以下、本発明の実施の形態に係る空気調和システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る制御システムは、局所ネットワークに接続された複数の機器それぞれの機器情報を、前記複数の機器それぞれの種別を示す機器種別情報に対応づけて記憶する機器情報記憶部と、機器または機器が付帯された設備の状態を示す状態情報と、機器または機器が付帯された設備の状態に連携した機器の連携動作を示す連携動作情報と、連携動作に関連する機器それぞれの機器種別情報と、を含む連携情報を記憶する連携情報記憶部と、局所ネットワークに接続された機器のうち、局所ネットワークに接続された他の機器および他の設備に付帯された機器に連携して動作させる機器の機器情報を、連携情報に対応づけて記憶する連携機器記憶部と、を備える。また、制御システムは、機器情報記憶部が記憶する機器情報と連携情報記憶部が記憶する連携情報とに基づいて、前記局所ネットワークに接続された機器により実現できる連携動作を示す連携情報と、当該連携情報に対応する機器情報と、の組み合わせを特定する連携情報特定部と、連携情報特定部により特定された連携情報と機器情報との組み合わせ中から、ユーザにより選択された連携情報と機器情報との組み合わせを取得し、取得した連携情報と機器情報との組み合わせを用いて連携機器記憶部が記憶する機器情報を更新する連携機器更新部と、を備える。更に、制御システムは、複数の機器から状態情報を取得する状態取得部と、複数の機器それぞれの機器情報と、状態取得部が取得した状態情報と、連携機器記憶部が記憶する機器情報および連携情報と、に基づいて、機器を連携動作させるための制御情報を生成する制御情報生成部と、を備える。
本実施の形態に係る制御システムは、例えば家屋に設置されるものであり、例えば図1に示すように、制御装置1と、端末装置5と、サーバ4と、を備える。また、制御装置1と、家屋に設置された複数の設備2それぞれに付帯したセンサ機器21と、家屋内に設置された複数の電気機器3と、ルータ61と、は、局所ネットワークNT2を介して通信可能に接続されている。局所ネットワークNT2は、例えばイーサネット(登録商標)のような通信規格に適合した有線または無線のLAN(Local Area Network)である。また、ルータ61は、例えばブロードバンドルータであり、データ回線終端装置62を介して広域ネットワークNT1に接続されている。広域ネットワークNT1は、例えばインターネットであり、データ回線終端装置62は、モデム、ゲートウェイ等として機能する装置である。サーバ4は、広域ネットワークNT1を介して制御装置1と通信可能となっている。サーバ4は、例えばセンサ機器21または電気機器3のメーカが保有するクラウドサーバであり、複数種類の連携情報を記憶するストレージ(図示せず)を備えている。そして、サーバ4は、制御装置1から、連携情報の送信を要求する連携情報要求情報を受信すると、その連携情報要求情報に対応する連携情報をストレージから取得して制御装置1へ送信する。なお、サーバ4は、ストレージに記憶させている連携情報を、広域ネットワークNT1を介して公開していてもよい。
設備2は、例えば手動、電動或いはその他の手段により任意に状態を変化させられる設備、例えば、カーテン、ブラインド、シャッタ等の遮光設備あるいは鍵装置、調理器具等の設備である。センサ機器21は、設備2の状態を検出する機器である。センサ機器21としては、例えば、カーテンの開閉状態を検出する開閉センサ、調理器具の周囲の温度を検出する温度センサ等が挙げられる。センサ機器21は、それぞれ、局所ネットワークNT2を介して制御装置1と通信するための通信インタフェース(図示せず)を有し、制御装置1から設備2の状態を示す状態情報の送信を要求する状態情報要求情報を受信すると、それに応じて状態情報を生成して制御装置1へ送信する。例えば、センサ機器21が、カーテンの開閉状態を検出する開閉センサである場合、カーテンの開閉状態を示す状態情報を生成して制御装置1へ送信する。また、センサ機器21は、それぞれ固有の機器情報が付与されており、制御装置1から機器情報要求情報を受信すると、それに応じて機器情報を含む機器情報を生成して、制御装置1へ送信する。
電気機器3は、例えば、照明器具、空気調和機、発電設備等である。電気機器3は、それぞれ、局所ネットワークNT2を介して制御装置1と通信するための通信インタフェース(図示せず)を有し、制御装置1から電気機器3の状態を示す状態情報の送信を要求する状態情報要求情報を受信すると、それに応じて状態情報を生成して制御装置1へ送信する。例えば、電気機器3が、発電設備である場合、発電設備での余剰電力を示す状態情報を生成して制御装置1へ送信する。また、電気機器3は、それぞれ固有の機器情報が付与されており、制御装置1から機器情報要求情報を受信すると、それに応じて機器情報を生成して、制御装置1へ送信する。
制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、通信インタフェース104と、無線モジュール105と、これらを互いに接続するバス109と、を備える。主記憶部102は、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。補助記憶部103は、半導体フラッシュメモリのような不揮発性メモリであり、CPU101が各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。通信インタフェース104は、例えば有線通信インタフェースであり、局所ネットワークNT2を介してルータ61、センサ機器21および電気機器3と通信する。無線モジュール105は、例えばBluetooth(登録商標)のような短距離無線通信規格に適合した無線モジュールであり、端末装置5と通信可能である。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、機器情報取得部111、機器登録部112、連携情報取得部113、連携情報特定部114、連携機器更新部115、状態取得部116、判定部117、制御情報生成部118および制御情報送信部119として機能する。また、補助記憶部103は、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21および電気機器3に関する機器情報を記憶する機器情報記憶部131と、連携動作を示す連携動作情報を含む連携情報を記憶する連携情報記憶部132と、互いに連携するセンサ機器21または電気機器3の機器情報を記憶する連携機器記憶部133と、設備2、電気機器3それぞれの状態を記憶する状態記憶部134と、を有する。
機器情報記憶部131は、例えば図3に示すように、センサ機器21、電気機器3の種別を示す種別情報と、制御装置1から制御情報を送信することにより制御可能であるか否かを示す制御可否フラグ情報と、をセンサ機器21、電気機器3を識別する機器情報に対応づけて記憶する。機器情報は、センサ機器21、電気機器3に固有の識別情報であり、センサ機器21、電気機器3それぞれを一意に識別するための情報である。機器情報としては、例えばセンサ機器21、電気機器3に付与されたMAC(Media Access Control)アドレス、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、センサ機器21、電気機器3に固有の製造番号等を採用することができる。種別情報は、センサ機器21、電気機器3の種別を示す情報である。図3に示す例では、機器情報「S001」が付与されたセンサ機器21がカーテンの開閉状態を検知するセンサであり、機器情報「L002」が付与された電気機器3が照明器具であり、機器情報「C003」が付与された電気機器3が空気調和機であることを示している。また、機器情報「D004」が付与された電気機器3が分電盤であり、機器情報「R005」が付与された電気機器3が冷蔵庫であり、機器情報「P006」が付与された電気機器3が発電設備であることを示している。また、制御可否フラグ情報は、制御装置1からの制御が可能な電気機器3の場合「F1」に設定され、制御装置1からの制御が不可能な電気機器3の場合「F0」に設定されている。図3に示す例は、機器情報「L002」、「C007」、「F009」、「H010」が付与された電気機器3が制御装置1からの制御が可能である場合を示している。
連携情報記憶部132は、例えば図4(A)に示すように、設備2または電気機器3の状態を示す状態情報と、連携した動作の内容を示す連携動作情報と、連携する設備2に付帯するセンサ機器21または電気機器3と、の組み合わせを示す連携情報と、互いに関連するセンサ機器21または電気機器3の種別を示す関連種別情報と、を、連携識別情報に対応づけて記憶する。連携識別情報は、各連携情報を識別する情報である。状態情報は、設備2または電気機器3の状態を示す情報であり、連携動作情報は、状態情報が示す設備2または電気機器3の状態になった場合、これに連携して電気機器3に実行させる動作を示す情報である。図4(A)に示す例では、連携識別情報「CD001」に対応する連携情報が、連携する設備2、電気機器3の種別が「カーテン」と「照明器具」であり、カーテンが閉鎖(閉状態)になると、これに連携して照明器具をオン(点灯)させることを示している。また、連携識別情報「CD002」に対応する連携情報が、連携する電気機器3の種別が「空気調和機」と「換気扇」であり、空気調和機が運転を開始すると、これに連携してサーキュレータがオンすることを示している。更に、連携識別情報「CD003」に対応する連携情報が、連携する設備2、電気機器3の種別が「調理器具」と「換気扇」であり、調理器具の温度が予め設定された温度閾値以上に上昇すると、これに連携して換気扇がオンすることを示している。また、連携識別情報「CD004」に対応する連携情報が、連携する電気機器3の種別が「発電設備」と「冷蔵庫」と「分電盤」であり、発電設備の余剰電力Psが予め設定された第1余剰電力閾値Psth1以上であり且つ予め設定された第2余剰電力閾値Psth2未満になると、これに連携して冷蔵庫の予冷時間を短縮する制御を実行することを示している。ここで、第1余剰電力閾値Psth1は、例えば分電盤で計測される消費電力よりも100Wだけ高い電力に設定することができる。更に、連携識別情報「CD005」に対応する連携情報が、連携する電気機器3の種別が「発電設備」と「給湯機」であり、発電設備の余剰電力Psが予め設定された第2余剰電力閾値Psth2以上になると、これに連携して給湯機での沸き上げを開始することを示している。
連携機器記憶部133は、局所ネットワークNT2に接続された電気機器3のうち、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21および他の設備2に付帯されたセンサ機器21に連携して動作させる電気機器3の機器情報を、連携識別情報に対応づけて記憶する。連携機器記憶部133は、例えば図4(B)に示すように、局所ネットワークNT2に接続されているセンサ機器21、電気機器3のうち、互いに連携して動作するセンサ機器21または電気機器3の組み合わせを、連携識別情報に対応づけて記憶する。連携識別情報は、連携情報記憶部132が記憶する連携情報と同じである。図4(B)に示す例では、機器情報「S001」のセンサ機器21と機器情報「L002」とが連携識別情報「CD001」に対応づけられており、機器情報「S001」のセンサ機器21でカーテンの閉鎖状態が検出されると、機器情報「L002」の照明器具をオンするように設定されている。
図2に戻って、状態記憶部134は、センサ機器21が付帯された設備2の状態または電気機器3の状態を示す状態情報を、機器情報に対応づけて記憶する。
機器情報取得部111は、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3へ機器情報要求情報を送信することにより、センサ機器21、電気機器3から機器情報を取得する。ここで、機器情報取得部111は、後述するユーザが選択した種別情報および機器情報の機器情報記憶部131への登録を要求するための機器登録要求情報を取得したときに、センサ機器21、電気機器3から機器情報を取得する。
機器登録部112は、機器情報取得部111が取得した機器情報に対応するセンサ機器21、電気機器3の中からユーザにより選択されたセンサ機器21、電気機器3の機器情報を、機器情報記憶部131に記憶させる。また、機器登録部112は、機器情報取得部111が取得した機器情報それぞれに対応するセンサ機器21、電気機器3の種別を示す種別情報を生成し、生成した種別情報と機器情報とを含む接続機器情報を生成する。そして、機器登録部112は、生成した接続機器情報を端末装置5へ送信する。また、機器登録部112は、端末装置5から、後述する局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3の中からユーザが選択したセンサ機器21、電気機器3の機器情報とその機器情報に対応する種別情報とを含む選択機器情報を取得すると、取得した選択機器情報に含まれる機器情報と種別情報とを、機器情報記憶部131に記憶させる。そして、機器登録部112は、機器情報記憶部131が記憶する機器情報およびそれに対応する種別情報を含む登録機器情報を端末装置5へ送信する。更に、機器登録部112は、後述するユーザが選択した種別情報と機器情報とを含む機器登録要求情報を取得すると、機器登録要求情報に含まれる機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3に対して機器情報の送信を要求する機器情報要求情報を、機器登録要求情報に含まれる機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3へ送信する。そして、機器登録部112は、機器情報要求情報を送信した後、予め設定された基準時間内に機器情報を受信した場合、受信した機器情報とそれに対応する種別情報とを機器情報記憶部131に記憶させる。また、機器登録部112は、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3の機器情報および種別情報を機器情報記憶部131に記憶させた旨を通知する登録通知情報を端末装置5へ送信する。なお、機器登録部112は、予め設定された基準時間内に機器情報を取得しなかった場合、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3との通信に失敗した旨を通知する通信失敗通知情報を端末装置5へ送信する。
連携情報取得部113は、サーバ4へ連携情報の送信を要求する連携情報要求情報を送信することにより、サーバ4から連携情報を取得する。連携情報取得部113は、端末装置5から後述する連携設定要求情報を取得すると、サーバ4から連携情報を取得する。
連携情報特定部114は、機器情報記憶部131が記憶する機器情報と連携情報記憶部132が記憶する連携情報とに基づいて、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3により実現できる連携動作を示す連携情報と、当該連携情報に対応する機器情報と、の組み合わせを特定する。
連携機器更新部115は、連携情報特定部114により特定された連携情報と機器情報との組み合わせ中から、ユーザにより選択された連携情報と機器情報との組み合わせを取得し、取得した連携情報と機器情報との組み合わせを用いて連携機器記憶部133が記憶する機器情報を更新する。また、連携機器更新部115は、連携情報特定部114により特定された機器情報と対応する連携情報とを端末装置5へ送信する。更に、連携機器更新部115は、端末装置5から、ユーザにより選択された連携させるセンサ機器21または電気機器3の機器情報と対応する連携情報を含む連携設定情報を取得すると、連携機器記憶部133に、連携設定情報に含まれる機器情報と、連携設定情報に含まれる連携情報に対応する連携識別情報と、を記憶させる形で連携機器記憶部133が記憶する機器情報および連携識別情報を更新する。
状態取得部116は、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3へ状態情報要求情報を送信することにより、センサ機器21、電気機器3から状態情報を取得する。状態取得部116は、取得した状態情報を、機器情報に対応づけて状態記憶部134に記憶させる。
判定部117は、状態記憶部134を参照して、状態情報が示す状態が変化したセンサ機器21または電気機器3が有るか否かを判定する。また、判定部117は、状態が変化した設備2または電気機器3が有ると判定した場合、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有るか否かを判定する。
制御情報生成部118は、センサ機器21、電気機器3それぞれの機器情報と、状態取得部116が取得した状態情報と、連携機器記憶部133が記憶する機器情報および連携情報と、に基づいて、電気機器3を連携動作させるための制御情報を生成する。制御情報送信部119は、制御情報生成部118により生成された制御情報を、対応する電気機器3へ送信する。
端末装置5は、タブレット端末、スマートフォン等であり、例えば図5に示すように、CPU501と主記憶部502と補助記憶部503と表示部505と操作部506と無線モジュール504と各部を相互に接続するバス509とを有する。主記憶部502は、揮発性メモリであり、CPU201の作業領域として用いられる。補助記憶部503は、不揮発性メモリであり、端末装置5の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。操作部506は、タッチパッドを有し、ユーザがタッチパッドを操作するとその操作内容に応じた情報をCPU501へ出力する。表示部505は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを有し、例えばCPU501から入力される各種情報または操作画面画像を表示する。ここで、操作部506は、タッチパッドであり、表示部505に重ねて配置されており、ユーザは、表示部505に表示された操作画面画像を見ながら操作部506を操作することができる。無線モジュール504は、制御装置1と無線通信する。
CPU501は、補助記憶部503が記憶するプログラムを主記憶部502に読み出して実行することにより、表示制御部511、受付部512、取得部513、連携設定情報生成部514および送信部515として機能する。また、補助記憶部503は、表示部505に表示させる操作画面画像を記憶する画像記憶部531と、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3の機器情報を記憶する機器情報記憶部532と、を有する。機器情報記憶部532は、センサ機器21、電気機器3の機器情報を、種別情報に対応づけて記憶する。また、補助記憶部503は、連携させるセンサ機器21、電気機器3の機器情報の組み合わせを、連携情報に対応づけて記憶する連携機器記憶部533を有する。
表示制御部511は、制御装置1から取得した、連携情報特定部114により特定された連携情報と機器情報との組み合わせを示す情報を、表示部505に表示させる。また、表示制御部511は、機器情報記憶部532が記憶する機器情報と種別情報とを、表示部505に表示させる。
受付部512は、ユーザが操作部506に対して操作を行うと、その操作内容を示す操作情報を受け付ける。受付部512は、例えば表示部505に連携情報と機器情報との組み合わせを示す情報が表示された状態で、ユーザが操作部506を介して連携情報と機器情報との組み合わせを選択する操作を行うと、その操作内容を示す操作情報を受け付ける。そして、受付部512は、受け付けた操作情報に対応する連携情報と機器情報との組み合わせを連携機器記憶部533に記憶させる。
取得部513は、制御装置1から局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3の機器情報と種別情報とを含む接続機器情報を取得すると、取得した接続機器情報に含まれる機器情報と種別情報とを機器情報記憶部532に記憶させる。
連携設定情報生成部514は、受付部512が受け付けた連携設定操作の内容に基づいて、連携設定情報を生成する。
送信部515は、機器情報記憶部532が記憶する連携情報と機器情報との組み合わせを含む有効連携情報を制御装置1へ送信する。
サーバ4は、プロセッサ(図示せず)と、ストレージ(図示せず)と、広域ネットワークNT1に接続される通信部(図示せず)と、を備える。ストレージは、予め設定された複数種類の連携情報を記憶する。また、プロセッサは、制御装置1から受信した連携情報要求情報に含まれる種別情報に基づいて、ストレージが記憶する複数種類の連携情報の中から、受信した連携情報要求情報に含まれる種別情報に応じた連携情報を選択する選択部(図示せず)と、選択部により選択された連携情報を制御装置1へ送信する送信部(図示せず)と、して機能する。
次に、本実施の形態に係る制御システムの動作について図6から図13を参照しながら説明する。まず、ユーザが端末装置5に対して局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3を自動登録するための自動登録モードを選択するための操作を行うと、端末装置5は、ユーザによる自動登録モードの選択操作を受け付ける(ステップS1)。ここで、端末装置5は、起動直後において、例えば図7(A)に示すような、「自動登録」釦画像BU14と、「手動登録」釦画像BU15と、「登録完了」釦画像BU16と、を含む操作画面画像GA11を表示部505に表示させる。そして、ユーザが、操作部506における釦画像BU14に対応する部分をタッチすると、端末装置5が、自動登録モードの選択操作を受け付ける。なお、例えば端末装置5の機器情報記憶部532に機器情報が記憶されていない場合、端末装置5は、その旨をユーザに通知するためのメッセージM11を含む操作画面画像GA11を表示部505に表示させる。
図6に戻って、次に、制御装置1に対して局所ネットワークに接続されたセンサ機器21、電気機器3の検索を要求する機器登録要求情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS2)。このとき、端末装置5の表示部505には、例えば図7(B)に示すような、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3を検索中であることを通知するメッセージM12を含む操作画面画像GA12が表示される。なお、操作画面画像GA12には、操作部506における、制御装置1に対して局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3の検索処理の停止を要求する際にタッチされる部分に対応する部分に「キャンセル」釦画像BU12が配置されている。
図6に戻って、一方、制御装置1が機器登録要求情報を受信すると、センサ機器21、電気機器3に対して機器情報の送信を要求する機器情報要求情報が、制御装置1からセンサ機器21、電気機器3へ送信される(ステップS3)。一方、センサ機器21、電気機器3は、制御装置1から機器情報要求情報を受信すると、機器情報を生成する(ステップS4)。その後、生成された機器情報が、センサ機器21、電気機器3から制御装置1へ送信される(ステップS5)。一方、制御装置1は、機器情報要求情報を送信した後の予め設定された基準時間内に受信した機器情報を含む接続機器情報を生成する(ステップS6)。ここで、制御装置1は、機器情報に基づいて、機器情報に対応するセンサ機器21、電気機器3の種別を示す種別情報を生成して接続機器情報に含ませる。次に、生成された接続機器情報が、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS7)。
一方、端末装置5は、接続機器情報を受信すると、受信した接続機器情報に含まれる機器情報と種別情報とを含む機器リストを表示部505に表示させる(ステップS8)。ここで、端末装置5は、例えば図8(A)に示すような、機器リスト画像LS11と、機器情報を機器情報記憶部532に記憶させるか否かをユーザに選択させるためのチェックボックスCB11と、「登録」釦画像BU13と、を含む操作画面画像GA13を表示部505に表示させる。なお、操作画面画像GA13は、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3の台数を示すメッセージM13を含んでいる。また、操作画面画像GA13は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA13を例えば図7(A)に示す操作画面画像GA11に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された「戻る」画像P11を含んでいる。
図6に戻って、続いて、ユーザが端末装置5に対してセンサ機器21、電気機器3を登録するための操作を行うと、端末装置5は、機器登録操作を受け付ける(ステップS9)。ここで、端末装置5が、例えば図8(A)に示すような操作画面画像GA13を表示部505に表示させている状態で、ユーザが、登録しようとする設備2、電気機器3に対応するチェックボックスCB11を選択する操作を行った後、操作部506における「登録」釦画像BU13に対応する部分をタッチすると、端末装置5が、機器登録操作を受け付ける。図6に戻って、その後、ユーザが選択した設備2に付帯するセンサ機器21またはユーザが選択した電気機器3の機器情報とその機器情報に対応する種別情報とを含む選択機器情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS10)。一方、制御装置1は、選択機器情報を受信すると、受信した選択機器情報に含まれる機器情報と種別情報を機器情報記憶部131に記憶させる(ステップS11)。次に、機器情報記憶部131が記憶する機器情報およびそれに対応する種別情報を含む登録機器情報が、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS12)。このとき、端末装置5は、例えば図8(B)に示すような、制御装置1に登録された機器情報とそれに対応する種別情報とから構成される機器リスト画像LS12を含む操作画面画像GA14を表示部505に表示させる。
図6に戻って、また、ユーザが端末装置5に対して局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3を手動で登録するための自動登録モードを選択するための操作を行うと、端末装置5は、ユーザによる手動登録モードの選択操作を受け付ける(ステップS13)。ここで、端末装置5が、例えば図8(B)に示すような操作画面画像GA14を表示部505に表示させている状態で、ユーザが、操作部506における釦画像BU15に対応する部分をタッチすると、端末装置5が、手動登録モードの選択操作を受け付ける。図6に戻って、続いて、端末装置5は、センサ機器21、電気機器3を手動で制御装置1に登録するための機器登録画面画像GA15を表示部505に表示させる(ステップS14)。ここで、端末装置5は、例えば図9(A)に示すような機器登録画面画像GA15を表示部505に表示させる。機器登録画面画像GA15は、登録するセンサ機器21、電気機器3の機器情報を入力する入力欄B11と、種別情報を入力する入力欄B12と、を含む。また、機器登録画面画像GA15における入力欄B12の右端部には、ポップアップメニューを表示させるための釦を示す釦画像BPM11が配置されている。ユーザは、操作部506における釦画像BPM11に対応する部分をタッチすることにより、入力欄B11に入力された種別情報に対応する機器情報の一覧を含むポップアップメニュー画像(図示せず)を表示部505に表示させることができる。また、機器登録画面画像GA15には、操作部506における、制御装置1に対して入力欄B11、B12に入力された機器情報および種別情報を制御装置1への登録を要求する際にタッチされる部分に配置された「通信チェック」釦画像BU17を含んでいる。更に、機器登録画面画像GA15は、ユーザに入力欄B11、B12への入力を促すメッセージM14を含んでいる。また、ユーザが、設備2に付帯するセンサ機器21を登録する場合、「設備」タブ画像TB1をアクティブにする。一方、ユーザが、電気機器3を登録する場合、「機器」タブ画像TB2をアクティブにする。
ここで、ユーザが、例えば図9(A)に示す入力欄B11、B12それぞれに種別情報、機器情報を入力した後、操作部506における釦画像BU17に対応する部分をタッチしたとする。この場合、図6に示すように、端末装置5が、機器登録操作を受け付ける(ステップS15)。その後、ユーザが選択した種別情報および機器情報の制御装置1への登録を要求するための機器登録要求情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS16)。この機器登録要求情報には、ユーザが選択した種別情報と機器情報とが含まれている。このとき、端末装置5は、例えば図9(B)に示すような、「通信チェック中。しばらくお待ちください・・・」というメッセージM15を含む操作画面画像GA16を表示部505に表示させる。なお、操作画面画像GA16には、操作部506における、制御装置1に対してセンサ機器21または電気機器3の登録処理の停止を要求する際にタッチされる部分に対応する部分に「キャンセル」釦画像BU18が配置されている。また、操作画面画像GA16は、ユーザが登録しようとするセンサ機器21または電気機器3の機器情報と種別情報とを示すメッセージM16を含んでいる。なお、端末装置5がカメラのような光学式読み取り機能を備えている場合、ユーザが、端末装置5の光学式読み取り機能を利用してセンサ機器21または電気機器3の登録操作を行うことができるものであってもよい。具体的には、ユーザが、例えば端末装置5に対して、その光学式読み取り機能を利用してセンサ機器21または電気機器3の筐体、或いは、センサ機器21または電気機器3の取扱説明書または保証書に掲載されているバーコードまたは二次元コードを読み込む操作を行ったとする。この場合、前述のステップS16において、端末装置5が読み込んだバーコードまたは二次元コードに対応するセンサ機器21または電気機器3についての機器登録要求情報が、端末装置5から制御装置1へ送信されるようにすればよい。
図6に戻って、一方、制御装置1が機器登録要求情報を受信すると、機器登録要求情報に含まれる機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3に対して機器情報の送信を要求する機器情報要求情報が、制御装置1からセンサ機器21または電気機器3へ送信される(ステップS17)。一方、センサ機器21または電気機器3は、機器情報要求情報を受信すると、機器情報を生成する(ステップS18)。次に、図10に示すように、生成された機器情報が、センサ機器21または電気機器3から制御装置1へ送信される(ステップS19)。一方、制御装置1は、機器情報を受信すると、受信した機器情報と機器情報に対応する種別情報とを機器情報記憶部131に記憶させる(ステップS20)。続いて、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3の機器情報および種別情報が制御装置1に登録された旨を通知する登録通知情報が、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS21)。一方、端末装置5は、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3が制御装置1に登録されたことをユーザに通知する登録通知画面画像を表示部505に表示させる(ステップS22)。ここで、端末装置5は、例えば図11(A)に示すような、「通信に成功。登録しました。」というメッセージM17を含む操作画面画像GA17を表示部505に表示させる。なお、操作画面画像GA17には、操作部506における、制御装置1に登録されたセンサ機器21または電気機器3の機器情報および種別情報から構成される機器リストを含む操作画面画像へ遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に釦画像BU19が配置されている。また、操作画面画像GA17は、制御装置1に新たに登録されたセンサ機器21または電気機器3の機器情報と種別情報とを示すメッセージM16を含んでいる。
図10に戻って、その後、ユーザが、端末装置5に対して、制御装置1へセンサ機器21または電気機器3の機器情報および種別情報を登録する操作を完了するための操作を行うと、端末装置5は、登録完了操作を受け付ける(ステップS23)。ここで、端末装置5は、例えば図8(B)に示すような操作画面画像GA14を表示部505に表示させた状態で、ユーザが、操作部506における釦画像BU16に対応する部分をタッチすると、登録完了操作を受け付ける。図10に戻って、次に、センサ機器21、電気機器3の連携を設定することを要求する連携設定要求情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS24)。一方、制御装置1が連携設定要求情報を受信すると、機器情報記憶部131が記憶する種別情報に対応するセンサ機器21または電気機器3により実現できる連携動作に関連する連携情報の送信を要求する連携情報要求情報が、制御装置1からサーバ4へ送信される(ステップS25)。この連携情報要求情報には、機器情報記憶部131が記憶する種別情報が含まれている。
一方、サーバ4は、連携情報要求情報を受信すると、受信した連携情報に含まれる種別情報に基づいて、ストレージが記憶する複数の連携情報の中から、受信した連携情報に含まれる種別情報に応じた連携情報を選択する(ステップS26)。続いて、選択された連携情報が、サーバ4から制御装置1へ送信される(ステップS27)。一方、制御装置1は、連携情報を受信すると、受信した連携情報に基づいて、連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報を特定する(ステップS28)。その後、特定された機器情報が、連携情報とともに、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS29)。
一方、端末装置5は、機器情報および連携情報を受信すると、ユーザがセンサ機器21、電気機器3の連携を設定するための連携設定画面画像を表示部505に表示させる(ステップS30)。ここで、端末装置5は、例えば図11(B)に示すような、操作画面画像GA18を表示部505に表示させる。ここで、操作画面画像GA18は、操作部506における、互いに連携させるセンサ機器21または電気機器3の機器情報を設定する際にタッチされる部分に対応する部分に釦画像BU110が配置されている。また、操作画面画像GA18は、センサ機器21または電気機器3を連携させる際に選択されるチェックボックスCB12が配置されている。なお、操作画面画像GA18は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA18を例えば図8(B)に示す操作画面画像GA14に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P11を含んでいる。
ここで、ユーザが、操作部506における釦画像BU110に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、例えば図12(A)に示すような入力欄B13、B14が設けられた領域画像A11を含む操作画面画像GA19を表示部505に表示させる。また、操作画面画像GA19における入力欄B13、B14それぞれの右端部には、ポップアップメニューを表示させるための釦を示す釦画像BPM12、BPM13が配置されている。ユーザは、操作部506における釦画像BPM12、BPM13に対応する部分をタッチすることにより、機器情報の一覧を含むポップアップメニュー画像(図示せず)を表示部505に表示させることができる。なお、連携させることができない設備2に付帯するセンサ機器21または電気機器3の機器情報は、ポップアップメニュー画像には含まれない。更に、操作画面画像GA19は、釦画像BU113を含む。そして、ユーザが、操作部506における釦画像BU113に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、操作画面画像GA19に含まれる入力欄B13、B14を含む領域画像A11を追加して表示部505に表示させる。また、操作画面画像GA19は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA19を例えば図11(B)に示す操作画面画像GA18に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P12を含んでいる。ユーザが、入力欄B13、14への機器情報の入力が完了した後、操作部506における釦画像BU112に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、機器情報の設定内容を記憶するとともに、例えば図12(B)に示すような操作画面画像GA20を表示部505に表示させる。なお、図12(B)に示す操作画面画像GA20が表示部505に表示されている状態では、連携させることが可能な設備2と電気機器3との組み合わせのみが選択できる。例えば、連携可能な設備2と電気機器3との組合せが1つしか存在しない場合、この1つの組み合わせが選択された状態を示す操作画面画像GA20が表示部505に表示される。これにより、ユーザの利便性および連携に関する設定に必要な操作の数を低減することができる。ここで、ユーザが、操作部506における、チェックボックスCB12に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、チェックボックスCB12に対応する連携動作を特定する。
その後、ユーザが、操作部506における、釦画像BU111に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、図10に示すように、ユーザによる連携させるセンサ機器21または電気機器3の設定を行う連携設定操作を受け付ける(ステップS31)。次に、ユーザにより選択された連携させるセンサ機器21または電気機器3の機器情報と対応する連携情報を含む連携設定情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS32)。一方、制御装置1は、連携設定情報を受信すると、受信した連携設定情報に含まれる機器情報と連携情報とを用いて、連携機器記憶部133が記憶する機器情報と連携情報に対応する連携識別情報とを更新する(ステップS33)。
また、センサ機器21および電気機器3から状態情報を取得する予め設定された状態取得時期が到来すると、センサ機器21および電気機器3に対して状態情報の送信を要求する状態情報要求情報が、制御装置1からセンサ機器21および電気機器3へ送信される(ステップS34)。一方、センサ機器21および電気機器3は、状態情報要求情報を受信すると、これに応じて状態情報を生成する(ステップS35)。次に、生成された状態情報が、センサ機器21および電気機器3から制御装置1へ送信される(ステップS36)。一方、制御装置1は、状態記憶部134を参照して、状態情報が示す状態が変化したセンサ機器21または電気機器3の有無を判定し、状態情報が示す状態が変化した設備2または電気機器3が有ると判定したとする(ステップS37)。続いて、制御装置1は、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報の有無を判定し、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有ると判定したとする(ステップS38)。この場合、制御装置1は、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報に基づいて制御情報を生成する(ステップS39)。その後、生成された制御情報が、制御装置1から電気機器3へ送信される(ステップS40)。一方、電気機器3は、制御情報を受信すると、受信した制御情報に基づいて、状態を変化させる(ステップS41)。
次に、本実施の形態に係る制御装置1が実行する機器連携管理処理について図14および図15を参照しながら説明する。この機器連携管理処理は、例えば制御装置1へ電源が投入されたことを契機として開始される。まず、機器情報取得部111は、前述のユーザが選択した種別情報および機器情報の制御装置1への登録を要求するための機器登録要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。機器情報取得部111が、機器登録要求情報を取得していないと判定すると(ステップS101:No)、後述するステップS109の処理が実行される。一方、機器情報取得部111が、機器登録要求情報を取得したと判定したとする(ステップS101:Yes)。この場合、機器情報取得部111は、機器情報の送信を要求する機器情報要求情報をセンサ機器21および電気機器3へ送信することにより(ステップS102)、センサ機器21および電気機器3から機器情報を取得する(ステップS103)。ここで、制御装置1は、機器情報要求情報を送信した直後から予め設定された基準時間内にセンサ機器21、電気機器3から受信した機器情報を取得する。次に、機器登録部112は、取得した機器情報それぞれに対応するセンサ機器21、電気機器3の種別を示す種別情報を生成し、生成した種別情報と機器情報とを含む接続機器情報を生成する(ステップS104)。続いて、機器登録部112は、生成した接続機器情報を端末装置5へ送信する(ステップS105)。
その後、機器登録部112は、端末装置5から、ユーザが選択した設備2に付帯するセンサ機器21またはユーザが選択した電気機器3の機器情報とその機器情報に対応する種別情報とを含む選択機器情報を取得したか否かを判定する(ステップS106)。機器登録部112が、選択機器情報を取得していないと判定すると(ステップS106:No)、後述するステップS109の処理が実行される。一方、機器登録部112は、選択機器情報を取得したと判定すると(ステップS106:Yes)、取得した選択機器情報に含まれる機器情報と種別情報とを、機器情報記憶部131に記憶させる(ステップS107)。次に、機器登録部112は、機器情報記憶部131が記憶する機器情報およびそれに対応する種別情報を含む登録機器情報を端末装置5へ送信する(ステップS108)。
続いて、機器登録部112は、ユーザが選択した種別情報と機器情報とを含む前述の機器登録要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS109)。機器登録部112が、機器登録要求情報を取得していないと判定すると(ステップS109:No)、後述するステップS115の処理が実行される。一方、機器登録部112は、機器登録要求情報を取得していると判定したとする(ステップS109:Yes)。この場合、機器登録部112は、機器登録要求情報に含まれる機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3に対して機器情報の送信を要求する機器情報要求情報を、機器登録要求情報に含まれる機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3へ送信する(ステップS110)。その後、機器登録部112は、機器情報要求情報を送信した後、予め設定された基準時間内に機器情報を受信したか否かを判定する(ステップS111)。機器登録部112は、機器情報を受信したと判定すると(ステップS111:Yes)、受信した機器情報とそれに対応する種別情報とを機器情報記憶部131に記憶させる(ステップS112)。次に、機器登録部112は、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3の機器情報および種別情報を機器情報記憶部131に記憶させた旨を通知する登録通知情報を端末装置5へ送信する(ステップS113)。続いて、ステップS115の処理が実行される。一方、機器登録部112は、予め設定された基準時間内に機器情報を受信しなかったと判定すると(ステップS111:No)、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3との通信に失敗した旨を通知する通信失敗通知情報を端末装置5へ送信する(ステップS114)。このとき、端末装置5は、制御装置1から通信失敗通知情報を受信すると、ユーザにより選択されたセンサ機器21または電気機器3の制御装置1への登録が不可能であることを示すメッセージを表示部505に表示させる。
その後、図15に示すように、連携情報取得部113は、端末装置5から、センサ機器21、電気機器3の連携を設定することを要求する連携設定要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS115)。連携情報取得部113が、端末装置5から連携設定要求情報を取得していないと判定すると(ステップS115:No)、後述のステップS120の処理が実行される。一方、連携情報取得部113は、端末装置5から連携設定要求情報を取得したと判定すると(ステップS115:Yes)、連携情報の送信を要求する連携情報要求情報をサーバ4へ送信することにより(ステップS116)、連携情報を取得する(ステップS117)。次に、連携情報特定部114は、取得した連携情報に基づいて、連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報を特定する(ステップS118)。続いて、連携機器更新部115は、連携情報特定部114により特定された機器情報と対応する連携情報とを端末装置5へ送信する(ステップS119)。
その後、連携機器更新部115は、端末装置5から、ユーザにより選択された連携させるセンサ機器21または電気機器3の機器情報と対応する連携情報を含む連携設定情報を取得したか否かを判定する(ステップS120)。連携機器更新部115が、端末装置5から連携設定情報を取得していないと判定すると(ステップS120:No)、後述のステップS122の処理が実行される。一方、連携機器更新部115が、端末装置5から連携設定情報を取得したと判定したとする(ステップS120:Yes)。この場合、連携機器更新部115は、連携機器記憶部133に、連携設定情報に含まれる機器情報と、連携設定情報に含まれる連携情報に対応する連携識別情報と、を記憶させる形で連携機器記憶部133が記憶する機器情報および連携識別情報を更新する(ステップS121)。
次に、状態取得部116は、予め設定された状態取得時期が到来したか否かを判定する(ステップS122)。状態取得部116が、状態取得時期が到来していないと判定すると(ステップS122:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、状態取得部116は、状態取得時期が到来したと判定したとする(ステップS122:Yes)。この場合、状態取得部116は、センサ機器21および電気機器3に対して状態情報の送信を要求する状態情報要求情報をセンサ機器21および電気機器3へ送信することにより(ステップS123)、センサ機器21および電気機器3から状態情報を取得する(ステップS124)。続いて、判定部117は、状態記憶部134を参照して、状態情報が示す状態が変化した設備2または電気機器3が有るか否かを判定する(ステップS125)。判定部117が、状態情報が示す状態が変化した設備2または電気機器3が無いと判定すると(ステップS125:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、判定部117は、状態が変化した設備2または電気機器3が有ると判定すると(ステップS125:Yes)、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有るか否かを判定する(ステップS126)。判定部117が、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が無いと判定すると(ステップS126:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、判定部117が、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有ると判定したとする(ステップS126:Yes)。この場合、制御情報生成部118は、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報に基づいて制御情報を生成する(ステップS127)。その後、制御情報送信部119は、制御情報生成部118が生成した制御情報を電気機器3へ送信する(ステップS128)。次に、再びステップS101の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係る制御装置1によれば、連携情報特定部114が、機器情報記憶部131が記憶する機器情報と連携情報記憶部132が記憶する連携情報とに基づいて、局所ネットワークNT2に接続された機器により実現できる連携動作を示す連携情報と、当該連携情報に対応する機器情報と、の組み合わせを特定する。また、連携機器更新部115は、連携情報特定部114により特定された連携情報と機器情報との組み合わせ中から、ユーザにより選択された連携情報と機器情報との組み合わせを取得し、取得した連携情報と機器情報との組み合わせを用いて連携機器記憶部133が記憶する機器情報を更新する。これにより、ユーザは、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21または電気機器3の中から、互いに連携させるセンサ機器21または電気機器3とそれらにより実現できる連携動作を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本実施の形態に係る制御装置1では、機器情報取得部111が、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3へ機器情報要求情報を送信することによりセンサ機器21、電気機器3から機器情報を取得し、機器登録部112が、機器情報取得部111が取得した機器情報に対応するセンサ機器21、電気機器3の中からユーザにより選択されたセンサ機器21、電気機器3の機器情報を機器情報記憶部131に記憶させる。そして、連携情報特定部114が、機器登録部112により新たな機器情報が機器情報記憶部131に記憶された場合、機器情報記憶部131が記憶する機器情報と連携情報記憶部132が記憶する連携情報とに基づいて、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3により実現できる連携動作を示す連携情報と、当該連携情報に対応する機器情報と、の組み合わせを特定する。これにより、ユーザが、局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3を機器情報記憶部131に記憶させる負担が軽減されるとともに、センサ機器21、電気機器3により実現できる連携動作の設定を円滑に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態によって限定されるものではない。例えば、図16に示すように、連携情報記憶部132が、関連種別情報と状態情報と連携動作情報との組み合わせを示す連携情報とともに、連携情報の属性を示す属性情報を、連携識別情報に対応づけて記憶するものであってもよい。ここで、属性情報は、例えば、センサ機器21または電気機器3が連携動作することにより期待できる効果に関する属性を示す。図16に示す例では、カーテンが閉鎖されるとこれに連携して照明器具をオンさせることを示す連携情報が、属性情報CL1、即ち、ユーザを快適にする効果が期待できる属性に対応付けられている。なお、例えば、居室に設置された照度センサの出力値が、予め設定された基準値以上の場合にその居室に設置された照明器具の照度を低下させることを示す連携情報が、属性情報CL2、即ち、節電効果が期待できる属性に対応づけられていてもよい。或いは、給湯機が浴槽の湯張り動作を実行している場合にこれに連携して浴室および脱衣所の空気調和機を稼働させることを示す連携情報が、属性情報CL3、即ち、ユーザの健康を維持する効果が期待できる属性に対応づけられていてもよい。更に、玄関に設置された鍵装置が施錠された場合これに連携して防犯装置のアラーム報知機能を有効にすることを示す連携情報が、防犯効果が期待できる属性に対応づけられていてもよい。
また、本変形例において、端末装置5が、連携情報と機器情報との組み合わせを示す情報を、前述の属性情報に対応づけて表示部505に表示させるものであってもよい。この場合、端末装置5の表示制御部511は、制御装置1の連携情報特定部114により特定された連携情報と機器情報との組み合わせを示す情報を、属性情報に対応づけて表示部505に表示させる。
ここで、本変形例に係る制御システムの動作について図17および図18を参照しながら説明する。なお、図17において、実施の形態に係る制御システムと同様の処理については、図10と同一の符号を付している。まず、実施の形態において図6および図10を用いて説明したステップS1からステップS27までの処理が実行された後、制御装置1が、連携情報を受信すると、受信した連携情報に基づいて、連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報を特定する(ステップS28)。その後、特定された機器情報と連携情報と連携情報に対応づけられた属性情報とが、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS51)。
一方、端末装置5は、機器情報、連携情報および属性情報を受信すると、ユーザが連携させるセンサ機器21、電気機器3の属性を選択するための属性選択画面画像を生成する(ステップS52)。ここで、端末装置5は、制御装置1から取得した属性情報が示す属性を選択できる属性選択画面画像を生成する。次に、端末装置5は、機器情報、連携情報および属性情報を受信すると、ユーザが連携させるセンサ機器21、電気機器3の属性を選択するための属性選択画面画像を表示部505に表示させる(ステップS53)。ここで、端末装置5は、例えば図18に示すような、属性選択画面画像GA21を表示部505に表示させる。属性選択画面画像GA21は、端末装置5が制御装置1から取得した連携情報が属する属性それぞれに対応する釦画像BU211を含んでいる。また、属性選択画面画像GA21は、端末装置5が制御装置1から取得した機器情報および連携情報に対応する互いに連携可能なセンサ機器21または電気機器3の全てを一括で連携設定することを示す釦画像BU212も含んでいる。
そして、ユーザが、操作部506における、釦画像BU211のいずれかに対応する部分をタッチすると、端末装置5は、図17に示すように、ユーザによる属性選択操作を受け付ける(ステップS54)。次に、端末装置5は、選択された属性に対応する連携設定操作画面画像を表示部505に表示させる。なお、ユーザが、操作部506における、釦画像BU212に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、制御装置1から取得した機器情報および連携情報に対応する全てのセンサ機器21または電気機器3の組み合わせの設定が可能な連携設定操作画面画像を表示部505に表示させる。
続いて、端末装置5は、機器情報および連携情報を受信すると、ユーザがセンサ機器21、電気機器3の連携を設定するための連携設定画面画像を表示部505に表示させる(ステップS55)。ここで、端末装置5は、例えば実施の形態で図11(B)を用いて説明した操作画面画像GA18と同様の操作画面画像を表示部505に表示させる。その後、ユーザが操作部506を操作することにより、端末装置5が、ユーザによる連携させるセンサ機器21または電気機器3の設定を行う連携設定操作を受け付けたとする(ステップS56)。この場合、ユーザにより選択された連携させるセンサ機器21または電気機器3の機器情報と対応する連携情報を含む連携設定情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS32)。一方、制御装置1は、連携設定情報を受信すると、受信した連携設定情報に含まれる機器情報と連携情報とを用いて、連携機器記憶部133が記憶する機器情報と連携情報に対応する連携識別情報とを更新する(ステップS33)。
次に、本実施の形態に係る端末装置5が実行する機器連携設定処理について図19を参照しながら説明する。この機器連携設定処理は、例えば端末装置5へ電源が投入された後、制御装置1に局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21、電気機器3の機器情報および種別情報が登録されたことを契機として開始される。まず、取得部513は、機器情報、連携情報および属性情報を取得したか否かを判定する(ステップS201)。取得部513が、機器情報、連携情報および属性情報を取得していないと判定する限り(ステップS201:No)、ステップS201の処理が繰り返し実行される。一方、取得部513が、機器情報、連携情報および属性情報を取得したと判定したとすると(ステップS201:Yes)、表示制御部511が、取得部513が取得した属性情報に基づいて、属性選択画面画像を生成する(ステップS202)。次に、表示制御部511は、生成した属性選択画面画像を表示部505に表示させる(ステップS203)。続いて、受付部512は、ユーザにより属性を選択する属性選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS204)。受付部512により属性が選択されたと判定されると(ステップS204:Yes)、表示制御部511は、連携設定画面画像を表示部505に表示させる(ステップS205)。その後、受付部512は、予め設定された期間内に連携設定操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS206)。受付部512が、予め設定された期間内に連携設定操作を受け付けなかったと判定すると(ステップS206:No)、後述のステップS210の処理が実行される。一方、受付部512が、連携設定操作を受け付けたと判定すると(ステップS206:No)、連携設定情報生成部514が、受付部512が受け付けた連携設定操作の内容に基づいて、連携設定情報を生成する(ステップS207)。ここで、連携設定情報生成部514は、生成した連携設定情報を主記憶部502に記憶させる。
また、ステップS204において、受付部512が、属性選択操作を受け付けなかったと判定したとする(ステップS204:No)。この場合、受付部512は、制御装置1から取得した機器情報および連携情報に対応する互いに連携可能なセンサ機器21または電気機器3の全てを一括で連携設定するための一括連携設定操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS208)。ここで、受付部512が、一括連携設定操作を受け付けなかったと判定すると(ステップS208:No)、後述のステップS210の処理が実行される。一方、受付部512が、一括連携設定操作を受け付けたとする(ステップS208:Yes)。この場合、連携設定情報生成部514が、受付部512が受け付けた連携設定操作の内容に基づいて、制御装置1から取得した機器情報および連携情報に対応する互いに連携可能なセンサ機器21または電気機器3の全てを一括で連携設定することを示す連携設定情報を生成する(ステップS209)。ここで、連携設定情報生成部514は、生成した連携設定情報を主記憶部502に記憶させる。
次に、受付部512は、予め設定された期間内にユーザにより連携設定を完了するための連携設定完了操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS210)。受付部512が、予め設定された期間内に連携設定完了操作を受け付けなかったと判定すると(ステップS210:No)、再びステップS201の処理が実行される。一方、受付部512が、連携設定完了操作を受け付けたと判定すると(ステップS210:Yes)、送信部515は、連携設定情報生成部514により連携設定情報が生成されたか否かを判定する(ステップS211)。ここでは、送信部515は、主記憶部502が連携設定情報を記憶しているか否かによって連携設定情報生成部514により連携設定情報が生成されたか否かを判定する。ここで、送信部515が、連携設定情報が生成されていないと判定すると(ステップS211:No)、再びステップS201の処理が実行される。一方、送信部515が、連携設定情報が生成されていると判定すると(ステップS211:Yes)、生成された連携設定情報を制御装置1へ送信する(ステップS212)。その後、再びステップS201の処理が実行される。
なお、端末装置5は、図19に示す機器連携設定処理において、取得した連携情報の数に応じて、ステップS202以降の処理を実行したり実行しなかったりするものであってもよい。
本構成によれば、ユーザが局所ネットワークNT2に接続されたセンサ機器21および電気機器3で実現できる連携動作により得られる効果を把握し易くなるので、ユーザの利便性を高めることができる。また、ユーザは、センサ機器21または電気機器3の連携動作を有効にする作業をセンサ機器21または電気機器3の組み合わせ毎に設定を行う必要が無くなるので、その分、ユーザの設定負担を軽減することができる。
また、前述の変形例において、制御装置1が、ユーザが選択した属性に基づいて、登録されている機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3で実現できる連携動作をユーザに提案することができるものであってもよい。或いは、制御装置1が、ユーザが選択した属性に基づいて、局所ネットワークNT2に新たにセンサ機器21または電気機器3を接続することにより実現できる連携動作をユーザに提案することができるものであってもよい。
ここで、本変形例に係る制御システムの動作について図20および図21を参照しながら説明する。まず、ユーザが端末装置5に対して選択した属性に応じたセンサ機器21、電気機器3の連携動作の提案を要求するための操作を行うと、端末装置5は、提案要求操作を受け付ける(ステップS71)。ここで、端末装置5は、例えば図21(A)に示すような、「機器・設備登録」釦画像BU91と、「連携設定」釦画像BU92と、「お知らせ」釦画像BU93と、を含む操作画面画像GA22を表示部505に表示させる。そして、ユーザが、操作部506における釦画像BU93に対応する部分をタッチすると、端末装置5が、提案要求を受け付ける。なお、ユーザが、操作部506における釦画像BU91に対応する部分をタッチすると、端末装置5が、例えば実施の形態において図7(A)または図8(B)を用いて説明した操作画面画像GA11、GA14と同様の操作画面画像を表示部505に表示させる。また、ユーザが、操作部506における釦画像BU92に対応する部分をタッチすると、端末装置5が、例えば前述の図18を用いて説明した操作画面画像GA21と同様の操作画面画像を表示部505に表示させる。
図20に戻って、次に、端末装置5は、既に制御装置1へ送信した連携機器情報に含まれる連携情報に対応する属性情報を特定する(ステップS72)。続いて、特定された属性情報を含む提案要求情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS73)。一方、制御装置1は、提案要求情報を受信すると、受信した提案要求情報から属性情報を抽出する(ステップS74)。その後、抽出された属性情報を含む連携情報要求情報が、制御装置1からサーバ4へ送信される(ステップS75)。
一方、サーバ4は、連携情報要求情報を受信すると、受信した連携情報に含まれる属性情報および種別情報に基づいて、ストレージが記憶する複数の連携情報の中から、受信した連携情報に含まれる種別情報に応じた連携情報を選択する(ステップS76)。続いて、選択された連携情報が、サーバ4から制御装置1へ送信される(ステップS77)。一方、制御装置1は、連携情報を受信すると、受信した連携情報に基づいて、連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報を特定する(ステップS78)。その後、制御装置は、特定された機器情報の中から、連携が無効であるセンサ機器21、電気機器3の機器情報である連携無効機器情報を特定する(ステップS79)。次に、特定された連携無効機器情報とそれに対応する連携情報とが、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS80)。
また、制御装置1は、受信した連携情報に基づいて、局所ネットワークNT2に追加接続することにより連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報である追加連携機器情報を特定する(ステップS81)。その後、特定された追加連携機器情報とそれに対応する連携情報とが、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS82)。
一方、端末装置5は、連携無効機器情報とそれに対応する連携情報、または、追加連携機器情報とそれに対応する連携情報とを受信すると、受信した連携無効機器情報とそれに対応する連携情報、または、追加連携機器情報とそれに対応する連携情報とに基づいて、提案画面画像を生成する(ステップS83)。次に、端末装置5は、生成された提案画面画像を表示部505に表示させる(ステップS84)。ここで、端末装置5は、例えば図21(B)に示すような、新たに連携させることができるセンサ機器21または電気機器3が存在することを通知するメッセージM31を含む操作画面画像GA23を表示部505に表示させる。また、操作画面画像GA23には、新たに連携させることができるセンサ機器21または電気機器3の種別情報を示す欄B31と属性を示す欄B32、B33とが設けられた領域画像A31を含んでいる。そして、ユーザが、操作部506における、釦画像BU31、BU32に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、他の領域画像A31を表示部505に表示させる。なお、操作画面画像GA23は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA23を例えば図21(A)に示す操作画面画像GA22に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P31を含んでいる。なお、図21(B)に示す操作画面画像GA23は、ユーザが節電に関する連携動作を有効にしている場合に表示されるものであり、サーキュレータを追加することで冷房の節電に効果がある連携動作を有効にすることができるとともに、熱交換機能付き換気扇を追加することで空調の節電に効果がある連携動作を有効にすることができることをユーザに提示する内容となっている。
次に、本変形例に係る制御装置1が実行する機器連携管理処理について図22を参照しながら説明する。なお、図22において、実施の形態と同様の処理については、図14および図15と同一の符号を付している。まず、ステップS101からS128までの処理が実行されると、連携情報取得部113は、端末装置5から前述の提案要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS301)。連携情報取得部113が、提案要求情報を取得していないと判定すると(ステップS301:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、連携情報取得部113が、提案要求情報を取得したと判定すると(ステップS301:Yes)、提案要求情報に含まれる属性情報を抽出する(ステップS302)。次に、連携情報取得部113は、抽出した属性情報を含む連携情報要求情報をサーバ4へ送信することにより(ステップS303)、属性情報が示す属性に対応する連携情報を取得する(ステップS304)。続いて、連携情報特定部114は、取得した連携情報に基づいて、連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報を特定する(ステップS305)。その後、連携情報特定部114は、特定された機器情報の中から、連携が無効であるセンサ機器21、電気機器3の機器情報である連携無効機器情報が有るか否かを判定する(ステップS306)。連携情報特定部114により連携無効機器情報が無いと判定されると(ステップS306:No)、後述のステップS309の処理が実行される。一方、連携情報特定部114は、連携無効機器情報が有ると判定すると(ステップS306:Yes)、その連携無効機器情報を特定し(ステップS307)、特定した連携無効機器情報とそれに対応する連携情報とを端末装置5へ送信する(ステップS308)。
次に、連携情報特定部114は、局所ネットワークNT2に追加接続することにより連携動作させることが可能なセンサ機器21、電気機器3の機器情報である追加連携機器情報が有るか否かを判定する(ステップS309)。連携情報特定部114により追加連携機器情報が無いと判定されると(ステップS309:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、連携情報特定部114は、追加連携機器情報が有ると判定すると(ステップS309:Yes)、その追加連携機器情報を特定し(ステップS310)、特定した追加連携機器情報とそれに対応する連携情報とを端末装置5へ送信する(ステップS311)。
本構成によれば、ユーザが所望する連携動作を設定し易くなるので、ユーザの利便性を高めることができる。
なお、図22を用いて説明したステップS302以降の一連の処理は、例えば新たに設備2に付帯するセンサ機器21または電気機器3を追加で登録したときに実行されるものであってもよい。この場合、ステップS305において、連携情報特定部114は、取得した連携情報に基づいて、追加で登録したセンサ機器21または電気機器3と連携動作させることが可能な電気機器3の機器情報のみを特定して端末装置5へ送信し、ステップS306以降の処理を省略するようにしてもよい。これにより、端末装置5へは、追加で登録されたセンサ機器21または電気機器3に関連する追加連携機器情報のみが送信され、例えばユーザが興味を持たずに連携動作を有効にしていない連携情報が端末装置5に表示されない。従って、ユーザは、興味を持つ可能性のある追加で登録されたセンサ機器21または電気機器3に関連する連携情報を検索し易くなる。
或いは、連携情報特定部114は、既に有効な連携動作を示す連携情報と、取得した連携情報と、に基づいて、そのユーザが好む連携動作の傾向を判別し、判別した結果に基づいて連携情報を特定するようにしてもよい。この場合、ユーザが、設備2または電気機器3を導入する際の意思決定を支援することができるという利点がある。
また、制御装置1は、既に有効な連携動作を示す連携情報に基づいて、そのユーザが好む連携動作の傾向を判別し、判別した結果に基づいて未だ有効でない連携情報を特定し、特定した連携情報に対応する連携動作を自動的に有効にするようにしてもよい。この場合、制御装置1は、自動的に有効にした連携動作に対応する連携情報を端末装置5へ送信するようにしてもよい。本構成によれば、ユーザによる連携動作の設定作業負担を軽減することができる。
実施の形態において、制御装置1が、ユーザが選択したセンサ機器21または電気機器3の代替機器を提示する機能を有するものであってもよい。
ここで、本変形例に係る制御システムの動作について図23から図25を参照しながら説明する。まず、ユーザが端末装置5に対して買い替えを検討しているセンサ機器21、電気機器3を選択するための操作を行うと、端末装置5は、代替機器提示要求操作を受け付ける(ステップS91)。ここで、端末装置5は、例えば図24(A)に示すような、「機器・設備登録」釦画像BU91と、「連携設定」釦画像BU92と、「お知らせ」釦画像BU93と、「買い替え支援」釦画像BU94と、を含む操作画面画像GA24を表示部505に表示させる。そして、ユーザが、操作部506における釦画像BU94に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、例えば図24(B)に示すような、センサ機器21、電気機器3の機器情報と種別情報とから構成される機器リストLS41と、チェックボックスCB41と、を含む操作画面画像GA25を表示部505に表示させる。また、操作画面画像GA25は、ユーザに機器情報と種別情報との組み合わせの選択を促すメッセージM41と「選択完了」釦画像BU41とを含んでいる。更に、操作画面画像GA25は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA25を例えば図24(A)に示す操作画面画像GA24に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P41を含んでいる。そして、ユーザが、機器情報と種別情報との組み合わせを選択した後、操作部506における、釦画像BU41に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、代替機器提示要求操作を受け付ける。なお、ユーザが、操作部506における釦画像BU91、BU92、BU93に対応する部分をタッチした場合の端末装置5の動作は、前述の図21(A)を用いて説明した変形例と同様である。
図23に戻って、次に、選択された機器情報と種別情報とを含む提示要求情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される(ステップS92)。一方、制御装置1が、提示要求情報を受信した後、提示要求情報に含まれる機器情報と種別情報とを含む連携情報要求情報が、制御装置1からサーバ4へ送信される(ステップS93)。
一方、サーバ4は、連携情報要求情報を受信すると、受信した連携情報に含まれる機器情報および種別情報に基づいて、ストレージが記憶する複数の連携情報の中から、受信した機器情報および種別情報に応じた連携情報を選択する(ステップS94)。続いて、選択された連携情報が、サーバ4から制御装置1へ送信される(ステップS95)。ここで、連携情報には、連携情報に対応する機器情報が含まれ、機器情報には、メーカ名情報、型名情報が含まれる。一方、制御装置1は、連携情報を受信すると、受信した連携情報から機器情報を抽出する(ステップS96)。その後、制御装置は、抽出した機器情報に基づいて、代替機器の機器情報、メーカ名情報および型名情報を含む代替機器情報を生成する(ステップS97)。次に、生成された代替機器情報が、制御装置1から端末装置5へ送信される(ステップS98)。
一方、端末装置5は、代替機器情報を受信すると、代替機器情報に含まれる機器情報、メーカ名情報および型名情報に基づいて、機器提示画面画像を生成する(ステップS99)。次に、端末装置5は、生成された機器提示画面画像を表示部505に表示させる(ステップS910)。ここで、端末装置5は、例えば図25に示すような、ユーザが選択した機器情報および種別情報の組み合わせを示す領域画像A41と、代替機器のメーカ名情報と型名情報とを示す領域画像A42と、を含む機器提示画面画像GA26を表示部505に表示させる。なお、機器提示画面画像GA26は、操作部506における、表示部505に表示させる機器提示画面画像GA26を例えば図24(A)に示す操作画面画像GA24に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P42を含んでいる。
次に、本変形例に係る制御装置1が実行する機器連携管理処理について図26を参照しながら説明する。なお、図26において、実施の形態と同様の処理については、図14および図15と同一の符号を付している。まず、ステップS101からS128までの処理が実行されると、連携情報取得部113は、端末装置5から前述の提示要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS401)。連携情報取得部113が、提示要求情報を取得していないと判定すると(ステップS401:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、連携情報取得部113は、提示要求情報を取得したと判定すると(ステップS401:Yes)、提示要求情報に含まれる機器情報と種別情報とを含む連携情報要求情報をサーバ4へ送信することにより(ステップS402)、連携情報を取得する(ステップS403)。続いて、連携情報特定部114は、取得した連携情報から機器情報を抽出し(ステップS404)、抽出した機器情報に基づいて、代替機器の機器情報、メーカ名情報および型名情報を含む代替機器情報を生成する(ステップS405)。その後、連携情報特定部114は、生成した代替機器情報を端末装置5へ送信する(ステップS406)。次に、再びステップS101の処理が実行される。
本構成によれば、ユーザがセンサ機器21または電気機器3の更新を検討する際、更新前のセンサ機器21または電気機器3と互換性のある新たなセンサ機器21または電気機器3を把握し易くなる。従って、ユーザは、新たなセンサ機器21または電気機器3を的確に選択することができる。
実施の形態では、機器情報記憶部131が、種別情報と制御可否フラグ情報と、機器情報に対応づけて記憶する例について説明した。但し、機器情報記憶部131が記憶する情報はこれらに限定されるものではなく、例えば図27に示すように、機器情報記憶部131が、機器情報と種別情報と制御可否フラグ情報とに加えて、メーカ名情報、型名情報、設置場所情報および通信方式情報を記憶するものであってもよい。この場合、端末装置5は、制御装置1の連携情報特定部114により特定された連携情報と機器情報との組み合わせを示す情報を、センサ機器21または電気機器3の設置位置を示す位置情報に対応づけて表示部505に表示させるようにしてもよい。このとき、端末装置5は、例えば図28に示すような配置選択画面画像GA27を表示部505に表示させるようにしてもよい。また、連携情報記憶部132が、関連種別情報と状態情報と連携動作情報との組み合わせを示す連携情報とともに、連携するセンサ機器21または電気機器3のメーカ名情報、型名情報、設置場所情報および通信方式情報を記憶するものであってもよい。そして、制御装置1は、連携するセンサ機器21または電気機器3のメーカ名情報、型名情報、設置場所情報および通信方式情報を含む連携情報要求情報をサーバ4へ送信することにより、サーバ4から連携情報を取得するものであってもよい。この場合、サーバ4が、連携情報を、連携するセンサ機器21または電気機器3のメーカ名情報、型名情報、設置場所情報および通信方式情報に対応づけてストレージに記憶しているものであってもよい。そして、サーバ4が、制御装置1から連携情報要求情報を受信すると、その連携情報要求情報に含まれる、連携するセンサ機器21または電気機器3のメーカ名情報、型名情報、設置場所情報および通信方式情報に対応する連携情報をストレージから取得して制御装置1へ送信するようにすればよい。
また、本変形に係る機器連携管理処理において、判定部117が、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有るか否かを判定する際、連携情報に関連する設備2または電気機器3が、状態が変化した設備2または電気機器3と同じ設置位置に存在するか否かによって判定するようにしてもよい。或いは、本変形に係る機器連携管理処理において、判定部117が、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有るか否かを判定する際、連携情報に関連する設備2または電気機器3が、特定のメーカのセンサ機器21または電気機器3であるか否かによって判定するようにしてもよい。
本構成によれば、メーカ或いはセンサ機器21または電気機器3の型名に基づいて、特定のメーカ或いは特定の型名のセンサ機器21または電気機器3に特有の連携動作をユーザに提供することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本変形例において、機器情報記憶部131が、例えばセンサ機器21または電気機器3の機器情報を、そのセンサ機器21または電気機器3の管理者を識別する管理者識別情報に対応づけて記憶するものであってもよい。そして、本変形例に係る機器連携管理処理において、判定部117が、状態が変化した設備2または電気機器3に関連する連携情報が有るか否かを判定する際、連携情報に関連する設備2または電気機器3が、同じ管理者識別情報に対応づけられているか否かによって判定するようにしてもよい。この場合、制御装置1が、ユーザの意図しない他のユーザが管理する電気機器3を連携動作させてしまうことを抑制できる。
実施の形態において、端末装置5は、機器情報および連携情報を受信すると、例えば図29(A)に示すような、操作画面画像GA28を表示部505に表示させるようにしてもよい。ここで、操作画面画像GA28は、連携させるセンサ機器21または電気機器3のうち、連携動作のトリガとなる状態に対応するセンサ機器21または電気機器3の種別情報および機器情報を入力する入力欄B61、B62と、入力欄B61、B62に入力された種別情報および機器情報に対応するセンサ機器21または電気機器3の状態に連携して動作する電気機器3の種別情報および機器情報を入力する入力欄B63、B64と、が設けられた領域画像A61を含んでいる。また、操作画面画像GA28における入力欄B61、B62、B63、B64の右端部には、それぞれ、ポップアップメニューを表示させるための釦を示す釦画像BPM61、BPM62、BPM63、BPM64が配置されている。ユーザは、操作部506における釦画像BPM61に対応する部分をタッチすることにより、機器情報の一覧を含むポップアップメニュー画像(図示せず)を表示部505に表示させることができる。更に、操作画面画像GA28は、釦画像BU62を含む。そして、ユーザが、操作部506における釦画像BU62に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、操作画面画像GA28に含まれる領域画像A61を追加して表示部505に表示させる。なお、操作画面画像GA28は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA28を例えば図8(B)に示す操作画面画像GA14に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P11を含んでいる。
ここで、操作画面画像GA28の入力欄B61に種別情報が入力されていない状態では、ユーザが、操作画面画像GA28の入力欄B62、B63、B64に種別情報、機器情報を入力することができない状態となっている。そして、例えば図29(B)に示すように、操作画面画像GA29の入力欄B61に種別情報が入力された状態では、ユーザが、操作画面画像GA29の入力欄B62、B63に種別情報、機器情報を入力することができ、入力欄B64に機器情報を入力することができない状態となっている。ここで、ユーザは、操作部506における、操作画面画像GA29の釦画像BPM62、BPM63に対応する部分をタッチすることにより、ポップアップメニュー画像(図示せず)を表示部505に表示させて機器情報、種別情報を入力することができる。そして、例えば図30に示すように、操作画面画像GA30の入力欄B61、B63に種別情報が入力された、入力欄B62に機器状態が入力された状態では、ユーザが入力欄B64に機器情報を入力することができる状態となる。ここで、ユーザは、操作部506における、操作画面画像GA28の釦画像BPM64に対応する部分をタッチすることにより、ポップアップメニュー画像(図示せず)を表示部505に表示させて機器情報、種別情報を入力することができる。
或いは、端末装置5は、機器情報および連携情報を受信すると、例えば図31(A)に示すような、機器情報と種別情報とから構成される機器リストLS71を含む操作画面画像GA31を表示部505に表示させるようにしてもよい。ここで、操作画面画像GA31は、操作部506における、互いに連携させるセンサ機器21または電気機器3の機器情報を設定する際にタッチされる部分に対応する部分に釦画像BU71が配置されている。また、操作画面画像GA31は、センサ機器21または電気機器3を連携させる際に選択されるチェックボックスCB71が配置されている。なお、操作画面画像GA31は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA31を例えば前述の図8(B)に示す操作画面画像GA14に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P11を含んでいる。
ここで、ユーザが、操作部506における釦画像BU71に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、例えば図31(B)に示すような、機器情報を表示する欄B71と、入力欄B72、B73、B74、B75とが設けられた領域画像A71を含む操作画面画像GA32を表示部505に表示させる。また、操作画面画像GA32における入力欄B72、B73、B74、B75それぞれの右端部には、ポップアップメニューを表示させるための釦を示す釦画像BPM71、BPM72、BPM73、BPM74が配置されている。ユーザは、操作部506における釦画像BPM71、BPM74に対応する部分をタッチすることにより、状態情報の一覧を含むポップアップメニュー画像を表示部505に表示させることができる。また、ユーザは、操作部506における釦画像BPM72に対応する部分をタッチすることにより、種別情報の一覧を含むポップアップメニュー画像を表示部505に表示させることができる。更に、ユーザは、操作部506における釦画像BPM73に対応する部分をタッチすることにより、機器情報の一覧を含むポップアップメニュー画像を表示部505に表示させることができる。また、操作画面画像GA32は、釦画像BU62を含む。そして、ユーザが、操作部506における釦画像BU72に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、操作画面画像GA32に含まれる、欄B71および入力欄B72、B73、B74、B75を含む領域画像A71を追加して表示部505に表示させる。なお、釦画像BU71、BU111は、入力欄B72、B73、B74、B75全てへの状態情報、種別情報および機器情報の入力が完了していない場合、操作部506における、釦画像BU71、BU72に対応する部分をタッチする操作を受け付けないことをユーザに示す表示態様で表示される。例えば、釦画像BU71、BU111が、いわゆるグレーアウトした表示態様で表示される。なお、操作画面画像GA32は、操作部506における、表示部505に表示させる操作画面画像GA32を例えば前述の図31(A)に示す操作画面画像GA31に遷移させる際にタッチされる部分に対応する部分に配置された画像P71を含んでいる。
ここで、例えば図32(A)に示すように、連携設定操作画面画像GA33のB72、B73、B74、B75全てに状態情報、種別情報および機器情報が入力されると、端末装置5は、釦画像BU71、BU72の表示態様を変化させる。このとき、端末装置5は、操作部506における、釦画像BU71、BU72に対応する部分をタッチする操作を受け付け可能な状態となる。そして、ユーザが、操作部506における、操作画面画像GA32の釦画像BU72に対応する部分をタッチすると、端末装置5は、再び図32(B)に示すような操作画面画像GA31を表示部505に表示させる。このとき、チェックボックスCB71のうち、連携設定が完了した機器情報に対応するチェックボックスCB72が選択された状態となっている。
本構成によれば、センサ機器21、電気機器3の連携をきめ細かく設定することができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
実施の形態において、端末装置5は、ユーザによる登録完了操作を受け付けたときに、サーバ4から登録したセンサ機器21または電気機器3に関する追加情報を取得するものであってもよい。追加情報としては、センサ機器21または電気機器3に適応可能な拡張部品に関する情報が挙げられる。この場合、前述の追加情報が、端末装置5から制御装置1へ送信される連携設定要求情報と、制御装置1からサーバ4へ送信される連携情報要求情報と、に含まれるようにすればよい。そして、サーバ4が、連携要求情報を受信すると、受信した連携要求情報に含まれる追加情報に基づいて、連携情報を選択するようにすればよい。サーバ4は、例えば追加情報として電気機器3に装着可能な通信アダプタに関する情報が含まれている場合、電気機器3に通信アダプタを装着した場合に実現可能となる連携情報を選択するようにしてもよい。
本構成によれば、サーバ4が、センサ機器21または電気機器3に関する追加情報に基づいて連携情報を選択することが可能となるので、センサ機器21または電気機器3に関連する多様な連携動作をユーザに提案することが可能となる。従って、ユーザの利便性を高めることができる。
実施の形態において、制御装置1は、例えば、給湯器による浴槽の湯張りの状態に連携して、浴室または脱衣所の空気調和機の運転を開始させたり、或いは、浴室の換気扇を停止させたりするものであってもよい。この場合、脱衣所または浴室における快適性を高めたり、ユーザに対するヒートショックを抑制したりする効果が期待できる。また、制御装置1は、空気調和機の運転状態に連携して、換気扇の熱交換運転を開始させたり電動ブラインドまたは電動シャッタを閉鎖させたりするものであってもよい。この場合、空調ロスの低減または空調の効率化による節電効果が期待できる。更に、制御装置1は、サーキュレータまたは扇風機の運転状態或いは空気調和機の運転中におけるサーキュレータまたは扇風機の運転状態に連携して、空気調和機の設定温度を変更するものであってもよい。この場合、空気調和機が設置された空間の快適性の向上または節電効果が期待できる。また、制御装置1は、屋外に設置した風力または風速を検出するセンサ機器からの計測信号に連携して、電動シャッタを閉鎖するものであってもよい。この場合、強風時の飛来物からユーザを保護するという効果が期待できる。更に、制御装置1は、火災報知器の発報またはガスセンサ(都市ガス、一酸化炭素等)で検知されるガス濃度に連携して、携帯電話その他端末装置へメッセージを通知するものであってもよい。更に、制御装置1は、調理機器または調理器具の使用時の温度に連携して、レンジフードファンを駆動させるものであってもよい。この場合、調理中に生じた油、水、COxガスの濃度が高い空気を調理場から排出することができる。また、制御装置1は、微粒子センサによる粒子検出量に連携して、空気清浄機を駆動するものであってもよい。また、制御装置1は、電気錠の施錠状態に連携して、照明器具を消灯させたり、防犯システムを有効化したりするものであってもよい。この場合、照明器具の消し忘れ防止による節電効果或いは防犯効果が期待できる。更に、制御装置1は、カーテンの開閉に伴う照度センサにより検出される照度の変動に連携して、照明器具を点灯または消灯させたり、照明器具の点灯状態に連携して、電動遮光設備を開閉させたりするものであってもよい。また、制御装置1は、カーテンの開閉に伴う照度変動以外の状態変化を検出するセンサの位置検出結果に連携して、照明器具を点灯または消灯させるものであってもよい。例えば、センサがカーテンのフックの位置に基づいてカーテンが閉状態か開状態かを検出するものである場合、制御装置1は、センサによりカーテンが閉状態であることが検出されている場合、照明器具を点灯させ、センサによりカーテンが開状態であることが検出されている場合、照明器具を消灯させるようにしてもよい。この場合、ユーザの利便性向上または節電効果が期待できる。また、制御装置1は、パーソナル保湿器の運転状態に連携して、電気錠を施錠動作させたり照明器具を消灯させたりするものであってもよい。この場合、ユーザの就寝時における利便性の向上または節電効果が期待できる。更に、制御装置1は、パワーコンディショナの出力電力と分電盤またはスマートメータにおける消費電力とから算出される余剰電力の状態に連携して、冷凍冷蔵庫を霜取り運転または冷却運転させたり、電気給湯器の沸き挙げ運転を開始させたり、空気調和機の除湿運転を開始させたりするものであってもよい。この場合、発電設備で生じた余剰電力の有効活用が期待できる。
実施の形態に係る制御装置1の機能は、例えば電気機器3または端末装置5において同一のハードウェアで実現されてもよい。或いは、制御装置1の機能が、サーバ4において実現されていてもよい。更に、制御装置1の機能が、複数のハードウェアに分散されて実現されていてもよい。
また、本発明に係る制御装置1および端末装置5の各種機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。この場合、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、プログラムを、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)およびMO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータに読み込んでインストールすることにより、前述の各機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。そして、各機能をOS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを記録媒体に格納してもよい。
さらに、搬送波に各プログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(BBS,Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、ネットワークを介して当該プログラムを配信してもよい。そして、これらのプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前述の処理を実行できるように構成してもよい。