JP2015018300A - 表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法 - Google Patents

表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Miracast(登録商標)接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させた場合に、表示装置側からのマルチフリック操作によって端末機器を違和感なく操作可能とする。【解決手段】液晶モニタ1は、携帯端末2に表示されている画像データと同じ画像データを携帯端末2から受信する受信部11と、受信した画像データを表示する表示パネル13と、表示パネル13に一体的に設けられたタッチパネル14と、タッチパネル14により検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定部16aと、マルチフリック操作と判定した場合、マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部16bと、変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を携帯端末2に送信する送信部17とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法に関し、より詳細には、タッチ操作可能な表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法に関する。
近年、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末が急速に普及している。このような携帯端末は、省スペース性及び簡易操作性を実現するために、ユーザによる操作入力を受け付けるための操作部として、タッチパネルが採用されている。このタッチパネルでは、ユーザの指やタッチペン等によりタッチされた点の画面上における座標値を検出することにより、タッチにより描画された線等の画像を認識して、液晶表示装置等の画面上に表示することができる。また、タッチパネルの原理としては、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式(赤外線方式)など、種々存在する。
上記のタッチパネルにおけるタッチ操作の一つとして、フリック操作が知られている。このフリック操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した指を一定方向に移動させた後にタッチパネルから指を跳ねるようにして離す操作であり、これにより、表示画像のページ送りや、拡大縮小などの操作が可能となる。
従来、タッチパネルにおけるフリック操作に関して、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。これは、フリック操作時にタッチ開始位置からタッチ終了位置までの移動速度を計測し、その移動速度とユーザの指の数とに基づいて、表示画像をスクロールさせる制御量を設定するものである。また、特許文献2には、複数の指によるマルチフリック操作が検出された場合、表示画像のページを、マルチフリック操作による接触点の数に応じた移動量で移動させる技術が記載されている。
特開2011−248416号公報 特開2011−170603号公報
ここで、スマートフォンなどの携帯端末の表示画面を、液晶モニタの大画面にそのまま表示させるMiracast(登録商標)という技術が知られている。このMiracastは、Wi-Fi Allianceで策定された無線接続規格であり、無線LANを使って液晶モニタと携帯端末とを1対1で接続する。そのため、無線LANルータは不要となる。接続は簡単で、例えば、液晶モニタ側の所定の入力切替ボタンを選択し、接続の待受中になったら、対応する携帯端末側で、Miracast用アプリケーションを起動させることにより、双方が相手を認識し、携帯端末の画面がそのまま液晶モニタの大画面に表示される。
上記において、液晶モニタが備えるタッチパネルからのタッチ操作情報を、携帯端末側に送信して操作内容を伝えることにより、液晶モニタ側から携帯端末を操作することが可能となっている。例えば、液晶モニタ側で画像のページ送りを行うために、液晶モニタのタッチパネル上でフリック操作を行う場合、このときのタッチ操作情報が携帯端末へ送信され、携帯端末はこのタッチ操作情報に応じて画像を前ページあるいは後ページに送る操作を実行する。そして、操作後の画像の前ページあるいは後ページが携帯端末から液晶モニタに送信され、ページ送り後の画像が液晶モニタに表示される。
しかしながら、上記の構成とした場合、次のような問題がある。通常、携帯端末の画面サイズは液晶モニタの画面サイズよりも小さいため、液晶モニタのタッチパネル上でのフリック操作で携帯端末を操作しようとした場合、通常のフリック操作では、携帯端末で行う場合と比べ指の移動量を多くしないとならない。例えば、図7において、液晶モニタ101と携帯端末102の画面上に同じ画像Pが表示されている場合について想定する。小画面の携帯端末102でのフリック操作による指の移動量L2を、大画面の液晶モニタ101上で再現しようとすると、移動量L2よりも多い移動量L1だけ指を移動させる必要がある。この移動量L1は液晶モニタ101の画面サイズが大きくなるほど増加する。つまり、携帯端末102での所定の移動量を得るためには、液晶モニタ101での指の移動量を携帯端末102での指の移動量よりも多くしなければならず、ユーザに違和感を与えてしまう。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、Miracast接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させた場合に、表示装置側からのマルチフリック操作によって端末機器を違和感なく操作できる表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置であって、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定部と、該マルチフリック操作判定部によりマルチフリック操作と判定した場合、該マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部と、該フリック移動量変換部により変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記フリック移動量変換部は、前記予め規定された調整量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に基づき決定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記フリック移動量変換部は、前記予め規定された調整量を、前記マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点の数に基づき決定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、前記フリック移動量変換部は、前記予め規定された調整量を、ユーザが設定した設定値に基づき決定することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1〜第4のいずれか1の技術手段において、前記タッチ操作情報は、前記マルチフリック操作でのタッチ座標と、前記第2のフリック移動量とに基づいて算出される座標情報であることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記フリック移動量変換部は、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のフリック移動量を調整することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1〜第6のいずれか1の技術手段における表示装置と接続される端末機器であって、前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第7の技術手段において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対してページ送り操作を実行することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第7の技術手段において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対して拡大縮小操作を実行することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、タッチ操作可能な表示装置と接続される端末機器であって、画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、前記表示部に表示されている画像データと同じ画像データを前記表示装置に送信する送信部と、前記表示装置から、前記送信した画像データに対するマルチフリック操作でのタッチ操作情報を受信する受信部と、該受信したタッチ操作情報から前記マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を求め、該第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部と、前記タッチ操作情報と前記第2のフリック移動量とに基づいて、前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴としたものである。
第11の技術手段は、タッチ操作可能な端末機器と、タッチ操作可能な表示装置とが接続された表示システムであって、前記表示装置は、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定部と、該マルチフリック操作判定部によりマルチフリック操作と判定した場合、該マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部と、該フリック移動量変換部により変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備え、前記端末機器は、前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記端末機器の前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴としたものである。
第12の技術手段は、タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置による表示方法であって、
前記表示装置が、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信ステップと、該受信した画像データを表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に一体的に設けられたタッチパネルにより検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定ステップと、該マルチフリック操作判定ステップにてマルチフリック操作と判定した場合、該マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換ステップと、該フリック移動量変換ステップにて変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信ステップとを備えたことを特徴としたものである。
本発明によれば、Miracast接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させ、表示装置でのマルチフリック操作を検出した場合に、表示装置のタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換することができるため、表示装置側のマルチフリック操作によって端末機器を違和感なく操作することができる。
本発明に係る表示システムの外観構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。 液晶モニタに表示されるフリック移動量調整画面の一例を示す図である。 本発明に係る表示装置による表示方法の一例を説明するためのフロー図である。 本発明に係る表示装置による表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。 従来技術を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る表示システムの外観構成例を示す図である。図中、1は表示装置の一例である液晶モニタ、2は端末機器の一例である携帯端末を示す。大画面の液晶モニタ1と小画面の携帯端末2とは、例えば、前述のMiracast接続されており、携帯端末2で表示する画像Pを液晶モニタ1に送信し、液晶モニタ1では携帯端末2と同じ画像Pを表示する。なお、液晶モニタ1と携帯端末2との接続方法は、このMiracast接続に限定されるのではなく、同様の機能を有する有線接続あるいは無線接続であってもよい。
そして、液晶モニタ1及び携帯端末2は共にタッチパネルを備え、タッチ操作を可能としている。本例の表示システムでは、液晶モニタ1でのタッチ操作情報が携帯端末2へ送信され、携帯端末2ではこのタッチ操作情報に従って所定の操作を実行する。例えば、画像データが複数頁からなる場合、液晶モニタ1でのフリック操作に応じて、携帯端末2が画像データのページ送り操作を実行し、ページ送り後の画像データを液晶モニタ1へ送信し、液晶モニタ1ではこれを表示するように制御される。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。液晶モニタ1は、受信部11、表示パネル制御部12、表示パネル13、タッチパネル14、タッチパネル制御部15、制御部16、及び送信部17を備える。携帯端末2は、例えば、スマートフォンなどであり、受信部21、表示部22、タッチパネル23、制御部24、及び送信部25を備える。なお、本発明に係る表示装置としては、上記の液晶モニタ1以外の薄型表示装置であってもよく、例えば、液晶テレビをモニタとして利用するものであってもよい。また、本発明に係る端末機器としては、上記の携帯端末2以外であってもよく、例えば、タッチパネルを搭載したパーソナルコンピュータなどであってもよい。
液晶モニタ1の受信部11は、携帯端末2から送られてくる画像データを受信、解析、デコードし、デコード後の画像データを表示パネル制御部12に送る。表示パネル制御部12は、表示パネル13の駆動制御を行うためのもので、受信部11からの画像データを可視できる状態で表示パネル13に表示させる。表示パネル13は、本例では液晶パネルで構成される。
タッチパネル14は、液晶モニタ1の画面上をユーザの指またはスタイラスペンなどでタッチしたときに、そのタッチ位置(以下、タッチ座標ともいう)を入力するためのセンサである。タッチパネル制御部15は、タッチパネル14を介して入力されたタッチ座標を検出し、検出したタッチ座標を制御部16に送る。制御部16は、液晶モニタ1の動作を制御するためのCPUやメモリなどで構成され、タッチパネル制御部15からのタッチ座標によりタッチ操作情報を生成する。送信部17は、制御部16で生成したタッチ操作情報を送信用の所定のフォーマットに変換して携帯端末2へ送信する。
携帯端末2の送信部25は、表示部22に表示される画像データを液晶モニタ1に送信し、また、受信部21は、液晶モニタ1からタッチ操作情報を受信する。そして、制御部24は、液晶モニタ1から受信したタッチ操作情報により、表示部22に表示中の画像データに対して、自身のタッチパネル23を介して検出されるタッチ操作と同様の動作、処理を実行する。
すなわち、液晶モニタ1のタッチパネル14上の座標位置と、携帯端末2のタッチパネル23上の座標位置とは対応付けされており、液晶モニタ1でのタッチ座標位置がタッチ操作情報として携帯端末2へ送信される。携帯端末2では、液晶モニタ1でのタッチ座標位置を自身の対応座標位置に割り当てて認識する。このようにして、液晶モニタ1にてフリック操作やピンチイン/ピンチアウト操作等のタッチ操作がなされた場合、携帯端末2ではこれらのタッチ操作の軌跡を、上記のタッチ操作情報により認識し、この軌跡に応じた操作を実行することができる。
本発明の主たる目的は、Miracast接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させた場合に、表示装置側からのマルチフリック操作によって端末機器を違和感なく操作できるようにすることにある。このための構成として、表示装置の一例である液晶モニタ1は、端末機器の一例である携帯端末2に表示されている画像データと同じ画像データを携帯端末2から受信する受信部11と、受信した画像データを表示する表示部に相当する表示パネル13と、表示パネル13に一体的に設けられたタッチパネル14と、タッチパネル14により検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定部16aと、マルチフリック操作判定部16aによりマルチフリック操作と判定した場合、マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部16bと、フリック移動量変換部16bにより変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を携帯端末2に送信する送信部17とを備える。
ここで、マルチフリック操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した複数本の指を一定方向に移動させた後にタッチパネルから複数本の指を跳ねるようにして離す操作である。また、シングルフリック操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した1本の指を一定方向に移動させた後にタッチパネルから1本の指を跳ねるようにして離す操作である。
また、マルチフリック操作判定部16a及びフリック移動量変換部16bは、制御部16の一機能として実現される。具体的には、マルチフリック操作判定部16a及びフリック移動量変換部16bとしての機能を実行するためのプログラムが制御部16内のメモリ(図示せず)に格納されており、実行時に、制御部16のCPU(図示せず)が、メモリから当該プログラムを読み出して実行する。
上記において、マルチフリック操作判定部16aは、タッチパネル14に対するタッチ点の軌跡を検出し、マルチフリック操作であるか否かを判定する。マルチフリック操作の場合、同時に複数のタッチ点が検出され、これら複数のタッチ点が連続的に移動するような軌跡となる。従って、マルチフリック操作判定部16aは、このようなタッチ点の軌跡を検出した場合に、タッチ操作がマルチフリック操作であると判定することができる。
次に、フリック移動量変換部16bの第1の処理例について説明する。マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量をa1、予め規定された調整量をb1、シングルフリック操作での第2のフリック移動量をa1′とした場合、調整量b1は、以下の式(1)により決定することができる。
b1=a1×c …式(1)
但し、cは調整係数とする。そして、第2のフリック移動量a1′は、
a1′=a1+b1=(1+c)×a1 …式(2)
と求めることができる。
フリック移動量変換部16bは、調整量b1を、例えば、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に基づき決定する。具体的には、液晶モニタ1の画面サイズが携帯端末2の画面サイズよりも縦横比にして例えば50%大きい場合、調整量b1は、第1のフリック移動量a1に、調整係数cとして“0.5”を乗じることで算出される。そして、この場合、第2のフリック移動量a1′は、上記式(2)より、
a1′=(1+0.5)×a1=1.5×a1
と求めることができる。
上記において、第1のフリック移動量a1は、マルチフリック操作での指の移動量、つまり、タッチ開始座標からタッチ終了座標までの距離を検出することで求めることができる。なお、マルチフリック操作の場合、同時に複数点のタッチ座標が検出されることになるが、いずれか1つのタッチ点の開始座標と終了座標でもよく、また、複数のタッチ点の開始座標と終了座標それぞれの平均であってもよい。ここで、タッチ開始座標が(x1,y1)で、タッチ終了座標が(x2,y2)であった場合、タッチ開始座標とタッチ終了座標との距離は、x方向に|x2−x1|、y方向に|y2−y1|となる。従って、第1のフリック移動量a1は、(|x2−x1|,|y2−y1|)と表すことができる。
この場合、第2のフリック移動量a1′は、(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)と求めることができる。このようにして、マルチフリック操作での第1のフリック移動量a1(|x2−x1|,|y2−y1|)は、シングルフリック操作での第2のフリック移動量a1′(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)に変換される。
そして、フリック移動量変換部16bは、第2のフリック移動量a1′に応じたタッチ操作情報として、マルチフリック操作でのタッチ開始座標(x1,y1)と、第2のフリック移動量a1′(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)とに基づいて座標情報を算出する。ここでは、座標情報として、(x1+1.5×(x2−x1),y1+1.5×(y2−y1))が得られる。このようにして得られたタッチ操作情報(座標情報)は、液晶モニタ1の送信部17から、携帯端末2へ送信される。このタッチ操作情報(座標情報)により、タッチ開始座標(x1,y1)からタッチ終了座標(x2,y2)までのマルチフリック操作の軌跡が、タッチ開始座標(x1,y1)からタッチ終了座標(x1+1.5×(x2−x1),y1+1.5×(y2−y1))までのシングルフリック操作の軌跡として伝えられる。
なお、フリック移動量変換部16bは、上記のタッチ操作情報として算出された座標情報の座標が、携帯端末2の座標範囲を超える場合に、座標範囲内に収まるように第2のフリック移動量a1′を調整するようにしてもよい。具体的には、上記のタッチ終了座標(x1+1.5×(x2−x1),y1+1.5×(y2−y1))が、携帯端末2の座標範囲内に収まる上限(頭打ち)となるように、第2のフリック移動量a1′(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)を調整する。
さらに、フリック移動量変換部16bの第2の処理例について説明する。マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量をa2、予め規定された調整量をb2、シングルフリック操作での第2のフリック移動量をa2′とした場合、第2のフリック移動量a2′を、以下の式(3)により求めてもよい。
a2′=b2×a2 …式(3)
ここで、フリック移動量変換部16bは、調整量b2を、例えば、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に基づき決定する。具体的には、液晶モニタ1の画面サイズが携帯端末2の画面サイズに対して縦横比にして例えば3倍大きい場合、調整量b2を“3”に設定する。そして、この場合、第2のフリック移動量a2′は、上記式(3)より、
a2′=3×a2
と求めることができる。
上記において、液晶モニタ1のタッチ座標として、例えば、タッチ開始座標が(x1,y1)で、タッチ終了座標が(x2,y2)であった場合、タッチ開始座標とタッチ終了座標との距離は、x方向に|x2−x1|、y方向に|y2−y1|となる。従って、第1のフリック移動量a2は、(|x2−x1|,|y2−y1|)と表すことができる。
この場合、第2のフリック移動量a2′は、(3×|x2−x1|,3×|y2−y1|)と求めることができる。このようにして、マルチフリック操作での第1のフリック移動量a2(|x2−x1|,|y2−y1|)は、シングルフリック操作での第2のフリック移動量a2′(3×|x2−x1|,3×|y2−y1|)に変換される。
そして、フリック移動量変換部16bは、第2のフリック移動量a2′に応じたタッチ操作情報として、マルチフリック操作でのタッチ開始座標(x1,y1)と、第2のフリック移動量a2′(3×|x2−x1|,3×|y2−y1|)とに基づいて座標情報を算出する。ここでは、座標情報として、(x1+3×(x2−x1),y1+3×(y2−y1))が得られる。
次に、携帯端末2の構成例について説明する。携帯端末2は、液晶モニタ1に送信した画像データと同じ画像データを表示する表示部22と、液晶モニタ1から受信したタッチ操作情報に従って、表示部22に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部24とを備える。ここでいう所定の操作とは、例えば、画像データのページ送り操作や、画像データの拡大縮小操作などである。そして、所定の操作の実行後の画像データは、携帯端末2から液晶モニタ1へ送信され、液晶モニタ1ではこの画像データを表示する。
以上のフリック移動量調整処理により、図1に示すように、液晶モニタ1に対してユーザがフリック移動量L3(第1のフリック移動量)のマルチフリック操作を行った場合、携帯端末2にはフリック移動量L4(>L3,第2のフリック移動量)のシングルフリック操作の軌跡として入力される。つまり、ユーザは液晶モニタ1に対してフリック移動量の少ないマルチフリック操作を行うことで、フリック移動量の多いシングルフリック操作に変換され、変換後の操作内容が携帯端末2へ伝えられる。換言すれば、マルチフリック操作をトリガとして、液晶モニタ1での少ないフリック移動量であっても、携帯端末2にフリック移動量を増加させて伝えることができるため、ユーザは液晶モニタ1から携帯端末2を違和感なく操作することができる。
なお、携帯端末2の画面サイズについては、液晶モニタ1と携帯端末2との間で通信プロトコルを確立する際に、液晶モニタ1が携帯端末2の画面サイズ情報を自動的に取得するようにしてもよい。あるいは、ユーザが液晶モニタ1に携帯端末2の画面サイズ情報を手動で入力するようにしてもよい。そして、液晶モニタ1では、携帯端末2の画面サイズ情報と、液晶モニタ1が持つ自身の画面サイズ情報とを比較し、両者の画面サイズの比率に基づき第1の処理例の調整量b1あるいは第2の処理例の調整量b2を決定することができる。
また、第1の処理例の調整量b1あるいは第2の処理例の調整量b2は、マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点の数に基づき決定するようにしてもよい。具体的には、第1の処理例の場合、調整係数cをタッチ点の数に基づき決定する。例えば、同時入力されたタッチ点が2つ(指が2本)であれば、調整係数cを“0.5”とし、同様に、タッチ点が3つ(指が3本)であれば、調整係数cを“1.0”とすればよい。タッチ点の数と調整係数cとの対応関係は、この例に限定されるものではなく、適宜定めておくことができる。また、第2の処理例の場合、同時入力されたタッチ点が2つであれば、調整量b2を“2”とし、同様に、タッチ点が3つであれば、調整量b2を“3”とすればよい。
また、第1の処理例の調整量b1あるいは第2の処理例の調整量b2は、ユーザが設定した設定値に基づき決定するようにしてもよい。具体的には、図3に示すように、液晶モニタ1に、フリック移動量調整画面を表示させ、ユーザが任意に調整の程度を設定できるようにすればよい。図3の例において、ユーザの操作により、「調整しない」が選択された場合、フリック移動量調整処理は実施されず、「画面サイズ比」が選択された場合、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に基づき調整係数cあるいは調整量b2が調整される。また、「タッチ点」が選択された場合、マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点数に基づき調整係数cあるいは調整量b2が調整される。また、「ユーザ設定」が選択された場合、ユーザの操作に従って、スライダーバー上の任意の位置につまみTを移動させることで、調整係数cあるいは調整量b2が調整される。なお、図3の例では、「画面サイズ比」が選択されている状態を示す。
図4は、本発明に係る表示装置による表示方法の一例を説明するためのフロー図である。本例では、図2の構成例に基づき説明するものとする。まず、表示装置の一例である液晶モニタ1は、タッチパネル14に対して何らかのタッチイベント(以下、タッチ操作という)を検出した場合に、フリック移動量調整モードがオンされているか否かを判定する(ステップS1)。例えば、前述の図3に示したフリック移動量調整画面で、「調整しない」以外が選択されている場合に、フリック移動量調整モードがオンされていると判定し、「調整しない」が選択されている場合に、フリック移動量調整モードがオフされていると判定する。そして、ステップS1において、フリック移動量調整モードがオンされていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS5へ移行し、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する(ステップS5)。また、ステップS1において、フリック移動量調整モードがオンされていると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作がシングルタッチであるか否かを判定する(ステップS2)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS2において、タッチ操作がシングルタッチであると判定した場合(YESの場合)、ステップS5に移行して、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する。また、ステップS2において、タッチ操作がシングルタッチではないと判定した場合(NOの場合)、タッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定する(ステップS3)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS3において、タッチ操作がマルチフリック操作ではないと判定した場合(NO場合)、調整対象外のタッチ操作とし、ステップS5に移行して、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する。また、ステップS3において、タッチ操作がマルチフリック操作であると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作終了イベント、具体的には、フリック動作の終了を示すリリースイベントが発生したか否かを判定する(ステップS4)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS4において、タッチ操作終了イベントが発生しない、すなわち、フリック動作の終了ではなく、フリック動作の継続中と判定した場合(NOの場合)、フリック動作に伴うタッチ操作情報を内部メモリに保存し(ステップS6)、ステップS4に戻り処理を繰り返す。また、ステップS4において、タッチ操作終了イベントが発生したと判定した場合(YESの場合)、タッチ操作の開始位置と終了位置とから第1のフリック移動量を算出する(ステップS7)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS7で算出した第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、第2のフリック移動量に変換する(ステップS8)。ここでいう調整量とは、例えば、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に基づき決定される。また、マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点の数に基づき決定してもよく、あるいは、ユーザが設定した設定値に基づき決定してもよい。
次に、液晶モニタ1は、ステップS8で求めた第2のフリック移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2に送信する(ステップS9)。このタッチ操作情報は、マルチフリック操作でのタッチ開始座標と、第2のフリック移動量とに基づいて算出される座標情報である。そして、携帯端末2では、液晶モニタ1から受信したタッチ操作情報を解析し、操作内容が、タッチ開始座標から第2のフリック移動量だけ移動したタッチ終了座標までのシングルフリック操作であると認識する。そして、携帯端末2は、認識した操作内容に応じて、画像データのページ送り操作や、拡大縮小操作などを実行する。
上記図4のフローでは、マルチフリック操作が終了した時点で、タッチ開始座標とタッチ終了座標とから第1のフリック移動量を求め、これを第2のフリック移動量に変換し、第2のフリック移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2へ送信していた。これに対して、以下の図5のフローでは、マルチフリック操作の途中で、タッチ操作の前回位置と今回位置とから第1のフリック移動量を求め、これを第2のフリック移動量に変換し、第2のフリック移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2へ送信する処理を、マルチフリック操作の軌跡上の複数のタッチ点について繰り返し行う。つまり、図4のフローでは、マルチフリック操作の終了後に1回だけ携帯端末にタッチ操作情報を送るのに対して、図5のフローでは、マルチフリック操作の途中で複数回に渡り携帯端末にタッチ操作情報を送る点で異なる。
図5は、本発明に係る表示装置による表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。本例では、図4のフローと同様に、図2の構成例に基づき説明するものとする。まず、液晶モニタ1は、タッチパネル14に対して何らかのタッチイベント(以下、タッチ操作という)を検出した場合に、フリック移動量調整モードがオンされているか否かを判定する(ステップS11)。図4の場合と同様に、前述の図3に示したフリック移動量調整画面で、「調整しない」以外が選択されている場合に、フリック移動量調整モードがオンされていると判定し、「調整しない」が選択されている場合に、フリック移動量調整モードがオフされていると判定する。そして、ステップS11において、フリック移動量調整モードがオンされていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS15へ移行し、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する(ステップS15)。また、ステップS11において、フリック移動量調整モードがオンされていると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作がシングルタッチであるか否かを判定する(ステップS12)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS12において、タッチ操作がシングルタッチであると判定した場合(YESの場合)、ステップS15に移行して、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する。また、ステップS12において、タッチ操作がシングルタッチではないと判定した場合(NOの場合)、タッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定する(ステップS13)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS13において、タッチ操作がマルチフリック操作ではないと判定した場合(NO場合)、調整対象外のタッチ操作とし、ステップS15に移行して、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する。また、ステップS13において、タッチ操作がマルチフリック操作であると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作の前回位置と今回位置とから第1のフリック移動量を算出する(ステップS14)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS14で算出した第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、第2のフリック移動量に変換する(ステップS16)。ここでいう調整量とは、例えば、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に基づき決定される。また、マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点の数に基づき決定してもよく、あるいは、ユーザが設定した設定値に基づき決定してもよい。
次に、液晶モニタ1は、ステップS16で求めた第2のフリック移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2に送信し(ステップS17)、タッチ操作終了イベント、具体的には、フリック動作の終了を示すリリースイベントが発生したか否かを判定する(ステップS18)。本例の場合、タッチ操作情報は、マルチフリック操作での前回タッチ座標と、第2のフリック移動量とに基づいて算出される座標情報である。
次に、液晶モニタ1は、ステップS18において、タッチ操作終了イベントが発生しない、すなわち、フリック動作の終了ではなく、フリック動作の継続中と判定した場合(NOの場合)、ステップS14に戻り処理を繰り返す。また、ステップS18において、タッチ操作終了イベントが発生したと判定した場合(YESの場合)、そのまま終了する。一方、携帯端末2では、液晶モニタ1から受信した複数のタッチ操作情報をそれぞれ解析し、操作内容が、タッチ開始座標からタッチ終了座標までのシングルフリック操作であると認識し、この操作内容に応じて、画像データのページ送り操作や、拡大縮小操作などを実行する。
このように、本実施形態によれば、マルチフリック操作をトリガとして、液晶モニタ1での少ないフリック移動量であっても、携帯端末2にフリック移動量を増加させて伝えることができるため、ユーザは液晶モニタ1から携帯端末2を違和感なく操作することができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図で、図中、1′は液晶モニタ、2′は携帯端末を示す。なお、前述の図2に示した第1の実施形態における各部と同じ機能を有する部分には同じ符号を付し、繰り返しの説明は省略するものとする。本実施形態では、フリック移動量変換部を携帯端末側に備えており、携帯端末側でフリック移動量の変換処理が実行される。
すなわち、携帯端末2′は、画像データを表示する表示部22と、表示部22に一体的に設けられたタッチパネル23と、表示部22に表示されている画像データと同じ画像データを液晶モニタ1′に送信する送信部25と、液晶モニタ1′から、送信部25から送信した画像データに対するマルチフリック操作でのタッチ操作情報を受信する受信部21と、受信したタッチ操作情報からマルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を求め、第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部24aと、タッチ操作情報と第2のフリック移動量とに基づいて、表示部22に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部24とを備える。
上記において、液晶モニタ1′が送信するタッチ操作情報によれば、携帯端末2′に対して、タッチ点の座標情報と共に、タッチ操作がマルチフリック操作であることが伝えられる。携帯端末2′のフリック移動量変換部24aは、タッチ点の座標情報から第1のフリック移動量を求め、予め規定された調整量に従って、第2のフリック移動量に変換する。ここでいう調整量とは、例えば、液晶モニタ1′の画面サイズと携帯端末2′の画面サイズとの比率に基づき決定される。また、マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点の数に基づき決定してもよく、あるいは、ユーザが設定した設定値に基づき決定してもよい。
上記において、携帯端末2′の画面サイズと液晶モニタ1′の画面サイズとの比率は、それぞれの画面サイズ情報から求めることができる。例えば、液晶モニタ1′と携帯端末2′との間で通信プロトコルを確立する際に、携帯端末2′が液晶モニタ1′の画面サイズ情報を自動的に取得するようにしてもよく、あるいは、ユーザが携帯端末2′に液晶モニタ1′の画面サイズ情報を手動で入力するようにしてもよい。携帯端末2′では、液晶モニタ1′の画面サイズ情報と、携帯端末2′が持つ自身の画面サイズ情報とを比較し、両者の画面サイズの比率に基づき調整量を決定することができる。また、マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点数は、タッチ操作情報から取得するようにすればよい。また、ユーザ設定値は、携帯端末2′に直接設定してもよく、あるいは、液晶モニタ1′から設定し、タッチ操作情報に含めて携帯端末2′に送信するようにしてもよい。
そして、制御部24は、上記タッチ操作情報から得られる座標情報からタッチ開始座標を特定し、特定したタッチ開始座標と、第2のフリック移動量とに基づき、表示中の画像データに対して所定の操作を実行する。ここでいう所定の操作とは、例えば、画像データのページ送り操作や、画像データの拡大縮小操作などである。そして、所定の操作の実行後の画像データは、携帯端末2′から液晶モニタ1′へ送信され、液晶モニタ1′ではこの画像データを表示する。
このように、本実施形態によれば、前述の第1の実施形態と同様に、マルチフリック操作をトリガとして、液晶モニタ1′での少ないフリック移動量であっても、携帯端末2′にてフリック移動量を増加させることができるため、ユーザは液晶モニタ1′から携帯端末2′を違和感なく操作することができる。
1,1′…表示装置(液晶モニタ)、2,2′…端末機器(携帯端末)、11,21…受信部、12…表示パネル制御部、13…表示パネル、14,23…タッチパネル、15…タッチパネル制御部、16,24…制御部、16a…マルチフリック操作判定部、16b,24a…フリック移動量変換部、17,25…送信部、22…表示部。

Claims (12)

  1. タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置であって、
    前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定部と、該マルチフリック操作判定部によりマルチフリック操作と判定した場合、該マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部と、該フリック移動量変換部により変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、前記フリック移動量変換部は、前記予め規定された調整量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に基づき決定することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、前記フリック移動量変換部は、前記予め規定された調整量を、前記マルチフリック操作時に同時入力されるタッチ点の数に基づき決定することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1に記載の表示装置において、前記フリック移動量変換部は、前記予め規定された調整量を、ユーザが設定した設定値に基づき決定することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置において、前記タッチ操作情報は、前記マルチフリック操作でのタッチ座標と、前記第2のフリック移動量とに基づいて算出される座標情報であることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5に記載の表示装置において、前記フリック移動量変換部は、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のフリック移動量を調整することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置と接続される端末機器であって、
    前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴とする端末機器。
  8. 請求項7に記載の端末機器において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対してページ送り操作を実行することを特徴とする端末機器。
  9. 請求項7に記載の端末機器において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対して拡大縮小操作を実行することを特徴とする端末機器。
  10. タッチ操作可能な表示装置と接続される端末機器であって、
    画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、前記表示部に表示されている画像データと同じ画像データを前記表示装置に送信する送信部と、前記表示装置から、前記送信した画像データに対するマルチフリック操作でのタッチ操作情報を受信する受信部と、該受信したタッチ操作情報から前記マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を求め、該第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部と、前記タッチ操作情報と前記第2のフリック移動量とに基づいて、前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴とする端末機器。
  11. タッチ操作可能な端末機器と、タッチ操作可能な表示装置とが接続された表示システムであって、
    前記表示装置は、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定部と、該マルチフリック操作判定部によりマルチフリック操作と判定した場合、該マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換部と、該フリック移動量変換部により変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備え、
    前記端末機器は、前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記端末機器の前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴とする表示システム。
  12. タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置による表示方法であって、
    前記表示装置が、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信ステップと、該受信した画像データを表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に一体的に設けられたタッチパネルにより検出されたタッチ操作がマルチフリック操作であるか否かを判定するマルチフリック操作判定ステップと、該マルチフリック操作判定ステップにてマルチフリック操作と判定した場合、該マルチフリック操作でのタッチ座標の第1のフリック移動量を、予め規定された調整量に従って、シングルフリック操作での第2のフリック移動量に変換するフリック移動量変換ステップと、該フリック移動量変換ステップにて変換した第2のフリック移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信ステップとを備えたことを特徴とする表示方法。
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