JP2015026195A - 情報処理装置、ジョブ管理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、ジョブ管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷工程の後の後工程で得られた用紙の状態を作業者に理解させる。【解決手段】 後工程装置103、104により、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値で後処理工程が実行された場合、後工程装置103、104は、当該異なる設定値を自動的に情報処理装置101に送信する。情報処理装置101は、後工程装置103、104から送信された設定値に基づいて、現在の用紙の状態を模したプレビュー画像を生成する。情報処理装置101は、生成したプレビュー画像を、最終的な成果物、部品および工程を特定する情報とともに情報処理装置101のディスプレイ404に表示する。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、ジョブ管理方法およびプログラムに関し、特に、断裁処理、製本処理に代表される印刷後の後処理工程を管理するために用いて好適なものである。
従来から、クライアントから印刷物(雑誌、新聞、カタログ、広告、グラビア等)の作成依頼を受注し、クライアントが所望する出力物を作成し、作成した出力物をクライアントに納品することでクライアントから報酬を得る商業的印刷業界がある。
この商業的印刷業界では、オフセット製版印刷機等の大規模な印刷装置等を用いることが主流である。また、商業的印刷業界では、入稿、デザインやレイアウト、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)、校正(レイアウト修正や色修正)、校正刷り(プルーフプリント)、版下作成、印刷、後処理加工、発送といった様々な工程を踏んで作業を進める。
一方で、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化、高画質化に伴い、商業的印刷業界に対抗するプリント・オン・デマンド(POD)と呼ばれる市場がある。
このPOD市場では、大量部数や大量ジョブを、大掛かりな装置、システムを用いずに短納期で取り扱えることを目指しており、例えば、デジタルプリンタを最大限に活用している。
POD市場は、電子データを用いたデジタルプリントを実現する市場であり、従来の商業的印刷業界に比べてコンピュータを利用した管理、制御が浸透してきている。POD市場では、まず、出力結果を得るために複数の処理工程(例えば、印刷前処理工程、印刷処理工程、印刷後処理工程)からなるワークフローを生成する。そして、ワークフローの処理工程に従って処理を進めることにより、効率的に発注者が所望とする出力結果を得る。
しかしながら、昨今の印刷物の多様化に伴い、断裁処理、製本処理に代表される印刷後の後処理工程にて実行される処理内容が複雑化してきている。
そこで、作業者が効率的に後処理作業を行えるように後処理装置の設定内容を予め情報処理装置上でプレビューし、容易に後処理装置の設定を行うことで作業者の効率性を高める技術がある(特許文献1を参照)。
特許第4586631号公報
ところで、情報処理装置と後処理装置との情報の伝達をJDF(Job Definition Format)技術を用いて行い、各工程の処理を自動処理として連続で処理を行う技術がある。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、JDF技術のように工程を自動化して連続で印刷物を処理するケースにおいては、後処理装置の設定内容をその都度プレビューを行うのは自動化を阻害する要因になり、適用できない。
また、断裁工程等の後処理工程を経ることで紙のデータは形状を変える。特許文献1に記載の技術のように設定内容のプレビューを行っても、例えば、断裁工程等の後処理工程においてエラーが発生した場合に、作業者は、エラーが発生した工程で紙がどのような状態にあるかをリアルタイムで判断することができない。従って、ある後処理工程でエラーが発生した場合、作業者は、実際にどのような形で印刷物が出力されたのかが分からない。このため、成果物の実際の状態を作業者が確認、特定するのが難しいという課題がある。このことが作業者に対する作業効率の低下を引き起こしている。
そこで、本発明は、印刷工程の後の後工程で得られた用紙の状態を作業者に理解させることができるようにすることを目的とする
本発明の情報処理装置は、印刷工程の後の後処理工程が実行されることにより得られるべき用紙の状態に対する設定値を含む後工程ジョブを送信する送信手段と、前記送信手段により送信された前記後工程ジョブに基づいて前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙の状態に対する設定値を含むステータス情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されなかったと判定されると、前記受信手段により受信されたステータス情報に含まれる前記設定値のうち、前記送信手段により送信された前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と異なる設定値を表す情報を少なくとも含む後工程実行結果情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷工程の後の後工程で得られた用紙の状態を作業者に理解させることができる。
印刷システムの構成を示す図である。 情報処理装置におけるソフトウェアの構成を示す図である。 後工程装置におけるソフトウェアの構成を示す図である。 情報処理装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。 印刷システムで実行される工程の流れを概念的に示す図である。 印刷工程が終了した時点での工程状態プレビュー画面を示す図である。 断裁工程が終了した時点での工程状態プレビュー画面を示す図である。 折り工程が終了した時点での工程状態プレビュー画面を示す図である。 断裁前の用紙と断裁前の用紙に対する後工程ジョブの内容を示す図である。 断裁処理が正常に終了した場合の終了ステータスを示す図である。 断裁済の用紙と後工程ジョブの内容を示す図である。 折り処理が正常に終了した場合の終了ステータスを示す図である。 断裁処理のエラー時の終了ステータスを示す図である。 断裁処理のエラー発生時の工程状態プレビュー画面を示す図である。 折り処理のエラー発生時の終了ステータスを示す図である。 折り処理のエラー発生時の工程状態プレビュー画面を示す図である。 機器の調整が行われた時の終了ステータスを示す図である。 機器の調整が行われた時の工程状態プレビュー画面を示す図である。 ジョブ管理プログラムにおける処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、印刷システムの構成の一例を示す図である。図1に示す印刷システムは、情報処理装置101、デジタルプリンタ102及び複数の後工程装置103、104がネットワーク107を介して接続されて構成される。
ここで、情報処理装置101は、印刷工程で実行すべき内容を指示する印刷ジョブと、断裁、折り等の後処理工程で実行すべき内容を指示する後工程ジョブとを発行するものである。デジタルプリンタ102は、印刷ジョブ108を実行し、用紙に印刷を行うものである。後工程装置103、104は、後工程ジョブ109、110を実行し、印刷後の用紙に対して後処理工程を実行するものである。
情報処理装置101からデジタルプリンタ102へは印刷ジョブ108が、情報処理装置101から後工程装置103、104へは後工程ジョブ109、110が、それぞれ送信される。
デジタルプリンタ102で生成された印刷出力物111には、後工程ジョブ109、110を一意に識別する識別子がバーコード112として印字される。作業者113は、デジタルプリンタ102から出力された印刷出力物111を、後工程装置103、104の給紙装置にセットする。後工程装置103、104の給紙装置が給紙を開始した際、バーコード112をバーコードリーダ装置105、106が読み込む。このようにすることで、後工程装置103、104は、後工程ジョブ109、110をロードし、後工程ジョブ109、110に記載された後処理工程の設定で後処理を自動的に実行する。
また、作業者113は携帯端末装置114を所持する。
図2は、本実施形態における印刷システムの情報処理装置101におけるソフトウェアの概略構成の一例を示すブロック図である。
図2において、注文プログラム201は、顧客からの注文の内容を示す注文データを生成するためのプログラムである。注文プログラム201は、顧客からの注文に応じて注文データをジョブ管理プログラム202に送信する。
ジョブ管理プログラム202は、その機能として、ジョブ管理部203、表示部204、ジョブデータ管理部205、印刷通信部206、後処理通信部207およびメール送信部208を有する。
ジョブ管理部203は、注文プログラム201から受信した注文データを管理する。
表示部204は、注文データの処理状況を示す情報をユーザインターフェースに表示する。
ジョブデータ管理部205は、デジタルプリンタ102、後工程装置103、104に送信するジョブデータ(印刷ジョブ108、後工程ジョブ109、110)を生成する。
印刷通信部206は、ジョブデータ管理部205で生成された印刷ジョブ108をデジタルプリンタ102に送信するための処理を行う。また、印刷通信部206は、デジタルプリンタ102から、印刷を終了したときの用紙の状態である終了ステータスを受信するための処理を行う。印刷通信部206とデジタルプリンタ102との間でやり取りされる印刷ジョブ108は、例えば、JDF(Job Definition Format)に基づいて作成される。
後処理通信部207は、ジョブデータ管理部205で生成された後工程ジョブ109、110を後工程装置103、104に送信するための処理を行う。また、後処理通信部207は、後工程装置103、104から、後工程を終了したときの状態を示す情報を含む終了ステータスを受信するための処理を行う。本実施形態では、後処理通信部207と後工程装置103、104との間でやり取りされる後工程ジョブ109、110は、JDF(Job Definition Format)に基づいて作成される。
ジョブデータ管理部205は、デジタルプリンタ102から終了ステータスを受信すると、最初の後処理工程を実行する後工程装置103に対して後工程ジョブ109を送信する。また、ジョブデータ管理部205は、後工程装置103から終了ステータスを受信すると、次の後処理工程を実行する後工程装置104に対して後工程ジョブ110を送信する。
メール送信部208は、後述する表示部204に表示されているプレビュー画像のデータ210を、メールサーバ211を介して携帯端末装置114に送信するための処理を行う。
図3は、本実施形態における印刷システムの後工程装置103、104におけるソフトウェアの概略構成の一例を示すブロック図である。
図3において、後工程管理プログラム301は、その機能として、後工程ジョブ管理部302、後工程実行部303および通信部304を有する。
後工程ジョブ管理部302は、情報処理装置101から送信された後工程ジョブ109、110を管理する。本実施形態では、後工程ジョブ管理部302は、作業者113等による後工程装置103、104の操作に基づいて、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値を設定することができる。
後工程実行部303は、後工程ジョブ109、110を実行する。後工程実行部303は、後処理工程を終了したときの状態を示す情報を含む終了ステータスを生成する。後工程ジョブ109、110に含まれるジョブチケットの設定値に変更がなければ、後工程ジョブ109、110に含まれるジョブチケットが終了ステータス(の一部)としてそのまま利用される。一方、後工程ジョブ109、110に含まれるジョブチケットの設定値に変更があれば、当該変更があった設定を書き換えたジョブチケットが終了ステータス(の一部)として利用される。前述したように、本実施形態では、後工程ジョブ109、110は、JDFに基づいて作成される。
通信部304は、後工程が終了すると、終了ステータスを情報処理装置101に送信するための処理を行う。また、通信部304は、後工程ジョブ109、110を受信するための処理を行う。
尚、デジタルプリンタ102におけるソフトウェアの構成も、例えば、図3の説明において、後工程を印刷に置き換えることにより実現することができるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
図4は、ジョブ管理プログラム202が動作する情報処理装置101のハードウェアの概略構成の一例を示すブロック図である。
CPU401は、HD(ハードディスク)403に格納されているアプリケーションプログラム、OS、ネットワークプリンタ制御プログラム等を実行する。このとき、CPU401は、プログラムの実行に必要な情報、ファイル等をRAM402に一時的に格納する制御を行う。RAM402は、CPU401の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM406には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ等の各種データを記憶する。外部記憶ドライブ407は、メディア408に記憶されたプログラム等を情報処理装置101にロードする。
メディア408は、本実施形態で説明するジョブ管理プログラムおよび関連データを格納する記憶媒体である。HD403は、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を格納する。操作部409は、作業者113が入力指示を行うためのユーザインターフェースである。操作部409には、例えば、キーボードやポインティングデバイス等が含まれる。ディスプレイ404は、操作部409から入力したコマンドや、ジョブの状態等を表示するための表示手段である。
システムバス410は、情報処理装置101内のデータの流れを司るものである。ネットワークインターフェース405は、ネットワーク107(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)や、インターネット)に接続するための通信インターフェースである。前述したように、後述するフローチャートで示される手順を実現するジョブ管理プログラム202は、メディア408のようなコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納される。また、このジョブ管理プログラムは、外部記憶ドライブ407によってメディア408から情報処理装置101にロードされ、CPU401によって実行される。
尚、デジタルプリンタ102、後工程装置103、104のハードウェアの構成は、例えば、図4に示す情報処理装置101のハードウェアの構成に対し、それぞれ、印刷、後処理工程を行うために必要なハードウェアを追加することで実現できる。また、携帯端末装置114のハードウェア構成は、例えば、図4と同等の構成で実現できる。尚、図4に示す構成に対し、デジタルプリンタ102、後工程装置103、104、携帯端末装置114のハードウェアの構成として必要な公知のハードウェアを追加または変更することができる。
図5は、本実施形態の印刷システムで実行される工程の流れの一部を概念的に例示する図である。ここでは、後工程装置103が断裁装置であり、後工程装置104が折り装置である場合を例に挙げて説明する。断裁装置は、デジタルプリンタ102で生成された印刷出力物111を断裁する装置である。折り装置は、デジタルプリンタ102で生成された印刷出力物111に任意の位置で折りを入れる装置である。以下の説明では、後工程装置103を必要に応じて断裁装置103と称し、後工程装置104を必要に応じて折り装置104と称する。また、ここでは、断裁の後に折りが行われるものとする。
図5において、ジョブ管理プログラム202は、処理の開始後、印刷命令としてデジタルプリンタ102に印刷ジョブ108を送信する(ステップS501)。
デジタルプリンタ102は、印刷ジョブ108の実行を自動的に開始する。そして、印刷ジョブ108の実行を終了すると、デジタルプリンタ102は、印刷ジョブ108に基づく印刷が終了したときの状態を示す終了ステータスをジョブ管理プログラム202に自動的に送信する(ステップS502)。
次に、ジョブ管理プログラム202は、デジタルプリンタ102から終了ステータスを受信すると、断裁装置103に後工程ジョブ109(断裁命令)を自動的に送信する(ステップS503)。
断裁装置103は、後工程ジョブ109(断裁命令)を受信し、後工程ジョブ109に対応するバーコードが印刷された用紙がセットされたことを検出すると、後工程ジョブ109(断裁命令)の実行を自動的に開始する。そして、後工程ジョブ109(断裁命令)の実行を終了すると、断裁装置103は、後工程ジョブ109の実行が終了したときの状態を示す終了ステータス(ステータス情報)をジョブ管理プログラム202に自動的に送信する(ステップS504)。
尚、後述するように、後工程ジョブ109が終了した時、ジョブ管理プログラム202は、後工程ジョブ109が終了した時点での用紙の状態を模したプレビュー画像をユーザインターフェースに表示する。ここで、プレビュー画像とは、納品できる状態の最終的な成果物が得られる前の用紙の状態を模した画像を指す。
次に、ジョブ管理プログラム202は、断裁装置103から終了ステータスを受信すると、折り装置である後工程装置104に後工程ジョブ110(折り命令)を自動的に送信する(ステップS505)。
後工程装置104は、後工程ジョブ110(折り命令)を受信し、後工程ジョブ110に対応するバーコードが印刷された用紙がセットされたことを検出すると、後工程ジョブ110(折り命令)の実行を自動的に開始する。そして、後工程ジョブ110(折り命令)の実行を終了すると、後工程装置104は、後工程ジョブ110の実行が終了したときの状態を示す終了ステータス(ステータス情報)をジョブ管理プログラム202に自動的に送信する(ステップS506)。
尚、後述するように、後工程ジョブ110が終了した時、ジョブ管理プログラム202は、後工程ジョブ110が終了した時点での用紙の状態を模したプレビュー画像を自動的にユーザインターフェースに表示する。
ジョブ管理プログラム202は、後工程ジョブ109、110でエラーが発生した場合、エラーが発生した際の用紙の状態を模したプレビュー画像を表示するためのデータ(プレビューデータ)を自動的に携帯端末装置114に送信する(ステップS507)。
尚、以上の図5の説明における自動的な処理(ジョブの実行・送信等)の際に、例えば、作業者113の操作を介在させるようにしてもよい。
図6〜図8は、図5で例示したジョブ管理プログラム202が情報処理装置101のディスプレイ404に表示するユーザインターフェース(工程状態プレビュー画面)の一例を示す図である。
図6は、印刷工程が終了した時点での工程状態プレビュー画面の一例を示す図である。
図6において、注文リスト601は、注文のリストを表示する領域である。図6に示す例では、注文リスト601は、注文番号602、ブックID603、部品名称604、工程605および状態606から構成される。
注文番号602は、注文を識別するための識別子である。ブックID603は、最終的な成果物を識別するための識別子である。部品名称604は、最終的な成果物に対する部品の名称である。工程605は、ジョブが通過している現在の工程を示す。状態606は、ジョブの現在の状態を示す。
図6において、行607、608、609は、注文リスト601に表示されるジョブの情報を示す。行607、608、609の注文番号は"1234"という同一の注文である。この注文は、ひとつの注文が各行で示す3つのジョブから構成される。
また、行607、608、609のブックID603は"0001"という同一のIDである。このブックID603で特定されるひとつの成果物は、3つのジョブで生成される。
行607では、ブックID603が"0001"の本(成果物)の"表紙"(部品名称604)は、現在、"印刷"工程(工程605)にあり、印刷がすでに終了している"印刷済"(状態606)の状態であることを示す。
同様に、行608では、ブックID603が"0001"の本(成果物)の"本文"(部品名称604)は、現在、"印刷"工程(工程605)にあり、印刷がすでに終了している"印刷済"(状態606)の状態であることを示す。
同様に、行609では、ブックID603が"0001"の本(成果物)の表紙に組み合わせる"帯"(部品名称604)は、は、現在、"印刷"工程(工程605)にあり、印刷がすでに終了している"印刷済"(状態606)の状態であることを示す。
工程状態プレビュー領域610は、現在の工程における用紙の状態をプレビュー表示する領域である。工程状態プレビュー領域610に、部品(用紙等)の現時点(現在の工程)での形状がプレビュー画像として表示される。
図6において、現在、注文リスト601のリストボックスで行609が選択された状態にある。この場合、工程状態プレビュー領域610には、帯を形成するための用紙の現在の状態(形状)が表示される。つまり、ブックIDが"0001"の部品である"帯"を形成するための用紙の現在の状態(形状)を模したプレビュー画像611が工程状態プレビュー領域610に表示される。
ここで、注文リスト601のリストボックスの行が追加または変更されると、当該行に対応するプレビュー画像が工程状態プレビュー領域610に自動的に表示されるようにすることができる。また、注文リスト601のリストボックスの行が選択されると、当該行に対応するプレビュー画像が工程状態プレビュー領域610に表示されるようにすることもできる。
図7は、断裁工程が終了した時点での工程状態プレビュー画面の一例を示す図である。
図7において、現在、注文リスト601のリストボックスで行701が選択された状態にある。この場合、工程状態プレビュー領域610には、帯を形成するための用紙の現在の状態が表示される。つまり、ブックIDが"0001"の部品である"帯"を形成するための用紙(断裁済みの用紙)の現在の状態(形状)を模したプレビュー画像702が工程状態プレビュー領域610に表示される。
図8は、折り工程が終了した時点での工程状態プレビュー画面の一例を示す図である。
図8において、現在、注文リスト601のリストボックスで行801が選択された状態にある。この場合、工程状態プレビュー領域610には、帯を形成するための用紙の現在の状態が表示される。つまり、ブックIDが"0001"の部品である"帯"を形成するための用紙(折り済みの用紙)の現在の状態(形状)を模したプレビュー画像802が工程状態プレビュー領域610に表示される。プレビュー画像802において、山折り線803、804は実際に用紙が折られている位置を示す。
図9は、断裁前の用紙と、断裁前の用紙に対する後工程ジョブの内容の一例を示す図である。具体的に図9(a)は、デジタルプリンタ102で印刷が実行された用紙(断裁前の用紙)の一例を示す図である。
図9(a)に示す例では、印刷された用紙901の横方向のサイズは446mmであり縦方向のサイズは316mmであるとする。
バーコード902は、図1に示したバーコード112に対応するものである。バーコード902には、後工程ジョブ109を一意に識別する後工程ジョブIDを含む情報が記憶される。
印刷用紙に印字された断裁トンボ903は、用紙901から断裁される領域を区画するものである。断裁トンボ903によって区画される位置が断裁装置103により断裁され、断裁トンボ903の内側の領域が切り取られる。
図9に示す例では、断裁トンボ903の内側の用紙904の横方向のサイズは440mmであり縦方向のサイズは76mmであるとする。また、断裁後の用紙904の原点905は、断裁前の用紙901の左下から水平方向に15mm、垂直方向に119mmの位置にあるものとする。
断裁後の用紙904の右上の座標点906は、断裁前の用紙904の左下から水平方向に455mm、垂直方向に195mmの位置にあるものとする。さらに、断裁後の用紙904の左上の座標点907は、断裁前の用紙904の左下から水平方向に15mm、垂直方向に195mmの位置にあるものとする。
尚、図9では、これらの座標点905〜907の座標を示しているが、実際には、これらの座標は印刷されない。
図9(b)は、断裁装置103に用紙がセットされて、断裁処理が開始されるときに断裁装置103にロードされる後工程ジョブ109の内容(設定値)の一例を示す図である。
図9(b)において、後工程ジョブID領域911は、後工程ジョブ109を一意に識別する後工程ジョブIDが格納される領域である。図9に示す例では、後工程ジョブID領域911には、バーコード902に記憶されている後工程ジョブIDと同一の識別子が格納される。
用紙サイズ横領域912は、断裁装置103にセットされた用紙の横方向のサイズが格納される領域である。図9に示す例では、用紙サイズ横領域912には、図9(a)に示す用紙901の横方向のサイズ(446mm)が格納される。
用紙サイズ縦領域913は、断裁装置103にセットされた用紙の縦方向のサイズが格納される領域である。図9に示す例では、用紙サイズ縦領域913には、図9(a)に示す用紙901の縦方向のサイズ(316mm)が格納される。
カットブロック原点領域914は、断裁後の用紙904の原点を示す情報が格納される領域である。図9に示す例では、カットブロック原点領域914には、断裁後の用紙904の原点905の座標点が格納される。尚、以下の説明では、断裁後の用紙904の領域を必要に応じてカットブロックと称する。
第1のカットブロック定義点領域915は、カットブロックを定義する第1の座標点を示す情報が格納される領域である。図9に示す例では、第1のカットブロック定義点領域915には、断裁後の用紙904の左上の座標点907が格納される。
第2のカットブロック定義点領域916は、カットブロックを定義する第2の座標点を示す情報が格納される領域である。図9に示す例では、第1のカットブロック定義点領域916には、断裁後の用紙904の右上の座標点906が格納される。
尚、図9(a)に示す用紙901が作業者113によってセットされると、断裁装置103は、バーコードリーダ装置105によって、後工程ジョブIDをバーコード902から読みとる。そして、断裁装置103は、後工程ジョブIDに対応する後工程ジョブ109をロードすることで、図10(b)に示す設定値で断裁処理を実行する。
図10は、断裁処理(後工程ジョブ109)が正常に終了した場合に、断裁装置103からジョブ管理プログラム202に返却される終了ステータスの一例を示す図である。
図10(a)は、断裁処理(後工程ジョブ109)が正常に終了した際に、断裁装置103からジョブ管理プログラム202に送信される終了ステータスの全体構造の一例を示す図である。
図10(a)において、後工程ジョブID領域1001は、後工程ジョブIDが格納される領域である。後工程ジョブID領域1001には、後工程ジョブID領域911に格納される後工程ジョブIDと同一の識別子が格納される。
ジョブステータス領域1002は、断裁処理(後工程ジョブ109)が終了した際のステータス(正常終了またはエラー終了)を示す情報が格納される領域である。
ジョブステータス詳細領域1003は、断裁処理(後工程ジョブ109)が終了した際のステータスの詳細な情報が格納される領域である。尚、図10(a)では、断裁処理(後工程ジョブ109)が正常に終了した場合にジョブステータス詳細領域1003に格納される情報を「S」と示す。
最終ジョブチケット領域1004は、断裁処理を実行することにより最終的に得られた設定値が格納される領域である(図10(b)を参照)。
図10(b)は、断裁処理(後工程ジョブ109)を実行することにより最終的に得られた設定値の一例を示す図である。
図10(b)において、用紙サイズ横領域1011は、断裁装置103にセットされた用紙の横方向のサイズが格納される領域である。図9(b)に示した用紙サイズ横領域912と同じ値が、断裁装置103により用紙サイズ横領域1011に格納される。用紙サイズ縦領域1012は、断裁装置103にセットされた用紙の縦方向のサイズが格納される領域である。図9(b)に示した用紙サイズ縦領域913と同じ値が、断裁装置103により用紙サイズ縦領域1012に格納される。
カットブロック原点領域1013は、カットブロック原点領域914に対応する。また、第1のカットブロック定義点領域1014、第2のカットブロック定義点領域1015は、それぞれ、第1のカットブロック定義点領域915、第2のカットブロック定義点領域916に対応する。ただし、カットブロック原点領域1013、第1のカットブロック定義点領域1014、第2のカットブロック定義点領域1015には、実際に断裁装置103が断裁処理を実行して最終的に得た値が格納される。断裁処理(後工程ジョブ109)が正常に終了した場合、実際に断裁装置103が断裁処理を実行して得た値は、後工程ジョブ109の設定値と同じになる。
例えば、後述するように、カットブロック原点領域914、第1のカットブロック定義点領域915、第2のカットブロック定義点領域916の設定値が、断裁装置103上で、作業者113により調整される場合がある。この場合には、調整済の設定値が、カットブロック原点領域1013、第1のカットブロック定義点領域1014、第2のカットブロック定義点領域1015に格納される。
また、後述するように、断裁装置103での異常処理の結果、後工程ジョブ109の設定値と異なる断裁処理が行われる場合がある。この場合にも、カットブロック原点領域1013、第1のカットブロック定義点領域1014、第2のカットブロック定義点領域1015には、実際に断裁装置103が断裁処理を実行して得た値が格納される。
図11は、断裁済の用紙と、断裁済の用紙に対する後工程ジョブの内容の一例を示す図である。具体的に図11(a)は、断裁装置103から出力される断裁済の用紙の一例を示す図である。
図11(a)に示す例では、断裁された後の用紙1101の横方向のサイズは440mmであり、縦方向のサイズは76mmであるとする。
折り位置1102は、折り処理(後工程ジョブ110)において折り装置104で折りが実現される位置である。図11(a)に示す例では、用紙1101の左下(原点)から水平方向に40mmの位置で折りが行われることを示す。また、折り位置1103も、折り位置1102と同様に、折り装置104によって折りが実現される位置である。図11(a)に示す例では、用紙1101の左下(原点)から水平方向に400mmの位置で折りが行われることを示す。
図11(b)は、断裁済の用紙が折り装置104にセットされて、折り処理が開始されるときに折り装置104にロードされる後工程ジョブ110の内容(設定値)の一例を示す図である。
図11(b)において、後工程ジョブID領域1111は、後工程ジョブ110を一意に識別する後工程ジョブIDが格納される領域である。
用紙サイズ横領域1112は、折り装置104にセットされた用紙の横方向のサイズが格納される領域である。図11に示す例では、用紙サイズ横領域1112には、図11(a)に示す用紙1101の横方向のサイズ(440mm)が格納される。
用紙サイズ縦領域1113は、折り装置104にセットされた用紙の縦方向のサイズが格納される領域である。図11に示す例では、用紙サイズ縦領域1113には、図11(a)に示す用紙1101の縦方向のサイズ(76mm)が格納される。
第1の折り位置領域1114は、折り装置104が実際に用紙に折りを入れる第1の箇所の用紙の左下(原点)からの水平方向の位置が格納される領域である。図11に示す例では、第1の折り位置領域1114には、図11(a)に示す折り位置1102の水平方向の座標(40)が格納される。
第2の折り位置領域1115は、折り装置104が実際に用紙に折りを入れる第2の箇所の用紙の左下(原点)から水平方向の位置が格納される領域である。図11に示す例では、第2の折り位置領域1115には、図11(a)に示す折り位置1103の水平方向の座標(400)が格納される。
図11(a)に示すバーコード1104には、後工程ジョブ110を一意に識別する後工程ジョブIDを含む情報が記憶される。図11(a)に示す用紙1101が作業者113によってセットされると、折り装置104は、バーコードリーダ装置106によって、後工程ジョブIDをバーコード1104から読みとる。そして、折り装置104は、後工程ジョブIDに対応する後工程ジョブ110をロードすることで、図11(b)の設定値で折り処理を実行する。
図12は、折り処理(後工程ジョブ110)が正常に終了した場合に、折り装置104からジョブ管理プログラム202に返却される終了ステータスの一例を示す図である。
図12(a)は、折り処理(後工程ジョブ110)が正常に終了した際に、折り装置104からジョブ管理プログラム202に送信される終了ステータスの全体構造の一例を示す図である。
図12(a)において、後工程ジョブID領域1201は、後工程ジョブIDが格納される領域である。後工程ジョブID領域1201には、後工程ジョブID領域1111に格納されている後工程ジョブIDと同一の識別子が格納される。
ジョブステータス領域1202は、折り処理(後工程ジョブ110)が終了した際のステータス(正常終了またはエラー終了)を示す情報が格納される領域である。
ジョブステータス詳細領域1203は、折り処理(後工程ジョブ110)が終了した際のステータスの詳細な情報が格納される領域である。尚、図12(a)でも、図10(a)と同様に、折り処理(後工程ジョブ110)が正常に終了した場合にジョブステータス詳細領域1203に格納される情報を「S」と示す。
最終ジョブチケット領域1204は、折り処理を実行することにより最終的に得られた設定値が格納される領域である(図12(b)を参照)。
図12(b)は、折り処理(後工程ジョブ110)を実行することにより最終的に得られた設定値(最終ジョブチケット領域の設定値)の一例を示す図である。
図12(b)において、用紙サイズ横領域1211は、折り装置104にセットされた用紙の横方向のサイズが格納される領域である。図11(b)に示した用紙サイズ横領域1112と同じ値が、折り装置104により用紙サイズ横領域1211に格納される。用紙サイズ縦領域1212は、折り装置104にセットされた用紙の縦方向のサイズが格納される領域である。図11(b)に示した用紙サイズ縦領域1113と同じ値が、折り装置104により用紙サイズ縦領域1212に格納される。
第1の折り位置領域1213、第2の折り位置領域1214は、それぞれ、第1の折り位置領域1114、第2の折り位置領域1115に対応する。ただし、第1の折り位置領域1213、第2の折り位置領域1214には、実際に折り装置104が折り処理を実行して最終的に得た値が格納される。折り処理(後工程ジョブ110)が正常に終了した場合、実際に折り装置104が折り処理を実行して得た値は、後工程ジョブ110の設定値と同じになる。
例えば、第1の折り位置領域1114、第2の折り位置領域1115の設定値が、折り装置104上で、作業者113により調整される場合がある。この場合には、調整済みの設定値が、第1の折り位置領域1213、第2の折り位置領域1214に格納される。
また、折り装置104での異常処理の結果、後工程ジョブ110の設定値と異なる折り処理が行われる場合がある。この場合にも、第1の折り位置領域1213、第2の折り位置領域1214には、実際に折り装置104が折り処理を実行して得た値が格納される。
図13は、断裁装置103上でエラーが発生した場合に、断裁装置103からジョブ管理プログラム202に返却される終了ステータスの一例を示す図である。
図13(a)は、断裁装置103上でエラーが発生して断裁処理が終了した際に、断裁装置103からジョブ管理プログラム202に送信される終了ステータスの全体構造の一例を示す図である。
図13(a)において、ジョブステータス領域1301は、図10に示したジョブステータス領域1002と同様に、断裁処理(後工程ジョブ109)が終了した際のステータス(正常終了またはエラー終了)を示す情報が格納される領域である。図13(a)に示す例では、断裁処理時にエラーが発生したことを示す"エラー"がジョブステータス領域1301に格納される。
ジョブステータス詳細領域1302は、図10に示したジョブステータス詳細領域1003と同様に、断裁処理(後工程ジョブ109)が終了した際のステータスの詳細な情報が格納される領域である。図13(a)に示す例では、用紙が斜め方向に給紙されたことを示す"斜行"がジョブステータス詳細領域1302に格納される。
図13(b)は、断裁処理(後工程ジョブ109)を実行することにより最終的に得られた設定値(最終ジョブチケット領域の設定値)の一例を示す図である。
図13(b)において、カットブロック原点領域1311、第1のカットブロック定義点領域1312、第2のカットブロック定義点領域1313には、実際に断裁装置103が断裁処理を実行して最終的に得た値が格納される。
図13に示す例では、断裁装置103上でエラーが発生したことにより、断裁装置103は、図9(b)に示した第1のカットブロック定義点領域915、第2のカットブロック定義点領域916に格納された座標とは異なる位置で断裁が行われたものする。具体的に、第1のカットブロック定義点領域1312には、座標(15,119)ではなく座標(30,195)が格納される。また、第2のカットブロック定義点領域1313には、座標(455,119)ではなく座標(485,195)が格納される。
図14は、図13で示した終了ステータスをジョブ管理プログラム202が受信した際に表示される工程状態プレビュー画面の一例を示す図である。
行1401において、ブックIDとして"0001"、部品名称として、表紙に組み合わせる帯を示す"帯"、工程として"断裁工程"、現在の工程の状態として、エラーが発生したことを示す"エラー"がそれぞれ表示される。
図14では、行1401が選択された状態であるので、工程状態プレビュー領域610には、現時点(断裁工程)における帯の状態(形状)を模したプレビュー画像1411が表示される。
図14において、位置1402は、実際に断裁装置103で断裁がなされた用紙の左上の位置(第1のカットブロック定義点領域1312に格納された座標(30,195))を示す。また、位置1403は、実際に断裁装置103で断裁がなされた用紙の右上の位置(第2のカットブロック定義点領域1313に格納された座標(485,195))を示す。尚、第2のカットブロック定義点領域1313に格納された座標(485,195)は用紙の外側にあるため、プレビュー画像1411上では表示されない。
また、位置1404は、第1のカットブロック定義点領域1014に格納された座標(15、195)を示し、位置1405は、第2のカットブロック定義点領域1015に格納された座標(455,195)を示す。
本来のカットブロックの定義点は、位置1404、1405であった。しかしながら、ここでは、用紙が斜め方向に給紙され、エラーが発生したとしている(図13(a)を参照)。このため、実際には、断裁装置103では、原点から第1のカットブロック定義点の位置1402の方向に断裁がなされたということがプレビュー画像1411により表示される。
ここで、図14に示すように、位置1404、1405の情報を含めてプレビュー画像を生成すれば、後工程ジョブ109の設定値に対するずれを作業者113に直感的に理解させることができる。ただし、位置1404、1405の情報を必ずしも表示する必要はない。
図15は、折り装置104上でエラーが発生した場合に、折り装置104からジョブ管理プログラム202に返却される終了ステータスの一例を示す図である。
図15(a)は、折り装置104上でエラーが発生して折り処理が終了した際に、折り装置104からジョブ管理プログラム202に送信される終了ステータスの全体構造の一例を示す図である。
図15(a)において、ジョブステータス領域1501は、図12に示したジョブステータス領域1202と同様に、折り処理(後工程ジョブ110)が終了した際のステータス(正常終了またはエラー終了)を示す情報が格納される領域である。図15(a)に示す例では、折り処理時にエラーが発生したことを示す"エラー"がジョブステータス領域1501に格納される。
ジョブステータス詳細領域1502は、図12に示したジョブステータス詳細領域1203と同様に、折り処理(後工程ジョブ110)が終了した際のステータスの詳細な情報が格納される領域である。図15(a)に示す例では、折りが誤った調整で行われたことを示す"フィードエラー"がジョブステータス詳細領域1502に格納される。
図15(b)は、折り処理(後工程ジョブ110)を実行することにより最終的に得られた設定値(最終ジョブチケット領域の設定値)の一例を示す図である。
図15(b)において、第1の折り位置領域1511、第2の折り位置領域1512には、実際に折り装置104が折り処理を実行した最終的に得た値が格納される。
図15に示す例では、折り装置104上でエラーが発生したことにより、折り装置104は、図12(b)に示した第1の折り位置領域1213、第2の折り位置領域1214に格納された位置とは異なる位置で折り処理が行われたものとする。具体的に、第1の折り位置領域1511には、水平方向の座標として"40"ではなく"50"が格納される。また、第2の折り位置領域1512には、水平方向の座標として"400"ではなく"410"が格納される。
図16は、図15で示した終了ステータスをジョブ管理プログラム202が受信した際に表示される工程状態プレビュー画面の一例を示す図である。
行1601において、ブックIDとして"0001"、部品名称として、表紙に組み合わせる帯を示す"帯"、工程として"折り工程"、現在の工程の状態として、エラーが発生したことを示す"エラー"がそれぞれ表示される。
図16では、行1601が選択された状態であるので、工程状態プレビュー領域610には、現時点(折り工程)における帯の状態(形状)を模したプレビュー画像1611が表示される。
折り位置1602は、第1の折り位置領域1213に格納された位置(40)を示し、折り位置1603は、第2の折り位置領域1214に格納された位置(400)をそれぞれ示す。折り位置1602、1603の情報を表示すれば、後工程ジョブ110の設定値に対するずれを作業者113に直感的に理解させることができる。ただし、折り位置1602、1603の情報を必ずしも表示する必要はない。
また、折り位置1604は、実際に折り装置104で折りが実行された一方の位置(第1の折り位置領域1511に格納された位置(50))を示す。また、折り位置1605は、実際に折り装置104で折りが実行された他方の位置(第2の折り位置領域1512に格納された位置(410))を示す。
図17は、折り装置104上で作業者113により機器の調整が行われた場合に、折り装置104からジョブ管理プログラム202に返却される終了ステータスの一例を示す図である。
図17(a)は、折り装置104の調整が行われて折り処理が終了した際に、折り装置104からジョブ管理プログラム202に送信される終了ステータスの全体構造の一例を示す図である。
図17(a)において、ジョブステータス領域1701は、図12に示したジョブステータス領域1202と同様に、折り処理(後工程ジョブ110)が終了した際のステータス(正常終了またはエラー終了)を示す情報が格納される領域である。図17(a)に示す例では、正常に折り処理が終了したことを示す"正常"が格納される。
ジョブステータス詳細領域1702は、図12に示したジョブステータス詳細領域1203と同様に、折り処理(後工程ジョブ110)が終了した際のステータスの詳細な情報が格納される領域である。図17(a)に示す例では、折り装置104の機器上で調整されたことを示す"機器調整済"がジョブステータス詳細領域1702に格納される。
図17(b)は、折り処理(後工程ジョブ110)を実行することにより最終的に得られた設定値(最終ジョブチケット領域の設定値)の一例を示す図である。
図17(b)において、第1の折り位置領域1711、第2の折り位置領域1712には、実際に折り装置104が折り処理を実行した最終的に得た値が格納される。
図17に示す例では、折り装置104の機器を作業者113が調整したことにより、図12(b)に示した第1の折り位置領域1213、第2の折り位置領域1214に格納された位置とは異なる位置で折り処理が行われたものとする。具体的に、第1の折り位置領域1711には、水平方向の座標として"40"ではなく"30"が格納される。また、第2の折り位置領域1712には、水平方向の座標として"400"ではなく"410"が格納される。本実施形態では、このようにして後工程ジョブ110の設定値が調整される。
図18は、図17で示した終了ステータスをジョブ管理プログラム202が受信した際に表示される工程状態プレビュー画面の一例を示す図である。
行1801において、ブックIDとして"0001"、部品名称として、表紙に組み合わせる帯を示す"帯"、工程として"折り工程"、現在の工程の状態として、機器の調整が発生したことを示す"機器調整済"がそれぞれ表示される。
図18では、行1801が選択された状態であるので、工程状態プレビュー領域610には、現時点(折り工程)における帯の状態(形状)を模したプレビュー画像1811が表示される。
折り位置1802は、実際に折り装置104で折りが実行された一方の位置(第1の折り位置領域1711に格納された位置(30))を示す。また、折り位置1803は、実際に折り装置104で折りが実行された他方の位置(第2の折り位置領域1712に格納された位置(410))を示す。
また、折り位置1804は、第1の折り位置領域1114に格納された位置(40)を示し、折り位置1805は、第2の折り位置領域1115に格納された位置(400)をそれぞれ示す。折り位置1804、1805の情報を表示すれば、後工程ジョブ110の設定値に対するずれを作業者113に直感的に理解させることができる。ただし、折り位置1804、1805の情報を必ずしも表示する必要はない。
以上のように、断裁処理や折り処理の後工程の処理が、後工程ジョブ109、110と異なる結果で終了した場合には、プレビュー画像1411、1611、1811のデータが、ジョブ管理プログラム202から携帯端末装置114宛てに送信される。
尚、ジョブ管理部203は、図6〜図8、図14、図16、図18に示す情報を、例えば、注文番号やブックIDの単位でまとめてHD403等に記憶する。
図19は、本実施形態のジョブ管理プログラム202における処理の一例を説明するフローチャートである。
尚、図19に示すフローチャートで示された手順を実現するジョブ管理プログラム202は、前述したように、図4で示したメディア408から外部記憶ドライブ407を介してRAM402にロードされ、CPU401によって実行される。また、ここでは、後工程管理プログラム301における処理も併せて説明する。
まず、全ての工程が正常に終了し、かつ、印刷ジョブ108、後工程ジョブ109、110の設定値の変更が行われない場合の手順の一例を説明する。
ステップS1901において、ジョブ管理部203は、注文プログラム201から受信した注文データに基づいて、成果物を生成するための工程を決定する。ここでいう工程とは、例えば、図5に示したステップS501、S502で実行される印刷工程と、ステップS503、S504で実行される断裁工程と、ステップS505、S506で実行される折り工程である。ここでは、工程を特定する変数N(N=0、1、2、・・・)とし、工程0(N=0)を印刷工程、工程1(N=1)を断裁工程、工程2(N=2)を折り工程と定義する。
ステップS1902において、ジョブ管理部203は、工程を特定する変数Nに「0」を設定して、最初に実行する印刷工程を指定する。
次に、ステップS1903において、工程Nが実行される。
まず、工程0(印刷工程)が実行される。印刷工程の実行は、ジョブ管理部203から、印刷通信部206を介して印刷ジョブ108をデジタルプリンタ102に送信することで実現される。そして、デジタルプリンタ102は、印刷ジョブ108に基づいて印刷を行い、印刷が終了すると終了ステータスをジョブ管理プログラム202に送信する。
次に、ステップS1904において、ジョブ管理部203は、印刷通信部206または後処理通信部207を介して終了ステータスを受信すると、当該終了ステータスに基づいて、工程Nが正常に終了したか否かを判定する。
ここでは、印刷工程が正常に終了するとしているので、ステップS1910において、表示部204は、印刷工程の最終的な状態を示す情報を表示させる。このときステップS1910で表示される最終的な状態を示す情報は、図6の行607〜609の状態606の欄に示す"印刷済"である。
次に、ステップS1911において、ジョブ管理部203は、ステップS1904で後工程装置103、104から受信した終了ステータスに基づいて、後工程ジョブ109、110における設定値の調整があったか否かを判定する。この判定の結果、後工程ジョブ109、110における設定値の調整があった場合には、ステップS1913に進む。一方、後工程ジョブ109、110における設定値の調整がなかった場合には、ステップS1912に進む。
ここでは、印刷工程が行われているので自動的にステップS1912に進む。そして、表示部204は、ステップS1903で送信された印刷ジョブ108の設定値に基づいて、工程状態プレビュー領域610に、印刷済みの用紙の状態を模したプレビュー画像611を表示させる。
そして、ステップS1908に進み、ジョブ管理部203は、ステップS1901で決定した全ての工程が終了したか否かを判定する。この判定の結果、全ての工程が終了した場合には、図19のフローチャートによる処理を終了する。一方、全ての工程が終了していない場合には、ステップS1909に進む。
ここでは、まだ、印刷工程しか終了しておらず、断裁工程と折り工程とが終了していないので、ステップS1909に進む。
ステップS1909に進むと、ジョブ管理部203は、変数Nに「1」を加算する。印刷工程が正常に終了してステップS1909に進んだ場合には、変数Nは「0」から「1」に変更される。これにより、断裁工程が指定される。
そして、ステップS1903に戻り、更新後の変数Nにより特定される工程が実行される。ここでは、変数Nが「0」から「1」に変更されるので、工程1(断裁工程)が実行される。
断裁工程の実行は、ジョブ管理部203から、後処理通信部207を介して後工程ジョブ109を断裁装置103に送信することで実現される。
後工程ジョブ管理部302は、通信部304を介して後工程ジョブ109を受信すると、後工程ジョブ109の設定値に基づく断裁処理の実行を後工程実行部303に指示する。作業者113の指示入力に基づく設定値の変更がある場合、後工程ジョブ管理部302は、後工程ジョブ109の設定値を、作業者113の指示入力に基づく設定値に変更したうえで、当該設定値に基づく断裁処理の実行を後工程実行部303に指示する。そして、後工程実行部303は、断裁処理を実行する。後工程ジョブ管理部302は、断裁処理の実行結果に基づいて、断裁工程が正常に終了したことを含む終了ステータスを、通信部304を介してジョブ管理プログラム202に送信する。
そして、ステップS1904において、ジョブ管理部203は、断裁装置103から送信された終了ステータスを受信すると、当該終了ステータスに基づいて、工程1(断裁工程)が正常に終了したか否かを判定する。
ここでは、断裁工程が正常に終了するとしているので、ステップS1910において、表示部204は、断裁工程の最終的な状態を示す情報を表示させる。このときステップS1910で表示される状態を示す情報は、図7の行701の状態の欄に示す"断裁済"である。
また、ここでは、後工程ジョブ109、110の設定値の変更が行われていないとしているので、ステップS1911において、ジョブ管理部203は、後工程ジョブ109における設定値の調整はないと判定する。
そして、ステップS1912に進み、表示部204は、ステップS1903で送信された後工程ジョブ109の設定値(図9(b))に基づいて、工程状態プレビュー領域610に、断裁済みの用紙の状態を模したプレビュー画像702を表示させる。
この段階では、まだ折り工程が終了していないので、ジョブ管理部203は、ステップS1908において、全ての工程が終了していないと判定し、ステップS1909において、変数Nを「1」から「2」に変更する。これにより、折り工程が実行されることが指定される。
そして、ステップS1903に戻り、更新後の変数Nにより特定される工程が実行される。ここでは、変数Nが「1」から「2」に変更されるので、工程2(折り工程)が実行される。
折り工程の実行は、ジョブ管理部203から、後処理通信部207を介して後工程ジョブ110を折り装置104に送信することで実現される。
後工程ジョブ管理部302は、通信部304を介して後工程ジョブ110を受信すると、後工程ジョブ110の設定値に基づく折り処理の実行を後工程実行部303に指示する。作業者113の指示入力に基づく設定値の変更がある場合、後工程ジョブ管理部302は、後工程ジョブ110の設定値を、作業者113の指示入力に基づく設定値に変更したうえで、当該設定値に基づく折り処理の実行を後工程実行部303に指示する。そして、後工程実行部303は、折り処理を実行する。後工程ジョブ管理部302は、折り処理の実行結果に基づいて、折り工程が正常に終了したことを含む終了ステータスを、通信部304を介してジョブ管理プログラム202に送信する。
そして、ステップS1904において、ジョブ管理部203は、折り装置104から送信された終了ステータスを受信すると、当該終了ステータスに基づいて、工程2(折り工程)が正常に終了したか否かを判定する。
ここでは、折り工程が正常に終了するとしているので、ステップS1910において、表示部204は、折り工程の最終的な状態を示す情報を表示させる。このときステップS1910で表示される状態を示す情報は、図8の行801の状態の欄に示す"折り済"である。
また、ここでは、後工程ジョブ109、110の設定値の変更が行われていないとしているので、ステップS1911において、ジョブ管理部203は、後工程ジョブ110における設定値の調整はないと判定する。
そして、ステップS1912に進み、表示部204は、ステップS1903で送信された後工程ジョブ110の設定値(図11(b))に基づいて、工程状態プレビュー領域610に、断裁済みの用紙の状態を模したプレビュー画像802を表示させる。
以上のようにして全ての工程が終了すると、ジョブ管理部203は、ステップS1908において、全ての工程が終了したと判定し、図19のフローチャートによる処理を終了する。
次に、断裁工程が正常に終了しなかった場合の手順の一例を説明する。
この場合、後工程ジョブ管理部302は、断裁処理の実行結果に基づいて、断裁工程が正常に終了しなかかっとことと、断裁位置とを含む終了ステータス(図13に示す終了ステータス)を、通信部304を介してジョブ管理プログラム202に送信する。
そして、ステップS1904において、ジョブ管理部203は、断裁装置103から送信された終了ステータス(図13のジョブステータス領域1301)に基づいて、断裁工程は正常に終了しなかったと判定する。
そして、ステップS1905に進み、表示部204は、断裁工程の最終的な状態を示す情報を表示させる。このときステップS1905で表示される最終的な状態を示す情報は、図14の行1401の状態の欄に示す"エラー"である。
次に、ステップS1906において、表示部204は、次の処理を行う。すなわち、表示部204は、ステップS1904で受信した終了ステータスに含まれる最終ジョブチケット領域の設定値(図13(b)を参照)に基づいて、工程状態プレビュー領域610に、断裁済みの用紙の状態を模したプレビュー画像1411を表示させる。
次に、ステップS1907において、ジョブ管理部203は、プレビュー画像1411のデータを、携帯端末装置114を宛先として、メール送信部208を介して、メールサーバ211に送信する。これにより、プレビュー画像1411のデータが添付された電子メールが携帯端末装置114に送信される。作業者113は、携帯端末装置114を操作して、携帯端末装置114の表示画面にプレビュー画像1411を表示させる。尚、プレビュー画像1411のデータの送信形態は、このようなものに限定されない。また、行1401の情報をプレビュー画像1411とともに行1401の情報を併せて表示する画面(画像データ)を形成し、携帯端末装置114を宛先として送信してもよい。
そして、図19のフローチャートによる処理を終了する。
次に、折り工程が正常に終了しなかった場合の手順の一例を説明する。
この場合、後工程ジョブ管理部302は、折り処理の実行結果に基づいて、折り工程が正常に終了しなかかっとことと、折り位置とを含む終了ステータス(図15に示す終了ステータス)を、通信部304を介してジョブ管理プログラム202に送信する。
そして、ステップS1904において、ジョブ管理部203は、折り装置104から送信された終了ステータス(図15のジョブステータス領域1501)に基づいて、折り工程は正常に終了しなかったと判定する。
そして、ステップS1905に進み、表示部204は、折り工程の最終的な状態を示す情報を表示させる。このときステップS1905で表示される最終的な状態を示す情報は、図16の行1601の状態の欄に示す"エラー"である。
次に、ステップS1906において、表示部204は、次の処理を行う。すなわち、表示部204は、ステップS1904で受信した終了ステータスに含まれる最終ジョブチケット領域の設定値(図15(b)を参照)に基づいて、工程状態プレビュー領域610に、折り済みの用紙の状態を模したプレビュー画像1611を表示させる。
次に、ステップS1907において、ジョブ管理部203は、プレビュー画像1611のデータを、携帯端末装置114を宛先として、メール送信部208を介して、メールサーバ211に送信する。これにより、携帯端末装置114の表示画面にプレビュー画像1611を表示させることができる。
そして、図19のフローチャートによる処理を終了する。
次に、折り工程において、作業者113から折り位置の設定を調整した場合の手順の一例を説明する。この場合、後工程ジョブ管理部302は、折り処理の実行結果に基づいて、折り工程が正常に終了したことと、折り位置と、調整後の設定値を含む終了ステータス(図17に示す終了ステータス)を、通信部304を介してジョブ管理プログラム202に送信する。
そして、ステップS1911において、ジョブ管理部203は、後工程ジョブ110における設定値の調整があったと判定する(図17(a)のジョブステータス詳細領域1702を参照)。
そして、ステップS1913において、表示部204は、次の処理を行う。すなわち、表示部204は、ステップS1904で受信した終了ステータスに含まれる最終ジョブチケット領域の設定値(図17(b)を参照)に基づいて、工程状態プレビュー領域610に、折り済みの用紙の状態を模したプレビュー画像1811を表示させる。そして、ステップS1908において、全ての工程が終了したと判定され、図19のフローチャートによる処理を終了する。
以上のように本実施形態では、後工程装置103、104により、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値で後処理工程が実行された場合、後工程装置103、104は、当該異なる設定値を自動的に情報処理装置101に送信する。情報処理装置101は、後工程装置103、104から送信された設定値に基づいて、現在の用紙の状態を模したプレビュー画像を生成する。情報処理装置101は、生成したプレビュー画像を、最終的な成果物、部品(当該後工程における成果物)および工程を特定する情報とともに情報処理装置101のディスプレイ404に表示する。また、情報処理装置101は、これらを表示する画像データを携帯端末装置114に送信する。ここで、後工程装置103、104でエラーが発生したことにより、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値で後工程が実行された場合には、エラーが発生したこともプレビュー画像に併せて表示する。また、作業者113からの指示により後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値が設定された場合には、作業者113により設定が調整されたこともプレビュー画像に併せて表示する。
したがって、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値で後工程が実行された場合に、具体的にどのようにして用紙が出力されたのかを、迅速にかつ容易に確認することができる。よって、例えば、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値で後処理工程が実行された場合(例えばエラーが起こった場合)の作業者113の作業効率を向上させることができる。また、情報処理装置101のディスプレイ404に表示した情報を記憶しておくことで、過去にどのようなエラーがあったのかを容易に確認することができる。
本実施形態では、断裁工程と折り工程を後処理工程の一例として示した。しかしながら、後処理工程は、これらに限定されるものではない。また、後処理工程の数は、2つに限定されず、少なくとも1つあればよい。
また、本実施形態のようにプレビュー画像を表示すれば、用紙の状態を容易に認識できるので好ましい。しかしながら、後工程ジョブ109、110の設定値と異なる設定値を表す情報を含む後工程実行結果情報を表示していれば、必ずしもプレビュー画像を表示する必要はない。例えば、プレビュー画像に替えてまたは加えて、実際の折り位置の座標や、カットブロックを定義する座標の情報を表示してもよい。
また、本実施形態では、プレビュー画像のデータ等を、携帯端末装置114(外部装置)へ送信することと、プレビュー画像のデータ等を、ディスプレイ404へ表示することとの双方を行うようにした。しかしながら、これらのうち、少なくとも何れか一方を行えばよい。また、これらを行わずに、プレビュー画像のデータ等を、可搬型の記憶媒体やHD303等に記憶してもよい。このようにした場合には、情報処理装置101、携帯端末装置114、またはこれらとは別の装置でプレビュー画像等を表示することを、後で行うことができる。
尚、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、まず、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が当該コンピュータプログラムを読み出して実行する。
101 情報処理装置、102 デジタルプリンタ、103・104 後工程装置

Claims (20)

  1. 印刷工程の後の後処理工程が実行されることにより得られるべき用紙の状態に対する設定値を含む後工程ジョブを送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記後工程ジョブに基づいて前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙の状態に対する設定値を含むステータス情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されなかったと判定されると、前記受信手段により受信されたステータス情報に含まれる前記設定値のうち、前記送信手段により送信された前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と異なる設定値を表す情報を少なくとも含む後工程実行結果情報を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受信手段により受信された前記ステータス情報に含まれる前記設定値に基づいて、前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙を模した画像データを生成する生成手段をさらに有し、
    前記出力手段は、前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙を模した画像データを含む情報を、前記後工程実行結果情報として出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ステータス情報は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報をさらに含み、
    前記出力手段は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ステータス情報は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報として、前記後処理工程が正常に終了したことを示す情報と、前記後処理工程が正常に終了しなかったことを示す情報との何れかさらに含み、
    前記判定手段は、前記受信手段により受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後処理工程が正常に終了したか否かを判定し、
    前記出力手段は、前記判定手段により、前記後処理工程が正常に終了しなかったと判定されると、前記後工程実行結果情報を出力することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力手段は、前記後処理工程が正常に終了しなかったことを示す情報をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記ステータス情報は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報として、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたことを示す情報をさらに含み、
    前記判定手段は、前記受信手段により受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたか否かを判定し、
    前記出力手段は、前記判定手段により、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたと判定されると、前記後工程実行結果情報を出力することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力手段は、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたことを示す情報をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力手段は、前記後工程実行結果情報を、外部装置を宛先として送信することと、前記後工程実行結果情報を、表示装置に表示することと、の少なくとも何れかを行うことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記出力手段は、前記実行された後処理工程の名称を示す情報と、前記後処理工程による成果物の名称を示す情報と、をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置から送信される後工程ジョブに基づいて後処理工程を実行する後工程装置と、を有する印刷システムであって、
    前記後工程装置は、前記後処理工程を実行すると、当該後処理工程を実行した結果に基づいて、当該後処理工程で用紙に対して実行した内容を含む実行結果情報を前記情報処理装置に自動的に送信することを特徴とする印刷システム。
  11. 印刷工程の後の後処理工程が実行されることにより得られるべき用紙の状態に対する設定値を含む後工程ジョブを送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにより送信された前記後工程ジョブに基づいて前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙の状態に対する設定値を含むステータス情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されなかったと判定されると、前記受信ステップにより受信されたステータス情報に含まれる前記設定値のうち、前記送信ステップにより送信された前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と異なる設定値を表す情報を少なくとも含む後工程実行結果情報を出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ管理方法。
  12. 印刷工程の後の後処理工程が実行されることにより得られるべき用紙の状態に対する設定値を含む後工程ジョブを送信する処理を行う送信ステップと、
    前記送信ステップにより送信された前記後工程ジョブに基づいて前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙の状態に対する設定値を含むステータス情報を受信する処理を行う受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と同じ設定値で前記後処理工程が実行されなかったと判定されると、前記受信ステップにより受信されたステータス情報に含まれる前記設定値のうち、前記送信ステップにより送信された前記後工程ジョブに含まれる前記設定値と異なる設定値を表す情報を少なくとも含む後工程実行結果情報を出力する処理を行う出力ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 前記受信ステップにより受信された前記ステータス情報に含まれる前記設定値に基づいて、前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙を模した画像データを生成する生成ステップをさらにコンピュータに実行させ、
    前記出力ステップは、前記後処理工程が実行されることにより実際に得られた用紙を模した画像データを含む情報を、前記後工程実行結果情報として出力する処理を行うことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記ステータス情報は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報をさらに含み、
    前記出力ステップは、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力する処理を行うことを特徴とする請求項12または13に記載のプログラム。
  15. 前記ステータス情報は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報として、前記後処理工程が正常に終了したことを示す情報と、前記後処理工程が正常に終了しなかったことを示す情報との何れかさらに含み、
    前記判定ステップは、前記受信ステップにより受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後処理工程が正常に終了したか否かを判定し、
    前記出力ステップは、前記判定ステップにより、前記後処理工程が正常に終了しなかったと判定されると、前記後工程実行結果情報を出力する処理を行うことを特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載のプログラム。
  16. 前記出力ステップは、前記後処理工程が正常に終了しなかったことを示す情報をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力する処理を行うことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記ステータス情報は、前記後処理工程が実行された後の前記後工程ジョブの状態を示す情報として、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたことを示す情報をさらに含み、
    前記判定ステップは、前記受信ステップにより受信された前記ステータス情報に基づいて、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたか否かを判定し、
    前記出力ステップは、前記判定ステップにより、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたと判定されると、前記後工程実行結果情報を出力する処理を行うことを特徴とする請求項12〜16の何れか1項に記載のプログラム。
  18. 前記出力ステップは、前記後工程ジョブに含まれる前記設定値に対する調整が行われたことを示す情報をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力する処理を行うことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記出力ステップは、前記後工程実行結果情報を、外部装置を宛先として送信する処理を行うことと、前記後工程実行結果情報を、表示装置に表示する処理を行うことと、の少なくとも何れかを行うことを特徴とする請求項12〜18の何れか1項に記載のプログラム。
  20. 前記出力ステップは、前記実行された後処理工程の名称を示す情報と、前記後処理工程による成果物の名称を示す情報と、をさらに含む前記後工程実行結果情報を出力する処理を行うことを特徴とする請求項12〜19の何れか1項に記載のプログラム。
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