JP2015017706A - ウォームホイール、電動パワーステアリング装置 - Google Patents

ウォームホイール、電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金属製の芯金の外周部が合成樹脂製のリム部で覆われているウォームホイールの芯金とリム部との結合強度を、従来品より高くする。
【解決手段】ウォームホイールの芯金1Aは、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部13が形成された軸方向他端面と、第一環状凹部12の径方向外側領域に形成された第三環状凹部14とを有する。リム部2Aは、第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、第二環状凹部13に固定されている第二内周部23と、第三環状凹部14に嵌合している凸部24を有する。芯金1Aは、スプライン15a及び円筒面を有する外周部をさらに備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置の減速機を構成するウォームホイールに関する。
電動パワーステアリング装置は、自動車等の車両に搭載され、操舵トルクに基づいて電動モータから減速機を介して操舵機構へ操舵補助力を伝達する。減速機としてウォームギヤ機構を用いた電動パワーステアリング装置では、電動モータの駆動軸側のウォームに、操舵軸側のウォームホイールが噛合してある。
このようなウォームホイールは、ウォームとの間のバックラッシュに起因する噛合歯同士の衝突音(ラトル音)を低減するために、通常、金属製の芯金の外周部が合成樹脂製のリム部で覆われた構造を有している(例えば、特許文献1〜3を参照)。
図27は、ウォームホイールの従来例を示す。このウォームホイール100は、金属製の芯金101と、芯金101の外周部を覆う略円環状のリム部201と、を備える。芯金101は、略円板状に形成され、軸を嵌合する中心穴11と、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面を有する。芯部101の外周部にはスプライン15aが形成されている。
リム部201は、合成樹脂の射出成形により芯金101と一体に形成されている。リム部201の外周部に歯車21が形成されている。リム部201は、芯金101の第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、芯金101の軸方向他端面に固定されている第二内周部230を有する。第一内周部22は、リム部201の軸方向一端面から第一環状凹部12の径方向外側領域(外周側壁面12aと底面の径方向外側部分12b)まで延びて、外周側壁面12aおよび底面の径方向外側部分12bに固定されている。
また、リム部201は、芯金101のスプライン15aの谷部と嵌合している凸部を有する。リム部201の凸部と芯金101のスプライン15aの谷部との嵌合により、リム部201と芯金101が一体に回転してトルク伝達可能に結合されている。
特開2004−34941号公報 特開2004−345573号公報 特開2006−22883号公報
電動パワ−ステアリング装置が大型の自動車に使用されると、ウォームホイールを通じて出力軸に付与される補助トルクが大きくなる。ウォームホイールを通じて出力軸に補助トルクを付与する際には、ウォームホイールとウォームとの噛合部からウォームホイールに対して、図27に示すように、倒れ方向のモーメントMが加わる。従来のウォームホイールには、このモーメントMに対する芯金101とリム部201との結合強度を高くするという点で改善の余地がある。
本発明の課題は、金属製の芯金の外周部が合成樹脂製のリム部で覆われているウォームホイールの芯金とリム部との結合強度を、従来品より高くすることである。
本発明の一態様によれば、ウォームホイールは、略円板状に形成された金属製の芯金と、前記芯金の外周部を覆う略円環状に形成された合成樹脂製のリム部とを備える。前記リム部の外周部に歯車が形成されている。前記リム部は、合成樹脂の射出成形により前記芯金と一体に形成されている。
前記芯金は、軸を嵌合する中心穴と、第一環状凹部が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部が形成された軸方向他端面と、前記第一環状凹部の径方向外側領域(第一環状凹部の外周側壁面または底面の径方向外側部分)に形成された第三環状凹部を有する。第一環状凹部の外周側壁面とは、第一環状凹部をなす一対の壁面のうちの外周側の壁面である。
前記リム部は、前記リム部の軸方向一端面から前記第一環状凹部の径方向外側領域(第一環状凹部の外周側壁面および底面の径方向外側部分)まで延びて前記第一環状凹部の径方向外側領域に固定されている第一内周部と、前記リム部の軸方向他端面から前記第二環状凹部の径方向外側領域(第二環状凹部の外周側壁面および底面の径方向外側部分)まで延びて前記第二環状凹部の径方向外側領域に固定されている第二内周部と、前記第三環状凹部と嵌合している凸部を有する。
また、前記芯金は、スプライン及び円筒面を有する外周部をさらに備える。
このウォームホイールによれば、芯金に、第一環状凹部に加えて、第二環状凹部と第三環状凹部も形成され、第一環状凹部に対するリム部の第一内周部の固定に加えて、第二環状凹部に対するリム部の第二内周部の固定および第三環状凹部とリム部の凸部との嵌合を有するため、芯金とリム部と結合強度が従来のウォームホイールよりも高くなる。
また、前記スプラインは、前記第二環状凹部が形成された軸方向他端面側に形成され、前記円筒面は、前記第一環状凹部が形成された軸方向一端面側に形成されることが好ましい。
前記第二環状凹部の外周側壁面は、前記第二環状凹部の底面に直交するように当該底面から延在することが好ましい。
前記リム部は、金型に前記芯金が、前記第二環状凹部をゲートに対向させ、スプルーの軸方向と前記芯金の軸方向を合わせて配置された状態で射出成形され、前記第二環状凹部の深さは、0.1mm以上且つゲート厚(前記芯金の軸方向他端面と前記リム部の軸方向他端面の間の軸方向距離)の1/2以下に設定されていることが好ましい。前記第二環状凹部の深さは0.5mm以上3.0mm以下であることがより好ましい。
前記第二環状凹部の外周側壁面が底面に直交するように底面から延在するウォームホイールは、当該構成を有さないウォームホイールと比較して、芯金とリム部との結合強度をより高くすることができる。また、上記射出成形方法を採用することで、射出成形時に樹脂の流れが阻害されにくくなるため、リム部の強度低下の原因となるウエルドライン等の発生が防止される。
前記芯金の軸方向他端面は、径方向において前記第二環状凹部を挟む端面部を有し、各端面部が平面であることが好ましく、前記端面部をなすそれぞれの平面が同一平面上にあることがより好ましい。
前記リム部は、ディスクゲートを用いた射出成形により形成されていることが好ましい。
上記ウォームホイールは、電動モータの動力を操舵機構に伝達して操舵補助する電動パワーステアリング装置の減速機を構成するウォームホイールとして好適である。
本発明のウォームホイールによれば、芯金とリム部との結合強度が従来のウォームホイールよりも高くなる。
また、芯金は、スプライン及び円筒面を有する外周部をさらに備えることで、スプラインとリム部との嵌合により、芯金とリム部が一体に回転してトルク伝達可能に結合される。
本発明の第1実施形態のウォームホイールの断面図である。 図1の部分拡大図である。 第1実施形態のウォームホイールを製造するための射出成形で使用する金型と射出成形時の合成樹脂の流れを説明する図である。 第1実施形態のウォームホイールの製造方法を説明する図であって、射出成形により金型内に合成樹脂が充填されて固化された状態を示す。 第1実施形態のウォームホイールを、電動パワ−ステアリング装置の減速機に取り付けた状態を示す断面図である。 図5の減速機を構成するウォームギヤ機構を説明する図である。 本発明の第2実施形態のウォームホイールの断面図である。 図7の部分拡大図である。 第2実施形態のウォームホイールを製造するための射出成形で使用する金型と射出成形時の合成樹脂の流れを説明する図である。 第2実施形態のウォームホイールの製造方法を説明する図であって、射出成形により金型内に合成樹脂が充填されて固化された状態を示す。 第2実施形態のウォームホイールを、電動パワ−ステアリング装置の減速機に取り付けた状態を示す断面図である。 図11の減速機を構成するウォームギヤ機構を説明する図である。 本発明の第3実施形態のウォームホイールの断面図である。 図13の部分拡大図である。 本発明の第4実施形態のウォームホイールの断面図である。 図15の部分拡大図である。 第4実施形態のウォームホイールを製造するための射出成形で使用する金型と射出成形時の合成樹脂の流れを説明する図である。 第4実施形態のウォームホイールの製造方法を説明する図であって、射出成形により金型内に合成樹脂が充填されて固化された状態を示す。 第4実施形態のウォームホイールを、電動パワ−ステアリング装置の減速機に取り付けた状態を示す断面図である。 図19の減速機を構成するウォームギヤ機構を説明する図である。 本発明の第5実施形態のウォームホイールの断面図である。 図21の部分拡大図である。 第5実施形態のウォームホイールを製造するための射出成形で使用する金型と射出成形時の合成樹脂の流れを説明する図である。 第5実施形態のウォームホイールの製造方法を説明する図であって、射出成により金型内に合成樹脂が充填されて固化された状態を示す。 第5実施形態のウォームホイールを、電動パワ−ステアリング装置の減速機取り付けた状態を示す断面図である。 図25の減速機を構成するウォームギヤ機構を説明する図である。 従来例のウォームホイールの断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は下記実施形態に限定されない。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態のウォームホイールの断面図であり、図2はその部分拡大図である。
図1および2に示すように、この第1実施形態のウォームホイール10は、金属製の芯金1と、芯金1の外周部15を覆う略円環状のリム部2と、を備える。芯金1は、軸方向で見て、リム部2の略中央に配置されている。
芯金1は、略円板状に形成されている。芯金1は、軸を嵌合する中心穴11と、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部13が形成された軸方向他端面と、スプライン15aが形成され外周部15とを有する。軸方向に関して、スプライン15aは、第二環状凹部13が形成されている側の外周部15の部分に設けられている。第一環状凹部12が形成されている側の外周部15の他の部分は、円筒面として構成されている。芯金1の第一環状凹部12より径方向内側の部分が、中心穴11を有するボス部11aとなっている。
図2に示すように、芯金1の軸方向他端面は、径方向において第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bを有する。端面部13a,13bは、平面であって、一点鎖線Fで示す同一平面上にある。第二環状凹部13は、底面13dと、底面13dに直交するように底面13dから軸方向に延在する外周側壁面13cと、底面13dに対して鈍角をなすように底面13dから端面部13bに向けてテーパ状に延在する内周側壁面13eと、を有する。第二環状凹部13の外周側壁面13cは、円筒面として構成されている。第一環状凹部12の外周側壁面12aは、第二環状凹部13の外周側壁面13cよりも直径が小さい円筒面として構成されている。すなわち、第二環状凹部13の外周側壁面13cは、第一環状凹部12の外周側壁面12aよりも径方向外側に設けられている。
リム部2は、合成樹脂の射出成形により芯金1と一体に形成されている。リム部2の外周部に歯車21が形成されている。リム部2は、芯金1の第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、第二環状凹部13に固定されている第二内周部23を有する。
図2に示すように、第一内周部22は、リム部2の軸方向一端面から第一環状凹部12の径方向外側領域まで延びて、第一環状凹部12の外周側壁面12aおよび第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに固定されている。第一内周部22の内周面は、第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する円筒面と、当該円筒面からリム部2の軸方向一端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面とを有する。第二内周部23は、リム部2の軸方向他端面から第二環状凹部13の径方向外側領域まで延びて、第二環状凹部13の外周側壁面13cおよび第二環状凹部13の底面13dの径方向外側部分に固定されている。第二内周部23の内周面は、第二環状凹部13の底面13dからリム部2の軸方向他端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面として構成されている(図4のラインL参照)。第一内周部22の内周面が第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する径方向位置は、第二内周部23の内周面が第二環状凹部13の底面13dに当接する径方向位置と略一致している。
リム部2は、芯金1のスプライン15aの谷部と嵌合している凸部を有する。リム部2の凸部と芯金1のスプライン15aの谷部との嵌合により、リム部2と芯金1が一体に回転してトルク伝達可能に結合されている。
ウォームホイール10は、以下の方法で製造される。
図3に示すように、射出成形で使用する金型3は、第一部材31と、第二部材32と、第三部材33と、第四部材34とを備える。第一部材31は、芯金1の中心穴11に嵌合する凸部31aを有する。第二部材32は、第一環状凹部12に嵌合する凸部32aと、キャビティを構成する凹部32bを有する。第三部材33は、キャビティを構成する凹部33aと、パーティング面33bを有する。第四部材34は、スプルー34aと、ディスクゲートを構成する凹部34bと、パーティング面34cを有する。
先ず、金属製の芯金1を従来より公知の方法で製造する。その際に、第二環状凹部12の深さDを0.5mm以上且つゲート厚Tの1/2以下の範囲にする。なお、ゲート厚Tが6.0mm以上の場合でも、第二環状凹部12の深さDは3.0mm以下とする。
次に、芯金1を、金型3内に、第二環状凹部13をゲートに対向させ、スプルー34aの軸方向と芯金1の軸方向を合わせて配置する。このとき、ディスクゲートを構成する凹部34bの傾斜している内周面は、芯金1の第二環状凹部13の内周側壁面13eと対向し(径方向位置が略一致し)、且つ、芯金1の第二環状凹部13の内周側壁面13eと平行となる。次に、射出成形機を稼働させて、芯金1にリム部2を一体成形する。
その際に、射出成形機のノズルから供給された合成樹脂は、スプルー34aからディスクゲートを介してキャビティ内に入る。図3にライン4aで示すように、合成樹脂は、芯金1の軸方向他端面(第二環状凹部13が形成されている面)から外周部15の外側を通って、軸方向一端面(第一環状凹部12が形成されている面)に回り込む。
図4は、射出成形により金型内に合成樹脂4が充填されて、合成樹脂4が固化された状態を示す。この状態で金型3を外した後、ラインLに沿って円錐状に合成樹脂4を切り離すことにより、図1に示すウォームホイール10が得られる。図4のライン21aは歯車21の谷を示す線である。
第1実施形態では、芯金1の第二環状凹部13の深さDとゲート厚Tとの関係がD≦T/2を満たし(すなわち、芯金1の第二環状凹部13の深さDが、芯金1の軸方向他端面とリム部2の端面部13a(軸方向他端面)の間の軸方向距離の1/2以下)、第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bが同一平面F上にある。したがって、合成樹脂の射出成形時に、合成樹脂の流れが阻害されにくい。すなわち、第二環状凹部13の深さDはなるべく小さいほうが、合成樹脂が流れるときに渦が発生しにくい。また、第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bが同一平面上にないと、合成樹脂が流れるときに渦が発生しやすく、合成樹脂の強度が低下する。しかし、本実施形態では、第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bが同一平面F上にあるため、合成樹脂が円滑に流れる。これにより、合成樹脂がキャビティ全体に(流れの終端部である第一環状凹部12まで)綺麗に行き渡り、芯金1とリム部2の結合強度低下の原因となるウエルドライン等の発生が防止される。
ウォームホイール10は、芯金1に、第一環状凹部12だけでなく第二環状凹部13も形成され、第一環状凹部12に対するリム部2の第一内周部22の固定に加えて、第二環状凹部12に対するリム部2の第二内周部23の固定を有する。したがって、芯金1とリム部2と結合強度が図27のウォームホイール100よりも高くなる。
ウォームホイール10は、また、第二環状凹部13の外周側壁面13cが底面13dに直交するように底面13dから延在するため、壁面13cがテーパ面である構成と比較して、芯金1とリム部2との結合強度をより高くすることができる。
なお、この第1実施形態のウォームホイール10は、芯金1の軸方向端面に第二環状凹部13を一つだけ設けているが、第二環状凹部12の深さDを0.5mm以上とすることができない場合は、芯金1の軸方向端面に深さDが0.1mm以上0.4mm以下の第二環状凹部12を複数設けることで、芯金1とリム部2との結合強度を高くしてもよい。芯金1とリム部2との結合強度を確保するため、Dの下限値を0.1mmとしている。
ウォームホイール10は、電動パワ−ステアリング装置のウォームギヤ機構の減速機に使用される。
図5は、ウォームホイール10を組み込んだ減速機を有する電動パワ−ステアリング装置を示している。図6は、図5の減速機のウォームギヤ機構を説明する図である。
この例では、電動パワ−ステアリング装置の操舵機構の出力軸51とステアリングシャフト52が、トーションバー53により結合されている。出力軸51を回転自在に支持するハウジング54の内面に、トルクセンサ55が設置されている。トルクセンサ55は、ステアリングシャフト52と出力軸51との間で伝達されるトルクを測定する。
図6に示すように、電動モータ56の出力軸57にウォーム58が結合されている。ウォーム58にウォームホイール10の歯車21が噛合されている。
この電動パワ−ステアリング装置によれば、トルクセンサ55によるトルク測定値に基づいて電動モータ56に通電が行われ、ウォーム57とウォームホイール10とを含む減速機を介して、出力軸51に適切な補助トルクが付与される。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態のウォームホイールの断面図であり、図8はその部分拡大図である。
図7および8に示すように、第2実施形態のウォームホイール10Aは、金属製の芯金1Aと、芯金1Aの外周部15を覆う略円環状のリム部2Aと、を備える。芯金1Aは、軸方向で見て、リム部2Aの略中央に配置されている。
芯金1Aは、略円板状に形成されている。芯金1Aは、軸を嵌合する中心穴11と、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部13が形成された軸方向他端面と、第一環状凹部12の外周側壁面(径方向外側領域の面)12aに形成された第三環状凹部14と、外周部15に形成されたスプライン15aを有する。軸方向に関して、スプライン15aは、第二環状凹部13が形成されている側の外周部15の部分に設けられている。第一環状凹部12が形成されている側の外周部15の他の部分は、円筒面として構成されている。芯金1Aの第一環状凹部12より径方向内側の部分が、中心穴11を有するボス部11aとなっている。
図8に示すように、芯金1Aの軸方向他端面は、径方向において第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bを有する。端面部13a,13bは、平面であって、一点鎖線Fで示す同一平面上にある。第二環状凹部13は、底面13dと、底面13dに直交するように底面13dから軸方向に延在する外周側壁面13cと、底面13dに対して鈍角をなすように底面13dから端面部13bに向けてテーパ状に延在する内周側壁面13eと、を有する。第二環状凹部13の外周側壁面13cは、円筒面として構成されている。第一環状凹部12の外周側壁面12aの第三環状凹部14を除く部分は、第二環状凹部13の外周側壁面13cよりも直径が小さい円筒面として構成されている。すなわち、第二環状凹部13の外周側壁面13cは、第一環状凹部12の外周側壁面12aの第三環状凹部14を除く部分よりも径方向外側に設けられている。
第三環状凹部14は、図8に示すように、芯金1Aの径方向と略同じ方向に延びる径方向面14aと、第三環状凹部14の開口側が拡がるように構成されたテーパ面14bを有する。
リム部2Aは、合成樹脂の射出成形により芯金1Aと一体に形成されている。リム部2Aの外周部に歯車21が形成されている。リム部2Aは、芯金1Aの第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、第二環状凹部13に固定されている第二内周部23と、第三環状凹部14と嵌合している凸部24を有する。
図8に示すように、第一内周部22は、リム部2Aの軸方向一端面から第一環状凹部12の径方向外側領域まで延びて、第一環状凹部12の外周側壁面12aおよび第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに固定されている。第一内周部22の内周面は、第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する円筒面と、当該円筒面からリム部2Aの軸方向一端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面とを有する。第二内周部23は、リム部2A軸方向他端面から第二環状凹部13の径方向外側領域まで延びて、第二環状凹部13の外周側壁面13cおよび第二環状凹部13の底面13dの径方向外側部分に固定されている。第二内周部23の内周面は、第二環状凹部13の底面13dからリム部2Aの軸方向他端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面として構成されている(図10のラインL参照)。第一内周部22の内周面が第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する径方向位置は、第二内周部23の内周面が第二環状凹部13の底面13dに当接する径方向位置と略一致している。
リム部2Aは、芯金1Aのスプライン15aの谷部と嵌合している凸部を有する。リム部2Aの凸部と芯金1Aのスプライン15aの谷部との嵌合により、リム部2Aと芯金1Aが一体に回転してトルク伝達可能に結合されている。
ウォームホイール10Aは、以下の方法で製造される。
図9に示すように、射出成形で使用する金型3は、第一部材31と、第二部材32と、第三部材33と、第四部材34とを備える。第一部材31は、芯金1Aの中心穴11に嵌合する凸部31aを有する。第二部材32は、第一環状凹部12に嵌合する凸部32aと、キャビティを構成する凹部32bを有する。第三部材33は、キャビティを構成する凹部33aと、パーティング面33bを有する。第四部材34は、スプルー34aと、ディスクゲートを構成する凹部34bと、パーティング面34cを有する。
先ず、金属製の芯金1Aを従来より公知の方法で製造する。その際に、第二環状凹部12の深さDを0.5mm以上且つゲート厚Tの1/2以下の範囲にする。なお、ゲート厚Tが6.0mm以上の場合でも、第二環状凹部12の深さDは3.0mm以下とする。
次に、芯金1Aを、金型3内に、第二環状凹部13をゲートに対向させ、スプルー34aの軸方向と芯金1Aの軸方向を合わせて配置する。このとき、ディスクゲートを構成する凹部34bの傾斜している内周面は、芯金1Aの第二環状凹部13の内周側壁面13eと平行となる。次に、射出成形機を稼働させて、芯金1Aにリム部2Aを一体成形する。
その際に、射出成形機のノズルから供給された合成樹脂は、スプルー34aからディスクゲートを介してキャビティ内に入る。図9にライン4aで示すように、合成樹脂は、芯金1Aの軸方向他端面(第二環状凹部13が形成されている面)から外周部15の外側を通って、軸方向一端面(第一環状凹部12が形成されている面)に回り込んだ後、第三環状凹部14に至る。
図10は、射出成形により金型内に合成樹脂4が充填されて、合成樹脂4が固化された状態を示す。この状態で金型3を外した後、ラインLに沿って円錐状に合成樹脂4を切り離すことにより、図7に示すウォームホイール10Aが得られる。図10のライン21aは歯車21の谷を示す線である。
第2実施形態では、芯金1Aの第二環状凹部13の深さDとゲート厚Tとの関係がD≦T/2を満たし(すなわち、芯金1Aの第二環状凹部13の深さDが、芯金1Aの軸方向他端面とリム部2Aの端面部13a(軸方向他端面)の間の軸方向距離の1/2以下)、第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bが同一平面F上にあり、第三環状凹部14がテーパ面14bを有する。したがって、合成樹脂の射出成形時に、合成樹脂の流れが阻害されにくい。これにより、合成樹脂がキャビティ全体に(流れの終端部である第三環状凹部14まで)綺麗に行き渡り、芯金1Aとリム部2Aの結合強度低下の原因となるウエルドライン等の発生が防止される。
ウォームホイール10Aは、芯金1Aに、第一環状凹部12だけでなく、第二環状凹部13と第三環状凹部14も形成され、第一環状凹部12に対するリム部2Aの第一内周部22の固定に加えて、第二環状凹部12に対するリム部2Aの第二内周部23の固定および第三環状凹部14とリム部2Aの凸部24との嵌合を有する。したがって、芯金1Aとリム部2Aと結合強度が図27のウォームホイール100よりも高くなる。
ウォームホイール10Aは、また、第二環状凹部13の外周側壁面13cが底面13dに直交するように底面13dから延在するため、壁面13cがテーパ面である構成と比較して、芯金1Aとリム部2Aとの結合強度をより高くすることができる。
ウォームホイール10Aは、芯金1Aの軸方向端面に第二環状凹部13を一つだけ設けているが、第二環状凹部12の深さDを0.5mm以上とすることができない場合は、芯金1Aの軸方向端面に深さDが0.1mm以上0.4mm以下の第二環状凹部12を複数設けることで、芯金1Aとリム部2Aとの結合強度を高くしてもよい。
ウォームホイール10Aは、電動パワ−ステアリング装置を構成するウォームギヤ機構の減速機に使用される。
図11は、ウォームホイール10Aを組み込んだ減速機を有する電動パワ−ステアリング装置を示している。図12は、図11の減速機のウォームギヤ機構を説明する図である。
この例では、電動パワ−ステアリング装置の操舵機構の出力軸51とステアリングシャフト52が、トーションバー53により結合されている。出力軸51を回転自在に支持するハウジング54の内面に、トルクセンサ55が設置されている。トルクセンサ55は、ステアリングシャフト52と出力軸51との間で伝達されるトルクを測定する。
図12に示すように、電動モータ56の出力軸57にウォーム58が結合されている。ウォーム58にウォームホイール10Aの歯車21が噛合されている。
この電動パワ−ステアリング装置によれば、トルクセンサ55によるトルク測定値に基づいて電動モータ56に通電が行われ、ウォーム57とウォームホイール10Aとを含む減速機を介して、出力軸51に適切な補助トルクが付与される。
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図13は第3実施形態のウォームホイールの断面図であり、図14はその部分拡大図である。
図13および8に示すように、第3実施形態のウォームホイール10Bは、金属製の芯金1Bと、芯金1Bの外周部15を覆う略円環状のリム部2Bと、を備える。芯金1Bは、軸方向で見て、リム部2Bの略中央に配置されている。
芯金1Bは、略円板状に形成されている。芯金1Bは、軸を嵌合する中心穴11と、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部13が形成された軸方向他端面と、第一環状凹部12の底面の径方向外側部分(径方向外側領域の面)12bに形成された第三環状凹部14Aと、スプライン15aが形成された外周部15とを有する。軸方向に関して、スプライン15aは、第二環状凹部13が形成されている側の外周部15の部分に設けられている。第一環状凹部12が形成されている側の外周部15の他の部分は、円筒面として構成されている。芯金1Bの第一環状凹部12より径方向内側の部分が、中心穴11を有するボス部11aとなっている。
図14に示すように、芯金1Bの軸方向他端面は、径方向において第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bを有する。端面部13a,13bは、平面であって、一点鎖線Fで示す同一平面上にある。第二環状凹部13は、底面13dと、底面13dに直交するように底面13dから軸方向に延在する外周側壁面13cと、底面13dに対して鈍角をなすように底面13dから端面部13bに向けてテーパ状に延在する内周側壁面13eと、を有する。第二環状凹部13の外周側壁面13cは、円筒面として構成されている。第一環状凹部12の外周側壁面12aは、第二環状凹部13の外周側壁面13cよりも直径が小さい円筒面として構成されている。すなわち、第二環状凹部13の外周側壁面13cは、第一環状凹部12の外周側壁面12aよりも径方向外側に設けられている。
第三環状凹部14Aは、図14に示すように、芯金1Bの軸方向と略同じ方向に延びる軸方向面14cと、第三環状凹部14Aの開口側が拡がるように構成されたテーパ面14dを有する。
リム部2Bは、合成樹脂の射出成形により芯金1Bと一体に形成されている。リム部2Bの外周部に歯車21が形成されている。リム部2Bは、芯金1Bの第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、第二環状凹部13に固定されている第二内周部23と、第三環状凹部14Aと嵌合している凸部24Aを有する。
図14に示すように、第一内周部22は、リム部2Bの軸方向一端面から第一環状凹部12の径方向外側領域まで延びて、第一環状凹部12の外周側壁面12aおよび底面の径方向外側部分12bに固定されている。第一内周部22の内周面は、第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する円筒面と、当該円筒面からリム部2Bの軸方向一端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面とを有する。第二内周部23は、リム部2Bの軸方向他端面から第二環状凹部13の径方向外側領域まで延びて、第二環状凹部13の外周側壁面13cおよび底面13dの径方向外側部分に固定されている。第二内周部23の内周面は、第二環状凹部13の底面13dからリム部2Bの軸方向他端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面として構成されている。第一内周部22の内周面が第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する径方向位置は、第二内周部23の内周面が第二環状凹部13の底面13dに当接する径方向位置と略一致している。
リム部2Bは、芯金1Bのスプライン15aの谷部と嵌合している凸部を有する。リム部2Bの凸部と芯金1Bのスプライン15aの谷部との嵌合により、リム部2Bと芯金1Bが一体に回転してトルク伝達可能に結合されている。
ウォームホイール10Bは、使用する芯金の形状が異なる以外は第2実施形態のウォームホイール10Aと同じ方法で製造される。
第3実施形態では、第二環状凹部13の深さDとゲート厚Tとの関係がD≦T/2を満たし、第二環状凹部13を挟む端面部13a,13bが同一平面F上にあり、第三環状凹部14Aがテーパ面14dを有する。したがって、合成樹脂の射出成形時に、合成樹脂の流れが阻害されにくい。これにより、合成樹脂がキャビティ全体に(流れの終端部である第三環状凹部14Aまで)綺麗に行き渡り、芯部1Aとリム部2Bの結合強度低下の原因となるウエルドライン等の発生が防止される。
ウォームホイール10Bは、芯金1Bに、第一環状凹部12だけでなく、第二環状凹部13と第三環状凹部14Aも形成され、第一環状凹部12に対するリム部2Bの第一内周部22の固定に加えて、第二環状凹部12に対するリム部2Bの第二内周部23の固定および第三環状凹部14Aとリム部2Bの凸部24Aとの嵌合を有するしたがって、芯金1Bとリム部2Bと結合強度が図27のウォームホイール100よりも高くなる。
ウォームホイール10Bは、また、第二環状凹部13の外周側壁面13cが底面13dに直交するように底面13dから延在するため、壁面13cがテーパ面で構成ものと比較して、芯金1Bとリム部2Bとの結合強度をより高くすることができる。
ウォームホイール10Bは、第三環状凹部の形成位置が異なる以外は第2実施形態のウォームホイール10Aと同じであるが、この違いにより、ウォームホイール10Bはウォームホイール10Aよりも以下の点で有利である。
ウォームホイール10Aの第三環状凹部14が芯金1Aの径方向に凹んでいるのに対して、ウォームホイール10Bの第三環状凹部14Aは芯金1Bの軸方向に凹んでいる。第三環状凹部14,14Aを有さない形状の芯金を、鍛造などの塑性加工で成形する際には、芯金の軸方向に成形荷重を加えて成形を行う。そのため、第三環状凹部14Aを有する芯金1Bの場合には、芯金1Bの軸方向に加えた成形荷重により第三環状凹部14Aが同時に成形できるが、第三環状凹部14を有する芯金1Aの場合には、第三環状凹部14を形成するために、芯金1Aの軸方向と垂直な方向に成形荷重を加えた成形も行う必要がある。よって、ウォームホイール10Bの方がウォームホイール10Aよりも、芯金の成形にかかるコストを低減できる。
図15は、第4実施形態のウォームホイールの断面図であり、図16はその部分拡大図である。
図15および図16に示すように、この実施形態のウォームホイール10Cは、金属製の芯金1Cと、芯金1Cの外周部15を覆う略円環状のリム部2Cと、を備える。
芯金1Cは、略円板状に形成されている。芯金1Cは、軸を嵌合する中心穴11と、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部13Aが形成された軸方向他端面と、スプライン15aが形成された外周部15とを有する。軸方向に関して、スプライン15aは、第二環状凹部13Aが形成されている側の外周部15の部分に設けられている。第一環状凹部12が形成されている側の外周部15の他の部分は、円筒面として構成されている。芯金1Cの第一環状凹部12より径方向内側の部分が、中心穴11を有するボス部11aとなっている。
図16に示すように、芯金1Cの軸方向他端面は、径方向において第二環状凹部13Aを挟む端面部13Aa,13Abを有する。端面部13Aa,13Abは、平面であって、一点鎖線Fで示す同一平面上にある。第二環状凹部13Aは、底面13Adと、底面13Adに対して鈍角をなすように底面13Adから端面部13Abに向けてテーパ状に延在する内周側壁面13Aeと、を有する。
第二環状凹部13Aの外周側壁面は、底面13Adに対して鈍角をなすように底面13Adから端面部13Aaに向けて延在するテーパ面13Acと、テーパ面13Acの径方向外側に形成された第三環状凹部14Aと、第三環状凹部14Aの径方向外側に形成された外側テーパ面13Afを有する。第三環状凹部14Aの断面形状は、第二環状凹部13Aの底面13Adに平行な面(ラインL1に沿った面)と、底面13Adに直交する面(ラインL2に沿った面)を二辺とする直角三角形である。テーパ面13Acと外側テーパ面13Afは同じラインL3上に配置されている。すなわち、外側テーパ面13Afは、テーパ面13Acの延長面の一部として構成されている。第二環状凹部13Aの底面13Adに直交する第三環状凹部14Aの面(ラインL2に沿った面)は、円筒面として構成されている。第一環状凹部12の外周側壁面12aは、第二環状凹部13Aの底面13Adに直交する第三環状凹部14Aの面と直径が略等しい円筒面として構成されている。
リム部2Cは、合成樹脂の射出成形により芯金1Cと一体に形成されている。リム部2Cの外周部に歯車21が形成されている。リム部2Cは、芯金1Cの第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、第二環状凹部13Aに固定されている第二内周部23Aを有する。
図16に示すように、第一内周部22は、リム部2Cの軸方向一端面から第一環状凹部12の径方向外側領域まで延びて、第一環状凹部12の外周側壁面12aおよび第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに固定されている。第一内周部22の内周面は、第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する円筒面と、当該円筒面からリム部2Cの軸方向一端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面とを有する。第二内周部23Aは、リム部2Cの軸方向他端面から第二環状凹部13Aの径方向外側領域まで延びて、第二環状凹部13Aの外周側壁面(テーパ面13Ac、第三環状凹部14A、外側テーパ面13Af)および底面13Adの径方向外側部分に固定されている。第二内周部23Aの内周面は、第二環状凹部13Aの底面13Adからリム部2Cの軸方向他端面に向けて径方向外方に延在する傾斜面として構成されている(図18のラインL参照)。第二内周部23Aの内周面は、ラインL3に沿って、第二環状凹部13Aのテーパ面13Acおよび外側テーパ面13Afと平行であり、これにより第二環状凹部13Aの底面13Adと端面部13Aaとの間の範囲における第二内周部23Aの肉厚を第三環状凹部14A内の部分を除いて略一定にしている。第二内周部23A第一内周部22の内周面が第一環状凹部12の底面の径方向外側部分12bに当接する径方向位置は、第二内周部23Aの内周面が第二環状凹部13Aの底面13Adに当接する径方向位置と略一致している。
リム部2Cは、芯金1Cのスプライン15aの谷部と嵌合している凸部を有する。リム部2Cの凸部と芯金1Cのスプライン15aの谷部との嵌合により、リム部2Cと芯金1Cが一体に回転してトルク伝達可能に結合されている。
ウォームホイール10Cは、以下の方法で製造される。
図17に示すように、射出成形で使用する金型3は、第一部材31と、第二部材32と、第三部材33と、第四部材34とを備える。第一部材31は、芯金1Cの中心穴11に嵌合する凸部31aを有する。第二部材32は、第一環状凹部12に嵌合する凸部32aと、キャビティを構成する凹部32bを有する。第三部材33は、キャビティを構成する凹部33aと、パーティング面33bを有する。第四部材34は、スプルー34aと、ディスクゲートを構成する凹部34bと、パーティング面34cを有する。
先ず、金属製の芯金1Cを従来より公知の方法で製造する。その際に、第二環状凹部12の深さDを0.5mm以上且つゲート厚Tの1/2以下の範囲にする。なお、ゲート厚Tが6.0mm以上の場合でも、第二環状凹部12の深さDは3.0mm以下とする。
次に、芯金1Cを、金型3内に、第二環状凹部13Aをゲートに対向させ、スプルー34aの軸方向と芯金1Cの軸方向を合わせて配置する。このとき、ディスクゲートを構成する凹部34bの傾斜している内周面は、芯金1Cの第二環状凹部13Aの内周側壁面13Aeと対向し(径方向位置が略一致し)、芯金1Cの第二環状凹部13Aの内周側壁面13Aeと平行となる。次に、射出成形機を稼働させて、芯金1Cにリム部2Cを一体成形する。
その際に、射出成形機のノズルから供給された合成樹脂は、スプルー34aからディスクゲートを介してキャビティ内に入る。図17にライン4aで示すように、合成樹脂は、芯金1Cの軸方向他端面(第二環状凹部13Aが形成されている面)から外周部15の外側を通って、軸方向一端面(第一環状凹部12が形成されている面)に回り込む。
図18は、射出成形により金型内に合成樹脂4が充填されて、合成樹脂4が固化された状態を示す。この状態で金型3を外した後、ラインLに沿って円錐状に合成樹脂4を切り離すことにより、図15に示すウォームホイール10Cが得られる。図18のライン21aは歯車21の谷を示す線である。
第4実施形態では、芯金1Cの第二環状凹部13Aの深さDとゲート厚Tとの関係がD≦T/2を満たし、第三環状凹部14Aの径方向内側と外側にテーパ面(テーパ面13Ac,外側テーパ面13Af)が形成され、第二環状凹部13Aを挟む端面部13Aa,13Abが同一平面F上にある。したがって、合成樹脂の射出成形時に、合成樹脂の流れが阻害されにくい。これにより、合成樹脂がキャビティ全体に(流れの終端部である第一環状凹部12まで)綺麗に行き渡り、芯金1Cとリム部2Cの結合強度低下の原因となるウエルドライン等の発生が防止される。
ウォームホイール10Cは、芯金1Cに、第一環状凹部12だけでなく、第三環状凹部14Aを有する第二環状凹部13Aも形成され、第一環状凹部12に対するリム部2Cの第一内周部22の固定に加えて、第二環状凹部13Aに対するリム部2Cの第二内周部23Aの固定を有する。したがって、芯金1Cとリム部2Cの結合強度が図2713Aのウォームホイール100よりも高くなる。
ウォームホイール10Cは、また、第二環状凹部13Aの外周側壁面が、テーパ面に直角形状の第三環状凹部14Aを有する形状であるため、テーパ面のみからなる形状の構成と比較して、芯金1Cとリム部2Cとの結合強度をより高くすることができる。
ウォームホイール10Cは、電動パワ−ステアリング装置のウォームギヤ機構の減速機に使用される。
図19は、ウォームホイール10Cを組み込んだ減速機を有する電動パワ−ステアリング装置を示している。図20は、図19の減速機のウォームギヤ機構を説明する図である。
この例では、電動パワ−ステアリング装置の操舵機構の出力軸51とステアリングシャフト52が、トーションバー53により結合されている。出力軸51を回転自在に支持するハウジング54の内面に、トルクセンサ55が設置されている。トルクセンサ55は、ステアリングシャフト52と出力軸51との間で伝達されるトルクを測定する。
図20に示すように、電動モータ56の出力軸57にウォーム58が結合されている。ウォーム58にウォームホイール10Cの歯車21が噛合されている。
この電動パワ−ステアリング装置によれば、トルクセンサ55によるトルク測定値に基づいて電動モータ56に通電が行われ、ウォーム57とウォームホイール10Cとを含む減速機を介して、出力軸51に適切な補助トルクが付与される。
図21は第5実施形態のウォームホイールの断面図であり、図22はその部分拡大図である。
図21および22に示すように、第5実施形態のウォームホイール10Dは、金属製の芯金1Dと、芯金1Dの外周部15を覆う略円環状のリム部2Dと、を備える。
芯金1Dは、略円板状に形成されている。芯金1Dは、軸を嵌合する中心穴11と、第一環状凹部12が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部13Bが形成された軸方向他端面と、スプライン15aが形成された外周部15とを有する。芯金1Dの第一環状凹部12より内周側の部分が、中心穴11を有するボス部11aとなっている。
図22に示すように、芯金1Dの軸方向他端面は、径方向において第二環状凹部13Bを挟む端面部13Ba,13Bbを有する。端面部13Ba,13Bbは、平面であって、一点鎖線Fで示す同一平面上にある。第二環状凹部13Bは、底面13Bdと、底面13Bdに対して鈍角をなすように底面13Bdから端面部13Bbに向けてテーパ状に延在する内周側壁面13Beと、を有する。
第二環状凹部13Bの外周側壁面は、底面13Adに対して鈍角をなすように底面13Bdから端面部13Baに向けて延在するテーパ面13Bcと、テーパ面13Bcの径方向外側に形成された第三環状凹部14Bを有する。第三環状凹部14Bの断面形状は、第二環状凹部13Bの底面13Bdに平行な面(ラインL1に沿った面)と、底面13Adに直交する面(ラインL2に沿った面)を二辺とする直角三角形である。第三環状凹部14Bの第二環状凹部13Bの底面13Bdに直交する面は、真っ直ぐに延びて、芯金1Dの軸方向他端面の端面部13Baまで至る。第二環状凹部13Bの底面13Bdに直交する第三環状凹部14Bの面(ラインL2に沿った面)は、円筒面として構成されている。第一環状凹部12の外周側壁面12aは、第二環状凹部13Bの底面13Bdに直交する第三環状凹部14Bの面よりも直径が小さい円筒面として構成されている。
リム部2Dは、合成樹脂の射出成形により芯金1Dと一体に形成されている。リム部2Dの外周部に歯車21が形成されている。リム部2Dは、芯金1Dの第一環状凹部12に固定されている第一内周部22と、第二環状凹部13Bに固定されている第二内周部23Bを有する。
図22に示すように、第一内周部22は、リム部2Dの軸方向一端面から第一環状凹部12の径方向外側領域まで延びて、第一環状凹部12の外周側壁面12aおよび底面の径方向外側部分12bに固定されている。第二内周部23Bは、リム部2Dの軸方向他端面から第二環状凹部13Bの径方向外側領域まで延びて、第二環状凹部13Bの外周側壁面(テーパ面13Bc、第三環状凹部14B)および底面13Bdの径方向外側部分に固定されている。第二内周部23Bの内周面は、ラインL3に沿って、第二環状凹部13Bのテーパ面13Bcと平行である。
リム部2Dは、芯金1Dのスプライン15aの谷部と嵌合している凸部を有する。リム部2Dの凸部と芯金1Dのスプライン15aの谷部との嵌合により、リム部2Dと芯金1Dが一体に回転してトルク伝達可能に結合されている。
ウォームホイール10Dは、使用する芯金の形状が異なる以外は第4実施形態と同じ方法で製造される。図23は第4実施形態の図17に対応する図であり、図24は第4実施形態の図18に対応する図である。
第5実施形態では、第二環状凹部13Bの深さDとゲート厚Tとの関係がD≦T/2を満たし、第三環状凹部14Bの径方向内側にテーパ面13Bcが形成され、第二環状凹部13Bを挟む端面部13Ba,13Bbが同一平面F上にある。したがって、合成樹脂の射出成形時に、合成樹脂の流れが阻害されにくい。これにより、合成樹脂がキャビティ全体に(流れの終端部である第一環状凹部12まで)綺麗に行き渡り、芯部1Aとリム部2Dの結合強度低下の原因となるウエルドライン等の発生が防止される。
ウォームホイール10Dは、芯金1Dに、第一環状凹部12だけでなく、第三環状凹部14Bを有する第二環状凹部13Bも形成され、第一環状凹部12に対するリム部2Cの第一内周部22の固定に加えて、第二環状凹部13Bに対するリム部2Cの第二内周部23Bの固定を有するしたがって、芯金1Dとリム部2Dと結合強度が図27のウォームホイール100よりも高くなる。
ウォームホイール10Cは、また、第二環状凹部13Bの外周側の壁面が、テーパ面13Bcの外径部に直角形状の第三環状凹部14Bを有する形状であるしたがって、テーパ面のみからなる形状の構成と比較して、芯金1Dとリム部2Dとの結合強度をより高くすることができる。
ウォームホイール10Dは、電動パワ−ステアリング装置のウォームギヤ機構の減速機に使用される。
図25は、ウォームホイール10Dを組み込んだ減速機を有する電動パワ−ステアリング装置を示している。図26は、図25の減速機を構成するウォームギヤ機構を説明する図である。図25は第4実施形態の図19に対応する図であり、図24は第4実施形態の図20に対応する図である。
本発明は、2013年2月25日出願の日本特許出願2013−034912号、2013年2月25日出願の日本特許出願2013−034913号、および、2013年3月7日出願の日本特許出願2013−045857号に基づき、その内容は参照としてここに取り込まれる。
本発明は、電動モータの動力を操舵機構に伝達して操舵補助する電動パワーステアリング装置の減速機を構成するウォームホイールに適用可能である。
1,1A,1B,1C,1D 芯金
11 中心穴
12 第一環状凹部
12a 第一環状凹部の外周側壁面
12b 第一環状凹部の底面の径方向外側部分
13,13A,13B 第二環状凹部
13a,13b,13Aa,13Ba,13Ab,13Bb 第二環状凹部を挟む端面部
13c 第二環状凹部の外周側壁面
13Ac,13Bc 第二環状凹部のテーパ面
13d,13Ad,13Bd 第二環状凹部の底面
13e,13Ae,13Be 第二環状凹部の内周側壁面
13Af 外側テーパ面
15 外周部
2,2A,2B,2C,2D リム部
21 歯車
22 第一内周部
23,23A,23B 第二内周部
34a スプルー
34b ディスクゲートを構成する凹部
10,10A,10B,10C,10D ウォームホイール
51 電動パワ−ステアリング装置の出力軸(操舵機構)
52 ステアリングシャフト(操舵機構)
56 電動モータ
D 第二環状凹部の深さ
T ゲート厚

Claims (9)

  1. 円板状に形成された金属製の芯金と、
    前記芯金の外周部を覆う略円環状に形成された合成樹脂製のリム部と、を備え、
    前記リム部の外周部に歯車が形成され、
    前記リム部は、合成樹脂の射出成形により前記芯金と一体に形成され、
    前記芯金は、軸を嵌合する中心穴と、第一環状凹部が形成された軸方向一端面と、第二環状凹部が形成された軸方向他端面と、前記第一環状凹部の径方向外側領域の面に形成された第三環状凹部を有し、
    前記リム部は、前記リム部の軸方向一端面から前記第一環状凹部の径方向外側領域まで延びて前記第一環状凹部の径方向外側領域に固定されている第一内周部と、前記リム部の軸方向他端面から前記第二環状凹部の径方向外側領域まで延びて前記第二環状凹部の径方向外側領域に固定されている第二内周部と、前記第三環状凹部と嵌合している凸部を有し、
    前記芯金は、スプライン及び円筒面を有する外周部をさらに備えるウォームホイール。
  2. 前記スプラインは、前記第二環状凹部が形成された軸方向他端面側に形成され、前記円筒面は、前記第一環状凹部が形成された軸方向一端面側に形成される請求項1記載のウォームホイール。
  3. 前記第三環状凹部は、前記第一環状凹部の外周側壁面に形成されている請求項1記載のウォームホイール。
  4. 前記第三環状凹部は、前記第一環状凹部の底面の径方向外側部分に形成されている請求項1記載のウォームホイール。
  5. 前記リム部は、金型に前記芯金が、前記第二環状凹部をゲートに対向させ、スプルーの軸方向と前記芯金の軸方向を合わせて配置された状態で射出成形され、
    前記第二環状凹部の外周側壁面は、前記第二環状凹部の底面に直交するように当該底面から延在し、
    前記第二環状凹部の深さは、0.1mm以上且つ前記芯金の軸方向他端面と前記リム部の軸方向他端面の間の軸方向距離の1/2以下に設定されている請求項1記載のウォームホイール。
  6. 前記芯金の軸方向他端面は、径方向において前記第二環状凹部を挟む端面部を有し、各端面部は平面である請求項1記載のウォームホイール。
  7. 前記端面部をなすそれぞれの平面が同一平面上にある請求項6記載のウォームホイール。
  8. 前記ゲートはディスクゲートであり、前記リム部がディスクゲートを用いた射出成形により形成されている請求項5記載のウォームホイール。
  9. 請求項1に記載されたウォームホイールを含む減速機と、
    電動モータと、
    操舵機構と、を備え、
    前記電動モータは、前記減速機を介して、前記電動モータの動力を操舵機構に伝達して操舵補助する電動パワ−ステアリング装置。
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