JP2015014754A - プラズマチューブアレイ型表示装置 - Google Patents

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仁 平川
濱剛 郭
Bingang Guo
濱剛 郭
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Terukazu Kosako
照和 小迫
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Hajime Tanaka
肇 田中
耕治 四戸
Koji Shinohe
耕治 四戸
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Abstract

【課題】表示品位の優れた大型表示装置を提供する。【解決手段】複数のプラズマチューブを並べて構成した表示サブモジュールを複数個プラズマチューブの長手方向に互いの隣接側端部を重ねて配置した構成を有する大画面表示装置において、各表示サブモジュールはプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる複数の表示電極対を有し、各表示電極対によって各プラズマチューブの長手方向に配列される表示セルが構成され、前記各プラズマチューブはそれぞれ当該プラズマチューブを構成するガラス管自身の端部を溶融して封止された透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールの他方に隣接する側の最外端の表示セルを構成する最外端表示電極の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部の少くとも一部を重ねて配置したことを特徴とするプラズマチューブアレイ型表示装置。【選択図】図11

Description

この発明は、プラズマチューブアレイ(PTA)を用いた大型表示装置に関する。
直径約1mmのガラスチューブ内に蛍光体層を形成し、放電ガスを封入して両端を封止したガス放電管は、プラズマチューブと呼ばれる。このようなプラズマチューブを多数整列し、前面にプラズマチューブと直交する方向に透光性のある複数の表示電極対を形成し、背面にプラズマチューブと並行にアドレス電極を形成した表示フィルムが、プラズマチューブアレイ(PTA)と呼ばれている。そして、PTAでは、表示電極対の一方とデータ電極にアドレス電圧を印加して選択放電を発生させたのち、表示電極対に動作電圧を印加すると表示放電が発生する。そして、その表示放電によって生成された真空紫外線が蛍光体を励起し、蛍光体から放射された可視光の表示が得られるようになっている。
従って、PTAを用いる表示装置では、原理的にはプラズマチューブの長さと並べる本数でそのディスプレイサイズを決定することができる。
しかし、1枚の表示フィルムとしてあまり大きな画面サイズのPTAを作ると、工場から設置現場までの運搬,搬入が困難となる。そこで小形サイズのPTA表示サブモジュールを製作し、薄型・軽量の特徴を活かして、現場で組立てて接続するモジュール接続構造を採用している。
基本的にはPTA表示サブモジュール(以下、表示サブモジュールという)は、1m×1m程度の画面サイズを有する。この表示サブモジュールを用いれば、様々な画面サイズの大型表示装置セットを構成できる。たとえば、6面の表示サブモジュールを用いて横3面×縦2面に配置すれば、3m×2mの画面サイズとなる。
ただし、この場合、6枚の表示フィルム画面が一つの連続した表示画面を持った表示装置とみなされるためには、表示サブモジュール間の接続部分(目地)が見えないようにする必要がある。
そこで、この接続部分の幅を最小限にするため、プラズマチューブの端部を低融点ガラスの封止材で平坦に封止し、長手方向に隣接する表示サブモジュールの端部同士を突き合わせることで実現しようとするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また上下の表示サブサブモジュールの隣接端部を重ね合わせることにより更に目地を目立たなくする構成も提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−164635号公報 特開2009−282066号公報
しかしながら、PTAを用いる大型表示装置の場合、表示サブモジュールの端部同士を突き合わせることは、ガラスチューブの先端同士が擦り合うことになり、ガラス管に傷がつき、ガラス管が破損されやすくなるほか、目地の幅を封止部の幅の2倍以下にすることは不可能である。
また特許文献2に開示されたようなプラズマチューブの封止端同士を重ねた構成においても、封止部を含めた隣接サブモジュール間の非表示領域と、表示電極対間の非表示領域との間に、反射率や透過率などの光学的な違いや、寸法上の違いが生じ、重ね合わせ部分(目地)において、画面を横切る黒い線が形成され、表示品位を低下させるという問題がある。従って、隣接表示サブモジュール間の目地の最小化には一層の改善が望まれている。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、複数の表示サブモジュールを組み合わせて構成する表示装置において、隣接する表示サブモジュール間の接続部における表示品位を低下させることのないプラズマチューブアレイ型表示装置を提供するものである。
簡単に述べるとこの発明は、表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの封止端部を透明(透光性)な構成とし、プラズマチューブアレイの長手方向に隣接する表示サブモジュールの透明封止端部同士を重ねて配置することにより、下側となる表示サブモジュールの最外端セルの発光を上側となる表示サブモジュールの透明封止端部を通して表示し、組み合わせ画面上において、隣接する表示サブモジュールの接続部が不連続性を生じないようにする考えを骨子とするものである。
更に具体的に述べるとこの発明は、複数のプラズマチューブを並べて構成した表示サブモジュールを複数個プラズマチューブの長手方向に互いの隣接側端部を重ねて配置した構成を有する大画面表示装置において、各表示サブモジュールはプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる複数の表示電極対を有し、各表示電極対によって各プラズマチューブの長手方向に配列される表示セルが構成され、前記各プラズマチューブはそれぞれ当該プラズマチューブを構成するガラス管自身の端部を溶融して封止された透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールの他方に隣接する側の最外端の表示セルを構成する最外端表示電極の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部の少くとも一部を重ねて配置したことを特徴とするプラズマチューブアレイ型表示装置を提供するものである。
この発明によれば、プラズマチューブが透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールの最外端表示電極の上に、他方の透光性封止端部の少くとも一部が重ねられ、下側の最外端表示電極のセルから発生した表示光が上側の透光性封止端部を通過するので、プラズマチューブの封止端部による接続部(目地)での表示の不連続性(黒い線)の発生が防止される。
この発明に係るPTAの構成説明図である。 この発明に係るPTA表示サブモジュールの電気回路を示すブロック図である。 この発明に係るPTA表示サブモジュールの表示フレームの構成説明図である。 この発明に係るPTA表示サブモジュールの正面図である。 図4のA−A矢視断面図である。 図4のB−B矢視断面図である。 この発明に係るプラズマチューブの部分切欠き正面図である。 この発明に係るPTA装置の正面図である。 図8のC−C矢視断面図である。 図8のD−D矢視断面図である。 図9の要部拡大図である。 図10のE部拡大図である。 図11に示すプラズマチューブの配置説明図である。
この発明によるプラズマチューブアレイ型表示装置は、複数のプラズマチューブを並べて構成した表示サブモジュールを複数個プラズマチューブの長手方向に互いの隣接側端部を重ねて配置した構成を有する大画面表示装置において、各表示サブモジュールはプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる複数の表示電極対を有し、各表示電極対によって各プラズマチューブの長手方向に配列される表示セルが構成され、前記各プラズマチューブはそれぞれ当該プラズマチューブを構成するガラス管自身の端部を溶融して封止された透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールの他方の表示サブモジュールに隣接する側の最外端の表示セルを構成する最外端表示電極の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部の少くとも一部を重ねて配置したことを特徴とする。
各表示サブモジュールは、各プラズマチューブの長手方向に配列される表示セル間に非表示領域を備え、前記一方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示セルを構成する最外端表示電極と、他方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示セルを構成する最外端表示電極との平面視間隔が前記非表示領域の幅と略等しくなるように隣接する透光性封止端部を重ねて配置することが好ましい。
また、別の観点から、この発明は、複数のプラズマチューブを並べて構成した表示サブモジュールを複数個プラズマチューブの長手方向に互いの隣接側端部を上下に重ねて配置した構成を有する大画面表示装置において、前記各プラズマチューブはそれぞれ透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部を重ねて配置し、各表示サブモジュールは、それぞれプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる走査電極(Y)と維持電極(X)とから成る複数の表示電極対を有し、一方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示電極と、他方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示電極とが共に維持電極(X)であることを特徴とするプラズマチューブアレイ型表示装置を提供するものである。
各プラズマチューブは長手方向に沿って延びるアドレス電極を有し、上側に位置する表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの前記アドレス電極は、最外端セルを構成する表示電極対の走査電極(Y)と対向する位置で終端していてもよい。この構成により下側に位置する表示サブモジュールの最外端セルの発光が上側に位置する表示サブモジュールのアドレス電極で遮られることなく表示面側から放射されることになる。
前記一方の表示サブモジュールと他方の表示サブモジュールとが共通の支持基板上にプラズマチューブの長手方向を180度反転した形で配置された同じ構成の表示サブモジュールからなってもよい。
前記一方の表示サブモジュールと他方の表示サブモジュールは、プラズマチューブの配列が、半ピッチずれた位置関係を持って透光性封止端部が重ねられていてもよい。
また、別の観点から、この発明は、複数のプラズマチューブを並べて構成した複数個の表示サブモジュールをプラズマチューブの長手方向には互いの隣接側端部を重ねて配置するとともに、プラズマチューブと直行する方向には最外端のプラズマチューブ同士が隣接するように配置した構成を有する大画面表示装置において、前記各プラズマチューブはそれぞれ透光性封止部を有し、プラズマチューブの長手方向に隣接する表示サブモジュール同士は、一方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止部の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止部を重ねて配置し、プラズマチューブと直行する方向に隣接する表示サブモジュール同士は、隣接する一方の表示サブモジュールの最外端プラズマチューブに他方の表示サブモジュールの最外端プラズマチューブが段差をもって隣接するように配置されてなることを特徴とするプラズマチューブアレイ型大型表示装置を提供するものである。
前記各表示サブモジュールは、それぞれプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる複数の透光性表示電極対を有し、プラズマチューブと直行する方向に段差を持って隣接する上側の表示サブモジュールの表示電極対は、下側の表示サブモジュールの最外端プラズマチューブからの発光を透過するように上側の表示サブモジュールの裏側に折り返されてもよい。
以下、図面に示す実施形態を用いてこの発明を詳述する。
プラズマチューブアレイ(PTA)の基本構成
図1は、この発明に係るPTA10の基本構成を示す要部斜視図である。図1において、PTA10は、互いに平行に配置されたプラズマチューブ11、透明な前面側支持基板31、透明または不透明な背面側支持基板32、複数の表示電極対U,複数のアドレス電極3を備える。
図1において、各電極対Uは2本の表示電極2からなり、Xは2本の表示電極2のうちの維持電極を示し、Yは2本の表示電極2のうちの走査電極を示している。これらの表示電極2は、表示光を透過するよう支持基板31の上に金属のメッシュパターンで形成されている。支持基板31および32は、例えば厚さ0.5mm〜0.05mmの可撓性のPETフィルムで作られている。
プラズマチューブ11の内部の背面側には、赤、緑、青(R、G、B)の蛍光体層41R,41G,41Bがそれぞれ形成され、放電ガスが導入されて、両端が封止されている。蛍光体層41はチューブの内面に直接形成されるほか、蛍光体層を支持したボートの形でチューブの中に挿入される場合もある。
アドレス電極3は、背面側支持基板32の前面すなわち内面上に形成され、プラズマチューブ11の長手方向に沿って設けられている。隣接するアドレス電極3のピッチPは、プラズマチューブ11の標準配列ピッチPと同じであり、0.3〜1.5mmである。複数の表示電極対Uは、前面側支持基板31の背面すなわち内面上に前述のようなメッシュパターンで平行に形成され、プラズマチューブ11およびアドレス電極3と直角に交差する方向に配置されている。
XおよびY電極の幅は例えば0.95mmであり、各表示電極対UにおけるX,Y電極の間隔は例えば0.4mmである。表示電極対Uと隣の表示電極対Uとの間には、帯状の非表示領域つまり非放電ギャップが確保され、その幅Wは例えば0.90mmである。この結果、プラズマチューブ表示セル間のピッチは3.20mmとなる。
また、アドレス電極3と表示電極2は、PTA10の組み立て時に扁平楕円の断面形状を有するプラズマチューブ11の下側の外周面部分と上側の外周面部分にそれぞれ密着するように接触させる。その密着性を良くするために、それぞれの電極とプラズマ・チューブ面との間に接着剤を介在させて両者を接着してもよい。
このPTA10を正面から平面的にみた場合、アドレス電極3と表示電極対Uとの交差部が単位発光領域(表示セルまたは放電セル)となる。表示は、走査電極Yとアドレス電極3との交差部で選択放電を発生させて単位発光領域を選択し、その放電により当該領域の管内面に形成された壁電荷を利用して、表示電極対Uで表示放電を発生させ、単位発光領域の蛍光体層を発光させることによって行う。
選択放電は、走査電極であるY電極とアドレス電極3との間のプラズマチューブ11内で発生される対向放電である。表示放電は、平面上に平行に配置された各対の維持電極Xと走査電極Yとの間のプラズマチューブ11内で発生される面放電である。
表示サブモジュールの構成
図2はPTA10(図1)を用いた表示サブモジュール100の電気回路を示すブロック図である。図2に示すように、維持電極X1〜Xnには第1駆動回路101からコネクタ101aを介して駆動電圧が印加される。走査電極Y1〜Ynには第2駆動回路102からコネクタ102aを介して駆動電圧が印加される。そして、アドレス電極A1〜Amには第3駆動回路103からコネクタ103aを介してアドレス電圧が印加されるようになっている。
図3は、表示画像のフレームの構成を示す。一般的なTV表示と同様1秒間に60フレームの表示動作が行われ、図3では最初の2フレームが模式的に示されている。階調表示のために1フレームは複数のサブフィールドSF1〜SFnを備え、各サブフィールドにおいて後述のリセット、アドレス、および表示などの動作が行われるように各電極に第1,第2,第3駆動回路101,102,103から電圧が印加される。
サブフィールドSF1〜SFnは、図3に示すように、それぞれのサブフィールド画面を構成する全ての表示セルの電荷を一様化させるリセット期間RPと、単位発光領域を選択するために所定の単位発光領域、つまり表示セルにアドレス放電を発生させて壁電荷を蓄積するアドレス期間APと、蓄積された壁電荷を利用して表示セルにおける放電を維持して表示する表示(サステイン)期間SPとからなる。
リセット期間RPにおけるリセット動作では、対応する維持電極Xおよび走査電極Y間にリセットパルスを印加し、各表示セルに壁電荷を消去させる放電を発生させる。アドレス期間APにおけるアドレス動作では、スキャンパルスを対応する走査電極Yに順次印加する。
それと共に、このスキャンパルスに同期させて発光させるべき表示セルに対応したアドレス電極Aにアドレスパルスを印加して、両電極間の交点で定まるアドレスの表示セルにアドレス放電を発生させ、壁電荷を形成する。
サステイン期間SPにおける表示動作では、サステインパルス(維持電圧)を対をなす維持電極X,走査電極Yに印加して前記壁電荷の形成された単位発光領域の表示セルに維持放電を発生させる。
階調表示は、表示データに応じてサブフレームの表示動作期間SPの長さ(放電回数)を変えることで行っている。例えば、8つのサブフレームにおける放電回数を、1:2:4:8:16:32:64:128の比率にすることで、単位発光領域毎の階調は256段階となり、この単位発光領域が3つ集まることで1画素となるため、1677万(=256*256*256)色のフルカラー表示が可能となる。
図4はPTA10を用いた表示サブモジュール100を示す正面図、図5は図4のA−A矢視断面図、図6は図4のB−B矢視断面図、図7はプラズマチューブの部分切欠き正面図である。
表示サブモジュール100は、図7に示す長さL=1000mm、配列方向となる長径D=1.0mmの扁平楕円断面を有するガラス管で形成されたプラズマチューブ11を800〜900本、ピッチP=1.0〜1.3mmで平行に配列して図4に示す面積1m×1mの表示画面100dを構成している。
平行に配列されたプラズマチューブ11に直行してプラズマチューブ11の表面に設けられた表示電極2(図1)の内、維持電極X1〜Xn(図2)は図4に向って左側に前面側支持基板31(図6)の左端部と共に引出し部33として引き出されコネクタ101aに接続される。
一方、走査電極Y1〜Yn(図2)は図4に向って右側に前面側支持基板31(図6)の右端部と共に引出し部34として引き出されコネクタ102aに接続される。
また、平行に配列されたプラズマチューブ11の長手方向に沿って各プラズマチューブ11の裏面に設けられたアドレス電極3(図5)は、図4に向って上側に背面側支持基板32(図5)の上端部と共に引出し部35として引き出されコネクタ103aに接続される。
なお、表示モジュール100においては、図2および図5に示すようにプラズマチューブ11はその基端(コネクタ103a側)から先端に向って走査電極Y1,Y2,・・・Ynと維持電極X1,X2,・・・Xnが交互に配列される。
また、図2および図5に示すように、アドレス電極3はプラズマチューブの裏面を基端から先端に向って走査電極Yn(最外端表示セルを構成する走査電極)に対向する位置まで延びているが、プラズマチューブ11の最先端までは延びていないという特徴を有する。その理由は後述する。
また、プラズマチューブ11は、扁平楕円の断面形状を有し、図7に示すようにガラス管の両端をガスバーナ等で溶融して封止した若干丸味をおびた平坦な透光性封止端部11aを有する。透光性封止端部11aの幅Sはチューブの直径D(1mm)に対して、0.5〜1.5倍程度である。つまり透明封止端部の幅は1mm以下であり、このような薄い透光性の端部封止は、ガラス管自身の端部を局部的に加熱溶融し、軟化状態の端部を平板治具で密封成形することで実現できる。この点、従来の低融点ガラスで失透シールした不透明な封止端部とは異なる構成を持つ。
プラズマチューブの長手方向に隣接配置する表示サブモジュール間のシームレス化を図る観点からは、プラズマチューブの封止端を透明なガラス自身で封止して透明封止を実現することが重要であり、更に当該封止部11aの幅Sをできるだけ薄くすることが望ましい。封止端部11aの幅を1mm以下、好ましくは0.5〜0.7mm程度にすることで、最外端表示電極とチューブ端との距離を1mm程度に狭めることができる。これにより隣接する表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの隣接端部同士を1〜1.2mm程度重ねることで、接続部における最外端表示電極同士の間隔、すなわち非表示領域の幅Wx(図11)を、表示電極対間の非表示領域の幅Wと実質的に同じにすることができる。このとき一方のプラズマチューブの透明封止端11aは、他方のプラズマチューブの最外端表示電極の一部と平面視重なる関係になる。
大型表示装置
図8は複数の表示サブモジュール100を組み合わせて用いた大型表示装置(以下、PTA装置という)の正面図であり、図9は図8のC−C矢視断面図、図10は図8のD−D矢視断面図である。
これらの図に示すPTA装置200において、6枚の表示サブモジュール100が2行3列のマトリックス状に配列される。
つまり、上下3組の表示サブモジュール100がそれぞれ共通の支持フレーム110の表面に支持されると共に、3つの支持フレーム110の裏面がそれぞれ支持スタンド300a,300b,300cに位置合わせ機構301を介して取付けられている。
ここで、指示フレーム110の表面の下側に支持される表示サブモジュール100Lは、表面の上側に支持される表示サブモジュール100Uのプラズマチューブ11の長手方向を180度反転した形で配置され、上側の表示サブモジュール100Uと同じ構成のものである。また、第1、第2および第3駆動回路101,102および103も、それぞれ対応する支持フレーム110の裏面の対応する位置に設置される。
図8に示すようにマトリックス状に配置された6枚の表示サブモジュール100は、後述するように、行方向と列方向にそれぞれ段差を有して互いに隣接するように、位置合わせ機構301により位置合わせされる。
図11は図9の要部拡大図である。図11に示すように支持フレーム110の表面は、下側の表示サブモジュール100Lを緩衝シート112aを介して支持し、上側の表示サブモジュール100Uを緩衝シート112bとスペーサ113とを介して支持している。
それによって、上側と下側の表示サブモジュール100の間にスペーサ113の厚さ分の段差をもたせ、かつ、接続部分の非表示領域の幅Wxが表示電極対U間の非表示領域の幅W(図1参照)にほぼ等しくなるように上側と下側の表示サブモジュール100L,100Uの隣接端部を重ね合わせている。
この時、前述のような各部の寸法関係を持って、図11に示すように、下側の表示サブモジュール100Lの最先端の放電セルを構成する表示電極Xnの上方に、上側の表示サブモジュール100Uのプラズマチューブ11の先端の透光性封止端部11aの少くとも一部が重なるように配置される。
これによって、上側と下側の表示サブモジュール100の接続部分において、上側の表示サブモジュール100Uのプラズマチューブ11の先端の透光性封止端部11aに下側の表示サブモジュール100Lの最先端の表示セルの光が透過するので、接続部分が明るくなり、本来の接続部分に形成される黒い線が除去されると共に、接続部分の非表示領域が他の非表示領域と同じ幅を有するので、表示のムラと不連続性が回避される。
また、上側の表示サブモジュール100Uの隣接側端部における最外端表示電極と、下側の表示サブモジュール100Lの隣接側端部における最外端表示電極とが共に維持電極Xnで構成され、アドレス電極3はその先端が選択放電に必要な走査電極Ynに対向する位置まで延びて終端している。
このように維持電極Xnおよびアドレス電極3が配置されるのは、接続部分、とくに透光性封止端部11aに入射する下側のプラズマチューブ11の最先端の表示セルからの光が、上側のプラズマチューブ11のアドレス電極によって遮断されることを回避するためである。
なお、この場合、上側表示サブモジュール100Uのプラズマチューブ11と下側表示サブモジュール100Lのプラズマチューブ11の表示側から見た配列は、図13に示すように1/2ピッチ(半ピッチ)程度だけ左右のいずれかにずれた位置関係であってもよい。その程度の位置ずれは表示品質にほとんど影響しないことが実験的に確認されている。
これによって、上側と下側の表示サブモジュール100の配列の寸法精度が緩和される。
図12は行方向に隣接配置される表示サブモジュールの接続部の構成を示す図10のE部拡大図である。隣接した表示サブモジュールのそれぞれの表示電極2の引出し部33,34はコネクタ101a,102aを第1および第2駆動回路101,102へ接続するために表示サブモジュール100の裏側へ折り曲げられるが、引出し部33,34の厚さや柔軟性の程度によっては、その折り曲げ部分の曲率半径が大きくなり接続部分におけるプラズマチューブ11のピッチPxを標準配列ピッチPに合わせることは難しい。
そこで、図12に示すように左右に隣接する表示サブモジュール100もまた、その間に厚さ分の段差が生じるように位置合わせ機構301によって位置決めされる。同時に、接続部分で互いに隣接する2つのプラズマチューブ11間のピッチPxがプラズマチューブ11の標準配列ピッチPにほぼ等しくなるように両者の端部が重ねられる。
これによって、引出し部33,34の厚さが大きく折り曲げ部分の曲率半径が大きくなってもPx=Pとすることができ、左右に隣接する表示サブモジュール100の接続部分の表示ムラが解消される。
2 表示電極
3 アドレス電極
10 PTA
11 プラズマチューブ
11a 透光性封止端部
31 前面側支持基盤
32 背面側支持基盤
33 引出し部
34 引出し部
35 引出し部
100 PTA表示サブモジュール
100d 表示画面
101 第1駆動回路
101a,102a,103a コネクタ
102 第2駆動回路
103 第3駆動回路
110 支持フレーム
112a,112b 緩衝シート
113 スペーサ
P ピッチ
U 表示電極対
W 非表示領域の幅
X 維持電極
Y 走査電極

Claims (8)

  1. 複数のプラズマチューブを並べて構成した表示サブモジュールを複数個プラズマチューブの長手方向に互いの隣接側端部を重ねて配置した構成を有する大画面表示装置において、各表示サブモジュールはプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる複数の表示電極対を有し、各表示電極対によって各プラズマチューブの長手方向に配列される表示セルが構成され、前記各プラズマチューブはそれぞれ当該プラズマチューブを構成するガラス管自身の端部を溶融して封止された透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールの他方に隣接する側の最外端の表示セルを構成する最外端表示電極の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部の少くとも一部を重ねて配置したことを特徴とするプラズマチューブアレイ型表示装置。
  2. 各表示サブモジュールは、各プラズマチューブの長手方向に配列される表示セル間に非表示領域を備え、前記一方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示セルを構成する最外端表示電極と、他方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示セルを構成する最外端表示電極との平面視間隔が前記非表示領域の幅と略等しくなるように隣接する透光性封止端部を重ねて配置したことを特徴とする請求項1記載のプラズマチューブアレイ型表示装置。
  3. 複数のプラズマチューブを並べて構成した表示サブモジュールを複数個プラズマチューブの長手方向に互いの隣接側端部を上下に重ねて配置した構成を有する大画面表示装置において、
    前記各プラズマチューブはそれぞれ透光性封止端部を有し、一方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止端部を重ねて配置し、
    各表示サブモジュールは、それぞれプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる走査電極(Y)と維持電極(X)とから成る複数の表示電極対を有し、一方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示電極と、他方の表示サブモジュールの隣接側端部における最外端表示電極とが共に維持電極(X)であることを特徴とするプラズマチューブアレイ型表示装置。
  4. 各プラズマチューブは長手方向に沿って延びるアドレス電極を有し、上側に位置する表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの前記アドレス電極は、最外端セルを構成する表示電極対の走査電極(Y)と対向する位置で終端していることを特徴とする請求項3記載のプラズマチューブアレイ型表示装置。
  5. 前記一方の表示サブモジュールと他方の表示サブモジュールとが共通の支持基板上にプラズマチューブの長手方向を180度反転した形で配置された同じ構成の表示サブモジュールからなることを特徴とする請求項3または4記載のプラズマチューブアレイ型表示装置。
  6. 前記一方の表示サブモジュールと他方の表示サブモジュールは、プラズマチューブの配列が、半ピッチずれた位置関係を持って透光性封止端部が重ねられていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のプラズマチューブアレイ型表示装置。
  7. 複数のプラズマチューブを並べて構成した複数個の表示サブモジュールをプラズマチューブの長手方向には互いの隣接側端部を重ねて配置するとともに、プラズマチューブと直行する方向には最外端のプラズマチューブ同士が隣接するように配置した構成を有する大画面表示装置において、
    前記各プラズマチューブはそれぞれ透光性材料で封止され透光性封止部を有し、プラズマチューブの長手方向に隣接する表示サブモジュール同士は、一方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止部の上方に、他方の表示サブモジュールを構成するプラズマチューブの透光性封止部を重ねて配置し、
    プラズマチューブと直行する方向に隣接する表示サブモジュール同士は、隣接する一方の表示サブモジュールの最外端プラズマチューブに他方の表示サブモジュールの最外端プラズマチューブが段差をもって隣接するように配置されてなることを特徴とするプラズマチューブアレイ型表示装置。
  8. 前記各表示サブモジュールは、それぞれプラズマチューブの長手方向と交差する方向に延びる複数の透光性表示電極対を有し、プラズマチューブと直行する方向に段差を持って隣接する上側の表示サブモジュールの表示電極対は、下側の表示サブモジュールの最外端プラズマチューブからの発光を透過するように上側の表示サブモジュールの裏側に折り返されることを特徴とする請求項7記載のプラズマチューブアレイ型表示装置。
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