JP2016180523A - 陸上輸送用冷凍装置 - Google Patents
陸上輸送用冷凍装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016180523A JP2016180523A JP2015060269A JP2015060269A JP2016180523A JP 2016180523 A JP2016180523 A JP 2016180523A JP 2015060269 A JP2015060269 A JP 2015060269A JP 2015060269 A JP2015060269 A JP 2015060269A JP 2016180523 A JP2016180523 A JP 2016180523A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- land transportation
- heat
- fan
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
Description
そこで、例えば、特許文献1に記載されるように、圧縮機にヒータを取り付けて、冷凍装置の停止中に圧縮機内の冷凍機油を加熱して冷媒が大量に溶解しないようにする対策が採られている。また、特許文献2においては、圧縮機を駆動させることで加熱した冷媒を、熱交換器を介さずに再び圧縮機で吸入することで冷凍機油を加熱して温めることを提案している。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、バッテリの電力を格別消費することなく、停止していた圧縮機に含まれる冷凍機油を加熱することができる陸上輸送用冷凍装置を提供することを目的とする。
本実施形態に係る陸上輸送用冷凍装置1は、長時間に亘って停止した後に運転を再開するのに伴って、圧縮機14の加熱運転を行うことができる。この加熱運転は、輸送用車両3に搭載されるバッテリの電力を格別に消費することなく行われるものである。以下、陸上輸送用冷凍装置(以下、単に冷凍装置)1の構成を説明した後に、圧縮機の加熱運転について説明する。なお、バッテリの具体的な搭載位置は任意であり、例えば、輸送用車両3のフレームであったり、後述する機械室8Aの中であったりする。
図1に示すように、本実施形態に係る冷凍装置1は、乗員が乗り込むキャビン5と荷台や被牽引車に積載された保冷庫6を備える輸送用車両3に設置される。輸送用車両3は、図2に示すように、圧縮機14を駆動させるサブエンジン23を備えており、そのサブエンジン23は圧縮機14を駆動する専用の駆動源であり、本実施形態の冷凍装置1はサブエンジン方式を採用している。なお、輸送用車両3は、図示を省略する走行用のエンジン(メインエンジン)を備えている。
ここで、本実施形態においては、凝縮器である庫外熱交換器11と蒸発器である庫内熱交換器13を個別に設ける例を説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、凝縮器と蒸発器の両者を含むコンデンシングユニットとして本発明を実施することができるし、さらに、冷凍装置の構成要素をも含む冷凍ユニットとして本発明を実施することができる。
冷凍システム10は、保冷庫6の内部を冷却又は加温し、積み込んだ荷物を所望の温度に維持するものである。
冷凍システム10は、図2に示すように、冷媒を圧縮して高圧のガス冷媒として吐出する圧縮機14と、保冷庫6の外部に設置された庫外熱交換器11と、電子膨張弁12と、保冷庫6の内部に設置された庫内熱交換器13と、を備えている。圧縮機14、庫外熱交換器11および庫内熱交換器13は、冷媒が流れる配管15で接続される冷凍システム10を形成している。
冷凍システム10は、冷媒が図2に実線の矢印で示すように、圧縮機14から庫外熱交換器11、電子膨張弁12、庫内熱交換器13を通って圧縮機14に戻る流れを示している。この場合は、庫外熱交換器11が凝縮器(コンデンサ)として機能し、庫内熱交換器13が蒸発器(エバポレータ)として機能し、保冷庫6は冷却される。ただし、この冷媒の流れを、圧縮機14から庫内熱交換器13、電子膨張弁12、庫外熱交換器11を通って圧縮機14に戻る流れに切換えられように構成することもできる。この切換えを行うことによって、庫外熱交換器11が蒸発器として機能し、庫内熱交換器13が凝縮器として機能し、保冷庫6の内部を温めることができる。なお、電子膨張弁12は、蒸発器の上流側に配設される絞り機構であり、凝縮器を通過して凝縮、液化した高温高圧の冷媒を急速に断熱膨張させることで、冷媒の圧力及び温度を下げる機能を有している。なお、ここで使用する電子膨張弁は、開度調整が可能な絞り機構である。
庫外熱交換器11および庫内熱交換器13は、たとえば、直方体形状のパラレルフロー型の熱交換器を用いることができるが、これに限定されるものではない。
庫内熱交換器13は、保冷庫6の前方の上端部に設置されている。庫内熱交換器13にも図示を省略する庫内ファンが付設されており、庫内ファンは庫内熱交換器13を通って循環する気流を保冷庫6内に発生させる。
サブエンジン23により駆動される発電機21による電力が圧縮機14に供給されることで、圧縮機14が駆動され、冷凍システム10が所定の機能を発揮する。
さて、以上の構成を備える冷凍装置1は、長時間に亘って圧縮機14が停止していた場合に、圧縮機14の起動に先立って、冷凍機油を温めることを目的とする圧縮機14の加熱運転を行う。
第一実施形態において、圧縮機加熱運転は、第一運転と第二運転に区分され、いずれか一方を選択的に実施することができる。以下、第一運転、第二運転の順に説明する。
第一運転は、サブエンジン23の運転に伴う排熱を利用して圧縮機14が収容される機械室8Aの室内の温度を高く保つ。なお、第一運転では、ファン27は停止したままで、運転されない。
サブエンジン23を運転するのに伴って、図3に示すように、サブエンジン23から機械室8Aの室内に対して排熱RHが生じ、また、発電機21から機械室8Aの室内に対して排熱RHが生じる。加えて、サブエンジン23の運転に伴って、サブエンジン23で加熱された冷却水がサブエンジン23とラジエタ25を循環する。ここで、ファン27が運転されないので、ラジエタ25を通る温水は周囲の空気Airに対して排熱となり、周囲の空気Airを加熱する。なお、発電機21による発電電力は、後の圧縮機14の起動、運転に使われる他、輸送用車両3の他の電気機器に供給される。
なお、第一運転を開始する条件ついては、第二運転についての説明の後に行う。
第二運転は、第一運転では停止させていたファン27を作動させる。
第二運転は、サブエンジン23を運転することにより、サブエンジン23の排熱を利用して圧縮機14の加熱運転を行う。サブエンジン23の運転に伴って、発電機21が駆動されることにより所定の電力を発電し、また、図4に示すように、ファン27が回転して、サブエンジン23の冷却機構であるラジエタ25に向けて送風する。ファン27の回転に伴い、機械室8Aには流入口8INから流出口8OUTに向けた空気Airの流れが生じる。
また、圧縮機14は発熱要素である発電機21及びサブエンジン23よりも下流に配置されているので、ファン27による送風を除いても、発電機21及びサブエンジン23で加熱された空気Airの一部は圧縮機14の周囲を通る。この空気Airの流れも、油溜り16に溜められている冷凍機油を加熱するのに寄与する。
一方で、圧縮機14の温度が高い時には、圧縮機14はなるべく受熱したくなく、一方で、発熱要素はなるべく多く放熱をしたいので、ダンパ等で圧縮機14に集約されていた温風を、圧縮機14以外の空気流路全体に広げ、圧縮機14の温度上昇を防ぐとともに、空気流路を大きくすることで風路の圧力損失を低減して発熱要素からの放熱能力を最大にすることが好ましい。
圧縮機加熱運転は、下記の(1)〜(8)のいずれか一つの条件を満足することにより開始することができる。
(1)機械室温度<一定値(たとえば10℃)
機械室8Aの温度が一定値未満であれば、圧縮機14、ひいては冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定値は、例えば10℃である。
(2)(機械室温度−外気温度)の温度差<一定値(たとえば5℃)
機械室8Aの温度と外気温度の差が一定値未満と小さければ、庫外熱交換器11から機械室8Aの圧縮機14に温度の低い冷媒が押し込まれるので、この場合には、冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定値は、例えば5℃である。この場合の「小さい」はマイナスの値をとる場合を含む。
(3)(機械室温度−庫内温度)の温度差<一定値(たとえば5℃)
機械室8Aの温度と保冷庫6の温度の差が一定値未満と小さければ、庫内熱交換器13から機械室8Aの圧縮機14に温度の低い冷媒が押し込まれるので、この場合には、冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定値は、例えば5℃である。この場合の「小さい」はマイナスの値をとる場合を含む。
サブエンジン23が停止してからの時間が一定時間を超えると、圧縮機14の余熱がなくなり、冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定時間は、例えば12時間である。
(5)前回加熱運転からの経過時間>一定時間(たとえば12時間)
前回の圧縮機加熱運転を停止してからの時間が一定時間を超えると、圧縮機14の温度が低下して、冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定時間は、例えば12時間である。
圧縮機14からの冷媒の吐出温度と吐出圧力飽和温度の差が一定値未満と小さければ、圧縮機14に過熱度がなくなり、冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定値は、例えば5℃である。この場合の「小さい」はマイナスの値をとる場合を含む。
なお、(6)の条件は、圧縮機14は運転しているが、サブエンジン23が停止していることを前提とする。次の(7)も同様である。
(7)(吸入温度−吸入圧力飽和温度)<一定値(たとえば5℃)
圧縮機14への冷媒の吸入温度と吸入圧力飽和温度の差が一定値未満と小さければ、圧縮機14に過熱度がなくなり、冷凍機油の温度が低いと判断できるから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。この場合の一定値は、例えば5℃である。この場合の「小さい」はマイナスの値をとる場合を含む。
当該指令は冷凍機油の動作が必要であることを意味するから、これを圧縮機加熱運転の開始条件とすることができる。なお、この条件は、(1)〜(7)の条件と組み合わせて判断することも、(1)〜(7)の条件の如何に関わらず判断することもできる。
(A)機械室温度>一定値(たとえば5℃)
圧縮機加熱運転の開始条件の(1)に対応するものであり、機械室8Aの温度が一定値を超えれば、圧縮機14の温度が上昇し、冷凍機油への冷媒の流入を防止できるか又は冷凍機油から冷媒を追出すことができる。この場合の一定値は、例えば5℃である。
(B)吐出温度>一定値(たとえば5℃)
圧縮機14からの冷媒の吐出側の一定値を超えれば、圧縮機14の温度が上昇し、冷凍機油への冷媒の流入を防止できるか又は冷凍機油から冷媒を追出すことができる。この場合の一定値は、例えば5℃である。
(C)(機械室温度−外気温度)の温度差>一定値(たとえば5℃)
圧縮機加熱運転の開始条件の(2)に対応するものであり、機械室8Aの温度と外気温度の差が一定値超と大きければ、庫外熱交換器11から機械室8Aの圧縮機14に冷媒が押し込まれるのを防止できる。この場合の一定値は、例えば5℃である。
(D)(機械室温度−庫内温度)の温度差>一定値(たとえば5℃)
圧縮機加熱運転の開始条件の(3)に対応するものであり、機械室8Aの温度と庫内温度の差が一定値超と大きければ、庫内熱交換器13から機械室8Aの圧縮機14に冷媒が押し込まれるのを防止できる。この場合の一定値は、例えば5℃である。
(E)エンジン運転時間>一定時間(たとえば5分)
圧縮機加熱運転によって圧縮機14の温度が上昇し、冷凍機油への冷媒の流入防止又は追出しが行えたものと判断できるからである。この場合の一定値は、例えば5℃である。
サブエンジン23から排出される冷却水の温度が一定値超であれば、圧縮機加熱運転によって圧縮機14の温度が上昇し、冷凍機油への冷媒の流入防止又は追出しが行えたものと判断できるからである。この場合の一定値は、例えば40℃である。
(G)圧縮機近くの冷媒圧力(たとえば吸入圧力や吐出圧力)>一定値
圧縮機加熱運転によって圧縮機14の例えば吸入圧力又は吐出圧力が一定値超になれば、圧縮機14の温度が上昇し、冷凍機油への冷媒の流入防止又は追出しが行えたものと判断できるからである。この場合の一定値は、例えば5℃の時の飽和圧力である。
(H)圧縮機近くの冷媒温度(たとえば吐出温度)>一定値
圧縮機加熱運転によって圧縮機14の例えば冷媒の吐出温度が一定値超になれば、圧縮機14の温度が上昇し、冷凍機油への冷媒の流入防止又は追出しが行えたものと判断できるからである。この場合の一定値は、例えば5℃である。
(I)加熱運転開始からの燃料消費量>一定値
加熱運転開始からのサブエンジン23における燃料消費量が一定値超になれば、機械室8A又は圧縮機14に一定の熱量が与えられ、圧縮機14の温度を上昇させて、冷凍機油から冷媒を追出したと判断できるからである。この場合の一定値は、例えば0.05Lである。
(J)加熱運転開始からの発電電力量>一定値
(I)と同様の趣旨であり、燃料消費量に代えて、発電機21の発電電力量が一定値超になれば、機械室8A又は圧縮機14に一定の熱量が与えられ、圧縮機14の温度を上昇させて、冷凍機油から冷媒を追出したと判断できるからである。この場合の一定値は、例えば0.5kWhである。
そして、第一運転においては、ファン27を運転することなく、サブエンジン23を運転するので、機械室8Aの内部の空気Airの流れが制限され、機械室8Aをあたかも保温室とすることにより、圧縮機14の冷凍機油を保温する。
一方、第二運転においては、サブエンジン23の運転に伴ってファン27を運転することにより温風の流れを作り出して、圧縮機14にこの温風を吹き付けることにより、圧縮機14の冷凍機油を加熱する。
次に、本発明の第二実施形態について、図5〜図10を参照して説明する。
第二実施形態は、冷凍装置1が備える発熱要素に基づいて発熱するヒータを用いて、圧縮機14の冷凍機油を加熱することを要旨としており、第一実施形態の圧縮機加熱運転、特に第二運転に加えて実施することを想定している。
往路26Aから往路28Aが分岐する部分には、往路26Aと往路28Aへの温水の流路方向を切り替える流路切替えバルブ30を備えている。流路切替えバルブ30は、三方弁からなり、温水が循環回路26を通ってラジエタ25に供給される通常の流路と、ヒータ用循環回路28を通って温水ヒータ29に供給される圧縮機加熱運転用の流路と、を選択的に切り替えることができる。この切り替えは、外部の制御装置によって行われる。
温水ヒータ29は、図5に示すように、圧縮機14の外周に巻き付ける他に、図6に示すように、圧縮機14のハウジングの内部に設けることもできる。そうすれば、より直接的に冷凍機油を加熱することができるし、与えた熱が圧縮機14のハウジングの外部に放熱されにくいため、圧縮機14に設けるヒータを最小限としながら、短時間で選択的に冷凍機油を加熱し、冷媒の希釈度を下げられる。なお、この圧縮機14の内部に設けるヒータとしては、後述する電気ヒータ33を適用することができる。
サーモスタットバルブ31を用いれば、外部から指令することなく冷却水の流路の切替えが可能であり、回路構成部品も安価にしながら、所期の目的を達することができる。
この制水弁32を用いる形態によると、気温は低いが冷媒圧力飽和温度は気温よりもさらに低い場合や、気温が高いが冷媒圧力飽和温度も高い場合のように、温度の絶対値が必ずしも希釈率を代表しない場合にも、希釈が解消されるまで必要十分な時間冷却水を送水でき、比較的安価に回路構成できる。
なお、外均式過熱度膨張弁からなる制水弁32を用いる場合には、図8に示すように、冷媒の圧力を計測する圧力センサSPと、圧縮機14の温度を計測する温度センサSTを設け、この検知結果に基づいて、制水弁32の開閉を制御する。
図9は、電気ヒータ33のみを示しているが、図5〜図8に示した温水ヒータ29を併設することができる。この場合には、サブエンジン23の暖気運転時に、電気ヒータ33への電力供給により、サブエンジン23の発電機21への発電負荷が上がるため、ヒータ用循環回路28を循環する冷却水の水温上昇が早くなるので、冷凍機油を迅速に加熱できる。
次に、本発明の第三実施形態について、図11〜図13を参照して説明する。
第三実施形態は、発電機21及びサブエンジン23を熱源として、第二実施形態のヒータ用循環回路28を流れる冷却水をさらに加熱することを要旨としており、第一実施形態の圧縮機加熱運転、特に第二運転に加えて実施することを想定している。
この形態によると、エンジン排気の排熱を冷却水に回収して圧縮機14へ搬送し、圧縮機14の温度上昇に寄与する。したがって、圧縮機14に設置するヒータを最小限とし、冷却水にエンジン排熱の多くを投入できる。
なお、図13に示すように、ヒータ用循環回路28の往路28Aに、電気ヒータ35と排ガス-水熱交換器36を併設することができる。そうすれば、圧縮機に設置するヒータを最小限とし、投入する熱量は冷却水除熱を最大限として、エンジン出力負荷の両方を用いることができる。
3 輸送用車両
5 キャビン
6 保冷庫
8 収容室
8A 機械室
8B 熱交換室
8IN 流入口
8OUT 流出口
10 冷凍システム
11 庫外熱交換器
12 電子膨張弁
13 庫内熱交換器
14 圧縮機
15 配管
16 オイルセパレータ
20 発電システム
21 発電機
23 サブエンジン
25 ラジエタ
26 循環回路
26A 往路
26B 復路
27 ファン
28 ヒータ用循環回路
28A 往路
28B 復路
29 温水ヒータ
30 流路切替えバルブ
31 サーモスタットバルブ
32 制水弁
33 電気ヒータ
34 オイルセパレータ
35 電気ヒータ
36 排ガス-水熱交換器
37 排ガス配管
Air 空気
SP 圧力センサ
ST 温度センサ
Claims (11)
- 走行する又は牽引される車両に設けられ、
保冷庫の内に設けられる庫内熱交換器と、
保冷庫の外に設けられる庫外熱交換器と、
冷媒を圧縮し、冷凍機油を溜める油溜まりを有する圧縮機と、
前記圧縮機の起動が停止している間に、前記圧縮機に熱を与えることのできる発熱要素と、
内部に外部とは区画される空気流路が設けられ、前記圧縮機と前記発熱要素を前記空気流路に収容する収容室と、を備え、
前記圧縮機の運転が停止している際に、所定の条件を満たすことにより、前記発熱要素を運転する、
ことを特徴とする陸上輸送用冷凍装置。 - 前記発熱要素から生じる熱を温風として前記圧縮機に向けて送風するファンを備え、
前記発熱要素を運転するが、前記ファンを運転することなく、前記発熱要素から生じる熱を前記収容室に貯める、
請求項1に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記発熱要素から生じる熱を温風として前記圧縮機に向けて送風するファンを備え、
前記ファンによる温風が流れる向きを基準にして、前記圧縮機は前記ファン及び前記発熱要素よりも下流に配置され、
前記発熱要素を運転しながら、前記ファンを運転することにより、前記温風を前記圧縮機に吹き付ける、
請求項1に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記車両又は前記陸上輸送用冷凍装置が備える電気機器に電気を供給する発電機と、
前記発電機を駆動するエンジンと、
前記エンジンを冷却する冷却水が循環されるラジエタと、を備え、
少なくとも前記エンジン及び前記ラジエタが、前記発熱要素として前記収容室に収容される、
請求項2又は請求項3に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記ファンは、前記ラジエタに付随して前記ラジエタを通過するように送風可能に設けられており、
前記ファンを運転することにより、前記ラジエタを通過させた前記温風を前記圧縮機に吹き付ける、
請求項4に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 加熱された前記冷却水により前記冷凍機油を加熱する温水ヒータを備える、
請求項4又は請求項5に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記発電機の発電電力により前記冷凍機油を加熱する電気ヒータを備える、
請求項4〜請求項5のいずれか一項に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記温水ヒータ及び前記電気ヒータの一方又は双方は、
前記圧縮機の前記油溜まりに溜まる前記冷凍機油を加熱する、
請求項6または請求項7に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記温水ヒータ及び前記電気ヒータの一方又は双方は、
前記圧縮機から吐出された前記冷媒から前記冷凍機油を分離するオイルセパレータに溜まる前記冷凍機油を加熱する、
請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記発電機の発電電力により前記冷凍機油を加熱する電気ヒータを備える、
請求項4〜請求項9のいずれか一項に記載の陸上輸送用冷凍装置。 - 前記エンジンからの排気ガスの排熱により、前記冷却水を加熱する排ガス-水熱交換器を備える、
請求項4〜請求項10のいずれか一項に記載の陸上輸送用冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015060269A JP2016180523A (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 陸上輸送用冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015060269A JP2016180523A (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 陸上輸送用冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016180523A true JP2016180523A (ja) | 2016-10-13 |
Family
ID=57132063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015060269A Pending JP2016180523A (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 陸上輸送用冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016180523A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019066131A (ja) * | 2017-10-04 | 2019-04-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和装置 |
JP2020204413A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍システム |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0948235A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-18 | Calsonic Corp | 電気自動車用冷暖房装置 |
JP2000130866A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-05-12 | Hitachi Ltd | 空気調和機 |
JP2009144539A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Denso Corp | 冷却ファン制御装置 |
JP2010286149A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Daikin Ind Ltd | 輸送用冷凍装置 |
JP2011007480A (ja) * | 2009-05-25 | 2011-01-13 | Daikin Industries Ltd | トレーラ用冷凍装置 |
JP2015025579A (ja) * | 2013-07-24 | 2015-02-05 | 三浦工業株式会社 | ヒートポンプ |
-
2015
- 2015-03-24 JP JP2015060269A patent/JP2016180523A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0948235A (ja) * | 1995-08-09 | 1997-02-18 | Calsonic Corp | 電気自動車用冷暖房装置 |
JP2000130866A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-05-12 | Hitachi Ltd | 空気調和機 |
JP2009144539A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Denso Corp | 冷却ファン制御装置 |
JP2011007480A (ja) * | 2009-05-25 | 2011-01-13 | Daikin Industries Ltd | トレーラ用冷凍装置 |
JP2010286149A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Daikin Ind Ltd | 輸送用冷凍装置 |
JP2015025579A (ja) * | 2013-07-24 | 2015-02-05 | 三浦工業株式会社 | ヒートポンプ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019066131A (ja) * | 2017-10-04 | 2019-04-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和装置 |
JP2020204413A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍システム |
JP7274950B2 (ja) | 2019-06-14 | 2023-05-17 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20190134805A (ko) | 전기 기계 및 전기 동력 유닛의 적어도 하나의 추가의 컴포넌트를 냉각하기 위한 냉각 장치 및 그러한 냉각 장치를 포함하는 차량 | |
KR102450408B1 (ko) | 차량의 공조시스템 | |
CN111716987B (zh) | 热系统、电动或混合动力车辆及用于运行热系统的方法 | |
CN102470724B (zh) | 车辆用空调系统 | |
EP2897824B1 (en) | Electrical transport refrigeration system | |
WO2016038838A1 (ja) | 冷凍装置及びコンテナ用冷凍システム | |
JP2012516800A (ja) | 吸収式冷凍機を備えた車両、特に自動車 | |
KR101661667B1 (ko) | 볼텍스튜브를 이용한 차량용 공조시스템 | |
CN110962529A (zh) | 车辆的热管理系统 | |
JP2011068348A (ja) | 電動車両の車内温度制御方法及び空調システム | |
KR100816642B1 (ko) | 냉동탑차용 냉동장치 | |
EP1801519A1 (en) | Air refrigerant type cooling apparatus and air refrigerant cold system using air refrigerant type cooling apparatus | |
JP2009008383A (ja) | ヒートポンプ及びマルチ運転モードを有するco2冷却システム | |
EP2965933A1 (en) | Vehicular air conditioning device, and component unit thereof | |
CN102686423A (zh) | 机动车辆冷却系统 | |
KR20190015403A (ko) | 차량의 전력 유닛용 냉각 시스템 | |
US20200063658A1 (en) | Compressed air storage power generation device | |
SE541754C2 (en) | A cooling system for an electric power unit for a vehicle | |
JP2021054316A (ja) | 車両制御装置 | |
KR20180049018A (ko) | 차량 내 전기 동력 유닛용 냉각장치 | |
KR102651941B1 (ko) | 전기자동차용 냉난방 시스템 | |
JP2016180523A (ja) | 陸上輸送用冷凍装置 | |
JP6629812B2 (ja) | レーザ発振器 | |
JP7278647B2 (ja) | 車載用発電装置及びこれを備えた冷凍車 | |
KR20140087960A (ko) | 차량용 냉각장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170621 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20180122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190611 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190905 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20190913 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20191108 |