JP2015030168A - ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法 - Google Patents

ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールの製造装置を提供すること。【解決手段】円筒状に未加硫のゴム材を押し出す押出ダイス38を有する押出部20と、ゴム材で芯金22の外周面を被覆するために、円筒状に押し出されるゴム材の中心部に芯金を供給する芯金供給部18と、を備え、押出ダイス38が、押出ダイス38からゴム材のみが押し出されるときの圧力(P0)と芯金22が供給された状態で押出ダイス38からゴム材が押し出されるときの圧力(P1)との関係が下記式(1):−0.10≰(P0−P1)/P0≰0.10を満たす長さのランド部を有するゴムロールの製造装置10である。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法に関する。
特許文献1には、「ダイノズルにおける前記芯金の移動速度を、芯金の長さ方向に一端部、中央部、他端部などの部位により変化させることにより、芯金に円筒状に被着した未加硫ゴム材料の外径を長手方向に沿って変化させるゴムローラの製造方法」が開示されている。
特開2003−300239号公報
本発明の課題は、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールの製造装置を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。
請求項1に係る発明は、
円筒状に未加硫のゴム材を押し出す押出ダイスを有する押出部と、
前記ゴム材で前記芯金の外周面を被覆するために、円筒状に押し出される前記ゴム材の中心部に芯金を供給する芯金供給部と、
を備え、
前記押出ダイスが、前記押出ダイスから前記ゴム材のみが押し出されるときの圧力(P0)と前記芯金が供給された状態で前記押出ダイスから前記ゴム材が押し出されるときの圧力(P1)との関係が下記式(1)を満たす長さのランド部を有するゴムロールの製造装置。
・式(1): −0.10≦(P0−P1)/P0≦0.10
請求項2に係る発明は、
前記芯金の供給速度が芯金を付勢しない際の速度に対し、100%以上120%以下である請求項1に記載のゴムロールの製造装置。
請求項3に係る発明は、
前記芯金の軸方向中央部に前記ゴム材を被覆するときよりも、前記芯金の軸方向両端部に前記ゴム材を被覆するときの前記芯金の供給速度に対する前記ゴム材の相対的な押出速度が速くなるように制御する制御部をさらに備える請求項1又は2に記載のゴムロールの製造装置。
請求項4に係る発明は、
押出ダイスを有する押出部の押出ダイスから円筒状に押し出される前記未加硫のゴム材の中心部に芯金を供給し、前記ゴム材で前記芯金の外周面を被覆する第1工程と、
前記芯金の外周面を被覆したゴム材に対して加硫処理を施す第2工程と、
を有し、
前記押出ダイスが、前記押出ダイスから前記ゴム材のみが押し出されるときの圧力(P0)と前記芯金が供給された状態で前記押出ダイスから前記ゴム材が押し出されるときの圧力(P1)との関係が下記式(1)を満たす長さのランド部を有するゴムロールの製造方法。
・式(1): −0.10≦(P0−P1)/P0≦0.10
請求項5に係る発明は、
前記芯金の供給速度が芯金を付勢しない際の速度に対し、100%以上120%以下である請求項4に記載のゴムロールの製造方法。
請求項6に係る発明は、
第1工程において、前記芯金の軸方向中央部に前記ゴム材を被覆するときよりも、前記芯金の軸方向両端部に前記ゴム材を被覆するときの前記芯金の供給速度に対する前記ゴム材の相対的な押出速度を速くする請求項4又は5に記載のゴムロールの製造方法。
請求項1、又は2に係る発明によれば、押出ダイスが式(1)を満たさない長さのランド部を有する場合い比べ、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールの製造装置が提供される。
請求項3に係る発明によれば、押出ダイスが式(1)を満たさない長さのランド部を有する場合い比べ、芯金の供給速度に対する未加硫のゴム材の相対的な押出速度を変動しても、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールの製造装置が提供される。
請求項3、又は4に係る発明によれば、押出ダイスが式(1)を満たさない長さのランド部を有する場合い比べ、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールの製造方法が提供される。
請求項3に係る発明によれば、押出ダイスが式(1)を満たさない長さのランド部を有する場合い比べ、芯金の供給速度に対する未加硫のゴム材の相対的な押出速度を変動しても、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールの製造方法が提供される。
本実施形態に係るゴムロール製造装置の構成を示す図である。 図1の押出ダイスを示す図である。 図1の押出ダイスからゴム材のみが押し出される様子を示す図である。 図1の押出ダイスから芯金が供給された状態でゴム材が押し出される様子を示す図である。
以下、本発明の一例である本実施形態に係るゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法の実施形態の一例について、添付の図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るゴムロール製造装置10の構成を示している。
本実施形態に係るゴムロール製造装置10は、いわゆるクロスヘッドダイから構成される押出機12と、装置内の各部を制御するための制御部11とを備えている。
押出機12は、未加硫のゴム材を供給するゴム材供給部18と、ゴム材供給部18から供給されたゴム材を円筒状に押し出す押出部20と、押出部20から円筒状に押し出されるゴム材の中心部に芯金22を供給する芯金供給部24とを備えている。
ゴム材供給部18は、円筒状の本体部26の内部にスクリュー28を有している。スクリュー28は駆動モータ30によって回転駆動される。本体部26の駆動モータ30側にはゴム材を投入する投入口32が設けられている。投入口32から投入されたゴム材は、本体部26の内部においてスクリュー28によって練られながら押出部20に向けて送り出される。スクリュー28の回転速度を調整することで、ゴム材を送り出す速度が調整される。
なお、円筒状の本体部26内のスクリュー28の先端側の内壁には、圧力計33が配置されている。
押出部20は、ゴム材供給部18に接続される円筒状のケース34と、ケース34の内部中心に配置される円柱状のマンドレル36と、マンドレル36の下方に配置される押出ダイス38とを備えている。マンドレル36は保持部材40によってケース34に保持されている。押出ダイス38は保持部材42によってケース34に保持されている。マンドレル36の外周面(一部において保持部材40の外周面)と保持部材42の内周面(一部において押出ダイス38の内周面)との間には、ゴム材が環状に流れる環状流路44が形成されている。
マンドレル36の中心部には芯金22が挿通される挿通孔46が形成されている。マンドレル36の下部は端に向けて先細った形状を呈している。そして、マンドレル36の先端の下方の領域は、挿通孔46から供給される芯金22と環状流路44から供給されるゴム材とが合流する合流域48とされている。即ち、この合流域48に向けてゴム材が円筒状に押し出され、円筒状に押し出されるゴム材の中心部に芯金22が送り込まれるようになっている。
ここで、押出ダイス38は、図2に示すように、内周面がゴム材の押出方向に傾斜し(内径がゴム材の押出方向に向かって徐々に狭まり)、マンドレル36の外周面との間でゴム材が環状に流れる環状流路44が形成されるテーパー部38Aと、テーパー部38Aよりゴム材の押出方向下流側に設けられ、内周面がゴム材の押出方向に沿って(内径がゴム材の押出方向に向かって変動せず)、中心部に芯金22を送り込んだ円筒状のゴム材が押出方向に通過するランド部38Bと、を有している。
なお、ランド部38Bは、内周面がゴム材の押出方向に傾斜した(内径がゴム材の押出方向に向かって徐々に狭まった)構成としてもよい。但し、この場合、ランド部38Bの内周面は、テーパー部38Aの内周面のゴム材の押出方向(芯金22の供給方向)に対する傾斜角よりも小さい傾斜角を持つ内周面とする。
芯金供給部24は、マンドレル36の上方に配置されるローラ対50を備えている。ローラ対50は複数対(例えば、3対)設けられ、各ローラ対50の片側のローラはベルト52を介して駆動ローラ54に接続されている。駆動ローラ54が駆動されると、各ローラ対50によって挟持される芯金22はマンドレル36の挿通孔46に向けて送られる。芯金22は予め定められた長さとされており、ローラ対50によって送られる後方の芯金22がマンドレル36の挿通孔46に存在する先方の芯金22を押すことにより、複数の芯金22が順次に挿通孔46を通過するようになっている。また、駆動ローラ54の駆動は、先方の芯金22の前方端がマンドレル36の先端に位置したときに一旦停止されようになっており、マンドレル36の下方の合流域48において、芯金22が間隔をおいて送り込まれるようになっている。
このように、押出機12においては、合流域48においてゴム材を円筒状に押し出し、ゴム材の中心部に間隔をおいて芯金22が順次送り込まれるようになっている。それにより、ゴム材で芯金22の外周面が被覆されたゴムロール部56が押出ダイス38から押し出されるようになっている。なお、芯金22の外周面にはゴム材との接着性を高めるためにプライマーが予め塗布されている。
その後、図示しない切断機により、押出ダイス38から連続して押し出されたゴムロール部56の各芯金22の境界部で切断し、芯金22の外周面を未加硫のゴム材で被覆したゴムロールを得る。
制御部11は、ゴムロール製造装置10の各部の動作を制御するように構成されている。
具体的には、図示しないが、制御部11は、例えば、コンピュータとして構成され、CPU(Central Processing Unit)、各種メモリ[例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリ]、及び入出力インターフェース(I/O)がバスを介して各々接続された構成となっている。そして、I/Oには、例えば、スクリュー28を回転駆動する駆動モータ30、駆動ローラ54を回転駆動する駆動モータ(不図示)、圧力計33等のゴムロール製造装置10の各部が接続されている。
CPUは、例えば、各種メモリに記憶されているプログラム(例えば、押出成形プログラム等の制御プログラム)実行し、ゴムロール製造装置10の各部の動作を制御する。なお、CPUが実行するプログラムを記憶するための記憶媒体は、各種メモリに限定されない。例えば、フレキシブルディスクやDVDディスク、光磁気ディスクやUSBメモリ(ユニバーサルシリアルバスメモリ)等(不図示)であってもよいし、通信手段(不図示)に接続された他の装置の記憶装置であってもよい。
そして、クラウン形状のゴムロールを製造する場合、制御部11によって、芯金22の供給速度、又はゴム材の押出速度を制御する。具体的には、例えば、芯金22が合流域48を通過する際、芯金22の先端部から中央部にかけて芯金22の供給速度が徐々に低下し、中央部から後端部にかけて芯金22の供給速度が徐々に上昇するように、芯金供給部24の駆動ローラ54を駆動する駆動モータ(不図示)を制御し、駆動ローラ254の回転速度を制御する。又は、例えば、芯金22が合流域48を通過する際、芯金22の先端部から中央部にかけてゴム材の押出速度が徐々に低下し、中央部から後端部にかけてゴム材の押出速度が徐々に上昇するように、ゴム材供給部18のスクリュー28を駆動する駆動モータ30を制御し、スクリュー28の回転速度を制御する。
これら、芯金22の供給速度、又はゴム材の押し出し速度の制御により、芯金22の軸方向両端部よりも中央部の厚みが大きくなるように、ゴム材で芯金22の外周面を被覆したゴムロール部56が押出ダイス38から押し出される。
以上説明した本実施形態に係るゴムロール製造装置10を用いて成形されたゴムロールは、次工程において加硫処理炉に入れられる。それにより、ゴムロール部56の芯金22の外周面を被覆したゴム材に対して加硫処理が施される。そして、加硫処理されたゴムロールは、次工程において加工処理される。具体的に、ゴムロールの両端側において芯金22が一定の長さ露出するように両端部のゴム材が切除される。
ここで、本実施形態に係るゴムロール製造装置10では、ゴム材で芯金22の外周面が被覆されたゴムロール部56を押出ダイス38から押し出するに先立って、まず、ゴム材のみを押出し、ゴム材が押し出され始めたら、芯金22を供給し、ゴムロール部56を押し出しする。一方で、押出ダイス38ドからゴム材が押し出され初めても、暫くの間はゴム材の押し出される速度(押出速度)が安定しないため、ゴムロール部56の外径、形状が安定せず、この間に芯金22を供給しても目的とする外径、形状を有するゴムロール部56は得られない。この間の損失を少なくするためには、芯金22を供給することなく、ゴム材のみを押出し続け、押出速度が安定した後に芯金22を供給し、ゴムロール部56を押し出することが有効である。
しかし、この方法においても、芯金22を供給開始から暫くの間はゴム材の押出速度が変動し、目的とする外径、形状を有するゴムロール部56が押し出されないため、初めから芯金22を供給した場合ほどではないがゴム材の損失が生じる。
この現象は、押出ダイス38からゴム材のみが押し出される場合(図3参照)と、芯金22が供給された状態で押出ダイス38からゴム材が押し出される場合(図4参照)と、で生じるゴム材の押出速度の差により引き起こされていると考えられる。
そこで、本実施形態に係るゴムロール製造装置10では、押出ダイス38からゴム材のみが押し出されるとき(図3参照)の圧力(P0)と芯金22が供給された状態で押出ダイス38からゴム材が押し出されるとき(図4参照)の圧力(P1)との関係が式(1)[好ましくは式(1−2)、より好ましくは式(1−3)]を満たす長さLtのランド部38Bを有する押出ダイス38を用いる(図2参照)。つまり、P0に対するP0とP1との差の割合を−0.10以上0.10以下となる長さLtのランド部38Bを有する押出ダイス38を用いる。
・式(1): −0.10≦(P0−P1)/P0≦0.10
・式(1−2): −0.07≦(P0−P1)/P0≦0.07
・式(1−3): −0.05≦(P0−P1)/P0≦0.05
上記式(1)を満たす長さLtのランド部38Bを有する押出ダイス38を用いることで、上記ゴム材の押出速度の差が小さくなることから、ゴム材の押出速度の安定化が早まり、ゴムロール部56の押出開始の初期の段階から、ゴムロール部56の外径、形状を安定する。その結果、本実施形態に係るゴムロール製造装置10では、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールが製造される。
なお、芯金22の軸方向中央部にゴム材を被覆するときよりも、芯金22の軸方向両端部にゴム材を被覆するときの芯金22の供給速度に対するゴム材の相対的な押出速度を速くすると、軸方向両端部よりも軸方向中央部のゴム材(弾性層)の厚みが厚い形状(クラウン形状)のゴムロール部56が得られる。このように、芯金22の搬送速度に対するゴム材の相対的な押出速度を変動して、クラウン状のゴムロールを製造する場合、ゴム材の押出速度の差が大きいと、特に、ゴム材の押出速度が安定化するまでの時間を要し、製造開始の初期の段階から、目的とする形状プロファイルのクラウン形状のゴムロールが得られ難い。しかし、本実施形態に係るゴムロール製造装置10では、芯金の供給速度に対するゴム材の相対的な押出速度を変動しても、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールが製造される。
なお、押出ダイス38のランド部38Bの長さLtとは、内周面がゴム材の押出方向に傾斜したテーパー部38Aとの連結部から押出ダイス38の押出口端部までの距離をいう(図2参照)。ランド部38Bの長が長すぎる場合、ゴム材の圧力P1に対してゴム材の圧力P0が大きくなる傾向があり、逆にランド部38Bの長が短すぎる場合、ゴム材の圧力P1に対してゴム材の圧力P0が小さくなる傾向がある。
具体的には、ランド部38Bの長さLtは、ゴム材の押出速度の安定化を早める点から、1mm以上20mm以下(好ましくは4mm以上10mm以下)の範囲で設定されることがよい。
芯金22の供給速度は、ゴム材の押出速度の安定化を早める点から、芯金を付勢しない際の速度に対し、100%以上120%以下(好ましくは102%以上110%以下)の範囲で設定されることがよい。
各ゴム材の圧力(押圧力)P0及びP1は、ゴム材の押出速度の安定化を早める点から、2MPa以上30MPa以下(好ましくは5MPa以上20MPa以下)の範囲で設定されることがよい。
各ゴム材の圧力(押圧力)P0及びP1は、ゴムロール製造装置10において、ゴム材に押出圧を付与するスクリュー28が配置される円筒状の本体部26(シリンダー)内の当該スクリュー28の先端側の内壁に設置した圧力計33により測定した値である。
その他、ゴム材の押出速度の安定化を早める点から、ゴム材のムーニー粘度ML1+4(100℃:JIS K 6300−1994)は、5以上100以下(好ましくは20以上70以下)の範囲で設定されることがよい。
以下、表1に示す長さLtのランド部38Bを有する押出ダイス38を装着したゴムロール製造装置10を用いて、芯金を供給し、ゴムロール部56を押出し、ゴムロールを作製したとき、(P0−P1/P0)の値、製造開始から外径及び形状が安定するまでに要したゴムロールの本数を示す。但し、ゴムロール製造装置10の他の設定条件は、以下の通りとした。
なお、製造開始からゴムロールの外径及び形状が安定したとの判断は、100本目から110本目までの外径の平均値に対し、外径が2%以下となったときとした。
−設定条件−
・押出ダイス38:ランド部38Bの内径12.5mm
・芯金22:外径8mm、長さ354.5mm
・ゴム材:エピクロルヒドリンゴム(ムーニー粘度ML1+4(100℃)=50)
・芯金を付勢しない際の速度に対する芯金の供給速度=105%
Figure 2015030168
上記結果から、本実施形態に係るゴムロール製造装置10では、上記式(1)を満たす長さLtのランド部38Bを有する押出ダイス38を用いることで、製造開始の初期の段階から、形状精度に優れた弾性層を有するゴムロールが製造されることがわかる。
10 ゴムロール製造装置、11 制御部、12 押出機、18 ゴム材供給部、20 押出部、22 芯金、24 芯金供給部、33 圧力計、36 マンドレル、38 押出ダイス、38A テーパー部、38B ランド部、56 ゴムロール部

Claims (6)

  1. 円筒状に未加硫のゴム材を押し出す押出ダイスを有する押出部と、
    前記ゴム材で前記芯金の外周面を被覆するために、円筒状に押し出される前記ゴム材の中心部に芯金を供給する芯金供給部と、
    を備え、
    前記押出ダイスが、前記押出ダイスから前記ゴム材のみが押し出されるときの圧力(P0)と前記芯金が供給された状態で前記押出ダイスから前記ゴム材が押し出されるときの圧力(P1)との関係が下記式(1)を満たす長さのランド部を有するゴムロールの製造装置。
    ・式(1): −0.10≦(P0−P1)/P0≦0.10
  2. 前記芯金の供給速度が芯金を付勢しない際の速度に対し、100%以上120%以下である請求項1に記載のゴムロールの製造装置。
  3. 前記芯金の軸方向中央部に前記ゴム材を被覆するときよりも、前記芯金の軸方向両端部に前記ゴム材を被覆するときの前記芯金の供給速度に対する前記ゴム材の相対的な押出速度が速くなるように制御する制御部をさらに備える請求項1又は2に記載のゴムロールの製造装置。
  4. 押出ダイスを有する押出部の押出ダイスから円筒状に押し出される前記未加硫のゴム材の中心部に芯金を供給し、前記ゴム材で前記芯金の外周面を被覆する第1工程と、
    前記芯金の外周面を被覆したゴム材に対して加硫処理を施す第2工程と、
    を有し、
    前記押出ダイスが、前記押出ダイスから前記ゴム材のみが押し出されるときの圧力(P0)と前記芯金が供給された状態で前記押出ダイスから前記ゴム材が押し出されるときの圧力(P1)との関係が下記式(1)を満たす長さのランド部を有するゴムロールの製造方法。
    ・式(1): −0.10≦(P0−P1)/P0≦0.10
  5. 前記芯金の供給速度が芯金を付勢しない際の速度に対し、100%以上120%以下である請求項4に記載のゴムロールの製造方法。
  6. 第1工程において、前記芯金の軸方向中央部に前記ゴム材を被覆するときよりも、前記芯金の軸方向両端部に前記ゴム材を被覆するときの前記芯金の供給速度に対する前記ゴム材の相対的な押出速度を速くする請求項4又は5に記載のゴムロールの製造方法。
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