JP2015013227A - 粘性流体供給装置 - Google Patents

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等 原田
克己 中屋
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克己 中屋
秀典 原田
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Abstract

【課題】粘性流体に汚れなどが生じても粘性流体の粘度を正確に検出でき、簡易な構成で適切な粘度の粘性流体を供給可能な粘性流体供給装置を提供する。
【解決手段】インキ供給装置1は、インキ2の貯留されたインキタンク3と、インキタンク3からインキ2の一部を供給するための供給部6と、ポンプ5と、循環経路4とを有して構成される。そして、インキ供給装置1は、循環経路4に設けられた測定経路7と、循環経路4の一部から分岐してインキ2が並流するためのバイパス経路8と、測定経路7内に移動可能に設けられた測定球15と、測定経路7におけるインキ2の流れが停止した間に測定球15が測定経路7内を落下移動する時間を測定する測定センサ9と、この測定センサ9の測定結果に基づいてインキ2の粘度を算出してインキ2の粘度を制御する制御装置10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘性流体を循環させながら供給する粘性流体供給装置に関する。
従来、粘性流体を循環させながら供給する粘性流体供給装置が知られている。例えば、代表的な粘性流体であるインキを印刷機に供給するインキ供給装置がある。このインキ供給装置は、インキの貯留されたインキタンクと、インキが循環するための循環経路と、ポンプと、インキタンクからインキの一部を供給するための供給部とを有して構成される。
この構成のものでは、ポンプが作動することにより、インキタンク内のインキが循環経路を通って、供給部から印刷機のインキパンへ供給される。印刷機のインキパンには、版胴の一部が浸されている。この版胴と圧胴との間をシート状の印刷対象物が通過し、版胴と圧胴とにより挟圧されて印圧が加えられる。そして、版胴の版面に供給されたインキが印刷対象物の印刷面に転移することによって、印刷が行われる。
インキパン内の余分なインキは、循環経路を通ってインキタンクに戻り、ポンプが作動することによって再びインキパンに供給される。このようにして、インキはインキタンクとインキパンとの間を循環する。
ここで、印刷用のインキとしては、主として顔料に、樹脂や希釈用の溶剤を混ぜたものが用いられる。溶剤は、周囲の温度及び湿度の変動や時間の経過に伴って揮発する。この溶剤の揮発量に応じて、インキの粘度(濃度)変化が大きくなる。インキの粘度の変化は、印刷対象物の色や濃度の変化を引き起こす。これによって、印刷対象物の色や濃度が所望の色や濃度と異なったものとなったり、一定でなくなったりするおそれがある。
そこで、印刷用のインキに光ファイバにより光を投射し、インキを透過した光量を光検出器で検出し、インキの濃度(粘度)を測定するようにしたものがある。この構成のもでは、光検出器により検出されるインキの濃度に応じて希釈用の溶剤を供給することにより、所望のインキ濃度で印刷が行われるようにインキの濃度(粘度)を制御している(例えば特許文献1)。
特開平5−52750号公報
しかしながら、上記構成のものでは、粘性流体を循環させながら使用することに伴って粘性流体に汚れが生じると、粘性流体の粘度(濃度)の検出精度が低下するという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、粘性流体に汚れなどが生じても粘性流体の粘度を正確に検出でき、簡易な構成で適切な粘度の粘性流体を供給可能な粘性流体供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の粘性流体供給装置は、粘性流体の貯留されたタンクと、タンクから粘性流体の一部を供給するための部分供給手段と、粘性流体を循環させるためのポンプと、粘性流体が循環する循環経路とを有する粘性流体供給装置であって、循環経路に設けられた測定経路と、循環経路の一部から分岐して粘性流体が並流するためのバイパス経路と、測定経路内に移動可能に設けられた粘性流体よりも比重が大きい測定部材と、測定部材が測定経路内を落下移動する落下移動時間を測定する測定手段と、測定手段の測定結果に基づいて測定経路内を流れる粘性流体の粘度を算出する算出手段と、算出手段の算出結果に応じて粘性流体の粘度を制御する制御手段とを備える。測定手段は、測定経路における粘性流体の流れが停止した間に、測定部材が測定経路内を落下移動する落下移動時間を測定することを特徴とする。
この粘性流体供給装置によれば、簡易な装置で、粘性流体の粘度を正確に検出することができ、所望の粘度の粘性流体を継続して供給できる。また、特別な装置を必要としないので、安価に粘性流体の粘度を制御することができる。
本発明によれば、粘性流体に汚れなどが生じても粘性流体の粘度を正確に検出でき、簡易な構成で適切な粘度の粘性流体を供給可能な粘性流体供給装置を提供することができる。
本発明の実施形態における粘性流体供給装置をインキ供給装置に適用した場合の模式図である。 インキ供給装置の正面図を示す図である。 インキ供給装置の側面図を示す図である。 インキ供給装置の粘度制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の粘性流体供給装置の具体的な実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明の粘性流体供給装置をインキ供給装置に適用した場合について説明する。
図1に示すように、本実施形態のインキ供給装置1(粘性流体供給装置に相当)は、インキ2(粘性流体に相当)の貯留されたインキタンク3(タンク)と、インキ2が循環するための循環経路4と、ポンプ5と、インキタンク3からインキ2の一部を供給するための供給部6(部分供給手段に相当)とを有して構成されている。
インキ供給装置1は、グラビア印刷用の印刷機100のインキパン101に、供給部6を介してインキ2を供給する。インキパン101内の余分なインキ2は、循環経路4を通ってインキタンク3に戻り、ポンプ5が作動することによって再びインキパン101に供給される。このようにして、インキ2はインキタンク3とインキパン101との間を循環している。
インキパン101には、インキ供給ロール102の一部が浸されている。このインキ供給ロール102は、図示しない駆動装置によって、版胴103と密着しながら互いに異なる向きに回転する。版胴103には、圧胴104により印刷対象物(図示しない)が搬送される。そして、シート状の印刷対象物が版胴103と圧胴104との間を通過することにより、版胴103と圧胴104とにより挟圧されて印刷対象物に印圧が加えられる。これにより、版胴103の版面に供給されたインキ2が印刷対象物の印刷面に転移して、グラビア印刷が行われる。
インキ2は、グラビア印刷用のものであり、主として顔料に、樹脂や後述する希釈用の溶剤19(溶液に相当)を混ぜ合わせたものである。顔料としては、例えば黒色のカーボンブラック、白色の酸化チタンなど種々のものが用いられる。インキタンク3は、例えば円筒状の容器である。このインキタンク3には、印刷を行うために必要な充分な量のインキ2が貯留されている。
循環経路4は、円管状であり、例えばフッ素樹脂からなる。ポンプ5は、循環経路4においてインキ2を循環して流れさせるためのものであり、後述のエア供給源21からエア供給路22を介して、圧縮されたエアが供給されることによって駆動する。供給部6は、インキパン101にインキ2を供給するためのものである。
本実施形態では、インキタンク3からインキパン101までの循環経路4の途中に、測定経路7が設けられている。この測定経路7は、インキタンク3側の循環経路4からインキ2を流入させ、インキ2の粘度を測定するためのものであり、図2に示すように傾斜した形状をしている。なお、測定経路7は、循環経路4と同様に、円管状であり、例えばフッ素樹脂からなる。
更に、インキタンク3からインキパン101までの循環経路4の途中に、インキタンク3側の循環経路4から分岐して測定経路7とインキ2が並流するためのバイパス経路8が設けられている。このバイパス経路8には、インキ供給装置1の作動中、定常的にインキ2が流れるようになっている。なお、これら測定経路7及びバイパス経路8では、ポンプ5が作動することによって、下部から上部に向かってインキ2が流れる。
また、測定経路7の下端部7bに対向する位置に、測定センサ9(測定手段に相当)が配設される(図1参照)。この測定センサ9は、後述の測定球15が測定経路7内を落下移動する時間を測定するためのものである。測定センサ9は、この測定結果を制御装置10へ送信する。
制御装置10(制御手段に相当)は、CPUを主体として構成され、後述する粘度制御処理を実行してインキ2の粘度制御を行うためのものである(図4参照)。制御装置10には、インキ2の粘度が表示される表示部11、図示しないメモリなどが備えられている。制御装置10は、上記測定センサ9、後述の三方向電磁弁12に電気的に接続されている。
測定経路7には、インキ2の流入側にインキ停止用作動弁13が配設されていると共に、インキ2の排出側に逆止弁14が配設されている。この逆止弁14により、測定経路7内では、インキ2が一方向(下端部7bから上端部7aの方向)に流れるようになっている。また、測定経路7には、球状の測定球15(測定部材に相当)が往復移動可能に設けられている。測定球15は、例えばステンレスからなる。測定球15の比重は、インキ2の比重よりも大きいものとなっている。また、本実施形態では、測定経路7が傾斜した形状になっているので、測定球15が横方向にぶれることなく測定経路7内を落下移動することが可能となっている。
バイパス経路8には、逆止弁16が配設され、この逆止弁16により、バイパス経路8内ではインキ2が一方向に流れるようになっている。また、バイパス経路8は、溶剤供給経路17を介して溶剤タンク18に接続されている。溶剤タンク18には、希釈用の溶剤19が貯留されている。溶剤タンク18は、例えば容量が10Lの密閉可能な樹脂製の容器であり、図2及び図3に示すように、インキ供給装置1の上部に配設される。この溶剤タンク18から溶剤供給経路17を介してバイパス経路8へ溶剤19が供給される。また、溶剤供給経路17の途中には、溶剤19の供給量を調節するための溶剤供給用作動弁20が設けられている。
インキ停止用作動弁13、及び溶剤供給用作動弁20は、エア作動式のものであり、電磁弁12を介してエア供給源21に接続されている。制御装置10は、電磁弁12を開閉制御することで、エア供給路22を介して、インキ停止用作動弁13及び溶剤供給用作動弁20に圧縮されたエアを供給する。これにより、制御装置10は、インキ停止用作動弁13を開閉制御して測定経路7におけるインキ2の流れを制御するとともに、溶剤供給用作動弁20を開閉制御して溶剤19の供給量を制御する。
次に、本実施形態のインキ供給装置1による粘度制御処理の流れを図4のフローチャートを参照して説明する。ただし、このフローチャートは一例であり、これに限定されるものではない。また、この粘度制御処理は、インキ供給装置1に電源が投入された後、所定時間毎に繰り返し行われるものとする。
インキ供給装置1に電源が投入されると、ポンプ5が作動開始し、インキタンク3からインキパン101へのインキ2の供給が開始する。制御装置10は、図4に示す粘度制御処理を開始する。この粘度制御処理において、制御装置10は、まず測定経路7におけるインキ2の流れを停止させる(ステップS1、以下ステップを省略する)。具体的には、制御装置10は、電磁弁12に制御信号を送ることにより、エア供給源21からエア供給路22を介して圧縮されたエアをインキ停止用作動弁13に供給する。これにより、インキ停止用作動弁13が閉弁し、測定経路7におけるインキ2の流れが停止する。
インキ2の流れが停止すると、ポンプ5の動力により測定経路7の上端部7aに移動していた測定球15が落下移動し始め(図1矢印A参照)、測定経路7の下端部7bまで落下移動する。測定センサ9は、測定球15が上端部7aから落下開始したとき(具体的には、制御装置10がインキ2の流れを停止させるための前記制御信号を電磁弁12に送信したとき)から、測定球15が落下移動して下端部7bに到達するまで(具体的には、測定球15が下端部7bに到達したことを測定センサ9が検知するまで)の落下移動時間を測定する(S2)。本実施形態では、測定経路7の上端部7aから下端部7bまでを測定のための所定区間としている。なお、この測定のための所定区間の範囲は、適宜変更可能とする。
制御装置10は、測定センサ9により測定された落下移動時間に基づいて、インキ2の粘度を算出する(S3)。この落下移動時間とインキ2の粘度には一定の関係があり、粘度が大きければ落下移動時間が長くなり、粘度が小さければ落下移動時間が短くなる。制御装置10のメモリには、予め測定球15の落下移動時間とインキ2の粘度との関係を示すデータが保存されているものとする。
この後、制御装置10は、測定経路7におけるインキ2の流れを再開させる(S4)。具体的には、制御装置10は、電磁弁12に制御信号を送ることにより、エア供給源21からインキ停止用作動弁13へのエアの供給を停止させる。これにより、インキ停止用作動弁13が開弁し、再び測定経路7にインキ2が流れるようになる。なお、測定経路7にインキ2が流れるようになってから、所定時間が経過すると、インキ2の運搬作用によって測定球15が下端部7bから上端部7aまで上昇移動する(図1矢印B参照)。
次に、制御装置10は、S3において算出したインキ2の粘度が所定の閾値以上か否かを判定する(S5)。制御装置10は、インキ2の粘度が閾値以上の場合(S5:Yes)、溶剤タンク18から溶剤19を供給して所定の粘度になるように調節する(S6)。具体的には、制御装置10は、電磁弁12に制御信号を送ることにより、エア供給源21からエア供給路22を介して、溶剤供給用作動弁20へエアを必要に応じた時間だけ供給する。これにより、溶剤供給用作動弁20が必要に応じた時間だけ開弁し、溶剤タンク18から溶剤供給経路17を介してバイパス経路8へ適量の溶剤19が供給される。なお、インキの粘度が閾値未満の場合は(S5:No)、S1に戻り、以下、S1〜S5が所定時間毎に繰り返し継続して行われる。このようにして、インキ供給装置1から印刷機100のインキパン101に供給されるインキ2の粘度が所定の値に調節される。
以上説明したように本実施形態のインキ供給装置1は、インキ2の貯留されたインキタンク3と、インキタンク3からインキ2の一部を供給するための供給部6と、インキ2を循環させるためのポンプ5と、インキ2が循環する循環経路4とを有する。そして、循環経路4に設けられた測定経路7と、循環経路4の一部から分岐してインキ2が並流するためのバイパス経路8と、測定経路7内に移動可能に設けられたインキ2よりも比重が大きい測定球15と、測定球15が測定経路7内を落下移動する落下移動時間を測定する測定センサ9と、測定センサ9の測定結果に基づいて測定経路7内を流れるインキ2の粘度を算出してインキ2の粘度を制御する制御装置10とを備える。測定センサ9は、測定経路7におけるインキ2の流れが停止した間に、測定球15が測定経路7内を落下移動する落下移動時間を測定することを特徴とする。
この構成によれば、インキ2が循環する循環経路4に測定経路7を設け、この測定経路7において、インキ2の流れが停止した間に測定球15が落下移動する時間を測定センサ9により測定することによって、インキ2の粘度と落下移動時間との関係からインキ2の粘度を正確に検出することができる。また、バイパス経路8を設けることにより、測定経路7においてインキ2の流れが停止した間でも、インキタンク3のインキ2を供給部6から定常的に供給することができる。
このように、インキタンク3と供給部6との間の循環経路4に、測定経路7とバイパス経路8を設けるという簡易な装置によって、所望の粘度のインキ2を安定して供給することができる。また、複雑な制御システムを必要としないので、インキ2の粘度をコストを抑えながら制御することができる。
また、制御装置10は、インキ2に溶剤19を供給することによりインキ2の粘度を制御することを特徴とする。この構成によれば、インキ2の成分である溶剤19が揮発するなどしてインキ2の粘度が大きくなった場合に、直ちに適量の溶剤19を供給することにより、インキ2の粘度を迅速に調節することが可能となる。
また、制御装置10は、測定経路7に設けられたインキ停止用作動弁13を制御することにより、測定経路7におけるインキ2の流れを停止させ、測定センサ9は、このインキ2の流れが停止した間に測定球15が測定経路7内の所定区間を落下移動する時間を測定することを特徴とする。この構成によれば、制御装置10が電気信号を送信することにより、インキ停止用作動弁13を自動的に且つ必要に応じて開閉制御して、測定経路7におけるインキ2の流れを停止させることが可能である。これにより、測定経路7におけるインキ2の粘度測定を自動制御によりスムーズに実行することができる。
また、溶剤19を溶剤タンク18から供給するための溶剤供給経路17に溶剤供給用作動弁20を設け、制御装置10は、溶剤供給用作動弁20を制御して溶剤19の供給量を制御することによりインキ2の粘度を制御することを特徴とする。この構成によれば、制御装置10により溶剤供給用作動弁20の開度を高い精度で制御することで、インキ2の粘度を調節するために供給する溶剤19の量を微調節することができ、所定の粘度のインキ2を確実に供給することができる。
また、測定経路7を流れるインキ2は、ポンプ5の動作により測定経路7の下部から上部に向かって流れ、測定球15は、測定経路7内のインキ2の流れが停止すると、測定経路7内における所定区間である上端部7aから下端部7bまで落下移動し、測定経路7内のインキ2の流れが再開すると、下端部7bから上端部7aまで上昇移動することを特徴とする。この構成によれば、測定球15が測定経路7の上端部7aと下端部7bとの間において往復移動を繰り返すことにより、インキ2の粘度測定を繰り返して行うことが可能となる。
また、制御装置10は、所定時間毎に測定経路7におけるインキ2の流れを停止させ、測定センサ9は、所定時間毎に測定球15が測定経路7内の所定区間を落下移動する時間を測定することによりインキ2の粘度を測定することを特徴とする。この構成によれば、測定センサ9により所定時間毎にインキ2の粘度を測定することによって、所定の粘度のインキ2を継続的に供給することができる。
また、測定球15は球状であり、測定経路7は傾斜した形状であることを特徴とする。この構成によれば、測定球15が球状であることにより、円菅状の測定経路7内において、インキ2中を移動することに伴う測定球15への抵抗力を減らすことができる。更に、測定経路7が傾斜した形状になっているので、測定球15が横方向にぶれることなく、測定経路7内を滑らかに落下移動することが可能である。このため、測定球15の落下移動時間を高い精度で測定することができる。これにより、インキ2の粘度測定を高い精度で行うことができる。
また、インキ2の粘度の値を表示する表示部11を備えていることを特徴とする。この構成によれば、作業者が容易に現在のインキ2の粘度の値を把握することができる。そして、インキ2の粘度の値が異常な値である場合には、不具合がないかどうかを確認するなど早急に対処することができる。
また、エア供給源21と、エア供給源21からエアを測定経路7及び溶液供給経路16に設けられたインキ停止用作動弁13及び溶剤供給用作動弁20に供給するエア供給路22と、エア供給路22に設けられた電磁弁12とを備え、制御装置10は、電磁弁12を制御することにより、エア供給源21からエアをインキ停止用作動弁13及び溶剤供給用作動弁20に供給することでインキ停止用作動弁13及び溶剤供給用作動弁20を開閉制御することを特徴とする。この構成によれば、エア作動式のインキ停止用作動弁13及び溶剤供給用作動弁20と電磁弁12とを併用することによって、インキ停止用作動弁13及び溶剤供給用作動弁20の代わりに電磁弁12だけで制御する場合に比べて、消費電力を抑えることができるとともに、電気的構成を簡易にすることができる。また、エア作動式の弁は、供給されるエア圧力を変更させることにより、出力を変更させることができ、任意の制御を実行可能である。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形または拡張を施すことができる。上記実施形態では、本発明の粘性流体供給装置をインキ供給装置1に適用した場合について説明したが、これに限られず、例えば塗装ガンにも適用することができる。また、粘性流体は、インキ2に限られず、例えば接着剤でもよく、この場合、本発明の粘性流体供給装置を接着剤供給装置に適用可能である。
1 インキ供給装置(粘性流体供給装置)
2 インキ(粘性流体)
3 インキタンク(タンク)
4 循環経路
5 ポンプ
6 供給部(部分供給手段)
7 測定経路
7a 上端部
7b 下端部
8 バイパス経路
9 測定センサ(測定手段)
10 制御装置(制御手段、算出手段)
11 表示部
12 電磁弁
13 インキ停止用作動弁(開閉弁)
15 測定球(測定部材)
17 溶剤供給経路(溶液供給経路)
18 溶剤タンク(溶液タンク)
19 溶剤(溶液)
20 溶剤供給用作動弁(開閉弁)
21 エア供給源
22 エア供給路

Claims (10)

  1. 粘性流体の貯留されたタンクと、前記タンクから前記粘性流体の一部を供給するための部分供給手段と、前記粘性流体を循環させるためのポンプと、前記粘性流体が循環する循環経路とを有する粘性流体供給装置であって、
    前記循環経路に設けられた測定経路と、
    前記循環経路の一部から分岐して前記粘性流体が並流するためのバイパス経路と、
    前記測定経路内に移動可能に設けられた前記粘性流体よりも比重が大きい測定部材と、
    前記測定部材が前記測定経路内を落下移動する落下移動時間を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定結果に基づいて前記測定経路内を流れる前記粘性流体の粘度を算出して前記粘性流体の粘度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記測定手段は、前記測定経路における前記粘性流体の流れが停止した間に、前記測定部材が前記測定経路内を落下移動する落下移動時間を測定することを特徴とする粘性流体供給装置。
  2. 前記制御手段は、前記粘性流体に希釈用の溶液を供給することにより前記粘性流体の粘度を制御することを特徴とする請求項1に記載の粘性流体供給装置。
  3. 前記制御手段は、前記測定経路に設けられた開閉弁を制御することにより、前記測定経路における前記粘性流体の流れを停止させ、
    前記測定手段は、前記粘性流体の流れが停止した間に前記測定部材が前記測定経路内の所定区間を落下移動する時間を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の粘性流体供給装置。
  4. 前記溶液を溶液タンクから供給するための溶液供給経路に開閉弁を設け、
    前記制御手段は、前記開閉弁を制御して前記溶液の供給量を制御することにより前記粘性流体の前記粘度を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の粘性流体供給装置。
  5. 前記測定経路を流れる前記粘性流体は、前記ポンプの動作により前記測定経路の下部から上部に向かって流れ、
    前記測定部材は、前記測定経路内の前記粘性流体の流れが停止すると、前記測定経路内における前記所定区間である上端部から下端部まで落下移動し、前記測定経路内の前記粘性流体の流れが再開すると、前記下端部から前記上端部まで上昇移動することを特徴とする請求項3または4に記載の粘性流体供給装置。
  6. 前記制御手段は、所定時間毎に前記測定経路における前記粘性流体の流れを停止させ、
    前記測定手段は、前記所定時間毎に前記測定部材が前記測定経路内の前記所定区間を落下移動する時間を測定することにより前記粘性流体の粘度を測定することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の粘性流体供給装置。
  7. 前記測定部材は球状であり、
    前記測定経路は傾斜した形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の粘性流体供給装置。
  8. 前記粘性流体の前記粘度の値を表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の粘性流体供給装置。
  9. エア供給源と、
    前記エア供給源からエアを前記測定経路及び前記溶液供給経路に設けられた前記開閉弁に供給するエア供給路と、
    前記エア供給路に設けられた電磁弁と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記電磁弁を制御することにより、前記エア供給源から前記エアを前記開閉弁に供給することで当該開閉弁を開閉制御することを特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載の粘性流体供給装置。
  10. 前記粘性流体は、印刷用のインキまたは接着剤であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の粘性流体供給装置。
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