JP2015027193A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池群を構成する複数の電池モジュールの状態を確実に把握して、安定かつ適切な管理を遂行する電源装置を得る。
【解決手段】複数の電池モジュールが多直列多並列に接続された二次電池群10を監視する際に、この二次電池群10を構成している複数の電池モジュール11の個数に応じて、監視のために周期的に起動される制御処理の実行周期である制御周期を変化させることによって、制御周期内の計算リソースを十分に活用しつつ、監視に必要な全電池モジュール11の電池ステータス情報を確実に読み取った上で、各電池モジュールの状態判定や電力ラインとの接断を含む制御処理を、1制御周期内で完結させる。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電源装置に関する。
二次電池をエネルギー源とする電源装置においては、接続される負荷装置や充電装置等の各種外部装置で扱う電力に適応させるため、例えば、単位セルとなる二次電池セルを多直列もしくは多並列、または多直列かつ多並列に組み合わせた、多数の二次電池セルから構成された二次電池群が内蔵される。そして、各二次電池セルの状態監視、その結果に基づく電池保護等の制御や外部への通知等、二次電池群全体を管理するための機能を備えた電池管理装置を含み、電源装置として一体化される。
この種の電池管理装置では、一般的な産業向けの管理装置等に見られるように、例えば制御用のプロセッサを用いて構成され、制御周期という、管理装置に固有の制御時間を持って、その1周期内で所要の管理機能を完了させている。
特開2012−112811号公報(第10ページ、図8)
上記したように、電池管理装置では、二次電池群に対する管理機能として、各二次電池セルの状態を示す電池ステータス情報を読みとり、その結果に基づいて各二次電池セルの状態判定、保護動作、外部への通知といった一連の処理動作を、1制御周期毎に完結させながら繰り返し遂行する。
しかしながら、群内の二次電池セル数が大量になった場合に、同一の制御周期でこれら一連の処理動作を行うと、例えば、各二次電池セルの電池ステータス情報を読みとる際の通信トラフィックが増大するなどして読みとりが完結せず、取りこぼしを生ずるおそれがあった。そして、取りこぼしが発生すると、各二次電池の状態判定ができず、電源装置としての安全性に重大な影響を及ぼすおそれがあった。一方、群内の二次電池セル数が少ない場合には、上記した一連の処理動作に必要な計算リソースも少なくて済むため、電池管理装置が備える計算リソースが十分に活用されないことがあった。
本発明の実施形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、二次電池の状態を確実に把握して、安定かつ適切な管理を実施できる電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の実施形態の電源装置は、複数の二次電池セルが組み合わされた電池モジュールを、その電圧及び温度を含む電池ステータス情報を出力する電池監視装置とともに多直列多並列に接続した二次電池群と、通信ラインを経由して前記各電池監視装置から電池ステータス情報を受信し、これらの電池ステータス情報に基づき前記二次電池群の電力ラインの接断を制御する制御手段を所定の周期で繰り返し実施する電池管理装置とを備え、前記電池管理装置は、前記所定の周期を前記二次電池群内の電池モジュールの個数に応じて設定することを特徴とする。
また、第2の実施形態の電源装置は、複数の二次電池セルが組み合わされた電池モジュールを、その電圧及び温度を含む電池ステータス情報を出力する電池監視装置とともに多直列多並列に接続した二次電池群と、通信ラインを経由して前記各電池監視装置から電池ステータス情報を受信し、これらの電池ステータス情報に基づき前記二次電池群の電力ラインの接断を制御する制御手段を所定の周期で繰り返し実施する電池管理装置とを備え、前記電池管理装置は、前記所定の周期を前記二次電池群内の各直列接続群における電池モジュールの接続個数に応じて設定するとともに、この所定の1周期中に、前記二次電池群内の複数の直列接続群の中から選択したひとつの直列接続群を対象に前記制御手段を実施することを特徴とする。
本実施形態に係る電源装置の第1の実施例の構成を示すブロック図。 制御周期テーブルの一例を示す図。 制御処理の内容とその実行順序をモデル化して例示した説明図。 図1に例示した電源装置の動作を説明するためのフローチャート。 二次電池群10内の電池モジュール11の個数が異なる場合の動作の差異をモデル化して例示した説明図。 第1の実施例の電源装置に対する変形例の構成を示すブロック図。 本実施形態に係る電源装置の第2の実施例の構成を示すブロック図。 図7に例示した電源装置の動作を説明するためのフローチャート。 直列接続群の選択順序の優先度付け指定による動作の差異をモデル化して例示した説明図。
以下に、本実施形態に係る電源装置を実施するための最良の形態について、図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る電源装置の第1の実施例の構成を示すブロック図である。図1に例示したように、この電源装置1は、多直列多並列に接続された複数の電池モジュール11と各電池モジュールに対応して設けられた電池監視装置12からなる二次電池群10、複数のコンタクタ13(#1)〜13(#n)、通信ライン14及び15、ならびに電池管理装置16から構成されている。
二次電池群10は、多直列多並列に接続された複数の電池モジュール11(#11)〜11(#nm)を備えており、その電力ラインは、外部機器等との接続用の接続端子17H及び17Lに接続されている。本実施例においては、電池モジュールの直列接続数をm、並列接続数をnとした場合を例示している。すなわち、電池モジュール11をm個直列に接続してひとつの直列接続群を構成するとともに、この直列接続群をn群並列に接続し、全体としてm直列n並列に構成している。各電池モジュール11は、その内部に複数の二次電池セル(図示せず)を有しており、これらを組み合わせることによって、ひとつの電池モジュールとして所望する電力容量を得ている。
また、各電池モジュール11には、それぞれに電池監視装置12が設けられている。電池監視装置12は、対応する電池モジュールの状態を監視して、その電圧及び温度を含む電池ステータス情報を取得するとともに、取得した電池ステータス情報を後述の通信ライン14を経由して電池管理装置16に送出する。
複数のコンタクタ13(#1)〜13(#n)は、二次電池群10の各直列接続群に対応してn個設けられており、それぞれにこれら二次電池群10の各直列接続群にさらに直列に接続されて、後述の電池管理装置16からの制御信号により、二次電池群10の各直列接続群と電力ラインとを接続または切断する。通信ライン14は、すべての電池監視装置12、及び電池管理装置16を含む装置内の各機器を接続し、これら機器間で各種の通信データを授受する。本実施例においては、この通信ライン14は、例えばバス型に構成されているものとしている。あわせて、電池管理装置16と上位装置等の外部機器との通信用に、通信ライン15も備えている。
電池管理装置16は、各電池監視装置12からの電池モジュール11の電池ステータス情報を含む装置内の各種情報を通信ライン14経由で受信するとともに、これらの情報に基づいて、二次電池群10の電力ラインへの接続制御を含む監視制御、及び装置全体の制御を、二次電池群10内の電池モジュール11の個数に応じた所定の制御周期で繰り返し実施する。また、本実施例においては、電池管理装置16内に不揮発性記憶装置161を備えている。この不揮発性記憶装置161には、上記した電池モジュール11の個数情報があらかじめ記憶されている。
この電池管理装置16は、本実施例では、例えば制御用のプロセッサを用いて構成されており、上記した制御周期の設定、及びその1周期内で実施する各種の制御については、このプロセッサに制御用のプログラムとしてインプリメントされ、実行されるものとしている。以下に、本実施例における制御周期の設定、及び1周期内に制御処理として実行される制御の内容について説明する。
まず、制御周期については、電池モジュールの個数に基づいて、あらかじめ電池管理装置16内に保持された制御周期テーブルを参照することにより設定している。すなわち、電池管理装置16内には、制御周期と二次電池群10内の電池モジュール11の個数情報とを対応づけたテーブルである、制御周期テーブルが、あらかじめ設定されている。この制御周期テーブルには、計算リソースを十分に活用しつつ、m×n個の全電池モジュール11の電池ステータス情報を確実に読み取った上で後述する制御処理を完結できる周期と、電池モジュール11の個数情報とが、あらかじめ対応づけられて設定されている。
制御周期テーブルの一例を図2に示す。この図2に示した事例では、電池モジュール11の個数情報として、二次電池群10内での直列接続数m及び並列接続数nが用いられており、これらと、制御周期とが対応付けられている。
そして、例えばこの電源装置1あるいは電池管理装置16の動作開始直後等、制御処理動作の開始に先立って、電池管理装置16は、不揮発性記憶装置161に記憶されている電池モジュール11の個数情報を読み取り、この読み取った個数情報に基づき上記した制御周期テーブルを参照して、所定の周期を設定する。なお、上記した説明においては、電池モジュール11の個数情報を不揮発性記憶装置161から取得したが、これに代えて、不揮発性記憶装置161を備えずに、通信ライン14経由で各電池監視装置12と通信することによって、電池モジュール11の個数情報を取得することもできる。
次に、1周期内で実行される制御処理の内容について、図3を参照して説明する。図3は、1周期内で実行される制御処理の内容とその実行順序をモデル化して例示した説明図である。この事例では、電池ステータス情報受信処理、電池状態推定処理、電池保護判定処理、電池保護処理、及び上位装置への送信処理の一連の処理が順次実行される。なお、アイドル時間は、次回の周期開始までの待ち時間である。
電池ステータス情報受信処理は、m×n個の全電池モジュール11の電池ステータス情報を、それぞれの電池監視装置12から通信ライン14経由で読み取る。この処理に要する時間は、電池モジュール11の個数に加え、通信ライン14のトラフィック等によっても影響を受け易いことから、特に電池ステータス情報の取りこぼし等が発生しないよう、前述の制御周期テーブルには、あらかじめこれらの影響要因も十分に考慮された、適切な値が保持されている。
電池状態推定処理は、受信した電池ステータス情報から、各電池モジュール11の電池残量等の状態推定を行う。電池保護判定処理は、推定した各電池モジュール11の状態から、過充電や過放電といった、安定状態ではない状態、あるいは危険状態にある電池モジュールの存在を検出する。電池保護処理は、安定状態ではない電池モジュールを検出した場合に、その電池モジュールの充放電を禁止して保護するため、該当する電池モジュールを含む二次電池群10の直列接続群に挿入されているコンタクタ13を開状態にする制御信号を生成して該当のコンタクタ13に送出し、電力ラインから切り離す。上位装置への送信処理は、各電池モジュール11の状態や故障情報等の自装置の状態を、通信ライン15を経由して上位装置等に通知する。
次に、前出の図1〜図3、ならびに図4のフローチャート及び図5の説明図を参照して、上述のように構成された本実施例の電源装置1の動作について、電池管理装置16の動作を中心に説明する。図4は、この電源装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図4(a)において、電源装置1の動作開始後、電池管理装置16は、不揮発性記憶装置161にあらかじめ記憶されている、二次電池群10を構成する電池モジュール11の個数情報を読み取る(ST41)。次いで、この読み取った個数情報を用いて制御周期テーブルを参照し、制御処理の実行周期である制御周期を設定する(ST42)。なお、これら2つの動作ステップは、制御処理の開始に先立って実行される、他の各種の初期設定処理(ST40)に含めることができる。
次いで、この設定された周期毎に制御処理を繰り返し実行するため、電池管理装置16は、この制御周期に基づいて、制御処理を起動するタイミングに達したか否かを判定する(ST43)。そして、起動タイミングになると(ST43のY)、制御処理を実行する。
図4(b)は、制御処理の動作を説明するためのフローチャートである。本実施例での制御処理の内容については、すでに図3を参照して説明した通り、電池ステータス情報受信処理(ST441)、電池状態推定処理(ST442)、電池保護判定処理(ST443)、電池保護処理(ST444)、及び上位装置への送信処理(ST445)の一連の処理が順次実行される。これによって、二次電池群10の中で安定状態にない電池モジュール11の保護や、外部への自装置状態の通報等が行われる(ST44)。そして、この後は、動作終了が指示されるまで、所定の制御周期毎に制御処理を繰り返し実行する(ST45)。
図5は、二次電池群10内の電池モジュール11の個数が異なる場合の動作の差異をモデル化して例示した説明図である。図5(a)は、電池モジュール11の個数が多い場合、また図5(b)は少ない場合を、それぞれ例示している。いずれの場合も、初期設定の動作ステップ(ST40)において、電池モジュールの個数に応じた制御周期Ta、またはTbが設定された後、この所定の制御周期に基づいた起動タイミングで制御処理が起動され(ST43のY)、制御処理の動作ステップ(ST44)が実行される。
ここで、制御処理を完結するのに必要な時間は、例えば、電池ステータス情報受信処理に要する時間等が電池モジュールの数に応じて変わることから、電池モジュールの個数が多い場合の制御周期Taはより長く、一方、個数が少ない場合の制御周期Tbはより短くし、Ta>Tbに設定している。このようにして、電池モジュールの個数に応じて設定する制御周期を変化させ、制御処理を確実に完結させている。
以上説明したように、本実施例においては、複数の電池モジュールからなる二次電池群10をエネルギー源とする電源装置1において二次電池群10を監視する際に、この二次電池群10を構成している複数の電池モジュール11の個数に応じて、監視のために周期的に起動される制御処理の実行周期である制御周期を変化させている。これにより、周期内の計算リソースを十分に活用しつつ、監視に必要な全電池モジュール11の電池ステータス情報を確実に読み取った上で、各電池モジュールの状態判定や電力ラインとの接断を含む制御処理を、1制御周期内で完結することができるので、二次電池群の状態を確実に把握して、安定かつ適切な電池管理を遂行することのできる電源装置を得ることができる。
(変形例1)
図6は、上述した本実施形態の第1の実施例の電源装置に対する変形例の構成を示すブロック図である。この変形例の電源装置2では、電池管理装置16が電池モジュール11の個数情報を取得する(図4のST41の動作ステップに該当)際の手法が、上述の第1の実施例と異なる。
すなわち、電池管理装置16内に、電池モジュール11の個数情報があらかじめ記憶された不揮発性記憶装置161を備えておらず、これに代えて、m×n個の電池監視装置12がデイジーチェイン接続されて電池管理装置16に接続された、第2の通信ライン18を備えている。そして、図4のST41の動作ステップに該当する動作として、電池管理装置16は、この第2の通信ライン18を経由して、各電池監視装置12からの通信応答を受け取ることによって、電池モジュールの個数情報を取得している。なお、上記以外の構成及び動作については、第1の実施例と同様である。
このように、この変形例の電源装置2においては、第1の実施例と同様の効果を奏するとともに、電池監視装置12がデイジーチェイン接続された第2の通信ライン18を用いて電池モジュール11の個数情報を取得することによって、通信ライン14を用いる場合よりも通信負荷を低減させ、動作の高速化が可能となる。
図7は、本実施形態に係る電源装置の第2の実施例の構成を示すブロック図である。この第2の実施例について、図1〜図5に示した第1の実施例の各部と同一の部分は同一の符号または名称で示し、その詳細な説明は省略する。この第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、所定の制御周期を設定する際に、第1の実施例においては、二次電池群内のすべての電池モジュールの個数に応じて設定したのに対し、第2の実施例においては、電池モジュールが多直列多並列に接続された二次電池群内において、電池モジュールが直列接続された直列接続群に着目し、これら直列接続群内の電池モジュールの接続個数に応じて制御周期を設定している点であり、また、こうして設定した制御周期毎に繰り返し実施される制御処理の対象は、複数の直列接続群の中から選択した1つの直列接続群としている点である。以下、前出の図1〜図5、ならびに図7のブロック図、図8のフローチャート、及び図9の説明図を参照して、その相違点を中心に説明する。
図7に例示したように、この電源装置3は、図1に示した第1の実施例と同様に、複数の電池モジュール11と各電池モジュールに対応して設けられた電池監視装置12からなる二次電池群10、複数のコンタクタ13(#1)〜13(#3)、通信ライン14及び15、ならびに電池管理装置16aから構成されている。
ただし、後段での説明の簡単化のため、二次電池群10内の電池モジュール11の接続を、2直列3並列(m=2、n=3)とした場合を示している。すなわち、1群あたり2つの電池モジュール11が直列接続された、3つの直列接続群である第1直列接続群101、第2直列接続群102、及び第3直列接続群103が、並列に接続されているものとしている。また、これに伴って、コンタクタ13の個数も、その並列接続数である3としている。
各電池モジュール11、各電池監視装置12、コンタクタ13、通信ライン14及び15は、第1の実施例と同じであり、その説明を省略する。
電池管理装置16aは、各電池監視装置12からの電池モジュール11の電池ステータス情報を含む、装置内の各種情報を通信ライン14経由で受信するとともに、これらの情報に基づいて、二次電池群10の電力ラインへの接続制御を含む監視制御、及び装置全体の制御を、所定の制御周期で繰り返し実施する。また、電池管理装置16aは、第1の実施例と同様に制御用のプロセッサを用いて構成されており、これらの各種制御は、このプロセッサに制御用のプログラムとしてインプリメントされ、実行される。
この第2の実施例での制御周期の設定では、二次電池群10内において、電池モジュール11が直列接続された直列接続群に着目し、これら直列接続群内の電池モジュール11の接続個数に応じて制御周期を設定している。このため、電池管理装置16a内で参照される制御周期テーブルには、あらかじめ、制御周期と二次電池群10の直列接続群内の電池モジュール11の接続個数とが対応づけられて設定されている。また、不揮発性記憶装置161aには、各直列接続群101、102、及び103内における電池モジュール11の接続個数、及びこれら直列接続群の並列接続数を含む、二次電池群10内の電池モジュー11の接続情報が記憶されている。
そして、制御周期を設定する際には、電池管理装置16aは、不揮発性記憶装置161aに記憶されている電池モジュール11の接続情報を読み取り、この読み取った接続情報から、上記した制御周期テーブルを参照して、所定の制御周期を設定する。なお、二次電池群10内の電池モジュー11の接続情報は、不揮発性記憶装置161aから取得するのではなく、通信ライン14経由で各電池監視装置12と通信することによって取得することもできる。
また、1周期内で実行される制御処理の内容についても、第1の実施例で図3に例示したものと同様であるが、この第2の実施例では、上述したように二次電池群10内の直列接続群に着目しているので、1制御周期内で実行される制御処理の対象は、複数の直列接続群の中から選択した1つの直列接続群としている。従って、1制御周期では、管理対象となる電池モジュールは、選択された直列接続群内の電池モジュールである。
さらに、制御処理の対象とする1つの直列接続群を選択する際に、複数の直列接続群の間で優先度に差を付けることなく、順次均等に選択することができるのはもちろんであるが、各電池モジュール11から取得した電池ステータス情報に基づき、例えば過充電や過放電状態等、安定状態でない電池モジュールが検出された場合には、この電池管理装置16aは、その電池モジュールを含む直列接続群に対して優先度を高めて選択することもできる。なお、この優先度付けによる動作の差異については後述する。このように、二次電池群内の直列接続群に着目して管理することによって、二次電池群10内で不安定な状態にある電池モジュール11をより迅速に検出し、その状態を綿密に監視しながら適切に保護することができる。
次に、図8のフローチャート、及び図9の説明図を参照して、上述のように構成された本実施例の電源装置3の動作について、電池管理装置16aの動作を中心に説明する。図8は、この電源システム3の動作を説明するためのフローチャートである。
装置の動作開始後、まず電源管理装置16aは、不揮発性記憶装置161aにあらかじめ記憶されている、二次電池群10内の電池モジュール11の直列接続数及び並列接続数を含む接続情報を読み取る(ST81)。次いで、この接続情報を用いて制御周期テーブルを参照し、制御周期を設定する(ST82)。
次いで、電源管理装置16aは、各制御周期で後続の制御処理の対象とする、二次電池群10内の直列接続群の選択順序を指定する。この選択順序の指定は、1制御周期ごとに毎回指定するのではなく、本実施例では、二次電池群10が3つの直列接続群101、102、及び103で構成されていることから、例えば3制御周期毎に見直し・再指定を実行するものとしている。すなわち、見直し・再指定のタイミングか否かを判定し(ST83)、そのタイミングに到達していれば(ST83のY)、優先度付け等を考慮しつつ、制御処理の対象とする直列接続群の選択順序を指定する(ST84)。なお、例えば直列接続群のそれぞれに優先度を付けて選択順序を指定する場合には、ST83の動作ステップでの見直しタイミングは、その状況に応じた適切な複数制御周期毎とすればよい。
次いで、電池管理装置16aは、設定された周期毎に制御処理を繰り返し実行するため、制御周期に基づいて、制御処理を起動するタイミングに達したか否かを判定し(ST85)、達していると(ST85のY)、ST84の動作ステップで指定された直列接続群に対して制御処理を実行する(ST44)。なお、その内容は、第1の実施例における図3および図4(b)と同一であるので、説明を省略する。そして、この後は、動作終了が指示されるまで、ST83の動作ステップからの動作を繰り返し実行する(ST86)。
図9は、直列接続群の選択順序の優先度付け指定による動作の差異をモデル化して例示した説明図である。図9(a)では、3制御周期毎に直列接続群の選択順序の見直し・再指定を行い、その際に、3つの直列接続群を順次均等に選択するように指定している場合を例示している。すなわち、上記したST84の動作ステップに対応する直列接続群の選択順序指定は、動作開始時に起動された後は、t3及びt6から始まる制御周期において、それぞれ図中にa3及びa6の符号で示したように、制御処理の終了後に実行され、その中では、第1、第2、及び第3直列接続群を順次選択するように、繰り返し指定している。
一方、図9(b)では、途中から第1直列接続群を優先して選択するように指定した場合を例示している。すなわち、t3から始まる制御周期で実行された選択順序指定b3において、直後の制御周期(t4)からの選択順序を、第1→第2→第1→第3直列接続群として再指定し、第1直列接続群に対する選択回数を増やすことによってその優先度を高めるとともに、次の直列接続群の選択順序指定b7は、t7から始まる制御周期の中で実行している。
以上説明したように、本実施例においては、電源装置3において二次電池群10を監視する際に、この二次電池群10において電池モジュール11が直列接続された直列接続群に着目し、これら直列接続群内の電池モジュール11の接続個数に応じて、制御処理の実行周期である制御周期を設定するとともに、設定した制御周期毎に繰り返し実施される制御処理の対象は、複数の直列接続群の中から選択した1つの直列接続群とし、1制御周期で管理対象となる電池モジュール11を、この選択した1つの直列接続群内の電池モジュールとしている。
これにより、第1の実施例と同様に、二次電池群の状態を確実に把握して、安定かつ適切な電池管理を遂行することができるとともに、二次電池群内で不安定な状態にある電池モジュールをより迅速に検出し、その状態を綿密に監視しながら保護することができるので、電源装置の安全性をより一層高めることができる。
なお、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。例えば、第1の実施例の変形例である図6に示した、電池監視装置12がデイジーチェイン接続された第2の通信ライン18を、第2の実施例に適用することもできる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2、3 電源装置
10 二次電池群
11 電池モジュール
12 電池監視装置
13 コンタクタ
14、15 通信ライン
16、16a 電池管理装置
17 接続端子
18 第2の通信ライン
131 制御信号
161、161a 不揮発性記憶装置

Claims (8)

  1. 複数の二次電池セルが組み合わされた電池モジュールを、その電圧及び温度を含む電池ステータス情報を出力する電池監視装置とともに多直列多並列に接続した二次電池群と、
    通信ラインを経由して前記各電池監視装置から電池ステータス情報を受信し、これらの電池ステータス情報に基づき前記二次電池群の電力ラインの接断を制御する制御手段を所定の周期で繰り返し実施する電池管理装置とを備え、
    前記電池管理装置は、前記所定の周期を前記二次電池群内の電池モジュールの個数に応じて設定する
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記電池管理装置は、前記二次電池群内の電池モジュールの個数があらかじめ記憶された不揮発性記憶装置から、この二次電池群内の電池モジュールの個数を取得することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電池管理装置は、前記通信ラインを経由して各電池モジュールと通信することにより、前記二次電池群内の電池モジュールの個数を取得することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 複数の二次電池セルが組み合わされた電池モジュールを、その電圧及び温度を含む電池ステータス情報を出力する電池監視装置とともに多直列多並列に接続した二次電池群と、
    通信ラインを経由して前記各電池監視装置から電池ステータス情報を受信し、これらの電池ステータス情報に基づき前記二次電池群の電力ラインの接断を制御する制御手段を所定の周期で繰り返し実施する電池管理装置とを備え、
    前記電池管理装置は、前記所定の周期を前記二次電池群内の各直列接続群における電池モジュールの接続個数に応じて設定するとともに、この所定の1周期中に、前記二次電池群内の複数の直列接続群の中から選択したひとつの直列接続群を対象に前記制御手段を実施する
    ことを特徴とする電源装置。
  5. 前記電池管理装置は、前記各直列接続群内における電池モジュールの接続個数、及び前記二次電池群内における前記直列接続群の並列接続数を含む、前記二次電池群内の電池モジュールの接続情報があらかじめ記憶された不揮発性記憶装置から、これら電池モジュールの接続個数及び並列接続数を取得することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記電池管理装置は、前記通信ラインを経由して各電池モジュールと通信することにより、前記各直列接続群内における電池モジュールの接続個数、及び前記二次電池群内における前記直列接続群の並列接続数を取得することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  7. 前記電池管理装置は、前記複数の直列接続群の中からひとつの直列接続群を選択する際に、前記複数の直列接続群を順次均等に選択することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の電源装置。
  8. 前記電池管理装置は、前記複数の直列接続群の中からひとつの直列接続群を選択する際に、前記電池ステータス情報に基づいて、安定状態でないと判断された電池モジュールを含む前記直列接続群を優先して選択することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の電源装置。
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