JP2015020857A - 画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の搬送時に、ローラに付着したインクミストが記録媒体に付着しにくく、インクが正常に吐出されやすい画像形成方法を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置は、駆動ローラ(搬送ローラ103)と、複数に分割配置され、記録媒体(シート)を所定の押圧力で押圧している従動ローラ(ピンチローラ104)と、を備えている。インクジェット記録装置を用いて、先行する記録媒体の幅と後続する記録媒体の幅とを比較し、後続する記録媒体の幅が広い場合に、先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラの押圧力を所定の押圧力より高める。そして、先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラの押圧力を所定の押圧力より低めた状態で、後続する記録媒体の画像形成部の両端部間の中間領域を押圧しつつ挟持して搬送することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成方法に関する。
一般に、インクジェット記録装置において、記録媒体に画像を形成する際に、記録ヘッドから記録媒体に吐出されたインクは、大部分は記録媒体に吸収されるが、一部分は記録媒体に吸収されずにインクミストとして記録ヘッドの吐出口の周囲に浮遊する。そのため、発生したインクミストによって、記録媒体を搬送する駆動ローラ(搬送ローラ)及び従動ローラ(ピンチローラ)が汚れていくことがある。特に記録媒体の縁に余白の無い縁無しプリント時には、記録媒体の外側にもインクが吐出されるため、記録媒体の端部付近に多くのインクミストが浮遊し、これにより、インクミストが記録媒体を搬送する駆動ローラに付着してしまうことがある。インクミストが付着した駆動ローラに記録前の記録媒体が搬送されることで、記録媒体にインクミストが転写して、記録媒体が筋状に汚れてしまう等の成果物汚れという課題があった。
記録ヘッドの吐出口の周囲に浮遊するインクミストをインクミスト回収ユニットによって吸引回収する構成を有するインクジェット記録装置が、特許文献1に開示されている。インクミスト回収ユニットは、インクを吐出する記録ヘッドを保持するキャリッジに形成され、記録ヘッドの吐出口の周囲を吸引することでインクミストを回収している。
筐体に吹き出しファンと吸い込みファンを設け、吹き出しファンから吸い込みファンへと空気の流れを形成し、記録ヘッドの吐出口の周囲に浮遊するインクミストを空気で押し流す構成を有するインクジェット記録装置が、特許文献2に開示されている。空気は、吸い込みファンからインクジェット記録装置の外部へ排出されるように流れ、空気に含まれるインクミストは、フィルタによって捕捉されるためインクジェット記録装置の外部には排出されない。
一つの駆動ローラに対して複数に分割配置された従動ローラ(ピンチローラ)と、駆動ローラ(搬送ローラ)に対する従動ローラの押圧力を制御する制御部と、を有するインクジェット記録装置が、特許文献3に開示されている。
特開2002−361902号公報 特開平11−138780号公報 特開2012−166891号公報
プリントラボ等で使用される大量、高速、連続プリント向けのインクジェット記録装置においては、単位時間当たりのインク吐出量が多く、それに伴って発生するインクミストの量も多くなる。そのため、大量のインクミストを記録ヘッドの吐出口の周囲から除去するために、より強い吸引及び空気の流れを形成しなければならない。しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示された発明では、記録ヘッドの吐出口の周囲をより強く吸引したり、強い空気の流れを作り出すため、記録ヘッドから吐出するインクの吐出方向が空気の流れによってずれてしまうおそれがあった。加えて、記録ヘッドの吐出口の周囲の空気が乾燥しやすいことで、記録ヘッドの吐出口内のインクの成分が蒸発して増粘し、吐出口からインクが吐出されないおそれがあった。
また、特許文献3に開示された発明では、発生したインクミストが駆動ローラ及び従動ローラに付着してしまい、成果物汚れが発生してしまっていた。
そこで本発明の目的は、前記した問題を解決して、記録媒体の搬送時に、ローラに付着したインクミストが記録媒体に付着しにくく、インクが正常に吐出されやすい画像形成方法を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、駆動ローラと、駆動ローラに対向して回転軸方向に分割配置された複数の従動ローラとによって記録媒体を挟持して搬送すると共に、記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出する画像形成方法であって、直前に画像が形成された先行する記録媒体の幅と比較して、次に画像を形成すべき後続する記録媒体の幅が広く、先行する記録媒体の端部を所定の押圧力で押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラとは異なる従動ローラによって、後続する記録媒体の端部の挟持及び搬送を行う場合には、先行する記録媒体の画像形成部が通過し、後続する記録媒体の画像形成部が到達する前までの間に、先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラの押圧力を所定の押圧力より高め、後続する記録媒体の画像形成部が到達した後には、先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラの押圧力を所定の押圧力より低めた状態で、後続する記録媒体の画像形成部の両端部間の中間領域を押圧しつつ挟持して搬送することを特徴とする。
本発明によれば、先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラは、後続する記録媒体の画像形成部が到達するまでの間、所定の押圧力より高い押圧力で後続する記録媒体の画像形成部以外の部分に当接する。そのため、その従動ローラに付着したインクミストが後続の記録媒体の画像形成部以外の部分に転写されて、従動ローラがきれいになる。また、その際に多少のインクミストが、先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラに残留してしまうことがある。しかしながら、インクミストが残留したとしても、その従動ローラの押圧力が低められた状態で後続する記録媒体の画像形成部が挟持及び搬送されることで、その従動ローラに付着したインクミストが後続する記録媒体の画像形成部に付着しにくくなる。さらには、インクミストを回収するための、記録ヘッドの吐出口の周囲における吸引や空気の流れが発生しないため、記録ヘッドからインクが正常に吐出されやすい。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の内部構成の概略を示す断面図である。 本実施形態のインクジェット記録装置のプリント部の概略を示す断面図である。 本実施形態のインクジェット記録装置の搬送ローラ及びピンチローラの構成を示す斜視図である。 本実施形態のインクジェット記録装置の制御部の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、異なるサイズの記録媒体が搬送ローラ及びピンチローラに挟持されている状態を示す断面図である。 本実施形態のインクジェット記録装置のピンチローラの押圧力の初期設定値を示す表である。 本実施形態のインクジェット記録装置が記録媒体に画像を形成する工程を示すフローチャートである。 本実施形態のインクジェット記録装置の記録媒体搬送時のピンチローラの押圧力の設定値を示す表である。 本実施形態のインクジェット記録装置の搬送ローラ及びピンチローラの構成の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置の内部の構成を概略的に示した断面図である。本発明のインクジェット記録装置は、ロール状に巻かれた連続するシート(記録媒体)を使用し、片面プリント及び両面プリントの両方に対応する高速ライン記録装置である。例えば、高速ライン記録装置は、異なる幅寸法を有する様々なシートに記録可能であり、また、プリントラボ等における大量プリントに適している。
インクジェット記録装置は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、プリント部4、検査部5、切断部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12、制御部13の各ユニットを備えている。排出部12はソータ部11を含んで排出処理を行うユニットを指す。シートは、図1の太い実線で示したシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットで処理される。尚、シートの供給から排出までのシート搬送経路の任意の位置において、シート供給部1に近い側を「上流」、遠い側を「下流」とする。
このインクジェット記録装置は、直前に画像が形成された先行するシートの幅と比較し、画像を形成すべき後続のシートの幅が広い場合に、制御部13が、先行するシートの端部の挟持及び搬送に用いられたピンチローラ104(図2参照)の押圧力を制御する。具体的には、先行するシートの端部を押圧しつつ挟持して搬送したピンチローラ104は、後続するシートの画像形成部が到達するまでの間、所定の押圧力より高い押圧力で後続するシートの非画像形成部に当接する。そのため、そのピンチローラ104に付着したインクミストが後続のシートの非画像形成部に転写されて、ピンチローラ104がきれいになる。また、その際に多少のインクミストが、先行するシートの端部を押圧しつつ挟持して搬送したピンチローラ104に残留してしまうことがある。しかし、インクミストが残留しても、そのピンチローラ104の押圧力が低められた状態で後続するシートの画像形成部が挟持及び搬送されることで、そのピンチローラ104に付着したインクミストが後続するシートの画像形成部に付着しにくくなる。このようにしてシートを搬送することによって、先行するシートに画像を形成した際にピンチローラ104に付着したインクミストがシートに転写されにくくなる。
以下に、前述したような効果を得るためのインクジェット記録装置について説明する。
シート供給部1は、ロール状に巻かれた連続紙であるシートを保持して供給するためのユニットである。このシート供給部1は、二つのロールR1、R2を収納することが可能であり、択一的にシートを引き出して供給する構成である。尚、収納可能なロールは二つであることに限定されず、一つ、或いは三つ以上のロールが収納されてもよい。または、単位長さ毎にミシン目が付与された連続したシートが、ミシン目毎に折り返されて積層され、シート供給部1に収納されていてもよい。
デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートの巻き癖であるカール(反り)を軽減させるユニットである。このデカール部2では、一つの搬送ローラに対して二つのピンチローラを用いて、シートのカールの逆向きの反りを与えるようにシートが湾曲されて通過させられることで、シートのカールが軽減される。
斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(シート搬送経路の搬送方向に対する傾き)を矯正するユニットである。基準となるシートの端部をガイド部材(不図示)に押し当てることにより、シートの斜行が矯正される。
プリント部4は、図2に示すように、搬送されるシートに対して記録ヘッド14がシートの記録面にインクを吐出して画像を形成するユニットである。このプリント部4は、シートを搬送するための複数の搬送ローラ101、103(駆動ローラ)と、各搬送ローラ101、103の回転に従動回転するピンチローラ102、104(従動ローラ)と、を備えている。また、搬送ローラ101、103同士の間に複数の記録ヘッド14が、シートの搬送方向に沿って設けられている。本実施形態では、Bk(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Gry(グレー)、PM(フォトマゼンタ)、PC(フォトシアン)の七色のインクに対応した七つのライン型記録ヘッド14が設けられている。尚、記録ヘッドは、Bkのインクを吐出する記録ヘッドを記録ヘッド14Bkと表すように、記録ヘッドの符号14に各インクの色を示す添え字を付与する形で表している。インクを吐出する方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子を用いた方式等を用いることができる。各色のインクは、不図示のインクタンクからそれぞれのインクチューブを介して記録ヘッド14へ供給される。尚、インクの色数及び記録ヘッド14の数は七つに限定されなくてもよい。
プリント部4の最上流には、最上流の搬送ローラ101と最上流の搬送ローラ101の回転に従動回転する最上流のピンチローラ102とからなる最上流ローラ対が配置されている。また、記録ヘッド14が設けられている領域には、複数の搬送ローラ103とそれぞれの搬送ローラ103の回転に従動回転する複数のピンチローラ104とからなる複数のローラ対が配置されている。最上流ローラ対以外のこれらのローラ対においては、図3に示すように、一つの搬送ローラ103に対して複数のピンチローラ104が回転軸方向に分割配置されている。本実施形態では、一つの搬送ローラ103に対向するように八つのピンチローラ104a〜104hが設けられている。これらのピンチローラ104a〜104hは、搬送するシートの中心がピンチローラ104dとピンチローラ104eとの間の所定の位置を通過するように配置されている。
搬送ローラ103に対するそれぞれのピンチローラ104の押圧力を、各々独立して制御するための複数の調節機構110が設けられている。この調節機構110は、モータ111と、ギア列112とリードスクリュー113とバネストッパ115とからなるリードスクリュー機構117と、ホルダ114と、バネ116と、を有している。リードスクリュー機構117は、モータ111の回転をギア列112がリードスクリュー113に伝え、バネストッパ115の位置が鉛直方向に移動可能に構成されている。ピンチローラ104はホルダ114内に回転自在に保持され、ホルダ114とバネストッパ115との間には、圧縮された状態のバネ116が介在している。リードスクリュー機構117を駆動させ、バネ116を介してホルダ114を押し込む距離を変えることで、搬送ローラ103に対するピンチローラ104の押圧力を変えることができる。
検査部5は、図1に示すように、プリント部4でシートに形成された画像等をスキャナ16によって光学的に読み取り、記録ヘッド14の吐出口の状態、シートの搬送状態、画像位置等を検査して、画像が正確に形成されているかを判定するユニットである。スキャナ16はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを有する。
切断部6は、画像が形成された後のシートを所定の長さに切断するカッタ17を有するユニットである。カッタ17は、シートに形成された画像と画像との間の非画像形成部である余白及び最後にプリントされた画像の上流側でシートを切断する。
情報記録部7は、切断されたシートの画像が形成されていない面にシリアル番号や日付等のプリント情報(固有の情報)を記録するユニットである。情報の記録は、インクジェット方式、熱転写方式等で文字やコードをプリントすることで行われる。
乾燥部8は、プリント部4でプリントされたシートを加熱して、シート上に吐出されたインクを短時間で乾燥させるためのユニットである。乾燥部8の内部では、搬送されて乾燥部8を通過するシートに対して少なくともシートの非記録面側から熱風を付与してシートの記録面を乾燥させる。尚、乾燥方式は熱風を付与する方式に限らず、電磁波(紫外線や赤外線等)をシートに照射する方式であってもよい。
以上のシート供給部1から乾燥部8までのシート搬送経路を第1経路と称する。第1経路はプリント部4から乾燥部8までの間にU字形状を有し、切断部6は第1経路のU字形状の底部に位置している。
反転部9は、両面プリントを行う際に表面プリントが終了したシートを一時的に巻き取り、表裏反転させるためのユニットである。この反転部9は、乾燥部8を通過したシートを再びプリント部4に供給するためのループ経路の途中に設けられており、シートを巻き取るための回転する巻取回転体18を備えている。ループ経路は、乾燥部8から反転部9とデカール部2とを経てプリント部4に繋がる経路であり、ループ経路を第2経路と称する。
排出搬送部10は、切断部6で切断されて乾燥部8で乾燥されたシートを搬送して後述するソータ部11にシートを受け渡すためのユニットである。この排出搬送部10は、第1経路から、反転部9が設けられた第2経路と共に分岐している経路に設けられている。この経路を第3経路と称する。第1経路から搬送されてきたシートを第2経路か第3経路のいずれか一方に選択的に供給するための可動フラッパを有する経路切替機構(不図示)が、経路の分岐位置(排出分岐位置)に設けられている。
ソータ部11は、必要に応じてプリント済みのシートをグループ毎に仕分けるためのユニットである。ソータ部11を含む排出部12は、第3経路の末端に設けられており、ソータ部11によって仕分けられたシートを複数のトレイ19に排出するユニットである。ソータ部11及び排出部12は、シート供給部1の側方に隣接するように設けられており、シートは、シート供給部1の下方に設けられている第3経路を通って、プリント部4や乾燥部8が設けられていない領域からインクジェット記録装置の外部へ排出される。
以上のように、シート搬送経路は、シート供給部1から乾燥部8までの第1経路の先にて、乾燥部8の下流で第2経路と第3経路とに分岐される。そして、第2経路は反転部9の先のデカール部2で第1経路と合流し、シート搬送経路は、第3経路の末端でシートが排出される構成を有している。
制御部13は、シート搬送経路とは別に設けられており、インクジェット記録装置の各部を制御するユニットである。図4は、制御部13の構成を示すブロック図である。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)201と記録装置と各種制御部とを備えたコントローラ15と、外部I/F(インターフェース)205と、操作部206とを有している。インクジェット記録装置の動作は、コントローラ15またはコントローラ15に外部I/F205を介して接続しているホストコンピュータ等のホスト装置16からの指令に基づいて制御される。
制御部13のコントローラ15は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208、個別ユニット制御部209を有している。CPU201(中央演算処理部)はインクジェット記録装置の各ユニットの動作を統合的に制御する。ROM202は、CPU201が実行するためのプログラムやインクジェット記録装置の各種動作に必要な固定データを格納する。ROM203は、CPU201のワークエリアや種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶したりする。HDD204(ハードディスク)は、CPU201が実行するためのプログラムや画像データやインクジェット記録装置の各種動作に必要な設定情報を記憶及び読み出すことができる。操作部206は、ユーザとの入出力インターフェースであり、ハードキーやタッチパネルの入力部と、情報を提示するディスプレイや音声発生器等の出力部と、を有する。
高速なデータ処理が要求されるユニットについては専用の処理部が設けられており、本実施形態においては、画像処理部207が、インクジェット記録装置で扱う画像データの画像処理を行う。具体的な画像処理部207は、入力された画像データの色空間(例えばYCbCr)を標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換したり、画像データに対して解像度変換、画像解析、画像補正等の様々な処理をしたりする。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM203またはHDD204に格納される。
エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに基づいて、画像データに応じてプリント部4の記録ヘッド14の駆動制御を行う。個別ユニット制御部209は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、検査部5、切断部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12の各ユニットを個別に制御するためのサブコントローラである。CPU201からの指令に基づいて個別ユニット制御部209がそれぞれのユニットの動作を制御する。外部I/F205は、コントローラ15をホスト装置16に接続するためのインターフェースであり、ローカルI/FまたはネットワークI/Fである。
以上のそれぞれの構成要素はシステムバス210によって互いに接続されている。
ホスト装置16は、シートに画像を形成するためにインクジェット記録装置に与える画像データの供給源となる装置である。ホスト装置16は、汎用または専用のコンピュータであってもよいし、画像リーダ部を有する画像キャプチャ、デジタルカメラ、フォトストレージ等の専用の画像機器であってもよい。ホスト装置16がコンピュータの場合は、コンピュータに含まれる記憶装置にOSと画像データを生成するアプリケーションソフトウェアとインクジェット記録装置用のプリンタドライバとがインストールされている必要がある。尚、以上の処理の全てがソフトウェアによって実現されることは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するように構成されていてもよい。
次に、以上に説明した構成のインクジェット記録装置によって、シートに画像を形成する際の基本動作について説明する。尚、シートの片面プリントモードと両面プリントモードとでは動作が異なるため、それぞれについて説明する。
片面プリントモードでは、シート供給部1のロールから供給され、デカール部2と斜行矯正部3とでそれぞれ処理されたシートは、プリント部4にて第1面に画像が形成される。長尺の連続シートに対して、搬送方向における所定の単位長さの画像(単位画像)が順次形成されて、連続シートの第1面上に複数の画像が並んで形成される。画像が形成されたシートは、検査部5を経て切断部6にて単位画像毎に切断される。切断されたシートは、必要に応じて情報記録部7でシートの第1面の反対側の第2面にプリント情報が記録される。そして、切断されたシートは、一枚ずつ乾燥部8に搬送され乾燥される。その後、シートは、排出搬送部10を経由してソータ部11及び排出部12に順次排出され、トレイ19に積載されていく。一方で、ロールと繋がったままの上流側のシートは、シート供給部1に送り戻されて、ロールR1またはロールR2に巻き取られる。このシートの送り戻しの際には、デカール部2でのカールを矯正する力が小さくなるように調整され、且つ記録ヘッド14が、シートと干渉しないようにシートとの間の距離が広がるように移動する。このように、片面プリントモードでは、シートが第1経路と第3経路を通過して処理され、第2経路を通過しない。
両面プリントモードでは、シートの第1面に画像を形成した後に、第2面に画像が形成される。初めに、片面プリントモードと同様にして、シートがシート供給部1からプリント部4まで搬送されて、シートの第1面に画像が形成される。画像が形成されたシートは、切断部6で切断されずに、連続シートのまま乾燥部8に搬送される。乾燥部8で第1面のインクが乾燥された連続シートは、第3経路ではなく第2経路へ搬送される。このとき、プリント部4にてシートの第1面に画像が形成され続けている。連続シートは第2経路に設けられた反転部9に搬送されて、反転部9の巻取回転体18が回転して連続シートを一時的に巻き取る。連続シートの第1面に画像が形成し終わると、切断部6にて連続シートに形成された最上流の単位画像の後端側が切断される。切断されたシートが反転部9の巻取回転体18に完全に巻き取られると共に、ロールと繋がったままのシートが、片面プリントモードと同様に、シート供給部1に送り戻されてロールR1またはロールR2に巻き取られる。
シートが巻取回転体18に完全に巻き取られた後に、巻取回転体18が逆回転してシートをデカール部2に供給し、デカール部2にてカールの矯正がなされた後にシートはデカール部2からプリント部4へと搬送される。このとき、連続シートは表裏反転しているため、プリント4において第2面へ画像を形成すべきシートの第2面に画像が形成された後に、シートは、検査部5を経て切断部6に搬送され、切断部6にて所定の長さに切断される。切断されたシートは第1面と第2面とに画像が形成されているため、情報記録部7ではプリント情報が記録されない。切断されたシートは、一枚ずつ乾燥部8に搬送され、排出搬送部10を経由して、ソータ部11及び排出部12に順次排出され、トレイ19に積層されていく。このように、両面プリントモードでは、シートが、第1経路、第2経路、第1経路、第3経路という順に通過して処理される。
以上のようにして、任意のサイズのシートに画像が形成された後に、異なるサイズのシートに画像を形成するプロセスを説明する。
本実施形態では、搬送方向に垂直な方向のシートの幅が異なる三種類のシート、即ち小サイズのシートSa、中サイズのシートSb、大サイズのシートScが用いられる。図5(a)〜(c)は、シートSa、Sb、Scがそれぞれプリント部4に搬送されている状態を示す断面図である。図5(a)に示すように、シートSaはピンチローラ104c〜104fに当接され、シートSaの端部はピンチローラ104c、104fに当接されている。図5(b)に示すように、シートSbはピンチローラ104b〜104gに当接され、シートSbの端部はピンチローラ104b、104gに当接されている。図5(c)に示すように、シートScはピンチローラ104a〜104hに当接され、シートScの端部はピンチローラ104a、104hに当接されている。
図6は、それぞれのサイズのシートを複数のローラ対がニップ(挟持)する際の、搬送ローラ103に対するピンチローラ104の所定の押圧力を示した表である。シートSaへ与えられる押圧力の総和(総圧力)は25gf×4=100gfであり、シートSbに与えられる総圧力は25gf×6=150gfであり、シートScに与えられる総圧力は25gf×8=200gfである。これらのような、シートのサイズに応じて、適した圧力を付与することによって、シートにシワが発生する等のシートの搬送不良が抑制される。
プリント部4にてシートに画像が記録されると、記録ヘッド14から吐出されたインクの一部が、浮遊して、インクミストとなり、シートの端部をニップしているピンチローラ104の表面に付着する。特に、シートの端部に余白を設けず画像を形成する縁無しプリント実施時には、シート端部におけるインクミストの発生量が多くなるため、インクミストがピンチローラ104に付着しやすい傾向にある。また、プリント部4の内部ではシートが搬送される上流から下流に向けて気流が発生しているため、浮遊するインクミストが、気流によって流されて、各記録ヘッド14の下流にあるピンチローラ104に付着しやすい。
直前に画像が形成された先行するシートの幅が、画像を形成すべき後続するシートの幅より大きい場合には、後続するシートが、インクミストが表面に付着したピンチローラ104にニップされない。具体的には、例えば、先行するシートがシートScで後続するシートがシートSaの場合には、先行するシートScの端部をニップしたピンチローラ104a、104hは、後続するシートSaをニップしない。後続するシートSaに画像が形成されている間に、後続するシートSaをニップしていないピンチローラ104a、104hの表面に付着したインクミストは乾燥する。よって、その後にシートがピンチローラ104a、104hにニップされても、シートにインクミストが転写するおそれが少ない。尚、先行するシートがシートScで後続するシートがシートSbの場合、または先行するシートがシートSbで後続するシートがシートSaの場合についても、同様の理由でシートにインクミストが転写するおそれが少ない。
一方、先行するシートの幅が、後続するシートの幅より小さい場合には、後続するシートの両端部間の中間領域が、インクミストが表面に付着したピンチローラ104にニップされる。具体的には、例えば、先行するシートがシートSaで後続するシートがシートSbの場合には、シートSaの端部をニップしたピンチローラ104c、104fが、後続するシートSbの画像形成部をニップする。
従来の構成であると、インクミストが付着したピンチローラ104c、104fに後続するシートSbがニップされることで、後続するシートSbにインクミストが転写して、後続するシートSbに形成される画像品位が低下してしまうおそれがあった。
これに対して、本実施形態では、インクミストが付着したローラ対の、搬送ローラ103に対するピンチローラ104c、104fの押圧力を変化させることで、インクミストが後続するシートSbに転写されることが抑制されている。具体的には、先行するシートSaの幅より幅の大きい後続するシートSbが搬送されてきた際に、先行するシートSaの端部を所定の押圧力(図6の例では25gf)でニップしたピンチローラ104c、104fの押圧力が、その所定の押圧力より高められる。ピンチローラ104c、104fの押圧力が高められた状態で、後続するシートSbの先端に設けられた非画像形成部(例えば先端予備吐出パターン部)をインクミストが付着したローラ対がニップする。すると、ピンチローラ104c、104fの押圧力が高いことでシートとローラ対との接触圧が上がり、ローラ対に付着したインクミストが後続するシートSbの非画像形成部に転写されて、ローラ対の表面に付着しているインクミストの量が減少する。続けて、ピンチローラ104c、104fの押圧力が高められていたローラ対が後続するシートSbの画像形成部に到達すると、ピンチローラ104c、104fの押圧力が所定の押圧力より低められる。ピンチローラ104c、104fの押圧力が低められていることで、シートとローラ対との接触圧が下がり、ローラ対に残っている可能性があるインクミストが後続するシートSbに転写しにくくなる。
このように、インクミストが付着したピンチローラ104c、104fの押圧力を所定の押圧力より高めることで、インクミストをシートの非画像形成部に転写させて、後続するシートSbの画像形成部にインクミストが転写するおそれを抑制することができる。尚、インクミストを転写させるシートの非画像形成部は、後続するシートSbの先端部の非画像形成部または先行するシートSaの後端部の非画像形成部である。さらには、ロール対が画像形成部をニップしている間は、ロール対のピンチローラ104c、104fの押圧力が低められているため、インクミストが残っていた場合でも、後続するシートSbの画像形成部にインクミストが転写しにくくなる。また、インクミストの除去に吸引等を用いていないため、記録ヘッド14の吐出口の周囲が乾燥しにくく、インクが正常に吐出される。よって、形成される画像の品位が向上する。
尚、先行するシートがSaで後続するシートがシートScの場合、または先行するシートがシートSbで後続するシートがシートScの場合についても、同様の理由でシートにインクミストが転写するおそれが少なく、インクが正常に吐出される。
以下に、図7を参照して、異なるサイズのシートがプリントされる際の具体的なプロセスを説明する。
インクジェット記録装置に画像データが送られると、初めに、後続するシートの、インクジェット記録装置の内部に設けられた不図示のシート幅検知手段(記録媒体の幅検知手段)が、搬送方向に垂直な方向の幅を検知する(ステップS1)。そして、制御部13が、直前にプリント部4にて先行するシートの幅と検知した後続するシートの幅とを比較する(ステップS2)。比較結果として、先行するシートの幅が後続するシートの幅より大きかった場合には、図6に示すピンチローラ104の押圧力にて、シートが搬送される。そして、プリント部4にて、シートの画像形成部に画像が形成(プリント)される(ステップS3)。
先行するシートの幅が後続するシートの幅より小さかった場合については、具体的に、先行するシートをシートSa、後続するシートをシートSbとして説明する。
制御部13が、先行するシートSaの端部のニップ(挟持及び搬送)に用いられたロール対のピンチローラ104c、104fの押圧力を所定の押圧力より高める(ステップS4)。続けて、搬送するシートの搬送力が低下しないよう、制御部13が、押圧力を高めたピンチローラ104c、104f以外のピンチローラ104の押圧力を所定の押圧力より低め、シートにかかる総圧力(図6参照)が変わらないように調整する(ステップS5)。具体的には、ピンチローラ104b、104d、104e、104gの押圧力が所定の押圧力より低められる。この状態で、後続するシートSbの先端部に設けられている非画像形成部をインクミストが付着したローラ対がニップし、先端予備吐出等が行われる(ステップS6)。ピンチローラ104c、104fの押圧力が高められた状態のインクミストが付着したローラ対が後続するシートSbの非画像形成部をニップすることによって、非画像形成部にローラ対の表面に付着したインクミストを転写させ、ローラ対がきれいになる。次に、後続するシートSbの画像形成部がローラ対に到達する前に、制御部13が、先行するシートSaの端部のニップに用いられたロール対のピンチローラ104c、104fの押圧力を所定の押圧力より低める(ステップS7)。続けて、搬送するシートの搬送力が低下しないよう、制御部13が、押圧力を低めたピンチローラ104c、104f以外のピンチローラ104の押圧力を所定の押圧力より高め、シートにかかる総圧力(図6参照)が変わらないように調整する(ステップS8)。具体的には、ピンチローラ104b、104d、104e、104gの押圧力が所定の押圧力より高められる。
尚、先行するシートがSaで後続するシートがシートScの場合、または先行するシートがシートSbで後続するシートがシートScの場合についても、同様のプロセスが行われる。
図8(a)〜(c)は、ステップS4〜S8で設定される搬送ローラ103に対するピンチローラ104a〜104hの押圧力を示した表である。図8(a)は、シートSaの後にシートSbをプリントする際の画像形成部と非画像形成部でのピンチローラの押圧力を示し、図8(b)は、シートSaの後にシートScをプリントする際の画像形成部と非画像形成部でのピンチローラの押圧力を示している。図8(c)は、シートSbの後にシートScをプリントする際の画像形成部と非画像形成部でのピンチローラ104の押圧力を示している。インクミストが付着したローラ対は既にステップS6できれいになっているが、ピンチローラ104の押圧力を低めることで、インクミストのシートへの転写がさらに抑制される。インクミストが取り除かれたピンチローラ104とシートを接触させない構成であると、シート全域に搬送力が発生しなくなり、シワの発生等の搬送不良のおそれがあるため、ピンチローラ104はシートと接触している方が好ましい。
シートをローラ対が図8(a)〜(c)に記載の押圧力にてニップした状態で、シートの画像形成部が搬送され(ステップS9)、シートの画像形成部に画像が形成(プリント)される(ステップS10)。そして、次の画像データの有無を制御部13が判断し(ステップS11)、画像データがある場合には、シートの幅を検知するステップS1へ戻ってプリントプロセスが再び始まる。画像データがない場合には、制御部13が、全てのピンチローラ104の押圧力を、図6に示す所定の押圧力に設定する(ステップS12)。
尚、本実施形態では、シートの先端にある非画像形成部でピンチローラ104の押圧力が高められているが、シートの後端にある非画像形成部(例えば、ページ間予備吐出パターン部や不吐出監視パターン部)でピンチローラ104の押圧力が高められてもよい。
以上の一連のステップにより、ローラ対に付着したインクミストが、ピンチローラ104が高い押圧力でシートの非画像形成部を搬送することによってきれいになり、シートの画像形成部に転写しにくくなる。これにより、形成される画像品位の低下が抑制される。また、複数のローラ対にてシート全体に搬送力を伝えており、シートに伝わる総圧力を一定にしているため、シートにシワが発生する等の搬送不良が抑制される。
図9は、プリント部4が有する調整機構110の変形例を示す斜視図である。
本変形例の調節機構110は、ホルダ120と、バネストッパ121と、バネ122と、カムシャフト123と、カム124と、を有している。ピンチローラ104はホルダ120内に回転自在に保持され、ホルダ120とバネストッパ121との間には、圧縮された状態のバネ122が介在している。バネストッパ121を上下動させるために、回転する棒状のカムシャフト123に八つのカム124が偏心して固定されている。カムシャフト123を回転駆動させ、カム124の位相を変化させてバネ122を介してホルダ120を押し込む距離を変えることで、搬送ローラ103に対するピンチローラ104の押圧力を変えることができる。
このような調整機構110の変形例を用いても、実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態及び変形例は、いかなるサイズにおいても、シートの幅方向の中心が同じ位置でプリント部4内を搬送される、所謂センター中心と呼ばれる手法で供給されている。しかしながら、センター中心に限らず、シートの端部のどちらか一方を基準として搬送する手法、もしくはシートの位置を適宜変更する手法が用いられてもよい。
1 シート供給部
2 デカール部
3 斜行矯正部
4 プリント部
5 検査部
6 切断部
7 情報記録部
8 乾燥部
9 反転部
10 排出搬送部
11 ソータ部
12 排出部
13 制御部
14 記録ヘッド
103 搬送ローラ
104 ピンチローラ
110 調節機構

Claims (7)

  1. 駆動ローラと、前記駆動ローラに対向して回転軸方向に分割配置された複数の従動ローラとによって記録媒体を挟持して搬送すると共に、記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出する画像形成方法であって、
    直前に画像が形成された先行する記録媒体の幅と比較して、次に画像を形成すべき後続する記録媒体の幅が広く、前記先行する記録媒体の端部を所定の押圧力で押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラとは異なる従動ローラによって、前記後続する記録媒体の端部の挟持及び搬送を行う場合には、前記先行する記録媒体の画像形成部が通過し、前記後続する記録媒体の画像形成部が到達する前までの間に、前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より高め、前記後続する記録媒体の画像形成部が到達した後には、前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より低めた状態で、前記後続する記録媒体の画像形成部の両端部間の中間領域を押圧しつつ挟持して搬送する画像形成方法。
  2. 前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より低める際に、前記駆動ローラに対する全ての前記従動ローラの押圧力の総和が一定になるように、前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラを除いた前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より高めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より高める際に、前記駆動ローラに対する全ての前記従動ローラの押圧力の総和が一定になるように、前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラを除いた前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より低めることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
  4. 前記先行する記録媒体及び前記後続する記録媒体は、それぞれ連続紙であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  5. インクを吐出する記録ヘッドと、記録媒体を搬送する駆動ローラと、前記駆動ローラに対向して回転軸方向に分割配置され、記録媒体を前記駆動ローラに対して押圧する複数の従動ローラと、前記複数の従動ローラの各々の押圧力を独立して変えることができる調節機構と、を有する記録部と、前記記録部を制御する制御部と、記録媒体の搬送方向に垂直な方向の幅を検知する記録媒体の幅検知手段と、を備えたインクジェット記録装置であって、
    前記記録媒体の幅検知手段は、直前に画像が形成された先行する記録媒体と次に画像を形成すべき後続する記録媒体の幅とを比較し、前記制御部は、前記記録媒体の幅検知手段による比較結果に基づいて前記調節機構を調節して、前記複数の従動ローラの各々の押圧力を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記制御部は、前記駆動ローラに対する全ての前記従動ローラの押圧力の総和が一定になるように、前記複数の従動ローラの各々の押圧力を制御することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記先行する記録媒体の幅と比較して、前記後続する記録媒体の幅が広く、前記先行する記録媒体の端部を所定の押圧力で押圧しつつ挟持して搬送した従動ローラとは異なる従動ローラによって、前記後続する記録媒体の端部の挟持及び搬送を行う場合に、前記制御部は、前記先行する記録媒体の画像形成部が通過し、前記後続する記録媒体の画像形成部が到達する前までの間に、前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より高めるように前記調節機構を制御し、前記後続する記録媒体の画像形成部が到達した後に、前記先行する記録媒体の端部を押圧しつつ挟持して搬送した前記従動ローラの押圧力を前記所定の押圧力より低めるように前記調節機構を制御することを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7382025B2 (ja) 2020-01-15 2023-11-16 株式会社リコー シート搬送装置及び画像形成装置

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