JP2015025579A - ヒートポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気やボイラを用いることなく、圧縮機を加熱する。それにより、圧縮機内で凝縮していた冷媒の気化を図り、軸受部などにおける潤滑を確実に行うと共に、圧縮機における液圧縮を防止する。
【解決手段】蒸発器5において熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器3において被加熱流体を加熱する蒸気圧縮式のヒートポンプ1である。圧縮機2のシェル9の外側に、熱源流体が供給されて圧縮機2内を加熱する圧縮機加熱部21が設けられている。さらに、アキュムレータ6の外側に、熱源流体が供給されてアキュムレータ6内を加熱するアキュムレータ加熱部29が設けられてもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、蒸気圧縮式のヒートポンプに関するものである。
ヒートポンプの停止中、圧縮機内で冷媒が凝縮し、その液冷媒が圧縮機底部の油溜まりの潤滑油に混入することがある。そして、液冷媒と潤滑油とが二層分離し、次回の圧縮機起動時、軸受部などに潤滑油ではなく冷媒が供給され、潤滑不良を起こすおそれがある。また、圧縮空間内での液冷媒は、次回の圧縮機起動時、液圧縮を起こすおそれもある。
従来、下記特許文献1に開示されるように、圧縮機の底部にヒータを設けて、液冷媒を気化させることが提案されている。具体的には、圧縮機のシェルに、ヒータをはめ込む穴をあけておき、第2図に示されるように、電気ヒータをはめ込んだり、第1図に示されるように、ボイラとの間で温水や蒸気を循環させるヒータをはめ込んだりしている。
実開昭59−84284号公報
しかしながら、従来技術では、電気またはボイラが必要である。そこで、本発明が解決しようとする課題は、電気やボイラを用いることなく、圧縮機を加熱できるヒートポンプを提供することにある。それにより、圧縮機内で凝縮していた冷媒の気化を図り、軸受部などにおける潤滑を確実に行うと共に、圧縮機における液圧縮を防止することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、蒸発器において熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器において被加熱流体を加熱する蒸気圧縮式のヒートポンプであって、圧縮機のシェルの外側に、前記熱源流体が供給されて圧縮機内を加熱する圧縮機加熱部が設けられたことを特徴とするヒートポンプである。
請求項1に記載の発明によれば、熱源流体の一部は、蒸発器に代えて圧縮機加熱部に供給されるか、場合により蒸発器と圧縮機加熱部とに設定順序で通されて、圧縮機加熱部において圧縮機を加熱する。従って、電気やボイラを用いることなく、ヒートポンプの熱源流体を用いて、圧縮機を加熱することができる。さらに、熱源流体が供給される圧縮機加熱部は、圧縮機のシェルの外側に設けられるので、圧縮機に簡易に設けることができる。
請求項2に記載の発明は、前記圧縮機加熱部への熱源流体の供給流量を調整可能とされたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプである。
請求項2に記載の発明によれば、圧縮機加熱部への熱源流体の供給流量を調整可能であるから、その供給流量を調整することで、圧縮機を所望に加熱することができる。
請求項3に記載の発明は、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレータを備え、このアキュムレータの外側に、前記熱源流体が供給されてアキュムレータ内を加熱するアキュムレータ加熱部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプである。
請求項3に記載の発明によれば、アキュムレータを加熱することもできるから、アキュムレータ内の液冷媒の気化も図ることができる。また、圧縮機の起動前にアキュムレータを加熱しておくことで、ヒートポンプを定常運転まで迅速に立ち上げることができる。さらに、熱源流体が供給されるアキュムレータ加熱部は、アキュムレータの外側に設けられるので、アキュムレータに簡易に設けることができる。
請求項4に記載の発明は、前記圧縮機加熱部と前記アキュムレータ加熱部とに、熱源流体が順に通されるか並列に通されることを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプである。
請求項4に記載の発明によれば、圧縮機加熱部とアキュムレータ加熱部とに熱源流体を順に通すことで、アキュムレータの温度を圧縮機の温度よりも低くし、アキュムレータで気化させた冷媒が圧縮機で再凝縮してしまうのを防止することができる。一方、圧縮機加熱部とアキュムレータ加熱部とに熱源流体を並列に通すことで、圧縮機とアキュムレータをそれぞれ所望温度に加熱することができる。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記圧縮機のシェルは、脚部により中空に保持されており、前記圧縮機加熱部と共に底部以外を断熱材で覆われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプである。
請求項5に記載の発明によれば、圧縮機は、保温のため断熱材で覆われるが、油溜まりを備える底部は、断熱されずに中空に保持されて放熱を図られる。これにより、潤滑油が必要以上に加熱されて粘度が低下してしまうのが防止され、軸受部などにおける潤滑を適正に行うことができる。
本発明によれば、電気やボイラを用いることなく、ヒートポンプの圧縮機を加熱することができる。それにより、圧縮機内で凝縮していた冷媒の気化を図り、軸受部などにおける潤滑を確実に行うと共に、圧縮機における液圧縮を防止することができる。
本発明のヒートポンプの一実施例の全体構成を示す概略図である。 図1のヒートポンプにおいて、圧縮機およびアキュムレータの具体的構成を示す図である。 図2に示される圧縮機に断熱材を設けた概略図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明のヒートポンプの一実施例を示す概略図であり、図1は、ヒートポンプの全体構成を示し、図2は、圧縮機およびアキュムレータの具体的構成まで示している。
本実施例のヒートポンプ1は、蒸気圧縮式のヒートポンプであり、圧縮機2、凝縮器3、膨張弁4および蒸発器5が順次環状に接続されて構成される。また、蒸発器5と圧縮機2との間に、アキュムレータ6を備えるのがよい。その他、所望により、圧縮機2の出口側に油分離器を備えたり、凝縮器3の出口側に受液器を備えたりしてもよい。
圧縮機2は、その具体的構成については後述するが、ガス冷媒を圧縮して高温高圧にする。また、凝縮器3は、圧縮機2からのガス冷媒を凝縮液化する。さらに、膨張弁4は、凝縮器3からの液冷媒を通過させることで、冷媒の圧力と温度とを低下させる。そして、蒸発器5は、膨張弁4からの冷媒の気化を図る。
従って、ヒートポンプ1は、蒸発器5において、冷媒が外部から熱を奪って気化する一方、凝縮器3において、冷媒が外部へ放熱して凝縮することになる。これを利用して、本実施例では、ヒートポンプ1は、蒸発器5において、熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器3において、被加熱流体を加熱する。
熱源流体は、熱源流体供給路7を介して蒸発器5に供給され、蒸発器5において冷媒と熱交換する。熱源流体は、特に問わず、液体でも気体でもよい。ここでは、熱源流体は、工場などから排出される廃温水とされるが、これに限らず、たとえば、蒸気利用機器からのドレン、燃焼機器からの排ガス、または蒸気利用機器からの排蒸気などでもよい。
被加熱流体は、被加熱流体供給路8を介して凝縮器3に供給され、凝縮器3において冷媒と熱交換する。被加熱流体は、特に問わないが、たとえば水とされる。その場合、凝縮器3において、給水を加熱して温水を製造してもよいし、給水を加熱して蒸気を製造してもよい。
圧縮機2は、本実施例では密閉型の圧縮機であり、シェル(密閉容器)9内に圧縮機構部10やそれを駆動するモータ11などが収容されている。図示例の場合、シェル9は、縦向き円筒状に形成され、その上下両端面は閉塞されている。そして、シェル9内には、上下方向中央部にモータ11が設けられ、上部に圧縮機構部10が設けられ、下部に潤滑油を貯留する油溜まり12が設けられている。
モータ11は、ステータ13がシェル9に保持され、ロータ14を回転させる。ロータ14には、駆動軸15が固定されており、この駆動軸15を介して、圧縮機構部10を駆動させる。圧縮機構部10は、その構成を特に問わないが、たとえばスクロール式で構成される。モータ11を回転させると、圧縮機構部10は、ガス冷媒を吸入し、圧縮して吐出する。本実施例では、シェル9には、圧縮機構部10より下方に吸入管16が設けられる一方、圧縮機構部10より上方に吐出管17が設けられる。つまり、本実施例では、圧縮機2の吸入側に、油溜まり12が配置されている。
駆動軸15は、軸方向に沿って給油路18を備え、下端部にはオイルポンプ19が設けられている。駆動軸15が回転されると、油溜まり12内の潤滑油は、オイルポンプ19により給油ノズル20から吸い上げられ、駆動軸15の給油路18を介して軸受部などへ供給される。
圧縮機2のシェル9の外側には、熱源流体が供給されて圧縮機2内を加熱する圧縮機加熱部21が設けられている。圧縮機加熱部21は、シェル9の外面に配置されると共に、熱源流体が通される配管(たとえば銅などの金属製配管)22を備える。この配管22は、図示例のように、シェル9の外面にコイル状に巻いて設けるのがよい。そして、そのコイル状の配管22を埋め固めるように、シェル9の外面には熱伝セメント23が塗られ、さらに断熱材24で覆われる。この断熱材24は、圧縮機2の全体を覆うように設けられてもよく、その際、後述するように、圧縮機2の底部のみを放熱可能に開口されてもよい。
本実施例のように、圧縮機2の外側に配管22を設け、そのコイル状の配管22を熱伝セメント23で固めることで、大きな熱伝導を確保し、加熱時間の短縮を図ることができる。
ところで、圧縮機加熱部21は、シェル9の外側であれば、その設置位置を特に問わない。図示例のように、圧縮機加熱部21をシェル9の下部の外周部に設ければ、油溜まり12内の液体を加熱させ易い。圧縮機加熱部21は、後述するように、油溜まり12内の液冷媒を気化させるために設けられるが、その気化させた冷媒がシェル9の上部で再凝縮しないように、圧縮機2の吸入側(圧縮機構部10より下側)の内、下部から上部まで延出して設けられてもよい。
アキュムレータ6は、周知のとおり、圧縮機2における液圧縮を防止するために、液冷媒とガス冷媒とを分離する。図示例の場合、アキュムレータ6は、シェル25内に、蒸発器5からの管路26が開口されると共に、細孔付きの略U字形状管27を介して、圧縮機2への管路28が接続される。
アキュムレータ6のシェル25の外側には、熱源流体が供給されてアキュムレータ6内を加熱するアキュムレータ加熱部29が設けられている。アキュムレータ加熱部29は、圧縮機加熱部21と同様の構成である。つまり、アキュムレータ加熱部29は、シェル25の外面に配置されると共に、熱源流体が通される配管30を備える。この配管30は、図示例のように、シェル25の外面にコイル状に巻いて設けるのがよい。そして、そのコイル状の配管30を埋め固めるように、シェル25の外面には熱伝セメント31が塗られ、さらに断熱材32で覆われる。なお、アキュムレータ加熱部29は、圧縮機加熱部21と同様、その設置位置を適宜に変更可能である。
蒸発器5、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29には、熱源流体が供給可能とされる。その際、蒸発器5、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29の内、それぞれへの熱源流体の供給の有無または流量を変更可能とされるのがよい。また、蒸発器5、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29の内、それぞれに並列に熱源流体を通してもよいし、場合により、いずれか二以上に設定順序で熱源流体を通してもよい。後者について、好ましい具体例を示すと、次の(a)から(d)となる。
(a)圧縮機加熱部21、アキュムレータ加熱部29、蒸発器5の順に熱源流体を通す。
(b)圧縮機加熱部21とアキュムレータ加熱部29とに熱源流体を順に通す一方、これと並列に蒸発器5に熱源流体を通す。
(c)アキュムレータ加熱部29と蒸発器5とに熱源流体を順に通す一方、これと並列に圧縮機加熱部21に熱源流体を通す。
(d)圧縮機加熱部21と蒸発器5とに熱源流体を順に通す一方、これと並列にアキュムレータ加熱部29に熱源流体を通す。
本実施例では、蒸発器5への熱源流体供給路7から分岐するように、圧縮機加熱部21への熱源流体供給路33が設けられ、その分岐部には三方弁34が設けられている。この三方弁34を制御することで、蒸発器5と圧縮機加熱部21との内、いずれに熱源流体を供給するかの切替えまたは分配割合を調整可能とされる。また、本実施例では、アキュムレータ加熱部29には、圧縮機加熱部21を介して熱源流体が供給される。つまり、アキュムレータ加熱部29には、圧縮機加熱部21を通過後の熱源流体が通される。圧縮機加熱部21への熱源流体供給路33に流量調整弁35を設けて、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29に通す熱源流体の供給流量を調整してもよい。
また、二点鎖線で示すように、圧縮機加熱部21とアキュムレータ加熱部29とに、熱源流体を並列に通してもよい。つまり、圧縮機加熱部21への熱源流体供給路33と、アキュムレータ加熱部29への熱源流体供給路36とが並列に設けられ、各熱源流体供給路33,36に流量調整弁35,37を設けて、それぞれへの熱源流体の供給流量を調整してもよい。この場合、圧縮機加熱部21で使用後の熱源流体は、アキュムレータ加熱部29へは供給されない。
なお、三方弁34により流量調整することで、流量調整弁35,37の設置を省略してもよいし、逆に、蒸発器5、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29への各熱源流体供給路7,33,36を並列に設けて、それぞれに流量調整弁を設けることで、三方弁34の設置を省略してもよい。また、熱源流体の流量調整は、流量調整弁ではなく、たとえば、熱源流体供給路7,33,36に設けたポンプをインバータ制御して行ってもよい。さらに、流量調整弁35,37などを用いた流量調整に代えて、電磁弁のような開閉弁を用いてその開閉をオンオフ制御してもよい。その他、熱源流体に応じて、蒸発器5、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29の出口側に、蒸気トラップを設けてもよい。
ヒートポンプ1は、さらに、圧力センサ38と温度センサ39とを備える。圧力センサ38は、本実施例では、圧縮機2の吸入側の圧力を検出する。圧力センサ38は、圧縮機2自体に設けられてもよいが、図示例では、圧縮機2への吸入管16に設けられている。一方、温度センサ(第一温度センサ)39は、たとえば熱電対から構成され、本実施例では、圧縮機2の吸入側の温度を検出する。温度センサ39は、特に、圧縮機2の底部、より具体的には、油溜まり12内の温度を検出するのが好ましい。この際、温度センサ39は、油溜まり12内の温度を直接に検出してもよいし、間接的に検出してもよい。つまり、温度センサ39は、油溜まり12の液温または壁温(シェル9の内、油溜まり12と対応した位置における壁温)を検出するよう設けられる。その他、所望により、アキュムレータ6にも温度センサ(第二温度センサ)40を設けてもよい。この際、特に、アキュムレータ6の底部(液冷媒の溜まり部)の液温または壁温を検出するよう設けるのが好ましい。
ヒートポンプ1は、制御手段により制御される。本実施例では、制御手段は、圧縮機2(モータ11)、膨張弁4、三方弁34および各流量調整弁35(,37)の他、圧力センサ38や温度センサ39(,40)に接続された制御器(図示省略)である。制御器は、以下に述べるように、圧力センサ38による検出圧力や、温度センサ39(,40)による検出温度に基づき、圧縮機2、膨張弁4、三方弁34および各流量調整弁35(,37)などを制御する。
いま、ヒートポンプ1が停止、つまり圧縮機2が停止している状態で、ヒートポンプ1の運転の開始が指示されたとする。この場合、制御器は、圧縮機2を実際に起動する前に、まず、圧力センサ38の検出圧力に相当する飽和温度よりも、温度センサ39の検出温度が高くなるように、圧縮機2を加熱する。本実施例では、圧縮機加熱部21に熱源流体を供給して圧縮機2を加熱する。その際、圧縮機加熱部21への熱源流体の供給流量を調整してもよい。
このようにして、圧力センサ38の検出圧力相当の飽和温度よりも温度センサ39の検出温度が高くなるように圧縮機2を加熱することで、圧縮機2内で凝縮していた冷媒の気化、過熱を図ることができる。しかも、このような加熱を圧縮機2の起動前に行うことで、油溜まり12に溶け込んでいた液冷媒を気化させることができ、圧縮機2の起動に伴い、油溜まり12から軸受部などへ潤滑油ではなく冷媒が供給されて潤滑不良を起こすおそれがなくなる。また、圧縮機2を加熱することで、圧縮機構部10の圧縮空間内に凝縮していた液冷媒も気化させることができるので、液圧縮を防止することもできる。なお、圧縮機2の吸入側の内、最も温まりにくい箇所(温度上昇が遅れる箇所)に温度センサ39を設けておき、検出圧力相当の飽和温度よりも検出温度が高くなるように加熱すれば、気化したガス冷媒が再凝縮するのを、さらに確実に防止することができる。
このような圧縮機2の加熱は、温度センサ39の検出温度が設定温度になるまで行われるか、温度センサ39の検出温度を設定温度に維持するように行われる。後者の場合、温度センサ39の検出温度に基づき、圧縮機加熱部21への流量調整弁35を制御して、圧縮機加熱部21による圧縮機2の加熱を調整すればよい。いずれにしても、圧縮機2を設定温度まで加熱するか設定温度に維持するよう加熱することで、液冷媒の気化を確実に図ることができると共に、加熱し過ぎによる潤滑油の粘度の過度の低下を防止することができる。
そして、温度センサ39の検出温度が設定温度を超えることを条件に、圧縮機2を起動する。圧縮機2の起動後、圧力センサ38の検出圧力に相当する飽和温度が、温度センサ39の検出温度よりも低くなるように、膨張弁4を制御するのがよい。これにより、圧縮機2の加熱と相まって、圧縮機2内における冷媒の状態を確実に気体に保つことができる。
このような膨張弁4の制御は、設定タイミングで、蒸発器5の出口側の過熱度(言い換えれば圧縮機2の吸入側の過熱度)を所定に保つ制御に切り替えられる。これにより、ヒートポンプ1を安定して運転することができる。なお、設定タイミングとしては、たとえば、設定時間、設定圧力、設定温度または設定過熱度に至ったタイミングを採用することができる。
なお、本実施例では、膨張弁4は、電気的に制御されたが、場合により機械的に制御されてもよい。たとえば、蒸発器5の出口側の過熱度(または圧縮機2の吸入側の過熱度)を所定に維持するように、蒸発器5の出口側に設けた感温筒で、膨張弁4の開度を機械的に調整してもよい。
ところで、圧縮機2の起動前、アキュムレータ加熱部29に熱源流体を供給して、アキュムレータ6を加熱してもよい。圧縮機2の起動前にアキュムレータ6を加熱しておくことで、ヒートポンプ1を定常運転まで迅速に立ち上げることができる。
アキュムレータ加熱部29によるアキュムレータ6の加熱は、アキュムレータ6の温度(第二温度センサ40の温度)が圧縮機2の温度(第一温度センサ39の検出温度)を超えない範囲で行われるのがよい。アキュムレータ6の温度が圧縮機2の温度を超えない範囲で、アキュムレータ6を加熱することで、アキュムレータ6で気化させた冷媒が圧縮機2で凝縮してしまうおそれがない。圧縮機加熱部21とアキュムレータ加熱部29とに熱源流体を順に通すことで、アキュムレータ6の温度を圧縮機2の温度よりも低くし、アキュムレータ6で気化させた冷媒が圧縮機2で再凝縮してしまうのを防止することができる。
図3は、前記実施例の圧縮機2に断熱材41を設けた概略図である。この図に示すように、圧縮機2のシェル9は、脚部42により中空に保持(つまり底部を床から浮いた状態に保持)されるが、圧縮機加熱部21と共に底部以外を断熱材41で覆われてもよい。この場合、圧縮機2は、保温のため断熱材41で覆われるが、油溜まり12を備える底部は、断熱されずに放熱を図られる。これにより、潤滑油が必要以上に加熱されて粘度が低下してしまうのが防止され、軸受部などにおける潤滑を適正に行うことができる。
より具体的には、圧縮機2は、前述した圧縮機加熱部21により加熱されつつも底部のみ放熱を図られ、潤滑油の粘度を過度に下げるおそれはない。また、潤滑油は、液面側において、冷媒の飽和温度以上に加熱されることで、油溜まり12に溶け込んでいた液冷媒の気化が図られ、潤滑油が冷媒で希釈されるおそれはない。そして、油溜まり12の最下部より給油ノズル20で潤滑油を吸い込むことで、放熱により比較的低温で高粘度の潤滑油を軸受部などへ供給でき、潤滑不良を防止することができる。
なお、断熱材41を設けない箇所は、油溜まり12を有する底部であるが、底面の他、所望により下端部外周面も含まれる。また、このような断熱材41を設ける場合、圧縮機加熱部21の断熱材24の設置を省略してもよい。
本発明のヒートポンプ1は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、圧縮機2やアキュムレータ6は、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その具体的構成を適宜に変更可能である。また、前記実施例では、ヒートポンプ1はアキュムレータ6を備えたが、場合によりアキュムレータ6の設置を省略してもよい。さらに、ヒートポンプ1は、場合により冷凍機としても利用可能である。
また、前記実施例では、圧縮機加熱部21およびアキュムレータ加熱部29は、それぞれコイル状の配管22,30から構成されたが、これに限らず、たとえばジャケット構造とされてもよい。
また、前記実施例では、圧縮機2は、シェル9内の圧力が吸入側の圧力となる低圧シェル方式とされたが、シェル9内の圧力が吐出側の圧力となる高圧シェル方式とされてもよい。低圧シェル方式の場合、吸入管16からのガス冷媒は、一旦、シェル9内に吐出され、圧縮機構部10により吐出管17へ送り出されるが、高圧シェル方式の場合、吸入管16からのガス冷媒は、圧縮機構部10にて圧縮された後にシェル9内に吐出され、吐出管17から送り出される。油溜まり12は、低圧シェル方式では圧縮機2の吸入側に設けられ、高圧シェル方式では圧縮機2の吐出側に設けられることになる。そして、圧縮機2の吸入側と吐出側との内、油溜まり12が配置される側の圧力や温度を検出するように、圧力センサ38と温度センサ39を設ければよい。
また、圧縮機加熱部21やアキュムレータ加熱部29への熱源流体の供給流量を、熱源流体の温度に基づき調整してもよい。具体的には、熱源流体の供給源の側において熱源流体の温度を監視し、その温度に基づき、三方弁34および/または各流量調整弁35,37を制御してもよい。
さらに、ヒートポンプ1は、単段に限らず複数段とすることもできる。ヒートポンプ1を複数段にする場合、隣接する段のヒートポンプ同士は、間接熱交換器を用いて接続されてもよいし、直接熱交換器(中間冷却器)を用いて接続されてもよい。後者の場合、低段ヒートポンプの圧縮機からの冷媒と高段ヒートポンプの膨張弁からの冷媒とを受けて、両冷媒を直接に接触させて熱交換する中間冷却器を備え、この中間冷却器が低段ヒートポンプの凝縮器であると共に高段ヒートポンプの蒸発器とされる。このように、複数段(多段)のヒートポンプには、一元多段のヒートポンプの他、複数元(多元)のヒートポンプ、あるいはそれらの組合せのヒートポンプが含まれる。そして、複数段のヒートポンプから構成される場合、最も低段の蒸発器において熱源流体から熱をくみ上げ、最も高段の凝縮器において被加熱流体を加熱すればよい。そして、複数段のヒートポンプの内、いずれか一以上のヒートポンプの圧縮機に、圧縮機加熱部を設ければよい。
1 ヒートポンプ
2 圧縮機
3 凝縮器
4 膨張弁
5 蒸発器
6 アキュムレータ
9 シェル
10 圧縮機構部
11 モータ
12 油溜まり
21 圧縮機加熱部
29 アキュムレータ加熱部
35 流量調整弁
37 流量調整弁
38 圧力センサ
39 温度センサ
41 断熱材
42 脚部

Claims (5)

  1. 蒸発器において熱源流体から熱をくみ上げ、凝縮器において被加熱流体を加熱する蒸気圧縮式のヒートポンプであって、
    圧縮機のシェルの外側に、前記熱源流体が供給されて圧縮機内を加熱する圧縮機加熱部が設けられた
    ことを特徴とするヒートポンプ。
  2. 前記圧縮機加熱部への熱源流体の供給流量を調整可能とされた
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ。
  3. 前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレータを備え、
    このアキュムレータの外側に、前記熱源流体が供給されてアキュムレータ内を加熱するアキュムレータ加熱部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ。
  4. 前記圧縮機加熱部と前記アキュムレータ加熱部とに、熱源流体が順に通されるか並列に通される
    ことを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ。
  5. 前記圧縮機のシェルは、脚部により中空に保持されており、前記圧縮機加熱部と共に底部以外を断熱材で覆われる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ。
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