JP2015032370A - 電流供給装置および電流供給制御方法 - Google Patents

電流供給装置および電流供給制御方法 Download PDF

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暁光 鄭
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Abstract

【課題】 電池セルから構成される発電ユニットを備える構成について、電池セルの出力低下を抑制できる電流供給装置および電流供給方法を提供する。【解決手段】 電流供給装置は、電池セルから構成され負荷に電流を供給する発電ユニットと、前記負荷に供給される電流の大きさを測定する電流測定部と、前記発電ユニットから電力供給を受けて発熱して前記発電ユニットを温める発熱部と、前記発熱部の温度を検出する温度検出部と、前記発電ユニットから前記発熱部への電流供給路に介挿されたスイッチと、前記スイッチの開閉動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部が、前記温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度以下の場合、前記スイッチを閉状態にし、前記発熱部温度が目標温度を超えると、前記スイッチを開状態とするとともに、前記電流測定部により測定される電流値が、電流閾値を超えると、前記スイッチを開状態で維持する。【選択図】図3

Description

本発明は、電流供給装置および電流供給制御方法に関し、特に、電池セルの劣化を抑制する技術に関する。
従来、リチウム非水電解質電池を備え、温度センサにより電池の温度を検出し、検出された温度が所定温度よりも低い場合、電池加熱手段により電池を加熱することができる電池パックが提案されている(特許文献1参照)。この電池パックは、電池使用機器に接続された状態で使用される。そして、電池使用機器および電池加熱手段の両方が、同一の二次電池からの電力供給を受ける。
特許第4768273号
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、電池使用機器への電流供給が大きくなると、二次電池の出力電圧の低下等が生じる虞がある。
そこで、本発明は、電池セルから構成される発電ユニットを備える構成について、電池セルの出力低下を抑制できる電流供給装置および電流供給方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電流供給装置は、負荷に電流を供給する発電ユニットと、負荷に供給される電流の大きさを測定する電流測定部と、発電ユニットから電力供給を受けて発熱して発電ユニットを温める発熱部と、発熱部の温度を検出する温度検出部と、発電ユニットから発熱部への電流供給路に介挿されたスイッチと、スイッチの開閉動作を制御する制御部と、を備え、制御部が、温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度となるように、スイッチを開閉動作させるとともに、電流測定部により測定される電流値が、電流閾値を超えると、スイッチを開状態で維持する。
また、他の観点から見た本発明に係る電流供給制御方法は、負荷に電流を供給する発電ユニットと、発電ユニットから電力供給を受けて発熱して発電ユニットを温める発熱部と、を備える電流供給装置における、発電ユニットから発熱部への電流供給を制御する電流供給制御方法であって、温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度となるように、発熱部へ電流供給を行うステップと、負荷に供給される電流の電流値が、電流閾値を超えると、発熱部への電流供給を遮断するステップと、を含む。
なお、本発明は、このような特徴的な電流供給装置や電流供給制御方法として実現することができるだけでなく、かかる電流供給装置を含むシステムとして実現したり、上記電流供給制御方法における特徴的なステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、上記電流供給装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。更に、上記プログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記憶させることができる。
本発明によれば、電池セルから構成される発電ユニットを備える電流供給装置について、電池セルの出力低下を抑制できる。
実施形態に係るフォークリフトの概略構成図である。 実施形態に係るフォークリフトの一部の詳細な構成を示す図である。 実施形態に係る温度制御部の構成図である。 実施形態について、(a)は発電ユニットからインバータ12に供給される電流の経時変化を示す図であり、(b)は発電ユニットから発熱部に供給される電流I2の経時変化と示す図である。また、(c)は、実施形態について、温度検出器で検出される温度の推移を示す図である。 変形例に係る温度制御部の構成図である。 変形例に係るテーブルの概念図である。 変形例に係る温度制御部の構成図である。 変形例に係るサーミスタの抵抗値の温度特性を示す図である。 変形例に係る温度制御部の構成図である。
[1.実施形態の要旨]
近年、二次電池として、高エネルギ密度で大容量の溶融塩電池が注目されている。この溶融塩電池は、溶融塩を電解質として用いており、溶融塩の基となる塩を溶融させるための電池加熱手段(発熱部)を備えるのが一般的である。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、二次電池から発熱部および電池使用機器の両方に電力供給がなされる場合がある。すると、特に電池使用機器での電力消費が増大すると、二次電池に加わる負担が増大し、二次電池の出力電圧の低下や容量低下が生じる虞がある。
実施形態は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その要旨としては、少なくとも以下(1)〜(8)に示す構成が含まれる。
(1)ある観点から見た実施形態に係る電流供給装置は、電池セルから構成され負荷に電流を供給する発電ユニットと、負荷に供給される電流の大きさを測定する電流測定部と、発電ユニットから電力供給を受けて発熱して発電ユニットを温める発熱部と、発熱部の温度を検出する温度検出部と、発電ユニットから発熱部への電流供給路に介挿されたスイッチと、スイッチの開閉動作を制御する制御部と、を備え、制御部が、温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度となるように、スイッチを開閉動作させるとともに、電流測定部により測定される電流値が、電流閾値を超えると、スイッチを開状態で維持する。
本構成によれば、制御部が、温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度となるように、スイッチを開閉動作させるとともに、電流測定部により測定される電流値が、電流閾値を超えると、スイッチを開状態で維持する。これにより、発電ユニットから負荷および発熱部に供給される電流の総和が電流閾値を超えにくくなる。従って、発電ユニットを構成する電池セルが、大電流放電することにより、電池セルの出力電圧が大幅に低下してしまうことを抑制できる。
(2)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記制御部が、上記発熱部温度が上記目標温度以下の場合、イネーブル信号を出力し、発熱部温度が目標温度を超えると、ディスエーブル信号を出力する温度判定部と、上記電流値が上記電流閾値以下の場合、イネーブル信号を出力し、電流値が電流閾値を超えると、ディスエーブル信号を出力する電流判定部と、温度判定部および電流判定部の両方からイネーブル信号が入力される場合、スイッチを閉状態にし、温度判定部および電流判定部の少なくとも一方からディスエーブル信号が入力される場合、スイッチを開状態にするスイッチ開閉部と、を有するものであってもよい。
本構成によれば、温度判定部、電流判定部およびスイッチ開閉制御部が比較的簡単な動作を行う。従って、制御部は、簡単な動作を行う電子部品の組み合わせることにより作製することができるので、製造容易化を図ることができる。
(3)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記電流測定部が、上記電流値の大きさに応じた電圧を上記電流判定部に入力し、上記電流判定部が、プラス側入力端子に基準電圧源が接続され且つマイナス側入力端子に上記電流測定部が接続された比較器から構成されているものであってもよい。
本構成によれば、電流判定部を汎用の比較器から構成することができるので、製造コストの低減を図ることができる。
(4)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記目標温度に応じて上記基準電圧源から出力される基準電圧の大きさを変化させる基準電圧可変部を更に備えるものであってもよい。
本構成によれば、例えば、発電ユニットを構成する電池セルが溶融塩電池からなるとする。この場合、発熱部の目標温度が高いほど、その出力特性が向上する。従って、発熱部の目標温度が高いほど、発電ユニットから発熱部への電力供給が遮断され難くすれば、発熱部の温度低下を抑制することができる。
(5)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記基準電圧可変部が、更に、上記目標温度と上記基準電圧との関係を示すテーブルを保持し、テーブルを参照して、基準電圧の大きさを設定するものであってもよい。
本構成によれば、テーブルの内容を変更するだけで簡単に目標温度と基準電圧との関係を変更することができる。
(6)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記基準電圧源が、定電圧源から出力される一定の電圧を、抵抗と感温素子とが直列に接続された分圧回路により分圧された電圧を出力するものであってもよい。
本構成によれば、比較的簡単な構成で、発熱部の目標温度に応じて、基準電圧が変化する構成を実現することができる。
(7)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記温度判定部が、上記発熱部温度が上記目標温度以下の場合、イネーブル信号を出力し、発熱部温度が目標温度を超えると、ディスエーブル信号を出力するものであってもよい。
本構成によれば、発熱部温度を目標温度近傍で推移させることができる。
(8)また、実施形態に係る電流供給装置は、上記温度検出部が、上記発熱部温度の大きさに応じた電圧を上記温度判定部に入力し、温度判定部が、プラス側入力端子に上記基準電圧源が接続され且つマイナス側入力端子に上記温度検出部が接続された比較器から構成されているものであってもよい。
本構成によれば、温度判定部を汎用の比較器から構成することができるので、製造コストの低減を図ることができる。
(9)他の観点から見た実施形態に係る電流供給制御方法は、電池セルから構成され負荷に電流を供給する発電ユニットと、発電ユニットから電力供給を受けて発熱して発電ユニットを温める発熱部と、を備える電流供給装置における、発電ユニットから発熱部への電流供給を制御する電流供給制御方法であって、温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度となるように、発熱部へ電流供給を行うステップと、負荷に供給される電流の電流値が、電流閾値を超えると、発熱部への電流供給を遮断するステップと、を含むものであってもよい。
本構成によれば、負荷に供給される電流の電流値が、電流閾値を超えると、発熱部への電流供給を遮断するステップを含む。これにより、発電ユニットから負荷および発熱部に供給される電流の総和が電流閾値を超えにくくなる。従って、発電ユニットを構成する電池セルが過放電により劣化することを抑制できる。
[2.実施形態の詳細]
<1>構成
図1は、本実施形態に係るフォークリフト100の概略構成図である。
フォークリフト100は、3つのモータ11A,11B,11Cと、インバータ12と、電源13と、操舵部100Aと、フォーク100Bと、車輪100Cと、を備える。
モータ11Aは、電動式パワーステアリングモータ(以下、「EPSモータ」と称する。)を構成し、操舵部100Aの操舵を補助する。モータ11Bは、昇降用モータを構成し、フォーク100Bを昇降させる。モータ11Cは、走行用モータを構成し、車輪100Cの駆動力を発生する。これらのモータ11A,11B,11Cは、例えば三相誘導電動機から構成されている。
インバータ12は、電源13から供給される直流電力を交流電力に変換して出力する。ここで、インバータ12は、例えば三相交流をモータ11A,11B,11Cへ出力することにより、モータ11A,11B,11Cを駆動する。
図2は、本実施形態に係るフォークリフト100の一部の詳細な構成を示す図である。
電源13は、発電ユニット131と、発熱部132と、温度検出部133と、を有する。ここで、発電ユニット131は、複数の電池セル131aから構成されている。そして、各電池セル131aは、発電体として例えば溶融塩電池を有する。なお、この発電体は、溶融塩電池に限定されるものではなく、例えばリチウムイオン電池等であってもよい。
発熱部132は、例えばフレキシブルヒータから構成されている。この発熱部132は、例えば発電ユニット131のケーシング(図示せず)の外壁に取り付けられる。
なお、温度検出部133は、複数備えるものであってもよい。
温度検出部133は、例えばNTC(Negative Temperature Coefficient)素子(サーミスタ)を含んで構成されている。この温度検出部133は、発熱部132の温度(発熱部温度)を検出するものであり、検出温度の増加に伴い出力する電圧信号の電圧値が上昇する。
この温度検出部133が検出する温度は、例えば発熱部132が発電ユニット131を構成する電池セル131aに近接に配置されている場合、電池セル131aの温度も反映している。
フォークリフト100は、更に、インバータ用スイッチ18と、モータ制御部17と、電流測定器(電流測定部)16と、温度制御用スイッチ14と、温度制御部15と、を備える。
インバータ用スイッチ18は、電源13の発電ユニット131からインバータ12への電力供給路に介挿されている。そして、インバータ用スイッチ18は、スイッチ制御部181から入力される制御信号に基づいて、開閉動作を行う。
モータ制御部17は、例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してインバータ12を構成するスイッチング素子に入力することにより、インバータ12の出力を制御する。
スイッチ制御部181は、フォークリフト100に設けられた操作部(図示せず)をユーザが操作することにより入力される指令信号に基づいて、インバータ用スイッチ18に制御信号を入力する。具体的には、ユーザが操作部に設けられた電源スイッチを操作すると、モータ制御部17は、電源投入指令信号を受け付けて、インバータ用スイッチ18を閉状態にする。これにより、電源13からインバータ12に電力が供給され、各モータ11A,11B,11Cが始動する。
電流測定器16は、電源13の発電ユニット131からインバータ12に供給される直流電流の電流値を測定する。この電流測定器16は、発電ユニット131からインバータ12に供給される直流電流の電流値に応じた電圧を出力する。また、この電流測定器16としては、例えばクランプ電流計を用いた構成とすればよい。
温度制御用スイッチ14は、発電ユニット131から発熱部132への電力供給路に介挿されている。そして、温度制御用スイッチ14は、温度制御部15から入力される制御信号に基づいて、開閉動作を行う。
この温度制御用スイッチ14は、イネーブル信号が入力されれば閉状態となり、ディスエーブル信号が入力されれば開状態となる。ここで、イネーブル信号は、例えば0Vより大きい所定の大きさ(以下、「Hレベル」と称する。)の電圧信号から構成される。また、ディスエーブル信号は、略0V(以下、「Lレベル」と称する。)の電圧信号から構成される。
温度制御部15は、電流測定器16により測定される電流値と、温度検出部133から入力される電圧とに基づいて、温度制御用スイッチ14に制御信号を入力する。この制御信号は、イネーブル信号またはディスエーブル信号から構成される。
図3は、本実施形態に係る温度制御部15の構成図である。
温度制御部15は、アナログデジタル変換器(以下、「AD変換器」と称する。)151と、CPU(Center Processing Unit)152と、AND回路155と、比較器153と、基準電圧源154と、を備える。
AD変換器151は、温度検出部133から入力されるアナログの電圧信号を、デジタル信号に変換してCPU152に入力する。CPU152は、温度基準値を保持しており、AD変換器151から入力される検出温度が温度基準値以下の場合、イネーブル信号(Hレベルの電圧信号)を出力し、検出温度が温度基準値を超える場合、ディスエーブル信号(Lレベルの電圧信号)を出力する。
このAD変換器151とCPU152とから、インバータ12へ供給される電流の電流値I1が電流閾値I11以下の場合、イネーブル信号を出力し、電流値I1が電流閾値I11を超えると、ディスエーブル信号を出力する電流判定部1502を構成している。
比較器153は、プラス側入力端子に基準電圧源154が接続され、マイナス側入力端子に電流測定器16が接続されている。そして、比較器153は、電流測定器16から入力される電圧VIが基準電圧源154から出力される基準電圧Vref以下の場合、イネーブル信号(Hレベルの電圧信号)を出力し、上記電圧VIが基準電圧Vrefよりも大きい場合、ディスエーブル信号(Lレベルの電圧信号)を出力する。
この比較器153と基準電圧源154とから、発熱部温度が目標温度以下の場合、イネーブル信号を出力し、発熱部温度が目標温度を超えると、ディスエーブル信号を出力する温度判定部1501を構成している。
これにより、発熱部132の温度を目標温度近傍で推移させることができる。
AND回路155は、CPU152から入力される電圧と、比較器153から入力される電圧との論理積演算を行う。具体的には、AND回路155は、CPU152および比較器153から入力される電圧の両方からイネーブル信号が入力されると、イネーブル信号(Hレベルの電圧信号)を出力する。一方、AND回路155は、CPU152および比較器153の少なくとも一方からディスエーブル信号が入力されると、ディスエーブル信号(Lレベルの電圧信号)を出力する。
結局、このAND回路155が、温度判定部1501および電流判定部1502の両方からイネーブル信号が入力される場合、温度制御用スイッチ14を閉状態にする。一方、AND回路155は、温度判定部1501および電流判定部1502の少なくとも一方からディスエーブル信号が入力される場合、温度制御用スイッチ14を開状態にするスイッチ開閉部を構成している。
以上説明したように、温度判定部1501、電流判定部1502およびAND回路155が比較的簡単な動作を行う。従って、温度制御部15は、簡単な動作を行う電子部品の組み合わせることにより作製することができるので、製造容易化を図ることができる。
特に、電流判定部1502は、汎用の比較器から構成することができるので、製造コストの低減を図ることができる。また、温度判定部1501についても、汎用の比較器から構成することができるので、製造コストの低減を図ることができる。
<2>動作
次に、本実施形態に係る温度制御部15の動作について説明する。
図4は、本実施形態について、(a)は発電ユニット131からインバータ12に供給される電流I1の経時変化を示す図であり、(b)は発電ユニット131から発熱部132に供給される電流I2の経時変化と示す図である。また、図4(c)は、本実施形態について、温度検出器133で検出される温度Tの推移を示す図である。
図4(a)は、フォークリフト100が動き始めたり、或いは、フォーク100Bの上に荷物が載置された状態でフォーク100Bを上昇し始めたりする場合を示している。また、電流I10、I11、I12は、例えば50A、100A、200Aに相当する。
そして、フォークリフト100の始動時やフォーク100Bの上昇開始時には、発電ユニット131からインバータ12に供給される電流I1は増加していく。その後、電流I1が電流I12に達すると、電流I1は減少していく。そして、電流I1は、電流I10で略一定となる。このように、フォークリフト100の始動時やフォーク100Bの上昇開始時には、モータ11B、11Cのトルクが必要となることから、インバータ12に入力される電流I1の大きさが急峻に立ち上がる。
一方、図4(b)に示すように、発電ユニット131から発熱部132に供給される電流I2は、電流I1が電流I11に到達するまでの間、電流I20で略一定に維持される。このとき、図4(c)に示すように、温度検出器133で検出される温度Tは、目標温度T1に向かって上昇していく。
その後、図4(a)および(b)に示すように、時刻T1において、電流I1が、電流値I11を超えると、電流I2は、略0となる。ここでは、温度制御部15が、温度制御用スイッチ14を開状態とすることにより、発電ユニット131から発熱部132へ供給される電流を遮断する。これにより、発電ユニット131から流出する電流の総和(I1+I2)が電流閾値I11を超えにくくなっている。
そして、電流I1が電流I12まで到達した後、時刻T2において、電流I1が、再び電流値I11以下になると、電流I2は、電流値I20に設定される。ここでは、温度制御部15が、温度制御用スイッチ14を閉状態とすることにより、発電ユニット131から発熱部132への電流供給を再開する。そして、図4(c)に示すように、温度検出器133で検出される温度Tは、再び目標温度T1に向かって上昇していく。
その後、温度検出器133で検出される温度Tが、目標温度T1を超えると、時刻T3において、図4(b)に示すように、電流I2は、再び略0となる。すると、図4(c)に示すように、温度Tが減少していく。以後、温度制御部15が温度制御用スイッチ14を適宜開閉させることにより、温度Tが目標温度T1近傍で推移する。
<3>まとめ
結局、本実施形態に係るフォークリフト100では、温度制御部15が、温度検出部133により検出される発熱部温度Tが目標温度(目標温度)T1目標温度となるように、温度制御用スイッチ14を開閉動作させるとともに、電流測定部16により測定される電流値I1が、電流閾値I11を超えると、温度制御用スイッチ14を開状態で維持する。これにより、発電ユニット131からインバータ12および発熱部132に供給される電流の総和(I1+I2)が電流閾値I11を超えにくくなる。従って、発電ユニット131を構成する電池セル131aが、大電流放電することにより、電池セル131aの出力電圧が大幅に低下してしまうことを抑制できる。
[3.変形例]
(1)実施形態に係る温度制御部15では、基準電圧源から出力される基準電圧Vrefが温度検出器133で検出される温度に関わらず、略一定である例について説明したが、基準電圧Vrefは必ずしも略一定であるものに限定されない。例えば、基準電圧Vrefの大きさを温度検出器133で検出される温度に応じて変化させてもよい。
図5は、本変形例に係る温度制御部215の構成図である。
温度制御部215は、CPU252が、発熱部132の目標温度と、基準電圧Vrefとの関係を示すテーブル252aを保持している点が、実施形態に係る温度制御部15とは相違する。なお、実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
CPU252は、温度検出部133から取得した検出温度に基づいて、テーブル252aを参照して、基準電圧源254から出力される基準電圧Vrefを設定する。このCPU252が、目標温度T1に応じて基準電圧源から出力される基準電圧Vrefの大きさを変化させる基準電圧可変部に相当する。
このように、CPU252が、目標温度と基準電圧Vrefとの関係を示すテーブル252aを保持し、テーブル252aを参照して、基準電圧Vrefの大きさを設定する。これにより、テーブル252aの内容を変更するだけで簡単に目標温度と基準電圧Vrefとの関係を変更することができる。
図6は、本変形例に係るテーブル252aの概念図である。
テーブル252aでは、2種類(例えば55℃と80℃)の発熱部132の目標温度が設けられており、各目標温度に対応する基準電圧Vrefが規定されている。具体的には、発熱部132の目標温度が80℃の場合の基準電圧Vref2が、目標温度が55℃の場合の基準電圧Vref1よりも大きくなるように規定されている。
ところで、例えば、発電ユニット131を構成する電池セル131aが溶融塩電池からなるとする。この場合、発熱部132の目標温度が高くなると、発電ユニット131の出力特性が向上する。そこで、テーブル252aでは、目標温度が高いほど基準電圧Vrefを大きくすることにより、発電ユニット131から発熱部132への電力供給が遮断され難くしている。
本構成によれば、例えば、発電ユニット131を構成する電池セル131aが溶融塩電池からなるとする。この場合、発熱部132の目標温度が高いほど、発電ユニット131の出力特性が向上する。従って、発熱部132の目標温度が高いほど、発電ユニット131から発熱部132への電力供給が遮断され難くすることができ、発熱部132の温度低下を抑制することができる。
(2)変形例(1)に係る温度制御部215では、CPU252がテーブル252aに基づいて、発熱部132の目標温度に応じて基準電圧Vrefを変化させる例について説明した。但し、温度制御部において基準電圧を変化させる方法はこれに限定されるものではない。例えば、サーミスタを含んだ分圧回路により、基準電圧を変化させる構成であってもよい。
図7は、本変形例に係る温度制御部315の構成図である。
温度制御部315は、電流判定部3502が、定電圧源354と、当該基準電圧源354に直列に接続された2つの抵抗R11,R12およびサーミスタ333から構成される分圧回路と、を備える点が実施形態とは相違する。なお、実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
ここで、サーミスタ333は、例えばNTC(Negative Temperature Coefficient)素子から構成され、蓄電池313における発熱部132の近傍に配置されている。また、比較器153のプラス側入力端子は、サーミスタ333と抵抗R11との間に接続されている。そして、サーミスタ333は、比較器153のプラス側入力端子よりも高電位側に接続されている。そして、このサーミスタ333と抵抗R11との間に生じる電圧Vrefが、基準電圧として比較器153に入力される。
図8は、本変形例に係るサーミスタ333の抵抗値の温度特性を示す図である。
サーミスタ333は、温度が高いほど抵抗値が減少する特性を有する。従って、図7に示す2つの抵抗R11,R12およびサーミスタ333から構成される分圧回路において、サーミスタ333と抵抗R11との間に生じる電圧Vrefは、発熱部132の目標温度が高いほど増加する。これにより、基準電圧Vrefが、発熱部132の目標温度が高いほど増加する構成とすることができる。
なお、サーミスタ333は、必ずしもNTC素子からなるものに限定されるわけではなく、例えばPTC素子からなるものであってもよい。この場合、サーミスタ333は、比較器153のプラス側入力端子よりも低電位側に接続すればよい。
本構成によれば、分圧回路という比較的簡単な構成で、発熱部132の目標温度に応じて基準電圧Vrefが変化する温度制御部315を実現することができる。
(3)実施形態では、温度制御部15が、CPU152を含んで構成される例について説明したが、温度制御部は、必ずしもCPU152を含んで構成されるものに限定されるものではない。例えば、温度制御部15が、CPU152を含まない構成であってもよい。
図9は、本変形例に係る温度制御部415の構成図である。
温度制御部415は、温度判定部4501が、比較器451と、基準電圧源452とを備える点が、実施形態に係る温度制御部15と相違する。なお、実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
比較器451のプラス側入力端子は、温度検出部133に接続され、マイナス側入力端子には、基準電圧源452が接続されている。ここで、比較器451は、温度検出部133から入力される電圧Vtが基準電圧Vtrefよりも小さい場合、イネーブル信号(Hレベルの電圧信号)を出力する。一方、比較器451は、上記電圧Vtが基準電圧Vref以上になると、ディスエーブル信号(Lレベルの電圧信号)を出力する。
AND回路155が、2つの比較器451,153から入力される電圧の論理積演算を行う。具体的には、AND回路155は、CPU152および比較器153から入力される電圧の両方がHレベルであれば、Hレベルの電圧信号を出力する。一方、AND回路155は、2つの比較器451,153の少なくとも一方から入力される電圧がLレベルであればLレベルの電圧信号を出力する。
本構成によれば、温度制御部415がCPUを含まずに構成されているので、温度制御部415の簡素化を図ることができる。
[4.付記]
上記実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11A,11B,11C モータ
12 インバータ
13 電源
14 温度制御用スイッチ
15 温度制御部
16 電流測定器(電流測定部)
17 モータ制御部
18 インバータ用スイッチ
100 フォークリフト
100A 操舵部
100B フォーク
100C 車輪
131 発電ユニット
131a 電池セル
132 発熱部
133 温度検出部
151 アナログデジタル変換器(AD変換器)
152,252 CPU
153 比較器
154 基準電圧源
155 AND回路
252a テーブル
254,451 定電圧源
1501,2501,4501 温度判定部
1502,2502,3502 電流判定部

Claims (9)

  1. 電池セルから構成され負荷に電流を供給する発電ユニットと、
    前記負荷に供給される電流の大きさを測定する電流測定部と、
    前記発電ユニットから電力供給を受けて発熱して前記発電ユニットを温める発熱部と、
    前記発熱部の温度を検出する温度検出部と、
    前記発電ユニットから前記発熱部への電流供給路に介挿されたスイッチと、
    前記スイッチの開閉動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温度検出部により検出される発熱部温度が目標温度となるように、前記スイッチを開閉動作させるとともに、前記電流測定部により測定される電流値が、電流閾値を超えると、前記スイッチを開状態で維持する
    電流供給装置。
  2. 前記制御部は、
    前記発熱部温度に応じて、イネーブル信号およびディスエーブル信号のいずれか一方を出力する温度判定部と、
    前記電流値が前記電流閾値以下の場合、イネーブル信号を出力し、前記電流値が前記電流閾値を超えると、ディスエーブル信号を出力する電流判定部と、
    前記温度判定部および前記電流判定部の両方からイネーブル信号が入力される場合、前記スイッチを閉状態にし、前記温度判定部および前記電流判定部の少なくとも一方からディスエーブル信号が入力される場合、前記スイッチを開状態にするスイッチ開閉部と、
    を有する
    請求項1記載の電流供給装置。
  3. 前記電流測定部は、前記電流値の大きさに応じた電圧を前記電流判定部に入力し、
    前記電流判定部は、プラス側入力端子に基準電圧源が接続され且つマイナス側入力端子に前記電流測定部が接続された比較器から構成されている
    請求項2記載の電流供給装置。
  4. 前記目標温度に応じて前記基準電圧源から出力される基準電圧の大きさを変化させる基準電圧可変部を更に備える
    請求項3記載の電流供給装置。
  5. 前記基準電圧可変部は、更に、前記目標温度と前記基準電圧との関係を示すテーブルを保持し、前記テーブルを参照して、前記基準電圧の大きさを設定する
    請求項4記載の電流供給装置。
  6. 前記基準電圧源は、定電圧源から出力される一定の電圧を、抵抗と感温素子とが直列に接続された分圧回路により分圧された電圧を出力する
    請求項3記載の電流供給装置。
  7. 前記温度判定部は、前記発熱部温度が前記目標温度以下の場合、イネーブル信号を出力し、前記発熱部温度が前記目標温度を超えると、ディスエーブル信号を出力する
    請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載の電流供給装置。
  8. 前記温度検出部は、前記発熱部温度の大きさに応じた電圧を前記温度判定部に入力し、
    前記温度判定部は、プラス側入力端子に前記基準電圧源が接続され且つマイナス側入力端子に前記温度検出部が接続された比較器から構成されている
    請求項7記載の電流供給装置。
  9. 電池セルから構成され負荷に電流を供給する発電ユニットと、前記発電ユニットから電力供給を受けて発熱して前記発電ユニットを温める発熱部と、を備える電流供給装置における、前記発電ユニットから前記発熱部への電流供給を制御する電流供給制御方法であって、
    前記発熱部の温度である発熱部温度が目標温度となるように、前記発熱部への電流供給を行うステップと、
    前記発熱部温度が目標温度を超えると、前記発熱部への電流供給を遮断するステップと、
    前記負荷に供給される電流の電流値が、電流閾値を超えると、前記発熱部への電流供給を遮断するステップと、を含む
    電流供給制御方法。
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