JP6111480B2 - 表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法 - Google Patents

表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法 Download PDF

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本発明は、表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法に関し、より詳細には、タッチ操作可能な表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法に関する。
近年、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末が急速に普及している。このような携帯端末は、省スペース性及び簡易操作性を実現するために、ユーザによる操作入力を受け付けるための操作部として、タッチパネルが採用されている。このタッチパネルでは、ユーザの指やタッチペン等によりタッチされた点の画面上における座標値を検出することにより、タッチにより描画された線等の画像を認識して、液晶表示装置等の画面上に表示することができる。また、タッチパネルの原理としては、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式(赤外線方式)など、種々存在する。
上記のタッチパネルにおけるタッチ操作の一つとして、ピンチ操作やフリック操作が知られている。ピンチ操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した2本の指の間隔を縮めたり(ピンチイン)、拡げたり(ピンチアウト)する操作であり、フリック操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した指を一定方向に移動させた後にタッチパネルから指を跳ねるようにして離す操作である。これらのタッチ操作により、表示画像の拡大縮小や、ページ送りなどの操作が可能となる。
従来、タッチパネルにおけるフリック操作に関して、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。これは、フリック操作時にタッチ開始位置からタッチ終了位置までの移動速度を計測し、その移動速度とユーザの指の数とに基づいて、表示画像をスクロールさせる制御量を設定するものである。また、特許文献2には、複数の指によるマルチフリック操作が検出された場合、表示画像のページを、マルチフリック操作による接触点の数に応じた移動量で移動させる技術が記載されている。
特開2011−248416号公報 特開2011−170603号公報
ここで、スマートフォンなどの携帯端末の表示画面を、液晶モニタの大画面にそのまま表示させるMiracast(登録商標)という技術が知られている。このMiracastは、Wi-Fi Allianceで策定された無線接続規格であり、無線LANを使って液晶モニタと携帯端末とを1対1で接続する。そのため、無線LANルータは不要となる。接続は簡単で、例えば、液晶モニタ側の所定の入力切替ボタンを選択し、接続の待受中になったら、対応する携帯端末側で、Miracast用アプリケーションを起動させることにより、双方が相手を認識し、携帯端末の画面がそのまま液晶モニタの大画面に表示される。
上記において、液晶モニタが備えるタッチパネルからのタッチ操作情報を、携帯端末側に送信して操作内容を伝えることにより、液晶モニタ側から携帯端末を操作することが可能となっている。例えば、液晶モニタ側で画像の拡大/縮小を行うために、液晶モニタのタッチパネル上でピンチ操作を行う場合、このときのタッチ操作情報が携帯端末へ送信され、携帯端末はこのタッチ操作情報に応じて画像を拡大または縮小する操作を実行する。そして、ピンチ操作後の画像が携帯端末から液晶モニタに送信され、拡大または縮小された後の画像が液晶モニタに表示される。
しかしながら、上記の構成とした場合、次のような問題がある。通常、携帯端末の画面サイズは液晶モニタの画面サイズよりも小さいため、液晶モニタのタッチパネル上でのピンチ操作で携帯端末を操作しようとした場合、通常のピンチ操作では、携帯端末で行う場合と比べ指の移動量を多くしないとならない。例えば、図7において、液晶モニタ101と携帯端末102の画面上に同じ画像Pが表示されている場合について想定する。小画面の携帯端末102でのピンチ操作による指の移動量L2を、大画面の液晶モニタ101上で再現しようとすると、移動量L2よりも多い移動量L1だけ指を移動させる必要がある。この移動量L1は液晶モニタ101の画面サイズが大きくなるほど増加する。つまり、携帯端末102での所定の移動量を得るためには、液晶モニタ101での指の移動量を携帯端末102での指の移動量よりも多くしなければならず、ユーザに違和感を与えてしまう。
特に、液晶モニタ101でピンチアウト操作を行って、画像Pを拡大しようとした場合、ユーザの親指と人差し指では十分な移動量を確保できないことも考えられ、この場合、携帯端末102ではユーザが意図した拡大操作を行うことができないという事態も起こり得る。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、Miracast接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させた場合に、表示装置側からの所定のタッチ操作によって端末機器を違和感なく操作できる表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置であって、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定部と、該タッチ操作判定部により所定のタッチ操作と判定した場合、該所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換部と、該タッチ移動量変換部により変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備え、前記タッチ操作情報は、前記所定のタッチ操作でのタッチ座標と、前記第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報であり、前記タッチ移動量変換部は、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のタッチ移動量を調整することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記所定のタッチ操作は、ピンチ操作またはフリック操作であることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記タッチ移動量変換部は、該タッチ移動量変換部によるタッチ移動量変換処理を実行するか否かをユーザに選択させることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段における表示装置と接続される端末機器であって、前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対してページ送り操作を実行することを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対して拡大縮小操作を実行することを特徴としたものである。
の技術手段は、タッチ操作可能な端末機器と、タッチ操作可能な表示装置とが接続された表示システムであって、前記表示装置は、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定部と、該タッチ操作判定部により所定のタッチ操作と判定した場合、該所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換部と、該タッチ移動量変換部により変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備え、前記タッチ操作情報は、前記所定のタッチ操作でのタッチ座標と、前記第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報であり、前記タッチ移動量変換部は、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のタッチ移動量を調整し、前記端末機器は、前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記端末機器の前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴としたものである。
の技術手段は、タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置による表示方法であって、前記表示装置が、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信ステップと、該受信した画像データを表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に一体的に設けられたタッチパネルにより検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定ステップと、該タッチ操作判定ステップにて所定のタッチ操作と判定した場合、該所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換ステップと、該タッチ移動量変換ステップにて変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信ステップとを備え、前記タッチ操作情報は、前記所定のタッチ操作でのタッチ座標と、前記第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報であり、前記タッチ移動量変換ステップにおいては、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のタッチ移動量を調整することを特徴としたものである。
本発明によれば、Miracast接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させ、表示装置での所定のタッチ操作を検出した場合に、表示装置のタッチ座標の第1のタッチ移動量を、表示装置の画面サイズと端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換することができるため、表示装置側の所定のタッチ操作によって端末機器を違和感なく操作することができる。
本発明に係る表示システムの外観構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。 液晶モニタに表示されるタッチ移動量調整画面の一例を示す図である。 本発明に係る表示装置による表示方法の一例を説明するためのフロー図である。 本発明に係る表示装置による表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。 従来技術を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の表示装置、端末機器、表示システム、及び表示方法に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る表示システムの外観構成例を示す図である。図中、1は表示装置の一例である液晶モニタ、2は端末機器の一例である携帯端末を示す。大画面の液晶モニタ1と小画面の携帯端末2とは、例えば、前述のMiracast接続されており、携帯端末2で表示する画像Pを液晶モニタ1に送信し、液晶モニタ1では携帯端末2と同じ画像Pを表示する。なお、液晶モニタ1と携帯端末2との接続方法は、このMiracast接続に限定されるのではなく、同様の機能を有する有線接続あるいは無線接続であってもよい。
そして、液晶モニタ1及び携帯端末2は共にタッチパネルを備え、タッチ操作を可能としている。本例の表示システムでは、液晶モニタ1でのタッチ操作情報が携帯端末2へ送信され、携帯端末2ではこのタッチ操作情報に従って所定の操作を実行する。例えば、画像データの拡大/縮小を行う場合、液晶モニタ1でのピンチ操作に応じて、携帯端末2が画像データの拡大/縮小操作を実行し、拡大/縮小後の画像データを液晶モニタ1へ送信し、液晶モニタ1ではこれを表示するように制御される。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。液晶モニタ1は、受信部11、表示パネル制御部12、表示パネル13、タッチパネル14、タッチパネル制御部15、制御部16、及び送信部17を備える。携帯端末2は、例えば、スマートフォンなどであり、受信部21、表示部22、タッチパネル23、制御部24、及び送信部25を備える。なお、本発明に係る表示装置としては、上記の液晶モニタ1以外の薄型表示装置であってもよく、例えば、液晶テレビをモニタとして利用するものであってもよい。また、本発明に係る端末機器としては、上記の携帯端末2以外であってもよく、例えば、タッチパネルを搭載したパーソナルコンピュータなどであってもよい。
液晶モニタ1の受信部11は、携帯端末2から送られてくる画像データを受信、解析、デコードし、デコード後の画像データを表示パネル制御部12に送る。表示パネル制御部12は、表示パネル13の駆動制御を行うためのもので、受信部11からの画像データを可視できる状態で表示パネル13に表示させる。表示パネル13は、本例では液晶パネルで構成される。
タッチパネル14は、液晶モニタ1の画面上をユーザの指またはスタイラスペンなどでタッチしたときに、そのタッチ位置(以下、タッチ座標ともいう)を入力するためのセンサである。タッチパネル制御部15は、タッチパネル14を介して入力されたタッチ座標を検出し、検出したタッチ座標を制御部16に送る。制御部16は、液晶モニタ1の動作を制御するためのCPUやメモリなどで構成され、タッチパネル制御部15からのタッチ座標によりタッチ操作情報を生成する。送信部17は、制御部16で生成したタッチ操作情報を送信用の所定のフォーマットに変換して携帯端末2へ送信する。
携帯端末2の送信部25は、表示部22に表示される画像データを液晶モニタ1に送信し、また、受信部21は、液晶モニタ1からタッチ操作情報を受信する。そして、制御部24は、液晶モニタ1から受信したタッチ操作情報により、表示部22に表示中の画像データに対して、自身のタッチパネル23を介して検出されるタッチ操作と同様の動作、処理を実行する。
すなわち、液晶モニタ1のタッチパネル14上の座標位置と、携帯端末2のタッチパネル23上の座標位置とは対応付けされており、液晶モニタ1でのタッチ座標位置がタッチ操作情報として携帯端末2へ送信される。携帯端末2では、液晶モニタ1でのタッチ座標位置を自身の対応座標位置に割り当てて認識する。このようにして、液晶モニタ1にてピンチ操作やフリック操作等のタッチ操作がなされた場合、携帯端末2ではこれらのタッチ操作の軌跡を、上記のタッチ操作情報により認識し、この軌跡に応じた操作を実行することができる。
本発明の主たる目的は、Miracast接続等により端末機器と同じ画像を表示装置に表示させた場合に、表示装置側からの所定のタッチ操作によって端末機器を違和感なく操作できるようにすることにある。このための構成として、表示装置の一例である液晶モニタ1は、端末機器の一例である携帯端末2に表示されている画像データと同じ画像データを携帯端末2から受信する受信部11と、受信した画像データを表示する表示部に相当する表示パネル13と、表示パネル13に一体的に設けられたタッチパネル14と、タッチパネル14により検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定部16aと、タッチ操作判定部16aにより所定のタッチ操作と判定した場合、所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換部16bと、タッチ移動量変換部16bにより変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を携帯端末2に送信する送信部17とを備える。
ここで、所定のタッチ操作とは、例えば、ピンチ操作またはフリック操作などである。ピンチ操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した2本の指の間隔を縮めたり(ピンチイン)、拡げたり(ピンチアウト)する操作であり、フリック操作とは、ユーザがタッチパネル上で押下した指を一定方向に移動させた後にタッチパネルから指を跳ねるようにして離す操作である。
また、タッチ操作判定部16a及びタッチ移動量変換部16bは、制御部16の一機能として実現される。具体的には、タッチ操作判定部16a及びタッチ移動量変換部16bとしての機能を実行するためのプログラムが制御部16内のメモリ(図示せず)に格納されており、実行時に、制御部16のCPU(図示せず)が、メモリから当該プログラムを読み出して実行する。
上記において、タッチ操作判定部16aは、タッチパネル14に対するタッチ点の軌跡を検出し、所定のタッチ操作(ここでは、ピンチ操作またはフリック操作)であるか否かを判定する。ピンチ操作の場合、同時に2つのタッチ点が検出され、これら2つのタッチ点が近づく方向に移動する軌跡、あるいは、離れる方向に移動する軌跡となる。なお、ピンチ操作の軌跡としては、2つのタッチ点が両方移動する軌跡に限らず、一方のタッチ点が固定され、他方のタッチ点のみが移動する軌跡であってもよい。また、フリック操作の場合、少なくとも1つのタッチ点が連続的に一定方向に移動するような軌跡となる。従って、タッチ操作判定部16aは、このようなタッチ点の軌跡を検出した場合に、タッチ操作がピンチ操作またはフリック操作であると判定することができる。
次に、タッチ移動量変換部16bの第1の処理例についてフリック操作の場合を例示して説明する。フリック操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量をa1、調整量をb1、第2のタッチ移動量をa1′とした場合、調整量b1は、以下の式(1)により決定することができる。
b1=a1×c …式(1)
但し、cは調整係数とする。そして、第2のタッチ移動量a1′は、
a1′=a1+b1=(1+c)×a1 …式(2)
と求めることができる。
タッチ移動量変換部16bは、調整量b1を、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率(以下、画面サイズ比という)に基づき決定する。具体的には、液晶モニタ1の画面サイズが携帯端末2の画面サイズよりも縦横比にして例えば50%大きい場合、調整量b1は、第1のタッチ移動量a1に、調整係数cとして“0.5”を乗じることで算出される。そして、この場合、第2のタッチ移動量a1′は、上記式(2)より、
a1′=(1+0.5)×a1=1.5×a1
と求めることができる。
上記において、第1のタッチ移動量a1は、フリック操作での指の移動量、つまり、タッチ開始座標からタッチ終了座標までの距離を検出することで求めることができる。なお、マルチフリック操作の場合、同時に複数点のタッチ座標が検出されることになるが、いずれか1つのタッチ点の開始座標と終了座標でもよく、また、複数のタッチ点の開始座標と終了座標それぞれの平均であってもよい。ここで、タッチ開始座標が(x1,y1)で、タッチ終了座標が(x2,y2)であった場合、タッチ開始座標とタッチ終了座標との距離は、x方向に|x2−x1|、y方向に|y2−y1|となる。従って、第1のタッチ移動量a1は、(|x2−x1|,|y2−y1|)と表すことができる。
この場合、第2のタッチ移動量a1′は、(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)と求めることができる。このようにして、フリック操作での第1のタッチ移動量a1(|x2−x1|,|y2−y1|)は、画面サイズ比に応じた第2のタッチ移動量a1′(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)に変換される。
そして、タッチ移動量変換部16bは、第2のタッチ移動量a1′に応じたタッチ操作情報として、フリック操作でのタッチ開始座標(x1,y1)と、第2のタッチ移動量a1′(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)とに基づいて座標情報を算出する。ここでは、座標情報として、(x1+1.5×(x2−x1),y1+1.5×(y2−y1))が得られる。このようにして得られたタッチ操作情報(座標情報)は、液晶モニタ1の送信部17から、携帯端末2へ送信される。このタッチ操作情報(座標情報)により、タッチ開始座標(x1,y1)からタッチ終了座標(x2,y2)までのフリック操作の軌跡が、タッチ開始座標(x1,y1)からタッチ終了座標(x1+1.5×(x2−x1),y1+1.5×(y2−y1))までのフリック操作の軌跡として伝えられる。
なお、タッチ移動量変換部16bは、上記のタッチ操作情報として算出された座標情報の座標が、携帯端末2の座標範囲を超える場合に、座標範囲内に収まるように第2のタッチ移動量a1′を調整するようにしてもよい。具体的には、上記のタッチ終了座標(x1+1.5×(x2−x1),y1+1.5×(y2−y1))が、携帯端末2の座標範囲内に収まる上限(頭打ち)となるように、第2のタッチ移動量a1′(1.5×|x2−x1|,1.5×|y2−y1|)を調整する。
さらに、タッチ移動量変換部16bの第2の処理例について説明する。フリック操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量をa2、調整量をb2、第2のタッチ移動量をa2′とした場合、第2のタッチ移動量a2′を、以下の式(3)により求めてもよい。
a2′=b2×a2 …式(3)
ここで、タッチ移動量変換部16bは、調整量b2を、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率(画面サイズ比)に基づき決定する。具体的には、液晶モニタ1の画面サイズが携帯端末2の画面サイズに対して縦横比にして例えば3倍大きい場合、調整量b2を“3”に設定する。そして、この場合、第2のタッチ移動量a2′は、上記式(3)より、
a2′=3×a2
と求めることができる。
上記において、液晶モニタ1のタッチ座標として、例えば、タッチ開始座標が(x1,y1)で、タッチ終了座標が(x2,y2)であった場合、タッチ開始座標とタッチ終了座標との距離は、x方向に|x2−x1|、y方向に|y2−y1|となる。従って、第1のタッチ移動量a2は、(|x2−x1|,|y2−y1|)と表すことができる。
この場合、第2のタッチ移動量a2′は、(3×|x2−x1|,3×|y2−y1|)と求めることができる。このようにして、フリック操作での第1のタッチ移動量a2(|x2−x1|,|y2−y1|)は、画面サイズ比に応じた第2のタッチ移動量a2′(3×|x2−x1|,3×|y2−y1|)に変換される。
そして、タッチ移動量変換部16bは、第2のタッチ移動量a2′に応じたタッチ操作情報として、フリック操作でのタッチ開始座標(x1,y1)と、第2のタッチ移動量a2′(3×|x2−x1|,3×|y2−y1|)とに基づいて座標情報を算出する。ここでは、座標情報として、(x1+3×(x2−x1),y1+3×(y2−y1))が得られる。
なお、上記ではフリック操作の場合について説明したが、ピンチ操作であっても同様の処理が可能である。ピンチ操作の場合、2本の指により2つのタッチ点が近づいたり、離れたりする軌跡となるが、例えば、2つのタッチ点それぞれについて、タッチ開始座標と、第2のタッチ移動量とを求め、それぞれ対応する座標情報を算出すればよい。なお、一方のタッチ点を固定し、固定した一方のタッチ点に対して他方のタッチ点が近づいたり、離れたりする軌跡となる場合もあるが、この場合、他方のタッチ点について、タッチ開始座標と、第2のタッチ移動量とを求め、これに対応する座標情報を算出すればよい。
次に、携帯端末2の構成例について説明する。携帯端末2は、液晶モニタ1に送信した画像データと同じ画像データを表示する表示部22と、液晶モニタ1から受信したタッチ操作情報に従って、表示部22に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部24とを備える。ここでいう所定の操作とは、例えば、フリック操作の場合には画像データのページ送り操作などであり、ピンチ操作の場合には画像データの拡大縮小操作などとなる。そして、所定の操作の実行後の画像データは、携帯端末2から液晶モニタ1へ送信され、液晶モニタ1ではこの画像データを表示する。
以上のタッチ移動量調整処理(タッチ移動量変換処理)により、図1に示すように、液晶モニタ1に対してユーザがタッチ移動量L3(第1のタッチ移動量)の操作を行った場合、携帯端末2にはタッチ移動量L4(>L3,第2のタッチ移動量)のタッチ操作の軌跡として入力される。つまり、ユーザは液晶モニタ1に対してタッチ移動量の少ないタッチ操作を行うことで、タッチ移動量の多いタッチ操作に変換され、変換後の操作内容が携帯端末2へ伝えられる。換言すれば、液晶モニタ1での少ないタッチ移動量であっても、携帯端末2にタッチ移動量を増加させて伝えることができるため、ユーザは液晶モニタ1から携帯端末2を違和感なく操作することができる。
なお、携帯端末2の画面サイズについては、液晶モニタ1と携帯端末2との間で通信プロトコルを確立する際に、液晶モニタ1が携帯端末2の画面サイズ情報を自動的に取得するようにしてもよい。あるいは、ユーザが液晶モニタ1に携帯端末2の画面サイズ情報を手動で入力するようにしてもよい。そして、液晶モニタ1では、携帯端末2の画面サイズ情報と、液晶モニタ1が持つ自身の画面サイズ情報とを比較し、両者の画面サイズの比率に基づき第1の処理例の調整量b1あるいは第2の処理例の調整量b2を決定することができる。
ここで、図3に示すように、液晶モニタ1に、タッチ移動量調整画面を表示させるようにしてもよい。図3の例において、ユーザの操作により、「調整しない」が選択された場合、タッチ移動量調整処理は実施されず、「画面サイズ比」が選択された場合、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率に基づき調整係数cあるいは調整量b2が決定される。また、「ユーザ設定」が選択された場合、ユーザの操作に従って、スライダーバー上でつまみTを移動させることで、調整係数cあるいは調整量b2が決定される。つまり、この「ユーザ設定」では、ユーザが液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとを比較した結果に基づいて、おおよその画面サイズ比に応じた位置につまみTを移動させればよい。なお、図3の例では、「画面サイズ比」が選択されている状態を示す。
図4は、本発明に係る表示装置による表示方法の一例を説明するためのフロー図である。本例では、図2の構成例に基づき説明するものとする。まず、表示装置の一例である液晶モニタ1は、タッチパネル14に対して何らかのタッチイベント(以下、タッチ操作という)を検出した場合に、タッチ移動量調整モードがオンされているか否かを判定する(ステップS1)。例えば、前述の図3に示したタッチ移動量調整画面で、「画面サイズ比」が選択されている場合に、タッチ移動量調整モードがオンされていると判定し、「調整しない」が選択されている場合に、タッチ移動量調整モードがオフされていると判定する。そして、ステップS1において、タッチ移動量調整モードがオンされていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS4へ移行し、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する(ステップS4)。また、ステップS1において、タッチ移動量調整モードがオンされていると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作が所定のタッチ操作(ここではピンチ操作またはフリック操作とする)であるか否かを判定する(ステップS2)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS2において、タッチ操作がピンチ操作またはフリック操作ではないと判定した場合(NOの場合)、調整対象外のタッチ操作とし、ステップS4に移行して、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する。また、ステップS2において、タッチ操作がピンチ操作またはフリック操作であると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作終了イベント、具体的には、ピンチ動作またはフリック動作の終了を示すリリースイベントが発生したか否かを判定する(ステップS3)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS3において、タッチ操作終了イベントが発生しない、すなわち、ピンチ動作またはフリック動作の終了ではなく、ピンチ動作またはフリック動作の継続中と判定した場合(NOの場合)、ピンチ動作またはフリック動作に伴うタッチ操作情報を内部メモリに保存し(ステップS5)、ステップS3に戻り処理を繰り返す。また、ステップS3において、タッチ操作終了イベントが発生したと判定した場合(YESの場合)、タッチ操作の開始位置と終了位置とから第1のタッチ移動量を算出する(ステップS6)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS6で算出した第1のタッチ移動量を、画面サイズ比に応じた第2のタッチ移動量に変換する(ステップS7)。この画面サイズ比は、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率であり、例えば、液晶モニタ1と携帯端末2それぞれの画面サイズ情報により算出することができる。前述したように、液晶モニタ1と携帯端末2との間で通信プロトコルを確立する際に、液晶モニタ1が携帯端末2の画面サイズ情報を自動的に取得するようにしてもよい。あるいは、ユーザが液晶モニタ1に携帯端末2の画面サイズ情報を手動で入力するようにしてもよい。
次に、液晶モニタ1は、ステップS7で求めた第2のタッチ移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2に送信する(ステップS8)。このタッチ操作情報は、タッチ操作でのタッチ開始座標と、第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報である。そして、携帯端末2では、液晶モニタ1から受信したタッチ操作情報を解析し、操作内容が、タッチ開始座標から第2のタッチ移動量だけ移動したタッチ終了座標までのピンチ操作またはフリック操作であると認識する。そして、携帯端末2は、認識した操作内容に応じて、画像データの拡大縮小操作やページ送り操作などを実行する。
上記図4のフローでは、ピンチ操作またはフリック操作が終了した時点で、タッチ開始座標とタッチ終了座標とから第1のタッチ移動量を求め、これを第2のタッチ移動量に変換し、第2のタッチ移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2へ送信していた。これに対して、以下の図5のフローでは、ピンチ操作またはフリック操作の途中で、タッチ操作の前回位置と今回位置とから第1のタッチ移動量を求め、これを第2のタッチ移動量に変換し、第2のタッチ移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2へ送信する処理を、タッチ操作の軌跡上の複数のタッチ点について繰り返し行う。つまり、図4のフローでは、ピンチ操作またはフリック操作の終了後に1回だけ携帯端末にタッチ操作情報を送るのに対して、図5のフローでは、ピンチ操作またはフリック操作の途中で複数回に渡り携帯端末にタッチ操作情報を送る点で異なる。
図5は、本発明に係る表示装置による表示方法の他の例を説明するためのフロー図である。本例では、図4のフローと同様に、図2の構成例に基づき説明するものとする。まず、液晶モニタ1は、タッチパネル14に対して何らかのタッチイベント(以下、タッチ操作という)を検出した場合に、タッチ移動量調整モードがオンされているか否かを判定する(ステップS11)。図4の場合と同様に、前述の図3に示したタッチ移動量調整画面で、「画面サイズ比」が選択されている場合に、タッチ移動量調整モードがオンされていると判定し、「調整しない」が選択されている場合に、タッチ移動量調整モードがオフされていると判定する。そして、ステップS11において、タッチ移動量調整モードがオンされていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS14へ移行し、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する(ステップS14)。また、ステップS11において、タッチ移動量調整モードがオンされていると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作が所定のタッチ操作(ピンチ操作またはフリック操作)であるか否かを判定する(ステップS12)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS12において、タッチ操作がピンチ操作またはフリック操作ではないと判定した場合(NOの場合)、調整対象外のタッチ操作とし、ステップS14に移行して、タッチ操作情報をそのまま携帯端末2へ送信する。また、ステップS12において、タッチ操作がピンチ操作またはフリック操作であると判定した場合(YESの場合)、タッチ操作の前回位置と今回位置とから第1のタッチ移動量を算出する(ステップS13)。
次に、液晶モニタ1は、ステップS13で算出した第1のタッチ移動量を、画面サイズ比に応じた第2のタッチ移動量に変換する(ステップS15)。この画面サイズ比は、液晶モニタ1の画面サイズと携帯端末2の画面サイズとの比率であり、例えば、液晶モニタ1と携帯端末2それぞれの画面サイズ情報により算出することができる。
次に、液晶モニタ1は、ステップS15で求めた第2のタッチ移動量に応じたタッチ操作情報を携帯端末2に送信し(ステップS16)、タッチ操作終了イベント、具体的には、ピンチ動作またはフリック動作の終了を示すリリースイベントが発生したか否かを判定する(ステップS17)。本例の場合、タッチ操作情報は、ピンチ操作またはフリック操作での前回タッチ座標と、第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報である。
次に、液晶モニタ1は、ステップS17において、タッチ操作終了イベントが発生しない、すなわち、ピンチ動作またはフリック動作の終了ではなく、ピンチ動作またはフリック動作の継続中と判定した場合(NOの場合)、ステップS13に戻り処理を繰り返す。また、ステップS17において、タッチ操作終了イベントが発生したと判定した場合(YESの場合)、そのまま終了する。一方、携帯端末2では、液晶モニタ1から受信した複数のタッチ操作情報をそれぞれ解析し、操作内容が、タッチ開始座標からタッチ終了座標までのピンチ操作またはフリック操作であると認識し、この操作内容に応じて、画像データの拡大縮小操作やページ送り操作などを実行する。
このように、本実施形態によれば、液晶モニタ1でピンチ操作またはフリック操作を行う際に、液晶モニタ1での少ないタッチ移動量であっても、携帯端末2にタッチ移動量を増加させて伝えることができるため、ユーザは液晶モニタ1から携帯端末2を違和感なく操作することができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る液晶モニタ及び携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図で、図中、1′は液晶モニタ、2′は携帯端末を示す。なお、前述の図2に示した第1の実施形態における各部と同じ機能を有する部分には同じ符号を付し、繰り返しの説明は省略するものとする。本実施形態では、タッチ移動量変換部を携帯端末側に備えており、携帯端末側でタッチ移動量の変換処理が実行される。
すなわち、携帯端末2′は、画像データを表示する表示部22と、表示部22に一体的に設けられたタッチパネル23と、表示部22に表示されている画像データと同じ画像データを液晶モニタ1′に送信する送信部25と、液晶モニタ1′から、送信部25から送信した画像データに対する所定のタッチ操作でのタッチ操作情報を受信する受信部21と、受信したタッチ操作情報から所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を求め、第1のタッチ移動量を、画面サイズ比に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換部24aと、タッチ操作情報と第2のタッチ移動量とに基づいて、表示部22に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部24とを備える。
上記において、液晶モニタ1′が送信するタッチ操作情報によれば、携帯端末2′に対して、タッチ点の座標情報と共に、タッチ操作がピンチ操作あるいはフリック操作であることが伝えられる。携帯端末2′のタッチ移動量変換部24aは、タッチ点の座標情報から第1のタッチ移動量を求め、画面サイズ比に応じた第2のタッチ移動量に変換する。この画面サイズ比は、携帯端末2′の画面サイズと液晶モニタ1′の画面サイズとの比率である。
上記において、携帯端末2′の画面サイズと液晶モニタ1′の画面サイズとの比率は、それぞれの画面サイズ情報から求めることができる。例えば、液晶モニタ1′と携帯端末2′との間で通信プロトコルを確立する際に、携帯端末2′が液晶モニタ1′の画面サイズ情報を自動的に取得するようにしてもよく、あるいは、ユーザが携帯端末2′に液晶モニタ1′の画面サイズ情報を手動で入力するようにしてもよい。携帯端末2′では、液晶モニタ1′の画面サイズ情報と、携帯端末2′が持つ自身の画面サイズ情報とを比較し、両者の画面サイズの比率を算出することができる。
そして、制御部24は、上記タッチ操作情報から得られる座標情報からタッチ開始座標を特定し、特定したタッチ開始座標と、第2のタッチ移動量とに基づき、表示中の画像データに対して所定の操作を実行する。ここでいう所定の操作とは、例えば、画像データの拡大縮小操作や、画像データのページ送り操作などである。そして、所定の操作の実行後の画像データは、携帯端末2′から液晶モニタ1′へ送信され、液晶モニタ1′ではこの画像データを表示する。
このように、本実施形態によれば、前述の第1の実施形態と同様に、液晶モニタ1′にピンチ操作またはフリック操作を行う際に、液晶モニタ1′での少ないタッチ移動量であっても、携帯端末2′にてタッチ移動量を増加させることができるため、ユーザは液晶モニタ1′から携帯端末2′を違和感なく操作することができる。
1,1′…表示装置(液晶モニタ)、2,2′…端末機器(携帯端末)、11,21…受信部、12…表示パネル制御部、13…表示パネル、14,23…タッチパネル、15…タッチパネル制御部、16,24…制御部、16a…タッチ操作判定部、16b,24a…タッチ移動量変換部、17,25…送信部、22…表示部。

Claims (8)

  1. タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置であって、
    前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定部と、該タッチ操作判定部により所定のタッチ操作と判定した場合、該所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換部と、該タッチ移動量変換部により変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備え
    前記タッチ操作情報は、前記所定のタッチ操作でのタッチ座標と、前記第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報であり、前記タッチ移動量変換部は、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のタッチ移動量を調整することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、前記所定のタッチ操作は、ピンチ操作またはフリック操作であることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の表示装置において、前記タッチ移動量変換部は、該タッチ移動量変換部によるタッチ移動量変換処理を実行するか否かをユーザに選択させることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置と接続される端末機器であって、
    前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴とする端末機器。
  5. 請求項に記載の端末機器において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対してページ送り操作を実行することを特徴とする端末機器。
  6. 請求項に記載の端末機器において、前記制御部は、前記所定の操作として、前記画像データに対して拡大縮小操作を実行することを特徴とする端末機器。
  7. タッチ操作可能な端末機器と、タッチ操作可能な表示装置とが接続された表示システムであって、
    前記表示装置は、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信部と、該受信した画像データを表示する表示部と、該表示部に一体的に設けられたタッチパネルと、該タッチパネルにより検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定部と、該タッチ操作判定部により所定のタッチ操作と判定した場合、該所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換部と、該タッチ移動量変換部により変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信部とを備え、前記タッチ操作情報は、前記所定のタッチ操作でのタッチ座標と、前記第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報であり、前記タッチ移動量変換部は、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のタッチ移動量を調整し、
    前記端末機器は、前記画像データを表示する表示部と、前記表示装置から受信したタッチ操作情報に従って、前記端末機器の前記表示部に表示されている画像データに対して所定の操作を実行する制御部とを備えたことを特徴とする表示システム。
  8. タッチ操作可能な端末機器と接続される表示装置による表示方法であって、
    前記表示装置が、前記端末機器に表示されている画像データと同じ画像データを前記端末機器から受信する受信ステップと、該受信した画像データを表示部に表示する表示ステップと、前記表示部に一体的に設けられたタッチパネルにより検出されたタッチ操作が所定のタッチ操作であるか否かを判定するタッチ操作判定ステップと、該タッチ操作判定ステップにて所定のタッチ操作と判定した場合、該所定のタッチ操作でのタッチ座標の第1のタッチ移動量を、前記表示装置の画面サイズと前記端末機器の画面サイズとの比率に応じた第2のタッチ移動量に変換するタッチ移動量変換ステップと、該タッチ移動量変換ステップにて変換した第2のタッチ移動量に基づくタッチ操作情報を前記端末機器に送信する送信ステップとを備え、前記タッチ操作情報は、前記所定のタッチ操作でのタッチ座標と、前記第2のタッチ移動量とに基づいて算出される座標情報であり、前記タッチ移動量変換ステップにおいては、前記座標情報の座標が、前記端末機器の座標範囲を超える場合に、該座標範囲内に収まるように前記第2のタッチ移動量を調整することを特徴とする表示方法。
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