JP2015011853A - 電子部品付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の振動を確実に抑制する電子部品付きコネクタを提供することを目的とする。【解決手段】前後方向に延びる電子部品本体61と該電子部品本体61の前端面61Aから前方に突出するリード線62とを有する電子部品60と、前記電子部品60の前方に配されて前記リード線62と接続される導電部材40と、前記電子部品60と前記導電部材40とを内部に組み付け可能なハウジング(10、20)と、前記ハウジング(10、20)とは別体で、前記ハウジング(10、20)と前記電子部品本体61との間を埋めることが可能で、かつ、前記電子部品本体61と前記ハウジング(10、20)の間の隙間の大きさに応じて変形可能な保持部品70とを備える。【選択図】図17

Description

本発明は、電子部品付きコネクタに関する。
従来、コンデンサ等の電子部品を内蔵した電子部品付きコネクタとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。この電子部品は横長の部品本体を有し、この部品本体の両端から一対のリード線がそれぞれ反対方向に引き出され、各リード線はバスバーの貫通孔に挿通されてはんだ付けされている。このため、電子部品付きコネクタが振動を受けた場合であっても、電子部品の部品本体は両側で支えられているため大きく振動することはなく、バスバーとの接続部が破損するおそれはない。
一方、電子部品付きコネクタの仕様によっては、下記特許文献2のように、電子部品本体を前後方向に配置する縦型配置を採用することがある。この場合には、電子部品には、一対のリード線が部品本体の一端からそれぞれ同じ方向に引き出されている。そして、リード線が、コンデンサ保持部の軸方向の一端側(前端側)に設けられたリード線挿通孔を挿通して、端子金具の上部に重ねて配されて、リード線と端子金具とが抵抗溶接されている。
特開2007−287644号公報 特開2013−38051号公報
しかしながら、電子部品の寸法公差は元々大きく、部品本体の寸法が小さめに形成されている場合には、上記特許文献2の構成では、コンデンサ保持部と電子部品本体との間に空間ができ、振動によって抵抗溶接部分にストレスがかかることになり、破損する可能性がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電子部品付きコネクタにおいて電子部品の振動を確実に抑制することを目的とする。
本発明の電子部品付きコネクタは、前後方向に延びる電子部品本体と該電子部品本体の前端面から前方に突出するリード線とを有する電子部品と、前記電子部品の前方に配されて前記リード線と接続される導電部材と、前記電子部品と前記導電部材とを内部に組み付け可能なハウジングと、前記ハウジングとは別体で、前記ハウジングと前記電子部品本体との間に装着され、前記電子部品本体と前記ハウジングの間の隙間の大きさに応じて変形可能な保持部品とを備えることに特徴を有する。
このような構成によると、電子部品本体を前後方向に配置する縦型配置を採用し、電子部品には、一対のリード線が電子部品本体の一端からそれぞれ同じ方向に引き出されている場合に、ハウジングとの間の隙間ができないように電子部品本体を保持部品が保持することになる。また、保持部品は、電子部品本体の寸法公差を吸収できるように変形可能となっており、電子部品本体とハウジングの間の隙間を埋めることから、電子部品が振動することを抑制することができ、リード線と導電部材との接続部分が破損することを回避できる。
本発明の電子部品付きコネクタの実施の態様として、以下の構成としてもよい。
前記ハウジングは、前記導電部材を保持するホルダと、前記ホルダを前方から挿入可能な挿入口を有し該挿入口から前記ホルダを内部に収容可能なハウジング本体とから形成されており、前記電子部品本体の前端部は前記ホルダに保持されつつ、前記電子部品本体の後端部に前記保持部品が装着されている構成としても良い。
このような構成では、予め導電部材と電子部品本体をホルダに保持させた後、導電部材と電子部品のリード線を接続することができるため、作業性が向上する。また、電子部品本体に保持部品を装着した後に、導電部材と電子部品が保持されたホルダをハウジング内部に収容することができるため、作業性が向上する。
前記電子部品本体は、略円柱形状とされており、前記保持部品は、その内周側面が全体として略円筒状をなしつつ、その内周底面が略円形をなしており、前記内周側面から内周底面の中心に向かってスリットが形成されている構成としても良い。
このような構成では、電子部品本体の大きさに応じて、保持部品に設けられたスリットが開くことで、電子部品本体の寸法公差による大きさの変化に対応可能となっている。
前記電子部品本体は、略円柱形状とされており、前記保持部品は、弾性部材で形成されており、略円筒形で前記電子部品本体を覆って前記ハウジングとの隙間を埋める円筒部と、該円筒部から径方向外側に突出した突出部とを備えており、前記ハウジングには、前記突出部を収容可能な凹部が形成されている構成としても良い。
このような構成では、保持部品の略円筒形の円筒部が円柱形状の電子部品に装着される際に、円筒部が弾性部品でできているので、電子部品本体の寸法公差によって円筒部は変形可能であり、ハウジングと電子部品本体の間の隙間を埋めて、振動を緩和することができる。また、突出部によって、ハウジングとの装着性が向上することから、保持部品及び保持部品が装着された電子部品の周り止めになる。
本発明によれば、電子部品の振動を確実に抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る電子部品付きコネクタの分解斜視図 ハウジング本体の正面図 ハウジング本体の平面図 図2のiv−iv位置における断面図 ホルダの正面図 ホルダの平面図 図4のvii−vii位置における断面図で示したホルダにコンデンサを組み付ける前の状態を示した図 ホルダに端子金具とコンデンサを組み付けた状態を示した斜視図 ホルダに端子金具とコンデンサを組み付けた状態を示した正面図 ホルダに端子金具とコンデンサを組み付けた状態でリテーナを組み付ける前の状態を示した平面図 ホルダに端子金具とコンデンサを組み付けた状態でリテーナを組み付ける前の状態を示した側面図 リテーナの正面図 リテーナの底面図 図12のxiv−xiv位置における断面図 電子部品付きコネクタの斜視図 電子部品付きコネクタの正面図 図16のxvii−xvii位置における一部切欠き断面図 図16のxviii−xviii位置における断面図 本発明の実施形態2に係るキャップの正面図 キャップの平面図 キャップの背面図 実施形態2の電子部品付きコネクタの図16のxvii−xvii位置における一部切欠き断面図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1ないし図18に基づいて説明する。
本実施形態における電子部品付きコネクタ(以後、単にコネクタC1と称する)は、自動車等に搭載された電気・電子機器等のノイズを除去するためのコネクタである。コネクタC1は、図1に示すように一方向のみに開口した袋状のハウジング本体10と、ハウジング本体10内に収容されるホルダ20と、ホルダ20に保持されるバスバー片40と、コンデンサ本体61とリード線62とを有するコンデンサ60と、コンデンサ本体61とハウジング本体10の間を埋めるリテーナ70とから構成されている。また、このコネクタC1は、自動車などに搭載された電気・電子機器などから導出される図示しない複数の電線を一括して接続するジョイントコネクタである。このコネクタC1は、正極側および負極側の2つのバスバー片40を有し、この正負のバスバー片40の間に、コンデンサ60が介設されている。このコネクタC1は、相手側コネクタ80(図17参照)と嵌合可能とされている。以下、各構成部材において、コネクタC1における相手側コネクタ80との嵌合面側を前側、その反対側を後側とし、また、上下左右方向については図2を基準として説明する。
ハウジング本体10は合成樹脂製であって、図1に示すように、前方からホルダ20を内部に挿入可能な挿入口11を有している。ハウジング本体10は、挿入口11を構成するとともに相手側コネクタ80(図17参照)と嵌合するフード部13と、ホルダ20の中間部31を収容するホルダ収容部17と、コンデンサ60を収容するコンデンサ収容部18とから形成されている。そして、フード部13とホルダ収容部17とコンデンサ収容部18とが、一体に形成され、全体として挿入口11を有する3段形状の袋状となっている。ハウジング本体10の構造の詳細については後述する。
バスバー片40は、図1に示すように、金属等の導電性の板材を打ち抜いて、曲げ加工等を施すことで成形されている。バスバー片40は、相手側コネクタ80に保持された雌端子金具に接続される複数の端子部41と、これらを櫛歯状に連結する帯状連結部43と、をそれぞれ有している。また、正負の一対のバスバー片40は、図9に示すように、ホルダ20の厚さ方向(高さ方向)に上下2段に並べて配置されている。そして、下段側に配置されたバスバー片40を第1バスバー片40A、上段側に配置されたバスバー片40を第2バスバー片40Bと称する。図1に示すように、第1バスバー片40Aは、第1電子部品接続部45Aを有しており、第2バスバー片40Bは、第2電子部品接続部45Bを有している。これらの第1電子部品接続部45A及び第2電子部品接続部45Bは、コンデンサ60に接続される。以下、第1電子部品接続部45Aと第2電子部品接続部45Bとに共通する構成を説明する際には、これらをまとめて電子部品接続部45A、45Bというものとする。
各端子部41はタブ状をなし、帯状連結部43の前端面に一定のピッチで並んで5本ずつ突設されている。電子部品接続部45A、45Bは、帯状連結部43のうち端子部41とは反対の端面(後端面)に形成され、帯状連結部43から略直角方向に延出している。
各帯状連結部43の左右方向の長さは、図10に示すように、後述するホルダ20のバスバー片保持部21の幅方向(左右方向)の長さよりも長くなっている。そのため、バスバー片40をホルダ20に組み付けた際に、各帯状連結部43が、バスバー片保持部21の左右両端部から突出した状態となる。
第1バスバー片40Aの第1電子部品接続部45Aと、第2バスバー片40Bの第2電子部品接続部45Bとは、組み付けられた際に、図10に示すように、ホルダ20の幅方向に一定の間隔をあけて配置されている。
第2電子部品接続部45Bは、図17に示すように、その帯状連結部(第2帯状連結部43Bと称する)のうち左右方向(ホルダ20の幅方向)の中心よりも左側に偏心した位置から後方に突出しており、その突出した部分が後述するコンデンサ60のリード線62と溶接される第2溶接部48Bを構成している。また、第2電子部品接続部45Bは、第2溶接部48Bを含むその全長にわたり段差がない平坦なものとされる。第2電子部品接続部45Bは、第2帯状連結部43Bとも段差がないため、第2バスバー片40B全体が平坦なものとされている。なお、第2電子部品接続部45Bの幅寸法は後述する第2圧入部53を除き全長にわたり略同一とされている。
第2電子部品接続部45Bには、第2圧入部53が形成されている。第2圧入部53は、前方に向かって幅が広がるように形成されているため、後述する第2接続部挿通孔24に圧入されるにつれて、樹脂に食い込む部分が大きくなる。すなわち、第2電子部品接続部45Bの左右両側に設けられた一対の第2圧入部53を合わせることで楔形状の圧入部が構成されている。第2圧入部53は、図17に示すように、バスバー片保持部21の前後方向の長さの略中央に係止することで、所定位置に配された第2バスバー片40Bを抜け止めしてホルダ20に保持する役割を果たす。
第1電子部品接続部45Aは、図1に示すように、その帯状連結部(第1帯状連結部43Aと称する)のうち左右方向の中心よりも右側に偏心した位置から後方に突出して、その突出した部分が、後述するコンデンサ60のリード線62と溶接される第1溶接部48Aを構成している。第1電子部品接続部45Aは、その先端にある第1溶接部48Aが第2電子部品接続部45Bと略同一高さに配されるべく、長さ方向(前後方向)の途中の位置において2度直角曲げされている。すなわち第1電子部品接続部45Aは、その長さ方向の途中の位置において上方に屈曲された後、第2電子部品接続部45Bと同一高さの位置において、さらに後方に屈曲されている。また、第1電子部品接続部45Aの第1溶接部48Aは、屈曲された部分よりも若干幅広形状となっている。
第1バスバー片40Aには、図18に示すように、後述するホルダ20のバスバー片保持部21に対して、後方に押し込まれることで、ホルダ20に形成されたホルダ圧入孔26に圧入される第1圧入部51が備えられている。第1圧入部51は、第1帯状連結部43Aから第1電子部品接続部45Aと同じ側に突出して設けられ、すなわち端子部41とは第1帯状連結部43Aを挟んで反対側に突出して設けられている。第1圧入部51の長さ寸法は、バスバー片保持部21の前後方向の長さ寸法よりも短くなっている。また、その先端側は、楔形状となっている。
また、各バスバー片40には、図17及び図18に示すように、ハウジング本体10に対して、後方に押し込まれることで、後述するハウジング本体10に形成されたハウジング圧入穴16に圧入されるハウジング圧入部55が備えられている。ハウジング圧入部55は、帯状連結部43から電子部品接続部45A、45Bと同じ側に突出して設けられ、すなわち端子部41とは反対側に突出して設けられている。ハウジング圧入部55の長さ寸法は、第1圧入部51の長さ寸法と略同一とされており、その先端側は、楔形状となっている。また、ハウジング圧入部55は、各バスバー片40に一対ずつ備えられている。一対のハウジング圧入部55は、帯状連結部43の左右方向の両端部に位置している。ハウジング圧入部55は、ホルダ20にバスバー片40が組み付けられた場合に、バスバー片保持部21から左右両側に突出して配される。
コンデンサ60は、図7に示すように、アルミ電解コンデンサであって、円柱形状をなすコンデンサ本体61と、その前端面61Aから導出された正負一対のリード線62とを備えている。リード線62は丸ピン形状をなし、コンデンサ本体61の前端面61Aから略垂直方向(コンデンサ本体61の軸方向)に突出したのちに、その端部がコンデンサ本体61の外周面よりも径方向外側に向かって、クランク状に形成されたのちに、コンデンサ本体61の外周面よりも外側で、前方に向かって延伸することで、延伸部分がリード線突出部64を形成している。この一対のリード線62は、コンデンサ60がコネクタC1の前後方向に(縦型配置で)組み付けられると、バスバー片40の溶接部48A、48Bの上側に配され、抵抗溶接によって電子部品接続部45A、45Bに接続される。
次に、ホルダ20の構造について、説明する。
ホルダ20は合成樹脂製であって、図8に示すように、全体として前後方向に細長い形状をなし、その前端側にバスバー片40を保持するバスバー片保持部21が形成され、後端側にコンデンサ60を保持するコンデンサ保持部35が形成されている。そして、ホルダ20のうちバスバー片保持部21とコンデンサ保持部35との間に形成された中間部31において、バスバー片40とコンデンサ60との接続がなされる。なお、コンデンサ保持部35は、ホルダ20の幅方向(左右方向)の略中央に位置している。
バスバー片保持部21は、図6に示すように、ホルダ20の幅方向に長い略方形のブロック状をなしている。バスバー片保持部21には、図5に示すように、バスバー片40の帯状連結部43が装着される装着溝22が形成されている。装着溝22は、前方に開口された左右方向(幅方向)に長く、前方及び左右方向(幅方向)の3方向に開口した溝であり、バスバー片40の帯状連結部43が前方から装着可能とされている。バスバー片40は、組み付けられた際に、図17に示すように、装着溝22の奥面(後面)に、帯状連結部43の後端面が当接して後止まりがなされる。また、装着溝22はバスバー片保持部21に上下2段平行に形成されている。
上段の装着溝22の奥面には、図7に示すように、第2バスバー片40Bの第2電子部品接続部45Bを挿通可能な第2接続部挿通孔24が貫通形成されている。第2電子部品接続部45Bは、図17に示すように、装着溝22の前方から挿入されて、第2接続部挿通孔24を挿通して、中間部31に突出する。なお、第2接続部挿通孔24の幅は第2電子部品接続部45Bの幅と略同一とされている。
バスバー片保持部21には、図5に示すように、上段の装着溝22と下段の装着溝22を上下方向に連通させる差入孔25が形成されている。差入孔25は、図1に示すように、第1バスバー片40Aの第1電子部品接続部45Aの屈曲した部分を差し入れることを可能としており、差入孔25の幅寸法は、第1電子部品接続部45Aの屈曲した部分の幅寸法よりも若干大きい寸法とされている。また、上段の装着溝22の奥面には、図7に示すように、第1電子部品接続部45Aの第1溶接部48Aを挿通可能な第1接続部挿通孔23が貫通形成されている。第1電子部品接続部45Aの第1溶接部48Aは、図17及び図18に示すように、上段の装着溝22の前方から挿入されて、第1接続部挿通孔23を挿通して、中間部31に突出する。その際に、屈曲した部分が差入孔25に差し入れられる。なお、第1接続部挿通孔23の幅寸法は、差入孔25の幅寸法より大きく、第1電子部品接続部45Aの第1溶接部48Aが挿通可能な幅とされている。
また、下段の装着溝22の奥面には、図5に示すように、第1バスバー片40Aの第1圧入部51に対応する位置に、ホルダ圧入孔26が形成されている。ホルダ圧入孔26は、バスバー片保持部21の幅方向(左右方向)の略中央に形成され、バスバー片保持部21の後側へ貫通している。
中間部31は、図6および図7に示すように、幅方向に対向状態をなすように設けられた一対の側壁部32と、これらの側壁部32を連結する中間連結部33と、リード線62を下方から支持するリード線支持部34とを有している。一対の側壁部32は、互いに略平行をなして対向し、その前端が、バスバー片保持部21に連結されている。中間連結部33は、側壁部32の後端部を連結するように設けられており、後述するスペーサ部38の下部と一体に成形されることで、コンデンサ保持部35と連結されている。また、中間連結部33の前端には、コンデンサ60のリード線62を支持するリード線支持部34が設けられている。リード線支持部34は、中間連結部33から前方に片持ち状に突出し、上下方向に弾性変形可能とされている。中間部31においては、一対の側壁部32とバスバー片保持部21とコンデンサ保持部35とに囲まれた空間が、上下方向に開口しており、コンデンサ保持部35とリード線62を抵抗溶接するための電極(図示せず)を配置できるようになっている。
コンデンサ保持部35は、図6および図7に示すように、内側にコンデンサ本体61を収容する略円筒形状の筒状部36と、リード線62のリード線突出部64をガイドする回転規制溝37と、コンデンサ60のリード線62間に配されるスペーサ部38とを有している。筒状部36は、軸方向が前後方向になるように形成されるとともに、その後端側はコンデンサ60を挿入可能なコンデンサ挿入口39として、後方全体が開口しており、後方からコンデンサ60を収容可能とされている。また、前端側もリード線62を挿通可能にするために開口している。筒状部36の長さは、図8に示すように、コンデンサ本体61の前方から約3分の2を覆う長さである。つまり、コンデンサ本体61は、筒状部36に覆われていない部分を有している。また、筒状部36の上面部の一部は、前方に延出しており、この延出した部分から下方に突出して中間連結部33と連結される柱状のスペーサ部38が設けられている。スペーサ部38は、リード線62同士の接触を防ぎ、かつコンデンサ本体61が規定位置より前方に動くことを防ぐ。
一方、回転規制溝37は、図7及び図8に示すように、筒状部36の高さ方向の略中央部分の左右両側を一部切欠いた部分に連なっており、筒状部36の形成するコンデンサ本体61を収容する空間と連通して、筒状部36の径方向外側(収容されたコンデンサ本体61の径方向外側)に位置している。回転規制溝37は、リード線支持部34の上面と、回転規制溝37の下端の高さ位置が略同一となっている。また、回転規制溝37は、筒状部36の前後方向(奥行方向)の全長に亘って形成されており、その内部の幅W1は、リード線突出部64の外側の幅より若干大きくなっている。なお、回転規制溝37及び筒状部36は、コンデンサ60を挿入しやすいように、その後端部分が、径方向外側に向かってテーパ状をなしている。
次に、リテーナ70について説明する。リテーナ70は、図12に示すように、樹脂製の部品であって、平面視略方形状をなす後部開放の浅い箱形をなしている。リテーナ70は、全体として四方を囲む外壁部71と、外壁部71の間の前側を覆う前端面72と、前端面72の略中心部に設けられ後方に向かって凹設するようにして形成され、スリット75により4つに分割されて全体として円筒形状を内壁側部73と、内壁側部73の後端に設けられスリット75により4つに分割されて全体として略円形の円底面74とから構成されており、その外壁部71の後端面は開放されている。リテーナ70の外周形状は、図17に示すように、ハウジング本体10のコンデンサ収容部18の内周形状と略同一で、リテーナ70の前後方向の長さは、コンデンサ保持部35の後端からコンデンサ収容部18の内の奥端面の間の長さとほぼ同じであり、リテーナ70はコンデンサ収容部18にがたつきがない状態で収容される。
図14に示すように、リテーナ70は外壁部71と内壁側部73との間は中空になっており、内壁側部73が外壁部71側に変形可能となっている。内壁側部73は前端部が外壁部71及び前端面72と繋がっており、内壁側部73の前端部では、コンデンサ本体61の寸法公差内の最大寸法より若干大きくなっている。内壁側部73の前端部から後方に向かって徐々にその径を小さくしていくテーパ部73Aを有しており、コンデンサ本体61の寸法公差内の最小径寸法より若干小さくなったところから後端に向かっては、その径寸法を等しくする同径部73Bとなっている。内壁側部73のテーパ部73Aから円底面74に向かってスリット75が形成されている。スリット75は円底面74の中心が中心となる十字形となっており、このスリット75は内壁側部73及び円底面74の肉厚を貫通している。そして、コンデンサ本体61が挿入されると、スリット75が広がることで、コンデンサ本体61の外径が内壁側部73の内径より大きいものであっても、収容可能としている。
続いて、ハウジング本体10の構造について説明する。
図2及び図3に示すように、フード部13の嵌合底面14から後方に凹設するように、コンデンサ収容部18が形成されている。また、嵌合底面14には、コンデンサ収容部18よりも大きく開口させて凹設することで、ホルダ収容部17が形成されている。フード部13とホルダ収容部17の連結部には、バスバー片40の帯状連結部43(図17参照)の両端部を差し込むためのハウジング差込溝15がホルダ収容部17を挟んで左右両側に一対形成されている。さらに、ハウジング差込溝15のそれぞれに、ハウジング差込溝15の後面から後方に延びて凹設したハウジング圧入穴16が形成されており、ハウジング圧入穴16にハウジング圧入部55を圧入可能とされている。
ホルダ収容部17は、ホルダ20の中間部31(図6参照)を収容可能としており、その大きさはホルダ20の中間部31ががたつかずに収容可能な大きさとなっている。
コンデンサ収容部18は、図17に示すように、ホルダ20のコンデンサ保持部35を収容可能としている。コンデンサ収容部18の長さはコンデンサ保持部35を所定位置に収容しても、コンデンサ収容部18の後方に空間が設けられるゆとりのある長さとされている。そして、この空間がリテーナ70の後端部によって埋められている。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその組み立て方法について図1及び図17を用いて説明する。
まず、第1バスバー片40Aをホルダ20に取り付ける。第1帯状連結部43Aが下段の装着溝22に、第1電子部品接続部45Aの屈曲した部分が差入孔25に、第1電子部品接続部45Aの幅広部分が上段の装着溝22(第1接続部挿通孔23の前方)に位置するようにして、第1電子部品接続部45Aから第1バスバー片40Aを後方に押し込む。すると、第1圧入部51が下段の装着溝22のホルダ圧入孔26(図5参照)に圧入され、第1電子部品接続部45Aの第1溶接部48Aが中間部31の中空部分に突出してくる。そして、第1帯状連結部43Aの後端面が、下段の装着溝22の奥面に突き当たると、第1バスバー片40Aの押し込みが停止される。なお、第1電子部品接続部45Aが差入孔25や第1接続部挿通孔23に挿入される際には、圧入はされておらず、第1圧入部51のみが圧入されている。こうして、第1バスバー片40Aは、第1圧入部51がホルダ圧入孔26の内周面に食い込むことにより、バスバー片保持部21に保持される。
次に、第2バスバー片40Bをホルダ20に取り付ける。第2帯状連結部43Bが上段の装着溝22に、第2電子部品接続部45Bが第2接続部挿通孔24の前方に位置するようにして、第2電子部品接続部45Bから第2バスバー片40Bを後方に押し込む。すると、第2電子部品接続部45Bの第2圧入部53が第2接続部挿通孔24に圧入され、第2電子部品接続部45Bの先端部分が中間部31の中空部分に突出してくる。そして、第2帯状連結部43Bの後端面が、上段の装着溝22の奥面に突き当たると、第2バスバー片40Bの押し込みが停止される。こうして、第2バスバー片40Bは、第2圧入部53が第2接続部挿通孔24の内面に食い込むことにより、バスバー片保持部21に保持される。
このように、バスバー片40がホルダ20に取り付けられると、ハウジング圧入部55と帯状連結部43の左右両端部は、バスバー片保持部21から左右両側に突出している。
バスバー片40が取り付けられると、コンデンサ60がコンデンサ保持部35に取り付けられる。コンデンサ60は、筒状部36のコンデンサ挿入口39からリード線62を前方に挿入され、左右それぞれのリード線62のリード線突出部64が左右それぞれの回転規制溝37に挿入される。リード線62は、リード線突出部64が回転規制溝37に上下方向(周方向)への動きを抑制されながら、ガイドされて挿入される。コンデンサ本体61の前端面61Aが、スペーサ部38の後端に当接する位置までくると、コンデンサ60は挿入を停止される。この状態で、コンデンサ本体61の後端部(約全長の3分の1)は、筒状部36から突出した状態となっている。コンデンサ60が所定位置に縦型配置で取り付けられると、リード線62と溶接部48A、48Bとが、上下一対の抵抗溶接用の電極に挟まれて抵抗溶接される。
コンデンサ60のリード線62が抵抗溶接されると、コンデンサ本体61の後端部に後方からリテーナ70が取り付けられる。リテーナ70のテーパ部73A(図14参照)がコンデンサ本体61の後端部に当接すると、テーパ部73Aにガイドされて、コンデンサ本体61の後端部はリテーナ70の後方に向かって侵入していく。つまり、リテーナ70がコンデンサ本体61の前方に向かって押し込まれていく。この際に、徐々にスリット75が開くことで、リテーナ70の内壁側部73はコンデンサ本体61の大きさに応じて変形して、コンデンサ本体61を挟み込みながら保持する。そして、外壁部71の前端及び前端面72がホルダ20のコンデンサ保持部35の後端に当接することで、リテーナ70の押し込みが停止される。
続いて、バスバー片40とコンデンサ60が取り付けられたホルダ20がハウジング本体10に取り付けられる。挿入口11からリテーナ70を取り付けたコンデンサ60を先方にしてホルダ20が挿入される。そして、バスバー片40(帯状連結部43)のホルダ20から突出した端部が押されることで、バスバー片40が押し込まれる。バスバー片40のハウジング圧入部55が、ハウジング圧入穴16に圧入される。そして、帯状連結部43のホルダ20から突出した端部の後端面が、ハウジング差込溝15の後面に突き当たり、押し込みが停止される。バスバー片40の押し込みが停止すると、バスバー片40とともにホルダ20もハウジング本体10内の所定の位置に配される。この際に、リテーナ70の外壁部71の後端がコンデンサ収容部18の内底面に当接して、リテーナ70ががたつきのない状態で収容される。このようにして、リテーナ70がコンデンサ本体61とコンデンサ収容部18の内面との間に形成された隙間を埋めることによって、外部からの振動によって、コンデンサ本体61が振動するのが抑制される。また、バスバー片40は、ハウジング圧入部55がハウジング圧入穴16の内周面に食い込むことにより、ハウジング本体10に保持される。
以上説明したように本実施形態では、コンデンサ本体61を前後方向に配置する縦型配置を採用し、コンデンサ60には、一対のリード線62がコンデンサ本体61の一端(前端面61A)からそれぞれ同じ方向に引き出されている場合であっても、リテーナ70がハウジング本体10との間の隙間があかないようにコンデンサ本体61を保持することになる。また、リテーナ70は、コンデンサ本体61の寸法公差を吸収できるように変形可能となっている。そのため、リテーナ70が、コンデンサ本体61の寸法公差をリテーナ70で吸収した上で、コンデンサ本体61とハウジング本体10(コンデンサ収容部18)の間の隙間を埋めることから、コンデンサ60が振動することを抑制することができ、リード線62とバスバー片40の溶接部48A、48Bとの溶接部分が破損することを回避できる。
また本実施形態では、バスバー片40を保持するホルダ20と、ホルダ20を前方から挿入可能な挿入口11を有し挿入口11からホルダ20を内部に収容可能なハウジング本体10とから形成されており、コンデンサ本体61の前端部はホルダ20(コンデンサ保持部35)に保持されつつ、コンデンサ本体61の後端部にリテーナ70が装着されている。このような構成では、バスバー片40とコンデンサ60をホルダ20に保持させた後、バスバー片40とコンデンサ60のリード線62を接続することができる。そのため、作業性が向上する。また、コンデンサ60にリテーナ70を装着した後に、バスバー片40とコンデンサ60が保持されたホルダ20をハウジング本体10内部に収容することができるため、作業性が向上する。
さらに、本実施形態では、コンデンサ本体61は、略円柱形状とされており、リテーナ70は、その内壁側部73が全体として略円筒状をなしつつ、その円底面74が略円形をなしており、内壁側部73から円底面74の中心に向かってスリット75が形成されている。このような構成では、コンデンサ本体61の大きさに応じて、リテーナ70に設けられたスリット75が開くことで、コンデンサ本体61の寸法公差による大きさの変化に対応可能となっている。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図19ないし図22の図面を参照しながら説明する。本実施形態における電子部品付きコネクタ(以下、単にコネクタC10という)は、実施形態1のコネクタC1における保持部品の構成及びハウジング本体10(コンデンサ収容部18)の形状を変更したものであって、その他の共通する構成、作用、および効果については実施形態1と重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。また、実施形態1と対応する構成については、実施形態1の符号の数字部分に100を加えた符号を用いるものとする。
本実施形態では、ハウジング本体110のコンデンサ収容部118は、図22に示すように、その内面が2段に形成されており、ホルダ20のコンデンサ保持部35を収容可能な幅広部118Aと、コンデンサ本体61の後端部及び後述するキャップ90を収容可能な幅狭部118Bとの2段になっている。幅広部118Aの前後方向の長さは、コンデンサ保持部35の前後方向の長さと略同一となっている。一方、その残りが幅狭部118Bとなっており、幅狭部118Bは、その内周面を略円筒状とし、コンデンサ本体61の外径より大きい内径となっている。
本実施形態のキャップ90は、図19ないし図21に示すように、防振ゴムによって形成されており、コンデンサ本体61を収容可能な略円筒状の円筒部91と、円筒部91の後端に形成された円筒底面92と、円筒部91の前端部に形成された突出部93とから構成されている。円筒部91は、コンデンサ本体61がハウジング本体110内に収容された際に、コンデンサ収容部118とコンデンサ本体61の間にできる隙間を埋める厚みがあり、その外径はコンデンサ収容部118の幅狭部118Bの内径と略同一であり、その内径はコンデンサ本体61の寸法公差の範囲内における最小外径と略同一となっている。円筒底面92は、コンデンサ本体61とコンデンサ収容部118の間の隙間の最大値の厚さとなっている。突出部93は、円筒部91の前端部に、その径方向外側に突出する形で形成されており、その突出した部分の外寸は、回転規制溝37の内部の幅W1と略同一となっている。
次に、本実施形態のコネクタC10の組み立て方法について説明する。バスバー片40及びコンデンサ60をホルダ20に組み付けて、リード線62と溶接部48A、48Bを抵抗溶接するまでは、実施形態1と同様のため、その説明を省略する。
コンデンサ60のリード線62が抵抗溶接されると、コンデンサ本体61の後方からキャップ90が取り付けられる。キャップ90は、コンデンサ本体61の公差内の最小半径で形成されていることから、ほとんどの場合には、コンデンサ本体61を圧入することになる。コンデンサ本体61をキャップ90に圧入すると、キャップ90がコンデンサ本体61の前方に向かって押し込まれることで装着されていく。そして、突出部93が回転規制溝37に挿入されて、突出部93が回転規制溝37内に収容されると、コンデンサ本体61の後端が円筒底面92の内面に当接して、キャップ90がコンデンサ本体61に装着される。
続いて、バスバー片40とコンデンサ60が取り付けられたホルダ20がハウジング本体110に取り付けられる。挿入口11からキャップ90を取り付けたコンデンサ60を先方にしてホルダ20が挿入される。そして、バスバー片40(帯状連結部43)のホルダ20から突出した端部が押されることで、バスバー片40が押し込まれる。バスバー片40のハウジング圧入部55が、ハウジング圧入穴16に圧入される。そして、帯状連結部43のホルダ20から突出した端部の後端面が、ハウジング差込溝15の後面に突き当たり、押し込みが停止される。バスバー片40の押し込みが停止すると、バスバー片40とともにホルダ20もハウジング本体110内の所定の位置に配される。この際に、キャップ90がコンデンサ収容部118の内面に弾性変形しながら押し込まれて、コンデンサ収容部118の幅狭部118B内に収容される。このようにして、キャップ90がコンデンサ本体61とコンデンサ収容部118の内面との間に形成された隙間を埋めることによって、外部からの振動によって、コンデンサ本体61が振動するのが抑制される。また、バスバー片40は、ハウジング圧入部55がハウジング圧入穴16の内周面に食い込むことにより、ハウジング本体10に保持される。
本実施形態では、コンデンサ本体61は、略円柱形状とされており、キャップ90は、弾性部材(防振ゴム)で形成されており、略円筒形でコンデンサ本体61を覆ってハウジング本体110(コンデンサ収容部118)との隙間を埋める円筒部91と、円筒部91から径方向外側に突出した突出部93とを備えており、ホルダ20には、突出部93を収容可能な回転規制溝37が形成されている。このような構成では、略円筒形の円筒部91が円柱形状のコンデンサ本体61に装着される際に、円筒部が弾性部品でできているので、コンデンサ本体61の寸法公差によって円筒部91は変形可能であり、ハウジング本体110(コンデンサ収容部118)とコンデンサ本体61の間の隙間を埋めて、振動を緩和することができる。また、突出部93によって、ホルダ20との装着性が向上することから、キャップ90及びキャップ90が装着されたコンデンサ本体61の周り止めとなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電子部品がコンデンサ60である場合について説明したが、これに限らず、前後方向に長い形状で一端面からリード線が突出する形状であれば、例えば抵抗、ダイオード、トランジスタ等、各種の電子部品であってもよい。
(2)上記実施形態では、コンデンサ本体61が略円柱形状であったが、略角柱形状をなしていても良い。また、他の形状であっても、その形状に合わせてリテーナやキャップの内周形状を変更できれば良い。
(3)上記実施形態ではコンデンサ60のリード線62が丸ピン形状をなしているが、これに限らず、例えば、コンデンサのリード線は角柱形状等であってもよい。
(4)上記実施形態では、バスバー片40がホルダ20に保持されていたが、ホルダ20に保持されていない状態で、電子部品と接続されるものでもよい。また、コンデンサ60に関しても、ホルダ20に保持されていたが、保持されていない状態で、導電部材と接続されるものでも良い。例えば、導電部材と電子部品を接続後に、ハウジング内に、収容保持されるものでも良い。
(5)上記実施形態では、ハウジング本体10とホルダ20とを用いていたが、ホルダとハウジング本体が一体のコネクタであっても良い。
(6)上記実施形態では、リテーナ70及びキャップ90をコンデンサ本体61に装着してからハウジング本体10に挿入していたが、先にハウジングにリテーナ70及びキャップ90を挿入・固定しておいてから、電子部品を挿入するようにしても良い。
(7)実施形態1では、リテーナ70の内壁側部73はテーパ部73Aと同径部73Bとを有していたが、円底面74までの全部がテーパでも良いし、同径でも良い。
(8)実施形態1では、スリット75の形状が十字状であったが、十字状に限らない。例えば、円底面の中心から放射状に広がる形状であれば、スリットの本数は5本でも6本でも良い。このように放射状に広がっていれば、均等に広がるために好適ではあるが、スリットの形状は、放射状以外でも電子部品の大きさに合わせて変化することが可能であれば、他の形状でも良い。
(9)実施形態2では、回転規制溝37に突出部93をはめ込んでいたが、コンデンサ収容部(ハウジング)に、凹部を形成して、そこに突出部がはめ込まれても良い。その場合には、突出部が形成される位置は、円筒部の前端に限らず、他の位置に形成されていても良い。
(10)実施形態2では、ハウジング収容部118は、幅狭部118Bを有していたが、幅広部118Aと同じ幅であっても良い。その場合にはキャップがハウジングとの隙間を埋めるための厚みが増すことになる。
(11)実施形態2では、キャップ90はゴム材料で形成されていたが、振動を抑制するゴム以外のの弾性部材で形成されていても良い。
10、110…ハウジング本体(ハウジングの一例)
11…挿入口
18、118…コンデンサ収容部
20…ホルダ(ハウジングの一例)
21…バスバー片保持部
31…中間部
34…リード線支持部
35…コンデンサ保持部
36…筒状部
37…回転規制溝(凹部)
38…スペーサ部
39…コンデンサ挿入口(挿入口)
40(40A、40B)…バスバー片(導電部材)
60…コンデンサ(電子部品)
61…コンデンサ本体(電子部品本体)
62…リード線
64…リード線突出部
70…リテーナ(保持部品の一例)
71…側壁面
72…前端面
73…内壁側部(内周側面)
74…円底面(内周底面)
75…スリット
90…キャップ(保持部品の一例)
91…円筒部
92…円筒底面
93…突出部
C1、C10…電子部品付きコネクタ

Claims (4)

  1. 前後方向に延びる電子部品本体と該電子部品本体の前端面から前方に突出するリード線とを有する電子部品と、
    前記電子部品の前方に配されて前記リード線と接続される導電部材と、
    前記電子部品と前記導電部材とを内部に組み付け可能なハウジングと、
    前記ハウジングとは別体で、前記ハウジングと前記電子部品本体との間に装着され、前記電子部品本体と前記ハウジングの間の隙間の大きさに応じて変形可能な保持部品とを備える電子部品付きコネクタ。
  2. 前記ハウジングは、前記導電部材を保持するホルダと、前記ホルダを前方から挿入可能な挿入口を有し該挿入口から前記ホルダを内部に収容可能なハウジング本体とから形成されており、
    前記電子部品本体の前端部は前記ホルダに保持されつつ、前記電子部品本体の後端部に前記保持部品が装着されている請求項1に記載の電子部品付きコネクタ。
  3. 前記電子部品本体は、略円柱形状とされており、
    前記保持部品は、その内周側面が全体として略円筒状をなしつつ、その内周底面が略円形をなしており、前記内周側面から内周底面の中心に向かってスリットが形成されている請求項1または請求項2に記載の電子部品付きコネクタ。
  4. 前記電子部品本体は、略円柱形状とされており、
    前記保持部品は、弾性部材で形成されており、略円筒形で前記電子部品本体を覆って前記ハウジングとの隙間を埋める円筒部と、該円筒部から径方向外側に突出した突出部とを備えており、
    前記ハウジングには、前記突出部を収容可能な凹部が形成されている請求項1または請求項2に記載の電子部品付きコネクタ。
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