JP2015012135A - 実装方法及び実装装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの基板の隣り合う2つの側辺に電子部品を能率よく実装すること。【解決手段】離間対向して配置され水平方向及び回転方向に駆動される一対のテーブル22a,22bと、一対のテーブルに、それぞれ基板を供給する供給手段と、一対のテーブルに供給された2枚の基板のそれぞれの側辺に電子部品Pを実装する実装ヘッド25,31とを有し、供給手段によって、一対のテーブルに、これら一対のテーブルの間に向かうそれぞれ1つの角部を基準にしてそれぞれ基板を供給するように制御し、一対のテーブルのそれぞれを交互に上記実装ヘッドに位置付けるように制御する制御装置を具備する。【選択図】図3
Description
この発明は長方形の基板の側辺に電子部品を実装する電子部品の実装方法及び実装装置に関する。
たとえば、携帯電話などに用いられる液晶表示装置では、長方形の基板としてのガラス基板の表面の側辺に、電子部品としてのICチップを実装するようにしている。
この実装を行う実装装置は、上記基板に粘着テープ(ACF)を貼着するための貼着部、貼着部によって貼着された粘着テープに上記電子部品を仮圧着する仮圧着部、及び仮圧着された電子部品を本圧着する本圧着部を備えている。
上記貼着部、仮圧着部、及び本圧着部はそれぞれ上記基板を吸着保持するテーブルを備えている。各テーブルはX、Y方向である水平方向、及びθ方向である水平面に対して直交する軸線を中心とする回転方向に回転駆動されるようになっている。
そして、上記基板は上記テーブルによって上記貼着部、仮圧着部、及び本圧着部に対してそれぞれ位置決めされることで、粘着テープの貼着、電子部品の仮圧着、及び電子部品の本圧着が行われるようになっている。
上記実装装置は上記貼着部、仮圧着部、及び本圧着部がそれぞれ一列に配置されることが多い。
各部のテーブルには、それぞれの前工程から基板が供給されるようになっている。つまり、上記貼着部には供給部から基板が供給される。それによって、上記基板の電子部品が実装される側辺に粘着テープが貼着される。
上記貼着部で粘着テープが貼着された基板は仮圧着部に供給され、そこで貼着テープが貼着された側辺に電子部品が仮圧着される。電子部品が仮圧着された基板は本圧着部に供給され、ここで上記基板に仮圧着された電子部品が本圧着される。
上記電子部品の本圧着は、上記貼着部での粘着テープの貼着や上記仮圧着部での電子部品の仮圧着に比べて作業時間が長く掛かるため、本圧着部を複数設けることがある。
それによって、実装装置に設けられた上記貼着部、仮圧着部、本圧着部でのそれぞれの作業時間をほぼ均一化し、生産性の向上を図るということが行なわれている。
また、上記貼着部、仮圧着部及び本圧着部に対して、基板を複数供給するようにして生産性の向上を図ることも行われている。
これは、上記貼着部、仮圧着部、本圧着部の各部にそれぞれ2つのテーブルを設け、上記貼着部に2枚の基板を供給し、この貼着部で2枚の基板の側辺に対して粘着テープを貼着する。
上記仮圧着部では粘着テープが貼着された2枚の基板の側辺に電子部品を仮圧着する。その後、上記本圧着部で2枚の基板の側辺に仮圧着された電子部品を本圧着用ヘッドによって本圧着する。
ところで、上記各作業は、テーブルから基板の電子部品が実装される部分が突出して保持された部分を下からバックアップツール等で支持しつつ上から行われることが多い。
上述のように基板を複数供給するようにして生産性の向上を図ろうとするとき、例えば上記本圧着部に2つのテーブルを設けた場合、2つのテーブルに設けられた2枚の基板の側辺に仮圧着された電子部品を1つの本圧着用ヘッドによって同時に本圧着するということが考えられる。
しかしながら、その場合、上記本圧着用ヘッドは2つのテーブルに供給された2枚の基板の2つの側辺よりも長い長さ寸法を備えなければならないから、長尺化してしまうということになる。
上記本圧着用ヘッドは基板の側辺部を加熱しながら加圧する構成である。つまり、耐熱性と耐圧性を有する構成としなければならない。そのため、本圧着用ヘッドが長尺化すると、より一層の耐熱性と耐圧性が要求されることになるから、コストが大幅に上昇するということがある。
そこで、上記本圧着用ヘッドを1枚の基板の側辺に仮圧着された電子部品を本圧着することができる長さ、つまり短尺化し、上記本圧着部による実装装置のコスト上昇を抑制するということが考えられている。
ところで、上記基板は品種によって様々な大きさのものが用いられる。そこで、テーブルの形状やサイズは、実装装置で適用する最大サイズの基板に対応したものとなる。
すなわち、図5(a),(b)に示すように上記本圧着部において、それぞれ基板Wは2つのテーブルT1、T2に対して電子部品Pが仮圧着された側辺が上記テーブルT1、T2の側辺から外方へ突出する同じ状態、つまり各テーブルT1、T2の図5(a)に矢印で示すY方向において同じ方向を基準にして各テーブルT1、T2に供給される。この場合、電子部品Pは基板Wの1つの側辺に実装されている。
そして、1つの本圧着用ヘッドHに対して各テーブルT1、T2を交互に位置決めして、それぞれのテーブルに供給された基板Wの側辺の仮圧着された電子部品Pが本圧着されることになる。
図5(a),(b)では、一方のテーブルT1が鎖線で示す位置から点線で示すように本圧着ヘッドHの下方に移動して位置決めされ、他方のテーブルT2が待機している状態を示している。
そのため、1つの本圧着用ヘッドHに対して一方のテーブルT1に供給された一方の基板Wの側辺に仮圧着された電子部品Pを本圧着する際、本圧着用ヘッドHに対して位置決めされた一方のテーブルT1の一方の基板Wと、待機する他方のテーブルT2の他方の基板Wとの間隔Dは、以下の理由によって小さくできないということがある。
つまり、図5(a)に示すように、適用される基板Wが最大サイズの場合、一方のテーブルT1の他方のテーブルT2と対向する側辺からは、一方のテーブルT1に供給された一方の基板Wの側辺S1が同図に矢印で示す−X方向に突出しており、他方のテーブルT2に供給された他方の基板Wの上記一方の基板Wの側辺S1と対向する側辺S2は他方のテーブルT2の側辺よりも+X方向に突出していて、S1とS2の間隔D1が最小となるように設定されることが多い。そして、テーブルT1、T2のサイズも同様に適用される最大サイズの基板Wに合わせて決められていることが多い。
その結果、図5(b)に示すように小さいサイズの基板Wでの実装を行う場合、一方の基板Wの側辺S1と、他方の基板Wの側辺S2との間隔D2に関係なくテーブルT1、T2のサイズに制限を受けて、一方の基板Wの側辺S1と他方の基板Wの側辺S2との間隔D2を小さくすることができないということが生じる。
つまり、本圧着用ヘッドHに対して位置決めされた一方のテーブルT1の一方の基板Wに対し、他方のテーブルT2の他方の基板Wを接近させて待機させるということができないということになる。
それによって、一方のテーブルT1の一方の基板Wの一側辺に電子部品Pが本圧着された後、他方のテーブルT2を本圧着用ヘッドHに対して位置決めするための移動距離が上記間隔Dに応じて大きくなるから、その移動に要するタクトタイムが長くなり、生産性が低下する要因になるということがある。
この発明は、一方のテーブルに供給された基板に電子部品を実装してから、他方のテーブルに供給された基板に電子部品を実装する際、他方の基板の移動距離を小さくして生産性の向上を図るようにした電子部品の実装方法及び実装装置を提供することにある。
この発明は、長方形の2枚の基板の側辺に被実装部品を実装する実装方法であって、
離間対向して配置される一対のテーブルのそれぞれに、この一対のテーブルの間の側に寄るように上記基板を供給する工程と、
上記供給された2枚の基板のうちの一方の基板の上記被実装部品が実装される側辺を実装ヘッドに対して位置決めして上記一方の基板の側辺に上記被実装部品を実装する工程と、
側辺に上記被実装部品が実装された上記一方の基板を上記実装ヘッドから退避させると同時に、2枚の基板のうちの他方の基板の上記被実装部品が実装される側辺を実装ヘッドに対して位置決めして上記他方の基板の側辺に上記被実装部品を実装する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
離間対向して配置される一対のテーブルのそれぞれに、この一対のテーブルの間の側に寄るように上記基板を供給する工程と、
上記供給された2枚の基板のうちの一方の基板の上記被実装部品が実装される側辺を実装ヘッドに対して位置決めして上記一方の基板の側辺に上記被実装部品を実装する工程と、
側辺に上記被実装部品が実装された上記一方の基板を上記実装ヘッドから退避させると同時に、2枚の基板のうちの他方の基板の上記被実装部品が実装される側辺を実装ヘッドに対して位置決めして上記他方の基板の側辺に上記被実装部品を実装する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明は、長方形の2枚の基板の側辺に被実装部品を実装する実装装置であって、
離間対向して配置され水平方向及び回転方向に駆動される一対のテーブルと、
上記一対のテーブルに、それぞれ上記基板を供給する供給手段と、
上記一対のテーブルに供給された上記2枚の基板のそれぞれの側辺に上記被実装部品を実装する実装ヘッドと、
を有し、
上記供給手段によって、上記一対のテーブルに、これら一対のテーブルの間に向かうそれぞれ1つの角部を基準にしてそれぞれ上記基板を供給するように制御し、上記一対のテーブルのそれぞれを交互に上記実装ヘッドに位置付けるように制御する制御装置を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
離間対向して配置され水平方向及び回転方向に駆動される一対のテーブルと、
上記一対のテーブルに、それぞれ上記基板を供給する供給手段と、
上記一対のテーブルに供給された上記2枚の基板のそれぞれの側辺に上記被実装部品を実装する実装ヘッドと、
を有し、
上記供給手段によって、上記一対のテーブルに、これら一対のテーブルの間に向かうそれぞれ1つの角部を基準にしてそれぞれ上記基板を供給するように制御し、上記一対のテーブルのそれぞれを交互に上記実装ヘッドに位置付けるように制御する制御装置を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明によれば、一対のテーブルの1つの角部を基準にして被実装部品が実装される側辺を一対の第1のテーブルの側辺から外方へ突出させて供給し、一方の基板の側辺に被実装部品を実装する際、一方の基板に、他方の基板を接近させた状態で待機させることができるようにした。
そのため、一方の基板の側辺に被実装部品を実装した後、他方の基板を実装位置に移動させる距離を短くすることができるから、他方の基板の実装位置への移動に要する時間を短縮し、生産性の向上を図ることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図4はこの発明の一実施の形態を示す。図1は実装装置の概略図であって、この実装装置は装置本体Bを有する。この装置本体Bには、搬入部1、貼着部2、仮圧着部3、第1の本圧着部4、第2の本圧着部5及び搬出部6が図1に示す座標系の矢印X方向に沿って一列に配置されている。この実施の形態においては、上記貼着部2、仮圧着部3、第1の本圧着部4及び第2の本圧着部5がそれぞれ後述するように基板Wに粘着テープ17や電子部品Pを実装するための実装手段を構成している。
この実施の形態では、長方形の基板の隣り合う2辺に電子部品を実装する。また、上述のようにタクトタイムを均等化するために、本圧着部を2つ設け、第1の本圧着部4で短辺の本圧着を行い、第2の本圧着部5において長辺の本圧着を行うようにしている。
なお、図2の座標系に矢印で示すように、X方向と直交する方向をY方向とする。図示はしないが、X方向とY方向がなす水平面に対して直交する方向をZ方向、Z方向の軸線を中心とする回転方向をθ方向とする。
また、上記搬入部1、上記貼着部2、仮圧着部3、第1の本圧着部4、第2の本圧着部5、及び上記搬出部6の動作は図1に示す制御装置10によって後述するように制御されるようになっている。
図1に示すように、上記搬入部1は固定的に配置された一対の搬入用テーブル(図示せず)を有する。図示しない供給部から同じく図示しない受け渡しロボットによって2枚の基板が上記搬入部1の一対の搬入用テーブルに供給されるようになっている。
上記基板は、たとえばCOG方式の液晶表示装置に用いられる長方形のガラス基板であって、後述するように長辺(ソース辺)と、この長辺と隣り合う短辺(グリッド辺)との2つの辺にICなどの電子部品Pが後述するように実装されるようになっている。
上記搬入部1に供給された基板は、図示しない受け渡し装置よって上記貼着部2に供給されるようになっている。
なお、この受け渡し装置は、一対の吸着部によって2枚の基板を同時に吸着し、搬送することができるようになっている。
上記貼着部2に搬送された2枚の基板には、それぞれの基板の隣り合う2辺に粘着テープが貼着される。この粘着テープは電子部品の大きさに合わせて切断されており、実装する電子部品の数だけ貼着されるようになっている。そして、粘着テープが貼着された2枚の基板は、図示しない受け渡し装置によって仮圧着部3に搬送される。
上記仮圧着部3に搬送された2枚の基板には、それぞれの基板の隣り合う2辺に貼着された粘着テープに対して電子部品が仮圧着される。そして、電子部品が仮圧着された2枚の基板は、図示しない供給手段としての受け渡し装置によって第1の本圧着部4に搬送される。
図2及び図3(a)に示すように、上記仮圧着部3で長辺と短辺とに電子部品Pが仮圧着された2枚の基板Wは、それぞれ図示しない供給手段としての受け渡し装置によって第1の本圧着部4の待機位置R3で互いの一側をX方向に対して所定間隔で離間対向させて位置決めされた一対の上記第1の本圧着用テーブル22a,22bの対向する側の1つの角部C3a,C3bを基準にして供給される。
つまり、2枚の基板Wはそれぞれ、上記第1の本圧着部4の待機位置R3で待機する一対の第1の本圧着用テーブル22a,22bのうち、+X方向側に位置する一方の本圧着用テーブル22aには、電子部品Pが仮圧着された短辺と長辺をそれぞれ+Y方向と−X方向に突出させて供給され、−X方向側に位置する他方の本圧着用テーブル22bに対しては、電子部品Pが仮圧着されていない長辺を+X方向に突出させ、電子部品Pが仮圧着された短辺を+Y方向に突出させて供給される。
それによって、離間対向して位置決めされた一対の第1の本圧着用テーブル22a,22bの対向する側辺の間の側に、一方の基板Wの電子部品Pが仮圧着された長辺と、他方の基板Wの電子部品が仮圧着されていない長辺が突出するよう供給されることになる。
このように、一対の基板Wが第1の本圧着部4に供給されると、+X方向側に位置する一方の第1の本圧着用テーブル22aが+Y方向及び−X方向に駆動され、電子部品Pが仮圧着された短辺が第1の本圧着用ヘッド25の下方に位置決めされる。なお、X方向及びY方向は図3(a)に座標系の矢印で示す。
このとき、他方の第1の本圧着用テーブル22bは、その上面に供給された他方の基板Wの電子部品Pが仮圧着されていない長辺を、一方の第1の本圧着用テーブル22aに供給された一方の基板Wの電子部品Pが仮圧着された長辺に接近する状態で待機するよう位置決めされる。このときの一方の基板Wと他方の基板Wの長辺の間隔を図3(b)にd3で示す。
ついで、上記第1の本圧着用ヘッド25に設けられた複数の加圧ツール(図示せず)が下降方向に駆動され、上記基板Wの短辺に仮圧着された複数、この実施の形態では2つの電子部品Pが加圧加熱される。それによって、電子部品Pを仮圧着した粘着テープ17が溶融硬化するから、一方の基板Wの短辺に仮圧着された2つの電子部品Pが本圧着されることになる。
一方の基板Wの短辺の電子部品Pが本圧着されると、図3(c)に示すように一方の第1の本圧着用テーブル22aは+X方向及び−Y方向に駆動され、一方の基板Wの短辺が上記第1の本圧着用ヘッド25の本圧着位置から外れる位置に退避する。
それと同時に、他方の第1の本圧着用テーブル22bは+X方向及び+Y方向に駆動され、電子部品Pが仮圧着された他方の基板Wの短辺が上記第1の本圧着用ヘッド25の下方に位置決めされる。
このとき、他方の第1の本圧着用テーブル22bは、図3(b)に示すように他方の基板Wの長辺を一方の基板Wの長辺に対して間隔d3で接近させた待機状態から、図3(c)に示す状態へ移動することになる。そのため、他方の第1の本圧着用テーブル22bの+X方向へ駆動距離を上記間隔d3に応じて小さくできるから、その移動に要する時間を短縮することができる。
ついで、上記第1の本圧着用ヘッド25に設けられた複数の加圧ツールのうち、上記短辺に仮圧着された電子部品Pの数に対応する2つの加圧ツール(図示せず)が下降方向に駆動され、他方の第1の本圧着用テーブル22bに供給された他方の基板Wの短辺に仮圧着された複数の電子部品Pが本圧着される。
2枚の基板Wの短辺の電子部品Pが本圧着されると、一方の本圧着用テーブル22aが図3(c)に矢印で示す時計方向に90度回転しながら、一対の本圧着用テーブル22a,22bは図3(d)に示すように上記第1の本圧着部4の待機位置R3に戻って待機することになる。
つまり、一方の本圧着用テーブル22aに供給された基板Wは、電子部品Pが仮圧着された長辺がX方向に沿うよう位置決めされ、他方の本圧着用テーブル22bに供給された基板Wは電子部品Pが本圧着された短辺がX方向に沿うよう位置決めされて上記待機位置R3で待機する。
なお、テーブルの90度回転や待機位置への移動は、2枚の基板のうち一方が本圧着している間に行っても良い。
上記第1の本圧着部4で短辺に電子部品Pが本圧着されて待機位置R3で待機する2枚の基板Wは、図示しない受け渡し装置の一対の吸着部によって吸着保持されて上記第2の本圧着部5の待機位置R4で待機する一対の第2の本圧着用テーブル28a,28bに供給される。
上記2枚の基板Wの一方は、図2と図4(a)に示すように、+X方向側に位置する一方の第2の本圧着用テーブル28aの、最も−X方向と+Y方向側に位置する1つの角部C4aを基準にして長辺を+Y方向に突出させ、電子部品Pが本圧着されていない短辺を−X方向に突出させて供給される。
他方の基板Wは、一方の第2の本圧着用テーブル28aよりも−X方向側に位置する他方の第2の本圧着用テーブル28bの、最も−X方向と+Y方向側に位置する1つの角部C4bを基準にして電子部品Pが本圧着された短辺を+Y方向に突出させ、長辺を−X方向に突出させて供給される。
つまり、一方の第2の本圧着用テーブル28aと他方の第2の本圧着用テーブル28bに供給されるそれぞれの基板Wは、一対の第2の本圧着用テーブル28a,28bの1つの角部C4a,C4bを基準にして上述したように供給される。なお、X方向とY方向は図4(a)に座標系の矢印で示す。
このように、第2の本圧着部5の待機位置R4で待機する一対の第2の本圧着用テーブル28a,28bに基板Wが供給されると、+X方向側に位置する一方の第2の本圧着用テーブル28aはX、Y方向に駆動されて、図2及び図4(b)に示すように上面に供給された基板Wの電子部品Pが仮圧着された長辺が第2の本圧着用ヘッド31の下方に位置決めされる。
他方の第2の本圧着用テーブル28bは、図4(a)に矢印で示す時計方向に90度回転駆動されながら、図4(b)に示すように基板Wの電子部品Pが実装された短辺が上記第2の本圧着用ヘッド31に対して位置決めされた一方の基板Wの電子部品Pが実装されていない短辺と対向する状態で位置決めされる。このとき、他方の基板Wは、その短辺が一方の基板Wの短辺に対して図4(b)にd4で示すよう接近した距離となるよう、位置決めされる。
ついで、上記第2の本圧着用ヘッド31に設けられた図示しない複数の加圧ツールのうち、上記長辺に仮圧着された電子部品Pの数に対応する複数、この実施の形態では3つの加圧ツールが下降方向に駆動される。それによって、一方の基板Wの長辺に仮圧着された電子部品Pが本圧着される。
一方の基板Wの長辺の電子部品Pが本圧着されると、その基板Wを供給した一方の第2の本圧着用テーブル28aが図4(b)に示す位置から図4(c)に示すように+X方向及び−Y方向に駆動され、上記基板Wが上記第2の本圧着用ヘッド31の下方から外れた位置に退避される。
それと同時に、他方の第2の本圧着用テーブル28bによって他方の基板Wが+Xと+Y方向に駆動され、他方の基板Wの電子部品Pが仮圧着された長辺が上記第2の本圧着用ヘッド31の下方に位置決めされる。
他方の基板Wが上記第2の本圧着用ヘッド31に対して位置決めされると、上記第2の本圧着用ヘッド31に設けられた図示しない複数の加圧ツールのうち、他方の基板Wの長辺に仮圧着された電子部品Pの数に対応する3つの加圧ツールが下降方向に駆動され、他方の基板Wの長辺に仮圧着された電子部品Pが本圧着される。
このようにして、2枚の基板Wの長辺に仮圧着された電子部品Pが本圧着されると、一対の第2の本圧着用テーブル28a,28bは−Y方向及び−X方向に駆動されながら、図4(d)に示すように上記第2の本圧着部5の待機位置R4に位置決めされて待機することになる。
そして、2枚の基板Wは、図示しない受け渡し装置によって図1、図2に示す搬出部6に搬送され、次工程に受け渡されることになる。
このように、一方の第2の本圧着用テーブル28aに供給された一方の基板Wの長辺に仮圧着された電子部品Pを本圧着するとき、他方の第2の本圧着用テーブル28bに供給された他方の基板Wの電子部品Pが仮圧着された短辺を、一方の第2の本圧着用テーブル28aに供給された基板Wの電子部品Pが仮圧着されていない短辺に図4(b)にd4で示す間隔で接近させて待機させることができる。上記間隔d4は十分に小さくすることができる。
そのため、一方の基板Wの長辺の電子部品Pの本圧着が終了した後、図4(b)に示す状態から図4(c)に示すように、他方の基板Wの短辺を第1の本圧着用ヘッド25による本圧着位置まで移動させるために要するタクトタイムを短縮できるから、2枚の基板Wの長辺に対する電子部品Pの本圧着を能率よく行なうことができる。
なお、基板Wのサイズ変更に応じて長辺と短辺に実装される電子部品Pの数は異なるから、第1、第2の本圧着部4,5の本圧着用ヘッド25,31に設けられる加圧ツールの数を2つと3つに限定せず、最大サイズの基板Wの短辺と長辺に実装される電子部品Pの数に対応させた数を設けておき、基板Wのサイズに応じて必要な数の加圧ツールを作動させるようにしてもよい。
そのようにすれば、基板Wのサイズが変更され、短辺及び長辺に実装される電子部品Pの数が変更になっても、その変更に対応することができる。
上記一実施の形態では、第1、第2の本圧着部で基板に電子部品を本圧着する例を挙げて説明した。つまり、基板に実装される被実装部材は電子部品で、基板が供給されるテーブルは第1、第2の本圧着用テーブルの場合を例に挙げて説明した。
しかしながら、この発明は貼着部や仮圧着部にも適用することが可能である。つまり、一対の貼着用テーブルに供給された基板に対して別々に粘着テープを貼着する場合、待機する基板を粘着テープが貼着される基板に対して接近させて待機させるようにしてもよい。
同様に、仮圧着部においても、一対の仮圧用テーブルに供給された基板に対して別々に電子部品を仮圧着する場合、待機する基板を電子部品が仮圧着される基板に対して接近させて待機させることで、第1、第2の本圧着部と同様、タクトタイムの短縮を図ることができる。
また、上記実施の形態では基板の2つの側辺に電子部品を実装する例を挙げて説明したが、基板の1つの側辺にだけ電子部品を実装する場合であっても、適用可能である。
1…搬入部、2…貼着部、3…仮圧着部、4…第1の本圧着部、5…第2の本圧着部、6…搬出部、10…制御装置、22a,22b…第1の本圧着用テーブル、25…第1の本圧着用ヘッド、28a,28b…第2の本圧着用テーブル、29…搬出用テーブル、31…第2の本圧着用ヘッド。
Claims (2)
- 長方形の2枚の基板の側辺に被実装部品を実装する実装方法であって、
離間対向して配置される一対のテーブルのそれぞれに、この一対のテーブルの間の側に寄るように上記基板を供給する工程と、
上記供給された2枚の基板のうちの一方の基板の上記被実装部品が実装される側辺を実装ヘッドに対して位置決めして上記一方の基板の側辺に上記被実装部品を実装する工程と、
側辺に上記被実装部品が実装された上記一方の基板を上記実装ヘッドから退避させると同時に、2枚の基板のうちの他方の基板の上記被実装部品が実装される側辺を実装ヘッドに対して位置決めして上記他方の基板の側辺に上記被実装部品を実装する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。 - 長方形の2枚の基板の側辺に被実装部品を実装する実装装置であって、
離間対向して配置され水平方向及び回転方向に駆動される一対のテーブルと、
上記一対のテーブルに、それぞれ上記基板を供給する供給手段と、
上記一対のテーブルに供給された上記2枚の基板のそれぞれの側辺に上記被実装部品を実装する実装ヘッドと、
を有し、
上記供給手段によって、上記一対のテーブルに、これら一対のテーブルの間に向かうそれぞれ1つの角部を基準にしてそれぞれ上記基板を供給するように制御し、上記一対のテーブルのそれぞれを交互に上記実装ヘッドに位置付けるように制御する制御装置を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
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Cited By (1)
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JP2016186966A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 部品実装ラインおよび部品実装方法 |
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- 2013-06-28 JP JP2013136509A patent/JP2015012135A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016186966A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 部品実装ラインおよび部品実装方法 |
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