JP2015021691A - コールドクルーシブル溶解炉及びその製造方法 - Google Patents

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Masahiro Tadokoro
昌宏 田所
弘樹 西河
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【課題】セグメントの変形を有効に防止できるコールドクルーシブル溶解炉及びその製造方法を提供する。【解決手段】内部に冷却流体の通路120aを有する複数のセグメント120…120がスリットSを介して周方向に隣接して配置された側壁部12と、前記側壁部12の下方に位置する底部11と、前記側壁部12の径外方向に離れて配置された誘導加熱コイル30と、を備え、減圧環境下で用いられるコールドクルーシブル溶解炉1において、前記側壁部12の外方に非誘導性物質からなり、前記セグメント120の径外方向への変形を抑制するたわみ抑制部40を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱により被溶解金属を溶解するコールドクルーシブル溶解炉及びその製造方法に関する。
従来、被溶解金属を誘導加熱により溶解する装置としては、例えば、銅などの金属で形成され、内部に冷却水路を有するるつぼと、るつぼの周囲に配置された誘導加熱コイルとを備えたコールドクルーシブル溶解炉がある。このコールドクルーシブル溶解炉でるつぼに収容された被溶解金属を溶解する場合、誘導加熱コイルによって被溶解金属を誘導加熱するとともに、冷却水路に冷却水を通すことによってるつぼを冷却する。これにより、るつぼに収容された被溶解金属は、外周側において抜熱されるため、この外周側で被溶解金属が冷却されて凝固したスカルが形成されて内部のみが溶融することとなる。このため、被溶解金属が溶解した溶湯は、スカルによってるつぼと隔離されることによりるつぼからの汚染が防止される。また、るつぼは、上記のように金属で形成されていることから、急速溶解したとしても割れなどの損傷が生じる恐れがない。このため、このコールドクルーシブル溶解炉では、減圧環境(真空環境を含む)で使用しても高純度の溶湯を高速で生成することが可能である。
このコールドクルーシブル溶解炉のるつぼは、内部に冷却流体の通路を有する複数のセグメントがスリットを介して周方向に隣接して配置された側壁部と、前記側壁部の下方に位置する底部とを備える。前記スリットには、モルタル等の非誘導性物質が詰められて隙間が塞がれている。
ここで、被溶融金属がるつぼ内に収容された状態のままで誘導加熱コイルへの通電が停止されることにより、被溶融金属がるつぼ内で固まってしまうことがある。そして、この固まった被溶融金属を溶解(再溶解)させようとして誘導加熱コイルへの通電を再開した際に、以下の不都合が発生する場合がある。
ほとんどの被溶融金属は、溶湯の状態と固体の状態とで比重が異なる。例えば鉄(Fe)の場合、溶湯の比重が6.9、固体の比重が7.85である。これはつまり、同一質量の被溶融金属が、溶湯の状態と固体の状態とで体積が異なるということである。前記鉄の場合、同一質量では、溶湯の方が固体よりも体積が大きくなる。
前記再溶解の場合、固まった被溶融金属のうち、誘導加熱コイルからの磁力が強く及ぶ、るつぼ内の外側部分、つまり、るつぼ内の側壁部に近い部分から溶解が始まる。このため、溶解した部分は内方の未溶解である固体部分と外方の側壁部とに挟まれた状態となる。前記のように、固体よりも溶湯の方が体積が大きいことから、前記溶解した部分には膨張力が発生する。ここで、内方の固体部分よりも外方の側壁部の方が、強度は相対的に小さい。このため、前記膨張力は径外方向への力として前記側壁部に働く。この力が前記側壁部を構成するセグメントの強度を超えた場合、特にセグメントの長手方向中央部付近にて、前記スリットが広げられるようにセグメントが変形してしまう。
前記セグメントの変形に伴い、非誘導性物質が詰められていたスリットに隙間が発生してしまう。そして、この発生した隙間に再溶解した溶湯が入り込むことがある(「湯差し」という)。この隙間への溶湯の入り込みは、磁束の均一な流れを部分的に阻害するため、るつぼや誘導加熱コイルが溶けたり、短絡が発生したりするという不具合を発生させてしまうことがある。特に、径寸法が大きくなるに従い、るつぼの製造コストが上昇する(るつぼが高価になる)ため、前記不具合の発生によりるつぼの再製造または補修が必要となって大きな経済的損失が発生することが懸念される。
特開2009−85525号公報
そこで本発明は、セグメントの変形を有効に防止できるコールドクルーシブル溶解炉及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、内部に冷却流体の通路を有する複数のセグメントがスリットを介して周方向に隣接して配置された側壁部と、前記側壁部の下方に位置する底部と、前記側壁部の径外方向に離れて配置された誘導加熱コイルと、を備え、減圧環境下で用いられるコールドクルーシブル溶解炉において、前記側壁部の外方に非誘導性物質からなり、前記セグメントの径外方向への変形を抑制するたわみ抑制部を備えることを特徴とするコールドクルーシブル溶解炉である。
この構成によれば、前記側壁部の外方にたわみ抑制部を備える。このため、前記たわみ抑制部により、径外方向への力が前記側壁部に働いた場合であっても、前記スリットが広げられるように前記セグメントが変形してしまうことが抑制される。
また、前記たわみ抑制部は、前記側壁部と前記誘導加熱コイルとの間に位置することもできる。この構成によれば、前記たわみ抑制部は前記側壁部に対して直接当接可能である。このため、前記セグメントの変形抑制を確実にできる。
また、前記たわみ抑制部は、前記たわみ抑制部は、前記側壁部の周方向の全周に沿うように位置することもできる。この構成によれば、周方向の全周に亘って前記セグメントの変形抑制を行える。
また本発明は、内部に冷却流体の通路を有する複数のセグメントがスリットを介して周方向に隣接して配置された側壁部と、前記側壁部の下方に位置する底部と、前記側壁部の径外方向に離れて配置された誘導加熱コイルと、を備え、減圧環境下で用いられるコールドクルーシブル溶解炉の製造方法において、流動性を有する非誘導性物質を、前記側壁部と前記誘導加熱コイルとの間に投入してたわみ抑制部を形成することを特徴とするコールドクルーシブル溶解炉の製造方法である。
この構成によれば、流動性を有する非誘導性物質を、前記側壁部と前記誘導加熱コイルとの間に投入してたわみ抑制部を形成する。このため、径外方向への力が前記側壁部に働いた場合であっても前記セグメントが変形してしまうことを抑制できる前記たわみ抑制部を、容易に形成可能である。
本発明によると、前記たわみ抑制部により、径外方向への力が前記側壁部に働いた場合であっても、前記スリットが広げられるように前記セグメントが変形してしまうことが抑制される。このため本発明によると、セグメントの変形を有効に防止できるコールドクルーシブル溶解炉及びその製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態のコールドクルーシブル溶解炉を示す斜視図である。 同コールドクルーシブル溶解炉を示す、炉中央における縦断面図である。 同コールドクルーシブル溶解炉を示す側面図である。 同コールドクルーシブル溶解炉を示す横断面図である。
図1〜図4は、本実施形態のコールドクルーシブル溶解炉1を示している。このコールドクルーシブル溶解炉1の基本的な構成は特許文献1記載のコールドクルーシブル溶解炉の構成と同じである。つまり、このコールドクルーシブル溶解炉1は、被溶解金属Wを収容するるつぼ10と、るつぼ10を冷却する冷却手段20と、るつぼ10の外周側に配置された誘導加熱コイル30とを備える。被溶解金属Wとしては、例えば鋳鉄や酸化鉄が挙げられるが、その他様々な金属を適用可能である。なお、本実施形態のコールドクルーシブル溶解炉1は、気密容器(図示しない)の内部に設置されて減圧雰囲気(真空雰囲気を含む)中で被溶解金属Wの溶解を行う。図2に溶解状態の被溶解金属Wを二点鎖線で示している。
るつぼ10は、底部11を構成するように形成されたベース体110と、側壁部12を構成するようにベース体110上に平面視略円形状に配設された複数の側壁部セグメント120…120とを有する。そして、互いに固定されたベース体110と複数の側壁部セグメント120…120とによって、上部が開口して被溶解金属Wを収容する収容凹部10aが形成されている。なお、本実施形態では、るつぼ10を傾けることで収容凹部10aの上部から出湯がなされる。
側壁部セグメント120の材質としては、電気伝導度及び熱伝導率に優れ、熱衝撃に強く、必要な機械的強度を有するとともに、冷却手段20による冷却によってスカル(図示しない)を形成するのに必要な高熱伝導率を有する材料、例えば、銅、または、クロム銅、ベリリウム銅などの銅合金が選択される。前記銅系材料は、特に、るつぼ10を真空槽の内部に設置して真空雰囲気中、または減圧雰囲気中で被溶解金属Wの溶解を行う場合に酸化物を形成しないため、酸化金属等の耐火物と比較して有利である。
ここで、複数の側壁部セグメント120…120は、スリットSを介して周方向に隣接して配置されている。このため、隣接する側壁部セグメント120,120は電気的に絶縁されている。このスリットSは、溶湯の浸入を防止するため、セラミックス板、モルタル等の非誘導性物質により埋められている。
側壁部セグメント120は、冷却手段20の一部を構成する冷却水路120aを内部に有している。この冷却水路120aは、入口配管141及び下ヘッダー部142を介して、同じく冷却手段20の一部を構成する冷却水供給源(図示しない)に接続されている。そして、側壁部セグメント120の下部から供給された、冷却流体としての冷却水が冷却水路120aを通って側壁部セグメント120の上部へと一方向に抜け、上ヘッダー部143及び出口配管144を通って排出されることにより、側壁部セグメント120が冷却される。この冷却により、るつぼ10の内面にスカルを形成することが可能となっている。なお、冷却流体は本実施形態の水に限定されず、各種液体(ゲル状のものも含む)及び気体を冷却流体として用いることができる。
るつぼ10には径外方向に突出した出湯部13が形成されている。この出湯部13を形成するため、複数の側壁部セグメント120…120のうち周方向の一部領域に位置する側壁部セグメント120が上方に延長されるようにして、出湯部セグメント130が形成されている。この出湯部セグメント130は、曲げ加工及びろう付けにより形成され、側壁部セグメント120に対して一体とされている。この出湯部セグメント130内には冷却水路130aが形成されており、側壁部セグメント120の冷却水路120aと連通している。また、この出湯部セグメント130の冷却水路130aは、前記上ヘッダー部143に接続されている。
溶湯を出湯部13の幅以下である狭い幅の流れで取り出すため、この出湯部13の上端における幅寸法は、側壁部12の内径寸法以下とされることが好ましい。
前記出湯部セグメント130における上端位置は、出湯部13の幅方向における中央に位置する出湯部セグメント130の方が、同方向における両端に位置する出湯部セグメント130よりも低い。これにより、図3に示すように、出湯部13の上縁は正面視で凹状となり、当該上縁で最も低い部分が低位部131である。この低位部131の形成により、出湯時における溶湯の流れを、側壁部セグメント120に接した状態と比較して狭い幅の流れに収束させることができる。つまり、この低位部131により、出湯時の溶湯の流れ方向に直交する断面にて下方に凹んだ流路が出湯部13に形成される。この凹んだ流路では、るつぼ10が出湯機構91により傾動方向(出湯部13が下方となる方向)に傾けられた場合には、溶湯に働く重力により、出湯部13のうち最も低い低位部131に優先的に溶湯が流れる。
誘導加熱コイル30は、るつぼ10の外周側に巻回されており、図示しない溶解電源装置によって、所定の高周波交流電力が供給される。この交流電力により交番磁場を発生させ、収容凹部10aに収容された被溶解金属Wを誘導加熱することが可能である。
図2及び図4に示すように、前記側壁部12の外方には、非誘導性物質からなるたわみ抑制部40が形成されている。このたわみ抑制部40は、具体的には、側壁部12と誘導加熱コイル30との間に、周方向の全周に亘って位置する。また、このたわみ抑制部40は側壁部12と誘導加熱コイル30とに直接接触している。また、このたわみ抑制部40を構成する非誘導性物質は、例えば酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウムなどの酸化物とされている。前記酸化物としては粉末状のものが用いられている。この粉末状の酸化物は流動性を有することから、当該酸化物が側壁部12と誘導加熱コイル30との間に流し込まれ、押し固められることによりたわみ抑制部40を形成できる。このように流動性を有する酸化物を側壁部12と誘導加熱コイル30との間に流し込むことで、側壁部12と誘導加熱コイル30との間に隙間なくたわみ抑制部40を形成することができる。また、固体の部材を組み立ててたわみ抑制部40を形成することに比べ、容易にたわみ抑制部40を形成することができる。
ここで、被溶融金属Wがるつぼ10内に収容された状態のままで誘導加熱コイル30への通電が停止されることにより、被溶融金属Wがるつぼ10内で固まってしまうことがある。そして、この固まった被溶融金属Wを溶解(再溶解)させようとして誘導加熱コイル30への通電を行った際には、誘導加熱コイル30からの磁力が強く及ぶ、るつぼ10の側壁部12に近い部位から溶解が始まる。温度上昇に伴う被溶融金属Wの熱膨張、及び、溶湯と固体との比重差の影響により、径外方向への力が側壁部12に働く。この力は側壁部セグメント120…120をるつぼ10の外方に変形させようとする力である。本実施形態では、側壁部12の外方にたわみ抑制部40が形成されていることから、前記変形させようとする力をたわみ抑制部40が受け止めることができる。このため、側壁部セグメント120…120が変形してしまうことを抑制できる。
前記側壁部セグメント120の変形が抑制されることから、前記変形させようとする力によりスリットSが広がることで、当該スリットSに埋められていた非誘導性物質と側壁部セグメント120との間に発生した隙間に前記再溶解した溶湯が入り込むこと(湯差し)を抑制できる。そして、前記湯差しが抑制されることにより、るつぼ10や誘導加熱コイル30が溶けたり、短絡が発生したりするという不具合を発生させてしまうことを防止できる。特に、径寸法が大きくなるに従ってるつぼ10の製造コストが上昇する(るつぼ10が高価になる)が、たわみ抑制部40の存在により、径寸法の大きいるつぼ10において側壁部セグメント120が変形してしまい、大きな経済的損失が発生することを防止できる。
誘導加熱コイル30の更に径外位置の6箇所には、周方向に均等間隔であり上下方向に延びる金属製のフレーム50が位置している。このフレーム50と前記たわみ抑制部40との間には、径内側から順に、絶縁シート60、鉄心部材70が位置している。
絶縁シート60は、誘導加熱コイル30と鉄心部材70とを絶縁する樹脂製のシートである。鉄心部材70は、多数のケイ素鋼板が側壁部12の接線方向に沿う方向に積層されて形成されている。このように構成された鉄心部材70は、当該鉄心部材70の内部を磁束が通過できるため、誘導加熱コイル30によるるつぼ10の加熱を効率良く行うことができる。
フレーム50には、当該フレーム50を貫通するように保持ボルト80がねじ込まれている。この保持ボルト80は、径内側端面が鉄心部材70の外周面に当接するようにフレーム50にねじ込まれており、絶縁シート60及び鉄心部材70が径外方向にずれないように位置保持を行う。この保持ボルト80のフレーム50へのねじ込み度合を調整することにより、誘導加熱コイル30及びたわみ抑制部40への径内方向への押圧力を調整できる。なお、前記径外方向への力が側壁部12に働いた場合には、この保持ボルト80に径内方向への反力が生じる。
前記構成のコールドクルーシブル溶解炉1は、架台90に支持される。そして油圧駆動シリンダを備えた出湯機構91により、るつぼ10を傾動方向へと回動させて前記架台90に対して傾けることができる。出湯部13は、前記出湯機構91によるるつぼ10の、平面視における傾動方向の延長線上に位置し、低位部131は前記延長線と一致している。これにより、溶湯を、傾けられた収容凹部10aから出湯部13のうち低位部131を挟む幅のある領域を通り、鋳型等の出湯対象物に流し込むことが可能である。
本実施形態のるつぼ10には、前記出湯部13が形成されている。このため、円筒状のるつぼ、つまり、複数の側壁部セグメント120…120の上縁が等しい高さに位置するるつぼと比較して、溶湯を出湯部13の幅以下である狭い幅の流れで取り出すことができる。つまり、溶湯を集約してるつぼ10の外部に取り出すことができる。このため、るつぼ10が大径であっても、鋳型等の出湯対象物に対して確実に出湯できる。そして、前記のように出湯部13に低位部131が形成された場合には、溶湯を更に狭い幅の流れで取り出すことができる。
以上、本発明につき一実施形態を取り上げて説明してきたが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば底部11を上下方向に移動可能に構成することで、被溶融金属Wが溶解後に固まった凝固相を下方に順次引き抜き、連続鋳造を行うことのできる構成とすることもできる。
1 コールドクルーシブル溶解炉
10 るつぼ
11 底部
12 側壁部
120 (側壁部)セグメント
120a 冷却流体の通路、冷却水路
20 冷却手段
30 誘導加熱コイル
40 たわみ抑制部
W 被溶解金属
S スリット

Claims (4)

  1. 内部に冷却流体の通路を有する複数のセグメントがスリットを介して周方向に隣接して配置された側壁部と、前記側壁部の下方に位置する底部と、前記側壁部の径外方向に離れて配置された誘導加熱コイルと、を備え、減圧環境下で用いられるコールドクルーシブル溶解炉において、
    前記側壁部の外方に非誘導性物質からなり、前記セグメントの径外方向への変形を抑制するたわみ抑制部を備えることを特徴とするコールドクルーシブル溶解炉。
  2. 前記たわみ抑制部は、前記側壁部と前記誘導加熱コイルとの間に位置することを特徴とする請求項1に記載のコールドクルーシブル溶解炉。
  3. 前記たわみ抑制部は、前記側壁部の周方向の全周に沿うように位置することを特徴とする請求項1または2に記載のコールドクルーシブル溶解炉。
  4. 内部に冷却流体の通路を有する複数のセグメントがスリットを介して周方向に隣接して配置された側壁部と、前記側壁部の下方に位置する底部と、前記側壁部の径外方向に離れて配置された誘導加熱コイルと、を備え、減圧環境下で用いられるコールドクルーシブル溶解炉の製造方法において、
    流動性を有する非誘導性物質を、前記側壁部と前記誘導加熱コイルとの間に投入してたわみ抑制部を形成することを特徴とするコールドクルーシブル溶解炉の製造方法。
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