JP2015016610A - 画像投影システムおよび画像投影方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データを補正する画像投影システムを提供する。【解決手段】複数の画像投影手段から画像投影領域に1つの画像を投影する画像投影システムにおいて、チェッカーシート画像を補正する手段と、補正したチェッカーシート画像のチェッカー交点座標を検出する手段と、チェッカー交点座標から第1射影変換行列を算出する手段と、第1空間コード画像と第2空間コード画像とを作成する手段と、同ビットのポジ、ネガ画像において、輝度プロファイルの交差点を取得し、これを境界座標とする手段と、第1空間コード画像と第2空間コード画像とで境界線を取得し、各境界線の交点座標を取得する手段と、第1変換手段により変換した交点座標を領域一杯に分布した交点座標へ射影変換するための第2射影変換行列を算出する手段と、画像データを第2射影変換行列により変換する手段とを有し、各交点座標はローカル座標系の値に変換されるようにした。【選択図】 図4
Description
本発明は、画像投影システムおよび画像投影方法に関し、さらに詳細には、画像投影領域に複数の画像投影手段たるプロジェクタからそれぞれ画像を投影する画像投影システムおよび画像投影方法に関する。
従来より、可視光または紫外光などの光の照射により硬化する特性を備えた液体状態の光硬化性樹脂を用いて三次元形状造形物を作製する光造形装置が知られている。
こうした光造形装置としては、例えば、所定の形状に硬化させた光硬化性樹脂を積層して立体造形を行う吊り上げ積層構造方式が用いられる。
この吊り上げ積層構造方式は、液体状態の光硬化性樹脂を貯留する容器の底面に透光板を用い、まず、当該透光板の下側から光を照射し、この容器内に配置された三次元形状造形物の土台となる造形物保持板の下面において所定の液層厚さ分だけ光硬化性樹脂を硬化させて、造形物保持板の下面に所定の液層厚さの硬化層を形成する。
次に、造形物保持板と透光板との間で硬化した硬化層を容器の底面たる透光板から剥離し、さらに所定の液層厚さ分だけ造形物保持板を上昇させる。
その後、透光板の下側から光を照射し、造形物保持板の下面に形成された硬化層に、さらに所定の液層厚さ分だけの光硬化性樹脂を硬化させて、硬化層を積層させる。
そして、こうした動作を順次繰り返すことにより、光硬化性樹脂の硬化層を積層させて、立体造形を行って三次元形状造形物を作製することとなる。
こうした吊り上げ積層構造方式による光造形装置によれば、上記した動作を順次繰り返し行うことにより、所定の液層厚さ分だけの硬化層が順次積層されているので、所望の形状の硬化層を作製することで、所望の形状の三次元形状造形物を作製することができるものである。
ここで、こうした光造形装置においては、容器に貯留された光硬化性樹脂を所望の形状に硬化させるために、コンピューターなどにより構成される制御部からプロジェクタへ所定の画像データが出力され、プロジェクタはこの画像データに基づいて、容器の底面と光硬化性樹脂との界面とに所定の画像を投影することとなる。
このような光造形装置においては、画像が投影される領域たる画像投影領域に複数のプロジェクタから投影される画像により、1つの三次元形状造形物を示す一枚の画像が形成されるようにした画像投影システムが使用される場合がある。
なお、画像投影領域とは、画像投影面における画像投影領域であり、上記した光造形装置において画像投影面は容器の底面と光硬化性樹脂層との界面となる。
この画像投影システムにおいては、画像投影領域の大きさに合わせて、複数のプロジェクタが備えられる。このとき、画像投影領域は、プロジェクタの入力画像のサイズに合わせて分割され、この分割した領域それぞれに、異なるプロジェクタから画像が投影されることとなる。
また、各プロジェクタから投影される画像は、画像投影領域全体に投影される1つの画像(以下、「画像投影領域全体に投影される1つの画像」を、「大画像」と称する。)を、画像投影領域を分割した領域に対応して分割した画像(以下、「大画像を、画像投影領域を分割した領域に対応して分割した画像」を、単に、「分割画像」と称する。)となっている。
具体的には、例えば、横121mm(6862pixel)、縦136.1mm(7716pixel)の画像投影領域に、1366×768pixelの画像を投影することができる2台のプロジェクタにより、大画像「A」を投影する場合について説明する。
まず、画像投影領域を縦方向における中心より上方側の領域S1と下方側の領域S2とに分割し(図1(a)を参照する。)、一方のプロジェクタが画像を投影する領域として上方側の領域S1を設定し、他方のプロジェクタが画像を投影する領域として下方側の領域S2を設定する。
次に、この画像投影領域に投影される大画像「A」を、上方側の領域S1に位置する分割画像P1と、下方側の領域S2に位置する分割画像P2とに分割し(図1(b)を参照する。)、一方のプロジェクタが投影する画像として分割画像P1を設定し、他方のプロジェクタが画像を投影する領域として分割画像P2を設定する。
そして、一方のプロジェクタから上方側の領域S1に対して分割画像P1を投影するととともに、他方のプロジェクタから下方側の領域S2に対して分割画像P2を投影することにより、画像投影領域において大画像「A」が投影されることとなる。
しかしながら、こうした画像投影システムにおいては、分割画像が対象とする領域に適正な状態で投影されるために、プロジェクタの配置位置や姿勢を調整する必要がある。
なお、本明細書において「適正な状態」とは、プロジェクタから投影された分割画像が、対象とする領域において、形状が歪むことなく投影されている状態のことを表す。
こうしたプロジェクタの位置や姿勢を調整する技術としては、例えば、特許文献1に開示されている技術が知られている。
即ち、特許文献1には、プロジェクタから投影される画像が画像投影面の画像投影領域に適正な状態で投影されるように、プロジェクタの位置や姿勢を調整するための機構を設けた技術が開示されている。
しかしながら、光造形装置に搭載された画像投影システムにおいて、プロジェクタの位置や姿勢を調整するための機構を設けるとなると、画像投影システムの構成が大型化することとなり、これにより、当該画像投影システムを搭載する光造形装置全体の構成が大型化してしまうという問題点が生じていた。
さらに、プロジェクタの位置や姿勢を調整する機構を設けるとなると、画像投影システムの製造コストが増大し、これにより、当該画像投影システムを搭載する光造形装置の製造コストが高額になってしまうという問題点が生じていた。
ここで、プロジェクタの位置や姿勢などを調整するための機構を設けずに、プロジェクタから投影された画像が画像投影領域の対象となる領域において適正な画像となるように、制御部から各プロジェクタに出力される画像データを補正することができれば、上記した問題点を生じることなく、画像投影領域の対象となる領域に適正な状態の画像を各プロジェクタから投影することができ、その結果、画像投影システムにおいて、画像投影領域に適正な状態の大画像を投影することができるようになる。
しかしながら、従来の技術においては、プロジェクタから投影される画像が、対象とする領域において適正な状態の画像となるように、プロジェクタから投影される画像の画像データを補正するような技術は、これまでに実現されていない。
このため、各プロジェクタから投影される画像が、対象となる領域において適正な状態の画像となるように、各プロジェクタから投影される画像の画像データを補正するようにした画像投影システムおよび画像投影方法の提案が望まれていた。
本発明は、従来の技術の有する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のプロジェクタからそれぞれ投影される画像の画像データを、対象とする領域に適正な状態で投影可能なよう補正する画像投影システムおよび画像投影方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による画像投影システムは、画像投影領域の異なる領域にそれぞれ画像を投影する複数の画像投影手段から画像が投影されることにより、上記画像投影領域に1つの画像を投影する画像投影システムにおいて、レンズを介して画像投影領域全体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段により上記画像投影領域に載置されたチェッカーシートを撮影したチェッカーシート画像の上記レンズによる歪みを上記撮影手段の内部パラメータにより補正する補正手段と、補正された上記チェッカーシート画像において、チェッカー交点座標をサブピクセル精度で検出するチェッカー交点座標検出手段と、検出したチェッカー交点座標を、上記画像投影領域において等間隔で位置するチェッカー交点座標に射影変換するための第1の射影変換行列を算出する第1の変換行列算出手段と、上記画像投影手段のうちの所定の画像投影手段が画像を投影する領域に上記所定の画像投影手段から投影された8ビットの垂直方向のグレイコードパターンの第1のポジ画像および第1のネガ画像を上記撮影手段により撮影し、上記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した上記第1のポジ画像および上記第1のネガ画像の上記レンズによる歪みを補正し、補正した上記第1のポジ画像および上記第1のネガ画像に基づいて横方向にコード値が変化する第1の空間コード画像を作成するとともに、上記領域に上記所定の画像投影手段から投影された8ビットの水平方向のグレイコードパターンの第2のポジ画像および第2のネガ画像を上記撮影手段により撮影し、上記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した上記第2のポジ画像および上記第2のネガ画像の上記レンズによる歪みを補正し、補正した上記第2のポジ画像および上記第2のネガ画像に基づいて縦方向にコード値が変化する第2の空間コード画像を作成する作成手段と、上記レンズの歪みを補正した垂直方向のグレイコードパターンの同ビットの上記第1のポジ画像および上記第1ネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で取得するとともに、上記レンズの歪みを補正した水平方向のグレイコードパターンの同ビットの上記第2のポジ画像および上記第2のネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で取得し、取得した交差点を境界座標として取得する境界座標取得手段と、取得した境界座標に基づいて、上記第1の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第1の境界線を取得するとともに、上記第2の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第2の境界線を取得し、第1の空間コード画像と第2の空間コード画像とを合成して、上記第1の境界線と、上記第2の境界線との交点座標を取得する交点座標取得手段と、取得した交点座標値を上記第1の射影変換行列により変換し、変換した交点座標値が上記領域一杯に均等に分布した交点座標に射影変換するための第2の射影変換行列を算出する第2の変換行列算出手段と、上記所定の画像投影手段に出力する画像データを上記第2の射影変換行列により変換して、上記画像データを補正する画像データ補正手段とを有し、上記第2の変換行列算出手段は、上記交点座標取得手段により取得した交点座標を上記第1の射影変換行列により変換した交点座標と、上記領域一杯に均等に分布した交点座標とを、前記所定の画像投影手段固有のローカル座標系の値に変換した後に、上記第2の射影変換行列を算出するようにしたものである。
また、本発明による画像投影システムは、上記した画像投影システムにおいて、上記領域一杯に均等に分布した交点座標は、上記第1の空間コード画像における第1の境界線と、上記第2の空間コード画像における第2の境界線とを、上記領域にグリッド状に配置した際の上記第1の境界線と上記第2の境界線との交点座標であるようにしたものである。
また、本発明による画像投影システムは、上記した画像投影システムにおいて、上記第1の境界線と上記第2の境界線とを上記領域にグリッド状に配置する際には、プロジェクタの入力画像のサイズが「X」×「Y」pixelであるとすると、{Y+(j−1)}/j(「j」:正の整数)が、上記交点座標取得手段において取得した上記第1の境界線の本数と最も近似する「j」の値を、上記第1の境界線同士の間隔とし、{X+(k−1)}/k(「k」:正の整数)が、上記交点座標取得手段において取得した上記第2の境界線の本数と最も近似する「k」の値を、上記第2の境界線同士の間隔とするようにしたものである。
また、本発明による画像投影方法は、レンズを介して撮影する撮影手段と、画像投影領域の異なる領域にそれぞれ画像を投影する複数の画像投影手段とを有する画像投影システムにより、上記複数の画像投影手段がそれぞれ該領域に画像を投影して、上記画像投影領域に1つの画像を投影する画像投影方法において、上記撮影手段により画像投影領域に載置されたチェッカーシートを撮影する撮影工程と、撮影されたチェッカーシート画像のレンズによる歪みを上記撮影手段の内部パラメータにより補正する補正工程と、補正された上記チェッカーシート画像において、チェッカー交点座標をサブピクセル精度で検出するチェッカー交点座標検出工程と、検出したチェッカー交点座標を、上記画像投影領域において、等間隔で位置するチェッカー交点座標に射影変換するための第1の射影変換行列を算出する第1の変換行列算出工程と、上記画像投影手段のうちの所定の画像投影手段が画像を投影する領域に上記所定の画像投影手段から投影された8ビットの垂直方向のグレイコードパターンの第1のポジ画像および第1のネガ画像を上記撮影手段により撮影し、上記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した上記第1のポジ画像および上記第2のネガ画像の上記レンズによる歪みを補正し、補正した上記第1のポジ画像および上記第1のネガ画像に基づいて横方向にコード値が変化する第1の空間コード画像を作成するとともに、上記領域に上記所定の画像投影手段から投影された8ビットの水平方向のグレイコードパターンの第2のポジ画像および第2のネガ画像を上記撮影手段により撮影し、上記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した上記第2のポジ画像および上記第2のネガ画像の上記レンズによる歪みを補正し、補正した上記第2のポジ画像および上記第2のネガ画像に基づいて縦方向にコード値が変換する第2の空間コード画像を作成する作成工程と、上記レンズの歪みを補正した垂直方向のグレイコードパターンの同ビットの上記第1のポジ画像および上記第1のネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で取得するとともに、上記レンズの歪みを補正した水平方向のグレイコードパターンの同ビットの上記第2のポジ画像および上記第2のネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセルで取得し、取得した交差点を境界座標として取得する境界座標取得工程と、取得した境界座標に基づいて、上記第1の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第1の境界線を取得するとともに、上記第2の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第2の境界線を取得し、第1の空間コード画像と第2の空間コード画像とを合成して、上記第1の境界線と、上記第2の境界線との交点座標を取得する交点座標取得工程と、取得した交点座標値を上記第1の射影変換行列により変換し、変換した交点座標値が上記領域一杯に均等に分布した交点座標に射影変換するための第2の射影変換行列を算出する第2の変換行列算出工程と、上記所定の画像投影手段に出力する画像データを上記第2の射影変換行列により変換して、上記画像データを補正する画像データ補正工程とを上記画像投影システムが実行し、上記第2の変換行列算出工程では、上記交点座標取得工程で取得した交点座標を上記第1の変換行列により変換した交点座標と、上記領域一杯に均等に分布した交点座標とを、前記所定の画像投影手段固有のローカル座標系の値に変換した後に、上記第2の射影変換行列を算出するようにしたものである。
また、本発明による画像投影方法は、上記した画像投影方法において、上記領域一杯に均等に分布した交点座標は、上記第1の空間コード画像における第1の境界線と、上記第2の空間コード画像における第2の境界線とを、上記領域にグリッド状に配置した際の上記第1の境界線と上記第2の境界線との交点座標であるようにしたものである。
また、本発明による画像投影方法は、上記した画像投影方法において、上記第1の境界線と上記第2の境界線とを上記領域にグリッド状に配置する際には、プロジェクタの入力画像のサイズが「X」×「Y」pixelであるとすると、{Y+(j−1)}/j(「j」:正の整数)が、上記交点座標取得工程で取得した上記第1の境界線の本数と最も近似する「j」の値を、上記第1の境界線同士の間隔とし、{X+(k−1)}/k(「k」:正の整数)が、上記交点座標取得工程で取得した上記第2の境界線の本数と最も近似する「k」の値を、上記第2の境界線同士の間隔とするようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、複数のプロジェクタからそれぞれ投影される画像を、対象とする領域に適正な状態で投影可能なよう補正するという優れた効果を奏するものである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による画像投影システムおよび画像投影方法の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
まず、図2には、本発明による画像投影システムを備えた光造形装置の概略構成説明図が示されており、また、図3には、本発明による画像投影システムのハードウェア構成を表すブロック構成説明図が示されている。
この図2に示す光造形装置100は、底面102aが透光板により形成されるとともに、可視光または紫外光などの光の照射により硬化する液体状態の光硬化性樹脂を貯留する容器102と、容器102の底面102aにミラー104を介して制御部114(後述する。)から出力された画像を投影するプロジェクタ106と、プロジェクタ106から容器102の底面102aに投影された画像が撮影可能な位置に配設されたカメラ108と、容器102内で硬化された光硬化性樹脂を保持する造形物保持部110と、造形物保持部110を上下方向に昇降して移動するための駆動部112と、カメラ108、プロジェクタ114および駆動部112を制御する制御部114とを有して構成されている。
より詳細には、容器102は、プロジェクタ106より投影した画像がミラー104を介して光硬化性樹脂と底面102aとの界面を画像投影面として投影可能な構成となっている。
プロジェクタ106は、制御部114から出力された画像をミラー104を介して画像投影面の画像投影領域に投影するようになされており、この画像は、容器102の下方側から投影される。
なお、プロジェクタ106から投影する画像は、作製する三次元形状造形物の形状を水平方向に分割して複数の層に分けた複数の画像である。
そして、プロジェクタ106においては、この複数の画像を順番に、一定時間毎に1層分ずつ投影されるように、制御部114により制御されている。
また、プロジェクタ106は、プロジェクタ106aとプロジェクタ106bとにより構成され、プロジェクタ106aは、ミラー104aを介して、画像投影領域内の所定の領域に画像を投影可能なように、おおよその位置および姿勢で配置されるとともに、プロジェクタ106bは、ミラー104bを介して、画像投影領域内の当該所定の領域以外の領域に画像を投影可能なように、おおよその位置および姿勢で配置されている。
そして、このプロジェクタ106a、106bそれぞれから画像投影領域の各領域に画像が投影されることにより、当該画像投影領域に所定の画像が投影されることとなる。つまり、プロジェクタ106a、106bは、それぞれ所定の画像の分割画像を投影するようになされている。
即ち、このプロジェクタ106aから投影された分割画像は、ミラー104aを介して画像投影領域の所定の領域に投影され、プロジェクタ106bから投影された分割画像は、ミラー104bを介して画像投影領域の当該所定の領域以外の領域に投影される。
そして、プロジェクタ106aから投影される分割画像およびプロジェクタ106bから投影される分割画像により、画像投影領域内に所定の画像(つまり、作製する三次元形状造形物の形状を水平に分割して複数の層に分けた複数の画像のうちの一枚の画像である。)を投影することとなる。
このように、プロジェクタ106a、106bからそれぞれ投影される分割画像により画像投影領域全体に1つの画像(つまり、大画像である。)が投影されることとなり、光造形装置100においては、このようにして画像投影領域に大画像を投影して、作製する三次元形状造形物の形状を水平方向に分割して複数の層に分けた複数の画像を順番に、一定時間毎に一層ずつ投影されるようになされている。
なお、プロジェクタ106a、106bが分割画像を投影する領域や、プロジェクタ106a、106bが各領域に投影する分割画像の画像データは、制御部114において予め記憶されている。
また、画像投影領域のサイズは、プロジェクタ106a、106bの縦横の比率と同じ比率の領域で分割可能なサイズとなっている。
カメラ108は、容器102を上方側から撮影し、撮影する際には、容器102における画像を投影する領域たる画像投影領域を全て撮影することが可能な位置および姿勢で配設されている。なお、この画像投影領域は、光造形装置100においては、実際に三次元形状造形物を造形する造形領域である。
また、造形物保持部110は、下面110aにおいて、容器102内で硬化する光硬化性樹脂と密着して三次元形状造形物を保持する土台となる。
なお、この造形物保持部110における光硬化性樹脂と密着する部分は、例えば、アルミニウムやステンレスなどの金属材料で形成され、この金属材料における硬化された光硬化性樹脂が密着する面は、サンドブラスト処理により微少な凹凸のある粗面に加工されている。
制御部114は、画像投影領域のうち、プロジェクタ106aが画像を投影する領域およびプロジェクタ106bが画像を投影する領域が記憶される。
また、制御部114は、プロジェクタ106aに出力する画像データが記憶されるとともに、プロジェクタ106bに出力する画像データが記憶される。
なお、このプロジェクタ106aに出力する画像データとプロジェクタ106bに出力する画像データとは、それぞれ関連付けられて記憶されており、具体的には、プロジェクタ106aに出力する画像データによりプロジェクタ106aが投影する画像と、プロジェクタ106bに出力する画像データによりプロジェクタ106bが投影する画像とにより1つの画像が形成される画像データ同士が関連付けられて記憶されている。
こうして関連付けされて記憶されたプロジェクタ106aに出力する画像データと、プロジェクタ106bに出力する画像データとを、制御部114は、同じタイミングで各プロジェクタに出力する。
そして、制御部114は、一定時間毎に三次元形状造形物を複数の層に分けた際の1層分の画像データを順にプロジェクタ106a、106bに出力し、プロジェクタ106a、106bから画像を投影して、画像投影領域に所定の画像を投影する。
なお、1層分の画像データをプロジェクタ106a、106bに出力するとは、1層分の画像データとなるように、プロジェクタ106a、106bそれぞれに関連付けされた画像データを同じタイミングで出力することである。
また、制御部114は、一定時間毎に駆動部112を駆動し、造形物保持部110を所定量だけ上昇する。
さらに、制御部114は、プロジェクタ106aの設置位置や姿勢に関わらず、プロジェクタ106aから投影される画像が、画像投影領域中の所定の領域に適正な状態で投影されるように、プロジェクタ106aに出力する画像データを補正するとともに、この画像データの補正を行う際に必要となる射影変換行列の算出処理を行う。
また、制御部114は、プロジェクタ106bの設置位置や姿勢に関わらず、プロジェクタ106bから投影される画像が、画像投影領域中の当該所定の領域以外の領域に適正な状態で投影されるように、プロジェクタ106aに出力する画像データを補正するとともに、この画像データの補正を行う際に必要となる射影変換行列の算出処理を行う。
本発明による画像投影システム10は、光硬化装置100においては、プロジェクタ106a、106b、カメラ108および制御部114により構成されることとなる。
即ち、本発明による画像投影システム10における制御部114は、公知のパーソナルコンピューターや汎用コンピューターなどで実現可能であり、その動作は中央処理装置(CPU)12を用いて制御するように構成されている(図3を参照する。)。
そして、このCPU12には、バス14を介して、CPU12の制御のためのプログラムや各種のデータなどを記憶するリードオンリメモリ(ROM)やCPU12のためのワーキングエリアとして用いられる記憶領域などを備えたランダムアクセスメモリ(RAM)などから構成される記憶装置16と、CPU12の制御に基づいて各種の表示を行うCRTや液晶パネルなどの画面を備えた表示装置18と、表示装置18の表示画面上における任意の位置を指定する入力装置たるマウスなどのポインティングデバイス20と、任意の文字を入力するための入力装置たるキーボードなどの文字入力デバイス22と、外部に接続されている各種機器の入出力インターフェース回路(I/O)24などが接続されている。
また、この画像投影システム10においては、ハードディスクなどの外部記憶装置26がI/O24を介して接続されている。
さらに、画像投影システム10においては、コンパクトディスク(CD)やデジタルバーサタイルディスク(DVD)などのようなコンピューター読み取り可能な記録媒体(以下、単に「記録媒体」と適宜に称する。)28へCPU12の制御に基づき作製された各種データを書き込んで記憶させたり、記録媒体28に記録された各種データを記憶装置16へ読み出すためのリードライト装置30がI/O24を介して接続されている。
さらにまた、画像投影システム10においては、光造形装置100に設けられたプロジェクタ106a、106bおよびカメラ108がI/O24を介して接続されている。なお、こうしたプロジェクタ106a、106bおよびカメラ108については、従来より公知の装置を用いることができるので、その詳細な説明は省略することとする。
また、以下の説明においては、画像投影システム10の理解を容易にするために、記憶装置16に画像投影システム10による画像データの補正に用いる射影変換行列を算出する変換行列算出処理を実行するためのプログラムおよび変換行列算出処理に用いる各種データが予め記憶されているものとする。
なお、画像投影システム10による変換行列算出処理を実行するためのプログラムや当該変換行列算出処理に用いる各種データは、通信により外部から画像投影システム10の記憶装置16のランダムアクセスメモリへ読み込むようにしてもよい。
また、プロジェクタ106a、106bから投影する画像は、作製する三次元形状造形物の断面形状を表す複数の画像を、各画像において、画像投影領域のうちのプロジェクタ106aが投影する領域とプロジェクタ106bが投影する領域とで分割した画像であり、別体に設けられたパーソナルコンピューターなどにおいて画像データとして作成され、本実施の形態においては、当該パーソナルコンピューターにおいて作成された画像データは画像投影システム10に出力され記憶装置16に記憶されているものとする。
次に、図4を参照しながら、本発明による画像投影システム10について、詳細に説明することとする。
図4には、本発明による画像投影システム10の機能的構成を表すブロック構成説明図が示されている。
即ち、本発明による画像投影システム10は、容器102の底面102aにおける画像投影領域全体を撮影することが可能な撮影部32(つまり、カメラ108である。)と、作業者により容器102の底面102aの上面102aaに載置されたチェッカーシートが撮影部32により撮影されると、撮影されたチェッカーシート画像を撮影部32たるカメラの内部パラメータにより補正する画像補正部34と、補正したチェッカーシート画像において、チェッカー交点座標をサブピクセル精度で検出するチェッカー交点座標検出部36と、検出したチェッカー交点座標を、既知の画像投影領域中の座標に配置されるように、変換するための射影変換行列H1を算出する第1の変換行列算出部38と、縦方向、横方向でコード値が変化する空間コード画像を作成する空間コード画像作成部40と、空間コード画像におけるグレースケール値の境界座標をサブピクセル精度で取得する境界座標取得部42と、各方向でコード値が変化する空間コード画像それぞれにおいて、隣り合うグレースケール値との境界線を取得し、縦方向でコード値が変化する空間コード画像と横方向でコード値が変化する空間コード画像とを合成して、それぞれの境界線が交差する交点を取得する境界線交点取得部44と、取得した交点座標が、画像投影領域一杯に分布して配置されるように変換するための射影変換行列H2を算出する第2の変換行列算出部46と、算出した射影変換行列H2を利用して画像投影部50(後述する。)から投影する画像の画像データを補正する画像データ補正部48と、補正した画像データに基づいて、画像投影領域中の所定の領域に画像を投影する画像投影部50(つまり、プロジェクタ106a、106bである。)とを有して構成されている。
なお、この画像投影システム10で用いられるチェッカーシートは、投影光を通すもの、例えば、紙にチェッカーパターンが印刷されているものである。
以上の構成において、画像投影システム10により画像投影領域に画像を投影する場合について説明する。
なお、以下の説明においては、カメラなどの仕様は、下記に示したものを用いた場合を例として示す。なお、こうした仕様については、下記に限定されるものではなく、適宜に変更するようにしてもよい。
カメラ :ARTRAY社製 ARTCAM−130MI−BI
(画素数1280×1024pixel、B/W)
カメラレンズ :Computar社製メガピクセル対応f=12mm
プロジェクタ :画素数854×480pixelを仕様とするもの。
入力画像のサイズは1366×768pixelで使用する。
チェッカーシート:解像度1366×768pixelのプロジェクタを縦方向に2台 連結した場合の領域サイズ1366×1536pixelの縦横比 に合わせたサイズで、チェッカーパターン(つまり、造形領域であ る。)を設計する。
全体のサイズは121×136.1mm(これは、横方向の設定値 を121mmとすると、縦方向のサイズは、121×1536/1 366となり、小数点第2位以下を四捨五入した値136.1が縦 方向の値となる。)
縦方向のサイズに12マスが収まるように、市松模様を全体的に配 置する(図16を参照する。)。
光造形装置における造形領域(つまり、画像投影領域である。)に 全体のサイズを合わせる。
紙など、投影光を通すものに印刷されたもの。
カメラ :ARTRAY社製 ARTCAM−130MI−BI
(画素数1280×1024pixel、B/W)
カメラレンズ :Computar社製メガピクセル対応f=12mm
プロジェクタ :画素数854×480pixelを仕様とするもの。
入力画像のサイズは1366×768pixelで使用する。
チェッカーシート:解像度1366×768pixelのプロジェクタを縦方向に2台 連結した場合の領域サイズ1366×1536pixelの縦横比 に合わせたサイズで、チェッカーパターン(つまり、造形領域であ る。)を設計する。
全体のサイズは121×136.1mm(これは、横方向の設定値 を121mmとすると、縦方向のサイズは、121×1536/1 366となり、小数点第2位以下を四捨五入した値136.1が縦 方向の値となる。)
縦方向のサイズに12マスが収まるように、市松模様を全体的に配 置する(図16を参照する。)。
光造形装置における造形領域(つまり、画像投影領域である。)に 全体のサイズを合わせる。
紙など、投影光を通すものに印刷されたもの。
まず、画像投影システム10においては、工場出荷時やプロジェクタ106a、106bの調整時などの所定のタイミングで、カメラキャリブレーションが行われ、カメラキャリブレーションにより取得したカメラの内部パラメータは、記憶装置16に記憶される。
ここで、カメラキャリブレーションは、画像投影システム10とは独立した状態で、別途LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)を用いて行われる。
そして、カメラ108は、カメラキャリブレーションを行った後に、光造形装置100に設置される。
具体的には、カメラキャリブレーションでは、カメラ108の画角一杯にチェッカーパターンを撮影し、Zhangの手法によりカメラパラメータを算出する。
ここで、このチェッカーパターンは、容器102の底面102aの上面102aaに載置されるチェッカーシートに描かれているものではなく、別途LCD上に表示したものを使用する。
このカメラキャリブレーションでは、例えば、LCDとしてSAMSUNG B2430(画素数1920×1080、ドットピッチ0.2768mm)を用い、このLCDに1マスのサイズ11.9024mm四方、12×10マスのチェッカーパターンを表示し、先端がLCD表面から約300mmの位置に置かれたカメラ108により、異なる5つの方向からこのチェッカーパターンを撮影する。
なお、Zhangの手法によりカメラパラメータを算出する手法については、例えば、特開2007−309660公報などに開示されている技術を用いるため、その詳細な説明は、省略することとする。
そして、画像投影システム10においては、Zhangの手法により算出された下記(1)(2)式より、レンズ歪み係数を含むカメラの内部パラメータのみを用いる。
なお、上記(1)式においては、「A」はカメラの内部パラメータを表し、「R」は、カメラの回転行列を表し、「T」は並進ベクトルを表すものであり、「[RT]」は、カメラの外部パラメータを表す。
なお、上記(2)式においては、「ud」、「vd」は歪み後の画像座標であり、「u0」、「v0」は画像の中心座標であり、「k1」、「k2」は歪み係数である。
こうしてカメラの内部パラメータが記憶装置16に記憶された状態で、作業者は、容器102の底面102aの上面102aaにチェッカーシートを載置し、容器102内にチェッカーシートが載置された状態でカメラ108(つまり、撮影部32である。)によりチェッカーシートの撮影を行う。
こうして撮影されたチェッカーシート画像は、記憶装置16に出力され記憶される。
その後、作業者は、ポインティングデバイス20や文字入力デバイス22を用いて変換行列の算出の開始を指示すると、画像投影システム10において変換行列算出処理が開始される。
変換行列算出処理が開始されると、まず、チェッカーシートが撮影されたか否かの判断を行う(ステップS502)。
即ち、このステップS502の判断処理においては、記憶装置16において、チェッカーシート画像が存在するか否かの判断を行うこととなる。
このステップS502の判断処理において、チェッカーシートが撮影されていない、つまり、チェッカーシート画像が記憶装置16に存在しないと判断されると、表示装置18にチェッカーシートの撮影を促す表示を行い(ステップS504)、ステップS502の処理に戻る。
また、ステップS502の判断処理において、チェッカーシートが撮影された、つまり、チェッカーシート画像が記憶装置16に存在すると判断されると、画像補正部34において、カメラの内部パラメータにより、記憶装置16に記憶されているチェッカーシート画像のレンズによる歪みを補正する(ステップS506)。
次に、ステップS506の処理で補正したチェッカーシート画像において、チェッカー交点座標検出部36により、チェッカー交点座標をサブピクセル精度で検出する(ステップS508)。
即ち、このステップS508の処理においては、チェッカー交点座標のサブピクセル推定方法が実行される。
チェッカーパターン境界では、図6に示すように、ベクトルpi−qと輝度勾配ベクトルDpiとが直交し、それらの内積値εiが0になる。
なお、「q」は、求めたいサブピクセル精度での中心座標であり、「pi」は、円形視野R内の各点の座標であり、「Dpi」は、piでの輝度勾配ベクトルである。
qが真の交点の場合、内積値εiの総和は0に最も近く、qが真の交点以外の点の場合には、内積値εiは0より大きな値になり、その総和も0より大きくなる。
そこで、全ての内積値εiの二乗和が最小になるようなサブピクセル座標qを、非線形最小二乗法(Levenberg−Marquardt法)で次式により算出する。
その後、第1の変換行列算出部38により、検出したチェッカー交点座標を、既知の画像投影領域中の座標に配置されるように変換するための射影変換行列H1を算出する(ステップS510)。
ここで、記憶装置16には、画像撮影領域に位置するチェッカーシートを適正な位置から撮影したときのチェッカー交点座標が予め記憶されており、このチェッカー交点座標は、画像撮影領域において隣り合うチェッカー交点座標と互いに等間隔で位置することとなる。
即ち、このステップS510の処理においては、ステップS508の処理で検出したチェッカー交点座標(カメラ撮影画像座標系)を、記憶装置16に記憶されているチェッカー交点座標(画像投影領域たる造形領域の座標系である。)に変換するための射影変換行列H1を算出するものである(図7を参照する。)。
なお、上記した「適正な位置」とは、例えば、カメラ108の画角一杯にチェッカーシートが位置するとともに、カメラ108の視線とチェッカーシートとが直交する位置である。
即ち、このステップS510の処理においては、ステップS508の処理で検出したチェッカー交点座標を記憶装置16に記憶されているチェッカー交点座標へ射影変換する射影変換行列H1を算出する。
なお、射影変換行列H1を算出する手法については、以下に説明する手法により算出する。
即ち、射影変換行列H1として、ソースの画像座標(xs、ys)(ステップS508の処理で検出したチェッカー交点座標に相当する。)をターゲットの画像座標(xt、yt)(記憶装置16に記憶されているチェッカー交点座標に相当する。)へ変換する射影変換行列Hを求める。
上記(3)式にn組の変換前後の画像座標値を当てはめる。
これをB・h=0とおくと、hはBの最小特異値に対応する右特異ベクトル、または、BTBの最小固有値に対応する固有ベクトルとして求められる(例えば、OpenCV 2.x,SVD::solveZ()関数を利用する。)。
また、こうした技術については、例えば、従来より公知の技術(例えば、近代科学社「写真から作る3次元CG」徐剛著を参照する。)を用いるため、その詳細な説明は、省略することとする。
こうして、射影変換行列H1が算出されると、次に、全てのプロジェクタにおいて射影変換行列H2が算出されたか否かの判断を行う(ステップS512)。
即ち、このステップS512の判断処理においては、記憶装置16において各プロジェクタに対して射影変換行列H2が記憶されているか否かの判断を行うこととなる。
このステップS512の判断処理において、全てのプロジェクタにおいて射影変換行列H2が算出されていない、つまり、まだ射影変換行列H2が記憶されていないプロジェクタが存在すると判断されると、まだ射影変換行列H2を算出していないプロジェクタのうちの1つを選択して、このプロジェクタによる空間コード画像を作成する(ステップS514)。
即ち、ステップS512の判断処理において、プロジェクタ106a、106bにおいて射影変換行列H2が算出されていないと判断されると、ステップS514の処理においては、プロジェクタ106a、106bのいずれか一方を選択して、選択したプロジェクタの射影変換行列H2を算出することとし、選択したプロジェクタからグレイコードパターンを投影して空間コード画像を作成することとなる。
なお、このプロジェクタの選択については、例えば、プロジェクタに通し番号が付されており、通し番号が若いプロジェクタから選択されるようにしてもよい。
ここで、例えば、プロジェクタ106aにおける空間コード画像を作成する場合について説明すると、まず、プロジェクタ106aから8ビットのグレイコードパターンを容器102の底面102aに投影し、投影されたグレイコードパターンをカメラ108によって撮影して、撮影した各画像から空間コード画像を作成する。なお、このとき、プロジェクタ106aから投影されるグレイコードパターンは、予め記憶装置16に記憶されており、所定のタイミングで8ビットのグレイコードパターンのデータがプロジェクタ106aに順に出力される。
即ち、プロジェクタ106aにおける空間コード画像を作成するには、まず、空間コード画像作成部40により、予め記憶装置16の記憶された垂直方向のグレイコードパターンのポジ画像およびネガ画像を順番にプロジェクタ106aに出力する。そして、プロジェクタ106aから容器102の底面102aに各ビットの垂直方向のグレイコードパターンがポジ画像およびネガ画像で投影される(図8(a)を参照する。)。
投影された各グレイコードパターンは、カメラ108により撮影され、撮影された垂直方向のグレイコードパターンのポジ画像およびネガ画像は、空間コード画像作成部40に出力される。
こうして撮影された各画像は、空間コード画像作成部40において、カメラの内部パラメータでレンズ歪みの補正がなされ、同ビットのポジ画像とネガ画像との輝度値の差から二値画像を作成し(図8(b)を参照する。)、8ビット分の二値画像から、横方向にコード値が変化する空間コード画像(つまり、横方向に0〜255に輝度値が変化するグレースケール画像である。)を作成する(図8(c)を参照する。)。
次に、空間コード画像作成部40により、予め記憶装置16に記憶された水平方向のグレイコードパターンのポジ画像およびネガ画像を順番にプロジェクタ106aに出力する。そして、プロジェクタ106aから容器102の底面102aに各ビットの水平方向のグレイコードパターンがポジ画像およびネガ画像で投影される(図9(a)を参照する。)。
投影された各グレイコードパターンは、カメラ108により撮影され、撮影された水平方向のグレイコードパターンのポジ画像およびネガ画像は、空間コード画像作成部40に出力される。
こうして撮影された各画像は、空間コード画像作成部40において、カメラの内部パラメータでレンズ歪みの補正がなされ、同ビットのポジ画像とネガ画像との輝度値の差から二値画像を作成し(図9(b)を参照する。)、8ビット分の二値画像から、縦方向にコード値が変化する空間コード画像(つまり、縦方向に0〜255に輝度値が変化するグレースケール画像である。)を作成する(図9(c)を参照する。)。
なお、この際には、プロジェクタ106aから画像が投影されない部分の画素をマスクするために、全投影した画像(画像投影領域全てをプロジェクタ106aから出力する光で照らした状態の画像であり、図10(a)を参照する。)および全消灯した画像(画像投影領域全てをプロジェクタ106aから光を全く照射しない状態の画像であり、図10(b)を参照する。)も作成し、それらの画素値が小さい画素を0とするマスク画像を作成しておく(図10(c)を参照する。)。
空間コード画像を作成すると、次に、ステップS514の処理において取得したグレイコードパターンのポジ画像およびネガ画像の輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で求める(ステップS516)。
即ち、境界座標取得部42により、垂直方向のグレイコードパターンの同ビットのポジ画像およびネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で求める(図11を参照する。)。これが、横方向にコード値が変化する空間コード画像におけるコード値のサブピクセル精度での境界座標となる。
同様に、境界座標取得部42により、水平方向のグレイコードパターンの同ビットのポジ画像およびネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で求める(図11を参照する。)。これが、縦方向にコード値が変化する空間コード画像におけるコード値のサブピクセル精度での境界座標となる。
なお、こうした空間コード画像におけるコード値のサブピクセル精度での境界座標を算出する方法については、従来より公知の技術(例えば、昭晃堂「三次大画像計測」佐藤宏介、井口征士共著を参照する。)を用いるため、その詳細な説明は省略する。
次に、ステップS514の処理で取得した横方向にコード値が変化する空間コード画像および縦方向にコード値が変化する空間コード画像それぞれにおいて、同一コード値の境界座標をつなぐ境界線を取得し、横方向にコード値が変化する空間コード画像と、縦方向にコード値が変化する空間コード画像とを合成して、横方向にコード値が変化する空間コード画像における境界線と、縦方向にコード値が変化する空間コード画像における境界線との交点座標を取得する(ステップS518)。
即ち、このステップS518の処理においては、まず、境界交点座標取得部44において、ステップS516の処理で算出した空間コード画像におけるコード値のサブピクセル精度での境界座標に基づいて、同一コード値の境界座標をつなぐ境界線を取得する。
つまり、「コード値n」と、「コード値n」と隣り合う「コード値n+1」との境界線を「境界n」とすると、横方向にコード値が変化する空間コード画像においては、n=0〜254(最大値)の境界線が得られ、この境界線は縦方向に並列している。また、縦方向にコード値が変化する空間コード画像においては、n=0〜254(最大値)の境界線が得られ、この境界線は横方向に並列している。
なお、上記したプロジェクタ(入力画像サイズが1366×768pixelを仕様とするもの。)の場合では、横方向にコード値が変化する空間コード画像においては、n=0〜226の境界線が取得され、縦方向にコード値が変化する空間コード画像においては、n=0〜254の境界線が取得される。
そして、ステップS518の処理においては、空間コード画像における境界線が取得されると、境界交点座標取得部44で、横方向にコード値が変化する空間コード画像と、縦方向にコード値が変化する空間コード画像とを合成し、そのときの横方向に並列する境界線と、縦方向に並列する境界線との交点座標を取得する(図12を参照する。)。なお、図12においては、縦方向に並列した境界線をUn(n=0〜226)で表し、横方向に並列した境界線をVn(n=0〜254)で表している。
その後、ステップS518の処理において取得された境界線の交点座標値が、画像投影領域一杯に分布するように変換するための射影変換行列H2を算出する(ステップS520)。
このステップS520の処理においては、まず、取得した境界線の交点座標値を、ステップS510の処理で算出した射影変換行列H1を用いて画像投影領域たる造形領域の座標系での座標値に変換する(図13を参照する。)。
次に、造形領域の座標系での座標値に変換された交点群が、造形領域一杯に分布するように射影変換するための射影変換行列H2を上記において説明した手法により算出する(図14(a)(b)(c)(d)を参照する。)。
即ち、第2の変換行列算出部46において、ステップS518の処理において取得された境界線の交点座標値を、プロジェクタ画像領域(つまり、プロジェクタが画像を投影する領域のことである。)にグリッド状に境界線を配置した正規画像における当該境界線の交点座標に変換するための射影変換行列H2を算出する。
この正規画像における境界線の交点座標を算出するには、プロジェクタの入力画像のサイズが「X」×「Y」pixelであるとすると、まず、「Y」(つまり、プロジェクタの入力画像における短辺側のサイズである。)に、ステップS518の処理で取得した縦方向に並列した境界線(つまり、Vnである。)が均等に分布する間隔(つまり、ピクセル数である。)を算出する。
つまり、{Y+(j−1)}/jが最もステップS518の処理で取得した縦方向に並列した境界線の本数に近似する「j」の値を当該境界線における隣り合う境界線との間隔(つまり、ピクセル数である。)とする。なお、「j」は正の整数である。
例えば、上記したプロジェクタ(入力画像サイズが1366×768pixelを仕様とするもの。)の場合、上記「Y」は「768」となり、ステップS518の処理で取得した縦方向に並列した境界線は「256」(境界線Vnはn=0〜254であるため。)であるため、{768+(j−1)}/jが最も「256」に近似する「j」を求める。
このとき、「j」は「3」となり、縦方向に並列した境界線Vnは、正規画像において、それぞれ隣り合う境界線と3pixelの間隔を開けて配設されることとなる。
次に、「X」(つまり、プロジェクタの入力画像における長辺側のサイズである。)に、ステップS518の処理で取得した横方向に並列した境界線(つまり、Unである。)が均等に分布する間隔(つまり、ピクセル数である。)を算出する。
つまり、{X+(k−1)}/kが最もステップS518の処理で取得した横方向に並列した境界線の本数に近似する「k」の値を当該境界線における隣り合う境界線との間隔(つまり、ピクセル数である。)とする。なお、「k」は正の整数である。
例えば、上記したプロジェクタ(入力画像サイズが1366×768pixelを仕様とするもの。)の場合、上記「X」は「1366」となり、ステップS416の処理で取得した横方向に並列した境界線は「228」(境界線Unはn=0〜226であるため。)であるため、{1366+(k−1)}/kが最も「228」に近似する「k」を求める。
このとき、「k」は「6」となり、横方向に並列した境界線Unは、正規画像においてそれぞれ隣り合う境界線と6pixelの間隔を開けて配設されることとなる。
こうして、縦方向に並列した境界線Vnと横方向に並列した境界線Unとがグリッド状に配設された正規画像が取得され、このとき境界線Vnと境界線Unとの交点座標を算出する。
なお、こうした正規画像における境界線の交点座標については、予め算出しておくようにしてもよいし、このステップS520の処理において射影変換行列H2を算出する際に取得するようにしてもよい。
そして、ステップS518の処理で取得した空間コード画像合成時の縦方向の境界線Vnと横方向の境界線Unの交点を、正規画像における境界線の交点へ変換する射影変換行列H2を算出する。
即ち、射影変換行列H2を算出する手法については、上記した射影変換行列H1を取得する手法と同様にして算出するものであり、このときソースの画像座標(xs、ys)を、ステップS518の処理で取得した空間コード画像合成時の縦方向の境界線Vnと横方向の境界線の交点座標をステップS510の処理で算出した射影変換行列H1を用いて画像投影領域たる造形領域の座標系での座標値に変換した交点座標とし、ターゲットの画像座標(xt、yt)を、正規画像における境界線の交点座標とする。
なお、このとき、ステップS510の処理で算出した射影変換行列H1を用いて変換した造形領域の座標系での座標値に変換した交点座標(即ち、ソースの画像座標(xs、ys)である。)および正規画像における境界線の交点座標(即ち、ターゲットの画像座標(xt、yt)である。)を、射影変換行列H2を算出するプロジェクタが画像を投影する領域のローカル座標系の値に変換した後に、射影変換行列H2を算出する。
即ち、造形領域の座標系での座標値に変換した交点座標や正規画像における境界線の交点座標をローカル座標系の値に変換する際には、射影変換行列H2を算出するプロジェクタが画像を投影する領域が、X座標値がn〜mの範囲、Y座標値がp〜qの範囲で表される領域であるとすると、変換前の座標(xu、yu)は、X座標値が「xu」から「n」を減算した値となり、Y座標値が「yu」から「p」を減算した値となる。
具体的には、例えば、プロジェクタ106aが画像を投影する領域とプロジェクタ106bが画像を投影する領域とにより画像投影領域が形成されるため、画像投影領域は、X座標値が0〜1366の範囲、Y座標値が0〜1536の範囲で表される領域となる。
したがって、プロジェクタ106aの射影変換行列H2を算出する場合には、プロジェクタ106aは、図15(a)に示すように、プロジェクタ106aから画像を投影する領域が、X座標値が0〜1366の範囲、Y方向が0〜768の範囲となっており、座標(xu、yu)(つまり、造形領域の座標系での座標および正規画像における境界線の交点座標である。)をローカル座標系の値に変換すると、ローカル座標値は(xu−0、yu−0)となり、座標値は変化がない。
また、プロジェクタ106bの射影変換行列H2を算出する場合には、プロジェクタ106bは、図15(b)に示すように、プロジェクタ106bから画像を投影する領域が、X座標値が0〜1366の範囲、Y座標値が768〜1536の範囲となっており、座標(xu、yu)(つまり、造形領域の座標系での座標および正規画像における境界線の交点座標である。)をローカル座標系に変換すると、ローカル座標値は(xu−0、yu−768)となる。つまり、このローカル座標値は、X座標値はそのままで、Y座標値は、768を減算した値となる。
なお、この射影変換行列H2を算出する際には、射影変換行列H1で射影変換した境界線の交点座標全てを対象とするものではなく、一定間隔で間引いた数点の交点座標を対象とし、例えば、8境界線おきの交点座標を射影変換行列H2を取得する際の対象となる交点座標とする。
こうして算出された射影変換行列H2は、第2の変換行列算出部46から記憶装置16に出力され、ステップS514の処理で射影変換行列H2を算出するプロジェクタとして選択されたプロジェクタ固有の射影変換行列H2として記憶され、ステップS512の処理に戻る。
一方、ステップS512の判断処理において、全てのプロジェクタにおいて射影変換行列H2が算出された、つまり、記憶装置16において全てのプロジェクタに対して射影変換行列H2が記憶されていると判断されると、この変換行列算出処理は終了する。
そして、光造形装置100においては、三次元形状造形物を実際に造形するにあたり、事前に制御部114にプロジェクタ106a、106bから投影する画像の画像データが入力されると、画像データ補正部48において、入力された画像データを射影変換行列H2により射影変換して補正する。
具体的には、画像データの射影変換行列H2による射影変換は、変換後の整数座標から変換前の座標値(実数)を求め、その座標での画素値をバイリニア補間して求めることで行う。なお、この画像データの射影変換行列H2による射影変換の処理においては、例えば、OpenCV 2.xでは、warpPerspective()関数を用いるようにしてもよい。
画像データ補正部48において、それぞれのプロジェクタ毎に射影変換されて補正された画像データは、記憶装置16に出力されて記憶され、光造形装置100において三次元形状造形物の作製が指示されると、記憶装置16に記憶された当該画像データがプロジェクタ106a、プロジェクタ106bに出力されることとなる。
そして、プロジェクタ106a、106bから補正された画像データに基づく画像が投影されることにより、画像表示領域において1つの画像が適正な状態で投影されることとなる。
以上において説明したように、本発明による画像投影システム10は、各プロジェクタにおいて、投影する画像を補正するための射影変換行列を算出し、算出した射影変換行列により、各プロジェクタから投影される画像を補正するようにしたものである。
これにより、本発明による画像投影システム10においては、複数のプロジェクタから、それぞれのプロジェクタの配置位置や姿勢に応じて補正した画像が投影することができるようになる。
したがって、本発明による画像投影システム10によれば、各プロジェクタの配置位置や姿勢を調整することなく、画像投影領域に適正な状態で画像を投影することができるようになる。
このため、本発明による画像投影システム10においては、例えば、光造形装置100に搭載することにより、従来の技術による光造形装置のように、複数のプロジェクタに対してそれぞれ配置位置や姿勢を調整する機構を設ける必要がなくなり、装置全体の構成が大型化することがなくなるとともに、部品点数も少なくて済み、製造コストを抑制することができる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、本発明による画像投影システム10を光造形装置100に搭載した場合について説明したが、画像投影システム10は、光造形装置100以外の種々の画像を投影する機構を必要とする装置に用いるようにしてもよいことは勿論である。
(2)上記した実施の形態においては、特に記載しなかったが、画像投影システム10においては、カメラ108を取り外し可能な構成としてもよいことは勿論である。
即ち、光造形装置100の出荷時やプロジェクタ106の調整時などの所定のタイミングで射影変換行列H2を算出する際にのみ、光造形装置100の所定の位置にカメラ108を取り付けるようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、画像投影システム10ではプロジェクタ106aとプロジェクタ106bとを備えるようにし、2つのプロジェクタからそれぞれ分割画像を投影することにより、画像投影領域に大画像を投影するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、画像投影システム10に3つ以上のプロジェクタを設けるようにし、この3つのプロジェクタから分割画像を投影して、画像投影領域に大画像を投影するようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、プロジェクタ106aは、ミラー104aを介して、画像投影領域内の所定の領域に画像を投影するようにし、プロジェジェクタ106bは、ミラー104bを介して画像投影領域の当該所定の領域以外の領域に画像を投影するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、プロジェクタ106aは、ミラーなどを介することなく、画像投影領域内の所定の領域に画像を直接投影するようにし、プロジェクタ106bは、ミラーなどを介することなく、画像投影領域内の当該所定の領域以外の領域に画像を直接投影するようにしてもよい。
(5)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、光造形装置など、プロジェクタにより画像を投影する機構を備えた機器に用いることができる。
10 画像投影システム、32 撮影部、34 画像補正部、36 チェッカー交点座標検出部、38 第1の変換行列算出部、40 空間コード画像作成部、42 境界座標取得部、44 境界線交点取得部、46 第2の変換行列算出部、48 画像データ補正部、50 画像投影部、100 光造形装置、106a、106b プロジェクタ、108 カメラ、114 制御部
この図2に示す光造形装置100は、底面102aが透光板により形成されるとともに、可視光または紫外光などの光の照射により硬化する液体状態の光硬化性樹脂を貯留する容器102と、容器102の底面102aにミラー104を介して制御部114(後述する。)から出力された画像を投影するプロジェクタ106と、プロジェクタ106から容器102の底面102aに投影された画像が撮影可能な位置に配設されたカメラ108と、容器102内で硬化された光硬化性樹脂を保持する造形物保持部110と、造形物保持部110を上下方向に昇降して移動するための駆動部112と、カメラ108、プロジェクタ106および駆動部112を制御する制御部114とを有して構成されている。
また、制御部114は、プロジェクタ106bの設置位置や姿勢に関わらず、プロジェクタ106bから投影される画像が、画像投影領域中の当該所定の領域以外の領域に適正な状態で投影されるように、プロジェクタ106bに出力する画像データを補正するとともに、この画像データの補正を行う際に必要となる射影変換行列の算出処理を行う。
本発明による画像投影システム10は、光造形装置100においては、プロジェクタ106a、106b、カメラ108および制御部114により構成されることとなる。
そして、プロジェクタ106a、106bから補正された画像データに基づく画像が投影されることにより、画像投影領域において1つの画像が適正な状態で投影されることとなる。
つまり、「コード値n」と、「コード値n」と隣り合う「コード値n+1」との境界線を「境界n」とすると、横方向にコード値が変化する空間コード画像においては、n=0〜254(最大値)の境界線が得られ、この境界線は横方向に並列している。また、縦方向にコード値が変化する空間コード画像においては、n=0〜254(最大値)の境界線が得られ、この境界線は縦方向に並列している。
そして、ステップS518の処理においては、空間コード画像における境界線が取得されると、境界交点座標取得部44で、横方向にコード値が変化する空間コード画像と、縦方向にコード値が変化する空間コード画像とを合成し、そのときの横方向に並列する境界線と、縦方向に並列する境界線との交点座標を取得する(図12を参照する。)。なお、図12においては、横方向に並列した境界線をUn(n=0〜226)で表し、縦方向に並列した境界線をVn(n=0〜254)で表している。
Claims (6)
- 画像投影領域の異なる領域にそれぞれ画像を投影する複数の画像投影手段から画像が投影されることにより、前記画像投影領域に1つの画像を投影する画像投影システムにおいて、
レンズを介して画像投影領域全体を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により前記画像投影領域に載置されたチェッカーシートを撮影したチェッカーシート画像の前記レンズによる歪みを前記撮影手段の内部パラメータにより補正する補正手段と、
補正された前記チェッカーシート画像において、チェッカー交点座標をサブピクセル精度で検出するチェッカー交点座標検出手段と、
検出したチェッカー交点座標を、前記画像投影領域において等間隔で位置するチェッカー交点座標に射影変換するための第1の射影変換行列を算出する第1の変換行列算出手段と、
前記画像投影手段のうちの所定の画像投影手段が画像を投影する領域に、前記所定の画像投影手段から投影された8ビットの垂直方向のグレイコードパターンの第1のポジ画像および第1のネガ画像を前記撮影手段により撮影し、前記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した前記第1のポジ画像および前記第1のネガ画像の前記レンズによる歪みを補正し、補正した前記第1のポジ画像および前記第1のネガ画像に基づいて横方向にコード値が変化する第1の空間コード画像を作成するとともに、前記領域に前記所定の画像投影手段から投影された8ビットの水平方向のグレイコードパターンの第2のポジ画像および第2のネガ画像を前記撮影手段により撮影し、前記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した前記第2のポジ画像および前記第2のネガ画像の前記レンズによる歪みを補正し、補正した前記第2のポジ画像および前記第2のネガ画像に基づいて縦方向にコード値が変化する第2の空間コード画像を作成する作成手段と、
前記レンズの歪みを補正した垂直方向のグレイコードパターンの同ビットの前記第1のポジ画像および前記第1ネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で取得するとともに、前記レンズの歪みを補正した水平方向のグレイコードパターンの同ビットの前記第2のポジ画像および前記第2のネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で取得し、取得した交差点を境界座標として取得する境界座標取得手段と、
取得した境界座標に基づいて、前記第1の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第1の境界線を取得するとともに、前記第2の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第2の境界線を取得し、第1の空間コード画像と第2の空間コード画像とを合成して、前記第1の境界線と、前記第2の境界線との交点座標を取得する交点座標取得手段と、
取得した交点座標値を前記第1の射影変換行列により変換し、変換した交点座標値が前記領域一杯に均等に分布した交点座標に射影変換するための第2の射影変換行列を算出する第2の変換行列算出手段と、
前記所定の画像投影手段に出力する画像データを前記第2の射影変換行列により変換して、前記画像データを補正する画像データ補正手段と
を有し、
前記第2の変換行列算出手段は、前記交点座標取得手段により取得した交点座標を前記第1の射影変換行列により変換した交点座標と、前記領域一杯に分布した交点座標とを、前記所定の画像投影手段固有のローカル座標系の値に変換した後に、前記第2の射影変換行列を算出する
ことを特徴とする画像投影システム。 - 請求項1に記載の画像投影システムにおいて、
前記領域一杯に均等に分布した交点座標は、前記第1の空間コード画像における第1の境界線と、前記第2の空間コード画像における第2の境界線とを、前記領域にグリッド状に配置した際の前記第1の境界線と前記第2の境界線との交点座標である
ことを特徴とする画像投影システム。 - 請求項2に記載の画像投影システムにおいて、
前記第1の境界線と前記第2の境界線とを前記領域にグリッド状に配置する際には、プロジェクタの入力画像のサイズが「X」×「Y」pixelであるとすると、
{Y+(j−1)}/j(「j」:正の整数)が、前記交点座標取得手段において取得した前記第1の境界線の本数と最も近似する「j」の値を、前記第1の境界線同士の間隔とし、
{X+(k−1)}/k(「k」:正の整数)が、前記交点座標取得手段において取得した前記第2の境界線の本数と最も近似する「k」の値を、前記第2の境界線同士の間隔とする
ことを特徴とする画像投影システム。 - レンズを介して撮影する撮影手段と、画像投影領域の異なる領域にそれぞれ画像を投影する複数の画像投影手段とを有する画像投影システムにより、前記複数の画像投影手段がそれぞれ該領域に画像を投影して、前記画像投影領域に1つの画像を投影する画像投影方法において、
前記撮影手段により画像投影領域に載置されたチェッカーシートを撮影する撮影工程と、
撮影されたチェッカーシート画像のレンズによる歪みを前記撮影手段の内部パラメータにより補正する補正工程と、
補正された前記チェッカーシート画像において、チェッカー交点座標をサブピクセル精度で検出するチェッカー交点座標検出工程と、
検出したチェッカー交点座標を、前記画像投影領域において、等間隔で位置するチェッカー交点座標に射影変換するための第1の射影変換行列を算出する第1の変換行列算出工程と、
前記画像投影手段のうちの所定の画像投影手段が画像を投影する領域に前記所定の画像投影手段から投影された8ビットの垂直方向のグレイコードパターンの第1のポジ画像および第1のネガ画像を前記撮影手段により撮影し、前記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した前記第1のポジ画像および前記第2のネガ画像の前記レンズによる歪みを補正し、補正した前記第1のポジ画像および前記第1のネガ画像に基づいて横方向にコード値が変化する第1の空間コード画像を作成するとともに、前記領域に前記所定の画像投影手段から投影された8ビットの水平方向のグレイコードパターンの第2のポジ画像および第2のネガ画像を前記撮影手段により撮影し、前記撮影手段の内部パラメータによって、撮影した前記第2のポジ画像および前記第2のネガ画像の前記レンズによる歪みを補正し、補正した前記第2のポジ画像および前記第2のネガ画像に基づいて縦方向にコード値が変換する第2の空間コード画像を作成する作成工程と、
前記レンズの歪みを補正した垂直方向のグレイコードパターンの同ビットの前記第1のポジ画像および前記第1のネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセル精度で取得するとともに、前記レンズの歪みを補正した水平方向のグレイコードパターンの同ビットの前記第2のポジ画像および前記第2のネガ画像において、輝度プロファイルの交差点をサブピクセルで取得し、取得した交差点を境界座標として取得する境界座標取得工程と、
取得した境界座標に基づいて、前記第1の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第1の境界線を取得するとともに、前記第2の空間コード画像において同一コード値の境界座標をつなぐ第2の境界線を取得し、第1の空間コード画像と第2の空間コード画像とを合成して、前記第1の境界線と、前記第2の境界線との交点座標を取得する交点座標取得工程と、
取得した交点座標値を前記第1の射影変換行列により変換し、変換した交点座標値が前記領域一杯に均等に分布した交点座標に射影変換するための第2の射影変換行列を算出する第2の変換行列算出工程と、
前記所定の画像投影手段に出力する画像データを前記第2の射影変換行列により変換して、前記画像データを補正する画像データ補正工程と
を前記画像投影システムが実行し、
前記第2の変換行列算出工程では、前記交点座標取得工程で取得した交点座標を前記第1の変換行列により変換した交点座標と、前記領域一杯に均等に分布した交点座標とを、前記所定の画像投影手段固有のローカル座標系の値に変換した後に、前記第2の射影変換行列を算出する
ことを特徴とする画像投影方法。 - 請求項4に記載の画像投影方法において、
前記領域一杯に均等に分布した交点座標は、前記第1の空間コード画像における第1の境界線と、前記第2の空間コード画像における第2の境界線とを、前記領域にグリッド状に配置した際の前記第1の境界線と前記第2の境界線との交点座標である
ことを特徴とする画像投影方法。 - 請求項5に記載の画像投影方法において、
前記第1の境界線と前記第2の境界線とを前記領域にグリッド状に配置する際には、プロジェクタの入力画像のサイズが「X」×「Y」pixelであるとすると、
{Y+(j−1)}/j(「j」:正の整数)が、前記交点座標取得工程で取得した前記第1の境界線の本数と最も近似する「j」の値を、前記第1の境界線同士の間隔とし、
{X+(k−1)}/k(「k」:正の整数)が、前記交点座標取得工程で取得した前記第2の境界線の本数と最も近似する「k」の値を、前記第2の境界線同士の間隔とする
ことを特徴とする画像投影方法。
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