JP2015018185A - 通信システム、書込装置、画像形成装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、書込装置、画像形成装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線の通信において、コストを削減しつつ、かつ、複数の送信先ごとに、自身に送信されたデータを識別することを目的とする。
【解決手段】送信手段と、複数の受信手段との間で無線の通信を行う無線の通信システムであって、
前記送信手段は、前記複数の受信手段のそれぞれに設定された識別番号と対応する識別コードを生成し、画像データに基づいて生成され、前記複数の受信手段のそれぞれが、前記複数の受信手段のそれぞれに対応して設けられた光源の点灯及び消灯を制御するために用いる制御データと、前記識別コードとを合成した送信データを生成し、前記受信手段は、前記送信データに含まれる前記識別コードと、前記受信手段に設定された前記識別番号とに基づき、前記受信手段に対応して設けられた光源の前記制御データを識別することにより上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信システム、書込装置、画像形成装置及び通信方法に関する。
従来の画像形成装置では、内部で電気ケーブル等により部品同士を電気的に接続し、データの送受信が有線の通信で行われている。また、画像形成装置では、部品間でのデータの送受信を無線で行う場合の一例として光通信で行うことで、電気ケーブル等の部品の重量削減や信号の品質を確保する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
光通信に代表される無線通信において、複数のデータの送信先が存在する場合、例えば多面体ミラー等を用いて光を所望の方向に反射させ、データを送信先ごとに区別して送信する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
従来の光通信に代表される無線通信では、複数の送信先ごとにデータを送信する際に、例えば多面体ミラー等の部品を用いて行っていた。そのため、通信システムの部品点数が増えてコストが増加する虞がある。
本発明の1つの側面は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、多面体ミラー等の部品点数を減らすことによりコストを削減しつつ、複数の送信先の各々において、各々の送信先に送信されたデータであることを識別することができる通信システム、画像形成装置及び通信方法を提供することを目的とする。
一態様における通信システムは、送信手段と、複数の受信手段との間で無線の通信を行う無線の通信システムであって、前記送信手段は、前記複数の受信手段のそれぞれに設定された識別番号と対応する識別コードを生成する生成手段と、画像データに基づいて生成され、前記複数の受信手段のそれぞれが、前記複数の受信手段のそれぞれに対応して設けられた光源の点灯及び消灯を制御するために用いる制御データと、前記識別コードとを合成した送信データを生成するデータ合成手段と、を有し、前記受信手段は、前記送信データに含まれる前記識別コードと、前記受信手段に設定された前記識別番号とに基づき、前記受信手段に対応して設けられた光源の前記制御データを識別する識別手段を有することを特徴とする。
無線の通信において、多面体ミラー等の部品点数を減らすことによりコストを削減しつつ、複数の送信先の各々において、各々の送信先に送信されたデータであることを識別することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を説明する機能ブロック図である。 本発明の一実施形態における光通信システムのハードウェア構成図の一例を説明するブロック図である。 本発明の一実施形態における光通信システムの識別番号の設定の一例を説明する表である。 光通信システムの送信制御ICの一例を説明する機能ブロック図である。 光通信システムの受信制御ICの一例を説明する機能ブロック図である。 光通信システムの受信制御ICの他の実施形態の一例を説明する機能ブロック図である。 識別コードと合成データの一例を説明する対応表である。 識別コードの他の実施形態の一例を説明する対応表である。 第1実施形態の画像形成装置による一連の動作の流れの一例を説明するフローチャートである。 第1実施形態における光通信システムの送信処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 第1実施形態における光通信システムの受信処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるエラー判定処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 第1実施形態におけるエラー処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 第2実施形態におけるエラー処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 第3実施形態におけるエラー処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態における電波通信システムのハードウェア構成図の一例を説明するブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
<画像形成装置の概略構成>
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す図である。なお、図1の例では、カラー画像形成でタンデム方式と称される二次転写機構を有する電子写真方式の画像形成装置を示す。
画像形成装置1000は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)等の各色に対応した別々の感光体ドラム(以下、「感光体」と略称する)を有する(以下、適宜括弧内に示した記号で色を表す場合がある)。
画像形成装置1000は、例えば、ファクシミリ装置、印刷装置(プリンタ)、複写機、及び複合機に含まれる画像形成装置である。
画像形成装置1000は、光学装置101と、像形成部102と、転写部103を有する。光学装置101と、像形成部102と、転写部103が、画像形成とテストパターン形成を行う。
光学装置101は、複数の光源(図示せず)から放出された光ビームBMを、ポリゴンミラー110で偏向させ、走査レンズ111a、111bに入射させる。走査レンズ111a、111bは、例えばfθレンズ等である。
光ビームBMは、イエロー(Y)、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応した数である。光ビームBMは、走査レンズ111a、111bを通過した後、反射ミラー112y〜112cで反射される。
例えば、イエローの光ビームYは、走査レンズ111aを透過して反射ミラー112yで反射される。他のブラック、マゼンタ、シアンの色も同様であるため、ここでは説明を省略する。
WTLレンズ113y〜113cは、反射ミラー112y〜112cから反射されて入射された各色の光ビームY〜Cを整形した後、反射ミラー114y〜114cへと各色の光ビームY〜Cを偏向させる。
反射ミラー114y〜114cで偏向された各光ビームY〜Cは、反射ミラー115y〜115cで反射する。反射の後、光ビームY〜Cは、露光のために感光体120y〜120cへと像状照射される。
感光体120y〜120cへの各色の光ビームY〜Cの照射は、上述したWTLレンズ113y〜113c、反射ミラー114y〜114c、反射ミラー115y〜115c等の複数の光学要素を使用する。そして、感光体120y〜120cに対する主走査方向および副走査方向に関して、タイミング同期が行われる。
以下、感光体120y〜120cに対する主走査方向を、光ビームの走査方向とする。感光体120y〜120cに対する副走査方向を、主走査方向に対して直交する方向とし、感光体120y〜120cの回転する方向とする。
感光体120y〜120cは、アルミニウム等の導電性ドラム上に、少なくとも電荷発生層と電荷輸送層と光導電層を有する。光導電層は、それぞれ感光体120y〜120cに対応して配設され、コロトロン、スコロトロン、又は帯電ローラ等を有する。帯電器122y〜122cにより表面電荷が付与される。
各帯電器122y〜122cによって感光体120y〜120c上にそれぞれ付与された静電荷は、光ビームY〜Cによりそれぞれ像状露光される。各帯電器122y〜122cの被走査面上に、静電潜像が形成される。
現像器121y〜121cは、現像スリーブ、現像剤供給ローラ、規制ブレード等を有する。感光体120y〜120cの被走査面上にそれぞれ形成された静電潜像は、現像器121y〜121cによりそれぞれ現像される。これによって、感光体120y〜120cの被走査面上に現像剤像が形成される。
感光体120y〜120cの被走査面上に担持された各現像剤は、搬送ローラ131a〜131cにより矢示Dの方向に移動する中間転写ベルト130上に転写される。132y〜132cは、それぞれ感光体120y〜120cに対する1次転写ローラである。
中間転写ベルト130は、感光体120y〜120cの被走査面上からそれぞれ転写されたY、K、M、Cの現像剤を担持した状態で2次転写部へと搬送される。すなわち、この中間転写ベルト130が、中間転写体に相当する。
2次転写部は、2次転写ベルト133と、搬送ローラ134a、134bを有する。2次転写ベルト133は、搬送ローラ134a、134bにより矢示Eの方向に搬送される。
2次転写部に、給紙カセット等の記録媒体収容部Tから記録媒体Pが搬送ローラ135により供給される。受像材である記録媒体Pとしては、紙やプラスチックシート、金属シート等が用いられる。2次転写部は、2次転写バイアス電圧を印加して、中間転写ベルト130上に担持された多色現像剤像を、2次転写ベルト133上に吸着保持された記録媒体Pに転写する。
次に、記録媒体Pは、2次転写ベルト133の搬送と共に定着装置136へと供給される。
定着装置136は、定着ローラ等の定着部材137を有する。定着ローラはシリコーンゴム、フッ素ゴム等の部材からなる。定着装置136は、記録媒体Pと多色現像剤像を加圧加熱する。そして、排紙ローラ138で記録媒体Pを印刷物P2として画像形成装置1000の外部へ排出する。
多色現像剤像を転写した後、中間転写ベルト130は、クリーニング部139によって残った現像剤を除去される。クリーニング部139は、クリーニングブレード(図示せず)を有する。除去の後、次の画像形成プロセスとなる。
また、搬送ローラ131aの近傍に、3個の検出センサ(以下、検出センサという場合もある。)5a〜5cを設置する。
検出センサ5a〜5cは、中間転写ベルト130上に形成されたテストパターンを検出する。テストパターンは、例えば色ずれ補正処理用テストパターン、濃度補正処理用テストパターン等がある。
検出センサ5a〜5cは、例えば公知の反射型フォトセンサである。各検出センサ5a〜5cによる検出結果に基づいて、各種のずれ量を算出する。
ずれ量は、例えば基準色に対する各色のスキュー(傾き)ずれ量、主走査レジストずれ量、副走査レジストずれ量、及び主走査倍率誤差である。ずれ量に基づいて、各種のずれを補正処理する。ずれの補正処理は、画像形成条件(色ずれ、濃度等)を補正処理し、補正処理された画像形成条件でテストパターンを形成する。
<画像形成装置の全体構成:ブロック図>
図2は、第1実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を説明する機能ブロック図である。
本実施形態の画像形成装置1000は、コントローラ部1と、画像処理部2と、画像形成部3を有する。
本実施形態の画像形成装置1000は、外部装置であるPC(Personal Computer)等と接続し、接続されている外部装置からスキャナで読み取った画像のデータや画像形成要求の信号が送られる。外部装置から送られてきたデータ等は、本実施形態の画像形成装置1000に送られると、コントローラ部1に入力される。
コントローラ部1は、外部装置から送られてきたデータ等を記憶する処理を行う。コントローラ部1は、記憶する処理以外に、例えばデータの圧縮や伸張、記憶装置への送信等の処理も行う。コントローラ部1で記憶された画像データは画像処理部2に送られる。
画像処理部2は、コントローラ部1から送られてきた画像データの画像処理を行う。例えば画像処理部2は、画像データに階調処理等の補正の処理を行う。画像処理部2は、画像処理を行った後、画像処理を行った画像に対応する書込データを画像形成部3の光学装置101に送る。書込データは、光源の点灯及び消灯を制御するために用いるデータである。
画像形成部3は、光学装置101を有し、書込データに基づいて光源であるレーザの点灯/消灯を制御する。
本実施例の画像処理部2と光学装置101との間のデータの送受信を光通信で行う。本実施例では、光通信を用いることにより、電気ケーブルで電気的に画像処理部2と光学装置101を接続してデータの送信を行う場合と比べて、重量やコストの削減及び静電気やEMI(Electro Magnetic Interference)を低減させることができる。
以下、画像処理部2と光学装置101との間のデータの通信の例を説明する。
図3は、本発明の一実施形態における光通信システムのハードウェア構成図の一例を説明するブロック図である。光学装置101は、各色に対応するレーザ271、272、273、274が発する光ビームBMに基づいて、感光体120y、120c、120m、120kに静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させて画像を形成する。
画像処理部2は、送信制御IC(Integrated Circuit)43を有する。送信制御IC43には、発光素子4が接続されている。発光素子4は、例えば赤外LED(Light Emitting Diode)等である。発光素子4は、送信制御IC43によって点灯/消灯の制御が行われている。
光学装置101は、複数のレーザ駆動部41、42を有する。各レーザ駆動部41、42は、それぞれ受信制御IC44、45を有する。受信制御IC44には、受光素子51とレーザ271、272が接続されている。受信制御IC45には、受光素子52と、レーザ273、274が接続されている。
レーザ271、272、273、274は、Y、K、M、Cの各色に対応しており、受信制御IC44、45によって光量や点灯のタイミングが制御される。受信制御IC44、45は、発光素子4から送信されてきた送信データを受信し、受信した送信データにしたがって、YとKの色に対応するレーザ271、272を制御する。受信制御IC45は、発光素子4から送信されてきた送信データを受信し、受信した送信データにしたがって、YとKの色に対応するレーザ273、274を制御する。なお、本実施形態の受信制御IC44、45は、それぞれ同様の動作を行うものである。
本実施例の受信制御IC44、45は、送信されたデータのうち、自身に送信されたデータかを識別するための判定処理を行う。本実施例では、この判定処理を行うことで、受光素子51、52のそれぞれが自身に送信されたデータを識別でき、受信の際にデータを取り違えることを抑制できる。
本実施例の判定処理では、受信制御IC44、45が自身に送信されたデータを識別するための識別コードを用いる。識別コードは、データを送る際に、送信先を示すデータとして送信処理で生成される。そして、生成された識別コードは、送信されるデータに合成されて、送信されたデータに含まれて受信制御IC44、45に送られる。受信制御IC44、45は、受信したデータに含まれる識別コードから判定処理を行う。
具体的には受信制御IC44、45は、識別コードと、自身を示す受信制御IC44、45に予め設定されている他と重複して使用されていない唯一の番号のデータ(以下、識別番号という)を照合する。照合した結果、受信制御IC44、45は、識別コードと識別番号が一致したデータを自身に送信されたデータであると識別する判定処理を行う。
識別番号は受信制御IC44、45の有するin0、in1端子に電圧レベルで設定される。識別番号は、例えば図4の通りに受信制御IC44、45に設定される。
図4は、本発明の一実施形態における光通信システムの識別番号の設定の一例を説明する表である。
本実施例では、受信制御IC44、45のin0端子にHighレベルまたはLowレベルの電圧を印加し、さらにin1端子にLowレベルの電圧を印加するように設定する。
図3に示す実施形態の例では、受信制御IC44は、in0端子にLowレベルの電圧が印加されているので、識別番号は「0」が設定される。同様に受信制御IC45は、in0端子にHighレベルの電圧が印加されているので、識別番号「1」が設定される。
このような設定を行うことで、複数の同じ受信制御ICを用いても、それぞれを識別することができる。本実施例の識別番号は、複数の受信制御ICを一意に特定する値とした。
なお、本実施形態では画像形成装置1000内の画像処理部2と光学装置101との間のデータの通信を一例として説明したが、実施形態はこれに限られるものではない。
本実施形態で説明した通信の方法は、例えば光通信を行う通信システムにおいて適用することができる。
なお、本実施形態では送信手段が1つに対して、受信手段2つの形態で例示したが、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、送信手段1つと受信手段2つを1セットとして、画像形成装置に2セット以上のものが用いられていてもよい。さらに、送信手段が1つに対して、受信手段が3つ以上あるものでもよい。
<送信処理部>
図5は、光通信システムの送信制御ICの一例を説明する機能ブロック図である。
本実施形態の光通信システムの送信処理は、送信制御IC43によって行われる。
本実施形態の送信制御IC43は、色版セレクタ部11と、識別コード生成部12と、データ合成部13と、8ビット/10ビット変換部14と、パラレル/シリアル変換部15と、ドライバ部16を有する。また、送信制御IC43には発光素子4が接続している。
色版セレクタ部11は、コントローラ部1から送られてきた入力された印字データに対する書込データを識別コード生成部12と、データ合成部13に送る。Y、M、C、Kの4色の印字データは、コントローラ部1に入力されてから時分割されて光学装置101に送られる。色版セレクタ部11は、例えばY→M→C→Kといった順序になるように、送るデータを4色の印字データから順番に選択して、書込データとして送る。
識別コード生成部12は、色版セレクタ部11から送られてくる書込データに対応させて後述する識別コードを生成し、生成した識別コードをデータ合成部13へ送る。
データ合成部13は、色版セレクタ部11から送られてくる書込データと識別コード生成部12から送られてくる識別コードを合成して、後述する8ビットの合成データを生成し、8ビット/10ビット変換部14に合成データを送る。
8ビット/10ビット変換部14は、データ合成部13から送られてくる8ビットの合成データを10ビットのデータに変換し、変換した10ビットの合成データをパラレル/シリアル変換部15に送る。
パラレル/シリアル変換部15は、8ビット/10ビット変換部14から送られてくる合成データをシリアルデータに変換し、シリアルデータの形式になった合成データをドライバ部16に送る。
ドライバ部16は、パラレル/シリアル変換部15から送られてくる合成データに基づいて発光素子4を制御する。
なお、本実施形態では、色版セレクタ部11と識別コード生成部12とデータ合成部13を別々に行う構成で例示したが、実施形態はこれに限られない。例えば、色版セレクタ部11で色版の選択の処理の際に、識別コードを合成する処理としてもよい。
さらに、識別コード生成部12とデータ合成部13を合わせて、送られてくる書込データから合成データを生成する構成としてもよい。
<受信処理部>
図6は、光通信システムの受信制御ICの一例を説明する機能ブロック図である。本実施形態の光通信システムの受信処理は、受信制御IC44、45によって行われる。送信制御IC44、45による受信処理は、送信手段が送信したデータを受信処理する受信手段の一例である。
本実施形態の受信制御IC44と受信制御IC45は同様の処理を行うため、受信制御IC44の処理を説明し、受信制御IC45の処理は説明を省略する。
本実施形態の受信制御IC44は、増幅部21と、シリアル/パラレル変換部22と、デコード部23と、バッファ部24と、パラレル/シリアル変換部25と、レーザドライバ部261、262と、レーザ271と272と、エラー処理部27を有する。また、受信制御IC44には、受光素子5が接続している。
本実施形態の送信処理により発光素子4が発光した光を、受信素子5が受光する。受信素子5が受光した送信データの信号は、受光光量は微弱であるため、増幅部21で増幅される処理が行われる。増幅された信号は、合成データとしてシリアル/パラレル変換部22に送られる。
シリアル/パラレル変換部22は、送られてきた合成データを、シリアルデータの形式から10ビットのデータの形式に変換し、変換した10ビットの合成データをデコード部23に送る。
デコード部23は、送られてきた10ビットの合成データを8ビットに変換する。デコード部23は、変換された8ビットの合成データから、後述する識別番号と識別コードを照合する判定処理を行う。
さらに、デコード部23は、自身に送られてきたデータであると認識された合成データを、バッファ部24に送る。
さらに、デコード部23は合成データに含まれている識別コードをデコードデータとして、後述するエラー判定処理を行う。デコード部23は、エラー判定処理の結果であるエラーフラグデータをエラー処理部27に送る。
バッファ部24は、送られてきた書込データを蓄積し、パラレル/シリアル変換部25に合成データを送る。
パラレル/シリアル変換部25は、送られてきた合成データをシリアルデータの形式に変換する。さらにパラレル/シリアル変換部25は、合成データのうち、識別コードを除いた書込データをレーザドライバ部261、262に送る。識別コードの最下位ビットでY用のレーザドライバ部261に送るかK用のレーザドライバ部262に送るかを判定する。具体的には、識別コードはYである場合「0000」であり、最下位ビットは「0」である。同様にKである場合、識別コードは「0001」であり、最下位ビットは「1」である。
パラレル/シリアル変換部25は、識別コードの最下位ビットが「0」の場合、レーザドライバ部261に書込データを送る。同様にパラレル/シリアル変換部25は、識別コードの最下位ビットが「1」の場合、レーザドライバ部262に書込データを送る。
レーザ271と272による露光は、感光体上を主走査方向に向かって時間的に順次連続してレーザを点灯する。レーザ271、272の点灯のタイミング制御は、レーザドライバ部261、262が、パラレル/シリアル変換部25から送られてくるシリアルデータの形式となった書込データにしたがってレーザの制御を行う。
エラー処理部27は、デコード部23から送られてくるエラーフラグデータに基づいて後述するエラー処理を行う。
なお、本実施形態では受光素子5と増幅部21と、シリアル/パラレル変換部22と、デコード部23と、バッファ部24と、パラレル/シリアル変換部25を2色で共通して使用する形態で例示したが、実施形態はこれに限られない。例えば、バッファ部以降を1色ごとに設ける構成としてもよい。
図7は、光通信システムの受信制御ICの他の実施形態の一例を説明する機能ブロック図である。図7の実施形態の受信制御IC44は、増幅部21と、シリアル/パラレル変換部22と、デコード部23と、バッファ部241、242と、パラレル/シリアル変換部251、252と、レーザドライバ部261、262と、レーザ271と272と、エラー処理部27を有する。また、受信制御IC44には、受光素子5が接続している。
本実施形態では、合成データに含まれている識別コードの下位2ビットで判定をデコード部23が行う。また、合成データから識別コードを除いて書込データとする処理もデコード部23が行う。
また、本実施形態では露光にレーザを使用する形態で例示したが、実施形態はこれに限られない。例えば、LEDを使用してもよい。
<識別コードと合成データ>
図8は、識別コードと合成データの一例を説明する対応表である。
本実施形態の識別コードは、識別コード生成部12によって生成される。識別コード生成部12が生成する識別コードは例えば対応表201に記載の通りである。書込データがY、M、C、Kの4種類の色版であり、送られてくる書込データがYである場合、識別コード生成部12は書込データの色版のYに対応させて「0000」の識別データを生成する。
本実施形態の合成データは、データ合成部13によって生成される。
本実施形態のデータ合成部13が生成する合成データは、例えば対応表202に記載の通りである。識別コード生成部12が生成する識別コードの4ビットのデータを、色版セレクタ部11から送られてくる書込データの4ビットのデータの上位に加える合成の処理を行う。例えば、識別コードが「0011」、書込データが「1100」の場合、合成データは8ビットのうち、上位4ビットが識別コードの「0011」、下位4ビットが書込データの「1100」を合わせた「00111100」となる。
対応表202に記載の実施例の場合、書込データの色版がY、Kの場合、識別コードの下位2ビット目が「0」となる。同様に、書込データの色版がM、Cの場合、識別コードの下位2ビット目が「1」となる。
受信制御IC44、45は、自身に設定されている識別番号と識別コードの下位2ビット目を照合することで、受信処理の判定処理を行う。即ち、書込データの色版がY、Kの場合、識別コードは「0000」または「0001」となり、受信制御IC44は識別番号が「0」と設定してある。したがって、書込データの色版がY、Kのデータが送られてきた場合、判定処理で受信制御IC44は自身に送られてきたデータであると認識することができる。
同様に、書込データの色版がM、Cの場合、識別コードは「0010」または「0011」となり、受信制御IC45は識別番号が「1」と設定してある。したがって、書込データの色版がM、Cのデータが送られてきた場合、受信処理の判定処理で受信制御IC45は自身に送られてきたデータであると認識することができる。
本実施形態の受信処理のデコード部23は、データ合成部13が合成した識別コードの部分、即ち、送られてきた合成データ8ビットのデータのうち、上位4ビットのデータからエラー判定処理を行う。
なお、識別コードを上位4ビットに合成する形式に限定するものではなく、合成データは8ビットのうち、上位4ビットを書込データ、下位4ビットを識別コードとしてもよい。
さらに、識別コードはコマンドデータを有するものでもよい。コマンドデータは、画像形成装置の制御状態を示すもので、例えば主走査方向の有効画像の始まりを示すスタートのコード(以下、スタートのコードという)、主走査方向の有効画像の終了を示すエンドのコード(以下、エンドのコードという)である。
図9は、識別コードの他の実施形態の一例を説明する対応表である。対応表203は、コマンドデータに対応させた識別コードの一例を示す対応表である。
対応表203に示す実施形態では、識別コードの最上位1ビット目をスタートのコードに対応させたスタートビット(以下、スタートビットという)とし、識別コードの上位2ビット目をエンドのコードに対応させたエンドビット(以下、エンドビットという)である。識別コードの下位2ビットは、対応表202の実施形態で示したものと同様に、書込データの色版に対応してデータ合成部13が生成する。
例えば、Yの書込データを送信する場合で、かつ、スタートのコードのコマンドデータを合成する場合は、スタートビットは「1」となる。識別コードのエンドビットは「0」であり、識別コードのYを示す色版に対応するデータは「00」である。したがって、識別コードは「1000」となる。
対応表203に示す実施形態では、スタートビットとエンドビットで識別コードの上位2ビットを構成し、Y、M、C、Kの色版に対応するデータで識別コードの下位2ビットを構成している。本実施形態によって、受信制御ICは自身に送られてきたデータであると認識することができ、かつ、エラー判定処理を行うことができる。
また、識別コードは送信するデータをチェックするためのデータ(以下、チェックデータという)を有するものでもよい。対応表204は、チェックデータに対応させた識別コードの一例を示す対応表である。
識別コード4ビットのうち、下位2ビットは対応表202の実施形態で示したものと同様に込データの色版に対応してデータ合成部13が生成する。識別コードの上位2ビットをチェックデータで構成する。
チェックデータは、書込データ4ビットと識別コードの下位2ビットで示す書込データの色版に対応するデータを合わせた6ビットのデータ中に「1」となったビットがいくつあるかに基づいて生成される。対応表204は、チェックデータは、「1」の数が偶数である場合は「00」、「1」の数が奇数である場合は「01」とした例である。
例えば、書込データの色版がKの場合、即ち、書込データの色版に対応するデータは「01」であり、書込データが「0000」の場合で説明する。この場合、「1」となったビットの数は1つ、即ち、「1」となったビットの数は奇数であるから、チェックデータは「01」となる。したがって、識別コードは、上位2ビットにチェックデータ「01」、下位2ビットに書込データがKとする色版に対応するデータは「01」となる。よって、識別コードは「0101」となる。
エラー処理部27は、受信処理のエラー判定処理で、受信した書込データと識別コードの下位2ビットのデータからデータ中に「1」となったビットがいくつあるかをカウントし、カウントした値が偶数か奇数かを求める。エラー処理部27は、求めた偶数/奇数と識別コードの上位2ビットにチェックデータを照合して、エラー判定処理を行う。
本実施形態によって、本実施形態の発光素子4から受光素子5にデータを送信中に静電気等によるノイズデータを含んでしまった場合でも、チェックデータで受信したデータにノイズが含まれていることがわかる。
本実施形態によって、受信制御ICは自身に送られてきたデータであると認識することができ、かつ、エラー判定処理を行うことができる。
<画像形成装置の動作>
図10は、第1実施形態の画像形成装置による一連の動作の流れの一例を説明するフローチャートである。
本実施形態の画像形成装置1000は、外部装置等から画像形成要求を受け付けて、画像形成処理を開始する(ステップS1001)。画像形成装置1000よって画像形成処理が開始されると、コントローラ部1に入力された画像データが、画像処理部2によって階調処理等の画像の補正処理等の画像処理がされる(ステップS1002)。
次に、画像処理部2は、画像処理を行った画像データを画像処理部2から画像形成部3の光学装置101に送る。画像処理部2は、書込データを送る後述する送信処理を行う(ステップS1003)。
ステップS1003の処理で画像処理部2から送られた書込データは、画像形成部3によって受信される。画像形成部3は、書込データを受け取る後述する受信処理を行う(ステップS1004)。
ステップS1004の処理で画像形成部3による受信処理が終了した後、画像形成装置1000の処理がすべて終了しているかを判断する(ステップS1005)。すべて終了していると判断された場合(ステップS1005でYES)、画像形成装置1000は終了処理を行う(ステップS1006)。すべて終了していると判断されなかった場合(ステップS1005でNO)、ステップS1001の処理に戻り、画像形成装置1000は引き続き画像形成処理を行う。
<画像処理部による送信処理>
図11は、第1実施形態の画像形成装置による一連の動作の流れの一例を説明するフローチャートである。本処理は、図10のステップS1003の処理の一例である。
本実施形態の画像処理部2は、画像形成部3の光学装置101に送信する書込データを受け付ける(ステップS1101)。書込データを受け付けた後、画像処理部2の識別コード生成部12は、受け付けた送信する書込データに対応する識別コードを生成する(ステップS1102)。
次に、画像処理部2のデータ合成部13は、送信する書込データとステップS1102の処理で生成した識別コードから合成データを生成する(ステップS1103)。ステップS1103の処理で合成データを生成した後、画像処理部2の8ビット/10ビット変換部14は、8ビットの合成データを10ビットに変換する(ステップS1104)。10ビットに変換された合成データは、画像処理部2のパラレル/シリアル変換部15によってシリアルデータ形式に変換される(ステップS1105)。
次に、シリアルデータ形式に変換された合成データに基づいて、ドライバ部16は発光素子4を発光する処理を行う。この処理によって送信データが送信される(ステップS1106)。ステップS1106の処理が終了した後、画像処理部2の送信処理がすべて終了しているかを判断する(ステップS1107)。すべて送信処理が終了していると判断された場合(ステップS1107でYES)、画像処理部2は終了処理を行う(ステップS1108)。すべて終了していると判断されなかった場合(ステップS1107でNO)、ステップS1101の処理に戻り、画像処理部2は引き続き送信処理を行う。
<画像形成部による受信処理>
図12は、第1実施形態における光通信システムの受信処理の流れの一例を説明するフローチャートである。本処理は、図10のステップS1004の処理の一例である。
本実施形態の画像形成部3は、画像処理部2が送信した送信データを受信し、画像形成部3が受信したか否かを判断する(ステップS1201)。画像処理部2が送信した送信データを受信した場合(ステップS1201でYES)、増幅部21は受信した送信データの信号を増幅する処理を行う(ステップS1202)。画像処理部2が送信した送信データを受信していない場合(ステップS1201でNO)、引き続き画像処理部2が送信した送信データを受信するステップS1201の処理に戻る。
次に、画像形成部3のシリアル/パラレル変換部22は、増幅部21から送られてくる合成データをシリアルデータの形式から10ビットのデータの形式に変換する(ステップS1203)。
画像形成部3のデコード部23は、10ビットの合成データを8ビットのデータに変換する。デコード部23は、変換された8ビットの合成データのうち、識別コードからデコードデータを生成する(ステップS1204)。
デコード部23は、生成したデコードデータから後述するエラー判定処理を行い、エラー判定処理によってエラーフラグデータを生成する(ステップS1205)。エラーフラグデータは、エラーがあると判断された場合、Highのデータがデコード部23によって設定され、エラーがないと判断された場合、Lowのデータがデコード部23によって設定される。
次に、画像形成部3は、ステップS1205の処理によって生成されたエラーフラグデータによってエラーがあったか否かを判断する(ステップS1206)。エラーがないと判断した場合(ステップS1206でNO)、書込データをパラレル/シリアル変換部25がシリアルデータ形式に変換する(ステップS1207)。レーザドライバ部261、262がレーザ271、272をシリアルデータ形式に変換された書込データに基づいてレーザの点灯を制御することで画像形成が行われる(ステップS1108)。エラーがあると判断した場合(ステップS1206でYES)、エラー処理部27が後述するエラー処理を行う(ステップS1209)。
図6に示す実施形態の場合、パラレル/シリアル変換部25が、ステップS1207で、識別コードに基づいて対応したレーザドライバ部へ書込データを送る。識別コードは、書込データの色版に対応しているので、受信制御IC44が複数のレーザを制御することができる。
なお、図7に示す実施形態の場合、デコード部23がステップS1204で、識別コードに基づいて対応したバッファ部へ書込データを送る。
ステップS1208またはステップS1209の処理の後、画像形成部3の受信処理がすべて終了しているかを判断する(ステップS1210)。すべて受信処理が終了していると判断された場合(ステップS1210でYES)、画像形成部3は終了処理を行う(ステップS1211)。すべて終了していると判断されなかった場合(ステップS1210でNO)、ステップS1201の処理に戻り、画像形成部3は引き続き受信処理を行う。
<デコード部によるエラー判定処理>
図13は、本発明の一実施形態におけるエラー判定処理の流れの一例を説明するフローチャートである。本処理は、デコード部23が図12のステップS1205の処理で行うエラー判定処理の一例である。
デコード部23は、ステップS1204で生成したデコードデータを受け付ける(ステップS1301)。デコードデータは、例えば図9の対応表203に示す実施形態では、識別コードにコマンドデータであるスタートのコード、エンドのコードが付加されている。
デコード部23は、デコードデータにコマンドデータ、即ちスタートコードまたはエンドコードを有しているか否かの判断を行う(ステップS1301)。具体的には、図9の対応表203に示す実施形態の場合、識別コードの上位2ビットがスタートビットとエンドビットで構成されているので、デコード部23はデコードデータのスタートビットまたはエンドビットの何れかが「1」となっているか否かで判断できる。
デコードデータにスタートのコード、エンドのコードがあると判断された場合(ステップS1302でYES)、規定の画素数の画像形成が終了しているか否か判断を行う(ステップS1303)。画像形成が正常に処理されている場合は、スタートコードまたはエンドコードを受信することはない。画像形成の処理が行われている場合に、スタートコードまたはエンドコードを受信した場合は、何らかのエラーが起きたと判断できる。
規定の画素数の画像形成が終了している場合(ステップS1303でYES)またはデコードデータにスタートのコード、エンドのコードがないと判断された場合(ステップS1302でNO)、画像形成処理はエラーなく正常に行われているといえるので、デコード部23はエラーフラグをLowとする処理を行い(ステップS1304)、エラー判定処理を終了する。
規定の画素数の画像形成が終了していない場合(ステップS1303でNO)、デコード部23はエラーフラグをHighとする処理を行い(ステップS1305)、エラー判定処理を終了する。
また、エラー判定処理は、本実施形態ではデコードデータにコマンドデータであるスタートのコード、エンドのコードが付加されている場合を用いたが、実施形態はこれに限定しない。例えば、色版に対応するデータが付加されている場合では、YとKの画像形成を行う受信制御IC44に色版がMまたはCのデータが送られてきたものをエラーと判定する処理としてもよい。
<エラー処理部によるエラー処理>
図14は、第1実施形態におけるエラー処理の流れの一例を説明するフローチャートである。本処理は、エラー処理部27が図12のステップS1209の処理で行うエラー処理の一例である。
デコード部23は、図12のステップS1205でエラー判定処理を行い、エラー判定処理でエラーフラグデータを生成する。エラー処理部27は、生成されたエラーフラグデータを受け付ける(ステップS1401)。エラー処理部は、エラーフラグデータがHighか否かを判断する(ステップS1402)。デコード部23がエラー判定処理でエラーと判定した場合、エラーフラグデータはHighとなっている。
エラーフラグデータがHighである場合(ステップS1402でYES)、エラーが起きている状態であるといえるため、画像形成装置1000が画像形成を行うのを禁止する処理を行う(ステップS1403)。エラーフラグデータがHighでない場合(ステップS1402でNO)、エラーがなく正常な処理が行われているといえるため、エラー処理をすることなく、ステップS1404の処理に進む。
ステップS1402またはステップS1402の処理の後、エラー処理部27のエラー処理がすべて終了しているかを判断する(ステップS1404)。すべて受信処理が終了していると判断された場合(ステップS1404でYES)、エラー処理部27は終了処理を行う(ステップ1405)。すべて終了していると判断されなかった場合(ステップS1404でNO)、ステップS1401の処理に戻り、エラー処理部27は引き続きエラー処理を行う。
以上のように本実施形態では、通信システムにおいて、多面体ミラー等の部品を使うことなく、複数の送信先ごとに自身に送信されたデータを識別できるため、コストの削減を行うことができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態の画像形成装置1000を用いる。そのため、画像形成装置の構成及び機能ブロック図の説明は省略する。また、第2実施形態の一連の動作は、図10で示した第1実施形態のものと同様に行う。第2実施形態の処理は、図12のステップS1209であるエラー処理が第1実施形態と異なる。
図15は、第2実施形態におけるエラー処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図15に示すフローチャートの処理は、図14のフローチャートの処理と比較してステップS1403の処理が異なる。
したがって、図14のステップS1401〜ステップS1402の処理は、図15のステップS1501〜ステップS1502の処理と同一の処理であり、図14のステップS1404〜ステップS1405の処理は、図15のステップS1504〜ステップS1505の処理と同一の処理であるため、説明は省略する。
エラーフラグデータがHighである場合(ステップS1502でYES)、エラーが起きている状態であるといえるため、エラー処理部27はエラーが生じたことを記憶する(ステップS1503)。
以上のように本実施形態では、通信システムにおいて、多面体ミラー等の部品を使うことなく、複数の送信先ごとに自身に送信されたデータを識別できるため、コストの削減を行うことができる。また、エラーが起こったことを履歴として記憶しておくことで、のちにエラー発生原因を調査することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態の画像形成装置1000を用いる。そのため、画像形成装置の構成及び機能ブロック図の説明は省略する。また、第3実施形態の一連の動作は、図10で示した第1実施形態のものと同様に行う。第3実施形態の処理は、図12のステップS1209であるエラー処理が第1実施形態と異なる。
図16は、第3実施形態におけるエラー処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図16に示すフローチャートの処理は、図14のフローチャートの処理と比較してステップS1403の処理が異なる。
したがって、図14のステップS1401〜ステップS1402の処理は、図16のステップS1601〜ステップS1602の処理と同一の処理であり、図14のステップS1404〜ステップS1405の処理は、図16のステップS1604〜ステップS1605の処理と同一の処理であるため、説明は省略する。
エラーフラグデータがHighである場合(ステップS1602でYES)、エラーが起きている状態であるといえるため、エラー処理部27はエラーが生じた書込データを最初から送り直す処理を画像処理部2に要求する(ステップS1603)。
<第4実施形態>
図17は、本発明の一実施形態における電波通信システムのハードウェア構成図の一例を説明するブロック図である。
本実施例では、第1実施形態の光通信に代えて電波通信を用いる。
本実施例の画像処理部2は、電波通信用の送信制御IC206を有する。送信制御IC206には、送信アンテナ207が接続されている。送信アンテナ207は、送信制御IC206によって送信する電波の制御が行われている。
各レーザ駆動部41、42は、それぞれ電波通信用の受信制御IC208、209を有する。受信制御IC208には、受信アンテナ210とレーザ271、272が接続されている。受信制御IC209には、受信アンテナ211と、レーザ273、274が接続されている。
レーザ271、272、273、274は、Y、K、M、Cの各色に対応しており、受信制御IC208、209によって光量や点灯のタイミングが制御される。受信制御IC208、209は、送信アンテナ207から送信されてきた送信データを受信し、受信した送信データにしたがって、YとKの色に対応するレーザ271、272を制御する。受信制御IC209は、送信アンテナ207から送信されてきた送信データを受信し、受信した送信データにしたがって、YとKの色に対応するレーザ273、274を制御する。なお、本実施形態の受信制御IC208、209は、それぞれ同様の動作を行うものである。
本実施例の受信制御IC208、209は、送信されたデータのうち、自身に送信されたデータかを識別するための判定処理を行う。本実施例では、この判定処理を行うことで、受信アンテナ210、211のそれぞれが自身に送信されたデータを識別でき、受信の際にデータを取り違えることを抑制できる。
送信制御IC206は、第1実施形態の図3の送信制御IC43とドライバ部16が送信アンテナ207を制御するものに代わったものである。したがって、送信制御IC206の他の機能は、送信制御IC43と同様である。送信制御IC206の送信処理は、第1実施形態で示したものと同様のものが行える。
受信制御IC208、209は、第1実施形態の図3の受信制御IC44、45と増幅部21が受信アンテナ210、211からの信号を増幅するものに代わったものである。したがって、受信制御IC208、209の他の機能は、受信制御IC44、45と同様である。受信制御IC208、209の受信処理は、第1実施形態で示したものと同様のものが行える。
以上のように本実施形態では、通信システムにおいて、多面体ミラー等の部品を使うことなく、複数の送信先ごとに自身に送信されたデータを識別できるため、コストの削減を行うことができる。また、送信データを最初から送り直すことで、途中でエラーが起きた画像についてもエラーなく画像形成をすることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
101 光学装置
1000 画像形成装置
1 コントローラ部
2 画像処理部
3 画像形成部
4 発光素子
11 色版セレクタ部
12 識別コード生成部
13 データ合成部
14 8ビット/10ビット変換部
15、25、251、252 パラレル/シリアル変換部
16 ドライバ部
21 増幅部
22 シリアル/パラレル変換部
23 デコード部
24、241、242 バッファ部
261、262 レーザドライバ部
271、272、273、274 レーザ
27 エラー処理部
41、42 レーザ駆動部
43、206 送信制御IC
44、45、208、209 受信制御IC
5、51、52 受光素子
207 送信アンテナ
210、211 受信アンテナ
200 ハードウェア設定表
201、202、203、204 識別コード表
特開平8−88600号公報 特開2007−158503号公報

Claims (9)

  1. 送信手段と、複数の受信手段との間で無線の通信を行う無線の通信システムであって、
    前記送信手段は、
    前記複数の受信手段のそれぞれに設定された識別番号と対応する識別コードを生成する生成手段と、
    画像データに基づいて生成され、前記複数の受信手段のそれぞれが、前記複数の受信手段のそれぞれに対応して設けられた光源の点灯及び消灯を制御するために用いる制御データと、前記識別コードとを合成した送信データを生成するデータ合成手段と、を有し、
    前記受信手段は、
    前記送信データに含まれる前記識別コードと、前記受信手段に設定された前記識別番号とに基づき、前記受信手段に対応して設けられた光源の前記制御データを識別する識別手段を有する通信システム。
  2. 前記受信手段は、
    前記識別コードに含まれるデータに基づいて、前記制御データを用いた前記光源の制御を行うタイミングであるか否かを判定するエラー判定を行うエラー判定手段と、
    前記エラー判定により、前記制御を行うタイミングでないと判定された場合、エラー処理を行うエラー処理手段を有する請求項1記載の通信システム。
  3. 前記受信手段は、
    前記送信データに含まれる前記制御データが前記送信手段による送信前の前記制御データから変更されたか否かを判定するエラー判定手段と、
    前記エラー判定手段により、前記送信データに含まれる前記制御データが送信前の前記制御データから変更されたと判定された場合、エラー処理を行うエラー処理手段と、を有する請求項1記載の通信システム。
  4. 前記エラー処理は、前記光源を消灯させる処理である請求項2または3記載の通信システム。
  5. 前記エラー処理は、前記エラー判定手段による判定結果を記憶部に記憶させる処理である請求項2または3記載の通信システム。
  6. 前記エラー処理は、前記光源を消灯させた後に、前記送信手段に前記エラー判定手段によりエラーと判定された送信データを再度送信させる処理である請求項2または3記載の通信システム。
  7. 送信手段と、複数の受信手段との間で前記複数の受信手段にそれぞれに対応して設けられた光源の点灯及び消灯を制御する制御データの送受信を行う通信システムを有し、前記制御データに基づいて感光体に静電潜像を形成させる書込装置であって、
    前記送信手段は、
    前記複数の受信手段のそれぞれに設定された識別番号と対応する識別コードを生成する生成手段と、
    画像データに基づいて生成され、前記受信手段が光源の点灯及び消灯を制御するために用いる制御データと、前記識別コードを合成した送信データを生成するデータ合成手段と、を有し、
    前記受信手段は、
    前記送信データに含まれる識別コードと、前記受信手段に設定された前記識別番号に基づき、前記光源の点灯及び消灯を制御するデータを識別する識別手段を有する書込装置。
  8. 送信手段と、複数の受信手段との間で前記複数の受信手段にそれぞれに対応して設けられた光源の点灯及び消灯を制御する制御データの送受信を行う通信システムと、前記制御データに基づいて感光体に静電潜像を形成させる書込装置と、を有する画像形成装置であって、
    前記送信手段は、
    前記複数の受信手段のそれぞれに設定された識別番号と対応する識別コードを生成する生成手段と、
    画像データに基づいて生成され、前記受信手段が光源の点灯及び消灯を制御するために用いる制御データと、前記識別コードを合成した送信データを生成するデータ合成手段と、を有し、
    前記受信手段は、
    前記送信データに含まれる識別コードと、前記受信手段に設定された前記識別番号に基づき、前記光源の点灯及び消灯を制御するデータを識別する識別手段を有する画像形成装置。
  9. 送信手段と、複数の受信手段との間で光通信を行う光通信システムによる通信方法であって、
    前記送信手段が、
    前記複数の受信手段のそれぞれに設定された識別番号と対応する識別コードを生成する生成手順と、
    画像データに基づいて生成され、前記受信手段が光源の点灯及び消灯を制御するために用いる制御データと、前記識別コードを合成した送信データを生成するデータ合成手順と、を行い、
    前記受信手段が、
    前記送信データに含まれる識別コードと、前記受信手段に設定された前記識別番号に基づき、前記光源の点灯及び消灯を制御するデータを識別する識別手順を行う通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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