83の付勢力によって、デバイス収容部11cの方向に変位する。この場合、収縮部材91に通電されていないので、ロック部材22はデバイス収容部11cの方向に変位することができる。
そして、図9に示されるように、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。また、ロック部材22は、その第2ロック凸部22bの前端面22fがスライド部材21の第2係合鉤部21cの後端面21rと当接して係合し、スライド部材21をロックする。これにより、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。
なお、その他の点の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態において、収縮部材91は、平面視において、へ字状の形状を備える。したがって、収縮部材91の配設に必要なスペースを低減することができ、ハウジング11及びデバイスコネクタ1を小型化することができ、デバイスコネクタ1のコストを低減することができる。
なお、その他の点の効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1〜第3の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図14は本発明の第4の実施の形態におけるデバイスコネクタを示す斜視図、図15は本発明の第4の実施の形態におけるデバイスコネクタの分解図である。
本実施の形態においては、デバイス案内機構が省略されている。したがって、図に示されるように、ハウジング11の機構収容部11gには、デバイスロック機構及びロック解除機構のみが収容されている。
なお、本実施の形態においては、デバイス案内機構が省略されているので、ロック部材22の第2ロック凸部22bがスライド部材21の第2係合鉤部21cと係合する必要がない。したがって、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cが左右方向に変位してカード型ユニット101の凹部101cと係合及び係合解除可能となるものであれば、必ずしも、左右方向にスライド可能に取付けられたものでなくてもよく、例えば、第2ロック凸部22bの先端近傍を枢軸として揺動可能に取付けられたものであってもよい。
その他の点の構成については、前記第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるデバイスコネクタ1の動作について説明する。なお、ロック解除機構のへたり補償部94の動作については、前記第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
まず、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる動作について説明する。
図14に示されるように、カード型ユニット101のデバイスコネクタ1への挿入が完了した状態において、カード型ユニット101は、ロック位置にある。該ロック位置においては、カード型ユニット101がロック部材22によってロックされて停止し、これにより、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。具体的には、ロック部材22は、その第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。
そして、ユーザは、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から排出させる場合、図示されないスイッチを操作してロック解除機構の電源装置をオンにする。すると、収縮部材91に通電され、該収縮部材91が収縮するので、ロック部材22の可動ピン22kには、デバイス収容部11cと反対方向に向く力が付与される。
これにより、ロック部材22がロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位するので、カード型ユニット101のロックが解除される。具体的には、ロック部材22の第1ロック凸部22cとカード型ユニット101の凹部101cとの係合が解除され、カード型ユニット101のロックが解除される。したがって、ユーザは、手指等でカード型ユニット101を把持することによって、該カード型ユニット101をデバイスコネクタ1から容易に取出すことができる。
次に、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1に挿入する動作について説明する。
まず、ユーザは、手指等によって、カード型ユニット101をデバイスコネクタ1の後方からハウジング11のデバイス収容部11c内に挿入する。なお、収縮部材91に通電されていないので、ロック部材22はロック位置にある。
続いて、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして更に押込むと、カード型ユニット101は、ハウジング11の前端部11fに向けて移動する。この場合、ロック部材22がロック位置にあるので、ロック部材22の第1ロック凸部22cは、カード型ユニット101の側縁101sと干渉する。しかし、ユーザの手指等が発揮する力がロック用付勢部材83の付勢力に比較して十分に大きいので、ユーザがカード型ユニット101をプッシュして押込むと、第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の側縁101sと干渉しているロック部材22は、ロック用付勢部材83の付勢力に抗して、デバイス収容部11cと反対方向に変位する。そのため、カード型ユニット101は、側縁101sがロック部材22の第1ロック凸部22cと干渉しつつ、ハウジング11の前端部11fに向けて移動する。
そして、カード型ユニット101がロック位置に到達すると、ロック部材22が、ロック用付勢部材83の付勢力によって、デバイス収容部11cの方向に変位し、第1ロック凸部22cがカード型ユニット101の凹部101cと係合し、カード型ユニット101をロックする。この場合、収縮部材91に通電されていないので、ロック部材22はデバイス収容部11cの方向に変位することができる。このように、カード型ユニット101がロック部材22によってロックされ、カード型ユニット101がデバイスコネクタ1の内部に保持される。
なお、その他の点の動作については、前記第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。さらに、効果については、前記第2及び第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、コネクタに適用することができる。
1 デバイスコネクタ
11、811 ハウジング
11a 奥壁部
11b 底壁部
11c デバイス収容部
11d 側壁部
11f 前端部
11g 機構収容部
11r 後端部
13 ガイド溝
14 ロック取付部
14a、21a、22a、93a 本体部
14b 第1ガイドレール部
14c 第2ガイドレール部
15a、15b、15c 固定ピン
16 固定ボス
16a、93d ねじ孔
17 補正ガイド溝
18、93e 掛止用突起
21、821 スライド部材
21b 第1係合鉤部
21c 第2係合鉤部
21d、22g 保持用突起
21e、93b ガイド凸部
21r 後端面
22、881 ロック部材
22b 第2ロック凸部
22c 第1ロック凸部
22d 第1ガイド凹部
22e 第2ガイド凹部
22f、22h 前端面
22k 可動ピン
82 排出用付勢部材
83 ロック用付勢部材
91 収縮部材
92 張力付勢部材
93 補償スライド部材
93c 可動ボス
94 へたり補償部
95 通電用端子
95a 貫通孔
96 ビス
101 カード型ユニット
101a 上面
101c 凹部
101f 前端
101r 後端
101s 側縁
812 支持部
821a 係合部
821b 係合凹部
882 枢軸
885 止め部
886 係合用凸部
891 ロック用コイルスプリング
892 コイルスプリング
893 形状記憶合金体
893a、893b 端子
911 カード

Claims (8)

  1. (a)デバイスが挿入されるハウジングと、
    (b)該ハウジングの後端部から前端部に向けて挿入されたデバイスをロック位置で保持するロック部材、及び、該ロック部材を付勢するロック用付勢部材を備えるデバイスロック機構と、
    (c)前記ロック用付勢部材の付勢力に抗して前記ロック部材を変位させてロックを解除させるアクチュエータを備えるロック解除機構とを有するコネクタであって、
    (d)前記アクチュエータは、通電によって作動し、
    (e)前記ロック解除機構は、前記アクチュエータのへたりを補償するへたり補償部を備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック部材は、前記デバイスがロック位置にあるときに前記デバイスの被保持部と係合するデバイス保持部を備え、
    前記アクチュエータが作動すると、前記デバイス保持部が前記被保持部から離間するように前記ロック部材が変位する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記アクチュエータは、線状であって、通電によって全体の長さが収縮する請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記アクチュエータは、一端が前記へたり補償部を介して前記ハウジングに固定され、他端が前記ハウジングに固定され、両端の間のいずれかの部位が前記ロック部材と係合する請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記アクチュエータは、平面視において、蛇行した形状を備える請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記アクチュエータは、平面視において、へ字状の形状を備える請求項4に記載のコネクタ。
  7. 前記へたり補償部は、前記アクチュエータの一端に張力を付与する張力付勢部材を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記ハウジングの後端部から前端部に向けて挿入されたデバイスを保持してスライドするスライド部材、及び、該スライド部材を前記後端部に向けて付勢する排出用付勢部材を備えるカード案内機構を更に有し、
    前記ロック部材は、前記スライド部材が前記デバイスとともにロック位置にあるときに、前記スライド部材と係合して該スライド部材をロック位置で保持し、前記アクチュエータが作動すると前記スライド部材との係合を解除し、
    前記カード案内機構は、前記ロック部材がスライド部材との係合を解除すると、前記排出用付勢部材の付勢力によって、前記スライド部材をロック位置から前記後端部に向けて移動させる請求項1〜7のいずれか1項に記載のコネクタ。
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