JP2015032136A - フィスカルレジスター端末、フィスカルレジスターシステム、レジスター用プログラム、及び、売上記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィスカルプリンターを用いた徴税のための売上記録技術であって、レジの空打ちや売上データの改ざんを効果的に防止することのできる売上記録技術、具体的には、フィスカルレジスター端末等を提供する。【解決手段】フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され、商品販売時にレシートをフィスカルプリンターから出力させるフィスカルレジスター端末において、前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行が可能となる。【選択図】 図1
Description
本発明は、フィスカルプリンターを用いた徴税のための売上記録技術に関し、特に、レジの空打ちや売上データの改ざんを効果的に防止することのできる売上記録技術に関する。
小売販売業においては、多くの場合、商品販売時の会計用にレジスター(いわゆるレジ)が用いられており、会計の記録としてレシートが印刷されて顧客に渡される。このレシート用のプリンターは、レジと一体となって、又は、レジと接続されて設けられる。
このような商品販売に係る会計の記録(売上の情報)は、納税のために正しく保管される必要があるが、国によっては、店主による脱法行為を防止するために、レジのプリンターとしていわゆるフィスカルプリンターを用いる場合がある。
かかるフィスカルプリンターは、各国の法令に従ってその機能や記録する情報が異なるが、通常、プリンター内に設けられた独立のメモリにフィスカルデータ(レシートに出力した情報など売上の情報)を記録し、そこに記録された情報が後に徴税のために用いられる。
このようなフィスカルプリンターを用いても、レジの空打ちや上記メモリに記録した情報の改ざんなど脱法行為が行われる虞があるため、従来、下記特許文献1−3に記載されたような提案がなされている。
下記特許文献1では、フィスカルデータを記憶するフィスカルメモリが実装された基板と他の部品が実装される基板を別個にして、フィスカルデータの改ざんを防止する発明について記載されている。また、下記特許文献2には、フィスカルデータの改ざんを防止するための基板収納ケースの発明について記載されている。
また、下記特許文献3には、レシートを印刷するフィスカルプリンターから、フィスカル管理サーバーに印刷データあるいは印刷データに基づき生成した加工データを送信し、フィスカルデータの改ざん防止を行う発明について記載されている。
しかしながら、レジがテスト用として備えているテスト動作モード(テスト動作プログラム)で空トランザクションとして会計処理を行うなど、フィスカルプリンターを備えた従来のレジにおいても脱法行為を完全には防止することはできず、さらに効果的な対応技術が望まれる。
そこで、本発明の目的は、フィスカルプリンターを用いた徴税のための売上記録技術であって、レジの空打ちや売上データの改ざんを効果的に防止することのできる売上記録技術、具体的には、フィスカルレジスター端末等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され、商品販売時にレシートをフィスカルプリンターから出力させるフィスカルレジスター端末において、前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行が可能となる、ことである。
更に、上記発明において、その好ましい態様は、前記サーバーから送信される停止情報を受信し、当該停止情報に基づいて、会計処理の実行が不可能となる、ことを特徴とする。
更に、上記発明において、別の態様は、前記会計処理の実行が可能となった後、所定時刻に会計処理の実行が不可能となる、ことを特徴とする。
更にまた、上記発明において、その好ましい態様は、前記管理サーバーに認証されたアプリケーションプログラムに基づいて処理を実行する、ことを特徴とする。
更に、上記発明において、その好ましい態様は、前記起動情報は、前記送信毎に異なる、ことを特徴とする。
更にまた、上記発明において、その好ましい態様は、前記起動情報の送信は、当該フィスカルレジスター端末が設けられる店舗の営業日毎に行われる、ことを特徴とする。
更に、上記発明において、その好ましい態様は、前記レシートをフィスカルプリンターから出力させる際に、当該フィスカルプリンターに当該レシートに係るフィスカルデータを記憶させる、ことを特徴とする。
更にまた、上記発明において、その好ましい態様は、前記会計処理の実行が不可能になる際に、前記記憶されたフィスカルデータを前記サーバーへ送信する、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され商品販売時にレシートの出力指示を行うフィスカルレジスター端末と、前記指示に従って前記レシートを出力するフィスカルプリンターを備えるフィスカルレジスターシステムにおいて、前記フィスカルレジスター端末は、前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行が可能となる、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され商品販売時にレシートをフィスカルプリンターから出力させるフィスカルレジスター端末に、起動処理を実行させるレジスター用プログラムが、前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行を可能にする工程を、前記フィスカルレジスター端末に実行させる、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され、商品販売時にレシートをフィスカルプリンターに印刷させるフィスカルレジスター端末における売上記録方法において、前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行を可能にする、ことである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用したフィスカルレジスター端末を含むフィスカルレジスターシステム及び徴税システムの実施の形態例に係る機能構成図である。図1に示すレジ端末3が本発明を適用したフィスカルレジスター端末であり、ネットワーク5を介して接続される政府サーバー1から送信されるキー情報に基づいてその起動・停止が制御され、また、停止時にフィスカルプリンター4に記録されたフィスカルデータを政府サーバー1へ送信する処理を行う。これにより、レジの空打ちやフィスカルデータの改ざんを有効に防止する。
図1に示すように、本実施の形態例では、政府サーバー1とネットワーク5で通信可能に接続される複数の店舗の各レジ端末3及び各フィスカルプリンター4によって徴税システム200が構成される。また、各店舗においては、レジ端末3と通信可能に接続されるフィスカルプリンター4によってフィスカルレジスターシステム100が構成される。また、各レジ端末3とネットワーク5を介して通信可能に接続されるアプリサーバー2は、各レジ端末3にレジ用のアプリケーションソフトウェアを配信する。ネットワーク5としては、インターネットや電話回線などを用いることができる。また、レジ端末3とフィスカルプリンター4は、通信ケーブルや無線で通信が行われる。
政府サーバー1は、政府の国税局など徴税を管轄する部署によって管理されるサーバーシステムである。当該政府サーバー1は、予め定められた者のみが操作可能であり、そこに記録されるデータの改ざん、漏洩を防止する措置が施されている。また、当該サーバーは、図示していないが、CPU、RAM、ROM、HDD、表示装置、操作装置、通信インターフェース等のハードウェアで構成される。
政府サーバー1の機能構成としては、図1に示すように、キー発行部11、データ収集部12、及び売上データ記録部13を備えている。キー発行部11は、各レジ端末3を起動・停止させるためのキー情報を発行する部分である。次に、データ収集部12は、各店舗のフィスカルプリンター4に記録される売上データを収集する部分である。また、売上データ記録部13は、データ収集部12によって収集された売上データを記録する部分である。なお、キー発行部11及びデータ収集部12は、それらが行う処理を記述したプログラム、当該プログラムに従って処理を実行するCPU、RAM等で構成され、データ記録部13は、HDDなどのデータ記憶装置によって構成される。
アプリサーバー2は、上述の通り、各レジ端末3にレジスター用アプリケーションプログラム(以下、レジアプリプログラムと称す)を配信するサーバーシステムであり、例えば、スマートフォンやタブレット端末用のアプリケーションソフトウェアを販売、配信するプロバイダーによって運営されるサーバーとすることができる。
当該レジアプリプログラムは、各店舗における商品販売時に会計処理を行うためのアプリケーションプログラムであり、政府に公認されたものである。なお、本実施形態では、当該レジアプリプログラムの配信を政府から民間に委託しこのような構成としているが、上述した政府サーバー1がアプリサーバー2の機能を兼ねる構成としてもよい。
アプリサーバー2は、図示していないが、CPU、RAM、ROM、HDD、表示装置、操作装置、通信インターフェース等のハードウェアで構成され、図1に示すように、機能構成として、アプリ配信部21及びプログラム格納部22を備えている。アプリ配信部21は、上述の配信処理を担う部分であり、処理内容を記述したプログラム、当該プログラムに従って処理を実行するCPU、RAM等で構成される。プログラム格納部22は、レジアプリプログラムのほか、アプリサーバー2が配信する各プログラムを格納し、HDD等で構成される。
次に、レジ端末3は、上述の通り、本発明を適用したフィスカルレジスター端末であり、スマートフォン、タブレット端末装置、モバイルPCなどで実装することができる。当該レジ端末3は、いわゆるレジスターの機能を担う装置であり、各店舗に設けられ、また、1店舗に複数台設けられてもよい。レジ端末3は、政府サーバー1及びフィスカルプリンター4と通信可能に接続でき、商品販売時には、会計処理を行ってフィスカルプリンター4にレシートの出力を行わせる。
図示していないが、レジ端末3は、ハードウェアとしては、CPU、RAM、ROM、HDD、表示装置、操作装置、通信インターフェース、バーコードリーダー、カードリーダー等を備え、図1に示すような機能構成を備えている。
レジアプリ31は、上述したレジアプリプログラムに従って動作する、レジスターの機能を担う部分であり、商品販売時の会計処理、レシート出力処理等を行う。また、図1に示されるように、レジアプリ31は、これらのレジスター機能を担う本体部312と起動・停止制御部311を備える。
起動・停止制御部311は、本レジ端末3の特徴的な部分であり、その具体的な処理内容は後述するが、政府サーバー1から受信するキー情報に基づいて、本体部312の動作の起動・停止を制御する。言い換えれば、本体部312による処理の可否を制御する。また、起動・停止制御部311は、本体部312の動作を停止する際に、フィスカルプリンター4に記憶されている売上データを取得し、政府サーバー1へ送信する処理を実行する。
本体部312は、商品販売時の会計処理を行う。
なお、レジアプリ31は、アプリサーバー2からダウンロードしたレジアプリプログラム、当該プログラムに従って処理を実行するCPU、RAM等で構成される。
また、プリンタードライバー32は、フィスカルプリンター4用のドライバーであり、レジアプリ31からレシートの出力指示が出た際に、レシートの印刷データをフィスカルプリンター4用の形式(コマンド)で生成してフィスカルプリンター4用へ送る。
次に、フィスカルプリンター4は、各レジ端末3に対して設けられるレシート印刷用のプリンターであり、例えば、熱転写方式やインクジェット方式で印刷を行う。また、フィスカルプリンターであるので、図1に示すように、一般的なプリンターとしての機能を担う印刷制御部41及び印刷実行部42のほかに、メモリ制御部43及びフィスカルメモリ44を備える。
印刷制御部41は、プリンターのいわゆるコントローラーであり、レジ端末3から送信される印刷データに基づいて印刷実行部42にレシートの印刷を行わせる。図示していないが、印刷制御部41は、CPU、RAM、ROM、ASIC等で構成される。
印刷実行部42は、レシートの印刷を実行する部分であり、インクを噴射するノズルを備えたヘッド、用紙の搬送装置等で構成される。
メモリ制御部43は、フィスカルメモリ44へのデータの読み書きを専門に行う部分であり、レシートの出力指示を受ける度に、そのレシートに係る売上情報(フィスカルデータ)を暗号化してフィスカルメモリ44へ書き込む処理を行う。また、レジ端末3からの売上情報取得指示に従って、フィスカルメモリ44に記憶されているフィスカルデータを読み出してレジ端末3へ送信する処理を実行する。なお、メモリ制御部43は、CPU、RAM、ROM、ASIC等で構成される。
フィスカルメモリ44は、上記フィスカルデータを記憶するメモリであり、NVRAMなどの不揮発性メモリで構成される。
なお、メモリ制御部43及びフィスカルメモリ44には、フィスカルデータの改ざんや漏えいが容易に行われないようにするためのハードウェア及びソフトウェアの従前の措置が施される。
なお、上記フィスカルデータ、すなわち、レシート出力毎に記録されるそのレシートの商品販売に係る売上情報は、当該徴税システム200が設けられる国の法令に則った適切な情報項目と形式で表現されるようにする。例えば、レシートと同一内容のいわゆる電子ジャーナル情報としたり、レシートの所定の情報のみ取り出したり、所定の情報の付加を施した後の売上情報とすることができる。
また、フィスカルプリンター4から出力されるレシートは、各顧客に渡された後、所定の方法で政府が回収できるようにすることが望ましい。例えば、宝くじ付きのレシートとして出力し、当選者のレシートを回収できるようにする方法がある。回収されたレシートは、その情報が政府サーバー1に吸い上げられた情報(売上データ記録部13の情報)と照合され、脱法行為の確認に用いられる。なお、フィスカルプリンター4は、テスト動作モードでは、宝くじ付きレシートは出力不能とすることができる。
以上説明したような構成を備える本徴税システム200では、各店舗におけるレジスターの処理が以下に説明するような内容で行われる。事前作業として、各店舗では、商品販売を行うに当たって、まず、上述したレジアプリプログラムをアプリサーバー2からダウンロードして、各レジ端末3にインストールしておく。当該ダウンロード操作は、スマートフォンにおける一般的なアプリのダウンロードと同様の手順で行うことができる。
なお、レジアプリプログラムは比較的短い間隔でアップデートされ、当該インストール操作を頻繁に行うようにすることが、脱法行為を防ぐ意味で効果的である。
ダウンロード後は、レジ端末3から政府サーバー1へレジアプリ31を用いてアクセスし、登録手続を行う。当該アクセスを受けた政府サーバー1では、キー発行部11が、アクセス元のレジ端末3の識別情報(レジID)を決定し、そのレジIDをレジ端末3へ返送する。レジアプリ31は、このレジIDを受信して起動・停止制御部311に記憶する。一方、政府サーバー1側でも、当該レジ端末3の情報(IPアドレス等)がレジIDと共に記録される。
以上のようにして、登録手続きが完了すると、そのレジ端末3を用いた商品販売が可能となる。以下、登録手続後の店舗開店時の処理について説明する。図2は、レジ端末3(レジスター機能)の起動から停止までの処理手順を例示したフローチャートである。
本実施形態のレジアプリ31の本体部312は、その日の開店時に政府サーバー1から送信される起動キーによって起動し、その日の閉店時に政府サーバー1から送信される停止キーによって停止するように設計されている。
このレジ端末3が設けられている店舗の開店時間前に、政府サーバー1において、そのレジ端末3用の起動キーが生成されて、そのレジ端末3へ送信される(図2のステップS1)。
このレジ端末3が設けられている店舗の開店時間前に、政府サーバー1において、そのレジ端末3用の起動キーが生成されて、そのレジ端末3へ送信される(図2のステップS1)。
この起動キーの生成処理のトリガーは、レジ端末3毎に予め定められた時刻を記録しておき、その時刻になったことをトリガーとすることができる。また、別法としては、店舗の店員がレジ端末31を操作し、レジアプリ31(起動・停止制御部311)を用いて起動キーを要求し、政府サーバー1がその要求を受けたことをトリガーとすることができる。
また、起動キーの生成・送信処理は、キー発行部11によって行われる。起動キーは、レジ端末3毎に異なり、また、同じレジ端末3に対しても発行日毎に異なるように生成される。例えば、その日の日付とレジIDを所定の方法で加工して得られる情報を起動キーとすることができる。
生成した起動キーは、キー発行部11によってレジ端末3にネットワーク5を介して送信されるが、送信前に暗号化されるのが望ましい。
送信された起動キーはレジ端末3の起動・停止制御部311によって受信される(図2ステップS2)。この時点では、レジアプリ31の本体部312は停止しており、当該レジ端末3を用いた会計処理を行うことはできない。換言すれば、レジ端末3はレジスターとして機能しない。
次に、起動・停止制御部311は、受信した起動キーの認証処理を行う(図2のステップS3)。具体的には、起動・停止制御部311は、登録手続時に政府サーバー1より取得した情報を元に政府サーバー1のキー発行部11と同様の方法によって起動キーを生成し、それが受信した起動キーと一致していれば、受信した起動キーを正式なものとして認証する。上述の例のように、日付とレジIDを用いた方法で生成する場合には、起動・停止制御部311は、上記登録手続の際に記憶したレジIDを用いて起動キーの生成を行う。
当該認証によって、認証されなかった場合には(図2のステップS3のNG)、不正な起動キーが受信されたと判断して、起動・停止制御部311は、本体部312を起動せず、そのまま、当該処理を終了する。すなわち、レジ端末3はレジスターとして機能しないままとなる。
一方、不正やエラーがなく政府サーバー1から発行された起動キーが受信された場合には、受信した起動キーが認証されて(図2のステップS3のOK)、起動・停止制御部311は、本体部312を起動させる(図2のステップS4)。これにより、レジスター機能が動作可能となり、商品販売後の会計処理ができるようになる。従って、店舗において商品の販売が開始される。
その後は、その商店の閉店時に本体部312が停止されるまで、商品販売がなされる度に、会計処理(販売計算処理)及び販売データの記録処理が行われる。
具体的には、起動・停止制御部311によって本体部312の停止条件が成立したか否かがチェックされ、停止条件が成立していなければ(図2のステップS5のNo)、本体部312により、商品販売がなされて顧客がレジに来た際に(図2のステップS6のYes)、その会計処理を行う(図2のステップS7)。会計処理自体は、従来のレジスターで行われている処理と同様に行われる。
なお、本体部312の停止条件としては、政府サーバー1(キー発行部11)から送信される停止キーを受信した、又は、所定の時刻になった、という条件を用いることができる。また、この所定の時刻には、上記起動キーを受信した時刻から所定時間後の時刻、上記起動キーに包含されている時刻、又は、予め定められた閉店時刻を用いることができる。
本体部312は、会計処理後、レシートの出力処理を行う(図2のステップS8)。具体的には、当該商品販売に係る会計情報をレシート情報としてプリンタードライバー32へ渡す。プリンタードライバー32はその情報を印刷データとしてフィスカルプリンター4へ送信し、その印刷データに従ってフィスカルプリンター4の印刷制御部41及び印刷実行部42によりレシートが印刷されて出力される。出力されたレシートは顧客に渡される。
引き続き、フィスカルプリンター4は、印刷データを元に当該商品販売に係るフィスカルデータを生成し、暗号化して、フィスカルメモリ44に記録する(図2のステップS9)。当該記録処理は、メモリ制御部43によって行われる。
以上の会計処理、レシート出力処理、及び、フィスカルデータの記録処理が、商品販売の度に繰り返し実行される。
その後、上述した本体部312の停止条件が成立すると(図2のステップS5のYes)、具体的には、起動・停止制御部311がこの停止条件が成立したと判断すると、起動・停止制御部311は、フィスカルデータ(販売データ)の取得処理を行う(図2のステップS10)。
なお、政府サーバー1から送信される停止キーの受信を停止条件とする場合には、キー発行部11が所定の時刻に停止キーを生成し、レジ端末3へ送信する。また、当該所定の時刻としては、上記起動キーを送信した時刻から所定時間後の時刻、又は、予め定められた閉店時刻を用いることができる。
上記フィスカルデータの取得処理では、起動・停止制御部311がフィスカルプリンター4のメモリ制御部43へ指示を出して、上記本体部312の起動からこれまでにフィスカルメモリ44に記録されたフィスカルデータ(販売データ)を読み出させて、それらのデータを返送させる。これにより、その日の商品販売に係るフィスカルデータが取得される。
その後、起動・停止制御部311は、取得したフィスカルデータ(販売データ)を政府サーバー1へ送信する(図2のステップS11)。これにより、その日のフィスカルデータ(販売データ)が政府サーバー1へ吸い上げられることになる。
送信されたフィスカルデータ(販売データ)は、データ収集部12により受信され、売上データ記録部13に格納される(図2のステップS12)。格納されるデータは、当該レジ端末3のレジIDによって読み出し可能に記憶される。
当該データの格納処理が正常に完了すると、データ収集部12はその旨を当該レジ端末3に通知し、当該通知を受信した起動・停止制御部311は、本体部312を動作不能とする(図2のステップS13)。これ以降、次に起動キーを受信して起動がなされるまで、当該レジ端末3のレジ機能を使用することはできない。なお、データ収集部12が送信したフィスカルデータ(販売データ)を受信したことが確認された時点で当該停止処理を実行するようにしてもよい。また、当該停止処理において、フィスカルメモリ44に記憶されていたフィスカルデータ(販売データ)を消去する処理を行うようにしてもよい。
以上説明したように、各レジ端末3における処理が実行される。
なお、当該実施形態では、店舗の開店時にレジ端末3が使用可能になり、その日の閉店時に使用不可となる態様で、すなわち、営業日1日単位で、政府からレジの使用が許可され、政府はその日のデータをその日のうちに取得するという態様であったが、この管理期間を変更した態様(例えば、2日毎)としてもよい。
以上説明したように、本徴税システム200では、政府サーバー1から送付されるキー情報によってレジ端末3の使用が制限され、正規の時間帯以外での使用ができないため、空打ちなどの不正行為を防止することができる。
また、政府サーバー1から送付される起動キーは、レジ端末3毎に異なり、毎回変化するので、同じキー情報の生成が難しく、不正なレジ端末3の起動を防止できる。
また、レジ端末3の機能を停止させる度に(例えば、毎日)、動作していた間のフィスカルデータ(販売データ)が政府サーバー1に回収されるので、データの改ざんが難しい。
また、その際のデータ通信は、送信されるデータが暗号化された後に行われるので、この点でもデータの改ざんを防止できる。
また、レジ端末3にインストールされるレジアプリケーションを、頻繁に更新が必要なものとすることにより、不正をより効果的に防止できる。
また、出力し顧客に渡したレシートを回収する方策を用いることにより、発生した不正行為を見つけ易くなり、かつ、不正行為を抑止することができる。
このように、本徴税システム200を導入することにより、脱法行為を効果的に防止することができる。
さらに、レジ端末3にスマートフォンなどの汎用機器を使用し、レジアプリケーションを一般的なプログラムプロバイダー又はアプリストアからダウンロードする構成としているので、導入が比較的容易である。
また、政府サーバー1により、各店舗の販売データが日々自動的に収集されるので、政府の徴税のための労力を削減することができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 政府サーバー、 2 アプリサーバー、 3 レジ端末、 4 フィスカルプリンター、 5 ネットワーク、 11 キー発行部、 12 データ収集部、 13 売上データ記録部、 21 アプリ配信部、 22 プログラム格納部、 31 レジアプリ、 32 プリンタードライバー、 41 印刷制御部、 42 印刷実行部、 43 メモリ制御部、 44 フィスカルメモリ、 100 フィスカルレジスターシステム、 200 徴税システム、 311 起動・停止制御部、 312 本体部
Claims (11)
- フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され、商品販売時にレシートをフィスカルプリンターから出力させるフィスカルレジスター端末であって、
前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行が可能となる
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項1において、
前記サーバーから送信される停止情報を受信し、当該停止情報に基づいて、会計処理の実行が不可能となる
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項1において、
前記会計処理の実行が可能となった後、所定時刻に会計処理の実行が不可能となる
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項1乃至3のいずれか一項において、
前記管理サーバーに認証されたアプリケーションプログラムに基づいて処理を実行する
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項1乃至4のいずれか一項において、
前記起動情報は、前記送信毎に異なる
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項1乃至5のいずれか一項において、
前記起動情報の送信は、当該フィスカルレジスター端末が設けられる店舗の営業日毎に行われる
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項1乃至6のいずれか一項において、
前記レシートをフィスカルプリンターから出力させる際に、当該フィスカルプリンターに当該レシートに係るフィスカルデータを記憶させる
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - 請求項7において、
前記会計処理の実行が不可能になる際に、前記記憶されたフィスカルデータを前記サーバーへ送信する
ことを特徴とするフィスカルレジスター端末。 - フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され商品販売時にレシートの出力指示を行うフィスカルレジスター端末と、前記指示に従って前記レシートを出力するフィスカルプリンターを備えるフィスカルレジスターシステムであって、
前記フィスカルレジスター端末は、前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行が可能となる
ことを特徴とするフィスカルレジスターシステム。 - フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され商品販売時にレシートをフィスカルプリンターから出力させるフィスカルレジスター端末に、起動処理を実行させるレジスター用プログラムであって、
前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行を可能にする工程を、前記フィスカルレジスター端末に実行させる
ことを特徴とするレジスター用プログラム。 - フィスカルデータを管理するサーバーと通信可能に接続され、商品販売時にレシートをフィスカルプリンターに印刷させるフィスカルレジスター端末における売上記録方法であって、
前記サーバーから送信される起動情報を受信し、当該起動情報に基づいて、会計処理の実行を可能にする
ことを特徴とする売上記録方法。
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JP2013161120A JP2015032136A (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | フィスカルレジスター端末、フィスカルレジスターシステム、レジスター用プログラム、及び、売上記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2015032136A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106981146A (zh) * | 2016-01-15 | 2017-07-25 | 航天信息股份有限公司 | 一种基于多金税盘的开票方法 |
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2013
- 2013-08-02 JP JP2013161120A patent/JP2015032136A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106981146A (zh) * | 2016-01-15 | 2017-07-25 | 航天信息股份有限公司 | 一种基于多金税盘的开票方法 |
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