JP2015010420A - 金属製屋根材及びソーラーパネル施工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の長尺金属屋根葺板及び吊子のような構造を採用せずに、金属製屋根材が単独でも葺き上げ施工ができるようにした。【解決手段】板部1の右端部2を上方に折曲して傾斜状下方支持部3を、その上方に右側方に折曲する下方載置部4を、その上方を延設して垂直状支持部5を、その上方を右側方に折曲して上方折曲部6を、その端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部7を、その上方を折曲して湾曲状頂部8を、それを左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部9を、その下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部11を有する嵌挿部10からなる下馳ぜ部aを形成する。また上馳ぜ部bを形成する。【選択図】図12

Description

本発明は、予め屋根材を所定の形状に形成しておくことによって、ラックなしで単独で、且つ馳ぜ締め作業工程もなく葺き上げることができると共に、前記のように葺き上げ施工された屋根材に、太陽電池パネルを嵌着し取付け施工ができる金属製屋根材の分野に関するものである。
従来、長尺金属屋根葺板が実用新案登録第3091185号登録実用新案公報として開示されている。
この登録実用新案公報として開示されている長尺金属屋根葺板は、その構造を長尺金属からなり折曲形成されて長手方向に延びる下馳部5を一端に且つ上馳部20を他端に有し吊子15によって下地上に緊定された前記下馳部上に隣接板1aの上馳部20aを重ね合せて馳締めて順次連結葺設されると共に前記下馳部と前記隣接板の上馳部とにより長手方向に延びる屋根の山部を形成する立葺き用の長尺金属屋根葺板1において、前記吊子を前記下馳部の端部10に折曲形成により一体に付設したものである。
さらに、前記開示の長尺金属屋根葺板は、その解決課題として、吊子15を下馳部5の端部に、この端部を折曲形成して一体に付設したから、従来の部分吊子において必要であった、吊子15を屋根葺板1の下馳部5上に455mm間隔で被せていく作業が不要になった。また、吊子15間の段差が完全に無くなるから、吊子緊定後に再度馳テープを下馳部5に長手方向の全体にわたり貼付する作業が不要となった。
また、吊子15を長手方向の全長にわたり付設したので、上馳部20aを隣接の屋根葺板1の下馳部5上に被せて馳締めたときに、馳部が波打つこともない。併せて、金属屋根葺板自体の強度及び剛性も増加するようにした。
実用新案登録第3091185号登録実用新案公報
前記従来開示の長尺金属屋根葺板は、吊子15と屋根葺板1の下馳部5と上馳部20との組立て時において、前記吊子15の内側面部と外側面部とに、前記下馳部5と上馳部20が夫々重合し密着して緊定がなされていない(図1、3(b)参照)。そのため、前記屋根葺板1同志の接続個所の強度面が決して強いとは云えない。
さらに、従来開示の長尺金属屋根葺板は、図2及び図3(b)の組立て状況からして、太陽電池パネルをも嵌着するような構造をしていない。
しかるに、本発明が解決しようとする課題は、前記した従来開示の長尺金属屋根葺板1及び吊子のような構造を採用せずに、金属製屋根材が単独でも葺き上げ施工ができるようにした。
さらに、本発明が解決しようとする課題は、吊子と金属製屋根材の左右両側端部に形成せしめた下馳ぜ部と上馳ぜ部とを重合し、且つ嵌着せしめるだけで、前記金属製屋根材をしかも馳ぜ締め作業工程をしなくても、耐荷重性、耐衝撃性及び耐吸着性等に優れた利点を発揮できる金属製屋根材を構築できるようにした。
また、本発明が解決しようとする課題は、前記のようにして葺き上げられた金属製屋根材に対し、必要に応じ太陽電池パネルを前記吊子と前記金属製屋根材の左右両端部に形成された下馳ぜ部と上馳ぜ部とを重合嵌着せしめて形成された2個所の太陽電池パネルのパネル嵌挿部に、前記太陽電池パネルの左右両側端部を嵌着併用することができるようにした。
課題を解決するための手段として、請求項1に記載の金属製屋根材は、金属製屋根材Aを構成する板部1の右端部2を上方に折曲して傾斜状下方支持部3を、前記傾斜状下方支持部3の上方に右側方に折曲する下方載置部4を、前記下方載置部4の上方を延設して垂直状支持部5を、前記垂直状支持部5の上方を右側方に折曲して上方折曲部6を、且つ前記上方折曲部6の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部7を、前記右側すくい部7の上方を折曲して湾曲状頂部8を、前記湾曲状頂部8を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部9を、前記傾斜状左側すくい部9の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部11を有する嵌挿部10からなる下馳ぜ部aを形成し、前記板部1の左側方の左端部12を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部13を、前記傾斜状下方支持部13の上方に左側方に折曲する下方載置部14を、前記下方載置部14の上方に垂直状支持部15を、前記垂直状支持部15の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部16を、且つ前記上方折曲部16の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部17を、前記右側被せ部17の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部18を、前記湾曲状頂部18を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部19を、前記傾斜状左側被せ部19の下端部を内側方に折曲して支承部20を、前記支承部20の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部21からなる上馳ぜ部bを形成せしめることを特徴とする金属製屋根材である。
課題を解決するための手段として、請求項2に記載の金属製屋根材は、前記金属製屋根材Aは、前記板部1を水平状に形成し、且つ前記板部1の右側方に前記板部1より高い上段水平部22を形成し、前記板部1の左側方に前記板部1より高い上段水平部22を夫々形成せしめることを特徴とする請求項1に記載の金属製屋根材である。
課題を解決するための手段として、請求項3に記載の金属製屋根材は、前記金属製屋根材Aを前記金属製屋根材Aの前記下馳ぜ部aを下方に、前記上馳ぜ部bを上方にして重ね合せ縦葺き施工時において、前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとの間に、水平状基部23の端部24を上方に折曲して支持脚部25を、前記支持脚部25の上端部26を右側方に折曲する折曲部27を形成し、前記折曲部27の端部を上方に折曲して傾斜状支持部28を、前記垂直状支持部28の上方部に頂部29を、前記頂部29の端部を傾斜状に延設して差込み部30を有する吊子Bを形成し、前記下馳ぜ部aの嵌挿部10の挿入部11に前記吊子Bの差込み部30を差込み、前記吊子Bと前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとを一体にして組立て施工することを特徴とする金属製屋根材である。
課題を解決するための手段として、請求項4に記載の金属製屋根材は、板部1の右端部2を上方に折曲して傾斜状下方支持部3を、前記傾斜状下方支持部3の上方に右側方に折曲する下方載置部4を、前記下方載置部4の上方を延設して垂直状支持部5を、前記垂直状支持部5の上方を右側方に折曲して上方折曲部6を、且つ前記上方折曲部6の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部7を、前記右側すくい部7の上方を折曲して湾曲状頂部8を、前記湾曲状頂部8を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部9を、前記傾斜状左側すくい部9の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部11を有する嵌挿部10からなる下馳ぜ部aを形成し、前記板部1の左側方の左端部12を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部13を、前記傾斜状下方支持部13の上方に左側方に折曲する下方載置部14を、前記下方載置部14の上方に垂直状支持部15を、前記垂直状支持部15の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部16を、且つ前記上方折曲部16の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部17を、前記右側被せ部17の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部18を、前記湾曲状頂部18を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部19を、前記傾斜状左側被せ部19の下端部を内側方に折曲して支承部20を、前記支承部20の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部21からなる上馳ぜ部bを形成せしめる金属屋根材Aと、水平状基部23の端部24を上方に折曲して支持脚部25を、前記支持脚部25の上端部26を右側方に折曲する折曲部27を形成し、前記折曲部27の端部を上方に折曲して傾斜状支持部28を、前記傾斜状支持部28の上方部に頂部29を、前記頂部29の端部を傾斜状に延設して差込み部30を有する吊子Bを形成し、屋根下地材の所定位置に縦葺き状態にして固定する前記吊子Bの左側方に前記金属製屋根材Aの下馳ぜ部aの吊子端部を挿入する挿入部11の嵌挿部10内に、前記吊子Bの差込み部30を嵌挿せしめ前記吊子Bの裏面部と密着重合せしめ、他方前記金属製屋根材Aの左側方に形成する上馳ぜ部bを、前記吊子Bの右側方に重合密着して前記下馳ぜ部aと重合している前記吊子Bの傾斜状支持部28と頂部29と差込み部30の上方より被嵌し、前記下方馳ぜ部aと前記吊子Bと前記上方馳ぜ部bとが重合して形成するソーラーパネルPのソーラーパネル嵌挿部31,32を形成せしめると共に、前記ソーラーパネル嵌挿部31,32に前記ソーラーパネルPの左側端縁部33と右側端縁部34を嵌着施工せしめることを特徴とするソーラーパネル施工法である。
課題を解決するための手段として、請求項5に記載の金属製屋根材は、前記ソーラーパネル嵌挿部31、32は、前記吊子Bと前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとが密着し、且つ嵌合する前記下馳ぜ部aの下方載置部4と前記上馳ぜ部bの押え部21との間に形成される一方のソーラーパネル嵌挿部31と、前記上馳ぜ部bの下方載置部14と上方折曲部16との間に形成される他方のソーラーパネル嵌挿部32とすることを特徴とする請求項4に記載のソーラーパネル施工法である。
課題を解決するための手段として、請求項6に記載の金属製屋根材は、前記ソーラーパネルPは、複数のパネルから構成されており、ソーラースタートパネルPとソーラー中パネルPとソーラーエンドパネルPからなり、前記ソーラースタートパネルPの前方左右両サイドの角部35、36と前記ソーラーエンドパネルPの後方左右両サイドの角部37、38に脚40付き軒先・棟用スペーサー39を嵌着し、且つ前記ソーラースタートパネルPの後方左右両サイドの角部37、38と前記ソーラー中パネルPの前方左右両サイドの角部41、42と、前記ソーラー中パネルPの後方左右両サイドの角部43、44と前記ソーラーエンドパネルPの前方左右両サイドの角部45、46に脚48付き中間ジョイント用スペーサー47を嵌着せしめて前記ソーラースタートパネルPと前記ソーラー中パネルPと前記ソーラーエンドパネルPとを接続せしめることを特徴とする請求項3又は同4又は同5に記載のソーラーパネル施工法である。
課題を解決するための手段として、請求項7に記載の金属製屋根材は、前記脚40付き軒先・棟用スペーサー39と前記脚48付き中間ジョイント用スペーサー47は、前記脚40、48に貫通孔49を夫々形成せしめることを特徴とする請求項3又は同4又は同5又は同6に記載のソーラーパネル施工法である。
請求項1に記載の発明は、金属製屋根材Aを構成する板部1の右端部2を上方に折曲して傾斜状下方支持部3を、前記傾斜状下方支持部3の上方に右側方に折曲する下方載置部4を、前記下方載置部4の上方を延設して垂直状支持部5を、前記垂直状支持部5の上方を右側方に折曲して上方折曲部6を、且つ前記上方折曲部6の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部7を、前記右側すくい部7の上方を折曲して湾曲状頂部8を、前記湾曲状頂部8を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部9を、前記傾斜状左側すくい部9の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部11を有する嵌挿部10からなる下馳ぜ部aを形成し、前記板部1の左側方の左端部12を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部13を、前記傾斜状下方支持部13の上方に左側方に折曲する下方載置部14を、前記下方載置部14の上方に垂直状支持部15を、前記垂直状支持部15の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部16を、且つ前記上方折曲部16の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部17を、前記右側被せ部17の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部18を、前記湾曲状頂部18を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部19を、前記傾斜状左側被せ部19の下端部を内側方に折曲して支承部20を、前記支承部20の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部21からなる上馳ぜ部bを形成せしめる金属製屋根材なので、前記した上馳ぜ部と下馳ぜ部とを密着重合するだけで前記金属製屋根材を馳ぜ締め作業工程をすることなく、葺き上げることができると共に、葺き上げ施工された折版屋根材は、耐荷重性、耐衝撃性及び耐吸着性等にも優れた利点を多数有している。
さらに、本発明の金属製屋根材は、葺き上げ施工が極めて簡単にして、且つ容易に作業が出来るので、工事費の節減にもなる。
また本発明は、ソーラーパネルも必要に応じて前記下馳ぜ部と上馳ぜ部とを被嵌せしめて形成する左右両サイドのソーラーパネル嵌挿部内に、スプリングバック作用を利用して強固に嵌着できる利点を有している。
請求項2に記載の発明の前記金属製屋根材Aは、前記板部1を水平状に形成し、且つ前記板部1の右側方に前記板部1より高い上段水平部22を形成し、前記板部1の左側方に前記板部1より高い上段水平部22を夫々形成せしめる金属製屋根材なので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項3に記載の発明は、前記金属製屋根材Aを前記金属製屋根材Aの前記下馳ぜ部aを下方に、前記上馳ぜ部bを上方にして重ね合せ縦葺き施工時において、前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとの間に、水平状基部23の端部24を上方に折曲して支持脚部25を、前記支持脚部25の上端部26を右側方に折曲する折曲部27を形成し、前記折曲部27の端部を上方に折曲して傾斜状支持部28を、前記垂直状支持部28の上方部に頂部29を、前記頂部29の端部を傾斜状に延設して差込み部30を有する吊子Bを形成し、前記下馳ぜ部aの嵌挿部10の挿入部11に前記吊子Bの差込み部30を差込み、前記吊子Bと前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとを一体にして組立て施工する金属製屋根材なので、前記請求項1に記載の発明と同じ耐荷重性、耐衝撃性及び耐吸着性等に優れた利点を有している。
請求項4に記載の発明は、板部1の右端部2を上方に折曲して傾斜状下方支持部3を、前記傾斜状下方支持部3の上方に右側方に折曲する下方載置部4を、前記下方載置部4の上方を延設して垂直状支持部5を、前記垂直状支持部5の上方を右側方に折曲して上方折曲部6を、且つ前記上方折曲部6の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部7を、前記右側すくい部7の上方を折曲して湾曲状頂部8を、前記湾曲状頂部8を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部9を、前記傾斜状左側すくい部9の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部11を有する嵌挿部10からなる下馳ぜ部aを形成し、前記板部1の左側方の左端部12を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部13を、前記傾斜状下方支持部13の上方に左側方に折曲する下方載置部14を、前記下方載置部14の上方に垂直状支持部15を、前記垂直状支持部15の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部16を、且つ前記上方折曲部16の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部17を、前記右側被せ部17の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部18を、前記湾曲状頂部18を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部19を、前記傾斜状左側被せ部19の下端部を内側方に折曲して支承部20を、前記支承部20の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部21からなる上馳ぜ部bを形成せしめる金属屋根材Aと、水平状基部23の端部24を上方に折曲して支持脚部25を、前記支持脚部25の上端部26を右側方に折曲する折曲部27を形成し、前記折曲部27の端部を上方に折曲して傾斜状支持部28を、前記傾斜状支持部28の上方部に頂部29を、前記頂部29の端部を傾斜状に延設して差込み部30を有する吊子Bを形成し、屋根下地材の所定位置に縦葺き状態にして固定する前記吊子Bの左側方に前記金属製屋根材Aの下馳ぜ部aの吊子端部を挿入する挿入部11の嵌挿部10内に、前記吊子Bの差込み部30を嵌挿せしめ前記吊子Bの裏面部と密着重合せしめ、他方前記金属製屋根材Aの左側方に形成する上馳ぜ部bを、前記吊子Bの右側方に重合密着して前記下馳ぜ部aと重合している前記吊子Bの傾斜状支持部28と頂部29と差込み部30の上方より被嵌し、前記下方馳ぜ部aと前記吊子Bと前記上方馳ぜ部bとが重合して形成するソーラーパネルPのソーラーパネル嵌挿部31,32を形成せしめると共に、前記ソーラーパネル嵌挿部31,32に前記ソーラーパネルPの左側端縁部33と右側端縁部34を嵌着施工せしめるソーラーパネル施工法なので、耐荷重性、耐衝撃性及び耐吸着性等にも優れた利点を有するソーラーパネルを極めて簡単にして、しかも極めて容易に嵌着施工ができる。
請求項5に記載の発明は、前記ソーラーパネル嵌挿部31、32は、前記吊子Bと前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとが密着し、且つ嵌合する前記下馳ぜ部aの下方載置部4と前記上馳ぜ部bの押え部21との間に形成される一方のソーラーパネル嵌挿部31と、前記上馳ぜ部bの下方載置部14と上方折曲部16との間に形成される他方のソーラーパネル嵌挿部32とする請求項4に記載のソーラーパネル施工法なので、前記請求項4に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項6に記載の発明は、前記ソーラーパネルPは、複数のパネルから構成されており、ソーラースタートパネルPとソーラー中パネルPとソーラーエンドパネルPからなり、前記ソーラースタートパネルPの前方左右両サイドの角部35、36と前記ソーラーエンドパネルPの後方左右両サイドの角部37、38に脚40付き軒先・棟用スペーサー39を嵌着し、且つ前記ソーラースタートパネルPの後方左右両サイドの角部37、38と前記ソーラー中パネルPの前方左右両サイドの角部41、42と、前記ソーラー中パネルPの後方左右両サイドの角部43、44と前記ソーラーエンドパネルPの前方左右両サイドの角部45、46に脚48付き中間ジョイント用スペーサー47を嵌着せしめて前記ソーラースタートパネルPと前記ソーラー中パネルPと前記ソーラーエンドパネルPとを接続せしめる請求項3又は同4又は同5に記載のソーラーパネル施工法なので、前記請求項4に記載の発明と同じ効果を有している。
さらに本発明は、ソーラーパネルを極めて容易にして、且つ簡単に嵌着施工することができる利点を有している。
請求項7に記載の発明は、前記脚40付き軒先・棟用スペーサー39と前記脚48付き中間ジョイント用スペーサー47は、前記脚40、48に貫通孔49を夫々形成せしめる請求項3又は同4又は同5又は同6に記載のソーラーパネル施工法なので、ソーラーパネルの接続用電気コード等の作業性に優れている。
さらに、本発明は前記請求項4、5、6に記載の発明と同じ効果を併有している。
本発明金属製屋根材及び施工法における使用状態を示す一部切欠 斜視図である。
同図1の使用状態を示す平面図である。
同図1の使用状態を背面よりみた一部切欠拡大斜視図である。
同金属製屋根材の第一実施例を示す斜視図である。
同図4の金属製屋根材の正面図である。
同図5の金属製屋根材の一部切欠平面図である。
同金属製屋根材の右側端部に形成した下馳ぜ部の一部切欠拡大正面図である。
同金属製屋根材の左端部に形成の上馳ぜ部の一部切欠拡大正面図である。
同吊子の拡大正面図である。
同図9の吊子の斜視図である。
同ソーラーパネル嵌着せしめた金属製屋根材の一部切欠正面図である。
同金属屋根材と吊子とを組立てた状態の一部切欠拡大正面図である。
同図12の金属製屋根材と吊子とを組み立て後ソーラーパネルを嵌着せしめた状態の一部切欠正面図である。
同ソーラーパネルの組立て前の斜視図である。
図14の軒先・棟用スペーサーの拡大斜視図である。
同図14の中間用スペーサーの拡大斜視図である。
本発明の請求項1〜7に記載の発明の実施の形態は共通しているので、一括して以下のとおり説明する。
図において、Aは本発明の金属製屋根材であり、以下の構成からなっている。
本発明の前記金属製屋根材Aは、板部1の右端部2には、本発明の要旨である下馳ぜ部aを形成し、他方前記板部1の左端部12には、本発明の要旨である上馳ぜ部bを夫々形成する。以下両馳ぜ部a、bの実施形態を説明する。
前記金属製屋根材Aの板部1の右端部2を上方に折曲して傾斜状下方支持部3を、前記傾斜状下方支持部3の上方に右側方に折曲する下方載置部4を形成する。そして、前記下方載置部4の上方を延設して垂直状支持部5を、前記垂直状支持部5の上方を右側方に折曲して上方折曲部6を形成する。さらに、前記上方折曲部6の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部7を形成すると共に、前記右側すくい部7の上方を折曲して湾曲状頂部8を、前記湾曲状頂部8を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部9を夫々形成する。さらに、前記傾斜状左側すくい部9の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部11を有する嵌挿部10を形成する。
以上が下馳ぜ部aの構成である。
前記吊子端部の挿入部11の形状は、下方部に形成されている嵌挿部10の幅員より若干狭めた状態で形成されている。
つぎに、前記上馳ぜ部bの実施形態について説明する。
前記板部1の左側方の左端部12を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部13を形成する。そして前記傾斜状下方支持部13の上方に左側方に折曲する下方載置部14を、前記下方載置部14の上方に垂直状支持部15を夫々形成する。
さらに、前記垂直状支持部15の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部16を、且つ前記上方折曲部16の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部17を夫々形成する。さらに、前記右側被せ部17の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部18を形成する。
前記湾曲状頂部18を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部19を、前記傾斜状左側被せ部19の下端部を内側方に折曲して支承部20を夫々形成する。
さらに、前記支承部20の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部21を形成する。
前記右側被せ部17と前記湾曲部18と前記左側被せ部19の形態は、前記下馳ぜ部aの前記右側すくい部7と前記湾曲状頂部8と前記左側すくい部9を被嵌可能な形状にて形成されている。
前記支承部20と前記押え部21の形状は、図8、12、13等に図示されているように、以下に説明するソーラーパネル嵌挿部31内にソーラーパネルPが嵌着した際に、スプリングバック機能が発揮できる形状である。
すなわち、前記ソーラーパネルPの端縁部が前記ソーラーパネル嵌挿部31内に嵌着すると、前記支承部20と前記押え部21の間に形成されている、間隙部によって、前記押え部21が上方に押し上げられるが、前記ソーラーパネルPが確実に嵌挿すると、前記押え部21のスプリングバック機能によって、前記ソーラーパネルPの上面部の全面部が強固に押圧される。従って台風等による耐吸着性等にも極めて優れた効果を発揮できる。
以上が上馳ぜ部bの実施形態である。
前記金属製屋根材Aは、前記板部1を水平状に形成し、且つ前記板部1の右側方には前記板部1より高い上段水平部22を、前記板部1の左側方には前記板部1より高い上段水平部22を夫々形成せしめる。
Bは本発明の構成部材である吊子であり、以下の構成からなっている。
前記吊子Bは、前記金属製屋根材Aを前記金属製屋根材Aの前記下馳ぜ部aを下方に、前記上馳ぜ部bを上方にして重ね合せ縦葺き施工時をする際に使用するものである。その実施形態は以下のとおりである。
水平状基部23の一端部24を上方に垂直状に折曲する支持脚部25を、前記支持脚部25の上端部26を右側方に折曲する折曲部27を夫々形成する。そして、前記折曲部27の端部を上方に折曲して傾斜状支持部28を、前記垂直状支持部28の上方部に頂部29を夫々形成する。
さらに、前記頂部29の端部を傾斜状に延設して差込み部30を形成する。
前記差込み部30は、頂部29より漸次外側に開放状に展開し、先端部より若干上方部を折曲して、垂直状に形成し、差込みが仕易い形状にて形成する。
前記水平状基部23と前記折曲部27とは、稍平行状となっている。
Pはソーラーパネルであり、以下の構成からなっている。
当該ソーラーパネルPは、市販されている京セラ株式会社の「SAMURAI」印の厚みが8mm仕様の製品を使用するのが好適である。そのため、本発明においては、ソーラーパネルPとソーラー中パネルPとソーラーエンドパネルPを下記のように脚40付き軒先・棟用スペーサー39と中間ジョイント用スペーサー47を使用する。
すなわち、図14に図示されているように、前記ソーラースタートパネルPの前方左右両サイドの角部35、36と左右ソーラーエンドパネルPの後方左右両サイドの角部37、38に脚40付き軒先・棟用スペーサー39を嵌着する。さらに前記ソーラースタートパネルPの後方左右両サイドの角部37、38と前記ソーラー中パネルPの前方左右両サイドの角部41、42と、前記ソーラー中パネルPの後方左右両サイドの角部43、44と、前記ソーラーエンドパネルPの前方左右両サイドの角部45、46に、脚48付き中間ジョイント用スペーサー47を嵌着せしめて前記ソーラースタートパネルPと前記ソーラー中パネルPと前記ソーラーエンドパネルPとを接続する(図14)。
33aは前記ソーラースタートパネルPの前方左右両サイドの角部35、36に取着せしめられたアースである。
さらに、前記アース33aはソーラー中パネルPの前方左右両サイドの角部41,42にも取着される。
また、前記アース33aは、ソーラーエンドパネルPの前方左右両サイドの角部45,46にも前記と同様に取着される。
前記軒先・棟用スペーサー39の実施形態は以下のとおりである。
前記スペーサー39は、細長形状の上方板部50の一端部を直角状に折曲して側面板部51を形成し、前記側面板部51の下端部を内側方向に直角状に折曲して下方板部52を形成する。さらに、前記下方板部52の前方端部の一部を突設して突出部54を形成し、前記突出部54の前方端部を直角状に折曲して孔49付き脚40を形成する。
53は前記上方板部50と下方板部52との間に形成された嵌挿部である。
以上の構成が軒先・棟用スペーサー39の実施の一例である。
前記脚48付き中間ジョイント用スペーサー47の実施形態は以下のとおりである。
前記スペーサー47は図16に図示するとおり、細長形状の上方板部55の一端部を直角状に折曲して側面板部57を形成し、前記側面板部57の下端部を内側方向に直角状に折曲して下方板部58を形成する。さらに、前記下方板部58の前方端部の一部を突設して突出部59を形成し、前記突出部59の前方端部を直角状に折曲して孔49付き脚48を形成する。
60は前記上方板部55と下方板部58との間に形成された嵌挿部である。
なお、56は前記上方板部55の左側方部を切欠せしめた切欠部である。
以上の構成が中間ジョイント用スペーサー37の実施の一例である。
Cは、前記本発明の金属製屋根材Aと前記吊子Bとを屋根の下地材等に重合密着し被嵌せしめ葺き上げられた金属製屋根に、前記ソーラーパネルPを嵌着した後、嵌着した前記ソーラーパネルPの下方への滑止め用として被嵌し一体に組立てた前記上下馳ぜ部a、bと吊子Bに、嵌着せしめたソーラーパネルPの滑止め防止用止め具である。
Dは屋根上に縦葺きした本発明金属製屋根材Aに嵌着せしめたソーラーパネルPに接続の配線コード(図示なし)を収納するコードカバーである。
前記コードカバーDは、図1、2、3に図示されているソーラーパネルPの滑止め防止用止め具Cと一体にして、且つ嵌挿させながら、前記ソーラーパネルP中前記ソーラースタートパネルPの前方端部面に装着し使用する。
Eは、縦葺きされた本発明屋根板材Aの軒先に取付け施工された前記軒先より容易に離脱しない構造をした桟鼻である。
つぎに、本発明金属製屋根材Aと吊子BとソーラーパネルPとの施工方法は、以下のとおりである。
屋根下地材の所定個所に、前記吊子Bを所定の間隔おきに設置する。しかる後1枚の前記金属製屋根材Aの下馳ぜ部aを前記吊子Bの左側方に寄せながら密着する。その際、前記吊子Bの差込み口30を前記下馳ぜ部aの嵌挿部10の挿入部11に差込んでやる。
その結果、前記吊子Bと前記金属製屋根材Aの下馳ぜ部aとが図12、13に図示するように、先端部が傾斜状より垂直状に垂下している前記吊子Bの差込み口30が嵌挿すると共に、左すくい部9とすくい部30が重合し、湾曲状頂部8と頂部29が重合し、右側すくい部7と傾斜状折曲部28が重合し、上方折曲部6と折曲部27が重合し、さらに、垂直状支持部5と折曲部27が重合する。
その際、前記吊子Bの差込み口30が、前記下馳ぜ部aの傾斜状左側すくい部9を、前記吊子Bの右側すくい部7の方向に常時引き寄せ状態となっている。そのため吊子Bの上方向への引張り力が阻止される。
上記のように前記吊子Bと前記金属製屋根材Aの下馳ぜ部aとは、嵌合し重合状態となっている。
つぎに、嵌合し、且つ重合状態となっている前記吊子Bと上馳ぜ部bに対し、下馳ぜ部aを嵌合するための施工方法を示すと以下のとおりである。
前記吊子Bに対し嵌合し、且つ重合した下馳ぜ部aの上方より上馳ぜ部bを被嵌すると、図1、2、3、11、12、13のように嵌合し、且つ重合する。
すなわち、前記上馳ぜ部bの傾斜状左側被せ部19が傾斜状左側すくい部9と重合し、且つ嵌挿部10の下方部位に支承部20と押え部21が配置される。
さらに、湾曲状頂部8と湾曲状頂部18と重合し、傾斜状支持部28と右側被せ部17が重合し、折曲部27と上方折曲部16と重合し、支持脚部25と垂直状支持脚部15が重合する。
前記のように、重合する吊子Bと下馳ぜ部aと上馳ぜ部bが嵌合し、且つ重合することによって、押え部21と下方載置部4との間に、ソーラーパネル嵌挿部31が形成される。
他方、下方載置部と上方折曲部16との間にも、ソーラーパネル嵌挿部32が形成される(図12、13)。
前記ソーラーパネルPに対し、前記各スペーサー39、47を嵌着するには以下のとおりである。
図14に図示するように、前記ソーラースタートパネルPの前方左右両サイドの角部35、36と前記ソーラーエンドパネルPの後方左右両サイドの角部37、38に、脚40付き軒先・棟用スペーサー39を嵌着する。さらに前記ソーラースタートパネルPの後方左右両サイドの角部37、38と、前記ソーラー中パネルPの前方左右両サイドの角部41、42と、前記ソーラー中パネルPの後方左右両サイドの角部43、44と前記ソーラーエンドパネルPの前方左右両サイドの角部45、46に脚48付き中間ジョイント用スペーサー47を嵌着せしめる。前記ソーラースタートパネルPと前記ソーラー中パネルPと前記ソーラーエンドパネルPとが接続される。
つぎに、前記ソーラーパネルPを前記金属製屋根材Aに嵌着し施工する手順を説明する。
図14に図示するように、前記スタートパネルPに、スペーサー39,47を嵌挿後、該パネルPを前記ソーラーパネル嵌挿部31,32に嵌合させてやる(図11、13)。
その際、前記パネルPの右サイドに嵌着したスペーサー39、47の下方板部52、58が、下方載置部4に載置し、他方前記パネルPの右サイドに嵌着したスペーサー39、47の上方板部50、55が、前記押え部21によって押圧された状態で前記パネルPが嵌挿し施工される。
さらに、前記パネルPの左サイドに嵌着したスペーサー39、47の下方板部52、58が、下方載置部14に載置し、他方前記パネルPの左サイドに嵌着したスペーサー39、47の上方板部50、55が、前記上方折曲部16に当接した状態で前記パネルPが嵌挿し施工される。
以上が前記ソーラースタートパネルPのソーラーパネル嵌挿部31、32への嵌合施工手順である。
つぎに、前記中パネルPを前記スタートパネルPに接続させる手順は、図14に図示するように、前記スタートパネルPに中間ジョイント用スペーサー47を嵌着する。
しかる後、前記中パネルPを前記ソーラースタートパネルPの嵌合施工手順と同様にして嵌合施工する。
さらに、前記ソーラーエンドパネルPも、前記軒先・棟用スペーサー39を嵌着し、ついで前記ソーラーパネル嵌挿部31、32内に前記ソーラーエンドパネルPを嵌合し、前記ソーラー中パネルPのジョイントスペーサー47にソーラーエンドパネルPを嵌挿させる。
その結果、前記ソーラー中パネルPも前記ソーラーエンドパネルPも、前記スタートパネルPと全く同じく前記ソーラーパネル嵌挿部31、32に嵌着施工したときと同じ状態で嵌着施工される。従ってその具体的説明は上述と同じなので、その説明を省略した。
A 金属製屋根材
B 吊子
C 止め具
D コードカバー
E 桟鼻
P ソーラーパネル
a 下馳ぜ部
b 上馳ぜ部
1 板部
2 右端部
3 傾斜状下方支持部
4 下方載置部
5 垂直状支持部
6 上方折曲部
7 右側すくい部
8 湾曲状頂部
9 傾斜状左すくい部
10 嵌挿部
11 挿入部
12 左端部
13 傾斜状下方支持部
14 下方載置部
15 垂直状支持部
16 上方折曲部
17 右側被せ部
18 湾曲状頂部
19 傾斜状左側被せ部
20 支承部
21 押え部
22 上段水平部
23 水平状基部
24 端部
25 支持脚部
26 上端部
27 折曲部
28 傾斜状支持部
29 頂部
30 差込み部
31 ソーラーパネル嵌挿部
32 ソーラーパネル嵌挿部
33 左側端縁部
33a アース
34 右側端縁部
35 角部
36 角部
37 角部
38 角部
39 軒先・棟用スペーサー
40 脚部
41 角部
42 角部
43 角部
44 角部
45 角部
46 角部
47 中間ジョイント用スペーサー
48 脚
49 貫通孔
50 上方板部
51 側面板部
52 下方板部
53 嵌挿部
54 突出部
課題を解決するための手段として、請求項3に記載の金属製屋根材は、前記金属製屋根材Aを前記金属製屋根材Aの前記下馳ぜ部aを下方に、前記上馳ぜ部bを上方にして重ね合せ縦葺き施工時において、前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとの間に、水平状基部23の端部24を上方に折曲して支持脚部25を、前記支持脚部25の上端部26を右側方に折曲する折曲部27を形成し、前記折曲部27の端部を上方に折曲して傾斜状支持部28を、前記垂直状支持部28の上方部に頂部29を、前記頂部29の端部を傾斜状に延設して差込み部30を有する吊子Bを形成し、前記下馳ぜ部aの嵌挿部10の挿入部11に前記吊子Bの差込み部30を差込み、前記吊子Bと前記下馳ぜ部aと前記上馳ぜ部bとを一体にして組立て施工することを特徴とする請求項1又は同2に記載の金属製屋根材である。
課題を解決するための手段として、請求項6に記載の金属製屋根材は、前記ソーラーパネルPは、複数のパネルから構成されており、ソーラースタートパネルPとソーラー中パネルPとソーラーエンドパネルPからなり、前記ソーラースタートパネルPの前方左右両サイドの角部35、36と前記ソーラーエンドパネルPの後方左右両サイドの角部37、38に脚40付き軒先・棟用スペーサー39を嵌着し、且つ前記ソーラースタートパネルPの後方左右両サイドの角部37、38と前記ソーラー中パネルPの前方左右両サイドの角部41、42と、前記ソーラー中パネルPの後方左右両サイドの角部43、44と前記ソーラーエンドパネルPの前方左右両サイドの角部45、46に脚48付き中間ジョイント用スペーサー47を嵌着せしめて前記ソーラースタートパネルPと前記ソーラー中パネルPと前記ソーラーエンドパネルPとを接続せしめることを特徴とする請求項4又は同5に記載のソーラーパネル施工法である。
課題を解決するための手段として、請求項7に記載の金属製屋根材は、前記脚40付き軒先・棟用スペーサー39と前記脚48付き中間ジョイント用スペーサー47は、前記脚40、48に貫通孔49を夫々形成せしめることを特徴とする請求項4又は同5又は同6に記載のソーラーパネル施工法である。

Claims (7)

  1. 金属製屋根材を構成する板部の右端部を上方に折曲して傾斜状下方支持部を、前記傾斜状下方支持部の上方に右側方に折曲する下方載置部を、前記下方載置部の上方を延設して垂直状支持部を、前記垂直状支持部の上方を右側方に折曲して上方折曲部を、且つ前記上方折曲部の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部を、前記右側すくい部の上方を折曲して湾曲状頂部を、前記湾曲状頂部を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部を、前記傾斜状左側すくい部の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部を有する嵌挿部からなる下馳ぜ部を形成し、前記板部の左側方の左端部を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部を、前記傾斜状下方支持部の上方に左側方に折曲する下方載置部を、前記下方載置部の上方に垂直状支持部を、前記垂直状支持部の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部を、且つ前記上方折曲部の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部を、前記右側被せ部の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部を、前記湾曲状頂部を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部を、前記傾斜状左側被せ部の下端部を内側方に折曲して支承部を、前記支承部の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部からなる上馳ぜ部を形成せしめることを特徴とする金属製屋根材。
  2. 前記金属製屋根材は、前記板部を水平状に形成し、且つ前記板部の右側方に前記板部より高い上段水平部を形成し、前記板部の左側方に前記板部より高い上段水平部を夫々形成せしめることを特徴とする請求項1に記載の金属製屋根材。
  3. 前記金属製屋根材を前記金属製屋根材の前記下馳ぜ部を下方に、前記上馳ぜ部を上方にして重ね合せ縦葺き施工時において、前記下馳ぜ部と前記上馳ぜ部との間に、水平状基部の端部を上方に折曲して支持脚部を、前記支持脚部の上端部を右側方に折曲する折曲部を形成し、前記折曲部の端部を上方に折曲して傾斜状支持部を、前記垂直状支持部の上方部に頂部を、前記頂部の端部を傾斜状に延設して差込み部を有する吊子を形成し、前記下馳ぜ部の嵌挿部の挿入部に前記吊子の差込み部を差込み、前記吊子と前記下馳ぜ部と前記上馳ぜ部とを一体にして組立て施工することを特徴とする金属製屋根材。
  4. 板部の右端部を上方に折曲して傾斜状下方支持部を、前記傾斜状下方支持部の上方に右側方に折曲する下方載置部を、前記下方載置部の上方を延設して垂直状支持部を、前記垂直状支持部の上方を右側方に折曲して上方折曲部を、且つ前記上方折曲部の端部を上方に傾斜状に折曲する右側すくい部を、前記右側すくい部の上方を折曲して湾曲状頂部を、前記湾曲状頂部を左側方に延設折曲する傾斜状左側すくい部を、前記傾斜状左側すくい部の下端部を稍湾曲状に折曲して吊子端部の挿入部を有する嵌挿部からなる下馳ぜ部を形成し、前記板部の左側方の左端部を上方に折曲延設して傾斜状下方支持部を、前記傾斜状下方支持部の上方に左側方に折曲する下方載置部を、前記下方載置部の上方に垂直状支持部を、前記垂直状支持部の上方を右側方に延設折曲して上方折曲部を、且つ前記上方折曲部の端部を上方に傾斜状に折曲する右側被せ部を、前記右側被せ部の上方を湾曲状に折曲して湾曲状頂部を、前記湾曲状頂部を左側方に折曲する傾斜状左側被せ部を、前記傾斜状左側被せ部の下端部を内側方に折曲して支承部を、前記支承部の端部を左側方に湾曲状に折曲し、且つ前記湾曲状に折曲した端部を右側方に折曲して押え部からなる上馳ぜ部を形成せしめる金属屋根材と、水平状基部の端部を上方に折曲して支持脚部を、前記支持脚部の上端部を右側方に折曲する折曲部を形成し、前記折曲部の端部を上方に折曲して傾斜状支持部を、前記傾斜状支持部の上方部に頂部を、前記頂部の端部を傾斜状に延設して差込み部を有する吊子を形成し、屋根下地材の所定位置に縦葺き状態にして固定する前記吊子の左側方に前記金属製屋根材の下馳ぜ部の吊子端部を挿入する挿入部の嵌挿部内に、前記吊子の差込み部を嵌挿せしめ前記吊子の裏面部と密着重合せしめ、他方前記金属製屋根材の左側方に形成する上馳ぜ部を、前記吊子の右側方に重合密着して前記下馳ぜ部と重合している前記吊子の傾斜状支持部と頂部と差込み部の上方より被嵌し、前記下方馳ぜ部と前記吊子と前記上方馳ぜ部とが重合して形成するソーラーパネルのソーラーパネル嵌挿部を形成せしめると共に、前記ソーラーパネル嵌挿部に前記ソーラーパネルの左側端縁部と右側端縁部を嵌着施工せしめることを特徴とするソーラーパネル施工法。
  5. 前記ソーラーパネル嵌挿部は、前記吊子と前記下馳ぜ部と前記上馳ぜ部とが密着し、且つ嵌合する前記下馳ぜ部の下方載置部と前記上馳ぜ部の押え部との間に形成される一方のソーラーパネル嵌挿部と、前記上馳ぜ部の下方載置部と上方折曲部との間に形成される他方のソーラーパネル嵌挿部とすることを特徴とする請求項4に記載のソーラーパネル施工法。
  6. 前記ソーラーパネルは、複数のパネルから構成されており、ソーラースタートパネルとソーラー中パネルとソーラーエンドパネルからなり、前記ソーラースタートパネルの前方左右両サイドの角部と前記ソーラーエンドパネルの後方左右両サイドの角部に脚付き軒先・棟用スペーサーを嵌着し、且つ前記ソーラースタートパネルの後方左右両サイドの角部と前記ソーラー中パネルの前方左右両サイドの角部と、前記ソーラー中パネルの後方左右両サイドの角部と前記ソーラーエンドパネルの前方左右両サイドの角部に脚付き中間ジョイント用スペーサーを嵌着せしめて前記ソーラースタートパネルと前記ソーラー中パネルと前記ソーラーエンドパネルとを接続せしめることを特徴とする請求項3又は同4又は同5に記載のソーラーパネル施工法。
  7. 前記脚付き軒先・棟用スペーサーと前記脚付き中間ジョイント用スペーサーは、前記脚に貫通孔を夫々形成せしめることを特徴とする請求項3又は同4又は同5又は同6に記載のソーラーパネル施工法。

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