JP2015021138A - 銅−銀合金線の製造方法、及び銅−銀合金線 - Google Patents

銅−銀合金線の製造方法、及び銅−銀合金線 Download PDF

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Abstract

【課題】導電率及び強度が高いCu−Ag合金線の製造方法を提供する。
【解決手段】Cu−Ag合金線の製造方法は、(1)Agを0.5質量%以上15質量%以下含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなる組成を有するCu−Ag合金を連続鋳造して、径が6mm以上40mm以下の鋳造線材を作製する連続鋳造工程と、(2)鋳造線材をコンフォーム押出して、径が3mm以上40mm以下の押出線材を作製するコンフォーム押出工程と、(3)押出線材に減面率が95%以上の冷間加工を施して、Cu−Ag合金線を作製する冷間加工工程と、を備える。
【選択図】なし

Description

本発明は、銅−銀(以下、「Cu−Ag」と記す)合金線の製造方法に関する。
電気・電子機器の小型化、軽量化に伴い、これら電気・電子機器に利用される電線の更なる細径化が要求されている。電線に引張、屈曲、捻回などの外力が加えられる用途では、添加元素を添加して強度を高めたCu合金線が電線の導体に使用されている。
一般に、Cu合金は、添加元素の含有量を増やすことで、強度が向上するが、導電率が低下する。つまり、強度と導電率とはトレードオフの関係がある。したがって、導電率が高く、かつ強度が高いCu合金線の開発が望まれている。
例えば特許文献1、2には、高い導電率を有しながら、強度が高いCu−Ag合金線が開示されている。
特許文献1には、Cu−Ag合金を鋳造して得たロットに、[1]減面率70%以上の冷間加工を行った後、[2]400〜500℃で1〜30時間の熱処理を施し、次いで、[3]減面率95%以上の冷間加工を行うことが記載されている。更に、上記工程[2]と上記工程[3]との間に、[4]減面率70%以上の冷間加工を行った後、[5]400〜500℃で1〜30時間の熱処理を施す工程を追加することが記載されている。
特許文献2には、AgをCu中に固溶させたCu−Ag合金の鋳造材(固溶素材)に伸線加工を施し、300℃以上で0.5時間以上の中間熱処理(析出熱処理)を施した後、更に伸線加工を施すことが記載されている。特許文献2では、AgをCu中に固溶させるために、鋳造時の冷却速度を8.5℃/sec以上、若しくは、鋳造材に加熱温度600℃以上、保持時間0.5時間以上、冷却速度1.5℃/sec以上の条件で熱処理(溶体化処理)を施すことが記載されている。
特開2001−40439号公報 特開2011−246802号公報
Cu−Ag合金線において、高い導電率を有しながら、強度をより向上させることが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的の一つは、導電率及び強度が高いCu−Ag合金線の製造方法を提供することにある。
本願のCu−Ag合金線の製造方法は、Cu−Ag合金の鋳造線材を加工してCu−Ag合金線を製造するCu−Ag合金線の製造方法であって、以下の工程を備える。
[1]Agを0.5質量%以上15質量%以下含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなる組成を有するCu−Ag合金を連続鋳造して、径が6mm以上40mm以下の鋳造線材を作製する連続鋳造工程。
[2]鋳造線材をコンフォーム押出して、径が3mm以上40mm以下の押出線材を作製するコンフォーム押出工程。
[3]押出線材に減面率が95%以上の冷間加工を施して、Cu−Ag合金線を作製する冷間加工工程。
上記のCu−Ag合金線の製造方法は、導電率及び強度が高いCu−Ag合金線を製造することができる。
中間熱処理後における試料2−1の断面のSEM写真を示す図である。 中間熱処理後における試料2−2の断面のSEM写真を示す図である。
本発明者らは、導電率が比較的低下し難く、強度の向上に効果がある添加元素としてAgを選択し、Cu−Ag合金線において、高い導電率を有しながら、強度をより向上させるための手法を種々検討した。その結果、Agの含有量を特定の範囲とすると共に、Cu−Ag合金の鋳造線材に特定の加工を施すことで、導電率が高く、かつ強度が高いCu−Ag合金線が得られるとの知見を得た。具体的には、Cu−Ag合金を連続鋳造して得た鋳造線材をコンフォーム押出した後、得られた押出線材に冷間加工を施すことで、導電率及び強度をより高いレベルで兼ね備えるCu−Ag合金線が得られるとの知見を得た。以上の知見に基づいて、本発明者らは本発明を完成するに至った。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)実施形態に係るCu−Ag合金線の製造方法は、Cu−Ag合金の鋳造線材を加工してCu−Ag合金線を製造するCu−Ag合金線の製造方法であって、以下の工程を備える。
[1]Agを0.5質量%以上15質量%以下含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなる組成を有するCu−Ag合金を連続鋳造して、径が6mm以上40mm以下の鋳造線材を作製する連続鋳造工程。
[2]鋳造線材をコンフォーム押出して、径が3mm以上40mm以下の押出線材を作製するコンフォーム押出工程。
[3]押出線材に減面率が95%以上の冷間加工を施して、Cu−Ag合金線を作製する冷間加工工程。
実施形態に係るCu−Ag合金線の製造方法によれば、Cu母相中に第二相として晶出又は析出したAg粒子(晶析出物)が均一且つ微細に分散した組織とすることができ、導電率及び強度が高いCu−Ag合金線を製造することができる。
Agの含有量が0.5質量%以上15質量%以下であることで、強度と導電率のバランスに優れたCu−Ag合金線が得られる。
Cu−Ag合金を連続鋳造することで、長尺のCu−Ag合金の鋳造線材を効率良く作製することができる。また、連続鋳造であれば、バッチ式鋳造に比べて鋳造時の冷却速度が速く、Agを微細に晶出又は析出させ易い。そして、AgをCu中に晶出又は析出させることで導電率を高めることができると共に、晶出又は析出したAgの晶析出物を微細に分散させることで強度を高めることができる。
Cu−Ag合金の鋳造線材をコンフォーム押出することで、長尺の鋳造線材に対して連続押出が可能であり、長尺のCu−Ag合金の押出線材を効率良く作製することができる。コンフォーム押出により、Agの固溶量を変化させずに、鋳造時に晶出又は析出したAgの晶析出物を分断して微細化すると共に、動的再結晶を発現させ母相の結晶粒を微細化することができ、強度を向上させることができる。また、コンフォーム押出であれば、通常の押出方法(直接押出や間接押出)に比べて長さの制約を受けない。コンフォーム押出する際に供給する鋳造線材を加熱してもよいが、鋳造線材を加熱せずに室温で行うこともでき、その場合は加熱設備を省略できる。加えて、鋳造線材を加熱せずにコンフォーム押出する方が、Agの析出や結晶粒の粗大化を抑制でき、好ましい。一方、通常の押出方法では、鋳造線材を400℃以上に再加熱後、押出機のコンテナに装入して押出を行うため、再加熱時にAgの析出と結晶粒の粗大化が進み易い。
Cu−Ag合金の押出線材を冷間加工することで、晶出又は析出したAgの晶析出物を繊維状に引き延ばすと共に、晶析出物の間隔を小さくできるので、強度をより向上させることができる。一般に、冷間加工の減面率を高くするほど、多くの加工歪が導入されるため、強度が向上する(導電率が低下する)傾向がある。
(2)上記したCu−Ag合金線の製造方法の一形態としては、コンフォーム押出工程の後、押出線材に400℃以上500℃以下で0.5時間以上30時間以下の中間熱処理を施す中間熱処理工程を備えることが挙げられる。
押出線材に中間熱処理を施すことで、過飽和に固溶したAgを析出させ微細に分散させることができ、Agの析出量の増加により、導電率及び強度をより高めることができる。特に、Agの含有量が多い(例えば1質量%以上)場合に、導電率及び強度の改善効果が大きく、有効である。
(3)上記した中間熱処理工程を備えるCu−Ag合金線の製造方法の一形態としては、中間熱処理工程の前に、押出線材に減面率が70%以上90%以下の中間冷間加工を施す中間冷間加工工程を備えることが挙げられる。
押出線材に中間冷間加工を施すことで、押出線材に加工歪を導入して、後工程の中間熱処理工程において過飽和に固溶したAgの析出を促進させことができ、Agの析出量の増加により、導電率及び強度をより一層高めることができる。
(4)上記したCu−Ag合金線の製造方法の一形態としては、連続鋳造が間欠式の連続鋳造であることが挙げられる。
間欠式でない連続鋳造方式で連続的に鋳造する場合に比べて、細径のものでも鋳造し易く、少量生産に適している。最終製品のCu合金線が極細線(例えば径が0.1mm以下)の場合は、素材となる鋳造線材を多量に必要としないので、生産効率の観点から好適である。
(5)上記したCu−Ag合金線の製造方法の一形態としては、Cu−Ag合金の酸素濃度が質量割合で20ppm以下であることが挙げられる。
Cu−Ag合金の酸素濃度が20ppm(0.002質量%)以下であることで、Agの酸化物が生成されることが少なく、強度をより向上させることができる。特に、間欠式の連続鋳造では、酸素濃度が高いと、鋳造時に気泡などの鋳造欠陥が発生して鋳造性が悪化する虞があることから、Cu−Ag合金の酸素濃度を20ppm以下とすることで、鋳造が容易になる。ここでいう「Cu−Ag合金の酸素濃度」とは、溶解後、鋳造前の溶湯における酸素濃度のことである。
(6)実施形態に係るCu−Ag合金線は、上記(1)〜(5)のいずれか1つの実施形態に係るCu−Ag合金線の製造方法により製造されたものである。
実施形態に係るCu−Ag合金線によれば、Cu母相中に第二相として晶出又は析出したAg粒子(晶析出物)が均一且つ微細に分散した組織を有しており、導電率及び強度が高い。具体的には、実施形態に係るCu−Ag合金線は、従来のCu−Ag合金線に比べて、Agの含有量が同じ場合、導電率が同等であれば、引張強さが高い、換言すれば、引張強さが同等であれば、導電率が高い。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態の詳細を、以下に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
Cu−Ag合金線の製造方法は、Cu−Ag合金を連続鋳造して鋳造線材を作製する連続鋳造工程→鋳造線材をコンフォーム押出して押出線材を作製するコンフォーム押出工程→押出線材に冷間加工を施してCu−Ag合金線を作製する冷間加工工程と備える。更に、コンフォーム押出工程の後、押出線材に中間熱処理を施す中間熱処理工程を加えてもよいし、また、中間熱処理工程の前に、押出線材に中間冷間加工を施す中間冷間加工工程を加えてもよい。
(Cu−Ag合金)
Cu−Ag合金線を構成するCu−Ag合金は、基本的には、CuにAgを添加した二元系合金であり、Agを0.5質量%以上15質量%以下含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなる組成を有する。Agの含有量が0.5質量%以上の場合、強度の向上効果が得られ易い。Agの含有量が15質量%以下の場合、導電率の低下とコストアップを抑制し易い。
原料となるCuには、純銅を使用することが好ましく、具体的には、タフピッチ銅や無酸素銅を使用することが挙げられる。原料におけるCuの純度は99.90質量%以上が好ましく、99.99質量%以上がより好ましい。また、溶解後、鋳造前における酸素濃度は20ppm(0.002質量%)以下が好ましい。これにより、Agの酸化物の生成を抑制して強度をより向上させ易く、更に、鋳造時に気泡などの鋳造欠陥の発生を抑制できるので、安定した鋳造が可能である。
(連続鋳造工程)
連続鋳造工程は、Cu−Ag合金を溶解し、連続鋳造して鋳造線材を作製する。この工程では、径が6mm以上40mm以下の鋳造線材を作製することが好ましい。これにより、Agを晶出又は析出させ、Agの晶析出物を微細に分散させることができる。鋳造線材の径が6mm以上の場合、これより径が小さいものに比べて連続鋳造が行い易い。鋳造線材の径が40mm以下の場合、鋳造時の冷却速度を確保し易く、部分的に粗大なAgの晶析出物が生成され難く、強度の向上効果が得られ易い。また、鋳造線材の径が40mm以下であると、後工程のコンフォーム押出工程において鋳造線材にコンフォーム押出を行い易い。鋳造線材の断面形状は、例えば円形、楕円形又は矩形などの多角形でもよく、特に問わない。ここでいう「径が6mm以上40mm以下」とは、断面積が直径6mm〜40mmの円面積(約28mm〜1257mm)に相当するサイズのことである。連続鋳造には、公知の連続鋳造機を使用することができる。
連続鋳造は、生産効率などの観点から間欠式の連続鋳造であることが好ましい。間欠式の連続鋳造であれば、細径のものでも鋳造し易く、生産効率の観点からも好適である。間欠式の連続鋳造としては、例えば、ピンチロールなどの引出装置により凝固シェルを挟持して引き出すことで、引き出しと停止を繰り返して間欠的に鋳造する手法(間欠引き出し式連続鋳造法)を採用することが挙げられる。
また、鋳造線材を連続鋳造する際に、例えば、水冷や空冷により鋳造線材を強制冷却(急冷)して、鋳造時の冷却速度を調整してもよい。或いは、上記した間欠式の冷却鋳造の場合、鋳造線材の引き出し速度を適宜調整することでも冷却速度の調整が可能である。
(コンフォーム押出工程)
コンフォーム押出工程は、Cu−Ag合金の鋳造線材をコンフォーム押出して押出線材を作製する。この工程では、径が3mm以上40mm以下の鋳造線材を作製することが好ましい。これにより、Agの固溶量を変化させずに、Agの晶析出物を分断して微細化すると共に、動的再結晶を発現させ母相の結晶粒を微細化することができる。押出線材の径が3mm以上40mm以下の場合、コンフォーム押出での減面率が大きくなり過ぎず、加工が行い易い。押出線材の径(断面積)は、加工性を考慮して、鋳造線材の径と同等以下とすることが好ましく、コンフォーム押出により押出線材の径を鋳造線材の径の半分程度とする場合は、1つの鋳造線材から2つの押出線材を取り出してもよい。押出線材の断面形状は、例えば円形、楕円形又は矩形などの多角形でもよく、特に問わない。ここでいう「径が3mm以上40mm以下」とは、断面積が直径3mm〜40mmの円面積(約7mm〜1257mm)に相当するサイズのことである。コンフォーム押出には、公知のコンフォーム押出機を使用することができる。
(冷間加工工程)
冷間加工工程は、Cu−Ag合金の押出線材に冷間加工を施してCu−Ag合金線を作製する。この工程では、冷間加工の減面率を95%以上とすることが好ましい。これにより、Agの晶析出物を繊維状に引き延ばすと共に、晶析出物の間隔を小さくできる。冷間加工工程での冷間加工は、所望の最終線径となるまで複数パスに分けて行ってもよく、この場合、トータルの減面率が95%以上となるように各パスの減面率を適宜調整するとよい。冷間加工の減面率が95%以上の場合、繊維状の晶析出物の間隔を十分に小さくでき、強度の向上効果が大きい。Cu−Ag合金線の形状は、例えば断面円形状の丸線や断面矩形状の平角線でもよく、特に問わない。また、Cu−Ag合金線の径は、例えば0.016mm以上0.2mm以下とすることが挙げられる。冷間加工としては、例えば冷間引抜(冷間伸線)や冷間圧延などが挙げられる。
(中間熱処理工程)
中間熱処理工程は、コンフォーム押出工程の後、押出線材に中間熱処理を施す。この工程では、熱処理温度を400℃以上500℃以下、熱処理時間を0.5時間以上30時間以下とすることが好ましい。これにより、過飽和に固溶したAgを析出させ微細に分散させることができる。熱処理温度が400℃以上又は熱処理時間が0.5時間以上の場合、Agを十分に析出させ易い。一方、熱処理温度が500℃以下の場合、Agが再びCu中に固溶することを抑制し、Agの固溶量の増加を抑制し易い。熱処理時間が30時間以下の場合、母相の結晶粒の粗大化やコストアップを抑制し易い。また、熱処理時間が30時間を超えてもAgの析出量があまり増加せず、それ以上の効果が期待できない。
(中間冷間加工工程)
中間冷間加工工程は、中間熱処理工程の前に、押出線材に中間冷間加工を施す。この工程では、中間冷間加工の減面率を70%以上90%以下とすることが好ましい。これにより、押出線材に加工歪を導入して、後工程の中間熱処理工程において過飽和に固溶したAgの析出を促進させことができる。中間冷間加工工程での中間冷間加工は、押出線材が所定の径となるまで複数パスに分けて行ってもよく、この場合、トータルの減面率が70%以上90%以下となるように各パスの減面率を適宜調整するとよい。中間冷間加工の減面率が70%以上の場合、押出線材に加工歪を十分に導入することができ、Agの析出を促進させる効果が大きい。中間冷間加工の減面率が90%以下の場合、後工程の冷間加工工程において中間熱処理後の押出線材に対する冷間加工の減面率を確保し易い。中間冷間加工としては、例えば冷間引抜(冷間伸線)や冷間圧延などが挙げられる。
[実施例1]
(試料1−1)
原料として、純度が99.99質量%以上で酸素濃度が質量割合で20ppm以下のCu(無酸素銅)と、純度が99.99質量%以上のAgとを用意した。そして、用意したCuにAgを添加して溶解し、Agを0.6質量%含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなる組成を有するCu−Ag合金を横型連続鋳造機にて連続鋳造して、直径12.5mmの鋳造線材を作製した。鋳造前の溶湯中の酸素濃度は20ppm(0.002質量%)以下である。連続鋳造は、ピンチロールを用いて引き出しと停止を繰り返し行う間欠引き出し式連続鋳造法を採用し、鋳造時の冷却は、カーボン鋳型を水冷した冷却ジャケット内に設置する間接的な水冷とした。
次に、作製したCu−Ag合金の鋳造線材を再加熱せずにコンフォーム押出機にて連続押出して、直径8.0mmの押出線材を作製した。
その後、作製したCu−Ag合金の押出線材(直径8.0mm)に冷間伸線を施して、直径0.2mmとなるまで冷間加工(減面率99.94%)し、Cu−Ag合金線を作製した。このCu−Ag合金線を試料1−1とした。
試料1−1について、導電率(%IACS)、引張強さ(MPa)及び伸び(%)を調べた。その結果を表1に示す。
(試料1−2)
直径を22mmに変更した以外は試料1−1と同様にして、Agの含有量が試料1−1と同じCu−Ag合金の鋳造線材を作製した。
次に、作製したCu−Ag合金の鋳造線材を冷間圧延して直径9.5mmまで加工した後、冷間伸線及び皮剥ぎして直径8.0mmの引抜線材を作製した。
その後、作製したCu−Ag合金の引抜線材(直径8.0mm)に冷間伸線を施して、引張強さが試料1−1と同程度となるまで冷間加工し、Cu−Ag合金線を作製した。このCu−Ag合金線を試料1−2とした。また、同じCu−Ag合金の引抜線材に冷間伸線を施して、直径0.2mmとなるまで冷間加工(減面率99.94%)し、Cu−Ag合金線を作製した。このCu−Ag合金線を試料1−2Aとした。
試料1−2及び試料1−2Aについて、試料1−1と同じように、導電率(%IACS)、引張強さ(MPa)及び伸び(%)を調べた。その結果を表1に併せて示す。
表1に示すように、線径が同一サイズの試料1−1と試料1−2Aとを比較した場合、鋳造線材にコンフォーム押出を行った試料1−1は、コンフォーム押出を行っていない試料1−2Aに比べて、引張強さが極めて高い。そして、引張強さが試料1−1と同程度となるまで冷間加工した試料1−2の結果からすると、コンフォーム押出を行うことで、細径まで加工しなくても、太径でありながら、引張強さが高く、導電率も高いレベルで維持できることが分かる。また、試料1−1では加工前の鋳造線材の直径は試料1−2に比べて小さいことからすれば、コンフォーム押出を行うことで、トータルの加工度が小さくても、高強度が得られることが分かる。
[実施例2]
(試料2−1)
Agの含有量を2.0質量%に変更した以外は実施例1の試料1−1と同様にして、直径12.5mmのCu−Ag合金の鋳造線材を作製した。
次に、作製したCu−Ag合金の鋳造線材を再加熱せずにコンフォーム押出機にて連続押出して、直径8.0mmの押出線材を作製した。次いで、作製したCu−Ag合金の押出線材に冷間伸線を施して、直径2.6mmとなるまで中間冷間加工(減面率89.44%)した後、非酸化性雰囲気中、450℃×3時間の中間熱処理を施した。
その後、中間冷間加工及び中間熱処理を施したCu−Ag合金の押出線材(直径2.6mm)に冷間伸線を施して、直径0.08mmとなるまで冷間加工(減面率99.91%)し、Cu−Ag合金線を作製した。このCu−Ag合金線を試料2−1とした。
試料2−1について、実施例1と同じように、導電率(%IACS)、引張強さ(MPa)及び伸び(%)を調べた。その結果を表2に示す。
(試料2−2)
直径を22mmに変更した以外は試料2−1と同様にして、Agの含有量が試料2−1と同じCu−Ag合金の鋳造線材を作製した。
次に、作製したCu−Ag合金の鋳造線材を冷間圧延して直径9.5mmまで加工した後、非酸化性雰囲気中、450℃×3時間の中間熱処理を施した。次いで、冷間伸線及び皮剥ぎして直径8.0mmの引抜線材を作製した。
その後、作製したCu−Ag合金の引抜線材(直径8.0mm)に冷間伸線を施して、引張強さが試料2−1と同程度となるまで冷間加工し、Cu−Ag合金線を作製した。このCu−Ag合金線を試料2−2とした。また、同じCu−Ag合金の引抜線材に冷間伸線を施して、直径0.08mmとなるまで冷間加工(減面率99.99%)し、Cu−Ag合金線を作製した。このCu−Ag合金線を試料2−2Aとした。
試料2−2及び試料2−2Aについて、試料2−1と同じように、導電率(%IACS)、引張強さ(MPa)及び伸び(%)を調べた。その結果を表2に併せて示す。
表2に示すように、線径が同一サイズの試料2−1と試料2−2Aとを比較した場合、鋳造線材にコンフォーム押出を行った試料2−1は、コンフォーム押出を行っていない試料2−2Aに比べて、引張強さが極めて高い。そして、引張強さが試料2−1と同程度となるまで冷間加工した試料2−2の結果からすると、コンフォーム押出を行うことで、細径まで加工しなくても、太径でありながら、引張強さが高く、導電率も高いレベルで維持できることが分かる。また、試料2−1では加工前の鋳造線材の直径は試料2−2に比べて小さいことからすれば、コンフォーム押出を行うことで、トータルの加工度が小さくても、高強度が得られることが分かる。特に、Agの含有量が1質量%以上、特に2質量%以上の場合は、中間熱処理を施すことで、Agが微細に析出して、同一の引張強さであっても導電率を高くできる。
試料2−1及び試料2−2について、中間熱処理後の断面を走査型電子顕微鏡(SEM)により組織観察した。断面は、伸線又は圧延した方向と直交する方向に線材を切断した断面とした。中間熱処理後における試料2−1及び試料2−2の断面のSEM写真をそれぞれ図1及び図2に示す。
鋳造線材にコンフォーム押出を行った試料2−1では、図1に示すように、鋳造時に晶出したAg粒子が分断されて小さくなっており(図1中、比較的大きな白い粒)、中間熱処理により析出したAg粒子(図1中、小さな白い粒)が微細に多く分散していることが分かる。また、母相の結晶粒も小さい。一方、コンフォーム押出を行っていない試料2−2では、図2に示すように、鋳造時に晶出したAg粒子が分断されている様子もなく、析出したAg粒子も比較的少ないことが分かる。また、母相の結晶粒も図1に示す試料2−1よりも大きい。
本発明のCu−Ag合金線の製造方法は、電線の導体に使用されるCu−Ag合金線の製造に好適に利用できる。

Claims (6)

  1. Agを0.5質量%以上15質量%以下含有し、残部がCu及び不可避的不純物からなる組成を有するCu−Ag合金を連続鋳造して、径が6mm以上40mm以下の鋳造線材を作製する連続鋳造工程と、
    前記鋳造線材をコンフォーム押出して、径が3mm以上40mm以下の押出線材を作製するコンフォーム押出工程と、
    前記押出線材に減面率が95%以上の冷間加工を施して、Cu−Ag合金線を作製する冷間加工工程と、
    を備える銅−銀合金線の製造方法。
  2. 更に、前記コンフォーム押出工程の後、前記押出線材に400℃以上500℃以下で0.5時間以上30時間以下の中間熱処理を施す中間熱処理工程を備える請求項1に記載の銅−銀合金線の製造方法。
  3. 更に、前記中間熱処理工程の前に、前記押出線材に減面率が70%以上90%以下の中間冷間加工を施す中間冷間加工工程を備える請求項2に記載の銅−銀合金線の製造方法。
  4. 前記連続鋳造が間欠式の連続鋳造である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の銅−銀合金線の製造方法。
  5. 前記Cu−Ag合金の酸素濃度が質量割合で20ppm以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の銅−銀合金線の製造方法。
  6. 請求項1に記載の銅−銀合金線の製造方法により製造された銅−銀合金線。
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