JP2015013049A - 防音具 - Google Patents

防音具 Download PDF

Info

Publication number
JP2015013049A
JP2015013049A JP2013142199A JP2013142199A JP2015013049A JP 2015013049 A JP2015013049 A JP 2015013049A JP 2013142199 A JP2013142199 A JP 2013142199A JP 2013142199 A JP2013142199 A JP 2013142199A JP 2015013049 A JP2015013049 A JP 2015013049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chair
coil spring
compression coil
soundproofing device
upper member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013142199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6153251B2 (ja
Inventor
泰昭 大野
Yasuaki Ono
泰昭 大野
青樹 安達
Aoki Adachi
青樹 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIGURO Manufacturing
Ishiguro Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
ISHIGURO Manufacturing
Ishiguro Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHIGURO Manufacturing, Ishiguro Manufacturing Co Ltd filed Critical ISHIGURO Manufacturing
Priority to JP2013142199A priority Critical patent/JP6153251B2/ja
Publication of JP2015013049A publication Critical patent/JP2015013049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6153251B2 publication Critical patent/JP6153251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Legs For Furniture In General (AREA)

Abstract

【課題】椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚のびびり音を低減しつつ、椅子の座り心地を安定させる。【解決手段】椅子の脚200の下面と床面との間に配置される防音具100において、圧縮コイルばね100aと、圧縮コイルばね100aの上側に配置される上側部材100bと、圧縮コイルばね100aの下側に配置される下側部材100cとを設け、圧縮コイルばね100aより変形しづらい材料によって上側部材100bおよび下側部材100cを形成し、上側部材100bを椅子の脚200の下面に対して直接的または間接的に接続し、椅子の使用時に、圧縮コイルばね100aが押し潰されて、上側部材100bの下面100b2a,100b3aと、下側部材100cの上面100c1b,100c2aとが当接し、椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね100aが延びて、上側部材100bの下面100b2a,100b3aと、下側部材100cの上面100c1b2,100c2aとが離間する。【選択図】図3

Description

本発明は、椅子の脚の下面と床面との間に配置される防音具に関し、特には、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚のびびり音を低減しつつ、椅子の座り心地を安定させることができる防音具に関する。
従来から、椅子の脚の下面と床面との間に配置される防音具が知られている。この種の防音具の例としては、例えば特許文献1(特開2001−286361号公報)の図1および図2に記載されたものがある。
特許文献1の図1および図2に記載された防音具では、椅子の脚の下面と床面との間に弾性体が配置される。そのため、特許文献1の図1および図2に記載された防音具では、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚のびびり音を低減することができる。
ところで、特許文献1の図1および図2に記載された防音具では、椅子が引き摺られる時のみならず、椅子の使用時にも、椅子の脚の下面と床面との間に弾性体が介在する。そのため、特許文献1の図1および図2に記載された防音具では、椅子の使用時における椅子の座り心地が不安定になってしまう。
特開2001−286361号公報
前記問題点に鑑み、本発明は、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚のびびり音を低減しつつ、椅子の座り心地を安定させることができる防音具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、椅子の脚(200)の下面と床面との間に配置される防音具(100)において、
圧縮コイルばね(100a)と、圧縮コイルばね(100a)の上側に配置される上側部材(100b)と、圧縮コイルばね(100a)の下側に配置される下側部材(100c)とを設け、
圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって上側部材(100b)を形成し、
圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって下側部材(100c)を形成し、
上側部材(100b)を椅子の脚(200)の下面に対して直接的または間接的に接続し、
椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)が押し潰されて、上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが当接し、
椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね(100a)が延びて、上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが離間することを特徴とする防音具(100)が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、圧縮コイルばね(100a)の上端部(100a1)に当接するばね座部(100b1)と、圧縮コイルばね(100a)の外周面に対向する壁部(100b2)と、壁部(100b2)の外側に位置する外周部(100b3)とを、上側部材(100b)に形成し、
上側部材(100b)の壁部(100b2)の下端部にフック部(100b2b)を形成し、
床面に当接する底部(100c1)と、上側部材(100b)の外周部(100b3)に対向する壁部(100c2)とを、下側部材(100c)に形成し、
圧縮コイルばね(100a)が延びた時に上側部材(100b)の壁部(100b2)のフック部(100b2b)に係止するフック部(100c2b)を、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上端部に形成し、
椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね(100a)が延びて、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが離間すると共に、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが離間し、
椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)が押し潰されて、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが当接すると共に、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが当接することを特徴とする請求項1に記載の防音具(100)が提供される。
請求項1に記載の防音具(100)は、椅子の脚(200)の下面と床面との間に配置される。
詳細には、請求項1に記載の防音具(100)では、圧縮コイルばね(100a)と、圧縮コイルばね(100a)の上側に配置される上側部材(100b)と、圧縮コイルばね(100a)の下側に配置される下側部材(100c)とが設けられている。また、圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって上側部材(100b)が形成されている。更に、圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって下側部材(100c)が形成されている。更に、上側部材(100b)が椅子の脚(200)の下面に対して直接的または間接的に接続される。
また、請求項1に記載の防音具(100)では、椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)が押し潰されて、上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが当接する。
つまり、請求項1に記載の防音具(100)では、椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって形成された上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって形成された下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが当接する。
すなわち、請求項1に記載の防音具(100)では、椅子の使用時に、変形しづらい材料によって形成された上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、変形しづらい材料によって形成された下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが当接する。
換言すれば、請求項1に記載の防音具(100)では、椅子の使用時に、変形しやすい材料によって形成された圧縮コイルばね(100a)が、椅子の脚(200)の下面と床面との間に実質的に介在しない。
そのため、請求項1に記載の防音具(100)によれば、変形しやすい材料によって形成された部材が椅子の脚(200)の下面と床面との間に介在する場合よりも、椅子の座り心地を安定させることができる。
更に、請求項1に記載の防音具(100)では、椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね(100a)が延びて、上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが離間する。
つまり、請求項1に記載の防音具(100)では、床面と下側部材(100c)との擦れに伴う下側部材(100c)の振動が、圧縮コイルばね(100a)によって遮られ、上側部材(100b)および椅子の脚(200)に殆ど伝わらない。
そのため、請求項1に記載の防音具(100)によれば、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚(200)のびびり音を低減することができる。
換言すれば、請求項1に記載の防音具(100)によれば、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚(200)のびびり音を低減しつつ、椅子の座り心地を安定させることができる。
請求項2に記載の防音具(100)では、圧縮コイルばね(100a)の上端部(100a1)に当接するばね座部(100b1)と、圧縮コイルばね(100a)の外周面に対向する壁部(100b2)と、壁部(100b2)の外側に位置する外周部(100b3)とが、上側部材(100b)に形成されている。また、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下端部にフック部(100b2b)が形成されている。
更に、請求項2に記載の防音具(100)では、床面に当接する底部(100c1)と、上側部材(100b)の外周部(100b3)に対向する壁部(100c2)とが、下側部材(100c)に形成されている。また、圧縮コイルばね(100a)が延びた時に上側部材(100b)の壁部(100b2)のフック部(100b2b)に係止するフック部(100c2b)が、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上端部に形成されている。
詳細には、請求項2に記載の防音具(100)では、椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね(100a)が延びて、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが離間すると共に、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが離間する。
更に、請求項2に記載の防音具(100)では、椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)が押し潰されて、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが当接すると共に、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが当接する。
そのため、請求項2に記載の防音具(100)によれば、椅子の使用時に上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが当接するものの、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが当接しない場合や、椅子の使用時に上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが当接するものの、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが当接しない場合よりも、椅子の座り心地の安定性を向上させることができる。
第1の実施形態の防音具100を示した図である。 第1の実施形態の防音具100を構成する部品の単品図である。 椅子の使用時における第1の実施形態の防音具100と椅子の脚200と床面との関係などを示した図である。 第5の実施形態の防音具100を示した図である。
以下、本発明の防音具の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の防音具100を示した図である。詳細には、図1は第1の実施形態の防音具100の鉛直断面図である。図2は第1の実施形態の防音具100を構成する部品の単品図である。詳細には、図2(A)は図1に示す第1の実施形態の防音具100の一部を構成する、釘100dがインサートされた上側部材100bの鉛直断面図である。図2(B)は図1に示す第1の実施形態の防音具100の一部を構成する圧縮コイルばね100aの正面図である。図2(C)は図1に示す第1の実施形態の防音具100の一部を構成する下側部材100cの鉛直断面図である。
図3は椅子の使用時における第1の実施形態の防音具100と椅子の脚200と床面との関係などを示した図である。詳細には、図3(A)は椅子の使用時における第1の実施形態の防音具100と椅子の脚200と床面との関係を示した図である。図3(B)は椅子が引き摺られる時における第1の実施形態の防音具100と椅子の脚200と床面との関係を示した図である。
第1の実施形態の防音具100は、図3に示すように、椅子の脚200の下面と床面との間に配置される。
詳細には、第1の実施形態の防音具100では、図1および図2に示すように、圧縮コイルばね100aと、圧縮コイルばね100aの上側に配置される上側部材100bと、圧縮コイルばね100aの下側に配置される下側部材100cとが設けられている。また、例えばナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、ABSなどの樹脂材料のような、圧縮コイルばね100aより変形しづらい材料によって、上側部材100bが形成されている。更に、例えばナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、ABS、フッ素樹脂、軟質塩化ビニルなどの樹脂材料のような、圧縮コイルばね100aより変形しづらい材料によって下側部材100cが形成されている。
また、第1の実施形態の防音具100では、図3に示すように、上側部材100bにインサートされた釘100dによって、上側部材100bと椅子の脚200とが接続されている。つまり、第1の実施形態の防音具100では、図3に示すように、上側部材100bの上面100b4(図2(A)参照)と椅子の脚200の下面とが、直接接触している。すなわち、第1の実施形態の防音具100では、上側部材100bが椅子の脚200の下面に対して直接的に接続されている。
更に、第1の実施形態の防音具100では、図2(A)に示すように、圧縮コイルばね100a(図2(B)参照)の上端部100a1(図2(B)参照)に当接するばね座部100b1と、圧縮コイルばね100a(図2(B)参照)の外周面に対向する壁部100b2と、壁部100b2の外側に位置する外周部100b3とが、上側部材100bに形成されている。また、上側部材100bの壁部100b2の下端部にフック部100b2bが形成されている。
第1の実施形態の防音具100では、図2(A)に示すように、上側部材100bの壁部100b2の下端部のフック部100b2bが、例えば周方向に90°間隔で4箇所に設けられているが、第2の実施形態の防音具100では、代わりに、上側部材100bの壁部100b2の下端部のフック部100b2bを、複数(4を除く、2以上の任意の数)箇所に設けることも可能である。
更に、第1の実施形態の防音具100では、図2(C)に示すように、床面(図3参照)に当接する底部100c1と、上側部材100b(図2(A)参照)の外周部100b3(図2(A)参照)に対向する壁部100c2とが、下側部材100cに形成されている。また、圧縮コイルばね100a(図2(B)参照)が延びた時に上側部材100b(図2(A)参照)の壁部100b2(図2(A)参照)のフック部100b2b(図2(A)参照)に係止するフック部100c2bが、下側部材100cの壁部100c2の上端部に形成されている。
第1の実施形態の防音具100の製造時には、図1に示すように、上側部材100bのばね座部100b1(図2(A)参照)と圧縮コイルばね100aの上端部100a1(図2(B)参照)とが対向せしめられ、下側部材100cのばね座部100c1b1(図2(C)参照)と圧縮コイルばね100aの下端部100a2(図2(B)参照)とが対向せしめられ、上側部材100bのフック部100b2b(図2(A)参照)が下側部材100cのフック部100c2b(図2(C)参照)を乗り越えるように、上側部材100bが下側部材100cに対して押し下げられ、上側部材100bと下側部材100cとがスナップフィットによって結合される。
このように製造された第1の実施形態の防音具100が椅子の脚200(図3参照)の下面に取り付けられておらず、椅子の重さ相当の荷重が圧縮コイルばね100a(図2(B)参照)にかかっていない時には、図1に示すように、圧縮コイルばね100aが延びており、上側部材100b(図2(A)参照)の壁部100b2(図2(A)参照)の下端部のフック部100b2b(図2(A)参照)の上面100b2b1(図2(A)参照)と、下側部材100c(図2(C)参照)の壁部100c2(図2(C)参照)の上端部のフック部100c2b(図2(C)参照)の下面100c2b1(図2(C)参照)とが当接している。
第1の実施形態の防音具100が椅子の脚200(図3参照)の下面に取り付けられ、椅子が使用される時、つまり、椅子の使用者の体重および椅子の重さ相当の荷重が圧縮コイルばね100a(図2(B)参照)にかかった時には、図3(A)に示すように、圧縮コイルばね100aが押し潰されて、上側部材100b(図2(A)参照)の下面100b2a,100b3a(図2(A)参照)と、下側部材100c(図2(C)参照)の上面100c1b,100c2a(図2(C)参照)とが当接する。
つまり、第1の実施形態の防音具100では、図3(A)に示すように、椅子の使用時に、圧縮コイルばね100aより変形しづらい材料によって形成された上側部材100bの下面100b2a,100b3a(図2(A)参照)と、圧縮コイルばね100aより変形しづらい材料によって形成された下側部材100cの上面100c1b,100c2a(図2(C)参照)とが当接する。
すなわち、第1の実施形態の防音具100では、図3(A)に示すように、椅子の使用時に、変形しづらい材料によって形成された上側部材100bの下面100b2a,100b3a(図2(A)参照)と、変形しづらい材料によって形成された下側部材100cの上面100c1b,100c2a(図2(C)参照)とが当接する。
換言すれば、第1の実施形態の防音具100では、図3(A)に示すように、椅子の使用時に、変形しやすい材料によって形成された圧縮コイルばね100aが、椅子の脚200の下面と床面との間に実質的に介在しない。
そのため、第1の実施形態の防音具100によれば、変形しやすい材料によって形成された部材が椅子の脚200の下面と床面との間に介在する場合よりも、椅子の座り心地を安定させることができる。
一方、椅子が引き摺られる時には、圧縮コイルばね100a(図2(B)参照)にかかる椅子の使用者の荷重が減少し、図3(B)に示すように、圧縮コイルばね100aが延びて、上側部材100bの下面100b2a,100b3a(図2(A)参照)と、下側部材100cの上面100c1b,100c2a(図2(C)参照)とが離間する。
つまり、第1の実施形態の防音具100では、図3(B)に示すように椅子が引き摺られる時に、床面と下側部材100cとの擦れに伴う下側部材100cの振動が、圧縮コイルばね100aによって遮られ、上側部材100bおよび椅子の脚200に殆ど伝わらない。
そのため、第1の実施形態の防音具100によれば、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚200のびびり音を低減することができる。
換言すれば、第1の実施形態の防音具100によれば、椅子が引き摺られる時に発生する椅子の脚200のびびり音を低減しつつ、椅子の座り心地を安定させることができる。
詳細には、第1の実施形態の防音具100では、椅子が引き摺られる時に、図3(B)に示すように、圧縮コイルばね100aが延びて、上側部材100bの壁部100b2(図2(A)参照)の下面100b2aと、下側部材100cの底部100c1(図2(C)参照)の上面100c1b(図2(C)参照)とが離間すると共に、上側部材100bの外周部100b3(図2(A)参照)の下面100b3aと、下側部材100cの壁部100c2(図2(C)参照)の上面100c2aとが離間する。
一方、第1の実施形態の防音具100では、椅子の使用時に、図3(A)に示すように、圧縮コイルばね100aが押し潰されて、上側部材100bの壁部100b2(図2(A)参照)の下面100b2a(図2(A)参照)と、下側部材100cの底部100c1(図2(C)参照)の上面100c1b(図2(C)参照)とが当接すると共に、上側部材100bの外周部100b3(図2(A)参照)の下面100b3a(図2(A)参照)と、下側部材100cの壁部100c2(図2(C)参照)の上面100c2a(図2(C)参照)とが当接する。
そのため、第1の実施形態の防音具100によれば、椅子の使用時に上側部材100bの壁部100b2の下面100b2aと、下側部材100cの底部100c1の上面100c1bとが当接するものの、上側部材100bの外周部100b3の下面100b3aと、下側部材100cの壁部100c2の上面100c2aとが当接しない場合や、椅子の使用時に上側部材100bの外周部100b3の下面100b3aと、下側部材100cの壁部100c2の上面100c2aとが当接するものの、上側部材100bの壁部100b2の下面100b2aと、下側部材100cの底部100c1の上面100c1bとが当接しない場合よりも、椅子の座り心地の安定性を向上させることができる。
第1の実施形態の防音具100では、椅子の使用時に、図3(A)に示すように、上側部材100bの壁部100b2(図2(A)参照)の下面100b2a(図2(A)参照)と、下側部材100cの底部100c1(図2(C)参照)の上面100c1b(図2(C)参照)とが当接すると共に、上側部材100bの外周部100b3(図2(A)参照)の下面100b3a(図2(A)参照)と、下側部材100cの壁部100c2(図2(C)参照)の上面100c2a(図2(C)参照)とが当接するが、上側部材100bの外周部100b3の下面100b3aと、下側部材100cの壁部100c2の上面100c2aとが当接することによって、椅子の座り心地の安定性を十分に確保することができる第3の実施形態の防音具100では、代わりに、椅子の使用時に、上側部材100bの外周部100b3の下面100b3aと、下側部材100cの壁部100c2の上面100c2aとを当接させ、上側部材100bの壁部100b2の下面100b2aと、下側部材100cの底部100c1の上面100c1bとを離間させることも可能である。
第1の実施形態の防音具100では、図3に示すように、釘100dによって上側部材100bと椅子の脚200の下面とが接続されているが、第4の実施形態の防音具100では、例えば接着、ねじ止めなどのような釘100d以外の任意の手段によって、上側部材100bと椅子の脚200の下面とを接続することも可能である。
図4は第5の実施形態の防音具100を示した図である。詳細には、図4は第5の実施形態の防音具100の鉛直断面図である。第1の実施形態の防音具100では、図1に示すように、釘100dが上側部材100bにインサートされているが、第4の実施形態の防音具100では、図4に示すように、釘100dが中間部材100eにインサートされ、例えばスナップフィット、接着等によって、中間部材100eが上側部材100bに接続されている。すなわち、第5の実施形態の防音具100では、上側部材100b(図4参照)が椅子の脚200(図3参照)の下面に対して間接的に接続されている。
第6の実施形態では、上述した第1から第5の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
100 防音具
100a 圧縮コイルばね
100a1,100a2 端部
100b 上側部材
100b1 ばね座部
100b2 壁部
100b2a 下面
100b2b フック部
100b2b1 上面
100b3 外周部
100b3a 下面
100b4 上面
100c 下側部材
100c1 底部
100c1a 下面
100c1b 上面
100c1b1 ばね座部
100c1b2 当接部
100c2 壁部
100c2a 上面
100c2b フック部
100c2b1 下面
100d 釘
100e 中間部材
200 脚

Claims (2)

  1. 椅子の脚(200)の下面と床面との間に配置される防音具(100)において、
    圧縮コイルばね(100a)と、圧縮コイルばね(100a)の上側に配置される上側部材(100b)と、圧縮コイルばね(100a)の下側に配置される下側部材(100c)とを設け、
    圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって上側部材(100b)を形成し、
    圧縮コイルばね(100a)より変形しづらい材料によって下側部材(100c)を形成し、
    上側部材(100b)を椅子の脚(200)の下面に対して直接的または間接的に接続し、
    椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)が押し潰されて、上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが当接し、
    椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね(100a)が延びて、上側部材(100b)の下面(100b2a,100b3a)と、下側部材(100c)の上面(100c1b,100c2a)とが離間することを特徴とする防音具(100)。
  2. 圧縮コイルばね(100a)の上端部(100a1)に当接するばね座部(100b1)と、圧縮コイルばね(100a)の外周面に対向する壁部(100b2)と、壁部(100b2)の外側に位置する外周部(100b3)とを、上側部材(100b)に形成し、
    上側部材(100b)の壁部(100b2)の下端部にフック部(100b2b)を形成し、
    床面に当接する底部(100c1)と、上側部材(100b)の外周部(100b3)に対向する壁部(100c2)とを、下側部材(100c)に形成し、
    圧縮コイルばね(100a)が延びた時に上側部材(100b)の壁部(100b2)のフック部(100b2b)に係止するフック部(100c2b)を、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上端部に形成し、
    椅子が引き摺られる時に、圧縮コイルばね(100a)が延びて、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが離間すると共に、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが離間し、
    椅子の使用時に、圧縮コイルばね(100a)が押し潰されて、上側部材(100b)の壁部(100b2)の下面(100b2a)と、下側部材(100c)の底部(100c1)の上面(100c1b)とが当接すると共に、上側部材(100b)の外周部(100b3)の下面(100b3a)と、下側部材(100c)の壁部(100c2)の上面(100c2a)とが当接することを特徴とする請求項1に記載の防音具(100)。
JP2013142199A 2013-07-06 2013-07-06 防音具 Active JP6153251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142199A JP6153251B2 (ja) 2013-07-06 2013-07-06 防音具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142199A JP6153251B2 (ja) 2013-07-06 2013-07-06 防音具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015013049A true JP2015013049A (ja) 2015-01-22
JP6153251B2 JP6153251B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52435333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013142199A Active JP6153251B2 (ja) 2013-07-06 2013-07-06 防音具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6153251B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11810699B2 (en) * 2016-12-22 2023-11-07 Tdk Corporation Ferrite sintered magnet, ferrite particles, bonded magnet, motor, and generator

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04115431U (ja) * 1991-03-29 1992-10-13 日本バルカー工業株式会社 腰掛用家具類の脚部装着用座具
JP2008086609A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Ishiguro Seisakusho:Kk 設置面段差吸収型の家具装着脚
JP2009189629A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Ishiguro Seisakusho:Kk 設置面段差吸収型の家具装着脚

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04115431U (ja) * 1991-03-29 1992-10-13 日本バルカー工業株式会社 腰掛用家具類の脚部装着用座具
JP2008086609A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Ishiguro Seisakusho:Kk 設置面段差吸収型の家具装着脚
JP2009189629A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Ishiguro Seisakusho:Kk 設置面段差吸収型の家具装着脚

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11810699B2 (en) * 2016-12-22 2023-11-07 Tdk Corporation Ferrite sintered magnet, ferrite particles, bonded magnet, motor, and generator

Also Published As

Publication number Publication date
JP6153251B2 (ja) 2017-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9028004B2 (en) Vehicle seat
JP5960545B2 (ja) 車両用シート
JP6345143B2 (ja) 表皮係止用クリップ
WO2012056854A1 (ja) 椅子の座体の取り付け構造
US20160176328A1 (en) Vehicle seat
US9585484B1 (en) Back support cushion device for chair
JP5860147B2 (ja) シートの弾性支持構造
JP5361321B2 (ja) 車両用シート
US20150210189A1 (en) Conveyance seat
MX2017014616A (es) Dispositivo de asiento con mecanismo de inclinación.
MX2019009394A (es) Disposicion de estructura de sensores con respecto a asiento.
JP2021073139A (ja) シート
JP6153251B2 (ja) 防音具
US10391906B2 (en) Sliding mechanism for a vehicle floor console and a floor console sliding armrest assembly
KR101473749B1 (ko) 진동 저감형 헤드레스트 가이드
CN107614321B (zh) 座垫
KR20150112350A (ko) 의자
KR101060164B1 (ko) 의자의 캐스터
US20140037872A1 (en) Foot cushion
JP7240024B2 (ja) イス
JP3177014U (ja) 便座シート
CN204617620U (zh) 椅子扶手结构
KR101445851B1 (ko) 침대용 매트리스
TW201034895A (en) Handle shock absorbing device for handle type vehicle
JPWO2016024543A1 (ja) シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151217

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20151217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6153251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250