JP2015025315A - 管路またはトンネルの構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発進立抗から到達立抗に向けて第1の掘進機を前進させて掘削し、管路またはトンネルを構築する際、地中障害物によって第1の掘進機が前進不能となった場合に、管路またはトンネルの構築を完遂させるための管路またはトンネルの構築工法は、地中障害物を切断可能な第2の掘進機を使用して、到達立抗から地中障害物の手前まで掘削する第1の工程と、地中障害物の手前に到達した第2の掘進機によって、地中障害物を切断する第2の工程と、第2の工程の後に、発進立抗から到達立抗に至る管路またはトンネルの構築を完遂させる第3の工程とを備える。
【選択図】図3
Description
以下、本発明の一実施例としての管路の構築方法について説明する。この方法は、第1の掘進機60によって地盤を掘削して管路を構築する途中において、地中に埋設または残置された障害物(例えば、H鋼、鋼矢板、鉄筋コンクリート壁等)に遭遇し、第1の掘進機60が前進不能になり、かつ、当該障害物を地上から除去することが適切ではない場合に、第2の掘進機10を使用して、管路の構築を完遂するものである。本実施例では、第1の掘進機60は、障害物の切断を行うことができない一般的な掘進機である。ただし、第1の掘進機60の種類は、特に限定するものではなく、障害物を切断可能な掘進機を第1の掘進機60として使用してもよい。すなわち、障害物を切断可能な第1の掘進機60が、不慮の事態によって、障害物を切断不能になり、それによって前進不能になった場合に、第2の掘進機10を使用して、管路の構築を完遂することもできる。本実施例では、管路の構築は、推進工法によって行われる。第2の掘進機10は、障害物を切断可能なタイプの掘進機である。本実施例では、第2の掘進機10は、超高圧の流体を噴射することによって、障害物の切断を行う。このため、第2の掘進機10は、超高圧の流体を噴射するための構成およびそれに付随する構成を備えている点が第1の掘進機60と異なっている。
B−1.変形例1:
上記ステップS160,170においては、到達立抗72から第2の推進管82および第2の掘進機10を到達立抗72側に順次引き抜くとともに、第1の掘進機60の後方に第1の推進管81をさらに接続しながら、第1の掘進機60を到達立抗72に向けて前進させて、発進立抗71から到達立抗72に至る第1の推進管81を構築したが、かかる方法に代えて、次の方法を採用してもよい。すなわち、発進立抗71から第1の推進管81および第1の掘進機60を発進立抗71側に順次引き抜くとともに、第2の掘進機10の後方に第2の推進管82をさらに接続しながら、第2の掘進機10を発進立抗71に向けて前進させて、発進立抗71から到達立抗72に至る第2の推進管82を構築してもよい。この場合、上述の実施例と同様に、発進立抗71において引き抜かれた第1の推進管81を、第2の掘進機10の後方に新たに接続される第2の推進管82として利用してもよい。これらの2つの方法は、発進立抗71と障害物92との距離と、到達立抗72と障害物92との距離と、を考慮して、経済性、工期など、所望の条件に合致する方を選択可能である。
上述の実施例においては、第2の推進管82を引き抜きながら、第1の推進管81を新たに接続することによって、管路の構築を完遂する例について示したが、第2の推進管82の引き抜きに代えて、第1の推進管81と第2の推進管82とを地中接合することによって、管路を構築してもよい。地中接合は、公知の技術であり(例えば、特開2009−79425号公報、特開2008−31695号公報、特開2005−226448号公報、特開2004−197323号公報など)、詳しい説明は省略するが、補助工法によって止水を行って掘削機を接合する方法や、掘削機のスキンプレートを機械的に接合する方法などを利用できる。
上述した管路の構築方法は、管路に限らず、トンネルを構築する場合にも同様に適用可能である。
第2の掘進機10には、障害物92を切断可能な任意の掘進機を使用可能である。例えば、カッタービットの回転のみによって、障害物92を切断可能な掘進機を使用してもよい。
20…本体部
21…回転軸
22…排泥管
23…駆動モータ
30…カッターヘッド部
32,33…取付板
34…中心ビット
35…カッタービット
36…先行ビット
37…トリムビット
38…カッタービット
40…ノズルヘッド
41…駆動機構
42…超高圧噴射ノズル
60…第1の掘進機
71…発進立抗
72…到達立抗
81…第1の推進管
82…第2の推進管
84,85…ジャッキ
86…鋼棒
91…地盤
92…障害物
95…高圧ジェット水
96…地盤改良ジェット水
97…改良体
98…アブレッシブジェット水
Claims (7)
- 発進立抗から到達立抗に向けて第1の掘進機を前進させて掘削し、管路またはトンネルを構築する際、地中障害物によって前記第1の掘進機が前進不能になった場合に、前記管路または前記トンネルの構築を完遂させるための管路またはトンネルの構築方法であって、
前記地中障害物を切断可能な第2の掘進機を使用して、前記到達立抗から前記地中障害物の手前まで掘削する第1の工程と、
前記地中障害物の手前に到達した前記第2の掘進機によって、前記地中障害物を切断する第2の工程と、
前記第2の工程の後に、前記発進立抗から前記到達立抗に至る前記管路または前記トンネルの構築を完遂させる第3の工程と
を備えた管路またはトンネルの構築方法。 - 請求項1に記載の管路またはトンネルの構築方法であって、
前記第1の掘進機が前進不能になった場合とは、前記第1の掘進機が、推進工法によって、連続して接続される第1の推進管を前記第1の掘進機の後方に構築しつつ、前記地中障害物まで掘進した際に、前記前進不能になった場合であり、
前記第1の工程は、前記推進工法によって、連続して接続される第2の推進管を前記第2の掘進機の後方に構築しつつ、前記到達立抗から前記地中障害物の手前まで掘進する工程を含み、
前記第3の工程は、
前記到達立抗から前記第2の推進管および前記第2の掘進機を前記到達立抗側に引き抜きながら、前記第1の掘進機の後方に前記第1の推進管をさらに接続しつつ、前記第1の掘進機を前記到達立抗まで前進させて、前記発進立抗から前記到達立抗に至る前記第1の推進管の構築を完遂させる第4の工程と、
前記発進立抗から前記第1の推進管および前記第1の掘進機を前記発進立抗側に引き抜きながら、前記第2の掘進機の後方に前記第2の推進管をさらに接続しつつ、前記第2の掘進機を前記発進立抗まで前進させて、前記発進立抗から前記到達立抗に至る前記第2の推進管の構築を完遂させる第5の工程と
のうちの、いずれか一方を含む
管路またはトンネルの構築方法。 - 請求項2に記載の管路またはトンネルの構築方法であって、
前記第1の推進管および前記第2の推進管は、同一の径を有しており、
前記第3の工程は、前記第4の工程および前記第5の工程のうちの前記第4の工程を含み、
前記第4の工程において、前記到達立抗から引き抜かれた前記第2の推進管は、前記第1の掘進機の後方にさらに接続される第1の推進管として利用される
管路またはトンネルの構築方法。 - 請求項2に記載の管路またはトンネルの構築方法であって、
前記第1の推進管および前記第2の推進管は、同一の径を有しており、
前記第3の工程は、前記第4の工程および前記第5の工程のうちの前記第5の工程を含み、
前記第5の工程において、前記発進立抗から引き抜かれた前記第1の推進管は、前記第2の掘進機の後方にさらに接続される第2の推進管として利用される
管路またはトンネルの構築方法。 - 請求項1に記載の管路またはトンネルの構築方法であって、
前記第1の掘進機が前進不能になった場合とは、前記第1の掘進機が、推進工法またはシールド工法によって、前記管路または前記トンネルを前記第1の掘進機の後方に構築しつつ、前記地中障害物まで掘進した際に前記前進不能になった場合であり、
前記第1の工程は、前記推進工法または前記シールド工法によって、前記管路または前記トンネルを前記第2の掘進機の後方に構築しつつ、前記到達立抗から前記地中障害物の手前まで掘進する工程を含み、
前記第3の工程は、前記第1の掘進機の後方に構築された前記管路または前記トンネルと、前記第2の掘進機の後方に構築された前記管路または前記トンネルと、を地中接合する工程を含む
管路またはトンネルの構築方法。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の管路又はトンネルの構築方法であって、
前記第2の掘進機は、流体を超高圧で噴射して前記地中障害物を切断するための超高圧噴射ノズルを備え、
前記第2の工程は、前記超高圧噴射ノズルから前記流体を噴射して前記地中障害物を切断する工程を含む
管路またはトンネルの構築方法。 - 請求項6に記載の管路又はトンネルの構築方法であって、
前記第2の掘進機は、前記超高圧噴射ノズルから地盤改良材を噴射可能に構成され、
前記第2の工程は、前記地中障害物の切断の前に、前記超高圧噴射ノズルから前記地盤改良材を噴射して前記地中障害物の周囲を地盤改良する工程を含む
管路またはトンネルの構築方法。
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JP2013156312A JP5657072B1 (ja) | 2013-07-29 | 2013-07-29 | 管路またはトンネルの構築方法 |
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