JP2015034002A - 二輪車の自立保持装置および二輪車の保持方法 - Google Patents

二輪車の自立保持装置および二輪車の保持方法 Download PDF

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Abstract

【目的】運転者自身が任意に荷重を調整することができるため、路面の変化にも柔軟に対応することができ、二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持することを可能とする二輪車の自立保持装置を提供する。【構成】運転者が座るサドルと、一端部を接地させて二輪車を自立保持させるスタンドと、スタンドとサドルとの間に介設されてスタンドを接地させるようスタンドを動かす連結部材をそなえ、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させ、またはサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を介してスタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。【選択図】図20

Description

本発明は、二輪車の自立保持装置、詳しくは、二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持させる二輪車の自立保持装置、および二輪車の保持方法に関する。
自転車や自動二輪車などの二輪車は、停車前の低速時、信号待ちなどの停止時、発進時は、不安定で倒れるおそれもあり、停止時には足を着いて支えてやらなければならず、運転者と二輪車を合わせた重量(傾きによる生じる荷重)を支えるために大きな力が必要となり、安全上問題が多い。
このような問題を解消するために、二輪車の停車時において、乗車姿勢のままハンドル部を操作することにより、スタンドを地面に接地するよう作動させ、車両を自立状態に維持できるようにした自動二輪車のスタンド装置が提案されているが、ハンドル部でスタンドの作動を遠隔操作して、運転者の体重と自動二輪車の重量を合わせた大きな力を支えるために、ハンドル部とスタンドを連動させるための種々の連動機構が必要となるとともに、路面の変化などに対して必ずしも臨機応変に対応し難いという難点がある。
特開2006−160231号公報
本発明は上記の難点を解消した二輪車の自立保持装置に関し、その目的は、運転者自身が任意に荷重を調整することができ、また、作動中、運転者の姿勢を安定して保つことができるため運転者がずり落ちたりするおそれもなく、路面の変化に柔軟に対応できて、二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持することを可能とする二輪車の自立保持装置および二輪車の保持方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1による二輪車の自立保持装置は、二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持させる二輪車の自立保持装置であって、運転者が座るサドルと、一端部を接地させて二輪車を自立保持させるスタンドと、スタンドとサドルとの間に介設されてスタンドを接地させるようスタンドを動かす連結部材をそなえ、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させ、またはサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を介してスタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項2による二輪車の自立保持装置は、請求項1において、前記サドルは二輪車の左右方向に延びる第1の枢着軸8により二輪車に軸着されて、第1の枢着軸を中心として前後に傾動可能に支持され、スタンドは二輪車の左右方向に延びる第2の枢着軸11により二輪車に軸着されて第2の枢着軸を中心として回動して一端部が接地できるよう支持され、連結部材は一端部がサドルに他端部がスタンドに連結または係止されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項3による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記連結部材がサドルの前端部とスタンドに軸着されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方へ傾動させることによって、サドルと連結している連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項4による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記連結部材がサドルの後端部とスタンドに軸着されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの後部を下方へ傾動させることによって、サドルと連結している連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項5による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記連結部材がサドルの後端部とスタンドの前端部を連結してなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方へ傾動させることによって、サドルの後端部を上方へ移動させて連結部材とスタンドの前端部を引き上げ、スタンドを第2の枢着軸を中心として回動させてスタンドの後端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項6による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記連結部材がサドルの前端部とスタンドの前端部を連結してなり、運転者の腰の移動によりサドルの後部を下方へ傾動させることによって、サドルの前端部を上方へ移動させて連結部材とスタンドの前端部を引き上げ、スタンドを第2の枢着軸を中心として回動させてスタンドの後端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項7による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記サドルは第1の枢着軸により二輪車に軸着され、前記スタンドはその前端部が第2の枢着軸により軸着され、前記連結部材は、サドルの前記第1の枢着軸による軸着部とスタンドの前端部の前記第2の枢着軸による軸着部にギア機構を介して連結されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、ギア機構を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの後端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項8による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記サドルは第1の枢着軸を中心として前後に傾動可能に支持され、前記スタンドはその前端部が第2の枢着軸により軸着され、前記連結部材はサドルとスタンドに係止されて、サドルを傾動させることにより下方へ移動するようになっており、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、連結部材を下方へ移動させてスタンドを下方へ押し下げ、スタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの後端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項9による二輪車の自立保持装置は、請求項2において、前記サドルが、サドルの前方または後方に二輪車の左右方向に延びる第3の枢着軸21により軸着されて回動可能に支持された補助サドルをそなえ、該補助サドルは二輪車を自立保持させるスタンドと連結部材によって連結され、運転者の腰の移動により補助サドルを第3の枢着軸を中心として回動させることによって、補助サドルと連結している連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの後端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項10による二輪車の自立保持装置は、請求項1において、前記連結部材は第4の枢着軸22により二輪車に軸着されて、第4の枢着軸を中心として回動可能に支持され、且つその一端部がサドルに軸着されるとともに他端部がスタンドと一体化、またはスタンドに係止または軸着され、連結部材の前部に位置する補助部材をそなえ、該補助部材は二輪車とサドルに軸着されて二輪車との軸着部を中心として回動可能に支持されており、運転者の腰の移動によりサドルを前方または後方へ移動させることによって、補助部材を二輪車との軸着部を中心として回動させるとともに連結部材を第4の枢着軸を中心として回動させて、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項11よる二輪車の自立保持装置は、請求項1において、前記連結部材は第4の枢着軸22により二輪車に軸着されて、第4の枢着軸を中心として回動可能に支持され、且つその一端部がサドルと一体化またはサドルに軸着されるとともに他端部がスタンドに係止または軸着されてなり、運転者の腰の移動によりサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を第4の枢着軸を中心として回動させ、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させて、スタンドの一端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
請求項12による二輪車の自立保持装置は、請求項1〜11のいずれかにおいて、前記スタンドを二輪車の左右に配置したことを特徴とする。
請求項13による二輪車の自立保持装置は、請求項1〜12のいずれかにおいて、前記スタンドの接地個所に補助輪を設けたことを特徴とする。
請求項14による二輪車の保持方法は、二輪車の停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう保持する方法であって、運転者が座るサドルはその前部が下方に傾動可能に支持され、またはサドルが前下方へ移動可能に支持されている二輪車を用い、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方に傾動させ、または運転者の腰の移動によりサドルを前下方へ移動させて運転者が座る位置を低くすることによって、運転者が接地して二輪車が倒れないよう保持するようにしたことを特徴とする。
本発明による二輪車の自立保持装置は、自立を保持するために必要な力を運転者自身の体重から得ている点に特徴があり、運転者自身の体重により任意に荷重を調整することができるため、路面の変化にも柔軟に対応することができ、二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持することが可能となる。
スタンドを出して自立状態を保持するために、運転者の腰の動きにより座る位置を変更して運転者自身の体重で連結部材を介してスタンドを接地させるだけで足りるから、操作は簡単で複雑な機構は不要であり、また、ハンドルやペダルなど運転に直接関与しない部分で操作が行われるため安全性が保たれ、低速であればスタンドを接地させたままでの走行も可能であるから、停止前後の低速走行を安定させることもできる。
基本的には停止中も足を着く必要がなく座っているだけでよいため、運転者への負担も少なく、サドルの高さは最も疲れ難い高さを選ぶことができ、雨の日でも足が濡れることはないなどの利点もある。
また、本発明による二輪車の保持方法によれば、運転者がサドル上で座る位置が下がって運転者が接地し易くなるから、路面の傾きや凹凸など、路面の状態に限定されることなく、足を接地させて安定に二輪車を保持することが可能となる。
請求項3による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図1の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項4による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図3の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。なお、図4において、サドル5の前部は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。 請求項5による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図5の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項6による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図7の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。なお、図8において、サドル5の前部は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。 請求項7によるギア機構を用いる二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図9の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 図9の低速、停止時の他の作動状況を示す概略側面図である。なお、図11において、サドル5は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。 請求項8による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図12の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 図12の低速、停止時の他の作動状況を示す概略側面図である。なお、図14において、サドル5の前部は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。 請求項9による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図15の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項9による二輪車の自立保持装置の他の実施例を示す概略側面図である。 図17の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。なお、図18において、サドル5は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。 請求項10による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図19の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項10による二輪車の自立保持装置の他の実施例を示す概略側面図である。 図21の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項10による二輪車の自立保持装置のさらに他の実施例を示す概略側面図である。 図23の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項10による二輪車の自立保持装置のさらに他の実施例を示す概略側面図である。 図25の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項11による二輪車の自立保持装置の実施例を示す概略側面図である。 図27の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項11による二輪車の自立保持装置の他の実施例を示す概略側面図である。 図29の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 請求項11による二輪車の自立保持装置のさらに他の実施例を示す概略側面図である。 図31の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 本発明による二輪車の自立保持装置に補助輪を設けた場合の実施例を示す概略側面図である。 図33の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。なお、図34において、サドル5の前部は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。 本発明による二輪車の自立保持装置に補助輪を設けた場合の他の実施例を示す概略側面図である。 図35の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 本発明による二輪車の自立保持装置において、スタンドを前輪部に設けた場合の実施例を示す概略側面図である。 図37の低速、停止時の作動状況を示す概略側面図である。 本発明による二輪車の保持方法を実施するための実施形態の一例を示す概略側面図である。 図39の停止時の状況を示す概略側面図である。なお、図40において、サドル5の前部は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示した。
本発明による二輪車の自立保持装置は、自転車などの二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持させる二輪車の自立保持装置であり、その基本的構成は、運転者が座るサドルと、一端部を接地させて二輪車を自立保持させるスタンドと、スタンドとサドルとの間に介設されてスタンドを接地させるようスタンドを動かす連結部材をそなえ、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させ、またはサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を介してスタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする。
本発明による二輪車の自立保持装置における第1の構成は、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したものであり、第2の構成は、運転者の腰の移動によりサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を介してスタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したものである。
まず、第1の構成による二輪車の自立保持装置を自転車に適用した場合を例として説明する。図1において、1は自転車、2は前輪、3は後輪、4はハンドル、5はサドル、6はペダル、7はチェンであり、Dは運転者である。駐車時に自転車を自立させておくための通常のスタンドが別途設けられていてもよい。
第1の構成による二輪車の自立保持装置は、図1に示すように、サドル5が二輪車の左右方向に延びる第1の枢着軸8により軸着されて、サドル5は第1の枢着軸8を中心として前後に傾動可能に支持されている。サドル5と二輪車を自立保持させるためのスタンド9とは連結部材10によって連結され、スタンド9は二輪車の左右方向に延びる第2の枢着軸11により軸着されて第2の枢着軸11を中心として回動可能に支持されて、運転者Dの腰の移動によりサドル5の前部または後部を下方へ傾動させることによって、サドル5に連結している連結部材10を介してスタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成される。
具体的に説明すると、第1の実施形態は、運転者の座る位置を変更して運転者自身の体重で連結部材を押し下げることによりスタンドを接地させる形態で、その一実施例は、図1に示すように、連結部材10がサドル5の前端部に枢着軸12により軸着されるとともに、連結部材10がスタンド9の中央部に枢着軸13により軸着され、スタンド9はその前端部が第2の枢着軸11により軸着されてなり、図2に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の前部を下方へ傾動させることによって、連結部材10を押し下げて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないように保持するものである。
他の実施例は、図3に示すように、連結部材10がサドル5の後端部に枢着軸12により軸着されるとともに、連結部材10がスタンド9の中央部に枢着軸13により軸着され、スタンド9はその前端部が第2の枢着軸11により軸着されてなり、図4に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の後部を下方へ傾動させることによって、連結部材10を押し下げて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないように保持するものである。なお、図4において、サドル5の前部は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示してある。運転者は運転中、サドルに跨った状態であるため、このようなサドルの動きを十分に受け入れることが可能である。以下の図8、図11、図14、図18、図34、図40においても同様である。
第2の実施形態は、運転者の座る位置を変更して運転者自身の体重で連結部材を引き上げることによりスタンドを接地させる形態で、その一実施例は、図5に示すように、連結部材10がサドル5の後端部とスタンド9の前端部に結合部14、15で結合され、スタンド9が第2の枢着軸11により軸着されてなり、図6に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の前部を下方へ傾動させることによって、サドル5の後端部を上方へ移動させて連結部材10とスタンド9の前端部を引き上げ、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させてスタンド9の後端部を地面Eに接地させ、二輪車が倒れないように保持するものである。この場合、連結部材10としては、ワイヤー状のものや細いロッド状のものを適用することができる。
他の実施例は、図7に示すように、連結部材10がサドル5の前端部とスタンド9の前端部に結合部14、15で結合され、スタンド9が第2の枢着軸11により軸着されてなり、図8に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の後部を下方へ傾動させることによって、サドル5の前端部を上方へ移動させて連結部材10とスタンド9の前端部を引き上げ、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させてスタンド9の後端部を地面Eに接地させ、二輪車が倒れないように保持するものである。
第3の実施形態は、運転者の座る位置を変更して運転者自身の体重でギア機構を介して連結部材を回転させることによりスタンドを回動させて接地させる形態で、その一実施例は、図9に示すように、サドル5は第1の枢着軸8により軸着され、スタンド9はその前端部が第2の枢着軸11により軸着され、連結部材10は、サドルの第1の枢着軸による軸着部とスタンドの前端部の第2の枢着軸による軸着部にギア機構を介して連結されてなるものである。サドル5を前後に傾動させるための第1の枢着軸8には歯車G1が嵌められ、スタンド9を回動させるための第2の枢着軸11による軸着部には歯車G2が嵌められており、ギア機構16、17は、図10に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の前部を下方へ傾動させた時、連結部材10が矢印方向に回転してスタンド9を第2の枢着軸11による軸着部を中心として回動させることができるよう公知の歯車の組み合わせにより構成されている。スタンド9の回動によりスタンド9の後端部が地面Eに接地して、二輪車は倒れないように保持される。
他の実施例は、必要に応じてギア機構を変えて、ギア機構16、17が、図11に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の後部を下方へ傾動させた時、連結部材10が矢印方向に回転してスタンド9を第2の枢着軸11による軸着部を中心として回動させることができるよう公知の歯車の組み合わせにより構成されている。スタンド9の回動によりスタンド9の後端部が地面Eに接地して、二輪車は倒れないように保持される。
第4の実施形態は、運転者の座る位置を変更して運転者自身の体重で連結部材を押し下げることによりスタンドを回動させて接地させる形態で、図12に示すように、スタンド9はその前端部が第2の枢着軸11により軸着され、連結部材10は二股部18、19を設けてなり、サドル5の前部を下方へ傾動させることによりサドル5が係止している二股部19が押されて連結部材10が下方へ移動するようになっており、その一実施例は、図13に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の前部を下方へ傾動させることによって、連結部材10を下方へ移動させて連結部材10に係止しているスタンド9を下方へ押し下げ、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないよう保持するものである。
他の実施例は、図14に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5の後部を下方へ傾動させることによって、連結部材10を下方へ移動させてスタンド9を下方へ押し下げ、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないよう保持するものである。
第5の実施形態は、サドルの前方または後方に運転者自身の体重で回動可能に支持された補助サドルを配設する形態で、その一実施例は、図15に示すように、サドル5の前方に二輪車の左右方向に延びる第3の枢着軸21により軸着されて回動可能に支持された補助サドル20を配設し、補助サドル20は二輪車を自立保持させるスタンド9と連結部材10によって連結され、スタンド9はその前端部が第2の枢着軸11により軸着されて第2の枢着軸11を中心として回動可能に支持されてなり、図16に示すように、運転者Dの腰の移動により補助サドル20を第3の枢着軸21を中心として回動させることによって、補助サドル20と連結している連結部材10を押し下げてスタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないよう保持するものである。
他の実施例は、図17に示すように、サドル5の後方に二輪車の左右方向に延びる第3の枢着軸21により軸着されて回動可能に支持された補助サドル20を配設し、補助サドル20は二輪車を自立保持させるスタンド9と連結部材10によって連結され、スタンド9はその前端部が第2の枢着軸11により軸着されて第2の枢着軸11を中心として回動可能に支持されてなり、図18に示すように、運転者Dの腰の移動により補助サドル20を第3の枢着軸21を中心として回動させることによって、補助サドル20と連結している連結部材10を押し下げてスタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部を地面Eに接地させて、二輪車が倒れないよう保持するものである。なお、図18において、サドル5は運転者の股の間に位置しているが、サドルの動きをわかり易くするためにサドルは全て実線で示してある。
つぎに、運転者の腰の移動によりサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を介してスタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成する第2の構成による二輪車の自立保持装置を自転車に適用した場合を例として説明する。
第2の構成は、例えば図19〜20に示すように、連結部材10が第4の枢着軸22により二輪車に軸着され、第4の枢着軸を中心として回動可能に支持され、且つ連結部材10の一端部がサドル5に枢着軸23により軸着されるとともに他端部がスタンド9に枢着軸24により軸着されて、連結部材10が、図20に示すように、第4の枢着軸22により前方に傾動できるよう支持されており、また、連結部材10の前部に位置する補助部材26をそなえ、補助部材26はサドルと二輪車に枢着軸27、28により軸着されて枢着軸28を中心として回動可能に支持され、補助部材26は、図20に示すように、前方に傾動できるようになっており、連結部材10と補助部材26の傾動によりサドル5が前下方に移動できるよう構成されたものである。
第2の構成による二輪車の自立保持装置を例示すると、第1の実施例は、上記図19〜20に示すものであり、運転者の腰の移動によりサドル5を前方(矢印方向)へ移動させることによって、連結部材10を第4の枢着軸22を中心として矢印方向に回動させ、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させて、スタンド9の一端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したものである。25は、スタンド9に設けられたスロットで、連結部材10の動きに応じて枢着軸24による軸着部がスライドできるようになっている。
第2の実施例は、図21〜22に示すように、連結部材10がスタンド9と一体に連結されたものである。この実施例においては、スタンド9を回動させるための第2の枢着軸11が、連結部材10を二輪車に回動可能に軸着するための第4の枢着軸22の機能もそなえており、運転者の腰の移動によりサドル5を後方(矢印方向)へ移動させることによって、連結部材10およびスタンド9を第2の枢着軸11(第4の枢着軸22)を中心として矢印方向に回動させて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持する。
第3の実施例は、図23〜24に示すように、連結部材10がL形部材30と直線状部材31からなるクランク状に形成され、L形部材30が第4の枢着軸22により二輪車に回動可能に軸着され、直線状部材31はL形部材30に枢着軸29により軸着されるとともにスタンド9の端部に枢着軸24により軸着され、スタンド9は中央部において第2の枢着軸11により二輪車に回動可能に軸着されている。この構成においては、運転者の腰の移動によりサドル5を前方(矢印方向)へ移動させることによって、連結部材10を第4の枢着軸22を中心として矢印方向に回動させて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持する。
第4の実施例は、図25〜26に示すように、連結部材10がL形部材30と直線状部材31からなるクランク状に形成され、L形部材30が第4の枢着軸22により二輪車に回動可能に軸着され、直線状部材31はL形部材30に枢着軸29により軸着されるとともにスタンド9の中央部に枢着軸24により軸着され、スタンド9は端部において第2の枢着軸11により二輪車に回動可能に軸着されている。この構成においては、運転者の腰の移動によりサドル5を後方(矢印方向)へ移動させることによって、連結部材10を第4の枢着軸22を中心として矢印方向に回動させて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持する。
第5の実施例は、図27〜28に示すように、連結部材10が第4の枢着軸22により二輪車に軸着され、第4の枢着軸を中心として回動可能に支持され、且つ連結部材10の一端部がサドル5に枢着軸23により軸着されるとともに他端部がスタンド9に係止され、また、連結部材10の前部に位置する補助部材26をそなえ、補助部材26はサドルと二輪車に枢着軸27、28により軸着されて枢着軸28を中心として回動可能に支持されて、連結部材10および補助部材26は、図28に示すように、それぞれ第4の枢着軸22および枢着軸28により前方に傾動できるようになっており、連結部材10と補助部材26の傾動によりサドル5が前下方に移動できるよう構成されたものである。
図28に示すように、運転者の腰の移動によりサドル5を前方(矢印方向)へ移動させると、連結部材10が第4の枢着軸22を中心として矢印方向に回動し、スタンド9に係止されている連結部材10の他端部がスタンド9を押し上げ、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させて、スタンド9の一端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持する。
第6の実施例は、図29〜30に示すように、連結部材10が第4の枢着軸22により二輪車に軸着されて、第4の枢着軸22を中心として回動可能に支持され、且つその一端部がサドル5と一体に連結され、他端部がスタンド9に係止されているもので、図30に示すように、運転者の腰の移動によりサドル5を前方へ移動させることによって、連結部材10を第4の枢着軸22を中心として前方へ回動させ、スタンド9に係止されている連結部材10の他端部がスタンド9を押し上げて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したものである。
第7の実施例は、図31〜32に示すように、連結部材10が第4の枢着軸22により二輪車に軸着されて、第4の枢着軸22を中心として回動可能に支持され、且つその一端部がサドル5と枢着軸23により軸着され、他端部がスタンド9に係止されているもので、図32に示すように、運転者の腰の移動によりサドル5を前方へ移動させることによって、連結部材10を第4の枢着軸22を中心として前方へ回動させ、スタンド9に係止されている連結部材10の他端部がスタンド9を押し上げて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したものである。
図33〜36に示すように、低速走行、発進走行を円滑に行うために、スタンド9の接地個所に補助輪32を設けることもできる。図33〜34は、一実施形態を示すものであり、図34に示すように、運転者Dの腰の移動によりサドル5を後ろに傾動させることによって、連結部材10を押し下げて、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の後端部が地面Eに近づいた時、枢着軸33によりスタンド9に取り付けられた補助輪32が接地して二輪車を円滑に走行させる。図35〜36は、図27〜28に示す第5の実施例のもののスタンド9の接地個所に補助輪32を設けたものである。
上記の実施形態(図1〜36)においては、二輪車を自立保持するためのスタンド9を二輪車の片側に配置した場合を示したが、より安定した保持を行うために、通常はスタンド9を二輪車の左右に配置するのが好ましい。勿論、使用する車種によっては、スタンド9を二輪車の片側にのみ配置することもできる。
また、上記の実施形態(図1〜36)においては、後輪部にスタンド9を設ける形態のものを示したが、スタンド9は前輪部に設けてもよく、例えば、図37〜38に示すように、前輪部にスタンド9を第2の枢着軸11により軸着し、スタンド9の端部を連結部材10の端部とワイヤー状またはロッド状の連結補助部材10Aで連結し、運転者の腰の移動によりサドル5を前方へ移動させ、連結部材10を第4の枢着軸22を中心として前方へ回動させ、連結補助部材10Aでスタンド9の端部を引くことによって、スタンド9を第2の枢着軸11を中心として回動させ、スタンド9の一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成することもできる。
一般に、二輪車とくに自転車のサドルの高さは、運動効率を主眼としたとき、ペダルが最下点に来たとき運転者の膝が少し曲がる程度の位置とするのが好ましく、とくにスポーツ車に乗る運転者の殆どはサドルをこの高さにしているが、この高さは、停止時に地面に運転者の足が届かない位置であり、きわめて不安定である。
このようなことから、市街地で停止と発進を繰り返す一般の運転者は、サドルの位置を下げ停止時、発進時に接地できるようにしているものが多く、この場合、運転効率は低くなり、きわめて疲れ易い状態で運転することを余儀なくされている。
前記二輪車の自立保持装置によれば、このような問題を解消することができ、とくに、サドルの前部が下方へ傾動できるよう支持されている形態およびサドルが前下方へ移動できるよう支持されている形態のものにおいては、サドルの前部を下方へ傾動させた場合およびサドルを前下方へ移動させた場合、運転者が座る位置が低くなり、運転者が容易に接地できるようになるから、スタンドを接地させるとともに、必要に応じて、運転者自身も接地して二輪車をさらに安定に保持し、安全性を確保することができる。
前記二輪車の自立保持装置のようにスタンドが設けられていない場合であっても、サドルの前部が下方に傾動可能に支持されまたはサドルが前下方へ移動可能に支持されており、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方に傾動できまたは運転者の腰の移動によりサドルを前下方へ移動できるよう構成されている二輪車であれば、運転者が座る位置を低くできるから、停止時および発進時、運転者が接地して二輪車が倒れないよう安定に保持することができる。
図39〜40は、運転時にはサドルの位置を理想の高さとして効率よく運転することができ、停止時にはサドルの位置を下げて運転者が接地し易くなって安定して自転車を保持することができる形態例を示すもので、図19〜28に示す構成において、連結部材10とスタンド9を除いたものに相当し、第4の枢着軸22により二輪車に軸着され第4の枢着軸を中心として回動可能に支持された傾動部材10Bはその一端部がサドル5に枢着軸23により軸着され、傾動部材10Bの前部に位置する補助部材26は、サドル5と二輪車に枢着軸27、28により軸着されて枢着軸28を中心として回動可能に支持されている。
傾動部材10Bおよび補助部材26は、図40に示すように、運転者の腰の移動によってそれぞれ第4の枢着軸22および枢着軸28により前方に傾動できるようになっており、傾動部材10Bと補助部材26の傾動によりサドル5が前下方に移動して、運転者が座る位置を低くし、運転者が容易に接地できて二輪車が倒れないよう保持することが可能となる。
1 二輪車
2 前輪
3 後輪
4 ハンドル
5 サドル
6 ペダル
7 チェン
8 第1の枢着軸
9 スタンド
10 連結部材
10A 連結補助部材
10B 傾動部材
11 第2の枢着軸
12 枢着軸
13 枢着軸
14 結合部
15 結合部
16 ギア機構
17 ギア機構
18 二股部
19 二股部
20 部材
21 第3の枢着軸
22 第4の枢着軸
23 枢着軸
24 枢着軸
25 スロット
26 補助部材
27 枢着軸
28 枢着軸
29 枢着軸
30 L形部材
31 直線状部材
32 補助輪
33 枢着軸
D 運転者
E 地面
G1 歯車
G2 歯車

Claims (14)

  1. 二輪車の低速時、停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう自立して保持させる二輪車の自立保持装置であって、運転者が座るサドルと、一端部を接地させて二輪車を自立保持させるスタンドと、スタンドとサドルとの間に介設されてスタンドを接地させるようスタンドを動かす連結部材をそなえ、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させ、またはサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を介してスタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする二輪車の自立保持装置。
  2. 前記サドルは二輪車の左右方向に延びる第1の枢着軸8により二輪車に軸着されて、第1の枢着軸を中心として前後に傾動可能に支持され、スタンドは二輪車の左右方向に延びる第2の枢着軸11により二輪車に軸着されて第2の枢着軸を中心として回動して一端部が接地できるよう支持され、連結部材は一端部がサドルに他端部がスタンドに連結または係止されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の二輪車の自立保持装置。
  3. 前記連結部材がサドルの前端部とスタンドに軸着されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方へ傾動させることによって、サドルと連結している連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  4. 前記連結部材がサドルの後端部とスタンドに軸着されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの後部を下方へ傾動させることによって、サドルと連結している連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  5. 前記連結部材がサドルの後端部とスタンドの前端部を連結してなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方へ傾動させることによって、サドルの後端部を上方へ移動させて連結部材とスタンドの前端部を引き上げ、スタンドを第2の枢着軸を中心として回動させてスタンドの後端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  6. 前記連結部材がサドルの前端部とスタンドの前端部を連結してなり、運転者の腰の移動によりサドルの後部を下方へ傾動させることによって、サドルの前端部を上方へ移動させて連結部材とスタンドの前端部を引き上げ、スタンドを第2の枢着軸を中心として回動させてスタンドの後端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  7. 前記サドルは第1の枢着軸により二輪車に軸着され、前記スタンドはその前端部が第2の枢着軸により軸着され、前記連結部材は、サドルの前記第1の枢着軸による軸着部とスタンドの前端部の前記第2の枢着軸による軸着部にギア機構を介して連結されてなり、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、ギア機構を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの後端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  8. 前記サドルは第1の枢着軸を中心として前後に傾動可能に支持され、前記スタンドはその前端部が第2の枢着軸により軸着され、前記連結部材はサドルとスタンドに係止されて、サドルを傾動させることにより下方へ移動するようになっており、運転者の腰の移動によりサドルの前部または後部を下方へ傾動させることによって、連結部材を下方へ移動させてスタンドを下方へ押し下げ、スタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの後端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  9. 前記サドルが、サドルの前方または後方に二輪車の左右方向に延びる第3の枢着軸21により軸着されて回動可能に支持された補助サドルをそなえ、該補助サドルは二輪車を自立保持させるスタンドと連結部材によって連結され、運転者の腰の移動により補助サドルを第3の枢着軸を中心として回動させることによって、補助サドルと連結している連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの後端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の二輪車の自立保持装置。
  10. 前記連結部材は第4の枢着軸22により二輪車に軸着されて、第4の枢着軸を中心として回動可能に支持され、且つその一端部がサドルに軸着されるとともに他端部がスタンドと一体化、またはスタンドに係止または軸着され、連結部材の前部に位置する補助部材をそなえ、該補助部材は二輪車とサドルに軸着されて二輪車との軸着部を中心として回動可能に支持されており、運転者の腰の移動によりサドルを前方または後方へ移動させることによって、補助部材を二輪車との軸着部を中心として回動させるとともに連結部材を第4の枢着軸を中心として回動させて、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させ、スタンドの一端部を接地させて、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の二輪車の自立保持装置。
  11. 前記連結部材は第4の枢着軸22により二輪車に軸着されて、第4の枢着軸を中心として回動可能に支持され、且つその一端部がサドルと一体化またはサドルに軸着されるとともに他端部がスタンドに係止または軸着されてなり、運転者の腰の移動によりサドルを前方または後方へ移動させることによって、連結部材を第4の枢着軸を中心として回動させ、連結部材を介してスタンドを第2の枢着軸を中心として回動させて、スタンドの一端部を接地させ、二輪車が倒れないよう保持するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の二輪車の自立保持装置。
  12. 前記スタンドを二輪車の左右に配置したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の二輪車の自立保持装置。
  13. 前記スタンドの接地個所に補助輪を設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の二輪車の自立保持装置。
  14. 二輪車の停止時および発進時における不安定な状態を無くし、二輪車が倒れないよう保持する方法であって、運転者が座るサドルはその前部が下方に傾動可能に支持され、またはサドルが前下方へ移動可能に支持されている二輪車を用い、運転者の腰の移動によりサドルの前部を下方に傾動させ、または運転者の腰の移動によりサドルを前下方へ移動させて運転者が座る位置を低くすることによって、運転者が接地して二輪車が倒れないよう保持するようにしたことを特徴とする二輪車の保持方法。
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