JP2015026194A - 携帯情報端末装置 - Google Patents

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Daisuke Matsuda
大介 松田
一成 真鍋
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一成 真鍋
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Abstract

【課題】タッチパネルの向きに応じた良好な操作性を得ることを可能にする。
【解決手段】表示デバイス(6)と透明な位置入力デバイス(7)とが積層されたタッチパネル(1)と、上記位置入力デバイス(7)からの位置信号に基づいて上記タッチパネル(1)上の入力座標を検出する検出部(8)と、上記タッチパネル(1)における表面の向きを検出するセンサ(3)と、上記タッチパネル(1)における表面の向きが上向きであるか下向きであるを判定する姿勢判定部(9)と、上記タッチパネル(1)に対する表示制限を行う表示制御部(10)とを備え、上記表示制御部(10)は、上記タッチパネル(1)の表面が下向きの場合には、上記タッチパネル(1)の表示領域の大きさを縮小して、上記表示画面の少なくとも何れか一方の側辺に沿って無効領域を設定し、上記タッチパネル(1)の表面が上向きの場合には、上記タッチパネル(1)の表示領域の大きさを表示画面と同じに設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、表示機能と入力機能とを有するタッチパネルを有する携帯情報端末装置に関する。
タブレット端末等のタッチ可能なディスプレイ(以下、タッチパネルという)を搭載した携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)では、表示デバイスと透明な位置入力デバイスとが積層されて表示機能と入力機能とを有するタッチパネルの画面上にタッチすることによって、タッチされたアイコン等に対応した処理が実行されるようになっている。
このような携帯情報端末においては、通常、タッチパネルは携帯情報端末の表面の略全域に亙って形成されている。したがって、操作者が当該携帯情報端末を持つ場合には、手の指がタッチパネルの周囲に掛かってタッチパネルの表示内容が一部隠れてしまうと言う不都合が生ずる。このような不都合に対処するものとして、特開2010‐213169号公報(特許文献1)に開示された「表示装置」がある。
この特許文献1に開示された「表示装置」では、タッチパネルの表示部には、表示面の一対の長辺と一対の短辺と四隅とに複数の検出ブロックを配列し、検出ブロックの入力位置をグループ化する。そして、各検出ブロックからの接触検出信号に基づいて、入力されたグループの数とグループを構成する複数の検出ブロックの並び方に応じて、タッチパネルの持ち方を、両手縦長,右手縦長,左手縦長,両手横長,右手横長,左手横長に分類する。そして、該当する持ち方に応じて入力の表示位置を設定するようにしている。
ところで、タッチパネルを搭載したタブレット端末等の携帯情報端末を操作する場合、効き腕ではない方の手の親指とその他の4本の指の間に端末を挟んで支え、効き腕側の手でタッチ操作をするのが普通である。また、端末を支える場合には、図3に示すように、親指11はタブレット端末12のタッチパネル12aにタッチしないように、タッチパネル12a以外の縁13の部分を持つのが一般的である。
しかしながら、上記タブレット端末12の重さによっては、縁13の部分を持っても端末12を支えることが困難であるために、図4に示すように、タッチパネル12aの部分に親指11を入れて持った方が持ち易い場合がある。その場合、親指11でタッチパネル12aを触ることによって誤動作が発生する。また、親指11がタッチパネル12aに入ることによって、タッチパネル12aの表示が見づらくなる。このように、タッチパネル12aの部分に親指11を入れて持つ場合には、2つの問題が発生するのである。
例えば、操作者がタブレット端末12を操作する際に、立って操作する場合や座って操作する場合には、図5に示すように、タブレット端末12を顔の正面に対して垂直方向への目線よりも下の位置にし、タッチパネル12aを上方向に向けて保持することが通常であると考えられる。その場合には、図6に示すように、タブレット端末12の裏側を、親指11を除く4本の指で支え、親指11はタブレット端末12が回転しないように支えるだけとなる。そのために、親指11をタッチパネル12a内に入れないように保持することが比較的容易である。
それに対して、上記タブレット端末12を上記目線よりも上の位置にして、例えば、図7に示すように寝ながら見る場合には、図8に示すように、親指11のみでタブレット端末12の重量を支えることになるので、親指11でタブレット端末12の縁のみを持って保持することは困難である。
しかしながら、上記従来の表示装置では、タッチパネルの持ち方を両手縦長,右手縦長,左手縦長,両手横長,右手横長,左手横長に分類し、該当する持ち方に応じて入力の表示位置を設定するものの、タッチパネルの表示部の向きに応じた操作性については、全く考慮されていない。したがって、タッチパネルの表示部を下向きにして持った場合であって、親指が上記検出ブロックに接触することなく指先でタッチパネルを支えた場合の誤動作の発生や、親指がタッチパネルに入ることによる未確認領域の発生が生ずることになる。
特開2010‐213169号公報
そこで、この発明の課題は、タッチパネルの向きに応じた良好な操作性を得ることが可能な携帯情報端末装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の携帯情報端末装置は、
表示デバイスと透明な位置入力デバイスとが積層されて、表示機能と入力機能とを有するタッチパネルと、
上記位置入力デバイスからの入力位置を表す位置信号に基づいて、上記タッチパネル上の入力座標を検出すると共に、検出座標を表す座標信号を送出する検出部と、
上記タッチパネルにおける表面の向きを検出すると共に、検出結果を表す信号を出力するセンサと、
上記センサからの上記出力信号に基づいて、上記タッチパネルにおける表面の向きが上向きであるか下向きであるを判定する姿勢判定部と、
上記姿勢判定部の判定結果に応じて、上記タッチパネルに対する表示制限を行う表示制御部と
を備え、
上記表示制御部は、
上記タッチパネルの表面が下向きである場合には、上記タッチパネルの表示領域の大きさを表示画面の大きさに対して縮小して、上記表示画面における少なくとも何れか一方の側辺に沿って、非表示領域であって且つ上記タッチパネルに対する入力操作を無効にする無効領域を設定し、
上記タッチパネルの表面が上向きである場合には、上記タッチパネルの表示領域の大きさを表示画面の大きさと同じに設定する
ようになっている
ことを特徴としている。
以上より明らかなように、この発明の携帯情報端末装置は、上記タッチパネルの表面が下向きであって、操作者が親指で上記タッチパネルを下側から支持している際に、上記タッチパネルにおける上記親指が位置している側辺に上記無効領域が設定されている場合には、上記親指は上記無効領域上にある。したがって、操作者の親指が上記タッチパネルの表示領域に掛かることがなく、上記親指が有効領域に触れて誤動作が発生することを防止できる。また、上記親指がタッチパネルの表示領域に掛かることによって画面が見づらくなることを防止できる。
これに対して、上記タッチパネルの表面が上向きであって、操作者の親指が上記タッチパネルの縁を支えている場合には、上記表示画面の大きさになっている表示領域に操作者の親指が掛かることがなく、見やすく、操作しやすい大きさの画像を表示することができる。
すなわち、上記タッチパネルの表面が上向きおよび下向きの何れであっても、向きに応じた良好な操作性を得ることが可能になる。
この発明の携帯情報端末装置における機能ブロック図である。 表示制限処理動作のフローチャートである。 親指で縁の部分を持つ一般的なタブレット端末の持ち方を示す図である。 タッチパネルの部分に親指を入れて持つ持ち方を示す図である。 タッチパネルを上方向に向けて保持する通常の持ち方の説明図である。 図5に示す持ち方の場合の指の位置を示す図である。 タッチパネルを下方向に向けて保持する持ち方の説明図である。 図7に示す持ち方の場合の指の位置を示す図である。 タッチパネルが下を向いている場合における角度θの説明図である。 図9の場合における表示領域の縮小の説明図である。 図10とは異なる表示領域縮小の説明図である。 設定押圧力の設定方法の説明図である。 図2とは異なる表示制限処理動作のフローチャートである。 図10とは異なる表示領域の縮小の説明図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
・第1実施の形態
図1は、本実施の形態の携帯情報端末装置における機能構成を示すブロック図である。
図1において、本携帯情報端末装置は、タッチパネル1,設定情報記憶部2,角度センサ3,制御部4および記憶部5を備えている。
上記タッチパネル1は、表示機能と入力機能とを有するもので、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)パネル等の表示デバイス6と透明な位置入力デバイス7とが積層されて構成され、表示デバイス6の表示内容が位置入力デバイス7を通して見えるようになっている。
上記設定情報記憶部2には、後に詳述する「表示しない領域」のサイズ等の情報が記憶されている。この値は、制御部4によって本携帯情報端末装置の姿勢が判定された際に読み出される。角度センサ3は、タッチパネル1の表面に垂直に立てた直線とタッチパネル1の表面から鉛直方向下向きの直線との角度を検出して、角度を表す信号を出力する。
上記制御部4は、検出部8,姿勢判定部9および表示制御部10を含んでいる。検出部8は、タッチパネル1の位置入力デバイス7からの入力位置を表す位置信号に基づいて、タッチパネル1上の入力座標を検出する。姿勢判定部9は、角度センサ3からの角度を表す出力信号に基づいて、タッチパネル1の姿勢(上向きか下向きか)、つまり本携帯情報端末装置の姿勢を判定する。表示制御部10は、姿勢判定部9の判定結果に応じて、タッチパネル1の表示デバイス5に対する表示制限を行う。
上記記憶部5は、各種機能を実行するためのプログラムやデータ情報を記憶する。
その他、詳細には言及はしないが、通話用マイク、通話用スピーカ、例えば電源キー等のソフトキー以外のキーでなる操作キー、無線装置(図示せず)を介してプロバイダ等と信号を送受する通信部、この通信部を介して受信した情報を加工して表示する情報処理部等が設けられている。
ところで、操作者がタブレット型の携帯情報端末装置を操作する際に、例えば、図7に示すように携帯情報端末装置を顔の正面に対して垂直方向への目線よりも上の位置にして操作する場合には、図8に示すように、親指のみで携帯情報端末装置の重量を支えることになるため、親指で携帯情報端末装置の縁のみを持って保持することは困難である。そのために、上述のような操作性の問題が発生することになる。
本実施の形態においては、このような点に着目し、本携帯情報端末装置を上記目線より上にして持つような場合においても保持し易くし、良好な操作性を得ることを可能にするものである。
上記タッチパネル1に対するタッチ操作時におけるタッチパネル1の表面の向き(つまり本携帯情報端末装置自体の向き)を検出できるセンサとしての角度センサ3を本携帯情報端末装置に搭載し、制御部4は、角度センサ3からの検出信号に基づいて、タッチパネル1上に画像を表示する表示領域のサイズや位置を変更する機能を有している。そして、図9に示すように、本携帯情報端末装置14のタッチパネル1が下を向いている、つまりはタッチパネル1の表面に垂直に立てた直線15とタッチパネル1の表面から鉛直方向下向きに下ろした直線16とが成す角度θが0°〜90°の範囲内にある場合には、図10に示すように、タッチパネル1内の表示領域を縮小する。こうして、タッチパネル1における表示領域外の領域17を、親指で支えて持つことが可能であって、親指によるタッチ操作に反応しない領域(無効領域)とするのである。
本願においては、上記表示領域の縮小方法として、静的に上記無効領域を決定する方法と、動的に上記無効領域を決定する方法との、2つの方法について述べる。
上記静的決定方法は、本第1実施の形態において実行する方法である。尚、上記動的決定方法は、第2実施の形態において実行する方法である。
上記静的決定方法においては、定期的に、角度センサ3からの検知信号に基づいて、タッチパネル1の向きを測定する。そして、タッチパネル1が下を向いていると判断される場合には、右利きのために左手で携帯情報端末装置14を支える操作者が多いことを考慮して、タッチパネル1の前面の左辺から特定の距離までのエリアを無効領域17とし、残りのエリアへ表示内容の縮小表示を行う。
尚、上記タッチパネル1の向きの測定間隔については、携帯情報端末装置14が不安定な状態で保持されている場合等に、頻繁に表示サイズが変わると使用者の利便性を損なうので、適度に間隔を空けることが望ましい。また、無効領域17におけるタッチパネル1の前面の左端からの距離については、モーメントを考慮すると携帯情報端末装置14の重心に近くなる程保持し易くなると考えられるが、人間の親指の長さを考慮して7cm〜9cmにするのが望ましい。また、左利きの操作者向けに、タッチパネル1の前面の右側を無効領域と設定しても差し支えない。
図2は、上記制御部4の制御の下に実行される表示制限処理動作のフローチャートである。以下、図2に従って、表示制限処理動作について詳細に説明する。操作者によって電源がオンされると表示制限処理動作がスタートする。
ステップS1で、上記表示制限処理動作が開始されてから予め設定された設定時間が経過したか否かが判別される。本実施の形態においては、上記設定時間を1秒としている。ステップS2で、角度センサ3からの出力信号が取り込まれる。ステップS3で、上記取り込まれた角度センサ3からの出力信号に基づいて、タッチパネル1の表面に垂直に立てた直線と、タッチパネル1の表面から鉛直方向下向きの直線との、角度θが取得される。
ステップS4で、上記角度θが「0°≦θ<90°」の範囲内にあるか否かが判別される。その結果、上記範囲内にある場合にはステップS5に進む一方、上記範囲内にない場合にはステップS7に進む。ステップS5で、タッチパネル1における表示デバイス6の表示領域が表示画面の大きさに対して縮小されているか否かが判別される。その結果、縮小されていなければステップS6に進む。一方、縮小されている場合には、既に、1秒前までの処理において、タッチパネル1の表示画面が下向きであると判定されて画面が縮小表示されているので、ステップS6をスキップして上記ステップS1にリターンする。
ステップS6で、上記表示デバイス6の表示領域の大きさが表示画面の大きさに対して縮小される。その場合、右利きのために左手で携帯情報端末装置14を保持している操作者を想定して、図10(b)に示すように、タッチパネル1の左辺1aから予め設定された設定距離までの領域1bを「表示しない領域」とする。そして、残りの領域に、表示すべき画像(元画像)をそのアスペクト比を保ったまま縮小した縮小画像を表示する。その結果、タッチパネル1の表示画面の左側から下側に架けて「L」字型の無効領域17が形成される。そして、無効領域17へのタッチ操作は無効とするのである。また、表示デバイス6の表示画面における無効領域17以外の領域が上記「表示領域」となる。そうした後に、上記ステップS1にリターンする。
尚、上記「予め設定された設定距離」は、上述したように、親指の長さを考慮して7cm〜9cmに設定されて設定情報記憶部2に記憶されており、上記ステップS6において制御部4によって読み出される。
ステップS7で、上記角度θが「90°≦θ<180°」の範囲内にあるか否かが判別される。その結果、上記範囲内にある場合にはステップS8に進む。一方、上記範囲内にない場合には上記ステップS4にリターンして、上記角度θが「0°≦θ<90°」の範囲内か「90°≦θ<180°」の範囲内になるのを待つ。
ステップS8で、上記タッチパネル1における表示デバイス6の表示画面の大きさに対して表示領域が縮小されているか否かが判別される。その結果、縮小されている場合にはステップS9に進む。一方、縮小されていなければ、既に、1秒前までの処理において、タッチパネル1の表示画面が上向きであると判定されて縮小表示領域の大きさが戻されているので、ステップS9をスキップして上記ステップS1にリターンする。
ステップS9で、既に縮小されている表示デバイス6の表示領域が、縮小前の大きさである表示画面の大きさに戻される。そうした後、上記ステップS1にリターンする。
そして、操作者等によって電源がオフされると表示制限処理動作が終了される。
以上のごとく、本実施の形態においては、本携帯情報端末装置14に、タッチパネル1,設定情報記憶部2,角度センサ3,制御部4および記憶部5を備えている。
そして、上記制御部4は、取得した上記角度θが「0°≦θ<90°」の範囲内にある場合には、タッチパネル1の表示画面が下向きであると判断する。その場合、通常は、親指のみで携帯情報端末装置14の重量を支えるために親指がタッチパネル1の部分に入れられる(図8参照)。
そこで、上記制御部4は、上記タッチパネル1の表示領域の大きさを表示画面の大きさに対して縮小して、タッチパネル1の表示画面の左側から下側に架けて「L」字型の無効領域17を形成して、タッチ操作を無効とするのである。その結果、無効領域17におけるタッチパネル1の左辺1aに沿った部分は親指の長さを考慮して7cm〜9cmに設定されているので、タッチパネル1の部分に入れられた操作者の親指がタッチパネル1の表示画面に掛かることは無い。
したがって、操作者の親指がタッチパネル1の有効領域である表示画面に触れてしまって誤動作が発生することが防止される。また、親指がタッチパネル1の表示画面に入ることによって表示画面が見づらくなることが防止される。
これに対し、上記角度θが「90°≦θ<180°」の範囲内にある場合には、タッチパネル1の表示画面が上向きであると判断する。その場合には、親指は携帯情報端末装置14が回転しないようにタッチパネル1の縁を支えることになる(図6参照)。
そこで、上記制御部4は、タッチパネル1の表示画面に無効領域17を形成する必要がなく、既に縮小されているタッチパネル1の表示領域を、縮小前の大きさであるタッチパネル1の表示画面の大きさに戻すのである。その結果、表示領域は上記表示画面の大きさになるので、見やすく、操作しやすい大きさの画面を表示することができる。
以上のことより、上記タッチパネル1の表示画面が上向きおよび下向きの何れであっても、向きに応じた良好な操作性を得ることが可能になるのである。
上述の説明では、図10に示すように、画面全体を、アスペクト比を保ったまま縮小する場合を記載しているが、縮小画像の形成方法については上述に限定するものではない。例えば、図11(a)に示すように、複数のアプリケーションのウィンドウを開いている場合等の表示画面中に複数の構成要素を有するような場合には、図11(b)に示すように、各ウィンドウ等の各構成要素の表示位置およびサイズはそのままにして、タッチパネル1の表示領域のサイズのみを縮小することも可能である。つまり、各構成要素における無効領域17と重なる領域を非表示とするのである。そして、縮小された表示画面には一辺とそれに直交する他辺に沿った二本のスクロールバー18a,18bを設けて、各構成要素における無効領域17で隠されている部分を見る場合には、スクロール表示を行うようにすることも考えられる。
尚、上記実施の形態においては、右利きあるいは左利きの操作者を想定して無効領域17を形成するようにしているが、「右利き」と「左利き」との選択可能に構成して、例えば「左利き」が選択された場合には、タッチパネル1の右辺に沿って上記無効領域を形成するようにしてもよい。
・第2実施の形態
本実施の形態の携帯情報端末装置における機能構成は、図1に示す上記第1実施の形態の機能ブロック図と略同様であるので、同じ部材には同じ番号を付して詳細な説明は省略する。
但し、本実施の形態においては、上記タッチパネル1の位置入力デバイス7として、感圧シートによって指やペンで押圧された位置と圧力とを検出して検出値を表す信号を出力する感圧式の位置入力デバイスを用いている。また、設定情報記憶部2には、本携帯情報端末装置が親指で下側から支えられている際にタッチパネル1に掛かる親指の押圧力が、予め設定されて「設定押圧力」として記憶されている。また、制御部4の検出部8は、タッチパネル1の位置入力デバイス7からの入力位置を表す検出信号に基づいて、上記タッチパネル1上の入力座標を検出する。さらに、圧力を表す検出信号に基づいて、上記タッチパネル1の押圧力を検出する。そして、制御部4は、動的に上記無効領域を決定する動的決定方法を行う。
上記動的決定方法においては、上記タッチパネル1に掛かる圧力が上記「設定押圧値」と等値であると見なせる場合には、本携帯情報端末装置が親指で下側から支えられている(つまりタッチパネル1は下向きである)と判断し、親指で支えられているエリアの外側を無効領域とし、内側の領域のみに縮小表示をおこなうのである。
ここで、上記「設定押圧力」は、以下のように設定される。すなわち、図12に示すように、本携帯情報端末装置21のタッチパネル1の表面に垂直に立てた直線22とタッチパネル1の表面から鉛直方向下向きに下ろした直線23とが成す角度を「θ」とし、携帯情報端末装置21の質量をM(kg)とし、重力加速度をg(m/s2)とする。そうすると、親指24で携帯情報端末装置21を支えるために必要な力Fは、
F=Mgcosθ(N)
となる。
さらに、上記親指24とタッチパネル1との接触面積をΔS(m2)とすると、タッチパネル1に対する親指24の押圧力PF(つまり、上記「設定押圧力」)は、
F=F/ΔS(N/m2
となる。
そこで、上記制御部4の検出部8によって検出されたタッチパネル1に掛かる押圧力Pが、上記設定押圧力PFと等値であると見なし得る場合に、本携帯情報端末装置21は親指24で下側から支えられている(つまり、タッチパネル1は下向きである)と判断するのである。
図13は、上記制御部4の制御の下に実行される表示制限処理動作のフローチャートである。以下、図13に従って、表示制限処理動作について詳細に説明する。操作者によって電源がオンされると表示制限処理動作がスタートする。
ステップS11〜S14で、図2に示す上記第1実施の形態での表示制限処理動作のフローチャートにおけるステップS1〜S4と同様にして、上記表示制限処理動作が開始されてから予め設定された設定時間(1秒)が経過する毎に、角度センサ3からの出力信号の取り込み、タッチパネル1の傾き角度θの取得、上記角度θが「0°≦θ<90°」内にあるか否かの判別が行われる。そして、「0°≦θ<90°」内にある場合にはステップS15に進む一方、上記範囲内にない場合にはステップS21に進む。
ステップS15で、上記検出部8からの検出結果に基づいて、上記タッチパネル1がタッチされているか否かが判別される。その結果、タッチされていればステップS16に進む一方、タッチされていなければステップS22に進む。ステップS16で、検出部8からの出力信号が取り込まれる。ステップS17で、上記取り込まれた検出部8からの出力信号に基づいて、タッチパネル1に掛かる押圧力Pが取得される。
ステップS18で、上記取得されたタッチパネル1に掛かる押圧力Pが、設定情報記憶部2に記憶されている設定押圧力PFと等値であると見なし得るか否かが判別される。その結果、等値であると見なし得る場合には、タッチパネル1へのタッチはタッチパネル1を支える親指24の押圧であるとしてステップS19に進む。一方、そうでない場合にはステップS22に進む。ここで、押圧力Pが設定押圧力PFと等値であると見なし得るか否かの判別は、例えば設定押圧力PFに許容範囲±ΔPFを予め設定しておき、圧力Pが上記許容範囲内に入るか否かを判別することによって行う。
ステップS19で、上記タッチパネル1における表示デバイス6の表示領域が表示画面の大きさに対して縮小されているか否かが判別される。その結果、縮小されていなければステップS20に進む。一方、縮小されている場合にはステップS20をスキップして、上記ステップS11にリターンする。
ステップS20で、上記タッチパネル1の表示領域の大きさが表示画面の大きさに対して縮小される。その場合、上記角度θが「0°≦θ<90°」内にあるのでタッチパネル1は下を向いていると判断され、タッチパネル1に掛かる押圧力Pが設定押圧力PFと等値であると見なし得るので、タッチパネル1に親指24が当てられて携帯情報端末装置21が支えられていると判断される。そして、タッチパネル1における親指24で支えられている位置よりも外側に上記無効領域が設定される一方、内側に表示領域が設定されるのである。
具体的には、先ず、図14(a)に示すように、上記携帯情報端末装置21のタッチパネル1における親指24のタッチエリア25から最も近い角の近傍に原点26を設定し、タッチパネル1における長辺27に沿ったX軸と短辺28に沿ったY軸と有する無効領域設定座標系を設定する。
次に、図14(b)に示すように、上記タッチエリア25のうちで最も大きいX座標値をXMAXとし、最も大きいY座標値をYMAXとする。そして、0≦X≦XMAXのエリアと0≦Y≦YMAXのエリアとで成る領域を無効領域29とする。
次に、図14(b)に示すように、X>XMAXとY>YMAXとを満たす(X,Y)のエリアである上記「表示領域」に、表示すべき元画像をそのアスペクト比を保ったまま縮小して表示する。その結果、この例では、タッチパネル1の左側から下側に架けて「L」字型の無効領域29が形成される。そして、無効領域29へのタッチ操作は無効とするのである。そうした後に、上記ステップS11にリターンする。
ステップS21〜S23で、図2に示す上記第1実施の形態でのフローチャートにおけるステップS7〜S9と同様にして、上記角度θが「90°≦θ<180°」内にあるか否かの判別、タッチパネル1の表示領域の縮小判別、既に縮小されている表示領域の元の表示領域の大きさへの戻しが行われる。そうした後に、上記ステップS11にリターンする。
そして、操作者等によって電源がオフされると表示制限処理動作が終了される。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記第1実施の形態における携帯情報端末装置の構成において、タッチパネル1の位置入力デバイス7として、指やペンで押圧された位置と圧力とを検出する感圧式の位置入力デバイスを用いる。また、設定情報記憶部2には、本携帯情報端末装置21が親指24で下側から支えられている際にタッチパネル1に掛かる親指24の押圧力である「設定押圧力」を記憶している。また、制御部4の検出部8は、タッチパネル1の位置入力デバイス7からの検出信号に基づいて、タッチパネル1上の入力座標とタッチパネル1への押圧力とを検出するようにしている。
上記制御部4は、上記第1実施の形態の場合と同様にして、タッチパネル1の表示画面が下向きであることを判断する。そして、検出部8による検出結果に基づいて、タッチパネル1に掛かる押圧力Pを取得し、取得した押圧力Pが上記設定押圧力PFと等値であると見なせる場合には、タッチパネル1上の入力位置が携帯情報端末装置21を支えている親指24の位置であると判断する。そして、タッチパネル1における親指24のタッチエリア25上で最もY座標が大きい位置を通り且つタッチパネル1の長辺27に平行な直線と、タッチエリア25上で最もX座標が大きい位置を通り且つ短辺28に平行な直線との外側に、無効領域29を設定するのである。
その結果、上記タッチパネル1の表示画面が下向きであるので、操作者が親指24のみで携帯情報端末装置21の重量を支えようとして左手の親指24をタッチパネル1の部分に入れた場合でも、その親指24のタッチエリア25より外側に無効領域29が設定されるので、タッチパネル1の部分に入れられた操作者の親指がタッチパネル1の表示領域に掛かることは無い。
したがって、操作者の親指24がタッチパネル1の有効領域である表示領域に触れてしまって誤動作が発生することが防止される。また、親指24がタッチパネル1の表示領域に入ることによって表示画面が見づらくなることが防止される。
また、上記タッチパネル1上における親指24の位置に応じて、自動的に有効領域の設定位置が変わるので、親指24の位置によって、誤操作が起きたり見づらくなったりすることも防止することができる。
尚、上記説明では、上記タッチパネル1上に無効領域設定座標系を設定する場合の原点26を、タッチエリア25から最も近い角の近傍に設定している。これは、タッチパネル1の四隅は円形になっており、X軸とY軸とを長辺27と短辺28とに沿って設定するためには、原点26を角の円形の縁よりもやや外側に設定する必要があるためである。
もし、上記タッチパネル1は矩形を成しており、タッチパネル1の四隅が直角である場合には、無効領域設定座標系の原点は、タッチエリアから最も近い角に設定すればよい。
また、上記タッチパネル1上に無効領域設定座標系を設定する場合の原点26を、右利きのために左手で携帯情報端末装置14を保持する場合を想定して、上記表示画面における下側の長辺27と左側の短辺28とが形成する角あるいはその近傍に設定している。しかしながら、左利きのために右手で携帯情報端末装置14を保持する場合には、上記表示画面における下側の長辺と右側の短辺とが形成する角あるいはその近傍が原点となる。つまり、タッチパネル1の長辺に沿ったX軸は負側となる。
そこで、その場合には、タッチパネル1における親指24のタッチエリア25のうちで最も小さいX座標値をXMIMとし、最も大きいY座標値をYMAXとする。そして、XMIM≦X≦0のエリアと0≦Y≦YMAXのエリアとで成る領域を無効領域とする。さらに、XMIM>XとY>YMAXとを満たす(X,Y)のエリアを「表示領域」とする必要がある。その結果、タッチパネル1の右側から下側に架けて上記無効領域が形成されることになる。
すなわち、上記表示画面における全ての角あるいはその近傍が原点となる可能性を考えた場合には、タッチパネル1における親指24のタッチエリア25のうちで上記X軸方向に最もタッチパネル1の中心側の箇所のX座標値をX1とする。一方、上記Y軸方向に最も上記中心側の箇所のY座標値をY1とする。そして、
0≦X≦X1のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域A、
X1≦X≦0のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域B、
0≦X≦X1のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域C、
X1≦X≦0のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域D
の何れか一つを、上記無効領域とすればよい。但し、上記領域Aは、図14(b)に示すように、上記表示画面の左下に原点26が設定された場合の無効領域29である。さらに、上記領域Bは図14(b)に示す上記表示画面の右下に原点が設定された場合の無効領域であり、上記領域Cは上記表示画面の左上に原点が設定された場合の無効領域であり、上記領域Dは上記表示画面の右上に原点が設定された場合の無効領域である。
尚、本実施の形態においても、上記第1実施の形態の場合と同様に、表示画面中に複数の構成要素を有するような場合には、各構成要素の表示位置およびサイズはそのままにして、タッチパネル1の表示領域のサイズのみを縮小することも可能である。
以上のごとく、この発明の携帯情報端末装置は、
表示デバイス6と透明な位置入力デバイス7とが積層されて、表示機能と入力機能とを有するタッチパネル1と、
上記位置入力デバイス7からの入力位置を表す位置信号に基づいて、上記タッチパネル1上の入力座標を検出すると共に、検出座標を表す座標信号を送出する検出部8と、
上記タッチパネル1における表面の向きを検出すると共に、検出結果を表す信号を出力するセンサ3と、
上記センサ3からの上記出力信号に基づいて、上記タッチパネル1における表面の向きが上向きであるか下向きであるを判定する姿勢判定部9と、
上記姿勢判定部9の判定結果に応じて、上記タッチパネル1に対する表示制限を行う表示制御部10と
を備え、
上記表示制御部10は、
上記タッチパネル1の表面が下向きである場合には、上記タッチパネル1の表示領域の大きさを表示画面の大きさに対して縮小して、上記表示画面における少なくとも何れか一方の側辺1aに沿って、非表示領域であって且つ上記タッチパネル1に対する入力操作を無効にする無効領域17,29を設定し、
上記タッチパネル1の表面が上向きである場合には、上記タッチパネル1の表示領域の大きさを表示画面の大きさと同じに設定する
ようになっている
ことを特徴としている。
上記構成によれば、タッチパネル1の表面が下向きであって、操作者が親指で上記タッチパネル1を下側から支持している場合には、上記タッチパネル1の表示画面における少なくとも何れか一方の側辺1aに沿って無効領域17,29が設定される。したがって、上記タッチパネル1における上記親指が位置している側辺1aに上記無効領域17,29が設定されている場合には、上記親指は無効領域17,29上にある。
そのために、操作者の親指が上記タッチパネル1の表示領域に掛かることがなく、上記親指が有効領域に触れて誤動作が発生することを防止できる。また、上記親指がタッチパネル1の上記表示領域に掛かることによって画面が見づらくなることを防止できる。
これに対し、上記タッチパネル1の表面が上向きであって、操作者の親指が上記タッチパネル1の縁を支えている場合には、上記タッチパネル1の表示領域の大きさが上記表示画面の大きさと同じに設定される。
そのために、上記表示画面の大きさになっている表示領域に操作者の親指が掛かることがなく、見やすく、操作しやすい大きさの画像を表示することができる。
以上のことより、上記タッチパネル1の表面が上向きおよび下向きの何れであっても、向きに応じた良好な操作性を得ることが可能になる。
また、一実施の形態の携帯情報端末装置では、
上記センサ3は、上記タッチパネル1の表面に垂直に立てた直線と上記タッチパネル1の表面から鉛直下向きに下ろした直線との角度θを検出して、検出角度を表す信号を出力する角度センサである。
この実施の形態によれば、上記タッチパネル1の表面に垂直に立てた直線と上記タッチパネル1の表面から鉛直下向きに下ろした直線との角度θを検出することによって、上記タッチパネル1における表面の向きが上向きであるか下向きであるを的確に判定することができる。
また、一実施の形態の携帯情報端末装置では、
上記表示制御部10は、上記タッチパネル1の表面が下向きである場合に、上記無効領域17の幅を、上記タッチパネル1を支持している親指が上記表示領域に掛からないような幅に設定するようになっている。
この実施の形態によれば、上記タッチパネル1の表面が下向きであって、操作者が親指で上記タッチパネル1を支持している場合でも、操作者の親指が上記タッチパネル1の表示領域に掛かることはない。
また、一実施の形態の携帯情報端末装置では、
上記位置入力デバイス7は、物体で押圧された位置と圧力とを検出して検出値を表す信号を出力する感圧式の位置入力デバイスであり、
上記検出部8は、上記位置入力デバイス7からの押圧位置を表す検出信号に基づいて、上記タッチパネル1上の入力座標を検出するに加えて、上記位置入力デバイス7からの圧力を表す検出信号に基づいて、上記タッチパネル1に掛かる押圧力を検出するようになっており、
上記タッチパネル1を親指で下側から支持している場合に上記タッチパネル1に掛かる上記親指の押圧力が、設定押圧力PFとして記憶されている設定情報記憶部2を備え、
上記表示制御部10は、上記タッチパネル1の表面が下向きである場合であって、且つ上記検出部8で検出された上記タッチパネル1に掛かる押圧力Pが上記設定情報記憶部2に記憶されている上記設定押圧力PFと等値であると見なし得る場合には、上記検出部8で検出された上記タッチパネル1上の上記親指24によるタッチ位置を通り且つ上記タッチパネル1の二辺に平行な二直線よりも外側に、上記無効領域29を設定するようになっている。
この実施の形態によれば、上記タッチパネル1の表面が下向きであって、上記検出部8で検出された上記タッチパネル1への押圧力が親指24による押圧力であると見なし得る場合には、上記検出部8で検出された上記タッチパネル1上の入力座標(上記親指によるタッチ位置)に基づいて上記無効領域29を設定するようにしている。したがって、上記タッチパネル1における何れの箇所が親指24で支持されていても、上記タッチパネル1上の支持位置に応じて最適に上記無効領域29が設定される。
また、一実施の形態の携帯情報端末装置では、
上記表示制御部10によって設定された上記無効領域29は、
上記タッチパネル1における上記入力位置から最も近い角あるいはその近傍を原点26とし、上記タッチパネル1における上記原点26の両側に位置する二辺のうちの一辺27に沿った直線をX軸とし、上記二辺のうちの他辺28に沿った直線をY軸とする無効領域設定座標系において、
上記タッチパネル1における上記親指24によるタッチエリア25のうちで上記X軸方向に最も上記タッチパネル1の中心側の箇所のX座標値をX1とする一方、上記Y軸方向に最も上記中心側の箇所のY座標値をY1とした場合に、
0≦X≦X1のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域、
X1≦X≦0のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域、
0≦X≦X1のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域、
X1≦X≦0のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域
の何れか一つである。
この実施の形態によれば、
0≦X≦X1のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域、
X1≦X≦0のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域、
0≦X≦X1のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域、
X1≦X≦0のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域
の何れか一つを、上記無効領域29として設定するので、上記タッチパネル1における親指24によるタッチエリアが含まれないように上記表示領域を設定することができる。さらに、右利きの人が左手の親指24で上記タッチパネル1の左側の上下を支持している場合であっても、左利きの人が右手の親指で上記タッチパネル1の右側の上下を支持している場合であっても、支持位置に応じて最適に上記無効領域29を設定することができる。
1…タッチパネル、
2…設定情報記憶部、
3…角度センサ、
4…制御部、
5…記憶部、
6…表示デバイス、
7…位置入力デバイス、
8…検出部、
9…姿勢判定部、
10…表示制御部、
14,21…携帯情報端末装置、
17,29…無効領域、
18a,18b…スクロールバー、
24…親指、
25…タッチエリア、
26…原点、
27…タッチパネルの長辺、
28…タッチパネルの短辺。

Claims (5)

  1. 表示デバイスと透明な位置入力デバイスとが積層されて、表示機能と入力機能とを有するタッチパネルと、
    上記位置入力デバイスからの入力位置を表す位置信号に基づいて、上記タッチパネル上の入力座標を検出すると共に、検出座標を表す座標信号を送出する検出部と、
    上記タッチパネルにおける表面の向きを検出すると共に、検出結果を表す信号を出力するセンサと、
    上記センサからの上記出力信号に基づいて、上記タッチパネルにおける表面の向きが上向きであるか下向きであるを判定する姿勢判定部と、
    上記姿勢判定部の判定結果に応じて、上記タッチパネルに対する表示制限を行う表示制御部と
    を備え、
    上記表示制御部は、
    上記タッチパネルの表面が下向きである場合には、上記タッチパネルの表示領域の大きさを表示画面の大きさに対して縮小して、上記表示画面における少なくとも何れか一方の側辺に沿って、非表示領域であって且つ上記タッチパネルに対する入力操作を無効にする無効領域を設定し、
    上記タッチパネルの表面が上向きである場合には、上記タッチパネルの表示領域の大きさを表示画面の大きさと同じに設定する
    ようになっている
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯情報端末装置において、
    上記センサは、上記タッチパネルの表面に垂直に立てた直線と上記タッチパネルの表面から鉛直下向きに下ろした直線との角度を検出して、検出角度を表す信号を出力する角度センサである
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の携帯情報端末装置において、
    上記表示制御部は、上記タッチパネルの表面が下向きである場合に、上記無効領域の幅を、上記タッチパネルを支持している親指が上記表示領域に掛からないような幅に設定するようになっている
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  4. 請求項1あるいは請求項2に記載の携帯情報端末装置において、
    上記位置入力デバイスは、物体で押圧された位置と圧力とを検出して検出値を表す信号を出力する感圧式の位置入力デバイスであり、
    上記検出部は、上記位置入力デバイスからの押圧位置を表す検出信号に基づいて、上記タッチパネル上の入力座標を検出するに加えて、上記位置入力デバイスからの圧力を表す検出信号に基づいて、上記タッチパネルに掛かる押圧力を検出するようになっており、
    上記タッチパネルを親指で下側から支持している場合に上記タッチパネルに掛かる上記親指の押圧力が、設定押圧力として記憶されている設定情報記憶部を備え、
    上記表示制御部は、上記タッチパネルの表面が下向きである場合であって、且つ上記検出部で検出された上記タッチパネルに掛かる押圧力が上記設定情報記憶部に記憶されている上記設定押圧力と等値であると見なし得る場合には、上記検出部で検出された上記タッチパネル上の上記親指によるタッチ位置を通り且つ上記タッチパネルの二辺に平行な二直線よりも外側に、上記無効領域を設定するようになっている
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  5. 請求項4に記載の携帯情報端末装置において、
    上記表示制御部によって設定された上記無効領域は、
    上記タッチパネルにおける上記入力位置から最も近い角あるいはその近傍を原点とし、上記タッチパネルにおける上記原点の両側に位置する二辺のうちの一辺に沿った直線をX軸とし、上記二辺のうちの他辺に沿った直線をY軸とする無効領域設定座標系において、
    上記タッチパネルにおける上記親指によるタッチエリアのうちで上記X軸方向に最も上記タッチパネルの中心側の箇所のX座標値をX1とする一方、上記Y軸方向に最も上記中心側の箇所のY座標値をY1とした場合に、
    0≦X≦X1のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域、
    X1≦X≦0のエリアと0≦Y≦Y1のエリアとで成る領域、
    0≦X≦X1のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域、
    X1≦X≦0のエリアとY1≦Y≦0のエリアとで成る領域
    の何れか一つである
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
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