JP2015015177A - 基板用同軸コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】同軸ケーブルコネクタの小型化、低背化に伴って、同軸コネクタと接続される基板用同軸コネクタも小型化、低背化する必要がある。基板用同軸コネクタの低背化を図った場合、コネクタ同士の接触面積が少なくなり、接触信頼性が低下する。絶縁体の量を少なくすると、各部品間の十分な結合強度を維持できないという問題が生じる。【解決手段】中心端子と、該中心端子を内側に有する外部導体と、前記中心端子と前記外部導体を離間して保持する絶縁体とを備える基板用同軸コネクタにおいて、外部導体の内側の絶縁体により形成される同軸ケーブルコネクタの過進入を規制可能な平面部と、前記接触部の根元部分周辺の前記円板部の一部上面を露出させる露出部とを形成することで、嵌合高さを低くできる構造の基板用同軸コネクタを提供する。また、外部導体の内側の絶縁体を少なくしても各部品間の結合を十分に維持できる構造の基板用同軸コネクタを提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、同軸ケーブルコネクタに接続される相手コネクタである基板用同軸コネクタに関する。特に、基板用同軸コネクタを構成する絶縁体に関する。
近年、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型PC等の電子機器の開発が盛んであるが、一般に、これらの電子機器は持ち運びや携帯できる程度に小さく製造され、利用者の利便性の向上が図られている。
このように、電子機器の小型化が進むにつれて、電子機器の内部に数多くの部品を集約する必要があり、電子機器の内部に組み込まれる各種部品も、ますます小さくしなければならない。携帯電話、近年通信に用いることが通常となったノート型PC、タブレット型PC等に用いられる高周波回路部品の接続には、同軸ケーブルを用いることが多いが、その同軸ケーブルを基板に接続するための同軸ケーブルコネクタに対しても小型化の要請がある。特に、同軸ケーブルコネクタの高さ寸法を小さくする低背化に対する要請が強く、例えば、ケーブル結線時のコネクタの高さを1mm程度以下にすることが求められている。しかし、部品の加工精度、強度及び製品規格などを考慮すると、単純にコネクタ及びケーブルを小型化することは困難であるため、コネクタ内における構造の工夫によって、低背化を図る必要がある。
同軸ケーブルの直径が数mm程度の小型の同軸ケーブルコネクタとして、例えば、特開2004−311452号公報(特許文献1)で開示された技術がある。特許文献1に記載のL型同軸プラグ(同軸ケーブルコネクタ)は、同軸ケーブルの中心導体が接続された端子と、該端子を包囲するようにして支持する絶縁体と、該絶縁体を収める外部導体とを備え、L型同軸プラグと嵌合する相手コネクタ(基板用同軸コネクタ)は、端子(中心端子)と、該端子を包囲するようにして支持する絶縁体と、該絶縁体を収める外部導体とを備える。L型同軸プラグは、端子と外部導体を、相手コネクタの端子と外部導体に嵌合することで、相手コネクタと電気的に接続される。
相手コネクタ(基板用同軸コネクタ)の外部導体の筒状の側壁の内側の空間には、絶縁体が充填されている。このように、相手コネクタの筒状の側壁の内側に多くの絶縁体を充填することで、結合強度を強くし、それぞれの部品の結合を維持することができる。
特開平2004−311452号公報
同軸ケーブルコネクタと基板用同軸コネクタ(「相手コネクタ」ともいう。)の嵌合時の小型化、低背化に伴って、同軸ケーブルコネクタと接続される相手コネクタも小型化、低背化する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の相手コネクタでは、端子の高さを低くした場合、接触面積が少なくなり、接触信頼性が低下する。また、絶縁体の量を少なくすると、各部品間の十分な結合強度を維持することができないという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、同軸ケーブルコネクタと電気的に接続される基板用同軸コネクタであって、中心端子と、該中心端子を内側に有する外部導体と、前記中心端子と前記外部導体を離間して保持する絶縁体とを備える基板用同軸コネクタにおいて、嵌合高さを低くできる構造の基板用同軸コネクタを提供する。また、外部導体の内側の絶縁体を少なくしても各部品間の結合を十分に維持できる構造の基板用同軸コネクタを提供する。
本発明に係る、同軸ケーブルコネクタに接続される基板用同軸コネクタの1つの実施形態では、基板用同軸コネクタは、
中心端子と、該中心端子を内部に収める外部導体と、該外部導体と前記中心端子を離間して保持する絶縁体とを備え、
前記中心端子は、同軸ケーブルコネクタと接触する接触部と、該接触部の根元部分から径方向に延びる円板部と、該円板部の自由端に設けられる接続部とを有し、
前記外部導体は、同軸ケーブルコネクタと嵌合するための筒状部と、該筒状部の下側縁端から嵌合方向に対して垂直に延出する延出部とを有し、
前記嵌合部は、外壁に前記同軸ケーブルコネクタの外部導体を係合する係合部を有し、
前記筒状部の内部の前記絶縁体は、前記同軸ケーブルコネクタの前記基板用同軸コネクタへの過進入を規制可能な平面部と、前記接触部の根元部分周辺の前記円板部の一部上面を露出させる露出部とを有し、
前記中心導体の裏面及び前記外部導体の前記延出部の裏面は、前記基板用同軸コネクタの裏面として露出していることを特徴とする。
前記平面部の上面は、前記延出部の上面よりも高い位置にあり、前記延出部の上面は、前記露出部から露出した前記接触部の根元部分周辺の前記円板部の一部上面よりも高い位置にあることを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記露出部と前記平面部の境界に、凸状の突出部を有することを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記延出部は、前記筒状部の下側縁端から嵌合方向に対して垂直に延出する実装部と、該実装部の端縁から延出する該実装部よりも低背な低背実装部と、該低背実装部の少なくとも上面を覆う絶縁体とから構成されることを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記絶縁体により上面を覆われた前記低背実装部の高さ寸法は、前記実装部の高さ寸法以下であることを特徴とする。
本発明に係る、同軸ケーブルコネクタに接続される基板用同軸コネクタのもう1つの実施形態では、基板用同軸コネクタは、中心端子と、該中心端子を内部に収めるための外部導体と、該外部導体と前記中心端子を離間して保持するための絶縁体とを備え、
前記中心端子は、同軸ケーブルコネクタと接触する接触部と、基板に接続する接続部とを有し、
前記外部導体は、前記同軸ケーブルコネクタと嵌合するための筒状部と、基板に実装するための平面状の実装部とを有し、
前記実装部は、嵌合方向に対して垂直に前記筒状部の下側縁端から延出し、
前記実装部は、少なくとも1箇所に間隙を有し、該隙間にて前記中心端子の前記接続部を嵌合方向に対して垂直方向に延出可能とし、
前記実装部は、該実装部の端縁から該実装部よりも低背な低背実装部を延出させ、
前記絶縁体は、前記筒状部の前記間隙を埋めて、前記接続部を覆うと共に、前記低背実装部を覆うように成形されることを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記絶縁体により上面を覆われた前記低背実装部の高さ寸法は、前記実装部の高さ寸法以下であることを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記低背実装部は、前記実装部の前記間隙側の両端から延出されることを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記実装部は、前記間隙を隔てて前記筒状部の下側縁端からそれぞれ反対方向に延出することを特徴とする。
本発明に係る基板用同軸コネクタの好ましい実施形態として、前記実装部の幅方向を前記間隙の一方から他方を結ぶ方向とし、
前記実装部の幅方向の一端からもう一端までの距離は、筒状部の下側外縁の直径に等しいことを特徴とする。
中心端子と、該中心端子を内側に有する外部導体と、前記中心端子と前記外部導体を離間して保持する絶縁体とを備える基板用同軸コネクタにおいて、外部導体に内部における絶縁体によって、同軸ケーブルコネクタの前記基板用同軸コネクタへの過進入を規制可能な平面部、及び、前記平面部よりも掘り下げられて前記接触部の周囲と前記根元部の上縁を露出させる露出部を形成することで、同軸ケーブルコネクタを接続する際に、平面部により適度に過進入を防ぎつつ、同軸ケーブルコネクタ側の接触部を、基板用同軸コネクタ側の接触部周囲の露出部に挿入することができる。これにより、同軸ケーブルコネクタと基板用同軸コネクタとの接続時の高さを従来のものに比べて低くすることができる。
このように、外部導体の筒状部の内部に形成された露出部と平面部とからなる収容空間によって、以上のような効果を奏する基板用同軸コネクタを提供することができる。
また、外部導体の筒状部の中心を通る直線上で、筒状部の下側縁端2箇所に間隙を設け、該間隙を隔てて筒状部の下側縁端からそれぞれ反対方向に延出する実装部を設け、それぞれの実装部の両端には低背実装部を設けて、筒状部の下側縁端の間隙を埋めて低背実装部の上面を覆うように絶縁体を一体成形することで、筒状部の下側縁端と低背実装部の上面で絶縁体が挟み込まれるように係止されて、外部導体と絶縁体との結合を強力に維持することができ、中心端子は絶縁体に一体成形されて、中心端子と絶縁体との結合も強力に維持することできる。すなわち、外部導体の内側の絶縁体を少なくしても各部品間の結合を十分に維持できる。
外部導体の筒状部の下側縁端と、外部導体の実装部から延出する低背実装部の上面とで、絶縁体を挟み込む構造で、以上のような効果を奏する基板用同軸コネクタを提供することができる。
同軸ケーブルコネクタの組み立て前の状態を示す図である。 絶縁体を外部導体に嵌め込んだ状態の同軸ケーブルコネクタを示す図である。 外部導体の外蓋部、絶縁体の中蓋部を完全に閉じて固定した状態の同軸ケーブルコネクタを示す図である。 図3に示す同軸ケーブルコネクタの断面図である。 絶縁体から露出した端子の接触部を示す図である。 基板用同軸コネクタに絶縁体を形成する前の状態と絶縁体を形成した後の状態を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、実施の形態を説明するための全ての図において、同一部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる同軸ケーブルコネクタの組み立て前の状態での各部材を分離して示す図である。本実施形態による同軸ケーブルコネクタは、同軸ケーブルの延出方向と基板用同軸コネクタとの嵌合方向(挿着方向)とがほぼ直角になっている。ここでは、説明を簡単にするために、嵌合方向において、同軸ケーブルコネクタと基板用同軸コネクタとの嵌合側を下(下側、下方)とし、その反対側を上(上側、上方)とする。この同軸ケーブルコネクタ(L型同軸ケーブルコネクタともいう)は、同軸ケーブル(図3、図4参照)のシールド線と電気的に接続する外部導体100と、外部導体100に収容される絶縁体200と、絶縁体200に一体成形されて埋め込まれ、同軸ケーブルの中心導体と電気的に接続する端子300とによって構成されている。
外部導体100は、りん青銅などの導電性材料の金属板を打ち抜き、折り曲げなどの加工をして作られる。図1に示すように、外部導体100の基板用同軸コネクタと嵌合するための開口部分は、略円筒状となるように丸められ、周方向の一箇所に間隙104を有する筒状部102と、間隙104をはさむ両側の位置から延出する基板用同軸コネクタとの嵌合方向(上下方向)に平行な2枚の支持腕部106と、間隙104と直径方向で反対側に位置して、上記筒状部102の上端から起立して設けられた外蓋部108などから構成される。
筒状部102は、絶縁体200の嵌合部202を同心位置に収容する部分であり、基板用同軸コネクタ500の筒状部506を受ける突状座部110をエンボス加工等により内面に有する。筒状部102の上側縁端及び、支持腕部106の上部には、外部導体100に絶縁体200を嵌め込んだ際に、絶縁体200を固定するための溝部112、113が形成されている。また、支持腕部106の下部にも絶縁体200を固定するための溝部114が形成されている。図1に示す実施形態では、溝部113は溝部114よりも同軸ケーブル側(つまり、後方)に形成され、溝部114は支持腕部106のつけ根部分付近に形成される。さらに、筒状部102の上側の一部の縁を内側に湾曲させて、絶縁体200の嵌合部202の上面に引っ掛けて係止するためのツメ部115が形成されている。このように、溝部112、113及び114は、絶縁体200を外部導体100の内側に固定して支持するための支持部として機能することができる。なお、支持腕部にも溝部などの支持部やツメ部を構成することができる。
外蓋部108は、くびれた形状の屈曲部116と、屈曲時に筒状部102を覆う筒保護蓋118と、支持腕部106を覆う導体保護蓋119と、屈曲後に支持腕部106を包囲して固定する固定部120と、同軸ケーブルのシールド線をカシメ包囲して電気的に接続するシールド線カシメ部122と、同軸ケーブルの外皮をカシメ包囲する外皮カシメ部124を有する。外蓋部108は、同軸ケーブルと接続する際に筒状部102との接続部分である屈曲部116で屈曲し、同軸ケーブル上を覆う。
筒保護蓋118は、両端に屈曲時において下方に屈曲する側部126を有している。また、屈曲部116が屈曲する際に、内側となる面にエンボス加工等により突状部128が形成されている。突状部128は、外蓋部108が閉じられたときに、絶縁体200の嵌合部202の上面に当たることで、嵌合部202を筒状部102にしっかりと押し込んで固定することができる。二つの側部126の内面同士の距離は、筒状部102の外径と同じか若しくはそれより大きい。
導体保護蓋119の固定部120は、延長部130を有し、屈曲部116が屈曲した後に、延長部130は、支持腕部106の外面に接し、さらに延長部130は内側に折り曲げられて支持腕部106の下方に回り込むように成形される。
シールド線カシメ部122は、側部132を有し、屈曲部116が屈曲した後に、同軸ケーブルのシールド線をカシメ包囲して電気的に接続する。また、内側となる面にエンボス加工により突状部134が形成されているので、カシメ包囲後は同軸ケーブルが延伸方向に引っ張られても、同軸ケーブルがコネクタから抜けにくくなっている。
外皮カシメ部124も、側部136を有し、屈曲部116が屈曲した後に、同軸ケーブルの外皮をカシメ包囲する。また、内側となる面にエンボス加工により突状部138が形成されているので、カシメ包囲後は同軸ケーブルが延伸方向に引っ張られても、同軸ケーブルがコネクタから抜けにくくなるようにしている。
絶縁体200は、絶縁材料をモールド成形して作られる。該絶縁材料として、例えば、リキッドクリスタルポリマー(LCP、液晶ポリマー)樹脂等にガラス繊維、炭素繊維やマイカ等のフィラーが充填された材料などの耐熱性があり柔軟性のある材料が用いられる。絶縁体200は、大きく分けて、略円柱状の嵌合部202と、嵌合部202から半径外方の同軸ケーブルの延出方向に延びる、導体支持部204とから構成される。説明を簡単にするために、同軸ケーブルの延出方向の直線上において、嵌合部202の方向を先(先端、先方)とし、導体支持部204の方向を後(後端、後方)とする。
絶縁体200は、嵌合部202と導体支持部204との間の境界部分に位置し、上方に延出する中蓋部206を有している。中蓋部206は、付け根部分で屈曲して外蓋部108と同じ方向に閉じることができる。図1に示される一実施形態では、端子300の曲面部316に対応させて中蓋部206の付け根部分の厚さを薄くして、付け根部分から屈曲し易くするために、その内面(押圧面)に斜面を設けている。なお、中蓋部206の付け根部分の厚さを薄くする斜面は外面にも設けることができる。
また、中蓋部206は、嵌合部202の嵌合方向の中心軸よりも導体支持部204側(すなわち後方)に位置すれば良く、図1に示される一実施形態では、嵌合部202と導体支持部204とのほぼ境界上(略円柱状の嵌合部202の上側縁端)に中蓋部206が設けられている。
中蓋部206が開いた状態では、少なくとも端子300の結線部302と曲面部316が露出している。中蓋部206を閉じた際に、同軸ケーブルの中心導体を中蓋部206の内面(押圧面)と結線部302の上面(結線面)で挟み込んで結線するので、中心導体を結線部302に半田付けする必要はないが、中蓋部206と結線部302の間から中心導体が抜け出ないために、結線部302の結線面及び/或いは中蓋部206の内面を凹凸に加工することができる。
絶縁体200の嵌合部202の上方周縁には、嵌合部202の中心軸から径方向の外側に突出する突出部208が形成されている。突出部208は、外部導体100の溝部112に対応した位置に設けられる。それにより、突出部208は、溝部112の溝に保持される。また、導体支持部204の両側の上部側壁から、外側に突出する突出部209が形成され、導体支持部204の両側の下部側壁から、外部に突出する突出部210が形成されている。導体支持部204の側壁に形成される突出部209及び210は、外部導体100の支持腕部106を上下から挟み込むために、外部導体100の溝部113及び114に対応した位置に設けられる。さらに、嵌合部202の嵌合方向の厚さを一部薄くして、係止部212が形成されている。係止部212は、外部導体100の筒状部102の上側縁端を一部切り込んで該切り込み部を内側に折り曲げて形成されるツメ部115の位置に対応する位置に形成される。例えば、図1に示す実施形態では、屈曲部116の近傍にツメ部115を備えているので、係止部212は、嵌合部202の先端側(外蓋部108側)付近に形成される。嵌合部202の先端側の上面を凹状に加工して、嵌合部202の高さよりも低い係止部212が設けられる。
後述する図4を参照すると、端子300は、一端に結線部302、もう一端に接触部304を備え、さらに、結線部302と接触部304との間にはそれらをつなぐブリッジ部308を備えている。端子300の形状は、ブリッジ部308に対して下方に結線部302、接触部304が配された横コ字形状とすることができる。また、端子300は、絶縁体200に一体成形されており、結線部302は上方が開放され、接触部304は下方が開放され、ブリッジ部308は絶縁体200によって上下から挟み込まれて保持される。接触部304の上側縁端及びブリッジ部308の上面は、それぞれ絶縁体200に覆われて、外部導体100の外蓋部108との絶縁状態を保つことができる。
図2は、絶縁体200を外部導体100に嵌め込んだ後の本発明の一実施形態の同軸ケーブルコネクタの図である。当該同軸ケーブルコネクタは、以下のように組み立てられる。まず、絶縁体200の嵌合部202を外部導体100の筒状部102に収容しつつ、絶縁体200の突出部208、209、210を、外部導体100の溝部112、113、114の溝に入れる(又は、嵌め込む)ことで、絶縁体200が外部導体100に収容される。なお、絶縁体200には、端子300が一体成形により予め組み込まれている。
次に、端子300の結線部302に同軸ケーブルの中心導線を配置する。同軸ケーブルについては、ストリッパ等を用いて3段剥き加工され、同軸ケーブルの先端から中心導体C1、誘電体C2、シールド線C3、外皮C4の順で露出したものが使用される(図3又は図4参照)。その後、外蓋部108を屈曲して蓋を閉じる際に、導体保護蓋119の内側の面(内面)は、絶縁体200から上方に延出した中蓋部206の表面頂上部に接触して、中蓋部206は、導体保護蓋119の内面から押圧力を受けて、外蓋部108と共に閉じられる。外蓋部108が閉じられたとき、筒保護蓋118は、絶縁体200の嵌合部202を覆い、導体保護蓋119は絶縁体200の導体支持部204を覆うことができる。
外部導体100の外蓋部108(特に、筒保護蓋118)が筒状部102及びそこに収容された絶縁体200の嵌合部202を覆うように倒される際に、その屈曲部116を屈曲させる。その際に、外部導体100における筒保護蓋118によって、絶縁体200の中蓋部206の外面に押圧力が印加される。そして、中蓋部206は、該押圧力を受けて、中蓋部206の内面(すなわち、押圧面)と、端子300の結線部302の上面(すなわち、中心導体C1を結線するための結線面)との間で同軸ケーブルの中心導体C1を挟圧する。
その後、固定部120によって、支持腕部106を包囲して、外蓋部108が開かないように、延長部130が支持腕部106の下方に回り込むように成形され、外蓋部108の位置を固定する。さらに、シールド線カシメ部122によってシールド線C3をカシメ包囲して、シールド線C3と外部導体100の電気的接続を確保する。また、外皮カシメ部124によって外皮C4をカシメ包囲して、同軸ケーブルがコネクタから外れないように固定する。中心導体C1は挟圧され、シールド線C3及び外皮C4は、カシメ包囲されて変形するが、誘電体C2は、形状が大きく変形する程に挟圧されることもカシメ包囲されることもなく、同軸ケーブルがコネクタに固定された状態であっても変形することがない。従って、コネクタ接続時のケーブルのインピーダンス等の電気的特性の変化が少ない。
以上の手順に従って組み立てられた同軸ケーブルコネクタの外観を図3に示す。同軸ケーブルコネクタ400は、基板等に設置された基板用同軸コネクタ500に嵌め込まれる。基板用同軸コネクタ500は、中心端子502と、外部導体504と、絶縁体508から構成され、外部導体504は筒状部506を有する。
図4に図3のA−A切断面及びB−B切断面における断面図を示す。図4(a)は、同軸ケーブルコネクタ400が基板用同軸コネクタ500に接続される前の状態を示す。中蓋部206の内面(押圧面)と端子300の結線部302の上面(結線面)によって、中心導体C1を挟圧し、端子300と中心導体C1の電気的接続を確保できる。結線部302の凹凸に加工された結線面によって、中心導体C1に咬合するので、中心導体C1が端子300から離れたり抜けたりすることを防止できる。そのため、半田付けによって中心導体C1を端子に固定する必要がない。
図4(b)は、同軸ケーブルコネクタ400が基板用同軸コネクタ500に接続された状態を示す。同軸ケーブルコネクタ400の端子300の接触部304が、基板用同軸コネクタ500の中心から露出した中心端子502に嵌め合わされ、同軸ケーブルコネクタ400の外部導体100の筒状部102が、基板用同軸コネクタ500の外部導体504の筒状部506に嵌め合わされて、電気的接続を確保することができる。
外部導体504の筒状部506の外周に設けられた凹状の係合部507は、同軸ケーブルコネクタ400を構成する外部導体100の筒状部102内周突起を嵌め込み、同軸ケーブルコネクタ400を基板用同軸コネクタ500に嵌合することができる。その際に、筒状部506の内側に、同軸ケーブルコネクタ400を構成する絶縁体200の嵌合部202及び端子300の接触部304が収容される。このように筒状部506の内側は、絶縁体200の嵌合部202及び端子300の接触部304を収容可能な空間として機能することができる。
基板用同軸コネクタ500は、同軸ケーブルコネクタ400の端子300の接触部304と嵌合して電気的に接続される接触部501を有する中心端子502を備える。図4及び後述する図6を参照すると、本発明の一実施形態に係る中心端子502の接触部501は、嵌合方向に延びる円柱状の形状である。なお、接触部501の形状は、同軸ケーブルコネクタ400側の接触部304の形状に応じて、適宜変更することができる。
また、中心端子502は、接触部501の根元部分から、嵌合方向に対して直角な径方向(水平方向)に拡がる円板部503を有する。円板部503の自由端には、基板と接続するための接続部514が設けられる。円板部503の周縁は、絶縁体508によって保持される。
図4及び後述する図6からも明らかなように、本発明に係る基板用同軸コネクタ500の円柱状の接触部501の周囲は、絶縁体508で覆われずに、接触部501の側面からほぼ一定間隔の空間の露出部509を形成する。露出部509は、接触部501の根元部分周辺の円板部503の少なくとも一部上面を露出させる。筒状部506の内側は、絶縁体508が充填され、その内側の絶縁体508(内側絶縁体517)は、平面部518及び凸状の突出部である凸部519を形成する。より具体的には、接触部501周囲の露出部509の外側に、接触部501の高さと同じ又はそれよりも低い凸部519が形成され、さらに、凸部519の外側に、平面部518が形成されている。なお、露出部509、平面部518及び凸部519の形状、高さ、幅等は、同軸ケーブルコネクタ400を構成する嵌合部202及び接触部304の形状、高さ、幅等に応じて適宜変更することができる。例えば、凸部519の高さを平面部518の高さと同じにして、凸部519を設けないこともできる。
同軸ケーブルコネクタ400を基板用同軸コネクタ500に接続する際に、筒状部506の内部の空間は、同軸ケーブルコネクタ400を構成する絶縁体200の嵌合部202及び端子300の接触部304を収容するための収容空間である。同軸ケーブルコネクタ側の接触部304は、基板用同軸コネクタ500側の接触部501周囲の空間の露出部509に十分に挿入することができる。平面部518は、同軸ケーブルコネクタ400を構成する絶縁体200の嵌合部202における側壁216の頂上面と当接可能とすることで、同軸ケーブルコネクタ400の過進入(すなわち、接続の際に、同軸ケーブルコネクタ400が基板用同軸コネクタ500に進入し過ぎること)を規制するストッパーとして機能させることができる。つまり、平面部518の上面を露出部509から一部露出した接触部501の根元部分周辺の円板部503の上面よりも高い位置に設けることで、コネクタ同士の接続の際に、平面部518により適度に過進入を防ぎつつ、同軸ケーブルコネクタ400側の接触部304を、基板用同軸コネクタ500側の接触部501周囲の露出部509に挿入することができる。
図4(b)及び図6(b)を参照すると、同軸ケーブルコネクタ400が基板用同軸コネクタ500に接続された状態において、それぞれの部材の高さの関係は、次のとおりである。最も低い位置の基準を円板部503の上縁とすると、その上縁よりも高い位置に絶縁体200の延出部分(外側絶縁体520)の上面がある。外側絶縁体520の上面と同じ高さに、又は、それよりも高い位置に、外部導体504の延出部分(実装部510)の上面がある。実装部510の上面よりも、高い位置に平面部518があり、さらに、平面部518よりも高い位置に凸部519がある。コネクタの接続時には、凸部519の上方に嵌合部202の平面領域214の表面があり、平面領域214の表面よりも高い位置に筒状部506の上端がある。
図5は、本発明の一実施形態に係る絶縁体200から露出した端子300の接触部304を示す図である。端子300は、一体成形により絶縁体200に埋め込まれ、接触部304が、図6に示すように露出した状態で形成される。接触部304の周囲を取り囲むように、絶縁材料で平面領域214が形成され、平面領域214を取り囲むように、絶縁材料で側壁216が形成される。平面領域214は、接触部304の周囲を取り囲むことで、接触部304の嵌合側とは反対側の端縁の拡がりを抑えることができ、基板用同軸コネクタ500の中心端子502が接触部304に挿入されたときに、中心端子502を挟み込むのに十分な狭圧力を確保することができる。
図6は、基板用同軸コネクタ500の外観を示し、図6(a)は、基板用同軸コネクタ500に絶縁体を形成する前の状態を示し、図6(b)は、基板用同軸コネクタ500に絶縁体を形成した後の状態を示す。図6(a)に示されるように、基板用同軸コネクタ500は、中心端子502と、外部導体504とから構成される。外部導体504は、りん青銅などの導電性材料の金属板を打ち抜き、折り曲げなどの加工をして作られる。外部導体504の開口部分は、略円筒状となるように丸められて筒状部506を構成し、筒状部506には、同軸ケーブルコネクタ400を構成する外部導体100の筒状部102内周に設けられた凸状の突起部を係合するための凹状の係合部507を設けることができる。なお、係合部507の形状は、同軸ケーブルコネクタ400側の筒状部102内周の形状に合わせて変更することができる。筒状部506は、円筒の中心を通る直線上で、円筒の下側縁端2箇所に溝を設けて形成される間隙516を有する。
筒状部506の下側縁端にある間隙516を隔てて、筒状部506の嵌合方向に対して垂直に、筒状部506の下側縁端から、基板に実装する際に用いられる実装部510が延出する。実装部510は、間隙516を挟んで、それぞれ反対方向に延出する。延出した実装部510の中央及び筒状部506の中心を通る直線の方向を実装部510の延出方向とする。実装部510の延出方向に対して直角な方向(間隙516の中央及び筒状部506の中心を通る直線の方向)を実装部510の幅方向とする。実装部510が延出する範囲は、筒状部506を上から見たときに、筒状部506の円周を取り囲む略正方形の範囲とすることができる。また、実装部510の幅方向の長さは、筒状部506の下側外縁の直径にほぼ等しくすることができる。
実装部510の幅方向のそれぞれの端部の端縁から、実装部510よりも低背な低背実装部512が延出する。低背実装部512の高さは、実装部510の高さよりも低く、低くなった部分(つまり、低背実装部512の上面)は、後述するように外側絶縁体520で覆われることになる。低背実装部512は、実装部510の幅方向に延出し、それぞれ同じ長さとすることができる。
中心端子502は、円柱状の接触部501と該接触部501の根元部分から全周方向に広がり、絶縁体により縁端が保持される円板部503、該円板部503から周方向の一部で前記間隙516に延出した接続部514が設けられる。中心端子502の接続部514の自由端を除く部分は外部導体504の筒状部506の内側に収容される。接続部514は、筒状部506の下側縁端の一方の間隙516から筒状部506の外側に出るように配置される。
接触部501の根元部分、円板部503及び接続部514の裏面(すなわち、中心端子502の裏面)と、実装部510及び低背実装部512の裏面(すなわち、外部導体504の裏面)は、基板用同軸コネクタ500の裏面として露出している。基板用同軸コネクタ500の実装の際に、接続部514は、露出されている裏面にて基板と電気的に接続される。
図6(b)には、絶縁体508が中心端子502及び外部導体504と一体成形されることにより、組み立てられた基板用同軸コネクタ500の外観を示す。説明を簡単にするために、筒状部506の内側にある絶縁体508を内側絶縁体517とし、筒状部506の外側にある絶縁体508を外側絶縁体520とする。本発明の一実施形態に係る基板用同軸コネクタ500は、嵌合中心軸から周方向外側に向かう順に、接触部501を有する中心端子502、中心端子502の周囲を覆う内側絶縁体517、接触部501及び内側絶縁体517を内部に収容する筒状部506、筒状部506の下側縁端から嵌合方向に対して直角に延出する延出部から構成される。延出部は、実装部510、外側絶縁体520、低背実装部512から構成される。
内側絶縁体517は、筒状部506の内壁に沿って平面状に形成された平面部518と、中心端子502の接触部501と該接触部501の根元部分周辺の円板部の一部上面を露出させる露出部509と、該露出部509の周囲を取り囲むように凸状に形成される凸部519を有する。このように形成することで、内側絶縁体517の凸部519によって、露出した中心端子502を保護することができる。また、中心端子502の接触部501を露出させたことにより、同軸ケーブルコネクタ400の絶縁体200から露出した接触部304との接触面積を確保することができる。
従来の同軸ケーブルコネクタ(例えば、特許文献1(特に、図1))では、中心端子の底面は絶縁体によって覆われており、同軸ケーブルコネクタの端子を基板用同軸コネクタの中心端子に嵌合して固定するためには、中心端子周囲の絶縁体の厚みに加えて、さらに十分な距離を確保しなければならず、同軸ケーブルコネクタの低背化の妨げとなっていた。本発明に係る同軸ケーブルコネクタ400及び基板用同軸コネクタ500の構造は、中心端子502周囲の絶縁体のない空間である露出部509に、同軸ケーブルコネクタ400の接触部304が挿入されるので、従来の問題を解消してより低背化した同軸ケーブルコネクタを実現することができる。
外側絶縁体520は、低背実装部512の上面及びその両側の側面(間隙516側の側面及びその反対側の側面)を覆うように形成される。低背実装部512の延出方向(つまり、実装部510の幅方向)の先端部分の面は、外側絶縁体520に覆われないようにすることができる。すなわち、低背実装部512の延出方向の長さと外側絶縁体520の延出方向(実装部510の幅方向)の長さを同じ又はほぼ同じすることができる。
また、外側絶縁体520の高さは、実装部510の高さと同じ又は低くすることができる。低背実装部512の上面を覆う外側絶縁体520と低背実装部512とを合わせた高さも、実装部510の高さと同じ又は低くすることができる。このように、外側絶縁体520の高さ(すなわち、厚さ)又は低背実装部512の高さと低背実装部512を被覆する外側絶縁体520の高さを合わせた高さ(厚さ)と、実装部510の高さ(厚さ)を同じ以下にすることで、同軸ケーブルコネクタの外部導体からの意図しない押圧力を受けて絶縁体が破損することを予め防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る基板用同軸コネクタは、図4(a)、(b)に示されるように中心導体の周囲に内側絶縁体の平面部よりも低い露出空間を設けたので同軸ケーブルコネクタとの嵌合時の高さを低くできる。また、図6(a)に示されるように、筒状部506の下側縁端に溝を設けて形成される間隙516と、実装部510の幅方向の端部からそれぞれ延出される低背実装部512と用いて、図6(b)に示されるように、筒状部506の下側縁端の間隙516を埋めて低背実装部512の上面及び両側側面を覆うように絶縁体508を一体成形することで、筒状部506の下側縁端と低背実装部512の上面で絶縁体508が挟み込まれるように係止されて、外部導体504と絶縁体508との上下方向(嵌合方向)の結合を強力に維持することができる。また、筒状部506の下側縁端に形成される溝に絶縁体508を充填して間隙516を埋めて、低背実装部512の両側側面を覆うように一体成形しているので、横方向(水平方向)の結合も強力に維持することができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
同軸ケーブルコネクタ及び基板用同軸コネクタなどの電気コネクタには、様々な用途があり、例えば、情報通信機器産業及び自動車産業など幅広い産業分野において、情報機器や電子機器の内部配線等に利用することができる。
100 外部導体
102 筒状部
104 間隙
106 支持腕部
108 外蓋部
110 突状座部
112,113,114 溝部
115 ツメ部
116 屈曲部
118 筒保護蓋
119 導体保護蓋
120 固定部
122 シールド線カシメ部
124 外皮カシメ部
128,134,138 突状部
126,136 側部
130 延長部
200 絶縁体
202 嵌合部
204 導体支持部
206 中蓋部
208,209,210 突出部
212 係止部
214 平面領域
216 側壁
300 端子
302 結線部
304 接触部
308 ブリッジ部
316 曲面部
400 同軸ケーブルコネクタ
500 基板用同軸コネクタ
501 接触部
502 中心端子
503 円板部
504 外部導体
506 筒状部
507 係合部
508 絶縁体
509 露出部
510 実装部
512 低背実装部
514 接続部
516 間隙
517 内側絶縁体
518 平面部
519 凸部
520 外側絶縁体
C1 中心導体
C2 誘電体
C3 シールド線
C4 外皮

Claims (10)

  1. 中心端子と、該中心端子を内部に収める外部導体と、該外部導体と前記中心端子を離間して保持する絶縁体とを備える基板用同軸コネクタにおいて、
    前記中心端子は、同軸ケーブルコネクタと接触する接触部と、該接触部の根元部分から径方向に延びる円板部と、該円板部の自由端に設けられる接続部とを有し、
    前記外部導体は、同軸ケーブルコネクタと嵌合するための筒状部と、該筒状部の下側縁端から嵌合方向に対して垂直に延出する延出部とを有し、
    前記嵌合部は、外壁に前記同軸ケーブルコネクタの外部導体を係合する係合部を有し、
    前記筒状部の内部の前記絶縁体は、前記同軸ケーブルコネクタの前記基板用同軸コネクタへの過進入を規制可能な平面部と、前記接触部の根元部分周辺の前記円板部の一部上面を露出させる露出部とを有し、
    前記中心端子の裏面及び前記外部導体の前記延出部の裏面は、前記基板用同軸コネクタの裏面として露出していること
    を特徴とする基板用同軸コネクタ。
  2. 前記平面部の上面は、前記延出部の上面よりも高い位置にあり、前記延出部の上面は、前記露出部から露出した前記接触部の根元部分周辺の前記円板部の一部上面よりも高い位置にあること
    を特徴とする請求項1に記載の基板用同軸コネクタ。
  3. 前記露出部と前記平面部の境界に、凸状の突出部を有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の基板用同軸コネクタ。
  4. 前記延出部は、前記筒状部の下側縁端から嵌合方向に対して垂直に延出する実装部と、該実装部の端縁から延出する該実装部よりも低背な低背実装部と、該低背実装部の少なくとも上面を覆う絶縁体とから構成されること
    を特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の基板用同軸コネクタ。
  5. 前記絶縁体により上面を覆われた前記低背実装部の高さ寸法は、前記実装部の高さ寸法以下であること
    を特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の基板用同軸コネクタ。
  6. 中心端子と、該中心端子を内部に収めるための外部導体と、該外部導体と前記中心端子を離間して保持するための絶縁体とを備える基板用同軸コネクタにおいて、
    前記中心端子は、同軸ケーブルコネクタと接触する接触部と、基板に接続する接続部とを有し、
    前記外部導体は、前記同軸ケーブルコネクタと嵌合するための筒状部と、基板に実装するための平面状の実装部とを有し、
    前記実装部は、嵌合方向に対して垂直に前記筒状部の下側縁端から延出し、
    前記実装部は、少なくとも1箇所に間隙を有し、該隙間にて前記中心端子の前記接続部を嵌合方向に対して垂直方向に延出可能とし、
    前記実装部は、該実装部の端縁から該実装部よりも低背な低背実装部を延出させ、
    前記絶縁体は、前記筒状部の前記間隙を埋めて、前記接続部を覆うと共に、前記低背実装部を覆うように成形されること
    を特徴とする基板用同軸コネクタ。
  7. 前記絶縁体により上面を覆われた前記低背実装部の高さ寸法は、前記実装部の高さ寸法以下であること
    を特徴とする請求項6に記載の基板用同軸コネクタ。
  8. 前記低背実装部は、前記実装部の前記間隙側の両端から延出されること
    を特徴とする請求項7に記載の基板用同軸コネクタ。
  9. 前記実装部は、前記間隙を隔てて前記筒状部の下側縁端からそれぞれ反対方向に延出すること
    を特徴とする請求項6に記載の基板用同軸コネクタ。
  10. 前記実装部の幅方向を前記間隙の一方から他方を結ぶ方向とし、
    前記実装部の幅方向の一端からもう一端までの距離は、筒状部の下側外縁の直径に等しいこと
    を特徴とする請求項6に記載の基板用同軸コネクタ。
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