JP2015023083A - 光源装置、投影装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

光源装置、投影装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受光素子などを用いることなく、半導体発光素子の発光光量を適切に補正することが可能な光源装置などを提供する。
【解決手段】光源装置は、半導体発光素子と、電流を半導体発光素子に供給する電流供給手段と、半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、を備え、補正値を検出するための検出モードにおいて、電流供給手段は、半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、検出手段は、電流供給手段により供給される電流値の変化に対する半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、補正値を検出し、検出モードとは異なる通常モードにおいて、電流供給手段は、検出モードにおいて検出手段により検出された補正値に応じて、半導体発光素子に供給する電流値を変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体発光素子を有する光源装置の技術分野に関する。
LED(Light Emitting Diode)やレーザ素子などの半導体発光素子では、特性のばらつきや変化(劣化など)のため、一意的に設定した駆動電流では所望の発光光量が得られない場合がある。そのため、従来から、半導体発光素子の光出力が低下した場合に、受光素子などから取得された発光光量情報に基づいて、半導体発光素子の光出力を補正する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−296841号公報
しかしながら、従来の技術では、半導体発光素子の発光光量を補正するためには受光素子を必要としていた。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明は、受光素子などを用いることなく、半導体発光素子の発光光量を適切に補正することが可能な光源装置などを提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明では、光源装置は、半導体発光素子と、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段と、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、を備え、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出手段は、前記電流供給手段により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、光源装置は、半導体発光素子と、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段と、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、を備え、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出手段は、前記電流供給手段が電流値を変化させている際に前記取得手段が取得した順方向電圧値と、前記基準とする電気特性における順方向電圧値との差分に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、投影装置は、上記請求項に記載の光源装置を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、半導体発光素子を備える光源装置によって実行される制御方法は、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給工程と、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得工程と、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出工程と、を備え、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給工程は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出工程は、前記電流供給工程により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給工程は、前記検出モードにおいて前記検出工程により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、半導体発光素子とコンピュータとを備える光源装置によって実行されるプログラムは、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段、として前記コンピュータを機能させ、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出手段は、前記電流供給手段により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする。
本発明者が着目したLEDに関する現象を説明するための図を示す。 本実施例に係る光源装置の概略構成を示すブロック図である。 検出モードおよび通常モードで行われる全体処理を示すフローチャートである。 V−I特性検出処理を示すフローチャートである。 第2の例に係る電流補正値の算出方法を説明するための図を示す。 変形例1を説明するための図を示す。
本発明の1つの観点では、光源装置は、半導体発光素子と、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段と、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、を備え、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出手段は、前記電流供給手段により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更する。
上記の光源装置では、検出手段は、半導体発光素子の電気特性と基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する。具体的には、検出手段は、電流供給手段により供給される電流値の変化に対する半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、補正値を検出する。このように、上記の光源装置は、半導体発光素子の特性を測定した結果から補正値を一意的に決定して、決定した補正値に従って半導体発光素子に供給する電流値を補正する。これにより、受光素子などを用いることなく、半導体発光素子の発光光量を適切に補正することが可能となる。
上記の光源装置の一態様では、前記検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を徐々に増加させ、前記検出手段は、前記電流供給手段が前記半導体発光素子に供給する電流値であって、当該電流値の増加に伴う前記半導体発光素子の順方向電圧値の増加率が最初に所定値以下となる電流値に基づいて、前記補正値を検出する。これにより、半導体発光素子の発光光量を補正するための補正値を適切に検出することができる。
本発明の他の観点では、光源装置は、半導体発光素子と、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段と、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、を備え、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出手段は、前記電流供給手段が電流値を変化させている際に前記取得手段が取得した順方向電圧値と、前記基準とする電気特性における順方向電圧値との差分に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更する。
上記の光源装置によっても、受光素子などを用いることなく、半導体発光素子の発光光量を適切に補正することが可能となる。
上記の光源装置の一態様では、前記検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を徐々に増加させ、前記検出手段は、前記電流供給手段が前記半導体発光素子に供給する電流値であって、当該電流値が増加している際に前記差分が最初に所定値以下となる電流値に基づいて、前記補正値を検出する。これにより、半導体発光素子の発光光量を補正するための補正値を適切に検出することができる。
上記の光源装置において好適には、前記通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値を、予め設定された電流値に加算した電流値を供給すると良い。
上記の光源装置は、投影装置(プロジェクタ)の光源として好適に使用することができる。
本発明の他の観点では、半導体発光素子を備える光源装置によって実行される制御方法は、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給工程と、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得工程と、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出工程と、を備え、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給工程は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出工程は、前記電流供給工程により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給工程は、前記検出モードにおいて前記検出工程により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更する。
本発明の更に他の観点では、半導体発光素子とコンピュータとを備える光源装置によって実行されるプログラムは、電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段、前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段、前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段、として前記コンピュータを機能させ、前記補正値を検出するための検出モードにおいて、前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、前記検出手段は、前記電流供給手段により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更する。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
1.本発明者が着目した現象
まず、図1を参照して、実施例の内容を説明する前に、本発明者が着目したLEDに関する現象について説明する。
図1(a)は、LEDの光量−順電流特性(以下では「L−I特性」と表記する。)の一例を示している。図1(a)では、横軸にLEDに印加した順電流(以下では単に「電流」と呼ぶこともある。)を示しており、縦軸にLEDの光量を示している。また、図1(a)では、実線で表されたグラフG11は、劣化前のLEDのL−I特性の一例を示しており、破線で表されたグラフG12は、劣化後のLEDのL−I特性の一例を示している。なお、LEDは、例えば60℃環境下で300(mA)の電流を100時間印加することで劣化させたものとする。また、図1(a)の縦軸に示すLEDの光量は、例えば光パワーメータで測定される。
グラフG11より、LEDが劣化していない場合には、LEDに印加した電流の全範囲に渡って、電流値の増加に伴い光量が増加していることがわかる。これに対して、グラフG12より、LEDが劣化している場合には、電流値Id以下の範囲では、電流を印加しても光量がほとんど変化せず、電流値Idを超える範囲では、電流値の増加に伴い光量が増加していることがわかる。
次に、図1(b)は、LEDの順方向電圧−順電流特性(以下では「V−I特性」と表記する。)の一例を示している。図1(b)では、横軸にLEDに印加した順電流を示しており、縦軸にLEDの順方向電圧(以下では単に「電圧」と呼ぶこともある。)を示している。また、図1(b)では、実線で表されたグラフG21は、劣化前のLEDのV−I特性の一例を示しており、破線で表されたグラフG22は、劣化後のLEDのV−I特性の一例を示している。なお、図1(a)と図1(b)とに示される特性は、単一個体のLEDの特性を測定した結果に基づくものである。
グラフG21より、LEDが劣化していない場合には、LEDにわずかな電流を印加すると電圧値がステップ状に立ち上がり、その後、電流値の増加に伴い緩やかに電圧値が増加していることがわかる。これに対して、グラフG22より、LEDが劣化している場合には、電流値Id以下の範囲と電流値Idを超える範囲とで、LEDに印加する電流値の増加に伴う電圧値の増加率(つまり電圧値の傾き)が異なることがわかる。具体的には、電流値Id以下の範囲では、LEDに印加する電流値が増加すると、比較的急な傾きで電圧値が増加していることがわかる(但し、LEDが劣化していない場合のように電圧値がステップ状に立ち上がってはいない)。他方で、電流値Idを超える範囲では、LEDに印加する電流値が増加すると、電流値Id以下の範囲における傾きよりも緩やかな傾きで電圧値が増加していることがわかる。この場合における電圧値の傾きは、LEDが劣化していない場合における電圧値の傾きに概ね一致する。
図1(a)及び(b)より、LEDが劣化している場合には、電流値Id以下の範囲(つまり、印加電流値が比較的小さく、電圧値が比較的急な傾きで変化するような範囲)では、LEDはほとんど発光しないで、印加した電力は光ではなく熱に変わってしまっていることがわかる。
次に、図1(c)は、図1(a)で提示した劣化前のLEDのL−I特性を示すグラフG11を、順電流に対応する軸方向に電流値Idだけオフセットした場合の図を示している。図1(c)中のグラフG11’は、このようにグラフG11をオフセットした場合のグラフを示している。なお、図1(c)においてグラフG11’以外の要素は、図1(a)と同様である。
図1(c)より、劣化前のLEDのL−I特性を示すグラフG11を電流値IdだけオフセットしたグラフG11’と、劣化後のLEDのL−I特性を示すグラフG12とを比較すると、ほぼ同じ特性になっていることがわかる。これは、LEDが劣化している場合には、電流値Id以下の範囲(つまり、印加電流値が比較的小さく、電圧値が比較的急な傾きで変化するような範囲)では、印加した電力は光ではなく熱に変わってしまうが、電流値Idを超える範囲(つまり、印加電流値が比較的大きく、電圧値が比較的緩やかな傾きで変化するような範囲)では、LEDが劣化していない場合と同等の特性を示すことを意味する。したがって、劣化したLEDに対して、通常の印加電流値(以下では「通常電流値」と呼ぶ。)に電流値Idを加えた電流を印加すれば、劣化前のLEDに通常電流値を印加した場合と同等の光量を出力させることができると言える。
以上のことから、本実施例では、上記したような電流値Idに応じた補正値(以下では適宜「電流補正値Ic」と表記する。)を用いて、LEDに印加する電流値を補正する。具体的には、本実施例では、LEDに印加する電流値を変化させている際に取得されたLEDの順方向電圧値に基づいて、電流補正値Icを検出する。例えば、LEDに印加する電流値を変化させた場合のLEDの順方向電圧値の変化の割合に基づいて、電流補正値Icを検出する。
なお、電流補正値Icは、基準とするLEDの電気特性(例えば劣化前のLEDのL−I特性(グラフG11参照)であり、以下では「基準電気特性」と呼ぶ。)に対する、現在のLEDの電気特性(例えば劣化後のLEDのL−I特性(グラフG12参照))のずれを補正するための値である。具体的には、電流補正値Icとしては、上記した電流値Idが適用される。つまり、図1(a)のグラフG12に示したように、LEDに印加する電流値を増加させていった場合に、LEDに電流を印加しても光量がほとんど変化しない状態から、電流の印加により光量が増加し始めるような電流値Idが電流補正値Icに適用される。換言すると、図1(b)のグラフG22に示したように、LEDに印加する電流値を増加させていった場合の電圧値の傾きが、急な傾きから緩やかな傾きへ変化する際の電流値Idが電流補正値Icに適用される。なお、電流補正値Icとして電流値Idと同一の値を用いることが望ましいが、電流値Idと同一の値を用いることに限定はされず、電流値Idにある程度近い値を用いても良い。
2.装置構成
次に、図2を参照して、本実施例に係る光源装置10の構成について説明する。図2は、本実施例に係る光源装置10の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、光源装置10は、LED1と、定電流回路2と、順方向電圧検出回路3と、MPU(Micro Processing Unit)4と、メモリ5と、を有する。例えば、光源装置10は、投影装置(プロジェクタ)の光源として利用される。
LED1は、本発明における「半導体発光素子」の一例であり、印加された電流値に応じて光を発する。定電流回路2は、MPU4による制御に基づいて、所定の一定電流をLED1に印加する。順方向電圧検出回路3は、LED1の順方向電圧値を検出し、検出した順方向電圧値をMPU4に出力する。MPU4は、順方向電圧検出回路3が検出した順方向電圧値に基づいて、電流補正値Icを検出する。そして、MPU4は、電流補正値Icに基づいて補正した電流値がLED1に印加されるように、定電流回路2を制御する。メモリ5は、不揮発性メモリであり、例えば、光源装置10内で各種の制御を行うための制御プログラムなどが格納されると共に、MPU4に対してワーキングエリアを提供する。
なお、順方向電圧検出回路3は、本発明における「取得手段」の一例に相当する。また、定電流回路2及びMPU4は、本発明における「電流供給手段」の一例に相当する。また、MPU4は、本発明における「検出手段」の一例に相当する。
3.制御方法
次に、本実施例において光源装置10内のMPU4が行う制御方法について説明する。本実施例では、MPU4は、例えば光源装置10を備える投影装置が起動された際に、電流補正値Icを検出するための検出モードを実行する。そして、MPU4は、検出モードにより検出された電流補正値Icに基づいて補正した電流値を用いて、例えば投影装置にて提示すべき画像を表示させるための通常モードを実行する。なお、投影装置が起動された際に検出モードを実行することに限定はされず、ユーザの操作などに基づいて検出モードを適宜実行しても良い。
以下で、上記した制御方法を実現するに当たってMPU4が行う具体的な処理について説明する。
3−1.検出モードおよび通常モードでの全体処理
最初に、図3を参照して、本実施例において検出モードおよび通常モードで行われる全体処理について説明する。図3は、検出モードおよび通常モードで行われる全体処理を示すフローチャートである。このフローは、光源装置10内のMPU4によって、例えば光源装置10を備える投影装置が起動された際に実行される。
まず、光源装置10を備える投影装置が起動された際には検出モードがスタートし、ステップS1では、MPU4は、現在のLED1の電気特性としてV−I特性を検出する処理(V−I特性検出処理)を行う。そして、処理はステップS2に進む。なお、V−I特性検出処理については、詳細は後述する。
次に、ステップS2では、MPU4は、ステップS1のV−I特性検出処理の結果に基づいて、電流補正値Icを算出する。そして、ステップS3に進む。なお、電流補正値Icの算出についても、詳細は後述する。以上が検出モードで行われる処理である。
次に、通常モードがスタートし、ステップS3では、MPU4は、ステップS2で算出した電流補正値Icに基づいて、LED1に印加する電流値を補正する。具体的には、MPU4は、上記したような通常電流値(以下では適宜「通常電流値Is」と表記する。)に対して電流補正値Icを加算する(Is+Ic)。具体的には、MPU4は、電流補正値Icに基づいて通常電流値Isを補正した電流値(Is+Ic)がLED1に印加されるように、定電流回路2を制御する。
なお、通常電流値Isは、LED1が劣化していない場合に、LED1が所望の光量を出力するように設定された電流値である。例えば、光源装置10が投影装置の光源として利用される場合には、通常電流値Isは、表示すべき画像の輝度に応じて変化する。
3−2.V−I特性検出処理
次に、図3のステップS1で行われるV−I特性検出処理について具体的に説明する。V−I特性検出処理では、MPU4は、電流補正値Icを求めるためにLED1のV−I特性を調べる(言い換えると、電流補正値Icとして適用する電流値Idを検出するためにV−I特性を調べる)。具体的には、MPU4は、LED1に印加する電流値を徐々に増加させていった場合の順方向電圧値の傾き(言い換えると順方向電圧値の増加率であり、以下では「IV傾き」とも呼ぶ。)を調べる。こうするのは、図1(b)のグラフG22に示したように、LED1に印加する電流値を増加させていった場合に、順方向電圧値の傾きが急な傾きから緩やかな傾きへと変化する際の電流値が電流値Idとなるからである。
詳しくは、MPU4は、LED1に印加する電流値を徐々に増加させている際に、IV傾きが所定値以下になったか否かを判定する。そして、MPU4は、IV傾きが所定値以下になった場合に、IV傾きが安定して所定値以下になっているか否かを調べる。この場合、MPU4は、IV傾きが一旦所定値以下になった後もLED1に印加する電流値を徐々に増加させ、IV傾きが継続して所定値以下になっているか否かを判定する。そして、MPU4は、IV傾きが継続して所定値以下になっている場合に、その際の電流値を取得する。MPU4は、こうして取得した電流値に基づいて、図3のステップS2において電流補正値Icを算出する。
図4は、図3のステップS1で行われるV−I特性検出処理を示すフローチャートである。このフローも、光源装置10内のMPU4によって実行される。
まず、ステップS11では、MPU4は、LED1に印加する電流値を増加させるためのカウンタkと、IV傾きの安定性を判定するためのカウンタnとを初期化する(k=0、n=0)。そして、処理はステップS12に進む。なお、カウンタnは、後述するステップS15でIV傾きの安定性についての判定が行われるごとにインクリメントされる。よって、カウンタnは、IV傾きの安定性についての判定が行われた回数を示す。
ステップS12では、MPU4は、カウンタkに基づいてLED1に印加する電流値I(k)を設定し、設定した電流値I(k)がLED1に印加されるように定電流回路2を制御する。例えば、MPU4は、カウンタkが「0」である場合には、電流値I(k)を「0.1(mA)」に設定し、カウンタkが「1」増加するごとに、電流値I(k)を「0.1(mA)」ずつ増加させる。そして、処理はステップS13に進む。
ステップS13では、MPU4は、ステップS12で電流値I(k)をLED1に印加した際のLED1の順方向電圧値V(k)を、順方向電圧検出回路3から取得する。そして、処理はステップS14に進む。
ステップS14では、MPU4は、ステップS13で取得した順方向電圧値V(k)に基づいてIV傾き(ΔV(k)/ΔI(k))を求め、IV傾きが所定値Thr1以下であるか否かを判定する(ΔV(k)/ΔI(k)≦Thr1)。この場合、MPU4は、「ΔV(k)/ΔI(k)={V(k)−V(k−1)}/{I(k)−I(k−1)}」より、IV傾きを求める。また、所定値Thr1は、LED1に印加する電流値を増加させていった場合における順方向電圧値の傾きが急な傾きから緩やかな傾きへと変化したことを適切に検出することが可能な値に設定されており、例えばメモリ5に事前に記憶されている。
IV傾きが所定値Thr1以下である場合(ステップS14:Yes)、処理はステップS15に進む。これに対して、IV傾きが所定値Thr1よりも大きい場合(ステップS14:No)、処理はステップS16に進む。
ステップS16では、MPU4は、現在の電流値I(k)ではIV傾きが所定値Thr1よりも大きいため、当該電流値I(k)を1ステップ増加させるべく、カウンタkを「1」だけインクリメントする(k=k+1)。加えて、MPU4は、カウンタnを初期化する(n=0)。こうするのは、IV傾きの安定性を判定する前提となる、IV傾きが所定値Thr1以下であるといった条件が満たされていないからである。
ステップS16の後、処理はステップS12に戻る。この場合、MPU4は、ステップS16で設定したカウンタkに応じた電流値I(k)をLED1に印加し(ステップS12)、その際の順方向電圧値V(k)を取得して(ステップS13)、IV傾きが所定値Thr1以下であるか否かの判定を再度行う(ステップS14)。
他方で、ステップS15では、MPU4は、IV傾きが安定しているか否かを判定する。つまり、MPU4は、IV傾きが継続して所定値以下になっているか否かを判定する。この場合、MPU4は、カウンタnが所定値Thr2以上であるか否かを判定する(n≧Thr2)。こうすることで、MPU4は、IV傾きの安定性についての判定を行った回数が所定値Thr2以上であるか否かを判断している。例えば、所定値Thr2は「3」に設定される。
IV傾きが安定している場合(ステップS15:Yes)、つまりカウンタnが所定値Thr2以上である場合、V−I特性検出処理は終了する。この後、MPU4は、図3のステップS2において、V−I特性検出処理の終了時に設定されている電流値I(k)に基づいて電流補正値Icを算出する(その詳細は後述する)。
これに対して、IV傾きが安定していない場合(ステップS15:No)、つまりカウンタnが所定値Thr2未満である場合、処理はステップS17に進む。ステップS17では、MPU4は、電流値I(k)を増加させた場合のIV傾きを判定するために、LED1に印加する電流値I(k)を1ステップ増加させるべく、カウンタkを「1」だけインクリメントする(k=k+1)。加えて、MPU4は、先のステップS15でIV傾きの安定性についての判定を行ったため、カウンタnを「1」だけインクリメントする(n=n+1)。
ステップS17の後、処理はステップS12に戻る。この場合、MPU4は、ステップS17で設定したカウンタkに応じた電流値I(k)をLED1に印加し(ステップS12)、その際の順方向電圧値V(k)を取得して(ステップS13)、IV傾きが所定値Thr1以下であるか否かの判定を再度行う(ステップS14)。そして、MPU4は、IV傾きが所定値Thr1よりも大きい場合には(ステップS14:No)、上記したようにステップS16以降の処理を行い、IV傾きが所定値Thr1以下である場合には(ステップS14:Yes)、IV傾きが安定しているか否かの判定を再度行う(ステップS15)。
なお、上記したV−I特性検出処理では、IV傾きが所定値Thr1以下であるか否かの判定と、IV傾きが安定しているか否かの判定とを行っていたが、他の例では、IV傾きが安定しているか否かの判定を行わずに、IV傾きが所定値Thr1以下であるか否かの判定のみを行っても良い。その場合には、IV傾きが安定して所定値以下になった場合の電流値I(k)に基づいて電流補正値Icを算出する代わりに、IV傾きが所定値Thr1以下となった場合の電流値I(k)に基づいて電流補正値Icを算出すれば良い。具体的には、IV傾きが最初に所定値Thr1以下となった際に印加している電流値I(k)に基づいて電流補正値Icを算出すれば良い。
3−3.電流補正値算出
次に、図3のステップS2で行われる電流補正値Icの算出について具体的に説明する。
ここでは、2つの例(第1の例及び第2の例)を挙げる。
3−3−1.第1の例
第1の例では、MPU4は、IV傾きの安定時(具体的には図4のステップS15でIV傾きが安定していると判定された際)の電流値I(k)を、電流補正値Icとして求める。若しくは、MPU4は、IV傾きの安定時の電流値I(k)に所定値を加算した電流値、又はIV傾きの安定時の電流値I(k)から所定値を減算した電流値を、電流補正値Icとして求める。
3−3−1.第2の例
第2の例では、MPU4は、IV傾きの安定前の電流値I(k)と順方向電圧値V(k)とによって規定される直線(以下では「IV直線」と呼ぶ。)と、IV傾きの安定後のIV直線との交点座標から、電流補正値Icを求める。IV傾きの安定前のIV直線は、カウンタnが「0」である区間における電流値I(k)と順方向電圧値V(k)とから求められ、IV傾きの安定後のIV直線は、カウンタnが「1」から所定値Thr2までの区間における電流値I(k)と順方向電圧値V(k)とから求められる。
図5を参照して、第2の例に係る電流補正値Icの算出方法について具体的に説明する。図5は、横軸にLED1の順電流を示し、縦軸にLED1の順方向電圧を示している。また、図5では、実線で表された直線L1は、IV傾きの安定前のIV直線の一例を示しており、破線で表された直線L2は、IV傾きの安定後のIV直線の一例を示している。IV直線L1は「V=a1×I+b1」で表され、IV直線L2は「V=a2×I+b2」で表されるものとする。その場合、IV直線L1とIV直線L2との交点に対応する電流値は「(b2−b1)/(a1−a2)」となる。第2の例では、MPU4は、このように算出された電流値を、電流補正値Icとして用いる。
なお、上記したようなIV直線の方程式は、適切な2点間を通る直線や、適切な3点以上から最小二乗法で求めた直線など、既知の種々の直線計算法から求めることができる。
4.本実施例の作用・効果
以上説明したように、本実施例では、LED1の電気特性を測定した結果から、LED1の発光光量を補正するための電流補正値Icを一意的に決定して、決定した電流補正値Icに従ってLED1に印加する電流値を補正する。これにより、受光素子などを用いることなく、LED1の発光光量を適切に補正することが可能となる。
5.変形例
以下では、上記した実施例の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて実施例に適用することができる。
4−1.変形例1
上記した実施例では、MPU4は、LED1に印加する電流値を変化させた場合のLED1の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、電流補正値Icを検出していた。例えば、MPU4は、LED1に印加する電流値を徐々に増加させ、電流値の増加に伴う順方向電圧値の増加率が最初に所定値以下となる電流値に基づいて、電流補正値Icを検出していた。これに対して、変形例1では、MPU4は、LED1に印加する電流値を変化させている際に取得された順方向電圧値と、基準電気特性(具体的にはV−I特性を基準とする)において、LED1に印加している電流値に対応する順方向電圧値との差分に基づいて、電流補正値Icを検出する。より具体的には、MPU4は、LED1に印加する電流値を徐々に増加させている際に当該差分が最初に所定値以下となる電流値に基づいて、電流補正値Icを検出する。
図6を参照して、変形例1について具体的に説明する。図6は、図1(a)と同様の図である。ここでは、グラフG11で示すような劣化前のLED1のV−I特性を、基準電気特性として用いるものとする。また、実際のLED1は劣化しており、グラフG12で示すようなV−I特性が取得されたものとする。
その場合、LED1に印加する電流値を徐々に増加させると、取得されるLED1の順方向電圧値と、基準電気特性において、LED1に印加している電流値に対応する順方向電圧値との差分が徐々に減少していくことがわかる。そして、LED1に印加する電流値が電流値Idとなった際に、当該差分が符号D1で示す値となることがわかる。その後、LED1に印加する電流を増加させても、当該差分がほとんど変化しないことがわかる。このようになるのは、LED1が劣化していない場合には、わずかな電流値の印加により順方向電圧値がステップ状に立ち上がった後、電流値の増加に伴って比較的緩やかな傾きで順方向電圧値が増加するのに対して、LED1が劣化している場合には、電流値Id以下の範囲では、電流値の増加に伴って比較的急な傾きで順方向電圧値が増加し、電流値Idを超える範囲では、電流値の増加に伴って比較的緩やかな傾き(具体的にはLED1が劣化していない場合と同等の傾き)で順方向電圧値が増加するためである。
以上のことから、変形例1では、MPU4は、LED1に印加する電流値を徐々に増加させている際に取得された順方向電圧値と、基準電気特性において、LED1に印加している電流値に対応する順方向電圧値との差分が、最初に所定値以下となる電流値に基づいて、電流補正値Icを検出する。この場合、基準電気特性(例えば工場出荷時におけるLED1のV−I特性)を予めメモリ5に記憶させておき、MPU4は、メモリ5から基準電気特性を読み出す。また、差分を判定するための所定値は、例えば上記した符号D1で示す値に基づいて定められる。
5−2.変形例2
上記した実施例では、本発明を、LED1の劣化による発光光量の低下を補正する場合に適用する例を示したが、本発明の適用はこれに限定はされない。本発明は、LED1の固体ばらつき(初期公差)などを補正する場合に適用しても良い。その場合、LED1の基準電気特性(例えばV−I特性)を予め規定してメモリ5に記憶させておき、LED1の実際の電気特性と当該基準電気特性とのずれを補正するための補正電流値を検出すれば良い。
また、上記した実施例では、本発明を、1つのLED1を有する光源装置1に適用する例を示したが、本発明は、複数のLEDを有する光源装置にも適用することができる。その場合、複数のLEDが同種のLEDであれば、1つのLEDの電気特性を基準電気特性として規定し、その基準電気特性と他のLEDの電気特性とのずれを補正するための補正電流値を、他のLEDの各々について検出すれば良い。また、複数のLEDが異なる種類のLED(例えば赤色光、青色光、緑色光を発するLED)であれば、各LEDごとに基準電気特性を規定して、各LEDごとに基準電気特性とのずれを補正するための補正電流値を検出すれば良い。なお、上記したような基準電気特性(例えばV−I特性)は、予めメモリ5に記憶させておけば良い。
5−3.変形例3
上記した実施例では、本発明をLEDに適用する例を示したが、本発明は半導体レーザダイオードにも適用することができる。つまり、LEDだけでなく、半導体レーザダイオードも、本発明における「半導体発光素子」として適用することができる。
1 LED
2 定電流回路
3 順方向電圧検出回路
4 MPU
5 メモリ
10 光源装置

Claims (8)

  1. 半導体発光素子と、
    電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段と、
    前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、
    前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記補正値を検出するための検出モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、
    前記検出手段は、前記電流供給手段により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、
    前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする光源装置。
  2. 前記検出モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を徐々に増加させ、
    前記検出手段は、前記電流供給手段が前記半導体発光素子に供給する電流値であって、当該電流値の増加に伴う前記半導体発光素子の順方向電圧値の増加率が最初に所定値以下となる電流値に基づいて、前記補正値を検出することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 半導体発光素子と、
    電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段と、
    前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段と、
    前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記補正値を検出するための検出モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、
    前記検出手段は、前記電流供給手段が電流値を変化させている際に前記取得手段が取得した順方向電圧値と、前記基準とする電気特性における順方向電圧値との差分に基づいて、前記補正値を検出し、
    前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする光源装置。
  4. 前記検出モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を徐々に増加させ、
    前記検出手段は、前記電流供給手段が前記半導体発光素子に供給する電流値であって、当該電流値が増加している際に前記差分が最初に所定値以下となる電流値に基づいて、前記補正値を検出することを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記通常モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値を、予め設定された電流値に加算した電流値を供給することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光源装置を備えることを特徴とする投影装置。
  7. 半導体発光素子を備える光源装置によって実行される制御方法であって、
    電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給工程と、
    前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得工程と、
    前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出工程と、
    を備え、
    前記補正値を検出するための検出モードにおいて、
    前記電流供給工程は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、
    前記検出工程は、前記電流供給工程により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、
    前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、
    前記電流供給工程は、前記検出モードにおいて前記検出工程により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とする制御方法。
  8. 半導体発光素子とコンピュータとを備える光源装置によって実行されるプログラムであって、
    電流を前記半導体発光素子に供給する電流供給手段、
    前記半導体発光素子の順方向電圧値を取得する取得手段、
    前記半導体発光素子の電気特性と、基準とする電気特性とのずれを補正するための補正値を検出する検出手段、
    として前記コンピュータを機能させ、
    前記補正値を検出するための検出モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記半導体発光素子に供給する電流値を変化させ、
    前記検出手段は、前記電流供給手段により供給される電流値の変化に対する前記半導体発光素子の順方向電圧値の変化の割合に基づいて、前記補正値を検出し、
    前記検出モードとは異なる通常モードにおいて、
    前記電流供給手段は、前記検出モードにおいて前記検出手段により検出された補正値に応じて、前記半導体発光素子に供給する電流値を変更することを特徴とするプログラム。
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