JP2015010965A - 異物検査装置 - Google Patents

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貴之 谷
禎 日浦
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禎 日浦
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【課題】容器に封入された液体に含まれる気泡と区別して該液体中の異物を検出することのできる異物検査装置を提供する。【解決手段】容器を載置して搬送する搬送機構の側方位置から前記容器を撮像して検査画像を得る撮像装置と、この撮像装置に対峙する位置に設けられて前記搬送機構に載置された前記容器の全体を一様に透過照明する平行面光源と、前記搬送機構の上方位置から前記容器を高輝度照明して該容器に封入された液体中に含まれる気泡による全反射及び散乱反射を生起する高輝度照明光源とを備える。そして前記液体中に含まれる気泡を前記高輝度照明光の全反射及び散乱反射による白色領域とし、前記液体中に含まれる異物を前記透過照明する平行面光源により黒色陰影領域とする分解能の高いモノクロ画像を前記撮像装置から得る。【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂製の容器に封入された液体中の異物の有無を検査する異物検査装置に関する。
近時、注射用の薬液を封入して医療機関等に提供する容器として樹脂製(プラスチック製)のアンプルが多く用いられるようになってきた。この種の樹脂製の容器1は、例えば図5(a)に示すように有底筒状の胴部2、この胴部2に肩部3を介して連なる頭部4、この頭部4を密閉した蓋部5、およびこの蓋部5に設けられて該蓋部5の開封に供される板状のツイストオフ部6を備える。所定量の液体(薬液)は前記容器1の胴部2に注入され、前記蓋部5により密封される。
また液体(薬液)を封入した前記容器1は、通常、複数個(例えば5個)の容器1における各胴部2を、前記ツイストオフ部6の主面を一列に揃えて相互に連結した容器ブロック体7として提供される。そして前記容器1は、前記容器ブロック体7から切り離した後、前記頭部4を開封することで前記液体(薬液)の取り出しに供される。ちなみに前記頭部4の開封は、前記胴部2に対して前記ツイストオフ部6を捩じることで前記蓋部5を前記頭部4から切り離すことにより行われる。
尚、前記容器ブロック体7は、例えば図5(b)に示すように容量20cmの容器1を連結したものや、図5(c)に示すように容量5cmの容器1を連結したものからなる。これらの容器1は、基本的には前記胴部2の径と長さを変えることで容量を異ならせたものである。そして前記容器ブロック体7は、基本的には複数(5個)の容器を所定のピッチP(例えば25.5mm)で連結して構成される。この為、容量5cmの容器1における小径の胴部2の側部には翼部8が設けられ、この翼部8を介して前記容器1が相互に連結される。
ところで複数の前記容器1に薬液を封入した前記容器ブロック体7からなる医薬製品を出荷する場合、前記薬液に異物が混入していないか、更には前記容器1自体に変形等の不具合がないか等の検査が実行される。具体的には前記容器1が透明または半透明の樹脂製成型物であることを利用して、上記異物の混入検査や前記容器1の成型検査等が光学的に実行される。
例えば特許文献1には透明なソフトパック(容器ブロック体7の容器1に相当)に封入された液体を該ソフトパックの下方から照明し、前記ソフトパックの側部から前記液体を撮像して該液体中の異物を検査することが開示される。また特許文献2にはランプにて透過照明された容器1に封入された液体を、該容器1の側部および底部からそれぞれ電子カメラ(撮像装置)にて撮像し、その検査画像を解析することで該液体中の異物を検査することが開示される。
特開昭58−117442号公報 国際公開2005−031328号パンフレット
しかしながら特許文献1,2にそれぞれ開示されるように、単に前記容器(ソフトパック)1に封入された液体(薬液)を透過照明し、該液体(薬液)の透過光像を撮像した場合、その検査画像から前記液体(薬液)に混入した異物と該液体(薬液)中に浮遊する泡(気泡)とを区別することが困難であると言う問題がある。しかも前記液体(薬液)の透過照明光が筒状の前記容器1を介して回り込むので、前記検査画像における輝度が前記容器1の中央部と周辺部とにおいて大きく異なることが多い。この為、前記検査画像における前記容器1の中央部においては異物検査を行い易いが、該容器1の周辺部での異物検査が困難である等の問題がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、容器に封入された液体(薬液)を撮像した検査画像から、該液体(薬液)に混入した異物と、該液体(薬液)中に浮遊する泡(気泡)とを区別して検査することのできる簡易な構成の異物検査装置を提供することにある。
本発明に係る異物検査装置は、有底筒状の胴部、この胴部に肩部を介して連なる頭部、およびこの頭部を密閉する蓋部を備えて前記胴部に液体を密封した樹脂製の容器からなり、該容器に封入された前記液体中に混入した異物の有無を検査するものである。
特に本発明に係る異物検査装置は、上述した目的を達成するべく前記容器を載置する検査台と、
この検査台の側方位置から該検査台に載置された前記容器の全体を一様に透過照明する平行面光源と、
前記検査台の上方位置から前記容器を高輝度照明して該容器に封入された液体中に含まれる気泡による全反射及び散乱反射を生起する高輝度照明光源と、
前記容器を間にして前記平行面光源に対峙させて設けられて該容器の透過光像を撮像して検査画像を得る撮像装置と、
この撮像装置にて得られた検査画像を解析して前記容器に封入された液体中に含まれる異物の有無を検査する画像処理装置と
を具備したことを特徴としている。
ちなみに前記容器は、前記蓋部に設けられて該蓋部の開封に供される板状のツイストオフ部を備え、該ツイストオフ部の主面を一列に揃えて複数個の前記容器における各胴部を相互に連結して容器ブロック体を形成したものである。具体的には前記樹脂製の容器は、注射用薬液を収納した透明または半透明のプラスチック製のアンプルからなる。また前記検査台は、前記容器を複数個連結した容器ブロック体を載置して該容器ブロック体を前記容器の連結方向に搬送する搬送機構からなる。
ちなみに前記撮像装置は、分解能の高いモノクロ画像を得るものからなる。そしてこのモノクロ画像を解析する前記画像処理装置は、前記液体中に含まれる気泡を前記高輝度照明光の全反射及び散乱反射による白色領域として捉え、前記液体中に含まれる異物を前記高輝度照明光を吸収した黒色領域として捉えるように構成される。好ましくは前記画像処理装置は、黒色領域近傍の濃度分布の分散、若しくは前記黒色領域近傍の濃度の最小値と最大値との差から前記液体中に含まれる異物の有無を検査するように構成される。
好ましくは前記撮像装置は、前記容器を複数個連結した容器ブロック体の搬送に伴って前記容器を複数回に亘って撮像し、前記画像処理装置は、前記各容器に封入された液体中に含まれる異物の有無をそれぞれ複数回検査するように構成される。更に前記撮像装置は、例えば前記容器ブロック体における隣接した所定数の容器を一括して撮像する撮像視野領域を設定したものからなり、前記容器ブロック体が前記容器の連結ピッチに相当する距離を搬送される毎に前記容器ブロック体を繰り返し撮像するように構成される。
上記構成の異物検査装置によれば、樹脂製の容器をその側部から平行面光源にて透過照明すると共に、上方位置から前記容器を高輝度照明することで、前記容器に封入された液体中の気泡に前記高輝度照明光の全反射及び散乱反射を生じさせる。この状態で前記容器の透過光像を撮像することで、前記容器に封入された液体に含まれる異物を前記透過照明光を遮った、若しくは透過光強度を減少させた輝度の低い黒色領域として捉えると共に、前記液体中に含まれる気泡を前記高輝度照明光の全反射及び散乱反射による輝度の高い白色領域として捉えることが可能となる。この結果、前記液体に含まれる異物と気泡とを区別して検出することが可能となり、異物検査を簡易に、且つ高精度に行うことが可能となる。
特に検査画像中の白色領域を検査対象から除外し、例えば黒色領域近傍の濃度分布の分散、若しくは前記黒色領域近傍の濃度の最小値と最大値との差に着目することにより、前記液体中に含まれる異物の有無を、簡易に、且つ効率良く高精度に検査することが可能となり、その実用的利点が多大である。
本発明の一実施形態に係る異物検査装置の要部概略構成図。 液体中に含まれる気泡および異物の照明光に対する作用を示す図。 液体中に含まれる異物を撮像した検査画像の例と、該検査画像中の所定の検査領域における濃度分布と濃度分散を示す図。 液体中に含まれる気泡を撮像した検査画像の例と、該検査画像中の所定の検査領域における濃度分布と濃度分散を示す図。 容器ブロック体の構成例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る異物検査装置について説明する。
本発明に係る異物検査装置は、所定の液体(例えば注射用の薬液)を封入した樹脂製(プラスチック製)の容器1に封入されている前記液体に混入している異物を検査するものである。ちなみに前記容器1は、例えば図5を参照して説明したように、複数(5個)の容器1の各胴部2を相互に連結して容器ブロック体7を構成したものである。
図1は本発明の一実施形態に係る異物検査装置10の要部概略構成図である。この異物検査装置10は、前記容器ブロック体7を正立状態で載置し、前記容器1の並び方向に搬送して異物検査領域に導く搬送機構(ベルトコンベア)11を検査台として備える。尚、図1は、前記搬送機構11による前記容器ブロック体7の搬送方向を紙面の表裏の方向として示している。
前記搬送機構11における前記容器ブロック体7の異物検査領域の側部には、該異物検査領域に導かれた容器ブロック体7の容器1の全体を、その側方から一様に透過照明する平行面光源12が設けられている。また前記異物検査領域の斜め上方位置には、前記容器ブロック体7の全体を、その上方から高輝度照明する高輝度照明光源13が設けられている。前記平行面光源12は、例えばその表面に白色や乳白色の光拡散板を備え、前記容器ブロック体7の背景面を形成する照明装置からなる。また前記高輝度照明光源13は、前記容器ブロック体7に向けて高輝度照明光を照射する、例えばハロゲンランプや高輝度LEDアレイ等の光源体からなる。前記高輝度照明光源13による高輝度照明光としては、気泡に全反射と散乱反射を生起し、前記平行面光源12による前記容器1の透過光象中における気泡を十分に高輝度化(白色化)し得るだけの輝度を有するように設定される。
そして前記容器ブロック体7を間にして前記平行面光源12に対峙する位置、即ち、前記搬送機構11の反対側の側部には、前記容器ブロック体7を撮像視野領域に捉えて該容器ブロック体7の透過光像を撮像する撮像装置14が設けられている。この撮像装置14は、例えば1画素当たり30μmの分解能を持つ解像度の高いモノクロカメラからなる。そして前記撮像装置14にて前記容器ブロック体7の透過光像を撮像して求められた検査画像は、図示しない画像処理装置に与えられて解析され、前記容器1に封入された液体(薬液)中に含まれる異物の検査が行われるようになっている。この画像処理装置による異物検査は、後述するように、例えば前記検査画像を構成する複数の画素の濃度(輝度)分布の分散や、濃度(輝度)の最小値と最大値との差に着目して実行される。
ここで上述した如く撮像される前記容器ブロック体7の透過光像について説明する。例えば特許文献2等に開示されるように、前記容器ブロック体7を単に透過照明した場合、その照明光は前記容器1に封入された液体中に含まれる気泡や異物によって遮られ、或いは吸収される。従ってその透過光像における前記気泡や異物は、共に前記照明光の強度よりも低くなり、前記検査画像には濃度(輝度)の低い画素領域として現れる。これ故、前記液体中に含まれる気泡や異物を区別して検出することは困難である。
しかしながら本発明に係る異物検査装置10においては、前述したように前記容器ブロック体7の上方位置から該容器ブロック体7を高輝度照明している。すると前記液体中に含まれる気泡は、図2(a)に示すように前記液体との界面において高輝度照明光を全反射及び散乱反射する。これに対して前記液体中に含まれる異物は、専ら、図2(b)に示すように前記高輝度照明光を吸収する。従って前記気泡は、前記容器1の側部から照射される前記透過照明光を遮るものの前記容器1の上方から照射される前記高輝度照明光を全反射及び散乱反射するので、前記透過光像において白点となる。しかし前記異物は前記透過照明光を遮りながら前記高輝度照明光を吸収するだけなので、前記透過光像において黒点となる。
これ故、透過光像を撮像して求められる検査画像において、前記気泡は白色の濃度の濃い(輝度の高い)画素領域として現れ、逆に前記異物は黒色の濃度の薄い(輝度の低い)画素領域として現れる。従って前記検査画像を解析することで、該検査画像における白色の画素領域(例えば白点)または黒色の画素領域(例えば黒点)として、前記液体中に含まれる気泡と異物とをそれぞれ区別して検出することが可能となる。
図3は前記液体中に意図的に直径100μmの異物を混入させたときの該異物を含む検査画像21の一例と、この検査画像21における所定の検査領域22における濃度(輝度)分布23と濃度(輝度)分散24を示している。また図4は前記液体中に含まれる気泡を撮像した検査画像31の一例と、この検査画像31における所定の検査領域32における濃度分布33と濃度分散34を示している。
前記検査画像に対する画像解析は、図3に示すように前記検査画像21に現れる黒点25を含むように、先ず該黒点25を中心とする所定の大きさの検査領域22を設定する。そして当該検査領域22における、例えば前記黒点25を横切る直線を形成する複数の画素の濃度に着目し、その濃度分布23を求める。すると上記濃度分布23に示されるように、前記黒点25の部位においてだけ、その濃度が局部的に濃くなることが確認できた。また前記検査領域22における濃度のバラツキに着目した場合、その濃度は前記濃度分散24に示されるように前記黒点25の背景を形成する略一定の濃度の近傍に集中すると共に、濃度差が小さいことが確認できた。また前記検査領域22における濃度のバラツキを濃度偏差として計算したところ、この例では濃度偏差[3.8]なる結果が求められた。
一方、同様にして図4に示すように前記検査画像31に現れる白色領域35を含むように、前述した検査領域22と同じ大きさの検査領域32を設定する。そして当該検査領域32における前記白色領域35を横切る直線を形成する複数の画素の濃度に着目し、その濃度分布33を求める。するとこの濃度分布33に示されるように前記白色領域35とその近傍領域においてはその濃度が幅広く変化し、濃度差が大きいことが確認できた。また前記検査領域32における濃度のバラツキに着目すると、その濃度は前記濃度分散34に示されるように背景部の濃度を中心として幅広く分散することが確認できた。そして前記検査領域32における濃度のバラツキを濃度偏差として計算したところ、この例では濃度偏差[9.3]なる結果が求められた。
即ち、前記検査画像21においては、液体中に含まれる異物の周囲は、専らその背景部が占める。この為、前記検査領域22内における濃度の全体的なバラツキが小さく、黒点25の部位においてだけ濃度が局部的に変化する。これに対して液体中に含まれる気泡の前記検査領域32内においては、専ら、輝度の高い白色成分と輝度の低い黒色成分とがセットになって現れる。そして前記検査領域32内における濃度の全体的なバラツキが大きくなることが明らかとなった。
前記画像処理装置は、このような検査画像の特徴に着目して該検査画像中における異物候補の周辺に前述した検査領域22,32を設定し、該検査領域22,32内における画素の濃度の分散を計測するものとなっている。そして前記検査領域22,32内における濃度のバラツキを濃度偏差として捉え、この濃度偏差を所定の閾値で弁別することで前記気泡と異物とを区別して検出している。その上で前記画像処理装置は、気泡を異物検出の対象から除外し、異物を含むことが検出された液体を封入した前記容器1を、ひいては該容器1を含む前記容器ブロック体7を排除するものとなっている。
また前記検査画像21は、上述した検査画像の特徴に着目して異物検査を行うことで、前記各照明光が前記容器1を介して回り込むことにより生じた前記透過光像中の濃淡領域を、前記気泡や異物と区別して検出することができる。即ち、前記容器1を介して回り込んだ照明光により輝度(濃度)が変化した領域での濃度分布や濃度分散は、上述した気泡や異物の存在領域と異なる傾向を示す。特に照明光の回り込みが生じた部位においては、その検査領域における輝度が全体的に高くなって前述した背景部と大きく異なり、またその濃度偏差も小さくなる。従って前記容器1の周辺部に照明光が回り込むことにより高輝度領域が生じる場合であっても、その濃度分布や濃度偏差等に着目することで、これを前記気泡や異物と区別して検出することが可能となる。
以上説明したように本発明に係る異物検査装置10は、液体を封入した前記容器1を、その側面から前記平行面光源12を用いて一様に透過照明する共に、前記高輝度照明光源13を用いて前記容器1を上方位置から高輝度照明するように構成される。従ってこのように構成された異物検査装置10によれば、前記液体中に含まれる気泡に全反射及び散乱反射を生じさせることができ、前記容器1の透過光像を撮像した検査画像に基づく異物検査を簡易に、且つ精度良く行うことが可能となる。
しかも従来一般的なこの種の異物検査装置に対して、新たに前記高輝度照明光源13を設けて前記液体中に含まれる気泡に全反射及び散乱反射を生じさせるだけで良いので、その構成が簡単である。更には前記検査画像に対する解析処理の大幅な簡素化と、異物判定アルゴリズムの明確化を図ることができ、異物と気泡との区別を容易化することができる。故に異物に対する検出精度自体も大幅に高めることができ、その実用的利点が多大である。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば前記容器1に対する前記高輝度照明光源13による照明角度や、その照明強度については前記容器1の仕様等に応じて設定すれば良いものである。また前記容器ブロック体7を搬送しながら前記各容器1の透過光像を複数回に亘って撮像し、それらの検査画像に対する異物検査結果を総合判定して異物の有無を検出するように構成することも勿論可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 容器
7 容器ブロック体
10 異物検査装置
11 搬送機構(検査台)
12 平行面光源
13 高輝度照明光源
14 撮像装置

Claims (8)

  1. 有底筒状の胴部、この胴部に肩部を介して連なる頭部、およびこの頭部を密閉する蓋部を備えて前記胴部に液体を密封した樹脂製の容器からなり、該容器に封入された液体中の異物の有無を検査する異物検査装置であって、
    前記容器を載置する検査台と、
    この検査台の側方位置から該検査台に載置された前記容器の全体を一様に透過照明する平行面光源と、
    前記検査台の上方位置から前記容器を高輝度照明して該容器に封入された液体中に含まれる気泡による全反射及び散乱反射を生起する高輝度照明光源と、
    前記容器を間にして前記平行面光源に対峙させて設けられて前記容器の透過光像を撮像して検査画像を得る撮像装置と、
    この撮像装置にて得られた検査画像を解析して前記容器に封入された液体中に含まれる異物の有無を検査する画像処理装置と
    を具備したことを特徴とする異物検査装置。
  2. 前記容器は、前記蓋部に設けられて該蓋部の開封に供される板状のツイストオフ部を備え、該ツイストオフ部の主面を一列に揃えて複数個の前記容器における各胴部を相互に連結して容器ブロック体を形成したものである請求項1に記載の異物検査装置。
  3. 前記検査台は、前記容器を複数個連結した容器ブロック体を載置して該容器ブロック体を前記容器の連結方向に搬送する搬送機構からなる請求項1に記載の異物検査装置。
  4. 前記撮像装置は、分解能の高いモノクロ画像を得るものであって、
    前記画像処理装置は、前記液体中に含まれる気泡を前記高輝度照明光の全反射及び散乱反射による白色領域として捉え、前記液体中に含まれる異物を前記高輝度照明光を吸収した黒色領域として捉えて前記モノクロ画像を解析するものである請求項1に記載の異物検査装置。
  5. 前記画像処理装置は、黒色領域近傍の濃度分布の分散、若しくは前記黒色領域近傍の濃度の最小値と最大値との差から前記液体中に含まれる異物の有無を検査するものである請求項1に記載の異物検査装置。
  6. 前記撮像装置は、前記容器を複数個連結した容器ブロック体の搬送に伴って前記容器を複数回に亘って撮像するものであって、
    前記画像処理装置は、前記各容器に封入された液体中に含まれる異物の有無をそれぞれ複数回検査するものである請求項1に記載の異物検査装置。
  7. 前記撮像装置は、前記容器ブロック体における隣接した所定数の容器を一括して撮像する撮像視野領域を設定したものであって、
    前記容器ブロック体が前記容器の連結ピッチに相当する距離を搬送される毎に前記容器ブロック体を撮像するものである請求項6に記載の異物検査装置。
  8. 前記樹脂製の容器は、注射用薬液を収納した透明または半透明のプラスチック製のアンプルからなる請求項1に記載の異物検査装置。
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