JP2015029556A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨出部に操作手段及び貯留皿を併設して利便性の向上を図りつつ、操作手段の操作に起因する外力の影響が貯留皿に及ぶことを好適に抑制することができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機前面部を構成する前扉枠14は、枠体20と枠体20から遊技機前方に膨出する上側膨出部28を備えている。上側膨出部28には、遊技球を貯留する上皿33と、遊技者により操作される操作ボタンユニット40とが、前者を奥側、後者を手前側となるようにして前後に並べて設けられている。枠体20には、当該枠体20から上側膨出部28と同じ側に張り出し、基端部が当該ベース部に固定されることにより同ベース部に取り付けられた取付フレームが設けられている。上皿33は上側膨出部28に固定され、操作ボタンユニット40は、上側膨出部28、上皿33、取付フレームのうち取付フレームに固定されている。【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機には、遊技機前面部を構成する枠体から遊技機前方に膨出する膨出部を設け、この膨出部に遊技球を貯留する貯留皿が設けられているものがある。貯留皿に貯留された遊技球は、遊技球発射機構によって順次遊技領域へと発射される構成となっている。近年では、この膨出部に遊技者により操作される操作手段を設け、例えば遊技者の操作に応じて特定の演出等を実行するものが提案されている(特許文献1参照)。
この種の遊技機では、膨出部に貯留皿及び操作手段を併設することにより、両構成へのアクセスを容易にする等の遊技者の利便性の向上が図られている。
特開2008−29764号公報
しかしながら、操作手段については遊技者によって操作される部位であり、操作に伴って発生する負荷を受けた場合に、その負荷によって膨出部に歪等の変形が生じると想定される。特に、膨出部が片持ちであるという構造上の特性から、上記負荷が大きくなることにより膨出部の基端部を中心に上述した歪が大きくなり得る。このような歪は、膨出部に設けられた貯留皿へ伝わることにより、貯留皿に付与された貯留機能等に影響を与える要因となる。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、膨出部に操作手段及び貯留皿を併設して利便性の向上を図りつつ、操作手段の操作に起因する外力の影響が貯留皿に及ぶことを好適に抑制することができる遊技機を提供することを目的とするものである。
以下、上記課題を解決するための手段について記載する。
請求項1記載の発明は、
ベース部及び、当該ベース部から遊技機前方に膨出する膨出部を有する遊技機前面部を備えた遊技機において、
前記膨出部に一体化されてなり、遊技球を貯留する貯留皿と、
前記膨出部に設けられ、遊技者により操作される操作手段と、
前記ベース部から前記膨出部と同じ側に張り出し、基端部が当該ベース部に固定されることにより同ベース部に取り付けられたフレーム部と
を備え、
前記操作手段は、前記膨出部、前記貯留皿、前記フレーム部のうち前記フレーム部に固定されていることを特徴とする。
膨出部に操作手段及び貯留皿を併設して利便性の向上を図りつつ、操作手段の操作に起因する外力の影響が貯留皿に及ぶことを好適に抑制することができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 内枠の構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 内枠の構成を示す背面図である。 遊技盤の背面構成を示す斜視図である。 裏パックユニットの構成を示す正面図である。 前扉枠の正面斜視図である。 (a)前扉枠における操作ボタンユニット及びその周辺構成を示す部分拡大図、(b)図9のA−A線部分断面図である。 操作ボタンユニット及び取付フレームの関係を示す斜視図である。 (a)図10(a)のB−B線部分断面図、(b)図10(a)のC−C線部分断面図である。 (a)図10(b)のD−D線部分端面図、(b),(c)操作ボタンユニット、取付フレーム、カバー部材、皿部材の関係を示す概略図である。 (a)従来の操作ボタンユニットの取付構造を示す概略図、(b)本実施の形態における操作ボタンユニットの取付構造を示す概略図である。
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の正面図、図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
図1に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外郭を形成する外枠11と、この外枠11に取り付けられた遊技機主部12とを有している。
外枠11は板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技場の島設備に設置される。なお、パチンコ機10において外枠11は必須の構成ではなく、遊技場等の島設備に外枠11が備え付けられた構成としてもよい。
この外枠11によって遊技機主部12が開閉可能な状態で支持されている。具体的には、図1に示すように、外枠11における上枠部と左枠部との連結部分に上側支持金具17が固定されており、さらに外枠11における下枠部と左枠部との連結部分に下側支持金具18が固定されている。これら上側支持金具17及び下側支持金具18により支持機構が構成され、当該支持機構により外枠11に対して遊技機主部12がパチンコ機10の正面視で左側を回動基端側、右側を回動先端側としてパチンコ機10の前方へ回動可能とされている。
なお、外枠11における右上部分、詳しくは上枠部と右枠部との連結部分には、遊技機主部12の開閉を検知する検知センサが設けられており、この検知センサからの検知情報に基づいて遊技機主部12の開放が監視される構成となっている。
図2に示すように、遊技機主部12は、ベース体としての内枠13と、その内枠13の前方に配置される前扉枠14と、内枠13の後方に配置される裏パックユニット15(図3参照)とを備えている。なお、遊技機主部12のうち内枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。
内枠13における回動基端側の端部には、前扉枠14が回動可能に取り付けられており、同前扉枠14は正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、内枠13における回動基端側の端部には、図3に示すように、裏パックユニット15が回動可能に取り付けられており、同裏パックユニット15が正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
次に、前扉枠14について説明する。図2に示すように、前扉枠14は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす合成樹脂製の枠体20と、枠体20の前面に取り付けられ各種装飾等が施されたカバー体21とを主体に構成されており、内枠13における前面側のほぼ全域を覆っている。前扉枠14の中央部分には後述する遊技領域PEのほぼ全域を遊技機前方から視認することができるようにした略楕円状の窓部22(図1参照)が形成されており、その窓部22はガラスユニット30によって同前扉枠14の背面側から覆われている。
図2に示すように、枠体20には窓部22を囲むようにしてガラスユニット設置部23が形成されている。詳しくは、ガラスユニット設置部23は、枠体20の背面側に配されているとともにパチンコ機10の前方に向けて凹んでおり、その底部に上記窓部22が配設されている。ガラスユニット30は、ガラスユニット設置部23に嵌まることで上下方向及び左右方向への変位が規制されている。
ガラスユニット30は、透明性を有する前後一対のガラスパネル31と、それらガラスパネル31を保持するガラスホルダ32とを備えている。ガラスホルダ32は、窓部22に沿って形成された環状の枠部を有しており、同枠部によって囲まれた領域にガラスパネル31が収容されている。
再び図1を参照して説明すれば、窓部22の周囲には各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓部22の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部24が設けられている。環状電飾部24では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。より詳しくは、環状電飾部24の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯する機能が付与されたトップランプ部25が設けられ、窓部22の左右両側には賞球払出中に点灯する機能が付与されたサイドランプ部26が設けられている。また、トップランプ部25の左右両側には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部27が設けられている。
前扉枠14における窓部22の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部28と下側膨出部29とが上下に並設されている。上側膨出部28には上方に開口した上皿33が設けられており、下側膨出部29には同じく上方に開口した下皿34が設けられている。上皿33は、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導く機能を有している。また、下皿34は、上皿33内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有している。
上側膨出部28において上皿33(遊技球の貯留領域)よりも前側となる部位には、遊技者らにより手動操作される操作ボタンユニット40が設けられている。操作ボタンユニット40は、後述する図柄表示装置の表示画面等にて所定の演出を行わせることを目的として遊技の進行の過程で遊技者が所定の指示を行うための操作装置である。操作ボタンユニット40の具体的な構成については後に詳しく説明する。
下側膨出部29と横並びとなる位置には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル45が設けられている。遊技球発射ハンドル45が操作されることにより、後述する遊技球発射機構から遊技球が発射される。
前扉枠14の背面には、図2に示すように、通路形成ユニット50が取り付けられている。通路形成ユニット50は、合成樹脂により成形されており、上皿33に通じる前扉側上皿通路と、下皿34に通じる前扉側下皿通路とを有している。通路形成ユニット50の上側隅部には後方に突出し上方に開放された受口部53が形成されており、当該受口部53を仕切壁54によって左右に仕切ることで前扉側上皿通路の入口部分と前扉側下皿通路の入口部分とが形成されている。前扉側上皿通路及び前扉側下皿通路は上流側が後述する遊技球分配部に通じており、前扉側上皿通路に入った遊技球は上皿33に導かれ、前扉側下皿通路に入った遊技球は下皿34に導かれる。
次に、図4に基づき内枠13について詳細に説明する。図4は内枠13の正面図である。なお、図4においては、図2と同様にパチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
内枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース60を主体に構成されている。樹脂ベース60の前面における回動基端側(図4の左側)には、その上端部及び下端部に内枠金具71,72が取り付けられている。また、前扉枠14の背面における回動基端側(図1の左側)には、それら内枠金具71,72に対応させて軸受け金具57,58が設けられている。内枠金具71,72には軸部が形成されており、それら軸部が前扉枠14の軸受け金具57,58の軸受け孔に挿入されることで内枠13に対して前扉枠14が回動可能に支持されている。つまり、これら内枠金具71,72及び軸受け金具57,58は内枠13に対する組付機構を構成している。
内枠13の前面には施錠装置75が設けられている。施錠装置75は、前扉枠14に向けて延びる複数の前扉用鉤部材76を有している。これら前扉用鉤部材76に対応させて、前扉枠14の背面には内枠13側に延びる鉤受け部材59が複数設けられている(図2参照)。前扉用鉤部材76が鉤受け部材59に引っ掛かることにより前扉枠14が閉じた状態で施錠される。また、図3に示すように、施錠装置75は、内枠13の後方へ延びる内枠用鉤部材77を有している。これら内枠用鉤部材77が外枠11の鉤受け部材19に引っ掛かることにより遊技機主部12が外枠11に対して閉じた状態で施錠される。
樹脂ベース60の右下隅部には、施錠装置75の解錠操作を行うためのシリンダ錠78が設置されている。シリンダ錠78は施錠装置75に一体化されており、その先端部分(鍵穴部分)が上記前扉枠14に設けられた孔部を通じてパチンコ機10の前方に露出している。シリンダ錠78の鍵穴に差し込んだキーを右に回すことで内枠13に対する前扉枠14の施錠が解除され、同キーを左に回すことで外枠11に対する内枠13の施錠が解除される。
樹脂ベース60の前面における略中央部分には、遊技盤80を収容する遊技盤収容部61が形成されている。遊技盤収容部61は、パチンコ機10の後方に凹み、遊技盤80を収容する収容空間を区画形成しており、樹脂ベース60に取り付けられた遊技盤80がその収容空間に嵌まった状態となっている。
遊技盤80は、透明性を有する合成樹脂材料によって形成されており、その前面が遊技盤収容部61の開放部分を通じて樹脂ベース60の正面側に露出している。この露出している部位、すなわち遊技盤80の前面には、遊技球が流下する遊技領域PEが形成されている。既に説明したように遊技領域PEはガラスパネル31によって覆われている。後側のガラスパネル31は、遊技盤80の前面との隙間が遊技球の直径よりも僅かに大きくなるように、すなわち遊技領域PEを流下する遊技球が同遊技領域PEの同一箇所にて前後に並ばないように配置されている。これにより、遊技領域PEでの球詰まりを抑制している。なお、遊技盤80は合成樹脂製に限定されるものではなく、木製とすることも可能である。
以下、図5に基づき遊技盤80(特に遊技領域PEに配された各種構成)について説明する。図5は遊技盤80の正面図である。
遊技盤80には、ルータ加工が施されることによって自身の厚さ方向(前後方向)に貫通する大小複数の開口が形成されている。各開口には、一般入賞口81、可変入賞装置82、作動口83a,83b、スルーゲート84及び可変表示ユニット85等がそれぞれ設けられている。一般入賞口81、可変入賞装置82及び作動口83a,83bに遊技球が入ると、それら遊技球が後述する検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。その他に、遊技盤80の最下部にはアウト口86が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口86を通って遊技領域PEから排出される。
また、遊技盤80には、遊技球の流下経路を適宜分散,調整等するために多数の釘87が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。これら釘87や風車等の各種構成によって、遊技球の流下経路が分化され、上述した一般入賞口81等への入賞が適度な確率で発生するように調整されている。
可変入賞装置82は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞しにくい閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置82の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、同可変入賞装置82の開放が複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として繰り返されるように設定されている。
可変表示ユニット85は遊技盤80の中央上寄りに配置されており、その下方に作動口83a,83bが配置されている。より詳しくは、作動口83a,83bは、作動口83aを上側、作動口83bを下側として上下に並設されている。下側の作動口83bには、左右一対の可動片よりなるガイド片(サポート片)としての電動役物が設けられている。電動役物は、作動口83bへの入球が不可又は困難となる閉鎖状態(非サポート状態又は非ガイド状態)と、当該閉鎖状態よりも遊技球の入球が容易となる開放状態(サポート状態又はガイド状態)とに切り替え可能となっており、上記スルーゲート84への入賞に基づく抽選に当選した場合に主制御装置によって開放状態となるように制御される。電動役物の開閉態様としては、上側の作動口83aよりも下側の作動口83bへの入賞頻度が低くなるように設定された低頻度サポートモードと、上側の作動口83aよりも下側の作動口83bへの入賞頻度が高くなるように設定された高頻度サポートモードとが設定されており、各作動口83a,83bへの入球に基づく抽選によって所定の当たり結果となった場合に低頻度サポートモードから高頻度サポートモードへ移行される構成となっている。
可変表示ユニット85及び作動口83a,83bは、遊技性を司る部位であり遊技者の注意が集まりやすい。それら可変表示ユニット85及び作動口83a,83bを遊技機中央において上下に並べて配置することで両者間での視線の移動量を抑え、遊技者の目に生じる負担の低減に貢献している。
可変表示ユニット85は、作動口83a,83bへの入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置94を備えている。図柄表示装置94は、液晶ディスプレイ(表示画面94a)を備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置によりその表示内容が制御されている。具体的には、表示画面94aにおいては、左,中,右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示される。そして、大当たり発生時には、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示され、特別遊技状態へと移行される。なお、表示画面94aにおける表示態様を以下のように変更してもよい。すなわち、上段,中段,下段に並べて図柄を表示し、それら図柄を左右方向にスクロールさせるようにして変動表示させてもよい。
また、可変表示ユニット85は、図柄表示装置94を囲むようにして形成されたセンターフレーム95を備えている。センターフレーム95の上部には、第1特定ランプ部96及び第2特定ランプ部97が設けられている。また、センターフレーム95の上部及び下部にはそれぞれ保留ランプ部98,99が設けられている。下側の保留ランプ部98は、図柄表示装置94及び第1特定ランプ部96に対応しており、遊技球が作動口83a,83bを通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部98の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部99は、第2特定ランプ部97に対応しており、遊技球がスルーゲート84を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部99の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
また、センターフレーム95において表示画面94aの側方(左側)に位置する部分には、上記操作ボタンユニット40が操作された場合にその操作回数を示唆する操作回数表示部95aが設けられている。操作回数表示部95aは、縦方向に複数の発光体(LED)が並べて実装された発光基板とそれを覆う透明カバーとを有してなり、後述する表示制御装置に対して電気的に接続されている。操作回数表示部95aは、操作ボタンユニット40の操作が繰り返されることで下側の発光体から順に点灯するように、その表示内容が表示制御装置によって制御される。
再び図4を用いて説明すれば、樹脂ベース60における遊技盤収容部61(遊技盤80)の下方には、遊技球発射ハンドル45の操作に基づいて遊技領域PEへ遊技球を発射する遊技球発射機構110が設けられている。遊技球発射機構110は、所定の発射待機位置に配置された遊技球を打ち出すソレノイド111と、同ソレノイド111によって打ち出された遊技球の発射方向を規定する発射レール112と、上記発射待機位置に遊技球を供給する球送装置113と、それら各種構成111〜113が装着されているベースプレート114とを主要な構成として備えており、同ベースプレート114が後述する補強プレートを介して樹脂ベース60に取り付けられている。
発射レール112は、遊技盤80側に向けて上り傾斜となるように、斜めに傾いた状態でベースプレート114に固定されている。発射レール112の下流側の端部(すなわち下端部)寄りとなる位置には、球送装置113から供給された遊技球を上述した発射待機位置に留める球ストッパが配されている。球ストッパよりも更に下流側となる位置に、上記ソレノイド111が配置されている。
ソレノイド111は、後述する電源・発射制御装置に対して電気的に接続されている。その電源・発射制御装置からの電気的な信号の出力に基づいてソレノイド111の出力軸が伸縮方向に往復動することにより、発射待機位置に置かれた遊技球が遊技盤80側、詳しくは遊技盤80に装着された誘導レール100に向けて打ち出される。
誘導レール100は、後述する遊技領域区画部材と共に遊技領域PEを同遊技領域PEの外形が略円形状となるように区画形成している。また、誘導レール100は、遊技球の直径よりも若干大きな隙間を隔てて対峙するように配置された内レール101及び外レール102からなり、それら両レール101,102によって一条の誘導通路103が区画形成されている。誘導通路103は、発射レール112の先端側(斜め下方)に開放された入口部分104と、遊技領域PEの上部に位置する出口部分105とを有している。ソレノイド111の動作に基づいて発射された遊技球は、発射レール112→誘導レール100(入口部分104→出口部分105)の順に移動することにより遊技領域PEに導かれる。なお、遊技盤80において出口部分105の先側、詳しくは内レール101の先端付近には、遊技領域PEに到達した遊技球の同誘導通路103内への逆戻りを防止する逆戻り防止部材106が取り付けられており、先んじて遊技領域PEに至った遊技球によって後続する遊技球の打ち出しが妨げられることを抑制している。
誘導レール100及び発射レール112は、同誘導レール100の入口部分104と発射レール112の先端部分とが隙間を隔てて斜めに対峙するように配置されている。このようにして形成された隙間よりも下側にはファール球通路55(図3参照)が配設されている。ファール球通路55は前扉枠14の通路形成ユニット50に一体成形されている。仮に遊技球発射機構110から発射された遊技球が遊技領域PEまで至らずファール球として誘導通路103内を逆戻りする場合には、それらファール球が上記隙間を介してファール球通路55内に入ることとなる。ファール球通路55は前扉側下皿通路に通じており、ファール球通路55に入った遊技球は図1等に示した下皿34に排出される。これにより、ファール球と次に発射される遊技球との干渉が抑制される。
また、樹脂ベース60には、遊技盤収容部61からの遊技盤80の取り外しを不可とするロック状態と、同遊技盤80の取り外しを許容するアンロック状態とに切替可能なロック装置が複数設けられている。ロック装置はロック状態にて遊技盤80の前面に当接する当接部を有しており、同当接部が遊技盤80の前面に当接することによって遊技盤80の前扉枠14側への変位が抑えられることとなる。
樹脂ベース60において発射レール112の左方(詳しくは前扉枠14を支持している側)には樹脂ベース60を前後方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔を覆うようにして通路形成部材121が配設されている。通路形成部材121は、樹脂ベース60に対してネジ止めされており、本体側上皿通路122と本体側下皿通路123とを有している。それら本体側上皿通路122及び本体側下皿通路123の上流側は、後述する遊技球分配部に通じている。また、通路形成部材121の下方には前扉枠14に取り付けられた通路形成ユニット50の受口部53(図2参照)が入り込んでおり、本体側上皿通路122の下方には前扉側上皿通路が配置され、本体側下皿通路123の下方には前扉側上皿通路が配置されている。
樹脂ベース60において通路形成部材121の下方には、本体側上皿通路122及び本体側下皿通路123からの遊技球の流出を規制するシャッタ124が設けられている。シャッタ124は、両通路の出口部分を狭め遊技球の流出を阻止する阻止位置と、遊技球の流出を許容する許容位置との両位置に切り替え可能な状態で樹脂ベース60によって支持されている。また、樹脂ベース60にはシャッタ124を阻止位置に向けて付勢する付勢部材が取り付けられており、前扉枠14を内枠13に対して開いた状態では付勢部材の付勢力によってシャッタ124が阻止位置に留まる構成となっている。これにより、本体側上皿通路122又は本体側下皿通路123に遊技球が貯留されている状態で前扉枠14を開放した場合に、その貯留球がこぼれ落ちてしまうといった不都合が回避されている。これに対し、前扉枠14を閉じた状態では、前扉枠14の通路形成ユニット50に設けられた受口部53により上記付勢力に抗してシャッタ124が許容位置に押し戻される。この状態では、本体側上皿通路122及び前扉側上皿通路と、本体側下皿通路123及び前扉側下皿通路とがそれぞれ連通し、遊技球の移動が許容されることとなる。
次に、図6を参照して内枠13(樹脂ベース60及び遊技盤80)の背面構成について説明する。図6は内枠13の背面図である。
樹脂ベース60の背面における回動基端側(図6の右側)には、軸受け金具132が取り付けられている。軸受け金具132には、上下に離間させて軸受け部133が形成されており、これら軸受け部133により内枠13に対して裏パックユニット15が回動可能に取り付けられている。また、樹脂ベース60の背面には、裏パックユニット15を内枠13に固定するための固定レバー134が複数設けられている。
既に説明したように樹脂ベース60における遊技盤収容部61の底部分には樹脂ベース60の厚さ方向に貫通し同樹脂ベース60の背面側に開放された中央開口64が形成されており、その中央開口64が遊技盤収容部61に収容された遊技盤80によって内枠13の正面側から覆われている。遊技盤80の背面には制御装置等の各種構成が搭載されており、それら各種構成は中央開口64を通じて内枠13の背側に露出した状態となっている。ここで、図7に基づき遊技盤80の背面の構成について詳細に説明する。図7は遊技盤80を後方から見た斜視図である。
遊技盤80の背面には、可変表示ユニット85(図5参照)を遊技盤80に対して搭載する合成樹脂製の台座部材141が固定されている。台座部材141は、遊技盤80側に開放された略箱状をなしており遊技盤80の背面のほぼ全域を覆っている。台座部材141の一部は樹脂ベース60の中央開口64を通じて同樹脂ベース60の背面側に突出しており、その突出した部分に対して上述した図柄表示装置94(図5参照)と、その図柄表示装置94を駆動するための表示制御装置とが取り付けられている。これら図柄表示装置94及び表示制御装置は前後方向(樹脂ベース60の厚さ方向)に図柄表示装置が前側且つ表示制御装置が後側となるように重ねて配置されている。さらに、遊技盤80には、表示制御装置の後方に位置するようにして音声ランプ制御装置ユニット142が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット142は、音声ランプ制御装置143と、取付台144とを具備する構成となっており、取付台144上に音声ランプ制御装置143が装着されている。
音声ランプ制御装置143は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス145に収容されて構成されている。
音声ランプ制御装置ユニット142の下方には、台座部材141を後方から覆うようにして主制御装置ユニット160が設けられている。主制御装置ユニット160は、遊技盤80の背面に固定された合成樹脂製の取付台161と、その取付台161に搭載された主制御装置162とを有している。主制御装置162は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス163に収容されて構成されている。
基板ボックス163は、略直方体形状のボックスベース(表ケース体)とこのボックスベースの開口部を覆うボックスカバー(裏ケース体)とを備えている。これらボックスベースとボックスカバーとは封印手段としてのボックス封印部164によって開封不能に連結され、これにより基板ボックス163が封印されている。ボックス封印部164は、基板ボックス163の短辺部に複数設けられ、そのうち少なくとも1つが用いられて封印処理が行われる。
ボックス封印部164はボックスベースとボックスカバーとを開封不能に結合する構成であれば任意の構成が適用できるが、ボックス封印部164を構成する係止孔部に係止ピンを挿入することでボックスベースとボックスカバーとが開封不能に結合されるようになっている。ボックス封印部164による封印処理は、その封印後の不正な開封を防止し、また万一不正開封が行われてもそのような事態を早期に且つ容易に発見可能とするものであって、一旦開封した後でも再度封印処理を行うこと自体は可能である。すなわち、複数のボックス封印部164のうち、少なくとも1つの係止孔部に係止ピンを挿入することにより封印処理が行われる。そして、収容した主制御基板の不具合発生の際や主制御基板の検査の際など基板ボックス163を開封する場合には、係止ピンが挿入されたボックス封印部と基板ボックス163本体との連結部分を切断する。これにより、基板ボックス163のボックスベースとボックスカバーとが分離され、内部の主制御基板を取り出すことができる。その後、再度封印処理する場合は他の係止孔部に係止ピンを挿入する。基板ボックス163の開封を行った旨の履歴を当該基板ボックス163に残しておけば、基板ボックス163を見ることで不正な開封が行われた旨が容易に発見できる。
基板ボックス163と取付台161とは台座封印部165によって開封不能に連結されている。詳しくは、台座封印部165は、ボックス封印部164と同様に係止孔部及び係止ピンを有しており、係止孔部に対して係止ピンが挿入されることで基板ボックス163と取付台161とが分離不能に結合されるようになっている。これにより、基板ボックス163の不正な取り外しが行われた場合に、その事実を把握しやすくなっている。
台座部材141において遊技盤80の背面と対向している部分には、前記一般入賞口81,可変入賞装置82,上作動口83a,下作動口83bの遊技盤開口部に対応し且つ下流側で1カ所に集合する回収通路が形成されている。これにより、一般入賞口81等に入賞した遊技球は何れも回収通路を介して遊技盤80の下方に集合する構成となっている。つまり、台座部材141には各種入賞口に入賞した遊技球を回収する機能が付与されている。
遊技盤80の下方には後述する排出通路が配されており、回収通路によって遊技盤80の下方に集合した遊技球は排出通路内に導出される。なお、アウト口86についても同様に排出通路に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球はアウト口86を介して排出通路内に導出される。
また、上記回収通路には、遊技盤80表側の一般入賞口81に入賞した遊技球を検知する入賞口スイッチと、可変入賞装置82に入賞した遊技球を検知するカウントスイッチと、作動口83a,83bに入った遊技球を検知する作動口スイッチとが装着されており、それら各種スイッチによって入賞検知機構が構成されている。更に、台座部材141において可変表示ユニット85の左右両側には、スルーゲート84を通過する遊技球を検知するゲートスイッチが設けられている。これら各種スイッチは主制御装置162に対して電気的に接続されており、各スイッチによる検知情報が同主制御装置162に出力される構成となっている。
次に、図3及び図8に基づき裏パックユニット15について説明する。図8は裏パックユニット15の正面図である。
図3に示したように、内枠13は裏パックユニット15によって後方から覆われている。裏パックユニット15は、図8に示すように、裏パック201を備えており、当該裏パック201に対して、払出機構部202、排出通路盤及び制御装置集合ユニット204が取り付けられている。
裏パック201は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部202などが取り付けられるベース部211と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部212とを有する。保護カバー部212は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット85を囲むのに十分な大きさを有する。
ベース部211には、その右上部に外部端子板(図示略)が設けられている。外部端子板には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部211にはパチンコ機10後方からみて右端部に上下一対の掛止ピン214が設けられており、掛止ピン214を内枠13に設けられた前記軸受け部133に挿通させることで、裏パックユニット15が内枠13に対して回動可能に支持されている。ベース部211には、内枠13に設けられた固定レバー134が挿通される複数の挿通部215が形成されており、固定レバー134が挿通部215に挿通された状態にてベース部211に後方から当接することにより内枠13に対して裏パックユニット15が固定されている。
ベース部211には、保護カバー部212を迂回するようにして払出機構部202が配設されている。払出機構部202には、裏パック201の最上部に配されているとともに上方に開口したタンク221が設けられており、遊技ホールの島設備から供給される遊技球がそのタンク221に逐次補給される。タンク221の下方には、下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール222が連結され、タンクレール222の下流側には上下方向に延びるケースレール223が連結されている。ケースレール223の最下流部には払出装置224が設けられている。払出装置224より払い出された遊技球は、当該払出装置224の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、裏パック201のベース部211に設けられた遊技球分配部225に供給される。
遊技球分配部225は、払出装置224より払い出された遊技球を上皿33、下皿34又は後述する排出通路の何れかに振り分けるための機能を有し、内側の開口部が上述した本体側上皿通路122及び前扉側上皿通路を介して上皿33に通じ、外側の開口部が本体側下皿通路123及び前扉側下皿通路を介して下皿34に通じるように形成されている。
ベース部211の下端部には、当該下端部を前後に挟むようにして排出通路盤及び制御装置集合ユニット204が取り付けられている。排出通路盤には、制御装置集合ユニット204と対向する面に後方に開放された排出通路が形成されており、当該排出通路の開放部は制御装置集合ユニット204によって塞がれている。排出通路は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されており、上述した回収通路等から排出通路に導出された遊技球は当該排出通路を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
制御装置集合ユニット204は、横長形状をなす取付台241を有し、取付台241に払出制御装置242と電源・発射制御装置243とが搭載されている。これら払出制御装置242と電源・発射制御装置243とは、払出制御装置242がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置242においては基板ボックス244内に払出装置224を制御する払出制御基板が収容されており、当該払出制御基板に設けられた状態復帰スイッチ245が基板ボックス244外に突出している。例えば、払出装置224における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ245が押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
電源・発射制御装置243は、基板ボックス246内に電源・発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル45の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源・発射制御装置243には電源スイッチ247が設けられている。電源スイッチ247を操作することにより、パチンコ機10の電源を投入状態(オン状態)又は遮断状態(オフ状態)に切り替え可能となっている。
ここで、本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持される。上記主制御装置162には、RAM消去スイッチ166が設けられている。当該RAM消去スイッチ166を押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
<操作ボタンユニット40及びそれに関連する構成>
本実施の形態においては、前扉枠14の上側膨出部28に設けられた上記操作ボタンユニット40の取付構造及びそれに関連する構成が特徴的なものとなっている。そこで、以下の説明においては先ず、図9及び図10を参照して、操作ボタンユニット40及びその周辺構成の概要について補足説明する。図9は前扉枠14を正面側から見た斜視図、図10(a)は操作ボタンユニット40及びその周辺構成を示す図9の部分拡大図、図10(b)は図9のA−A線部分端面図である。
図9に示すように、上側膨出部28は、環状電飾部24,スピーカ部27用のカバー部材,各種装飾部材とともにカバー体21を構成している。上側膨出部28は、その基端部(後端部)が枠体20に固定されており、所謂片持ち状態となっている。上側膨出部28の上下幅及び横幅をある程度確保した上で、上記固定箇所を上下左右に複数設定することにより、固定強度の向上が図られている。
上側膨出部28は、上下一組の膨出部構成体301,302が組み合わされてなる(図10(a)参照)。具体的には上方に開放された略箱状の下側の膨出部構成体301,302を上面に装飾が施された左右一対の上側の膨出部構成体301,302によって上方から覆い、これら両構成体301,302が結合されてなる。このような構成とすることにより、上側膨出部の見栄えの向上を図りつつ、上側膨出部28の歩留まりの低下を抑制している。
上側膨出部構成体301の前後幅は下側膨出部構成体302の前後幅よりも小さく設定されている。言い換えれば、上側膨出部構成体301は下側膨出部構成体302の前側及び左右の縁部に沿うようにして形成されており、両構成体301,302の後端縁には前後方向にてずれが生じている。このようなギャップの存在によって、上側膨出部28の上面部311には上皿33用の設置部としての収容凹部315が形成されている。収容凹部315に上方に開放されており、上側から上皿33が嵌ることによってその開放部分が塞がれている。
図示は省略するが、上側膨出部構成体301の背面部314には上皿33と係合する係合部が設けられている。上皿33が上記収容凹部315への押し込まれることで係合部が係合状態となり、上皿33と上側膨出部28とが一体化されている。また、枠体20にも上側膨出部28が当該枠体20に固定されることで上皿33に係合する係合部が設けられている。これにより、上側膨出部28を枠体20に固定した状態では、当該係合部によって枠体20からの上皿33の取り外しが規制されることとなる。つまり、上皿33は上側膨出部28と枠体20とによって挟み込まれており、メンテナンス時等に上皿33を取り外す場合には、事前に枠体20から上側膨出部28(カバー体21)を行う必要がある。これは、上皿33の不正な取り外し等の各種不正行為に対する防御機能を強化するための工夫である。
図10(b)に示すように、上皿33は、上側膨出部28の基端側に配置され、上方だけでなく後方にも開放されている。この後側の開放部分は枠体20の前面部36によって塞がれており、上皿33及び枠体20(詳しくは前面部36)によって多数の遊技球を貯留可能な貯留領域SEが区画形成されている。上皿33の底面部は右側に下り傾斜しており、前面部36において貯留領域SEの最上流に位置する部分には上記払出装置224から遊技球が供給される入口部分としての供給口37が形成されている。
また、前面部36において貯留領域SEの最下流に位置する部分には上記遊技球発射機構110に遊技球を導く排出口38が形成されている。排出口38については、上側膨出部構成体301によって上方から覆われており、当該排出口38への不正なアクセスが抑制されている。
貯留領域SEの中流〜下流(排出口38)にかけては、遊技球を一列に整列させた状態で排出口38へと誘導する整列通路320が形成されている。整列通路320については、その前後幅(上皿33の縦壁と枠体20の前面部36との距離)が遊技球の直径寸法よりも僅かに大きい程度に抑えられており、同一箇所を複数の遊技球が同時に通過できない構成となっている。整列通路320を経由させて遊技球を排出口38へ誘導することにより、遊技球発射機構110へ遊技球が円滑に供給されることとなる。
ここで、遊技を行う際の遊技球の動きについて簡潔に説明する。遊技者の発射操作に基づいて遊技領域PEへ到達した遊技球が可変入賞装置82等の各種入球部へ入球した場合には、その特典として予め設定された数の遊技球が払出される。具体的には、払出装置224が動作することにより、供給口37を通じて貯留領域SEに遊技球が供給される。貯留領域SEに到達した遊技球は、自重によって下流側へと移動し、整列通路320にて整流された状態にて排出口38へと誘導される。そして、排出口38を通じて遊技球発射機構110の球送装置113へ到達する。遊技球の発射操作が行われている場合には、この球送装置113が一定の期間ごとに遊技球を発射待機位置へと供給し、それに伴って貯留領域SEに貯留されている遊技球が、順次下流側へと移動することとなる。
上側膨出部28には、上述した上皿33以外にも、操作ボタンユニット40及びコントローラユニット41が配設されている。操作ボタンユニット40は図柄表示装置94等と連動して所定の遊技演出等を実行する機能が付与されており、コントローラユニット41については遊技モード(例えば背景やキャラクタ等のカスタマイズ)を選択する機能が付与されている。図10(b)からも明らかなように、操作ボタンユニット40とコントローラユニット41とを比較した場合に、操作ボタンユニット40の操作部分の方がコントローラユニット41の操作部分よりもはるかに大きく形成されており、且つ操作ボタンユニット40は遊技進行時に演出の一環として操作されるものであるのに対して、コントローラユニット41は遊技演出に用いられることはなく、主として遊技開始前や遊技終了後の待機状態(待機モード中)にて操作されることを前提としている。
以上詳述した使用条件/使用環境/形状等の違いを配慮して、固定対象に違いが発生している。具体的には、コントローラユニット41及び操作ボタンユニット40は概観上配設対象が共通(上側膨出部28)となっているものの、コントローラユニット41の固定対象が上側膨出部28自体となっているのに対して、操作ボタンユニット40はあたかも上側膨出部28に固定されているかのように見えて、その実態が異なっている。
ここで、図10〜図13(a)を参照して、操作ボタンユニット40の配置及びその主要な構成について補足説明し、その後、操作ボタンユニット40の取付構造について説明する。図11は操作ボタンユニット40及びそれに付随する構成を示す正面図及び斜視図、図12(a)は図10(a)のB−B線部分断面図、図12(b)は図10(a)のC−C線部分断面図、図13(a)は図10(b)のD−D線部分断面図である。
図10(b)に示すように、操作ボタンユニット40は、上皿33の前方、詳しくは整列通路320の前方に配されている。上側膨出部28(詳しくは上側膨出部構成体301)の上面部311には、上記一対の上側膨出部構成体301を左右に離間して配設することにより上側に開放された開口316が形成されている。開口316は、上側膨出部28の上面部311,前面部313,背面部314に跨っており、この開口316を覆うようにして操作ボタンユニット40が配置されている。
図11に示すように操作ボタンユニット40は、筒状部分の端部に遊技者によって押圧操作される操作面部411が形成されたボタン部材401と、当該押圧操作に基づくボタン部材401の変位(昇降)を許容した状態で当該ボタン部材401を保持するホルダ部材402とを有している。図12(a)に示すように、ホルダ部材402は、有底の円筒状をなす本体部421を有しており、その内径がボタン部材401の筒状部分の外径と同一となるように設定され、この本体部421によって押圧操作に基づくボタン部材401の移動方向が規定されている。
ホルダ部材402の本体部421には、遊技状況に応じて各種演出/報知を行うための遊技部品が内蔵されている。具体的には、ボタン部材401(詳しくは操作面部411)に形成された光透過部を通じて光を照射する発光基板431と、ボタン部材401を振動させるバイブレータ432とが底部424に設置されている(図13(a)参照)。これら発光基板431及びバイブレータ432は音声ランプ制御装置143に電気的に接続されており、音声ランプ制御装置143からの信号により発光基板431の発光制御及びバイブレータ432の駆動制御が行われる。
例えば、操作ボタンユニット40を操作すべきタイミング(例えば操作が有効に受け付けられる状況下)となった場合に発光基板431を発光させることによりその旨が報知され、その後、消灯させることにより操作が有効に受け付けられた旨又は操作すべき期間が終了した旨が報知される。また、操作が行われた場合にバイブレータ432を振動させることにより、当該操作に係る演出に対応する遊技回が大当たりに当選している可能性の高い遊技回であることを示唆することが可能となっている。
ホルダ部材402の本体部421には、ボタン部材401の最大突出位置(待機位置)及び最大操作位置を規定するストッパが形成されており、それらストッパによってボタン部材401の操作量/操作範囲が決定されている。また、ホルダ部材402には、ボタン部材401が最大突出位置に向けて付勢する付勢部材(バネ)が内蔵されており、この付勢部材の付勢力によってボタン部材401が最大突出位置に待機する構成となっている。
ボタン部材401(操作面部411)は、ホルダ部材402(本体部421)の上端部に形成された開口部422を通じて上方に突出している。ボタン部材401が上記付勢部材の付勢力に抗して押圧操作された場合には、ボタン部材401の突出量が減少することとなるが、最大操作位置に到達した場合であってもボタン部材401の操作面部411が開口部422から突出したままとなるように構成されている。より詳しくは、ボタン部材401の操作量が最大となった場合であっても、ボタン部材401の操作面部411が上側膨出部28の上面部311よりも上方に突出したままとなるように構成されている。
本体部421の開口部422は外側に延出するようにして開口フランジ423が形成されている。開口フランジ423については、前側部分の長さが他の部分と比較して長く設定されており(図11参照)、それに合わせて上側膨出部28との関係にも差違が生じている。図10(a)に示したように、遊技機正面視においては開口フランジ423が遊技機正面側を向いており、操作ボタンユニット40が大きく露出している。そして、この前側の開口フランジ423については上側膨出部28の前面部313に遊技機正面側から対向している(図12(a)参照)。一方、左右の開口フランジ423については図13(a)に示すように、上側膨出部28の上面部311を上方から対向するようにして形成されている。開口フランジ423と上面部311との間には所定の隙間が確保されているが、上面部311に形成された凹凸によってこの隙間の露出が回避されている。以上詳述した開口フランジ423と上側膨出部28との関係については操作ボタンユニット40の取付構造と密接な関係にある。故に、その技術的意義については操作ボタンユニット40の取付構造を示した後に当該取付構造を踏まえて説明する。
以下、操作ボタンユニット40の取付構造について説明する。本実施の形態に示す操作ボタンユニット40は既に説明したように概観上あたかも上側膨出部28に固定されているかのように見せかけてはいるが、その固定対象は上側膨出部28ではなく枠体20となっている。具体的に、図11に示すように金属製の取付フレーム450を介して枠体20に固定されている。つまり、枠体20に対する固定態様が上側膨出部28と同位の関係となっている。
取付フレーム450は、操作ボタンユニット40用の取付台として機能する横フレーム461を有している。横フレーム461は略平板状をなしており、一方の板面が上方を向くようにして配置されている(詳しくは遊技機前方へ僅かに下り傾斜となるように配置されている)。操作ボタンユニット40は、横フレーム461の上面462に載置されている。具体的には、ホルダ部材402の底部424が横フレーム461の上面に当接するようにして設置されている。そして、ホルダ部材402の底部424がネジ等の固定具491を用いて横フレーム461に固定されることで、図11等に示すように操作ボタンユニット40と取付フレーム450とが一体化されている。
横フレーム461は左右に延びており、その中間位置に操作ボタンユニット40が配置されている。横フレーム461において操作ボタンユニット40が配置されている側とは反対側には、当該横フレーム461から下方に延びる縦フレーム471,481が配設されている。これら縦フレーム471,481は、板面が左右を向くように形成されており、その後端部には枠体20への取付部472,482が形成されている。これら取付部472,482がネジ等の固定具492を用いて枠体20に固定されることにより、当該枠体20に操作ボタンユニット40が取り付けられている。
縦フレーム471,481を板状に形成し且つその板面を左右に向けることにより、上方からの圧力に対する取付フレーム450の耐力を向上しつつ、遊技機正面視における取付フレーム450の占有領域の拡がりを抑えることが可能となっている。
また、図12(a)等に示すように、本実施の形態においては操作ボタンユニット40が枠体20の前面部36よりも前方にオフセットして配置され、操作ボタンユニット40と取付フレーム450の枠体20に対する固定箇所とが前後にずれている。ここで、横フレーム461を遊技機前方に僅かに傾斜させているため、操作ボタンユニット40が押圧操作された場合に生じる応力が横フレーム461→縦フレーム471,481を通じて枠体20に伝えやすくなっている。これにより、取付フレーム450から枠体20へ応力を分散させやすくなっている。なお、上記傾斜によって操作ボタンユニット40の操作面部411についても僅かに遊技機前方に傾いているため、遊技機前方からのアクセスが容易となっており、併せて操作ボタンユニット40の操作性の向上が実現されている。
縦フレーム471,481は左右に離間して設けられており、操作ボタンユニット40の支持バランスの安定化が図られている。以下説明の便宜上、左側の縦フレーム471を「左側縦フレーム471」、右側の縦フレーム481を「右側縦フレーム481」と称する。
左側縦フレーム471は、操作ボタンユニット40の直下に配設されている。これは、操作ボタンユニット40が、操作された際にその力をダイレクトに左側縦フレーム471に伝える工夫であり、係る工夫によれば押圧操作によって横フレーム461が撓むことを好適に抑制することができる。右側縦フレーム481は横フレーム461の右側の端部に配置されている。言い換えれば、二つの縦フレーム471,481が貯留領域SEの排出口38の左右両側に位置している。
本実施の形態に示す操作ボタンユニット40の操作面部411は、遊技球発射ハンドル45と比較してもわかるようにかなり大型のもの(手のひら全体で操作できる程度のもの)が採用されている。係る構成によれば、押圧操作が容易となる一方、遊技者による押圧位置が多様になり得る。つまり、左側縦フレーム471を操作ボタンユニット40の直下に配置したとしても、左側縦フレーム471に対して左右にずれた部分が操作される可能性を払拭できない。そして、このような操作が行われた場合には、上述した横フレーム461の撓みだけでなく、左側縦フレーム471が左右に撓む可能性が生じる。この点、右側縦フレーム481を併用しているため、右側縦フレーム481がそのような変形を抑えるように作用することとなる。
また、図11に示すように、横フレーム461には左側縦フレーム471を挟んで右側縦フレーム481とは反対側となる部分に、後方へ延出する延出部465が形成されている。延出部465の先端部分(後端部部分)には取付部466が形成され、この取付部466についても、ネジ等の固定具492を用いて枠体20に固定されている。このように左側縦フレーム471を中央として、その左右両側に固定箇所を配することにより、上記支持バランスの更なる強化が実現されている。
各縦フレーム471,481については上側膨出部28から下方に突出しているのに対して、延出部465は上側膨出部28の内部空間IS内に収まっている。つまり、延出部465の下方、下皿34の上方となる領域では延出部465の存在により、当該領域が圧迫されることを抑制している。つまり、上述した取付強度の強化に起因して下皿34へのアクセスが困難になることが回避されている。
ここで、本実施の形態においては、縦フレーム481とカバー体21との関係が特徴的なものとなっている。以下、図10(a)及び図12を参照して、縦フレーム481の収容構造について説明する。
図10(a)に示すように、下側膨出部29において下皿34と遊技球発射ハンドル45との間にはウーハー46が設けられており、カバー体21にはウーハー46を囲むようにして当該ウーハー用の収容部47が形成されている。上述の如く中/高音域に対応したスピーカ部27を遊技機上部に配置したのは、当該スピーカ部27の音を遊技者の耳に届けやすくするための工夫であり、低音域に対応したウーハー46を遊技機下部に配置したのは遊技者の体に近い位置にて重低音を出力することにより、その振動を遊技者の身体(体幹)に伝えやすくする工夫である。
ウーハー用の収容部47は、後方に開放された箱状をなしており、上側膨出部28と同様に遊技機前方に膨出している。これにより、枠体20とカバー体21によってウーハー46を囲む区画壁部331が形成され、この区画壁部331がエンクロージャとして機能する構成となっている。
区画壁部331は、スリットが形成された前壁部332と、左右の縦壁部333,334とを有してなり、収容部47内で増幅された音が上記スリットを通じて遊技機前方に出力される。ここで、左右の縦壁部333,334については区画壁部331よりも前方に張り出しており、出力された音の拡散を抑制している。
特に、左側の縦壁部333については、下側膨出部29を下皿34と収容部47とに仕切る仕切り部としての機能が付与されており、下皿34に溜まった遊技球が収容部47側へ移動することを規制している。これら縦壁部333,334は上側膨出部28と下側膨出部29とに跨っており、下側膨出部29によって上側膨出部28を支える支柱としての機能が付与されている。これにより、例えば遊技者が手を上側膨出部28に載せた状態で遊技を行ったとしても、それに起因して上側膨出部28に後端部を基端とした撓み等の歪みが発生することを抑制している。
図12に示すように、各縦壁部333,334は中空となっており、ある程度の横幅を確保しつつ(上記支持強度やエンクロージャとしての機能を担保しつつ)、それに起因した重量増が抑えられている。縦壁部333,334の内部空間は、上側膨出部28(詳しくは下面部312)に形成されたスリット317を通じて上側膨出部28の内部空間ISと繋がっている。そして、上記取付フレーム450の縦フレーム471,481はこれらスリット317を通じて縦壁部333,334内に入り込んでいる。つまり、縦壁部333,334の内部空間が縦フレーム471,481用の収容空間として機能している。
特に、左側縦壁部333については、図10(a)に示すように、下側膨出部29を下皿34と収容部とに二分すべくその中央位置、すなわち操作ボタンユニット40の直下に位置しており、操作ボタンユニット40,下皿34,収容部47(詳しくは左側縦壁部333),取付フレームの位置関係及び形状は、強度、貯留機能、演出機能、見栄え等を向上する上での技術的関連性がある。
以上詳述したように、本実施の形態における操作ボタンユニット40については、上側膨出部28を介さずに取付フレーム450を用いて枠体20に直接取り付けられている。これにより、押圧操作等により操作ボタンユニット40に加わる負荷を枠体20へ好適に分散させることが可能となっている。そして、本実施の形態ではこのような機能を一層好適に発揮させる上で更なる工夫が施されていることを特徴の1つとしている。以下、図12(a)及び図13(a)〜(c)を参照して当該工夫について説明する。図13(b)及び図13(c)は、本工夫を示す概念図である。なお、図13(b)及び図13(c)においては、一部の構成を簡略化して示しているため、詳細な構成についての説明では適宜図12(a)及び図13(a)を参照する。
図12(a)及び図13(a)を参照して説明したように、上側膨出部28と操作ボタンユニット40(ホルダ部材402)とは、上述した押圧操作方向(ボタン部材401の移動方向)と同じ方向における相対変位が許容されている。例えば、操作ボタンユニット40(ホルダ部材402)の開口フランジ423については、操作ボタンユニット40が下方に変位した場合であっても、少なくとも上記隙間が確保されているため、当該変位がこの隙間の範囲内に収まる限り上側膨出部28に衝突することがない。
図13(b)に示すように、上側膨出部28内に収容された横フレーム461についても、その下面463と上側膨出部28の下面部312との間に所定の隙間が確保されており、横フレーム461の下方への変位が許容されている。また、図13(c)に示すように、横フレーム461と上皿33とは独立しており、横フレーム461が下方に変位した場合にその変位が上皿33によって妨げられることはない。
以上の理由から操作ボタンユニット40及び横フレーム461の下方への変位が所定の範囲内(隙間等の範囲内)で許容されている。本実施の形態に示す取付フレーム450は金属製であり、上記範囲内での変位では塑性レベルに至ることはなく弾性域にて変形する構成となっている。この場合、仮に操作ボタンユニット40が下方に変位した場合には取付フレーム450に蓄えられた弾性力によって元の位置へと復帰しようとする。ここで、本実施の形態においては、図12(a)及び図13(a)に示すように、上側膨出部28の上面部311と横フレーム461の上面462との間には上記隙間と同等の隙間が確保されている。また、操作ボタンユニット40(例えば開口フランジ423)と上側膨出部28とは結合されているわけではないため、そのような変位が妨げられることはない。特に、開口フランジ423の前側部分と上側膨出部28の前面部313とは、図12(a)に示すようにある程度の重なり代が確保されており、上側膨出部28の内部空間ISが露出してしまうことがない。また、開口フランジ423の左右両側部分と上側膨出部28の上面部311とは、図13(a)に示すように上面部311に形成された凹凸によって側方から覆われており、凸部の起立量に余裕代があるため、開口フランジ423と上面部311と隙間が露出することもない。
つまり、図13(b)及び図13(c)に示すように、操作ボタンユニット40は概観上は上側膨出部28に取り付けられているように見えても、実際には上側膨出部28とは独立している。また、横フレーム461は上側膨出部28の内部空間ISに収容されてはいるが、内部で浮いた状態となっており、上側膨出部28及び上皿33との接触が回避されている。このような構成とすることにより、仮に操作ボタンユニット40に大きな負荷が加わった場合であっても当該負荷が上側膨出部28に伝わることを抑制することができる。また、操作ボタンユニット40にはバイブレータ432が内蔵されているが、当該バイブレータ432が振動した場合であっても、当該振動が上側膨出部28に伝わりにくい構成が実現されている。
操作ボタンユニット40が下方へ変位して元の位置に復帰する際にも、操作ボタンユニット40や横フレーム461が上側膨出部28や上皿33に衝突することがない。これにより、上記保護機能を一層好適に発揮させることが可能となっている。
以上詳述した実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
上皿33については、遊技機前方に膨出している上側膨出部28に配設されることにより遊技機前方からのアクセスが容易となっている。これにより、遊技球の補給や球詰まりの解消等を行う際の作業性の向上や残り球の確認等の容易化が実現されている。ここで、上皿33の配設対象となっている上側膨出部28に操作ボタンユニット40を配設することにより、上皿33と同様に操作ボタンユニット40へのアクセスが容易となり、利便性の向上に貢献できる。
ここで、操作ボタンユニット40は、上側膨出部28に設けられてはいるが、その固定対象は上側膨出部28ではなく枠体20となっている。このため、仮に操作ボタンユニット40が強く押される等して大きな負荷が生じたとしても、その負荷が取付フレーム450を介して枠体20に分散される。故に、当該負荷の影響により上側膨出部28(特に上皿33や貯留領域SE)に歪が生じることを好適に抑制できる。このようにして、上皿33(貯留領域SE)への影響を抑えることにより、上側膨出部28にて上皿33と操作ボタンユニット40とを好適に共存させることが可能となっている。
上側膨出部28が片持ちとなっている構成にて操作ボタンユニット40を手前側且つ上皿33を奥側に配設した場合、操作ボタンユニット40へのアクセスを容易にすることができ、当該操作ボタンユニット40の操作が難しくなることを回避しつつ、上皿33からの球こぼれの抑制に貢献できる。しかしながら、係る構成によれば、操作に伴って基端部分に発生する負荷(応力)が大きくなりやすくなる。この点、本実施の形態においては、取付フレーム450によって操作ボタンユニット40を支持する構成(上側膨出部28に頼らない構成)とすることにより、上記不都合の発生を好適に回避できる。
取付フレーム450の横フレーム461に操作ボタンユニット40を搭載する構成においては、横フレーム461が露出することは遊技機の見栄えを低下させる要因となるため好ましくない。この点、横フレーム461を上側膨出部28の内部空間ISに収容し、操作ボタンユニット40を上側膨出部28の開口316を通じて突出させる構成とすれば、横フレーム461の露出を抑えつつ操作ボタンユニット40があたかも上側膨出部28に一体化されているかのように見せることができる。故に、強度担保に伴う見栄えの低下を抑制できる。
操作ボタンユニット40は遊技者によってまた遊技状況によってどのような扱いを受けるかは様々となる。例えば、遊技が有利に進んでいない状況下においては力任せに操作ボタンユニット40が叩かれる可能性も否定できない。このように、操作ボタンユニット40が扱われた場合には、単に操作ボタンユニット40に手を載せたまま遊技をしている場合と比較して、衝撃によって負荷が大きくなると想定される。この点、本実施の形態においては、操作ボタンユニット40の変位(取付フレーム450の撓み変形)を許容する構成としているため、上記衝撃を緩和することができる。このような撓み変形をした場合であっても、操作ボタンユニット40と上側膨出部28とが独立しているため、上側膨出部28が変形することを好適に抑制することができる。
なお、変形量があまりにも大きくなった場合には、上側膨出部28の下面部312の上面(内面)に横フレーム461が当たる可能性がある。しかしながらこの場合には、瞬間的に発生する大きな衝撃は枠体20側に分散され、更には取付フレーム450の変形によって衝撃が吸収されることとなる。故に、上側膨出部28に大きな負荷が加わることが好適に回避される。
因みに、上述した横フレーム461の変形パターンは操作面部411が手前側に引き寄せるような力が加わった場合に発生し得る事象であり、多くの場合には、以下の変形パターンとなる。すなわち、本実施の形態における横フレーム461は斜め前方に傾いており、それに合わせて操作ボタンユニット40の押圧操作方向も斜め後方となっている。この場合、上述したような大きな衝撃が加わった際には、取付フレーム450の枠体20に対する固定箇所を基端として全体が撓むため、横フレーム461単体で撓み変形が生じるわけではない。この際には、縦フレーム471,481の下端部が下側膨出部29の底面部に当ることにより(図12参照)、その衝撃が下側膨出部29へ分散されることとなる。故に、上述したような上側膨出部28への影響を好適に抑えることができる。
取付フレーム450においては、横フレーム461及び縦フレーム471,481を併用し、横フレーム461の板面と縦フレーム471,481の板面とを交差させる構成とした。これにより、遊技機正面視における取付フレーム450(特に縦フレーム471,481)の占有領域の拡がりを抑えつつ、枠体20から離間した位置に操作ボタンユニット40を配置する構成であっても、その支持強度を好適に向上させることができる。
上側膨出部28の下方にウーハー46が配置されている。ウーハー46については遊技者が直接触れる部分ではないためこのような配置としても、利便性等の問題が生じない。ここで、ウーハー46の音響機能を向上するには、エンクロージャとして機能する収容部47(区画壁部331)の存在が有益である。この収容部47を構成する縦壁部333,334に縦フレーム471,481を収容する構成とすれば、縦フレーム471,481の露出を抑えて、強度向上に起因した見栄えの低下を好適に抑制することができる。また、縦フレーム471,481専用の収容部を別途形成する必要がないため、縦フレーム用の占有領域が無駄に嵩むことを好適に回避できる。
本実施の形態においては、ボタン部材401が最大押圧位置に押し込まれた場合であっても操作面部411が上側膨出部28の上面部311よりも上方に突出した状態が維持される構成とした。これにより、遊技者が勢いよくボタン部材401を叩いた場合であってもその手が上側膨出部28に当たることを抑制している。これにより、押圧操作に起因して発生する負荷が上側膨出部28に直接作用することを抑制できる。
操作ボタンユニット40については上側膨出部28の前側部分に配置されている。このため、多くの場合には遊技者は手前側から押圧操作を行うと想定される。ここで、本実施の形態においては、上側膨出部28に設けた操作ボタンユニット40用の開口316を上側膨出部28の前面部313及び背面部314にまで拡げ、操作ボタンユニット40の前方及び後方での露出部分を大きくした。これにより、操作ボタンユニット40を叩こうとした場合に、遊技者の手や指が上側膨出部28に当たることを抑制することが可能となっている。これにより、押圧操作に起因して発生する負荷が上側膨出部28に直接作用することを一層好適に抑制できる。
本実施の形態においては特に、上皿33と枠体20の前面部36とによって貯留領域SEを形成している。この場合、上皿33の後端縁と前面部36と間には境界部位BPが生じることとなる。仮にこのような構成において、上側膨出部28が変形してしまうと上皿33に付与された遊技球の貯留機能や誘導機能等に障害が発生すると懸念される。この点、本実施の形態によれば、このような不都合の発生が好適に回避される。以下、図14の概略図を参照して、従来周知の構造と本実施の形態に示す構造とを比較しつつ、どのようにして不都合が発生するか、またそのようにしてそのような不都合が回避されるかを説明する。
先ず、図14(a)群を参照して、従来周知の構造について説明する。従来周知の遊技機においては、上側膨出部28Xに操作ボタンユニット40X及び上皿33Xの両方が固定されている。この場合、仮にボタン部材401Xが最大押圧位置に到達した場合には、押圧力が操作ボタンユニット40Xのホルダ部材402Xを通じて上側膨出部28Xに伝わることとなる。仮に、この押圧力が大きくなった場合には、図14(a1)→図14(a2)に示すように、上側膨出部28Xが枠体20Xに対する固定箇所392Xを基端として下方に撓むこととなる。この場合、上皿33と枠体20Xとが離間して、上皿33と枠体20Xの前面部36Xとの境界部位BPXが拡がってしまう。これにより、整列通路320Xの幅寸法L1→L2へ拡大し、整列機能が上手く機能しなくなったり球詰まり等が発生したりする可能性が高くなる。また、図示は省略するが排出口を通じた遊技球発射機構への遊技球の供給が円滑に行われなくなる可能性が高くなる。
一方、本実施の形態に示した構成では、図14(b1)→図14(b2)に示すように、仮に操作ボタンユニット40が変位したとしても取付フレーム450が変形するに留まり、その影響が上側膨出部28や上皿33に及ばない。故に、境界部位BPが拡がったり、整列通路320の幅寸法L1が拡がったりすることを好適に抑制できる。以上の理由から、従来周知の構成で発生し得た不都合が好適に解消されることとなる。
因みに、既に説明したように排出口38については防犯上の理由から遊技者等のアクセスが難しい構造となっている。このため、係る箇所で上記変形の影響が出ると、その解消が難しくなると想定される。この点、本実施の形態においては縦フレーム471,481を排出口38の左右両側に配置することにより、横フレーム461が撓みを抑制し、横フレーム461によって上側膨出部28の下面部312が押されることに起因した上記不都合の発生を好適に抑制することが可能となっている。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。因みに、以下の別形態の構成を、上記各実施の形態における構成に対して、個別に適用してもよく、相互に組み合わせて適用してもよい。
(1)上記実施の形態に示したように、「操作手段」としての操作ボタンユニット40の操作方向(押圧操作方向)において、上側膨出部28(「貯留皿」としての上皿33の取付対象)に対する操作ボタンユニット40の相対変位が許容されるようにして当該操作ボタンユニット40が「ベース部」としての枠体20に固定されていればよく、その具体的構造については任意である。このような前提となる機能が担保されるのであれば、操作ボタンユニット40を「フレーム部」としての取付フレーム450によって下側から支える構成とするのではなく、取付フレームの形状を変更して操作ボタンユニット40を上側から吊り下げる構成とすることも可能である。
但し、上側膨出部28の上方にはガラスユニット30が位置しているため、上記変形例を採用した場合には、その構造/形状に係る制約が強くなると想定される。このような事情に配慮すれば、上記実施の形態に示したように取付フレーム450によって操作ボタンユニット40を下側から支える構造とすることが好ましい。
(2)上記実施の形態では、上側膨出部28に「操作手段」としての操作ボタンユニット40を配設したが、操作ボタンユニット40の配設対象については、例えば下側膨出部とすることも可能である。
(3)上記実施の形態では、操作ボタンユニット40が手前側且つ上皿33が奥側となるように前後に並べて配置したが、少なくとも同一の膨出部に対して操作ボタンユニット40及び上皿33の両者が配設されるのであれば、上記配置を以下のように変更することも可能である。
すなわち、操作ボタンユニット40が奥側且つ上皿33が手前側となるように配置を逆にしてもよいし、操作ボタンユニット40及び上皿33が横並びとなるように配置してもよい。但し、操作ボタンユニット40へのアクセスの容易化及び上皿33からの球零れの抑制に配慮した場合には上述した位置関係にすることが好ましい。
(4)上記実施の形態では、「操作手段」としての操作ボタンユニット40の押圧タイプとしたが、接触タイプとすることも可能である。
(5)上記実施の形態では、取付フレーム450を延出部465、縦フレーム471,481を介して枠体20に固定する構成としたが、少なくとも取付フレーム450を枠体20に固定することができるのであれば足り、延出部465及び縦フレーム471,481の少なくとも何れかを省略することも可能である。但し、上記実施の形態に示したように押圧タイプ且つ大型の操作ボタンユニット40を配設する場合には、遊技者の押圧操作によって生じる応力が大きくなって操作ボタンユニット40を支える取付フレーム450自体が塑性変形する可能性が高くなる。また、このような事象は、枠体20と操作ボタンユニット40との距離が嵩むことでより顕著に発生すると想定される。故に、上述した取付構造の簡素化を実現する上では、取付フレーム450による支持強度が十分に担保されるように、例えば横フレーム461及び延出部465に亘って延びるビード,リブ,フランジの追加等、他の強度担保に係る工夫を施すことが好ましい。
(6)上記実施の形態では、操作ボタンユニット40におけるホルダ部材402の開口フランジ423が上側膨出部28の上面部311に上側からラップする構成としたが、両者の位置関係を逆にして、上側膨出部28の上面部311のホルダ部材402の開口フランジ423に上側からラップする構成とすることも可能である。
(7)上記実施の形態では、ボタン部材401が最大押圧位置に変位した状態であっても操作面部411が上側膨出部の開口316よりも上方(押圧方向とは反対方向)に突出したままになる構成としたが、操作面部411が上側膨出部28内に完全に埋没する構成とすることも可能である。但しこのような構成では例えば遊技者が上側膨出部28の上面部311及び操作面部411の両方に手がかかるようにして押圧操作を行った場合に、手が上面部311に触れやすくなる。これでは、操作ボタンユニット40を上側膨出部28ではなく取付フレーム450によって支持したことによる上記各種効果が上手く発揮されない。故に、望ましくはボタン部材401については最大押圧位置に到達した状態であっても、その一部が上側膨出部28の上面部311よりも上方に突出するように構成することが好ましい。
(8)上記実施の形態では、上側膨出部28に形成された開口316を上側膨出部28の上面部311,前面部313,背面部314に跨るようにして形成することにより、押圧操作を行う際に遊技者の手が操作ボタンユニット40以外(すなわち上側膨出部28)に当たる可能性を低くしたが、遊技者の手が操作ボタンユニット40以外に当たる可能性を低くする上では、上面部311と前面部313及び背面部314の一方とに跨る構成であればよい。但し、遊技者が操作ボタンユニット40にアクセスする方向が遊技機前方からになりやすい点に鑑みれば、上記開口316が少なくとも上面部311及び前面部313に跨る構成とすることが好ましい。
(9)上記実施の形態では、上皿33と枠体20の前面部36とによって貯留領域SEを形成したが、上皿33単独で上記貯留領域を形成する構成とすることも可能である。このような場合であっても上側膨出部28の歪み等を抑えることで上皿33の変形を抑制して、貯留機能及び整列通路320の整流機能を好適に担保できる。また、上皿の入口/出口と枠体20の供給口37/排出口38とのズレを抑制し、遊技球の円滑な移動を担保することができる。
なお、上皿33を上側膨出部28に固定する構成としたが、更に当該上皿33を枠体20に固定する構成とすることも可能である。
(10)上記実施の形態では、取付フレーム450の縦フレーム471,481を排出口38の左右に配置したが、少なくとも複数の縦フレームを離間して設けるのであれば、各縦フレームの位置を任意に変更することも可能である。但し、上皿33に歪み等が発生した場合に排出口38を通じた遊技球の移動が妨げられることは、当該排出口38が防犯上の理由から手の届きにくい奥まった位置にあることに配慮した場合、好ましいとはいえない。故に、露出が抑えられ且つ歪等の影響を受けやすい排出口の両側に固定箇所を配して、上記不都合の発生を抑えることには技術的意義がある。
(11)上記実施の形態では、下側膨出部29に「演出装置」としてのウーハー46を配置したが、これに限定されるものではなく、例えば発光手段等の光演出装置や風発生装置を配置することも可能である。
(12)上記実施の形態では、取付フレーム450の横フレーム461を上側膨出部28の内部空間ISに収容し、横フレーム461と上側膨出部28の下面部312との間に隙間を設けることにより、押圧操作に起因した横フレーム461の撓み変形を許容する構成とした。つまり、内部空間ISに横フレーム461用の変位領域を確保する構成とした。これを以下のように変更してもよい。すなわち、上側膨出部28の下面部312に横フレーム461の通過を許容する開放部を設けてもよい。
(13)上記実施の形態では、操作ボタンユニット40の操作方向を下方としたが、操作方向については任意に変更することも可能である。例えば操作方向を後方となるように設定した場合、上側膨出部28及び上皿33との間に操作ボタンユニット用の取付フレームの変形を許容する(操作ボタンユニット全体の後方への変位を許容する)隙間を確保するとよい。ただし、このような隙間は貯留領域を圧迫する要因になったり、上側膨出部28の出っ張り量を増大させる要因になったりする。故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、前後に貯留皿と操作ボタンユニットとを並べた場合には、その並設方向とボタンの操作方向とが交差する(好ましくは直交する)構成として、それら各種不都合の発生を回避するとよい。
(14)上記実施の形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。
また、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機にも本発明を適用できる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
下記の特徴群に記載された発明は、「パチンコ機等の遊技機には、遊技機前面部を構成する枠体から遊技機前方に膨出する膨出部を設け、この膨出部に遊技球を貯留する貯留皿が設けられているものがある。貯留皿に貯留された遊技球は、遊技球発射機構によって順次遊技領域へと発射される構成となっている。近年では、この膨出部に遊技者により操作される操作手段を設け、例えば遊技者の操作に応じて特定の演出等を実行するものが提案されている(特許文献1参照)。この種の遊技機では、膨出部に貯留皿及び操作手段を併設することにより、両構成へのアクセスを容易にする等の遊技者の利便性の向上が図られている。」という背景技術について、「しかしながら、操作手段については遊技者によって操作される部位であり、操作に伴って発生する負荷を受けた場合に、その負荷によって膨出部に歪等の変形が生じると想定される。特に、膨出部が片持ちであるという構造上の特性から、上記負荷が大きくなることにより膨出部の基端部を中心に上述した歪が大きくなり得る。このような歪は、膨出部に設けられた貯留皿へ伝わることにより、貯留皿に付与された貯留機能等に影響を与える要因となる。」という発明が解決しようとする課題をもってなされたものである。
特徴1.ベース部(枠体20)及び、当該ベース部から遊技機前方に膨出する膨出部(上側膨出部28)を有する遊技機前面部(前扉枠14)を備えた遊技機において、
前記膨出部に一体化されてなり、遊技球を貯留する貯留皿(上皿33)と、
前記膨出部に設けられ、遊技者により操作される操作手段(操作ボタンユニット40)と、
前記ベース部から前記膨出部と同じ側に張り出し、基端部が当該ベース部に固定されることにより同ベース部に取り付けられたフレーム部(取付フレーム450)と
を備え、
前記操作手段は、前記膨出部、前記貯留皿、前記フレーム部のうち前記フレーム部に固定されていることを特徴とする遊技機。
特徴1に示す貯留皿については、遊技機前方に膨出している膨出部に配設されることにより遊技機前方からのアクセスが容易となっている。これにより、遊技球の補給や球詰まりの解消等を行う際の作業性の向上や残り球の確認等の容易化が実現されている。ここで、貯留皿の配設対象となっている膨出部に操作手段を配設することにより、貯留皿と同様に操作手段へのアクセスが容易となり、利便性の向上に貢献できる。
ここで、操作手段は、膨出部に設けられてはいるがその固定対象は膨出部ではなくフレーム部となっている。このため、仮に操作手段が強く押される等して大きな負荷が生じたとしても、その負荷がフレーム部を介してベース部に分散される。故に、当該負荷の影響により膨出部(特に貯留皿)に歪が生じることを好適に抑制できる。このようにして、貯留皿(貯留領域)への影響を抑えることにより、膨出部にて貯留皿と操作手段とを好適に共存させることが可能となる。
特徴2.前記操作手段及び前記貯留皿は、前記操作手段が前記膨出部の先端側且つ前記貯留皿が当該膨出部の基端側となるようにして並設されていることを特徴とする特徴1に記載の遊技機。
特徴1に示したように膨出部が片持ちとなっている構成にて操作手段を先端側(手前側)に配設した場合、操作手段へのアクセスを容易にすることができ、当該操作手段の操作が難しくなることを回避しつつ、貯留皿からの球こぼれの抑制に貢献できる。しかしながら、係る構成によれば、操作に伴って基端部分に発生する負荷(応力)が大きくなりやすいため、特徴1に示した不都合が発生しやすくなると懸念される。この点、本特徴に示す構成に特徴1に示した技術的思想を適用すれば、上述した各種効果を享受しつつ、それに起因した不都合の発生を好適に抑えることができる。
なお、特に「貯留領域の下流部分が貯留皿とベース部の前面とによって構成された整列通路となっている構成」に対して特徴1に示した技術的思想を適用すれば、整列機能が低下することを好適に抑制できる。
特徴3.前記膨出部は内部空間が形成されたハウジングであり、
前記フレーム部には、前記膨出部の内部空間に収容され、前記操作手段を受ける受け部(横フレーム461)が設けられており、
前記操作手段は、前記膨出部に形成された開口部(開口316)を通じて、当該膨出部の外に突出していることを特徴とする特徴1又は特徴2に記載の遊技機。
特徴1等に示したようにフレーム部によって操作手段を保持する構成においては、フレーム部が露出することは遊技機の見栄えを低下させる要因となるため好ましくない。この点、本特徴に示すように操作手段用の受け部を膨出部の内部に収容し、操作手段を膨出部の開口部を通じて突出させる構成とすれば、フレーム部の露出を抑えつつ操作手段があたかも膨出部に一体化されているかのように見せることができる。故に、強度担保に伴う見栄えの低下を抑制できる。
特徴4.前記操作手段は、所定方向に押圧操作される構成となっており、
前記受け部において前記操作手段が配置されている側とは反対側となる部分と前記膨出部との間には前記所定方向にて前記受け部の変位が許容される隙間が確保されていることを特徴とする特徴3に記載の遊技機。
特徴4によれば、上記隙間の存在により、過度に大きな力が加わってフレーム部が撓み変形(例えば弾性変形)した場合であっても、フレーム部→膨出部への力の伝わりを抑制できる。
なお、このような変形が生じた場合には、フレーム部が弾性力によって元の状態に復帰する際に振り戻しが発生する。故に、望ましくは「前記受け部において前記操作手段が配置されている側と前記膨出部との間に前記所定方向とは逆の方向への前記受け部の変位を許容する隙間が確保されている構成」とすることが好ましい。
因みに、特徴4に示した技術的思想を特徴1や特徴2に適用することも可能である。この場合「前記操作手段は、所定方向に押圧操作される構成となっており、前記フレーム部及び前記膨出部は、前記所定方向における相対変位が許容されている」構成とすればよい。
特徴5.前記受け部は、左右に延びる板状をなし、その一方の板面が上側を向くようにして配置された横フレームであり、
前記フレーム部の基端部は、前記横フレームを支持し、板面が左右を向くようにして配置された縦フレーム(縦フレーム471,481)によって構成されていることを特徴とする特徴3又は特徴4に記載の遊技機。
特徴5に示すように横フレームの板面と縦フレームの板面とを交差させることにより、遊技機正面視におけるフレーム部の占有領域の拡がりを抑えつつ、ベース部から離間した位置にて操作手段の保持強度を好適に向上させることができる。
特徴6.前記操作手段は、前記膨出部の上面から突出するようにして配置されており、
前記縦フレームは、左右に離間して設けられた第1縦フレーム(左側縦フレーム471)及び第2縦フレーム(右側縦フレーム481)を有してなり、
前記1縦フレームは、前記操作手段の下方に位置していることを特徴とする特徴5に記載の遊技機。
特徴6によれば、複数の縦フレームを併用することで、横フレームの撓みを好適に抑制できる。特に、第1縦フレームを操作手段の下方に配置することで、縦フレームと横フレームとの境界部分を基端とした横フレームの撓みを好適に抑制することができる。このようにして横フレームの撓みを抑えた場合には、第1縦フレームに負荷が集中して、第1縦フレームが左右に撓みやすくなると想定されるが、本特徴に示すように第2縦フレームを併用することにより(第2縦フレームは横フレームを介して第1縦フレームと繋がっているため)、このような変形を抑制して負荷をベース部に伝えやすくなる。
特徴7.前記操作手段は、前記膨出部の中央に配置されており、
遊技領域(遊技領域PE)へ遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構110)を備え、
前記貯留皿によって構成される貯留領域(貯留領域SE)には、遊技球を整列させた状態で前記遊技球発射手段に誘導する球通路(整列通路320)が設けられており、
前記縦フレームは、前記球通路の出口部分(排出口38)の左右両側に配されていることを特徴とする特徴5又は特徴6に記載の遊技機。
仮に上述した歪が発生した場合には、その影響は特に整列機能が付与された球通路付近にて顕著になると懸念される。具体的には、整列通路の幅等が変化することにより遊技球が上手く流れなくなる可能性が生じる。特に、出口部分については遊技者等のアクセスが難しい構造となっていることが多く、係る箇所でそのような歪の影響が出ると、その解消が難しくなると想定される。この点、本特徴に示すように縦フレームを出口部分の左右両側に配置することにより、上記不都合の発生を好適に抑制することができる。
特徴8.前記膨出部の下方には、スピーカ(ウーハー46)と、当該スピーカを囲む囲み部(収容部47)とが設けられており、
前記囲み部を構成する縦壁部(縦壁部333,334)内に、前記縦フレームが収容されていることを特徴とする特徴5乃至特徴7のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴8によれば、膨出部の下方にスピーカが配置されている。スピーカについては遊技者が直接触れる部分ではないためこのような配置としても、利便性等の問題が生じない。ここで、スピーカの音響機能を向上するには、囲み部の存在が有益である。この囲み部の縦壁部に縦フレームを収容する構成とすれば、縦フレームの露出を抑えて、強度向上に起因した見栄えの低下を好適に抑制することができる。また、縦フレーム専用の収容部を形成する必要がないため、縦フレーム用の占有領域が無駄に嵩むことを好適に回避できる。
特徴9.前記膨出部は上側膨出部であり、
前記上側膨出部の下方には前記ベース部から当該上側膨出部と同じ側へ膨出する下側膨出部(下側膨出部29)が形成されており、
前記下側膨出部には、
遊技球を貯留可能な遊技球貯留部(下皿34)と、
遊技状況に応じて演出を行う演出装置用の設置部(収容部47)と
が設けられており、
前記上側膨出部と前記下側膨出部との間には、前記遊技球貯留部及び前記演出装置用の設置部を仕切る縦壁部(左側縦壁部333)が設けられており、
前記縦フレームが前記縦壁部内に収容されていることを特徴とする特徴5乃至特徴8のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴9によれば、上側膨出部の下方に、遊技球貯留部(所謂下皿)と演出装置用の設置部を設ける場合、仕切り部によって両者を仕切ることにより、遊技球貯留部に貯留されている遊技球が演出装置に干渉することを好適に抑制できる。ここで、このような仕切り部(縦壁部)に縦フレーム部を収容する構成とすれば、縦フレームの露出を抑えて、強度向上に起因した見栄えの低下を好適に抑制することができる。また、縦フレーム専用の収容部を形成する必要がないため、縦フレーム用の占有領域が無駄に嵩むことを好適に回避できる。
特徴10.前記縦壁部は前記膨出部に繋がっており、前記縦壁部の内部空間と前記縦壁部の内部空間とが連通していることを特徴とする特徴8又は特徴9に記載の遊技機。
特徴10によれば、縦フレームを縦壁部内に収容することにより、補強による見栄えの低下を好適に抑制できる。また、縦壁部によって膨出部(上側膨出部)を支えることができ、膨出部自体の支持強度の向上に貢献することができる。
特徴11.ベース部(枠体20)及び、当該ベース部から遊技機前方に膨出する膨出部(上側膨出部28)を有する遊技機前面部(前扉枠14)を備えた遊技機において、
前記膨出部に一体化されてなり、遊技球を貯留する貯留皿(上皿33)と、
前記膨出部に収容され、当該膨出部及び前記ベース部のうち前記ベース部に固定されたフレーム部(取付フレーム450)と、
前記膨出部、前記貯留皿、前記フレーム部のうち前記フレーム部に固定され、前記膨出部に形成された開口部を通じて突出しており、遊技者により操作される操作手段(操作ボタンユニット40)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴11に示す貯留皿については、遊技機前方に膨出している膨出部に配設されることにより遊技機前方からのアクセスが容易となっている。これにより、遊技球の補給や球詰まりの解消等を行う際の作業性の向上や残り球の確認等の容易化が実現されている。ここで、貯留皿の配設対象となっている膨出部に操作手段を配設することにより、貯留皿と同様に操作手段へのアクセスが容易となり、利便性の向上に貢献できる。
ここで、操作手段は、膨出部に設けられてはいるがその固定対象は膨出部ではなくフレーム部となっている。このため、仮に操作手段が強く押される等して大きな負荷が生じたとしても、その負荷がフレーム部を介してベース部に分散される。故に、当該負荷の影響により膨出部(特に貯留皿)に歪が生じることを好適に抑制できる。このようにして、貯留皿(貯留領域)への影響を抑えることにより、膨出部にて貯留皿と操作手段とを好適に共存させることが可能となる。
なお、本特徴に示す構成を「ベース部及び、当該ベース部から遊技機前方に膨出する膨出部を有する遊技機前面部を備えた遊技機において、前記膨出部に一体化されてなり、遊技球を貯留する貯留皿と、前記膨出部に収容され、当該膨出部及び前記ベース部のうち前記ベース部にのみ固定されたフレーム部と、前記膨出部、前記貯留皿、前記フレーム部のうち前記フレーム部に固定され、前記膨出部に形成された開口部を通じて突出しており、遊技者により操作される操作手段とを備えている」に変更することも可能である。
特徴12.前記操作手段は、前記膨出部の前記開口部を通じて当該膨出部の上面部から上方に突出し、その操作方向が下方となるように設定されており、
前記膨出部の下面部と前記フレーム部との間には、当該下面部側への前記フレーム部の変位を許容する空間が形成されていることを特徴とする特徴11に記載の遊技機。
特徴12によれば、過度に大きな力が加わってフレーム部が撓み変形(例えば弾性変形)した場合であっても、フレーム部→膨出部への力の伝わりを抑制できる。
特徴13.ベース部(枠体20)及び、当該ベース部から遊技機前方に膨出する膨出部(上側膨出部28)を有する遊技機前面部(前扉枠14)を備えた遊技機において、
前記膨出部に一体化されてなり、遊技球を貯留する貯留皿(上皿33)と、
前記膨出部に収容され、当該膨出部及び前記ベース部のうち前記ベース部に固定されたフレーム部(取付フレーム450)と、
前記膨出部、前記貯留皿、前記フレーム部のうち前記フレーム部に固定され、前記膨出部に形成された開口部を通じて突出しており、遊技者により押圧操作される操作手段(操作ボタンユニット40)と
を備え、
前記フレーム部及び前記膨出部は、前記押圧方向における相対変位が許容されていることを特徴とする遊技機。
特徴13に示す貯留皿については、遊技機前方に膨出している膨出部に配設されることにより遊技機前方からのアクセスが容易となっている。これにより、遊技球の補給や球詰まりの解消等を行う際の作業性の向上や残り球の確認等の容易化が実現されている。ここで、貯留皿の配設対象となっている膨出部に操作手段を配設することにより、貯留皿と同様に操作手段へのアクセスが容易となり、利便性の向上に貢献できる。
ここで、操作手段は、膨出部に設けられてはいるがその固定対象は膨出部ではなくフレーム部となっている。このため、仮に操作手段が強く押される等して大きな負荷が生じたとしても、その負荷がフレーム部を介してベース部に分散される。故に、当該負荷の影響により膨出部(特に貯留皿)に歪が生じることを好適に抑制できる。このようにして、貯留皿(貯留領域)への影響を抑えることにより、膨出部にて貯留皿と操作手段とを好適に共存させることが可能となる。
また、過度に大きな力が加わってフレーム部が撓み変形(例えば弾性変形)した場合であっても、フレーム部→膨出部への力の伝わりを抑制できる。
以下に、以上の各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル45)と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構110)と、その発射された遊技球を所定の遊技領域(遊技領域PE)に導く球通路(誘導レール100の誘導通路103)と、遊技領域内に配置された各遊技部品(釘87等)とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部(一般入賞口81等)を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
球使用ベルト式遊技機:複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄列を最終停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段の操作に起因して又は所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の最終停止図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)を発生させるようにし、さらに、球受皿を設けてその球受皿から遊技球を取り込む投入処理を行う投入装置と、前記球受皿に遊技球の払出を行う払出装置とを備え、投入装置により遊技球が投入されることにより前記始動用操作手段の操作が有効となるように構成した遊技機。
10…遊技機としてのパチンコ機、14…遊技機前面部を構成する前扉枠、20…ベース部としての枠体、21…カバー体、28…上側膨出部、29…下側膨出部、33…貯留皿としての上皿、34…遊技球貯留部としての下皿、36…前面部、38…出口部分としての排出口、40…操作手段としての操作ボタンユニット、46…スピーカとしてのウーハー、47…設置部としての収容部、316…開口、320…球通路としての整列通路、331…区画壁部、332…対向壁部、333…左側縦壁部、334…右側縦壁部、450…取付フレーム、461…横フレーム、471…左側縦フレーム、481…右側縦フレーム、BP…境界部位、IS…内部空間、PE…遊技領域、SE…貯留領域。

Claims (7)

  1. ベース部及び、当該ベース部から遊技機前方に膨出する膨出部を有する遊技機前面部を備えた遊技機において、
    前記膨出部に一体化されてなり、遊技球を貯留する貯留皿と、
    前記膨出部に設けられ、遊技者により操作される操作手段と、
    前記ベース部から前記膨出部と同じ側に張り出し、基端部が当該ベース部に固定されることにより同ベース部に取り付けられたフレーム部と
    を備え、
    前記操作手段は、前記膨出部、前記貯留皿、前記フレーム部のうち前記フレーム部に固定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作手段及び前記貯留皿は、前記操作手段が前記膨出部の先端側且つ前記貯留皿が当該膨出部の基端側となるようにして並設されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記膨出部は内部空間が形成されたハウジングであり、
    前記フレーム部には、前記膨出部の内部空間に収容され、前記操作手段を受ける受け部が設けられており、
    前記操作手段は、前記膨出部に形成された開口部を通じて、当該膨出部の外に突出していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記操作手段は、所定方向に押圧操作される構成となっており、
    前記受け部において前記操作手段が配置されている側とは反対側となる部分と前記膨出部との間には前記所定方向にて前記受け部の変位が許容される隙間が確保されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記受け部は、左右に延びる板状をなし、その一方の板面が上側を向くようにして配置された横フレームであり、
    前記フレーム部の基端部は、前記横フレームを支持し、板面が左右を向くようにして配置された縦フレームによって構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記膨出部の下方には、スピーカと、当該スピーカを囲む囲み部とが設けられており、
    前記囲み部を構成する縦壁部内に、前記縦フレームが収容されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記膨出部は上側膨出部であり、
    前記上側膨出部の下方には前記ベース部から当該上側膨出部と同じ側へ膨出する下側膨出部が形成されており、
    前記下側膨出部には、
    遊技球を貯留可能な遊技球貯留部と、
    遊技状況に応じて演出を行う演出装置用の設置部と
    が設けられており、
    前記上側膨出部と前記下側膨出部との間には、前記遊技球貯留部及び前記演出装置用の設置部を仕切る縦壁部が、それら両膨出部に跨るようにして設けられており、
    前記縦フレームが前記縦壁部内に収容されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の遊技機。
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