JP2015026493A - Led照明装置 - Google Patents
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Description
前記LEDランプ本体を、垂直面の被取付部に装着可能とする取付板と、を備え
前記取付板は固定手段により前記被取付部に固定されるとともに、
前記LEDランプ本体のLED照射部は、少なくとも2面方向に拡散照射することを特徴とする。
取付板1は、ステンレス板を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工によって作成される。取付板1は長方形状で、図4に示すように、長手方向の中心部から一方向に寄った位置に、外部電源線4をLEDランプ本体2に送る円形の電力通孔11が開口し、長手方向両端部に被取付部5に固定するための固定ネジ6(固定手段)を挿通する1対の取付孔12が開口している。ここでは、両取付孔12は互いに向きを変えた長穴となっているが、取付孔12の一方を、だるま穴とし、固定作業がし易い構造としてもよい。また、取付板1の幅方向の上下端部は同じ方向に曲げて全体がコの字状となるように成型したL型辺部14が形成され、このL型辺部14と同じ方向に延出してLEDランプ本体2を固定させるための1対の固定ボルト13が予め取付板1に固定されている。
また、取付板1は、LEDランプ本体2の固定端面より短く作成されており、取付板1にLEDランプ本体2を、位置関係を変えて固定した場合にも、LEDランプ本体2側から見て、取付板1がLEDランプ本体2に隠れて外部から見えない構造となっている。
LEDランプ本体2は、図1乃至図3に示すように、筐体21と、筐体21の内部に収納される外部電源線4が接続されてLED素子23を点灯させる点灯回路を構成する各種電子部品とが実装された点灯基板27eを装備した点灯ユニット27と、スイッチとセンサ部が設置されているセンサユニット28と、複数のLED素子23を搭載しているLED基板22と、点灯ユニット27を覆う点灯ユニットカバー25と、LED基板22と筐体21の開口部を覆う透光性カバー24とから概略構成されている。
筐体21は、図2乃至図3及び図5に示すように、アルミニウムの押出成形による一体成形で作成されている。筐体21は、長方形の上面部21iと、上面部21iの幅方向一側部から垂直に延出した背面部21hと、背面部21hと対向するように上面部21iの中央部から垂直に延出した中央面部21f(光反射面部となる)と、上面部21iの幅方向他側部に形成された略コ字状の前端部21dから、概略構成されている。
背面部21kには外部電源線4が挿通する電力供給21bが開口されるとともに、上下両端部には外側に延出した延出部21kが形成されている。なお、筐体21の中央面部21fから前方部がLED照射部となり、後方部が点灯ユニット収納部となる。
また、LED素子23の搭載面側の筐体21の中央面部21fを、光沢面にすることや、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、光の反射効率を高め、光取り出し効率を改善することができる。
LED基板22は、図2乃至図3に示すように、長方形の形状であり、筐体21の基板装着部21eにスライドに挿入されて、固定されている。これにより、LED基板22が、筐体21に接触しているので、LED素子23の発熱を放熱することが可能である。LED基板22の下面部にはLED素子23が実装されている。この実施形態では、LED素子23はLED基板22の幅方向中央部よりも中央面部21fに寄った位置であって、LED基板長手方向に沿って1列で整列されて配置されている。LED基板22の長手方向一方端には接続端子が設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。このとき、LED基板22は、筐体21の基板装着部21eと接しているので、LED素子23から発生する熱をLED基板22を通じて筐体21で放熱することができる。
なお、このLED基板22に実装されるLED素子23としては、公知の種々のLED素子や有機EL素子等を用いることができる。図示の実施の形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられている。
透光性カバー24は、ポリカーボネートを使用して、略湾曲L字型の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、透光性カバー24は、筐体21の前端部21dと中央面部21fの端部に設けられた透光性カバー装着部21mに、長手方向の端辺部をスライド挿入されて装着される。また、透光性カバー24の長手方向の両側面部は端部カバー26により嵌合されて固定されている。
このことにより、透光性カバー24の全面において、LED素子からの光を均一に照射することが可能となっている。
点灯ユニット27は、図2乃至図3及び図6に示すように、筐体21の上面部21i内側において、位置決め部21gに嵌合して設置されている。点灯ユニット27は、LED素子23を点灯させるための点灯回路27dとそれを保護している絶縁カバー27cと金属カバー27aから構成されている。点灯回路27dは、各種電子部品27fを搭載した点灯基板27eからなり、外部電源線4と接続されている。点灯回路27dは、筐体21と絶縁するために、ポリカーボネイト製の絶縁カバー27cによって覆われている。点灯回路27dを構成する電子部品27fは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサー、IC、抵抗などの公知の電子部品である。27iは電源端子台である。
点灯ユニットカバー25は、ポリカーボネートを使用して、長方形の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、筐体21に固定された点灯ユニット27が、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間に、点灯ユニットカバー25を撓ませて挿入して装着させる。これにより、外部より点灯ユニット27と、その配線が見えなくすることが、可能となる。
センサユニット28は、図2及び図7に示すように、一方が開放されて、ポリカーボネートを使用して作成されている長方体形状のセンサカバー部材28aに、センサ基板28cを挟み込んで固定している。センサカバー部材28aには、外部からの光を透過するセンサ窓28iと、スライドスイッチ28fの操作部を外部に出すためのスライドスイッチ窓28jと、スイッチ29aの端子との絶縁を図るためのスイッチ絶縁部28kが、設けられている。センサ基板28cの表面には、LED28dと受光素子28eとスライドスイッチ28fとセンサ接続端子28gが搭載され、センサ基板28cの裏面には、電子部品28h(詳細な図示は省略する)が搭載されている。また、LED28dの光が、受光素子28eに漏れて誤動作しないように、黒のシリコンにより作成されたセンサ保護カバー28bによりLED28dと受光素子28eを隔てている。センサ基板28cには、センサ接続端子28gが設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。
センサユニットカバー29は、図2及び図8に示すように、長方形の形状に成型されている。センサユニットカバー29にセンサユニット28のセンサカバー部材28aが固定され、センサユニットカバー29が、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間を、スライドにより挿入される。これにより、外部よりセンサユニット28が見えなくすることが、可能となる。
センサユニットカバー29には、LEDランプ本体2をON/OFFするスイッチ29aと、センサ窓28iと対応するセンサ開口部29bと、スライドスイッチ29fに対応する開口部29cが設けられている。
端部カバー26は、図2乃至図3に示すように、一対で、筐体21の両端を覆いLEDランプ本体2を構成するものである。端部カバー26は、筐体21とLED基板22と透光性カバー24と点灯ユニットカバー25の各端面と嵌合させて覆い、ネジにより筐体21に固定されている。これにより、LEDランプ本体2は、取り付けるときに使用する点灯ユニットカバー25以外は、固定される構造となり、LEDランプ本体2に、粉塵や虫等が侵入するのを防ぐ効果も併せて生じさせることができる。
本発明のLED照明装置100の取付方法と操作方法について、説明する。まず、取付板1を、外部電源線4を電力通孔11に挿通し、取付孔12に取付ネジ6を挿入して、被取付部5に固定する。次に、LEDランプ本体2の点灯ユニットカバー25を外して、電力供給孔21bに、外部電源線4を挿通して、点灯ユニット27と接続する。取付板1の固定ボルト13に、LEDランプ本体2の固定孔21aを挿入し、ナット30(図示せず)によりLEDランプ本体2を取付板1に固定する。このときに、取付板1とLEDランプ本体2の、位置関係を最適に調整することができる。その後、点灯ユニットカバー25を筐体21に嵌め込み、LED照明装置100の取付が完了する。
センサユニットカバー29のスイッチ29aにより、LED照明装置100のON/OFF操作を行う。また、センサユニットカバー29のスライドスイッチ開口部29cから操作するスライドスイッチ28fにより、センサの検出モードを切換えることができる。センサによる検出モードをONにすることにより、LED28dからの光がセンサカバー部材28aを透過して、センサユニットカバー29のセンサ開口部29bから照射される。照射された光が、手等により反射してセンサユニットカバー29のセンサ開口部29bから、センサカバー部材28aを透過して受光素子28eに入力される。入力された光の強さにより、LED照明装置100のON/OFF操作が行われる。
本発明のLED照明装置100は、取付板1を用いて側壁面(垂直面又は垂直面に近い斜面を含む)の被取付部5に固定する形態について説明したが、図2に示すように、筐体21の上面部21iに電力供給孔21bを開口し、上面部21iの長手方向の複数個所に直付ネジ穴21c(一方をだるま穴とすると取り付け作業が便利である)を形成することにより、天井壁(水平壁)等に直接被取付部に取り付けることが可能となる。これにより、使用者が用途に合わせて、LED照明装置100の取付場所を自由に選択できるように設定されている。
11:電力通孔
12:取付孔
13:固定ボルト
14:L型辺部
2:LEDランプ本体
21:筐体
21a:固定孔
21b:電力供給孔
21c:直付ネジ穴
21d:前端部
21e:基板装着部
21f:中央面部
21g:位置決め部
21h:背面部
21i:上面部
21j:凸部
21k:延出部
21m:透光性カバー装着部
21n:装着部
21o:空間部
22:LED基板
23:LED素子
24:透光性カバー
25:点灯ユニットカバー
26:端部カバー
27:点灯ユニット
27a:金属カバー
27b:金属延出部
27c:絶縁カバー
27d:点灯回路
27e:点灯基板
27f:電子部品
27g:取出穴
27h:凹形状部
27i:電源端子台
27j:挿入孔
28:センサユニット
28a:センサカバー部材
28b:センサ保護カバー
28c:センサ基板
28d:LED
28e:受光素子
28f:スライドスイッチ
28g:センサ接続端子
28h:電子部品
28i:センサ窓
28j:スライドスイッチ窓
28k:スイッチ絶縁部
29:センサユニットカバー
29a:スイッチ
29b:センサ開口部
29c:スライドスイッチ開口部
30:ナット
4: 外部電源線
5: 被取付部
5a:通孔
6:固定ネジ(固定手段)
100:LED照明装置
前記LEDランプ本体を、垂直面の被取付部に装着可能とする取付板と、を備え、
前記取付板は、固定手段により前記被取付部に固定されるものであり、かつ前記LEDランプ本体との装着面側を前記LEDランプ本体装着面との間に空間部が生じるように形成するとともに、外部電線を挿通するための電力通孔を設けており、
前記LEDランプ本体のLED照射部は、少なくとも2面方向に拡散照射することを特徴とする。
取付板1は、ステンレス板を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工によって作成される。取付板1は長方形状で、図4に示すように、長手方向の中心部から一方向に寄った位置に、外部電源線4をLEDランプ本体2に送る円形の電力通孔11が開口し、長手方向両端部に被取付部5に固定するための固定ネジ6(固定手段)を挿通する1対の取付孔12が開口している。ここでは、両取付孔12は互いに向きを変えた長穴となっているが、取付孔12の一方を、だるま穴とし、固定作業がし易い構造としてもよい。また、取付板1の幅方向の上下端部は同じ方向に曲げて全体がコの字状となるように成型したL型辺部14が形成され、このL型辺部14と同じ方向に延出してLEDランプ本体2を固定させるための1対の固定ボルト13が予め取付板1に固定されている。
また、取付板1は、LEDランプ本体2の固定端面より短く作成されており、取付板1にLEDランプ本体2を、位置関係を変えて固定した場合にも、LEDランプ本体2側から見て、取付板1がLEDランプ本体2に隠れて外部から見えない構造となっている。
LEDランプ本体2は、図1乃至図3に示すように、筐体21と、筐体21の内部に収納される外部電源線4が接続されてLED素子23を点灯させる点灯回路を構成する各種電子部品とが実装された点灯基板27eを装備した点灯ユニット27と、スイッチとセンサ部が設置されているセンサユニット28と、複数のLED素子23を搭載しているLED基板22と、点灯ユニット27を覆う点灯ユニットカバー25と、LED基板22と筐体21の開口部を覆う透光性カバー24とから概略構成されている。
筐体21は、図2乃至図3及び図5に示すように、アルミニウムの押出成形による一体成形で作成されている。筐体21は、長方形の上面部21iと、上面部21iの幅方向一側部から垂直に延出した背面部21hと、背面部21hと対向するように上面部21iの中央部から垂直に延出した中央面部21f(光反射面部となる)と、上面部21iの幅方向他側部に形成された略コ字状の前端部21dから、概略構成されている。
背面部21kには外部電源線4が挿通する電力供給孔21bが開口されるとともに、上下両端部には外側に延出した延出部21kが形成されている。なお、筐体21の中央面部21fから前方部がLED照射部となり、後方部が点灯ユニット収納部となる。
また、LED素子23の搭載面側の筐体21の中央面部21fを、光沢面にすることや、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、光の反射効率を高め、光取り出し効率を改善することができる。
LED基板22は、図2乃至図3に示すように、長方形の形状であり、筐体21の基板装着部21eにスライドに挿入されて、固定されている。これにより、LED基板22が、筐体21に接触しているので、LED素子23の発熱を放熱することが可能である。LED基板22の下面部にはLED素子23が実装されている。この実施形態では、LED素子23はLED基板22の幅方向中央部よりも中央面部21fに寄った位置であって、LED基板長手方向に沿って1列で整列されて配置されている。LED基板22の長手方向一方端には接続端子が設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。このとき、LED基板22は、筐体21の基板装着部21eと接しているので、LED素子23から発生する熱をLED基板22を通じて筐体21で放熱することができる。
なお、このLED基板22に実装されるLED素子23としては、公知の種々のLED素子や有機EL素子等を用いることができる。図示の実施の形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられている。
透光性カバー24は、ポリカーボネートを使用して、略湾曲L字型の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、透光性カバー24は、筐体21の前端部21dと中央面部21fの端部に設けられた透光性カバー装着部21mに、長手方向の端辺部をスライド挿入されて装着される。また、透光性カバー24の長手方向の両側面部は端部カバー26により嵌合されて固定されている。
このことにより、透光性カバー24の全面において、LED素子からの光を均一に照射することが可能となっている。
点灯ユニット27は、図2乃至図3及び図6に示すように、筐体21の上面部21i内側において、位置決め部21gに嵌合して設置されている。点灯ユニット27は、LED素子23を点灯させるための点灯回路27dとそれを保護している絶縁カバー27cと金属カバー27aから構成されている。点灯回路27dは、各種電子部品27fを搭載した点灯基板27eからなり、外部電源線4と接続されている。点灯回路27dは、筐体21と絶縁するために、ポリカーボネイト製の絶縁カバー27cによって覆われている。点灯回路27dを構成する電子部品27fは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサー、IC、抵抗などの公知の電子部品である。27iは電源端子台である。
点灯ユニットカバー25は、ポリカーボネートを使用して、長方形の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、筐体21に固定された点灯ユニット27を覆うように、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間に、点灯ユニットカバー25を撓ませて挿入して装着させる。これにより、外部より点灯ユニット27と、その配線が見えなくすることが、可能となる。
センサユニット28は、図2及び図7に示すように、一方が開放されて、ポリカーボネートを使用して作成されている長方体形状のセンサカバー部材28aに、センサ基板28cを挟み込んで固定している。センサカバー部材28aには、外部からの光を透過するセンサ窓28iと、スライドスイッチ28fの操作部を外部に出すためのスライドスイッチ窓28jと、スイッチ29aの端子との絶縁を図るためのスイッチ絶縁部28kが、設けられている。センサ基板28cの表面には、LED28dと受光素子28eとスライドスイッチ28fとセンサ接続端子28gが搭載され、センサ基板28cの裏面には、電子部品28h(詳細な図示は省略する)が搭載されている。また、LED28dの光が、受光素子28eに漏れて誤動作しないように、黒のシリコンにより作成されたセンサ保護カバー28bによりLED28dと受光素子28eを隔てている。センサ基板28cには、センサ接続端子28gが設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。
センサユニットカバー29は、図2及び図8に示すように、長方形の形状に成型されている。センサユニットカバー29にセンサユニット28のセンサカバー部材28aが固定され、センサユニットカバー29が、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間を、スライドにより挿入される。これにより、外部よりセンサユニット28が見えなくすることが、可能となる。
センサユニットカバー29には、LEDランプ本体2をON/OFFするスイッチ29aと、センサ窓28iと対応するセンサ開口部29bと、スライドスイッチ29fに対応する開口部29cが設けられている。
端部カバー26は、図2乃至図3に示すように、一対で、筐体21の両端を覆いLEDランプ本体2を構成するものである。端部カバー26は、筐体21とLED基板22と透光性カバー24と点灯ユニットカバー25の各端面と嵌合させて覆い、ネジにより筐体21に固定されている。これにより、LEDランプ本体2は、取り付けるときに使用する点灯ユニットカバー25以外は、固定される構造となり、LEDランプ本体2に、粉塵や虫等が侵入するのを防ぐ効果も併せて生じさせることができる。
本発明のLED照明装置100の取付方法と操作方法について、説明する。まず、取付板1を、外部電源線4を電力通孔11に挿通し、取付孔12に取付ネジ6を挿入して、被取付部5に固定する。次に、LEDランプ本体2の点灯ユニットカバー25を外して、電力供給孔21bに、外部電源線4を挿通して、点灯ユニット27と接続する。取付板1の固定ボルト13に、LEDランプ本体2の固定孔21aを挿入し、ナット(図示せず)によりLEDランプ本体2を取付板1に固定する。このときに、取付板1とLEDランプ本体2の、位置関係を最適に調整することができる。その後、点灯ユニットカバー25を筐体21に嵌め込み、LED照明装置100の取付が完了する。
センサユニットカバー29のスイッチ29aにより、LED照明装置100のON/OFF操作を行う。また、センサユニットカバー29のスライドスイッチ開口部29cから操作するスライドスイッチ28fにより、センサの検出モードを切換えることができる。センサによる検出モードをONにすることにより、LED28dからの光がセンサカバー部材28aを透過して、センサユニットカバー29のセンサ開口部29bから照射される。照射された光が、手等により反射してセンサユニットカバー29のセンサ開口部29bから、センサカバー部材28aを透過して受光素子28eに入力される。入力された光の強さにより、LED照明装置100のON/OFF操作が行われる。
本発明のLED照明装置100は、取付板1を用いて側壁面(垂直面又は垂直面に近い斜面を含む)の被取付部5に固定する形態について説明したが、図2に示すように、筐体21の上面部21iに電力供給孔21bを開口し、上面部21iの長手方向の複数個所に直付ネジ穴21c(一方をだるま穴とすると取り付け作業が便利である)を形成することにより、天井壁(水平壁)等に直接被取付部に取り付けることが可能となる。これにより、使用者が用途に合わせて、LED照明装置100の取付場所を自由に選択できるように設定されている。
11:電力通孔
12:取付孔
13:固定ボルト
14:L型辺部
2:LEDランプ本体
21:筐体
21a:固定孔
21b:電力供給孔
21c:直付ネジ穴
21d:前端部
21e:基板装着部
21f:中央面部
21g:位置決め部
21h:背面部
21i:上面部
21j:凸部
21k:延出部
21m:透光性カバー装着部
21n:装着部
21o:空間部
22:LED基板
23:LED素子
24:透光性カバー
25:点灯ユニットカバー
26:端部カバー
27:点灯ユニット
27a:金属カバー
27b:金属延出部
27c:絶縁カバー
27d:点灯回路
27e:点灯基板
27f:電子部品
27g:取出穴
27h:凹形状部
27i:電源端子台
27j:挿入孔
28:センサユニット
28a:センサカバー部材
28b:センサ保護カバー
28c:センサ基板
28d:LED
28e:受光素子
28f:スライドスイッチ
28g:センサ接続端子
28h:電子部品
28i:センサ窓
28j:スライドスイッチ窓
28k:スイッチ絶縁部
29:センサユニットカバー
29a:スイッチ
29b:センサ開口部
29c:スライドスイッチ開口部
4: 外部電源線
5: 被取付部
5a:通孔
6:固定ネジ(固定手段)
100:LED照明装置
前記LEDランプ本体を、垂直面の被取付部に固定手段により固定するとともに、外部電線を挿通するための電力通孔を有する取付板と、を備え
前記取付板は、上下端部にL型辺部を有するコ字状であり、前記L型辺部を、前記LEDランプ本体の取付板装着面側の上下端部に形成された延出部に嵌合することにより前記LEDランプ本体の取付板装着面との間に空間部を形成するものであり、
前記LEDランプ本体を構成する筐体の内部は、前記LED基板を上面部に配置したLED照射部と、前記点灯ユニットの収納部とが中央面部で区画されており、
前記中央面部の前記LED照射部側を光反射面とし、
前記LED照射部は、少なくとも2面方向に拡散照射することを特徴とする。
取付板1は、ステンレス板を使用して、打抜加工、プレス加工、折曲加工によって作成される。取付板1は長方形状で、図4に示すように、長手方向の中心部から一方向に寄った位置に、外部電源線4をLEDランプ本体2に送る円形の電力通孔11が開口し、長手方向両端部に被取付部5に固定するための固定ネジ6(固定手段)を挿通する1対の取付孔12が開口している。ここでは、両取付孔12は互いに向きを変えた長穴となっているが、取付孔12の一方を、だるま穴とし、固定作業がし易い構造としてもよい。また、取付板1の幅方向の上下端部は同じ方向に曲げて全体がコの字状となるように成型したL型辺部14が形成され、このL型辺部14と同じ方向に延出してLEDランプ本体2を固定させるための1対の固定ボルト13が予め取付板1に固定されている。
また、取付板1は、LEDランプ本体2の固定端面より短く作成されており、取付板1にLEDランプ本体2を、位置関係を変えて固定した場合にも、LEDランプ本体2側から見て、取付板1がLEDランプ本体2に隠れて外部から見えない構造となっている。
LEDランプ本体2は、図1乃至図3に示すように、筐体21と、筐体21の内部に収納される外部電源線4が接続されてLED素子23を点灯させる点灯回路を構成する各種電子部品とが実装された点灯基板27eを装備した点灯ユニット27と、スイッチとセンサ部が設置されているセンサユニット28と、複数のLED素子23を搭載しているLED基板22と、点灯ユニット27を覆う点灯ユニットカバー25と、LED基板22と筐体21の開口部を覆う透光性カバー24とから概略構成されている。
筐体21は、図2乃至図3及び図5に示すように、アルミニウムの押出成形による一体成形で作成されている。筐体21は、長方形の上面部21iと、上面部21iの幅方向一側部から垂直に延出した背面部21hと、背面部21hと対向するように上面部21iの中央部から垂直に延出した中央面部21f(光反射面部となる)と、上面部21iの幅方向他側部に形成された略コ字状の前端部21dから、概略構成されている。
背面部21kには外部電源線4が挿通する電力供給孔21bが開口されるとともに、上下両端部には外側に延出した延出部21kが形成されている。なお、筐体21の中央面部21fから前方部がLED照射部となり、後方部が点灯ユニット収納部となる。
また、LED素子23の搭載面側の筐体21の中央面部21fを、光沢面にすることや、高反射シートを貼合することや、高反射用樹脂を塗布することにより、光の反射効率を高め、光取り出し効率を改善することができる。
LED基板22は、図2乃至図3に示すように、長方形の形状であり、筐体21の基板装着部21eにスライドに挿入されて、固定されている。これにより、LED基板22が、筐体21に接触しているので、LED素子23の発熱を放熱することが可能である。LED基板22の下面部にはLED素子23が実装されている。この実施形態では、LED素子23はLED基板22の幅方向中央部よりも中央面部21fに寄った位置であって、LED基板長手方向に沿って1列で整列されて配置されている。LED基板22の長手方向一方端には接続端子が設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。このとき、LED基板22は、筐体21の基板装着部21eと接しているので、LED素子23から発生する熱をLED基板22を通じて筐体21で放熱することができる。
なお、このLED基板22に実装されるLED素子23としては、公知の種々のLED素子や有機EL素子等を用いることができる。図示の実施の形態では、照明用の白色光を発光する高輝度タイプのLED素子が用いられている。
透光性カバー24は、ポリカーボネートを使用して、略湾曲L字型の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、透光性カバー24は、筐体21の前端部21dと中央面部21fの端部に設けられた透光性カバー装着部21mに、長手方向の端辺部をスライド挿入されて装着される。また、透光性カバー24の長手方向の両側面部は端部カバー26により嵌合されて固定されている。
このことにより、透光性カバー24の全面において、LED素子からの光を均一に照射することが可能となっている。
点灯ユニット27は、図2乃至図3及び図6に示すように、筐体21の上面部21i内側において、位置決め部21gに嵌合して設置されている。点灯ユニット27は、LED素子23を点灯させるための点灯回路27dとそれを保護している絶縁カバー27cと金属カバー27aから構成されている。点灯回路27dは、各種電子部品27fを搭載した点灯基板27eからなり、外部電源線4と接続されている。点灯回路27dは、筐体21と絶縁するために、ポリカーボネイト製の絶縁カバー27cによって覆われている。点灯回路27dを構成する電子部品27fは、過電流保護、ノイズカット、整流、平滑、調光制御などを行うための各種ダイオード、コンデンサー、IC、抵抗などの公知の電子部品である。27iは電源端子台である。
点灯ユニットカバー25は、ポリカーボネートを使用して、長方形の形状に成型されている。図2乃至図3に示すように、筐体21に固定された点灯ユニット27を覆うように、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間に、点灯ユニットカバー25を撓ませて挿入して装着させる。これにより、外部より点灯ユニット27と、その配線が見えなくすることが、可能となる。
センサユニット28は、図2及び図7に示すように、一方が開放されて、ポリカーボネートを使用して作成されている長方体形状のセンサカバー部材28aに、センサ基板28cを挟み込んで固定している。センサカバー部材28aには、外部からの光を透過するセンサ窓28iと、スライドスイッチ28fの操作部を外部に出すためのスライドスイッチ窓28jと、スイッチ29aの端子との絶縁を図るためのスイッチ絶縁部28kが、設けられている。センサ基板28cの表面には、LED28dと受光素子28eとスライドスイッチ28fとセンサ接続端子28gが搭載され、センサ基板28cの裏面には、電子部品28h(詳細な図示は省略する)が搭載されている。また、LED28dの光が、受光素子28eに漏れて誤動作しないように、黒のシリコンにより作成されたセンサ保護カバー28bによりLED28dと受光素子28eを隔てている。センサ基板28cには、センサ接続端子28gが設けられ、点灯ユニット27と電気的に接続されている。
センサユニットカバー29は、図2及び図8に示すように、長方形の形状に成型されている。センサユニットカバー29にセンサユニット28のセンサカバー部材28aが固定され、センサユニットカバー29が、筐体21の背面部21hと中央面部21fの間を、スライドにより挿入される。これにより、外部よりセンサユニット28が見えなくすることが、可能となる。
センサユニットカバー29には、LEDランプ本体2をON/OFFするスイッチ29aと、センサ窓28iと対応するセンサ開口部29bと、スライドスイッチ29fに対応する開口部29cが設けられている。
端部カバー26は、図2乃至図3に示すように、一対で、筐体21の両端を覆いLEDランプ本体2を構成するものである。端部カバー26は、筐体21とLED基板22と透光性カバー24と点灯ユニットカバー25の各端面と嵌合させて覆い、ネジにより筐体21に固定されている。これにより、LEDランプ本体2は、取り付けるときに使用する点灯ユニットカバー25以外は、固定される構造となり、LEDランプ本体2に、粉塵や虫等が侵入するのを防ぐ効果も併せて生じさせることができる。
本発明のLED照明装置100の取付方法と操作方法について、説明する。まず、取付板1を、外部電源線4を電力通孔11に挿通し、取付孔12に取付ネジ6を挿入して、被取付部5に固定する。次に、LEDランプ本体2の点灯ユニットカバー25を外して、電力供給孔21bに、外部電源線4を挿通して、点灯ユニット27と接続する。取付板1の固定ボルト13に、LEDランプ本体2の固定孔21aを挿入し、ナット(図示せず)によりLEDランプ本体2を取付板1に固定する。このときに、取付板1とLEDランプ本体2の、位置関係を最適に調整することができる。その後、点灯ユニットカバー25を筐体21に嵌め込み、LED照明装置100の取付が完了する。
センサユニットカバー29のスイッチ29aにより、LED照明装置100のON/OFF操作を行う。また、センサユニットカバー29のスライドスイッチ開口部29cから操作するスライドスイッチ28fにより、センサの検出モードを切換えることができる。センサによる検出モードをONにすることにより、LED28dからの光がセンサカバー部材28aを透過して、センサユニットカバー29のセンサ開口部29bから照射される。照射された光が、手等により反射してセンサユニットカバー29のセンサ開口部29bから、センサカバー部材28aを透過して受光素子28eに入力される。入力された光の強さにより、LED照明装置100のON/OFF操作が行われる。
本発明のLED照明装置100は、取付板1を用いて側壁面(垂直面又は垂直面に近い斜面を含む)の被取付部5に固定する形態について説明したが、図2に示すように、筐体21の上面部21iに電力供給孔21bを開口し、上面部21iの長手方向の複数個所に直付ネジ穴21c(一方をだるま穴とすると取り付け作業が便利である)を形成することにより、天井壁(水平壁)等に直接被取付部に取り付けることが可能となる。これにより、使用者が用途に合わせて、LED照明装置100の取付場所を自由に選択できるように設定されている。
11:電力通孔
12:取付孔
13:固定ボルト
14:L型辺部
2:LEDランプ本体
21:筐体
21a:固定孔
21b:電力供給孔
21c:直付ネジ穴
21d:前端部
21e:基板装着部
21f:中央面部
21g:位置決め部
21h:背面部
21i:上面部
21j:凸部
21k:延出部
21m:透光性カバー装着部
21n:装着部
21o:空間部
22:LED基板
23:LED素子
24:透光性カバー
25:点灯ユニットカバー
26:端部カバー
27:点灯ユニット
27a:金属カバー
27b:金属延出部
27c:絶縁カバー
27d:点灯回路
27e:点灯基板
27f:電子部品
27g:取出穴
27h:凹形状部
27i:電源端子台
27j:挿入孔
28:センサユニット
28a:センサカバー部材
28b:センサ保護カバー
28c:センサ基板
28d:LED
28e:受光素子
28f:スライドスイッチ
28g:センサ接続端子
28h:電子部品
28i:センサ窓
28j:スライドスイッチ窓
28k:スイッチ絶縁部
29:センサユニットカバー
29a:スイッチ
29b:センサ開口部
29c:スライドスイッチ開口部
4: 外部電源線
5: 被取付部
5a:通孔
6:固定ネジ(固定手段)
100:LED照明装置
Claims (8)
- LED素子が実装されたLED基板と、前記LED素子を点灯駆動するための点灯回路を構成する電子部品が実装された点灯ユニットを有するLEDランプ本体と、
前記LEDランプ本体を、垂直面の被取付部に装着可能とする取付板と、を備え
前記取付板は固定手段により前記被取付部に固定されるとともに、
前記LEDランプ本体のLED照射部は、少なくとも2面方向に拡散照射することを特徴とするLED照明装置。 - 前記LEDランプ本体のLED照射部は、透光性カバーを有しており、該透光性カバーの下面方向と前面方向に拡散照射することを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
- 前記LEDランプ本体のLED照射部は、該LEDランプ本体の前方部に有しており、該LEDランプ本体の背面部が前記取付板に装着可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLED照明装置。
- 前記LED照射部は、前記LEDランプ本体を構成する筐体の内部上面部にLED素子を実装したLED基板が配置されており、前記筐体の内部に配置された光反射面部により前記LED素子の照射光を下面方向と前面方向に拡散照射することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のLED照明装置。
- 前記光反射面部は、前記LED基板に対して垂直方向に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のLED照明装置。
- 前記光反射面部は、前記点灯ユニットの収納部と区画する中央面部であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のLED照明装置。
- 前記LED素子は、LED基板の中央部よりも前記光反射面部に寄った位置に配置することを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載のLED照明装置。
- 前記透光性カバーは略L字状であることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載のLED照明装置。
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