JP2015025342A - 落雪防止板及び落雪防止システム - Google Patents

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Shuzo Hasegawa
周藏 長谷川
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Abstract

【課題】雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板及び落雪防止システムを提供する。【解決手段】落雪防止板10Aは、折板屋根20Aに取り付け可能であって、折板屋根20Aにおける少なくとも2組の折板屋根頂部24にそれぞれ固定可能な2組の下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aと、2組の折板屋根頂部24の間に形成されている折板屋根谷部23において折板屋根20Aの折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設された有孔板11とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、落雪防止板及び落雪防止システムに関するものであり、特に、金属製の折板屋根における軒先での雪の落下を防止するためのものである。
傾斜屋根に降り積もった雪は、天候が快復すると太陽の熱や傾斜屋内の熱で雪の下面が融けて傾斜屋根を滑って軒先から落雪する。このような落雪は、時には軒先の下にある樋やその他の物を壊し、時には通行人に当たる等の危害を発生させる。
このため、従来、傾斜屋根の上面に突起状の雪止め金具を複数箇所に散在させる等して、落雪が発生するのを防止している。
しかしながら、傾斜屋根の軒先から大きな雪庇が迫り出す場合があり、この場合には、雪庇の重みに耐えかねて該傾斜屋根の軒先が破壊される場合もある。
そこで、このような傾斜屋根における軒先の破壊を防止するために、例えば特許文献1に開示された屋根用落雪防止装置が知られている。
上記特許文献1に開示された屋根用落雪防止装置100は、図13(a)(b)に示すように、網製品にてなっており、傾斜屋根101に網102の上縁102aを係止すると共に、傾斜屋根101の上面に沿って網102を張設し、網102の下縁102bを傾斜屋根101の軒先に取り付けられた雨樋110を包みこむように延在させ、網102にテンションを掛けて雨樋受け金具111に取り付けたものからなっている。
上記屋根用落雪防止装置100では、傾斜屋根101に降り積もった雪が網102の網目や凹凸形状に詰まり、大量の雪が傾斜屋根101から一時に落下するのを防止することができる。
特開2003−49513号公報(2003年2月21日公開)
しかしながら、上記従来の屋根用落雪防止装置100では、網102は傾斜屋根101の上面に沿って張設されており、傾斜屋根101と並行に傾斜している。したがって、網102上に堆積した雪は傾斜面に存在するので、雪の滑落防止効果が不十分であるという問題点を有している。
また、雪の滑落防止効果が不十分であることから、軒先から迫り出した雪庇が雨樋110を押圧するので、雨樋110が破壊される虞がある。
さらに、網102は強度が弱く、かつ傾斜屋根101との取り付け強度を高めるために多数の接合箇所を設ける必要があるので、施工性がよくなく、多くの工数を必要とする。したがって、住宅用としての使用においてはあまり問題とはならないが、折板屋根は体育館又は工場等の大型の屋根に使用されるので、これらの問題がクローズアップされる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板及び落雪防止システムを提供することにある。
本発明の一態様における落雪防止板は、上記課題を解決するために、折板屋根に取り付け可能な落雪防止板であって、上記折板屋根における少なくとも2組の折板屋根頂部にそれぞれ固定可能な2組の被固定部と、上記2組の折板屋根頂部の間に形成されている折板屋根谷部において上記折板屋根の折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設された雪受け面とを備えていることを特徴としている。
本発明の落雪防止板は、折板屋根に取り付けられる。ここで、折板屋根は、少なくとも2組の折板屋根頂部と、該2組の折板屋根頂部の間に形成されている折板屋根谷部を有している。折板屋根谷部の数は、1つでもよいし、複数でもよい。そして、本発明の落雪防止板では、折板屋根における少なくとも2組の折板屋根頂部にそれぞれ固定可能な2組の被固定部と、上記2組の折板屋根頂部の間に形成されている折板屋根谷部において上記折板屋根の折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設された雪受け面とを備えている。
この結果、雪受け面は、勾配を有する折板屋根に対して、折板屋根水下端側の端部が折板屋根水上端側の端部よりも高いか又は略水平となる。したがって、雪受け面の上に堆積された雪が滑落するのを抑制し、雪庇が形成されるのを抑制することができる。
ここで、雪受け面と折板屋根との間には空気層が存在するので、雪受け面に堆積された雪にはこの空気層からの暖かい熱が伝達され、該雪はこの熱で融けて水になり折板屋根勾配に沿って流れる。この結果、雪受け面に接する雪を融かして消滅させ易くすることができる。
また、本発明の落雪防止板は、折板屋根における少なくとも2組の折板屋根頂部にそれぞれ固定可能な2組の被固定部を備えている。このため、互いに隣接する折板屋根の2組の折板屋根頂部に落雪防止板の2組の被固定部を重ね合わせることにより、落雪防止板を固定することができる。この固定は、例えば、ハゼ締め固定、ボルト締め固定又は嵌合固定により行うことができる。
この結果、落雪防止板の取り付け作業において、取り付け金具が少なくて済み、工数も削減される。このように、落雪防止板を固定するための別途の作業が不要であるので、施工性がよいものとなる。
また、落雪防止板を1枚の板材にて形成することができる点でも施工性がよく、かつ頑丈である。さらに、折板屋根の新設時だけでなく、既設の折板屋根にも該折板屋根の折板屋根頂部をそのまま利用して取り付けることができるので、利便性がよいものとなる。
したがって、雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板を提供することができる。
本発明の一態様における落雪防止板では、前記2組の被固定部は、折板屋根谷部が1つにてなる折板屋根の両側端に形成された2組の折板屋根頂部にそれぞれ固定可能となっていると共に、前記雪受け面は、上記1つの折板屋根谷部において上記折板屋根の折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設されていることが好ましい。
本発明では、折板屋根は、1つの折板屋根谷部とその両側端に形成された2組の折板屋根頂部とからなっている。このため、本発明の落雪防止板は、1つの折板屋根谷部に1つの落雪防止板が対応するものとなっている。
この結果、各折板屋根はその両側端に形成された2組の折板屋根頂部にてそれぞれを固定することができるので、落雪防止板においても2組の被固定部を各折板屋根の2組の折板屋根頂部を重ね合わせることにより、各折板屋根の固定方法を用いて該落雪防止板を容易に折板屋根に固定することができる。
本発明の一態様における落雪防止板では、前記2組の被固定部は、前記折板屋根における2組の折板屋根頂部に設けられたハゼ締め部にそれぞれ重ねてハゼ締め固定可能な2組のハゼ締め固定部からなっていることが好ましい。
これにより、折板屋根は、互いに隣接する折板屋根が、該折板屋根の両側端に形成された2組の折板屋根頂部に設けられたハゼ締め部にてハゼ締め固定されている。そして、本発明の落雪防止板では、2組の被固定部が、折板屋根における2組の折板屋根頂部に設けられたハゼ締め部にそれぞれ重ねてハゼ締め固定可能な2組のハゼ締め固定部からなっている。
この結果、折板屋根のハゼ締め部を利用して落雪防止板を容易にハゼ締め固定することができる。この結果、落雪防止板の取り付け作業において、取り付け金具が少なくて済み、工数も削減される。このように、落雪防止板を固定するための別途の作業が不要であるので、施工性がよいものとなる。
本発明の一態様における落雪防止板では、前記雪受け面には、複数の孔が形成されていることが好ましい。
これにより、雪受け面と折板屋根との間には空気層が存在し、かつ雪受け面には複数の孔が形成されているので、雪受け面に堆積された雪にはこの空気層からの暖かい熱が雪受け面及び複数の孔を介して伝達され、該雪はこの熱で融けて水になり、複数の孔を通して折板屋根勾配に沿って流れる。この結果、雪受け面の雪解け水の排水を効率よく行うことができ、融雪を促進することが可能となる。
本発明の一態様における落雪防止板では、前記雪受け面は、折板屋根水下端側の端部が折板屋根頂部に位置し、かつ折板屋根水上端側の端部が折板屋根谷底部に近接して位置するように、前記折板屋根の折板屋根谷部に配設されていることが好ましい。尚、折板屋根水上端側の端部が折板屋根谷底部に近接して位置するとは、折板屋根水上端側の端部が折板屋根谷底部に接触せず、折板屋根水上端側の端部と折板屋根谷底部との間に、隙間が存在すればよいことを意味する。
すなわち、折板屋根は、一般的に、断面三角形状又は断面台形状の折板屋根谷部を有しているので、本発明の落雪防止板の雪受け面は、この折板屋根の折板屋根谷部に配設される。具体的には、雪受け面は、折板屋根水下端側の端部が折板屋根頂部に位置し、かつ折板屋根水上端側の端部が折板屋根谷底部に近接して位置するように、前記折板屋根の折板屋根谷部に配設される。
このため、雪受け面を2組のハゼ締め固定部の延在方向に対して折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設する場合に、最大の傾斜角度とすることができる、したがって、雪受け面の上に堆積された雪の滑落抑制効果及び雪庇の形成抑制を高めることができる。
本発明の一態様における落雪防止板では、少なくとも前記雪受け面は金属板からなり、樹脂塗装されていることが好ましい。尚、金属板は、例えばカラー鋼板、SUS板、高耐食鋼板等を含む。
すなわち、雪受け面が金属板からなっている場合には、金属の熱伝導率が大きいので、雪受け面と雪との温度差が小さいものとなり、雪受け面の雪を融かす効果が小さくなる。
これに対して、本発明では、雪受け面が樹脂塗装されているので、金属製の雪受け面の熱伝導率を小さくすることができる。この結果、雪受け面と雪との温度差を大きくして、雪受け面の融雪効果を大きくすることができる。
本発明の一態様における落雪防止板では、前記雪受け面の孔は、6角形であることが好ましい。
これにより、雪と空気層とが接触する孔の面積を増し、かつ力学上、剛性も強くすることができる。
本発明の一態様における落雪防止システムは、上記課題を解決するために、上記記載の落雪防止板を備えた落雪防止システムであって、折板屋根と、上記折板屋根における軒先の上面に固定された落雪防止板と、折板屋根水下端から一部が突出して設けられた前高樋とを備えていることを特徴としている。尚、折板屋根における軒先は、軒先近傍でもよい主旨である。
上記の発明によれば、落雪防止システムは、折板屋根と本発明の落雪防止板とを備えているので、落雪防止板により雪の滑落を抑制することができる。特に、落雪防止板は、折板屋根における軒先の上面に固定されているので、雪庇ができ難く、軒先に堆積した雪が落下するのを防止することができる。また、落雪防止板の雪受け面と折板屋根との間には空気層が存在し、この空気層に外部の暖かい空気が通過する。このため、雪受け面に堆積された雪が融けるのを促進することができる。
したがって、折板屋根用の雨樋として頻繁に使用される、折板屋根水下端から一部が突出して設けられる大型の前高樋を用いても雪庇が前高樋を押圧することが殆どない。
すなわち、雪庇対策用として、一般的には、屋根の軒先に孔を形成し、その下面に平行樋を設けるという特別な仕様を必要とされるが、本発明では雪庇ができ難いので、折板屋根用の雨樋として頻繁に使用される前高樋を用いることができる。そして、この前高樋にて、雪受け面の上に堆積された雪を融かした水を排水することができるものとなる。
したがって、雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板を備えた落雪防止システムを廉価にて提供することができる。
本発明の一態様における落雪防止システムでは、前記落雪防止板は、前記折板屋根の流れ方向の中間部分における上面に固定されていることが好ましい。
これにより、落雪防止板を、軒先に設けるだけでなく、折板屋根の流れ方向の中間部分にも設ける。この結果、折板屋根の流れ方向の中間部分に設けた落雪防止板によって、勾配のある折板屋根に堆積した雪の滑落を途中で阻止することができる。したがって、軒先に堆積した雪の滑落をより抑制することに繋がる。
本発明の一態様によれば、雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板及び落雪防止システムを提供するという効果を奏する。
本発明の実施形態1における落雪防止板を示すものであって、折板屋根の軒先の取り付けられた落雪防止板を示す斜視図である。 (a)は金属製のハゼ締め固定方式の折板屋根の構成を示す斜視図であり、(b)は隣接する折板屋根がハゼ締め固定されて連結されている状態を示す断面図である。 上記ハゼ締め固定方式の雪防止板の構成を示す斜視図である。 上記ハゼ締め固定方式の落雪防止板の構成を示す平面図である。 (a)〜(h)は、上記ハゼ締め固定方式の落雪防止板のハゼ締め固定方式の折板屋根への取り付け方法を示す図である。 (a)は上記落雪防止板の効果を示す断面図であり、(b)は落雪防止板が存在しない場合の雪庇を示す断面図である。 (a)は本発明の実施形態2における落雪防止板を示すものであって、金属製のボルト固定方式の折板屋根の構成を示す斜視図であり、(b)は隣接する折板屋根がボルト固定方式にて固定されて連結されている状態を示す断面図である。 ボルト固定方式の上記落雪防止板の構成を示す斜視図である。 折板屋根の軒先の取り付けられたボルト固定方式の落雪防止板を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施形態2における落雪防止板の変形例を示すものであって、金属製の嵌合固定方式の折板屋根の構成を示す斜視図であり、(b)は隣接する折板屋根が嵌合固定方式にて固定されて連結されている状態を示す断面図である。 本発明の実施形態3における落雪防止板を示すものであって、落雪防止板が軒先と折板屋根の流れ方向の中間との両方に設けられた状況を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施形態4における落雪防止板を備えた落雪防止システムの構成を示す断面図であり、(b)は落雪防止板が存在しない落雪防止システムの構成を示す断面図である。 (a)は従来の屋根用落雪防止装置の構成を示す正面図であり、(b)は上記従来の屋根用落雪防止装置の構成を示す断面図である。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態における落雪防止板は、金属製の折板屋根の軒先又は軒先近傍に取り付けられ、該軒先からの落雪を防止するものである。
上記落雪防止板の構成について、図1〜図4に基づいて説明する。図1は折板屋根の軒先の取り付けられた落雪防止板の構成を示す斜視図である。図2(a)は金属製のハゼ締め固定方式の折板屋根の構成を示す斜視図であり、図2(b)は隣接する折板屋根がハゼ締め固定されて連結されている状態を示す断面図である。図3は、ハゼ締め固定方式の落雪防止板の構成を示す斜視図である。図4は、ハゼ締め固定方式の落雪防止板の構成を示す平面図である。
本実施の形態の落雪防止板が取り付けられる折板屋根20Aは、図2(a)に示すように、金属製の折板からなっている。金属板は、例えばカラー鋼板、SUS板、高耐食鋼板等を含むものとなっている。この折板屋根20Aは、ハゼ締め固定方式の折板屋根であり、図2(b)に示すように、隣接する折板屋根20A・20A同士が互いの下ハゼ用縁部21aと上ハゼ用縁部22aとを重ね合わせてハゼ締め固定されて連結されるようになっている。尚、本実施の形態では、ハゼ締め固定方式の折板屋根20Aに、ハゼ締め固定方式の落雪防止板を取り付けることについて説明する。ただし、本発明においては、必ずしもこれに限らず、折板屋根がボルト固定方式であれば、ボルト固定方式の落雪防止板を採用することができ、折板屋根が嵌合固定方式であれば、嵌合固定方式の落雪防止板を採用することができるものとなっている。これらボルト固定方式の落雪防止板及び嵌合固定方式の落雪防止板については、後述する実施の形態2・3にて説明する。
ここで、図2(a)に示すハゼ締め固定方式の折板屋根20Aは、折板屋根谷部23が断面台形となっているが、必ずしもこれに限らず、折板屋根谷部23が断面三角形となっていてもよい。また、図2(a)に示すハゼ締め固定方式の折板屋根20Aの折板屋根谷部23は、平面板からなっているが、必ずしもこれに限らず、平面板にリブが形成されているものであってもよい。さらに、下ハゼ用縁部21a及び上ハゼ用縁部22aは、図2(a)(b)においては、角型のものからなっているが、必ずしもこれに限らず、丸型のものであってもよい。
本実施の形態のハゼ締め固定方式の落雪防止板10Aは、図3及び図4に示すように、複数の孔11aを有する有孔板11と、この有孔板11の両側に延設される延設部12・13とからなっている。延設部12・13の両端縁には、それぞれ下ハゼ締め固定部12aと上ハゼ締め固定部13aとが形成されている。上ハゼ締め固定部13aには、流れ方向に沿って3等分する位置にスリットS・Sが形成されており、このスリットS・Sが存在することによって、図示しないハゼ締め機のハゼ締め長さ毎にハゼ締めできるようになっている。この結果、落雪防止板10Aの板厚さを例えば0.8〜2.0mmとすることができ、これによって、落雪防止板10Aをより頑丈な物とすることができる。
また、有孔板11の水下端11cには、立設板11bが立ち上げ形成されており、この立設板11bによって、雪が堰き止められ、雪の滑落が一層抑制されるようになっている。尚、この立設板11bは、本発明では、必ずしも必須ではないが、存在する方が好ましい。
上記有孔板11の孔11aは、図3及び図4に示すように、本実施の形態では、正6角形となっており、これにより、該孔11aの面積を増し、かつ力学上、有孔板11の剛性も強くすることができるものとなっている。ただし、必ずしも正6角形に限らず、6角形でもよい。また、3角形、4角形、5角形等の他の多角形でもよく、又は円若しくは楕円等でもよい。さらに、本実施の形態では、孔11aは有孔板11にのみ形成されているが、必ずしもこれに限らず、例えば延設部12・13にも穿設されていてもよい。
また、上記有孔板11は、図1に示すように、水下端11cが折板屋根頂部24に位置し、かつ水上端11dが折板屋根谷底部23aに近接して位置するようになっている。尚、水上端11dが折板屋根谷底部23aに近接して位置するとは、水上端11dが折板屋根谷底部23aに接触せず、水上端11dと折板屋根谷底部23aとの間に、隙間が存在することを意味する。すなわち、この隙間は、雨が降ったときに、雨水が落雪防止板10Aによって堰き止められることなく、折板屋根谷底部23aの勾配に沿って流れるようにするためである。
上記落雪防止板10Aの働き巾は、折板屋根20Aの働き巾に対応して、例えば200mm〜600mmとなっていると共に、落雪防止板10Aの流れ方向長さは、折板屋根20Aの軒先寸法に対応して例えば150mm〜600mmとなっている。ただし、落雪防止板10Aの働き巾及び流れ方向長さは必ずしも上記寸法には限らない。
また、本実施の形態のハゼ締め固定方式の落雪防止板10Aは、下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aにてハゼ締め固定できるように、金属製に板材からなっている。金属製に板材は、例えばカラー鋼板、SUS板、高耐食鋼板等である。、
しかしながら、金属は熱伝導率が良いので、落雪防止板10Aに堆積された雪を十分に融かすことができない。そこで、本実施の形態では、落雪防止板10Aに樹脂塗装を施している。樹脂塗装の樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ナイロン、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシポリエステル樹脂を用いることができる。
これにより、落雪防止板10Aの熱伝導率を悪くさせ、大気の自然温度での融雪の寄与させることができる。このため、樹脂塗装の色は、熱の吸収の観点から黒色が好ましい。ただし、必ずしもこれに限らず、折板屋根20Aの色とのバランスを考えて例えば銀色とすることも可能である。また、他の色であってもよい。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aは、後述する図6(a)に示すように、折板屋根20Aの軒先部分に取り付けされる。ただし、厳密に軒先部分に収まる必要はなく、水上端11dが軒先部分よりも水上側に張り出していてもよい。また、落雪防止板10Aの水下端11cは、折板屋根水下端25に一致するか、又はその近傍であることが好ましい。落雪防止板10Aの水下端11cと折板屋根水下端25との間隔が大きくなると、その部分に雪が堆積して滑落するためである。
上記構成のハゼ締め固定方式の落雪防止板10Aのハゼ締め固定方式の折板屋根20Aへの取り付け方法について、図5(a)〜(h)に基づいて説明する。図5(a)〜(h)は、ハゼ締め式の落雪防止板10Aのハゼ締め固定方式の折板屋根20Aへの取り付け方法を示す図である。
落雪防止板10Aを折板屋根20Aに取り付けるときには、図2(b)に示すように、互いに隣接する折板屋根20Aをハゼ締め固定しておく。この状態で、落雪防止板10Aを折板屋根20Aに取り付け固定する。したがって、本実施の形態の落雪防止板10Aは、折板屋根20Aの新設時の取り付けだけでなく、折板屋根20Aが既に葺かれた後においても、該落雪防止板10Aの取り付け工事を行うことができる。
まず、図5(a)に示す右側の落雪防止板10Aの下ハゼ締め固定部12aを図5(a)に示す右側の折板屋根20Aの軒先部分における右端縁の下ハゼ用縁部21aの内側に差し込む。尚、このとき、図5(a)に示す左側の落雪防止板10Aの下ハゼ締め固定部12aは既に同様にして左側の折板屋根20Aの右端縁の下ハゼ用縁部21aの内側に差し込まれており、かつ左側の落雪防止板10Aの左端縁のハゼ締め固定は終了している。
次いで、図5(b)に示す右側の落雪防止板10Aの上ハゼ締め固定部13aを右側の折板屋根20Aの上ハゼ用縁部22aの上側から落とし込む。
この状態で、図5(c)及び図5(d)に示すように、略スリットSまでの長さを有するハゼ締め機にて流れ方向の一方の端部側の1/3長さをハゼ締め固定する。次いで、図5(e)及び図5(f)に示すように、流れ方向の中央の1/3長さを同様にして、ハゼ締め固定する。さらに、図5(g)に示すように、流れ方向の他方の端部側の1/3長さを同様にして、ハゼ締め固定する。
これにより、図5(h)に示す左側の落雪防止板10Aにおける下ハゼ締め固定部12aと右側の落雪防止板10Aにおける上ハゼ締め固定部13aとが同時に、隣接する折板屋根20A・20Aの下ハゼ用縁部21a及び上ハゼ用縁部22aに一体にハゼ締め固定される。
以下、さらに右側の落雪防止板10Aについて、同様にして取り付けていく。これにより、折板屋根20Aの軒先における折板屋根谷部23毎に、落雪防止板10Aを連続して取り付けることができる。
このように、本実施の形態の落雪防止板10Aは、折板屋根20Aに取り付け可能な落雪防止板であって、折板屋根20Aにおける少なくとも2組の折板屋根頂部24にそれぞれ固定可能な2組の被固定部と、上記2組の折板屋根頂部24の間に形成されている折板屋根谷部23において折板屋根20Aの折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設された雪受け面としての有孔板11とを備えている。
すなわち、本実施の形態の落雪防止板10Aは、折板屋根20Aに取り付けられる。ここで、折板屋根20Aは、少なくとも2組の折板屋根頂部24と、該2組の折板屋根頂部24の間に形成されている折板屋根谷部23を有している。折板屋根谷部23の数は、1つでもよいし、複数でもよい。そして、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、折板屋根20Aにおける少なくとも2組の折板屋根頂部24にそれぞれ固定可能な2組の被固定部と、上記2組の折板屋根頂部24の間に形成されている折板屋根谷部23において折板屋根20Aの折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設された有孔板11とを備えている。
この結果、有孔板11は、図6(a)に示すように、勾配を有する折板屋根20Aに対して、折板屋根水下端25側の端部である水下端11cが折板屋根水上端側の端部である水上端11dよりも高いか又は略水平となる。したがって、有孔板11の上に堆積された雪が滑落するのを抑制し、図6(b)に示す雪庇又はツララが形成されるのを抑制することができる。また、雪庇又はツララが形成ないことから、雨樋又は雨樋支持金物の破損を防ぐことができる。
ここで、有孔板11と折板屋根20Aとの間には空気層が存在するので、有孔板11に堆積された雪にはこの空気層からの暖かい熱が伝達され、該雪はこの熱で融けて水になり折板屋根勾配に沿って流れる。この結果、有孔板11に接する雪を融かして消滅させ易くすることができる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aは、折板屋根20Aにおける少なくとも2組の折板屋根頂部24にそれぞれ固定可能な2組の被固定部を備えている。このため、互いに隣接する折板屋根20Aの2組の折板屋根頂部24に落雪防止板10Aの2組の被固定部を重ね合わせることにより、落雪防止板10Aを固定することができる。この固定は、例えば、ハゼ締め固定、ボルト締め固定又は嵌合固定により行うことができる。
この結果、落雪防止板10Aの取り付け作業において、取り付け金具が少なくて済み、工数も削減される。このように、落雪防止板10Aを固定するための別途の作業が不要であるので、施工性がよいものとなる。
また、落雪防止板10Aを1枚の板材にて形成することができる点でも施工性がよく、かつ頑丈である。さらに、折板屋根20Aの新設時だけでなく、既設の折板屋根20Aにも該折板屋根20Aの折板屋根頂部24をそのまま利用して取り付けることができるので、利便性がよいものとなる。
したがって、雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板10Aを提供することができる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、2組の被固定部は、折板屋根谷部23が1つにてなる折板屋根20Aの両側端に形成された2組の折板屋根頂部24にそれぞれ固定可能となっていると共に、有孔板11は、1つの折板屋根谷部23において折板屋根20Aの折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設されている。
すなわち、本実施の形態では、折板屋根20Aは、1つの折板屋根谷部23とその両側端に形成された2組の折板屋根頂部24とからなっている。このため、本実施の形態の落雪防止板10Aは、1つの折板屋根谷部23に1つの落雪防止板10Aが対応するものとなっている。
この結果、各折板屋根20Aはその両側端に形成された2組の折板屋根頂部24にてそれぞれを固定することができるので、落雪防止板10Aにおいても2組の被固定部を各折板屋根20Aの2組の折板屋根頂部24を重ね合わせることにより、各折板屋根20Aの固定方法を用いて該落雪防止板10Aを容易に折板屋根20Aに固定することができる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、2組の被固定部は、折板屋根20Aにおける2組の折板屋根頂部24に設けられたハゼ締め部としての下ハゼ用縁部21a及び上ハゼ用縁部22aにそれぞれ重ねてハゼ締め固定可能な2組のハゼ締め固定部としての下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aからなっている。
これにより、折板屋根20Aは、互いに隣接する折板屋根20Aが、該折板屋根20Aの両側端に形成された2組の折板屋根頂部24に設けられた下ハゼ用縁部21a及び上ハゼ用縁部22aにてハゼ締め固定されている。そして、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、2組の被固定部としての下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aが、折板屋根20Aにおける2組の折板屋根頂部24に設けられた下ハゼ用縁部21a及び上ハゼ用縁部22aにそれぞれ重ねてハゼ締め固定可能な2組の下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aからなっている。
この結果、折板屋根20Aの下ハゼ用縁部21a及び上ハゼ用縁部22aを利用して落雪防止板10Aを容易にハゼ締め固定することができる。この結果、落雪防止板10Aの取り付け作業において、取り付け金具が少なくて済み、工数も削減される。このように、落雪防止板10Aを固定するための別途の作業が不要であるので、施工性がよいものとなる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、雪受け面としての有孔板11には、複数の孔11aが形成されている。これにより、有孔板11と折板屋根20Aとの間には空気層Pが存在し、かつ有孔板11には複数の孔11aが形成されているので、有孔板11に堆積された雪にはこの空気層Pからの暖かい熱が有孔板11及び複数の孔11aを介して伝達され、該雪はこの熱で融けて水になり、複数の孔11aを通して折板屋根勾配に沿って流れる。この結果、有孔板11の雪解け水の排水を効率よく行うことができ、融雪を促進することが可能となる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、雪受け面としての有孔板11は、折板屋根水下端25側の端部としての水下端11cが折板屋根頂部24に位置し、かつ折板屋根水上端側の端部としての水上端11dが折板屋根谷底部23aに近接して位置するように、折板屋根20Aの折板屋根谷部23に配設されている。尚、折板屋根水上端側の水上端11dが折板屋根谷底部23aに近接して位置するとは、折板屋根水上端側の水上端11dが折板屋根谷底部23aに接触せず、折板屋根水上端側の水上端11dと折板屋根谷底部23aとの間に、隙間が存在すればよいことを意味する。
すなわち、折板屋根20Aは、一般的に、断面三角形状又は断面台形状の折板屋根谷部23を有しているので、本実施の形態の落雪防止板10Aの有孔板11は、この折板屋根20Aの折板屋根谷部23に配設される。具体的には、有孔板11は、折板屋根水下端25側の水下端11cが折板屋根頂部24に位置し、かつ折板屋根水上端側の水上端11dが折板屋根谷底部23aに近接して位置するように、折板屋根20Aの折板屋根谷部23に配設される。
このため、有孔板11を2組の下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aの延在方向に対して折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設する場合に、最大の傾斜角度とすることができる、したがって、有孔板11の上に堆積された雪の滑落抑制効果及び雪庇の形成抑制を高めることができる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、少なくとも雪受け面としての有孔板11は金属板からなり、樹脂塗装されている。尚、金属板は、例えばカラー鋼板、SUS板、高耐食鋼板等を含む。
すなわち、有孔板11が金属板からなっている場合には、金属の熱伝導率が大きいので、有孔板11と雪との温度差が小さいものとなり、有孔板11の雪を融かす効果が小さくなる。また、逆に、氷点下の冷気で、金属板の落雪防止板10Aが冷やされ、却って、有孔板11上の雪を凍結させる。
これに対して、本実施の形態では、有孔板11が樹脂塗装されているので、金属製の有孔板11の熱伝導率を小さくすることができる。この結果、有孔板11と雪との温度差を大きくして、有孔板11の融雪効果を大きくすることができる。
また、本実施の形態の落雪防止板10Aでは、雪受け面としての有孔板11の孔11aは、6角形である。これにより、雪と空気層Pとが接触する孔11aの面積を増し、かつ力学上、剛性も強くすることができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図7〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1の落雪防止板10Aは、折板屋根20Aが下ハゼ用縁部21aと上ハゼ用縁部22aとを有しており、隣接する折板屋根20A・20A同士が互いの下ハゼ用縁部21aと上ハゼ用縁部22aとを重ね合わせてハゼ締め固定されて連結されるようになっていた。したがって、落雪防止板10Aもこの下ハゼ用縁部21aと上ハゼ用縁部22aとに重ねてハゼ締め固定できるように、下ハゼ締め固定部12a及び上ハゼ締め固定部13aを備えていた。
これに対して、本実施の形態の折板屋根20Bは、隣接する折板屋根20B・20B同士がボルト固定方式にて連結されるようになっている。したがって、本実施の形態の落雪防止板10Bも、ボルト固定方式の折板屋根20Bに合わせて、ボルト固定方式にて折板屋根20Bに固定されるようになっている点が異なっている。
最初に、本実施の形態のボルト固定方式にて連結固定される折板屋根20Bの構成について、図7(a)(b)に基づいて説明する。図7(a)はボルト固定方式にて連結固定される金属製の折板屋根の構成を示す斜視図であり、図7(b)は隣接する折板屋根がボルト固定方式にて固定されて連結されている状態を示す断面図である。
本実施の形態のボルト固定方式の落雪防止板10Bが取り付けられるボルト固定方式の折板屋根20Bは、図7(a)に示すように、金属製の折板からなっている。この折板屋根20Bは、図7(b)に示すように、隣接する折板屋根20B・20B同士が互いの下縁部21bと上縁部22bとを重ね合わせてボルト26及びナット27にてボルト固定されて連結されるようになっている。ここで、図7(a)に示す折板屋根20Bでは、折板屋根谷部23が2個設けられているが、必ずしもこれに限らず、折板屋根谷部23は、1個又は3個以上であってもよい。また、図7(a)に示す折板屋根20Bの折板屋根谷部23の幅は、前記実施の形態1にて説明した折板屋根20Aの折板屋根谷部23の折板屋根谷底部23aの幅よりも小さいものとなっている。この結果、前記実施の形態1にて説明した折板屋根20Aの折板屋根谷部23は、断面が台形となっていたが、本実施の形態の折板屋根20Bの折板屋根谷部23は、断面が三角形に近いものとなっている。すなわち、折板屋根谷部23の断面形状については、種々の形状のものを適用することが可能である。
次に、上記ボルト固定方式により連結される折板屋根20Bに取り付けられるボルト固定方式の落雪防止板10Bの構成について、図8に基づいて説明する。図8は、ボルト固定方式により連結される折板屋根に取り付けられるボルト固定方式の落雪防止板の構成を示す斜視図である。
本実施の形態の落雪防止板10Bは、図8に示すように、複数の孔11aを有する有孔板11と、この有孔板11の両側に延設される延設部12・13とからなっている。延設部12・13の両端縁には、それぞれ下固定部12bと上固定部13bとが形成されている。下固定部12b及び上固定部13bには、ねじ止め固定するためのねじ穴14・14が設けられている。落雪防止板10Bの板厚さは例えば1.6〜2.0mmとなっており、これによって、落雪防止板10Bをより頑丈な物とすることができる。
他の構成は、実施の形態1にて説明した落雪防止板10Aの構成と同じであるので、その説明を省略する。
上記構成のボルト固定方式の落雪防止板10Bにおけるボルト固定方式の折板屋根20Bへの取り付け方法について、図9に基づいて説明する。図9は、ボルト固定方式の落雪防止板10Bにおけるボルト固定方式の折板屋根20Bへの取り付け状態を示す斜視図である。尚、以下の説明では、互いに隣接する折板屋根20Bが既にボルト締め固定されているとして説明する。このように、本実施の形態の落雪防止板10Bは、折板屋根20Bの新設時の取り付けだけでなく、折板屋根20Bが既に葺かれた後においても、該落雪防止板10Bの取り付け工事を行うことができるものとなっている。
本実施の形態の落雪防止板10Bをボルト固定方式にて連結される折板屋根20Bに取り付けるときには、隣接する折板屋根20B・20Bをボルト締め固定するボルト26及びナット27等を利用する。
まず、折板屋根20Bの下縁部21bと上縁部22bとを重ねてボルト締め固定しているナット27をボルト26から外し、折板屋根20Bの上縁部22bに、互いに隣接する一方の落雪防止板10Bの下固定部12bと他方の落雪防止板10Bの上固定部13bとを重ねて載置し、落雪防止板10Bのねじ穴14・14に通す。そして、ボルト26にナット27を螺合させ、締結する。尚、ボルト26は一般的には例えば図示しない吊り子に支持されており、ナット27を外したボルト26が落下することはない。
これにより、折板屋根20B・20Bをボルト固定方式にて固定するボルト26及びナット27を利用した落雪防止板10Bの固定が終了する。
ここで、本実施の形態の折板屋根20Bは、2つの折板屋根谷部23・23を有しているので、折板屋根20Bの働き巾方向の中央の折板屋根頂部24への固定が問題となる。
これに対して、本実施の形態では、折板屋根20Bの働き巾方向の中央の折板屋根頂部24へ落雪防止板10Bの互いに隣接する一方の落雪防止板10Bの下固定部12bと他方の落雪防止板10Bの上固定部13bとを重ねて載置した後、ねじ穴14・14の直下の折板屋根20Bに孔をあける。そして、落雪防止板10Bの上側から、落雪防止板10Bのねじ穴14及び折板屋根20Bに孔にブラインドリベット28・28を通して、落雪防止板10Bを折板屋根20Bの働き巾方向の中央の折板屋根頂部24に取り付ける。これにより、折板屋根20B・20Bをねじ止め固定するボルト26及びナット27を利用しなくても落雪防止板10Bを外側から固定することができる。
ここで、ブラインドリベット28は、片側締結工法ながら両サイドから固定するメカニズムを有しており、緊密な締結を可能とするものである。具体的には、釘のように見える心棒を空気圧や電動・手動等のリベッターにて作業者側へ引っ張ることによって、円筒状のリベット内側を変形させ、心棒を引きちぎることによりかしめる。これによって、本来なら、ボルト・ナットによる両側での作業が必要となるが、ブラインドリベット28・28を用いた場合には、片側からのみの作業にて両者を締結することができる。
尚、折板屋根20Bの新設葺きの場合には、折板屋根20Bの働き巾方向の中央の折板屋根頂部24にボルト26及びナット27のための穴をあけることにより、折板屋根20B・20Bをねじ止め固定するボルト26及びナット27を利用した落雪防止板10Bの固定を行うことができる。
このように、本実施の形態の落雪防止板10Bでは、2組の被固定部は、ボルト固定方式の折板屋根20Bにおける2組の折板屋根頂部24に設けられた下縁部21bと上縁部22bとにそれぞれ重ねてボルト締め固定可能な2組の被固定部としての下固定部12bと上固定部13bとからなっている。
この結果、折板屋根20Bの下縁部21b及び上縁部22bを利用して折板屋根20Bを容易にボルト締め固定することができる。この結果、折板屋根20Bの取り付け作業において、取り付け金具が少なくて済み、工数も削減される。このように、落雪防止板10Aを固定するための別途の作業が不要であるので、施工性がよいものとなる。
尚、実施の形態1においては、隣接する折板屋根20A・20A同士がハゼ締め固定方式にて連結固定される折板屋根20Aに取り付けられる落雪防止板10Aについて説明し、本実施の形態2においては、隣接する折板屋根20B・20B同士がボルト孤影方式にて連結固定される折板屋根20Bに取り付けられる落雪防止板10Bについて説明した。
しかし、本発明の落雪防止板は、必ずしもこれに限定されず、例えば、嵌合固定される折板屋根20C・20Cに適用することも可能である。
すなわち、嵌合固定方式の折板屋根20C・20Cは、図10に示すように、互いに隣接する折板屋根20C・20Cの各立ち上げ部の間に、断面コの字状の通し吊子が嵌合され、この通し吊子がボルトで固定された後、折板屋根20C・20Cの各立ち上げ部と通し吊子とを一体にしてキャップが被されるようになっている。本発明では、このような嵌合方式にて結合される折板屋根20C・20Cにおいても、所定の固定部を有する落雪防止板とすることにより、取り付け可能となっている。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施の形態について図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1の落雪防止板10A及び実施の形態2の落雪防止板10Bは、折板屋根20A・20Bの軒先の取り付けられたものであった。
しかしながら、落雪防止板10A及び落雪防止板10Bの取り付け部については、折板屋根20A・20Bの軒先に限らず、折板屋根20A・20Bの流れ方向の中間部分又は中間部分よりも上流側でもよい。
すなわち、本実施の形態の落雪防止システム1では、図11に示すように、落雪防止板10Bを折板屋根20Bの軒先に取り付けていると共に、落雪防止板10Bを折板屋根20Bの流れ方向の中間部分にも取り付けている。ここで、折板屋根20Bの流れ方向の中間部分に設けた落雪防止板10Bは、折板屋根20Bの軒先に設けた落雪防止板10Bよりも流れ方向の寸法を短くすることが可能である。
これにより、落雪防止板10Bを、軒先に設けるだけでなく、折板屋根20Bの流れ方向の中間部分にも設ける。この結果、折板屋根20Bの流れ方向の中間部分に設けた落雪防止板10Bによって、勾配のある折板屋根20Bに堆積した雪の滑落を途中で阻止することができる。したがって、軒先に堆積した雪の滑落をより抑制することに繋がる。
尚、本実施の形態では、実施の形態2にて説明したボルト固定方式の落雪防止板10Bをボルト固定方式の折板屋根20Bの軒先のみならず、折板屋根20Bの流れ方向の中間部分に取り付けた場合について説明した。しかし、折板屋根の流れ方向の中間部分に取り付ける落雪防止板は、必ずしもボルト固定方式の折板屋根20Bと落雪防止板10Bとの組み合わせに限らず、実施の形態2において変形例として説明した嵌合固定方式の折板屋根20Cと落雪防止板10Cとの組み合わせであってもよい。或いは、実施の形態1において説明したハゼ締め固定方式の折板屋根20Aと落雪防止板10Aとの組み合わせであってもよい。
〔実施の形態4〕
本発明の他の実施の形態について図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜実施の形態3と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1〜実施の形態3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、前記実施の形態1の落雪防止板10Aを備えた落雪防止システムについて説明する。
上記落雪防止システムの構成を、図12(a)(b)に基づいて説明する。図12(a)は、本実施の形態の落雪防止板を備えた落雪防止システムの構成を示す断面図であり、図12(b)は、落雪防止板が存在しない落雪防止システムの構成を示す断面図である。
本実施の形態の落雪防止システム1は、図12(a)に示すように、金属製の折板屋根20Aと、折板屋根20Aにおける軒先の上面に固定された上面に固定された落雪防止板10Aと、折板屋根水下端25から一部が突出して設けられた前高樋2とを備えている。
上記前高樋2は、折板屋根水下端25に設けられる樋であり、前面側壁2aが後面側壁2bよりも高くなっており、折板屋根用の雨樋として頻繁に使用される大型の樋である。この前高樋2は、折板屋根水下端25から前面側壁2aが突出して取り付けられている。
上記構成の落雪防止システム1では、折板屋根20Aと実施の形態1にて説明した落雪防止板10Aとを備えているので、落雪防止板10Aにより雪の滑落を抑制することができる。したがって、折板屋根用の雨樋として頻繁に使用される、折板屋根水下端25から前面側壁2aが突出して設けられる大型の前高樋2を用いても雪庇が前高樋2を押圧することが殆どない。
すなわち、雪庇対策用として、一般的には、図12(b)に示すように、折板屋根220の軒先に孔201を形成し、その下面に平行樋202を設けるという特別な仕様を必要とされる。ここで、平行樋202とは、前面側壁202aの高さと後面側壁2bの高さが同じになっている樋をいう。
このため、折板屋根220の軒先に孔201を形成する作業が増加し、また、折板屋根220に孔201を形成するので、折板屋根220の軒先部分の強度が低下することにもなる。
しかしながら、本実施の形態の落雪防止システム1の落雪防止板10Aでは、雪庇ができ難いので、雨樋が壊れることはなく、この結果、折板屋根用の雨樋として頻繁に使用される前高樋2を用いることができる。そして、この前高樋2にて、有孔板11の上に堆積された雪を融かした水を排水することができるものとなる。この結果、雪解け水のみならず、折板屋根20Aに降り注いだ普段の雨水についても効率よく前高樋2にて取り込み、排水できるものとなる。
したがって、雪の滑落を抑制すると共に、頑丈でかつ施工性のよい落雪防止板10Aを備えた落雪防止システム1を廉価にて提供することができる。
尚、上記の説明では、本実施の形態の落雪防止システム1として、実施の形態1の落雪防止板10Aを使用したものについて説明した。しかし、本発明においては、必ずしもこれに限らず、実施の形態2の落雪防止板10B又は落雪防止板10Cを使用した落雪防止システム1とすることも可能である。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、落雪防止板及び落雪防止システムに関するものであり、特に、金属製の折板屋根における軒先での雪の落下を防止に好適に利用できる。また、新設の折板屋根葺き工事だけでなく、既設の折板屋根にも落雪防止板を容易に取り付けることができる。
1 落雪防止システム
2 前高樋
2a 前面側壁
2b 後面側壁
10A 落雪防止板
10B 落雪防止板
10C 落雪防止板
11 有孔板(雪受け面)
11a 孔
11b 立設板
11c 水下端(折板屋根水下端側の端部)
11d 水上端(折板屋根水上端側の端部)
12・13 延設部
12a 下ハゼ締め固定部(被固定部、ハゼ締め固定部)
12b 下固定部(被固定部)
13a 上ハゼ締め固定部(被固定部、ハゼ締め固定部)
13b 上固定部(被固定部)
20A 折板屋根
20B 折板屋根
20C 折板屋根
21a 下ハゼ用縁部(ハゼ締め部)
21b 下縁部
22a 上ハゼ用縁部(ハゼ締め部)
22b 上縁部
23 折板屋根谷部
23a 折板屋根谷底部
24 折板屋根頂部
25 折板屋根水下端
26 ボルト
27 ナット
28 ブラインドリベット
P 空気層
S スリット

Claims (9)

  1. 折板屋根に取り付け可能な落雪防止板であって、
    上記折板屋根における少なくとも2組の折板屋根頂部にそれぞれ固定可能な2組の被固定部と、
    上記2組の折板屋根頂部の間に形成されている折板屋根谷部において上記折板屋根の折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設された雪受け面とを備えていることを特徴とする落雪防止板。
  2. 前記2組の被固定部は、折板屋根谷部が1つにてなる折板屋根の両側端に形成された2組の折板屋根頂部にそれぞれ固定可能となっていると共に、
    前記雪受け面は、上記1つの折板屋根谷部において上記折板屋根の折板屋根勾配とは逆向き側に傾斜するように配設されていることを特徴とする請求項1記載の落雪防止板。
  3. 前記2組の被固定部は、前記折板屋根における2組の折板屋根頂部に設けられたハゼ締め部にそれぞれ重ねてハゼ締め固定可能な2組のハゼ締め固定部からなっていることを特徴とする請求項1又は2記載の落雪防止板。
  4. 前記雪受け面には、複数の孔が形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の落雪防止板。
  5. 前記雪受け面は、折板屋根水下端側の端部が折板屋根頂部に位置し、かつ折板屋根水上端側の端部が折板屋根谷底部に近接して位置するように、前記折板屋根の折板屋根谷部に配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の落雪防止板。
  6. 少なくとも前記雪受け面は金属板からなり、樹脂塗装されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の落雪防止板。
  7. 前記雪受け面の孔は、6角形であることを特徴とする請求項4記載の落雪防止板。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の落雪防止板を備えた落雪防止システムであって、
    折板屋根と、
    上記折板屋根における軒先の上面に固定された落雪防止板と、
    折板屋根水下端から一部が突出して設けられた前高樋とを備えていることを特徴とする落雪防止システム。
  9. 前記落雪防止板は、前記折板屋根の流れ方向の中間部分における上面に固定されていることを特徴とする請求項8記載の落雪防止システム。
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