JP2015023916A - マッサージ機 - Google Patents

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Shinji Tsutsui
慎治 筒井
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Abstract

【課題】熱源の熱を使用者の身体に効率よく伝達することができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】マッサージ機は、使用者が着座可能な座部と、座部の後部に設けられる背もたれ部13と、背もたれ部13の前方を覆うカバー13aと、背もたれ部13の内部に背もたれ部13の幅方向の中心を挟んで対になって設けられる施療子21とを備える。施療子21のそれぞれは、使用者の身体を押圧する揉み玉24と、ヒータユニット30とを有する。ヒータユニット30は、施療子21の先端部における幅方向の外端に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、マッサージ機に関するものである。
例えば特許文献1に開示されるマッサージ機は、マッサージ機構の施療子に揉み玉に加えて熱源を設け、使用者に対して揉み玉の押圧動作によるマッサージに加えて温熱を付与するようにしている。
このマッサージ機では、熱源が施療子のアームと揉み玉との間に設けられており、熱源の熱が、背もたれ部の前方を覆っているカバーを通じて使用者の身体に伝達される。
特開2011−62450号公報
特許文献1のマッサージ機では、熱源は一方の側面がアームに、そして他方の側面が揉み玉に覆われている。そのため、背もたれ部のカバーと熱源とが直接接触する部分が少なく、使用者に対して熱源の熱を効率よく伝達するという点で改良の余地が残されている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、熱源の熱を使用者の身体に効率よく伝達することができるマッサージ機を提供することにある。
上記課題を解決するためのマッサージ機は、使用者が着座可能な座部と、前記座部の後部に設けられる背もたれ部と、前記背もたれ部の前面を覆うカバーと、前記背もたれ部の内部に同背もたれ部の幅方向の中心を挟んで対になって設けられる施療子と、を備え、前記施療子のそれぞれは、使用者の身体を押圧する揉み玉と、熱源とを有し、前記熱源が、前記施療子の先端部における前記幅方向の外端に位置している。
熱源の熱は、背もたれ部のカバーを通じて使用者に伝達される。上記構成によれば、熱源が施療子における背もたれ部幅方向の外端に位置しているため、熱源の背もたれ部幅方向の外側に位置する側面を背もたれ部のカバーに接触させることができるようになる。したがって、熱源の両側が他の部材で覆われている構成に比べて、熱源と背もたれ部のカバーとの接触面積を大きくすることができるため、使用者に対して熱源の熱を効率よく伝達することができる。
本マッサージ機は、使用者に対して熱源の熱を効率よく伝達することができる。
第1実施形態にかかるマッサージ機を示す模式図。 同実施形態にかかる一対の施療子の上面図。 同実施形態にかかる施療子の断面図。 同実施形態にかかるヒータユニットの制御構成を示すブロック図。 (a)及び(b)は、同実施形態にかかるヒータユニットの温度とPTCヒータを流れる電流との関係を示すタイムチャート。 同実施形態にかかる首周辺への施療動作について説明するための模式図。 同実施形態にかかる背中周辺への施療動作について説明するための模式図。 第2実施形態にかかる施療子の上面図。 第3実施形態にかかる施療子の上面図。 第3実施形態の変形例にかかる施療子の上面図。 第4実施形態にかかる一対の施療子の上面図。 第5実施形態にかかる施療子の断面図。 同実施形態にかかる首周辺への施療動作について説明するための模式図。
(第1実施形態)
以下、上記課題を解決するためのマッサージ機を具体化した第1実施形態を図面の図1〜7を参照して説明する。
図1に示すように、第1実施形態のマッサージ機10は、脚部11と、脚部11の上部に固定され、使用者が着座可能な座部12とを備えている。座部12の後部には、座部12に着座した使用者の背中を支える背もたれ部13が設けられている。この背もたれ部13は、座部12に対して傾動可能に構成されており、前面がカバー13aで覆われている。座部12の前部には座部12に着座した使用者が脚を載せることができるオットマン14が設けられている。オットマン14は、座部12に対して傾動可能に構成されている。また、座部12の両側方には、背もたれ部13から座部12の前方にかけて延びる肘掛け部15が設けられている。
背もたれ部13では、前方が開口された硬質樹脂材料からなる本体ケース内に、背もたれ部13の上下方向に延びるガイドレールが設けられ、このガイドレールに沿って上下方向に移動可能にマッサージ機構20が組み付けられている。マッサージ機構20は、各種駆動モータと、施療子21とを備えている。施療子21は、背もたれ部13の幅方向の中心を挟んで対になって設けられている。マッサージ機構20は、各種駆動モータの駆動によってマッサージ機構20の上下動や、施療子21による施療動作を行う。
図2に示すように、各施療子21は、アーム22と、アーム22の先端部に固定された揉み玉24と、アーム22の先端部に固定され、アーム22を挟んで揉み玉24とは反対側に位置するヒータユニット30とを備えている。揉み玉24は、弾性部材からなり使用者の身体を押圧する。また、ヒータユニット30は、使用者に温熱を付与する。各施療子21では、揉み玉24が、背もたれ部13の幅方向の内側に位置し、ヒータユニット30が背もたれ部13の幅方向の外側に位置している。これにより、各施療子21の先端部では、ヒータユニット30が幅方向の外端に位置していることになる。なお、以下においては、背もたれ部13の幅方向の内側を単に「幅方向内側」と称し、背もたれ部13の幅方向の外側を単に「幅方向外側」と称し、背もたれ部13の前方を単に「前方」と称して説明する。
図3に示すように、揉み玉24は、略円柱状である。揉み玉24には、中心軸に沿って貫通孔24aが形成されている。そして、揉み玉24の貫通孔24aには、軸受24bが嵌め込まれている。アーム22には、幅方向内側に突出する円筒状の延出部22aが形成されている。揉み玉24は、この延出部22aが軸受24b内に位置するように、幅方向内側からアーム22に組み付けられている。また、軸受24bと延出部22aとの間には軸受24bと係合する固定部材25が幅方向内側から挿入されている。そして、延出部22aの中心軸に沿って形成された雌ねじに雄ねじ26が螺合されて固定部材25の抜け止めがなされている。こうしてアーム22の幅方向内側には、軸受24bを介して揉み玉24が回転可能に取り付けられている。
揉み玉24の前端部は、ヒータユニット30の前端部よりも僅かに前方に位置している。このため、揉み玉24が使用者の身体とカバー13aを介して当接する際に、揉み玉24が弾性変形すると、ヒータユニット30がカバー13aを介して使用者に対して軽く接触し、ヒータユニット30の熱がカバー13aを介して使用者の身体に伝達する。また、ヒータユニット30がカバー13aを介して使用者の身体に接触することにより、揉み玉24の変形量がある程度の範囲に抑えられる。このことは、揉み玉24の長寿命化に寄与する。
図3に示すように、ヒータユニット30は、発熱体であるPTCヒータ31と、PTCヒータ31を収容するハウジング32とを備えている。ハウジング32は、第1ケース部材33と第2ケース部材34とが組み合わされて構成されている。また、PTCヒータ31と第2ケース部材34との間には、密着材35が介在している。そして、これらPTCヒータ31と、第1ケース部材33、第2ケース部材34及び密着材35は、これらを貫通する固定ピン36によってアーム22に固定されている。
第1ケース部材33は、詳細には、PTCヒータ31とアーム22との間に位置し、PTCヒータ31の幅方向内側の部位を覆っている。第2ケース部材34は、PTCヒータ31において第1ケース部材33に覆われていない残りの部位を覆っている。すなわち、第2ケース部材34は、PTCヒータ31の前方、後方、上方、下方及び幅方向外側の部位を覆っている。第2ケース部材34において、PTCヒータ31の前方側を覆う部位は、背もたれ部13のカバー13aと対向しており、カバー13aを介して使用者の身体に当接する当接部34aとなっている。また、第2ケース部材34の幅方向外側の側面34b、すなわち、ヒータユニット30の幅方向外側の側面は、背もたれ部13の厚さ方向(前後方向)と平行に延びている。
第1ケース部材33は、例えば鉄系材料からなり、第2ケース部材34は、アルミニウムからなる。すなわち、第2ケース部材34は、第1ケース部材33よりも熱伝導率の高い素材からなる。これにより、PTCヒータ31が発する熱は、第1ケース部材33よりも第2ケース部材34を通じて放熱されやすい。そのため、PTCヒータ31の発する熱がカバー13aと対向する第2ケース部材34を通じて集中的に伝達するようになる。これにより、PTCヒータ31が発する熱を、カバー13aに効率よく伝達して、使用者の身体に発熱体が発する熱を効率よく伝達させることができる。
また、密着材35は、熱伝導率が高く且つ弾性を有するシリコン系のゴムパッドであり、PTCヒータ31の幅方向外側の側面と第2ケース部材34との間に位置し、これらの双方に密着している。これにより、PTCヒータ31と第2ケース部材34との間に隙間が生じてしまうことを抑制し、第2ケース部材34とPTCヒータ31と間の熱抵抗を低減することができる。そのため、PTCヒータ31が発する熱が、密着材35を通じて第2ケース部材34に効率力伝達される。したがって、PTCヒータ31が発する熱を、第2ケース部材34を通じて効率よくカバー13aに伝達することができる。
なお、第1ケース部材33とアーム22との接触面積は、ヒータユニット30をアーム22に固定するのに必要とされる最小の面積となっている。このことによってもPTCヒータ31が発する熱が第1ケース部材33を通じてアーム22に放熱されることが抑制される。
図3に示すように、PTCヒータ31には、電力供給用の電力供給線37が接続されており、この電力供給線37はPTCヒータ31との位置関係が変化しないアーム22に固定されている。また、第2ケース部材34の側面34bには、第2ケース部材34の表面の温度を検出する温度センサ34cが設けられている。
図4に示すように、マッサージ機10は、PTCヒータ31を流れる電流を制御する制御部38を備えている。この制御部38には、上記温度センサ34cと操作器39とが電気的に接続されている。
次に、ヒータユニット30の温度制御について図5を参照して説明する。
例えば、使用者により、操作器39の操作ボタンにてマッサージ機10の電源スイッチをオン状態にされるとともに、温熱施療を含むマッサージコースが選択される。これにより、制御部38は、マッサージ機構20のモータを駆動させるとともに、図5に示すように、最大出力温度TmaxのPTCヒータ31に所定の電流A1を流す。そして、制御部38は、温度センサ34cにてPTCヒータ31の熱が伝達される第2ケース部材34の温度を監視し、その温度が上限温度T1を超えると、電流A1よりも低い所定の電流A2をPTCヒータ31に流す。こうして制御部38は、ヒータユニット30が上限温度T1及び下限温度T2の範囲内に収まるように温度制御する。
次に、本実施形態の作用を図6及び図7を参照して説明する。
図6に示すように、例えば首を中心とした部分に施療を行う場合、制御部38は、マッサージ機構20のモータを制御して使用者の首の位置までマッサージ機構20を移動させる。そして、制御部38は、モータにてアーム22を幅方向に動作させて一対の揉み玉24による挟み動作を行い、使用者の首に対する施療を行う。このとき、操作器39により、温熱施療が選択されている場合には、制御部38は、揉み玉24による施療動作とともに、ヒータユニット30の温度制御を行う。
図7に示すように、使用者の背中を中心とした部分に施療を行う場合、制御部38は、マッサージ機構20のモータを制御して使用者の背中の位置までマッサージ機構20を移動させる。そして、制御部38は、モータにてアームを上下・左右(幅方向)・前後に動作させて一対の揉み玉24による押圧動作等を行い、使用者の背中に対する施療を行う。このとき、操作器39により、温熱施療が選択されている場合には、制御部38は、揉み玉24による施療動作とともに、ヒータユニット30の温度制御を行う。そして、揉み玉24が弾性変形することでヒータユニット30(第2ケース部材34の当接部34a及び側面34)が使用者の背中とカバー13aを介して当接し、使用者の背中に対してPTCヒータ31からの熱を伝達することができる。
すなわち、図7に示すように、アーム22が前方に突き出したときには、ヒータユニット30及び揉み玉24も前方に突き出し、ヒータユニット30における幅方向外側の側面の一部もカバー13aに接触することになる。したがって、ヒータユニット30の両側が他の部材で覆われている構成に比べて、ヒータユニット30と背もたれ部13のカバー13aとの接触面積が大きくなり、使用者に対してヒータユニット30の熱が効率よく伝達される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のマッサージ機10では、ヒータユニット30が施療子21の先端部における幅方向外端に位置している。したがって、ヒータユニット30の両側が他の部材で覆われている構成に比べて、ヒータユニット30と背もたれ部13のカバー13aとの接触面積を大きくすることができるため、使用者に対してヒータユニット30の熱を効率よく伝達することができる。
(2)本実施形態のヒータユニット30は、背もたれ部13のカバー13aと対向する第2ケース部材34とPTCヒータ31との間に介在し、これらの双方に密着する密着材35を備えている。これにより、PTCヒータ31と第2ケース部材34との間に隙間が生じてしまうことを抑制し、第2ケース部材34とPTCヒータ31と間の熱抵抗を低減することができる。したがって、PTCヒータ31が発する熱を、カバー13aに効率よく伝達することができるため、PTCヒータ31が発する熱を使用者に効率よく伝達することができる。
(3)本実施形態のヒータユニット30は、背もたれ部13のカバー13aと対向する第2ケース部材34が、第1ケース部材33よりも熱伝導率の高い素材からなる。したがって、PTCヒータ31が発する熱が、第1ケース部材33よりも第2ケース部材34を通じて放熱されやすい。そのため、PTCヒータ31が発する熱が、カバー13aと対向する第2ケース部材34を通じて集中的に伝導するようになる。したがって、PTCヒータ31が発する熱を背もたれ部13のカバー13aに効率よく伝達して、使用者の身体に発熱体が発する熱を効率よく伝達させることができる。
(第2実施形態)
次に、上記課題を解決するためのマッサージ機を具体化した第2実施形態を図面の図8を参照して説明する。
図8に示すように、本実施形態のマッサージ機の施療子40は、ヒータユニット41における幅方向外側に位置する側面42が、背もたれ部13の前面側ほど幅方向内側に位置するように背もたれ部13の厚さ方向(前後方向)に対して傾斜している。なお、その他の構成は、第1実施形態と同じである。
次に、本実施形態の作用として、制御部38により揉み玉24による施療動作とともに、ヒータユニット41の温度制御を行う場合の作用を説明する。施療子40が背もたれ部13のカバー13a側、すなわち背もたれ部13の前方に向かって突き出して、揉み玉24による施療動作が行なわれる。このとき、本実施形態のヒータユニット41では、ヒータユニット30の幅方向外側に位置する側面が背もたれ部13の厚さ方向と平行である第1実施形態と比べて、ヒータユニット41とカバー13aとが直接接触する面積が大きくなる。したがって、第1実施形態と比べて、ヒータユニット41の熱がカバー13aにおけるより広い部位に伝達される。
本実施形態では、上記第1実施形態の(1)〜(3)の効果に加え、以下の(4)の効果を奏することができる。
(4)本実施形態では、施療子40が背もたれ部13の前方に向かって突き出すように変移した際のヒータユニット41の側面42とカバー13aとの接触面積を大きくして、ヒータユニット41の熱をカバー13aにおけるより広い部位に伝達することができる。したがって、ヒータユニット41の熱を使用者の身体に効率よく伝達することができる。
(第3実施形態)
次に、上記課題を解決するためのマッサージ機を具体化した第3実施形態を図面の図9を参照して説明する。
図9に示すように、本実施形態のマッサージ機の施療子50は、ヒータユニット51の背もたれ部13の前面側に位置する前端部52に、揉み玉24側に向かって延びる延伸部53を備えている。そして、延伸部53は、アーム22の前方を覆っており、その幅方向内側の端部は、揉み玉24近傍まで達している。なお、その他の構成は、第1実施形態と同じである。
次に、本実施形態の作用として、制御部38により揉み玉24による施療動作とともに、ヒータユニット51の温度制御を行う場合の作用を説明する。マッサージ機の揉み玉24による施療動作が行なわれると、施療子21が背もたれ部13のカバー13a側、すなわち背もたれ部13の前方に向かって突き出すように変移する。このとき、ヒータユニット51の前端部52が、カバー13aに接触する。ここで、本実施形態では、ヒータユニット51の前端部52が延伸部53を備えているため、延伸部を備えていない第1実施形態と比べて、ヒータユニット51とカバー13aとの接触面積が大きくなる。したがって、第1実施形態と比べて、ヒータユニット51の熱がカバー13aにおけるより広い部位に伝達される。
本実施形態では、上記第1実施形態の(1)〜(3)の効果、及び第2実施形態の以下の(5)の効果を奏することができる。
(5)本実施形態では、施療子50が背もたれ部13の前方に向かって突き出すように変移した際に、ヒータユニット51の前端部52とカバー13aとの接触面積が大きくなる。そのため、ヒータユニット51の熱をカバー13aにおけるより広い部位に直接伝達することができるため、ヒータユニット51の熱を使用者の身体に効率よく伝達することができる。なお、ヒータユニット51の熱容量を極力小さくする一方で、使用者の身体に熱を伝達する前方の部分の接触面積を広くするほど、発熱体が発する熱を使用者の身体に効率よく伝達させることができるようになる。本実施形態によれば、ヒータユニット51を薄型化したとしても十分な接触面積を確保することができる。
(第3実施形態の変形例)
図10に示すように、本変形例では、ヒータユニット61の前端部63に延伸部64が設けられているとともに、ヒータユニット61の幅方向外側の側面62が傾斜している。これにより、ヒータユニット30の幅方向外側に位置する側面が背もたれ部13の厚さ方向と平行である第3実施形態と比べて、ヒータユニット41とカバー13aとが直接接触する面積が大きくなっている。そのため、施療子60が背もたれ部13の前方に向かって突き出すように変移した際にヒータユニット61とカバー13aとが直接接触する面積をさらに大きくすることができる。したがって、この変形例によれば、ヒータユニット61の熱をカバー13aにおけるさらに広い部位に直接伝達することができる。
(第4実施形態)
次に、上記課題を解決するためのマッサージ機を具体化した第4実施形態を図面の図11を参照して説明する。
図11に示すように、本実施形態のマッサージ機構20の施療子70は、アーム22の前端部にヒータユニット71が接続されるとともに、揉み玉24がヒータユニット71の幅方向内側に固定されている。すなわち、本実施形態は、揉み玉24がアーム22に直接固定される第1実施形態とは異なり、揉み玉24がヒータユニット71を介してアーム22に固定されている。なお、ヒータユニット71の幅方向外側には、他の部材は設けられていないため、この実施形態の構成であってもヒータユニット71は施療子70の先端部における幅方向外端に位置していることになる。その他の構成については、第1実施形態と同様である。したがって、本実施形態においても、第1実施形態の(1)〜(3)と同等の作用効果を奏することができる。
(第5実施形態)
次に、上記課題を解決するためのマッサージ機を具体化した第5実施形態を図面の図12及び13を参照して説明する。なお、特に言及しない構成については、第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明するとともに、適宜説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態の施療子80は、第4実施形態と同様に、揉み玉24がヒータユニット81を介してアーム22に固定されている。
ヒータユニット81は、PTCヒータ82と、同PTCヒータ82を覆うハウジング83とを備えている。ハウジング83は、PTCヒータ82の幅方向内側を覆う第1ケース部材84と、PTCヒータ82において、第1ケース部材84に覆われていない残りの部位を覆う第2ケース部材85とを備えている。第1ケース部材84と第2ケース部材85とは、アルミニウムで構成されている。第2ケース部材85とPTCヒータ82との間には、これらの双方に密着する密着材87が設けられている。密着材87は、熱伝導率が高く且つ弾性を有するシリコン系のゴムパッドであり、PTCヒータ82と第2ケース部材85との双方に密着している。これにより、PTCヒータ82と第2ケース部材85との間に隙間が生じてしまうことを抑制し、第2ケース部材85とPTCヒータ82と間の熱抵抗を低減することができる。PTCヒータ82、第1ケース部材84、第2ケース部材85及び密着材87は、これらを貫通する固定ピン89によりアーム22に固定されている。
第1ケース部材84には、幅方向内側に延びる円筒状の延出部84aが形成されている。そして、揉み玉24は、この延出部84aが揉み玉24の貫通孔24aに嵌め込まれた軸受24b内に位置するように、幅方向内側からヒータユニット81に組み付けられている。また、軸受24bと延出部84aとの間には軸受24bと係合する固定部材90が幅方向内側から挿入されている。そして、延出部84aの中心軸に沿って形成された雌ねじに雄ねじ91が螺合されて固定部材90の抜け止めがなされている。こうしてヒータユニット81の軸方向内側には、軸受24bを介して揉み玉24が回転可能に取り付けられている。
本実施形態では、固定部材90が、ハウジング83と同様に熱伝導率の高いアルミニウムで構成されている。すなわち、固定部材90は、ヒータユニット81から揉み玉24における幅方向内側の端部まで延びて、ヒータユニット81の熱を施療子80の先端部における幅方向の内端に伝達する熱伝達部材を構成する。
次に、本実施形態の作用として、制御部38により揉み玉24による施療動作とともに、ヒータユニット81の温度制御を行う場合の作用を説明する。
図13に示すように、例えば首を中心とした部分に施療を行う場合、制御部38は、マッサージ機構20のモータを制御して使用者の首の位置までマッサージ機構20を移動させる。そして、制御部38は、モータにてアーム22を幅方向に動作させて一対の揉み玉24による挟み動作を行い、使用者の首に対する施療を行う。この時、揉み玉24よりも幅方向内側に突出する固定部材90が使用者の首とカバー13aを介して当接し、首に対してヒータユニット81の熱を伝達する。
また、使用者の背中を中心とした部分に施療を行う場合には、揉み玉24が弾性変形することでヒータユニット81が使用者の背中とカバー13aを介して当接し、使用者の背中に対してヒータユニット81の熱が伝達される。また、ヒータユニット81からの熱を施療子80の先端部における幅方向内端からもカバー13aを介して使用者の身体に伝達される。
本実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(3)の効果と以下の(6)の効果を奏することができる。
(6)本実施形態では、ヒータユニット81の熱を施療子80の先端部における幅方向の内端からも使用者の身体に伝達することができるため、使用者の身体のより広い範囲に熱を伝達することができる。また、一対の施療子80にて使用者の首等を挟むようにしてマッサージを行う場合には、施療子80の先端部における幅方向内側に位置する揉み玉24で使用者の首等を挟むこととなる。そして、このとき、使用者の首等のマッサージと同時に揉み玉24における幅方向内側の端部から、使用者の首に対して熱を伝達させることができる。
なお、上記課題を解決するためのマッサージ機は、上記各実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記各実施形態では、第2ケース部材とPTCヒータとの間に密着材としてのゴムパッドを介在させるようにしている。しかしながら、密着材の材料は、上記例示した材料に限定されず、ケース部材とPTCヒータとに密着可能なものであればよい。例えば、ケース部材とPTCヒータとの間に、密着材として熱伝導グリスなどを介在させるようにしてもよい。また、第5実施形態のように、揉み玉の幅方向内端にもヒータユニットの熱を伝達させる構成を採用する場合には、第1ケース部材とPTCヒータとの間にも、これらの双方に密着する密着材を介在させるようにしてもよい。また、ケース部材とPTCヒータとを直接当接される構成を採用してもよいし、これらの間に衝撃を緩和するための部材を設けるようにしてもよい。
・第5実施形態では、揉み玉がヒータユニットに固定される構成において、固定部材を通じてカバーに熱を伝達するようにしている。しかしながら、揉み玉がアームに直接接続され、アームに対して揉み玉の反対側にヒータユニットが固定される構成においても、ヒータユニットの熱を揉み玉における幅方向内端に伝達させる熱伝達部材を設けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、第2ケース部材を鉄系材料よりも熱伝導率の高い素材であるアルミニウムで構成し、第5実施形態では、第1ケース部材もアルミニウムで構成するようにしている。しかしながら、第1ケース部材及び第2ケース部材を構成する熱伝導率が高い素材は、アルミニウムに限られない。熱伝導率の高い素材を用いるほどPTCヒータの発する熱を効率的に使用者に伝達させることができるようになるため、金や銅などの金属をはじめ熱伝導率の高いその他の素材を用いるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、第1ケース部材を鉄系材料又はアルミニウムで構成するようにしている。しかしながら、例えば、第5実施形態のように固定部材を通じて背もたれ部のカバーに熱を伝達させる場合を除いては、第1ケース部材は、熱伝導率が低い材料であってもよく、例えば、樹脂材料などを用いるようにしてもよい。また、第2ケース部材も樹脂材料などを用いてもよい。また、第1ケース部材を、第2ケース部材よりも熱伝導率の高い素材で構成してもよい。
・上記各実施形態では、第2ケース部材は、熱伝導率が高い素材で構成されており、この第2ケース部材は、PTCヒータの後方も覆っている。しかしながら、PTCヒータの後方は、カバーと当接することがないため、カバーとの当接部位によりPTCヒータが発する熱を集中して伝達すべく、PTCヒータの後方は、熱伝導率の低い素材からなるケース部材で覆うようにしてもよい。
・上記第5実施形態では、固定部材を熱伝導効率の高い素材であるアルミニウムを用いて構成したが、その他の素材を用いてもよく、断熱性を有する素材であってもよい。
・上記実施形態では、PTCヒータに接続される電力供給線をアームに固定する構成としたが、これに限らず、アームに固定しない構成であってもよい。
・上記実施形態では、揉み玉の前端部がヒータユニットの前端部よりも僅かに前方に位置するように構成している。しかしながら、これに限らず、揉み玉の前端部とヒータユニットの前端部が前後方向の同じ位置にあってもよいし、ヒータユニットの前端部が揉み玉の前端部よりも前方に位置していてもよい。
・上記実施形態では、ヒータユニットの発熱体としてPTCヒータを用いた構成を採用したが、これ以外の発熱体を採用してもよい。また、ヒータユニットは、発熱体をハウジングに収容するようにしているが、ヒータユニットの発熱体はハウジングに覆われていなくてもよい。すなわち、熱源を発熱体のみで構成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、揉み玉が回転可能に構成されているが、回転不能に構成してもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、カバー部と摺接する揉み玉の摺接面にグリス等の潤滑剤を塗布する構成を採用してもよい。このような構成とすることで、揉み玉とカバー部との摩擦を抑えることができ、揉み玉及びカバー部の耐久性能を向上させることが可能となる。
・上記実施形態では、特に言及していないが、オットマンや座部上面にエアバッグ等のマッサージ手段を設けてもよい。
・上記実施形態では、背もたれ部を傾動可能に構成したが、背もたれ部を傾動不能とした構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、座部の前部にオットマンを設ける構成としたが、オットマンを省略した構成を採用してもよい。
12…座部、
13…背もたれ部、
13a…カバー、
21,40,50,60,70,80…施療子、
24…揉み玉、
30,41,51,61,71,81(熱源)…ヒータユニット、
31,82…PTCヒータ(発熱体)、
32,83…ハウジング、
33,84…第1ケース部材(ケース部材)、
34,85…第2ケース部材(ケース部材)、
35,87…密着材、
52,63…前端部、
53,64…延伸部、
90…固定部材(熱伝達部材)。

Claims (6)

  1. 使用者が着座可能な座部と、
    前記座部の後部に設けられる背もたれ部と、
    前記背もたれ部の前面を覆うカバーと、
    前記背もたれ部の内部に同背もたれ部の幅方向の中心を挟んで対になって設けられる施療子と、を備え、
    前記施療子のそれぞれは、使用者の身体を押圧する揉み玉と、熱源とを有し、
    前記熱源が、前記施療子の先端部における前記幅方向の外端に位置している
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記熱源は、発熱体と、
    複数のケース部材を組み合わせることによって構成されて前記発熱体を覆うハウジングと、
    前記複数のケース部材のうち前記カバーと対向するケース部材と前記発熱体との間に介在し、これらの双方に密着する密着材とを備える
    請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記熱源は、発熱体と、
    複数のケース部材を組み合わせることによって構成されて前記発熱体を覆うハウジングとを備え、
    前記複数のケース部材のうち前記カバーと対向するケース部材の少なくとも1つは、他のケース部材よりも熱伝導率の高い素材からなる
    請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記熱源から前記揉み玉における前記幅方向内側の端部まで延びて、熱源からの熱を前記施療子の先端部における前記幅方向の内端に伝達する熱伝達部材を備える
    請求項1に記載のマッサージ機。
  5. 前記熱源における前記幅方向の外側に位置する側面が、前記背もたれ部の前面側ほど前記幅方向内側に位置するように前記背もたれ部の厚さ方向に対して傾斜している
    請求項1〜4の何れか1項に記載のマッサージ機。
  6. 前記熱源は、前記背もたれ部の前面側に位置する前端部に、前記揉み玉側に向かって延びる延伸部を備える
    請求項1〜5の何れか1項に記載のマッサージ機。
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