JP2015022871A - 金属空気電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】水含有電解液の量が減少した場合に、第2の放電モードによって、水を発生させることにより、水含有電解液の枯渇を抑制することができる金属空気電池を提供する。
【解決手段】筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする金属空気電池を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする金属空気電池を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、金属空気電池に関する。
正極活物質として酸素を利用する空気電池は、エネルギー密度が高い、小型化及び軽量化が容易である等の利点を有する。空気電池としては、例えば、リチウム空気電池等の金属空気電池が知られている。金属空気電池は、正極において酸素の酸化還元反応が行われ、負極において金属の酸化還元反応が行われることで、充放電が可能である。
空気電池、特に空気電池の電解液に関する技術として、特許文献1には、筐体と、筐体内に備えられる発電部及び電解液と、電解液の消費量を算出する電解液消費量算出手段と、電解液消費量算出手段により算出された電解液消費量に基づき、筐体内の電解液量を調整する電解液量調整手段と、を備えることにより、電解液の枯渇を防止し、電池寿命の低下を抑えることができる空気電池が開示されている。
空気電池、特に空気電池の電解液に関する技術として、特許文献1には、筐体と、筐体内に備えられる発電部及び電解液と、電解液の消費量を算出する電解液消費量算出手段と、電解液消費量算出手段により算出された電解液消費量に基づき、筐体内の電解液量を調整する電解液量調整手段と、を備えることにより、電解液の枯渇を防止し、電池寿命の低下を抑えることができる空気電池が開示されている。
しかし、特許文献1に記載の空気電池は、電解液量調整手段の具体的実施形態として電解液ポンプを用いて電解液を補給するため、電池の単位体積当たりのエネルギー密度が低いという問題がある。
本発明は上記実情を鑑みて成し遂げられたものであり、本発明の目的は、電解液の枯渇を抑制することができる金属空気電池を提供することである。
本発明は上記実情を鑑みて成し遂げられたものであり、本発明の目的は、電解液の枯渇を抑制することができる金属空気電池を提供することである。
本発明の金属空気電池は、筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする。
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、水含有電解液の量が減少した場合に、第2の放電モードによって、水を発生させることにより、水含有電解液の枯渇を抑制することができる。
本発明の金属空気電池は、筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする。
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする。
図1は、筐体内の水含有電解液の枯渇を抑制する方法を示すフローチャート図である。本発明の金属空気電池では、電解液量検出部において、水含有電解液の量が検出され、水含有電解液の量が所定値未満であると検出された場合は、制御部へと信号が送られ、制御部が、放電モードを第1の放電モードから第2の放電モードに切り替え、水を発生させることにより、筐体内の水含有電解液の枯渇を抑制することができる。
水含有電解液を用いた金属空気電池では、一般的には下記式(1)のような放電反応が進むと考えられ、水含有電解液内の水を消費する。
M +n/4O2 +n/2H2O→ M(OH)n・・・式(1)
上記式(1)においてMは金属種を示し、例えば、金属種Mが鉄の場合はn=2、アルミニウムの場合はn=3である。尚、金属種Mが亜鉛の場合は下記式(2)のような放電反応が進むため、水含有電解液内の水を消費しない。
Zn +1/2O2 → ZnO・・・式(2)
しかし、上記式(1)の場合だけでなく上記式(2)の場合であっても、空気電池の構造上、水含有電解液の揮発が不可避となることから、水含有電解液の枯渇により放電反応が終止する恐れがある。そこで、本発明者は、水含有電解液の量が所定値未満であるか否かを検出し、水含有電解液の枯渇を抑制するべく、本発明を完成させるに至った。
M +n/4O2 +n/2H2O→ M(OH)n・・・式(1)
上記式(1)においてMは金属種を示し、例えば、金属種Mが鉄の場合はn=2、アルミニウムの場合はn=3である。尚、金属種Mが亜鉛の場合は下記式(2)のような放電反応が進むため、水含有電解液内の水を消費しない。
Zn +1/2O2 → ZnO・・・式(2)
しかし、上記式(1)の場合だけでなく上記式(2)の場合であっても、空気電池の構造上、水含有電解液の揮発が不可避となることから、水含有電解液の枯渇により放電反応が終止する恐れがある。そこで、本発明者は、水含有電解液の量が所定値未満であるか否かを検出し、水含有電解液の枯渇を抑制するべく、本発明を完成させるに至った。
本発明において、第1の放電モードとは、水が発生しない放電モードのことをいう。第1の放電モードでは、例えば、亜鉛空気電池の場合、上記式(2)のような反応が進み、水が発生しない。また、鉄空気電池の場合、以下のような反応が進み、水が発生せず、水含有電解液内の水を消費する。
正極:1/2O2 +H2O +2e− → 2OH−
E0=0.401V vs SHE・・・式(3)
負極:Fe +2OH− → Fe(OH)2 + 2e−
E0=−0.891V vs SHE・・・式(4)
正極:1/2O2 +H2O +2e− → 2OH−
E0=0.401V vs SHE・・・式(3)
負極:Fe +2OH− → Fe(OH)2 + 2e−
E0=−0.891V vs SHE・・・式(4)
本発明において、第2の放電モードとは、水を発生させる放電モードのことをいう。
放電により水を発生させる方法としては、放電生成物を酸化させる方法、水素吸蔵合金を有する第2の負極を用いる方法(第4実施形態)等が挙げられる。
放電生成物を酸化させる方法としては、例えば、パルス放電を行う方法(第1実施形態)、放電生成物を負極に圧着させる方法等が挙げられる。
放電生成物を負極に圧着させる方法としては、負極圧着機構と補助負極を用いる方法(第2実施形態)、回収機構と放電生成物圧着機構を用いる方法(第3実施形態)等が挙げられる。
放電生成物の酸化反応は、例えば、金属種Mが鉄の場合、負極において下記式(5)又は(6)の反応が進み、水を生成する。尚、正極における反応は、上記式(3)と同様である。
負極:3Fe(OH)2 +2OH− → Fe3O4 + 4H2O +2e−
E0=−0.66V vs SHE・・・式(5)
負極:Fe(OH)2 +OH− → FeOOH + H2O +e−
E0=−0.56V vs SHE・・・式(6)
水素吸蔵合金を有する第2の負極は、放電時に第2の負極において下記式(7)の反応が進み、水を生成する。尚、正極における反応は、上記式(3)と同様である。
負極:2MH + 2OH− → 2M + 2H2O +2e−・・・式(7)
以下、具体的方法を実施形態ごとに説明する。
放電により水を発生させる方法としては、放電生成物を酸化させる方法、水素吸蔵合金を有する第2の負極を用いる方法(第4実施形態)等が挙げられる。
放電生成物を酸化させる方法としては、例えば、パルス放電を行う方法(第1実施形態)、放電生成物を負極に圧着させる方法等が挙げられる。
放電生成物を負極に圧着させる方法としては、負極圧着機構と補助負極を用いる方法(第2実施形態)、回収機構と放電生成物圧着機構を用いる方法(第3実施形態)等が挙げられる。
放電生成物の酸化反応は、例えば、金属種Mが鉄の場合、負極において下記式(5)又は(6)の反応が進み、水を生成する。尚、正極における反応は、上記式(3)と同様である。
負極:3Fe(OH)2 +2OH− → Fe3O4 + 4H2O +2e−
E0=−0.66V vs SHE・・・式(5)
負極:Fe(OH)2 +OH− → FeOOH + H2O +e−
E0=−0.56V vs SHE・・・式(6)
水素吸蔵合金を有する第2の負極は、放電時に第2の負極において下記式(7)の反応が進み、水を生成する。尚、正極における反応は、上記式(3)と同様である。
負極:2MH + 2OH− → 2M + 2H2O +2e−・・・式(7)
以下、具体的方法を実施形態ごとに説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態は、前記第2の放電モードにおいて、パルス放電を行う実施形態である。
パルス放電を行うことで、過電圧を生じさせ、第1の放電モードで生成した放電生成物を酸化して水を発生させることができる。
本発明の第1実施形態は、前記第2の放電モードにおいて、パルス放電を行う実施形態である。
パルス放電を行うことで、過電圧を生じさせ、第1の放電モードで生成した放電生成物を酸化して水を発生させることができる。
図2は、第1実施形態の金属空気電池の構成の一例を示す断面模式図である。図2において、第1放電モード実施機構は、正極3、負極4、水含有電解液2で構成され、第2放電モード実施機構は、正極3、負極4、水含有電解液2、パルス電圧印加機構(図示せず)で構成される。
金属空気電池100は、筐体1内に、正極3と、負極4と、正極3及び負極4に挟持されるセパレータ5と、正極集電体6とを単セルとした、2つのセルと、水含有電解液2を収容した発電部20、筐体1の所定の位置に電解液量検出部8、筐体1の外部に制御部9を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、負極4は水含有電解液2に浸漬されている。また、筐体1の一部が酸素透過膜7で形成され、酸素透過膜7が正極集電体6に近接して配置され、外部からの酸素取り込みが可能となっている。また、正極集電体6及び負極4は、それぞれ電気配線12を介して負荷11と接続され、電池反応にて発生した電気エネルギーを取り出すことができるようになっている。
そして、正極3、負極4、電解液量検出部8は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。
制御部9は、電解液量検出部8により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に電解液量検出部8から送られる信号により、第1の放電モードから、第2の放電モードへ切り替える。具体的には、制御部9は、パルス電圧印加機構(図示せず)により正極3と負極4との間にパルス電圧を印加して過電圧を生じさせ、正極3と負極4との間で放電を行わせることにより、負極4に付着している第1の放電モードにより生成した放電生成物13を酸化させ、水を発生させることができ、水含有電解液2の枯渇を抑制することができる。
金属空気電池100は、筐体1内に、正極3と、負極4と、正極3及び負極4に挟持されるセパレータ5と、正極集電体6とを単セルとした、2つのセルと、水含有電解液2を収容した発電部20、筐体1の所定の位置に電解液量検出部8、筐体1の外部に制御部9を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、負極4は水含有電解液2に浸漬されている。また、筐体1の一部が酸素透過膜7で形成され、酸素透過膜7が正極集電体6に近接して配置され、外部からの酸素取り込みが可能となっている。また、正極集電体6及び負極4は、それぞれ電気配線12を介して負荷11と接続され、電池反応にて発生した電気エネルギーを取り出すことができるようになっている。
そして、正極3、負極4、電解液量検出部8は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。
制御部9は、電解液量検出部8により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に電解液量検出部8から送られる信号により、第1の放電モードから、第2の放電モードへ切り替える。具体的には、制御部9は、パルス電圧印加機構(図示せず)により正極3と負極4との間にパルス電圧を印加して過電圧を生じさせ、正極3と負極4との間で放電を行わせることにより、負極4に付着している第1の放電モードにより生成した放電生成物13を酸化させ、水を発生させることができ、水含有電解液2の枯渇を抑制することができる。
本発明においてパルス放電とは、電池の電圧をパルス状にして放電を行う方法である。
パルス放電は、制御部9がパルス電圧印加機構をさらに備え、制御部9と正極3及び負極4が信号配線10を介して接続されていることにより行うことができる。例えば、鉄空気電池の場合、第1の放電モードでは、上記式(4)の反応が支配的になるが、平衡論的には、上記式(4)が生じる電位から、それぞれ、0.231V、0.331Vだけ貴な電位であれば、上記式(5)、(6)の反応を起こすことができる。従って、負極にかかる過電圧がこの電位差以上になるようにパルス放電を行うことで、上記式(5)、(6)の反応を起こし、水を生成させることができる。尚、上記式(5)、(6)の反応は、放電生成物が必要であるため、上記式(4)の反応後に行う。
第1の放電モードにおける、上記式(3)、(4)の反応では、水を1mol消費するのに2電子が反応に関与するが、第2の放電モードとして、パルス放電で上記式(6)の反応を起こしたと仮定すると、水を1mol生成するのに1電子が反応に関与する。すなわち、放電時間を同じにした場合、上記式(6)の反応で生成する水の量は、上記式(3)、(4)の反応で消費される水の量の倍となり、第2の放電モードは、第1の放電モードの半分の時間で消費した水を生成することができる。したがって、水含有電解液の枯渇を抑制する観点から、上記式(5)の反応を起こすよりも上記式(6)の反応を起こす方が好ましい。
パルス電圧印加機構は、公知のものを用いることができる。
パルス放電を行う際の、パルス電圧、パルス周期は、金属空気電池の金属の種類等によって適宜設定することができ、鉄空気電池の場合は、パルス電圧は、0.331〜1.291V、パルス周期は、1msec〜10secとすることができる。
パルス放電は、制御部9がパルス電圧印加機構をさらに備え、制御部9と正極3及び負極4が信号配線10を介して接続されていることにより行うことができる。例えば、鉄空気電池の場合、第1の放電モードでは、上記式(4)の反応が支配的になるが、平衡論的には、上記式(4)が生じる電位から、それぞれ、0.231V、0.331Vだけ貴な電位であれば、上記式(5)、(6)の反応を起こすことができる。従って、負極にかかる過電圧がこの電位差以上になるようにパルス放電を行うことで、上記式(5)、(6)の反応を起こし、水を生成させることができる。尚、上記式(5)、(6)の反応は、放電生成物が必要であるため、上記式(4)の反応後に行う。
第1の放電モードにおける、上記式(3)、(4)の反応では、水を1mol消費するのに2電子が反応に関与するが、第2の放電モードとして、パルス放電で上記式(6)の反応を起こしたと仮定すると、水を1mol生成するのに1電子が反応に関与する。すなわち、放電時間を同じにした場合、上記式(6)の反応で生成する水の量は、上記式(3)、(4)の反応で消費される水の量の倍となり、第2の放電モードは、第1の放電モードの半分の時間で消費した水を生成することができる。したがって、水含有電解液の枯渇を抑制する観点から、上記式(5)の反応を起こすよりも上記式(6)の反応を起こす方が好ましい。
パルス電圧印加機構は、公知のものを用いることができる。
パルス放電を行う際の、パルス電圧、パルス周期は、金属空気電池の金属の種類等によって適宜設定することができ、鉄空気電池の場合は、パルス電圧は、0.331〜1.291V、パルス周期は、1msec〜10secとすることができる。
以下、本発明の金属空気電池の各構成について説明する。
本発明の金属空気電池は、少なくとも電解液量検出部、制御部、発電部を備え、必要に応じて、負極圧着機構、回収機構、放電生成物圧着機構等を備える。
金属空気電池の種類としては、例えば、リチウム空気電池、マグネシウム空気電池、亜鉛空気電池、アルミニウム空気電池、鉄空気電池等を挙げることができる。また、本発明の金属空気電池は、二次電池であっても一次電池であってもよい。
本発明の金属空気電池は、少なくとも電解液量検出部、制御部、発電部を備え、必要に応じて、負極圧着機構、回収機構、放電生成物圧着機構等を備える。
金属空気電池の種類としては、例えば、リチウム空気電池、マグネシウム空気電池、亜鉛空気電池、アルミニウム空気電池、鉄空気電池等を挙げることができる。また、本発明の金属空気電池は、二次電池であっても一次電池であってもよい。
電解液量検出部は、筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する。
電解液量検出部は、例えば、水含有電解液の量を検出可能な液面センサ、水含有電解液量低下に伴う粘度増加を検出するための粘度計、筐体内の水含有電解液消費量を算出する電解液消費量算出機構等が挙げられる。
本発明において、筐体内の水含有電解液の量の所定値は、電池の形態、用途等によって適宜設定することができる。
液面センサの場合、液面センサを筐体内壁の所定水位箇所、例えば、水含有電解液が減少して電極の一部が水含有電解液から露出することとなる高さよりも少し高い位置に設置しておき、水含有電解液が当該所定水位となったときの水含有電解液の量を所定値とすることができる。
電解液消費量算出機構は、予め規定された算出式に従って、筐体内の水含有電解液消費量を算出する。電解液消費量の算出方法は、例えば、特許文献1の明細書段落[0040]〜[0047]に記載の方法等を用いることができる。
電解液消費量算出機構の場合、例えば、鉄空気電池を自動車に用いる場合、鉄の理論電気量は960mAh/gであり、これを全て放電反応で使うことができるとすると、航続距離350kmを実現するために必要な水含有電解液量は約8.2Lであり、電池が250セルから成り立っているとすると、単セル当たりの理論電解液量は、約32.8mLであり、水含有電解液量は安全マージンのために理論電解液量の1.25倍(40.9mL)搭載すると仮定すると、筐体内の水含有電解液の量が前述の理論電解液量を下回る量(すなわち、電解液消費量が8.1mL)を水含有電解液の量の所定値として設定することができる。
電解液量検出部は、例えば、水含有電解液の量を検出可能な液面センサ、水含有電解液量低下に伴う粘度増加を検出するための粘度計、筐体内の水含有電解液消費量を算出する電解液消費量算出機構等が挙げられる。
本発明において、筐体内の水含有電解液の量の所定値は、電池の形態、用途等によって適宜設定することができる。
液面センサの場合、液面センサを筐体内壁の所定水位箇所、例えば、水含有電解液が減少して電極の一部が水含有電解液から露出することとなる高さよりも少し高い位置に設置しておき、水含有電解液が当該所定水位となったときの水含有電解液の量を所定値とすることができる。
電解液消費量算出機構は、予め規定された算出式に従って、筐体内の水含有電解液消費量を算出する。電解液消費量の算出方法は、例えば、特許文献1の明細書段落[0040]〜[0047]に記載の方法等を用いることができる。
電解液消費量算出機構の場合、例えば、鉄空気電池を自動車に用いる場合、鉄の理論電気量は960mAh/gであり、これを全て放電反応で使うことができるとすると、航続距離350kmを実現するために必要な水含有電解液量は約8.2Lであり、電池が250セルから成り立っているとすると、単セル当たりの理論電解液量は、約32.8mLであり、水含有電解液量は安全マージンのために理論電解液量の1.25倍(40.9mL)搭載すると仮定すると、筐体内の水含有電解液の量が前述の理論電解液量を下回る量(すなわち、電解液消費量が8.1mL)を水含有電解液の量の所定値として設定することができる。
制御部は、電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、発電部における放電モードを、第1の放電モードから、第2の放電モードに切り替える。
制御部は、第2の放電モードに切り替え、第2の放電モードを所定の時間実行した後、電解液量検出部に再度水含有電解液の量を検出させ、水含有電解液の量が所定値以上であることが検出された場合は、第2の放電モードから第1の放電モードに切り替えることができるものであることが好ましい。この場合、第2の放電モードを実行する時間は、特に限定されず、電池の容量、用途によって適宜設定することができる。また、再度の水含有電解液の量の検出をいつ行うかについては特に限定されず、例えば、予め設定された間隔で行い得る。
制御部は、電解液量検出部から得られる信号を復調する復調機構、放電モードを切り替える制御機構を備え、必要に応じ、電解液量検出部に電解液の量を検出させる検出実行機構、パルス電圧印加機構等を備える。
制御部は、信号配線を介して、正極、負極、電解液量検出部と接続され、必要に応じ、負極圧着機構、回収機構、放電生成物圧着機構、補助負極、第2の負極、充電用正極等と接続される。
信号配線は、例えば、電池回路の切り替え等を行うための素子(レギュレータ、スイッチ、ダイオード等)を備えたもの等を用いることができる。
制御部は、第2の放電モードに切り替え、第2の放電モードを所定の時間実行した後、電解液量検出部に再度水含有電解液の量を検出させ、水含有電解液の量が所定値以上であることが検出された場合は、第2の放電モードから第1の放電モードに切り替えることができるものであることが好ましい。この場合、第2の放電モードを実行する時間は、特に限定されず、電池の容量、用途によって適宜設定することができる。また、再度の水含有電解液の量の検出をいつ行うかについては特に限定されず、例えば、予め設定された間隔で行い得る。
制御部は、電解液量検出部から得られる信号を復調する復調機構、放電モードを切り替える制御機構を備え、必要に応じ、電解液量検出部に電解液の量を検出させる検出実行機構、パルス電圧印加機構等を備える。
制御部は、信号配線を介して、正極、負極、電解液量検出部と接続され、必要に応じ、負極圧着機構、回収機構、放電生成物圧着機構、補助負極、第2の負極、充電用正極等と接続される。
信号配線は、例えば、電池回路の切り替え等を行うための素子(レギュレータ、スイッチ、ダイオード等)を備えたもの等を用いることができる。
本発明において、水含有電解液とは、水のみを電解液原料として使用する電解液(水系電解液)や、水に非水溶媒を加えた液を電解液原料として使用する電解液のことをいう。
水系電解液は、電解質塩及び水を含有する。電解質塩は、水に対して溶解性を有し、所望のイオン伝導性を発現するものであれば特に限定されず、通常、伝導させたい金属イオンを含む金属塩を用いることができる。
非水溶媒としては、従来公知のものを用いることができ、非水溶媒を含む水含有電解液の場合、水系電解液と非水溶媒の合計100質量%に対して、水系電解液の含有量は、10〜90質量%であることが好ましい。
また、水含有電解液には、酸化反応を促進させるための反応促進剤を添加してもよい。反応促進剤としては、例えば、ハロゲン化物等を用いることができ、鉄空気電池の場合、例えば、K2S、LiOH、As2O3、Sb2O3等を用いることができる。
水系電解液は、電解質塩及び水を含有する。電解質塩は、水に対して溶解性を有し、所望のイオン伝導性を発現するものであれば特に限定されず、通常、伝導させたい金属イオンを含む金属塩を用いることができる。
非水溶媒としては、従来公知のものを用いることができ、非水溶媒を含む水含有電解液の場合、水系電解液と非水溶媒の合計100質量%に対して、水系電解液の含有量は、10〜90質量%であることが好ましい。
また、水含有電解液には、酸化反応を促進させるための反応促進剤を添加してもよい。反応促進剤としては、例えば、ハロゲン化物等を用いることができ、鉄空気電池の場合、例えば、K2S、LiOH、As2O3、Sb2O3等を用いることができる。
正極は、少なくとも導電性材料を有し、必要に応じ、触媒、結着剤等をさらに有する。導電性材料としては、例えば、炭素材料、ペロブスカイト型導電性材料、多孔質導電性ポリマー及び金属多孔体等を挙げることができる。触媒としては、例えば、ペロブスカイト酸化物、スピネル酸化物、Au、Pt、Ag等の貴金属、及びこれらの複合物等が挙げられる。
負極は、少なくとも負極活物質を有し、必要に応じ、触媒、結着剤等をさらに有する。負極活物質としては、具体的には、リチウム等のアルカリ金属、マグネシウム等の第2族元素、アルミニウム等の第13族元素、亜鉛、鉄等の遷移金属、並びに、これらの金属を含有する合金材料、金属酸化物、金属硫化物、及び金属窒化物等を好適に用いることができる。また、金属イオンを吸蔵及び放出する炭素材料も負極活物質として用いることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は、筐体内に正極、負極、前記負極に隣接して間隔を空けて配列させた補助負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、
前記負極に対して前記補助負極を圧着させる負極圧着機構、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記正極と前記負極と前記補助負極を用い、前記負極圧着機構により前記負極と前記補助負極を圧着させることにより水を発生させる前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備える実施形態である。
負極圧着機構により負極と補助負極を圧着させることにより、第1の放電モードで生成した放電生成物の反応点を増やすことができ、効率よく放電生成物を酸化させて水を発生させることができる。
本発明の第2実施形態は、筐体内に正極、負極、前記負極に隣接して間隔を空けて配列させた補助負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、
前記負極に対して前記補助負極を圧着させる負極圧着機構、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記正極と前記負極と前記補助負極を用い、前記負極圧着機構により前記負極と前記補助負極を圧着させることにより水を発生させる前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備える実施形態である。
負極圧着機構により負極と補助負極を圧着させることにより、第1の放電モードで生成した放電生成物の反応点を増やすことができ、効率よく放電生成物を酸化させて水を発生させることができる。
図3は、第2実施形態の金属空気電池の構成の一例を示す断面模式図である。図3において、図2と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。図3において、第2放電モード実施機構は、正極3、負極4、水含有電解液2、補助負極14、負極圧着機構(図示せず)で構成され、第1放電モード実施機構は、第1実施形態と同様である。
金属空気電池200は、筐体1内に、正極3と、負極4と、正極3及び負極4に挟持されるセパレータ5と、正極集電体6と、負極4に隣接して間隔を空けて配列させた補助負極14とを単セルとした、2つのセルと、水含有電解液2を収容した発電部20、筐体1の外部に負極圧着機構(図示せず)を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、負極4、補助負極14は水含有電解液2に浸漬されている。また、正極3、負極4、補助負極14、電解液量検出部8、負極圧着機構は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。
制御部9は、電解液量検出部8により水含有電解液2の量が所定値未満であることが検出された場合に電解液量検出部8から送られる信号により、第1の放電モードから、第2の放電モードへ切り替える。具体的には、制御部9は、まず負極圧着機構を作動させて負極4に対して補助負極14を圧着させ、その後、正極3と負極4との間で放電を行わせる。
金属空気電池200は、筐体1内に、正極3と、負極4と、正極3及び負極4に挟持されるセパレータ5と、正極集電体6と、負極4に隣接して間隔を空けて配列させた補助負極14とを単セルとした、2つのセルと、水含有電解液2を収容した発電部20、筐体1の外部に負極圧着機構(図示せず)を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、負極4、補助負極14は水含有電解液2に浸漬されている。また、正極3、負極4、補助負極14、電解液量検出部8、負極圧着機構は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。
制御部9は、電解液量検出部8により水含有電解液2の量が所定値未満であることが検出された場合に電解液量検出部8から送られる信号により、第1の放電モードから、第2の放電モードへ切り替える。具体的には、制御部9は、まず負極圧着機構を作動させて負極4に対して補助負極14を圧着させ、その後、正極3と負極4との間で放電を行わせる。
補助負極は、放電生成物酸化反応の促進の観点から、触媒として、Pt、Pd、Ir、Os、Rh、Ru等の貴金属、ペロブスカイト酸化物(Aサイト:La、Sr、Ca、Ce等、Bサイト:V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Pd等)等を用いることが好ましい。また、補助負極は、負極活物質として水素吸蔵合金を有することがより好ましい。水素吸蔵合金を有することによって、補助負極において上記式(7)の放電反応を起こし、水を発生させることができるため、水を発生させる能力が向上するためである。補助負極は、負極と圧着する観点から、負極に隣接して間隔を空けて配列されていることが好ましい。補助負極のその他の構成、材料等は、上述した負極と同様とすることができる。
負極と補助負極の圧着は、発電部が負極に隣接して間隔を空けて配列させた補助負極をさらに収容し、金属空気電池が負極圧着機構をさらに備える場合に行うことができる。
負極圧着機構は、制御部の指示に従って、負極に対して補助負極を圧着させることができるものであれば、特に限定されない。また、負極に対して補助負極を圧着させる方法は、例えば、負極と補助負極との間の隙間が無くなるように、発電部に外部から圧縮応力を印加する方法等が挙げられる。
圧縮応力を印加する際の圧力は、例えば、1〜15kgf/cm2(0.098〜1.47MPa)である。
負極圧着機構は、制御部の指示に従って、負極に対して補助負極を圧着させることができるものであれば、特に限定されない。また、負極に対して補助負極を圧着させる方法は、例えば、負極と補助負極との間の隙間が無くなるように、発電部に外部から圧縮応力を印加する方法等が挙げられる。
圧縮応力を印加する際の圧力は、例えば、1〜15kgf/cm2(0.098〜1.47MPa)である。
図4は、金属空気電池200において、第1の放電モードにより水含有電解液2の量が減少した状態を示す図である。図4において、図3と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。図4においては、正極3、正極集電体6、セパレータ5、負極4、補助負極14の一部が水含有電解液2に浸漬されていない、反応不可領域15が存在する。反応不可領域15が存在することにより、電池構成部材の乾燥や過熱等が起こり、電池が劣化するおそれがある。
図5は、金属空気電池200において、負極4と補助負極14が圧着された状態を示す図である。図5において、図3と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。図5において、矢印16は、負極圧着機構(図示せず)による圧縮応力印加方向を示している。負極圧着機構により、負極4と補助負極14が圧着され、効率よく放電生成物13を酸化することができ、水を発生させ、水含有電解液2の枯渇を抑制することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態は、筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、
前記第1の放電モードで生成した放電生成物を前記負極から回収する回収機構、
前記回収機構により回収された放電生成物を、前記負極に圧着させる放電生成物圧着機構、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記正極と前記負極を用い、前記回収機構により回収した放電生成物を前記放電生成物圧着機構により前記負極に圧着させることにより水を発生させる前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備える実施形態である。
回収機構により回収した放電生成物を、放電生成物圧着機構により負極に圧着させることにより、第1の放電モードで生成した放電生成物の反応点を増やすことができ、放電生成物を効率よく酸化させて水を発生させることができる。
本発明の第3実施形態は、筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、
前記第1の放電モードで生成した放電生成物を前記負極から回収する回収機構、
前記回収機構により回収された放電生成物を、前記負極に圧着させる放電生成物圧着機構、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記正極と前記負極を用い、前記回収機構により回収した放電生成物を前記放電生成物圧着機構により前記負極に圧着させることにより水を発生させる前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備える実施形態である。
回収機構により回収した放電生成物を、放電生成物圧着機構により負極に圧着させることにより、第1の放電モードで生成した放電生成物の反応点を増やすことができ、放電生成物を効率よく酸化させて水を発生させることができる。
回収機構と放電生成物圧着機構を用いる方法は、正極と負極を用い、回収機構により回収した放電生成物を放電生成物圧着機構により負極に圧着させることにより放電生成物を酸化させる方法である。負極への放電生成物の圧着は、金属空気電池が回収機構及び放電生成物圧着機構を備える場合に行うことができる。また、放電生成物の反応点を増やす観点から、発電部がさらに筐体内に上述した補助負極を収容していることが好ましい。
第2放電モード実施機構は、正極、負極、水含有電解液、回収機構、放電生成物圧着機構(発電部が補助負極を収容する場合は、さらに補助負極)で構成され、第1放電モード実施機構は、第1実施形態と同様である。
回収機構と放電生成物圧着機構(発電部が補助負極を収容する場合は、さらに補助負極)は信号配線を介して制御部と接続され、制御部は、水含有電解液の量が所定値未満であると検出された後、まず回収機構を作動させて放電生成物を回収させ、その後、放電生成物圧着機構を作動させて回収した放電生成物を負極(発電部が補助負極を収容する場合は、負極又は補助負極の少なくとも一方)に圧着させ、正極と負極(発電部が補助負極を収容する場合は、正極と、負極又は補助負極)との間で放電を行わせる。
回収機構は、制御部の指示に従って、放電生成物を回収できるものであれば、特に限定されない。また、放電生成物を回収する方法は、特に限定されず、例えば、水含有電解液をフローさせる方法等が挙げられる。
放電生成物圧着機構は、回収機構により回収された放電生成物を、制御部の指示に従って、負極(発電部が補助負極を収容する場合は負極又は補助負極の少なくとも一方)に圧着させることができるものであれば、特に限定されない。また、負極又は補助負極に放電生成物を圧着させる方法は、例えば、発電部に外部から圧縮応力を印加する方法等が挙げられる。
第2放電モード実施機構は、正極、負極、水含有電解液、回収機構、放電生成物圧着機構(発電部が補助負極を収容する場合は、さらに補助負極)で構成され、第1放電モード実施機構は、第1実施形態と同様である。
回収機構と放電生成物圧着機構(発電部が補助負極を収容する場合は、さらに補助負極)は信号配線を介して制御部と接続され、制御部は、水含有電解液の量が所定値未満であると検出された後、まず回収機構を作動させて放電生成物を回収させ、その後、放電生成物圧着機構を作動させて回収した放電生成物を負極(発電部が補助負極を収容する場合は、負極又は補助負極の少なくとも一方)に圧着させ、正極と負極(発電部が補助負極を収容する場合は、正極と、負極又は補助負極)との間で放電を行わせる。
回収機構は、制御部の指示に従って、放電生成物を回収できるものであれば、特に限定されない。また、放電生成物を回収する方法は、特に限定されず、例えば、水含有電解液をフローさせる方法等が挙げられる。
放電生成物圧着機構は、回収機構により回収された放電生成物を、制御部の指示に従って、負極(発電部が補助負極を収容する場合は負極又は補助負極の少なくとも一方)に圧着させることができるものであれば、特に限定されない。また、負極又は補助負極に放電生成物を圧着させる方法は、例えば、発電部に外部から圧縮応力を印加する方法等が挙げられる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態は、筐体内に正極、第1の負極、水素吸蔵合金を有する第2の負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記正極と前記第1の負極を用いることにより水が発生しない前記第1の放電モードから、前記正極と前記第2の負極を用いることにより水を発生させる前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備える実施形態である。
水素吸蔵合金を有する第2の負極を用いることによって、第2の負極において上記式(7)の放電反応を起こし、放電時に水を発生させることができる。尚、本発明において、負極と第1の負極は同一のものである。
本発明の第4実施形態は、筐体内に正極、第1の負極、水素吸蔵合金を有する第2の負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記正極と前記第1の負極を用いることにより水が発生しない前記第1の放電モードから、前記正極と前記第2の負極を用いることにより水を発生させる前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備える実施形態である。
水素吸蔵合金を有する第2の負極を用いることによって、第2の負極において上記式(7)の放電反応を起こし、放電時に水を発生させることができる。尚、本発明において、負極と第1の負極は同一のものである。
図6は、第4実施形態の金属空気電池の構成の一例を示す断面模式図である。図6において、図2と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。図6において、第2放電モード実施機構は、正極3、水含有電解液2、第2の負極18で構成され、第1放電モード実施機構は、第1実施形態と同様である。
金属空気電池300は、筐体1内に、正極3と、第1の負極17と、正極3及び第1の負極17に挟持されるセパレータ5と、正極集電体6と、第2の負極18と、第1の負極17及び第2の負極18に挟持されるセパレータ5とを単セルとした、2つのセルと、第2の負極18に隣接して間隔を空けて配列させた充電用正極19と、水含有電解液2を収容した発電部20を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19は水含有電解液2に浸漬されている。
正極3、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19、電解液量検出部8は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。そのため、信号配線10を介して第1の負極17と第2の負極18との電池回路を切り替えられるようになっている。また、信号配線10を介して正極3と充電用正極19との電池回路を切り替えられるようになっている。
制御部9は、電解液量検出部8により水含有電解液2の量が所定値未満であることが検出された場合に電解液量検出部8から送られる信号により、正極3と第1の負極17との間で放電反応を行う第1の放電モードから、第1の負極17と第2の負極18との電池回路を切り替えることにより正極3と第2の負極18との間で放電反応を行う第2の放電モードへ切り替える。そして、第2の放電モードにより、水を発生させ、水含有電解液2の枯渇を抑制することができる。
正極集電体6、第1の負極17、第2の負極18は、それぞれ電気配線12を介して負荷11と接続され、第1の放電モードのときは、正極3と第1の負極17との間の放電反応で発生した電気エネルギーを取り出すことができ、第2の放電モードのときは、正極3と第2の負極18との間の放電反応で発生した電気エネルギーを取り出すことができるようになっている。
また、制御部9は、充電の際には、正極3から充電用正極19に電池回路を切り替えることにより、充電用正極19と、第1の負極17又は第2の負極18と充電反応を行うことで、充電反応による正極3の酸化分解を回避することができる。さらに、制御部9は、充電の際に適宜、第1の負極17と第2の負極18の電池回路を切り替えることによって、放電反応で酸化物化した第1の負極17を金属に還元すると共に、脱水素化した第2の負極18である水素吸蔵合金を水素化させることができる。
金属空気電池300は、筐体1内に、正極3と、第1の負極17と、正極3及び第1の負極17に挟持されるセパレータ5と、正極集電体6と、第2の負極18と、第1の負極17及び第2の負極18に挟持されるセパレータ5とを単セルとした、2つのセルと、第2の負極18に隣接して間隔を空けて配列させた充電用正極19と、水含有電解液2を収容した発電部20を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19は水含有電解液2に浸漬されている。
正極3、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19、電解液量検出部8は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。そのため、信号配線10を介して第1の負極17と第2の負極18との電池回路を切り替えられるようになっている。また、信号配線10を介して正極3と充電用正極19との電池回路を切り替えられるようになっている。
制御部9は、電解液量検出部8により水含有電解液2の量が所定値未満であることが検出された場合に電解液量検出部8から送られる信号により、正極3と第1の負極17との間で放電反応を行う第1の放電モードから、第1の負極17と第2の負極18との電池回路を切り替えることにより正極3と第2の負極18との間で放電反応を行う第2の放電モードへ切り替える。そして、第2の放電モードにより、水を発生させ、水含有電解液2の枯渇を抑制することができる。
正極集電体6、第1の負極17、第2の負極18は、それぞれ電気配線12を介して負荷11と接続され、第1の放電モードのときは、正極3と第1の負極17との間の放電反応で発生した電気エネルギーを取り出すことができ、第2の放電モードのときは、正極3と第2の負極18との間の放電反応で発生した電気エネルギーを取り出すことができるようになっている。
また、制御部9は、充電の際には、正極3から充電用正極19に電池回路を切り替えることにより、充電用正極19と、第1の負極17又は第2の負極18と充電反応を行うことで、充電反応による正極3の酸化分解を回避することができる。さらに、制御部9は、充電の際に適宜、第1の負極17と第2の負極18の電池回路を切り替えることによって、放電反応で酸化物化した第1の負極17を金属に還元すると共に、脱水素化した第2の負極18である水素吸蔵合金を水素化させることができる。
水素吸蔵合金を有する第2の負極を用いる方法は、正極と水素吸蔵合金を有する第2の負極を用いて放電を行う方法であり、発電部における負極を第1の負極として、発電部が筐体内に第2の負極をさらに収容する場合に行うことができる。
第2の負極は、水素吸蔵合金を有するものであれば、特に限定されず、その他の構成、材料等は上述した負極と同様とすることができる。また、第2の負極の配置場所は、特に限定されない。
水素吸蔵合金としては、AB型(TiFe等)、AB2型(ZrMn2等)、AB5型(LaNi5等)、A2B型(Mg2Ni等)、固溶体型(VTi等)等が挙げられる。
第2の負極は、水素吸蔵合金を有するものであれば、特に限定されず、その他の構成、材料等は上述した負極と同様とすることができる。また、第2の負極の配置場所は、特に限定されない。
水素吸蔵合金としては、AB型(TiFe等)、AB2型(ZrMn2等)、AB5型(LaNi5等)、A2B型(Mg2Ni等)、固溶体型(VTi等)等が挙げられる。
充電用正極としては、特に限定されないが、標準酸化還元電位の高い、白金、金等の貴金属等を用いることが好ましい。充電用正極の配置場所は、特に限定されないが、他の電極と間隔を空けて配列されていることが好ましい。尚、本発明の金属空気電池を自動車に用いる場合は、自動車の回生エネルギーや電気ステーション等で充電を行うことが好ましい。
図7は、金属空気電池300において、第1の放電モードにより水含有電解液2の量が減少した状態を示す図である。図7において、図6と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。図7においては、正極3、正極集電体6、セパレータ5、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19の一部が水含有電解液2に浸漬されていない、反応不可領域15が存在する。反応不可領域15が存在することにより、電池構成部材の乾燥や過熱等が起こり、電池が劣化するおそれがある。
図8は、第4実施形態の金属空気電池の構成の一例を示す断面模式図である。図8において、図6と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。
金属空気電池400は、筐体1内に、正極集電体6と、正極3と、正極3及び第2の負極18に挟持されるセパレータ5と、第2の負極18と、第2の負極18及び第1の負極17に挟持されるセパレータ5と、第1の負極17と、第1の負極17に隣接して間隔を空けて配列させた充電用正極19とを重力方向下側からこの順に配置し、水含有電解液2を収容した発電部20、筐体1の所定の位置に電解液量検出部8、筐体1の外部に制御部9を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19は水含有電解液2に浸漬されている。また、筐体1の底部が酸素透過膜7で形成され、酸素透過膜7が正極集電体6に近接して配置され、外部からの酸素取り込みが可能となっている。
正極3、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19、電解液量検出部8は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。そのため、信号配線10を介して第1の負極17と第2の負極18との電池回路を切り替えられるようになっている。また、信号配線10を介して正極3と充電用正極19との電池回路を切り替えられるようになっている。
さらに、正極集電体6、第1の負極17、第2の負極18は、それぞれ電気配線12を介して負荷11と接続され、放電反応で発生した電気エネルギーを取り出すことができるようになっている。
金属空気電池400は、筐体1内に、正極集電体6と、正極3と、正極3及び第2の負極18に挟持されるセパレータ5と、第2の負極18と、第2の負極18及び第1の負極17に挟持されるセパレータ5と、第1の負極17と、第1の負極17に隣接して間隔を空けて配列させた充電用正極19とを重力方向下側からこの順に配置し、水含有電解液2を収容した発電部20、筐体1の所定の位置に電解液量検出部8、筐体1の外部に制御部9を備えている。
そして、正極3、正極集電体6、セパレータ5、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19は水含有電解液2に浸漬されている。また、筐体1の底部が酸素透過膜7で形成され、酸素透過膜7が正極集電体6に近接して配置され、外部からの酸素取り込みが可能となっている。
正極3、第1の負極17、第2の負極18、充電用正極19、電解液量検出部8は、複数分岐された信号配線10を介して制御部9と接続されている。そのため、信号配線10を介して第1の負極17と第2の負極18との電池回路を切り替えられるようになっている。また、信号配線10を介して正極3と充電用正極19との電池回路を切り替えられるようになっている。
さらに、正極集電体6、第1の負極17、第2の負極18は、それぞれ電気配線12を介して負荷11と接続され、放電反応で発生した電気エネルギーを取り出すことができるようになっている。
図9は、金属空気電池400において、第1の放電モードにより水含有電解液2の量が減少した状態を示す図である。図9において、図8と共通するものについては、同様の符号を付し、説明を省略する。図9においては、第1の負極17、充電用正極19が水含有電解液2に浸漬されていない、反応不可領域15が存在する。しかし、金属空気電池400においては、第1の負極17が放電反応に寄与できなくても、第2の負極18が放電反応に寄与できるため、第2の放電モードにより水を発生させ、水含有電解液2の枯渇を抑制することができる。
本発明の金属空気電池は、水含有電解液の量が減少した場合に、第2の放電モードによって、水を発生させることにより、水含有電解液の枯渇を抑制することができ、放電可能時間を延長することができる。そして、電解液量検出部において検出された水含有電解液の量に応じて、制御部で適宜放電モードを切り替えることで、水含有電解液の枯渇に伴う電池性能や、電池構成部材の劣化を起こすことなく、安定した放電を行うことができる。また、本発明の金属空気電池は電解液ポンプ等を用いること無く水を発生させることができるため、電池の単位体積当たりのエネルギー密度を高くすることができる。
本発明の金属空気電池は、携帯機器用電池、電気自動車用電池、ハイブリッド車用電池、燃料電池自動車用電池等に好適に用いることができる。
本発明の金属空気電池は、携帯機器用電池、電気自動車用電池、ハイブリッド車用電池、燃料電池自動車用電池等に好適に用いることができる。
1 筐体
2 水含有電解液
3 正極
4 負極
5 セパレータ
6 正極集電体
7 酸素透過膜
8 電解液量検出部
9 制御部
10 信号配線
11 負荷
12 電気配線
13 放電生成物
14 補助負極
15 反応不可領域
16 矢印(圧縮応力印加方向)
17 第1の負極
18 第2の負極
19 充電用正極
20 発電部
100 金属空気電池
200 金属空気電池
300 金属空気電池
400 金属空気電池
2 水含有電解液
3 正極
4 負極
5 セパレータ
6 正極集電体
7 酸素透過膜
8 電解液量検出部
9 制御部
10 信号配線
11 負荷
12 電気配線
13 放電生成物
14 補助負極
15 反応不可領域
16 矢印(圧縮応力印加方向)
17 第1の負極
18 第2の負極
19 充電用正極
20 発電部
100 金属空気電池
200 金属空気電池
300 金属空気電池
400 金属空気電池
Claims (1)
- 筐体内に正極、負極及び水含有電解液を収容し、水が発生しない第1の放電モードを実施する第1放電モード実施機構及び水を発生させる第2の放電モードを実施する第2放電モード実施機構を備える発電部、
前記筐体内の水含有電解液の量が所定値未満であることを検出する電解液量検出部、及び、
前記電解液量検出部により水含有電解液の量が所定値未満であることが検出された場合に、前記発電部における放電モードを、前記第1の放電モードから、前記第2の放電モードに切り替える制御部、を備えることを特徴とする金属空気電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013149434A JP2015022871A (ja) | 2013-07-18 | 2013-07-18 | 金属空気電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013149434A JP2015022871A (ja) | 2013-07-18 | 2013-07-18 | 金属空気電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015022871A true JP2015022871A (ja) | 2015-02-02 |
Family
ID=52487157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013149434A Withdrawn JP2015022871A (ja) | 2013-07-18 | 2013-07-18 | 金属空気電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015022871A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115480A1 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | シャープ株式会社 | 金属空気電池 |
WO2018131578A1 (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 幸信 森 | ニッケル-マグネシウム電池 |
CN113608139A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-11-05 | 傲普(上海)新能源有限公司 | 锂离子电池的温度监测方法及制作方法 |
-
2013
- 2013-07-18 JP JP2013149434A patent/JP2015022871A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015115480A1 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | シャープ株式会社 | 金属空気電池 |
JPWO2015115480A1 (ja) * | 2014-01-29 | 2017-03-23 | シャープ株式会社 | 金属空気電池 |
WO2018131578A1 (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 幸信 森 | ニッケル-マグネシウム電池 |
CN113608139A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-11-05 | 傲普(上海)新能源有限公司 | 锂离子电池的温度监测方法及制作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150911 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20151102 |