JP2015033088A - 制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の機器を連動させる際の信頼性を向上させる。
【解決手段】制御装置30は、データベース310、連動動作判定部330、機器連動制御部340、及び通信部350を有する。通信部350は、住宅に設置された設備機器11〜20のうちの設備機器11を識別するための識別情報及び設備機器11の状態を、設備機器11からくり返し取得する。データベース310は、識別情報と、設備機器12を設備機器11の状態に応じて制御するための連動条件と、連動条件が満たされたときに実行される制御内容とを関連づけて記憶する。連動動作判定部330は、通信部350によって取得された識別情報に関連づけられた連動条件が満たされるか否かを、通信部350によって取得された状態に基づいて判定する。機器連動制御部340は、連動動作判定部330によって連動条件が満たされると判定された場合に、連動条件に関連づけられた制御の内容を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、制御システム、制御方法及びプログラムに関する。
近年、住宅に設置された機器を、ネットワークを介して制御するための技術が盛んに開発されている。このような技術による制御手法の一例として、複数の機器を連動させるものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、例えば照明器具の状態変化に応じて、エアコンディショナ(エアコン)を制御する装置が開示されている。この装置によれば、状態が変化した機器と連動するように、他の機器を制御することができる。
特開2008−28477号公報
特許文献1に開示された装置は、状態変化に関する情報を機器から受信した場合に限って、他の機器を制御した。そのため、例えば一時的な通信障害が生じて、状態変化に関する情報が伝送されない場合に、この装置は、所望の制御を実行することができないおそれがあった。
また、特許文献1に開示された装置は、ネットワークにおける機器の所在を示すアドレス情報と、機器を識別するための製品情報とを対応付けて記憶していた。そして、この装置は、アドレス情報に基づいて、状態変化に関する情報を送信した機器を識別していた。そのため、アドレス情報と製品情報との対応付けが誤って記憶されている場合に、この装置は、機器を誤って識別してしまい、所望の制御を実行することができないおそれがあった。
したがって、特許文献1に開示された装置は、複数の機器を連動させる際の信頼性が低いものとなるおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、複数の機器を連動させる際の信頼性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置は、住宅に設置された複数の機器のうちの第1機器を識別するための識別情報、及び第1機器の状態を、第1機器からくり返し取得する取得手段と、識別情報と、複数の機器のうち第1機器とは異なる第2機器を、第1機器の状態に応じて制御するための連動条件と、連動条件が満たされたときに実行される制御の内容と、を関連づけて記憶する条件記憶手段と、取得手段によって取得された識別情報に関連づけられた連動条件が満たされるか否かを、取得手段によって取得された状態に基づいて判定する判定手段と、判定手段によって連動条件が満たされると判定された場合に、連動条件に関連づけられた制御の内容を実行する制御手段と、を備える。
本発明によれば、取得手段が、識別情報及び第1機器の状態をくり返し取得する。このため、一時的な通信障害が生じた場合であっても、第1機器の状態に基づいて第2機器を制御することが可能になる。また、取得手段が、識別情報を第1機器から直接取得するため、第1機器を誤って識別することが防がれる。ひいては、複数の機器を連動させる際の信頼性を向上させることができる。
実施の形態1に係る制御システムの構成を示す図である。 制御装置の機能の構成を示す図である。 連動テーブルの一例を示す図である。 設定情報の一例を示す図である。 制御装置によって実行される連動処理を示すフロー図である。 更新された連動テーブルを示す図である。 制御装置と設備機器との間における通信の例を示す図である。 実施の形態2に係る待機処理を示すフロー図である。 制御装置と設備機器との間における通信の例を示す図である。 変形例に係る連動テーブルを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
図1に示されるように、本実施の形態に係る制御システム100は、住宅H1に設置された機器の消費電力を管理するHEMS(Home Energy Management System)である。制御システム100は、設備機器11〜20から構成される機器群10、及び設備機器11〜20を制御する制御装置30を有している。設備機器11〜20はいずれも、宅内ネットワークNWを介して制御装置30に接続されている。
宅内ネットワークNWは、例えばECHONET Lite(登録商標)等の通信プロトコルに従って通信するためのLAN(Local Area Network)である。設備機器11〜20及び制御装置30は、この通信プロトコルに従って信号を送受信することにより、宅内ネットワークNWを介して互いに通信する。
本実施の形態において、設備機器11は、住宅H1内の所定の部屋における空気の状態を調整する空調機器(エアコン)である。また、設備機器12は、住宅H1の内外の空気を入れ換える換気扇である。設備機器13は、湯を沸かして供給する給湯器である。設備機器14は、床下に設置されて床を暖める床暖房機である。設備機器15は、食品を貯蔵する冷蔵庫である。設備機器16は、IH(Induction Heating)クッキングヒーター等の電磁調理器である。これらの設備機器11〜16はいずれも、電力を消費することにより動作する。
また、設備機器17は、住宅H1の屋根に設置されたソーラーパネルを用いて太陽光から電力を生成する発電システムである。この設備機器17によって生成された電力は、設備機器11〜16等に供給される。また、設備機器18は、例えば電気自動車に搭載された蓄電池を用いて、電力を蓄積する蓄電システムである。この設備機器18は、設備機器17によって過剰に生成された電力を蓄積したり、蓄積した電力を設備機器11〜16へ供給したりする。
また、設備機器19は、種々の物理量を計測する計測装置である。設備機器19は、例えば、設備機器11が設置された部屋の室温を計測する温度センサ、住宅H1における居住者の位置を検出する人感センサ、又は、設備機器11〜16各々によって消費される電力を計測する電力センサ等から構成される。そして、設備機器19は、計測の結果を制御装置30に通知する。
また、設備機器20は、例えば、タブレット型のコンピュータ端末である。設備機器20は、タッチスクリーンを用いて、制御システム100のユーザU1によって入力された情報を制御装置30に通知したり、制御装置30から通知された情報をユーザU1に対して表示したりする。
本実施の形態に係る設備機器11〜20はいずれも、ECHONET Liteに従って制御装置30と通信するため、制御装置30からの要求に対して、機器自身の識別情報及び状態を含む応答を返す機能を有している。
識別情報は、機器群10を構成する設備機器11〜20それぞれを識別するための情報である。本実施の形態に係る識別情報は、各機器のMACアドレス(Media Access Control address)及び機種からなる。例えば、設備機器11を識別するための識別情報は、設備機器11のMACアドレス「AA」、及び設備機器11の機種(空調機器)を示す「a」が連結された「AAa」という情報である。
設備機器11〜20各々から制御装置30へ送信されるフレームには、送信元の機器のMACアドレスが含まれる。設備機器11〜20各々が、その機種を示すデータのみが含まれるフレームを制御装置30へ送信すると、制御装置30には、実質的に識別情報が通知されることとなる。
また、本実施の形態に係る設備機器11〜20各々の状態は、ECHONET Liteにおけるプロパティの値によって示される。例えば、プロパティには、「運転状態」が含まれ、この「運転状態」の値は、「ON」又は「OFF」となる。設備機器11〜20のいずれかが、「運転状態」の「ON」という値を制御装置30へ送信すると、制御装置30には、運転ONの状態が通知されることとなる。
なお、運転ONの状態は、標準的なモードで稼働している状態を意味し、運転OFFの状態は、スタンバイ状態を意味する。例えば、運転OFFから運転ONへ状態が変化した設備機器11は、空調空気を吹き出し口から送風し始め、運転ONから運転OFFへ状態が変化した設備機器11は、送風を停止するものとする。
制御装置30は、設備機器11〜20を統括して制御するHEMSコントローラである。制御装置30は、設備機器11〜20が互いに連動するように、設備機器11〜20各々を制御する。制御装置30は、プロセッサ31、主記憶部32、補助記憶部33、入力部34、出力部35、及びインタフェース部36を有している。主記憶部32、補助記憶部33、入力部34、出力部35、及びインタフェース部36はいずれも、内部バス37を介してプロセッサ31に接続されている。
プロセッサ31は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成される。プロセッサ31は、補助記憶部33に記憶されるプログラムP1を実行することにより、後述の処理を実行する。
主記憶部32は、例えばRAM(Random Access Memory)等から構成される。主記憶部32は、補助記憶部33からプログラムP1をロードする。そして、主記憶部32は、プロセッサ31の作業領域として用いられる。
補助記憶部33は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。補助記憶部33は、プログラムP1の他に、プロセッサ31の処理に用いられる種々のデータを記憶している。そして、補助記憶部33は、プロセッサ31の指示に従って、プロセッサ31が利用するデータをプロセッサ31へ供給し、プロセッサ31から供給されたデータを記憶する。
入力部34は、キーボード、及びマウス等のポインティングデバイス等から構成される。入力部34は、例えば、ユーザU1によって入力された情報を取得して、プロセッサ31に通知する。
出力部35は、LCD(Liquid Crystal Display)及びスピーカ等から構成される。出力部35は、プロセッサ31の指示に従って、所定の文字及び図形をユーザU1に対して表示したり、所定の音響信号を再生したりする。
インタフェース部36は、例えばパケット通信を行うための通信インタフェース等から構成される。インタフェース部36は、宅内ネットワークNWを介して受信したパケットに含まれる情報をプロセッサ31に通知する。また、インタフェース部36は、プロセッサ31から出力された情報を含むパケットを生成して、所定の送り先へ送信する。
制御装置30は、プロセッサ31等のハードウェア資源を利用して後述のソフトウェア処理を実行することにより、種々の機能を発揮する。制御装置30は、その機能として、図2に示されるように、設備機器11〜20各々を制御するためのデータを記憶するデータベース310、データベース310に記憶されるデータを更新する更新部320、制御を実行するか否かを判定する連動動作判定部330、制御を実行する機器連動制御部340、及び、設備機器11〜20各々と通信する通信部350を有している。
データベース310は、主として補助記憶部33によって実現される。データベース310には、設備機器11〜20を連動させるための連動テーブル311、及び、この連動テーブル311を更新するための設定情報312が格納されている。
図3には、連動テーブル311の一例が示されている。図3に示されるように、連動テーブル311は、設備機器11〜20各々について、連番で便宜上付された機器番号と、識別情報と、宅内ネットワークNWにおける所在を示すアドレス情報と、機種と、設備機器11〜20各々の状態に応じて他の機器を制御するための連動条件と、この連動条件が満たされたときに実行される制御の内容と、が互いに関連づけられてなる複数行のデータから構成される。
例えば、図3中のデータ41は、設備機器11が運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化した場合に、識別情報「BBb」により示される設備機器12を、運転ONの状態とする制御が実行されることを示している。また、図3中のデータ42は、設備機器20の状態に応じて実行される制御がないことを示している。
なお、説明の理解を容易にするため、設備機器11〜20各々には、その符号に等しい機器番号が付されている。また、本実施の形態に係るアドレス情報は、IP(Internet Protocol)アドレスである。連動条件は、真理値を与える条件文の記述であって、制御内容は、制御対象の機器へ送信される制御コマンドを生成するための情報である。
図4には、設定情報312の一例が示されている。図4に示されるように、設定情報312は、消費電力が管理される機器として制御システム100に登録されている機器を示す登録リスト312a、及び、連動テーブル311を初期化するための初期化テーブル312bから構成される。
登録リスト312aは、図4に示されるように、制御システム100に登録されている機器各々について、機器番号と、識別情報と、アドレス情報と、機種とが互いに関連づけられてなる複数行のデータから構成される。例えば、図4中のデータ43、44各々は、設備機器11、12各々の消費電力が管理されることを示している。登録リスト312aは、制御装置30が宅内ネットワークNWを介して通信するたびに、最新の状態に自動的に更新される。なお、登録リスト312aは、ユーザU1によって変更されてもよい。
初期化テーブル312bは、図4に示されるように、連動条件と制御内容とが関連づけられてなる複数行のデータから構成される。初期化テーブル312bにおける連動条件及び制御内容は、初期化に用いられるため、識別情報等により機器を特定することなく、単に機種を用いて記述される。例えば、図4中のデータ45は、空調機器が運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化した場合に、換気扇を運転ONの状態とするためのデータ(例えばデータ41)を含むように連動テーブル311を初期化するために用いられる。
図2に戻り、更新部320は、主としてプロセッサ31によって実現される。更新部320は、データベース310に記憶されているデータを監視して、適宜更新する。更新部320は、制御装置30が初めて起動されたときにデータベース310に格納されるデータを初期化する初期化モジュール321、制御装置30の起動中においてデータベース310にデータを格納する格納モジュール322、及び、制御装置30の起動中においてデータベース310からデータを削除する削除モジュール323を有している。
連動動作判定部330は、主としてプロセッサ31によって実現される。連動動作判定部330は、連動テーブル311の連動条件が満たされるか否かを判定する。
機器連動制御部340は、主としてプロセッサ31によって実現される。機器連動制御部340は、連動動作判定部330によって連動条件が満たされると判定された場合に、制御コマンドを生成して制御対象の機器へ送信することにより、連動条件に関連づけられた制御内容を実行する。
通信部350は、主としてプロセッサ31及びインタフェース部36によって実現される。通信部350は、機器群10を構成する設備機器11〜20各々に対して、識別情報及び状態を定期的に要求して取得する。この定期的な要求の周期は、例えば30秒間である。また、通信部350は、機器連動制御部340によって生成された制御コマンドを、この制御コマンドに含まれるアドレス情報により示される機器へ転送する。
通信部350は、連動テーブル311を修正する修正モジュール351を有している。この修正モジュール351は、設備機器20を操作するユーザU1によって入力された情報を取得し、取得した情報に従って、連動テーブル311の識別情報、連動条件、及び制御内容等を修正する。
続いて、制御装置30によって実行される連動処理について、図5、6を用いて説明する。この連動処理は、制御装置30の電源が投入されることにより開始する。なお、図5に示される各ステップは、プロセッサ31によって実行されるが、以下では、図2に示される機能の構成を適宜用いて説明する。
図5に示されるように、まず、初期化モジュール321は、初期化処理を実行する(ステップS1)。具体的には、初期化モジュール321は、通信部350に、宅内ネットワークNW上の機器に対して識別情報を要求させる。そして、初期化モジュール321は、制御装置30と通信可能な状態で接続されている機器を把握した上で、これらの機器を登録リスト312aに追加する。これにより、登録リスト312aには、例えば図4に示されるデータが格納される。さらに、初期化モジュール321は、登録リスト312aと初期化テーブル312bとを統合することにより、図3に示される連動テーブル311を生成する。例えば、初期化モジュール321は、図4に示されるデータ43〜45を統合することにより、図3に示されるデータ41を生成する。
次に、通信部350は、各アドレス情報により示される機器に対して識別情報及び状態の出力を要求する(ステップS2)。具体的には、通信部350は、登録リスト312aに含まれるアドレス情報各々によって示される機器に対して、識別情報及び状態を出力するように要求するための要求コマンドを送信する。この要求を受信した機器は、識別情報及び状態を含む応答を返すこととなる。
次に、プロセッサ31は、変数Xに初期値を設定する(ステップS3)。この変数Xは、機器番号を示す。変数Xに設定される初期値は、登録リスト312aに含まれる機器番号のうち最も小さい値であって、本実施の形態では「11」となる。
次に、プロセッサ31は、変数Xの機器番号に関連づけられている識別情報Yを読み込む(ステップS4)。例えば、変数Xの値が「11」であるときに、プロセッサ31は、登録リスト312aを参照して、機器番号「11」に関連づけられている識別情報「AAa」を、識別情報Yとして読み込む。
次に、通信部350は、識別情報Yにより示される機器の状態を取得したか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、通信部350は、ステップS2における要求に対する応答として、識別情報Yと、この識別情報Yにより示される機器の状態とを取得したか否かを判定する。識別情報Yにより示される機器の状態を取得していないと判定された場合(ステップS5;No)、プロセッサ31は、ステップS10へ処理を移行する。
一方、識別情報Yにより示される機器の状態を取得したと判定された場合(ステップS5;Yes)、連動動作判定部330は、今回取得した状態と前回取得した状態とを比較することにより、状態の変化を判断する(ステップS6)。例えば、識別情報Yが「AAa」であって、通信部350が、この識別情報Yとともに、運転OFFの状態を取得し、次に運転ONの状態を取得した場合に、連動動作判定部330は、設備機器11が運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化したと判断する。なお、ステップS6が初めて実行され、前回取得した状態がない場合には、連動動作判定部330は、状態の変化を判断することなくステップS7へ処理を移行してもよい。
次に、連動動作判定部330は、識別情報Yに関連づけられた連動条件を連動テーブル311から検索する(ステップS7)。例えば、識別情報Yが「AAa」であるときに、連動動作判定部330は、図3中のデータ41を参照して、識別情報「AAa」に関連づけられている連動条件を特定する。
次に、連動動作判定部330は、取得した状態、又はステップS6にて判断された状態変化が、ステップS7にて特定された連動条件を満たすか否かを判定する(ステップS8)。例えば、設備機器11が運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化したと判断されていた場合に、連動動作判定部330は、図3に示されるデータ41の連動条件が満たされると判定する。
連動条件が満たされないと判定された場合(ステップS8;No)、プロセッサ31は、ステップS10へ処理を移行する。一方、連動条件が満たされると判定された場合(ステップS8;Yes)、機器連動制御部340は、この連動条件に関連づけられた制御内容を実行する(ステップS9)。具体的には、機器連動制御部340は、連動テーブル311を参照して、連動条件に関連づけられた制御内容を読み込んで実行する。
次に、プロセッサ31は、変数Xが最終値であるか否かを判定する(ステップS10)。最終値は、機器番号のうち最も大きい値である。例えば、設備機器11〜20が登録リスト312aに登録されている場合には、プロセッサ31が、変数Xの値が「20」であるか否かを判定する。
変数Xが最終値ではないと判定された場合(ステップS10;No)、プロセッサ31は、変数Xをインクリメントする(ステップS11)。その後、プロセッサ31は、ステップS4以降の処理を繰り返す。これにより、設備機器12〜20各々の状態又は状態変化に応じて、連動テーブル311に規定される制御内容が実行される。
一方、変数Xが最終値であると判定された場合(ステップS10;Yes)、更新部320は、設定情報312が変更されたか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、更新部320は、前回のステップS12にて読み込まれた設定情報312から変更されたデータがあるか否かを判定する。設定情報312の変更には、例えば、新規の機器がHEMSに追加されたことによる登録リスト312aへのデータの追加、及び、HEMSから機器が削除されたことによる登録リスト312aからのデータの削除が含まれる。なお、ステップS12が初めて実行されるときには、更新部320は、設定情報312が変更されていないと判定する。
設定情報312が変更されたと判定された場合(ステップS12;Yes)、更新部320は、ステップS14へ処理を移行する。一方、設定情報312が変更されていないと判定された場合(ステップS12;No)、更新部320は、ユーザU1からの入力があるか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、更新部320は、連動テーブル311を修正するための情報が、通信部350によって設備機器20から取得されたか否かを判定する。
ユーザU1からの入力がないと判定された場合(ステップS13;No)、プロセッサ31は、ステップS15へ処理を移行する。一方、ユーザU1からの入力があると判定された場合(ステップS13;Yes)、更新部320又は修正モジュール351は、連動テーブル311を更新する(ステップS14)。
具体的には、登録リスト312aにデータが追加されたときに、格納モジュール322は、追加されたデータと初期化テーブル312bとを統合することにより、連動テーブル311に新しくデータを追加する。これにより、1つの機器と、この機器に連動する機器との双方が登録リスト312aに登録されたときに、連動テーブル311にデータが追加されることとなる。例えば、設備機器11〜20以外の機器番号「21」を新しく割り振られた機器が登録リスト312aに追加されたときには、図6に示されるように、データ48が連動テーブル311に追加される。
また、登録リスト312aからデータが削除されたときに、削除モジュール323は、連動テーブル311からデータを削除する。例えば、登録リスト312aから設備機器20が削除されたときには、図6に示されるように、機器番号「20」を含むデータ42(図3参照)が削除される。
さらに、削除モジュール323は、登録リスト312aから削除された機器を制御するための連動条件及び制御内容も適宜削除する。例えば、設備機器20が削除されたときには、図6のデータ46に示されるように、設備機器20を制御するための連動条件及び制御内容が削除される。
また、連動テーブル311を修正するための情報がユーザU1によって入力されたときに、修正モジュール351は、入力された情報に従って、連動テーブル311を修正する。図6には、ユーザU1の操作に従って追加されたデータ45、及び、連動条件及び制御内容が変更されたデータ47が、例として示されている。
図5に戻り、ステップS14に続いて、プロセッサ31は、待機処理を実行する(ステップS15)。この待機処理は、最後に実行されたステップS2において識別情報及び状態が要求された時刻から、所定時間が経過するまで待機する処理である。
その後、プロセッサ31は、ステップS2以降の処理を繰り返す。これにより、制御装置30は、設備機器11〜20各々に対して、所定時間を置いて識別情報及び状態をくり返し要求することとなる。
続いて、連動処理を実行する制御装置30と、この制御装置30の制御により連動する設備機器11、12との間における通信について、図7を用いて説明する。図7のシーケンス図は、データ41(図3参照)の制御内容が実行される例を示している。
まず、制御装置30は、識別情報及び状態の出力を設備機器11に対して要求する(ステップS21)。この要求は、図5中のステップS2の処理に相当する。なお、制御装置30は、設備機器12に対しても識別情報等を要求するが、この要求は、図7において省略されている。
次に、設備機器11は、制御装置30からの要求に対して応答する(ステップS22)。具体的には、設備機器11は、識別情報及び状態を制御装置30に通知する。これにより、制御装置30には、「AAa」という識別情報と、「運転OFF」という状態が通知される。
次に、制御装置30は、通知された識別情報に基づいて、連動条件を検索する(ステップS23)。この検索は、図5中のステップS7の処理に相当する。これにより、図3中のデータ41の連動条件が特定される。なお、この検索に続いて、制御装置30は、連動条件が満たされるか否かを判定するが、図7に示される例では連動条件が満たされない。このため、制御装置30は、次の要求(ステップS25)まで待機することとなる。
また、設備機器11は、次の要求(ステップS25)を受け付ける前に、運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化している(ステップS24)。
その後、制御装置30は、前回の要求(ステップS21)から所定時間T1が経過した時点において、識別情報及び状態を再度設備機器11に要求する(ステップS25)。この要求は、再度実行された図5中のステップS2の処理に相当する。
次に、設備機器11は、制御装置30からの要求に対して応答する(ステップS26)。これにより、制御装置30には、「AAa」という識別情報と、「運転ON」という状態が通知される。
次に、制御装置30は、取得した識別情報に基づいて、連動条件を検索する(ステップS27)。この検索は、図5中のステップS7の処理に相当する。これにより、データ41の連動条件が再度特定される。
次に、制御装置30は、特定された連動条件が満たされるか否かを判定する(ステップS28)。この判定は、図5中のステップS8の処理に相当する。ここで、設備機器11が運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化しているため、ステップS28の判定は肯定される。
次に、制御装置30は、制御コマンドを設備機器12へ送信する(ステップS29)。この制御コマンドの送信は、図5中のステップS9の処理に相当する。
その後、設備機器12は、制御コマンドを受信し、この制御コマンドに従って動作する(ステップS30)。これにより、設備機器12は、設備機器11の状態に応じて動作することとなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置30は、設備機器11〜20各々から識別情報を直接取得し、取得した識別情報に基づいて、他の機器を制御する。すなわち、制御装置30は、識別情報又は状態を送信した機器を示すアドレス情報を用いることなく、所望の制御を実行する。これにより、例えば設備機器11〜20各々のIPアドレスが変更された場合であっても、制御装置30は、設備機器11〜20各々を誤って認識することなく、確実に制御することができる。
また、制御装置30は、設備機器11〜20各々の識別情報及び状態を、くり返し取得する。これにより、一時的な通信障害が生じて、識別情報及び状態が制御装置30に通知されない場合であっても、制御装置30は、識別情報及び状態の取得を再度試みることとなる。そして、再度の取得が成功すると、制御装置30は、取得した識別情報及び状態に基づいて、設備機器11〜20を制御する。したがって、制御装置30は、設備機器11〜20を確実に連動させることができる。
また、制御装置30は、設備機器11〜20各々の識別情報及び状態を、定期的に要求して取得する。この要求は、単に所定時間を置いてくり返されるため、制御装置30による連動処理を容易に実装することができる。
また、制御装置30が、設備機器11〜20各々に対して識別情報及び状態の出力を要求することなく、設備機器11〜20各々が、状態に関する情報を制御装置30に通知してもよいと考えられる。しかしながら、状態に関する情報が通知されたときに、制御装置30は、この情報を通知した機器に対して、識別情報及び状態の詳細を問い合わせる必要がある。このため、多数の機器の状態が同時に変化した場合に、一時的にトラフィック量が増大して宅内ネットワークNWに大きな負荷がかかることとなる。
本実施の形態では、制御装置30が、識別情報及び状態を、単に定期的に要求することにより取得する。このため、一時的な通信量の増加を抑制することができる。
また、格納モジュール322及び削除モジュール323は、設定情報312に基づいて、連動テーブル311を最新の状態に更新する。これにより、HEMSに登録されている機器が変更された場合であっても、制御装置30は、HEMSに登録されている機器を適宜連動させることができる。
また、修正モジュール351は、ユーザU1によって入力された情報に基づいて、連動テーブル311を修正する。これにより、ユーザU1は、所望の制御を制御装置30に実行させることができる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施の形態に係る制御システム100は、設備機器11〜20各々の状態が変化したときに、設備機器11〜20各々が、制御装置30から要求されることなく、状態に関する情報を制御装置30に通知する点で、実施の形態1に係るものと異なっている。
図8には、本実施の形態に係る待機処理(ステップS15)が示されている。この待機処理において、通信部350は、まず、状態に関する情報が、設備機器11〜20のいずれかから通知されたか否かを判定する(ステップS151)。状態に関する情報は、例えば、状態が変化したことを示す情報である。状態に関する情報が通知されていないと判定された場合(ステップS151;No)、プロセッサ31は、ステップS158へ処理を移行する。
一方、状態に関する情報が通知されたと判定された場合(ステップS151;Yes)、通信部350は、状態に関する情報を通知した機器に対して、識別情報及び状態の出力を要求する(ステップS152)。
次に、通信部350は、ステップS152における要求に対する応答として、識別情報及び状態を取得したか否かを判定する(ステップS153)。識別情報及び状態を取得していないと判定された場合(ステップS153;No)、プロセッサ31は、ステップS158へ処理を移行する。
一方、識別情報及び状態を取得したと判定された場合(ステップS153;Yes)、連動動作判定部330は、今回取得した状態と前回取得した状態とを比較することにより、状態の変化を判断する(ステップS154)。具体的には、連動動作判定部330は、取得した識別情報により示される機器から、今回取得した状態と前回取得した状態とを比較することにより、状態の変化を判断する。
次に、連動動作判定部330は、取得した識別情報に関連づけられた連動条件を連動テーブル311から検索して特定する(ステップS155)。
次に、連動動作判定部330は、取得した状態、又はステップS154にて判断された状態変化が、ステップS155にて特定された連動条件を満たすか否かを判定する(ステップS156)。連動条件が満たされないと判定された場合(ステップS156;No)、プロセッサ31は、ステップS158へ処理を移行する。一方、連動条件が満たされると判定された場合(ステップS156;Yes)、機器連動制御部340は、この連動条件に関連づけられた制御内容を実行する(ステップS157)。
次に、プロセッサ31は、図5に示されるステップS2の要求から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS158)。所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS158;No)、プロセッサ31は、ステップS151以降の処理を繰り返す。これにより、制御装置30は、状態に関する情報の通知の有無を監視することとなる。
一方、所定時間が経過したと判定された場合(ステップS158;Yes)、プロセッサ31は、待機処理を終了する。
続いて、本実施の形態に係る連動処理を実行する制御装置30と、この制御装置30の制御により連動する設備機器11、12との間における通信について、図9を用いて説明する。図9のシーケンス図は、データ41(図3参照)の制御内容が実行される例を示している。なお、図9に示されるステップS21〜S25は、実施の形態1に係るものと同様である。
ステップS24において設備機器11の状態が変化すると、設備機器11は、状態に関する情報を制御装置30に通知する(ステップS31)。制御装置30は、この通知を受けて、識別情報及び状態を設備機器11に要求する(ステップS32)。この要求は、図8中のステップS152の処理に相当する。
次に、設備機器11は、制御装置30からの要求に対して応答する(ステップS33)。
次に、制御装置30は、識別情報に基づいて、連動条件を検索する(ステップS34)。この検索は、図8中のステップS155の処理に相当する。これにより、データ41(図3参照)の連動条件が特定される。
次に、制御装置30は、特定された連動条件が満たされるか否かを判定する(ステップS35)。この判定は、図8中のステップS156の処理に相当する。ここで、設備機器11が運転OFFの状態から運転ONの状態へ変化しているため、ステップS35の判定は肯定される。
次に、制御装置30は、制御コマンドを設備機器12へ送信する(ステップS36)。この制御コマンドの送信は、図8中のステップS157の処理に相当する。
その後、設備機器12は、制御コマンドを受信し、この制御コマンドに従って動作する(ステップS37)。これにより、設備機器12は、設備機器11の状態に応じて動作することとなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置30は、状態に関する情報を取得した場合に、この情報をきっかけに、識別情報及び状態の出力を要求して、識別情報及び状態を取得する。そして、制御装置30は、取得した識別情報及び状態に基づいて、所望の制御を実行する。これにより、制御装置30は、図9に示されるように、前回の要求(ステップS21)から所定時間T1が経過する前に制御コマンドを他の設備機器へ送信することができる。ひいては、迅速に所望の制御を実行することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態に係る設備機器11〜20各々の状態には、運転ON及び運転OFFの状態が含まれたが、これには限定されない。例えば、設備機器11(空調機器)の状態には、冷房モード、暖房モード、及び送風モード各々が含まれてもよい。また、設備機器19(計測装置)の状態には、センサ出力値が含まれてもよい。
また、制御装置30は、設備機器11〜20各々の状態が変化したときに限って、他の機器を制御してもよい。状態が変化したときに限って制御が実行される場合には、設備機器11〜20各々の状態に応じて常に他の機器を制御する場合と比較して、制御装置30が制御を実行する頻度を少なくすることができる。ひいては、設備機器11〜20各々を制御するための通信の通信量を低減することができる。
また、上記実施の形態に係る制御装置30は、1つの機器と他の1つの機器とが連動するように設備機器11〜20を制御したが、これには限定されない。例えば、制御装置30は、複数の機器の状態に応じて、1つの機器を制御してもよい。また、制御装置30は、1つの機器の状態に応じて、複数の機器を制御してもよい。さらに、制御装置30は、複数の機器の状態に応じて、他の複数の機器を制御してもよい。
複数の機器の状態に応じて機器が制御される場合には、連動テーブル311を、図10に示されるように、識別情報を含む連動条件と制御内容とが互いに関連づけられてなる複数行のデータから構成すればよい。図10中のデータ49は、設備機器11が運転OFFから運転ONの状態へ変化し、かつ設備機器12が運転OFFから運転ONの状態へ変化したときに、識別番号「BBb」で示される機器が運転ONの状態となるように制御されることを示している。
また、修正モジュール351は、設備機器20に入力された情報に限らず、ユーザU1によって入力部34に入力された情報に従って、連動テーブル311を修正してもよい。また、修正モジュール351は、連動テーブル311に限らず、設定情報312を修正してもよい。
また、上記実施の形態に係る識別情報は、MACアドレス及び機種を示す情報から構成されたが、これには限定されない。例えば、MACアドレスのみを、識別情報としてもよい。識別情報とMACアドレスが等しい場合には、設備機器11〜20各々の状態のみを含むフレームが伝送されれば、識別情報及び状態が制御装置30に通知されることとなる。
また、設備機器11〜20各々のシリアル番号(製造番号)を識別情報としてもよいし、シリアル番号と機種との組み合わせを識別情報としてもよい。識別情報がシリアル番号を含む場合には、設備機器11〜20各々のMACアドレスが変更された場合であっても、制御装置30が所望の制御を実行することができる。
また、識別情報及び状態を通知する機能を有する家電機器等を準備することなく、制御システム100を構成してもよい。例えば、識別情報及び状態を通知する機能を有しない家電機器と、宅内ネットワークNWに接続するためのアダプタとを接続することにより、設備機器11〜20を構成してもよい。
また、上記実施の形態に係る制御装置30は、設備機器11〜20を連動させる制御だけでなく、ユーザU1が設備機器11〜20を宅外から遠隔操作するための制御、及び設備機器11〜20の消費電力をユーザU1が監視するための処理を実行してもよい。遠隔操作のための制御及び監視のための処理には、本実施の形態に係る登録リスト312aを流用することができる。
上記実施の形態に係る制御装置30の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、補助記憶部33に記憶されているプログラムP1を、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムP1をインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラムP1を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
更に、プログラムP1の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムP1を実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
また、制御装置30の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を専用のハードウェア(回路等)によって実現してもよい。
100 制御システム、10 機器群、11〜20 設備機器、30 制御装置、31 プロセッサ、32 主記憶部、33 補助記憶部、34 入力部、35 出力部、36 インタフェース部、37 内部バス、310 データベース、311 連動テーブル、312 設定情報、312a 登録リスト、312b 初期化テーブル、320 更新部、321 初期化モジュール、322 格納モジュール、323 削除モジュール、330 連動動作判定部、340 機器連動制御部、350 通信部、351 修正モジュール、41〜48 データ、H1 住宅、NW 宅内ネットワーク、P1 プログラム、U1 ユーザ。

Claims (12)

  1. 住宅に設置された複数の機器のうちの第1機器を識別するための識別情報、及び前記第1機器の状態を、前記第1機器からくり返し取得する取得手段と、
    前記識別情報と、前記複数の機器のうち前記第1機器とは異なる第2機器を、前記第1機器の状態に応じて制御するための連動条件と、該連動条件が満たされたときに実行される制御の内容と、を関連づけて記憶する条件記憶手段と、
    前記取得手段によって取得された前記識別情報に関連づけられた前記連動条件が満たされるか否かを、前記取得手段によって取得された状態に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記連動条件が満たされると判定された場合に、前記連動条件に関連づけられた制御の内容を実行する制御手段と、
    を備える制御装置。
  2. 前記連動条件は、
    前記第1機器の状態の変化に応じて前記第2機器を制御するための条件であって、
    前記判定手段は、
    前記取得手段によって取得された一の状態と、該一の状態の次に前記取得手段によって取得された他の状態とを比較することにより、前記連動条件が満たされるか否かを判定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記取得手段は、
    前記識別情報及び前記第1機器の状態の出力を、前記第1機器に対して定期的に要求し、要求に対する応答として、前記識別情報及び前記第1機器の状態を取得する、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記取得手段は、
    前記第1機器の状態に関する情報を受信した場合に、前記識別情報及び前記第1機器の状態の出力を定期的に要求するための周期に等しい時間が前回の要求から経過する前に、前記識別情報及び前記第1機器の状態の出力を前記第1機器に対して要求する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記識別情報は、
    前記取得手段による要求の送り先を特定するためのアドレス情報とは異なる情報であって、
    前記条件記憶手段は、
    前記識別情報、前記連動条件、及び該連動条件が満たされたときに実行される制御の内容と、前記アドレス情報とを関連づけて記憶する、
    請求項3又は4に記載の制御装置。
  6. 住宅に設置された機器の消費エネルギーを管理するための制御装置であって、
    消費エネルギーが管理される機器のリストを記憶するリスト記憶手段と、
    前記第1機器及び前記第2機器の双方が前記リストに登録された場合に、前記識別情報と、前記連動条件と、該連動条件が満たされたときに実行される制御の内容とを関連づけて、前記条件記憶手段に格納する格納手段と、
    前記第1機器及び前記第2機器の少なくとも一方が前記リストから削除された場合に、互いに関連づけられた前記識別情報、前記連動条件、及び制御の内容を、前記条件記憶手段から削除する削除手段と、
    を備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. ユーザによって入力された入力情報を取得する入力手段と、
    前記入力情報に基づいて、互いに関連づけられて前記条件記憶手段に記憶される前記識別情報、前記連動条件、及び制御の内容の少なくとも1つを修正する修正手段と、
    を備える請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 前記取得手段は、前記識別情報及び前記第1機器の状態を、複数の前記第1機器の各々からくり返し取得し、
    前記連動条件は、複数の前記第1機器の状態に応じて前記第2機器を制御するための条件である、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記連動条件は、前記第1機器の状態に応じて複数の前記第2機器を制御するための条件である、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 住宅に設置された複数の機器のうちの第1機器と、
    前記複数の機器のうち前記第1機器とは異なる第2機器と、
    前記第1機器の状態に応じて前記第2機器を制御する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の制御装置と、
    を備える制御システム。
  11. 住宅に設置された複数の機器のうちの第1機器を識別するための識別情報、及び前記第1機器の状態を、前記第1機器からくり返し取得する取得ステップと、
    前記識別情報に関連づけられた条件であって、前記複数の機器のうち前記第1機器とは異なる第2機器を、前記第1機器の状態に応じて制御するための連動条件が満たされるか否かを、前記取得ステップにおいて取得された状態に基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記連動条件が満たされると判定された場合に、前記連動条件に関連づけられた制御の内容を実行する制御ステップと、
    を含む制御方法。
  12. コンピュータを、
    住宅に設置された複数の機器のうちの第1機器を識別するための識別情報、及び前記第1機器の状態を、前記第1機器からくり返し取得する取得手段、
    前記識別情報と、前記複数の機器のうち前記第1機器とは異なる第2機器を、前記第1機器の状態に応じて制御するための連動条件と、該連動条件が満たされたときに実行される制御の内容と、を関連づけて記憶する条件記憶手段、
    前記取得手段によって取得された前記識別情報に関連づけられた前記連動条件が満たされるか否かを、前記取得手段によって取得された状態に基づいて判定する判定手段、
    前記判定手段によって前記連動条件が満たされると判定された場合に、前記連動条件に関連づけられた制御の内容を実行する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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