JP2015026784A - 積層コンデンサ - Google Patents

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宣孝 甲斐
Nobutaka Kai
宣孝 甲斐
和幸 長谷部
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和幸 長谷部
寛則 吉村
Hironori Yoshimura
寛則 吉村
俊宏 井口
Toshihiro Iguchi
俊宏 井口
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彰敏 吉井
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Abstract

【課題】第一及び第二内部電極の間での放電の発生を防ぎ、静電気耐性に優れた積層コンデンサを提供すること。
【解決手段】積層コンデンサ1は、素体2と、素体2の第一側面2c側に配置された第一端子電極と、素体2の第二側面2d側に配置された第二端子電極と、素体2内に配置され、第一端子電極に接続された第一内部電極7と、素体2内に第一及び第二主面の対向方向で第一内部電極7と対向するように配置され、第二端子電極に接続された第二内部電極8と、を備えている。第一内部電極7は、第二内部電極8と第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ第一及び第二側面2e,2fの対向方向に延びる縁17,27が矩形波状とされている。矩形波状とされた縁17,27における頂部17a,27aと底部17b,27bとの長さが等しい。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層コンデンサに関する。
互いに対向する略矩形状の第一及び第二主面と、第一及び第二主面間を連結するように第一及び第二主面の第一辺方向に延び且つ互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面間を連結するように第一辺方向に直交する第二辺方向に延び且つ互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、素体の第一側面側に配置された第一端子電極と、素体の第二側面側に配置された第二端子電極と、素体内に配置され、第一端子電極に接続された第一内部電極と、素体内に第一及び第二主面の対向方向で第一内部電極と対向するように配置され、第二端子電極に接続された第二内部電極と、を備えた積層コンデンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−148174号公報
積層コンデンサに、ESD(Electrostatic Discharge:静電気放電)のようなサージ電圧が印加された場合、第一及び第二内部電極が互いに重なり合う部分での電界分布は、当該部分の端部に集中する。一般に、第一及び第二内部電極は、平面視で矩形状を呈していることから、互いに重なり合う部分の端部、すなわち、角部に電界分布が集中する。第一及び第二内部電極が重なり合う部分の端部である、角部に電界分布が集中すると、電界の強度が極めて高くなり、第一及び第二内部電極の間で放電が発生し、絶縁状態が破壊される懼れがある。
本発明は、第一及び第二内部電極の間での放電の発生を防ぎ、静電気放電に対する耐性(静電気耐性)に優れた積層コンデンサを提供することを目的とする。
本発明に係る積層コンデンサは、互いに対向する略矩形状の第一及び第二主面と、第一及び第二主面間を連結するように第一及び第二主面の第一辺方向に延び且つ互いに対向する第一及び第二側面と、第一及び第二主面間を連結するように第一辺方向に直交する第二辺方向に延び且つ互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、素体の第一側面側に配置された第一端子電極と、素体の第二側面側に配置された第二端子電極と、素体内に配置され、第一端子電極に接続された第一内部電極と、素体内に第一及び第二主面の対向方向で第一内部電極と対向するように配置され、第二端子電極に接続された第二内部電極と、を備え、第一内部電極は、第二内部電極と第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ第一及び第二側面の対向方向に延びる第一縁が、矩形波状とされており、矩形波状とされた第一縁における頂部と底部との長さが、等しいことを特徴とする。
本発明に係る積層コンデンサでは、第一内部電極の上記第一縁が矩形波状とされている。このため、第一縁の頂部と底部との各角に電界が集中することとなり、電界が集中する箇所が増え、当該各箇所での電界の強度が低下する。すなわち、第一内部電極における電界の集中が分散される。したがって、第一及び第二内部電極の間での放電の発生を防ぐことができ、静電気耐性を高めることができる。
本発明では、頂部と底部との長さが等しいため、第一内部電極において電界が集中する各箇所での電界の強度にバラつきが生じ難い。したがって、第一内部電極における電界の集中が均一に分散され、第一及び第二内部電極の間での放電の発生を確実に防ぐことができる。
本発明では、第一内部電極は、第二内部電極と第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ第一縁と第三及び第四側面の対向方向で対向する第二縁が、矩形波状とされており、矩形波状とされた第二縁における頂部と底部の長さが、等しくてもよい。この場合、第一内部電極の第一縁及び第二縁が矩形波状とされているため、第一内部電極における電界の集中がより一層分散される。この結果、第一及び第二内部電極の間での放電の発生をより一層防ぐことができる。
本発明では、第二内部電極は、第一内部電極と第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ第一及び第二側面の対向方向に延びる第三縁が、矩形波状とされており、矩形波状とされた第三縁における頂部と底部の長さが、等しくてもよい。この場合、第二内部電極の上記第三縁が矩形波状とされているため、第三縁の頂部と底部との各角に電界が集中することとなる。したがって、第二内部電極における電界の集中が分散され、第一及び第二内部電極の間での放電の発生をより一層防ぐことができる。
本発明では、頂部から底部までの間隔が、頂部及び底部の長さと等しくてもよい。この場合、電界が集中する各箇所での電界の強度にバラつきがより一層生じ難い。したがって、電界の集中が均一に分散され、第一及び第二内部電極の間での放電の発生をより一層確実に防ぐことができる。
本発明によれば、第一及び第二内部電極の間での放電の発生を防ぎ、静電気耐性に優れた積層コンデンサを提供することができる。
本発明の実施形態に係る積層コンデンサの断面構成を説明する図である。 第一及び第二内部電極を示す平面図である。 第一及び第二内部電極の変形例を示す平面図である。 第一及び第二内部電極の変形例を示す平面図である。 第一内部電極の変形例を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1及び図2を参照して、本実施形態に係る積層コンデンサ1の構成を説明する。図1は、本第実施形態に係る積層コンデンサの断面構成を説明する図である。図2は、第一及び第二内部電極を示す平面図であり、(a)は第一内部電極の構成を示し、(b)は第二内部電極の構成を示し、(c)は第一及び第二内部電極の構成を示す。
図1に示されるように、積層コンデンサ1は、誘電特性を有する素体2と、素体2の外表面に配置される第一及び第二端子電極3,4と、を備えている。
素体2は、図1及び2にも示されるように、略直方体形状であり、その外表面として、対向する略矩形状(本実施形態においては、略長方形状)の第一及び第二主面2a,2bと、対向する第一及び第二側面2c,2dと、対向する第三及び第四側面2e,2fと、を有する。第一及び第二側面2c,2dは、第一及び第二主面2a,2b間を連結するように第一及び第二主面2a,2bの短辺方向に伸びている。第三及び第四側面2e,2fは、第一及び第二主面2a,2b間を連結するように第一及び第二主面2a,2bの長辺方向に伸びている。第一及び第二主面2a,2bの短辺方向と、第一及び第二主面2a,2bの長辺方向と、は直交している。
第一端子電極3は、素体2の第一側面2c側に配置されている。第一端子電極3は、第一側面2c全面を覆うように、第一及び第二主面2a,2b並びに第三及び第四側面2e,2fの端部(第一側面2c側の端部)に亘って形成されている。第二端子電極4は、素体2の第二側面2d側に配置されている。第二端子電極4は、第二側面2d全面を覆うように、第一及び第二主面2a,2b並びに第三及び第四側面2e,2fの端部(第二側面2d側の端部)に亘って形成されている。第一及び第二端子電極3,4は、第一及び第二側面2c,2dの対向方向に対向している。
第一及び第二端子電極3,4とは、たとえば導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストを素体2の外表面に付与し、焼き付けることによって形成される。必要に応じて、焼き付けられた端子電極の上にめっき層が形成されることもある。端子電極3,4は、素体2の外表面上においては互いに電気的に絶縁されて形成されている。
素体2は、第一及び第二主面2a,2bの対向方向に複数の絶縁体層が積層されて構成されている。すなわち、素体2では、第一及び第二主面2a,2bの対向方向が、複数の絶縁体層の積層方向と一致する。各絶縁体層は、例えば誘電体セラミック(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系等の誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の素体2では、各絶縁体層の間の境界が視認できない程度に一体化されている。
積層コンデンサ1は、図1に示されるように、複数の第一内部電極7と、複数の第二内部電極8と、を備えている。第一内部電極7と第二内部電極8とは、第一及び第二主面2a,2bの対向方向(複数の絶縁体層の積層方向)において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、第一内部電極7と第二内部電極8とは、素体2内において、第一及び第二主面2a,2bの対向方向に間隔を有して対向するように交互に配置されている。内部電極7,8は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(たとえば、Ni又はCuなど)からなる。内部電極7,8は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
図2の(a)及び(c)にも示されるように、第一内部電極7は、主電極部7aと、引出電極部7bと、を有している。引出電極部7bは、主電極部7aから第一側面2cに露出するように延びている。主電極部7aと、引出電極部7bとは、一体的に形成されている。引出電極部7bは、主電極部7aの第一側面2c側の端部から第一側面2cまで延びている。引出電極部7bは、その端が第一側面2cに露出し、当該露出した端部で第一端子電極3に接続されている。
第一内部電極7は、第二内部電極8と第一及び第二主面2a,2bの対向方向で対向し且つ第一及び第二側面2c,2dの対向方向に延びる、縁17と縁27とを含んでいる。縁17と縁27とは、第三及び第四側面2e,2fの対向方向で対向している。縁17は、第三側面2e寄りに位置し、縁27は、第四側面2f寄りに位置している。縁17と縁27とは、矩形波状とされている。矩形波状とされた各縁17,27は、それぞれ複数の頂部17a,27aと底部17b,27bとを含んでいる。縁17における頂部17aと底部17bとの長さ(第一及び第二側面2c,2dの対向方向での幅)が、等しく設定されている。縁27における頂部27aと底部27bとの長さ(第一及び第二側面2c,2dの対向方向での幅)が、等しく設定されている。
図2の(b)及び(c)にも示されるように、第二内部電極8は、主電極部8aと、引出電極部8bと、を有している。引出電極部8bは、主電極部8aから第二側面2dに露出するように延びている。主電極部8aと、引出電極部8bとは、一体的に形成されている。主電極部8aは、図2の(c)に示されるように、第一内部電極7(主電極部7a)と対向している。主電極部8aは、第一及び第二側面2c,2dの対向方向を長辺方向とし、第三及び第四側面2e,2fの対向方向を短辺方向とする矩形形状を呈している。引出電極部8bは、主電極部8aの第二側面2d側の端部から第二側面2dまで延びている。引出電極部8bは、その端が第二側面2dに露出し、当該露出した端部で第二端子電極4に接続されている。
第二内部電極8は、第一内部電極7と第一及び第二主面2a,2bの対向方向で対向し且つ第一及び第二側面2c,2dの対向方向に延びる、縁18と縁28とを含んでいる。縁18と縁28とは、第三及び第四側面2e,2fの対向方向で対向している。縁18は、第三側面2e寄りに位置し、縁28は、第四側面2f寄りに位置している。縁18と縁28とは、直線状とされている。
第一端子電極3は、引出電極部7bの第一側面2cに露出した部分をすべて覆うように形成されており、引出電極部7bは、第一端子電極3に物理的且つ電気的に接続される。これにより、各第一内部電極7は、第一端子電極3に接続されることとなる。第二端子電極4は、引出電極部8bの第二側面2dに露出した部分をすべて覆うように形成されており、引出電極部8bは、第二端子電極4に物理的且つ電気的に接続される。これにより、各第二内部電極8は、第二端子電極4に接続されることとなる。
本実施形態では、第一内部電極7の、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での幅(頂部17aと頂部27aとの、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での間隔)は、第二内部電極8の、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での幅と等しく設定されている。第一及び第二主面2a,2bの対向方向から見て、第一内部電極7の縁17における頂部17aと第二内部電極8の縁18とが重なっており、第一内部電極7の縁27における頂部27aと第二内部電極8の縁28とが重なっている。すなわち、第一内部電極7の縁17,27における頂部17a,27aが第二内部電極8の縁28と対向し、第一内部電極7の縁17,27における底部17b,27bが第二内部電極8の主電極部8aと対向している。
以上のように、本実施形態では、第一内部電極7の一対の縁17,27それぞれが矩形波状とされている。このため、縁17,27それぞれの頂部17a,27aそれぞれと底部17b,27bそれぞれとの各角に電界が集中することとなり、電界が集中する箇所が増え、当該各箇所での電界の強度が低下する。すなわち、第一内部電極7における電界の集中が分散される。したがって、積層コンデンサ1において、第一及び第二内部電極7,8の間での放電の発生を防ぐことができ、静電気耐性を高めることができる。
本実施形態では、頂部17a,27aと底部17b,27bとの長さが等しいため、第一内部電極7において電界が集中する各箇所での電界の強度にバラつきが生じ難い。したがって、第一内部電極7における電界の集中が均一に分散され、第一及び第二内部電極7,8の間での放電の発生を確実に防ぐことができる。
続いて、図3を参照して、第一及び第二内部電極7,8の変形例の構成を説明する。図3は、第一及び第二内部電極の変形例を示す平面図である。本変形例では、第一内部電極7の、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での幅に関して、上述した実施形態と相違する。
本変形例では、第一内部電極7の、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での幅(頂部17aと頂部27aとの、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での間隔)は、第二内部電極8の、第三及び第四側面2e,2fの対向方向での幅よりも狭く設定されている。第一及び第二主面2a,2bの対向方向から見て、第一内部電極7の縁17は、第二内部電極8の縁18よりも第三及び第四側面2e,2fの対向方向で内側に位置し、第一内部電極7の縁27は、第二内部電極8の縁28よりも第三及び第四側面2e,2fの対向方向で内側に位置している。したがって、第一内部電極7の縁17,27における頂部17a,27aと底部17b,27bとが、第二内部電極8の主電極部8aと対向している。
本変形例によれば、上述した実施形態と同様に、第一内部電極7における電界の集中が分散されるため、第一及び第二内部電極7,8の間での放電の発生を防ぐことができ、静電気耐性を高めることができる。
第一内部電極7の縁17,27における頂部17a,27aと底部17b,27bとが、第二内部電極8の主電極部8aと対向している、すなわち、第二内部電極8における第一内部電極7と対向する面(電極面)と対向している。したがって、縁17,27それぞれの頂部17a,27aそれぞれと底部17b,27bそれぞれとの各角に電界が集中した場合でも、第一及び第二内部電極7,8の間での放電が生じ難く、静電気耐性をより一層高めることができる。
続いて、図4を参照して、第一及び第二内部電極7,8の変形例の構成を説明する。図4は、第一及び第二内部電極の変形例を示す平面図である。本変形例では、第一及び第二内部電極7,8の形状などに関して、上述した実施形態と相違する。
第一及び第二内部電極7,8は、第一及び第二主面2a,2bの対向方向から見て、第三及び第四側面2e,2fの対向方向でずれて位置している。第一内部電極7は、第二内部電極8よりも、第三側面2e寄りに位置している。すなわち、第二内部電極8は、第一内部電極7よりも、第四側面2f寄りに位置している。
第一内部電極7は、縁17が直線状とされ、縁27が矩形波状とされている。第二内部電極8は、縁28が直線状とされ、縁18が矩形波状とされている。矩形波状とされた縁18は、それぞれ複数の頂部18aと底部18bとを含んでいる。縁18における頂部18aと底部18bとの長さ(第一及び第二側面2c,2dの対向方向での幅)が、等しく設定されている。第一内部電極7の縁27における頂部27aと底部27bとが、第二内部電極8の主電極部8aと対向している。第二内部電極8の縁18における頂部18aと底部18bとが、第一内部電極7の主電極部7aと対向している。
本変形例によれば、第一内部電極7だけでなく、第二内部電極8における電界の集中も分散されるため、第一及び第二内部電極7,8の間での放電の発生を防ぐことができ、静電気耐性を高めることができる。
第一内部電極7の縁27における頂部27aと底部27bとが、第二内部電極8の主電極部8aと対向している、すなわち、第二内部電極8における第一内部電極7と対向する面(電極面)と対向している。第二内部電極8の縁18における頂部18aと底部18bとが、第一内部電極7の主電極部7aと対向している、すなわち、第一内部電極7における第二内部電極8と対向する面(電極面)と対向している。したがって、縁18,27それぞれの頂部18a,27aそれぞれと底部17b,27bそれぞれとの各角に電界が集中した場合でも、第一及び第二内部電極7,8の間での放電が生じ難く、静電気耐性をより一層高めることができる。
続いて、図5を参照して、第一内部電極7の変形例の構成を説明する。図5は、第一内部電極の変形例を示す平面図である。本変形例では、第一内部電極7の形状などに関して、上述した実施形態と相違する。
本変形例では、頂部17aから底部17bまでの間隔(第三及び第四側面2e,2fの対向方向での間隔)が、頂部17a及び底部17bの長さ(第一及び第二側面2c,2dの対向方向での幅)と等しく設定されている。頂部27aから底部27bまでの間隔(第三及び第四側面2e,2fの対向方向での間隔)が、頂部27a及び底部27bの長さ(第一及び第二側面2c,2dの対向方向での幅)と等しく設定されている。これにより、本変形例では、第一内部電極7において電界が集中する各箇所での電界の強度にバラつきがより一層生じ難い。したがって、第一内部電極7における電界の集中が均一に分散され、第一及び第二内部電極7,8の間での放電の発生をより一層確実に防ぐことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
図4に示された変形例においても、頂部18aから底部18bまでの間隔(第三及び第四側面2e,2fの対向方向での間隔)が、頂部18a及び底部18bの長さ(第一及び第二側面2c,2dの対向方向での幅)と等しく設定されていてもよい。縁17における頂部17aと底部17bとの長さと、縁27における頂部27aと底部27bとの長さと、が異なっていてもよい。
第一及び第二内部電極7,8のそれぞれ数は、上述した実施形態及び変形例における数に限られない。たとえば、第一及び第二内部電極7,8の数は、それぞれ一つであってもよい。
本実施形態では、積層コンデンサを例に説明したが、本発明はこれに限られることなく、複数のコンデンサ部が第一及び第二主面2a,2bの対向方向と交差する方向に併置された積層コンデンサ、いわゆる積層コンデンサアレイにも適用できる。
1…積層コンデンサ、2…素体、2a,2b…第一及び第二主面、2c,2d…第一及び第二側面、2e,2f…第三及び第四側面、3…第一端子電極、4…第二端子電極、7…第一内部電極、8…第二内部電極、17,27…縁、17a,27a…頂部、17b,27b…底部、18,28…縁、18a…頂部、18b…底部。

Claims (4)

  1. 互いに対向する略矩形状の第一及び第二主面と、前記第一及び第二主面間を連結するように前記第一及び第二主面の第一辺方向に延び且つ互いに対向する第一及び第二側面と、前記第一及び第二主面間を連結するように前記第一辺方向に直交する第二辺方向に延び且つ互いに対向する第三及び第四側面と、を有する素体と、
    前記素体の前記第一側面側に配置された第一端子電極と、
    前記素体の前記第二側面側に配置された第二端子電極と、
    前記素体内に配置され、前記第一端子電極に接続された第一内部電極と、
    前記素体内に前記第一及び第二主面の対向方向で前記第一内部電極と対向するように配置され、前記第二端子電極に接続された第二内部電極と、を備え、
    前記第一内部電極は、前記第二内部電極と前記第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ前記第一及び第二側面の対向方向に延びる第一縁が、矩形波状とされており、
    矩形波状とされた前記第一縁における頂部と底部との長さが、等しいことを特徴とする積層コンデンサ。
  2. 前記第一内部電極は、前記第二内部電極と前記第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ前記第一縁と前記第三及び第四側面の対向方向で対向する第二縁が、矩形波状とされており、
    矩形波状とされた前記第二縁における頂部と底部との長さが、等しいことを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記第二内部電極は、前記第一内部電極と前記第一及び第二主面の対向方向で対向し且つ前記第一及び第二側面の対向方向に延びる第三縁が、矩形波状とされており、
    矩形波状とされた前記第三縁における頂部と底部との長さが、等しいことを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記頂部から前記底部までの間隔が、前記頂部及び前記底部の長さと等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層コンデンサ。
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