JP2015033573A - 服薬管理ラベル - Google Patents
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Abstract
Description
医療機関で提供される医薬品には、錠剤、カプセル、粉末などがあり、それぞれ、製薬メーカーで包装されたパッケージの形で供給される。例えば、錠剤やカプセル(以下、単に錠剤等という。)の包装の場合、プレススルーパッケージ(PTP)シートが広く用いられている。このPTPシートは、錠剤等を1錠ずつ収容するための複数のポケットを有する透明プラスチック成形フィルムと、この錠剤の名称、内容量、製造元などが印刷され、プラスチック成形フィルムの裏面側に接着されて複数のポケットを封止するアルミシートとからなり、透明プラスチック成形フィルムの各ポケットに錠剤等を収容した後、このプラスチック成形フィルムの裏面にアルミシートを加熱接着して、錠剤等を封入するようになっている。また、このPTPシートは通常、縦又は横又はその両方に切り込み(ミシン目)が付けられていて、このPTPシートの錠剤等を1錠単位又は複数錠単位で切り離せるようになっている。なお、以下の説明では、錠剤等を1錠単位又は複数錠単位で切り離せるようにした部分をプレススルーパッケージと称することにする。このようにして錠剤を服用するときに、透明プラスチック成形フィルムのポケット側から錠剤を押すことにより、裏面のアルミシートがその錠剤の位置で破れて、錠剤を簡易に取り出すことができる。
このように医療機関から提供される医薬品は取扱いやすいパッケージで包装されているので、患者は医薬品の服用を容易に行うことができる。
例えば、この文献1の薬収納具は、薬を服用する人のために薬を服用時期に応じて分けて収納するもので、ボードの上に週間服用表が服用時期と服用日付を縦横の表として形成され、週間服用表の上に着脱手段を設けた薬収納袋配置部が配設され、各々の薬収納袋配置部に薬を服用時期に分けて収納する薬収納袋が装着されるようになっている。
このようなカレンダー式の薬収納具や容器を用いて、薬を服用すべき日、時間帯毎に薬を小分けにしておけば、各日、各時間帯の薬収納袋内を確認することで、薬を服用済みか否かが即時に分かり、薬の服用忘れや二重の服用を防止することができる。
また、この服薬管理ラベルは、各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(イ)透明の基材の接着面の粘着剤が塗布される一方の面とは反対の他方の面上に突出面が剥離シートとともに倒伏可能に、前記接着面と前記突出面との間に前記剥離シートとともに折り目が付けられて、前記突出面が前記接着面の前記他方の面上に折り畳み可能に構成される。
この場合、折り目は切れ目と繋ぎ目とからなる。
(ロ)記入ラベルは医薬品に関する各種の情報を有する2次元コード又は1次元コードが付設される。
(ハ)透明の基材の接着面の医薬品パッケージの医薬品取り出し位置又は開封位置に対応する位置に、医薬品パッケージの破断とともに切り開き可能に切り込みが形成され、前記接着面の一方の面の医薬品パッケージの医薬品を取り出すための医薬品取り出し位置又は開封位置に対応する部分に、粘着剤を塗布しない処理、又は塗布された粘着剤の接着機能を抑制する処理が施される。
(2)また、上記目的を達成するために、本発明の服薬管理ラベルは、複数の医薬品を各別に封入する複数の医薬品パッケージが連接してなる医薬品パッケージシートの片側一方の面に接着可能に形成され、医薬品パッケージシートの片側一方の面に対向する一方の面に粘着剤が塗布される接着面、及び当該接着面に連続し医薬品パッケージシートの一側方又は両側方に突出される突出面を有する透明の基材と、前記透明の基材の突出面で前記粘着剤を塗布された面とは反対の他方の面に、前記医薬品パッケージ毎に切り離し可能に形成されて粘着剤により剥離可能に積層され、表面に医薬品パッケージ内の医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を筆記具により記入可能な複数の記入ラベルからなるラベルシートと、前記透明の基材の一方の面に積層され、前記粘着剤を保護するための剥離シートとを備え、医薬品パッケージシートの片側一方の面に前記透明の基材を前記粘着剤により取り付けて医薬品パッケージシートの側方又は両側方に前記ラベルシートを突出させ、医薬品を服用したときに当該医薬品パッケージの前記記入ラベルに医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を記入するようにした、ことを要旨とする。
また、この服薬管理ラベルは、各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(イ)透明の基材の接着面の粘着剤が塗布される一方の面とは反対の他方の面上に突出面が剥離シートとともに倒伏可能に、前記接着面と前記突出面との間に前記剥離シートとともに折り目が付けられて、前記突出面が前記接着面の前記他方の面上に折り畳み可能に構成される。
この場合、折り目は切れ目と繋ぎ目とからなる。
(ロ)記入ラベルは医薬品に関する各種の情報を有する2次元コード又は1次元コードが付設される。
(ハ)透明の基材の接着面の医薬品パッケージの医薬品取り出し位置又は開封位置に対応する位置に、医薬品パッケージの破断とともに切り開き可能に切り込みが形成され、前記接着面の一方の面の医薬品パッケージの医薬品を取り出すための医薬品取り出し位置又は開封位置に対応する部分に、粘着剤を塗布しない処理、又は塗布された粘着剤の接着機能を抑制する処理が施される。
(2)本発明の服薬管理ラベルによれば、上記(2)の構成により、医薬品パッケージシートの片側一方の面に透明の基材を粘着剤により取り付けて医薬品パッケージシートの側方又は両側方に複数の記入ラベルからなるラベルシートを突出させ、医薬品を服用したときに当該医薬品パッケージの記入ラベルに医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を記入するようにしたので、医薬品の服用毎に記入後の記入ラベルをユーザーの身近なカレンダーや手帳に貼付したり、医薬品パッケージに貼付したりすることで、薬を用法通りに服用したか否かを確認することができ、これにより医薬品の服用忘れや二重の服用を防止することができる、という本発明固有の格別な効果を奏する。
図1に第1の実施の形態を示している。この服薬管理ラベルL1は錠剤、カプセル、粉末など各種の医薬品の医薬品パッケージに適用されるものである。
図1に示すように、服薬管理ラベルL1は、医薬品を封入する医薬品パッケージの片側一方の面に接着可能に形成され、医薬品パッケージの片側一方の面に対向する一方の面に粘着剤13が塗布される接着面11、及びこの接着面11に連続し医薬品パッケージの外側に突出される突出面12を有する透明の基材10と、この基材10の突出面12で粘着剤13を塗布された面とは反対の他方の面に粘着剤14を介して剥離可能に積層され、表面に医薬品パッケージ内の医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を筆記具により記入可能な記入ラベル15と、基材10の一方の面に積層され、粘着剤13を保護するための剥離シート16とを備えて構成される。
図4にPTPシートの一例を示している。図4に示すように、このPTPシートP2は、錠剤を1錠ずつ収容するための複数のポケット30を有する透明プラスチック成形フィルム31と、この錠剤の名称、内容量、製造元などが印刷され、プラスチック成形フィルム31の裏面側に接着されて各ポケット30を封止するアルミシート32とからなり、透明プラスチック成形フィルム31の各ポケット30に錠剤等を収容した後、このプラスチック成形フィルム31の裏面にアルミシート32が加熱接着されて、錠剤等を封入するようになっている。また、このPTPシートP2は、2つのポケット30を有する複数のプレススルーパッケージ(医薬品パッケージ)P21が切り込み(ミシン目)33を介して連接してなり、各プレススルーパッケージP21が1つずつ切り離せるようになっている。
図3に示すように、服薬管理ラベルL2は、複数の錠剤を各別に封入する複数のプレススルーパッケージP21が連接してなるPTPシートP2の片側一方の面に接着可能に形成され、PTPシートP2の片側一方の面に対向する一方の面に粘着剤23が塗布される接着面21、及びこの接着面21に連続しPTPシートP2の両側方に突出される突出面22を有する透明の基材20と、この基材20の各突出面22で粘着剤23を塗布された面とは反対の他方の面に、プレススルーパッケージP21毎に切り離し可能に形成されて粘着剤24により剥離可能に積層され、表面にプレススルーパッケージP21内の医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を筆記具により記入可能な複数の記入ラベル25からなる2組のラベルシート25Sと、透明の基材20の一方の面に積層され、粘着剤23を保護するための剥離シート26とを備えて構成される。
このようしてユーザーは、医薬品パッケージを開封し医薬品を服用する都度、PTPシートP2の両側方の記入ラベル25の記入欄250に医薬品の服用に関する記録、この場合、医薬品を服用した日を筆記具で記入し、時間帯(朝・昼・晩)に筆記具で丸などの印を付ける。
そして、図6、図7に示すように、この記入ラベルL2をカレンダーCや手帳Dなどユーザーの身近なところに貼付する。また、記入後の記入ラベルL2をPTPシートP2の側方に残置したり、錠剤が取り出されて服用済みのプレススルーパッケージP21の上に貼り付けて、PTPシートP2とともにPTPシートP2の収納袋に戻して保管したりするのもよい。このようにすることで、薬を用法通りに服用したか否かを確認することができ、薬の用法が1日一回か複数回かに関らず、決められた時間帯に薬を飲み忘れたり、決められた時間帯に薬を飲んだことを失念して二重に飲んでしまったり、決められた時間帯に薬を飲んでいないにも拘わらず飲んだか飲まなかったかが不明となり、その結果、飲まなかったりするといったことを防止することができる。
また、この服用管理ラベルL2では、PTPシートP2の裏面に貼付することで、基材20の接着面21がPTPシートP2の裏面を保護することができ、アルミシート32の破損を防止して、薬を良好に保存することができる。
また、この実施の形態では、PTPシートを錠剤の収納用として例示したが、カプセルの収納用であっても同様である。
このようにしても上記第2の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
この服薬管理ラベルL3はまた、選択的に、透明の基材10の一部に基材延長部(図示省略。図10の第4の実施の形態を参照。)が接着面11の非接着側の面上に折り畳み可能に形成され、この基材延長部に記入ラベル15の使用方法を記載されたラベル付属シートが積層される。この場合、基材延長部は、例えば突出面12の接着面11側の側部とは反対側の側部に連接され、この基材延長部が接着面11の非接着側の面上に突出面12の上から折り畳み可能に、突出面12と基材延長部との間に剥離シート16とともに切れ目と繋ぎ目とからなる折り目が付けられる。そして、この基材延長部の記入ラベル15と同じ側の面にラベル付属シートが粘着剤を介して積層、接着される。このようにして基材延長部はラベル付属シートを外側にして接着面11の非接着側の面上に突出面12を介して折り畳み可能に形成される。なお、この場合、基材延長部のラベル付属シートとは反対側の面は一方の突出面12とともに粘着剤が塗布され、剥離シート16が設けられる。また、このラベル付属シートを有する基材延長部は接着面11の他の縁部に設けてもよく、この場合も、同様にして接着面11の非接着側の面上に折り畳み可能に構成される。
また、この服薬管理ラベルL3には医薬品に関する情報又はURLを格納したQRコード(登録商標)18が付されたことで、ユーザーはスマートフォンや携帯電話を使って、QRコード(登録商標)18に格納された医薬品に関する情報を直接確認することができ、又は2次元コード18に格納された医薬品の供給元のURLからインターネットに接続して医薬品の供給元のウェブページから医薬品に関する情報を取得することができる。また、この服薬管理ラベルL3に医薬品に関する情報を格納したバーコードが付された場合は、ユーザーはコードリーダーやスキャナを使って、バーコードに格納された医薬品に関する情報を得ることができる。
さらに、この服薬管理ラベルL3の接着面11に医薬品パッケージの医薬品の取り出し位置又は開封位置に合わせて切り込みが付けられた場合は、医薬品パッケージに服薬管理ラベルL3が取り付けられていても、この切り込みにより、医薬品パッケージの開封をスムーズに行うことができる。この場合、切り込みは接着面11の医薬品パッケージの医薬品の取り出し位置又は開封位置に対応する位置に医薬品パッケージの破断とともに切り開き可能に形成されるので、医薬品パッケージの医薬品の取り出し位置又は開封位置の破断とともに服薬管理ラベルL3の接着面11が同じ位置で切り開かれる。また、この場合、接着面11の接着側の面で医薬品パッケージの破断部分に対応する部分は粘着剤13が塗布されていないか、又は塗布された粘着剤13が糊止め剤などにより粘着剤13の接着機能が抑えられているので、この医薬品パッケージから医薬品を、服薬管理ラベルL3の接着面11の粘着剤13が医薬品に付着することなく、取り出し、又は、直接口の中に投入することができる。
また、この服薬管理ラベルL3では、記入ラベル15に医薬品に関する各種の情報又はこの医薬品の供給元のURLを格納した2次元コード18を付設したので、ユーザーは、スマートフォンやカメラ付きの携帯電話から、2次元コード18に格納された医薬品に関する各種の情報又は医薬品の供給元のウェブページでの医薬品に関する情報を得ることができる。また、記入ラベル15に医薬品に関する各種の情報を格納した1次元コードを付設することでも、ユーザーが、コードリーダーやスキャナを使って、1次元コードに格納された医薬品に関する各種の情報を得ることができる。
さらに、この服薬管理ラベルL3によれば、透明の基材10の接着面11に医薬品パッケージの医薬品取り出し位置又は開封位置の破断とともに切り開き可能に切り込みを形成することで、医薬品パッケージの医薬品の取り出し位置又は開封位置の破断とともに服薬管理ラベルL3の接着面11を同じ位置で切り開いて、この医薬品パッケージから医薬品を容易に取り出すことができ、また、この場合、服薬管理ラベルL3の基材10の接着面11の粘着剤13が塗布される接着側の面の、医薬品パッケージの破断部分に対応する部分に粘着剤13を塗布しない処理又はその接着機能を抑える処理を施すことで、医薬品に粘着剤13が付着することがなく、医薬品を安心して服用することができる。
この服薬管理ラベルL4はまた、選択的に、透明の基材20の一部に基材延長部201が接着面21の非接着側の面上に折り畳み可能に形成され、この基材延長部201にラベルシート25Sの使用方法を記載されたラベル付属シート252が積層、接着される。
この場合、基材延長部201は、一方の突出面22の接着面21側の側部とは反対側の側部に連接され、この基材延長部201が接着面21の非接着側の面上に一方の突出面22の上から折り畳み可能に、一方の突出面22と基材延長部201との間に剥離シート26とともに切れ目290と繋ぎ目291とからなる折り目29が付けられる。そして、この基材延長部201のラベルシート25Sと同じ側の面にラベル付属シート252が粘着剤24を介して積層、接着される。このようにして基材延長部201はラベル付属シート252を外側にして接着面21の非接着側の面上に一方の突出面22を介して折り畳み可能に設けられる。なお、この場合、基材延長部201のラベル付属シート252とは反対側の面は一方の突出面22とともに粘着剤23を塗布され、剥離シート26が設けられる。また、このラベル付属シート252を有する基材延長部201は他方の突出面22に連接して設けてもよく、接着面21の他の縁部に設けてもよく、この場合も、同様にして接着面21の非接着側の面上に折り畳み可能に構成される。
また、この服薬管理ラベルL4には医薬品に関する情報又はURLを格納したQRコード(登録商標)28が付されたことで、ユーザーはスマートフォンや携帯電話を使って、QRコード(登録商標)28に格納された医薬品に関する情報を直接、又はQRコード(登録商標)28に格納された医薬品の供給元のURLからインターネットに接続して医薬品の供給元のウェブページから医薬品に関する情報を取得することができる。また、この服薬管理ラベルL4に医薬品に関する情報を格納したバーコードが付された場合は、ユーザーはコードリーダーやスキャナを使って、バーコードに格納された医薬品に関する情報を得ることができる。
さらに、この服薬管理ラベルL4の接着面21には医薬品パッケージの医薬品の取り出し位置又は開封位置、この場合、PTPシートP2のアルミシート32上で各プレススルーパッケージP21の各ポケット30に対応する各位置に、略×形と略+形の複合形状からなる切り込み34が付けられているので、PTPシートP2のアルミシート32に服薬管理ラベルL4の接着面21が取り付けられていても、これらの切り込み34により、PTPシートP2の各プレススルーパッケージP21の開封を簡易にスムーズに行うことができる。この場合、透明の基材20の接着面21の、PTPシートP2のアルミシート32上で各プレススルーパッケージP21の各ポケット30に対応する位置に対応する各部分に、アルミシート32の破断とともに切り開き可能に切り込み34が形成されているので、PTPシートP2のアルミシート32上で各プレススルーパッケージP21の各ポケット30に対応する位置の破断とともに服薬管理ラベルL3の接着面21が同じ位置で切り開かれる。また、この場合、接着面21の接着側の面で、PTPシートP2のアルミシート32上で各プレススルーパッケージP21の各ポケット30に対応する位置に対応する各部分は、粘着剤23が塗布されていないか、又は塗布された粘着剤23に有害性物質を含まない糊止め剤などにより粘着剤23の接着機能が抑えられているので、このPTPシートP2の各プレススルーパッケージP21から医薬品を、服薬管理ラベルL4の接着面21の粘着剤23が医薬品に付着することなく、容易に取り出し、又は直接口の中に投入することができる。さらに言えば、透明の基材20の接着面21とPTPシートP2のアルミシート32がアルミシート32の破断部分に対応する部分を除いて粘着剤23でしっかり接着されるので、アルミシート32が接着面21の切り込み34のところで破断されたときに、アルミシート32の破断部分と接着面21の切り込み34は個々に開き、また、粘着剤23が医薬品に付着したり医薬品が粘着剤23により出にくくなったりすることがなく、ユーザーは医薬品を容易かつ安心して取り出すことができる。また、接着面21とアルミシート32がアルミシート32の破断部分に対応する部分を除いて粘着剤23でしっかり接着されることで、アルミシート32が接着面21の切り込み34のところで破断されたときに、アルミシート32の破断された部分、接着面21の切り込み34が個々に外側に広がり、この切り込み34の形状がプレススルーパッケージP21のポケット30から突出する例えば錠剤を押え保持するので、錠剤はポケット30と外側に向けて広がる切り込み34との間に留まり、ポケット30からポロっと落ちるようなことがない。
また、この服薬管理ラベルL4では、各ラベルシート25Sの各記入ラベル25に医薬品に関する各種の情報又はこの医薬品の供給元のURLを有する2次元コード28を付設したので、ユーザーは、スマートフォンやカメラ付きの携帯電話から、2次元コード28に格納された医薬品に関する各種の情報又は医薬品の供給元のウェブページでの医薬品に関する情報を得ることができる。また、各ラベルシート25Sの各記入ラベル25に医薬品に関する各種の情報を有する1次元コードを付設することで、ユーザーは、コードリーダーやスキャナを使って、1次元コードに格納された医薬品に関する各種の情報を得ることができる。
さらに、この服薬管理ラベルL4によれば、透明の基材20の接着面21に、PTPシートP2のアルミシート32上で各プレススルーパッケージP21の各ポケット30に対応する各位置の破断とともに切り開き可能に切り込み34を形成したので、PTPシートP2のアルミシート32上で各プレススルーパッケージP21の各ポケット30に対応する各位置の破断とともに服薬管理ラベルL4の接着面21を同じ位置で切り開いて、このPTPシートP2の各プレススルーパッケージP21の各ポケット30から医薬品を容易に取り出すことができ、また、この場合に、接着面21の、PTPシートP2の破断部分に対応する部分に、粘着剤23を塗布しない処理、又は塗布された粘着剤23の接着機能を抑える処理が施されているので、医薬品に粘着剤23が付着することがなく、医薬品を安心して服用することができる。
10 透明の基材
11 接着面
12 突出面
13 粘着剤
14 粘着剤
15 記入ラベル
150 記入欄
16 剥離シート
161 切り込み
P1 医薬品パッケージ
L2 服薬管理ラベル
20 透明の基材
21 接着面
211 切り込み
22 突出面
23 粘着剤
24 粘着剤
25S ラベルシート
25 記入ラベル
250 記入欄
251 切り込み
26 剥離シート
261 切り込み
P2 PTPシート(医薬品パッケージシート)
P21 プレススルーパッケージ(医薬品パッケージ)
30 ポケット
31 透明プラスチック成形フィルム
32 アルミシート
33 切り込み
C カレンダー
D 手帳
L3 服薬管理ラベル
17 折り目
170 切れ目
171 繋ぎ目
18 2次元コード(QRコード(登録商標))
L4 服薬管理ラベル
201 基材延長部
252 ラベル付属シート
27 折り目
270 切れ目
271 繋ぎ目
28 2次元コード(QRコード(登録商標))
29 折り目
290 切れ目
291 繋ぎ目
34 切り込み
Claims (6)
- 医薬品を封入する医薬品パッケージの片側一方の面に接着可能に形成され、医薬品パッケージの片側一方の面に対向する一方の面に粘着剤が塗布される接着面、及び当該接着面に連続し医薬品パッケージの外側に突出される突出面を有する透明の基材と、
前記透明の基材の突出面で前記粘着剤を塗布された面とは反対の他方の面に粘着剤を介して剥離可能に積層され、表面に医薬品パッケージ内の医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を筆記具により記入可能な記入ラベルと、
前記透明の基材の一方の面に積層され、前記粘着剤を保護するための剥離シートと、
を備え、
医薬品パッケージの片側一方の面に前記透明の基材を前記粘着剤により取り付けて医薬品パッケージの外側に前記記入ラベルを突出させ、医薬品を服用したときに前記記入ラベルに医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を記入するようにした、
ことを特徴とする服薬管理ラベル。 - 複数の医薬品を各別に封入する複数の医薬品パッケージが連接してなる医薬品パッケージシートの片側一方の面に接着可能に形成され、医薬品パッケージシートの片側一方の面に対向する一方の面に粘着剤が塗布される接着面、及び当該接着面に連続し医薬品パッケージシートの一側方又は両側方に突出される突出面を有する透明の基材と、
前記透明の基材の突出面で前記粘着剤を塗布された面とは反対の他方の面に、前記医薬品パッケージ毎に切り離し可能に形成されて粘着剤により剥離可能に積層され、表面に医薬品パッケージ内の医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を筆記具により記入可能な複数の記入ラベルからなるラベルシートと、
前記透明の基材の一方の面に積層され、前記粘着剤を保護するための剥離シートと、
を備え、
医薬品パッケージシートの片側一方の面に前記透明の基材を前記粘着剤により取り付けて医薬品パッケージシートの側方又は両側方に前記ラベルシートを突出させ、医薬品を服用したときに当該医薬品パッケージの前記記入ラベルに医薬品を服用した日を含む医薬品の服用に関する記録を記入するようにした、
ことを特徴とする服薬管理ラベル。 - 透明の基材の接着面の粘着剤が塗布される一方の面とは反対の他方の面上に突出面が剥離シートとともに倒伏可能に、前記接着面と前記突出面との間に前記剥離シートとともに折り目が付けられて、前記突出面が前記接着面の前記他方の面上に折り畳み可能に構成される請求項1又は2に記載の服薬管理ラベル。
- 折り目は切れ目と繋ぎ目とからなる請求項3に記載の服薬管理ラベル。
- 記入ラベルは医薬品に関する各種の情報を有する2次元コード又は1次元コードが付設される請求項1乃至3のいずれかに記載の服薬管理ラベル。
- 透明の基材の接着面の医薬品パッケージの医薬品取り出し位置又は開封位置に対応する位置に、医薬品パッケージの破断とともに切り開き可能に切り込みが形成され、前記接着面の一方の面の医薬品パッケージの医薬品を取り出すための医薬品取り出し位置又は開封位置に対応する部分に、粘着剤を塗布しない処理、又は塗布された粘着剤の接着機能を抑制する処理が施される請求項1乃至5のいずれかに記載の服薬管理ラベル。
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2014
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