JP2015011849A - 補助バッテリを備えるバッテリ - Google Patents

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Abstract

【課題】補助バッテリを鉛バッテリと一体構造として、全体をコンパクトにする。金属板のバスバーを介して補助バッテリを鉛バッテリに低抵抗な状態で安定して接続する。【解決手段】補助バッテリを備えるバッテリは、鉛電池ケース10の上方開口部をプラスチック製の鉛電池蓋17で閉塞してなる鉛バッテリ1のバッテリケース40内に区画された補助バッテリ収納室16が設けられて、この補助バッテリ収納室16に補助バッテリ2を収納している。バッテリは、鉛バッテリ1の少なくとも一方の出力端子3と補助バッテリ2の出力側を接続してなるバスバー32が、鉛バッテリ1の出力端子3に一体構造に連結されており、さらに、出力端子3とバスバー32の連結部を鉛電池蓋17のプラスチックに埋設する状態で、鉛電池蓋17にインサート成形して固定している。【選択図】図3

Description

本発明は、主として車両に電装用バッテリとして搭載される補助バッテリを備えるバッテリに関し、とくにニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池などの補助バッテリを鉛バッテリに接続してなるバッテリに関する。
車両に搭載される鉛バッテリは、車両を走行させる状態で充放電が繰り返されることから寿命が数年と相当に短く、短期間で新しく交換する必要がある。とくに、アイドリングストップの車両に搭載される鉛バッテリは、さらに寿命が短くなる。それは、アイドリングストップする車両は、車両を減速するときに発電機を駆動して回生制動するが、このときの発電電力で鉛バッテリを大電流で充電し、また、信号待ちなどで停止したエンジンをスターターモータで始動するときに大電流で放電するからである。すなわち、アイドリングストップする毎に、鉛バッテリを大電流で充電し、また放電することが鉛バッテリの寿命を著しく短くする。さらに、鉛バッテリは、回生制動するときの発電電力を効率よく充電できない欠点もある。このような弊害を解消するために、鉛バッテリと並列に、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等の補助バッテリを接続する補助バッテリを備えるバッテリが開発されている。(特許文献1及び2参照)
特開2004−190626号公報 特開2009−166769号公報
鉛バッテリと並列に、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等の補助バッテリを接続している補助バッテリを備えるバッテリは、鉛バッテリとは別に補助バッテリを配置して、これを並列に接続することから、車両などの種々の用途において、設置に手間がかかり、また収納スペースも大きくなる欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の第1の目的は、補助バッテリを鉛バッテリと一体構造として、種々の用途において簡単かつ容易にしかも便利に設置でき、しかも全体をコンパクトにできる補助バッテリを備えるバッテリを提供することにある。
さらに、鉛バッテリに、ニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池などの補助バッテリを接続して、鉛バッテリの欠点を解消する補助バッテリを備えるバッテリは、鉛電池ケースに連接して補助バッテリを配置して、全体をコンパクトにできる。この構造のバッテリは、鉛バッテリと補助バッテリを電気抵抗な金属板のバスバーで接続する必要がある。バスバーの電気抵抗が大きいと、大電流が流れる状態で抵抗ロスが大きく、またジュール熱での発熱量が大きくなって発熱するからである。金属板のバスバーは、端部を円筒状に湾曲して鉛バッテリの出力端子を挿入し、端部を止ネジで固定する構造で固定して、低抵抗な状態で出力端子に接続できる。ただ、鉛バッテリの出力端子は、使用状態においては、出力リードを連結している円筒状の接続端子に挿入されて出力リードを接続するので、下部にバスバーを巻き付ける状態で接続していると、出力リードの接続端子を挿入する長さを確保できず、出力リードを確実に接続できなくなる欠点がある。
本発明は、さらに以上の欠点を解消することを目的として開発されたもので、本発明の第2の目的は、金属板のバスバーを介して補助バッテリを鉛バッテリに低抵抗な状態で安定して接続しながら、鉛バッテリの出力端子には、従来の鉛バッテリと同様に、出力リードを連結している接続端子を確実に接続できる補助バッテリを備えるバッテリを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、鉛電池ケース10の上方開口部をプラスチック製の鉛電池蓋17で閉塞してなる鉛バッテリ1のバッテリケース40内に区画された補助バッテリ収納室16が設けられて、この補助バッテリ収納室16に補助バッテリ2を収納している。バッテリは、鉛バッテリ1の少なくとも一方の出力端子3と補助バッテリ2の出力側を接続してなるバスバー32が、鉛バッテリ1の出力端子3に一体構造に連結されており、さらに、出力端子3とバスバー32の連結部を鉛電池蓋17のプラスチックに埋設する状態で、鉛電池蓋17にインサート成形して固定している。
以上の補助バッテリを備えるバッテリは、鉛バッテリのバッテリケース内に補助バッテリを収納して補助バッテリを鉛バッテリと一体構造として、種々の用途において簡単かつ容易にしかも便利に設置でき、しかも全体をコンパクトにできる。
また、以上の補助バッテリを備えるバッテリは、補助バッテリを鉛バッテリに接続する金属板のバスバーを低抵抗な状態で安定して鉛バッテリの出力端子に接続できる。それは、以上のバッテリが、バスバーを鉛バッテリの出力端子に一体構造に連結して、出力端子とバスバーの連結部を鉛電池蓋のプラスチックに埋設して、鉛電池蓋にインサート成形して固定しているからである。また、以上のバッテリは、鉛バッテリの出力端子に、従来の鉛バッテリと同様に、出力リードを連結している接続端子を確実に接続できる特徴も実現する。それは、バスバーを鉛電池蓋にインサート成形して固定して、バスバーを鉛バッテリの出力端子の底部に接続できるからである。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、鉛バッテリ1の出力端子3とバスバー32を、同一金属からなる一体構造とすることができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、バスバーと出力端子とのが接触不良を起こすことがなく、補助バッテリと鉛バッテリを理想的な状態で電気接続できる特徴がある。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、鉛バッテリ1の出力端子3にバスバー32を固定して、出力端子3とバスバー32とを一体構造に連結することができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、バスバーに低抵抗な金属板を使用して、バスバーの電気抵抗を小さくできる特徴がある。また、バスバーと出力端子の連結部を鉛電池蓋に埋設する状態で鉛電池蓋にインサート成形して固定するので、長期間にわたってバスバーと出力端子の接触不良を解消できる特徴も実現する。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、鉛バッテリ1の出力端子3とバスバー32とをカシメ構造、半田付け、溶接、ネジ止めの何れかの構造で固定して、出力端子3とバスバー32とを一体構造に連結することができる。
以上の補助バッテリを備えるバッテリは、バスバーを確実に出力端子に電気接続し、また固定できる特徴がある。また、バスバーが出力端子に固定される状態で、出力端子と共に鉛電池蓋にインサート成形して固定されるので、長期間にわたって理想的な接続状態に保持される特徴がある。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、出力端子3とバスバー32の連結部の全表面を鉛電池蓋17に埋設することができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、バスバーと出力端子とを理想的な状態で電気接続して鉛電池蓋にインサート成形して固定できる特徴がある。それは、バスバーと出力端子との連結部が埋設している鉛電池蓋で外界から遮断されて、理想的な接続状態を長期間にわたって維持できるからである。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、鉛電池蓋17に、補助バッテリ2の出力側と、バスバー32の接続部とを露出させる電極窓35を開口して設けて、この電極窓35に露出するバスバー32を補助バッテリ2の露出する出力側に接続することができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、バスバーと補助バッテリとを簡単かつ容易に、しかも確実に電気接続できる特徴がある。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、バスバー32が、鉛電池蓋17の電極窓35を閉塞して、補助バッテリ収納室16を閉鎖構造とすることができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、補助バッテリを閉鎖構造の補助バッテリ収納室に配置することで、補助バッテリを外部から保護する状態で収納できる特徴がある。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、バスバー32を、止ネジ57を介して補助バッテリ2の出力側に接続することができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、止ネジを介してバスバーを簡単に、しかも低抵抗な状態で補助バッテリの出力側に接続できる特徴がある。
本発明の補助バッテリ2を備えるバッテリは、鉛バッテリ1のマイナス側の出力端子3を、これと一体構造であるバスバー32を介して補助バッテリ2の出力側に接続することができる。
この補助バッテリを備えるバッテリは、鉛バッテリのマイナス側の出力端子にバスバーを確実に電気接続できる特徴がある。
本発明の一実施の形態にかかる補助バッテリを備えるバッテリのブロック図である。 本発明の一実施の形態にかかる補助バッテリを備えるバッテリの斜視図である。 図2に示す補助バッテリを備えるバッテリの垂直縦断面図であって、図6のIII−III線断面に相当する図である。 図2に示す補助バッテリを備えるバッテリを反対側から見た一部拡大分解斜視図である。 図2に示す補助バッテリを備えるバッテリの分解斜視図である。 図2に示す補助バッテリを備えるバッテリの絶縁カバーを外した平面図である。 図4に示す電池組立の分解斜視図である。 図3に示すバッテリの要部拡大断面図である。 図8に示す出力端子とバスバーの斜視図である。 一体構造の出力端子とバスバーの他の一例を示す断面図である。 一体構造の出力端子とバスバーの他の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための補助バッテリを備えるバッテリを例示するものであって、本発明は補助バッテリを備えるバッテリを以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す補助バッテリを備えるバッテリ100は、鉛バッテリ1に補助バッテリ2を並列に接続している。補助バッテリ2は、鉛バッテリ1と異なる密閉型のバッテリであって、鉛バッテリ1と並列に接続されて、鉛バッテリ1の充放電特性や寿命等の特性を改善する。補助バッテリ2である密閉型のバッテリは、金属ケースに電極と電解液を充填しているニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池、あるいは電極の両面を密閉構造の外装フィルムで被覆しているリチウムポリマー電池などのラミネート電池である。
鉛バッテリ1と補助バッテリ2は、定格電圧をほぼ等しくして、電圧調整回路を介することなく並列に接続できる。鉛バッテリ1の定格電圧は、12V又は24Vである。定格電圧を12Vとする鉛バッテリ1は、10個のニッケル水素電池を直列に接続して定格電圧を12Vとする補助バッテリ2を並列に接続し、定格電圧を24Vとする鉛バッテリは、20個のニッケル水素電池を直列に接続している補助バッテリを並列に接続する。このバッテリは、鉛バッテリ1と補助バッテリ2の定格電圧を同じ電圧にできるので、DC/DCコンバータなどの電圧調整回路を介することなく、直接に並列接続できる。ただ、本発明のバッテリは、補助バッテリの定格電圧を必ずしも鉛バッテリの定格電圧に等しくする必要はない。定格電圧が鉛バッテリと異なる補助バッテリは、DC/DCコンバータ(図示せず)等の電圧調整回路を介して鉛バッテリと並列に接続できるからである。
補助バッテリ2をニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池とするバッテリ100は、全体の容積と重量に対する充放電容量を鉛バッテリ1に比較して大きくできる。また、補助バッテリ2によって、回生発電電力を鉛バッテリ単体よりも改善して効率よく蓄電して燃費を改善できる。さらにまた、並列に接続しているニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池などの補助バッテリ2でもって鉛バッテリ1の劣化を防止して鉛バッテリ1の寿命を長くできる。
本発明の補助バッテリを備えるバッテリは、その用途を車両用のバッテリに特定するものでなく、車両以外の用途にも使用できる。また、鉛バッテリに接続される補助バッテリを、ニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池に特定するものでなくのみでなく、現在開発され、あるいはこれから開発される二次電池であって、鉛バッテリに接続して電気特性を改善できる全ての二次電池を使用できる。
図1のバッテリ100は、鉛バッテリ1と補助バッテリ2をスイッチング素子8を介して並列に接続している。スイッチング素子8は回路基板4(図3及び図5参照)に実装される保護回路9でオンオフに制御される。スイッチング素子8のオン状態で補助バッテリ2は鉛バッテリ1と並列に接続され、スイッチング素子8のオフ状態で補助バッテリ2は鉛バッテリ1に接続されない。保護回路9は、補助バッテリ2の残容量や電流値でスイッチング素子8をオンオフに切り換えて、補助バッテリ2の劣化を防止し、またバッテリのトータルの電気特性を改善する。
たとえば、車両に電装用バッテリとして搭載される補助バッテリを備えるバッテリ100は、スターターモータに電力を供給する状態では保護回路9でスイッチング素子8をオフ状態に切り換えて、補助バッテリ2からスターターモータに電力を供給することなく、鉛バッテリ1からスターターモータに電力を供給する回路構成にできる。このバッテリは、補助バッテリ2の大電流放電による劣化を防止できる。ただ、大電流特性に優れた補助バッテリ2は、鉛バッテリ1と並列に接続してスターターモータに電力供給することができる。車両の回生制動においては、保護回路9はスイッチング素子8をオン状態として、回生発電電力で補助バッテリ2と鉛バッテリ1の両方を充電する。このバッテリは、回生発電電力で鉛バッテリ1と補助バッテリ2の両方を充電するので、回生発電電力をより効率よく蓄電できる。
さらに、保護回路9は、車両に搭載されるバッテリのみでなく、他の用途に使用される状態においても、補助バッテリ2の過充電や過放電を防止するために、補助バッテリ2や鉛バッテリ1の電圧を検出し、あるいは補助バッテリ2の残容量を検出して、過充電と過放電を防止するようにスイッチング素子8を制御する。すなわち、バッテリの充電状態で、補助バッテリ2が過充電され、あるいは過充電に近い状態になるとスイッチング素子8をオフに切り換えて過充電を防止し、またバッテリの放電状態で、補助バッテリ2が過放電され、あるいは過放電に近い状態になるとスイッチング素子8をオフに切り換えて過放電を防止する。
図2ないし図6に示すバッテリ100は、鉛電池ケース10の上方開口部をプラスチック製の鉛電池蓋17で閉塞している鉛バッテリ1のバッテリケース40内に、区画された補助バッテリ収納室16を設けて、この補助バッテリ収納室16に補助バッテリ2を収納している。バッテリケース40は、鉛電池ケース10の上方開口部を鉛電池蓋17で閉塞して閉鎖構造としている。鉛電池ケース10は、内部を電池区画壁14で区画して、鉛電池ケース10の内部に補助バッテリ収納室16を設けている。補助バッテリ2の出力側は、バスバー32を介して鉛バッテリ1の出力端子3に接続される。図5のバッテリ100は、鉛バッテリ1の一方の出力端子3をバスバー32を介して補助バッテリ2の出力側に接続して、鉛バッテリ1の他方の出力端子3をバスバー32と回路基板4とスイッチング素子8(図1参照)とを介して鉛バッテリ1の出力端子3に接続している。図のバッテリは、鉛バッテリ1のマイナス側の出力端子3をバスバー32を介して補助バッテリ2のマイナス側の出力側に接続して、鉛バッテリ1のプラス側の出力端子3を回路基板4とバスバー32とスイッチング素子8とを介して補助バッテリ2の出力側に接続している。
回路基板4は、バッテリケース40の鉛電池蓋17の上に配置され、さらに、この回路基板4を絶縁カバー5でカバーしている。
図2ないし図6の鉛電池ケース10は、熱可塑性樹脂を長方形の箱形に成形して、長方形である外周壁12の内部に、複数の区画壁13と電池区画壁14を設けている。複数の区画壁13は、鉛バッテリ1の内部を複数のセル室15に区画し、さらに電池区画壁14は鉛電池ケース10の内部に補助バッテリ収納室16を鉛バッテリ1のセル室15から区画して設けている。
区画壁13は垂直姿勢で互いに平行に配置されて、鉛電池ケース10の内部を区画して複数のセル室15を長方形の長手方向に並べて配置している。各々のセル室15には、正負の電極板41が配置され、さらに電解液42を充電している。区画壁13は、上端を鉛電池蓋17に固定して、両面を鉛バッテリ1の電解液42に接触させている。すなわち、区画壁13は電解液42に浸漬された状態で、隣接するセル室15を区画している。区画壁13は、上端縁を熱溶着などの方法で鉛電池蓋17の下面に連結している。この構造の鉛電池蓋17は、下面に複数の区画壁13を突出させる形状に相当し、各々の区画壁13を電解液42に浸漬している。この構造の鉛電池蓋17は、下面に放熱フィンに相当する区画壁13を連結して、この放熱フィンに相当する区画壁13を電解液42に浸漬している。したがって、鉛電池蓋17は、放熱フィンの区画壁13を電解液42に浸漬して電解液42で強制的に液冷する構造となっている。
さらに、鉛バッテリ1は、補助バッテリ2に使用されるニッケル水素電池やリチウムイオン二次電池に比較して相当に重い。それは、鉛バッテリ1と並列に補助バッテリ2を接続することで、バッテリ100の重量や体積に対する容量を大きくすることがこの種のバッテリの特徴のひとつであるからである。重い鉛バッテリ1は熱容量が大きい。熱容量の大きい鉛バッテリ1は、大きな熱エネルギを吸収して温度上昇を少なくできる。本発明のバッテリは、回路基板4の発熱を鉛バッテリ1の電解液42に熱伝導する独特の構造によって、発熱部品を実装する回路基板4や発熱部品の温度上昇を抑制する。
鉛電池蓋17は熱可塑性樹脂で成形されて、鉛電池ケース10の外周壁12と区画壁13及び電池区画壁14の上縁に熱溶着されて、外周壁12と区画壁13と電池区画壁14を鉛電池蓋17に連結し、さらに各セル室15と補助バッテリ収納室16の上方開口部を閉塞する。図4と図5に示すバッテリ100は、各セル室15に補充液の蒸留水を充填する点検開口19を鉛電池蓋17に設けて、点検開口19を気密に密閉しない開閉蓋(図示せず)で閉塞している。また、密閉構造の鉛バッテリは、鉛電池蓋でもって、各セル室の上方開口部を密閉構造に、すなわち気密又は水密に密閉している。
図3ないし図5の鉛電池蓋17は、外周縁に沿って下方に突出する周壁18を設けている。周壁18は、その内側に鉛電池ケース10の外周壁12を挿入できるように、内形を外周壁12の外形にほぼ等しく、正確には外周壁12を隙間なくスムーズに挿入できるように、外周壁12の外形よりもわずかに小さく成形している。この鉛電池蓋17は、周壁18の内側に外周壁12を挿入して熱溶着するので、鉛電池蓋17の周壁18で鉛電池ケース10の外周壁12の上縁部を補強して確実に液漏れしないように熱溶着できる。
さらに、図3の鉛電池ケース10は、箱形の外周壁12の内部に電池区画壁14を設けて、補助バッテリ2を収納する補助バッテリ収納室16を設けている。電池区画壁14は、長方形である外周壁12の内側で長手方向の一端部に設けられて、電池区画壁14と外周壁12との間に補助バッテリ収納室16を設けている。この鉛電池ケース10は、長方形のバッテリケース40の長手方向に、複数のセル室15と補助バッテリ収納室16とを並べて配置する。図3の鉛電池ケース10は、セル室15と補助バッテリ収納室16の内幅を同じ幅としている。ただし、補助バッテリ収納室は、必ずしもセル室と同じ内幅とする必要はなく、補助バッテリを収納できる内幅に成形される。
電池区画壁14は、図4の一部拡大図に示すように、上縁を区画壁13の上縁よりも高く突出する形状に成形し、あるいは、図示しないが、鉛電池蓋の内面に熱溶着される上縁の厚さを区画壁の上縁よりも厚く成形して、鉛電池蓋の内面に熱溶着している。
図3ないし図5の鉛電池蓋17は、鉛電池ケース10の上方開口部、すなわちセル室15と補助バッテリ収納室16の上方開口部を閉塞する。ただ、バッテリは、補助バッテリ収納室に収納する補助バッテリを密閉ケースに入れる構造とし、あるいは補助バッテリ収納室の上方開口部を別の蓋で閉塞することで、鉛電池蓋がセル室のみの上方開口部を閉塞する形状とすることもできる。
補助バッテリ収納室16は、補助バッテリ2が配置されている。補助バッテリ2は、プラスチック製のインナーケース21を介して補助バッテリ収納室16の定位置に配置される。このバッテリ100は、補助バッテリ2のニッケル水素電池などをインナーケース21の定位置に配置して電池組立20とし、この電池組立20を補助バッテリ収納室16に配置して、補助バッテリ2を補助バッテリ収納室16に配置する。インナーケース21は、プラスチック製で、電池組立20を補助バッテリ収納室16に収納する状態で、補助バッテリ収納室16の定位置に配置されて、補助バッテリ2を補助バッテリ収納室16の定位置に配置する。
図7の分解斜視図に示す電池組立20のインナーケース21は、一対の対向プレート22を連結して、対向プレート22の間に補助バッテリ2を配置している。一対の対向プレート22は、プレート部22Aの周囲に周壁22Bを設けて、周壁22Bを熱溶着、ネジ止め、接着などの方法で互いに連結して、内部に補助バッテリ2を配置している。プレート部22Aは、円筒形電池2Aを定位置に配置する山形の凸条22Cを一体的に成形して設けている。この対向プレート22は、凸条22Cを円筒形電池2Aの間に配置して、補助バッテリ2の円筒形電池2Aを定位置に配置する。円筒形電池2Aは2個を直列に接続して電池モジュールとし、この電池モジュールを水平姿勢で上下に多段に配置している。電池組立20は、電池モジュールを直列に接続する個数で定格電圧を調整できる。補助バッテリ2をニッケル水素電池とする電池組立20は、2個の円筒形電池2Aを直列に接続する電池モジュールを5段に配置し、電池モジュールを直列に接続して定格電圧を12Vにできる。
図の電池組立20は、補助バッテリ2をニッケル水素電池とするので、10個の電池を直列に接続して、定格電圧を12Vとする。ただし、本発明のバッテリは、補助バッテリをニッケル水素電池には特定しない。補助バッテリをリチウムイオン二次電池とする電池組立は、3個又は4個の電池を直列に接続して、定格電圧を11V〜15Vとして、定格電圧を12Vとする鉛バッテリ1に接続することができる。
バッテリケース40は、図4ないし図6に示すように、鉛電池蓋17の上面に垂直姿勢に突出する鉛バッテリ1の出力端子3を設けている。鉛バッテリ1の正負の出力端子3は、鉛バッテリ1の上面、図において鉛電池蓋17の上面であって、その片側に偏在し、かつ長手方向の両端部に離して配置される。
図3ないし図6のバッテリ100は、補助バッテリ収納室16側に設けている第1の出力端子3Aを第1のバスバー32Aで補助バッテリ2に接続して、その反対側の端部に設けている第2の出力端子3Bは回路基板4と第2のバスバー32Bを介して補助バッテリ2に接続している。鉛バッテリ1の第1の出力端子3Aはマイナス側の出力端子3で、第2の出力端子3Bはプラス側の出力端子3である。ただし、バッテリは、第1の出力端子をプラス側として、第2の出力端子をマイナス側とすることもできる。
バスバー32は、大電流を流して抵抗ロスを少なくするために、低抵抗な金属板である。図3ないし図6のバッテリ100は、第1のバスバー32Aの一端を補助バッテリ2の出力側に接続して、他端を鉛バッテリ1の第1の出力端子3Aに接続している。第2のバスバー32Bは2枚の金属板からなり、中間に回路基板4を接続して、一端を補助バッテリ2の出力側に接続して、他端を鉛バッテリ1の第2の出力端子3Bに接続している。補助バッテリ2と鉛バッテリ1との間にスイッチング素子8を接続するバッテリは、回路基板4に接続している第2のバスバー32Bをスイッチング素子8を介して鉛バッテリ1の第2の出力端子3Bに接続している。このバッテリ100は、スイッチング素子8にリレー等の半導体スイッチング素子を使用するが、これ等のスイッチング素子8は、回路基板4に実装され、あるいは回路基板以外の部分に配置される。
第1のバスバー32Aは、図8と図9に示すように、鉛バッテリ1の第1の出力端子3Aに一体構造に連結している。出力端子3とバスバー32は、同じ金属を成形して一体構造に連結することができる。この出力端子3とバスバー32は、外形を円柱状とする出力端子3から水平方向にバスバー32を突出させる形状に金属を成形して一体構造に製作される。この構造は、出力端子3とバスバー32との接続部分がなく、バスバー32と出力端子3との間の接触不良を皆無にできる特徴がある。この構造は、鉛の出力端子3から水平方向に鉛のバスバー32を突出させて、出力端子3とバスバー32とを一体構造とする。
出力端子3とバスバー32は、鉛バッテリ1の出力端子3に、出力端子3とは別の金属を板状に加工しているバスバー32を固定して、出力端子3とバスバー32とを一体構造とすることができる。この出力端子3は、例えば、図10と図11の断面図に示すように、出力端子3にバスバー32をカシメ構造で固定して一体構造とする。図10の出力端子3は、中間部において、外側に突出する鍔状リング30に、バスバー32をカシメ構造で固定している。鍔状リング30は、上面に複数の突出部30aを有し、バスバー32は、突出部30aを挿入する貫通孔32aを設けており、突出部30aを貫通孔32aに挿入し、突出部30aの先端を押し潰すようにカシメ加工して、バスバー32を出力端子3にカシメ構造で固定している。図11の出力端子3も、出力端子3の中間部において、外側に突出する鍔状リング30の上に、バスバー32をカシメ構造で固定している。鍔状リング30は、内側に沿って押し潰される突出部30bを有し、バスバー32は、この突出部30bの外形に近い内形の中心孔32bを設けている。出力端子3の突出部30bをバスバー32の中心孔32bの内側に挿入する状態で、突出部30bを上から押し潰してバスバー32の上面に圧着するカシメ加工でバスバー32を出力端子3にカシメ構造で固定している。
さらに、バスバー32は、出力端子3に設けている鍔状リング30に溶接し、あるいは半田付し、あるいはネジ止めして出力端子3と一体構造に連結することができる。出力端子3に異なる金属板のバスバー32を連結する構造は、出力端子3とバスバー32との間に互いに接触面ができる。
出力端子3とバスバー32は、一体構造に連結される状態で、鉛電池蓋17にインサート成形して固定される。図6と図8の鉛電池蓋17は、出力端子3の下部であってバスバー32との連結部と、バスバー32の先端部を除く部分をプラスチックに埋設するように、出力端子3とバスバー32とをインサート成形して固定している。この鉛電池蓋17は、出力端子3とバスバー32との連結部の全表面を鉛電池蓋17に埋設する理想的な状態で、出力端子3とバスバー32とをインサート成形して固定している。この構造は、鉛電池蓋17に埋設される出力端子3とバスバー32との連結部の全表面をプラスチック内に埋設して外界から遮断し、さらに、出力端子3とバスバー32とを互いに離れない状態に固定するので、出力端子3とバスバー32とを長期間にわたって安定に、低抵抗な状態で電気接続できる。ただ、本発明のバッテリは、必ずしも出力端子とバスバーの連結部の全表面を鉛電池蓋の内部に埋設する状態でインサート成形する必要はなく、出力端子とバスバーを鉛電池蓋にインサート成形することで、出力端子とバスバーとが相対的に位置ずれすることなく、鉛電池蓋に固定されるので、出力端子とバスバーは、互いに接続される位置に固定されるからである。
さらに、図6の鉛電池蓋17は、補助バッテリ2の出力側の接続端子31と、バスバー32の接続部とを露出させる電極窓35を開口して設けている。電極窓35に露出するバスバー32は、補助バッテリ2の接続端子31にネジ止めして接続している。補助バッテリ2の出力側は、止ネジ57をねじ込んで固定する接続ナット58を設けている。この構造は、補助バッテリ収納室16に補助バッテリ2を収納する状態で、第1のバスバー32Aに止ネジ57を挿入し、その止ネジ57を補助バッテリ2の出力側の接続端子31に設けた接続ナット58にねじ込んで、簡単に、しかも確実に接続できる特徴がある。また、図6と図8の鉛電池蓋17は、鉛電池蓋17にインサート成形して固定しているバスバー32で、鉛電池蓋17の電極窓35を閉塞して、補助バッテリ収納室16を閉鎖構造としている。したがって、第1のバスバー32Aを補助バッテリ2の出力側に接続する状態で、補助バッテリ収納室16を理想的な閉鎖構造にできる。
鉛バッテリ1の第2の出力端子3Bは、第2のバスバー32Bと回路基板4を介して補助バッテリ2の出力側に接続している。第2のバスバー32Bは、補助バッテリ2と回路基板4との間に接続している補助バッテリ側のバスバー32Baと、鉛バッテリ1の出力端子3に接続している鉛バッテリ側のバスバー32Bbとからなる。鉛バッテリ側のバスバー32Bbは、第1のバスバー32Aと同様に、出力端子3と一体構造として鉛電池蓋17にインサート成形して固定することもできるが、図5と図6の鉛バッテリ1側のバスバー32は、一端に丸端子を設けて、この丸端子をカシメ構造で第2の出力端子3Bに接続している。鉛バッテリ側のバスバー32Bbは、他端を止ネジ59で回路基板4に接続している。
補助バッテリ2は、リード線33を介して回路基板4に接続される。回路基板4は、鉛電池蓋17の上面に固定される。回路基板4は鉛電池蓋17の上面に突出するように設けている固定ボス38にネジ止めして固定される。さらに、回路基板4は、補助バッテリ2の保護回路9(図1参照)を実現する電子部品29を実装している。保護回路9は、補助バッテリ2の過充電や過放電を防止し、あるいは補助バッテリ2の大電流放電などを防止して、補助バッテリ2の劣化を防止する。保護回路9は、補助バッテリ2の電圧や残容量を検出して、補助バッテリ2の充放電電流をコントロールする。この保護回路9は、補助バッテリ2と直列に接続しているスイッチング素子8をオンオフに制御する回路を備え、補助バッテリ2の電圧や残容量を検出して補助バッテリ2の過充電や過放電を防止し、また大電流放電を防止するように、スイッチング素子8を制御する。保護回路9は、補助バッテリ2の電圧を検出し、あるいは補助バッテリ2の電流を検出するために、リード線33を介して補助バッテリ2に接続される。保護回路9は、補助バッテリ2を構成する各々の電池の電圧を検出し、あるいは複数の電池を直列に接続しいてる電池モジュールの電圧を検出するために、複数のリード線33を介して補助バッテリ2に接続される。補助バッテリ2を構成する電池の電圧を検出するリード線33は、電池の正負の電極端子に接続され、また、補助バッテリ2の電流を検出する回路は、補助バッテリ2と直列に接続している電流検出抵抗28(図7参照)の両端に接続される。
補助バッテリ2に接続されたリード線33を鉛電池蓋17の上面側に引き出すために、鉛電池蓋17には、図6に示すように、リード線33を挿通する貫通孔36を開口して設けている。この貫通孔36は、補助バッテリ収納室16の上方開口を閉塞する部分であって、第1の出力端子3Aよりも外側に位置する側縁部に開口されている。リード線33は、補助バッテリ収納室16から鉛電池蓋17の貫通孔36を通過して上方に引き出されて、鉛電池蓋17の上面に配線される。
図5と図6のバッテリ100は、鉛電池蓋17の上面に配置しているリード線33と第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baを、鉛バッテリ1の一方の出力端子3である第1の出力端子3Aの両側に互いに離して配置している。第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baは、第1の出力端子3Aよりも鉛バッテリ1の内側に、リード線33は、第1の出力端子3Aより外側に配置している。リード線33は第1の出力端子3Aよりも外側に配置されるので、鉛電池蓋17の側縁部に沿って配置される。さらに、第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baとリード線33との間に、鉛バッテリ1の第1の出力端子3Aに接続している第1のバスバー32Aを配置している。
第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baは、鉛電池蓋17の上面に配置されて、回路基板4の絶縁カバー5でカバーしている。絶縁カバー5は、回路基板4と第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baとリード線33の上面に配置される上面プレート5Aの周囲に周壁5Bを設けて、周壁5Bの下端を鉛電池蓋17の上面に接触させて、内部を閉鎖構造としている。図5と図6に示す鉛電池蓋17は、絶縁カバー5の周壁5Bに沿う形状の内周壁39を一体成形して設けており、この内周壁39の内側に回路基板4と第2のバスバー32Bとリード線33とを収納すると共に、内周壁39の外周に沿って絶縁カバー5の周壁5Bを嵌合させて、絶縁カバー5を鉛電池蓋17の上面の定位置に配置している。この絶縁カバー5は、絶縁材であるプラスチックの成形品で、回路基板4をカバーする回路基板カバー部5Xと、第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baをカバーするバスバーカバー部5Yと、リード線33をカバーするリード線カバー部5Zとからなる。回路基板4は回路基板カバー部5Xの内部に、第2のバスバー32Bはバスバーカバー部5Yの内部に、リード線はリード線カバー部5Zの内部に配置される。
バスバーカバー部5Yとリード線カバー部5Zは、第1の出力端子3Aの両側に配置されて、回路基板カバー部5Xの端部から外側に向かって平行な姿勢で突出している。すなわち、バスバーカバー部5Yとリード線カバー部5Zの間に第1の出力端子3Aを配置する形状に成形している。リード線カバー部5Zは、鉛電池蓋17の側縁に沿って延長される形状で、内部にリード線33を配置している。バスバーカバー部5Yと回路基板カバー部5Xの上面プレート5Aは同一平面にあって、回路基板カバー部5Xは内部に回路基板4を配置し、バスバーカバー部5Yは内部に第2のバスバー32Bの補助バッテリ側のバスバー32Baを配置している。リード線カバー部5Zの上面プレート5Aは、図2に示すように、第1の出力端子3Aの上端よりも低くして、リード線カバー部5Zの上に、第1の出力端子3Aに接続される出力リード6の配線スペース7を設けている。
図2の出力リード6は、第1の出力端子3Aの水平面内で回転できる端子である円筒状端子6Aに太いリード線6Bを連結している。第1の出力端子3Aをマイナス側とするバッテリ100は、出力リード6をアースラインに接続する。車両に搭載されるバッテリは、アースラインをシャーシーアースとするので、出力リード6を車両のシャーシーに接続する。出力リード6の太いリード線6Bは、多数の細線を束ねている可撓性のリード線が使用される。円筒状端子6Aは、第1の出力端子3Aに水平面内で回転させて出力リード6のリード線6Bを最適な方向に固定する。バッテリ100は、設置される位置や車両によって、出力リード6の最適な引き出し方向がある。とくに、出力リード6は電気抵抗を小さくするために短いリード線6Bが使用されるので、引き出し方向によっては、円筒状端子6Aなどの端子を接続できなくなることがある。以上の構造のバッテリ100は、リード線カバー部5Zを低くして、この上に出力リード6の配線スペース7を設けているので、出力リード6を鉛電池蓋17の上で90度回転して、最適な引き出し方向に配線できる。とくに、第1の出力端子3Aに接続する第1のバスバー32Aを鉛電池蓋17にインサート成形して固定するので、第1のバスバー32Aを接続しながら、第1の出力端子3Aの出力リード接続部の下部を低くして、出力リード6をより簡単に、しかも確実に連結できる特徴がある。
図2の出力リード6は、リード線6Bの引き出し方向を最適な方向として第1の出力端子3Aを円筒状端子6Aに挿通し、円筒状端子6Aの両端部をネジ止めして締め付けて、鉛バッテリ1の第1の出力端子3Aに連結される。
100…バッテリ
1…鉛バッテリ
2…補助バッテリ
2A…円筒形電池
3…出力端子
3A…第1の出力端子
3B…第2の出力端子
4…回路基板4
5…絶縁カバー
5X…回路基板カバー部
5Y…バスバーカバー部
5Z…リード線カバー部
5A…上面プレート
5B…周壁
6…出力リード
6A…円筒状端子
6B…リード線
7…配線スペース
8…スイッチング素子
9…保護回路
10…鉛電池ケース
11…底板
12…外周壁
13…区画壁
14…電池区画壁
15…セル室
16…補助バッテリ収納室
17…鉛電池蓋
18…周壁
19…点検開口
20…電池組立
21…インナーケース
22…対向プレート
22A…プレート部
22B…周壁
22C…凸条
28…電流検出抵抗
29…電子部品
30…鍔状リング
30a…突出部
30b…突出部
31…接続端子
32…バスバー
32A…第1のバスバー
32B…第2のバスバー
32Ba…補助バッテリ側のバスバー
32Bb…鉛バッテリ側のバスバー
32a…貫通孔
32b…中心孔
33…リード線
35…電極窓
36…貫通孔
38…固定ボス
39…内周壁
40…バッテリケース
41…電極板
42…電解液
57…止ネジ
58…接続ナット
59…止ネジ

Claims (9)

  1. 鉛電池ケースの上方開口部をプラスチック製の鉛電池蓋で閉塞してなる鉛バッテリのバッテリケース内に区画された補助バッテリ収納室が設けられて、この補助バッテリ収納室に補助バッテリを収納してなるバッテリであって、
    前記鉛バッテリの少なくとも一方の出力端子と前記補助バッテリの出力側を接続してなるバスバーが、前記鉛バッテリの出力端子に一体構造に連結され、かつ前記出力端子と前記バスバーの連結部を鉛電池蓋のプラスチックに埋設する状態で、前記鉛電池蓋にインサート成形して固定されてなることを特徴とする補助バッテリを備えるバッテリ。
  2. 前記鉛バッテリの前記出力端子と前記バスバーが同一金属からなる一体構造である請求項1に記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  3. 前記鉛バッテリの出力端子に前記バスバーが固定されて、前記出力端子と前記バスバーとが一体構造に連結されてなる請求項1に記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  4. 前記鉛バッテリの出力端子と前記バスバーとがカシメ構造、半田付け、溶接、ネジ止めの何れかの構造で固定されて、出力端子とバスバーとが一体構造に連結されてなる請求項3に記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  5. 前記出力端子と前記バスバーの連結部の全表面が前記鉛電池蓋に埋設されてなる請求項1ないし4のいずれかに記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  6. 前記鉛電池蓋が、前記補助バッテリの出力側と、前記バスバーの接続部とを露出させる電極窓を開口して設けており、
    この電極窓に露出する前記バスバーが前記補助バッテリの露出する出力側に接続されてなる請求項1ないし5のいずれかに記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  7. 前記バスバーが前記鉛電池蓋の電極窓を閉塞して、前記補助バッテリ収納室を閉鎖構造としてなる請求項6に記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  8. 前記バスバーが止ネジを介して前記補助バッテリの出力側に接続されてなる請求項1ないし7のいずれかに記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
  9. 前記鉛バッテリのマイナス側の出力端子がこれと一体構造である前記バスバーを介して前記補助バッテリの出力側に接続されてなる請求項1ないし8のいずれかに記載される補助バッテリを備えるバッテリ。
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